JP6436729B2 - ヒューズエレメント、ヒューズ素子、保護素子、短絡素子、切替素子 - Google Patents
ヒューズエレメント、ヒューズ素子、保護素子、短絡素子、切替素子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6436729B2 JP6436729B2 JP2014229360A JP2014229360A JP6436729B2 JP 6436729 B2 JP6436729 B2 JP 6436729B2 JP 2014229360 A JP2014229360 A JP 2014229360A JP 2014229360 A JP2014229360 A JP 2014229360A JP 6436729 B2 JP6436729 B2 JP 6436729B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- melting point
- metal layer
- point metal
- low melting
- fuse element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H37/00—Thermally-actuated switches
- H01H37/74—Switches in which only the opening movement or only the closing movement of a contact is effected by heating or cooling
- H01H37/76—Contact member actuated by melting of fusible material, actuated due to burning of combustible material or due to explosion of explosive material
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H85/00—Protective devices in which the current flows through a part of fusible material and this current is interrupted by displacement of the fusible material when this current becomes excessive
- H01H85/02—Details
- H01H85/04—Fuses, i.e. expendable parts of the protective device, e.g. cartridges
- H01H85/05—Component parts thereof
- H01H85/055—Fusible members
- H01H85/08—Fusible members characterised by the shape or form of the fusible member
- H01H85/11—Fusible members characterised by the shape or form of the fusible member with applied local area of a metal which, on melting, forms a eutectic with the main material of the fusible member, i.e. M-effect devices
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H85/00—Protective devices in which the current flows through a part of fusible material and this current is interrupted by displacement of the fusible material when this current becomes excessive
- H01H85/02—Details
- H01H85/04—Fuses, i.e. expendable parts of the protective device, e.g. cartridges
- H01H85/05—Component parts thereof
- H01H85/055—Fusible members
- H01H85/12—Two or more separate fusible members in parallel
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Fuses (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
Description
また、本発明に係るヒューズエレメントは、高融点金属層と、上記高融点金属層よりも融点の低い第1の低融点金属層と、上記第1の低融点金属層よりも融点の低い第2の低融点金属層とを有し、内層が上記第1の低融点金属層であり、上記内層に積層される外層が上記高融点金属層であり、上記外層に積層される最外層が上記第2の低融点金属層である。
また、本発明に係るヒューズエレメントは、高融点金属層と、上記高融点金属層よりも融点の低い第1の低融点金属層と、上記第1の低融点金属層よりも融点の低い第2の低融点金属層とを有し、上記高融点金属層は、上記第1の低融点金属層と上記第2の低融点金属層との間に積層され、上記高融点金属層はAg、Cu又はAg若しくはCuを主成分とする合金であり、上記第1の低融点金属層はSn又はSnを主成分とする合金であり、上記第2の低融点金属層はBi、In又はBi若しくはInを含む合金であり、上記第1の低融点金属層、上記高融点金属層、上記第2の低融点金属層、上記高融点金属層の順序で4層以上積層されている。
先ず、本発明が適用されたヒューズエレメントについて説明する。本発明が適用されたヒューズエレメント1は、後述するヒューズ素子、保護素子、短絡素子及び切替素子の可溶導体として用いられ、定格を超える電流が通電することによって自己発熱(ジュール熱)により溶断し、あるいは発熱体の発熱により溶断されるものである。ヒューズエレメント1は、互いに融点の異なる3層以上の金属層が積層されたものであり、例えば、図1に示すように、高融点金属層2と、高融点金属層2よりも融点の低い第1の低融点金属層3と、第1の低融点金属層3よりも融点の低い第2の低融点金属層4とを有し、例えば略矩形板状に形成されている。
ここで、ヒューズエレメント1は、図1に示すように、高融点金属層2は、第1の低融点金属層3と第2の低融点金属層4との間に積層されていることが好ましい。ヒューズエレメント1は、高融点金属層2を融点の異なる2種類の第1、第2の低融点金属層3,4で挟むことにより、第2の低融点金属層4のより低い温度から高融点金属層2の一方の面の浸食を開始し、次いで、第1の低融点金属層3の温度で両面から高融点金属層2を浸食する。
ヒューズエレメント1は、第1、第2の低融点金属層3,4の表面に高融点金属2をメッキ技術を用いて成膜することにより製造できる。ヒューズエレメント1は、例えば、長尺状のハンダ箔の表面にAgメッキを施すことにより効率よく製造でき、使用時には、サイズに応じて切断することで、容易に用いることができる。
本発明が適用されたヒューズ素子80は、図9に示すように、絶縁基板81と、絶縁基板81に設けられた第1の電極82及び第2の電極83と、第1及び第2の電極82,83間にわたって実装され、定格を超える電流が通電することによって自己発熱により溶断し、第1の電極82と第2の電極83との間の電流経路を遮断するヒューズエレメント1とを備える。
次いで、ヒューズエレメント1の実装状態について説明する。ヒューズ素子80は、図9に示すように、ヒューズエレメント1が、絶縁基板81の表面81aから離間して実装されている。
また、ヒューズ素子80は、高融点金属層2又は第1、第2の低融点金属層3,4の酸化防止と、溶断時の酸化物除去及びハンダの流動性向上のために、ヒューズエレメント1の表面や裏面にフラックスをコーティングしてもよい。また、図9に示すように、ヒューズエレメント1上の最外層の全面にフラックスシート87を配置してもよい。フラックスシート87は、流動体又は半流動体のフラックスをシート状の支持体に含浸、保持させたものであり、例えば不織布やメッシュ状の生地にフラックスを含浸させたものである。
また、ヒューズ素子80は、ヒューズエレメント1が設けられた絶縁基板81の表面81a上に、内部を保護するとともに溶融したヒューズエレメント1の飛散を防止するカバー部材89が取り付けられている。カバー部材89は、各種エンジニアリングプラスチック、セラミックス等の絶縁性を有する部材により形成することができ、絶縁性の接着剤84を介して接続されている。ヒューズ素子80は、ヒューズエレメント1がカバー部材89によって覆われるため、過電流によるアーク放電の発生を伴う自己発熱遮断時においても、溶融金属がカバー部材89によって捕捉され、周囲への飛散を防止できる。
このようなヒューズ素子80は、図13(A)に示す回路構成を有する。ヒューズ素子80は、第1、第2の外部接続電極82a,83aを介して外部回路に実装されることにより、当該外部回路の電流経路上に組み込まれる。ヒューズ素子80は、ヒューズエレメント1に所定の定格電流が流れている間は、自己発熱によっても溶断することがない。そして、ヒューズ素子80は、定格を超える過電流が通電するとヒューズエレメント1が自己発熱によって溶断し、第1、第2の電極82,83間を遮断することにより、当該外部回路の電流経路を遮断する(図13(B))。
次いで、ヒューズエレメント1を用いた保護素子について説明する。本発明が適用された保護素子90は、図15(A)(B)に示すように、絶縁基板91と、絶縁基板91に積層され、絶縁部材92に覆われた発熱体93と、絶縁基板91の両端に形成された第1の電極94及び第2の電極95と、絶縁部材91上に発熱体93と重畳するように積層され、発熱体93に電気的に接続された発熱体引出電極96と、両端が第1、第2の電極94,95にそれぞれ接続され、中央部が発熱体引出電極96に接続されたヒューズエレメント1とを備える。そして、保護素子90は、絶縁基板91上に内部を保護するカバー部材97が取り付けられている。
また、保護素子90は、高融点金属層2又は第1、第2の低融点金属層3,4の酸化防止と、溶断時の酸化物除去及びハンダの流動性向上のために、ヒューズエレメント1の表面や裏面にフラックスをコーティングしてもよい。また、図15に示すように、ヒューズエレメント1上の最外層の全面にフラックスシート101を配置してもよい。フラックスシート101は、上記フラックスシート87と同様に、流動体又は半流動体のフラックスをシート状の支持体に含浸、保持させたものであり、例えば不織布やメッシュ状の生地にフラックスを含浸させたものである。
また、保護素子90は、ヒューズエレメント1が設けられた絶縁基板91の表面91a上に、内部を保護するとともに溶融したヒューズエレメント1の飛散を防止するカバー部材97が取り付けられている。カバー部材97は、各種エンジニアリングプラスチック、セラミックス等の絶縁性を有する部材により形成することができる。保護素子90は、ヒューズエレメント1がカバー部材97によって覆われるため、溶融金属がカバー部材97によって捕捉され、周囲への飛散を防止できる。
本発明が適用された保護素子90は、図18に示すような回路構成を有する。すなわち、保護素子90は、発熱体引出電極96を介して第1、第2の外部接続電極94a,95a間にわたって直列接続されたヒューズエレメント1と、ヒューズエレメント1の接続点を介して通電して発熱させることによってヒューズエレメント1を溶融する発熱体93とからなる回路構成である。そして、保護素子90は、第1、第2の電極94,95及び発熱体電極99が、それぞれ第1、第2の外部接続電極94a,95a及び発熱体給電電極99aが外部回路基板に接続される。これにより、保護素子90は、ヒューズエレメント1が第1、第2の電極94,95を介して外部回路の電流経路上に直列接続され、発熱体93が発熱体電極99を介して外部回路に設けられた電流制御素子と接続される。
このような回路構成からなる保護素子90は、外部回路の電流経路を遮断する必要が生じた場合に、外部回路に設けられた電流制御素子によって発熱体93が通電される。これにより、保護素子90は、発熱体93の発熱により、外部回路の電流経路上に組み込まれたヒューズエレメント1が溶融され、図19(A)に示すように、ヒューズエレメント1の溶融導体が、濡れ性の高い発熱体引出電極96及び第1、第2の電極94,95に引き寄せられることによりヒューズエレメント1が溶断される。これにより、ヒューズエレメント1は、確実に第1の電極94〜発熱体引出電極96〜第2の電極95の間を溶断させ(図19(B))、外部回路の電流経路を遮断することができる。また、ヒューズエレメント1が溶断することにより、発熱体93への給電も停止される。
次いで、ヒューズエレメント1を用いた短絡素子について説明する。図20(A)に、短絡素子110の平面図を示し、図20(B)に、短絡素子110の断面図を示す。短絡素子110は、絶縁基板111と、絶縁基板111に設けられた発熱体112と、絶縁基板111に、互いに隣接して設けられた第1の電極113及び第2の電極114と、第1の電極113と隣接して設けられるとともに、発熱体112に電気的に接続された第3の電極115と、第1、第3の電極113,115間に亘って設けられることにより電流経路を構成し、発熱体112からの加熱により、第1、第3の電極113,115間の電流経路を溶断するとともに、溶融導体を介して第1、第2の電極113,114を短絡させるヒューズエレメント1とを備える。そして、短絡素子110は、絶縁基板111上に内部を保護するカバー部材116が取り付けられている。
また、短絡素子110は、高融点金属層2又は第1、第2の低融点金属層3,4の酸化防止と、溶断時の酸化物除去及びハンダの流動性向上のために、ヒューズエレメント1の表面や裏面にフラックスをコーティングしてもよい。また、図20に示すように、ヒューズエレメント1上の最外層の全面にフラックスシート122を配置してもよい。フラックスシート122は、上述したフラックスシート87と同様に、流動体又は半流動体のフラックスをシート状の支持体に含浸、保持させたものであり、例えば不織布やメッシュ状の生地にフラックスを含浸させたものである。
また、短絡素子110は、ヒューズエレメント1が設けられた絶縁基板111の表面111a上に、内部を保護するとともに溶融したヒューズエレメント1の飛散を防止するカバー部材116が取り付けられている。カバー部材116は、各種エンジニアリングプラスチック、セラミックス等の絶縁性を有する部材により形成することができる。短絡素子110は、ヒューズエレメント1がカバー部材116によって覆われるため、溶融金属がカバー部材116によって捕捉され、周囲への飛散を防止できる。
以上のような短絡素子110は、図23(A)(B)に示すような回路構成を有する。すなわち、短絡素子110は、第1の電極113と第2の電極114とが、正常時には絶縁され(図23(A))、発熱体112の発熱によりヒューズエレメント1が溶融すると、当該溶融導体を介して短絡するスイッチ123を構成する(図23(B))。そして、第1の外部接続電極113aと第2の外部接続電極114aは、スイッチ123の両端子を構成する。また、ヒューズエレメント1は、第3の電極115及び発熱体引出電極120を介して発熱体112と接続されている。
なお、短絡素子110は、必ずしも、発熱体112を絶縁部材118によって被覆する必要はなく、発熱体112が絶縁基板111の内部に設置されてもよい。絶縁基板111の材料として熱伝導性に優れたものを用いることにより、発熱体112をガラス層等の絶縁部材118を介した場合と同等に加熱することができる。
また、本発明に係る短絡素子は、図25(A)(B)に示すように、第2の電極114と隣接する第4の電極124及び第2、第4の電極114,124間にわたって搭載される第2のヒューズエレメント125を形成してもよい。第2のヒューズエレメント125は、ヒューズエレメント1と同じ構成を有する。
次いで、ヒューズエレメント1を用いた切替素子について説明する。図26(A)に切替素子130の平面図、及び図26(B)に切替素子130の断面図を示す。切替素子130は、絶縁基板131と、絶縁基板131に設けられた第1の発熱体132及び第2の発熱体133と、絶縁基板131に、互いに隣接して設けられた第1の電極134及び第2の電極135と、第1の電極134と隣接して設けられるとともに、第1の発熱体132に電気的に接続された第3の電極136と、第2の電極135と隣接して設けられるとともに、第2の発熱体133に電気的に接続された第4の電極137と、第4の電極137に隣接して設けられた第5の電極138と、第1、第3の電極134,136間に亘って設けられることにより電流経路を構成し、第1の発熱体132からの加熱により、第1、第3の電極134,136間の電流経路を溶断する第1のヒューズエレメント1Aと、第2の電極135から第4の電極137を経て第5の電極138に亘って設けられ、第2の発熱体133からの加熱により、第2、第4、第5の電極135,137,138間の電流経路を溶断する第2のヒューズエレメント1Bとを備える。そして、切替素子130は、絶縁基板131上に内部を保護するカバー部材139が取り付けられている。
また、切替素子130は、高融点金属層2又は第1、第2の低融点金属層3,4の酸化防止と、溶断時の酸化物除去及びハンダの流動性向上のために、ヒューズエレメント1の表面や裏面にフラックスをコーティングしてもよい。また、図26に示すように、ヒューズエレメント1A,1B上の最外層の全面にフラックスシート146を配置してもよい。フラックスシート146は、上記フラックスシート87と同様に、流動体又は半流動体のフラックスをシート状の支持体に含浸、保持させたものであり、例えば不織布やメッシュ状の生地にフラックスを含浸させたものである。
また、切替素子130は、ヒューズエレメント1A,1Bが設けられた絶縁基板131の表面131a上に、内部を保護するとともに溶融したヒューズエレメント1A,1Bの飛散を防止するカバー部材139が取り付けられている。カバー部材139は、各種エンジニアリングプラスチック、セラミックス等の絶縁性を有する部材により形成することができる。切替素子130は、ヒューズエレメント1A,1Bがカバー部材139によって覆われるため、溶融金属がカバー部材139によって捕捉され、周囲への飛散を防止できる。
以上のような切替素子130は、図29に示すような回路構成を有する。すなわち、切替素子130は、第1の電極134と第2の電極135とが、正常時には絶縁され、第1、第2の発熱体132,133の発熱により第1、第2のヒューズエレメント1A,1Bが溶融すると、当該溶融導体を介して短絡するスイッチ150を構成する。そして、第1の外部接続電極134aと第2の外部接続電極135aは、スイッチ150の両端子を構成する。
ここで、切替素子130は、第2のヒューズエレメント1Bが第1のヒューズエレメント1Aよりも先行して溶融することが好ましい。切替素子130は、第1の発熱体132と第2の発熱体133とが、別々に発熱されることから、通電のタイミングとして第2の発熱体133を先に発熱させ、その後に第1の発熱体132を発熱させることで、図30に示すように、第2のヒューズエレメント1Bを第1のヒューズエレメント1Aよりも先行して溶融させ、図31に示すように、確実に第1、第2の電極134,135上に、第1、第2のヒューズエレメント1A,1Bの溶融導体を凝集、結合させ、第1、第2の電極134,135を短絡させることができる。
また、切替素子130は、第1の電極134の面積を第3の電極136よりも広くし、第2の電極135の面積を第4、第5の電極137,138よりも広くすることが好ましい。溶融導体の保持量は、電極面積に比例して多くなるため、第1、第2の電極134,135の面積を第3、第4、第5の電極136,137,138よりも広く形成することにより、より多くの溶融導体を第1、第2の電極134,135上に凝集させることができ、第1、第2の電極134,135間を確実に短絡させることができる。
なお、切替素子130は、必ずしも、第1、第2の発熱体132,133を絶縁部材140によって被覆する必要はなく、第1、第2の発熱体132,133が絶縁基板131の内部に設置されてもよい。絶縁基板131の材料として熱伝導性に優れたものを用いることにより、第1、第2の発熱体132,133は、ガラス層等の絶縁部材140を介した場合と同等に加熱することができる。
Claims (14)
- 高融点金属層と、
上記高融点金属層よりも融点の低い第1の低融点金属層と、
上記第1の低融点金属層よりも融点の低い第2の低融点金属層とを有し、
上記第2の低融点金属層、上記高融点金属層、上記第1の低融点金属層、上記高融点金属層の順序で4層以上積層されているヒューズエレメント。 - 高融点金属層と、
上記高融点金属層よりも融点の低い第1の低融点金属層と、
上記第1の低融点金属層よりも融点の低い第2の低融点金属層とを有し、
内層が上記第1の低融点金属層であり、上記内層に積層される外層が上記高融点金属層であり、上記外層に積層される最外層が上記第2の低融点金属層であるヒューズエレメント。 - 上記高融点金属層の体積よりも上記第1の低融点金属層の体積の方が多い請求項1又は2に記載のヒューズエレメント。
- 上記高融点金属層の体積よりも上記第2の低融点金属層の体積の方が多い請求項1又は2に記載のヒューズエレメント。
- 上記高融点金属層はAg、Cu又はAg若しくはCuを主成分とする合金であり、上記第1の低融点金属層はSn又はSnを主成分とする合金であり、上記第2の低融点金属層はBi、In又はBi若しくはInを含む合金である請求項1〜4のいずれか1項に記載のヒューズエレメント。
- 高融点金属層と、
上記高融点金属層よりも融点の低い第1の低融点金属層と、
上記第1の低融点金属層よりも融点の低い第2の低融点金属層とを有し、
上記高融点金属層は、上記第1の低融点金属層と上記第2の低融点金属層との間に積層され、
上記高融点金属層はAg、Cu又はAg若しくはCuを主成分とする合金であり、上記第1の低融点金属層はSn又はSnを主成分とする合金であり、上記第2の低融点金属層はBi、In又はBi若しくはInを含む合金であり、
上記第1の低融点金属層、上記高融点金属層、上記第2の低融点金属層、上記高融点金属層の順序で4層以上積層されているヒューズエレメント。 - 絶縁基板と、
上記絶縁基板上に形成された第1、第2の電極と、
少なくとも、高融点金属層と、上記高融点金属層よりも融点の低い第1の低融点金属層とが積層され、上記第1、第2の電極間に跨って接続されるヒューズエレメントとを有し、
上記ヒューズエレメントは、上記第1の低融点金属層よりも融点の低い第2の低融点金属層によって上記第1、第2の電極に接続されているヒューズ素子。 - 上記ヒューズエレメントは、上記高融点金属層が、上記第1の低融点金属層と上記第2の低融点金属層との間に積層され、少なくとも一方の最外層が上記第2の低融点金属層である請求項7記載のヒューズ素子。
- 絶縁基板と、
上記絶縁基板上又は上記絶縁基板の内部に形成された発熱体と、
上記絶縁基板上に設けられた第1、第2の電極と、
上記発熱体と電気的に接続された発熱体引出電極と、
上記第1の電極から上記発熱体引出電極を介して上記第2の電極に跨って接続された可溶導体とを有し、
上記可溶導体は、少なくとも、高融点金属層と、上記高融点金属層よりも融点の低い第1の低融点金属層とが積層されたヒューズエレメントからなり、
上記ヒューズエレメントは、上記第1の低融点金属層よりも融点の低い第2の低融点金属層によって上記第1、第2の電極及び上記発熱体引出電極に接続され、上記発熱体の通電発熱により溶融し、上記第1、第2の電極間を遮断する保護素子。 - 上記ヒューズエレメントは、上記高融点金属層が、上記第1の低融点金属層と上記第2の低融点金属層との間に積層され、少なくとも一方の最外層が上記第2の低融点金属層である請求項9記載の保護素子。
- 絶縁基板と、
上記絶縁基板上又は上記絶縁基板の内部に形成された発熱体と、
上記絶縁基板上に隣接して設けられた第1、第2の電極と、
上記絶縁基板上に設けられ上記発熱体と電気的に接続された第3の電極と、
上記第1、第3の電極間に跨って接続される可溶導体とを有し、
上記可溶導体は、少なくとも、高融点金属層と、上記高融点金属層よりも融点の低い第1の低融点金属層とが積層されたヒューズエレメントからなり、
上記ヒューズエレメントは、上記第1の低融点金属層よりも融点の低い第2の低融点金属層によって上記第1、第3の電極に接続され、上記発熱体の通電発熱により溶融し、上記第1、第2の電極間を短絡させるとともに、上記第1、第3の電極間を遮断する短絡素子。 - 上記ヒューズエレメントは、上記高融点金属層が、上記第1の低融点金属層と上記第2の低融点金属層との間に積層され、少なくとも一方の最外層が上記第2の低融点金属層である請求項11記載の短絡素子。
- 絶縁基板と、
上記絶縁基板上又は上記絶縁基板の内部に形成された第1、第2の発熱体と、
上記絶縁基板上に隣接して設けられた第1、第2の電極と、
上記絶縁基板上に設けられ上記第1の発熱体と電気的に接続する第3の電極と、
上記第1、第3の電極間に跨って接続される第1の可溶導体と、
上記絶縁基板上に設けられ上記第2の発熱体と電気的に接続する第4の電極と、
上記絶縁基板上に上記第4の電極と隣接して設けられた第5の電極と、
上記第2の電極から上記第4の電極を介して上記第5の電極に跨って接続された第2の可溶導体とを有し、
上記第1、第2の可溶導体は、少なくとも、高融点金属層と、上記高融点金属層よりも融点の低い第1の低融点金属層とが積層されたヒューズエレメントからなり、
上記第1の可溶導体は、上記第1の低融点金属層よりも融点の低い第2の低融点金属層によって上記第1、第3の電極に接続され、
上記第2の可溶導体は、上記第1の低融点金属層よりも融点の低い第2の低融点金属層によって上記第2、第4、第5の電極に接続され、
上記第2の発熱体の通電発熱により上記第2の可溶導体を溶融させて上記第2、第5の電極間を遮断し、
上記第1の発熱体の通電発熱により上記第1の可溶導体を溶融させて上記第1、第2の電極間を短絡する切替素子。 - 上記第1、第2の可溶導体は、上記高融点金属層が、上記第1の低融点金属層と上記第2の低融点金属層との間に積層され、少なくとも一方の最外層が上記第2の低融点金属層である請求項13記載の切替素子。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014229360A JP6436729B2 (ja) | 2014-11-11 | 2014-11-11 | ヒューズエレメント、ヒューズ素子、保護素子、短絡素子、切替素子 |
PCT/JP2015/081030 WO2016076173A1 (ja) | 2014-11-11 | 2015-11-04 | ヒューズエレメント、ヒューズ素子、保護素子、短絡素子、切替素子 |
TW104136254A TWI697022B (zh) | 2014-11-11 | 2015-11-04 | 熔絲單元、熔絲元件、保護元件、短路元件、切換元件 |
KR1020177011371A KR101950619B1 (ko) | 2014-11-11 | 2015-11-04 | 퓨즈 요소, 퓨즈 소자, 보호 소자, 단락 소자, 전환 소자 |
CN201580059056.7A CN107735849B (zh) | 2014-11-11 | 2015-11-04 | 熔丝单元、熔丝元件、保护元件、短路元件、切换元件 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014229360A JP6436729B2 (ja) | 2014-11-11 | 2014-11-11 | ヒューズエレメント、ヒューズ素子、保護素子、短絡素子、切替素子 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018199535A Division JP6577118B2 (ja) | 2018-10-23 | 2018-10-23 | ヒューズエレメント、ヒューズ素子、保護素子、短絡素子、切替素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016095899A JP2016095899A (ja) | 2016-05-26 |
JP6436729B2 true JP6436729B2 (ja) | 2018-12-12 |
Family
ID=55954263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014229360A Active JP6436729B2 (ja) | 2014-11-11 | 2014-11-11 | ヒューズエレメント、ヒューズ素子、保護素子、短絡素子、切替素子 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6436729B2 (ja) |
KR (1) | KR101950619B1 (ja) |
CN (1) | CN107735849B (ja) |
TW (1) | TWI697022B (ja) |
WO (1) | WO2016076173A1 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6811590B2 (ja) * | 2016-11-10 | 2021-01-13 | デクセリアルズ株式会社 | 保護素子 |
WO2018100984A1 (ja) * | 2016-11-29 | 2018-06-07 | デクセリアルズ株式会社 | 保護素子 |
JP7433783B2 (ja) * | 2019-06-19 | 2024-02-20 | デクセリアルズ株式会社 | ヒューズエレメント、ヒューズ素子及び保護素子 |
JP7433796B2 (ja) * | 2019-07-24 | 2024-02-20 | デクセリアルズ株式会社 | 保護素子 |
JP2024049240A (ja) * | 2022-09-28 | 2024-04-09 | デクセリアルズ株式会社 | 保護素子及び保護素子の製造方法 |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5539168A (en) * | 1978-09-13 | 1980-03-18 | Mitsubishi Electric Corp | Fuse and method of fabricating same |
US4320374A (en) * | 1979-03-21 | 1982-03-16 | Kearney-National (Canada) Limited | Electric fuses employing composite aluminum and cadmium fuse elements |
JP2827120B2 (ja) * | 1990-01-01 | 1998-11-18 | 内橋エステック株式会社 | 温度ヒユーズエレメントの製造方法 |
JP4632358B2 (ja) * | 2005-06-08 | 2011-02-16 | 三菱マテリアル株式会社 | チップ型ヒューズ |
JP5072796B2 (ja) * | 2008-05-23 | 2012-11-14 | ソニーケミカル&インフォメーションデバイス株式会社 | 保護素子及び二次電池装置 |
JP5130233B2 (ja) * | 2009-01-21 | 2013-01-30 | デクセリアルズ株式会社 | 保護素子 |
JP5130232B2 (ja) * | 2009-01-21 | 2013-01-30 | デクセリアルズ株式会社 | 保護素子 |
JP5306139B2 (ja) | 2009-10-08 | 2013-10-02 | 北陸電気工業株式会社 | チップヒューズ |
WO2013146889A1 (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-03 | デクセリアルズ株式会社 | 保護素子 |
JP6249600B2 (ja) * | 2012-03-29 | 2017-12-20 | デクセリアルズ株式会社 | 保護素子 |
JP6081096B2 (ja) * | 2012-08-01 | 2017-02-15 | デクセリアルズ株式会社 | 保護素子及びバッテリパック |
WO2014123139A1 (ja) * | 2013-02-05 | 2014-08-14 | デクセリアルズ株式会社 | 短絡素子、およびこれを用いた回路 |
JP6161967B2 (ja) * | 2013-02-12 | 2017-07-12 | デクセリアルズ株式会社 | 短絡素子、およびこれを用いた回路 |
JP6420053B2 (ja) * | 2013-03-28 | 2018-11-07 | デクセリアルズ株式会社 | ヒューズエレメント、及びヒューズ素子 |
-
2014
- 2014-11-11 JP JP2014229360A patent/JP6436729B2/ja active Active
-
2015
- 2015-11-04 CN CN201580059056.7A patent/CN107735849B/zh active Active
- 2015-11-04 KR KR1020177011371A patent/KR101950619B1/ko active IP Right Grant
- 2015-11-04 TW TW104136254A patent/TWI697022B/zh active
- 2015-11-04 WO PCT/JP2015/081030 patent/WO2016076173A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TWI697022B (zh) | 2020-06-21 |
CN107735849A (zh) | 2018-02-23 |
CN107735849B (zh) | 2020-05-05 |
TW201630022A (zh) | 2016-08-16 |
KR20170059004A (ko) | 2017-05-29 |
JP2016095899A (ja) | 2016-05-26 |
WO2016076173A1 (ja) | 2016-05-19 |
KR101950619B1 (ko) | 2019-02-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6420053B2 (ja) | ヒューズエレメント、及びヒューズ素子 | |
JP6483987B2 (ja) | ヒューズエレメント、ヒューズ素子、及び発熱体内蔵ヒューズ素子 | |
JP6249600B2 (ja) | 保護素子 | |
KR102523229B1 (ko) | 보호 소자 및 실장체 | |
JP6436729B2 (ja) | ヒューズエレメント、ヒューズ素子、保護素子、短絡素子、切替素子 | |
TWI714595B (zh) | 熔絲單元、熔絲元件、保護元件、短路元件、切換元件 | |
JP2008311161A (ja) | 保護素子 | |
KR102135832B1 (ko) | 퓨즈 엘리먼트, 퓨즈 소자, 보호 소자 | |
KR102442404B1 (ko) | 퓨즈 소자 | |
JP2016071973A (ja) | 実装体の製造方法、温度ヒューズ素子の実装方法及び温度ヒューズ素子 | |
JP6577118B2 (ja) | ヒューズエレメント、ヒューズ素子、保護素子、短絡素子、切替素子 | |
JP2010165685A (ja) | 保護素子及びバッテリーパック | |
TWI674940B (zh) | 助焊劑片、助焊劑、熔絲單元、熔絲元件、保護元件、短路元件及切換元件 | |
JP2017022009A (ja) | 保護素子、ヒューズ素子 | |
JP2014044955A (ja) | 保護素子及びバッテリーパック | |
JP6429591B2 (ja) | 保護素子 | |
JP2012059719A (ja) | 保護素子及びバッテリーパック | |
JP2016170892A (ja) | ヒューズエレメント及びヒューズ素子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171109 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180828 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181023 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181106 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181113 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6436729 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |