JP6429367B2 - 蓄電体保持ケース - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電体保持ケースに関し、ラミネート型蓄電体を自立状態で保持し、安全かつ容易に蓄電体同士を直列接続できるようにしたものである。
二次電池をはじめとした蓄電体の適用分野は、自動車や建機といった移動体や、負荷平準化装置や電力補償装置といった電力設備など、多方面へ広がっている。このような状況に合わせて、蓄電体を製造する各メーカは、それぞれ独自の特徴を持った蓄電体を開発しており、蓄電体を多様な用途・分野へ展開できるようにしている。
蓄電体の一つの形態としてラミネート型蓄電体がある。ラミネート型蓄電体は、蓄電要素をアルミラミネートフィルムで封止した構造になっている。
ラミネート型蓄電体は、一般的に薄型なため、ラミネート型蓄電体を複数セル(複数個)組み合わせて蓄電体ユニットを構成して使用することがある。このように蓄電体ユニットを構成する場合には、スペースを有効に活用でき、コンパクトにユニットを構成できるという利点がある。
ここで図16を参照して、ラミネート型蓄電体10の一例を説明する。
ラミネート型蓄電体10では、平板状で矩形の蓄電要素11を、アルミラミネートフィルム12により封止している。つまり、2枚の矩形のアルミラミネートフィルム12により蓄電要素11を挟み、両アルミラミネートフィルム12の外周縁部を熱溶着することにより、蓄電要素11を封止している。
このようにアルミラミネートフィルム12で蓄電要素11を密封することにより、ラミネート型蓄電体10の内部へ水分が浸入することを防止して、特性の劣化及びガスの発生を抑えている。
蓄電要素11に接続されている2本の端子(タブリード)13a,13bは、アルミラミネートフィルム12の外側に導出されている。ちょうど、蓄電要素11を中心として、一方の端子13aと他方の端子13bは、逆方向に直線状に延びる状態で配置されている。なお、端子13a,13bの一方が正極端子であり、他方が負極端子である。端子13a,13bは、平板状の金属板で形成されている。
端子13a,13bとアルミラミネートフィルム12の間には、熱溶着を確実にするため樹脂フィルム14を介在させている。
なお、ラミネート型蓄電体10の各部分を、次のように定義する。
(1) 蓄電要素11を2枚のアルミラミネートフィルム12により挟んでいる部分、即ち、図16においてラミネート型蓄電体10の中央部分において厚くなっている矩形部分を、「蓄電要素部α」とする。
(2) 2枚のラミネートフィルム12のうち熱溶着されている外周縁部、即ち、蓄電要素部αの周囲を囲む四角枠状の部分を、「溶着部β」とする。
特開2006−278263号公報
ラミネート型蓄電体では、封止材であるアルミラミネートフィルムの外周縁部(溶着部β)を熱溶着して密閉することが一般的であり、このアルミラミネートフィルムは強い剛性を持っていない。このため、他の支持構造体を用いることなく、ラミネート型蓄電体を、それ自体単独で自立させることは困難である。
そこで、ラミネート型蓄電体を自立させるために、特許文献1(特開2006−278263号公報)に示されているように、ラミネート型蓄電体を一対の構造体(枠体)で挟み込むことによって、保持する手法が提案されている。
しかし、このような手法では、一つのラミネート型蓄電体に対して2つの構造体が必要になるため、ラミネート型蓄電体に対して2倍の点数の構造体が必要になり、部品点数が多くなるという問題がある。
更に、構造体(枠体)同士を連結させるためには、例えば金具等の補助部品が必要になる。しかし、補助部品を使用する場合には、部品点数の増加による管理や組み立て作業が煩雑になる。
更に、ラミネート型蓄電体では、端子は平板状の金属板であることが一般的には多い。このような端子を持つ複数のラミネート型蓄電体を組み合わせることにより、蓄電体ユニットを構成する場合には、端子間の接続が必要になる。このとき端子が平板状であるため、端子間の接続を維持するためには、例えば溶接する、あるいはビス止めを行うといった加工が必要となる。これらの加工はユーザが任意に実施する場合が多く、組み立てまでに煩雑な作業が生じることとなる。
またラミネート型蓄電体のうち、二次電池や、リチウムイオンキャパシタでは、常時電圧を保持しているため、端子の加工及び接続は活線作業(端子に電圧が印加された状態での作業)となる。したがって、感電を回避して作業者の安全を確保することや、故障の原因となる極間短絡を起こさないようにするといった配慮が必要であった。
本発明は、上記従来技術に鑑み、ラミネート型蓄電体を自立状態で保持でき、更に安全かつ容易にラミネート型蓄電体同士を直列接続できるようにした、蓄電体保持ケースを提供することを目的とする。
上述した課題を解決する本発明の構成は、
蓄電要素が2枚のラミネートフィルムで挟まれると共に、前記ラミネートフィルムの外周縁部が溶着して封止され、前記蓄電要素に接続されている2つの端子が前記ラミネートフィルムの両端から導出されているラミネート型蓄電体を保持する蓄電体保持ケースであって、
前記ラミネート型蓄電体のうち前記蓄電要素を前記ラミネートフィルムで挟んでいる部分である蓄電要素部が嵌入することができる貫通孔が中央部に形成されて四角枠状となっており、外周面が第1及び第2の縦辺と第1及び第2の横辺の4辺で成る、樹脂製の第1の蓄電体収容部と、
前記蓄電要素部が嵌入することができる貫通孔が中央部に形成されて四角枠状となっており、外周面が第1及び第2の縦辺と第1及び第2の横辺の4辺で成る、樹脂製の第2の蓄電体収容部と、
前記第1の蓄電体収容部の第1の縦辺と前記第2の蓄電体収容部の第1の縦辺とを連結・接続しつつ折り曲げ可能となっており、折り曲げられて前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部とを閉じていって両蓄電体収容部の表面同士を対面させることができる樹脂製の第1の折り曲げ部と、
前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部のうちの一方の蓄電体収容部において、前記第1または第2の横辺の一方に、樹脂製の第2の折り曲げ部を介して折り曲げ可能に連結・接続されると共に、第1の鉤部を有している樹脂製の第1のオスロックと、
前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部のいずれかにおいて、前記第1または第2の横辺の他方に沿い形成された、前記第1の鉤部が係合することが可能となっている溝である第1のメスロックと、
でなるケース連結部と
を備え、
全体が一体的に形成された単一の構造体からなるものである
ことを特徴とする。
また本発明の構成は、
前記ラミネート型蓄電体を前記第1の蓄電体収容部の表面に載せて、前記蓄電要素部を前記貫通孔に嵌入し、前記端子を第1及び第2の横辺に交差する状態にしたときに、前記ラミネートフィルムの外周縁部が溶着している部分である溶着部が嵌入する溶着部保持溝と、前記2つの端子が嵌入する2つの端子保持溝が、前記第1の蓄電体収容部の表面に形成され、
前記ラミネート型蓄電体を前記第2の蓄電体収容部の表面に載せて、前記蓄電要素部を前記貫通孔に嵌入し、前記端子を第1及び第2の横辺に交差する状態にしたときに、前記溶着部が嵌入する溶着部保持溝と、前記2つの端子が嵌入する2つの端子保持溝が、前記第2の蓄電体収容部の表面に形成されている
ことを特徴とする。
また本発明の構成は、
前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部のうちの一方の蓄電体収容部において、前記第2の縦辺に、樹脂製の第3の折り曲げ部を介して折り曲げ可能に連結・接続されると共に、第2の鉤部を有している樹脂製の第2のオスロックと、
前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部のうちの他方の蓄電体収容部の裏面において、前記第2の辺に沿い、前記第2の鉤部が係合することが可能となっている溝である第2のメスロックと、
でなるケース閉じ部を備え
全体が一体的に形成された単一の構造体からなるものである
ことを特徴とする。
また本発明の構成は、
前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部のうちの他方の蓄電体収容部の表面において、前記第1または第2の横辺の他方に沿い端子折り曲げ突部が形成されており、
前記第1の折り曲げ部の位置で折り曲げて前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部とを閉じていった際に、前記端子折り曲げ突部が、前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部のうちの一方の蓄電体収容部の前記第1または第2の横辺の他方に摺接する
ことを特徴とする。
また本発明の構成は、
前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部の裏面において、前記第1または第2の横辺の一方に沿い形成した突起構造のオス嵌合部と、
前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部の裏面において、前記第1または第2の横辺の他方に沿い形成され、前記オス嵌合部が嵌合することができる穴構造となっているメス嵌合部と、でなる嵌合型ケース連結部を備えている
ことを特徴とする。
本発明の蓄電体保持ケースによれば、第1の蓄電体収容部と第2の蓄電体収容部を第1の折り曲げ部において折り曲げていくことにより、ラミネート型蓄電体を第1及び第2の蓄電体収容部により挟持でき、ラミネート型蓄電体を自立状態で保持することができる。
このとき、溶着部保持溝や端子保持溝が蓄電体収容部の表面に形成されているため、ラミネート型蓄電体を確実に保持することができる。
また、ケース連結部を備えていることにより、複数の蓄電体保持ケースを機械的に連結することができる。
更に、ケース連結部の第1のオスロックを折り曲げたり、端子折り曲げ突部が他の蓄電体収容部の横辺に摺動したりすることにより、ラミネート型蓄電体の端子を折り曲げることができ、複数の蓄電体保持ケースを機械的に連結すると同時に、ラミネート型蓄電体を直列接続することができる。
また更に、嵌合型ケース連結部を備えることにより、複数の蓄電体保持ケースを容易且つ確実に機械的に連結することができる。
実施例1に係る蓄電体保持ケースを示す斜視図。 実施例1に係る蓄電体保持ケースを示す正面図とその要部図。 実施例1に係る蓄電体保持ケースを示す上面図とその要部図。 実施例1に係る蓄電体保持ケースを示す下面図とその要部図。 実施例1に係る蓄電体保持ケースを示す左側面図とその要部図。 実施例1に係る蓄電体保持ケースを示す右側面図とその要部図。 図2AのA−A断面図とその要部図。 図2AのB−B断面図とその要部図。 図2AのC−C断面図とその要部図。 図2AのD−D断面図とその要部図。 実施例1に係る蓄電体保持ケースの連結状態を示す斜視図。 実施例2に係る蓄電体保持ケースを表面側から示す斜視図。 実施例2に係る蓄電体保持ケースを裏面側から示す斜視図。 実施例2に係る蓄電体保持ケースを示す正面図。 実施例2に係る蓄電体保持ケースを示す上面図。 実施例2に係る蓄電体保持ケースを示す下面図。 実施例2に係る蓄電体保持ケースを示す左側面図。 実施例2に係る蓄電体保持ケースを示す右側面図。 図7AのA−A断面図。 図7AのB−B断面図。 図7AのC−C断面図。 図7AのD−D断面図。 実施例2に係る蓄電体保持ケースを閉じた状態で示す斜視図。 実施例2に係る蓄電体保持ケースの連結状態を示す斜視図。 実施例3に係る蓄電体保持ケースを示す斜視図。 実施例3に係る蓄電体保持ケースを示す正面図。 実施例3に係る蓄電体保持ケースを示す上面図。 実施例3に係る蓄電体保持ケースを示す下面図。 実施例3に係る蓄電体保持ケースを示す左側面図。 実施例3に係る蓄電体保持ケースを示す右側面図。 図12AのA−A断面図。 図12AのB−B断面図。 図12AのC−C断面図。 図12AのD−D断面図とその要部図。 実施例3に係る蓄電体保持ケースの連結状態を示す断面図。 実施例3に係る蓄電体保持ケースの連結状態を示す断面図。 ラミネート型蓄電体を示す構成図。
以下、本発明に係る蓄電体保持ケースを、実施例に基づき詳細に説明する。
〔実施例1〕
実施例1に係る蓄電体保持ケースC1を、図1〜図4を参照して説明する。
<蓄電体保持ケースの概略構成>
蓄電体保持ケースC1の概略構成を、図1及び図2A〜図2Eを参照して説明する。なお、図1は斜視図、図2Aは正面図とその要部図、図2Bは上面図とその要部図、図2Cは下面図とその要部図、図2Dは左側面図とその要部図、図2Eは右側面図とその要部図である。
蓄電体保持ケースC1は、例えば、熱可塑性の合成樹脂を金型内に注入して成形する射出成形等により、全体を一体的に形成したものである。単一の構造体である蓄電体保持ケースC1は、矩形状(本例では長方形状)の第1の蓄電体収容部100と、矩形状(本例では長方形状)の第2の蓄電体収容部200と、直線状の折り曲げ部50と、ケース連結部60を主要部材としている。
そして第1の蓄電体収容部100の一つの長辺と、第2の蓄電体収容部200の一つの長辺とが、折り曲げ部50により連結・接続された構成となっている。
蓄電体保持ケースC1は、合成樹脂等により形成したものであるため、全体が絶縁体により形成された絶縁構造物である。
蓄電体収容部100の中央部分には、矩形状の貫通孔101が形成されている。貫通孔101の大きさは、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αが嵌入できる大きさ及び形状になっている。このように、矩形状の蓄電体収容部100に矩形状の貫通孔101が形成されることにより、蓄電体収容部100は、貫通孔101を含めて全体的に見ると四角枠状になっている。
蓄電体収容部200の中央部分には、矩形状の貫通孔201が形成されている。貫通孔201の大きさは、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αが嵌入できる大きさ及び形状になっている。このように、矩形状の蓄電体収容部200に矩形状の貫通孔201が形成されることにより、蓄電体収容部200は、貫通孔201を含めて全体的に見ると四角枠状になっている。
折り曲げ部50は、蓄電体収容部100,200に対して、厚さが極めて薄くなっている(図2E、図2D参照)。このため、折り曲げ部50の位置で折り曲げて、蓄電体収容部100と蓄電体収容部200とを閉じていって対面させることができる。
比喩的に説明すると、蓄電体保持ケースC1をブックカバーになぞらえると、蓄電体収容部100が表カバーに、蓄電体収容部200が裏カバーに、折り曲げ部50が背表紙に対応しており、図1及び図2Aに示すように蓄電体収容部100,200が開いて平面状になっている形態から、折り曲げ部50の位置で折り曲げて、蓄電体収容部100,200を閉じていくことができる。
詳細は後述するが、図1及び図2Aに示すように、蓄電体収容部100と蓄電体収容部200とが開いて蓄電体保持ケースC1が全体として一つの面状になっている状態において、例えば蓄電体収容部100の貫通孔101に、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αを嵌入する状態にして、ラミネート型蓄電体10を蓄電体収容部100に載せ、折り曲げ部50の位置で折り曲げて、蓄電体収容部200を蓄電体収容部100側に閉じていけば、2つの蓄電体収容部100,200により、ラミネート型蓄電体10を挟み込んで保持することができる。
<蓄電体収容部の面及び辺の定義>
蓄電体保持ケースC1の詳細構造を説明する際に理解が容易になるように、予め、蓄電体収容部100,200の面及び辺を次のように定義しておく。
図1及び図2Aに示すように、蓄電体収容部100と蓄電体収容部200とが開いて蓄電体保持ケースC1が全体として一つの面状になっている状態において、視認できる広い面を「表面」とする。具体的には、図1及び図2Aに示す状態において、蓄電体収容部100において視認できる広い面を「表面Ss1」とし、蓄電体収容部200において視認できる広い面を「表面Ss2」とする。
換言すると、折り曲げ部50の位置で折り曲げて、蓄電体収容部100と蓄電体収容部200とを閉じていったときに、お互いに対面する面が、表面Ss1,Ss2である。
蓄電体収容部100のうち、表面Ss1とは反対側の面(図1,図2Aにおいて視認することができない側の面)を「裏面Sr1」とする。蓄電体収容部200のうち、表面Ss2とは反対側の面(図1,図2において視認することができない側の面)を「裏面Sr2」とする。
蓄電体収容部100は、前述したように、全体的には四角枠状になっている。つまり、蓄電体収容部100の外周面は4つの辺により構成されている。
蓄電体収容部100の辺のうち、折り曲げ部50に沿う辺を、「第1縦辺X11」とする。第1縦辺X11に平行で対向する辺を「第2縦辺X12」とする。
第1縦辺X11の一端と、第2縦辺X12の一端とをつなぐ辺を、「第1横辺Y11」とする。第1縦辺X11の他端と、第2縦辺X12の他端とをつなぐ辺を、「第2横辺Y12」とする。
図1,図2Aに示す例では、蓄電体収容部100は長方形になっているので、第1縦辺X11及び第2縦辺X12が長辺となっており、第1横辺Y11及び第2横辺Y12が短辺となっている。
蓄電体収容部200は、前述したように、全体的には四角枠状になっている。つまり、蓄電体収容部200の外周面は4つの辺により構成されている。
蓄電体収容部200の辺のうち、折り曲げ部50に沿う辺を、「第1縦辺X21」とする。第1縦辺X21に平行で対向する辺を「第2縦辺X22」とする。
第1縦辺X21の一端と、第2縦辺X22の一端とをつなぐ辺を、「第1横辺Y21」とする。第1縦辺X21の他端と、第2縦辺X22の他端とをつなぐ辺を、「第2横辺Y22」とする。
図1,図2Aに示す例では、蓄電体収容部200は長方形になっているので、第1縦辺X21及び第2縦辺X22が長辺となっており、第1横辺Y21及び第2横辺Y22が短辺となっている。
<蓄電体保持ケースの詳細構成>
蓄電体保持ケースC1の詳細構造を、図1〜図3Dを参照して説明する。
蓄電体収容部100の表面Ss1には、溶着部保持溝111と、フィルム保持溝112と、端子保持溝113が形成されている(図1,図2A参照)。
溶着部保持溝111は、矩形の貫通孔101の周囲を囲む状態で形成された、枠形状の溝である。この溶着部保持溝111の位置・大きさ・深さは、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αを貫通孔101に嵌入したときに、ラミネート型蓄電体10の溶着部βが嵌入することができる位置・大きさ・深さになっている。
溶着部保持溝111から第1横辺Y11に向かって、長方形状のフィルム保持溝112と長方形状の端子保持溝113が順に形成されている。また溶着部保持溝111から第2横辺Y12に向かって、長方形状のフィルム保持溝112と長方形状の端子保持溝113が順に形成されている。フィルム保持溝112と端子保持溝113は、横辺Y11,Y12の辺に沿う方向に関して、横辺Y11,Y12の中央位置に位置している。
フィルム保持溝112の位置・大きさ・深さは、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αを貫通孔101に嵌入したときに、ラミネート型蓄電体10の樹脂フィルム14が嵌入することができる位置・大きさ・深さになっている。
端子保持溝113の位置・大きさ・深さは、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αを貫通孔101に嵌入したときに、ラミネート型蓄電体10の端子13a,13bが嵌入することができる位置・大きさ・深さになっている。
溝111,112,113の深さに関しては、溶着部保持溝111が最も深く、溶着部保持溝111よりもフィルム保持溝112が浅く、フィルム保持溝112よりも端子保持溝113が浅くなっている。各溝相互間の深さの差は、それぞれ数百μm程度になっている。
各溝相互間の深さの差は、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部α、樹脂フィルム14及び端子13a,13bの厚さに対応して決定している。
蓄電体収容部200の表面Ss2には、溶着部保持溝211と、フィルム保持溝212と、端子保持溝213が形成されている(図1,図2A参照)。
溶着部保持溝211は、矩形の貫通孔201の周囲を囲む状態で形成された、枠形状の溝である。この溶着部保持溝211の位置・大きさ・深さは、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αを貫通孔201に嵌入したときに、ラミネート型蓄電体10の溶着部βが嵌入することができる位置・大きさ・深さになっている。
溶着部保持溝211から第1横辺Y21に向かって、長方形状のフィルム保持溝212と長方形状の端子保持溝213が順に形成されている。また溶着部保持溝211から第2横辺Y22に向かって、長方形状のフィルム保持溝212と長方形状の端子保持溝213が順に形成されている。フィルム保持溝212と端子保持溝213は、横辺Y21,Y22の辺に沿う方向に関して、横辺Y21,Y22の中央位置に位置している。
フィルム保持溝212の位置・大きさ・深さは、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αを貫通孔201に嵌入したときに、ラミネート型蓄電体10の樹脂フィルム14が嵌入することができる位置・大きさ・深さになっている。
端子保持溝213の位置・大きさ・深さは、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αを貫通孔201に嵌入したときに、ラミネート型蓄電体10の端子13a,13bが嵌入することができる位置・大きさ・深さになっている。
溝211,212,213の深さに関しては、溶着部保持溝211が最も深く、溶着部保持溝211よりもフィルム保持溝212が浅く、フィルム保持溝212よりも端子保持溝213が浅くなっている。各溝相互間の深さの差は、それぞれ数百μm程度になっている。
各溝相互間の深さの差は、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部α、樹脂フィルム14及び端子13a,13bの厚さに対応して決定している。
図3Aは図2AのA−A断面図とその要部図、図3Bは図2AのB−B断面図とその要部図、図3Cは図2AのC−C断面図とその要部図、図3Dは図2AのD−D断面図とその要部図である。なお、各要部図では理解を容易にするため、寸法を誇張して示している。
図3Aに示すように、蓄電体保持ケースC1の表面Ss1から溶着部保持溝111の溝底面までの深さをL6とし、図3Bに示すように、蓄電体保持ケースC1の表面Ss1からフィルム保持溝112の溝底面までの長さをL7とし、図3Cに示すように、蓄電体保持ケースC1の表面Ss1の表面から端子保持溝113の溝底面までの長さをL8とする。
このとき、L6>L7>L8の関係が成立している。
図3A〜図3Dは蓄電体収容部100の各部の断面図であるが、蓄電体収容部200においても、溝211,212,213相互の深さの関係は、溝111,112,113相互の深さの関係と同様になっている。
ケース連結部60は、蓄電体収容部100の第2横辺Y12に沿い備えたオスロック61と、蓄電体収容部100の表面Ss1のうち第1横辺Y11に沿い備えたメスロック62により構成されている(図1,図2A,図2B,図2C参照)。
オスロック61は、折り曲げ部51を介して、蓄電体収容部100の第2横辺Y12に連結・接続されている。折り曲げ部51は、蓄電体収容部100に対して、厚さが極めて薄くなっており、折り曲げ部51の部分で、蓄電体収容部100に対してオスロック61を折り曲げていくことができる。
このオスロック61は、第2横辺Y12の辺に沿う方向に関して、第2横辺Y12と同じ長さの長方形状のロック板61aと、ロック板61aの先端部(第2横辺Y12とは反対側の部分)に形成した鉤部61bとにより構成されている。鉤部61bは、第2横辺Y12に対して並行であり、且つ、ロック板61aの面に対して直交している。
オスロック61の表面Ss1側には、蓄電体収容部100に形成した端子保持溝113に連続する状態で、端子保持溝113が形成されている。
オスロック61のロック板61aの厚さをL1とし、ロック板61aの短辺の長さをL5とする(図2B,図2C参照)。また、蓄電体収容部100及び蓄電体収容部200のそれぞれの厚さをL4とする(図2E参照)。
このとき、L5=L4×2なるように、ロック板61aの短辺の長さを設定している。
メスロック62は、蓄電体収容部100の表面Ss1のうち第1横辺Y11に沿う部分に直線状に伸びて形成された溝である。このメスロック62は、オスロック61の鉤部61bの断面形状に対して、凹凸が反転した断面形状になっている。つまり、メスロック62には、オスロック61の鉤部61bが緊密に嵌入して係合できる形状になっている。
詳細は後述するが、例えば、蓄電体収容部100,200を閉じた状態の第1(♯1)の蓄電体保持ケースC1と、蓄電体収容部100,200を閉じた状態の第2(♯2)の蓄電体保持ケースC1と、蓄電体収容部100,200を閉じた状態の第3(♯3)の蓄電体保持ケースC1を重ねて積んだ状態のときに、♯1の蓄電体保持ケースC1のオスロック61の鉤部61bを♯2の蓄電体保持ケースC1のメスロック62に係合させ、♯2の蓄電体保持ケースC1のオスロック61の鉤部61bを♯3の蓄電体保持ケースC1のメスロック62に係合させることにより、3つ(♯1〜♯3)の蓄電体保持ケースC1を連結することができる。
前述したように蓄電体収容部100と蓄電体収容部200は、折り曲げ部50を介して、連結・接続されているが、第1縦辺X11,X21に沿う方向に関しては、位置ずれして連結・接続されている。
図2Aを参照して説明すると、第1縦辺X11,X21に沿う方向に関して、蓄電体収容部100の第1横辺Y11は蓄電体収容部200の第1横辺Y21に対して右にL3だけ位置ずれし、蓄電体収容部100の第2横辺Y12は蓄電体収容部200の第2横辺Y22に対して右にL4だけ位置ずれしている。ロック板61aの厚さはL1であり、L1=L3=L4となるようにしている。つまりオスロック61のロック板61aの厚さ分だけ、蓄電体収容部100は蓄電体収容部200に対して右にずれている。
<蓄電体保持ケースの使用態様>
上記構成となっている蓄電体保持ケースC1の使用態様を、図1,図2A,図4を参照しつつ説明する。
つまりラミネート型蓄電体10を蓄電体保持ケースC1により挟み込んで保持する態様と、ラミネート型蓄電体10を挟み込んだ複数の蓄電体保持ケースC1を重ねて複数の蓄電体保持ケースC1を機械的に連結すると共に、複数のラミネート型蓄電体10を電気的に接続する態様を説明する。
まず、図1及び図2Aに示すように、蓄電体収容部100と蓄電体収容部200とが開いて蓄電体保持ケースC1が全体として一つの面状になっている状態にする。
次に、例えば蓄電体収容部100の貫通孔101に、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αが嵌入し、端子13aが第1横辺Y11に交差し、端子13bが第2横辺Y12に交差する状態になるように、ラミネート型蓄電体10を蓄電体収容部100の表面Ss1側に載せる。
この状態で、折り曲げ部50の位置で折り曲げて、蓄電体収容部200を蓄電体収容部100側に閉じていくことにより、蓄電体収容部100と蓄電体収容部200とにより、ラミネート型蓄電体10を挟み込んで保持することができる。
このとき、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αの表面側及び裏面側は貫通孔101及び貫通孔201に嵌入し、ラミネート型蓄電体10の溶着部βの表面側及び裏面側は溶着部保持溝111及び溶着部保持溝211に密着し、樹脂フィルム14の表面側及び裏面側はフィルム保持溝112及びフィルム保持溝212に密着し、端子13a,13bの表面側及び裏面側は端子保持溝113及び端子保持溝213に密着する。
したがって、蓄電体収容部100と蓄電体収容部200とにより、ラミネート型蓄電体10を挟み込むことにより、ラミネート型蓄電体10を自立状態で保持することができる。
なお上記の説明では、ラミネート型蓄電体10を蓄電体収容部100の表面Ss1側に載せ、次に蓄電体収容部200を閉じていったが、逆に、ラミネート型蓄電体10を蓄電体収容部200の表面Ss2側に載せ、次に蓄電体収容部100を閉じていくようにしてもよい。
このようにして、蓄電体収容部100と蓄電体収容部200とによりラミネート型蓄電体10を挟み込んだ複数の蓄電体保持ケースC1を連結する態様を、図4を参照して説明する。
図4に示すように、蓄電体収容部100と蓄電体収容部200とによりラミネート型蓄電体10を挟み込んだ蓄電体保持ケースC1が3つある場合に、それらを、第1(♯1)〜第3(♯3)の蓄電体保持ケースC1とする。
♯1〜♯3の蓄電体保持ケースC1において、折り曲げ部51の部分でオスロック61を折り曲げ、オスロック61を第2横辺Y12,Y22側で立てる。このようにすることにより、オスロック61のロック板61aが端子13bを押していき、端子13bも一緒に折り曲げられ、図4において端子13bの折り曲げ部分は下方に向かって伸びる。
また、♯1〜♯3において、逆側の端子13aを折り曲げ、図4において端子13aの折り曲げ部分を上方に向かって伸ばす。
♯3の蓄電体保持ケースC1の上に♯2の蓄電体保持ケースC1を重ねて載せ、♯2の蓄電体保持ケースC1の上に♯1の蓄電体保持ケースC1を重ねて載せる。
このとき、♯1と♯3の蓄電体保持ケースC1,C1では、オスロック61が備えられている第2横辺Y12,Y22が左側になり第1横辺Y11,Y21が右側になるように位置させ、♯2の蓄電体保持ケースC1では、オスロック61が備えられている第2横辺Y12,Y22が右側になり第1横辺Y11,Y21が左側になるように位置させる。
つまり、下側の蓄電体保持ケースC1の第1横辺Y11,Y21の上に、上側の蓄電体保持ケースC1の第2横辺Y12,Y22が位置し、下側の蓄電体保持ケースC1の第2横辺Y12,Y22の上に、上側の蓄電体保持ケースC1の第1横辺Y11,Y21が位置するように配置する。
上述したようにして♯1〜♯3の蓄電体保持ケースC1を積み重ねた後に、♯1の蓄電体保持ケースC1のオスロック61の鉤部61bを、♯2の蓄電体保持ケースC1のメスロック62に嵌入して係合させる。これにより♯1と♯2の蓄電体保持ケースC1,C1が機械的に連結する。
同時に、♯1の蓄電体保持ケースC1で挟持されたラミネート型蓄電体10の端子13bと、♯2の蓄電体保持ケースC1で挟持されたラミネート型蓄電体10の端子13aとが重なった状態でオスロック61により押えられて、両端子13b,13aが電気的に接続される。この場合、絶縁体であるオスロック61を押し込んでいくだけで、端子13b,13aを電気的に接続できるため、端子接続を安全に行うことができる。また端子接続のための特別な部品や機具(ビスや金具等の補助具)は不要である。
このとき、♯2の蓄電体保持ケースC1において、蓄電体収容部100がオスロック61の厚さL1に相当する分だけ、蓄電体収容部200に対して右にずれているため、♯1の蓄電体保持ケースC1のオスロック61の鉤部61bを、♯2の蓄電体保持ケースC1のメスロック62に嵌入して係合させても、左側端面においてオスロック61が突出することはない。
次に、♯2の蓄電体保持ケースC1のオスロック61の鉤部61bを、♯3の蓄電体保持ケースC1のメスロック62に嵌入して係合させる。これにより♯2と♯3の蓄電体保持ケースC1,C1が機械的に連結する。
同時に、♯2の蓄電体保持ケースC1で挟持されたラミネート型蓄電体10の端子13bと、♯3の蓄電体保持ケースC1で挟持されたラミネート型蓄電体10の端子13aとが重なった状態でオスロック61により押えられて、両端子13b,13aが電気的に接続される。この場合、絶縁体であるオスロック61を押し込んでいくだけで、端子13b,13aを電気的に接続できるため、端子接続を安全に行うことができる。また端子接続のための特別な部品や機具(ビスや金具等の補助具)は不要である。
このとき、♯3の蓄電体保持ケースC1において、蓄電体収容部100がオスロック61の厚さL1に相当する分だけ、蓄電体収容部200に対して左にずれているため、♯2の蓄電体保持ケースC1のオスロック61の鉤部61bを、♯3の蓄電体保持ケースC1のメスロック62に嵌入して係合させても、右側端面においてオスロック61が突出することはない。
このようにして♯1〜♯3の3つの蓄電体保持ケースC1,C1,C1を、簡易的ではあるが機械的に連結することができると共に、♯1〜♯3の3つの蓄電体保持ケースC1,C1,C1に挟持されている3つのラミネート型蓄電体10,10,10を電気的に直列接続して所定の電圧にすることができる。
このように、ラミネート型蓄電体10,10,10を挟持した♯1〜♯3の3つの蓄電体保持ケースC1,C1,C1を連結したセットを、簡単な構造の金具等を用いて一括で固定するだけで、所定の電圧となった蓄電体ユニットとして保持でき、最終的な筐体等への組み付けを容易に行うことができる。
〔実施例2〕
実施例2に係る蓄電体保持ケースC2を、図5〜図10を参照して説明する。
<蓄電体保持ケースの概略構成>
蓄電体保持ケースC2の概略構成を、図5〜図7Eを参照して説明する。なお、図5は表面側から見た斜視図、図6は裏面側から見た斜視図、図7Aは正面図、図7Bは上面図、図7Cは下面図、図7Dは左側面図、図7Eは右側面図である。
蓄電体保持ケースC2は、例えば、熱可塑性の合成樹脂を金型内に注入して成形する射出成形等により、全体を一体的に形成したものである。単一の構造体である蓄電体保持ケースC2は、矩形状(本例では長方形状)の第1の蓄電体収容部300と、矩形状(本例では長方形状)の第2の蓄電体収容部400と、直線状の折り曲げ部52,53,54と、ケース連結部70と、ケース閉じ部80と、端子ガイド部90を主要部材としている。
そして第1の蓄電体収容部300の一つの長辺と、第2の蓄電体収容部400の一つの長辺とが、折り曲げ部52により連結・接続された構成となっている。
蓄電体保持ケースC2は、合成樹脂等により形成したものであるため、全体が絶縁体により形成された絶縁構造物である。
蓄電体収容部300の中央部分には、矩形状の貫通孔301が形成されている。貫通孔301の大きさは、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αが嵌入できる大きさ及び形状になっている。このように、矩形状の蓄電体収容部300に矩形状の貫通孔301が形成されることにより、蓄電体収容部300は、貫通孔301を含めて全体的に見ると四角枠状になっている。
蓄電体収容部400の中央部分には、矩形状の貫通孔401が形成されている。貫通孔401の大きさは、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αが嵌入できる大きさ及び形状になっている。このように、矩形状の蓄電体収容部400に矩形状の貫通孔401が形成されることにより、蓄電体収容部400は、貫通孔401を含めて全体的に見ると四角枠状になっている。
折り曲げ部52は、蓄電体収容部300,400に対して、厚さが極めて薄くなっている。このため、折り曲げ部52の位置で折り曲げて、蓄電体収容部300と蓄電体収容部400とを閉じていって対面させることができる。
<蓄電体収容部の面及び辺の定義>
蓄電体保持ケースC2の詳細構造を説明する際に理解が容易になるように、予め、蓄電体収容部300,400の面及び辺を次のように定義しておく。
図5及び図7Aに示すように、蓄電体収容部300と蓄電体収容部400とが開いて蓄電体保持ケースC2が全体として一つの面状になっている状態において、視認できる広い面を「表面」とする。具体的には、図5及び図7Aに示す状態において、蓄電体収容部300において視認できる広い面を「表面Ss3」とし、蓄電体収容部400において視認できる広い面を「表面Ss4」とする。
換言すると、折り曲げ部52の位置で折り曲げて、蓄電体収容部300と蓄電体収容部400とを閉じていったときに、お互いに対面する面が、表面Ss3,Ss4である。
蓄電体収容部300のうち、表面Ss3とは反対側の面(図6において視認できる広い面)を「裏面Sr3」とする。蓄電体収容部400のうち、表面Ss4とは反対側の面(図6において視認することができる広い面)を「裏面Sr4」とする。
蓄電体収容部300は、前述したように、全体的には四角枠状になっている。つまり、蓄電体収容部300の外周面は4つの辺により構成されている。
蓄電体収容部300の辺のうち、折り曲げ部52に沿う辺を、「第1縦辺X31」とする。第1縦辺X31に平行で対向する辺を「第2縦辺X32」とする。
第1縦辺X31の一端と、第2縦辺X32の一端とをつなぐ辺を、「第1横辺Y31」とする。第1縦辺X31の他端と、第2縦辺X32の他端とをつなぐ辺を、「第2横辺Y32」とする。
図5,図6,図7Aに示す例では、蓄電体収容部300は長方形になっているので、第1縦辺X31及び第2縦辺X32が長辺となっており、第1横辺Y31及び第2横辺Y32が短辺となっている。
蓄電体収容部400は、前述したように、全体的には四角枠状になっている。つまり、蓄電体収容部400の外周面は4つの辺により構成されている。
蓄電体収容部400の辺のうち、折り曲げ部52に沿う辺を、「第1縦辺X41」とする。第1縦辺X41に平行で対向する辺を「第2縦辺X42」とする。
第1縦辺X41の一端と、第2縦辺X42の一端とをつなぐ辺を、「第1横辺Y41」とする。第1縦辺X41の他端と、第2縦辺X42の他端とをつなぐ辺を、「第2横辺Y42」とする。
図5,図6,図7Aに示す例では、蓄電体収容部400は長方形になっているので、第1縦辺X41及び第2縦辺X42が長辺となっており、第1横辺Y41及び第2横辺Y42が短辺となっている。
<蓄電体保持ケースの詳細構成>
蓄電体保持ケースC2の詳細構造を、図5〜図8Dを参照して説明する。なお、図8Aは図7AのA−A断面図、図8Bは図7AのB−B断面図、図8Cは図7AのC−C断面図、図8Dは図7AのD−D断面図である。
蓄電体収容部300の表面Ss3には、溶着部保持溝311と、フィルム保持溝312と、端子保持溝313が形成されている(図5,図7A参照)。
溶着部保持溝311は、矩形の貫通孔301の周囲の2箇所に配置して形成された、コの字状の2つの溝である。つまり、貫通孔301の周囲のうち、第1横辺Y31に沿う部分の中央部、及び、第2横辺Y32に沿う部分の中央部、を除く部分に溶着部保持溝311が形成されている。
この溶着部保持溝311の位置・大きさ・深さは、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αを貫通孔301に嵌入したときに、ラミネート型蓄電体10の溶着部βが嵌入することができる位置・大きさ・深さになっている。
貫通孔301から第1横辺Y31に向かって、長方形状のフィルム保持溝312と長方形状の端子保持溝313が順に形成されている。また貫通孔301から第2横辺Y32に向かって、長方形状のフィルム保持溝312と長方形状の端子保持溝313が順に形成されている。フィルム保持溝312と端子保持溝313は、横辺Y31,Y32の辺に沿う方向に関して、横辺Y31,Y32の中央位置に位置している。
フィルム保持溝312の位置・大きさ・深さは、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αを貫通孔301に嵌入したときに、ラミネート型蓄電体10の樹脂フィルム14が嵌入することができる位置・大きさ・深さになっている。
端子保持溝313の位置・大きさ・深さは、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αを貫通孔301に嵌入したときに、ラミネート型蓄電体10の端子13a,13bが嵌入することができる位置・大きさ・深さになっている。
溝311,312,313の深さに関しては、フィルム保持溝312が最も深く、フィルム保持溝312よりも端子保持溝313が浅く、端子保持溝313よりも溶着部保持溝311が浅くなっている。各溝相互間の深さの差は、それぞれ数百μm程度になっている。
各溝相互間の深さの差は、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部α、樹脂フィルム14及び端子13a,13bの厚さに対応して決定している。
蓄電体収容部400の表面Ss4には、溶着部保持溝411と、フィルム保持溝412と、端子保持溝413が形成されている(図5,図7A参照)。
溶着部保持溝411は、矩形の貫通孔401の周囲の2箇所に配置して形成された、コの字状の2つの溝である。つまり、貫通孔401の周囲のうち、第1横辺Y41に沿う部分の中央部、及び、第2横辺Y42に沿う部分の中央部、を除く部分に溶着部保持溝411が形成されている。
この溶着部保持溝411の位置・大きさ・深さは、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αを貫通孔401に嵌入したときに、ラミネート型蓄電体10の溶着部βが嵌入することができる位置・大きさ・深さになっている。
貫通孔401から第1横辺Y41に向かって、長方形状のフィルム保持溝412と長方形状の端子保持溝413が順に形成されている。また貫通孔401から第2横辺Y42に向かって、長方形状のフィルム保持溝412と長方形状の端子保持溝413が順に形成されている。フィルム保持溝412と端子保持溝413は、横辺Y41,Y42の辺に沿う方向に関して、横辺Y41,Y42の中央位置に位置している。
フィルム保持溝412の位置・大きさ・深さは、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αを貫通孔401に嵌入したときに、ラミネート型蓄電体10の樹脂フィルム14が嵌入することができる位置・大きさ・深さになっている。
端子保持溝413の位置・大きさ・深さは、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αを貫通孔401に嵌入したときに、ラミネート型蓄電体10の端子13a,13bが嵌入することができる位置・大きさ・深さになっている。
溝411,412,413の深さに関しては、フィルム保持溝412が最も深く、フィルム保持溝412よりも端子保持溝413が浅く、端子保持溝413よりも溶着部保持溝411が浅くなっている。各溝相互間の深さの差は、それぞれ数百μm程度になっている。
各溝相互間の深さの差は、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部α、樹脂フィルム14及び端子13a,13bの厚さに対応して決定している。
ケース連結部70は、蓄電体収容部300の第1横辺Y31に沿い備えたオスロック71と、蓄電体収容部400の裏面Sr4おいて第2横辺Y42に沿い形成されたメスロック72により構成されている。(図5,図6,図7A,図8A〜図8C参照)。
オスロック71は、折り曲げ部53を介して、蓄電体収容部300の第1横辺Y31に連結・接続されている。折り曲げ部53は、蓄電体収容部300に対して、厚さが極めて薄くなっており、折り曲げ部53の部分で、蓄電体収容部300に対してオスロック71を折り曲げていくことができる。
このオスロック71は、第1横辺Y31の辺に沿う方向に関して、第1横辺Y31と略同じ長さの長方形状のロック板71aと、ロック板71aの先端部(第1横辺Y31とは反対側の部分)に形成した鉤部71bとにより構成されている。鉤部71bは、第1横辺Y31に対して並行であり、且つ、ロック板71aの面に対して直交している。
メスロック72は、蓄電体収容部400の裏面Sr4のうち第2横辺Y42に沿う部分に直線状に伸びて形成された溝である。なお、メスロック72は、後述するケース連結突起92が第2横辺Y42に沿い配置されることにより形成された溝である。
オスロック71の鉤部71bが、メスロック72に嵌入してメスロック72(ケース連結突起92)に係合できるようになっている。
詳細は後述するが、例えば、蓄電体収容部300,400を閉じた状態の第1(♯21)の蓄電体保持ケースC2と、蓄電体収容部300,400を閉じた状態の第2(♯22)の蓄電体保持ケースC2と、蓄電体収容部300,400を閉じた状態の第3(♯23)の蓄電体保持ケースC2を重ねて積んだ状態のときに、♯21の蓄電体保持ケースC2のオスロック71の鉤部71bを♯22の蓄電体保持ケースC2のメスロック72に係合させ、♯22の蓄電体保持ケースC2のオスロック71の鉤部71bを♯23の蓄電体保持ケースC2のメスロック72に係合させることにより、3つ(♯21〜♯23)の蓄電体保持ケースC2を連結することができる。
ケース閉じ部80は、蓄電体収容部300の第2縦辺X32に沿い備えたオスロック81と、蓄電体収容部400の裏面Sr4において第2縦辺X42に沿い形成されたメスロック82により構成されている。(図5,図6,図7A,図7E,図8D参照)。
オスロック81は、折り曲げ部54を介して、蓄電体収容部300の第2横辺X32に連結・接続されている。折り曲げ部54は、蓄電体収容部300に対して、厚さが極めて薄くなっており、折り曲げ部54の部分で、蓄電体収容部300に対してオスロック81を折り曲げていくことができる。
このオスロック81は、第2縦辺X32の辺に沿う方向に関して、第2縦辺X32と略同じ長さの長方形状のロック板81aと、ロック板81aの先端部(第2縦辺X32とは反対側の部分)に形成した鉤部81bとにより構成されている(図7D,図7E参照)。鉤部81bは、第2縦辺X32に対して並行であり、且つ、ロック板81aの面に対して直交している。
蓄電体保持ケースC2の蓄電体収容部300,400を閉じた状態において、ケース閉じ部80のオスロック81を折り曲げ部54の位置で折り曲げて、ロック板81aの鉤部81bを、メスロック82に嵌入して係合させることにより、蓄電体保持ケースC2を閉じることができる。
これにより、蓄電体収容部300,400を閉じてラミネート型蓄電体10を挟んだ状態においても、ロック板81aの鉤部81bを、メスロック81cに嵌入して係合させることにより、蓄電体保持ケースC2を確実に閉じた状態で保持することができる。
端子ガイド部90は、蓄電体収容部400の第2横辺Y42に沿い伸びて形成されている。この端子ガイド部90は、断面形状が矩形になっている柱状の端子折り曲げ突部91と、断面形状が矩形になっている柱状のケース連結突部92を有している。
端子折り曲げ突部91は、第2横辺Y42に沿い伸び、且つ、表面Ss4よりも僅かに高くなるように突出している。
ケース連結突部92は、第2横辺Y42に沿い伸び、且つ、裏面Sr4側に突出している。このようにケース連結突部92が突出していることにより、溝であるメスロック72が第2横辺Y42に沿い形成されるのである。
次に蓄電体保持ケースC2の各部分の詳細な位置関係や寸法関係について説明する。
蓄電体収容部300の第2横辺Y32においては、その中央部分が、その両端部分に対して貫通孔301側に凹んでいる。この凹み寸法は、ラミネート型蓄電体10の端子13a,13bの厚さに相当する寸法にしている。
蓄電体収容部400の第1横辺Y41においては、その中央部分が、その両端部分に対して貫通孔401側に凹んでいる。この凹み寸法は、ラミネート型蓄電体10の端子13a,13bの厚さに相当する寸法にしている。
蓄電体収容部400に備えた端子ガイド部90の端子折り曲げ突部91のうち第2横辺Y42に沿う直線状の辺(図7Aでは第2横辺Y42に沿う縦の直線部分)と、蓄電体収容部300の第2横辺Y32の両端部分は、直線状に並んでいる。
このため、折り曲げ部52の部分で折り曲げて蓄電体収容部300,400を閉じていくと、端子折り曲げ突部91と、蓄電体収容部400の第2横辺Y32とが摺動していく。蓄電体収容部300,400の閉じ込みが完了したときには、端子折り曲げ突部91のうち第2横辺Y42に沿う直線状の辺と、蓄電体収容部300の第2横辺Y32の両端部分とは、接触した状態になる(図9参照)。
ケース連結部70におけるオスロック71のロック板71aの厚さをL10とする(図7C参照)。オスロック71を折り曲げるための折り曲げ部53と、蓄電体収容部300の第1横軸Y31との寸法をL11とする(図7A参照)。このとき、L10=L11としている。
ケース連結部70におけるオスロック71の短辺の長さをL12とする(図7A参照)。蓄電体収容部300,400の厚さをL14とする(図7D,図7E参照)。このとき、L12=3×L14としている。
ケース閉じ部80におけるオスロック81のロック板81aの短辺の長さをL13とする(図7E参照)。このときL14=L13+L15としている(図7D参照)。
<蓄電体保持ケースの使用態様>
上記構成となっている蓄電体保持ケースC2の使用態様を、図5,図7A,図9,図10を参照しつつ説明する。
つまりラミネート型蓄電体10を蓄電体保持ケースC2により挟み込んで保持する態様と、ラミネート型蓄電体10を挟み込んだ複数の蓄電体保持ケースC2を重ねて複数の蓄電体保持ケースC2を機械的に連結すると共に、複数のラミネート型蓄電体10を電気的に接続する態様を説明する。
なお図9及び図10では、各蓄電体保持ケースC2は、ラミネート型蓄電体10を挟持した状態ではあるが、理解を容易にするため、ラミネート型蓄電体10は図示していない。
まず、図5及び図7Aに示すように、蓄電体収容部300と蓄電体収容部400とが開いて蓄電体保持ケースC2が全体として一つの面状になっている状態にする。
次に、例えば蓄電体収容部300の貫通孔301に、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αが嵌入し、端子13aが第1横辺Y31に交差し、端子13bが第2横辺Y32に交差する状態になるように、ラミネート型蓄電体10を蓄電体収容部300の表面Ss3側に載せる。
この状態で、折り曲げ部52の位置で折り曲げて、蓄電体収容部400を蓄電体収容部300側に閉じていくことにより、蓄電体収容部300と蓄電体収容部400とにより、ラミネート型蓄電体10を挟み込んで保持することができる。
このとき、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αの表面側及び裏面側は貫通孔301及び貫通孔401に嵌入し、ラミネート型蓄電体10の溶着部βの表面側及び裏面側は溶着部保持溝311及び溶着部保持溝411に密着し、樹脂フィルム14の表面側及び裏面側はフィルム保持溝312及びフィルム保持溝412に密着し、端子13a,13bの表面側及び裏面側は端子保持溝313及び端子保持溝413に密着する。
蓄電体収容部400を蓄電体収容部300側に向かって閉じていく際には、蓄電体収容部400の端子折り曲げ突部91と、蓄電体収容部300の第2横辺Y32とが摺動していくため、第2横辺Y32側に配置された端子13bは、端子折り曲げ突部91と第2横辺Y32との摺動部分において折り曲げられる。
図5及び図9の状態では、端子13bのうち、閉じられた状態の蓄電体収容部300,400から外側にでている部分は下方に折り曲げられる。
蓄電体保持ケースC2の蓄電体収容部300,400を閉じてラミネート型蓄電体10を挟持した状態において、ケース閉じ部80のオスロック81を折り曲げ部54の位置で折り曲げて、ロック板81aの鉤部81bを、メスロック82に嵌入して係合させる。これにより、ラミネート型蓄電体10を挟み込んだ状態で蓄電体保持ケースC2の蓄電体収容部300,400を確実に閉じた状態で保持することができる。
したがって、蓄電体収容部300と蓄電体収容部400とにより、ラミネート型蓄電体10を挟み込み、ラミネート型蓄電体10を自立状態で保持することができる。
また、ケース閉じ部80により、蓄電体収容部300と蓄電体収容部400との閉じ状態を確保するため、蓄電体収容部300と蓄電体収容部400が意図せずに開いて、ラミネート型蓄電体10が蓄電体保持ケースC2の外にこぼれ落ちるという不具合の発生を防止することができる。
なお上記の説明では、ラミネート型蓄電体10を蓄電体収容部300の表面Ss3側に載せ、次に蓄電体収容部400を閉じていったが、逆に、ラミネート型蓄電体10を蓄電体収容部400の表面Ss4側に載せ、次に蓄電体収容部300を閉じていくようにしてもよい。
このようにして、蓄電体収容部300と蓄電体収容部400とによりラミネート型蓄電体10を挟み込んだ複数の蓄電体保持ケースC2を、積み重ねて連結する態様を、図10を参照して説明する。
図10に示すように、蓄電体収容部300と蓄電体収容部400とによりラミネート型蓄電体10を挟み込んだ蓄電体保持ケースC2が5つある場合に、それらを、第1(♯21)〜第5(♯25)の蓄電体保持ケースC2とする。
また、♯21〜♯25の蓄電体保持ケースC2において、後述するようにケースC2同士を連結するために、折り曲げ部53の部分でオスロック71を折り曲げたとすると、ラミネート型蓄電体10の端子13aも折り曲げられ第1横辺Y31,Y41側で折り曲げられて立った状態になる。つまり、オスロック71のロック板71aが端子13aを押していき、端子13aも一緒に折り曲げられるのである。図10において端子13aの折り曲げ部分は上方に向かって伸びることになる。
なお、♯21〜♯25において、逆側の端子13bは、蓄電体収容部300,400を閉じていく際に下方に折り曲げられている。
複数の蓄電体保持ケースC2を積み重ねて連結するためには、まず、♯21の蓄電体保持ケースC2の上に、♯22〜♯25の蓄電体保持ケースC2を順に重ねて載せる。
このとき、♯21と♯23と♯25の蓄電体保持ケースC2,C2,C2では、オスロック71が備えられている第1横辺Y31,Y41が右側になり、端子ガイド部90が備えられている第2横辺Y32,Y42が左側になるように位置させ、♯22と♯24の蓄電体保持ケースC2,C2,では、オスロック71が備えられている第1横辺Y31,Y41が左側になり、端子ガイド部90が備えられている第2横辺Y32,Y42が右側になるように位置させる。
つまり、下側の蓄電体保持ケースC2の第1横辺Y31,Y41の上に、上側の蓄電体保持ケースC2の第2横辺Y32,Y42が位置し、下側の蓄電体保持ケースC2の第2横辺Y32,Y42の上に、上側の蓄電体保持ケースC2の第1横辺Y31,Y41が位置するように配置する。
上述したようにして♯21〜♯25の蓄電体保持ケースC2を積み重ねた後に、♯21の蓄電体保持ケースC2のオスロック71の鉤部71bを、♯2の蓄電体保持ケースC2のメスロック72に嵌入して係合させる。これにより♯21と♯22の蓄電体保持ケースC2,C2が機械的に強く連結する。
また、♯21の蓄電体保持ケースC2のオスロック71を折り曲げていく際に、♯21の端子13aが上向きに折り曲げられる。
♯21の蓄電体保持ケースC2のオスロック71を折り曲げていくと、♯21の蓄電体保持ケースC2で挟持されたラミネート型蓄電体10の端子13a(上向きに折り曲げられている)と、♯22の蓄電体保持ケースC2で挟持されたラミネート型蓄電体10の端子13b(下向きに折り曲げられている)とが重なった状態でオスロック71により押えられて、両端子13a,13bが電気的に接続される。この場合、絶縁体であるオスロック71を押し込んでいくだけで、端子13a,13bを電気的に接続できるため、端子接続を安全に行うことができる。また端子接続のための特別な部品や機具(ビスや金具等の補助具)は不要である。
次に、♯22の蓄電体保持ケースC2のオスロック71の鉤部71bを、♯3の蓄電体保持ケースC2のメスロック72に嵌入して係合させる。これにより♯22と♯23の蓄電体保持ケースC2,C2が機械的に強く連結する。
また、♯22の蓄電体保持ケースC2のオスロック71を折り曲げていく際に、♯22の端子13aが上向きに折り曲げられる。
♯22の蓄電体保持ケースC2のオスロック71を折り曲げていくと、♯22の蓄電体保持ケースC2で挟持されたラミネート型蓄電体10の端子13a(上向きに折り曲げられている)と、♯23の蓄電体保持ケースC2で挟持されたラミネート型蓄電体10の端子13b(下向きに折り曲げられている)とが重なった状態でオスロック71により押えられて、両端子13a,13bが電気的に接続される。この場合、絶縁体であるオスロック71を押し込んでいくだけで、端子13a,13bを電気的に接続できるため、端子接続を安全に行うことができる。また端子接続のための特別な部品や機具(ビスや金具等の補助具)は不要である。
以降は同様にして、♯23と♯24、♯24と♯25を、機械的及び電気的に接続していく。
このようにして♯21〜♯25の5つの蓄電体保持ケースC2,C2,C2,C2,C2を、機械的に強固に連結することができると共に、♯21〜♯25の5つの蓄電体保持ケースC2,C2,C2,C2,C2に挟持されている5つのラミネート型蓄電体10,10,10,10,10を電気的に直列接続して所定の電圧にすることができる。
これにより、複数のラミネート型蓄電体10を直列接続してユニットを組み立てる際に、蓄電体保持ケースC2の置き方の制約が少なくなり、また直列接続を行う場合にも連結途中で分解をする必要がなくなり、作業性を向上させることができる。
〔実施例3〕
実施例3に係る蓄電体保持ケースC3を、図11〜図15を参照して説明する。実施例3に係る蓄電体保持ケースC3は、実施例2に係る蓄電体保持ケースC2に、更に、嵌合型ケース連結部75を追加したものである。
以下の説明では、嵌合型ケース連結部75を中心に説明をし、実施例2に係る蓄電体保持ケースC2と同一部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
なお、図11は表面側から見た斜視図、図12Aは正面図、図12Bは上面図、図12Cは下面図、図12Dは左側面図、図12Eは右側面図である。また、図13Aは図12AのA−A断面図、図13Bは図12AのB−B断面図、図13Cは図12AのC−C断面図、図13Dは図12AのD−D断面図である。
実施例3の蓄電体保持ケースC3では、複数の蓄電体保持ケースC3を積み重ねて連結する場合に、蓄電体保持ケースC3同士の機械的な連結状態を強固にするために嵌合型ケース連結部75を備えている。
この嵌合型ケース連結部75は、突起構造のオス嵌合部76と、このオス嵌合部76が緊密に嵌合する(差し込む)ことができる内径を有する穴構造となっているメス嵌合部77により構成されている。
蓄電体収容部300では、裏面Sr3側に突出した状態で、2つのオス嵌合部76が離間して配置されている。蓄電体収容部400では、裏面Sr4側に突出した状態で、2つのオス嵌合部76が離間して配置されている。つまり、蓄電体保持ケースC4には合計4つのオス嵌合部76が配置されており、これら4つのオス嵌合部76は、第1横辺Y31,Y41に対して並行な直線の上に並んでいる。
このとき、4つのそれぞれのオス嵌合部76の中心と第1横辺Y31,Y41までの距離(最短距離)は、全て同じくL31になっている。
また、4つのそれぞれのオス嵌合部76の中心と縦辺X31,X32,X41,X42までの距離(最短距離)は、全て同じくL32になっている。
蓄電体収容部300では、裏面Sr3側からオス嵌合部76が嵌合できる状態で、2つのメス嵌合部77が離間して配置されている。蓄電体収容部400では、裏面Sr4側からオス嵌合部76が嵌合できる状態で、2つのメス嵌合部77が離間して配置されている。つまり、蓄電体保持ケースC4には合計4つのメス嵌合部77が配置されており、これら4つのメス嵌合部77は、第2横辺Y32,Y42に対して並行な直線の上に並んでいる。
このとき、4つのそれぞれのメス嵌合部77の中心と第2横辺Y32,Y42までの距離(最短距離)は、全て同じくL31になっている。
また、4つのそれぞれのメス嵌合部77の中心と縦辺X31,X32,X41,X42とまでの距離(最短距離)は、全て同じくL32になっている。
したがって、蓄電体収容部300,400を閉じた複数の蓄電体保持ケースC3を積み重ね、しかも、下側の蓄電体保持ケースC3の第1横辺Y31,Y41の上に、上側の蓄電体保持ケースC3の第2横辺Y32,Y42が位置し、下側の蓄電体保持ケースC3の第2横辺Y32,Y42の上に、上側の蓄電体保持ケースC3の第1横辺Y31,Y41が位置するように配置させた場合には、下側のオス嵌合部76を上側のメス嵌合部77に嵌合させ、上側のオス嵌合部76を下側のメス嵌合部77に嵌合させることができる。
つまり、蓄電体保持ケースC3同士を、オス嵌合部76とメス嵌合部77との嵌合によっても、機械的に連結することができる。
図14は、ラミネート型蓄電体10を挟持した5つの(♯31〜♯35)の蓄電体保持ケースC3を重ねて、オス嵌合部76とメス嵌合部77との嵌合によって、蓄電体保持ケースC3同士を機械的に連結した状態を示す。このとき、ケース連結部70のオスロック71は折り曲げていない。
図15は、図14の状態から更に、ケース連結部70のオスロック71を折り曲げた状態を示している。オスロック71を折り曲げることにより、嵌合型ケース連結部75による機械的連結に加えて、ケース連結部70による機械的連結も追加され、機械的な連結が極めて強固になる。また、オスロック71を折り曲げることにより、5つのラミネート型蓄電体10,10,10,10,10を電気的に直列接続することができる。
図15に示すように、ラミネート型蓄電体10を挟持した5つ(♯31〜♯35)の蓄電体保持ケースC3をケース連結部70及び嵌合型ケース連結部75により、機械的及び電気的に連結した蓄電体ユニットは、保管が容易であり、また最終的な筐体への組み付け等の際の作業性が向上する。また、振動への耐性も向上させることができる。
本発明は、蓄電要素をラミネートフィルムで封止した各種のラミネート型蓄電体を自立状態で保持する場合に適用することができる。
10 ラミネート型蓄電体
11 蓄電要素
12 アルミラミネートフィルム
13a,13b 端子
14 樹脂フィルム
50,51,52,53,54 折り曲げ部
60 ケース連結部
61 オスロック
61a ロック板
61b 鉤部
62 メスロック
70 ケース連結部
71 オスロック
71a ロック板
71b 鉤部
72 メスロック
75 嵌合型ケース連結部
76 オス嵌合部
77 メス嵌合部
80 ケース閉じ部
81 オスロック
81a ロック板
81b 鉤部
82 メスロック
90 端子ガイド部
91 端子折り曲げ突部
92 ケース連結突部
100,200,300,400 蓄電体収容部
101,201,301,401 貫通孔
111,211,311,411 溶着部保持溝
112,212,312,412 フィルム保持溝
113,213,313,413 端子保持溝
C1,C2,C3 蓄電体保持ケース
α 蓄電要素部
β 溶着部
Ss1,Ss2,Ss3,Ss4 表面
Sr1,Sr2,Sr3,Sr 裏面
X11,X21,X31,X41 第1縦辺
X12,X22,X32,X42 第2縦辺
Y11,Y21,Y31,Y41 第1横辺
Y12,Y22,Y32,Y42 第2横辺

Claims (5)

  1. 蓄電要素が2枚のラミネートフィルムで挟まれると共に、前記ラミネートフィルムの外周縁部が溶着して封止され、前記蓄電要素に接続されている2つの端子が前記ラミネートフィルムの両端から導出されているラミネート型蓄電体を保持する蓄電体保持ケースであって、
    前記ラミネート型蓄電体のうち前記蓄電要素を前記ラミネートフィルムで挟んでいる部分である蓄電要素部が嵌入することができる貫通孔が中央部に形成されて四角枠状となっており、外周面が第1及び第2の縦辺と第1及び第2の横辺の4辺で成る、樹脂製の第1の蓄電体収容部と、
    前記蓄電要素部が嵌入することができる貫通孔が中央部に形成されて四角枠状となっており、外周面が第1及び第2の縦辺と第1及び第2の横辺の4辺で成る、樹脂製の第2の蓄電体収容部と、
    前記第1の蓄電体収容部の第1の縦辺と前記第2の蓄電体収容部の第1の縦辺とを連結・接続しつつ折り曲げ可能となっており、折り曲げられて前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部とを閉じていって両蓄電体収容部の表面同士を対面させることができる樹脂製の第1の折り曲げ部と、
    前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部のうちの一方の蓄電体収容部において、前記第1または第2の横辺の一方に、樹脂製の第2の折り曲げ部を介して折り曲げ可能に連結・接続されると共に、第1の鉤部を有している樹脂製の第1のオスロックと、
    前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部のいずれかにおいて、前記第1または第2の横辺の他方に沿い形成された、前記第1の鉤部が係合することが可能となっている溝である第1のメスロックと、
    でなるケース連結部と
    を備え、
    全体が一体的に形成された単一の構造体からなるものである
    ことを特徴とする蓄電体保持ケース。
  2. 請求項1において、
    前記ラミネート型蓄電体を前記第1の蓄電体収容部の表面に載せて、前記蓄電要素部を前記貫通孔に嵌入し、前記端子を第1及び第2の横辺に交差する状態にしたときに、前記ラミネートフィルムの外周縁部が溶着している部分である溶着部が嵌入する溶着部保持溝と、前記2つの端子が嵌入する2つの端子保持溝が、前記第1の蓄電体収容部の表面に形成され、
    前記ラミネート型蓄電体を前記第2の蓄電体収容部の表面に載せて、前記蓄電要素部を前記貫通孔に嵌入し、前記端子を第1及び第2の横辺に交差する状態にしたときに、前記溶着部が嵌入する溶着部保持溝と、前記2つの端子が嵌入する2つの端子保持溝が、前記第2の蓄電体収容部の表面に形成されている
    ことを特徴とする蓄電体保持ケース。
  3. 請求項1または請求項において、
    前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部のうちの一方の蓄電体収容部において、前記第2の縦辺に、樹脂製の第3の折り曲げ部を介して折り曲げ可能に連結・接続されると共に、第2の鉤部を有している樹脂製の第2のオスロックと、
    前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部のうちの他方の蓄電体収容部の裏面において、前記第2の辺に沿い、前記第2の鉤部が係合することが可能となっている溝である第2のメスロックと、
    でなるケース閉じ部を備え
    全体が一体的に形成された単一の構造体からなるものである
    ことを特徴とする蓄電体保持ケース。
  4. 請求項1ないし請求項のいずれか一項において、
    前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部のうちの他方の蓄電体収容部の表面において、前記第1または第2の横辺の他方に沿い端子折り曲げ突部が形成されており、
    前記第1の折り曲げ部の位置で折り曲げて前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部とを閉じていった際に、前記端子折り曲げ突部が、前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部のうちの一方の蓄電体収容部の前記第1または第2の横辺の他方に摺接する
    ことを特徴とする蓄電体保持ケース。
  5. 請求項1ないし請求項のいずれか一項において、
    前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部の裏面において、前記第1または第2の横辺の一方に沿い形成した突起構造のオス嵌合部と、
    前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部の裏面において、前記第1または第2の横辺の他方に沿い形成され、前記オス嵌合部が嵌合することができる穴構造となっているメス嵌合部と、
    でなる嵌合型ケース連結部を備えている
    ことを特徴とする蓄電体保持ケース。
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