JP6438235B2 - 塗布装置及び塗布方法 - Google Patents

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本発明は、塗布対象にフラックス液を塗布する技術に関する。
プリント基板の製造工程においては、プリント基板に対するはんだ付けの前工程として、プリント基板を塗布対象としてフラックス液が塗布される。フラックス液は、はんだ付けされるプリント基板の表面の酸化膜を除去することなどを目的として塗布される。
このようなフラックス液を塗布する塗布装置として、ノズルからフラックス液を噴出してプリント基板にフラックス液を塗布する塗布装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
図11は、従来の塗布装置9の一例を示す図である。この塗布装置9は、プリント基板8をパレット89に載置した状態で搬送し、該プリント基板8に対してフラックス液5を塗布する。
プリント基板8の上側には、電子部品81が配置される。これらの電子部品81のリード82はプリント基板8のスルーホールを突き抜け、プリント基板8の下側に突出する。このような電子部品81のリード82がはんだ付けの対象となり、塗布装置9は、プリント基板8の下面におけるリード82の近傍の対象領域A1にフラックス液を塗布する。プリント基板8の下面における対象領域A1の外部領域には、フラックス液の塗布が禁止される塗布禁止部品83も存在する。
塗布装置9が備えるノズル92は、フラックス液5を霧状にして上部のノズル口93から噴出するスプレーノズルである。ノズル92は、上部に向けて広がるように霧状のフラックス液5を噴出する。
従来の塗布装置9では、このようなフラックス液5が塗布禁止部品83等へ付着することを防止するため、プリント基板8とノズル92との間にカバー部材88が介在される。カバー部材88は、プリント基板8の対象領域A1の外部領域を覆うように、対象領域A1に対応する部分のみが開口している。このため、ノズル92から噴出され対象領域A1の外部領域に向かうフラックス液5は、カバー部材88の表面の領域A2に付着する。これにより、プリント基板8の下面における対象領域A1のみにフラックス液5が塗布される。
特開平5−111758号公報
ところで、上記のような塗布装置においては、塗布に用いるフラックス液は密封された液剤タンクに貯留され、この液剤タンクに貯留されたフラックス液に供給ホースの一端が挿入される。そして、液剤タンクの内部に気体を供給して液剤タンクの内部を加圧することで、液剤タンクからノズルに供給ホースを介してフラックス液が供給される。
フラックス液の送出により、液剤タンクに貯留されたフラックス液の液面の高さは時間の経過とともに低下する。このため、液剤タンクの内部を一定圧に加圧したとしても、フラックス液の水頭差に起因して、液剤タンクから供給ホースに送出されるフラックス液の圧力は時間の経過とともに低下する。
また、供給ホースにおける圧力損失に起因して、液剤タンクからノズルに供給されるまでにフラックス液の圧力は低下する。このような圧力損失はフラックス液の粘度に依存し、周辺の温度が低いほどフラックス液の粘度が高くなり圧力損失は大きくなる。
このように、供給ホースを介してノズルに供給されるフラックス液の圧力は、季節や時間等に応じて変動する。ノズルがフラックス液を噴出する範囲は、ノズルに供給されるフラックス液の圧力に応じたものとなる。このため、ノズルがフラックス液を噴出する範囲は、季節や時間等に応じて変動する。
上述のように従来の塗布装置では、塗布対象となるプリント基板8においてフラックス液が塗布される範囲は、カバー部材88(図11参照。)の開口により規定される。このため、従来の塗布装置では、ノズルがフラックス液を噴出する範囲が変動したとしても問題は生じなかった。
しかしながら、このようなカバー部材88は塗布対象とするプリント基板の機種ごとに用意する必要がある。また、カバー部材88に付着するフラックス液は無駄となり、カバー部材88に対する定期的な洗浄も必要となる。このようなことから、カバー部材88の使用はコスト高の一因となることから、カバー部材88の介在が不要となる塗布手法が望まれていた。この塗布手法を実現するためには、季節や時間等に関わらずノズルがフラックス液を噴出する範囲を略一定にすることが必要となる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ノズルがフラックス液を噴出する範囲を略一定にする技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、塗布対象にフラックス液を塗布する塗布装置であって、前記フラックス液を貯留する密封された液剤容器と、前記フラックス液を噴出するノズルと、前記液剤容器の内部に気体を供給して前記液剤容器の内部を加圧することで、前記液剤容器から前記ノズルへ導管を介して前記フラックス液を供給する加圧手段と、前記導管内の前記フラックス液の圧力を検出する検出手段と、前記検出手段に検出された前記フラックス液の圧力に基づいて前記液剤容器の内部に供給される前記気体の圧力を調整し、前記ノズルへ供給される前記フラックス液の圧力を略一定にする液圧制御を行う制御手段と、前記導管内の前記フラックス液を前記ノズルの内部に導く供給通路を開閉するバルブと、を備え、前記バルブは、前記供給通路を開けることで前記ノズルから前記フラックス液を噴出させ、前記制御手段は、前記バルブが前記供給通路を閉じている期間は、前記液圧制御を行い、前記バルブが前記供給通路を開けている期間は、前記液圧制御を行わず、前記液剤容器の内部に供給される前記気体の圧力を略一定に保つ
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の塗布装置において、前記検出手段は、前記導管における前記ノズルとの接続部の近傍に設けられる。
また、請求項3の発明は、請求項1または2に記載の塗布装置において、前記ノズルは、前記塗布対象の一部を覆うカバー部材を介在させることなく前記塗布対象に前記フラックス液を塗布する。
また、請求項の発明は、塗布対象にフラックス液を塗布する塗布方法であって、(a)前記フラックス液を貯留する密封された液剤容器の内部に気体を供給して前記液剤容器の内部を加圧することで、前記液剤容器から前記フラックス液を噴出するノズルへ導管を介して前記フラックス液を供給する工程と、(b)前記導管内の前記フラックス液の圧力を検出する工程と、(c)前記工程(b)で検出された前記フラックス液の圧力に基づいて前記液剤容器の内部に供給される前記気体の圧力を調整して、前記ノズルへ供給される前記フラックス液の圧力を略一定にする液圧制御を行う工程と、(d)前記導管内の前記フラックス液を前記ノズルの内部に導く供給通路を開閉するバルブが、前記供給通路を開けることで前記ノズルから前記フラックス液を噴出させる工程と、を備え、前記工程(c)は、前記バルブが前記供給通路を閉じている期間は、前記液圧制御を行い、前記バルブが前記供給通路を開けている期間は、前記液圧制御を行わず、前記液剤容器の内部に供給される前記気体の圧力を略一定に保つ
請求項1ないしの発明によれば、フラックス液の圧力に基づいて液剤容器の内部の気体の圧力を調整することで、ノズルに供給されるフラックス液の圧力を略一定にする。これにより、ノズルがフラックス液を噴出する範囲を略一定できる。また、特に請求項1ないし4の発明によれば、バルブが供給通路を開けてフラックス液を噴出させる期間に液圧制御を行わないため、フラックス液を噴出する期間中においてフラックス液を安定的に噴出させることができる。
また、特に請求項2の発明によれば、導管におけるノズルとの接続部の近傍に検出手段が設けられるため、導管における圧力損失の影響を受けずに、ノズルに実際に供給されるフラックス液の圧力を正しく検出できる。
また、特に請求項3の発明によれば、ノズルがフラックス液を噴出する範囲を略一定できるため、カバー部材の介在なしでも、塗布対象の限定された領域にフラックス液を正確に塗布できる。
図1は、塗布装置の概要を示す図である。 図2は、プリント基板の下面の例を示す図である。 図3は、塗布装置の概略構成を示す図である。 図4は、液剤供給部の構成を示す図である。 図5は、第1の実施の形態の液圧制御部による処理の流れを示す図である。 図6は、第1の実施の形態の検出値等の変化を示す図である。 図7は、第2の実施の形態の液圧制御部による処理の流れを示す図である。 図8は、第2の実施の形態の検出値等の変化を示す図である。 図9は、塗布信号がオンの期間に液圧制御を行った場合の検出値等の変化を比較例として示す図である。 図10は、塗布信号がオンの期間に液圧制御を行わない場合の検出値等の変化を示す図である。 図11は、従来の塗布装置の概要を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
<1.第1の実施の形態>
<1−1.塗布装置の概要>
図1は、本実施の形態に係る塗布装置1の概要を示す図である。塗布装置1は、プリント基板8の製造工程における、はんだ付けの前工程として、プリント基板8に対してフラックス液5を塗布する塗布処理を行う。塗布装置1は、塗布対象となるプリント基板8を搬送し、該プリント基板8に対してフラックス液5を塗布する機能を有している。
塗布装置1は、パレット89に載置したプリント基板8を略水平に移動する基板搬送部12を備えている。塗布処理においては、まず、塗布装置1は、上流側の装置から受け取ったプリント基板8を基板搬送部12により所定の処理位置まで移動し、該処理位置に停止させる。そして、塗布装置1は、処理位置に停止させた状態のプリント基板8の下面に対してフラックス液5を塗布する。フラックス液5の塗布が完了すると、塗布装置1は、基板搬送部12によりプリント基板8を再び移動し、下流側の装置まで搬送する。
プリント基板8の上側には、はんだ付け前の電子部品81が配置されている。これらの電子部品81のリード82はプリント基板8のスルーホールを突き抜け、プリント基板8の下側に突出する。このような電子部品81のリード82が、後工程のはんだ付けの対象となる。
図2は、プリント基板8の下面の例を示す図である。図2に示すように、塗布装置1は、プリント基板8の下面におけるリード82の近傍の対象領域A1のみに対してフラックス液5を選択的に塗布する。図に示すように、プリント基板8の下面における対象領域A1の外部領域には、フラックス液5の塗布が禁止される塗布禁止部品83が配置される場合もある。
図1に戻り、塗布装置1は、フラックス液5を噴出するノズル2と、ノズル2を移動するノズル移動部11とを備えている。
ノズル2は、フラックス液5を霧状にして噴出するスプレーノズルである。塗布処理において、ノズル2は、その上部のノズル口23からフラックス液5を上向きに噴出することで、処理位置に配置されたプリント基板8の下面にフラックス液5を塗布する。ノズル2がフラックス液5を噴出する範囲は一般的なスプレーノズルよりも狭くなっており、ノズル2はプリント基板8の比較的狭い範囲に対してフラックス液5を塗布する。
ノズル移動部11は、例えば、ノズル2が固定された直交ロボットであり、ノズル2を略水平に沿った二軸方向に移動する。塗布処理において、ノズル移動部11は、プリント基板8の対象領域A1に合わせてノズル2を細密に移動する。これにより、プリント基板8の対象領域A1の外部領域にフラックス液5を塗布することが防止される。
このようなフラックス液5の塗布手法により、塗布装置1は、プリント基板8の一部(対象領域A1の外部領域等)を覆うカバー部材88(図11参照。)を介在させること無く、プリント基板8の対象領域A1のみに対してフラックス液5を正確に塗布する。
図3は、塗布装置1の概略構成を示すブロック図である。塗布装置1は、前述した基板搬送部12、ノズル2、及び、ノズル移動部11とともに、全体制御部10と液剤供給部3とを備えている。
全体制御部10は、例えば、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)である。全体制御部10は、プログラムに従って処理を行うことにより、基板搬送部12、ノズル移動部11及び液剤供給部3の動作を統括的に制御する。
液剤供給部3は、ノズル2の内部にフラックス液5を供給する。液剤供給部3が、加圧したフラックス液5をノズル2に供給することで、ノズル2からフラックス液5が噴出される。
液剤供給部3がノズル2に供給するフラックス液5の圧力は、ノズル2がフラックス液5を噴出する範囲を規定する。このため、上記のようにカバー部材を介在させない塗布手法を採用する塗布装置1においては、ノズル2がフラックス液5を噴出する範囲を安定化するために、液剤供給部3がノズル2に供給するフラックス液5の圧力が略一定にされる。以下、このようにフラックス液5の圧力を略一定にする技術について詳細に説明する。
<1−2.液剤供給部>
図4は、液剤供給部3の構成を関連する構成(ノズル2、及び、全体制御部10)ともに示す図である。
液剤供給部3は、フラックス液5を貯留する液剤容器である液剤タンク31と、液剤タンク31からノズル2へフラックス液5を導く導管である供給ホース35とを備えている。
液剤タンク31は、フラックス液5の供給源であり、その内部にフラックス液5を貯留する。フラックス液5は、例えば、ロジンなどのフラックス基材を、IPA(イソプロピルアルコール)などの希釈液で希釈した液体である。
また、供給ホース35は、ゴム、ビニールなどの弾性材料で構成される折り曲げ可能な中空管である。供給ホース35の一端はノズル2の供給口21に接続され、供給ホース35の他端は液剤タンク31に貯留されたフラックス液5に挿入される。
また、液剤供給部3は、気体4を収容する気体タンク32と、気体4の圧力を調整する電空レギュレータ33と、気体4を液剤タンク31へ導く気体ホース34とを備えている。これら気体タンク32、電空レギュレータ33及び気体ホース34は、液剤タンク31の内部に気体4を供給して、液剤タンク31の内部を加圧する。
気体タンク32は、気体4の供給源であり、その内部に加圧により圧縮された気体4を収容する。気体4は、例えば、窒素などの不活性ガス、あるいは、空気等である。気体タンク32は、電空レギュレータ33及び気体ホース34を介して、加圧された気体4を液剤タンク31の内部に供給する。
電空レギュレータ33は、気体タンク32から液剤タンク31の内部に供給する気体4の圧力を調整する調整手段である。電空レギュレータ33は、気体4の流量を変更する複数の電磁弁を備えている。電空レギュレータ33は、全体制御部10から送信される制御信号が示す指示値となるように、液剤タンク31の内部に供給する気体4の圧力を調整する。
気体ホース34は、電空レギュレータ33により圧力が調整された気体4を液剤タンク31へ導く導管である。気体ホース34の一端は電空レギュレータ33に接続され、気体ホース34の他端は液剤タンク31の内部のフラックス液5の液面より上部に配置される。このため、気体タンク32から気体ホース34に導かれた気体4は、液剤タンク31の内部のフラックス液5の液面の上部に供給される。
液剤タンク31は密封されているため、このように液剤タンク31の内部に気体4が供給されると液剤タンク31の内部が加圧される。液剤タンク31の内部の気体4は、電空レギュレータ33が調整した圧力まで加圧される。液剤タンク31の内部の気体4が加圧されると、気体4が液剤タンク31に貯留されたフラックス液5の液面を押圧する。これにより、押圧されたフラックス液5は、供給ホース35の内部に侵入し、この供給ホース35を介して液剤タンク31から送出される。そして、加圧されたフラックス液5が、供給ホース35の内部を移動してノズル2の供給口21まで供給される。
ノズル2は、その内部に二方弁であるノズルバルブ24を備えている。ノズルバルブ24は、ノズル2の供給口21とノズル2の内部の内部通路22とを繋ぐ供給通路25を開閉する。供給通路25は、供給ホース35内のフラックス液5をノズル2の内部へ導く通路である。ノズルバルブ24が、供給通路25を開けた場合は、供給ホース35内の加圧されたフラックス液5がノズル2の内部通路22に進入する。ノズル2の内部通路22に侵入したフラックス液5は、ノズル2に接続されるホース39から供給される気体に加圧されて霧化する。これにより、ノズル2は、ノズル口23から霧状のフラックス液5を噴出する。
したがって、ノズルバルブ24が供給通路25を開けることでノズル2からフラックス液5が噴出し、ノズルバルブ24が供給通路25を閉じることでノズル2からのフラックス液5の噴出が停止される。このようなノズルバルブ24の動作は、全体制御部10により制御される。全体制御部10が、ノズルバルブ24に送信する塗布信号をオンとするとノズルバルブ24が供給通路25を開け、塗布信号をオフとするとノズルバルブ24が供給通路25を閉じる。
また、液剤供給部3は、液剤タンク31の内部の気体4の圧力を検出する圧力計である気圧センサ36と、供給ホース35の内部のフラックス液5の圧力を検出する圧力計である液圧センサ37とを備えている。これらの気圧センサ36及び液圧センサ37は、その検出値を示す信号を全体制御部10に出力する。
全体制御部10は、プログラムに従って処理を行うことで実現される機能の一部として液圧制御部15を備えている。液圧制御部15は、指示値を含む制御信号を電空レギュレータ33に送信して電空レギュレータ33を制御し、液剤タンク31の内部に供給する気体4の圧力が指示値となるように電空レギュレータ33に調整させる。
ここで仮に液剤タンク31の内部を一定圧に加圧にした場合(一定圧の気体4を供給した場合)を想定する。この場合においては、液剤タンク31から送出されるフラックス液5の圧力が、時間の経過とともに低下する。
フラックス液5の送出により、液剤タンク31に貯留されたフラックス液5の液面の高さは時間の経過とともに低下する。例えば、図4に示すように、フラックス液5の液面の高さは、位置P1から位置P2へと低下する。このようにフラックス液5の液面の高さが低下すると、貯留されたフラックス液5自体が持つエネルギーの差(水頭差)に起因して、液剤タンク31から供給ホース35を介してフラックス液5を送出する力が低下する。この原理により、液剤タンク31から送出されるフラックス液5の圧力が、時間の経過とともに低下することになる。液剤タンク31から送出されるフラックス液5の圧力が低下すると、当然にノズル2に実際に供給されるフラックス液5の圧力も低下することになる。
前述のように、ノズル2に実際に供給されるフラックス液5の圧力は、ノズル2がフラックス液5を噴出する範囲を規定する。したがって、仮に液剤タンク31の内部を一定圧に加圧にした場合には、ノズル2がフラックス液5を噴出する範囲が時間の経過とともに変動することになる。
また、供給ホース35における圧力損失に起因し、フラックス液5が液剤タンク31からノズル2に移動するまでにフラックス液5の圧力は低下する。このような圧力損失は、フラックス液5の粘度に依存する。周辺の温度が低いほどフラックス液5の粘度が高くなることから、圧力損失は大きくなる。したがって、夏期と比較して冬期においては圧力損失は大きくなり、また、昼間と比較して早朝や夜間は圧力損失は大きくなる。
このため、仮に液剤タンク31から送出されるフラックス液5の圧力が一定であったとしても、ノズル2に実際に供給されるフラックス液5の圧力は、季節や時間などに応じて変化する。すなわち、ノズル2がフラックス液5を噴出する範囲は、季節や時間などに応じて変動することになる。
本実施の形態の塗布装置1では、このような問題に対応するため、全体制御部10の液圧制御部15が、ノズル2に実際に供給されるフラックス液5の圧力を略一定にする液圧制御を行う。液圧制御は、液圧センサ37が検出したフラックス液5の圧力に基づいて電空レギュレータ33を制御し、液剤タンク31の内部に供給される気体4の圧力を調整して、ノズル2に供給されるフラックス液5の圧力を略一定にするフィードバック制御である。
液圧センサ37は、供給ホース35とノズル2の供給口21との接続部の近傍に設けられる。液圧センサ37は、設けられた位置における供給ホース35の内部のフラックス液5の圧力を検出する。前述のように、供給ホース35における圧力損失に起因し、フラックス液5が液剤タンク31からノズル2に供給されるまでにフラックス液5の圧力は低下する。このため、仮に液圧センサ37を供給ホース35における液剤タンク31の近傍に設けた場合には、ノズル2に実際に供給されるフラックス液5の圧力を正しく検出できない。本実施の形態の塗布装置1では、液圧センサ37が供給ホース35におけるノズル2との接続部の近傍に設けられるため、供給ホース35における圧力損失の影響を受けずに、ノズル2に実際に供給されるフラックス液5の圧力を正しく検出できる。
<1−3.液圧制御>
次に、液圧制御を含む液圧制御部15による処理の流れについて説明する。図5は、液圧制御部15による処理の流れを示す図である。
塗布装置1が起動すると、まず、液圧制御部15は、電空レギュレータ33を制御して液剤タンク31の内部に気体4を供給させ、液剤タンク31の内部を加圧させる(ステップS11)。液圧制御部15は、液剤タンク31の内部の気体4の圧力が所定の基準値(例えば、50kPa)を超えるように電空レギュレータ33を制御する。
液剤タンク31の内部が加圧されると、液剤タンク31から加圧されたフラックス液5が供給ホース35を介して送出される。これにより、加圧されたフラックス液5が供給ホース35を介してノズル2に供給される。
液圧制御部15は、液圧センサ37の検出値に基づきノズル2に供給されるフラックス液5の圧力が基準値に近づいたと判断した場合は、以降、ノズル2に供給されるフラックス液5の圧力を略一定(基準値)にする液圧制御を行う。また、以降、全体制御部10の制御により、この液圧制御と並行して、プリント基板8に対してフラックス液5を塗布する塗布処理が行われる。
液圧制御においては、まず、液圧センサ37が供給ホース35の内部のフラックス液5の圧力を検出する(ステップS13)。すなわち、液圧センサ37は、ノズル2に実際に供給されるフラックス液5の圧力を検出する。
液圧制御部15は、液圧センサ37から検出値を示す信号を受信して、供給ホース35の内部のフラックス液5の圧力を取得する。そして、液圧制御部15は、取得したフラックス液5の圧力と基準値とを比較する(ステップS14)。
フラックス液5の圧力が基準値よりも小さい場合は(ステップS14にてYes)、液圧制御部15は、従前よりも大きな指示値の制御信号を電空レギュレータ33に送信し、液剤タンク31の内部に供給される気体4の圧力を上げるように調整する(ステップS15)。これにより、液剤タンク31の内部の気体4の圧力が上昇し、液剤タンク31からノズル2に供給されるフラックス液5の圧力が上げられる。
一方、フラックス液5の圧力が基準値よりも大きい場合は(ステップS14にてNo)、液圧制御部15は、従前よりも小さな指示値の制御信号を電空レギュレータ33に送信し、液剤タンク31の内部に供給される気体4の圧力を下げるように調整する(ステップS16)。これにより、液剤タンク31の内部の気体4の圧力が下降し、液剤タンク31からノズル2に供給されるフラックス液5の圧力が下げられる。
このような液圧制御の一連の処理(ステップS13〜S16)は、塗布装置1の稼働が終了するまで(ステップS18にてNoの間)繰り返される。
したがって、液圧制御部15は、供給ホース35の内部のフラックス液5の圧力が基準値に近づくように、電空レギュレータ33を制御して、液剤タンク31の内部に供給される気体4の圧力を調整することになる。これにより、塗布装置1の稼働期間中にわたり、ノズル2に実際に供給されるフラックス液5の圧力が略一定(基準値)に維持される。その結果、塗布処理において、ノズル2がフラックス液5を噴出する範囲を略一定に安定化することができ、ノズル2はプリント基板8の対象領域A1に対してフラックス液5を正確に塗布できる。
図6は、制御信号の指示値V1、気圧センサ36の検出値(以下、「タンク圧」という。)V2、及び、液圧センサ37の検出値(以下、「液圧」という。)V3の塗布装置1の起動からの変化を示す図である。
時点T1において塗布装置1が起動すると、液圧制御部15が制御信号の指示値V1を基準値SV+α(例えば、α=3kPa)に調整して、液剤タンク31の内部に供給する気体4の圧力が基準値SVを超えるように電空レギュレータ33を制御する。これにより、時点T1から、タンク圧V2、及び、液圧V3の双方が徐々に上昇する。
そして、時点T2において、液圧V3が基準値SVに近づくと、以降、液圧制御が行われる。すなわち、液圧制御部15が、液圧V3の変動にリアルタイムに応じて制御信号の指示値V1を変更し、液剤タンク31の内部に供給される気体4の圧力を調整する。これにより、時点T2以降は、液圧V3が略一定(基準値SV)に維持される。
以上のように、本実施の形態の塗布装置1においては、気体タンク32、電空レギュレータ33及び気体ホース34が、フラックス液5を貯留する密封された液剤タンク31の内部に気体4を供給して液剤タンク31の内部を加圧する。これにより、液剤タンク31からフラックス液5を噴出するノズル2へ供給ホース35を介してフラックス液5が供給される。液圧センサ37は、供給ホース35の内部のフラックス液5の圧力を検出する。そして、液圧制御部15が、液圧センサ37に検出されたフラックス液5の圧力に基づいて電空レギュレータ33を制御して、液剤タンク31の内部に供給される気体4の圧力を調整し、ノズル2へ供給されるフラックス液5の圧力を略一定にする液圧制御を行う。したがって、ノズル2がフラックス液5を噴出する範囲を略一定にできる。その結果、カバー部材を介在させない塗布手法を採用した場合でも、プリント基板8の限定された対象領域A1に対してフラックス液5を正確に塗布できる。
また、供給ホース35におけるノズル2との接続部の近傍に液圧センサ37が設けられるため、供給ホース35における圧力損失の影響を受けずに、液圧センサ37はノズル2に実際に供給されるフラックス液5の圧力を正しく検出できる。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態の塗布装置1の構成及び処理は、第1の実施の形態とほぼ同様であるため、以下、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
第1の実施の形態では、液圧制御部15は継続的に液圧制御を行っていた。これに対して、第2の実施の形態では、ノズルバルブ24が供給通路25を開けてノズル2からフラックス液5が噴出している期間は、液圧制御部15は液圧制御を行わないようにしている。
図7は、第2の実施の形態の液圧制御部15による処理の流れについて説明する。図7に示す処理の流れは、図5に示す処理の流れにステップS12及びステップS17を追加したものである。
塗布装置1が起動すると、まず、液圧制御部15は、電空レギュレータ33を制御して、液剤タンク31の内部を加圧させる(ステップS11)。ノズル2に供給されるフラックス液5の圧力が基準値に近づいた以降、液圧制御部15は原則として液圧制御を行うが、特定条件下では液圧制御を行わないようになる。
液圧制御部15は、液圧制御を行うか否かを、全体制御部10がノズルバルブ24に送信する塗布信号の状態に基づいて判定する(ステップS12)。前述のように、塗布信号がオンとなると、ノズルバルブ24が供給通路25を開け、ノズル2からフラックス液5が噴出される。一方、塗布信号がオフとなると、ノズルバルブ24が供給通路25を閉じ、ノズル2からのフラックス液5の噴出が停止される。
塗布信号がオフの期間(ステップS12にてNo)、すなわち、ノズルバルブ24が供給通路25を閉じている期間は、液圧制御部15は第1の実施の形態と同様に液圧制御を行う。液圧制御部15は、液圧センサ37に検出されたフラックス液5の圧力に応じて制御信号の指示値を変更し、液剤タンク31の内部に供給される気体4の圧力を調整し、ノズル2へ供給されるフラックス液5の圧力を略一定にする(ステップS13〜S16)。
一方、塗布信号がオンの期間(ステップS12にてYes)、すなわち、ノズルバルブ24が供給通路25を開けている期間は、液圧制御部15は液圧制御を行わない。液圧制御部15は、制御信号の指示値を、塗布信号がオンとなる直前の値に固定する(ステップS17)。これにより、塗布信号がオンの期間においては、液圧制御がなされず、液剤タンク31の内部に供給される気体4の圧力が略一定とされる。
図8は、第2の実施の形態における指示値V1、タンク圧V2及び液圧V3の塗布装置1の起動からの変化を示す図である。
時点T11において塗布装置1が起動すると、液圧制御部15が制御信号の指示値V1を調整して、液剤タンク31の内部に供給する気体4の圧力が基準値を超えるように電空レギュレータ33を制御する。これにより、時点T1から、タンク圧V2、及び、液圧V3の双方が徐々に上昇する。
そして、液圧V3が基準値SVに近づいた時点T12以降、液圧制御部15は塗布信号S1がオフの期間は液圧制御を行い、塗布信号S1がオンの期間は液圧制御を行わない。図8中においては、時点T13から時点T14までの期間、及び、時点T15から時点T16までの期間においてそれぞれ塗布信号S1がオンとなっている。そして、この期間においては、指示値V1は固定され、液圧制御が行われない。塗布信号S1がオンとなる期間のそれぞれは、一の対象領域A1へのフラックス液5の塗布に必要な期間であり、例えば、約2秒〜3秒である。
図9は、仮に液圧制御部15が塗布信号S1の状態に関わらず液圧制御を継続的に行った場合の指示値V1、タンク圧V2及び液圧V3、並びに、ノズル2がフラックス液5を噴出する量(以下、「噴出量」という。)V4の変化を比較例として示す図である。図9中においては、時点T21から時点T22までの期間において塗布信号S1がオン、それ以外の期間では塗布信号S1がオフとなっている。
時点T21以前は、液圧制御により液圧V3が基準値SVに維持される。そして、時点T21において塗布信号S1がオンとなると、ノズルバルブ24が供給通路25を開けることで、供給ホース35内のフラックス液5がノズル2の内部通路22に進入し、ノズル2からフラックス液5が噴出される。これにより、供給ホース35内のフラックス液5の圧力は瞬時的に低下する。すなわち、液圧V3が基準値SVよりも低下することになる。
このような液圧V3の低下に対応して、液圧制御部15は液圧制御を行い、液圧V3を基準値SVに近づけるべく指示値V1を変動する。これにより、液圧V3は基準値SVに徐々に近づいていくが、しばらくは液圧V3は安定せずに変動する。
このような液圧V3の変動により、噴出量V4も変動する。その結果、塗布信号S1がオンの期間(ノズル2がフラックス液5を噴出する期間)中において、フラックス液5を噴出する範囲が不安定となり、プリント基板8に対してフラックス液5を正確に塗布できない可能性がある。
また、時点T22において塗布信号S1がオフとなると、ノズルバルブ24が供給通路25を閉じる。これにより、供給ホース35内のフラックス液5の圧力は瞬時的に上昇する。その結果、時点T22以降においても、液圧制御部15の液圧制御により、しばらくは液圧V3は安定せずに変動することになる。
図10は、液圧制御部15が塗布信号S1がオンの期間は液圧制御を行わない本実施の形態の場合の指示値V1、タンク圧V2、液圧V3、及び、噴出量V4の変化を示す図である。図10中においても、時点T21から時点T22までの期間において塗布信号S1がオン、それ以外の期間では塗布信号S1がオフとなっている。
この場合においても、時点T21以前は、液圧制御により液圧V3が基準値SVに維持される。そして、時点T21において塗布信号S1がオンとなると、液圧V3が瞬時的に低下する。
液圧制御部15は、塗布信号S1がオンの期間は液圧制御を行わないため、このような液圧V3の低下があったとしても指示値V1を時点T21の直前の値に固定する。これにより、液圧V3は基準値SVよりも低い状態で安定する。塗布信号S1がオンとなる期間は比較的短時間(例えば、2秒〜3秒程度)であるため、この期間中において水頭差及び圧力損失に起因して、ノズル2に供給されるフラックス液5の圧力が大きく変動することはない。したがって、塗布信号S1がオンの期間(ノズル2がフラックス液5を噴出する期間)において、フラックス液5を噴出する範囲を安定化することができ、プリント基板8に対してフラックス液5を正確に塗布することができる。
以上のように、第2の実施の形態の塗布装置1においては、液圧制御部15は、ノズルバルブ24が供給通路25を閉じている期間は液圧制御を行い、ノズルバルブ24が供給通路25を開けている期間は液圧制御を行わない。このため、ノズル2がフラックス液5を噴出する期間中において、フラックス液5を安定的に噴出させることができる。
<3.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような変形例について説明する。上記実施の形態及び以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
上記実施の形態においては、液圧センサ37は、供給ホース35の内部のフラックス液5の圧力を検出し、その検出値を示す信号を全体制御部10に出力していた。これに対して、液圧センサ37は、フラックス液5の圧力を検出し、その検出値を2つの閾値(上限値及び下限値)と比較した結果を示す2つのパルス信号のみを全体制御部10に出力してもよい。2つのパルス信号は、検出値が上限値を超えたときにオンとなる第1信号、及び、検出値が下限値未満のときにオンとなる第2信号である。この場合、液圧制御部15は、第1信号がオンのときに指示値を下げ、第2信号がオンのときに指示値を上げるといった単純な処理で液圧制御を行うことができる。
また、上記実施の形態では、液剤タンク31の内部に気体4を供給することで液剤タンク31からノズル2へフラックス液5を供給するようにしていたが、圧送ポンプにより液剤タンク31からノズル2へフラックス液5を供給するようにしてもよい。この場合も、液圧センサ37の検出値に応じて圧送ポンプの圧送能力を変動することで、ノズル2に供給されるフラックス液5の圧力を略一定にすることができる。
1 塗布装置
2 ノズル
4 気体
5 フラックス液
15 液圧制御部
24 ノズルバルブ
31 液剤タンク
33 電空レギュレータ
35 供給ホース
37 液圧センサ

Claims (4)

  1. 塗布対象にフラックス液を塗布する塗布装置であって、
    前記フラックス液を貯留する密封された液剤容器と、
    前記フラックス液を噴出するノズルと、
    前記液剤容器の内部に気体を供給して前記液剤容器の内部を加圧することで、前記液剤容器から前記ノズルへ導管を介して前記フラックス液を供給する加圧手段と、
    前記導管内の前記フラックス液の圧力を検出する検出手段と、
    前記検出手段に検出された前記フラックス液の圧力に基づいて前記液剤容器の内部に供給される前記気体の圧力を調整し、前記ノズルへ供給される前記フラックス液の圧力を略一定にする液圧制御を行う制御手段と、
    前記導管内の前記フラックス液を前記ノズルの内部に導く供給通路を開閉するバルブと、
    を備え、
    前記バルブは、
    前記供給通路を開けることで前記ノズルから前記フラックス液を噴出させ、
    前記制御手段は、
    前記バルブが前記供給通路を閉じている期間は、前記液圧制御を行い、
    前記バルブが前記供給通路を開けている期間は、前記液圧制御を行わず、前記液剤容器の内部に供給される前記気体の圧力を略一定に保つ、
    ことを特徴とする塗布装置。
  2. 請求項1に記載の塗布装置において、
    前記検出手段は、前記導管における前記ノズルとの接続部の近傍に設けられることを特徴とする塗布装置。
  3. 請求項1または2に記載の塗布装置において、
    前記ノズルは、前記塗布対象の一部を覆うカバー部材を介在させることなく前記塗布対象に前記フラックス液を塗布することを特徴とする塗布装置。
  4. 塗布対象にフラックス液を塗布する塗布方法であって、
    (a)前記フラックス液を貯留する密封された液剤容器の内部に気体を供給して前記液剤容器の内部を加圧することで、前記液剤容器から前記フラックス液を噴出するノズルへ導管を介して前記フラックス液を供給する工程と、
    (b)前記導管内の前記フラックス液の圧力を検出する工程と、
    (c)前記工程(b)で検出された前記フラックス液の圧力に基づいて前記液剤容器の内部に供給される前記気体の圧力を調整して、前記ノズルへ供給される前記フラックス液の圧力を略一定にする液圧制御を行う工程と、
    (d)前記導管内の前記フラックス液を前記ノズルの内部に導く供給通路を開閉するバルブが、前記供給通路を開けることで前記ノズルから前記フラックス液を噴出させる工程と、
    を備え、
    前記工程(c)は、
    前記バルブが前記供給通路を閉じている期間は、前記液圧制御を行い、
    前記バルブが前記供給通路を開けている期間は、前記液圧制御を行わず、前記液剤容器の内部に供給される前記気体の圧力を略一定に保つ、
    ことを特徴とする塗布方法。
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