JP6433525B2 - 個人認証装置 - Google Patents

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本発明は、生体情報を用いた個人認証装置に関し、特に、セキュリティ性の向上を図った個人認証装置に関するものである。
従来、生体情報を用いた個人認証装置が提案されている。このような個人認証装置としては、例えば、指紋情報を用いた個人認証装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
指紋情報を用いた従来の個人認証装置においては、利用者が検出部に指腹を押し当てると、検出部にて利用者の指紋情報を検出する。指紋情報とは、指紋の画像等である。また、指紋情報を用いた従来の個人認証装置は、検出した指紋情報から、特徴点を抽出する。特徴点とは、例えば、指紋内において特徴的な形状を示す特徴箇所の形状と、該特徴箇所の位置情報である。例えば、抽出部は、指紋画像を碁盤目状(グリッド状)に分割し、特徴箇所がどの領域に存在するのかを検出し、特徴箇所の位置情報を抽出する。抽出された特徴点は、個人毎に記憶部に記憶される。すなわち、利用者がA氏である場合、記憶部は、抽出された特徴点を、A氏の個人情報として記憶する。
また、指紋情報を用いた従来の個人認証装置は、抽出部で抽出した特徴点と、記憶部に記憶された特徴点とを比較し、利用者を特定する個人特定部を備えている。具体的には、個人特定部は、記憶部に記憶されている個人情報の中から、抽出部で抽出した特徴点と一致するもの(換言すると、所定の類似度を超えるもの)を検索する。そして、個人特定部は、そのような個人情報を見つけた場合、利用者が当該個人情報を有する個人であると特定する。例えば、抽出部で抽出した特徴点が記憶部に記憶されているA氏の個人情報と一致する場合、個人特定部は、利用者がA氏であると特定する。
なお、生体情報を用いた従来の個人認証装置としては、手(例えば指)の血管の形状情報を用いた個人認証装置、及び、掌紋情報を用いた個人認証装置等も知られている。
特開平07−029003号公報
近年、指紋のダミー(複製)の作製技術が向上している。このため、指紋情報を用いて個人認証を行う従来の個人認証装置においては、B氏がA氏の指紋のダミーを指腹に貼り付け、従来の個人認証装置で個人認証を行った場合、従来の個人認証装置はB氏をA氏であると認識してしまう。すなわち、指紋情報を用いて個人認証を行う従来の個人認証装置においては、B氏が容易にA氏になりすますことができ、セキュリティ性が悪いという課題があった。
この課題は、血管形状情報を用いた従来の個人認証装置、及び、掌紋情報を用いた従来の個人認証装置においても発生する。つまり、B氏がA氏の血管形状又は掌紋のダミーを貼り付け、これら従来の個人認証装置で個人認証を行った場合、これら従来の個人認証装置はB氏をA氏であると認識してしまう。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、従来よりもセキュリティ性を向上させることができる個人認証装置を得ることを目的とする。
本発明に係る個人認証装置は、利用者の指紋情報、掌紋情報及び手の血管形状情報のうちの少なくとも1つを検出する検出部と、前記検出部の検出結果から、利用者の特徴点を抽出する抽出部と、前記抽出部で抽出した特徴点を、個人毎に記憶する記憶部と、前記抽出部で抽出した特徴点と、前記記憶部に記憶された特徴点とを比較し、利用者を特定する個人特定部と、親指の末節の指腹が一方の端部である第1端部に接触し、親指以外の指が側面部に接触するように、利用者に握られる筒状のグリップと、を備え、前記グリップは、前記検出部として、前記側面部に接触する指の指紋情報又は血管形状情報を検出する側面部側検出部を少なくとも備え、前記第1端部から突出し、利用者が前記グリップを握った際、親指の第1関節に引っ掛かる第1ストッパーと、該グリップの軸方向に延びるように前記側面部から突出し、利用者が前記グリップを握った際に、前記側面部側検出部によって指紋情報又は血管形状情報を検出される指の少なくとも1つの第2関節に引っ掛かる第2ストッパーと、を備えているものである。
本発明に係る個人認証装置は、第1ストッパーが親指の第1関節に引っ掛った状態で利用者がグリップ10を握る。これにより、利用者がグリップを握る毎に、毎回、グリップに対して、親指の末節の位置が略同じ位置に固定される。このため、第1ストッパーが親指の第1関節に引っ掛った状態で利用者がグリップを握ると、毎回、各指及び各指の関節も必然的に略同じ位置となる。そして、この状態において、検出部は、利用者の指紋情報、掌紋情報及び手の血管形状情報のうちの少なくとも1つを検出する。このため、利用者が同一人物であれば、検出部の検出結果、及び該検出結果から抽出部によって抽出される特徴点の位置は、毎回、略同じ位置となる。一方、利用者が異なる人物である場合、利用者毎に、グリップを握った状態における各指及び各指の関節の位置が異なってくる。利用者毎に、手の大きさ(手の平の大きさ、各指節の長さ)が異なるからである。すなわち、A氏がグリップを握った場合と、B氏がグリップを握った場合とでは、検出部の検出範囲のなかにおいて、情報が検出される範囲が異なってくる。
このため、B氏がA氏のダミー情報(指紋、血管形状又は掌紋のダミー)を手に貼り付け、グリップを握った場合、検出部は、A氏がグリップを握った場合と同形状の情報(指紋形状、血管形状、掌紋形状)を検出する。しかしながら、B氏がA氏のダミー情報を手に貼り付け、グリップを握った場合、検出部で検出される特徴点の位置、すなわち抽出部で抽出される特徴点の位置は、A氏がグリップを握った場合と異なる。A氏とB氏とでは、手の大きさが異なるからである。したがって、本発明に係る個人認証装置においては、B氏がA氏のダミー情報を手に貼り付け、グリップを握っても、特徴点の位置の違いから、利用者はA氏ではないと認識することができる。すなわち、本発明に係る個人認証装置においては、B氏がA氏のダミー情報を手に貼り付け、グリップを握っても、B氏がA氏になりすますことを防止できる。したがって、本発明に係る個人認証装置は、セキュリティ性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る個人認証装置を示す概略図である。 本発明の実施の形態1に係る個人認証装置のグリップの一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る個人認証装置の検出部で検出した指紋画像を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る個人認証装置の検出部で検出した指紋画像を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る個人認証装置のグリップの別の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る個人認証装置のグリップのさらに別の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る個人認証装置のグリップのさらに別の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る個人認証装置のグリップのさらに別の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る個人認証装置のグリップのさらに別の一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る個人認証装置を示す概略図である。 本発明の実施の形態2に係る個人認証装置の第1撮影装置で撮影された画像を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る個人認証装置の別の一例を示す概略図である。 図12で示した個人認証装置の第2撮影装置で撮影された画像を示す図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る個人認証装置を示す概略図である。また、図2は、本発明の実施の形態1に係る個人認証装置のグリップの一例を示す図である。なお、図2(a)は、グリップ10の斜視図である。図2(b)は、グリップ10の上端部10a近傍を示す側面図である。また、図2(c)は、利用者90の手50がグリップ10を握った状態を示す側面図である。
本実施の形態1に係る個人認証装置100は、グリップ10及び制御装置40を備えている。
筒状のグリップ10は、利用者90に握られるものである。このグリップ10は、親指51の末節51aの指腹51bが上端部10aに接触し、親指51以外の指(人差し指52、中指53、薬指54、小指55)が側面部10bに接触するように、利用者90に握られる。なお、グリップ10の軸方向に垂直な断面形状(図2(b)における横断面形状)は、利用者90が握りやすい形状であれば特に限定されるものではなく、略楕円形状、略長丸形状、略卵形形状等とすることができる。このグリップ10は、上端部10aから例えば上方へ突出する第1ストッパー11を備えている。
ここで、上端部10aが、本発明の第1端部に相当する。
第1ストッパー11は、利用者90がグリップ10を握った際、親指51の第1関節51cに引っ掛かるものである。このため、第1ストッパー11が親指51の第1関節51cに引っ掛かりやすいように、第1ストッパー11は、先端部が鋭角に尖った断面形状となっている。このようにグリップ10を構成することにより、利用者90がグリップ10を握った際、第1ストッパー11が親指51の第1関節51cに引っ掛かる。すなわち、利用者90がグリップ10を握る毎に、毎回、グリップ10に対して、親指51の末節51aの位置が略同じ位置に固定される。このため、第1ストッパー11が親指51の第1関節51cに引っ掛った状態で利用者90がグリップ10を握ると、毎回、各指及び各指の関節も必然的に略同じ位置となる。なお、親指51の末節51aの指腹51bが上端部10aに確実に接触し(浮かないようにし)、親指51の末節52aの位置を確実に固定するには、グリップ10の上端部10aから突出する第1ストッパー11の高さは、1.5mm〜3mmが好ましい。
また、グリップ10は、利用者90の指紋情報を検出する検出部30を備えている。グリップ10に設けられる検出部30は少なくとも1つあればよいが、本実施の形態1では、検出部30として、グリップ10の上端部10aに設けられた端部側検出部31と、グリップ10の側面部10bに設けられた側面部側検出部32とを備えている。端部側検出部31は、親指51の末節51aの指腹51bの指紋情報(指紋の画像等)を検出するものである。側面部側検出部32は、グリップ10の側面部10bに接触する指の指紋情報(指紋の画像等)を検出するものである。なお、本実施の形態1では、側面部側検出部32は、人差し指52の末節52aと対向する位置に設けられ、人差し指52の末節52aの指腹52bの指紋情報を検出する。なお、側面部側検出部32を複数設け、グリップ10の側面部10bに接触する複数の指から指紋情報を検出してもよい。
ここで、指紋情報(指紋の画像等)の検出に用いられる検出部30は、特に限定されるものではなく、公知の種々の検出部を用いることができる。
制御装置40は、検出部30で検出された指紋情報に基づき、個人認証を行うものである。制御装置40は、専用のハードウェア、又はメモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)で構成される。
制御装置40が専用のハードウェアである場合、制御装置40は、例えば、単一回路、複合回路、ASIC(application specific integrated circuit)、FPGA(field−programmable gate array)、又はこれらを組み合わせたものが該当する。制御装置40が実現する各機能部のそれぞれを、個別のハードウェアで実現してもよいし、各機能部を一つのハードウェアで実現してもよい。
制御装置40がCPUの場合、制御装置40が実行する各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアやファームウェアはプログラムとして記述され、メモリに格納される。CPUは、メモリに格納されたプログラムを読み出して実行することにより、制御装置40の各機能を実現する。ここで、メモリは、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の、不揮発性又は揮発性の半導体メモリである。
なお、制御装置40の機能の一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェア又はファームウェアで実現するようにしてもよい。
本実施の形態1に係る制御装置40は、機能部として、抽出部41、記憶部42、個人特定部43を備えている。抽出部41は、検出部30が検出した指紋情報(検出結果)から、利用者90の特徴点を抽出するものである。記憶部42は、抽出部41で抽出した特徴点を、個人毎に記憶するものである。個人特定部43は、抽出部41で抽出した特徴点と、記憶部42に記憶された特徴点とを比較し、利用者90を特定するもの(利用者90が誰なのかを特定するもの)である。なお、上述のように、指紋情報(指紋の画像等)の検出に用いられる検出部30は、特に限定されるものではなく、公知の種々の検出部を用いることができる。このため、抽出部41の特徴点の抽出手法も、特に限定されるものではなく、公知の種々の特徴点の抽出手法を用いることができる。
また、本実施の形態1に係る個人認証装置100は、動力源として、バッテリー45を用いている。そして、個人認証装置100の構成のうち、電力を供給されることにより動作する構成(制御装置40、検出部30等)は、バッテリー45から電力が供給される。すなわち、個人認証装置100は、商用電源と接続されていない構成となっている。近年、PC(パーソナルコンピュータ)等を商用電源に接続した際、商用電源の電力供給配線を介してハッキングされる事例が発生している。本実施の形態1に係る個人認証装置100は、動力源としてバッテリー45を用いているので、このようなハッキングを防止でき、セキュリティ性を向上させることができる。
また、本実施の形態1に係る個人認証装置100は、内部にグリップ10が配置されるボックス1を備えている。このボックス1の一側面部には開口部が形成されている。利用者90は、当該開口部からボックス1内に手50を挿入してグリップ10を握り、検出部30によって指紋情報が検出される。ボックス1を設けることにより、検出部30によって指紋情報を検出する際、外乱光の影響を抑制できる。
続いて、このように構成された個人認証装置100の動作について説明する。
[記憶動作]
個人認証を行うためには、まず、記憶部42に個人の特徴点を記憶させておく必要がある。このため、利用者90が初めて個人認証装置100を使用する場合、以下のように、利用者90の特徴点を記憶部42に記憶させる。
図3は、本発明の実施の形態1に係る個人認証装置の検出部で検出した指紋画像を示す図である。なお、図3は、検出部30のいずれか(端部側検出部31又は側面部側検出部32)で検出した指紋画像である。
利用者90は、ボックス1の一側面部に形成された開口部から該ボックス1内に手50を挿入し、グリップ10を握る。この際、利用者90は、第1ストッパー11を親指51の第1関節51cに引っ掛け、親指51の末節51aの指腹51bが上端部10aに接触し、親指51以外の指が側面部10bに接触するように、グリップ10を握る。
利用者90がこの様にグリップ10を握ることにより、親指51の末節51aの指腹51bが端部側検出部31に接触し(押し当てられ)、人差し指52の末節52aの指腹52bが側面部側検出部32に接触する(押し当てられる)。この状態において、端部側検出部31は、親指51の末節51aの指腹51bの指紋情報を検出する。また、側面部側検出部32は、人差し指52の末節52aの指腹52bの指紋情報を検出する。検出部30(端部側検出部31及び側面部側検出部32)は、例えば、指紋情報として、図3に示すような指紋60の画像を検出する。
抽出部41は、検出部30の検出結果から特徴点を抽出する。抽出部41は、例えば、指紋60内において特徴的な形状を示す特徴箇所の形状と、該特徴箇所の位置情報とを、特徴点60aとして抽出する。この際、抽出部41は、例えば、指紋60の画像を碁盤目状(グリッド状)に分割し、特徴箇所がどの領域(マス目)に存在するのかを検出し、特徴点60aの位置情報を抽出する。最後に、記憶部42は、抽出部41で抽出した特徴点60aを、利用者90の特徴点60aとして記憶する。例えば、利用者90がA氏の場合、記憶部42は、抽出部41で抽出した特徴点60aを、A氏の個人情報として記憶する。なお、図3では、特徴点として1つの特徴点60aのみ抽出しているが、複数の特徴点を抽出しても勿論よい。
[個人認証動作]
個人認証を行う場合、利用者90は、上記記憶動作時と同様に、ボックス1の一側面部に形成された開口部から該ボックス1内に手50を挿入しグリップ10を握る。また、検出部30(端部側検出部31及び側面部側検出部32)は、上記記憶動作時と同様に、利用者90の指紋情報(指紋60の画像)を検出する。また、抽出部41は、上記記憶動作時と同様に、検出部30が検出した利用者90の指紋情報から特徴点60aを抽出する。
個人特定部43は、抽出部41で抽出した特徴点60aと、記憶部42に記憶された特徴点60aとを比較し、利用者90が誰なのかを特定する。具体的には、個人特定部43は、記憶部42に記憶されている個人情報の中から、抽出部41で抽出した特徴点60aと一致するもの(換言すると、所定の類似度を超えるもの)を検索する。そして、個人特定部43は、そのような個人情報を見つけた場合、利用者90が当該個人情報を有する個人であると特定する。例えば、抽出部41で抽出した特徴点60aが記憶部42に記憶されているA氏の個人情報と一致する場合、個人特定部43は、利用者90がA氏であると特定する。また例えば、抽出部41で抽出した特徴点60aが記憶部42に記憶されているいずれの個人情報とも一致しない場合、個人特定部43は、利用者90が記憶部42に特徴点60aが記憶されていない人物(換言すると、個人認証装置100に登録されていない人物)であると特定する。
上述のように、第1ストッパー11が親指51の第1関節51cに引っ掛った状態で利用者90がグリップ10を握ると、毎回、各指及び各指の関節が略同じ位置となる。このため、利用者90がグリップ10を握る毎に発生する、端部側検出部31に対する親指51の末節51aの指腹51bの位置ずれを抑制できる。また、利用者90がグリップ10を握る毎に発生する、側面部側検出部32に対する人差し指52の末節52aの指腹52bの位置ずれを抑制できる。すなわち、利用者90がグリップ10を握る毎に発生する、指紋内の特徴点の位置ずれを抑制することができる。したがって、個人認証装置100は、上述のような個人認証により、精度良く個人認証を行うことができる。
ここで、近年、指紋のダミー(複製)の作製技術が向上している。このため、指紋情報を用いて個人認証を行う従来の個人認証装置においては、B氏がA氏の指紋のダミーを指腹に貼り付け、従来の個人認証装置で個人認証を行った場合、従来の個人認証装置はB氏をA氏であると認識してしまう。すなわち、B氏がA氏になりすますことができる。一方、本実施の形態1に係る個人認証装置100は、次の様に、この様ななりすましを防止することができ、個人認証装置100のセキュリティ性を向上させることができる。
図4は、本発明の実施の形態1に係る個人認証装置の検出部で検出した指紋画像を示す図である。なお、図4は、検出部30のいずれか(端部側検出部31又は側面部側検出部32)で検出した指紋画像である。また、図4(a)は、A氏が個人認証装置100を用いた際の、指紋画像である。また、図4(b)は、B氏がA氏の指紋のダミーを指腹に貼り付け、個人認証装置100を用いた際の、指紋画像である。
第1ストッパー11が親指51の第1関節51cに引っ掛った状態で利用者90がグリップ10を握った場合、利用者90が同一人物であれば、毎回、各指及び各指の関節が略同じ位置となる。一方、利用者90が異なる人物である場合、利用者毎に、各指及び各指の関節の位置が異なってくる。利用者90毎に、手50の大きさ(手の平の大きさ、各指節の長さ)が異なるからである。すなわち、図4に示すように、A氏がグリップ10を握った場合と、B氏がグリップ10を握った場合とでは、検出部30内の指紋情報検出範囲のなかで、指紋情報が検出される範囲が異なってくる。
このため、図4(a)と図4(b)からわかるように、B氏がA氏の指紋のダミーを指腹に貼り付け、グリップ10を握った場合、検出部30は、A氏がグリップ10を握った場合と同形状の指紋60を検出する。しかしながら、図4(a)と図4(b)からわかるように、B氏がA氏の指紋のダミーを指腹に貼り付け、グリップ10を握った場合、検出部30で検出される指紋60の特徴点60aの位置(すなわち、抽出部41で抽出される特徴点60aの位置)が、A氏がグリップ10を握った場合と異なる。A氏とB氏とでは、手の大きさが異なるからである。したがって、本実施の形態1に係る個人認証装置100においては、B氏がA氏の指紋のダミーを指腹に貼り付け、グリップ10を握っても、特徴点60aの位置の違いから、利用者90はA氏ではないと認識することができる。すなわち、本実施の形態1に係る個人認証装置100においては、B氏がA氏の指紋のダミーを指腹に貼り付け、グリップ10を握っても、B氏がA氏になりすますことを防止できる。したがって、本実施の形態1に係る個人認証装置100は、セキュリティ性を向上させることができる。
ところで、指紋情報を用いた従来の個人認証装置においては、利用者が検出部に指腹を押し当てるときの圧力は、毎回変化しやすい。そして、検出部に指腹を押し当てるときの圧力が異なると、特徴点の位置も異なってくる。このため、検出部に指腹を押し当てるときの圧力変動により、認証ミスが生じてしまう。つまり、A氏が検出部で指紋情報を検出して抽出部で特徴点を抽出した際、個人特定部は、利用者をA氏と特定できなくなってしまう。一方、人間がグリップ10を握る強さは、毎回略同一の強さとなる。このため、本実施の形態1のように、グリップ10に指紋情報を検出する検出部30を設けることにより、検出部30に指腹を押し当てるときの圧力変動による特徴点の位置ずれを抑制できる。したがって、本実施の形態1に係る個人認証装置100は、このような点においても、個人認証精度を向上させることができる。
なお、本実施の形態1では、検出部30において指紋情報を検出したが、検出部30において手50の血管の形状情報を検出するようにしてもよい。この際、血管形状情報の検出に用いられる検出部30は、特に限定されるものではなく、公知の種々の検出部を用いることができる。また、抽出部41の特徴点の抽出手法も、特に限定されるものではなく、公知の種々の特徴点の抽出手法を用いることができる。グリップ10に血管形状情報を検出する検出部30を設けた場合でも、個人認証装置100のセキュリティ性を向上させることができる。B氏がA氏の血管形状情報のダミーを手に貼り付け、グリップ10を握っても、手50の大きさの違いによって特徴点の位置がA氏と異なり、利用者90はA氏ではないと認識することができるからである。
また、検出部30を手の平と対向する位置に設け、検出部30において掌紋情報を検出するようにしてもよい。この際、掌紋情報の検出に用いられる検出部30は、特に限定されるものではなく、公知の種々の検出部を用いることができる。また、抽出部41の特徴点の抽出手法も、特に限定されるものではなく、公知の種々の特徴点の抽出手法を用いることができる。グリップ10に掌紋情報を検出する検出部30を設けた場合でも、個人認証装置100のセキュリティ性を向上させることができる。B氏がA氏の掌紋情報のダミーを手に貼り付け、グリップ10を握っても、手50の大きさの違いによって特徴点の位置がA氏と異なり、利用者90はA氏ではないと認識することができるからである。
また、上述したグリップ10に、以下のようなストッパーをさらに設けてもよい。検出部30で検出する毎に発生する特徴点の位置ずれをさらに抑制でき、上述の個人認証精度向上効果及びセキュリティ性向上効果をさらに得ることができる。
図5は、本発明の実施の形態1に係る個人認証装置のグリップの別の一例を示す図である。なお、図5(a)は、グリップ10の斜視図である。また、図5(b)は、利用者90の手50がグリップ10を握った状態において、人差し指52近傍を横方向に切断した断面図である。
図5に示すグリップ10は、図2で示した第1ストッパー11に加えて、第2ストッパー12を備えている。グリップ10に、側面部10bに接触する指の指紋情報又は血管形状情報を検出する側面部側検出部32を備えている場合、第2ストッパー12を設けるとよい。第2ストッパー12は、グリップ10の軸方向(図5(a)では上下方向)に延びるように、側面部10bから突出している。この第2ストッパー12は、利用者90がグリップ10を握った際、側面部側検出部32で情報を検出される指の少なくとも1つの第2関節に引っ掛かるものである。このため、第2ストッパー12が側面部10bに接触する指の第2関節に引っ掛かりやすいように、第2ストッパー12は、先端部が鋭角に尖った断面形状となっている。なお、図5(b)では、人差し指52の第2関節52cに第2ストッパー12が引っ掛かっている状態を示している。
側面部10bに接触する指の第2関節に第2ストッパー12を引っ掛け、グリップ10を握ることにより、グリップ10の側面部10bに接触する指の、グリップ10の周方向の位置をより確実に固定できる。つまり、側面部側検出部32に対するグリップ10の側面部10bに接触する指の、グリップ10の周方向の位置ずれをより抑制できる。このため、側面部側検出部32で検出する毎に発生する特徴点の位置ずれをさらに抑制でき、上述の個人認証精度向上効果及びセキュリティ性向上効果をさらに得ることができる。なお、グリップ10の側面部10bに接触する指が側面部10bに確実に接触し(浮かないようにし)、側面部10bに接触する指の位置を確実に固定するには、グリップ10の側面部10bから突出する第2ストッパー12の高さは、3mm〜5mmが好ましい。
図6は、本発明の実施の形態1に係る個人認証装置のグリップのさらに別の一例を示す図である。なお、図6(a)は、グリップ10の斜視図である。図6(b)は、グリップ10の平面図である。また、図6(c)は、利用者90の手50がグリップ10を握った状態を示す側面図である。
図6に示すグリップ10は、図2で示した第1ストッパー11に加えて、第3ストッパー13を備えている。なお、図6では、グリップ10に、図5で示した第2ストッパー12も設けている。グリップ10に、側面部10bに接触する指の指紋情報又は血管形状情報を検出する側面部側検出部32を備えている場合、第3ストッパー13を設けるとよい。第3ストッパー13は、例えばグリップ10の周方向に延びるように、側面部10bから突出している。この第3ストッパー13は、利用者90がグリップ10を握った際、側面部側検出部32で情報を検出される指の少なくとも1つの側部と接触するものである。図6(c)では、人差し指52の下側の側部と接触している。
側面部10bに接触する指の側部に第3ストッパー13を接触させ、グリップ10を握ることにより、グリップ10の側面部10bに接触する指の、グリップ10の軸方向の位置をより確実に固定できる。つまり、側面部側検出部32に対するグリップ10の側面部10bに接触する指の、グリップ10の軸方向の位置ずれをより抑制できる。このため、側面部側検出部32で検出する毎に発生する特徴点の位置ずれをさらに抑制でき、上述の個人認証精度向上効果及びセキュリティ性向上効果をさらに得ることができる。なお、側面部10bに接触する指の位置を確実に固定するには、グリップ10の側面部10bから突出する第3ストッパー13の高さは、7mm以上が好ましい。
図7は、本発明の実施の形態1に係る個人認証装置のグリップのさらに別の一例を示す図である。なお、図7(a)は、グリップ10の斜視図である。図7(b)は、グリップ10の平面図である。また、図7(c)は、利用者90がグリップ10の上端部10aに親指51の末節51aの指腹51bを乗せた状態を示す平面図である。
図7に示すグリップ10は、図2で示した第1ストッパー11に加えて、第4ストッパー14を備えている。グリップ10に、上端部10aに接触する親指51の指紋情報又は血管形状情報を検出する端部側検出部31を備えている場合、上端部10aに第4ストッパー14を設けるとよい。第4ストッパー14は、上端部10aから例えば上方へ突出している。また、第4ストッパー14は、親指51の末節51aの指腹51bが上端部10aに接触するように、利用者90がグリップ10を握った際、親指51の末節51aの両側部と対向する位置に設けられている。
グリップ10に第4ストッパー14を備えることにより、親指51の末節51aの位置をより確実に固定できる。つまり、端部側検出部31に対する親指51の横方向の位置ずれをより抑制できる。このため、端部側検出部31で検出する毎に発生する特徴点の位置ずれをさらに抑制でき、上述の個人認証精度向上効果及びセキュリティ性向上効果をさらに得ることができる。
図8は、本発明の実施の形態1に係る個人認証装置のグリップのさらに別の一例を示す図である。なお、図8(a)は、グリップ10の斜視図である。図8(b)は、グリップ10の平面図である。また、図8(c)は、利用者90がグリップ10の上端部10aに親指51の末節51aの指腹51bを乗せた状態を示す側面図である。
図8に示すグリップ10は、図2で示したグリップ10の上端部10aに、第5ストッパー15を設けている。第5ストッパー15は、上端部10aから例えば上方へ突出している。また、第5ストッパー15は、グリップ10の上端部10aを平面視した際、第1ストッパー11とは反対側の端部に設けられている。すなわち、第5ストッパー15は、利用者90がグリップ10を握った際、親指51の先端部と対向する位置に設けられている。
手50が大きい利用者90の場合、第1ストッパー11が親指51の第1関節51cに引っ掛った状態でグリップ10を握った際、親指51の末節51aの指腹51bが上端部10a(換言すると端部側検出部31の検出範囲)からはみ出してしまい、親指51の末節51aから指紋情報又は血管形状情報を検出できない場合がある。この場合、利用者90は、第5ストッパー15に親指51の先端部を当接させて、グリップ10を握るとよい。これにより、端部側検出部31にて指紋情報又は血管形状情報を検出することができる。また、第5ストッパー15が第1ストッパー11の替わりとして機能し、利用者90がグリップ10を握ると、毎回、各指及び各指の関節が略同じ位置となる。このため、第5ストッパー15に親指51の先端部を当接させてグリップ10を握っても、上述の個人認証精度向上効果及びセキュリティ性向上効果を得ることができる。
図9は、本発明の実施の形態1に係る個人認証装置のグリップのさらに別の一例を示す斜視図である。
図9に示すグリップ10は、利用者90がグリップ10を握った際に手50と接触する位置に、汗等を検出する生体センサー2を備えている。例えば、B氏がA氏の手50を切断し、当該手50にグリップ10を握らせるとする。この場合、グリップ10が生体センサー2を備えていなければ、B氏は、個人認証装置100にA氏であると思わせることが可能となる。すなわち、B氏がA氏になりすますことができる。一方、グリップ10が生体センサー2を備えている場合、グリップ10を握っている手が生存している人間の手50か否かを検出できる。このため、グリップ10が生体センサー2を備えている場合、B氏がA氏の手50を切断し、当該手50にグリップ10を握らせても、B氏が個人認証装置100にA氏であると思わせることを防止できる。すなわち、B氏がA氏になりすますことを防止できる。このため、個人認証装置100のセキュリティ性をさらに向上させることができる。
なお、上述の第2ストッパー12〜第5ストッパー15、生体センサー2は、各々単独でグリップ10に設けられてもよく、これらのうちの複数(例えば全部)がグリップ10に設けられていてもよい。
実施の形態2.
実施の形態1では、指紋情報、血管形状情報及び掌紋情報のうちの少なくとも1つを用いる手法により、個人認証を行った。当該手法とは異なる個人認証の手法も併用することにより、個人認証装置100の個人認証精度及びセキュリティ性をさらに向上させることができる。例えば、以下に示すように、グリップ10を握っている利用者90の手50を外側から撮影した画像を用いて個人認証を行うことにより、個人認証装置100の個人認証精度及びセキュリティ性をさらに向上させることができる。なお、本実施の形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図10は、本発明の実施の形態2に係る個人認証装置を示す概略図である。
本実施の形態2に係る個人認証装置100は、実施の形態1で説明した構成に加え、撮影装置20を備えている。撮影装置20は、例えばカメラ又はスキャナ等であり、グリップ10を握った状態の利用者90の手50を外側から撮影するものである。詳しくは、本実施の形態2に係る個人認証装置100は、撮影装置20として、利用者90がグリップ10を握っている状態において、親指51側から利用者90の手50を撮影する第1撮影装置21を有している。第1撮影装置21は、例えば、利用者90が手50を挿入するボックス1の上部壁の下部に、下方を撮影するように取り付けられている。すなわち、第1撮影装置21は、上方から、ボックス1内の利用者90の手50を撮影する。
続いて、このように構成された個人認証装置100の動作について説明する。なお、抽出部41で抽出された特徴点を用いての個人認証の手法(記憶部42及び個人特定部43の動作)は、上記と同様である。このため、以下では、撮影装置20で撮影した画像から、抽出部41が利用者90の特徴点を抽出する動作について説明する。
図11は、本発明の実施の形態2に係る個人認証装置の第1撮影装置で撮影された画像を示す図である。
利用者90は、ボックス1の一側面部に形成された開口部から該ボックス1内に手50を挿入し、実施の形態1で説明したようにグリップ10を握る。そして、第1撮影装置21は、グリップ10を握った状態の利用者90の手50を撮影する。これにより、図11に示す画像が得られる。
抽出部41は、第1撮影装置21が撮影した利用者90の拳(グリップ10を握った状態の手50)の画像から特徴点61を抽出する。特徴点61は、例えば、指の関節にできるシワの形状及び位置、親指51と人差し指52との間にできるシワ62の形状及び位置、指の関節の位置、並びに、指先の位置の少なくとも1つである。指の関節にできるシワとは、例えば、人差し指52の第1関節にできるシワ63、人差し指52の第2関節にできるシワ64、及び、人差し指52の第3関節にできるシワ65等である。指の関節の位置とは、指の関節の出っ張った位置であり、例えば、中指53の第3関節の凸部66、人差し指52の第2関節の凸部67、人差し指52の第3関節の凸部68等である。なお、上述の特徴点61は、あくまでも一例である。
また、抽出部41は、次のように、特徴点61の位置を抽出する。詳しくは、図11に示すように、抽出部41は、第1撮影装置21が撮影した利用者90の拳の画像を、碁盤目状(グリッド状)に分割する。そして、抽出部41は、特徴点61がどの領域(マス目)に存在するのかを検出し、特徴点61の位置情報を抽出する。
ここで、個人認証装置100の特徴点61の抽出範囲である、グリップ10を握っている状態の手50の画像は、指紋検出範囲よりも大きい。このため、指紋を用いた従来の個人認証装置が指紋検出範囲を分割するときと同じ数に、グリップ10を握っている状態の手50の画像を分割した場合、分割された領域の一つ一つの大きさを、指紋を用いた従来の個人認証装置の場合よりも大きくできる。また、人間がグリップ10を握る強さは、毎回略同一の強さとなる。このため、グリップ10を握っている状態の手50にできる特徴点61は、毎回略同一の位置となる。このため、本実施の形態2に係る個人認証装置100は、個人の認証ミスを低減することができ、個人認証精度をさらに向上させることができる。
また、グリップ10を用いた本実施の形態2に係る個人認証装置100においては、個人認証装置100のセキュリティ性を向上させることもできる。詳しくは、グリップ10を握った際に手50にできる特徴点61の形状及び位置は、グリップ10の形状が変わると異なってくる。このため、B氏がA氏になりすますために、A氏の手50のダミー(複製)を作製しようとしても、グリップ10と同形状のグリップを用意しなければ、A氏の手50のダミーを作製できない。このため、グリップ10を用いた本実施の形態2に係る個人認証装置100においては、B氏がA氏になりすますことを防止でき、セキュリティ性を向上させることができる。
なお、グリップ10に第3ストッパー13を設けた場合、第3ストッパー13があまり高すぎると、第1撮影装置21で利用者90の拳を撮影した際、第3ストッパー13が指からはみ出してしまう。このため、第1撮影装置21で利用者90の拳を撮影した際、第3ストッパー13が指からはみ出してしまうことを抑制するには、グリップ10の側面部10bから突出する第3ストッパー13の高さは、10mm以下が好ましい。
図12は、本発明の実施の形態2に係る個人認証装置の別の一例を示す概略図である。また、図13は、図12で示した個人認証装置の第2撮影装置で撮影された画像を示す図である。
図12に示すように、個人認証装置100は、図10で示した個人認証装置100の構成に加え、撮影装置20として第2撮影装置22を備えてもよい。図13に示すように、第2撮影装置22は、利用者90がグリップ10を握っている状態において、人差し指52、中指53、薬指54及び小指55と対向する側から利用者90の手50を撮影する。換言すると、第2撮影装置22は、グリップ10の側面部10b側から、ボックス1内の利用者90の手50を撮影する。これにより、抽出部41は、第2撮影装置22で撮影した画像からも、利用者90の特徴点61を抽出することができる。このため、個人を特定するための情報である特徴点61をより多く抽出できることとなり、個人認証する際のセキュリティ性を向上させることができる。
1 ボックス、2 生体センサー、10 グリップ、10a 上端部(第1端部)、10b 側面部、11 第1ストッパー、12 第2ストッパー、13 第3ストッパー、14 第4ストッパー、15 第5ストッパー、20 撮影装置、21 第1撮影装置、22 第2撮影装置、30 検出部 31 端部側検出部、32 側面部側検出部、40 制御装置、41 抽出部、42 記憶部、43 個人特定部、45 バッテリー、50 手、51 親指、51a 末節、51b 指腹、51c 第1関節、52 人差し指、52a 末節、52b 指腹、52c 第2関節、53 中指、54 薬指、55 小指、60 指紋、60a 特徴点、61 特徴点、62 シワ、63 シワ、64 シワ、65 シワ、66 凸部、67 凸部、68 凸部、90 利用者、100 個人認証装置。

Claims (6)

  1. 利用者の指紋情報、掌紋情報及び手の血管形状情報のうちの少なくとも1つを検出する検出部と、
    前記検出部の検出結果から、利用者の特徴点を抽出する抽出部と、
    前記抽出部で抽出した特徴点を、個人毎に記憶する記憶部と、
    前記抽出部で抽出した特徴点と、前記記憶部に記憶された特徴点とを比較し、利用者を特定する個人特定部と、
    親指の末節の指腹が一方の端部である第1端部に接触し、親指以外の指が側面部に接触するように、利用者に握られる筒状のグリップと、
    を備え、
    前記グリップは、
    前記検出部として、前記側面部に接触する指の指紋情報又は血管形状情報を検出する側面部側検出部を少なくとも備え、
    前記第1端部から突出し、利用者が前記グリップを握った際、親指の第1関節に引っ掛かる第1ストッパーと、
    該グリップの軸方向に延びるように前記側面部から突出し、利用者が前記グリップを握った際に、前記側面部側検出部によって指紋情報又は血管形状情報を検出される指の少なくとも1つの第2関節に引っ掛かる第2ストッパーと、
    を備えていることを特徴とする個人認証装置。
  2. 前記グリップは、
    記側面部の周方向に延びるように前記側面部から突出し、利用者が前記グリップを握った際に、前記側面部側検出部によって指紋情報又は血管形状情報を検出される指の少なくとも1つの側部と接触する第3ストッパーを備えていることを特徴とする請求項1に記載の個人認証装置。
  3. 前記グリップは、
    前記検出部として、前記第1端部に、該第1端部に接触する親指の末節の指紋情報又は血管形状情報を検出する端部側検出部を少なくとも備え、
    前記第1端部から突出し、利用者が前記グリップを握った際に、親指の両側部と対向する第4ストッパーを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の個人認証装置。
  4. 前記グリップは、
    前記検出部として、前記第1端部に、該第1端部に接触する親指の末節の指紋情報又は血管形状情報を検出する端部側検出部を少なくとも備え、
    前記第1端部から突出し、利用者が前記グリップを握った際に、親指の先端部と対向する第5ストッパーを備えていることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の個人認証装置。
  5. 前記グリップは、
    利用者が前記グリップを握った際に利用者の手と接触する位置に、生体センサーを備えていることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の個人認証装置。
  6. 動力源としてバッテリーを用いていることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の個人認証装置。
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