JP6440054B2 - 光学素子作製方法及び光学素子、並びに、色調整プログラム及び色調整装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態における色調整プログラムを実行するための色調整装置1の概略図を示す。色調整プログラムは、被検者300が使用するモニタ等の画面の色を、被検者300の色覚特性に応じて調整するためのプログラムである。図1に示すように、色調整装置1は、表示装置100及びコントローラ200を備える。
次に、色調整装置1を用いた色調整方法について詳細に説明する。
図4は、処理ステップS100の詳細を示すフローチャートである。処理ステップS100では、光過敏症(又は、アーレンシンドローム)を有する被検者300の色覚が検査される。アーレンシンドロームは、青色の光に対するS錐体細胞の感度が異常に高いことが原因と考えられている。そのため、処理ステップS100では、被検者300の青色の光に対する色覚、及び、青色の光に対する色覚と青以外の色の光に対する色覚の差(又は比)が検査される。なお、被検者300がアーレンシンドロームを有していない場合は、後述するように処理ステップS100は省略されてもよい。
処理ステップS101では、2つの比較画像10A及び10Bが表示装置100に表示される。各比較画像10A及び10Bは互いに異なる色を有している。図5は、表示装置100に表示される比較画像10A及び10Bの一例を示す図である。この例では、矩形状の比較画像10B内に、円形状の比較画像10Aが表示される。なお、比較画像10A及び10Bは、2つの画像を同時に視認できるように近接して表示されていればよく、その大きさや形状は、図5に示す例に限定されない。例えば、比較画像10Aは、円形状ではなく、数字やアルファベット等の文字を表してもよい。或いは、比較画像10A及び10Bは何れも矩形状を有しており、並んで表示されていてもよい。
処理ステップS102では、処理ステップS101で表示された比較画像10A及び10Bを用いて、被検者300にとって最適な青色成分の大きさが検査される。詳しくは、被検者300が表示装置100に表示されている比較画像10A及び10Bを見ている状態で、検査員は、比較画像10Aの青色成分B1と比較画像10Bの青色成分B1を、等しい大きさに維持したまま変更する。この時、比較画像10Aの赤色成分R1及び比較画像10Bの緑色成分G1は、例えば、設定可能な値の約中央の値(8ビットの場合、128付近)に固定されている。そして、被検者300が比較画像10Aと比較画像10Bの色の違いを最も明瞭に認識(視認)可能な青色成分Bmが測定される。
処理ステップS103では、比較画像10A及び10Bを用いて、被検者300にとって最適な青色成分と赤色成分及び緑色成分との比Fが検査される。詳しくは、被検者300が表示装置100に表示されている比較画像10A及び10Bを見ている状態で、検査員は、比較画像10Aの赤色成分R1の大きさと比較画像10Bの緑色成分G1の大きさを、略同じ値を維持したまま変更する。この時、比較画像10A及び比較画像10Bの青色成分B1は、測定値Bmに固定されている。また、比較画像10Aの赤色成分R1の大きさと比較画像10Bの緑色成分G1の大きさは、厳密に同じ値である必要はない。
(式1)
Id=(Rc+Gc)/2
F=Id/Bm
ここで、測定値Idは、赤色成分の大きさRcと緑色成分の大きさGcの平均値である。なお、本処理ステップS103において、RcとGcは略同じ値に維持されているため、RcとGcの何れか一方を測定値Idとしてもよい。
次に、処理ステップS200について詳細に説明する。図6は、処理ステップS200の詳細を示すフローチャートである。処理ステップS200では、被検者300の赤色と緑色の光に対する色覚が検査される。
処理ステップS201では、2つの検査画像20A及び20Bが表示装置100に表示される。図7は、表示装置100に表示される検査画像20A及び20Bの一例を示す図である。この例では、矩形状の検査画像20B内に、円環状の検査画像20Aが表示される。なお、検査画像20A及び20Bは、2つの画像を同時に視認できるように近接して表示されていればよく、その大きさや形状は、図7に示す例に限定されない。例えば、検査画像20Aは、円環状ではなく、数字やアルファベット等の文字を表してもよい。或いは、検査画像20A及び20Bは何れも矩形状を有しており、並んで表示されてもよい。
処理ステップS202では、処理ステップS201で表示された検査画像20A、20Bを用いて、被検者300の赤色の光に対する色覚が検査される。詳しくは、被検者300が表示装置100に表示されている検査画像20A及び20Bを見ている状態で、検査員は、検査画像20Aの赤色成分Rvの大きさを変更する。なお、検査画像20Aの赤色成分Rvの初期値は、R2に設定されている。そのため、検査員が赤色成分Rvの大きさを変える前は、検査画像20Aと検査画像20Bは同一の色を有している。そして、被検者300が検査画像20Aと検査画像20Bの色の違いを識別可能となる検査画像20Aの赤色成分Rvの大きさRs1が測定される。次いで、差分ΔRが、次の式2に基づいて計算されて所定の記録領域に記録される。
(式2)
ΔR=|R2−Rs1|
処理ステップS203では、2つの検査画像20C及び20Dが表示装置100に表示される。図9は、表示装置100に表示される検査画像20C及び20Dの一例を示す図である。この例では、矩形状の検査画像20D内に、円環状の検査画像20Cが表示される。なお、検査画像20C及び20Dは、2つの画像を同時に視認できるように近接して表示されていればよく、その大きさや形状は、図9に示す例に限定されない。例えば、検査画像20Cは、円環状ではなく、数字やアルファベット等の文字を表してもよい。或いは、検査画像20C及び20Dは何れも矩形状を有しており、並んで表示されてもよい。
処理ステップS204では、処理ステップS203で表示された検査画像20C、20Dを用いて、被検者300の緑色の光に対する色覚が検査される。詳しくは、被検者300が表示装置100に表示されている検査画像20C及び20Dを見ている状態で、検査員は、検査画像20Cの緑色成分Gvの大きさを変更する。なお、検査画像20Cの緑色成分Gvの初期値は、G2に設定されている。そのため、検査員が緑色成分Gvの大きさを変える前は、検査画像20Cと検査画像20Dは同一の色を有している。そして、被検者300が検査画像20Cと検査画像20Dの色の違いを識別可能となる検査画像20Cの緑色成分Gvの大きさGs1が測定される。次いで、差分ΔGが、次の式3に基づいて計算されて所定の記録領域に記録される。
(式3)
ΔG=|G2−Gs1|
処理ステップS205では、差分ΔR及び差分ΔGに基づいて、測定値Rm、Gmが計算される。詳しくは、測定値Rm及び測定値Gmは、次の式4によって計算される。
(式4)
Rm=ΔR/max(ΔR,ΔG)
Gm=ΔG/max(ΔR,ΔG)
ここで、「max(ΔR,ΔG)」は、ΔRとΔGのうち、大きい方の値を意味する。計算された測定値Rm、Gmは所定の記録領域に記録される。
(式4A)
Rm=C0×ΔR
Gm=C0×ΔG
ここで、C0は定数であり、被検者300の好みに応じて適宜変更可能である。
次に、処理ステップS300について詳細に説明する。処理ステップS300では、処理ステップS100で測定された測定値Bm、最大値Bmax及び比Fと、処理ステップS200で測定された測定値Rm、Gmに基づいて、被検者300が使用するモニタの色が調整される。このモニタは、色調整装置1の表示装置100であってもよく、被検者300が使用するパソコン、携帯端末、テレビ等のモニタや、被検者300が使用するプロジェクタであってもよい。以下では、モニタが色調整装置1の表示装置100である場合について説明する。
(式5)
Ra=Rd×F×Rm
Ga=Gd×F×Gm
Ba=Bd×Bm/Bmax
Rd、Gd、Bdはそれぞれ、色調整前の表示装置100のRGB画像信号のレベルである。
上述の実施形態では、処理ステップS100及び処理ステップS200において、色調整処理に使用されるパラメータ(測定値Bm、比F、測定値Rm、測定値Gm)が取得されるが、本実施形態の処理はこれに限定されない。
(式6)
Ra=C1×Rd×Rm
Ga=C1×Gd×Gm
Ba=C2×Bd
ここで、C1及びC2は定数であり、被検者300の好みに応じて適宜変更可能である。例えば、C1及びC2は何れも1であってもよい。或いは、もし、被検者300が表示装置に表示される画像を眩しいと感じた場合は、C2が1より小さく設定されてもよい。
(式6A)
Ra=C1×Rd×Rm/Gm
Ga=C1×Gd
Ba=C2×Bd
また、色調整後のRGB画像信号のレベルRa、Ga、Baはそれぞれ、次の式6Bに基づいて計算されてもよい。
(式6B)
Ra=C1×Rd
Ga=C1×Gd×Gm/Rm
Ba=C2×Bd
測定値Rmと測定値Gmは、それぞれ被検者300の赤色の光に対する感度及び緑色の光に対する感度に応じて変化する。式6A又は式6Bでは、測定値Rmと測定値Gmの比が、R画像信号の信号レベルRdとG画像信号の信号レベルGdの何れか一方に乗ぜられている。これにより、被検者300の赤色の光に対する感度と緑色の光に対する感度の違いに基づいて、画像の色が調整される。なお、C1及びC2は何れも1であってもよい。そのため、C1とC2の両方が1である場合、式6Aでは、R画像信号の信号レベルのみが調整され、式6Bでは、G画像信号の信号レベルのみが調整される。
(式7)
Ra=C3×Rd×Rm
Ga=C3×Gd×Gm
Ba=Bd×Bm/Bmax
ここで、C3は定数であり、被検者300の好みに応じて適宜変更可能である。
(式8)
Ra=Rd×F
Ga=Gd×F
Ba=Bd×Bm/Bmax
上述の実施形態では、処理ステップS200で測定値Rm及びGmが求められる。しかし、本実施形態の測定値Rm及びGmの求め方は、この方法に限定されない。
図11は、本実施形態の変形例1において、測定値Rm及びGmを求めるための処理ステップS400を示すフローチャートである。処理ステップS400は、図3に示す処理ステップS200の代わりに実行される。
処理ステップS401では、2つの検査画像セット30A及び30Bが、同時に又は一つずつ表示装置に表示される。図12は、検査画像セット30Aを示す図である。図13は、検査画像セット30Bを示す図である。
処理ステップS402では、処理ステップS401で表示された検査画像セット30A及び30Bを用いて、被検者300の色覚が検査される。詳しくは、被検者300は、検査画像セット30A及び30Bを見て、どちらの検査画像セットの方が、各画像セットに含まれる2つの画像の差異を識別し易いかを選択する。被検者300が検査画像セット30A及び30Bの一方を選択すると、その選択内容を示す情報が所定の記録領域に記録される。
処理ステップS403では、処理ステップS201と同じ処理が実行される。すなわち、処理ステップS403では、2つの検査画像20A及び20Bが表示装置100に表示される。検査画像20Aの色成分は(Rv、G2、B2)、検査画像20Bの色成分は(R2、G2、B2)である。
処理ステップS404は、赤色成分Rvと赤色成分R2及び緑色成分G2の変更される範囲が異なること以外は、処理ステップS202と同じである。処理ステップS404で変更される赤色成分Rvと赤色成分R2及び緑色成分G2の範囲は、処理ステップS402における被検者300の選択内容によって異なる。
処理ステップS405では、処理ステップS203と同じ処理が実行される。すなわち、処理ステップS405では、2つの検査画像20C、20Dが表示装置100に表示される。検査画像20Cの色成分は(R2、Gv、B2)、検査画像20Dの色成分は(R2、G2、B2)である。
処理ステップS406は、緑色成分Gvと赤色成分R2及び緑色成分G2の変更される範囲が異なること以外は、処理ステップS204と同じである。処理ステップS406で変更される緑色成分Gvと赤色成分R2及び緑色成分G2の範囲は、処理ステップS402における被検者300の選択内容によって異なる。
処理ステップS407では、処理ステップS205と同じ処理が実行される。すなわち、処理ステップS407では、式4に基づいて、測定値Rm、Gmが計算されて、記録される。
また、本実施形態における測定値Rm及びGmの求め方は、処理ステップS200や処理ステップS400に記載の方法に限定されない。
処理ステップS501では、検査画像セット40が表示装置100に表示される。図15は、検査画像セット40を示す図である。図15に示すように、検査画像セット40は、8つの検査画像40A〜40Hを含んでいる。各検査画像40A〜40Hの色成分を次の表3に示す。
処理ステップS502では、処理ステップS501で表示された検査画像セット40を用いて、被検者300の色覚が検査される。詳しくは、被検者300が表示装置100に表示されている検査画像セット40を見ている状態で、検査員は、検査画像40A〜40Hの赤色成分R4及び緑色成分G4の大きさを個別に変更する。そして、被検者300が8つの検査画像40A〜40Hの色の違いを最も明瞭に認識できる赤色成分Rs2及び緑色成分Gs2が測定される。
処理ステップS503では、赤色成分Rs2及び緑色成分Gs2に基づいて、測定値Rm、Gmが計算される。詳しくは、測定値Rm及び測定値Gmは、次の式9によって計算される。
(式9)
Rm=Rs2/max(Rs2,Gs2)
Gm=Gs2/max(Rs2,Gs2)
計算された測定値Rm、Gmは所定の記録領域に記録される。
処理ステップS502Aでは、被検者300が表示装置100に表示されている検査画像セット40を見ている状態で、検査員は、検査画像40A〜40Hの緑色成分G4を固定したまま、赤色成分R4のみを変更する。この時、緑色成分G4は、処理ステップS103で測定された測定値Gcに固定されている。なお、処理ステップS103を実行せずに処理ステップS502Aを実行する場合、緑色成分G4は、例えば、設定可能な最大値(8ビットの場合、255)に設定される。そして、被検者300が8つの検査画像40A〜40Hの色の違いを最も明瞭に認識できる赤色成分Rs2が測定される。
処理ステップS502Bでは、被検者300が表示装置100に表示されている検査画像セット40を見ている状態で、検査員は、検査画像40A〜40Hの赤色成分R4を固定したまま、緑色成分G4のみを変更する。この時、赤色成分R4は、処理ステップS103で測定された測定値Rcに固定される。なお、処理ステップS103を実行せずに処理ステップS502Bを実行する場合、赤色成分R4は、例えば、設定可能な最大値(8ビットの場合、255)に設定される。そして、被検者300が8つの検査画像40A〜40Hの色の違いを最も明瞭に認識できる緑色成分Gs2が測定される。
上述の実施形態の処理ステップS300では、モニタの画像信号のレベルが調整されるが、本実施形態の処理ステップS300は、この処理に限定されない。例えば、処理ステップS300では、各パラメータ(測定値Bm、比F、測定値Rm、測定値Gm)を用いて、被検者300の色覚を矯正する光学素子が作製されてもよい。光学素子は、例えば、眼鏡又はコンタクトレンズのように被検者300の目に装着されて使用される。
(式10)
TR:TG:TB=F×Rm:F×Gm:Bm/Bmax
ここで、TRは、波長700nm付近における透過率である。TGは、波長546.1nm付近における透過率である。TBは、波長435.8nm付近における透過率である。
Claims (36)
- 第1色成分のスペクトル強度、該第1色成分の波長帯域よりも短い波長帯域の第2色成分のスペクトル強度、該第2色成分の波長帯域よりも短い波長帯域の第3色成分のスペクトル強度を個別に変更可能な複数の検査画像を取得する工程と、
前記複数の検査画像のうち少なくとも第1検査画像について、前記第3色成分のスペクトル強度を変化させずに、前記第1色成分のスペクトル強度を変化させる工程と、
前記複数の検査画像のうち少なくとも前記第1検査画像とは異なる第2検査画像について、前記第3色成分のスペクトル強度を変化させずに、前記第2色成分のスペクトル強度を変化させる工程と、
被検者が前記第1及び第2検査画像を見たときに、所定の検査条件を満たす前記第1色成分のスペクトル強度Rsと前記第2色成分のスペクトル強度Gsを取得する工程と、
前記スペクトル強度Rs及び前記スペクトル強度Gsに基づいて、透過する光のうち前記第1色成分の光強度及び前記第2色成分の光強度を調整する光学要素を備える光学素子を作製する工程と、
を含む、
光学素子作製方法。 - 前記複数の検査画像は、
前記第2色成分のスペクトル強度及び前記第3色成分のスペクトル強度が、それぞれ前記第1検査画像の該第2色成分のスペクトル強度及び該第3色成分のスペクトル強度と同じである第3検査画像と、
前記第1色成分のスペクトル強度及び前記第3色成分のスペクトル強度が、それぞれ前記第2検査画像の該第1色成分のスペクトル強度及び該第3色成分のスペクトル強度と同じである第4検査画像と、を含み、
前記所定の検査条件は、
前記第1検査画像の前記第1色成分のスペクトル強度を、前記第3検査画像の該第1色成分のスペクトル強度と同じスペクトル強度を持っている状態から変化させた場合に、前記被検者が該第1検査画像の色と該第3検査画像の色の差異を識別不可能な状態から識別可能な状態に変わる条件と、
前記第2検査画像の前記第2色成分のスペクトル強度を、前記第4検査画像の該第2色成分のスペクトル強度と同じスペクトル強度を持っている状態から変化させた場合に、前記被検者が該第2検査画像の色と該第4検査画像の色の差異を識別不可能な状態から識別可能な状態に変わる条件と、を含む、
請求項1に記載の光学素子作製方法。 - 前記光学要素は、
透過する光のうち前記第1色成分の波長帯域の光強度を、前記所定の検査条件を満たす前記第1検査画像の前記第1色成分のスペクトル強度の変化量の所定倍に調整し、
透過する光のうち前記第2色成分の波長帯域の光強度を、前記所定の検査条件を満たす前記第2検査画像の前記第2色成分のスペクトル強度の変化量の前記所定倍に調整する、
請求項2に記載の光学素子作製方法。 - 前記所定の検査条件は、
前記複数の検査画像の前記第1色成分のスペクトル強度を同じ割合で変化させると共に、該複数の検査画像の前記第2色成分のスペクトル強度を同じ割合で変化させた場合に、該複数の検査画像の色の差異について最も高い視認性を与える条件である、
請求項1に記載の光学素子作製方法。 - 前記光学要素は、
透過する光のうち前記第1色成分の波長帯域の光強度を、前記所定の検査条件を満たす前記第1検査画像の前記第1色成分のスペクトル強度の所定倍に調整し、
透過する光のうち前記第2色成分の波長帯域の光強度を、前記所定の検査条件を満たす記第2検査画像の前記第2色成分のスペクトル強度の前記所定倍に調整する、
請求項4に記載の光学素子作製方法。 - 互いに異なる色を有し、互いの前記第3色成分のスペクトル強度が略同じである第1比較画像及び第2比較画像を取得する工程と、
前記第1比較画像の前記第3色成分のスペクトル強度と、前記第2比較画像の前記第3色成分のスペクトル強度を、同時に変化させる工程と、
前記被検者が前記第1比較画像と前記第2比較画像を見たときに、所定の比較条件を満たす前記第3色成分のスペクトル強度Bmを取得する工程と、を更に含み、
前記光学素子を作製する工程において、
前記スペクトル強度Bmに基づいて、透過する光のうち前記第3色成分の波長帯域の光強度を調整する第3色成分用光学要素を備える前記光学素子が作製される、
請求項1から請求項5の何れか一項に記載の光学素子作製方法。 - 前記第1比較画像及び前記第2比較画像の変更可能な前記第3色成分のスペクトル強度の最大値Bmaxを取得する工程を更に含み、
前記第3色成分用光学要素は、
透過する光のうち前記第3色成分の波長帯域の光強度をBm/Bmaxに調整する、
請求項6に記載の光学素子作製方法。 - 前記所定の比較条件は、前記第1比較画像の色と前記第2比較画像の色の差異について最も高い視認性を与える条件である、
請求項6又は請求項7に記載の光学素子作製方法。 - 前記第1比較画像の前記第3色成分のスペクトル強度と前記第2比較画像の前記第3色成分のスペクトル強度を前記スペクトル強度Bmに固定し、該第1比較画像の前記第1色成分のスペクトル強度及び該第2比較画像の前記第2色成分のスペクトル強度を、略同じ値を維持した状態で変化させる工程と、
前記被検者が前記第1比較画像と前記第2比較画像を見たときに前記所定の比較条件を満たす、該第1比較画像の前記第1色成分のスペクトル強度Rc及び該第2比較画像の前記第2色成分のスペクトル強度Gcを取得する工程と、
を更に含み、
前記光学要素は、前記スペクトル強度Rcと前記スペクトル強度Gcの少なくとも一方に基づいて、透過する光のうち前記第1色成分の波長帯域の光強度及び前記第2色成分の波長帯域の光強度を調整する、
請求項6から請求項8の何れか一項に記載の光学素子作製方法。 - 第1色成分のスペクトル強度、該第1色成分の波長帯域よりも短い波長帯域の第2色成分のスペクトル強度、該第2色成分の波長帯域よりも短い波長帯域の第3色成分のスペクトル強度を個別に変更可能な複数の検査画像を取得し、
前記複数の検査画像のうち少なくとも第1検査画像について、前記第3色成分のスペクトル強度を変化させずに、前記第1色成分のスペクトル強度を変化させ、
前記複数の検査画像のうち少なくとも前記第1検査画像とは異なる第2検査画像について、前記第3色成分のスペクトル強度を変化させずに、前記第2色成分のスペクトル強度を変化させ、
被検者が前記第1及び第2検査画像を見たときに、所定の検査条件を満たす前記第1色成分のスペクトル強度をスペクトル強度Rs、前記第2色成分のスペクトル強度をスペクトル強度Gsとした場合、前記スペクトル強度Rs及び前記スペクトル強度Gsに基づいて、透過する光のうち前記第1色成分の光強度及び前記第2色成分の光強度を調整する光学要素を備える、
光学素子。 - 前記複数の検査画像は、
前記第2色成分のスペクトル強度及び前記第3色成分のスペクトル強度が、それぞれ前記第1検査画像の該第2色成分のスペクトル強度及び該第3色成分のスペクトル強度と同じである第3検査画像と、
前記第1色成分のスペクトル強度及び前記第3色成分のスペクトル強度が、それぞれ前記第2検査画像の該第1色成分のスペクトル強度及び該第3色成分のスペクトル強度と同じである第4検査画像と、を含み、
前記所定の検査条件は、
前記第1検査画像の前記第1色成分のスペクトル強度を、前記第3検査画像の該第1色成分のスペクトル強度と同じスペクトル強度を持っている状態から変化させた場合に、前記被検者が該第1検査画像の色と該第3検査画像の色の差異を識別不可能な状態から識別可能な状態に変わる条件と、
前記第2検査画像の前記第2色成分のスペクトル強度を、前記第4検査画像の該第2色成分のスペクトル強度と同じ強度を持っている状態から変化させた場合に、前記被検者が該第2検査画像の色と該第4検査画像の色の差異を識別不可能な状態から識別可能な状態に変わる条件と、を含む、
請求項10に記載の光学素子。 - 前記光学要素は、
透過する光のうち前記第1色成分の波長帯域の光強度を、前記所定の検査条件を満たす前記第1検査画像の前記第1色成分のスペクトル強度の変化量の所定倍に調整し、
透過する光のうち前記第2色成分の波長帯域の光強度を、前記所定の検査条件を満たす前記第2検査画像の前記第2色成分のスペクトル強度の変化量の前記所定倍に調整する、
請求項11に記載の光学素子。 - 前記所定の検査条件は、
前記複数の検査画像の前記第1色成分のスペクトル強度を同じ割合で変化させると共に、該複数の検査画像の前記第2色成分のスペクトル強度を同じ割合で変化させた場合に、該複数の検査画像の色の差異について最も高い視認性を与える条件である、
請求項10に記載の光学素子。 - 前記光学要素は、
透過する光のうち前記第1色成分の波長帯域の光強度を、前記所定の検査条件を満たす前記第1検査画像の前記第1色成分のスペクトル強度の所定倍に調整し、
透過する光のうち前記第2色成分の波長帯域の光強度を、前記所定の検査条件を満たす前記第2検査画像の前記第2色成分のスペクトル強度の前記所定倍に調整する、
請求項13に記載の光学素子。 - 互いに異なる色を有し、互いの前記第3色成分のスペクトル強度が略同じである第1比較画像及び第2比較画像を取得し、
前記第1比較画像の前記第3色成分のスペクトル強度と、前記第2比較画像の前記第3色成分のスペクトル強度を、同時に変化させ、
前記被検者が前記第1比較画像と前記第2比較画像を見たときに、所定の比較条件を満たす前記第3色成分のスペクトル強度をスペクトル強度Bmとした場合、
前記スペクトル強度Bmに基づいて、透過する光のうち前記第3色成分の波長帯域の光強度を調整する第3色成分用光学要素を更に備える、
請求項10から請求項14の何れか一項に記載の光学素子。 - 前記第1比較画像及び前記第2比較画像の変更可能な前記第3色成分のスペクトル強度の最大値をスペクトル強度Bmaxとした場合、
前記第3色成分用光学要素は、
透過する光のうち前記第3色成分の波長帯域の光強度をBm/Bmaxに調整する、
請求項15に記載の光学素子。 - 前記所定の比較条件は、前記第1比較画像の色と前記第2比較画像の色の差異について最も高い視認性を与える条件である、
請求項15又は請求項16に記載の光学素子。 - 前記第1比較画像の前記第3色成分のスペクトル強度と前記第2比較画像の前記第3色成分のスペクトル強度を前記スペクトル強度Bmに固定し、該第1比較画像の前記第1色成分のスペクトル強度及び該第2比較画像の前記第2色成分のスペクトル強度を、略同じ値を維持した状態で変化させ、
前記被検者が前記第1比較画像と前記第2比較画像を見たときに前記所定の比較条件を満たす、該第1比較画像の前記第1色成分のスペクトル強度Rc及び該第2比較画像の前記第2色成分のスペクトル強度をスペクトル強度Gcとした場合、前記光学要素は、前記スペクトル強度Rcと前記スペクトル強度Gcの少なくとも一方に基づいて、透過する光のうち前記第1色成分の波長帯域の光強度及び前記第2色成分の波長帯域の光強度を調整する、
請求項15から請求項17の何れか一項に記載の光学素子。 - 第1色成分のスペクトル強度、該第1色成分の波長帯域よりも短い波長帯域の第2色成分のスペクトル強度、該第2色成分の波長帯域よりも短い波長帯域の第3色成分のスペクトル強度を個別に変更可能な複数の検査画像を取得する工程と、
前記複数の検査画像のうち少なくとも第1検査画像について、前記第3色成分のスペクトル強度を変化させずに、前記第1色成分のスペクトル強度を変化させる工程と、
前記複数の検査画像のうち少なくとも前記第1検査画像とは異なる第2検査画像について、前記第3色成分のスペクトル強度を変化させずに、前記第2色成分のスペクトル強度を変化させる工程と、
被検者が前記第1及び第2検査画像を見たときに、所定の検査条件を満たす前記第1色成分のスペクトル強度Rsと前記第2色成分のスペクトル強度Gsを取得する工程と、
画像信号に基づく画像を表示する工程と、
前記スペクトル強度Rs及び前記スペクトル強度Gsに基づいて、前記画像信号に基づく画像の前記第1色成分におけるスペクトル強度と前記第2色成分におけるスペクトル強度の少なくとも一方を調整する工程と、
を含む方法をコンピュータに実行させるための色調整プログラム。 - 前記複数の検査画像は、
前記第2色成分のスペクトル強度及び前記第3色成分のスペクトル強度が、それぞれ前記第1検査画像の該第2色成分のスペクトル強度及び該第3色成分のスペクトル強度と同じである第3検査画像と、
前記第1色成分のスペクトル強度及び前記第3色成分のスペクトル強度が、それぞれ前記第2検査画像の該第1色成分のスペクトル強度及び該第3色成分のスペクトル強度と同じである第4検査画像と、を含み、
前記所定の検査条件は、
前記第1検査画像の前記第1色成分のスペクトル強度を、前記第3検査画像の該第1色成分のスペクトル強度と同じスペクトル強度を持っている状態から変化させた場合に、前記被検者が該第1検査画像の色と該第3検査画像の色の差異を識別不可能な状態から識別可能な状態に変わる条件と、
前記第2検査画像の前記第2色成分のスペクトル強度を、前記第4検査画像の該第2色成分のスペクトル強度と同じスペクトル強度を持っている状態から変化させた場合に、前記被検者が該第2検査画像の色と該第4検査画像の色の差異を識別不可能な状態から識別可能な状態に変わる条件と、を含む、
請求項19に記載の色調整プログラム。 - 前記画像信号に基づく画像のスペクトル強度を調整する工程において、
前記画像の前記第1色成分のスペクトル強度が、調整前のスペクトル強度に対して、前記所定の検査条件を満たす前記第1検査画像の前記第1色成分のスペクトル強度の変化量の所定倍に調整され、
前記画像の前記第2色成分のスペクトル強度が、調整前のスペクトル強度に対して、前記所定の検査条件を満たす前記第2検査画像の前記第2色成分のスペクトル強度の変化量の前記所定倍に調整される、
請求項20に記載の色調整プログラム。 - 前記所定の検査条件は、
前記複数の検査画像の前記第1色成分のスペクトル強度を同じ割合で変化させると共に、該複数の検査画像の前記第2色成分のスペクトル強度を同じ割合で変化させた場合に、該複数の検査画像の色の差異について最も高い視認性を与える条件である、
請求項19に記載の色調整プログラム。 - 前記画像信号に基づく画像のスペクトル強度を調整する工程において、
前記画像の前記第1色成分のスペクトル強度が、調整前のスペクトル強度に対して、前記所定の検査条件を満たす前記第1検査画像の前記第1色成分のスペクトル強度の所定倍に調整され、
前記画像の前記第2色成分のスペクトル強度が、調整前のスペクトル強度に対して、前記所定の検査条件を満たす前記第2検査画像の前記第2色成分のスペクトル強度の前記所定倍に調整される、
請求項22に記載の色調整プログラム。 - 互いに異なる色を有し、互いの前記第3色成分のスペクトル強度が略同じである第1比較画像及び第2比較画像を取得する工程と、
前記第1比較画像の前記第3色成分のスペクトル強度と、前記第2比較画像の前記第3色成分のスペクトル強度を、同時に変化させる工程と、
前記被検者が前記第1比較画像と前記第2比較画像を見たときに、所定の比較条件を満たす前記第3色成分のスペクトル強度Bmを取得する工程と、を更に含み、
前記画像信号に基づく画像のスペクトル強度を調整する工程において、
前記スペクトル強度Bmに基づいて、前記画像信号に基づく画像の前記第3色成分のスペクトル強度が調整される、
請求項19から請求項23の何れか一項に記載の色調整プログラム。 - 前記第1比較画像及び前記第2比較画像の変更可能な前記第3色成分のスペクトル強度の最大値Bmaxを取得する工程を更に含み、
前記画像信号に基づく画像のスペクトル強度を調整する工程において、
前記画像の前記第3色成分におけるスペクトル強度が、調整前のスペクトル強度に対して、Bm/Bmaxに調整される、
請求項24に記載の色調整プログラム。 - 前記所定の比較条件は、前記第1比較画像の色と前記第2比較画像の色の差異について最も高い視認性を与える条件である、
請求項24又は請求項25に記載の色調整プログラム。 - 前記第1比較画像の前記第3色成分のスペクトル強度と前記第2比較画像の前記第3色成分のスペクトル強度を前記スペクトル強度Bmに固定し、該第1比較画像の前記第1色成分のスペクトル強度及び該第2比較画像の前記第2色成分のスペクトル強度を、略同じ値を維持した状態で変化させる工程と、
前記被検者が前記第1比較画像と前記第2比較画像を見たときに前記所定の比較条件を満たす、該第1比較画像の前記第1色成分のスペクトル強度Rc及び該第2比較画像の前記第2色成分のスペクトル強度Gcを取得する工程と、
を更に含み、
前記画像信号に基づく画像のスペクトル強度を調整する工程において、
前記スペクトル強度Rcと前記スペクトル強度Gcの少なくとも一方に基づいて、前記画像の前記第1色成分のスペクトル強度及び前記第2色成分のスペクトル強度が調整される、
請求項24から請求項26の何れか一項に記載の色調整プログラム。 - 第1色成分のスペクトル強度、該第1色成分の波長帯域よりも短い波長帯域の第2色成分のスペクトル強度、該第2色成分の波長帯域よりも短い波長帯域の第3色成分のスペクトル強度を個別に変更可能な複数の検査画像を取得する検査画像設定部と、
前記複数の検査画像のうち少なくとも第1検査画像について、前記第3色成分のスペクトル強度を変化させずに、前記第1色成分のスペクトル強度を変化させ、該複数の検査画像のうち少なくとも前記第1検査画像とは異なる第2検査画像について、前記第3色成分のスペクトル強度を変化させずに、前記第2色成分のスペクトル強度を変化させるスペクトル強度変更部と、
被検者が前記第1及び第2検査画像を見たときに、所定の検査条件を満たす前記第1色成分のスペクトル強度Rsと前記第2色成分のスペクトル強度Gsを取得するスペクトル強度取得部と、
画像信号に基づく画像を表示する画像表示部と、
前記スペクトル強度Rs及び前記スペクトル強度Gsに基づいて、前記画像信号に基づく画像の前記第1色成分におけるスペクトル強度と前記第2色成分におけるスペクトル強度の少なくとも一方を調整するスペクトル強度調整部と、
を備える色調整装置。 - 前記複数の検査画像は、
前記第2色成分のスペクトル強度及び前記第3色成分のスペクトル強度が、それぞれ前記第1検査画像の該第2色成分のスペクトル強度及び該第3色成分のスペクトル強度と同じである第3検査画像と、
前記第1色成分のスペクトル強度及び前記第3色成分のスペクトル強度が、それぞれ前記第2検査画像の該第1色成分のスペクトル強度及び該第3色成分のスペクトル強度と同じである第4検査画像と、を含み、
前記所定の検査条件は、
前記第1検査画像の前記第1色成分のスペクトル強度を、前記第3検査画像の該第1色成分のスペクトル強度と同じスペクトル強度を持っている状態から変化させた場合に、前記被検者が該第1検査画像の色と該第3検査画像の色の差異を識別不可能な状態から識別可能な状態に変わる条件と、
前記第2検査画像の前記第2色成分のスペクトル強度を、前記第4検査画像の該第2色成分のスペクトル強度と同じスペクトル強度を持っている状態から変化させた場合に、前記被検者が該第2検査画像の色と該第4検査画像の色の差異を識別不可能な状態から識別可能な状態に変わる条件と、を含む、
請求項28に記載の色調整装置。 - 前記スペクトル強度調整部は、
前記画像の前記第1色成分のスペクトル強度を、調整前のスペクトル強度に対して、前記所定の検査条件を満たす前記第1検査画像の前記第1色成分のスペクトル強度の変化量の所定倍に調整し、
前記画像の前記第2色成分のスペクトル強度を、調整前のスペクトル強度に対して、前記所定の検査条件を満たす前記第2検査画像の前記第2色成分のスペクトル強度の変化量の前記所定倍に調整する、
請求項29に記載の色調整装置。 - 前記所定の検査条件は、
前記複数の検査画像の前記第1色成分のスペクトル強度を同じ割合で変化させると共に、該複数の検査画像の前記第2色成分のスペクトル強度を同じ割合で変化させた場合に、該複数の検査画像の色の差異について最も高い視認性を与える条件である、
請求項28に記載の色調整装置。 - 前記スペクトル強度調整部は、
前記画像の前記第1色成分におけるスペクトル強度を、調整前のスペクトル強度に対して、前記所定の検査条件を満たす前記第1検査画像の前記第1色成分のスペクトル強度の所定倍に調整し、
前記画像の前記第2色成分におけるスペクトル強度を、調整前のスペクトル強度に対して、前記所定の検査条件を満たす前記第2検査画像の前記第2色成分のスペクトル強度の前記所定倍に調整する、
請求項31に記載の色調整装置。 - 互いに異なる色を有し、互いの前記第3色成分のスペクトル強度が略同じである第1比較画像及び第2比較画像を設定する比較画像設定部を更に備え、
前記スペクトル強度変更部は、
前記第1比較画像の前記第3色成分のスペクトル強度と、前記第2比較画像の前記第3色成分のスペクトル強度を、同時に変化させ、
前記スペクトル強度取得部は、
前記被検者が前記第1比較画像と前記第2比較画像を見たときに、所定の比較条件を満たす前記第3色成分のスペクトル強度Bmを取得し、
前記スペクトル強度調整部は、
前記スペクトル強度Bmに基づいて、前記画像信号に基づく画像の前記第3色成分のスペクトル強度を調整する、
請求項28から請求項32の何れか一項に記載の色調整装置。 - 前記第1比較画像及び前記第2比較画像の変更可能な前記第3色成分のスペクトル強度の最大値Bmaxを取得する最大値取得部を更に備え、
前記スペクトル強度調整部は、
前記画像の前記第3色成分のスペクトル強度を、調整前のスペクトル強度に対して、Bm/Bmaxに調整する、
請求項33に記載の色調整装置。 - 前記所定の比較条件は、前記第1比較画像の色と前記第2比較画像の色の差異について最も高い視認性を与える条件である、
請求項33又は請求項34に記載の色調整装置。 - 前記スペクトル強度変更部は、前記第1比較画像の前記第3色成分のスペクトル強度と前記第2比較画像の前記第3色成分のスペクトル強度を前記スペクトル強度Bmに固定し、該第1比較画像の前記第1色成分のスペクトル強度及び該第2比較画像の前記第2色成分のスペクトル強度を、略同じ値を維持した状態で変化させ、
前記スペクトル強度取得部は、前記被検者が前記第1比較画像と前記第2比較画像を見たときに前記所定の比較条件を満たす、該第1比較画像の前記第1色成分のスペクトル強度Rc及び該第2比較画像の前記第2色成分のスペクトル強度Gcを取得し、
前記スペクトル強度調整部は、前記スペクトル強度Rcと前記スペクトル強度Gcの少なくとも一方に基づいて、画像の前記第1色成分のスペクトル強度及び前記第2色成分のスペクトル強度を調整する、
請求項33から請求項35の何れか一項に記載の色調整装置。
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