JP6429132B2 - マーキング装置 - Google Patents

マーキング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6429132B2
JP6429132B2 JP2016176325A JP2016176325A JP6429132B2 JP 6429132 B2 JP6429132 B2 JP 6429132B2 JP 2016176325 A JP2016176325 A JP 2016176325A JP 2016176325 A JP2016176325 A JP 2016176325A JP 6429132 B2 JP6429132 B2 JP 6429132B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
marking
pen
pen holder
holder
conveyance path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016176325A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018040750A (ja
Inventor
古田 俊治
俊治 古田
吉成 佐藤
吉成 佐藤
Original Assignee
フロンティアシステム株式会社
株式会社新栄電器製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by フロンティアシステム株式会社, 株式会社新栄電器製作所 filed Critical フロンティアシステム株式会社
Priority to JP2016176325A priority Critical patent/JP6429132B2/ja
Publication of JP2018040750A publication Critical patent/JP2018040750A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6429132B2 publication Critical patent/JP6429132B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、シート状対象物にマーキングする装置に関し、特には、製品の欠陥を欠陥検査装置で検出して、その欠陥検出箇所に自動で印をつけるマーキング装置に関する。
合成樹脂フィルムや金属箔、布帛等の長尺なシート状製品の製造ラインでは、製造された製品におけるキズや欠損、汚れ等の欠陥の有無を欠陥検査装置で検査し、欠陥が見つかった場合にその欠陥検出箇所にマーキングするマーキング装置が導入されている。欠陥箇所にマーキングする理由は、検査装置で見つかった欠陥を、その後の工程で除去したり修復したりするため、あるいは、検査装置で見つかった欠陥が真の欠陥であるか否かを目視により確認するため等である。マーキング装置では通常、市販されている油性のマーキングペンが用いられる。
このようなマーキング装置としては例えば特許文献1に記載の装置がある。このマーキング装置は、シート状製品の搬送路の上に配置される、市販のマーキングペンを収容するペン収容管と、該ペン収容管の下部開口を開閉するシャッターを備えている。ペン収容管には、キャップを外した状態でマーキングペンが収容される。欠陥検査装置により欠陥が検出されると、その欠陥箇所がマーキング装置の横を通過するタイミングでペン収容管が下降され、シャッターが開放されるとともに、マーキングペンが押し出されてそのペン先が下部開口から突出し、シート状製品にマーキングが施される。
特開2012-154679号公報
上記従来のマーキング装置は、マーキングペンのペン先の乾燥を防ぐため、ペン収容管はその下部開口を開閉するシャッター及びこれを駆動する開閉機構を備えており、マーキングを行っていない待機状態においては前記下部開口をシャッターで閉鎖している。このため、マーキング動作を実行するためには、ペン収容管の上下動機構、シャッターの開閉機構、マーキングペンの押出機構を適宜のタイミングで動作させる必要があり、装置構成及び制御が複雑になるという問題があった。
なお、ここでは、長尺なシート状対象物の欠陥検出箇所にマーキングする装置を例に挙げて説明したが、上述の問題は、欠陥検出箇所以外の箇所にマーキングする場合も同様に生じる。また、長尺なシート状対象物に限らず、リチウム二次電池に用いられる電極シートや液晶テレビ、プラズマテレビ、パーソナルコンピュータ及び携帯情報端末の表示パネル等に用いられるガラス板やプラスチック板、プラスチックフィルム等の枚葉のシート状対象物にマーキングする場合も同様である。
本発明が解決しようとする課題は、シート状対象物にマーキングするための装置の構成及び制御を簡単にすることである。
上記課題を解決するために成された本発明に係るマーキング装置は、筒状体の後端のノック部が押圧される毎に、該筒状体の先端部の開口の蓋体が開放して該開口からペン本体のペン先が突出したマーキング状態と、該ペン先が前記筒状体に没入して前記蓋体が前記開口を閉鎖した待機状態とに交互に変化するノック式マーキングペンを用いて、搬送路を搬送されるシート状対象物にマーキングするマーキング装置において、
a1) 前記マーキングペンを着脱可能に保持するペンホルダーと、
a2) 前記ペンホルダーに保持されたマーキングペンのノック部を押圧する押圧機構と、
a3) 前記ペンホルダーを、該ペンホルダーに保持されたマーキングペンのペン先が前記搬送路の上面に接触する近接位置と、離間する離間位置との間で変位させる変位機構と、
を備えるマーキング部と、
b) 外部からの指令に基づき、前記押圧機構に前記ノック部を押圧させ、前記変位機構に前記ペンホルダーを離間位置から近接位置に変位させる第1動作と、前記押圧機構に前記ノック部を押圧させ、前記変位機構に前記ペンホルダーを近接位置から離間位置に変位させる第2動作を実行させる制御部と
を備えることを特徴とする。
本発明に係るマーキング装置は、いわゆるノック式マーキングペンを用いてシート対象物の欠陥検出箇所にマーキングする。ノック式マーキングペンとは、筒状体の後端のノック部を1回押圧すると該筒状体の先端部開口に取り付けられた蓋体が開放して該開口からペン本体のペン先が突出したマーキング状態となり、もう1回押圧すると該ペン先が前記筒状体に没入して前記蓋体が前記開口を閉鎖した待機状態となる、という2状態を持つペンを指す。
本発明に係るマーキング装置のマーキング部では、初期状態において、ペンホルダーは離間位置にあり、且つペンホルダーには待機状態にあるマーキングペンが保持されている。外部から指令が送られてくると、制御部は、所定のタイミング(例えば欠陥検出装置により欠陥が検出された箇所がマーキング部の近傍を通過するタイミング)で押圧機構及び変位機構を動作させ、第1動作と第2動作を実行する。なお、外部からの指令としては、マーキング部よりも上流側に配置された欠陥検出装置でシート状対象物に欠陥が検出されて該欠陥検出装置から送られてくる指令、枚葉状のシート状対象物の場合に計数装置が該シート状対象物の枚数をカウントし、所定の枚数毎に該計数装置から送られてくる指令等が挙げられる。また、変位機構及び押圧機構は、共通の(1個の)駆動源で駆動される構成でも良く、それぞれ別の駆動源により駆動される構成でも良い。
第1動作では、押圧機構が前記マーキングペンのノック部を押圧し、これにより筒状体の先端部開口の蓋体が開き、そこからペン先が突出する。また、変位機構がペンホルダーを離間位置から近接位置に変位させる。この結果、マーキングペンのペン先がシート状対象物に接触し、該シート状対象物にマーキングが施される。第2動作では、押圧機構が前記マーキングペンのノック部を押圧し、これにより筒状体の先端部開口から該筒状体内にペン先が没入し、蓋体が閉じる。また、変位機構がペンホルダーを近接位置から離間位置に変位させる。この結果、マーキングペンのペン先がシート状対象物から離間し、マーキングが終了する。なお、第1動作において、筒状体の先端部開口からペン先が突出するタイミングは、ペンホルダーが離間位置にあるとき、近接位置にあるときのいずれでも良く、ペンホルダーが離間位置から近接位置に変位する間でも良い。また、第2動作において、筒状体の先端部開口から筒状体内にペン先が没入するタイミングは、ペンホルダーが近接位置にあるとき、離間位置にあるときのいずれでも良く、ペンホルダーが近接位置から離間位置に変位する間でても良い。
ここで、マーキングとは、一般的には、シート状対象物が搬送されることによりマーキングペンのペン先が該シート状対象物の上面を相対的に移動することによって形成される直線状の印を指す。このような場合、第1動作と第2動作の間の「所定の時間間隔」は、マーキング(直線状の印)の長さ、シート状対象物の搬送速度等に応じて設定される。
上記マーキング装置においては、マーキング部の変位機構を、前記搬送路の上面に対して平行な軸を中心に前記ペンホルダーを回転させることにより、該ペンホルダーを近接位置と離間位置との間で変位させるように構成することができる。この構成では、搬送路の上面に対して、マーキングペンがペン先を下にして傾斜ないし垂直に起立した状態にあるときが近接位置となり、搬送路の上面に対してマーキングペンがほぼ平行な状態が離間位置となる。従って、マーキングペンのノック部を押圧する押圧機構を、離間位置にあるペンホルダーの横に並べて配置することができるため、マーキング部の高さを小さくすることができる。
また、上記マーキング装置においては、複数のマーキング部を備え、これらマーキング部を、前記搬送路を横切るように該搬送路の上部に並んで配置することが好ましい。この構成によれば、シート状対象物の全面の任意の箇所にマーキングすることができる。
本発明に係るマーキング装置は、ペンホルダーに保持されたマーキングペンのノック部を押圧機構により押圧し、変位機構によりペンホルダーを近接位置と離間位置との間で変位させることにより、シート状対象物に対するマーキング動作を実行することができるため、マーキングペンのペン先を出し入れするための機構やマーキングペンを収容する収容部の先端部開口を開閉する機構が必要であった従来のマーキング装置に比べて、装置の構成及び制御を簡単にすることができる。
本発明の一実施例に係るマーキング装置を備えた欠陥検査システムの全体構成を示す概略的な正面図(a)、上面図(b)。 ペン先が突出した状態のマーキングペン(a)、ペン先が没入した状態のマーキングペン(b)。 マーキング装置の上面図(a)、正面図(b)、支持板及びその表面に取り付けられた構成要素を破線で示す正面図(c)。 マーキング装置のマーキング動作の説明図。 別の実施例に係るマーキング装置の概略的の上面図。
以下、本発明に係るマーキング装置の具体的な実施形態について図面を参照して説明する。ここでは、シート状対象物が長尺な合成樹脂フィルムである場合を例に挙げて説明する。
マーキング装置について説明する前に、これが用いられる欠陥検査システム100の全体構成について図1を参照して説明する。図1(a)は、欠陥検査システム100の概略的な正面図、(b)は概略的な上面図である。欠陥検査システム100は、撮影領域とマーキング領域を有し、これら撮影領域及びマーキング領域の順に合成樹脂フィルム1を搬送するための搬送路10と、欠陥検出装置20と、マーキング装置30とから構成されている。
欠陥検出装置20は、搬送路10の前記撮影領域の上方に配置された撮影部210及び該撮影部210によって撮影された画像を表示するモニタ220と、前記画像を解析することにより合成樹脂フィルム1の欠陥を検出する欠陥検出部230と、制御部240とを備える。欠陥検出部230は、撮影部210から制御部240に送られてくる画像データを受け、該画像データに二値化、比較演算等の画像処理を適用することで合成樹脂フィルム1の欠陥(汚れ、欠損、キズ等)を検出する。
制御部240は、欠陥検出部20において欠陥が検出されると、その欠陥検出箇所の座標位置を算出し、その位置データをマーキング装置30の制御部30aに送る。位置データを受け取ったマーキング装置30の制御部30aは欠陥検出箇所が通過するタイミングで、合成樹脂フィルム1にマーキングを施す。マーキング動作については後述する。
搬送路10は、2個の搬送ローラ11、12と、これら搬送ローラ11、12の間に掛け渡されたコンベアベルト13と、図示右側の搬送ローラ12を駆動する搬送用モータ(図示せず)から構成される。搬送用モータにより搬送ローラ12が矢印Aで示す方向に回転されることにより、搬送ローラ11、12の上側に位置するコンベアベルト13上に載置された合成樹脂フィルム1が矢印B方向に搬送される。
搬送路10の上流側には合成樹脂フィルム1の製造装置200が配置されている。製造装置200は、一定の速度で合成樹脂フィルム1をコンベアベルト13上に排出する。搬送用モータ14は制御部240に接続されており、製造装置200から合成樹脂フィルム1が排出される速度に同期して制御部240は搬送用モータを回転させる。これにより、製造装置200から排出された合成樹脂フィルム1は一定の速度で撮影領域、マーキング領域を通過する。
なお、ここでは、製造装置200から排出される合成樹脂フィルム1をコンベアベルト13で搬送する例を挙げて説明したが、本発明は、ロールに巻回された合成樹脂フィルムを搬送路上に引き出した後、別のロールに再び巻回する、いわゆる「ロールtoロール」形式で搬送する構成にも適用できる。
次に、マーキング装置30の構成について、図1〜図3を参照して説明する。
マーキング装置30は、搬送路10の側部10aのうちマーキング領域の近くに設置されている。マーキング装置30は、搬送方向と平行な向きで側部10aに起立状態で固定された支持板301、該支持板301に取り付けられた角筒状のペンホルダー310、該ペンホルダー310を回転変位させる回転変位機構320、該ペンホルダー310に着脱可能に保持されるマーキングペン40のノック部401を押圧する押圧機構330、からなるマーキング部Mと、回転変位機構320及び押圧機構330を制御する制御部30aとを備えている。
図2に示すように、マーキングペン40は、筒状体402の後端部に位置するノック部401と、該ノック部401の押圧操作に伴い筒状体402の先端部開口から出没変位するペン先403と、先端部開口を開閉する蓋体404と、筒状体402の後部外周面に取り付けられたクリップ部405とを有する、いわゆるノック式のペンである。図2(a)はペン先403が先端部開口から突出した状態(以下、マーキング状態という。)を示し、図2(b)はペン先403が先端部開口から筒状体402内に没入した状態(以下、待機状態という。)を示す。このマーキングペン40は、待機状態におけるノック部401の筒状体402からの突出量は、マーキング状態よりも大きくなっている。
ペンホルダー310は支持板301の両面のうち搬送路10側の面(以下、表(おもて)面という)に配置されている。具体的には、支持板301の下半部のうち搬送方向下流側の部分には該支持板301と垂直な方向に延びる回転軸321が回転自在に支持されており、該回転軸321の搬送路10側の端部にペンホルダー310が固定されている。ペンホルダー310は両端部が開口しており、一方の開口部近傍にはばね材からなるストッパー311が取り付けられている。また、ペンホルダー310の内部にはマーキングペン40のクリップ部405が係止される凸部(図示せず)が設けられている。マーキングペン40は次のようにしてペンホルダー310に取り付けられ、取り外される。まず、ストッパー311の弾性力に抗してマーキングペン40をペンホルダー310の一方の開口部から挿入し、クリップ部405を凸部に係止させる。このとき、ストッパー311がマーキングペン40の後端部に当たるため、該マーキングペン40がペンホルダー310から抜け出ることが防止される。一方、マーキングペン40がペンホルダー310に保持された状態においてストッパー311をマーキングペン40の後端部から離間させ、該マーキングペン40を引き抜く。これにより、ペンホルダー310からマーキングペン40が取り外される。
また、支持板301の表面の下部のうちペンホルダー310よりも搬送方向上流側にはエアシリンダー331から成る押圧機構330が固定具333を介して固定されている。押圧機構330は図示しないエアポンプからエアシリンダー331に空気を圧入することにより矢印D1方向に突出し、空気の圧入を停止することにより元に戻る押圧部332を備えている。
支持板301の搬送路10側と反対側の面(以下、裏面という)から突出する回転軸320の端部には揺動体321が固定されている。この揺動体321は、外力が加わっていないときは回転軸320から真上に向かって延びるように構成されている(図3(c)参照)。
また、揺動体321の上端部には搬送路10と平行な変位部322が該揺動体材321に対して回動自在に取り付けられている。さらに、支持板301の裏面のうち変位部322の搬送方向上流側には、エアシリンダー323が取り付けられ、揺動体321よりも搬送方向下流側の下部には該揺動体321の回動範囲を規制するストッパー324が取り付けられている。
次に、図4(a)〜(c)を参照してマーキング装置30のマーキング動作について説明する。まず、ペンホルダー310にマーキングペン40を装着する。本実施形態では、図示しない操作盤を操作してペン交換を指示すると、制御部30aはエアシリンダー323のシリンダー323aに図示しないエアポンプから空気を圧入させ、ピストン323bを突出させる。これにより変位部322がピストン323bに押され、これに伴い揺動体321が約45°揺動してペンホルダー310が図4(c)に示す状態となる。このとき、ペンホルダー310にマーキングペン40が装着されていて、これを別のマーキングペン40に交換する場合は、上述した手順でマーキングペン40をペンホルダー310から引き抜く。そして、なにも装着されていない状態のペンホルダー310に対して、上述した手順でマーキングペン40を装着する。このとき、ストッパー311がマーキングペン40の後端部に当たるまで該マーキングペン40をペンホルダー310に挿入する。そして、マーキングペン40のノック部401を手指で押してペン先403を突出させて該ペン先403が搬送路10の上面に接触することを確認する。
確認が終了すると、マーキングペン40のノック部401を再び手指で押してペン先403を筒状体402の内部に没入させ、操作盤を操作してペン交換の終了を指示する。この結果、エアシリンダー323に圧入されていた空気が遮断され、図4(a)に示すように、ペンホルダー310が搬送路10の上面と平行な初期状態に戻る。この状態で、欠陥検出システム100の動作を開始する。なお、マーキング動作を行うときに必ずペン交換を行う必要はなく、ペンホルダー310に装着されているマーキングペン40を引き続き使用する場合は、ペン交換作業を省略することができる。
そして、搬送路10を搬送される合成樹脂フィルム100が撮影領域を通過する際に、欠陥検出装置20により欠陥が検出されると、その検出結果から欠陥検出箇所が算出され、その位置データがマーキング装置30の制御部30aに送られる。この位置データは、欠陥検出箇所の搬送方向下流側の位置と、欠陥検出箇所の搬送方向の長さを含む。
欠陥検出装置20から位置データを受け取った制御部30aはエアシリンダー331に空気を圧入する。これにより、マーキングペン40の筒状体402から大きく突出したノック部401が押圧部332に押圧されて、ペン先403が突出し、図4(b)に示すマーキング状態となる。なお、エアシリンダー331へは所定の短時間だけ空気が流されるため、押圧部332は直ぐに元の位置に戻る。
続いて、制御部30aはエアシリンダー323のシリンダー323aに空気を圧入する。これにより、ピストン323bがD2方向に所定の長さだけ突出して変位部322を押圧する。この結果、揺動体321がストッパー324に当接するまで揺動し、これに伴い回転軸320が約45°回転して近接位置となる(図4(c)に示す状態)。このとき、マーキングペン40のペン先403が搬送路10上の合成樹脂フィルム1に接触し、マーキングが施される(第1動作)。そして、所定の時間が経過すると、シリンダー323aへの空気の圧入が停止される。これにより、ピストン323bが元の位置に戻り、これに伴い、揺動体321が揺動して元の位置(離間位置)に戻る。また、制御部30aは、エアシリンダー331に空気を圧入して押圧部332を突出させてマーキングペン40のノック部401を押圧し、ペン先403が筒状体402の中に没入した待機状態にする(図4(a)に示す状態)。
なお、上記実施形態に係るマーキング装置30はマーキング部Mを1個だけ備えており、マーキング動作ではシート状対象物の端に欠陥検出箇所の搬送方向の位置を示す印を付けるようにした。これに対して、図5に示すマーキング装置30Aのように、複数個(図5では12個)のマーキング部Mを備えるようにしても良い。これらのマーキング部Mは搬送路10を横切るように搬送路10の両側の側部10aの間に掛け渡された支持部310Aに取り付けられている。このような構成によれば、シート状対象物に欠陥が検出された箇所の搬送方向の位置だけでなく、幅方向の位置をも示す印を付けることができる。
本発明は上記した実施形態に限らず、適宜の変更が可能である。
例えば、上記実施形態では押圧機構及び回転変位機構をエアシリンダーを用いて構成したが、ソレノイドやモータを駆動源としても良い。
また、押圧機構及び回転変位機構はそれぞれ別の駆動源で駆動するようにしたが、共通の駆動源で駆動するように構成しても良い。
上記実施形態ではペンホルダーを回転させて離間位置と近接位置とに変位させたが、ペンホルダーを上下動させることにより離間位置と近接位置とに変位させるようにしても良い。
10…搬送路
20…欠陥検出装置
30、30A…マーキング装置
30a…制御部
301…支持板
310…ペンホルダー
320…回転変位機構(変位機構)
330…押圧機構
100…欠陥検出システム
40…マーキングペン
401…ノック部
402…筒状体
403…ペン先
M…マーキング部

Claims (4)

  1. 筒状体の後端のノック部が押圧される毎に、該筒状体の先端部の開口の蓋体が開放して該開口からペン本体のペン先が突出したマーキング状態と、該ペン先が前記筒状体に没入して前記蓋体が前記開口を閉鎖した待機状態とに交互に変化するノック式マーキングペンを用いて、搬送路を搬送されるシート状対象物にマーキングするマーキング装置において、
    a1) 前記マーキングペンを着脱可能に保持するペンホルダーと、
    a2) 前記ペンホルダーに保持されたマーキングペンのノック部を押圧する押圧機構と、
    a3) 前記ペンホルダーを、該ペンホルダーに保持されたマーキングペンのペン先が前記搬送路の上面に接触する近接位置と、離間する離間位置との間で変位させる変位機構と、
    を備えるマーキング部と、
    b) 外部からの指令に基づき、前記押圧機構に前記ノック部を押圧させ、前記変位機構に前記ペンホルダーを離間位置から近接位置に変位させる第1動作と、前記押圧機構に前記ノック部を押圧させ、前記変位機構に前記ペンホルダーを近接位置から離間位置に変位させる第2動作を実行させる制御部と
    を備えることを特徴とするマーキング装置。
  2. 前記マーキング部の前記変位機構が、前記搬送路の上面に対して平行な軸を中心に前記ペンホルダーを回転させることにより、該ペンホルダーを前記近接位置と前記離間位置との間で変位させることを特徴とする請求項1に記載のマーキング装置。
  3. 複数のマーキング部を備え、これらマーキング部が前記搬送路を横切るように該搬送路の上部に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のマーキング装置。
  4. 前記外部からの指令が、前記マーキング部よりも上流側に配置された欠陥検出装置から送られてくる指令であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のマーキング装置。
JP2016176325A 2016-09-09 2016-09-09 マーキング装置 Active JP6429132B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016176325A JP6429132B2 (ja) 2016-09-09 2016-09-09 マーキング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016176325A JP6429132B2 (ja) 2016-09-09 2016-09-09 マーキング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018040750A JP2018040750A (ja) 2018-03-15
JP6429132B2 true JP6429132B2 (ja) 2018-11-28

Family

ID=61625923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016176325A Active JP6429132B2 (ja) 2016-09-09 2016-09-09 マーキング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6429132B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102150629B1 (ko) * 2018-08-22 2020-09-02 코오롱글로텍주식회사 비전검사 장치
CN109121306A (zh) * 2018-09-29 2019-01-01 南京协辰电子科技有限公司 一种标记装置以及测试设备

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5014569Y1 (ja) * 1968-04-15 1975-05-07
JPS5246752Y2 (ja) * 1974-03-30 1977-10-24
JPS54155162A (en) * 1978-05-26 1979-12-06 Kobe Steel Ltd Marking device
JPH11240132A (ja) * 1998-02-24 1999-09-07 Rohm Co Ltd 電子部品のマーキング装置
JP2000135268A (ja) * 1998-08-26 2000-05-16 Yuyama Seisakusho:Kk 錠剤検査装置
JP2003200365A (ja) * 1999-07-01 2003-07-15 Jfe Engineering Kk 高速応答マーキング装置およびマーキング付き金属材の製造方法
JP4322243B2 (ja) * 2005-10-24 2009-08-26 長瀬産業株式会社 欠陥マーキング装置
JP2006266981A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Nagase & Co Ltd 欠陥マーキング装置
JP5987578B2 (ja) * 2012-09-13 2016-09-07 オムロンヘルスケア株式会社 脈拍測定装置、ならびに、脈拍測定方法および脈拍測定プログラム
CN103885231B (zh) * 2014-03-11 2016-04-20 京东方科技集团股份有限公司 显示面板标记装置和显示面板标记方法
JP6351098B2 (ja) * 2014-07-02 2018-07-04 株式会社サクラクレパス 塗布具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018040750A (ja) 2018-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6475666B2 (ja) 欠陥検査装置
JP5857673B2 (ja) ターゲット搬送装置及び液体噴射装置
JP6429132B2 (ja) マーキング装置
US8167297B2 (en) Sheet separating device and method for separating stacked sheets
US10883942B2 (en) Full-servo label inspection machine and control method thereof
CN104422699B (zh) 外观检查装置
CN103339031A (zh) 电子零件搬送装置及包带单元
EP4286307A3 (en) Printing apparatus
JP2017024379A (ja) 液体吐出装置
JP2012154679A (ja) 欠陥マーキング装置
JP2018047990A (ja) 画像形成装置
JP2018205436A5 (ja)
KR20090084846A (ko) 인쇄장치, 인쇄방법 및 인쇄프로그램
JP2012130878A (ja) 印刷用前処理装置
JP2009271058A (ja) 撮影検査装置
JP2016036959A (ja) 記録装置
JP2009101676A (ja) スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法
JP6347614B2 (ja) 封緘体フラップ検査装置
KR101282334B1 (ko) 롤 탐사 장치
CN213291733U (zh) 一种自动排废装置及印刷系统
JP2011130288A (ja) 画像読取装置及び画像読取方法
CN213933649U (zh) 一种避免待测板材打滑的外观检查机
JP5858875B2 (ja) 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置
CN213933650U (zh) 一种避免拨钩摆动的外观检查机
JP5404305B2 (ja) ベルト駆動装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180726

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180726

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180727

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180918

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6429132

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150