JP6430733B2 - 包装装置及び包装方法 - Google Patents

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本発明は、包装装置及び包装方法に関する。
従来、例えば飲料、食品、薬品等の被包装物を包装材に収容するための包装装置に関する技術として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1には、充填プッシャー(押込部材)が、被包装物及び包装材とライン進行方向に並走しながら、順次、プッシャー駆動機構(案内部)の案内により被包装物を包装材に押し込む包装装置が記載されている。
特開2013−209119
ところで、包装装置では、例えば被包装物の転倒、噛み込み等の異常によって、押込部材の押込方向の移動に対する抵抗力が所定の値を超えた場合、案内部による押込部材の案内を中止し、また、ラインを減速及び停止することで被包装物、包装装置等を保護している。
しかしながら、案内部による押込部材の案内を中止すると、被包装物は包装材に完全には収容されずに一部がはみ出した状態となる場合がある。一方、案内部による押込部材の案内を中止してからラインが停止するまでの間も、被包装物及び包装材はラインを進行する。このため、包装材から一部がはみ出した被包装物は、案内部により押込部材が案内される領域(充填範囲)を通過した後に停止する場合がある。この場合、案内部による案内が再開されても、この被包装物は包装材に押し込まれない。従って、充填範囲よりも下流側において包装装置の構成部品等と接触し、被包装物、包装装置等が破損するおそれがある。
そこで、本発明は、被包装物と包装装置等との接触による被包装物、包装装置等の破損を抑制できる包装装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る包装装置は、被包装物、及び包装材とライン進行方向に並走して、順次、ライン進行方向に直交する押込方向に被包装物を押して包装材に収容する複数の押込部材と、押込部材の移動を案内する案内部と、被包装物、包装材、及び押込部材のライン進行方向への進行を制御する制御部と、を備え、案内部は、押込部材を、ライン進行方向に進むに連れて押込方向に案内する接近部と、接近部の下流側に接続され、押込部材をライン進行方向と平行な方向に案内する平行部と、を有し、押込部材の押込方向の移動に対する抵抗力が所定の値を超えた場合、案内部は、押込部材の案内を中止し、制御部は、抵抗力が所定の値を超えたときに接近部により案内されていた押込部材が、平行部により押込部材が案内される位置を過ぎる前に、被包装物、包装材、及び押込部材のライン進行方向への進行を停止することを特徴とする。
本発明に係る包装装置によれば、接近部において、押込部材の押込方向の移動に対する抵抗力が所定の値を超えた場合、案内部は押込部材の案内を中止する。また、制御部は、抵抗力が所定の値を超えたときに接近部により案内されていた押込部材が、平行部により押込部材が案内される位置を過ぎる前に、被包装物、包装材、及び押込部材のライン進行方向への進行を停止する。従って、この包装装置によれば、案内部が押込部材の案内を中止した場合であっても、包装材に完全には収容されずに一部がはみ出した状態の被包装物が平行部により押込部材が案内される位置を過ぎる前に停止する。このため、案内部による押込部材の案内、及び押込部材のライン進行方向の進行を再開した際に、包装材に完全には収容されずに一部がはみ出した状態の被包装物は、案内部による押込部材の案内により包装材に完全に収容される。これにより、被包装物と包装装置等との接触による被包装物、包装装置等の破損を抑制できる。
また、制御部は、被包装物、包装材、及び押込部材のライン進行方向の進行について、押込部材が減速開始位置に最初に到達したときから減速を開始し、減速開始位置に最初に到達した押込部材が減速開始位置の下流側の停止位置に到達したときに停止し、減速開始位置、及び停止位置は、平行部により押込部材が案内される位置に設定してもよい。この場合でも、被包装物と包装装置等との接触による被包装物、包装装置等の破損を抑制できる。
また、接近部は、ライン進行方向における下流側に向かうに連れて包装材の進行経路に接近するように形成されたレールであり、平行部は、包装材の進行経路と平行となるように形成されたレールであり、案内部は、包装材の進行経路から遠ざかるように移動してもよい。この包装装置によれば、押込部材がレールによって案内されながら進行することで、押込部材が、接近部では包装材の進行経路に接近するように移動し、平行部では包装材の進行経路と平行に移動する。これにより、案内部が押込部材を簡易且つ確実に案内することができる。また、抵抗力が所定の値を超えた場合、レールが包装材の進行経路から遠ざかるように移動することで、案内部による押込部材の案内を中止することができる。
本発明に係る包装方法は、被包装物、及び包装材とライン進行方向に並走して、順次、ライン進行方向に直交する押込方向に被包装物を押して包装材に収容する複数の押込部材と、押込部材の移動を案内する案内部と、被包装物、包装材、及び押込部材のライン進行方向への進行を制御する制御部と、を備え、案内部は、押込部材を、ライン進行方向に進むに連れて押込方向に案内する接近部と、接近部の下流側に接続され、押込部材をライン進行方向と平行な方向に案内する平行部と、を有する包装装置による包装方法であって、押込部材の押込方向の移動に対する抵抗力が所定の値を超えたか否かを判定する判定工程と、抵抗力が所定の値を超えたと判定した場合に、案内部による押込部材の案内を中止する中止工程と、抵抗力が所定の値を超えたときに接近部により案内されていた押込部材が、平行部により押込部材が案内される位置を過ぎる前に、被包装物、包装材、及び押込部材のライン進行方向の進行を停止する停止工程と、を含むことを特徴とする。
本発明に係る包装方法によれば、接近部において、押込部材の押込方向の移動に対する抵抗力が所定の値を超えた場合、案内部は押込部材の案内を中止する。また、制御部は、抵抗力が所定の値を超えたときに接近部により案内されていた押込部材が、平行部により押込部材が案内される位置を過ぎる前に、被包装物、包装材、及び押込部材のライン進行方向への進行を停止する。従って、この包装方法によれば、案内部が押込部材の案内を中止した場合であっても、包装材に完全には収容されずに一部がはみ出した状態の被包装物が平行部により押込部材が案内される位置を過ぎる前に停止する。このため、案内部による押込部材の案内、及び押込部材のライン進行方向の進行を再開した際に、包装材に完全には収容されずに一部がはみ出した状態の被包装物は、案内部による押込部材の案内により包装材に完全に収容される。これにより、被包装物と包装装置等との接触による被包装物、包装装置等の破損を抑制できる。
また、押込部材が、平行部により押込部材が案内される位置に設定された減速開始位置に最初に到達したときから、被包装物、包装材、及び押込部材のライン進行方向の進行の減速を開始する減速工程を更に含み、停止工程は、減速開始位置に最初に到達した押込部材が、減速開始位置の下流側の、平行部により押込部材が案内される位置に設定された停止位置に到達したときに、被包装物、包装材、及び押込部材のライン進行方向の進行を停止してもよい。この場合でも、被包装物と包装装置等との接触による被包装物、包装装置等の破損を抑制できる。
また、接近部は、ライン進行方向における下流側に向かうに連れて包装材の進行経路に接近するように形成されたレールであり、平行部は、包装材の進行経路と平行となるように形成されたレールであり、判定工程において抵抗力が所定の値を超えたと判定した場合に、中止工程において、案内部が包装材の進行経路から遠ざかるように移動してもよい。この包装方法によれば、押込部材がレールによって案内されながら進行することで、押込部材が、接近部では包装材の進行経路に接近するように移動し、平行部では包装材の進行経路と平行に移動する。これにより、案内部が押込部材を簡易且つ確実に案内することができる。また、抵抗力が所定の値を超えた場合、レールが包装材の進行経路から遠ざかるように移動することで、案内部による押込部材の案内を中止することができる。
本発明によれば、被包装物と包装装置等との接触による被包装物、包装装置等の破損を抑制できる。
実施形態に係る包装装置の概略を示す斜視図である。 押込部材の動作を模式的に示す平面図である。 異常時におけるレールの動作を模式的に示す平面図である。 実施形態に係る包装装置におけるラインの減速開始を説明する図である。 実施形態に係る包装装置におけるラインの停止を説明する図である。 実施形態に係る包装措置におけるレールの復帰の動作を説明する図である。 比較例に係る包装装置におけるラインの減速開始を説明する図である。 比較例に係る包装装置におけるラインの停止を説明する図である。 比較例に係る包装装置におけるレールの復帰の動作を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る包装装置及び包装方法の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中の同一又は相当部分には同一符号を付すこととする。
図1は、実施形態に係る包装装置の概略を示す斜視図である。図2は、押込部材の動作を模式的に示す平面図であり、図1に示す押込区間Dにおける動作を詳細に示したものである。なお、押込区間Dは、被包装物Cを包装材Bに押し込んで収容する工程が行われる区間である。図1及び図2に示すように、本実施形態に係る包装装置1は、缶ビールを6缶で1パックとして4パック(合計24缶)ずつ束にした被包装物Cを搬送する被包装物用搬送部2と、被包装物Cを収容する段ボール等の包装材Bを搬送する包装材用搬送部3と、被包装物Cを包装材Bに押し込んで収容する複数の押込部材4と、押込部材4の移動を案内するレール7と、制御部9と、を備えている。被包装物用搬送部2、及び包装材用搬送部3は、ライン進行方向A1に向かって進行する。
被包装物用搬送部2は、押込区間Dにおいて、被包装物Cをライン進行方向A1に搬送すると共に、レール7によって案内される押込部材4を進行させる。被包装物用搬送部2は、被包装物Cが押込部材4によって包装材Bに押し込まれて押込区間Dを過ぎた後、被包装物用搬送部2の下面2b側に潜り込むように転回して上流側に戻るように構成されている。被包装物用搬送部2は、通常は約0.4m/秒の速さで進行するが、制御部9によって上記速さを変更できる。
包装材用搬送部3は、押込区間Dにおいて、被包装物用搬送部2と並走して包装材Bをライン進行方向A1に搬送する。また、包装材用搬送部3は、被包装物用搬送部2によって搬送されている被包装物Cが押込部材4によって包装材Bに押し込まれた後(押込区間D通過後)は、被包装物Cが収容された包装材Bをライン進行方向A1に搬送して、包装材Bを糊付けして箱状に形成する。包装材用搬送部3は、被包装物用搬送部2と同様に、通常は約0.4m/秒の速さで進行するが、制御部9によって上記速さを変更できる。
押込部材4は、本体部5と、カムローラ6と、圧力検知機構(不図示)と、を備えている。押込部材4は、被包装物用搬送部2付近に配置されており、押込区間Dにおいて、被包装物用搬送部2の進行に伴ってライン進行方向A1に進行する。また、押込部材4は、ライン進行方向A1に対して直交する押込方向A2に往復移動が可能である。本体部5は、被包装物Cに接触して包装材Bを押す部分である。本体部5は、被包装物用搬送部2の上面2a(すなわち、被包装物Cが載置されている面)側に位置している。カムローラ6は、レール7と協働して本体部5を案内する。カムローラ6は、本体部5の押込方向A2における中央付近に回転自在に設けられており、被包装物用搬送部2の下面2b(すなわち、被包装物Cが載置されている面の裏面)側に位置している。
レール7は、押込部材4の、ライン進行方向A1及び押込方向A2への移動を案内する案内部として機能する。レール7は、被包装物用搬送部2の下面2b側に、ライン進行方向A1に沿って延設されている。また、レール7は、包装材用搬送部3側の面に、カムローラ6が転動するための転動面8が形成されている。カムローラ6は、転動面8を転動しながらライン進行方向A1に進行する。
レール7は、接近部7bと、平行部7cと、を含んでいる。接近部7bは、下流側に向かうに連れて包装材用搬送部3に接近するように形成されている部分である。接近部7bは、押込部材4を包装材用搬送部3に接近するように案内する。接近部7bは、接近部7bの終点(すなわち、後続する平行部7cの始点)において、被包装物Cの包装材Bへの押し込みが完了する位置に押込部材4を案内する。平行部7cは、接近部7bの下流側に接続されており、包装材用搬送部3と平行となるように形成されている部分である。平行部7cは、押込部材4、被包装物C、及び包装材Bとの相対的な位置関係を互いに変化させることなく被包装物Cが包装材Bに完全に押し込まれた状態のままで、押込部材4をライン進行方向A1に進行させる。なお、本実施形態において、接近部7bの上流側には包装材用搬送部3と平行となるように形成された導入部7aが接続されている。レール7の長さは、全体で約1.5mであり、このうち平行部7cは約0.4mである。
レール7の下方には、リターン用レール(不図示)が配置されている。リターン用レールの始点は、レール7の平行部7cの終点の略真下に位置しており、また、リターン用レールの終点は、レール7の導入部7aの始点の略真下に位置している。リターン用レールは、押込部材4の、ライン進行方向A1に対して逆方向、及び押込方向A2に対して逆方向への移動を案内する機能を有する。リターン用レールは、レール7の転動面8とは反対側(すなわち、包装材用搬送部3とは反対側)の面に、カムローラ6が転動するためのリターン用転動面(不図示)が形成されている。カムローラ6は、リターン用転動面を転動しながらライン進行方向A1に対して逆方向に進行する。また、レール7の平行部7cの下流側、及び導入部7aの上流側には、歯車状のリターン部(不図示)が設けられている。押込部材4は、平行部7cの終点でリターン部に乗り移り、リターン部の回転動作に伴って下方に移動してリターン用レールの始点に乗り移る。そして、押込部材4は、リターン用レールの始点からリターン用レールの終点へと案内されながら移動し、リターン用レールの終点でリターン部に乗り移り、リターン部の回転動作に伴って上方に移動してレール7の導入部7aの始点に乗り移る。
また、レール7は、押込部材4の圧力検知機構が、押込部材4の押込方向A2の移動に対して所定の値を超える抵抗力を検知した場合(すなわち、レール7による押込部材4の案内に過負荷が生じた場合)、包装材用搬送部3から遠ざかるように移動する(図3参照)。これにより、レール7の転動面8から押込部材4のカムローラ6が外れる。その後、作業者が復帰操作を行うことで、レール7が元の位置に復帰する。
制御部9は、被包装物用搬送部2及び包装材用搬送部3のライン進行方向A1への進行、停止、進行速度の調節等の制御を行う。例えば、レール7による押込部材4の案内に過負荷が生じた場合、被包装物用搬送部2、及び包装材用搬送部3のライン進行方向A1への進行速度を減速し、その後、停止させる。この場合、制御部9は、減速開始位置P1と、停止位置P2と、を設定し、被包装物用搬送部2及び包装材用搬送部3のライン進行方向A1への進行速度の減速を開始する時期と、停止させる時期と、を制御している。
減速開始位置P1は、レール7の平行部7cに設定されている。減速開始位置P1は、レール7による押込部材4の案内に過負荷が生じた後、いずれかの押込部材4が最初に到達したときから被包装物用搬送部2、及び包装材用搬送部3のライン進行方向A1の進行速度の減速を開始する位置である。
停止位置P2は、レール7の平行部7cの、減速開始位置P1よりも下流側に設定されている。停止位置P2は、レール7による押込部材4の案内に過負荷が生じた後、減速開始位置P1に最初に到達した押込部材4が、その後、停止位置P2に到達したときに、被包装物用搬送部2、及び包装材用搬送部3のライン進行方向A1の進行を停止する位置である。
包装装置1は、減速開始位置P1、停止位置P2をこのような位置に設定することで、被包装物Cが包装材Bから一部がはみ出した状態でレール7の平行部7cを通過することを防止する。また、図2に示すように、停止位置P2を平行部7cの終点よりも上流側に設定することで、余裕を持って被包装物用搬送部2、及び包装材用搬送部3の進行を停止できるようにしている。
レール7上における押込部材4の位置の検出方法の一例について説明する。押込部材4、及び被包装物用搬送部2のライン進行方向A1への進行は、包装装置1に搭載されているモータ(不図示)の回転によって行っている。このモータの回転方向の変位量を、角位置センサによってデジタル信号として取得する。デジタル信号は角度が0度から360度までを1サイクルとし、上記変位量が1サイクル進むと、押込部材4は隣の押込部材4の位置まで進行する(例えば、図2に示す押込部材4aの位置から押込部材4bの位置まで進行する)。このように、デジタル信号が1サイクルのうちの何度に相当する値を出力しているかによって、レール7上における押込部材4の位置を検出している。
続いて、本実施形態に係る包装装置1の動作について説明する。まず、通常時(すなわち、レール7による押込部材4の案内に過負荷が生じていないとき)における動作について説明する。
図2において、被包装物用搬送部2、及び包装材用搬送部3は、ライン進行方向A1に等速で進行している。このとき、被包装物用搬送部2に配置される押込部材4と、被包装物用搬送部2の上面2aに載置される被包装物Cと、包装材用搬送部3の上面3aに載置される包装材Bとは、この順に押込方向A2に並んでいる。
押込部材4のカムローラ6は、レール7の包装材用搬送部3側の面に形成された転動面8を転動する。このため、押込部材4が被包装物用搬送部2によってライン進行方向A1に進行すると、カムローラ6はレール7の転動面8に沿うように押込方向A2に移動する。これにより、押込部材4は、レール7に案内されてライン進行方向A1及び押込方向A2の移動を行うことができる。
具体的に、まず、押込部材4は、レール7の導入部7aによって包装材用搬送部3と平行に移動するように案内される(図2の押込部材4a参照)。導入部7aは、レール7の他の部分よりも包装材用搬送部3から遠い位置にある。押込部材4が導入部7aに位置しているときには、押込部材4の本体部5は被包装物Cとは離間している。
次に、押込部材4は、レール7の接近部7bによって包装材用搬送部3に接近するように案内される。押込部材4は、包装材用搬送部3に接近するように押込方向A2に移動し、本体部5が被包装物Cに接触する(図2の押込部材4b参照)。更に、押込部材4は、押込方向A2に移動を続けることで、被包装物Cを並走する包装材Bに押し込む(図2の押込部材4c,4d参照)。押込部材4は、接近部7bの終点(すなわち、後続する平行部7cの始点)において被包装物Cの包装材Bへの押し込みを完了し、被包装物Cが包装材Bに完全に収容された状態となる。
次に、押込部材4は、レール7の平行部7cによって包装材用搬送部3と平行に移動するように案内される(図2の押込部材4e,4f参照)。平行部7cは、被包装物Cが包装材Bに完全に押し込まれた状態のままで、押込部材4をライン進行方向A1に進行するように案内する。
続いて、異常時(すなわち、例えば被包装物Cの転倒、噛み込み等によって、レール7による押込部材4の案内に過負荷が生じたとき)における本実施形態に係る包装装置1の動作について、図3〜6を参照して説明する。図3は、異常時におけるレールの動作を模式的に示す平面図である。図4は実施形態に係る包装装置におけるラインの減速開始を説明する図である。図5は、実施形態に係る包装装置におけるラインの停止を説明する図である。図6は、実施形態に係る包装措置におけるレールの復帰の動作を説明する図である。
まず、押込部材4の圧力検知機構は、押込部材4の押込方向A2の移動に対する抵抗力が所定の値を超えたか否かを判定する(判定工程)。例えば、複数の押込部材4のうち、押込部材4bに対応する被包装物Cが包装材Bに対して噛み込みを生じた場合について、以下に説明する。押込部材4bは、噛み込まれた被包装物Cを介して包装材Bから反力を受けるため、押込部材4bの押込方向A2の移動に対する抵抗力が大きくなる。圧力検知機構が所定の値を超える抵抗力を検知した場合、本実施形態では、図3に示すように、レール7のうち接近部7b、及び平行部7cが、包装材用搬送部3から遠ざかるように移動する。なお、図3において、破線で示すレール7は通常時におけるレール7の位置を表しており、実線で示すレール7は異常時において包装材用搬送部3から遠ざかるように移動した状態のレール7の位置を表している。
レール7が包装材用搬送部3から遠ざかるように移動すると、レール7の転動面8から押込部材4のカムローラ6が外れる。これにより、押込部材4は、レール7による案内が中止される(中止工程)。すなわち、押込部材4は、被包装物用搬送部2のライン進行方向A1への進行に伴ってライン進行方向A1に進行するが、押込方向A2には移動しなくなる。また、押込部材4が押込方向A2には移動しないため、被包装物Cも、ライン進行方向A1に進行するが、押込方向A2には移動しなくなる。従って、レール7による押込部材4の案内に過負荷が生じたときに、被包装物Cが包装材Bに完全には収容されておらず一部がはみ出した状態であった場合、この被包装物Cは、包装材Bから一部がはみ出した状態のままでライン進行方向A1に進行する。
次に、図4に示すように、いずれかの押込部材4が減速開始位置P1に最初に到達する。これを契機をとして、被包装物用搬送部2、及び包装材用搬送部3のライン進行方向A1の進行速度の減速を開始する(減速工程)。包装装置1では、減速開始位置P1は、レール7の平行部7cに設定されている。このため、レール7による押込部材4の案内に過負荷が生じたときに、減速開始位置P1よりも下流側の被包装物Cは全て包装材Bに完全に収容されており、一方、減速開始位置P1よりも上流側の被包装物Cには、包装材Bに完全には収容されていないものもある。図3において、減速開始位置P1に最初に到達する押込部材4は、押込部材4dである。また、図3において、平行部7cに設定された減速開始位置P1の下流側の被包装物Cは、押込部材4e,4f,4gによって包装材Bに完全に収容されており、一方、減速開始位置P1の上流側の被包装物Cは、押込部材4a,4b,4c,4dによって包装材Bに完全に収容される前に、レール7による押込部材4の案内が中止される。
次に、図5に示すように、減速開始位置P1に最初に到達した押込部材4が停止位置P2に到達したときに、被包装物用搬送部2、及び包装材用搬送部3のライン進行方向A1の進行を停止する(停止工程)。包装装置1では、停止位置P2は、レール7の平行部7cの、減速開始位置P1よりも下流側に設定されている。図3において、減速開始位置P1に最初に到達した押込部材4dが停止位置P2に到達したときに、被包装物用搬送部2、及び包装材用搬送部3のライン進行方向A1の進行が停止する。
従って、図3に示す押込部材4のうち、被包装物用搬送部2、及び包装材用搬送部3のライン進行方向A1の進行が停止したときに停止位置P2を通過しているものは、押込部材4e,4f,4gである。従って、停止位置P2を通過した押込部材4によって押し込まれた被包装物Cは、全て包装材Bに完全に収容されている。一方、図3に示す押込部材4のうち、停止位置P2を通過していないものは、押込部材4a,4b,4c,4dである。従って、図3の場合、停止位置P2を通過していない押込部材4によって押し込まれた被包装物Cは、包装材Bに完全には収容されていない。
次に、図6に示すように、作業者がレール7の復帰操作を行うことで、包装材用搬送部3から遠ざかるように移動していたレール7が元の位置に復帰する。なお、レール7の復帰は自動で行ってもよい。これにより、レール7の転動面8に押込部材4のカムローラ6が接触して転動可能となり、押込部材4は、レール7による案内が再開される。このとき、停止位置P2よりも上流側で停止していた押込部材4a,4b,4cは、レール7の復帰によって、それぞれ包装材Bから一部がはみ出した状態の被包装物Cを包装材Bに押し込む。なお、停止位置P2よりも下流側で停止していた押込部材4eに対応する被包装物Cは、既に包装材Bに完全に収容されている。このため、レール7の復帰の動作の有無に依らず、更に下流側に包装材Bから一部がはみ出した状態の被包装物Cが流出することはない。
上述したように、本実施形態に係る包装装置1では、包装材Bに完全には収容されていない被包装物Cが停止位置P2を通過することを防止できる。なお、包装装置1では、平行部7cの停止位置P2よりも上流側、及びレール7の接近部7b(すなわち、充填範囲)において、被包装物用搬送部2の上面2a側には、被包装物Cと接触するような包装装置の構成部品等は配置されていない。このため、停止位置P2の上流側において、包装材Bに完全には収容されていない被包装物Cがライン進行方向A1に進行しても、包装装置の構成部品等とは接触しない。
これに対し、比較例に係る包装装置の動作について、図7,8を参照して説明する。図7は、比較例に係る包装装置におけるラインの減速開始を説明する図である。図8は、比較例に係る包装装置におけるラインの停止を説明する図である。
図7に示すように、いずれかの押込部材4が減速開始位置P3に最初に到達したときから、被包装物用搬送部2、及び包装材用搬送部3のライン進行方向A1の進行速度の減速を開始する。例えば、図7において、減速開始位置P3に最初に到達する押込部材4は押込部材4cである。
比較例に係る包装装置では、減速開始位置P3は、レール7の接近部7bに設定されている。このため、レール7による押込部材4の案内に過負荷が生じたとき、減速開始位置P3よりも下流側の被包装物Cであっても、包装材Bに完全には収容されていない場合がある。例えば、図7において、押込部材4dによって包装材Bに押し込まれる被包装物Cは、包装材Bに完全には収容されていない。
次に、図8に示すように、減速開始位置P3に最初に到達した押込部材4cが停止位置P2に到達したときに、被包装物用搬送部2、及び包装材用搬送部3のライン進行方向A1の進行を停止する。押込部材4のうち、被包装物用搬送部2、及び包装材用搬送部3のライン進行方向A1の進行が停止したときに停止位置P2を通過しているものは、押込部材4d、4e,4f,4gである(図3参照)。従って、被包装物Cのうち、押込部材4dによって包装材Bに押し込まれるものは、包装材Bに完全には収容されずに一部がはみ出した状態で停止位置P2を通過する。
次に、図9に示すように、作業者がレール7の復帰操作を行うことで、包装材用搬送部3から遠ざかるように移動していたレール7が元の位置に復帰する。これにより、レール7の転動面8に押込部材4のカムローラ6が接触して転動可能となり、押込部材4は、レール7による案内が再開される。このとき、停止位置P2よりも上流側で停止していた押込部材4a,4bは、レール7の復帰によって、それぞれ包装材Bから一部がはみ出した状態の被包装物Cを包装材Bに押し込む。一方、停止位置P2よりも下流側において、押込部材4dに対応していた被包装物Cは(図3参照)、包装材Bに完全には収容されず、包装材Bから一部がはみ出した状態で停止している。ここでレール7が復帰しても、押込部材4が停止位置P2よりも下流側の被包装物Cを包装材Bに押し込んで完全に収容することはなく、更に下流側に包装材Bから一部がはみ出した状態の被包装物Cが流出する。
このように、比較例に係る包装装置では、停止位置P2よりも下流側(すなわち、充填範囲よりも下流側)では、被包装物Cが包装材Bに完全に収容されずにライン上を搬送されることは予定されていない。このため、比較例に係る包装装置では、包装材Bに完全には収容されずに一部がはみ出した被包装物Cは、包装装置の構成部品等と接触するおそれがある。
以上説明したように、本実施形態に係る包装装置1によれば、接近部7bにおいて、押込部材4の押込方向A2の移動に対する抵抗力が所定の値を超えた場合、レール7は押込部材4の案内を中止する。また、制御部9は、被包装物C、包装材B、及び押込部材4のライン進行方向A1の進行について、押込部材4が減速開始位置P1に最初に到達したときから減速を開始し、減速開始位置P1に最初に到達した押込部材4が減速開始位置P1の下流側に設定されている停止位置P2に到達したときに停止する。従って、この包装装置1によれば、レール7が押込部材4の案内を中止した場合であっても、包装材Bに完全には収容されずに一部がはみ出した状態の被包装物Cが停止位置P2を通過する前に停止する。このため、レール7による押込部材4の案内、及び押込部材4のライン進行方向A1の進行を再開した際に、包装材Bに完全には収容されずに一部がはみ出した状態の被包装物Cは、レール7による押込部材4の案内により包装材Bに完全に収容される。これにより、被包装物Cと包装装置1等との接触による被包装物C、包装装置1等の破損を抑制できる。
また、接近部7bは、ライン進行方向A1における下流側に向かうに連れて包装材用搬送部3に接近するように形成されたレール7であり、平行部7cは、包装材用搬送部3と平行となるように形成されたレール7であり、レール7は、包装材用搬送部3から遠ざかるように移動してもよい。この包装装置1によれば、押込部材4がレール7によって案内されながら進行することで、押込部材4が、接近部7bでは包装材用搬送部3に接近するように移動し、平行部7cでは包装材用搬送部3と平行に移動する。これにより、レール7が押込部材4を簡易且つ確実に案内することができる。また、抵抗力が所定の値を超えた場合、レール7が包装材用搬送部3から遠ざかるように移動することで、レール7による押込部材4の案内を中止することができる。
また、本実施形態に係る包装方法によれば、接近部7bにおいて、押込部材4の押込方向A2の移動に対する抵抗力が所定の値を超えた場合、レール7は押込部材4の案内を中止する。また、制御部9は、被包装物C、包装材B、及び押込部材4のライン進行方向A1の進行について、押込部材4が減速開始位置P1に最初に到達したときから減速を開始し、減速開始位置P1に最初に到達した押込部材4が減速開始位置P1の下流側に設定されている停止位置P2に到達したときに停止する。従って、この包装方法によれば、レール7が押込部材4の案内を中止した場合であっても、包装材Bに完全には収容されずに一部がはみ出した状態の被包装物Cが停止位置P2を通過する前に停止する。このため、レール7による押込部材4の案内、及び押込部材4のライン進行方向A1の進行を再開した際に、包装材Bに完全には収容されずに一部がはみ出した状態の被包装物Cは、レール7による押込部材4の案内により包装材Bに完全に収容される。これにより、被包装物Cと包装装置1等との接触による被包装物C、包装装置1等の破損を抑制できる。
また、接近部7bは、ライン進行方向A1における下流側に向かうに連れて包装材用搬送部3に接近するように形成されたレール7であり、平行部7cは、包装材用搬送部3と平行となるように形成されたレール7であり、判定工程において抵抗力が所定の値を超えたと判定した場合に、中止工程において、レール7が包装材用搬送部3から遠ざかるように移動してもよい。この包装方法によれば、押込部材4がレール7によって案内されながら進行することで、押込部材4が、接近部7bでは包装材用搬送部3に接近するように移動し、平行部7cでは包装材用搬送部3と平行に移動する。これにより、レール7が押込部材4を簡易且つ確実に案内することができる。また、抵抗力が所定の値を超えた場合、レール7が包装材用搬送部3から遠ざかるように移動することで、レール7による押込部材4の案内を中止することができる。
本発明は、本実施形態に限定されるものではない。本実施形態において、被包装物Cとして、缶ビールを6缶で1パックとして4パック(合計24缶)ずつ束にしたものを例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、被包装物Cは、本実施形態とは異なる数の缶の束であってもよく、束にしていなくてもよい。また、被包装物Cは、ビールに限らない各種飲料を封入した瓶、樽等であってもよく、食品、薬品等であってもよい。
また、本実施形態においては、被包装物C、包装材B、及び押込部材4のライン進行方向A1の進行は、押込部材4が平行部7cに設定された減速開始位置P1に最初に到達したときから減速を開始し、減速開始位置P1に最初に到達した押込部材4が、減速開始位置P1の下流側の平行部7cに設定された停止位置P2に到達したときに停止することとしたが、本発明はこれに限定されない。被包装物C、包装材B、及び押込部材4のライン進行方向A1の進行は、少なくとも、押込部材4の押込方向A2の移動に対する抵抗力が所定の値を超えたときに接近部7bにより案内されていた押込部材4が、平行部7cにより押込部材4が案内される位置を過ぎる前に、被包装物C、包装材B、及び押込部材4のライン進行方向A1への進行を停止すればよい。具体的には、抵抗力が所定の値を超えたときに接近部7bの最も下流側を進行している押込部材4が停止位置P2に到達するときまでに停止することとしてもよく、例えば、本実施形態において減速開始位置P1を接近部7bの終点(すなわち、平行部7cの始点)に設定してもよい。また、減速開始の制御としては、減速開始位置P1を設定せず、例えばレーザー光により被包装物C、包装材B、又は押込部材4の位置を検出することで、被包装物Cが包装材Bに完全には収容されていない状態で、押込部材4が、平行部7cにより押込部材4が案内される位置を過ぎることを抑制できるように減速を開始する構成としてもよく、また、タイマーを更に備え、抵抗力が所定の値を超えたときを基準として所定の時間が経過したときから減速を開始する構成としてもよい。
また、本実施形態においては、レール7は、導入部7a、接近部7b、平行部7cによって構成されるが、本発明はこれに限定されない。接近部7b、及び平行部7cを含んで構成されていれば、レール7は異なる形状であってもよい。
また、本実施形態においては、押込部材4の移動を案内するために、レール7の転動面8を、押込部材4のカムローラ6が転動することとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、複数の押込部材4のそれぞれにモータ等の駆動装置を設けて、押込方向A2への駆動を行ってもよい。この場合であっても、本実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、本実施形態においては、中止工程では、レール7が包装材用搬送部3から遠ざかるように移動することで、レール7による押込部材4の案内を中止することとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、レール7を上方、又は下方に移動させることで、レール7による押込部材4の案内を中止してもよい。また、上述したように、複数の押込部材4のそれぞれにモータ等の駆動装置を設けて、押込方向A2への駆動を行う場合には、駆動装置による押込部材4の駆動を中止することで、案内を中止してもよい。これらの場合であっても、本実施形態と同様の効果を奏することができる。
1…包装装置、3…包装材用搬送部、4(4a〜4g)…押込部材、7…レール(案内部)、7b…接近部、7c…平行部、9…制御部、A1…ライン進行方向、A2…押込方向、B…包装材、C…被包装物、D…押込区間。

Claims (6)

  1. 被包装物、及び包装材とライン進行方向に並走して、順次、前記ライン進行方向に直交する押込方向に前記被包装物を押して前記包装材に収容する複数の押込部材と、
    前記押込部材の移動を案内する案内部と、
    前記被包装物、前記包装材、及び前記押込部材の前記ライン進行方向への進行を制御する制御部と、を備え、
    前記案内部は、
    前記押込部材を、前記ライン進行方向に進むに連れて前記押込方向に案内する接近部と、
    前記接近部の下流側に接続され、前記押込部材を前記ライン進行方向と平行な方向に案内する平行部と、を有し、
    前記押込部材の前記押込方向の移動に対する抵抗力が所定の値を超えた場合、
    前記案内部は、前記押込部材の案内を中止し、
    前記制御部は、前記抵抗力が前記所定の値を超えたときに前記接近部により案内されていた前記押込部材が、前記平行部により前記押込部材が案内される位置を過ぎる前に、前記被包装物、前記包装材、及び前記押込部材の前記ライン進行方向への進行を停止することを特徴とする、包装装置。
  2. 前記制御部は、前記被包装物、前記包装材、及び前記押込部材の前記ライン進行方向の進行について、前記押込部材が減速開始位置に最初に到達したときから減速を開始し、前記減速開始位置に最初に到達した前記押込部材が前記減速開始位置の下流側の停止位置に到達したときに停止し、
    前記減速開始位置、及び前記停止位置は、前記平行部により前記押込部材が案内される位置に設定されていることを特徴とする、請求項1に記載の包装装置。
  3. 前記接近部は、前記ライン進行方向における下流側に向かうに連れて前記包装材の進行経路に接近するように形成されたレールであり、
    前記平行部は、前記包装材の前記進行経路と平行となるように形成されたレールであり、
    前記抵抗力が前記所定の値を超えた場合、前記案内部は、前記包装材の前記進行経路から遠ざかるように移動することを特徴とする、請求項1又は2に記載の包装装置。
  4. 被包装物、及び包装材とライン進行方向に並走して、順次、前記ライン進行方向に直交する押込方向に前記被包装物を押して前記包装材に収容する複数の押込部材と、
    前記押込部材の移動を案内する案内部と、
    前記被包装物、前記包装材、及び前記押込部材の前記ライン進行方向への進行を制御する制御部と、を備え、
    前記案内部は、
    前記押込部材を、前記ライン進行方向に進むに連れて前記押込方向に案内する接近部と、
    前記接近部の下流側に接続され、前記押込部材を前記ライン進行方向と平行な方向に案内する平行部と、を有する包装装置による包装方法であって、
    前記押込部材の前記押込方向の移動に対する抵抗力が所定の値を超えたか否かを判定する判定工程と、
    前記抵抗力が前記所定の値を超えたと判定した場合に、
    前記案内部による前記押込部材の案内を中止する中止工程と、
    前記抵抗力が前記所定の値を超えたときに前記接近部により案内されていた前記押込部材が、前記平行部により前記押込部材が案内される位置を過ぎる前に、前記被包装物、前記包装材、及び前記押込部材の前記ライン進行方向の進行を停止する停止工程と、を含むことを特徴とする、包装方法。
  5. 前記押込部材が、前記平行部により前記押込部材が案内される位置に設定された減速開始位置に最初に到達したときから、前記被包装物、前記包装材、及び前記押込部材の前記ライン進行方向の進行の減速を開始する減速工程を更に含み、
    前記停止工程は、前記減速開始位置に最初に到達した前記押込部材が、前記減速開始位置の下流側の、前記平行部により前記押込部材が案内される位置に設定された停止位置に到達したときに、前記被包装物、前記包装材、及び前記押込部材の前記ライン進行方向の進行を停止することを特徴とする、請求項4に記載の包装方法。
  6. 前記接近部は、前記ライン進行方向における下流側に向かうに連れて前記包装材の進行経路に接近するように形成されたレールであり、
    前記平行部は、前記包装材の前記進行経路と平行となるように形成されたレールであり、
    前記判定工程において前記抵抗力が前記所定の値を超えたと判定した場合に、前記中止工程は、前記案内部が前記包装材の前記進行経路から遠ざかるように移動することを特徴とする、請求項4又は5に記載の包装方法。
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