JP6436164B2 - 時刻参照端末、計測端末、時刻同期システムおよび時刻同期方法 - Google Patents
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Description
所定の処理を、予め定められた時刻である処理開始時刻に開始する少なくとも1つ以上の処理端末と接続された時刻参照端末であって、
処理開始時刻まで処理を開始しないことを指示する信号を、処理端末の各々に送信する動作開始指示手段と、
現在時刻から処理開始時刻に至る時間のうち、処理端末の各々の動作に関するクロックの精度に相当する時間分、処理開始時刻に先立って完了するよう、処理端末の各々との間で同期処理を実施する同期処理手段とを備える、時刻参照端末である。
所定の処理を、予め定められた時刻である処理開始時刻に開始するよう指示する時刻参照端末と接続された処理端末であって、
処理開始時刻まで処理の開始を待つ待機手段と、
時刻参照端末から通知される同期開始時刻に、時刻参照端末との同期処理を実施する同期処理手段と、
処理開始時刻に、処理を開始する処理手段
とを備える、処理端末である。
上記のいずれかに記載された時刻参照端末と、上記のいずれかに記載された処理端末を備える時刻同期システムである。
所定の処理を、予め定められた時刻である処理開始時刻に開始する少なくとも1つ以上の処理端末と接続された時刻参照端末が行う時刻同期方法であって、
処理開始時刻まで処理を開始しないことを指示する信号を、処理端末の各々に送信し、
現在時刻から処理開始時刻に至る時間のうち、処理端末の各々の動作に関するクロックの精度に相当する時間分、処理開始時刻に先立って完了するよう、処理端末の各々との間で同期処理を実施することを備える、
時刻同期方法である。
所定の処理を、予め定められた時刻である処理開始時刻に開始するよう指示する時刻参照端末と接続された少なくとも1つ以上の処理端末が行う時刻同期方法であって、
処理開始時刻まで処理の開始を待ち、
時刻参照端末から通知される同期開始時刻に、時刻参照端末との同期処理を実施し、
処理開始時刻に、処理を開始することを備える、
時刻同期方法である。
<第一の実施形態>
(時刻同期システム)
第一の実施形態に係る時刻同期システム1は、計測端末間の計測開始時刻の同期をとるシステムであり、図1に示すように、時刻参照端末20および複数の計測端末10(10a、10b、10c…)を備えている。時刻参照端末20は、時刻同期システム1内に1つ以上存在する。時刻参照端末20と計測端末10a、10bおよび10cは、通信網7を介して互いに通信することができる。尚、多くの場合、計測端末10a〜10cと通信網7の間の通信は無線で行われ、この無線通信の際に、計測端末10a〜10cは多くの電力を消費する。
(時刻参照端末)
時刻参照端末20は、図2に示すように、計測開始時刻設定部100、計測間隔算出部110、クロック精度記憶部120、最大誤差時間算出部130、同期開始時刻設定部140、動作開始指示部150、同期処理部170、計測開始時刻記憶部180、残時間設定部190および送受信部160等を備えている。
(計測端末)
計測端末10a〜10cは、図3に示すように、計測待機部200、同期処理部210、計測処理部220、送受信部230、同期開始時刻記憶部240および残時間記憶部250等を備えている。計測待機部200は、時刻参照端末20からの動作待機指示により周辺機能の電源をオフにし、同期開始時刻もしくは計測開始時刻までオフ状態を維持する。同期処理部210は、同期開始時刻において、時刻参照端末10との時刻同期を行う。計測処理部220は、様々な計測処理、例えば配管の漏洩位置の計測等を行う。計測処理部220の計測に用いるセンサは、例えば振動センサ、温度センサ、圧力センサなどがある。送受信部230は、通信網7を介して、時刻参照端末20と無線通信を行う。尚、これは有線通信であっても構わない。同期開始時刻記憶部240は、同期開始時刻を一時記憶するメモリである。残時間記憶部250は、残時間を一時記憶するメモリである。
(時刻同期システムの動作)
時刻同期システム1にて使用される各時刻および各時間等を、時刻参照端末20および計測端末10a〜10c間の時系列に沿った動作を参照しながら説明する。図4において、tは時間軸を表す。
<第二の実施形態>
(時刻同期システム)
第二の実施形態に係る時刻同期システム(図示しない)は、図1の時刻同期システム1と同様に、時刻参照端末21と、これと通信可能な、計測のための図示しない複数の計測端末を備えている。
計測開始時刻設定部300、
計測間隔算出部310、
クロック精度記憶部320、
最大誤差時間算出部330、
同期開始時刻設定部340、
同期開始時刻記憶部341、
動作開始指示部350、
同期処理部370、
クロック精度実測部371、
計測開始時刻記憶部380、
補正残時間設定部390および
送受信部360。
(a)ステップS300においては、図6の時刻参照端末側の計測開始時刻設定部300は、時刻参照端末21に設定すべき計測開始時刻を設定する。具体的には、計測開始時刻設定部300は、ユーザ等に対し、計測開始時刻の入力および設定を促す。ステップS310において、計測開始時刻設定部300は、設定された計測開始時刻を計測開始時刻記憶部380に格納する。
(b)ステップS320において、計測間隔算出部310は、動作開始時刻から計測開始時刻までの計測間隔を算出する。ステップS330においては、最大誤差時間算出部330は、クロック精度記憶部320から基準クロック精度を表す情報を取得し、計測間隔と各計測端末の基準クロック精度情報とを基に最大誤差時間を算出する。ステップS340において、同期開始時刻設定部340は、計測開始時刻から、最大誤差時間および同期処理に要する時間を減算した時刻を、同期開始時刻として、各計測端末に通信網7を介して送信する。更に同期開始時刻設定部340は、同期開始時刻を、同期開始時刻記憶部341に格納する。
(c)次にステップS341において、各計測端末が同期開始時刻を受信すると、計測端末の計測待機部200は、通信機能等の電源をオフとし、自端末を計測待機状態とする(ステップS350)。ステップS360において、計測待機部200が同期開始時刻になったと判断すると、ステップS370において、同期処理部210は、時刻参照端末21との間で同期処理を行う。
(d)ステップS371において時刻参照端末21と各計測端末の間での同期処理が完了すると、ステップS372において、図6のクロック精度実測部371は、各計測端末にて実際に同期処理が開始された時刻を、通信網7を介して、取得する。ステップS373においては、クロック精度実測部371は、取得した実測同期開始時刻と、同期開始時刻記憶部341に格納される基準同期開始時刻とを比較し、各計測端末のクロック精度の測定を行う。ステップS380において、補正残時間設定部390は、同期処理時間経過直後の時刻から計測開始時刻までの残時間を、クロック精度の測定結果に応じて補正した、補正残時間を算出する。
<第三の実施形態>
第三の実施形態の時刻同期システム(図示せず)は、図1の時刻同期システム1と同様に、時刻参照端末22および複数の計測端末11a〜11cを備えている。時刻参照端末22と各計測端末11a〜11cは通信可能に接続されている。
計測開始時刻設定部400、
計測間隔算出部410、
クロック精度記憶部420、
最大誤差時間算出部430、
同期開始時刻設定部440、
同期開始時刻記憶部441、
動作開始指示部450、
同期処理部470、
計測開始時刻記憶部480、
残時間設定部490および
送受信部460。
ΔfMCLK=MCLKGW×(1−SMCLKIF/SMCLKGW)…(式1)
により求めることができる。尚、GWは時刻参照端末22を、IFは計測端末11a〜11cを示す。
更に、この補正値γを用いて、補正後の計測端末11a〜11cのクロック周波数を、下記の式3によって求める。
・計測端末11b: tIFb={(t4´−t1´)−(t3−t2)}/2
尚、この際に計測端末11a、11bの通信時間差Δtは、
Δt=tIFb−tIFaとなる。
(実施例)
以下に、本発明の第三の実施形態に係る時刻同期システムを用いて、2つの計測端末を用いて行われた計測開始時刻同期の実験およびその結果について説明する。時刻同期システムの単純な構成として、動作制御およびデータ取得用パソコン(以下、「PC」と記載する)、時刻参照端末1台、計測端末AおよびBの2台を使用した。時刻参照端末および計測端末A、BはMCUを備える。PCと時刻参照端末は有線で接続し、時刻参照端末と計測端末A間の距離1.5m(メートル)、時刻参照端末と計測端末Bの距離を0.5mとし、各間は特定小電力無線で接続した。計測端末A、Bと時刻参照端末の開始時刻の同期精度を計測するため、シグナルジェネレータから基準信号を発生し2台の計測端末A、Bに入力した。計測開始の指令は時刻参照端末から行った。計測開始時刻は、予め算出した2つの計測端末A、Bの通信時間差の分ずらして対象の計測端末毎に個別に設定した。
<第四の実施形態>
図16は、第四の実施形態に係る時刻参照端末24の構成を示す図である。時刻参照端末24は、所定の処理を予め定められた時刻である処理開始時刻に開始する少なくとも1つ以上の処理端末(図16には不図示)と接続される。時刻参照端末24は、動作開始指示部24aおよび同期処理部24cを少なくとも備える。
<第五の実施形態>
図17は、第五の実施形態の処理端末12a〜12cの構成を示す図である。処理端末12a〜12cは、所定の処理を予め定められた時刻である処理開始時刻に開始するよう指示する時刻参照端末(図17には不図示)と接続されている。処理端末12a〜12cは、待機部12d、同期処理部12eおよび処理部12fを少なくとも備える。
<第六の実施形態>
図18は、第六の実施形態における時刻同期システム4の構成を示す図である。時刻同期システム4は、第四の実施形態に記載された時刻参照端末24の各部の機能と、第五の実施形態に記載された処理端末12a〜12cの各部の機能を含む。
[付記1]
所定の処理を、予め定められた時刻である処理開始時刻に開始する少なくとも1つ以上の処理端末と接続された時刻参照端末であって、
前記処理開始時刻まで前記処理を開始しないことを指示する信号を、前記処理端末の各々に送信する動作開始指示手段と、
現在時刻から前記処理開始時刻に至る時間のうち、前記処理端末の各々の動作に関するクロックの精度に相当する時間分、前記処理開始時刻に先立って完了するよう、前記処理端末の各々との間で同期処理を実施する同期処理手段とを備える、時刻参照端末。
[付記2]
前記クロックの精度を、前記処理端末の各々にて実測するクロック精度実測手段を更に備え、
前記同期処理手段は、現在時刻から前記処理開始時刻に至る時間のうち、前記実測されたクロックの精度に相当する時間分、前記処理開始時刻に先立って完了するよう、前記処理端末の各々との間で前記同期処理を実施する、
付記1に記載の時刻参照端末。
[付記3]
前記処理端末が複数ある場合に、
前記同期処理の完了時間を基に、前記処理端末毎の前記時刻参照端末との通信時間を算出し、前記複数の処理端末の内、ある処理端末の通信時間と別の処理端末との通信時間の差を算出し、前記算出された差を基に、前記ある処理端末と前記別の処理端末の各々の計測開始時間を補正する通信時間設定手段を更に備える、
付記1又は2に記載の時刻参照端末。
[付記4]
所定の処理を、予め定められた時刻である処理開始時刻に開始するよう指示する時刻参照端末と接続された処理端末であって、
前記処理開始時刻まで前記処理の開始を待つ待機手段と、
前記時刻参照端末から通知される同期開始時刻に、前記時刻参照端末との同期処理を実施する同期処理手段と、
前記処理開始時刻に、前記処理を開始する処理手段
とを備える、処理端末。
[付記5]
前記同期処理手段は、
前記時刻参照端末から少なくとも1つ以上のフラグを一定の時間間隔で受信し、受信した前記フラグ間の各々に発生するクロックパルスをカウントし、前記フラグ間における各々のカウント値の平均値を算出する平均値算出手段と、
前記平均値が所定の閾値の範囲内であるか判定する判定手段と、
前記判定の結果閾値の範囲内であれば、前記時刻参照端末で計測された前記フラグ間における各々で発生したクロックパルスのカウンタ値と、前記平均値との差分を算出する差分算出手段と、
前記差分を基に、自端末の動作に関するクロックの補正値を算出し、前記補正値を基に自端末のクロック周波数を補正する補正値算出手段
とを更に備える、付記4に記載の処理端末。
[付記6]
付記1乃至3のいずれか1項に記載された時刻参照端末と、前記処理端末を備え、
前記処理端末は付記4又は5に記載された処理端末を備える、
時刻同期システム。
[付記7]
前記時刻参照端末は、前記処理端末の各々に一定の時間間隔でフラグを送信するフラグ送信手段を更に備え、
前記フラグ送信手段は、前記判定の結果閾値の範囲外であれば、前記フラグを再度送信し、
前記処理端末は付記5に記載された処理端末であり、前記差分算出手段は、前記再度送信されたフラグと前回送信されたフラグとの間を含めた、各々のカウント値から前記平均値を算出する、
付記6に記載の時刻同期システム。
[付記8]
所定の処理を、予め定められた時刻である処理開始時刻に開始する少なくとも1つ以上の処理端末と接続された時刻参照端末が行う時刻同期方法であって、
前記処理開始時刻まで前記処理を開始しないことを指示する信号を、前記処理端末の各々に送信し、
現在時刻から前記処理開始時刻に至る時間のうち、前記処理端末の各々の動作に関するクロックの精度に相当する時間分、前記処理開始時刻に先立って完了するよう、前記処理端末の各々との間で同期処理を実施することを備える、
時刻同期方法。
[付記9]
前記クロックの精度を、前記処理端末の各々にて実測することを更に備え、
前記同期処理を実施することは、現在時刻から前記処理開始時刻に至る時間のうち前記実測されたクロックの精度に相当する時間分、前記処理開始時刻に先立って完了するよう、前記処理端末の各々との間で前記同期処理を実施する、
付記8に記載の時刻同期方法。
[付記10]
前記処理端末が複数ある場合に、
前記同期処理の完了時間を基に、前記処理端末毎の前記時刻参照端末との通信時間を算出し、前記複数の処理端末の内、ある処理端末の通信時間と別の処理端末との通信時間の差を算出し、前記算出された差を基に、前記ある処理端末と前記別の処理端末の各々の計測開始時間を補正することを更に備える、
付記8又は9に記載の時刻同期方法。
[付記11]
所定の処理を、予め定められた時刻である処理開始時刻に開始するよう指示する時刻参照端末と接続された少なくとも1つ以上の処理端末が行う時刻同期方法であって、
前記処理開始時刻まで前記処理の開始を待ち、
前記時刻参照端末から通知される同期開始時刻に、前記時刻参照端末との同期処理を実施し、
前記処理開始時刻に、前記処理を開始することを備える、
時刻同期方法。
[付記12]
前記同期処理を実施することは、
前記時刻参照端末から少なくとも1つ以上のフラグを一定の時間間隔で受信し、受信した前記フラグ間の各々に発生するクロックパルスをカウントし、前記フラグ間における各々のカウント値の平均値を算出し、
前記平均値が所定の閾値の範囲内であるか判定し、
前記判定の結果閾値の範囲内であれば、前記時刻参照端末で計測された前記フラグ間における各々で発生したクロックパルスのカウンタ値と、前記平均値との差分を算出し、
前記差分を基に、自端末の動作に関するクロックの補正値を算出し、前記補正値を基に自端末のクロック周波数を補正すること、
を更に備える、付記11に記載の時刻同期方法。
[付記13]
付記8乃至10のいずれか1項に記載された時刻参照端末が行う時刻同期方法と、
付記11又は12に記載された処理端末が行う時刻同期方法を備える、時刻同期方法。
[付記14]
前記時刻参照端末は、前記処理端末の各々に一定の時間間隔でフラグを送信することを更に備え、
前記フラグを送信することは、前記判定の結果閾値の範囲外であれば、前記フラグを再度送信し、
前記処理端末が前記差分を算出することは、前記再度送信されたフラグと前回送信されたフラグとの間を含めた、各々のカウント値から前記平均値を算出する、
付記13に記載の時刻同期方法。
20、21、22 時刻参照端末
10a、10b、10c、11a、11b、11c 計測端末
100、300、400 計測開始時刻設定部
110、310、410 計測間隔算出部
120、320、420 クロック精度記憶部
130、330、430 最大誤差時間算出部
140、340、440 同期開始時刻設定部
150、350、450 動作開始指示部
160、360、460 送受信部
170、370、470 同期処理部
180、380、480 計測開始時刻記憶部
190、490 残時間設定部
390 補正残時間設定部
200、500 計測待機部
210、510 同期処理部
220、520 計測処理部
230、530 送受信部
240、540 同期開始時刻記憶部
250、550 残時間記憶部
Claims (9)
- 所定の処理を、予め定められた時刻である処理開始時刻に開始する少なくとも1つ以上の処理端末と接続された時刻参照端末であって、
前記処理開始時刻まで前記処理を開始しないことを指示する信号を、前記処理端末の各々に送信する動作開始指示手段と、
現在時刻から前記処理開始時刻に至る時間のうち、前記処理端末の各々の動作に関するクロックの精度に相当する時間分、前記処理開始時刻に先立って完了するよう、前記処理端末の各々との間で同期処理を実施する同期処理手段とを備える、時刻参照端末。 - 前記クロックの精度を、前記処理端末の各々にて実測するクロック精度実測手段を更に備え、
前記同期処理手段は、現在時刻から前記処理開始時刻に至る時間のうち、前記実測されたクロックの精度に相当する時間分、前記処理開始時刻に先立って完了するよう、前記処理端末の各々との間で前記同期処理を実施する、
請求項1に記載の時刻参照端末。 - 前記処理端末が複数ある場合に、
前記同期処理の完了時間を基に、前記処理端末毎の前記時刻参照端末との通信時間を算出し、前記複数の処理端末の内、ある処理端末の通信時間と別の処理端末との通信時間の差を算出し、前記算出された差を基に、前記ある処理端末と前記別の処理端末の各々の計測開始時間を補正する通信時間設定手段を更に備える、
請求項1又は2に記載の時刻参照端末。 - 所定の処理を、予め定められた時刻である処理開始時刻に開始するよう指示する時刻参照端末と接続された処理端末であって、
前記処理開始時刻まで前記処理の開始を待つ待機手段と、
前記時刻参照端末から通知される同期開始時刻に、前記時刻参照端末との同期処理を実施する同期処理手段と、
前記処理開始時刻に、前記処理を開始する処理手段と
を備える、処理端末であって
前記同期処理手段は、
前記時刻参照端末から少なくとも1つ以上のフラグを一定の時間間隔で受信し、受信した前記フラグ間の各々に発生するクロックパルスをカウントし、前記フラグ間における各々のカウント値の平均値を算出する平均値算出手段と、
前記平均値が所定の閾値の範囲内であるか判定する判定手段と、
前記判定の結果閾値の範囲内であれば、前記時刻参照端末で計測された前記フラグ間における各々で発生したクロックパルスのカウンタ値と、前記平均値との差分を算出する差分算出手段と、
前記差分を基に、自端末の動作に関するクロックの補正値を算出し、前記補正値を基に自端末のクロック周波数を補正する補正値算出手段と
を更に備える処理端末。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載された時刻参照端末と、
請求項4に記載された処理端末を備える、
時刻同期システム。 - 前記時刻参照端末は、前記処理端末の各々に一定の時間間隔でフラグを送信するフラグ送信手段を更に備え、
前記フラグ送信手段は、前記判定の結果閾値の範囲外であれば、前記フラグを再度送信し、
前記差分算出手段は、前記再度送信されたフラグと前回送信されたフラグとの間を含めた、各々のカウント値から前記平均値を算出する、
請求項5に記載の時刻同期システム。 - 所定の処理を、予め定められた時刻である処理開始時刻に開始する少なくとも1つ以上の処理端末と接続された時刻参照端末が行う時刻同期方法であって、
前記処理開始時刻まで前記処理を開始しないことを指示する信号を、前記処理端末の各々に送信し、
現在時刻から前記処理開始時刻に至る時間のうち、前記処理端末の各々の動作に関するクロックの精度に相当する時間分、前記処理開始時刻に先立って完了するよう、前記処理端末の各々との間で同期処理を実施することを備える、
時刻同期方法。 - 前記クロックの精度を、前記処理端末の各々にて実測することを更に備え、
前記同期処理を実施することは、現在時刻から前記処理開始時刻に至る時間のうち前記実測されたクロックの精度に相当する時間分、前記処理開始時刻に先立って完了するよう、前記処理端末の各々との間で前記同期処理を実施する、
請求項7に記載の時刻同期方法。 - 所定の処理を、予め定められた時刻である処理開始時刻に開始するよう指示する時刻参照端末と接続された少なくとも1つ以上の処理端末が行う時刻同期方法であって、
前記処理開始時刻まで前記処理の開始を待ち、
前記時刻参照端末から通知される同期開始時刻に、前記時刻参照端末との同期処理を実施し、
前記処理開始時刻に、前記処理を開始することを備える、
時刻同期方法であって、
前記同期処理を実施することは、
前記時刻参照端末から少なくとも1つ以上のフラグを一定の時間間隔で受信し、受信した前記フラグ間の各々に発生するクロックパルスをカウントし、前記フラグ間における各々のカウント値の平均値を算出し、
前記平均値が所定の閾値の範囲内であるか判定し、
前記判定の結果閾値の範囲内であれば、前記時刻参照端末で計測された前記フラグ間における各々で発生したクロックパルスのカウンタ値と、前記平均値との差分を算出し、
前記差分を基に、自端末の動作に関するクロックの補正値を算出し、前記補正値を基に自端末のクロック周波数を補正すること
を更に備える時刻同期方法。
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