JP6430915B2 - 加速度補正装置、加速度補正プログラム、及び、タイヤ状態検出装置 - Google Patents
加速度補正装置、加速度補正プログラム、及び、タイヤ状態検出装置Info
- Publication number
- JP6430915B2 JP6430915B2 JP2015197665A JP2015197665A JP6430915B2 JP 6430915 B2 JP6430915 B2 JP 6430915B2 JP 2015197665 A JP2015197665 A JP 2015197665A JP 2015197665 A JP2015197665 A JP 2015197665A JP 6430915 B2 JP6430915 B2 JP 6430915B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acceleration
- detection value
- acceleration detection
- wheel
- rotation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
Description
前述したように、回転体が1回転する間には、加速度センサによって検出される加速度が正弦波状に変化する。このため、回転体の回転速度を一定とし、複数回取得した加速度検出値の平均値を算出すると、期待値は正弦波の中心、すなわち、遠心加速度となる。このため、加速度検出値の平均値を補正加速度検出値とすることで、加速度検出値から重力加速度成分の少なくとも一部を除いた補正加速度検出値を得ることができる。
上記加速度装置について、前記取得部は、前記回転体が1回転する間に前記加速度検出値を3回以上取得し、前記除去部は、前記回転体が1回転する間に取得された複数の加速度検出値のうち中央値を前記補正加速度としてもよい。
上記課題を解決するタイヤ状態検出装置は、複数の車輪それぞれの回転位置を検出する回転位置検出部を有する車両の各車輪に設けられるタイヤ状態検出装置であって、タイヤの状態を検出する状態検出部と、前記状態検出部によって検出された前記タイヤの状態を示すデータを含む送信信号を、当該送信信号の受信を契機として前記回転位置検出部によって検出される前記車輪の回転位置を取得することで各タイヤ状態検出装置がどの車輪に設けられているかを特定する車輪位置特定装置に向けて送信する送信部と、回転体としての前記車輪の回転により生じる遠心力が作用する方向と検出軸の延びる方向が同一方向となる態様で前記車輪に取り付けられ、前記検出軸に作用する加速度に応じた出力信号を出力する加速度センサと、請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の加速度補正装置と、前記加速度補正装置によって導出された補正加速度検出値に基づいて設定された取得間隔で前記加速度の検出値である加速度検出値を取得することで、前記車輪が1回転する間に予め定められた角度置きに前記加速度検出値を取得する加速度取得部と、前記加速度取得部によって前記加速度検出値が取得されるときの前記車輪の角度を取得角とするとともに、1回前の取得角で取得された加速度検出値よりも大きい加速度検出値を取得した取得角を増加取得角とし、1回前の取得角で取得された加速度検出値よりも小さい加速度検出値を取得した取得角を減少取得角とすると、前記増加取得角と前記減少取得角が特定のパターンで並んだときに前記送信信号を前記送信部から送信させる制御部と、を備える。
図1(a)に示すように、車両10は、ABS(アンチロック・ブレーキシステム)20及びタイヤ状態監視装置30を搭載している。ABS20は、ABSコントローラ25と、車両10の4つの車輪11にそれぞれ対応する回転センサユニット21〜24とを備えている。第1回転センサユニット21は、前側左側に設けられた左前車輪FLに対応し、第2回転センサユニット22は、前側右側に設けられた右前車輪FRに対応している。第3回転センサユニット23は、後側左側に設けられたに左後車輪RLに対応し、第4回転センサユニット24は、後側右側に設けられた右後車輪RRに対応している。各車輪11は、車両用ホイール12と車両用ホイール12に装着されたタイヤ13とから構成されている。ABSコントローラ25はマイクロコンピュータ等よりなり、回転センサユニット21〜24からのパルスカウント値に基づき各車輪11の回転位置(回転角度)を求める。
図1(a)に示すように、タイヤ状態監視装置30は、4つの車輪11にそれぞれ取り付けられた送信機31と、車両10の車体に設置される受信機50とを備えている。各送信機31は、タイヤ13の内部空間に配置されるように、そのタイヤ13が装着された車両用ホイール12に対して取り付けられている。タイヤ状態検出装置としての各送信機31は、対応するタイヤ13の状態を検出して、検出されたタイヤ状態を示すデータを含む信号を無線送信する。
図4(b)に示すように、送信機31のコントローラ35は、各取得角P1〜P10で加速度検出値を取得する。コントローラ35は、一つの取得角で取得された加速度検出値と、その取得角の1回前の取得角で取得された加速度検出値とを比較して、各取得角で取得された加速度検出値が1回前の取得角で取得された加速度検出値よりも増加しているか減少しているかを判定する。1回前の取得角で取得された加速度検出値よりも大きい加速度検出値を取得した取得角を増加取得角とし、1回前の取得角で取得された加速度検出値よりも小さい加速度検出値を取得した取得角を減少取得角とする。なお、本実施形態では、1回前の取得角で取得された加速度検出値と同一の加速度検出値を取得した取得角については、1回前の取得角とは異なる取得角としている。具体的にいえば、1回前の取得角が増加取得角であれば減少取得角、1回前の取得角が減少取得角であれば増加取得角としている。
車輪位置特定装置としての受信機50の受信コントローラ51は、送信信号を受信した時点でABSコントローラ25から各回転センサユニット21〜24のパルスカウント値(車輪11の回転位置)を取得し、これによって各送信機31がどの車輪11に設けられているかを特定する。
(1)送信機31は、加速度センサ34を備えている。コントローラ35のCPU35aは、車輪11が1回転する間に加速度検出値を複数回取得する。そして、CPU35aは複数回取得した加速度検出値から重力加速度成分の少なくとも一部を除いた補正加速度検出値を導出する。実施形態では、複数回取得した加速度検出値の平均値を補正加速度検出値としている。加速度センサ34によって検出される加速度は正弦波状に変化しているため、複数回取得した加速度検出値の平均値の期待値は、遠心加速度値となる。これにより、重力加速度成分の少なくとも一部を除いた補正加速度検出値を得ることができる。
・車輪11が1回転する間に取得された複数の加速度検出値から、最大値及び最小値を除いて、残りの加速度検出値の平均値を補正加速度検出値としてもよい。加速度検出値の最大値及び最小値は、遠心加速度値との差が大きいと予想されるため、最大値及び最小値を除いた加速度検出値の平均値を補正加速度検出値とすることで、遠心加速度値との差が小さい補正加速度検出値を取得し得る。なお、この場合、仮取得間隔として、車輪11が1回転する間に加速度検出値を4回以上取得できるような間隔を設定する。
Claims (6)
- 回転体の回転により生じる遠心力が作用する方向と検出軸の延びる方向が同一方向となる態様で前記回転体に取り付けられた加速度センサの出力信号が入力される入力部と、
前記検出軸に作用する加速度に応じた前記出力信号から加速度検出値を導出する導出部と、
前記導出部から、前記回転体が1回転する間に前記加速度検出値を複数回取得する取得部と、
前記回転体が1回転する間に取得された前記複数の加速度検出値に基づいて、重力加速度成分を除いた補正加速度検出値を導出する除去部と、を備える加速度補正装置。 - 前記除去部は、前記回転体が1回転する間に取得された複数の加速度検出値の平均値を前記補正加速度検出値とする請求項1に記載の加速度補正装置。
- 前記取得部は、前記回転体が1回転する間に前記加速度検出値を4回以上取得し、
前記除去部は、前記回転体が1回転する間に取得された複数の加速度検出値のうち、最大値及び最小値を除いた加速度検出値の平均値を前記補正加速度検出値とする請求項2に記載の加速度補正装置。 - 前記取得部は、前記回転体が1回転する間に前記加速度検出値を3回以上取得し、
前記除去部は、前記回転体が1回転する間に取得された複数の加速度検出値のうち中央値を前記補正加速度検出値とする請求項1に記載の加速度補正装置。 - 回転体の回転により生じる遠心力が作用する方向と検出軸の延びる方向が同一方向となる態様で前記回転体に取り付けられた加速度センサの出力信号が入力される入力部と、
前記検出軸に作用する加速度に応じた前記出力信号から前記加速度の検出値である加速度検出値を導出する導出部と、
前記導出部から、前記加速度検出値を取得する取得部と、
重力加速度成分を除いた補正加速度検出値を導出する除去部と、を備えた加速度補正装置に前記補正加速度検出値を導出させる加速度補正プログラムであって、
前記取得部に前記回転体が1回転する間に前記加速度検出値を複数回取得させ、
前記除去部に前記回転体が1回転する間に取得された複数の前記加速度検出値に基づいて、前記重力加速度成分を除いた前記補正加速度検出値を導出させる加速度補正プログラム。 - 複数の車輪それぞれの回転位置を検出する回転位置検出部を有する車両の各車輪に設けられるタイヤ状態検出装置であって、
タイヤの状態を検出する状態検出部と、
前記状態検出部によって検出された前記タイヤの状態を示すデータを含む送信信号を、当該送信信号の受信を契機として前記回転位置検出部によって検出される前記車輪の回転位置を取得することで各タイヤ状態検出装置がどの車輪に設けられているかを特定する車輪位置特定装置に向けて送信する送信部と、
回転体としての前記車輪の回転により生じる遠心力が作用する方向と検出軸の延びる方向が同一方向となる態様で前記車輪に取り付けられ、前記検出軸に作用する加速度に応じた出力信号を出力する加速度センサと、
請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の加速度補正装置と、
前記加速度補正装置によって導出された補正加速度検出値に基づいて設定された取得間隔で前記加速度の検出値である加速度検出値を取得することで、前記車輪が1回転する間に予め定められた角度置きに前記加速度検出値を取得する加速度取得部と、
前記加速度取得部によって前記加速度検出値が取得されるときの前記車輪の角度を取得角とするとともに、1回前の取得角で取得された加速度検出値よりも大きい加速度検出値を取得した取得角を増加取得角とし、1回前の取得角で取得された加速度検出値よりも小さい加速度検出値を取得した取得角を減少取得角とすると、前記増加取得角と前記減少取得角が特定のパターンで並んだときに前記送信信号を前記送信部から送信させる制御部と、を備えたタイヤ状態検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015197665A JP6430915B2 (ja) | 2015-10-05 | 2015-10-05 | 加速度補正装置、加速度補正プログラム、及び、タイヤ状態検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015197665A JP6430915B2 (ja) | 2015-10-05 | 2015-10-05 | 加速度補正装置、加速度補正プログラム、及び、タイヤ状態検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017072396A JP2017072396A (ja) | 2017-04-13 |
JP6430915B2 true JP6430915B2 (ja) | 2018-11-28 |
Family
ID=58537311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015197665A Active JP6430915B2 (ja) | 2015-10-05 | 2015-10-05 | 加速度補正装置、加速度補正プログラム、及び、タイヤ状態検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6430915B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024024731A1 (ja) * | 2022-07-27 | 2024-02-01 | 株式会社東海理化電機製作所 | 検出装置、状態検出装置、および、検出方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10384496B1 (en) * | 2018-02-14 | 2019-08-20 | Infineon Technologies Ag | Configuration data storage for a tire pressure sensor |
JP7187214B2 (ja) * | 2018-08-28 | 2022-12-12 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ状態検出システム、タイヤ状態検出方法及びタイヤ状態検出プログラム |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100520144B1 (ko) * | 2003-12-26 | 2005-10-10 | 삼성전자주식회사 | 가속도계를 이용한 이동체의 속력측정 및 그 장치 |
JP2007163205A (ja) * | 2005-12-12 | 2007-06-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 移動体のセンサ補正装置、停止判定装置およびその方法 |
JP2012215417A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Fujitsu Ltd | 加速度補正装置と加速度補正方法、および加速度補正プログラム |
JP2013103519A (ja) * | 2011-11-10 | 2013-05-30 | Pacific Ind Co Ltd | 車輪位置判定装置 |
JP5898059B2 (ja) * | 2012-12-25 | 2016-04-06 | 太平洋工業株式会社 | タイヤセンサユニット |
JP2014226941A (ja) * | 2013-05-17 | 2014-12-08 | 太平洋工業株式会社 | 車輪位置判定装置 |
-
2015
- 2015-10-05 JP JP2015197665A patent/JP6430915B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024024731A1 (ja) * | 2022-07-27 | 2024-02-01 | 株式会社東海理化電機製作所 | 検出装置、状態検出装置、および、検出方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017072396A (ja) | 2017-04-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6147919B1 (ja) | タイヤ状態検出装置、及び車輪位置特定装置 | |
JP6329265B2 (ja) | 車輪位置特定装置 | |
KR101550124B1 (ko) | 타이어 공기압 모니터 시스템 | |
KR101560960B1 (ko) | 타이어 공기압 송신 장치 및 타이어 공기압 모니터 시스템 | |
JP6027261B1 (ja) | 車輪位置特定装置 | |
JP6027266B1 (ja) | タイヤ状態検出装置、及び、タイヤ状態監視装置 | |
JP6700386B2 (ja) | 受信機 | |
JP6430915B2 (ja) | 加速度補正装置、加速度補正プログラム、及び、タイヤ状態検出装置 | |
KR102224769B1 (ko) | 가속도 검출장치 | |
JP5956021B1 (ja) | 車輪位置特定装置 | |
CN108025604B (zh) | 车轮位置确定装置 | |
JP5810940B2 (ja) | 車輪位置検出装置およびそれを備えたタイヤ空気圧検出装置 | |
JP6407808B2 (ja) | 車輪位置特定装置 | |
JP6707635B2 (ja) | 受信機、及び、送信機ユニット | |
JP2016203722A (ja) | 車輪位置判定装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171211 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180910 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181023 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181101 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6430915 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |