JP6429495B2 - 撮像装置及びその制御方法、照明装置、並びにプログラム - Google Patents

撮像装置及びその制御方法、照明装置、並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置及びその制御方法、並びにプログラムに関し、特に、白色LEDを設けた撮像装置及びその制御方法、照明装置、並びにプログラムに関する。
撮像装置における撮影手法として、少なくとも1回のレリーズ操作を行う際に、撮像装置に設けられたストロボの発光量を段階的に変化させながら撮影を行うフラッシュブラケット撮影がある。
フラッシュブラケット撮影は、ストロボの発光量を、例えば、基準となる発光量(以下、「基準発光量」という)、基準発光量より大きい発光量、基準発光量より小さい発光量に連続して切り替えて各発光量で撮影を行う。これにより、フラッシュブラケット撮影では、同じ被写体に対して明るさの異なる写真を撮影することができる。
ストロボでは、例えば、キセノン管や白色LED(Light Emitting Diode)が用いられるが、白色LEDはキセノン管に比べて小型なのでストロボの小型化を実現することができる。さらに、ストロボでは、白色LEDは連続照射が可能であるのでマクロ撮影時や動画撮影時の補助光も照射することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−212145号公報
しかしながら、白色LEDでは、白色LEDにおけるPN接合部のジャンクション温度を所定の温度以内で使用する必要がある。したがって、例えば、フラッシュブラケット撮影等の連続撮影において、白色LEDを用いたストロボを連続して発光させるときには、各発光の間にPN接合部を冷却させるための所定の時間を設ける必要がある。PN接合部のジャンクション温度が所定の温度以内に維持されない場合には白色LEDの特性劣化が発生し、白色LEDの発光量の低下、白色LEDの色の変化、又は白色LEDの寿命の低下等が生じる可能性がある。
本発明の目的は、フラッシュブラケット撮影等の連続撮影を行うことによる発光部の特性劣化の発生を抑制することができる撮像装置及びその制御方法、照明装置、並びにプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、同一の露光周期で被写体の撮影を繰り返す撮像装置であって、前記被写体の撮影を繰り返す度に前記被写体へ撮影光を照射する発光部を有し、前記発光部は前記撮影が繰り返される際に前記撮影光の発光量を変化させる撮像装置において、前記発光部の発光時間及び前記露光周期に対する発光時間の比の関係を規定するテーブルを格納する格納手段と、前記撮影を繰り返す前に前記撮影における前記発光部の発光時間を決定する決定手段と、前記決定された発光時間及び前記テーブルに基づいて前記露光周期を算出する算出手段とを備え、前記撮影を繰り返す際に、第1の撮影と、前記発光部の発光量が前記第1の撮影よりも小さい発光量となる第2の撮影と、前記発光部の発光量が前記第1の撮影よりも大きい発光量となる第3の撮影とを、前記第2の撮影が前記第1の撮影よりも先の撮影となり前記第3の撮影が最後の撮影となるように実行し、前記算出手段は、前記第1の撮影における前記発光部の発光時間及び前記テーブルに基づいて、前記露光周期を算出することを特徴とする。
本発明によれば、フラッシュブラケット撮影等の連続撮影を行うことによる発光部の特性劣化の発生を抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る撮像装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図1の撮像装置によって実行されるフラッシュブラケット撮影処理の手順を示すフローチャートである。 図2のフラッシュブラケット撮影処理における露光周期を説明するために用いられるタイミングチャートである。 図2のフラッシュブラケット撮影処理における露光周期制御処理の手順を示すフローチャートである。 図3の露光周期制御処理で用いられるデューティー比テーブルを説明するために用いられる図である。 図2のフラッシュブラケット撮影処理における露光周期の変形例を説明するために用いられるタイミングチャートである。 図2のフラッシュブラケット撮影処理で実行される発光部の発光量の制御の変形例を説明するために用いられるタイミングチャートである。 図1の撮像装置の変形例の構成を概略的に示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置100の構成を概略的に示すブロック図である。
図1の撮像装置100は、発光部101、発光制御部102、マイコン103、レンズ部104、イメージセンサ105、A/D変換部106、照度検出部107及び内部メモリ108を備える。さらに、撮像装置100は、操作入力部109、画像表示部110、記憶媒体111、周期算出部112、発光量決定部113、及び連続撮影制御部114を備える。
発光部101は、発光制御部102によって制御される後述するパルス順電流IFPに基づいて補助光を発光する。発光部101には、例えば、青色LEDに黄色蛍光体を塗布した蛍光体方式の白色LEDや三波長タイプのRGB方式の白色LEDが用いられる。これにより、例えば、キセノン管を用いる場合に比べて発光部101の小型化を実現することができる。
発光制御部102は、後述するマイコン103の制御信号に基づいて発光部101に供給するパルス順電流IFPの量及び発光部101の発光時間Tを制御して発光部101の発光量を制御する。
レンズ部104は、撮像装置100に一体的に設けられた撮影光学系であり、フォーカス機能及びズーム機能を備えたレンズ群、シャッター、及び絞り(いずれも図示しない)を有する。レンズ部104は、レンズ群を透過した光でイメージセンサ105を露光してイメージセンサ105に被写体像を結像する。
イメージセンサ105は、レンズ部104によって結像された被写体像をアナログ信号に変換する。イメージセンサ105には、例えば、CCDセンサやCMOSセンサが用いられる。A/D変換部106は、イメージセンサ105によって変換されたアナログ信号をデジタル信号に変換してマイコン103に出力する。照度検出部107は、発光部101の補助光が照射された被写体を測光して被写体の照度レベルを検出し、検出した結果をマイコン103に出力する。照度検出部107には、例えば、照度計が用いられる。
内部メモリ108は、ROM及びRAM(いずれも図示しない)で構成される。ROMには、例えば、半導体の不揮発性メモリが用いられる。ROMは、撮像装置100のシステムプログラムや各種処理プログラムを格納し、マイコン103がプログラムを実行する際に参照する各種データを格納する。本実施の形態では、ROM(格納手段)に後述するデューティー比テーブルが格納される。RAMは、例えば、マイコン103がプログラムで処理したデータ及び操作入力部109から入力されたデータを一時的に格納する。
操作入力部109は、電源SW、メニューボタン、十字キー、モードダイヤルボタン、レリーズボタン等からなる。ユーザは、操作入力部109を用いて撮影条件等の設定情報を入力する。本実施の形態では、ユーザが、操作入力部109を用いてフラッシュブラケット撮影モードの設定やフラッシュブラケット撮影に用いられる各種設定を行う。記憶媒体111は、静止画像や動画像といったユーザが撮影した撮影画像を格納する。画像表示部110は、ユーザが操作入力部109を用いて入力した設定情報を表示し、さらに、記憶媒体111に格納された撮影画像を表示する。画像表示部110には、例えば、LCDや有機ELが用いられる。
発光量決定部113は、照度検出部107で検出された結果に基づいて発光部101の基準発光量を決定し、決定された基準発光量に対応するパルス順電流IFP及び発光部101の発光時間Tを決定する。周期算出部112は、基準発光量に対応するパルス順電流IFP及び基準発光量の発光時間T、並びに後述するデューティー比テーブルに基づいて後述する連続撮影の露光周期Tを算出する。
連続撮影制御部114は、算出された露光周期T及び操作入力部109によって設定された撮影順等の設定情報に基づいてフラッシュブラケット撮影で用いられる発光部101の発光量が異なる各発光の順番を示す信号をマイコン103に出力する。マイコン103は、撮像装置100の各構成要素を統括制御し、操作入力部109によって入力された設定情報に基づいて、例えば、オートフォーカス、自動露光制御、ホワイトバランス制御を行う。マイコン103は、基準発光量に対応するパルス順電流IFP及び基準発光量の発光時間T、算出された露光周期T、及び発光部101の各発光の順番を示す信号に基づいて制御信号を生成する。
図2は、図1の撮像装置100によって実行されるフラッシュブラケット撮影処理の手順を示すフローチャートである。
図2の処理は、マイコン103が内部メモリ108に記憶されたプログラムを実行することによって行われる。
図2において、まず、操作入力部109を用いてフラッシュブラケット撮影モードが設定される。さらに、フラッシュブラケット撮影に必要な各種設定情報及び後述する撮影条件が設定されると(ステップS101)、マイコン103は設定されたフラッシュブラケット撮影に必要な各種設定情報を読み込む(ステップS102)。フラッシュブラケット撮影に必要な各種設定情報とは、例えば、フラッシュブラケット撮影における連続撮影枚数、基準発光量に対する発光量の補正量、フラッシュブラケット撮影で用いられる発光部101の発光量が異なる各発光の順番である。ここで、発光部101の発光量は、ステップS102で読み込まれた基準発光量に対する発光量の補正量を示す設定情報に基づいて基準発光量に対応するパルス順電流IFP及び基準発光量の発光時間Tに上記補正量を加算又は減算して調整される。本実施の形態では、基準発光量の発光時間Tに所定の補正時間を加算又は減算(増減)して発光部101の発光量を調整する。本実施の形態のフラッシュブラケット撮影では、基準発光量より小さい発光量、基準発光量、基準発光量より大きい発光量の順で連続撮影が行われる。
次いで、操作入力部109のレリーズボタンが半押しされると(ステップS103)、マイコン103は設定された撮影条件の情報を読み込む(ステップS104)。撮影条件の情報とは、例えば、撮影モード、ISO感度、シャッタースピードT、絞り値A、露出補正値、焦点距離情報、フォーカス情報である。
次いで、レリーズボタンが全押しされると(ステップS105)、ステップS104で読み込まれた撮影条件の情報に基づいて発光部101が事前発光を行って被写体に補助光が照射される(ステップS106)。次いで、照度検出部107は発光部101の補助光が照射された被写体を測光して被写体の照度レベルを検出する。その後、検出された照度レベルに基づいて発光量決定部113は、基準発光量を決定すると共に当該決定された基準発光量に対応するパルス順電流IFP及び基準発光量の発光時間Tを決定する(ステップS107)(決定手段)。ステップS106において補助光の照射によって実際の撮影条件を再現することができるので、ステップS107では実際の撮影条件に応じた基準発光量に対応するパルス順電流IFP及び基準発光量の発光時間Tを決定することができる。
次いで、後述する図4の露光周期制御処理を実行して周期算出部112は決定されたパルス順電流IFP及び基準発光量の発光時間Tに基づいて図3に示すような連続撮影の露光周期Tを算出する。さらに、マイコン103は、基準発光量に対応するパルス順電流IFP、基準発光量の発光時間T、露光周期T、及び発光部101の発光量が異なる各発光の順番を示す設定情報に基づいて制御信号を生成する(ステップS108)。
次いで、生成された制御信号に基づいて発光部101の発光量を調整して各発光量の撮影を行い(ステップS109)、ステップS102で読み込まれた設定情報における連続撮影枚数の撮影が終了したか否かを判別する(ステップS110)。
ステップS110の判別の結果、設定情報における連続撮影枚数の撮影が終了したときは、本処理を終了する。ステップS110の判別の結果、設定情報における連続撮影枚数の撮影が終了していないときは、ステップS109に戻る。
図4は、図2のフラッシュブラケット撮影処理における露光周期制御処理の手順を示すフローチャートである。
発光部101に用いられる白色LEDは、例えば、PN接合部のジャンクション温度を所定の温度以内で使用する必要がある。したがって、例えば、フラッシュブラケット撮影等の連続撮影において、白色LEDを用いた発光部101を連続して発光させるときには、各発光の間にPN接合部を冷却させるための時間を設ける必要がある。PN接合部のジャンクション温度が所定の温度以内に維持されない場合には白色LEDの特性劣化が発生する。
これに対応して、図4の処理では、基準発光量に対応するパルス順電流IFP及び基準発光量の発光時間T、並びに予め格納されたデューティー比テーブルに基づいて各発光量の発光時間に所定の時間を設けた露光周期Tが算出される。さらに、基準発光量に対応するパルス順電流IFP、基準発光量の発光時間T、露光周期T、及び発光部101の発光量が異なる各発光の順番を示す設定情報に基づいて制御信号が生成される。
具体的には、まず、内部メモリ108に格納された図5に示すデューティー比テーブルを読み込む(ステップS201)。デューティー比テーブルは、白色LEDを構成するPN接合部のジャンクション温度を所定の温度以内で使用するために規定されたテーブルであり、図5に示すように発光部101の特性劣化が抑制される露光周期Tに対する基準発光量の発光時間Tの比(デューティー比)を規定する。なお、本実施の形態では、複数の環境温度に対応して図5のデューティー比テーブルは設定され、各デューティー比テーブルは内部メモリ108に格納されている。
次いで、ステップS107で決定された基準発光量に対応するパルス順電流IFP及び基準発光量の発光時間T、並びに図5のデューティー比テーブルに基づいて基準発光量に対応するデューティー比Dを決定する(ステップS202)。例えば、ステップS202では、パルス順電流IFPが1750mAであって発光時間Tが10msecであるときに、図5に示すデューティー比テーブルから基準発光量に対応するデューティー比Dが0.5と決定される。
次いで、周期算出部112は、ステップS202で決定されたデューティー比D及び基準発光量の発光時間Tを用いて下記式(1)によって連続撮影の露光周期Tを算出する(ステップS203)(算出手段)。さらに、図3におけるT−Tで示される所定の時間を設けた露光周期Tが算出される。
T=T/D …(1)
ここで、上記所定の時間は、連続撮影において発光部101を基準発光量且つ発光時間Tで連続して発光させるときに、各発光の間にPN接合部を冷却させるために設けられる時間である。本実施の形態では、連続撮影において、或る撮影が行われた後に当該或る撮影の発光量とは異なる発光量の撮影をさらに行う際の露光周期、つまり、図3で示すように、基準発光量より小さい発光量の撮影の露光周期及び基準発光量より大きい発光量の撮影の露光周期に夫々所定の時間を設ける。
ところで、本実施の形態では、基準発光量より小さい発光量の撮影の発光時間T は基準発光量の発光時間Tから所定の補正時間を減算した時間である。そのため、図3で示すように、基準発光量より小さい発光量の撮影の露光周期Tに設けられた所定の時間T−T は基準発光量の撮影の露光周期Tに設けられた所定の時間T−Tより長い。すなわち、所定の時間T−T において十分にPN接合部を冷却させることができる。一方、基準発光量より大きい発光量の撮影の発光時間T ’’は基準発光量の発光時間Tへ所定の補正時間を加算した時間である。そのため、図3で示すように、基準発光量より大きい発光量の撮影の露光周期Tに設けられた所定の時間T−T ’’は基準発光量の撮影の露光周期Tに設けられた所定の時間T−Tより短い。この場合、PN接合部が十分に冷却されないことが懸念されるが、本実施の形態の連続撮影では、基準発光量より大きい発光量の撮影の後に、さらなる撮影が行われないため、PN接合部は十分に冷却される。すなわち、基準発光量に基づいて算出された露光周期Tを用いて、フラッシュブラケット撮影等の連続撮影を行う際に発光部101の特性劣化が発生するのを抑制することができる。さらに、発光量が変わっても露光周期Tを変更しない、換言すれば、同一の露光周期Tを用いるので、発光量毎に露光周期を変更する場合に比べて露光周期Tの制御が容易となり、もって、安定した連続撮影を行うことができる。
次いで、マイコン103は、基準発光量に対応するパルス順電流IFP、基準発光量の発光時間T、露光周期T、及び発光部101の発光量が異なる各発光の順番を示す設定情報に基づいて制御信号を生成し(ステップS204)、本処理を終了する。
図2及び図4の処理によれば、まず、照度検出部107によって検出された結果に基づいて基準発光量及び当該基準発光量に対応するパルス順電流IFPが決定される。次いで、決定されたパルス順電流IFP及び基準発光量の発光時間T並びに図5のデューティー比テーブルに基づいて基準発光量におけるデューティー比Dが決定される。次いで、決定されたデューティー比D及び基準発光量の発光時間Tを用いて連続撮影の露光周期Tが算出される。ここで、図5のデューティー比テーブルには発光部101の特性劣化が抑制される露光周期Tに対する基準発光量の発光時間Tの比が規定され、発光部101の発光量はパルス順電流IFP及び発光時間Tによって規定されるので、図2及び図4の処理では、発光部101の発光量に応じて発光部101の特性劣化が抑制される露光周期Tを算出することができる。その結果、算出された露光周期Tを用いることにより、フラッシュブラケット撮影等の連続撮影を行うことによる発光部101の特性劣化の発生を確実に抑制することができる。
また、図2及び図4の処理によれば、ステップS104で読み込まれた撮影条件の情報に基づいて発光部101が事前発光を行って被写体に補助光が照射され、発光部101の補助光が照射された被写体を測光して被写体の照度レベルが検出される。その後、検出された結果に基づいて基準発光量を決定すると共に当該決定された基準発光量に対応するパルス順電流IFP及び基準発光量の発光時間Tが決定される(ステップS107)。補助光の照射によって実際の撮影条件を再現することができるので、補助光が照射された被写体を測光した結果に基づくことにより、実際の撮影条件に応じた基準発光量に対応するパルス順電流IFP及び基準発光量の発光時間Tを決定することができる。これにより、撮影条件毎に発光部101の特性劣化が抑制される露光周期を確実に算出することができる。
さらに、図2及び図4の処理によれば、連続撮影が行われる際に基準発光量の発光時間Tに所定の補正時間を加算又は減算させる。これにより、発光部101の発光時間の変化を容易に実現することができ、フラッシュブラケット撮影を容易に実施することができる。
本実施の形態では、複数の環境温度に対応して設定された複数のデューティー比テーブルが内部メモリ108に格納されるので、発光部101の周辺の温度に応じてデューティー比テーブルを使い分けることにより、発光部101の適正な基準発光量の発光時間Tを確実に算出することができる。
また、本実施の形態では、被写体の連続撮影を行う際、最後の被写体の撮影において、基準発光量の発光時間Tに所定の補正時間を加算するのが好ましい。これにより、発光部101の発光量が基準発光量より大きい場合の撮影を最後に実行することができる。その結果、白色LEDが発光部101に用いられていても、発光部101の発光量が基準発光量より大きい場合の撮影によって加熱したPN接合部を長く冷却した後にさらに撮影を行うことがない。これにより、PN接合部を長く冷却する必要がある基準発光量より大きい発光量で撮影した後に基準発光量又は基準発光量より小さい発光量で最後に撮影する場合に比べて全体の撮影時間を短縮することができる。
本実施の形態では、基準発光量の撮影の発光時間Tから算出された同一の露光周期Tを被写体の連続撮影(フラッシュブラケット撮影)の各撮影に適用しているが、各撮影に適用される露光周期は同一でなくてもよい。この場合、例えば、まず、図6で示すように、基準発光量の撮影の発光時間Tからだけでなく、発光時間Tに所定の補正時間を加算した発光時間T ’’や発光時間Tから所定の補正時間を減算した発光時間T のそれぞれからも図5のデューティー比テーブルに基づいて露光周期T’’や露光周期Tを算出する。次いで、発光時間T ’’に対応する撮影に露光周期T’’を適用し、発光時間T に対応する撮影に露光周期Tを適用する。これにより、各撮影において発光時間に見合ったPN接合部の冷却のための所定の時間(T−T ’’やT−T )を確保することができ、もって、PN接合部を十分に冷却するとともに、撮影時間が不必要に長くなるのを抑制することができる。
また、本実施の形態では、被写体の連続撮影において発光時間を調整することによって発光部101の発光量を調整したが、図7で示すように、基準発光量のパルス順電流IFPに所定の補正電流ΔIを加算又は減算させて発光量を調整してもよい。この場合、各撮影において発光時間を変化させること無く発光量を変化させることができ、もって、フラッシュブラケット撮影を容易に実施することができる。
本実施の形態では、撮像装置100はレンズ部104を一体的に構成しているが、レンズ部104はレンズマウントを介して撮像装置100に着脱されるレンズ交換式の構成であってもよい。
次に、本実施の形態の変形例に係る撮像装置及びその制御方法について説明する。
本変形例では、発光部が撮像装置から独立している場合、つまり、発光部を有する照明装置である外部閃光装置を撮像装置に取り付けた場合について詳述する。
本変形例は、その構成、作用が上述した実施の形態と基本的に同じであるので、重複した構成、作用については説明を省略し、以下、上述した実施の形態と異なる構成、作用についてのみ詳細に説明する。
図8は、図1の撮像装置100の変形例である撮像装置700の構成及び外部閃光装置703の構成を概略的に示すブロック図である。
図8において、撮像装置700は外部閃光装置703と接続可能な接続部701及び制御信号送受信部702を有する。外部閃光装置703は、発光部101及び発光制御部102を有し、さらに、撮像装置700と接続可能な接続部704、制御信号送受信部705、及び閃光装置マイコン706を有する。撮像装置700及び外部閃光装置703は接続部701及び接続部704で接続される。マイコン103で生成された制御信号は、撮像装置700の制御信号送受信部702及び外部閃光装置703の制御信号送受信部705並びに閃光装置マイコン706を介して発光制御部102に出力される。
撮像装置700及び外部閃光装置703においても、マイコン103が内部メモリ108に記憶されたプログラムを実行することにより、上述した図2の処理及び図4の処理と同様の処理を実行することができる。
具体的には、まず、操作入力部109を用いてフラッシュブラケット撮影モードが設定される。さらに、フラッシュブラケット撮影に必要な各種設定情報及び撮影条件が設定されると(ステップS101)、マイコン103は設定されたフラッシュブラケット撮影に必要な各種設定情報を読み込む(ステップS102)。次いで、操作入力部109のレリーズボタンが半押しされると(ステップS103)、設定された撮影条件の情報を読み込む(ステップS104)。次いで、レリーズボタンが全押しされると(ステップS105)、ステップS104で読み込まれた撮影条件の情報に基づいて外部閃光装置703の発光部101が事前発光を行って被写体に補助光が照射される(ステップS106)。次いで、照度検出部107は外部閃光装置703の発光部101の補助光が照射された被写体を測光して被写体の照度レベルを検出する。その後、検出された結果に基づいて発光量決定部113は、基準発光量を決定すると共に当該決定された基準発光量に対応するパルス順電流IFP及び基準発光量の発光時間Tを決定する(ステップS107)。
次いで、マイコン103は図4の露光周期制御処理を実行して周期算出部112が基準発光量に対応するパルス順電流IFP及び基準発光量の発光時間Tに基づいて連続撮影の露光周期Tを算出する。さらに、マイコン103は、基準発光量に対応するパルス順電流IFP、基準発光量の発光時間T、露光周期T、及び発光部101の発光量が異なる各発光の順番を示す設定情報に基づいて制御信号を生成する(ステップS108)。次いで、生成された制御信号に基づいて外部閃光装置703の発光部101の発光量を調整して各発光量の撮影を行う(ステップS109)。次いで、ステップS102で読み込まれた設定情報における連続撮影枚数の撮影が終了したか否かを判別する(ステップS110)。ステップS110の判別の結果、ステップS102で読み込まれた設定情報における連続撮影枚数の撮影が終了したときは、本処理を終了する。
これにより、本変形例においても、上述した図2及び図4の処理と同様の効果を奏することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、当該システム或いは装置のコンピュータ(又はCPU,MPU等)がプログラムを読み出して実行する処理を実行することによって実現してもよい。さらに、本発明は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウェア(プログラム)をパーソナルコンピュータ(CPU,プロセッサ)にて実行することによって実現してもよい。
100 撮像装置
101 発光部
102 発光制御部
103 マイコン
107 照度検出部
108 内部メモリ
112 周期算出部
113 発光量決定部
114 連続撮影制御部
703 外部閃光装置

Claims (10)

  1. 同一の露光周期で被写体の撮影を繰り返す撮像装置であって、前記被写体の撮影を繰り返す度に前記被写体へ撮影光を照射する発光部を有し、前記発光部は前記撮影が繰り返される際に前記撮影光の発光量を変化させる撮像装置において、
    前記発光部の発光時間及び前記露光周期に対する発光時間の比の関係を規定するテーブルを格納する格納手段と、
    前記撮影を繰り返す前に前記撮影における前記発光部の発光時間を決定する決定手段と、
    前記決定された発光時間及び前記テーブルに基づいて前記露光周期を算出する算出手段とを備え
    前記撮影を繰り返す際に、第1の撮影と、前記発光部の発光量が前記第1の撮影よりも小さい発光量となる第2の撮影と、前記発光部の発光量が前記第1の撮影よりも大きい発光量となる第3の撮影とを、前記第2の撮影が前記第1の撮影よりも先の撮影となり前記第3の撮影が最後の撮影となるように実行し、
    前記算出手段は、前記第1の撮影における前記発光部の発光時間及び前記テーブルに基づいて、前記露光周期を算出することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記決定手段は、前記撮影を繰り返す前に前記発光部に流れる電流の値をさらに決定し、
    前記算出手段は、前記決定された発光時間及び電流の値、並びに前記テーブルに基づいて前記露光周期を算出することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記発光部は、前記撮影を繰り返す前に前記被写体へ補助光を照射し、
    前記決定手段は、前記補助光が照射された前記被写体の測光の結果に基づいて、前記第1の撮影における前記発光部の発光時間及び前記発光部に流れる電流の値を決定することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記発光部は、前記第2の撮影のときは前記第1の撮影のときよりも前記発光部の発光時間を所定の補正時間だけ減少させ、前記第3の撮影のときは前記第1の撮影のときよりも前記発光部の発光時間を前記所定の補正時間だけ増加させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記格納手段は、複数の環境温度に対応して設定された複数の前記テーブルを格納することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記発光部は、蛍光体方式の白色LED、又はRGB方式の白色LEDであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 照明装置が接続され、
    前記発光部は、前記照明装置に設けられることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置に接続されることを特徴とする照明装置。
  9. 同一の露光周期で被写体の撮影を繰り返す撮像装置の制御方法であって、前記被写体の撮影を繰り返す度に前記被写体へ撮影光を照射する発光部を有し、前記発光部は前記撮影が繰り返される際に前記撮影光の発光量を変化させる撮像装置の制御方法において、
    前記発光部の発光時間及び前記露光周期に対する発光時間の比の関係を規定するテーブルを格納する格納ステップと、
    前記撮影を繰り返す前に前記撮影における前記発光部の発光時間を決定する決定ステップと、
    前記決定された発光時間及び前記テーブルに基づいて前記露光周期を算出する算出ステップと、を備え、
    前記撮影を繰り返す際に、第1の撮影と、前記発光部の発光量が前記第1の撮影よりも小さい発光量となる第2の撮影と、前記発光部の発光量が前記第1の撮影よりも大きい発光量となる第3の撮影とを、前記第2の撮影が前記第1の撮影よりも先の撮影となり前記第3の撮影が最後の撮影となるように実行し、
    前記算出ステップは、前記第1の撮影における前記発光部の発光時間及び前記テーブルに基づいて、前記露光周期を算出することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  10. 同一の露光周期で被写体の撮影を繰り返す撮像装置の制御方法であって、前記被写体の撮影を繰り返す度に前記被写体へ撮影光を照射する発光部を有し、前記発光部は前記撮影が繰り返される際に前記撮影光の発光量を変化させる撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記撮像装置の制御方法は、
    前記発光部の発光時間及び前記露光周期に対する発光時間の比の関係を規定するテーブルを格納する格納ステップと、
    前記撮影を繰り返す前に前記撮影における前記発光部の発光時間を決定する決定ステップと、
    前記決定された発光時間及び前記テーブルに基づいて前記露光周期を算出する算出ステップと、を備え、
    前記撮影を繰り返す際に、第1の撮影と、前記発光部の発光量が前記第1の撮影よりも小さい発光量となる第2の撮影と、前記発光部の発光量が前記第1の撮影よりも大きい発光量となる第3の撮影とを、前記第2の撮影が前記第1の撮影よりも先の撮影となり前記第3の撮影が最後の撮影となるように実行し、
    前記算出ステップは、前記第1の撮影における前記発光部の発光時間及び前記テーブルに基づいて、前記露光周期を算出することを特徴とするプログラム。
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