JP6441134B2 - インキ判定装置 - Google Patents

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本発明は、印刷機のインキつぼの内部に貯留するインキの種類を判定するインキ判定装置に関する。
証券や銀行券等の有価証券は、偽造防止のため、磁性インキで印刷されており、その磁性インキの磁気を検知することにより、真贋を確認することができるようになっている。このような磁性インキは、外観上、通常のインキと区別できなくなっている。このため、作業者が磁性インキを入れるインキつぼに通常のインキを誤って入れて印刷してしまい、高価な紙等の印刷資材を無駄にしてしまう場合があった。
そこで、例えば、下記特許文献1においては、特殊な磁気検出器をインキ撹拌機の先端に固定してインキつぼの内部のインキに浸漬して、当該インキの磁性を検出することにより、インキつぼの内部に貯留するインキが磁性インキであるか否か検知できるようにしている。
特表2004−507378号公報 実公平02−034035号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載されている発明においては、磁気検出器をインキに浸漬させるようにインキ撹拌機等をインキつぼに必ず取り付けなければならないため、インキ撹拌機等の不要な印刷機であっても、余計な機器を装備しなければならなくなり、設備コストの上昇を招いてしまっている。
また、インキ撹拌機の先端に固定した磁気検出器をインキに直接的に浸漬するため、当該磁気検出器に直接的に接触したインキが固化してしまうと、当該磁気検出器による検出が困難になってしまうことから、当該磁気検出器の洗浄作業を頻繁に行わなければならず、作業者の負担の増加を招いてしまっている。
このようなことから、本発明は、低コスト化及び保守管理の容易化を図ることができるインキ判定装置を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための、本発明に係るインキ判定装置は、印刷機のインキつぼの内部に貯留するインキの種類を判定するインキ判定装置であって、前記インキつぼの内面の、当該インキつぼの内部に貯留するインキと接する位置に設けられて、検出部を当該インキつぼの内部へ向けるように配向された磁気抵抗素子センサと、前記インキつぼの内部に貯留するインキと前記磁気抵抗素子センサとを接触させないように当該インキつぼの内部と当該磁気抵抗素子センサの検出部との間を仕切る非磁性材料からなる仕切部材と、前記磁気抵抗素子センサからの情報に基づいて、前記インキつぼの内部に貯留するインキが磁性インキであるか否か判断する判断手段と、前記判断手段からの情報に基づいて、当該判断手段による判断結果を出力する出力手段とを備えていることを特徴とする。
また、本発明に係るインキ判定装置は、上述したインキ判定装置において、前記インキつぼの内部と連通するように当該インキつぼの分割ブレード及び押え板に形成された空間に前記磁気抵抗素子センサが設けられ、前記インキつぼの内部から前記分割ブレード及び前記押え板の前記空間を遮蔽するように前記仕切部材が当該押え板に取り付けられていることを特徴とする。
また、本発明に係るインキ判定装置は、上述したインキ判定装置において、前記インキつぼの内部と連通するように当該インキつぼの端部分割ブレード及び押え板に形成された空間に前記磁気抵抗素子センサが設けられ、前記インキつぼの内部から前記端部分割ブレード及び前記押え板の前記空間を遮蔽するように前記仕切部材が当該押え板に取り付けられていることを特徴とする。
また、本発明に係るインキ判定装置は、上述したインキ判定装置において、前記インキつぼの内部と連通するように当該インキつぼのインキせきに形成された空間に前記磁気抵抗素子センサが設けられ、前記インキつぼの内部から前記インキせきの前記空間を遮蔽するように前記仕切部材が当該インキせきに取り付けられていることを特徴とする。
本発明に係るインキ判定装置によれば、インキつぼの内面の、当該インキつぼの内部に貯留するインキと接する位置で検出部をインキつぼの内部へ向けることができるように磁気抵抗素子センサを配設し、インキつぼの内部に貯留するインキと磁気抵抗素子センサとを接触させないようにインキつぼの内部と磁気抵抗素子センサの検出部との間を仕切ることから、インキ撹拌機等をインキつぼに備えなくても、インキつぼの内部のインキを判定することができるので、設備コストの上昇を抑えることができると共に、磁気抵抗素子センサとインキとの接触を防止することができるので、磁気抵抗素子センサの洗浄作業の頻度を著しく低減することができ、作業者の負担を軽減することができる。その結果、低コスト化及び保守管理の容易化を図ることができる。
本発明に係るインキ判定装置を利用した印刷機のインキつぼの第一番目の実施形態の概略構成を表す要部平面図である。 図1のII−II線断面矢線視図である。 図1のインキ判定装置の要部の演算制御ブロック図である。 図1のインキ判定装置の作動フロー図である。 本発明に係るインキ判定装置を利用した印刷機のインキつぼの第二番目の実施形態の概略構成を表す要部平面図である。 図5のVI−VI線断面矢線視図である。 本発明に係るインキ判定装置を利用した印刷機のインキつぼの第三番目の実施形態の概略構成を表す要部平面図である。 図7のVIII−VIII線断面矢線視図である。 本発明に係るインキ判定装置を利用した印刷機のインキつぼの第四番目の実施形態の概略構成を表す要部平面図である。 図9の X−X 線断面矢線視図である。
本発明に係るインキ判定装置の実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は図面に基づいて説明する以下の実施形態のみに限定されるものではない。
〈第一番目の実施形態〉
本発明に係るインキ判定装置を利用した印刷機のインキつぼの第一番目の実施形態を図1〜4に基づいて説明する。
図1,2において、11はつぼローラ、12は分割ブレード、13A,13Bは端部分割ブレード、14は位置決め具、15A,15Bはインキせき、16は押え板である。
つぼローラ11は、図示しないフレームに駆動回転可能に支持されている。分割ブレード12は、図示しないブレード台上に前記つぼローラ11の軸方向に沿って隣接して複数配設され、当該つぼローラ11の周面に対して接近離反移動できるように上記ブレード台上に摺動移動可能にそれぞれ支持されている。端部分割ブレード13A,13Bは、前記つぼローラ11の軸方向で前記分割ブレード12を間に挟むように当該つぼローラ11の軸方向両端側に対をなすようにして配設され、当該つぼローラ11の下寄りの周面に当接するように前記ブレード台上にそれぞれ固定支持されている。
位置決め具14は、各前記分割ブレード12に対応するように前記ブレード台上に複数設けられて当該分割ブレード12を前記つぼローラ11の周面に対して接近離反移動させることができるようになっている(例えば、前記特許文献2等に記載の機構参照)。インキせき15A,15Bは、前記端部分割ブレード13A,13B上に対をなすようにしてそれぞれ立設され、前記つぼローラ11と前記ブレード12,13A,13Bとでインキを貯留できる空間を形成するように当該つぼローラ11の端面に当接している。
押え板16は、前記つぼローラ11と前記インキせき15A,15Bとで包囲される空間に接する前記ブレード12,13A,13B及び前記位置決め具14の上面を覆うように配設されて当該空間内に供給されたインキの漏出を防ぐことができるようになっている。
このような前記つぼローラ11、前記分割ブレード12、前記端部分割ブレード13、前記位置決め具14、前記インキせき15A,15B、前記押え板16、前記ブレード台等により、本実施形態においてはインキつぼ10を構成している。
また、前記つぼローラ11の軸方向中央に位置する前記分割ブレード12の当該つぼローラ11寄りには、当該分割ブレード12の上面側と下面側とを連通させるように厚さ方向で貫通する長穴12aが当該分割ブレード12の移動方向に沿って長手方向を向けるようにして形成されている。前記押え板16の、前記分割ブレード12の前記長穴12a上には、穴16aが形成されている。
つまり、前記分割ブレード12の前記長穴12a及び前記押え板16の前記穴16aは、前記つぼローラ11と前記押え板16及び前記ブレード12,13A,13Bと前記インキせき15A,15Bとで形成される空間と連通する空間、すなわち、前記インキつぼ10の内部と連通する空間として、当該インキつぼ10の内面の、当該インキつぼ10の内部に貯留するインキと接する位置に形成されているのである。
そして、前記分割ブレード12の前記長穴12a及び前記押え板16の前記穴16aの内部には、磁気抵抗素子センサ(以下「MRセンサ」という。)19が検出部を前記インキつぼ10の内部へ向けるようにして配設されており、当該MRセンサ19は、前記ブレード台に支持されている。
前記押え板16の前記穴16a上には、前記インキつぼ10の内部と前記MRセンサ19の検出部との間を仕切るプラスチックス等の非磁性材料からなる仕切部材であるカバー17が当該インキつぼ10の内部から当該押え板16の前記穴16a及び前記分割ブレード12の前記長穴12aを遮蔽するように取り付けられている。前記カバー17の内面には、前記MRセンサ19の検出部が当接している。
また、図3において、20は演算制御装置、20aは中央演算処理部(CPU)、20bは読み出し専用記憶部(ROM)、20cは読み書き用記憶部(RAM)、20dはMRセンサ出力記憶用メモリ、20eは磁性インキ判断基準値記憶用メモリ、20fは入出力部(I/O)、20gはインタフェイス部(I/F)である。
前記演算制御装置20の前記入出力部20fには、検出を開始する検出開始スイッチ21と、検出を終了する検出終了スイッチ22と、磁性インキの種類に対応した判断基準値を選択入力する入力器23と、文字や画像等のOK情報やNG情報を発する表示器24と、音や光等のNG情報を発する警報器25とがそれぞれ電気的に接続されると共に、前記MRセンサ19がアナログ/デジタル信号変換器26を介して電気的に接続されている。
また、前記演算制御装置20の前記インタフェイス部20gは、印刷機本体の作動を制御する制御装置30に電気的に接続している。
なお、本実施形態においては、前記演算制御装置20、前記検出開始スイッチ21、前記検出終了スイッチ22、前記入力器23等により、判断手段を構成し、前記表示器24、前記警報器25等により、出力手段を構成し、前記カバー17、前記MRセンサ19、前記判断手段、前記出力手段等により、インキ判定装置を構成している。
このような本実施形態においては、前記インキつぼ10にインキ1を供給して、当該インキつぼ10に供給した磁性インキの種類を入力器23で選択入力すると共に(図4中、S1)、検出開始スイッチ21を「入」にすると(図4中、S2)、前記演算制御装置20は、前記アナログ/デジタル信号変換器26を介して前記MRセンサ19からの情報に基づいてその出力を読み込んで前記メモリ20dに記憶し(図4中、S3)、入力器23で選択入力された磁性インキの種類に対応した判断基準値を前記メモリ20eから読み込み(図4中、S4)、前記MRセンサ19からの出力と磁性インキ判断基準値とを比較し(図4中、S5)、前記MRセンサ19からの出力が磁性インキ判断基準値よりも大きい場合には、前記インキ1が磁性インキである(OK)と判断して、表示器24にOK情報を発する信号を出力する(図4中、S6)。
他方、前記演算制御装置20は、前記MRセンサ19からの出力が磁性インキ判断基準値以下の場合には、前記インキ1が磁性インキではない(NG)と判断して、印刷機本体の作動を停止させるように前記制御装置30に信号を出力し(図4中、S7)、表示器24及び警報器25にNG情報を発する信号を出力する(図4中、S8)。
そして、検出終了スイッチ22を「入」にすることにより(図4中、S9)、判定を終了する。
つまり、本実施形態では、前記インキつぼ10の内部と連通するように当該インキつぼ10の前記分割ブレード12の前記長穴12a及び前記押え板16の前記穴16aに前記MRセンサ19を設けることにより、前記インキつぼ10の内面の、当該インキつぼ10の内部に貯留するインキ1と接する位置で検出部を当該インキつぼ10の内部へ向けることができるように当該MRセンサ19を配設し、前記インキつぼ10の内部から前記分割ブレード12の前記長穴12a及び前記押え板16の前記穴16aを遮蔽するように前記カバー17を当該押え板16に取り付けることにより、前記インキつぼ10の内部に貯留するインキ1と前記MRセンサ19とを接触させないように当該インキつぼ10の内部と当該MRセンサ19の検出部との間を仕切るようにしたのである。
このため、本実施形態においては、前記特許文献1に記載されている発明のようなインキ撹拌機等をインキつぼ10に備えなくても、インキつぼ10の内部のインキ1を判定することができるので、設備コストの上昇を抑えることができると共に、MRセンサ19とインキ1との接触を防止することができるので、MRセンサ19の洗浄作業の頻度を著しく低減することができ、作業者の負担を軽減することができる。
したがって、本実施形態によれば、低コスト化及び保守管理の容易化を図ることができる。
〈第二番目の実施形態〉
本発明に係るインキ判定装置を利用した印刷機のインキつぼの第二番目の実施形態を図5,6に基づいて説明する。ただし、前述した実施形態と同様な部分については、前述した実施形態の説明で用いた符号と同様な符号を用いることにより、前述した実施形態での説明と重複する説明を省略する。
図5,6に示すように、前記つぼローラ11の軸方向一方端側(図5中、右側)に位置する前記端部分割ブレード13Aの上面側には、当該端部分割ブレード13Aの長手方向に沿って長手方向を向けた切欠き溝13Aaが形成されている。前記押え板16の、前記端部分割ブレード13Aの前記切欠き溝13Aa上の前記つぼローラ11寄りには、穴16bが形成されている。
つまり、前記端部分割ブレード13Aの前記切欠き溝13Aa及び前記押え板16の前記穴16bは、前記インキつぼ10の内部と連通する空間として、当該インキつぼ10の内面の、当該インキつぼ10の内部に貯留するインキと接する位置に形成されているのである。
そして、前記端部分割ブレード13Aの前記切欠き溝13Aa及び前記押え板16の前記穴16bの内部には、MRセンサ19が検出部を前記インキつぼ10の内部へ向けるようにして配設されており、当該MRセンサ19は、当該端部分割ブレード13Aに支持されている。
前記押え板16の前記穴16b上には、カバー17が当該インキつぼ10の内部から当該押え板16の前記穴16b及び前記端部分割ブレード13Aの前記切欠き溝13Aaを遮蔽するように取り付けられている。前記カバー17の内面には、前記MRセンサ19の検出部が当接している。
つまり、前述した第一番目の実施形態においては、前記インキつぼ10の内部と連通するように当該インキつぼ10の前記分割ブレード12の前記長穴12a及び前記押え板16の前記穴16aに前記MRセンサ19を設けることにより、前記インキつぼ10の内面の、当該インキつぼ10の内部に貯留するインキ1と接する位置で検出部を当該インキつぼ10の内部へ向けることができるように当該MRセンサ19を配設し、前記インキつぼ10の内部から前記分割ブレード12の前記長穴12a及び前記押え板16の前記穴16aを遮蔽するように前記カバー17を当該押え板16に取り付けることにより、前記インキつぼ10の内部に貯留するインキ1と前記MRセンサ19とを接触させないように当該インキつぼ10の内部と当該MRセンサ19の検出部との間を仕切るようにしたが、本実施形態においては、前記インキつぼ10の内部と連通するように当該インキつぼ10の前記端部分割ブレード13Aの前記切欠き溝13Aa及び前記押え板16の前記穴16bに前記MRセンサ19を設けることにより、前記インキつぼ10の内面の、当該インキつぼ10の内部に貯留するインキ1と接する位置で検出部を当該インキつぼ10の内部へ向けることができるように当該MRセンサ19を配設し、前記インキつぼ10の内部から前記端部分割ブレード13Aの前記切欠き溝13Aa及び前記押え板16の前記穴16bを遮蔽するように前記カバー17を当該押え板16に取り付けることにより、前記インキつぼ10の内部に貯留するインキ1と前記MRセンサ19とを接触させないように当該インキつぼ10の内部と当該MRセンサ19の検出部との間を仕切るようにしたのである。
したがって、本実施形態によれば、前述した第一番目の実施形態の場合と同様に、低コスト化及び保守管理の容易化を図ることができる。
〈第三番目の実施形態〉
本発明に係るインキ判定装置を利用した印刷機のインキつぼの第三番目の実施形態を図7,8に基づいて説明する。ただし、前述した実施形態と同様な部分については、前述した実施形態の説明で用いた符号と同様な符号を用いることにより、前述した実施形態での説明と重複する説明を省略する。
図7,8に示すように、前記つぼローラ11の軸方向一方端側(図7中、右側)に位置する前記インキせき15Aの当該つぼローラ11側の下寄りには、当該インキせき15Aの外側と内側とを連通させるように厚さ方向で貫通する穴15Aaが形成されている。
つまり、前記インキせき15Aの前記穴15Aaは、前記インキつぼ10の内部と連通する空間として、当該インキつぼ10の内面の、当該インキつぼ10の内部に貯留するインキと接する位置に形成されているのである。
そして、前記インキせき15Aの前記穴15Aaの内部には、MRセンサ19が検出部を前記インキつぼ10の内部へ向けるようにして配設されており、当該MRセンサ19は、当該インキせき15Aに支持されている。
前記インキせき15Aの前記穴15Aaには、カバー17が当該インキつぼ10の内部から当該インキせき15Aの前記穴15Aaを遮蔽するように取り付けられている。前記カバー17の内面には、前記MRセンサ19の検出部が当接している。
つまり、前述した第一,二番目の実施形態においては、前記インキつぼ10の内部と連通するように当該インキつぼ10の前記ブレード12,13Aの前記穴12aや前記溝13Aa及び前記押え板16の前記穴16a,16bに前記MRセンサ19を設けることにより、前記インキつぼ10の内面の、当該インキつぼ10の内部に貯留するインキ1と接する位置で検出部を当該インキつぼ10の内部へ向けることができるように当該MRセンサ19を配設し、前記インキつぼ10の内部から前記ブレード12,13Aの前記穴12aや前記溝13Aa及び前記押え板16の前記穴16a,16bを遮蔽するように前記カバー17を当該押え板16に取り付けることにより、前記インキつぼ10の内部に貯留するインキ1と前記MRセンサ19とを接触させないように当該インキつぼ10の内部と当該MRセンサ19の検出部との間を仕切るようにしたが、本実施形態においては、前記インキつぼ10の内部と連通するように当該インキつぼ10の前記インキせき15Aの前記穴15Aaに前記MRセンサ19を設けることにより、前記インキつぼ10の内面の、当該インキつぼ10の内部に貯留するインキ1と接する位置で検出部を当該インキつぼ10の内部へ向けることができるように当該MRセンサ19を配設し、前記インキつぼ10の内部から前記インキせき15Aの前記穴15Aaを遮蔽するように前記カバー17を当該インキせき15Aに取り付けることにより、前記インキつぼ10の内部に貯留するインキ1と前記MRセンサ19とを接触させないように当該インキつぼ10の内部と当該MRセンサ19の検出部との間を仕切るようにしたのである。
したがって、本実施形態によれば、前述した第一,二番目の実施形態の場合と同様に、低コスト化及び保守管理の容易化を図ることができる。
〈第四番目の実施形態〉
本発明に係るインキ判定装置を利用した印刷機のインキつぼの第四番目の実施形態を図9,10に基づいて説明する。ただし、前述した実施形態と同様な部分については、前述した実施形態の説明で用いた符号と同様な符号を用いることにより、前述した実施形態での説明と重複する説明を省略する。
図9,10に示すように、前記つぼローラ11の軸方向一方端側(図9中、右側)に位置する前記インキせき15Aの内面の当該つぼローラ11側には、上下方向に沿って長手方向を向けた切欠き溝15Abが形成されている。
つまり、前記インキせき15Aの前記切欠き溝15Abは、前記インキつぼ10の内部と連通する空間として、当該インキつぼ10の内面の、当該インキつぼ10の内部に貯留するインキと接する位置に形成されているのである。
そして、前記インキせき15Aの前記切欠き溝15Abの内部の下方には、MRセンサ19が検出部を前記インキつぼ10の内部へ向けるようにして配設されており、当該MRセンサ19は、当該インキせき15Aに支持されている。
前記インキせき15Aの前記切欠き溝15Ab上には、カバー17が当該インキつぼ10の内部から当該インキせき15Aの当該切欠き溝15Abを遮蔽するように取り付けられている。前記カバー17の内面には、前記MRセンサ19の検出部が当接している。
つまり、前述した第三番目の実施形態においては、前記インキつぼ10の内部と連通するように当該インキつぼ10の前記インキせき15Aの前記穴15Aaに前記MRセンサ19を設けることにより、前記インキつぼ10の内面の、当該インキつぼ10の内部に貯留するインキ1と接する位置で検出部を当該インキつぼ10の内部へ向けることができるように当該MRセンサ19を配設し、前記インキつぼ10の内部から前記インキせき15Aの前記穴15Aaを遮蔽するように前記カバー17を当該インキせき15Aに取り付けることにより、前記インキつぼ10の内部に貯留するインキ1と前記MRセンサ19とを接触させないように当該インキつぼ10の内部と当該MRセンサ19の検出部との間を仕切るようにしたが、本実施形態においては、前記インキつぼ10の内部と連通するように当該インキつぼ10の前記インキせき15Aの前記切欠き溝15Abの下方に前記MRセンサ19を設けることにより、前記インキつぼ10の内面の、当該インキつぼ10の内部に貯留するインキ1と接する位置で検出部を当該インキつぼ10の内部へ向けることができるように当該MRセンサ19を配設し、前記インキつぼ10の内部から前記インキせき15Aの前記切欠き溝15Abを遮蔽するように前記カバー17を当該インキせき15Aに取り付けることにより、前記インキつぼ10の内部に貯留するインキ1と前記MRセンサ19とを接触させないように当該インキつぼ10の内部と当該MRセンサ19の検出部との間を仕切るようにしたのである。
したがって、本実施形態によれば、前述した第一〜三番目の実施形態の場合と同様に、低コスト化及び保守管理の容易化を図ることができる。
〈他の実施形態〉
なお、前述した第一番目の実施形態においては、前記分割ブレード12に前記長穴12aを形成すると共に、前記押え板16の、前記分割ブレード12の前記長穴12a上に前記穴16aを形成し、当該分割ブレード12の当該長穴12a及び当該押え板16の当該穴16aの内部にMRセンサ19を配設して前記カバー17を取り付けるようにしたが、他の実施形態として、前記分割ブレード12に代えて、例えば、前記端部分割ブレード13A,13Bの前記つぼローラ11寄りに、当該端部分割ブレード13A,13Bの上面側と下面側とを連通させるように厚さ方向で貫通する穴を形成すると共に、前記押え板16の、当該端部分割ブレード13A,13Bの前記穴上に穴を形成し、当該端部分割ブレード13A,13Bの穴及び前記押え板16の前記穴の内部にMRセンサ19を配設して前記カバー17を取り付けるようにすることも可能である。
また、前述した第二〜四番目の実施形態においては、前記つぼローラ11の軸方向一方端側に位置する前記端部分割ブレード13Aや前記インキせき15Aに前記切欠き溝13Aa,15Abや前記穴15Aaを形成し、当該端部分割ブレード13Aの上記切欠き溝13Aaや当該インキせき15Aの上記穴15Aaや上記切欠き溝15Abの内部に前記MRセンサ19を配設して前記カバー17を取り付けるようにしたが、他の実施形態として、例えば、前記つぼローラ11の軸方向他方端側に位置する前記端部分割ブレード13Bや前記インキせき15Bに切欠き溝や穴を形成し、当該端部分割ブレード13Bの上記切欠き溝や当該インキせき15Bの上記穴や上記切欠き溝の内部に前記MRセンサ19を配設して前記カバー17を取り付けるようにすることも可能である。
本発明に係るインキ判定装置は、低コスト化及び保守管理の容易化を図ることができるので、印刷産業等において、極めて有益に利用することができる。
1 インキ
10 インキつぼ
11 つぼローラ
12 分割ブレード
12a 長穴
13A,13B 端部分割ブレード
13Aa 切欠き溝
14 位置決め具
15A,15B インキせき
15Aa 穴
15Ab 切欠き溝
16 押え板
16a,16b 穴
17カバー
19 磁気抵抗素子センサ(MRセンサ)
20 演算制御装置
20a 中央演算処理部(CPU)
20b 読み出し専用記憶部(ROM)
20c 読み書き用記憶部(RAM)
20d MRセンサ出力記憶用メモリ
20e 磁性インキ判断基準値記憶用メモリ
20f 入出力部(I/O)
20g インタフェイス部(I/F)
21 検出開始スイッチ
22 検出終了スイッチ
23 入力器
24 表示器
25 警報器
26 アナログ/デジタル信号変換器(A/D)
30 制御装置

Claims (4)

  1. 印刷機のインキつぼの内部に貯留するインキの種類を判定するインキ判定装置であって、
    前記インキつぼの内面の、当該インキつぼの内部に貯留するインキと接する位置に設けられて、検出部を当該インキつぼの内部へ向けるように配向された磁気抵抗素子センサと、
    前記インキつぼの内部に貯留するインキと前記磁気抵抗素子センサとを接触させないように当該インキつぼの内部と当該磁気抵抗素子センサの検出部との間を仕切る非磁性材料からなる仕切部材と、
    前記磁気抵抗素子センサからの情報に基づいて、前記インキつぼの内部に貯留するインキが磁性インキであるか否か判断する判断手段と、
    前記判断手段からの情報に基づいて、当該判断手段による判断結果を出力する出力手段と
    を備えていることを特徴とするインキ判定装置。
  2. 請求項1に記載のインキ判定装置において、
    前記インキつぼの内部と連通するように当該インキつぼの分割ブレード及び押え板に形成された空間に前記磁気抵抗素子センサが設けられ、
    前記インキつぼの内部から前記分割ブレード及び前記押え板の前記空間を遮蔽するように前記仕切部材が当該押え板に取り付けられている
    ことを特徴とするインキ判定装置。
  3. 請求項1に記載のインキ判定装置において、
    前記インキつぼの内部と連通するように当該インキつぼの端部分割ブレード及び押え板に形成された空間に前記磁気抵抗素子センサが設けられ、
    前記インキつぼの内部から前記端部分割ブレード及び前記押え板の前記空間を遮蔽するように前記仕切部材が当該押え板に取り付けられている
    ことを特徴とするインキ判定装置。
  4. 請求項1に記載のインキ判定装置において、
    前記インキつぼの内部と連通するように当該インキつぼのインキせきに形成された空間に前記磁気抵抗素子センサが設けられ、
    前記インキつぼの内部から前記インキせきの前記空間を遮蔽するように前記仕切部材が当該インキせきに取り付けられている
    ことを特徴とするインキ判定装置。
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