JP6432399B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6432399B2
JP6432399B2 JP2015049714A JP2015049714A JP6432399B2 JP 6432399 B2 JP6432399 B2 JP 6432399B2 JP 2015049714 A JP2015049714 A JP 2015049714A JP 2015049714 A JP2015049714 A JP 2015049714A JP 6432399 B2 JP6432399 B2 JP 6432399B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
correction
color
image processing
representative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015049714A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016171445A (ja
Inventor
昂志 太田
昂志 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp filed Critical Omron Corp
Priority to JP2015049714A priority Critical patent/JP6432399B2/ja
Priority to KR1020150143340A priority patent/KR101682830B1/ko
Priority to EP15191284.7A priority patent/EP3068122B1/en
Priority to CN201510707047.6A priority patent/CN105976326B/zh
Priority to US14/930,410 priority patent/US9762877B2/en
Publication of JP2016171445A publication Critical patent/JP2016171445A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6432399B2 publication Critical patent/JP6432399B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/73Colour balance circuits, e.g. white balance circuits or colour temperature control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/62Retouching, i.e. modification of isolated colours only or in isolated picture areas only
    • H04N1/628Memory colours, e.g. skin or sky
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/90Determination of colour characteristics
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V40/00Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
    • G06V40/10Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
    • G06V40/16Human faces, e.g. facial parts, sketches or expressions
    • G06V40/168Feature extraction; Face representation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/61Control of cameras or camera modules based on recognised objects
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/646Circuits for processing colour signals for image enhancement, e.g. vertical detail restoration, cross-colour elimination, contour correction, chrominance trapping filters
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10016Video; Image sequence
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10024Color image
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30196Human being; Person
    • G06T2207/30201Face
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V40/00Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
    • G06V40/10Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
    • G06V40/16Human faces, e.g. facial parts, sketches or expressions
    • G06V40/161Detection; Localisation; Normalisation

Description

本発明は、人の顔が被写体として含まれる動画を補正する画像処理技術に関する。
近年、デジタルカメラ等を用いて撮影された、人の顔が含まれる画像(顔画像)を自動的に補正する技術が普及し始めている。このような技術の一つに、美肌補正がある。美肌補正とは、画像に対してフィルタリングを行うことで、肌をつややかにしたり、皺を除去するといった補正であり、これにより、画像に含まれる顔の見栄えを向上させることができる。
画像に対して美肌補正を行う技術として、例えば、特許文献1に記載の画像処理装置がある。当該画像処理装置では、顔画像から肌色の色相を有する画素を抽出し、当該色相に基づいて、補正を行うべき領域を決定している。
特開2008−243059号公報
顔画像に含まれる、特定の系統の色(例えば、補正対象が肌であれば肌色、唇であれば赤色)を有する画素を補正したい場合、特許文献1に記載の装置のように、補正対象の色を代表する色(以下、代表色)を決定し、当該代表色に基づいて、補正対象の領域を生成することが一般に知られている。
ところで、美肌補正のような画像処理を、動画においても行いたいという要望がある。例えば、デジタルビデオカメラで撮影した動画の各フレームに対して、前述した技術を適用することで、同様の美肌効果を得ることができる。
しかし、補正の対象が動画である場合、顔の向きや照明の当たり方が大きく変化しない場合であっても、フレームごとに代表色がわずかに変動してしまう場合がある。これは、例えば、被写体である人物のわずかな動きや、動画の圧縮ノイズなどに起因して発生する。また、代表色が変動すると、補正を行う範囲や補正の強度が変動するため、補正後のフレームを連続して再生すると、補正範囲が浮いて見えたり、ちらついて見えてしまうという現象が発生する。すなわち、前述した技術を、動画の各フレームに対してそのまま適用しても、自然な補正結果を得ることができない。
本発明は上記の課題を考慮してなされたものであり、動画を構成する複数の連続した画像に対して補正を行う画像処理装置において、より自然な補正結果を得るための技術を提供することを目的とする。
本発明に係る画像処理装置は、動画を構成する複数の連続した画像に対して、順次補正を行う装置である。
具体的には、画像を取得する画像取得手段と、取得した画像から、補正を行う対象領域を代表する色である代表色を取得する代表色取得手段と、m番目のフレームに対応する画像を補正する際に設定された基準色に基づいて、n番目(m<n)のフレームに対応する画像に対する補正処理を行う画像補正手段と、を有し、前記画像補正手段は、処理対象の画像に対応する代表色と、前記基準色との類似度が所定の閾値を下回る場合に、当該代表色によって基準色を更新し、類似度が所定の閾値を上回る場合に、基準色の更新を行わないことを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、取得した画像から、補正を行う対象領域を特定し、当該対象領域を代表する色である代表色を取得する。対象領域とは、例えば、人の肌に対応する領域や、人の唇などに対応する領域であるが、これに限られない。ただし、特定の色彩を有している領域であることが好ましい。
画像補正手段は、設定された基準色に基づいて、画像に対する補正処理を行う手段である。基準色は、複数の画像に対して装置が補正処理を行っている間、保持される色であり、所定の条件を満たすと更新される。具体的には、基準色は、処理対象の画像に対応する代表色と、保持している基準色との類似度が所定の値を下回った場合に、当該代表色によって更新され、処理対象の画像に対応する代表色と、基準色との類似度が所定の値を上回った場合は、更新されずに保持される。
すなわち、基準色は、複数の画像を処理している間に、代表色同士のずれがある程度大きくなったタイミングで更新される。
係る構成によると、フレームごとに代表色がゆらぐような場合であっても、当該ゆらぎを吸収することができるため、補正範囲や補正強度の無用な変動を抑制でき、補正された動画を再生した際の不自然さを抑制することができる。
また、前記画像補正手段は、前記取得した画像に含まれる画素のそれぞれについて、前記基準色に対する色の類似度を表す値を演算し、前記値の分布に基づいて、画像に対する補正を行う際の重みの分布を表す補正マップを生成し、前記補正マップを用いて補正処理を行うことを特徴としてもよい。
補正マップとは、取得した画像に対して補正を行う際の、補正の強さを表すマップである。具体的には、補正マップは、基準色に対する色の類似度が大きい画素に対して、より強い補正がかかるように定義されたマップである。これにより、例えば、美肌補正を行うため、肌色の成分がより強い領域に対して、より強い補正をかけるといったことが可能になる。
また、前記画像補正手段は、前記取得した画像に対してぼかしを加える補正処理を行い、かつ、ぼかしの強度を、前記補正マップを用いて決定することを特徴としてもよい。
本発明は、特に、ぼかしを加えることで、特定の色彩を持つ領域に対して平滑化を行う画像処理装置に好適に適用できる。これにより、対象の領域から細かなノイズを除去することができ、被写体の見栄えを向上させることができる。
また、前記画像補正手段は、前記取得した画像に含まれる画素のそれぞれについて、エッジの強度を表す値を演算し、前記値の分布にさらに基づいて、前記補正マップを生成することを特徴としてもよい。
画像に対してぼかしを加えることで、ノイズ(例えば皮膚上の皺や凹凸)を平滑化する補正を行いたい場合、強いエッジが存在する領域に対して補正を行ってしまうと、エッジがぼやけ、不自然な画像となってしまう。そこで、エッジの強度を取得したうえで、エッジの強度が強い領域には弱い補正を行うような補正マップを生成するようにしてもよい。
また、前記補正を行う対象は、人の肌であることを特徴としてもよい。本発明は、特に
、人の肌を滑らかに見せる画像補正を行う画像処理装置に好適に適用できる。
なお、本発明は、上記手段の少なくとも一部を含む画像処理装置として特定することができる。また、本発明は、上記画像処理装置が行う画像処理方法として特定することもできる。また、本発明は、コンピュータに上記画像処理方法を実行させるプログラムとして特定することもできる。上記処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
本発明によれば、動画を構成する複数の連続した画像に対して補正を行う画像処理装置において、より自然な補正結果を得ることができる。
実施形態に係る画像処理装置のシステム構成図である。 画像処理装置が行う処理のフローチャートである。 入力画像および顔領域の例である。 代表色を取得する処理を詳細に説明するフローチャートである。 補正領域マップを説明する図である。 代表色と基準色との関係を例示する図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。
本実施形態に係る画像処理装置は、人の姿が含まれる動画を取得し、当該動画に含まれる複数の画像に対してフィルタを適用することで、肌をなめらかに見せる補正(以下、美肌補正)を行う装置である。図1は、本実施形態に係る画像処理装置10のシステム構成図である。
実施形態に係る画像処理装置10は、画像取得部11、顔検出部12、代表色取得部13、補正マップ生成部14、画像補正部15、画像出力部16から構成される。
画像取得部11は、処理対象の画像(以下、入力画像)を取得する手段である。具体的には、固定ディスクドライブやフラッシュメモリといった記憶装置に記憶された動画ファイルから、各フレームに対応する入力画像を取得する。
なお、画像取得部11は、記憶装置に記憶された動画ファイル以外から入力画像を取得してもよい。例えば、インタフェース装置や無線通信装置を介して入力画像を取得してもよいし、レンズと撮像素子を介して入力画像を取得してもよい。いずれの場合も、連続して再生される、または、再生されるべき複数の画像が取得できればよい。
顔検出部12は、画像取得部11が取得した入力画像から、人間の顔に対応する領域を抽出する手段である。具体的には、入力画像から人間の顔に対応する特徴点を検出し、検出結果に基づいて、顔が存在する領域(以下、顔領域)を特定する。
代表色取得部13は、入力画像に含まれる、補正の対象となる領域を代表する色(以下、代表色)を取得する手段である。本実施形態に係る画像処理装置は、肌に対応する領域(以下、肌領域)に対して補正を行う装置であるため、代表色は肌色となる。
具体的には、肌領域に存在する複数の画素をサンプリングし、サンプリング結果に基づいて、単一の代表色を算出する。具体的な処理方法については後述する。
補正マップ生成部14は、顔検出部12が抽出した顔領域と、代表色取得部13が取得した代表色に基づいて、補正マップを生成する手段である。補正マップとは、入力画像を
補正する際の重みを表すマップであり、より大きく色を補正すべき箇所に対してより大きな重みを与えたマップである。具体的な処理方法については後述する。
画像補正部15は、補正マップ生成部14が生成した補正マップを用いて、入力画像に対する補正を行う手段である。補正は、入力画像に対してぼかしを付加するフィルタ(平滑化フィルタ)を適用することで行う。画像補正部15が補正を行うことで、肌領域が平滑化された画像を得ることができる。補正後の画像は、画像出力部16に送信される。
画像出力部16は、画像補正部15によって補正された複数の画像を動画に再変換し、出力する手段である。画像出力部16は、例えば、不図示の記憶手段に動画を保存してもよいし、液晶ディスプレイ等を通して動画をユーザに提供してもよい。また、インタフェースを経由して、他の装置やコンピュータに動画を送信してもよい。
なお、以上に説明した各手段は、専用に設計されたハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアモジュールによって実現されてもよい。また、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などによって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。
前述した手段がソフトウェアとして構成される場合、補助記憶装置に記憶されたプログラムが主記憶装置にロードされ、CPUによって実行されることによって各手段が機能する。(CPU、補助記憶装置、主記憶装置はいずれも不図示)
また、プログラムを実行する手段は、CPUに限られず、ISP(Image Signal Processor)やDSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)などであってもよい。
次に、取得した入力画像に含まれる肌領域に対して補正を行う処理を、画像処理装置10が行う処理フローチャートである図2を参照しながら順番に説明する。図2の処理は、装置のユーザからの指示に基づいて開始される。
まず、画像取得部11が画像を取得する(ステップS11)。本実施形態では、記憶装置から、予め記憶されている動画ファイルを取得し、先頭から1フレームずつ画像を取得するものとするが、他の方法によって画像を取得してもよい。例えば、通信手段や撮像手段を介して画像を取得してもよい。いずれの場合も、連続して再生される複数の画像のうちの1枚を取得すればよい。図3は、取得した画像の例である。
次に、顔検出部12が、取得した入力画像から特徴点を検出することで、顔に対応する領域(顔領域)を抽出する(ステップS12)。特徴点に基づいて画像から顔領域を抽出する方法は公知であるため、詳細な説明は省略する。なお、特徴点の検出に失敗した場合、マッチング処理などによって顔の位置を検出するようにしてもよい。本実施形態では、符号301で示した楕円が顔領域を表す。
次に、代表色取得部13が、入力画像に含まれる肌色を代表する色(代表色)を取得し、基準色に設定する(ステップS13)。図4は、ステップS13で行う処理の内容を詳細に示したフローチャートである。
まず、顔領域に対して顔の中心点を設定する(ステップS131)。顔の中心点は、例えば、鼻の頭や鼻あたり付近に設定することができるが、化粧や照明の影響を受けにくい箇所に設定することが好ましい。図3の例では、符号302が顔の中心点である。
次に、検出した中心点の近傍に、画素のサンプリングを行うための点(以下、サンプリング点)を配置する(ステップS132)。例えば、ステップS131で取得した中心点を中心とする、16×16ピクセルの領域に、256個のサンプリング点を配置する。な
お、サンプリング点は、画素と重なるように配置される。
次に、サンプリング点が配置された画素それぞれについて、色相のヒストグラムを生成する(ステップS133)。例えば、色相が3つの値によって表現されている場合、3つのヒストグラムが生成される。
次に、生成されたヒストグラムについて、平均値μを算出し、色相を表す値が共に、平均値を中心とする所定の範囲に属する画素のみを抽出し、サンプリング画素とする(ステップS134)。例えば、標準偏差をσ、所定の範囲を±2σとした場合、色相が、全て平均値を中心とする±2σの範囲に存在するサンプリング画素のみが抽出される。
次に、ステップS135で、抽出したサンプリング画素を用いて、肌の代表色を決定する。代表色は、サンプリング画素の色の平均値などを用いて決定することができるが、他の方法を用いて決定してもよい。
なお、本例では、顔の中心付近にサンプリング画素を配置したが、これ以外の方法を用いて代表色を決定してもよい。例えば、画像に含まれる全ての画素から、色相が所定の範囲内(肌色系の色)にある画素を抽出し、その平均値を取得して代表色としてもよい。
ステップS1351〜S1352に示した処理は、2回目以降のループで必要となる処理であるため、後ほど説明する。
次に、ステップS135で取得した代表色を、基準色に設定する。基準色は、代表色取得部13によって、補正処理が終了するまで保持される。
次に、肌色マップを生成する(ステップS14)。肌色マップとは、入力画像と同じサイズのマップであって、入力画像に含まれる画素と、基準色との色相の類似度を表すマップである。すなわち、肌色マップは、入力画像に含まれる画素の肌色の強度を表すマップであると言える。なお、色相の類似度とは、例えば、色空間上における距離を、所定の範囲に正規化したものであってもよい。本ステップでは、入力画像に含まれる全ての画素について、基準色との類似度を算出し、肌色マップを生成する。
なお、本実施形態では、肌色マップが有する値は256階調であり、色相が同一であった場合に255となり、色相の差が最大であった場合に0となるものとするが、別途重みを付してもよい。例えば、対象画素の色相が肌色に近いほど、より値を大きくする補正を行うようにしてもよい。
次に、補正領域マップを生成する(ステップS15)。
肌色マップは、あくまで色に基づいて生成されたマップであるため、肌色マップのみを用いて補正を行った場合、肌に対応しない領域(例えば肌色の衣装など)に大きな重みが割り当たってしまう場合がある。そこで、本実施形態では、肌色マップに加え、顔との位置関係に基づいて重みを与えたマップである補正領域マップをさらに生成し、用いる。
補正領域マップが重みを与える領域は、例えば、顔に対応する領域(顔領域)や、首または胸に対応する領域などである。図5は、補正領域マップが重みを与える領域を説明する図である。本例では、顔領域301と、首および胸に対応する領域302に対して重みを与えているが、重みを与える領域は、肌が存在すると推定される領域であれば、他の領域であってもよい。
次に、エッジマップを生成する(ステップS16)。エッジマップとは、入力画像のエッジを表すマップである。
美肌補正は主に、ぼかしをかける補正であるため、エッジに対応する画素に対して補正
を行ってしまうと、画像が不鮮明になってしまう。そこで、本実施形態では、エッジマップを生成することで、エッジに対応する画素を除外して補正を行う。
ステップS16では、入力画像に対して、縦方向および横方向のエッジを抽出するフィルタをそれぞれ適用する。フィルタは、例えば、縦横の二方向に対して適用されるSobelフィルタなどを好適に用いることができる。そして、出力結果に対して強調処理および平滑化処理を行い、エッジマップとする。
次に、肌色マップと、補正領域マップと、エッジマップを統合し、入力画像を補正する際に用いる単一のマップを生成する(ステップS17)。
まず、肌色マップと、補正領域マップを合成し、得られた結果に対してエッジマップを合成する。合成は、3つのマップに割り当たった値をそれぞれ足し合わせ、3で割ることで行われる。この結果、より肌色であり、より補正領域に近く、よりエッジから離れている画素について、より強い補正がかかるようなマップが生成される。ここで生成されるマップを、補正マップと称する。
次に、入力画像にフィルタを適用し、肌をなめらかにする補正を行った画像を生成する(ステップS18)。本ステップで生成される画像は、肌の存在に関係なく、一律にフィルタが適用された画像である。本ステップでは、例えば、入力画像に対して縦横方向にガウシアンフィルタを適用した画像を生成する。なお、ここではガウシアンフィルタを例に挙げたが、画像を平滑化、すなわち、ぼかしを加えることができれば、他のフィルタを用いてもよい。また、ぼかし以外の他のフィルタを併用してもよい。本ステップで生成された画像を、ぼかし画像と称する。
次に、補正マップを用いて、入力画像を補正する(ステップS19)。
具体的には、ステップS11で取得した入力画像と、ステップS18で生成したぼかし画像を、ステップS17で生成した補正マップを用いて合成し、出力する。合成は、補正マップに定義された値が大きいほど、ぼかし画像の混合比率が高くなるように行われる。例えば、補正マップに定義された値が255である場合、入力画像とぼかし画像の比を0:100で合成し、補正マップに定義された値が0である場合、入力画像とぼかし画像の比を100:0で合成する。
以上に説明した処理により、動画の一フレーム分に対応する画像に対して補正処理が行われる。補正後の画像は、画像出力部16に送信され、一時的に記憶される。
そして、処理対象のフレームが残っているかを判定し(ステップS20)、残っている場合は、ステップS11へ遷移し、次フレームの画像に対する処理が行われる。
以上の説明は、処理対象のフレームが、最初のフレームであった場合(すなわち、1回目のループ)の処理である。処理対象が2フレーム目以降である場合(すなわち、2回目以降のループ)について、ステップS1351から説明する。
ステップS1351では、設定された基準色(すなわち、前回のループで取得された代表色)と、ステップS135で取得した代表色とを比較し、その類似度を求める。
色の類似度は、例えば、色空間における距離に基づいて決定することができる。例えば、入力画像が3つの成分で表される場合、各成分の差の絶対値を足し合わせた値(Sum of
Absolute Difference)を用いてもよいし、各成分の差の二乗を足し合わせた値(Sum of
Squared Difference)を用いてもよい。また、他の手法を用いてもよい。
ここで、算出された類似度が閾値以内である場合(ステップS1352−Yes)、基
準色の更新を行わず、ステップS14の処理を行う。
一方、類似度が閾値を超える場合(ステップS1352−No)、基準色を、ステップS135で取得した代表色によって更新する。
なお、3回目以降のループにおいても、同様の処理が行われる。すなわち、補正に使用される基準色は、2フレームよりも前の画像を処理した際に取得した代表色となる場合もある。
図6は、代表色の変化と、補正に使用する基準色の変化を時系列によって例示した図である。本例の場合、フレーム1で代表色が取得されるが、フレーム2および3では、代表色の変化量が閾値以内であるため(符号601および602)、基準色は変化しない。一方、フレーム4では、代表色の変化量が閾値を超えるため(符号603)、基準色が更新される。また、フレーム5では、代表色の変化量が閾値以内であるため(符号604)、基準色は更新されない。
以上に説明したように、実施形態に係る画像処理装置は、代表色の変化量が閾値を超えない限り、既に取得した代表色を用いて画像に対する補正を行う。これにより、僅かな条件の変化に起因する代表色の変動を抑えることができるようになり、補正を行う領域や、補正の強さがフレームごとに変動することによる不自然さを抑制することができる。
なお、ステップS1352で判定を行う際の閾値は、照明の当たり具合や顔の向きが明らかに変化し、新たな代表色を設定したほうが自然な補正が行えると判断できる値であればよい。このような値は、装置の利用者が手動で設定してもよいし、過去の補正結果に基づいて装置が自動で算出するようにしてもよい。
(変形例)
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本発明はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。
例えば、生成した補正マップに対して、さらに補正係数を乗算することで、補正の強さを調整できるようにしてもよい。例えば、図2に示した処理を開始する前に、装置の利用者が補正係数を指定できるようにしてもよい。
また、ステップS1352で用いる閾値は固定の値であってもよいが、被写体の状態に応じて変化する値としてもよい。例えば、被写体が、補正範囲の浮きやちらつきが目立ちやすい環境にある場合、閾値を大きくし、目立ちにくい環境にある場合は閾値を小さくするといった処理を行ってもよい。また、閾値を0にすることで、一時的にステップS1352の処理を無効にするようにしてもよい。
また、実施形態の説明では、記憶装置に記憶された画像に対して処理を行う画像処理装置を例に説明を行ったが、画像は必ずしも記憶装置から取得する必要はなく、例えば、装置の外部から有線または無線ネットワークを介して取得してもよい。
また、本発明は、動画を撮像する撮像手段と、前述した画像処理装置とを組み合わせ、撮像した動画を補正する機能を有する撮像装置として実施してもよい。
10 画像処理装置
11 画像取得部
12 顔検出部
13 代表色取得部
14 補正マップ生成部
15 画像補正部
16 画像出力部

Claims (7)

  1. 動画を構成する複数の連続した画像に対して順次補正を行う画像処理装置であって、
    画像を取得する画像取得手段と、
    取得した画像から、補正を行う対象領域を代表する色である代表色を取得する代表色取得手段と、
    m番目のフレームに対応する画像を補正する際に設定された基準色に基づいて、n番目(m<n)のフレームに対応する画像に対する補正処理を行う画像補正手段と、
    を有し、
    前記画像補正手段は、処理対象の画像に対応する代表色と、前記基準色との類似度が所定の閾値を下回る場合に、当該代表色によって基準色を更新し、類似度が所定の閾値を上回る場合に、基準色の更新を行わない
    ことを特徴とする、画像処理装置。
  2. 前記画像補正手段は、前記取得した画像に含まれる画素のそれぞれについて、前記基準色に対する色の類似度を表す値を演算し、前記値の分布に基づいて、画像に対する補正を行う際の重みの分布を表す補正マップを生成し、前記補正マップを用いて補正処理を行う
    ことを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像補正手段は、前記取得した画像に対してぼかしを加える補正処理を行い、かつ、ぼかしの強度を、前記補正マップを用いて決定する
    ことを特徴とする、請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像補正手段は、前記取得した画像に含まれる画素のそれぞれについて、エッジの強度を表す値を演算し、前記値の分布にさらに基づいて、前記補正マップを生成する
    ことを特徴とする、請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記補正を行う対象は、人の肌である
    ことを特徴とする、請求項3または4に記載の画像処理装置。
  6. 動画を構成する複数の連続した画像に対して順次補正を行う画像処理装置が行う画像処
    理方法であって、
    画像を取得する画像取得ステップと、
    取得した画像から、補正を行う対象領域を代表する色である代表色を取得する代表色取得ステップと、
    m番目のフレームに対応する画像を補正する際に設定された基準色に基づいて、n番目(m<n)のフレームに対応する画像に対する補正処理を行う画像補正ステップと、
    を含み、
    前記画像補正ステップでは、処理対象の画像に対応する代表色と、前記基準色との類似度が所定の閾値を下回る場合に、当該代表色によって基準色を更新し、類似度が所定の閾値を上回る場合に、基準色の更新を行わない
    ことを特徴とする、画像処理方法。
  7. 請求項6に記載の画像処理方法の各ステップをコンピュータに実行させるプログラム。
JP2015049714A 2015-03-12 2015-03-12 画像処理装置および画像処理方法 Active JP6432399B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015049714A JP6432399B2 (ja) 2015-03-12 2015-03-12 画像処理装置および画像処理方法
KR1020150143340A KR101682830B1 (ko) 2015-03-12 2015-10-14 화상 처리 장치 및 화상 처리 방법
EP15191284.7A EP3068122B1 (en) 2015-03-12 2015-10-23 Image processing apparatus and image processing method
CN201510707047.6A CN105976326B (zh) 2015-03-12 2015-10-27 图像处理装置以及图像处理方法
US14/930,410 US9762877B2 (en) 2015-03-12 2015-11-02 Image processing apparatus and image processing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015049714A JP6432399B2 (ja) 2015-03-12 2015-03-12 画像処理装置および画像処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016171445A JP2016171445A (ja) 2016-09-23
JP6432399B2 true JP6432399B2 (ja) 2018-12-05

Family

ID=54360899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015049714A Active JP6432399B2 (ja) 2015-03-12 2015-03-12 画像処理装置および画像処理方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9762877B2 (ja)
EP (1) EP3068122B1 (ja)
JP (1) JP6432399B2 (ja)
KR (1) KR101682830B1 (ja)
CN (1) CN105976326B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10529053B2 (en) * 2016-12-02 2020-01-07 Apple Inc. Adaptive pixel uniformity compensation for display panels
CN107172354B (zh) * 2017-06-21 2020-04-03 深圳市万普拉斯科技有限公司 视频处理方法、装置、电子设备及存储介质
CN108154858B (zh) * 2017-12-29 2020-04-28 深圳市华星光电技术有限公司 显示驱动方法及装置
JP7110657B2 (ja) 2018-03-26 2022-08-02 カシオ計算機株式会社 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
CN109711242B (zh) * 2018-10-31 2021-04-20 百度在线网络技术(北京)有限公司 车道线的修正方法、装置和存储介质
US10885606B2 (en) * 2019-04-08 2021-01-05 Honeywell International Inc. System and method for anonymizing content to protect privacy

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3193591B2 (ja) * 1995-06-29 2001-07-30 京セラミタ株式会社 色補正装置
JP3649653B2 (ja) * 2000-05-23 2005-05-18 シャープ株式会社 肌色強度値判別回路及び色強度値判別回路
JP4461789B2 (ja) * 2003-03-20 2010-05-12 オムロン株式会社 画像処理装置
JP4042736B2 (ja) * 2004-02-19 2008-02-06 ソニー株式会社 画像処理装置及び画像処理方法
JP5354842B2 (ja) * 2006-05-26 2013-11-27 キヤノン株式会社 画像処理方法および画像処理装置
JP2008243059A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Fujifilm Corp 画像処理装置及び画像処理方法
JP4384240B2 (ja) * 2008-05-28 2009-12-16 株式会社東芝 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム
US8406482B1 (en) * 2008-08-28 2013-03-26 Adobe Systems Incorporated System and method for automatic skin tone detection in images
JP5177068B2 (ja) * 2009-04-10 2013-04-03 株式会社Jvcケンウッド 目標追尾装置、目標追尾方法
US8736700B2 (en) * 2010-09-30 2014-05-27 Apple Inc. Techniques for synchronizing audio and video data in an image signal processing system
CN103279191B (zh) * 2013-06-18 2016-01-06 北京科技大学 一种基于手势识别技术的3d虚拟交互方法及系统

Also Published As

Publication number Publication date
US9762877B2 (en) 2017-09-12
CN105976326A (zh) 2016-09-28
EP3068122B1 (en) 2019-12-11
KR20160110037A (ko) 2016-09-21
EP3068122A1 (en) 2016-09-14
KR101682830B1 (ko) 2016-12-05
JP2016171445A (ja) 2016-09-23
CN105976326B (zh) 2019-04-02
US20160269704A1 (en) 2016-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6432399B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
CN111402135B (zh) 图像处理方法、装置、电子设备及计算机可读存储介质
US9542599B2 (en) Image processing device and image processing method
US9019402B2 (en) Dynamic range extension by combining differently exposed hand-held device-acquired images
CN108668093B (zh) Hdr图像的生成方法及装置
EP2987134B1 (en) Generation of ghost-free high dynamic range images
KR101699919B1 (ko) 다중 노출 퓨전 기반에서 고스트 흐림을 제거한 hdr 영상 생성 장치 및 방법
US9344636B2 (en) Scene motion correction in fused image systems
US8340417B2 (en) Image processing method and apparatus for correcting skin color
JP2008234342A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
WO2016019770A1 (zh) 图片的合成方法、装置及存储介质
JP2006338377A (ja) 画像補正方法および装置並びにプログラム
KR20210118233A (ko) 모바일 전자 기기를 사용한 고품질 플래쉬 사진을 위해 복수의 이미지를 촬영 및 블렌딩하는 장치 및 방법
US10248843B2 (en) Image processing apparatus and method for removing a facial object
US20170154437A1 (en) Image processing apparatus for performing smoothing on human face area
CN111917994A (zh) 将使用不同曝光设置捕获的图像帧组合成混合图像的方法和装置
JP2015180045A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2018049564A5 (ja)
US20190108625A1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and recording medium
JP2010278890A (ja) 画像形成装置、画像形成方法
KR101349968B1 (ko) 자동 영상보정을 위한 영상 처리 장치 및 방법
JP2007087123A (ja) 画像補正方法および装置並びにプログラム
US9100570B2 (en) Tonal stabilization of video
JP2004242141A (ja) 色不良領域補正方法、色不良領域補正処理プログラム、画像処理装置
JP6668646B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181009

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181022

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6432399

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150