JP6430355B2 - センサ装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、センサ装置に関する。
MEMS(micro-electro-mechanical systems)技術を用いたセンサ装置として、例えば圧力センサが知られている。
上述した圧力センサでは通常、下部電極(固定電極)及び上部電極(可動電極)によって可変キャパシタが構成され、上部電極に接続された圧力検出用の薄膜構造によって可変キャパシタが覆われている。圧力の変化に応じて薄膜構造が変位することで、下部電極と上部電極との間の距離が変化し、可変キャパシタのキャパシタンスが変化する。したがって、可変キャパシタのキャパシタンスを検出することで、圧力を検出することが可能である。
しかしながら、上述した圧力センサでは、キャパシタンスの変化量が必ずしも十分であるとは言えず、従来は高い検出精度を有する圧力センサを得ることが困難であった。
したがって、高い検出精度を有するセンサ装置が望まれている。
米国特許第8921958号明細書
高い検出精度を有するセンサ装置を提供する。
実施形態に係るセンサ装置は、基板と、前記基板上に設けられた下部電極と、前記下部電極の上方に設けられ且つ前記下部電極に対向する上部電極と、を含む可変キャパシタと、前記上部電極の上方に位置する部分を含み、所定の物理量に応じて変位可能な変位可能構造と、前記上部電極を支持する少なくとも1つの支持部を含む支持構造と、前記変位可能構造の変位に基づいて前記上部電極を変位させるために、前記変位可能構造と前記上部電極とを接続する接続構造と、を備え、前記上部電極は、前記少なくとも1つの支持部を通る軸を回転軸として変位する。
第1の実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の基本的な概念を示した説明図である。 第1の実施形態に係るセンサ装置において、差動キャパシタンスを取得するためのセンス回路の構成を示した電気回路図である。 第1の実施形態に係るセンサ装置の第1の基本構成例を模式的に示した図である。 第1の実施形態に係るセンサ装置の第2の基本構成例を模式的に示した図である。 第1の実施形態に係るセンサ装置を半導体基板上に形成したときの構成を模式的に示した断面図である。 第1の実施形態に係るセンサ装置の製造方法の一部を模式的に示した断面図である。 第1の実施形態に係るセンサ装置の製造方法の一部を模式的に示した断面図である。 第1の実施形態に係るセンサ装置の製造方法の一部を模式的に示した断面図である。 第1の実施形態に係るセンサ装置の製造方法の一部を模式的に示した断面図である。 第1の実施形態に係るセンサ装置の製造方法の一部を模式的に示した断面図である。 第1の実施形態に係るセンサ装置の製造方法の一部を模式的に示した断面図である。 第1の実施形態の第2の基本構成例に基づくセンサ装置の構成を模式的に示した図である。 第1の実施形態に係るセンサ装置の第1の変更例の構成を模式的に示した図である。 第1の実施形態に係り、dΔC/dZの値を求める際の各部の寸法を示した図である。 第1の実施形態に係り、各部の寸法を変えたときのdΔC/dZの値を示した図である。 第1の実施形態に係るセンサ装置の第2の変更例の構成を模式的に示した図である。 第1の実施形態に係るセンサ装置の第3の変更例の構成を模式的に示した図である。 第1の実施形態に係るセンサ装置の第3の変更例の効果を示した図である。 第1の実施形態に係るセンサ装置の第4の変更例の構成を模式的に示した図である。 第2の実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の第1の構成例を模式的に示した図である。 第2の実施形態に係るセンサ装置の第2の構成例を模式的に示した図である。 第2の実施形態に係るセンサ装置の第3の構成例を模式的に示した図である。 第2の実施形態に係るセンサ装置の第4の構成例を模式的に示した図である。 第2の実施形態に係るセンサ装置の第5の構成例を模式的に示した図である。 第2の実施形態に係るセンサ装置の第6の構成例を模式的に示した図である。 第2の実施形態に係るセンサ装置の第7の構成例を模式的に示した図である。 第2の実施形態に係るセンサ装置の第8の構成例を模式的に示した図である。 第2の実施形態に係るセンサ装置の第9の構成例を模式的に示した図である。 第3の実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の第1の構成例を模式的に示した図である。 第3の実施形態に係るセンサ装置の第2の構成例を模式的に示した図である。 第3の実施形態に係るセンサ装置の第3の構成例を模式的に示した図である。 第3の実施形態に係るセンサ装置の第4の構成例を模式的に示した図である。 第4の実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の第1の構成例を模式的に示した図である。 第4の実施形態に係るセンサ装置の第2の構成例を模式的に示した図である。 第4の実施形態に係るセンサ装置の第3の構成例を模式的に示した図である。 第1〜第4の実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の効果を示した図である。 第1〜第4の実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)をチップ内に配置したときの構成例を模式的に示した図である。 第1〜第4の実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)をチップ内に配置したときの他の構成例を模式的に示した図である。 第1〜第4の実施形態で示したセンサ装置と同様の原理を用いた加速度センサの構成例を模式的に示した図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
(実施形態1)
図1は、実施形態に係るセンサ装置の基本的な概念を示した説明図である。本実施形態のセンサ装置は、圧力センサとして用いられ、MEMS(micro-electro-mechanical systems)技術を用いて形成される。
図1に示したセンサ装置(圧力センサ)は、基板10と、下部電極30及び上部電極40を含む可変キャパシタ20と、変位可能構造50と、支持構造60と、接続構造70とを備えている。
後述するように、基板10には、半導体基板、トランジスタ、配線及び絶縁領域等が含まれている。
可変キャパシタ20は、基板10上に設けられた下部電極30と、下部電極30の上方に設けられ且つ下部電極30に対向する上部電極40とを含んでいる。下部電極30は、電気的に互いに絶縁された第1の電極部31及び第2の電極部32を含んでいる。
変位可能構造50は、上部電極40の上方に位置する部分を含み、所定の物理量に応じて変位可能である。本実施形態では、変位可能構造50は、可変キャパシタ20を覆う薄膜構造(薄膜ドーム)によって構成されており、可変キャパシタ20を密封封止している。変位可能構造(薄膜構造)50の内部にはキャビティ55が形成されている。また、所定の物理量は、変位可能構造(薄膜構造)50に加わる圧力である。薄膜構造50によって薄膜構造50の内側(キャビティ55)は薄膜構造50の外側から隔離されているため、薄膜構造50の外側から加わる圧力に応じて薄膜構造50が変位する。
上部電極40は、支持構造60によって支持されている。具体的には、支持構造60は、上部電極40を支持する少なくとも1つの支持部61と、基板10に固定された少なくとも1つの固定部62とを含んでいる。
変位可能構造(薄膜構造)50と上部電極40とは、接続構造70によって接続されている。この接続構造70は、変位可能構造(薄膜構造)50の変位に基づいて上部電極40を変位させるために設けられている。すなわち、外部からの圧力によって薄膜構造50が変位すると、接続構造70を介して上部電極40が変位する。接続構造70は、上部電極40に接続された少なくとも1つの接続部71と、変位可能構造(薄膜構造)50に固定された固定部72とを含む。接続構造70は、支持構造60と後述する第1のキャパシタとの間に設けられている。
上部電極40の主面に垂直な方向から見て、少なくとも1つの接続部71は少なくとも1つの支持部61からずれて配置されている。また、上部電極40の少なくとも1つの支持部61によって支持されている部分は、少なくとも1つの支持部61によって固定されており、上部電極40が変位したときに変位しない。すなわち、上部電極40は、少なくとも1つの支持部61を通る軸を回転軸(固定軸)として変位する。したがって、薄膜構造50が変位すると、テコの原理に基づき、少なくとも1つの支持部61を通る軸を境として、上部電極40の一方の側に位置する部分と他方の側に位置する部分とは互いに逆方向に変位する。すなわち、図1に示すように、薄膜構造50及び接続構造70の下方への変位によって上部電極40が変位したときに、上部電極40と第1の電極部31との間の第1のキャパシタンスは増加し、上部電極40と第2の電極部32との間の第2のキャパシタンスは減少する。したがって、下部電極30として、電気的に互いに絶縁された第1の電極部31及び第2の電極部32を設けることで、第1のキャパシタンスと第2のキャパシタンスとの差動キャパシタンスを取得することができる。そして、この差動キャパシタンスに基づいて、圧力を検出することができる。
また、上部電極40の主面に垂直な方向から見て、少なくとも1つの支持部61を通る軸(紙面に垂直な回転軸)は上部電極40の中心部を通っている。また、接続構造70の固定部72は、薄膜構造50の中心部に固定されている。
図2は、上述した差動キャパシタンスを取得するためのセンス回路の構成を示した電気回路図である。
C1は上部電極40と第1の電極部31とで構成される第1のキャパシタであり、C2は上部電極40と第2の電極部32とで構成される第2のキャパシタである。ノードN1とノードN2との間に第1のキャパシタC1及び第2のキャパシタC2が直列に接続され、第1のキャパシタC1と第2のキャパシタC2との接続点が演算増幅器OPの入力端子に接続されている。演算増幅器OPの入力端子と出力端子との間には、キャパシタCfが接続されている。
以下、上述した差動キャパシタンスについて具体的に説明する。
図1に示すように、支持構造60の高さをg0とする。また、支持構造60の支持部61の位置を原点とし、基板10に平行な方向をx軸方向とする。第1の電極31の一端の位置座標をL1とし、第1の電極31の他端の位置座標をL2とする。また、第2の電極32の一端の位置座標を−L1とし、第2の電極32の他端の位置座標を−L2とする。さらに、接続構造70の接続部71の位置座標をDとする。
変位可能構造(薄膜構造)50の変位量(すなわち、上部電極40の変位量)がΔzであるとき、第1のキャパシタC1の第1のキャパシタンスC+(Δz)及び第2のキャパシタC2の第2のキャパシタンスC-(Δz)は、
Figure 0006430355
Figure 0006430355
と表される。ここで、
a=Δz/D
である。
このとき、
ΔC=C+(Δz)−C-(Δz)=2CLL(Δz/g0)+O(a2
となる。ただし、
L =εW(L2−L1)/g0
L =(L1+L2)/2D
である。rL は、Leverage Ratio すなわち、テコの原理に基づく増幅因子である。また、Wは、電極の幅(x軸に垂直な方向の幅)である。
図2に示したセンス回路の場合には、
Vout =(ΔC/Cf)Vin
となる。
一方、従来の圧力センサ(下部電極(固定電極)に対して上部電極(可動電極)が単純にアップ/ダウンする方式)の場合には、
ΔCinvT=Csen −Cref =C0(Δz/g0)
となる。ただし、Csen はセンシングキャパシタ(可変キャパシタ)のキャパシタンス、Cref はレファレンスキャパシタのキャパシタンスであり、
0 =εSe /g0
である。Se は電極面積である。
ここで、
0 =2CL
L1=100μm
L2=200μm
D=15μm
と仮定する。この場合、本実施形態の構成では、rL が10となる。したがって、従来に比べて10倍の感度が得られる。
以上のように、本実施形態のセンサ装置(圧力センサ)は、テコの原理を利用した可変キャパシタ20を用いている。そのため、変位可能構造(薄膜構造)50の変位に基づく上部電極40の変位を増幅することができる。したがって、検出感度を増加させることができ、高い検出精度を有するセンサ装置を得ることができる。
また、本実施形態では、上部電極40と下部電極30の第1の電極部31とで第1のキャパシタンスを有する第1のキャパシタを構成し、上部電極40と第2の電極部32とで第2のキャパシタンスを有する第2のキャパシタを構成することにより、第1のキャパシタンスと第2のキャパシタンスとの差動キャパシタンスを取得することができる。その結果、線形性に優れたセンシング特性を得ることができ、ダイナミックレンジの広いセンサ装置を得ることができる。また、第1のキャパシタンスと第2のキャパシタンスとの差動キャパシタンスを取得することにより、レファレンスキャパシタを設けなくてもよい。したがって、装置構成を簡単化することができる。
次に、本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の具体的な基本構成例について説明する。
図3は、本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の第1の基本構成例を模式的に示した図である。なお、図1に示した構成要素に対応する構成要素には、図1と同一の参照番号を付している。また、図3では、説明の簡単化のために、図1に示した基板10及び変位可能構造(薄膜構造)50は省略されているが、実際には、基板10及び変位可能構造(薄膜構造)50も設けられている。
本構成例では、支持構造60は、2つの支持部61と、2つの固定部62と、2つのトーションバー部63とを含んでいる。2つの支持部61は上部電極40に接続され、2つの固定部62は基板10に対するアンカーとして機能する。なお、本構成例を一般化すると、支持構造60は、少なくとも1つの支持部61と、少なくとも1つの固定部62と、少なくとも1つの支持部61と少なくとも1つの固定部62との間に設けられた少なくとも1つのトーションバー部63とを含んでいる。
また、接続構造70は、2つの接続部71と、1つの固定部72と、2つのトーションバー部73とを含んでいる。2つの接続部71は上部電極40に接続され、固定部72は薄膜構造50に対するアンカーとして機能する。なお、本構成例を一般化すると、接続構造70は、固定部72と、少なくとも1つの接続部と71と、固定部72と少なくとも1つの接続部71との間に設けられた少なくとも1つのトーションバー部73とを含んでいる。
トーションバー部63とトーションバー部73とは、互いに平行に配置され、且つ互いにずれている。すなわち、トーションバー部63を通る第1の回転軸とトーションバー部73を通る第2の回転軸とは、互いに平行であり、且つ互いにずれている。なお、回転軸とは、回転の中心となる軸である。第1の回転軸は固定軸であるが、第2の回転軸は変位可能構造(薄膜構造)50の変位に伴って変位する。
トーションバー部63及び73は、脆性材料で形成されている。また、本構成例では、トーションバー部63及び73は、上部電極40の材料とは異なる材料で形成されている。トーションバー部63及び73は、絶縁材料で形成されていてもよいし、導電材料で形成されていてもよい。絶縁材料としては、SiN、SiO、AlO等を用いることができる。導電材料としては、クリープ変形を起こしにくい材料を用いることが好ましく、TiAl、Si、SiGe等を用いることができる。Siとしては、ポリSiやアモルファスSiを用いることができる。
上部電極40の材料には、Al合金(AlCu、TiAl等)、Cu、Au、Si、SiGe等を用いることができる。
このように、本構成例では、支持構造60がトーションバー部63を含んでいるため、トーションバー部63を回転軸(固定軸)として上部電極40を変位させる(回転させる)ことができる。したがって、上部電極40の変位動作(回転動作)を確実に行うことができる(基本的効果)。
また、本構成例では、トーションバー部63が上部電極40の材料とは異なる材料で形成されているため、トーションバー部63に用いる脆性材料の選択肢を広げることができる。
図4は、本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の第2の基本構成例を模式的に示した図である。なお、図1及び図3に示した構成要素に対応する構成要素には、図1及び図3と同一の参照番号を付している。また、図4では、説明の簡単化のために、図1に示した基板10及び変位可能構造(薄膜構造)50は省略されているが、実際には、基板10及び変位可能構造(薄膜構造)50も設けられている。
本構成例の基本的な構成は、図3に示した第1の基本構成例と同様である。すなわち、本構成例でも、支持構造60が脆性材料で形成されたトーションバー部63を含んでいる。ただし、本構成例では、トーションバー部63は、上部電極40の材料と同じ材料で形成されている。上部電極40には導電材料が用いられるため、本構成例では、トーションバー部63は導電材料で形成されている。トーションバー部63の導電材料としては、クリープ変形を起こしにくい材料を用いることが好ましく、TiAl、Si、SiGe等を用いることができる。Siとしては、ポリSiやアモルファスSiを用いることができる。
本構成例でも、支持構造60がトーションバー部63を含んでいるため、第1の基本構成例と同様の基本的効果を得ることができる。また、本構成例では、トーションバー部63が上部電極40の材料と同じ材料で形成されているため、トーションバー部63と上部電極40とを同一工程で形成することができ、製造工程を簡単化することができる。
次に、図5(断面図)を参照して、本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)を半導体基板上に形成したときの構成例を説明する。なお、図1に示した構成要素に対応する構成要素には、図1と同一の参照番号を付している。
基板10には、半導体基板11と、半導体基板11上に設けられた絶縁領域12と、半導体基板11の表面領域に設けられたMOSトランジスタ13と、絶縁領域12内に設けられた配線14とが含まれている。MOSトランジスタ13及び配線14によってCMOS回路が構成されている。
基板10上には、MEMS素子が設けられている。MEMS素子は、下部電極30及び上部電極40を含む可変キャパシタ20と、変位可能構造(薄膜構造)50と、支持構造60と、接続構造70とを備えている。可変キャパシタ20は薄膜構造50によって覆われ、薄膜構造50の内側にはキャビティ55が形成されている。薄膜構造50は、第1の層51、第2の層52及び第3の層53によって形成されている。また、下部電極30は、絶縁膜81によって覆われている。
次に、図6〜図11(断面図)を参照して、本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の製造方法を説明する。ここでは、一例として、図5に示したセンサ装置の製造方法を説明する。
まず、図6に示すように、基板10上に、第1の電極部31及び第2の電極部32を含む下部電極30を形成する。続いて、下部電極30を覆う絶縁膜81を形成し、さらに絶縁膜81上に犠牲層82を形成する。続いて、犠牲層82をパターニングして、犠牲層82に支持構造用の穴を形成する。続いて、金属膜等の導電膜を形成した後、この導電膜をパターニングして、上部電極40及び支持構造60を形成する。さらに、接続構造用の材料膜(例えば、SiN膜)を形成し、この材料膜をパターニングして接続構造の下部分70aを形成する。
次に、図7に示すように、全面に犠牲膜83を形成し、さらに犠牲膜83をパターニングする。
次に、図8に示すように、全面に薄膜構造50の第1の層51を形成する。さらに、第1の層51をパターニングして、第1の層51に犠牲層82及び83を除去するための穴を形成する。この第1の層51の一部は、接続構造の上部分70bとして機能する。
次に、図9に示すように、第1の層51に形成された穴を通してドライエッチングガスを供給し、犠牲層82及び83を除去する。その結果、第1の層51内にキャビティ55が形成される。
次に、図10に示すように、第1の層51上に第2の層52を形成し、第2の層52によって第1の層51の穴を塞ぐ。
次に、図11に示すように、第2の層52上に第3の層53を形成する。これにより、第1の層51、第2の層52及び第3の層53を含む薄膜構造50が形成される。その結果、図5に示すようなセンサ装置を形成することができる。
図12は、図4に示した第2の基本構成例に基づくセンサ装置(圧力センサ)の構成を模式的に示した平面図(a)及び断面図(b)である。基本的な事項は、図1及び図4等においてすでに説明しているため、図1及び図4に示した構成要素に対応する構成要素には同一の参照番号を付し、図12についての説明は省略する。以降では、図12に示した構成をベースとした図面に基づいて説明を行う。また、以降で説明する事項は、図3に示したような第1の基本構成例についても適用可能である。
図13は、本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の第1の変更例の構成を模式的に示した図である。
図12に示した基本構成例では、支持構造60の2つの固定部62が上部電極40の外側の領域に設けられていた。本変更例では、上部電極40に囲まれた中央の領域に、接続構造70の固定部72に近接して1つの固定部62が設けられている。このような構成を採用することにより、薄膜構造50の変位量(上部電極40の変位量)Δzに対する差動キャパシタンスΔCの変化量の割合(dΔC/dZ)を大きくすることができる。以下、この点について説明する。
図14は、dΔC/dZの値を求める際の各部の寸法を示した図である。図15は、各部の寸法を変えたときのdΔC/dZの値を示した図である。図15のタイプA1、A2、A3及びA4はいずれも、図12に示したように、固定部62が上部電極40の外側の領域に設けられている場合のdΔC/dZの値を示した図である。図15のタイプBは、図13に示したように、上部電極40に囲まれた領域に、固定部72に近接して固定部62が設けられている場合のdΔC/dZの値を示した図である。タイプA1、A2、A3及びA4の各部の寸法及びタイプBの各部の寸法は、以下の通りである。
タイプA1 H=150μm、Lts=25μm、Lds=20μm
タイプA2 H=100μm、Lts=25μm、Lds=20μm
タイプA3 H=50μm、Lts=25μm、Lds=20μm
タイプA4 H=50μm、Lts=10μm、Lds=10μm
タイプB H=200μm、Lts=10μm、Lds=10μm
図15からわかるように、図13に示した本変更例の構成を採用することにより、dΔC/dZの値を大きくすることができる。これは、本変更例の構成では、図12に示した基本構成例に比べて、上部電極40の変形を抑制することができるためである。
図16は、本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の第2の変更例の構成を模式的に示した図である。本変更例では、上部電極40に囲まれた3つの領域にそれぞれ、支持構造60の固定部62が設けられている。このような構成を採用することにより、上部電極40をより強固に支持することができ、衝撃が加わった際のダメージを抑制することが可能である。
図17は、本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の第3の変更例の構成を模式的に示した図である。本変更例では、上部電極40の周辺部にバンパー部41が設けられている。
図18は、本変更例の効果を示した図である。例えば、図18(a)に示すように、衝撃や外部圧力の低下等によって薄膜構造50が外側に急激に膨らんだ場合に、上部電極40の代わりにバンパー部41が基板10に接触する。その結果、図18(b)に示すように、バンパー部41が変形することで、上部電極40の変形を防止することができる。衝撃や外部圧力の増大等によって薄膜構造50が内側に急激に凹んだ場合にも、同様の効果を得ることができる。
図19は、本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の第4の変更例の構成を模式的に示した図である。本変更例でも、上部電極40の周辺部にバンパー部41が設けられている。本変更例では、バンパー部41にくびれ部を設けている。このように、バンパー部41にくびれ部を設けることで、変形箇所を制御することができ、形状のばらつきを抑制することができる。
(実施形態2)
次に、第2の実施形態に係るセンサ装置ついて説明する。本実施形態のセンサ装置も、圧力センサとして用いられ、MEMS技術を用いて形成される。なお、基本的な事項は第1の実施形態と同様であるため、第1の実施形態で説明した事項の説明は省略する。
本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)では、第1の実施形態で示した可変キャパシタに加えて、さらにレファレンスキャパシタが設けられている。
図20は、本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の第1の構成例を模式的に示した図である。図20(a)は平面図であり、図20(b)は断面図である。
図20に示したセンサ装置(圧力センサ)は、基板110と、下部電極130及び上部電極140を含むレファレンスキャパシタ120と、薄膜構造(変位可能構造)150と、支持構造160とを備えている。
基板110は、第1の実施形態の基板10と共通の基板である。したがって、レファレンスキャパシタ120は、第1の実施形態の可変キャパシタ20と同一の基板(10、110)上に形成されている。また、レファレンスキャパシタ120(下部電極130及び上部電極140)、薄膜構造150及び支持構造160はそれぞれ、第1の実施形態の可変キャパシタ20(下部電極30及び上部電極40)、薄膜構造50及び支持構造60と同一の工程で形成される。また、薄膜構造150の内側にはキャビティ155が形成されている。なお、本構成例では、第1の実施形態で示した接続構造70に対応する構造は設けられていない。
下部電極130の第1の電極部131の面積は、第1の実施形態の下部電極30の第1の電極部31の面積に対応しており、下部電極130の第2の電極部132の面積は、第1の実施形態の下部電極30の第2の電極部32の面積に対応している。また、上部電極140の面積は、第1の実施形態の上部電極40の面積に対応している。さらに、下部電極130と上部電極140との距離(間隔)は、第1の実施形態の下部電極30と上部電極40との定常時(上部電極40が変位していないとき)の距離(間隔)に対応している。したがって、第1の電極部131と上部電極140とで構成される第1のキャパシタの第1のキャパシタンスは、第1の実施形態の第1のキャパシタの定常時の第1のキャパシタンスに対応している。同様に、第2の電極部132と上部電極140とで構成される第2のキャパシタの第2のキャパシタンスは、第1の実施形態の第2のキャパシタの定常時の第2のキャパシタンスに対応している。
以上のように、本実施形態では、第1の実施形態で示した可変キャパシタ20に加えて、さらにレファレンスキャパシタ120が設けられている。このような構成を採用することで、製造ばらつきの影響や温度変化等に起因する経時変化の影響をレファレンスキャパシタ120によって相殺することができ、より高い検出精度を有するセンサ装置を得ることができる。
また、上述した第1の構成例を採用することで、可変キャパシタにおける上部電極40と薄膜構造50との距離(間隔)のばらつきの影響を低減することができる。
図21は、本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の第2の構成例の構成を模式的に示した図である。本構成例では、接続構造170が設けられており、第1の実施形態で示した支持構造60に対応する構造は設けられていない。接続構造170は、第1の実施形態の接続構造70と同一の工程で形成される。
本構成例を用いた場合にも、上述した第1の構成例の場合と同様に、種々の影響をレファレンスキャパシタ120によって相殺することができ、高い検出精度を有するセンサ装置を得ることができる。
また、本構成例の構成を採用することで、可変キャパシタにおける上部電極40と基板10との距離(間隔)のばらつきの影響を低減することができる。
図22は、本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の第3の構成例の構成を模式的に示した図である。本構成例では、支持構造160及び接続構造170の両方が設けられている。また、本構成例では、薄膜構造150に穴156が形成されている。
本構成例を用いた場合にも、上述した第1の構成例の場合と同様に、種々の影響をレファレンスキャパシタ120によって相殺することができ、高い検出精度を有するセンサ装置を得ることができる。
また、本構成例の構成を採用することで、薄膜構造150の内側の圧力と外側の圧力とを等しくすることができるため、薄膜構造50の実効的なバネ定数のレファレンスとして用いることができる。
図23は、本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の第4の構成例の構成を模式的に示した図である。本構成例では、第1の電極部131と上部電極140とで構成される第1のレファレンスキャパシタの面積が、第2の電極部132と上部電極140とで構成される第2のレファレンスキャパシタの面積よりも小さい。具体的には、第1の電極部131の電極幅をWとし、第2の電極部132の電極幅をW+ΔWとしている。このような構成を採用した場合、第1のレファレンスキャパシタの第1のキャパシタンスC+(Δz)及び第2のレファレンスキャパシタの第2のキャパシタンスC-(Δz)は、
ΔC=C+(Δz)−C-(Δz)
=εΔW(L2−L1)/g0+2CLL(Δz/g0)+O(a2) (式1)
となる。
本構成例を用いた場合にも、上述した第1の構成例の場合と同様に、種々の影響をレファレンスキャパシタ120によって相殺することができ、高い検出精度を有するセンサ装置を得ることができる。
また、本構成例の構成を採用することで、可変キャパシタ20における上部電極40と基板10との距離(間隔)のばらつきの影響や薄膜構造50の実効的なバネ定数の影響を低減することができる。
図24は、本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の第5の構成例の構成を模式的に示した図である。本構成例では、支持構造160の固定部162と接続構造170の固定部172との距離D2を、第1の実施形態で示した支持構造60の固定部62と接続構造70の固定部72との距離Dと異ならせている。なお、第1の実施形態で示した可変キャパシタと本実施形態のレファレンスキャパシタとで、L1、L2或いはgの値を異ならせるようにしてもよい。
図25は、本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の第6の構成例の構成を模式的に示した図である。本構成例では、可変キャパシタンス20の上方に薄膜構造50が設けられ、レファレンスキャパシタ120の上方に別の薄膜構造150が設けられている。すなわち、本構成例では、可変キャパシタンス20とレファレンスキャパシタ120とが互いに独立して設けられている。
図26は、本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の第7の構成例の構成を模式的に示した図である。本構成例では、可変キャパシタンス20の上方に薄膜構造50が設けられ、レファレンスキャパシタ120の上方にも共通の薄膜構造50が設けられている。すなわち、本構成例では、薄膜構造50は、可変キャパシタンス20の上部電極40の上方に位置する部分を含み、且つレファレンスキャパシタ120の上部電極140の上方に位置する部分をさらに含んでいる。
図27は、本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の第8の構成例の構成を模式的に示した図である。本構成例は、図26に示した第7の構成例の構成を拡張したものと言える。すなわち、本構成例では、可変キャパシタンス20の上方に薄膜構造50が設けられ、且つ複数のレファレンスキャパシタ120の上方にも共通の薄膜構造50が設けられている。
図28は、本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の第9の構成例の構成を模式的に示した図である。本構成例は、図25に示した第6の構成例と図26に示した第7の構成例とを組み合わせたものと言える。すなわち、本構成例では、可変キャパシタンス20の上方に薄膜構造50が設けられ、レファレンスキャパシタ120の上方にも共通の薄膜構造50が設けられており、さらに別のレファレンスキャパシタ120の上方に別の薄膜構造150が設けられている。
次に、レファレンスキャパシタを用いて可変キャパシタのばらつき要因を除去する方法について説明する。
薄膜構造の面積をSd、薄膜構造の実効バネ定数をkとする。圧力がpからp+Δpに変化したときに、薄膜構造の中央部がΔz変位したとする。この場合、
kΔz=SdΔp
という関係が成り立つ。したがって、
ΔC=Δp×Q1×Q2
Q1=εSdW(L22 −L12 )/D
Q2=1/g02
となる。Δpが、求めたい物理量である。Q1は、ばらつきが少なく、設計によって制御可能な量である。Q2は、プロセスばらつきが比較的多い量である。Q2を消去してΔpを抽出することが、レファレンスキャパシタの目的である。
図20や図22に示したような圧力変化の影響がないレファレンスキャパシタを用いる場合には、レファレンスキャパシタ部では、
ΔC’=p0×Q1×Q2
となる。したがって、テスト工程でp0を把握していれば、
ΔC/ΔC’=Δp/p0
なる式から、Q2を消去することができる。
圧力変化の影響があるレファレンスキャパシタを用いる場合にも、式1の関係が成立する場合には、レファレンスキャパシタ部の寄与が、
ΔC”=(Δp+p1)×Q1×Q2
となる。したがって、この場合にも、
ΔC/ΔC”=Δp/(Δp+p1)
なる式から、Q2を消去することができる。
以上のように、レファレンスキャパシタを用いることにより、種々の影響をレファレンスキャパシタによって低減することができ、高い検出精度を有するセンサ装置を得ることができる。
(実施形態3)
次に、第3の実施形態に係るセンサ装置ついて説明する。本実施形態のセンサ装置も、圧力センサとして用いられ、MEMS技術を用いて形成される。なお、基本的な事項は第1の実施形態と同様であるため、第1の実施形態で説明した事項の説明は省略する。
本実施形態は、センサ装置(圧力センサ)の構成要素の位置に関するものである。
図29は、本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の第1の構成例を模式的に示した図である。
第1の実施形態では、図1に示すように、上部電極40の主面に垂直な方向から見て、少なくとも1つの支持部61を通る軸(紙面に垂直な回転軸)は上部電極40の中心部を通っている。また、接続構造70の固定部72は、変位可能構造(薄膜構造)50の中心部に固定されている。そのため、第1の実施形態では、上部電極40の主面に垂直な方向から見て、少なくとも1つの支持部61を通る軸は変位可能構造(薄膜構造)50の中心部からずれた位置を通っている。したがって、第1の実施形態では、図1に示すように、可変キャパシタ20は、変位可能構造(薄膜構造)50の一方の側にずれて配置されている。
本実施形態でも、第1の実施形態と同様に、上部電極40の主面に垂直な方向から見て、少なくとも1つの支持部61を通る軸(紙面に垂直な回転軸)は上部電極40の中心部を通っている。しかしながら、本実施形態では、接続構造70の固定部72は、変位可能構造(薄膜構造)50の中心部からずれた位置に配置されている。そして、上部電極40の主面に垂直な方向から見て、少なくとも1つの支持部61を通る軸は変位可能構造(薄膜構造)50の中心部を通っている。したがって、本実施形態では、図29に示すように、可変キャパシタ20は、変位可能構造(薄膜構造)50の中心部を中心として配置されている。
このような構成により、本構成例では、変位可能構造(薄膜構造)50内の領域を最大限に活用することができ、変位可能構造(薄膜構造)50内の領域のデッドスペースを低減することが可能である。
図30は、本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の第2の構成例を模式的に示した図である。本構成例では、下部電極30、上部電極40、変位可能構造(薄膜構造)50、支持構造60及び接続構造70の位置関係は、第1の実施形態の図1と同様である。本構成例では、変位可能構造(薄膜構造)50内の領域のデッドスペースに、下部電極230、上部電極240及び支持構造260を含むレファレンスキャパシタ220を設けている。このような構成により、初期ギャップg0のばらつきのモニタ及び補正をすることができる。
図31は、本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の第3の構成例を模式的に示した図である。本構成例でも、下部電極30、上部電極40、変位可能構造(薄膜構造)50、支持構造60及び接続構造70の位置関係は、第1の実施形態の図1と同様である。本構成例では、変位可能構造(薄膜構造)50内の領域のデッドスペースに、下部電極230、上部電極240及び接続構造270を含むレファレンスキャパシタ220を設けている。このような構成により、製造ばらつきや温度変化等に起因する変位可能構造(薄膜構造)50の高さばらつきのモニタ及び補正をすることができる。
図32は、本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の第4の構成例を模式的に示した図である。本構成例でも、下部電極30、上部電極40、変位可能構造(薄膜構造)50、支持構造60及び接続構造70の位置関係は、第1の実施形態の図1と同様である。本構成例では、変位可能構造(薄膜構造)50内の領域のデッドスペースに、下部電極230、上部電極240及び支持構造260を含むレファレンスキャパシタ220を設けている。本構成例では、支持構造260は、SiN或いはAlを用いたバネによって構成されている。このような構成により、機械的Q値の測定に用いる内部気圧をモニタすることができる。
(実施形態4)
次に、第4の実施形態に係るセンサ装置ついて説明する。本実施形態のセンサ装置も、圧力センサとして用いられ、MEMS技術を用いて形成される。なお、基本的な事項は第1の実施形態と同様であるため、第1の実施形態で説明した事項の説明は省略する。
図33は、本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の第1の構成例を模式的に示した平面図(a)及び断面図(b)である。なお、説明の簡単化のため、変位可能構造(薄膜構造)50は描いていない。
第1の実施形態では、支持構造60及び接続構造70にそれぞれトーションバー部63及びトーションバー部73を設けていたが、本構成例ではトーションバー部を設けていない。また、本構成例では、上部電極40の内側に突起部43を設け、突起部43に支持構造60の固定部62及び接続構造70の固定部72を接続している。本構成例では、このような構成により、上部電極40と突起部43とを同一材料を用いて同一工程で形成することができるため、製造工程を簡単化することができる。
図34は、本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の第2の構成例を模式的に示した平面図である。基本的な構成は第1の構成例と同様である。本構成例では、上部電極40の内側に2つの突起部43を設けており、2つの突起部43にそれぞれ固定部62を接続している。また、突起部43に接続された領域に、固定部72が配置されるようにしている。このような構成を用いても、上述した第1の構成例と同様の効果を得ることが可能である。
図35は、本実施形態に係るセンサ装置(圧力センサ)の第3の構成例を模式的に示した平面図である。基本的な構成は第1の構成例と同様である。本構成例でも、上部電極40の内側に2つの突起部43を設けており、2つの突起部43にそれぞれ固定部62を接続している。また、上部電極40の本体に接続された領域に、固定部72が配置されるようにしている。このような構成を用いても、上述した第1の構成例と同様の効果を得ることが可能である。
以上のように、第1〜第4の実施形態で示したセンサ装置(圧力センサ)は、テコの原理を利用した可変キャパシタ20を用いている。そのため、変位可能構造(薄膜構造)50の変位に基づく上部電極40の変位を増幅することができる。したがって、検出感度を増加させることができ、高い検出精度を有するセンサ装置を得ることができる。
図36は、上述した効果を示した図である。上述した実施形態の圧力センサを用いることにより、従来型の圧力センサ(下部電極(固定電極)に対して上部電極(可動電極)が単純にアップ/ダウンする方式)に比べて、ノイズを大幅に低減させることができる。その結果、実施形態の圧力センサを高度計に使用した場合には、2cm以下の分解能を得ることが可能である。
図37及び図38は、第1〜第4の実施形態で示したセンサ装置(圧力センサ)をチップ内に配置したときの構成例を模式的に示した図である。図37はレファレンスキャパシタを設けていない場合の構成例であり、図38はレファレンスキャパシタを設けている場合の構成例である。
図39は、第1〜第4の実施形態で示したセンサ装置と同様の原理を用いた加速度センサの構成例を模式的に示した図である。図39(a)は定常状態を示しており、図39(b)は加速度が加わった状態を示している。
図39に示したセンサ装置(加速度センサ)も、第1〜第4の実施形態で示したセンサ装置と同様に、基板10と、下部電極30及び上部電極40を含む可変キャパシタ20と、変位可能構造50と、支持構造60と、接続構造70とを備えている。本構成例では、変位可能構造50がマス構造として機能する。変位可能構造(マス構造)50は、バネ91を介して壁部92に接続されている。
センサ装置に加速度(所定の物理量)が加わると、変位可能構造(マス構造)50が変位し、接続構造70を介して上部電極40が変位する。その結果、第1の実施形態で述べた原理と同様の原理により、差動キャパシタンスを取得することができる。そして、この差動キャパシタンスに基づいて、加速度を検出することができる。
このように、センサ装置を加速度センサとして用いた場合にも、テコの原理を利用した可変キャパシタ20を構成することにより、高い検出精度を有するセンサ装置を得ることができる。
以下、上述した実施形態の内容について付記する。
[付記1]
基板と、
前記基板上に設けられた下部電極と、前記下部電極の上方に設けられ且つ前記下部電極に対向する上部電極と、を含む可変キャパシタと、
前記上部電極の上方に位置する部分を含み、所定の物理量に応じて変位可能な変位可能構造と、
前記上部電極を支持する少なくとも1つの支持部を含む支持構造と、
前記変位可能構造の変位に基づいて前記上部電極を変位させるために、前記変位可能構造と前記上部電極とを接続する接続構造と、
を備え、
前記上部電極は、前記少なくとも1つの支持部を通る軸を第1の回転軸として変位する
ことを特徴とするセンサ装置。
[付記2]
前記支持構造は、前記基板に固定された少なくとも1つの固定部をさらに含む
ことを特徴とする付記1に記載のセンサ装置。
[付記3]
前記支持構造は、前記少なくとも1つの支持部と前記少なくとも1つの固定部との間に設けられた少なくとも1つのトーションバー部をさらに含む
ことを特徴とする付記2に記載のセンサ装置。
[付記4]
前記少なくとも1つのトーションバー部は、前記上部電極の材料とは異なる材料で形成されている
ことを特徴とする付記3に記載のセンサ装置。
[付記5]
前記少なくとも1つのトーションバー部は、前記上部電極の材料と同じ材料で形成されている
ことを特徴とする付記3に記載のセンサ装置。
[付記6]
前記少なくとも1つのトーションバー部は、SiN、SiO、AlO、TiAl、Si及びSiGeから選択された材料で形成されている
ことを特徴とする付記3に記載のセンサ装置。
[付記7]
前記上部電極の主面に垂直な方向から見て、前記少なくとも1つの支持部を通る軸は前記上部電極の中心部を通る
ことを特徴とする付記1に記載のセンサ装置。
[付記8]
前記上部電極の主面に垂直な方向から見て、前記少なくとも1つの支持部を通る軸は前記変位可能構造の中心部を通る
ことを特徴とする付記1に記載のセンサ装置。
[付記9]
前記接続構造は前記上部電極に接続された少なくとも1つの接続部を含み、前記上部電極の主面に垂直な方向から見て、前記少なくとも1つの接続部は前記少なくとも1つの支持部からずれている
ことを特徴とする付記1に記載のセンサ装置。
[付記10]
前記接続構造は、前記変位可能構造に固定された固定部をさらに含む
ことを特徴とする付記9に記載のセンサ装置。
[付記11]
前記固定部は、前記変位可能構造の中心部に固定されている
ことを特徴とする付記10に記載のセンサ装置。
[付記12]
前記接続構造は、前記固定部と前記少なくとも1つの接続部との間に設けられた少なくとも1つのトーションバー部をさらに含む
ことを特徴とする付記10に記載のセンサ装置。
[付記13]
前記第1の回転軸と前記少なくとも1つのトーションバー部を通る第2の回転軸とは、互いに平行である
ことを特徴とする付記12に記載のセンサ装置。
[付記14]
前記下部電極は、電気的に互いに絶縁された第1の電極部及び第2の電極部を含む
ことを特徴とする付記1に記載のセンサ装置。
[付記15]
前記上部電極と前記第1の電極部とによって第1のキャパシタンスを有する第1のキャパシタが形成され、前記上部電極と前記第2の電極部とによって第2のキャパシタンスを有する第2のキャパシタが形成され、
前記上部電極が変位したときに、前記第1のキャパシタンス及び前記第2のキャパシタンスの一方は増加し、前記第1のキャパシタンス及び前記第2のキャパシタンスの他方は減少する
ことを特徴とする付記14に記載のセンサ装置。
[付記16]
前記第1の電極部及び前記第2の電極部は、前記第1のキャパシタンスと前記第2のキャパシタンスとの差動キャパシタンスを取得するために設けられている
ことを特徴とする付記15に記載のセンサ装置。
[付記17]
前記接続構造は、前記支持構造と前記第1のキャパシタ及び前記第2のキャパシタの一方との間に設けられている
ことを特徴とする付記15に記載のセンサ装置。
[付記18]
前記変位可能構造は、前記可変キャパシタを覆い、前記可変キャパシタを密封封止している
ことを特徴とする付記1に記載のセンサ装置。
[付記19]
前記所定の物理量は、前記変位可能構造に加わる圧力である
ことを特徴とする付記1に記載のセンサ装置。
[付記20]
前記上部電極の周辺部に設けられたバンパー部をさらに含む
ことを特徴とする付記1に記載のセンサ装置。
[付記21]
前記基板上に設けられた第2の下部電極と、前記第2の下部電極の上方に設けられ且つ前記第2の下部電極に対向する第2の上部電極と、を含むレファレンスキャパシタをさらに備える
ことを特徴とする付記1に記載のセンサ装置。
[付記22]
前記第2の上部電極の上方に位置する部分を含み、前記所定の物理量に応じて変位可能な第2の変位可能構造をさらに含む
ことを特徴とする付記21に記載のセンサ装置。
[付記23]
前記変位可能構造は、前記第2の上部電極の上方に位置する部分をさらに含む
ことを特徴とする付記21に記載のセンサ装置。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…基板 11…半導体基板 12…絶縁領域
13…MOSトランジスタ 14…配線
20…可変キャパシタ
30…下部電極 31…第1の電極部 32…第2の電極部
40…上部電極 41…バンパー部 43…突起部
50…変位可能構造 51…第1の層 52…第2の層
53…第3の層 55…キャビティ
60…支持構造 61…支持部
62…固定部 63…トーションバー部
70…接続構造 71…接続部
72…固定部 73…トーションバー部
81…絶縁膜 82…犠牲層 83…犠牲層
91…バネ 92…壁部
110…基板 120…レファレンスキャパシタ
130…下部電極 131…第1の電極部 132…第2の電極部
140…上部電極
150…変位可能構造 155…キャビティ 156…穴
160…支持構造 162…固定部
170…接続構造 172…固定部
220…レファレンスキャパシタ 230…下部電極 240…上部電極
260…支持構造 270…接続構造

Claims (7)

  1. 基板と、
    前記基板上に設けられた下部電極と、前記下部電極の上方に設けられ且つ前記下部電極に対向する上部電極と、を含む可変キャパシタと、
    前記上部電極の上方に位置する部分を含み、所定の物理量に応じて変位可能な変位可能構造と、
    前記上部電極を支持する少なくとも1つの支持部を含む支持構造と、
    前記変位可能構造の変位に基づいて前記上部電極を変位させるために、前記変位可能構造と前記上部電極とを接続する接続構造と、
    を備え、
    前記上部電極は、前記少なくとも1つの支持部を通る軸を第1の回転軸として変位し
    前記接続構造は前記上部電極に接続された少なくとも1つの接続部を含み、前記上部電極の主面に垂直な方向から見て、前記少なくとも1つの接続部は前記少なくとも1つの支持部からずれている
    ことを特徴とするセンサ装置。
  2. 基板と、
    前記基板上に設けられた下部電極と、前記下部電極の上方に設けられ且つ前記下部電極に対向する上部電極と、を含む可変キャパシタと、
    前記上部電極の上方に位置する部分を含み、所定の物理量に応じて変位可能な変位可能構造と、
    前記上部電極を支持する少なくとも1つの支持部を含む支持構造と、
    前記変位可能構造の変位に基づいて前記上部電極を変位させるために、前記変位可能構造と前記上部電極とを接続する接続構造と、
    を備え、
    前記上部電極は、前記少なくとも1つの支持部を通る軸を第1の回転軸として変位し、
    前記接続構造は、前記上部電極に接続された少なくとも1つの接続部と、前記変位可能構造に固定された固定部と、前記固定部と前記少なくとも1つの接続部との間に設けられた少なくとも1つのトーションバー部と、を含む
    ことを特徴とするセンサ装置。
  3. 前記支持構造は、前記基板に固定された少なくとも1つの固定部と、前記少なくとも1つの支持部と前記少なくとも1つの固定部との間に設けられた少なくとも1つのトーションバー部と、をさらに含む
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサ装置。
  4. 前記第1の回転軸と前記少なくとも1つのトーションバー部を通る第2の回転軸とは、互いに平行である
    ことを特徴とする請求項に記載のセンサ装置。
  5. 前記下部電極は、電気的に互いに絶縁された第1の電極部及び第2の電極部を含む
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサ装置。
  6. 前記変位可能構造は、前記可変キャパシタを覆い、前記可変キャパシタを密封封止している
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサ装置。
  7. 前記基板上に設けられた第2の下部電極と、前記第2の下部電極の上方に設けられ且つ前記第2の下部電極に対向する第2の上部電極と、を含むレファレンスキャパシタをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサ装置。
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