JP6436236B2 - シャッター - Google Patents

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Description

本発明は、圧力差がある2つの空間を区画する隔壁に形成された開口を開閉するために用いられるシャッターに関する。特に、大気圧イオン化源を備えた質量分析装置のイオン導入部において上記開口を開閉するために好適に用いることができるシャッターに関する。
質量分析装置において用いられるイオン化源は、大気圧下で試料をイオン化するイオン化源(大気圧イオン化源)と、真空下で試料をイオン化するイオン化源の2つに大別される。大気圧イオン化源は、イオン化室を真空排気する手間が不要であり取り扱いが容易であることから広く用いられている。
図1に、大気圧イオン化源の1つであるエレクトロスプレーイオン化(ESI)源を有する質量分析装置の概略構成を示す。この質量分析装置は、大気圧であるイオン化室50と高真空の分析室53の間に、段階的に真空度が高められた第1、第2中間真空室51、52を備えた多段差動排気系の構成を有している。イオン化室50と第1中間真空室51の間には細径の加熱キャピラリ502が配置され、また、第1中間真空室51と第2中間真空室52との間は頂部に小孔を有するスキマー512が形成されている。第1、第2中間真空室51、52はロータリーポンプで排気され低真空状態に、分析室53はターボ分子ポンプで排気され高真空状態に、それぞれ維持される。
質量分析装置の内部を大気圧状態に開放すると、その後、分析室53を高真空状態まで真空排気するのに時間がかかる。そのため、複数の試料を順に質量分析する場合は、通常、1つの試料を質量分析したあと、次の試料の質量分析の開始までの間(待機状態)も、質量分析装置の内部の真空状態を維持している。
上述のとおり、イオン化室50、第1、第2中間真空室51、52、及び分析室53は連通しているため、待機状態でも大気圧のイオン化室50から分析室53に向かって空気が流れ込み続ける。そのため、第1、第2中間真空室51、52、及び分析室53の真空状態を維持するには、待機状態でも真空ポンプ(ロータリーポンプ及びターボ分子ポンプ)を動作させておかなければならず、これらのポンプに負荷がかかる。また、例えば夾雑物で汚染された加熱キャピラリ502を交換するために該加熱キャピラリ502を取り外す際、第1中間室51よりも後段の各室にイオン化室50から流れ込む空気の量が増加してこれら各室の真空が保てなくなるため、真空ポンプを停止する必要がある。つまり、加熱キャピラリ502を交換する毎に質量分析装置の内部が待機圧状態に開放されることになり、その後分析室53を高真空状態まで真空排気するためのダウンタイムが生じてしまう。
これらの問題を解消するために、第1、第2中間真空室51、52及び分析室53をイオン化室50から遮断するためのシャッター機構を設けることが考えられる。例えば、第1中間真空室51の内部に開口を形成した隔壁を設け、イオン化室50側に、該開口を開閉するシャッターと、該シャッターを移動させるアクチュエータを配置する。このようなシャッター機構を用いることにより、待機状態ではシャッターにより開口を閉じて真空ポンプの負荷を低減することができ、また、分析室53の真空度を保ったままで加熱キャピラリ502を交換することもできる。
特開平10−325827号公報 特開2014−107012号公報
上記のようにシャッター機構を設けると、待機状態において大気圧空間と真空空間を遮断するシャッターは、開口の面積及び両空間の圧力差に応じた力で真空空間側に押し付けられる。この状態から、試料の分析を行うためにシャッターを移動させるには、隔壁との間に働く摩擦に抗う力でシャッターを動作させなければならない。本発明者が、φ40mmの開口を閉鎖するシャッターを動作させ測定したところ、シャッターを移動するには約13kgfもの力が必要であることが分かった。つまり、上記構成でシャッターを移動させるためには高出力のアクチュエータが必要になる。一般に、高出力のアクチュエータは大型かつ高価であり、シャッター機構を用いると質量分析装置のイオン導入部が大型かつ高価になる、という問題が生じる。また、アクチュエータを用いず手動でシャッターを開く場合でも大きな力が必要になる、という問題がある。
ここでは、質量分析装置を一例に挙げたが、その他、圧力差がある2つの空間を区画する隔壁に形成された開口を、該隔壁の高圧側の壁(圧力が高い方の空間に面した壁)に沿って移動するように配置されたシャッターにより開閉する構成を有する種々の装置において、該シャッターを開く際に上記同様の問題が生じる。
本発明が解決しようとする課題は、圧力差がある2つの空間を区画する隔壁に形成された開口を開閉するために、該隔壁の高圧側の壁に沿って移動するように配置されるシャッターであって、該開口を開く際に従来よりも小さな力で移動させることができるシャッターを提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明は、圧力差がある2つの空間を区画する隔壁に形成された開口を開閉するために用いられるシャッターであって、
a) 前記開口を開閉するように、前記隔壁の高圧側の壁に沿って移動するように配置される板状の部材であって、前記開口に対応する領域内に該開口よりも面積が小さい小開口が形成された第1部材と、
b) 前記小開口を開閉するように、前記第1部材の高圧側の面に沿って移動するように配置される板状の第2部材と
を備えることを特徴とする。
本発明に係るシャッターは、小開口が形成された第1部材と、該小開口を開閉する第2部材を有しており、隔壁の高圧側の壁(圧力が高い方の空間に面した壁)に沿って移動するように配置される。このシャッターを用いた構成において、隔壁の開口が完全に閉じた状態(完全閉鎖状態)から完全に開いた状態(完全開放状態)に移行する操作は、次のようにして行われる。
完全閉鎖状態では、該開口は第1部材によって閉じられ、また、該第1部材の小開口は第2部材によって閉じられている。この状態から、まず、第2部材をスライドさせて第1部材の小開口を開放する(中間開放状態)。続いて、中間開放状態から第1部材をスライドさせて隔壁の開口を開放する。これにより、中間開放状態から完全開放状態に移行する。
完全閉鎖状態では、第1部材は隔壁の開口の面積及び2つの空間の圧力差に応じた力で隔壁に押し付けられており、また、第2部材は第1部材の小開口の面積及び2つの空間の圧力差に応じた力で第1部材に押し付けられている。隔壁の開口の面積よりも小開口の面積の方が小さいため、第1部材をスライドさせる力よりも小さな力で第2部材をスライドさせることができる。また、中間開放状態では第1部材の小開口が開放されるため、該小開口を介して2つの空間が連通し、時間とともに2つの空間の圧力差が解消されていく。従って、中間開放状態への移行後、所定の時間を置くことにより、第1部材も小さな力でスライドさせて隔壁の開口を開くことができる(完全開放状態)。
本発明に係るシャッターを、圧力差がある2つの空間を区画する隔壁の高圧側に配置して前記隔壁に形成された開口を開閉するためのシャッターとして用いることにより、比較的小さな力で該開口を開くことができる。
従来用いられている質量分析装置の概略構成図。 本発明に係るシャッターの一実施例の要部構成図。 本実施例のシャッターを備えた質量分析装置のイオン導入部の要部構成図。 本実施例のシャッターにより開口を閉じる手順を説明する図。 本実施例のシャッターを有するシャッター機構の要部構成図。 本実施例のシャッター機構により開口を閉じる手順を説明する図。 本発明に係るシャッターの変形例の要部構成図。
本発明に係るシャッターの具体的な実施形態について、以下、図面を参照して説明する。
図2に本実施例のシャッター1の要部構成を示す。本実施例のシャッター1は、第1部材10、第2部材20、及びこれらを連結するバネ30(付勢部材)により構成される。第1部材10は板状の本体11からなり、該本体11には延出部12、小開口13、及び長孔14が設けられている。第2部材20は、板状の本体21と該本体21の一端に取り付けられた棒状の操作部材23からなり、本体21には凸部22が設けられている。第1部材10と第2部材20は、延出部12と長孔14の開口が第2部材20側を向き、該長孔14に第2部材20の凸部22が差し込まれるように組み合わされる。バネ30には、第1部材10の自重よりも大きな力が加えられると圧縮されるバネ定数を有するものが用いられる。即ち、シャッター1に何ら外力が加えられていないときには図2(a)の状態になる。このようなバネ定数のバネ30を用いることは本発明の必須の要件ではないが、後述の小開口13を開く操作においてバネの復元力を利用するために、上記の要件を満たすバネ30を用いることが望ましい。
図2(a)は、第2部材20の凸部22が第1部材10の長孔14の下端に位置した状態であり、この状態から操作部材23を下方に移動させると、第1部材10と第2部材20が一体的に下方に移動する。つまり、凸22部が長孔14の下端に当接していることで、第2部材20の移動が第1部材10に伝達される。
図2(a)の状態から操作部材23を上方に移動させると、シャッター1の上部が開放された状態(即ち第1部材10の延出部12の上面に別の部材が接していない状態)では、第1部材10の慣性力によりバネ30が若干圧縮されるものの該バネ30は第1部材10の自重では圧縮しないため、操作部材23が停止したときには図2(a)に示す状態でシャッター1全体が上方に移動する。一方、延出部12の上面に別の部材が接した状態で操作部材23を上方に移動すると、第1部材10は移動せずバネ30が圧縮され第2部材20のみが上方に移動して図2(b)に示す状態になる。図2(b)では、第2部材20の本体21の頂部が第1部材10の延出部12を押すことにより、及び、第2部材20の凸部22が第1部材の10の長孔14の上端を押し上げることにより、第2部材20が第1部材10を上方に移動させるように示しているが、これらのいずれか一方のみで第1部材10を移動させるようにしてもよい。この例では、第1部材10に長孔14を設け、第2部材20に凸部22を設けているが、これらを逆に設けても良い。また、2つの部材の相対的な移動距離を規制する構成であれば、凹凸を組み合わせるもの以外の構成を用いてもよい。
図3に、上述の構成を有するシャッターを備えた質量分析装置のイオン導入部の概略構成を示す。この質量分析装置は、大気圧イオン化源の1つであるプラズマイオン化源を備えた質量分析装置(ICP−MS)100である。ICP−MS100では、プラズマトーチ101の先端部にプラズマ102を生成させつつ該先端部に霧化した液体試料を供給してイオンを生成する(特許文献1、2)。生成されたイオンは、スキマーの頂部に形成された第1開口111を通じて分析チャンバの第1真空室110の主室110aに入射する。第1真空室110は、第2真空室120を介して分析室130につながる主室110aと、中間室140を介してロータリーポンプ150につながる副室110bで構成されており、ロータリーポンプ150により低真空状態に維持される。第1真空室110の主室110aに入射したイオンは、さらに、スキマーの頂部に形成された第2開口121を通じて分析室130に入射して分析に供される。分析室130はターボ分子ポンプ160により排気され高真空状態に維持される。
第1真空室110の副室110bと中間室140を区画する隔壁116には開口117が形成されており、該開口117を開閉するための第1シャッター115が配置されている。また、第2真空室120と分析室130を区画する隔壁126にも開口127が形成されており、該開口127を開閉するための第2シャッター125が配置されている。第1シャッター115及び第2シャッター125が上述の構成を有する。
試料の分析中には第1シャッター115及び第2シャッター125を開き(全開放状態)、分析完了後には第2シャッター125、第1シャッター115を順に閉じて(完全閉鎖状態)、次の分析に備える。このとき、第1真空室110の副室110bは大気圧に開放される。このように、分析待機中に完全閉鎖状態とすることにより、ロータリーポンプ150及びターボ分子ポンプ160の負荷を低減するとともに、大気中に含まれる物質が進入して装置内部が汚染されるのを防止している。また、スキマーの開口(第1開口111や第2開口121)近傍が夾雑物により汚染された場合に、スキマーを交換のために着脱したり洗浄したりすることができる。新たな分析を開始する際には、第1シャッター115を開放してロータリーポンプ150により第1真空室110及び第2真空室120を低真空に排気したあと、第2シャッター125を開放して完全開放状態にする。
次に、図4を参照して第1シャッター115により隔壁116に形成された開口117を開く手順を説明する。なお、第2シャッター125により開口127を開く操作も同様の手順で行われる。
図4(a)は、分析完了後の待機状態であり、開口117が完全に閉じられている(完全閉鎖状態)。このとき、開口117は第1部材210で閉じられ、該第1部材210の小開口213は第2部材220で閉じられている。待機状態では、中間室140が低真空状態であり、第1真空室110の副室110bは大気圧状態である。従って、第1シャッター115は、開口117の面積と両室の圧力差に応じた力で隔壁116に押し付けられる。より詳しくは、第1部材210が開口117の面積と両室の圧力差に応じた力で隔壁116に押し付けられ、第2部材220が第1部材210の小開口213の面積と両室の圧力差に応じた力で第1部材210に押し付けられる。
本実施例では、開口117を開放する際、まず、第2部材220の操作部材223を下方に移動して第2部材220を下方に移動させる。第2部材220は上述の力で第1部材210に押し付けられており、第2部材220を移動するには第1部材210との間に働く摩擦に抗う力が必要である。ただし、第2部材220を押し付けている力は第1部材210の小開口213の面積(及び圧力差)に応じた力であり、従来の、隔壁116の開口117の面積(及び圧力差)に応じた力よりも小さい。そのため、従来よりも小さな力で第2部材220を下方に移動することができる。また、バネ230の復元力も働くため、操作部材223を移動するために必要な力は更に小さくなる。
第2部材220を下方に移動させると、図4(b)に示すように第1部材210の小開口213を通じて中間室140と第1真空室110の副室110bが連通する(中間開放状態)。すると、第1真空室110(主室110a及び副室110b)がロータリーポンプにより真空引きされ低真空状態になる。第1真空室110が低真空状態になるまで待機した後、操作部材223を更に下方に移動し、図4(c)に示すように第1部材210及び第2部材220(即ち第1シャッター115全体)を下方に移動させて開口117を完全に開く(完全開放状態)。このとき、中間室140と第1真空室の副室110bはいずれも低真空状態であり圧力差がなくなっているため、小さな力で第1シャッター115を移動させ、開口117を開くことができる。
開口117を開いた後は、第2シャッター125も上記同様の手順で操作して隔壁126の開口127を開く。こうして分析可能な状態となる。ここでは、開口117を開く際の手順を説明したが、この手順を逆に辿ることで開口117を閉じることができる。
以上、説明したように、本実施例のシャッターを用いることにより、従来よりも小さな力でシャッターを移動させることができる。従って、小型のアクチュエータを使用することができ、装置を安価かつ小型に構成することができる。特に、ICP−MS100ではプラズマトーチ101の近傍が高温になるため、シャッターをチャンバ内に配置する必要がある。そのため、シャッターを移動するために大型の駆動源(アクチュエータ)を配置することが特に難しく、小さな力で移動可能な本実施例のシャッターを好適に用いることができる。
上記実施例では、第1シャッター115及び第2シャッター125に同一の構成のものを使用したが、第2シャッター125については必ずしも上述の構成のものを用いる必要はない。第2シャッター125を開放する際に該第2シャッター125が隔壁126に押し付けられる力は、分析室130と第2真空室120の圧力差と開口127の面積に応じた力である。上述のとおり、第2シャッター125を開放する時点では、既に第1シャッター115が開放され、第1真空室110は低真空状態になっている。また、スキマーの頂部の第2開口121を通じて第1真空室110と連通する第2真空室120も低真空状態になっている。高真空状態である分析室130と低真空状態である120の圧力差は、低真空と大気圧の圧力差に比べて小さいため、第2シャッター125については、開口のない一枚板からなるシャッターを用いてもそれほど大きな力を要することなくシャッターを移動することができる。
また、上記実施例では、第1シャッター115と第2シャッター125をそれぞれ独立の駆動源により移動する(あるいは個別に手動で移動する)場合を例に説明したが、第1シャッター115と第2シャッター125を1つの連結部材で操作するように構成することもできる。そのような構成のシャッター機構300について、以下、説明する。
図5に示すように、このシャッター機構300では、1つの連結部材340により第1シャッター115の操作部材323と第2シャッター125が連結されている。第1シャッター115は第1部材310と第2部材320を備えた上記同様の構成を有しており、第2シャッター125は開口のない板部材350と操作部材360で構成されている。操作部材360は、板部材350の下端に取り付けられた本体361、該本体361に設けられた中空部362、該中空部362に挿入された柱状部材363(本体361及び柱状部材363が伸縮部材を構成)、該柱状部材363に設けられた凸部364、及び柱状部材363の外周を取り囲むように配置され本体361の下端と連結部材340に両端が取り付けられたバネ365で構成されている。本体361には凸部364を挿入する長孔361aが設けられている。バネ365には、第2シャッター125の自重よりも大きな力が加えられると圧縮されるバネ定数を有するものが用いられる。
次に、このシャッター機構300により隔壁116の開口117と隔壁126の開口127を開く手順を説明する。図6(a)は、開口117が第1シャッター115(第1部材310及び第2部材320)により閉じられ、開口127が第2シャッター125(板部材350)により閉じられた状態である。このとき、第2シャッターの凸部364は長孔361aの上端に位置しており、第1シャッターのバネ330及び第2シャッターのバネ365はいずれも圧縮された状態である。
この状態から連結部材340を下方に移動し、第1シャッター115の第2部材320のみを下方に移動させて第1部材310の小開口313を開く(図6(b))。このとき、第1シャッター115では第2部材320の凸部322が第1部材310の長孔314内を下方に移動し、第2シャッター125では凸部364が長孔361aの内部を下方に移動する。この操作を行うには、第1シャッター115の第2部材320と第1部材310の間に働く摩擦に抗う力が必要であるが、上述の通りその力は従来よりも小さい。また、この実施例の構成では、2つのバネ330、365の復元力を利用することができるため、さらに小さな力で第1シャッター115の第2部材320を移動することができる。
その後、中間室140、第1真空室110、及び第2真空室120がロータリーポンプ150により低真空に真空引きされると、連結部材340をさらに下方に引き下げて、2つの開口117、127をいずれも開く(図6(c))。このシャッター機構300を用いると、2つの開口117、127を開閉する2つのシャッター115、125を1つの小さなアクチュエータで移動することができる。また、第1シャッター115の第2部材320を移動する際、一連の操作の中で最も大きな力を必要とするが、このときには2つのバネ330、365の復元力が働くため、アクチュエータに求められる駆動力の大きさをさらに小さくすることができる。
ここでは、2つの開口117、127を順に開くために用いられるシャッター機構を説明したが、これら2つの開口117、127を同時に開く場合には操作部材360に代えて操作部材323を用いればよい。
上述の各実施例はいずれも一例であって、本発明の主旨に沿って適宜に変更することができる。上記実施例では、開口、小開口の形状を円形としたが、楕円形や多角形であってもよい。また、開口と小開口の形状は必ずしも同一種類である必要はない。
本発明のシャッターは、圧力差がある2つの空間を区画する隔壁の開口の面積よりも小さい面積の小開口を有する第1部材と、該小開口を開閉する第2部材を備えることに特徴を有しており、それ以外の構成要素は適宜に変更することができる。また、圧力差のある2つの空間を区画する隔壁に取り付けて用いられるシャッターであり、適宜の場所に気密性を維持するための所用の部材を配置可能であることは当然である。
また、隔壁と第1部材の当接面、あるいは第1部材と第2部材の当接面にずれが生じた場合(例えば一方の板面が他方の板面に対して傾いた場合や、一方の板に反りが生じた場合)でも気密性を確保することができるように、図7に示すような構成を採ることができる。図7(a)は小開口413を開いた状態、図7(b)は小開口413を閉じた状態である。図7に示すシャッター400は、第1部材410の本体411うち、開口117を閉じた状態で該開口117の外周に対応する位置にゴム等の弾性部材からなるドーナツ状の(中央に小開口413が形成された)プラグ450を有しており、また、第2部材420の本体421うち、小開口413を閉じた状態で該小開口413の外周に対応する位置にも円盤状のプラグ460を有している。このシャッター400では、プラグ450、460が低圧側(中間室140側)に引っ張られ、開口117(あるいは小開口413)を閉鎖する。従って、仮に隔壁と第1部材の当接面、あるいは第1部材と第2部材の当接面に多少のずれが生じても気密性を維持することができる。これらプラグ450、460は開口や小開口の外周に対応する位置が弾性部材であればよく、それ以外の場所は非弾性部材で構成してもよい。例えば、プラグ460として、円盤状の非弾性部材の外周を取り囲むように弾性部材を配置したものを用いることができる。なお、図7では、第1部材410と第2部材420の両方にプラグ450、460を設けた例を示しているが、必要に応じていずれか一方の部材のみにプラグを取り付けるようにしてもよい。例えば、完全閉鎖状態を形成する際に、第1部材410の小開口413を確実に閉じることができるように、第2部材420のみにプラグ460を取り付けることができる。
上記実施例ではICP−MS100において本発明のシャッターを適用する例について説明したが、他の大気圧イオン化源を備えた質量分析装置(例えば図1に示すような構成の質量分析装置)においても同様に用いることができる。また、質量分析装置等の分析装置だけでなく、圧力差がある2つの空間を区画する隔壁の開口を開閉する構成を有する種々の装置において本発明のシャッターあるいはシャッター機構を用いることができる。
1、400…シャッター
10、210、310、410…第1部材
11…(第1部材の)本体
12…延出部
13、213、313、413…小開口
14、314…(第1部材の)長孔
20、220、320、420…第2部材
21…(第2部材の)本体
22、322…凸部
23、223、323、423…操作部材
30、230、330…バネ
300…シャッター機構
340…連結部材
350…板部材
360…操作部材
361…(操作部材の)本体
361a…(操作部材の)長孔
362…中空部
363…柱状部材
364…(円柱部材の)凸部
365…(操作部材の)バネ
450、460…プラグ
100…質量分析装置
101…プラズマトーチ
102…プラズマ
110…第1真空室
110a…主室
110b…副室
115…第1シャッター
116、126…隔壁
117、127…開口
120…第2真空室
125…第2シャッター
130…分析室
140…中間室
150…ロータリーポンプ
160…ターボ分子ポンプ

Claims (9)

  1. 圧力差がある2つの空間を区画する隔壁に形成された開口を開閉するために用いられるシャッターであって、
    a) 前記開口を開閉するように、前記隔壁の高圧側の壁に沿って移動するように配置される部材であって、前記開口に対応する位置に該開口よりも面積が小さい小開口が形成された第1部材と、
    b) 前記小開口を開閉するように、前記第1部材の高圧側の面に沿って移動するように配置される第2部材と
    c) 前記第1部材と前記第2部材を移動させる駆動部と、
    d) 前記開口及び前記小開口をいずれも閉じた完全閉鎖状態から前記開口及び前記小開口をいずれも開いた完全開放状態への移行時、また前記完全開放状態から前記完全閉鎖状態への移行時に、前記開口を閉じ前記小開口を開いた中間開放状態を経るように前記駆動部を制御する駆動制御部と
    を備えることを特徴とするシャッター。
  2. さらに、
    前記第1部材と前記第2部材を接続する部材であって、該第2部材を前記小開口を開く方向に付勢する付勢部材
    を備える特徴とする請求項1に記載のシャッター。
  3. 前記第1部材と前記第2部材のうちの一方に、該第2部材の移動方向に延びる長孔が形成され、他方に該長孔に挿入される凸部が形成されており、
    前記第2部材が前記小開口を閉じた状態で前記凸部が前記長孔の一端に当接し、前記第2部材が前記小開口を開いた状態で前記凸部が前記長孔の他端に当接し、
    前記駆動部が、前記凸部が前記長孔の一端に当接した状態から該第2部材をさらに前記小開口を閉じる方向に移動することにより前記第1部材を移動させて前記開口を閉じ、また、前記凸部が前記長孔の他端に当接した状態から該第2部材をさらに前記小開口を開く方向に移動することにより前記第1部材を移動させて前記開口を開く
    ことを特徴とする請求項1に記載のシャッター。
  4. 前記第2部材により前記小開口を閉じた状態で該小開口の外周に対応する位置に弾性部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のシャッター。
  5. 前記第1部材により前記開口を閉じた状態で該開口の外周に対応する位置に弾性部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のシャッター。
  6. 少なくとも一方が請求項1に記載のシャッターである2つのシャッターを有するシャッター機構であって、
    前記2つのシャッターはそれぞれ各シャッターを移動するために操作する操作部材を備え、
    前記2つのシャッターの操作部材の一端が共通の連結部材に接続されている
    ことを特徴とするシャッター機構。
  7. 前記2つのシャッターの一方の操作部材が前記移動の方向に伸縮自在である伸縮部材と、前記伸縮部材の伸長を所定の長さで規制する規制部材と
    を備えることを特徴とする請求項に記載のシャッター機構。
  8. 請求項1から5のいずれかに記載のシャッター、あるいは請求項6又は7に記載のシャッター機構を備えた質量分析装置。
  9. 大気圧条件下で用いられるプラズマイオン化源を備えることを特徴とする請求項8に記載の質量分析装置。
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