JP6428852B2 - サンプリング装置、電子楽器、方法及びプログラム - Google Patents

サンプリング装置、電子楽器、方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、サンプリング装置、電子楽器、方法及びプログラムに関する。
従来より、外部の音声や楽音をデジタルデータとして記憶(以下、「サンプリング」という)し、記憶したデータ(以下、「サンプリングデータ」という)を鍵盤等の操作子により再生することで演奏することができる装置、いわゆる、サンプラーと呼ばれる電子楽器がある。
サンプラーでは、従来、サンプリングの開始・終了の指示を種々の方法で行っていた。サンプリングの開始・終了の指示の方法は、例えば、サンプリングの開始・終了の指示用のスイッチ等の操作子を設け、操作子をユーザが操作することでサンプリングの開始・終了を指示する。また、マイク等から入力される音声や楽音の音のレベルが閾値を超えた場合に、自動的にサンプリングを開始する、いわゆる、オートトリガー呼ばれる機能を使用する方法もある。このオートトリガー機能を使用した際には、サンプリングの終了は、例えば、操作子による指示により行う。
例えば、ドラムやパーカッション等の打楽器の演奏音をサンプラーにより取得し、取得したサンプリングデータを繰り返し再生(以下、「ループ演奏」という)して伴奏として使用したい場合には、取得したサンプリングデータは1拍×拍子数の規定の時間の長さとなっていないときがある。このため、ループ演奏すると、伴奏の対象となる主奏とリズムが異なってしまい、狂った演奏となってしまう場合がある。
この場合、サンプリングデータは1拍×拍子数の時間の長さを規定の長さにする必要があるが、この問題に対しては、予め設定されたテンポ情報から算出される1拍のタイミングに合わせて、サンプリングを終了することで、規定の長さとなるサンプリングデータを取得する方法がある(特許文献1)。また、この問題に対しては、サンプリングデータを取得した後に、サンプリングデータの長さを規定の長さとなるように調整する編集機能を用いる別の方法も考えられる。
特開2001−075570号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載の方法では、ユーザがテンポ情報を予め設定するという操作が必要となる。また、使用する曲によっては、設定したテンポに合致しない場合もありえる。
これに対して、取得後にサンプリングデータの長さを調整する編集機能を用いる別の方法では、演奏する曲に応じてテンポに合ったデータ長とすることができる。一方で、この方法での編集作業は、機器操作等で一定のスキルが要求される。
このため、いずれの場合もサンプリングの操作以外に操作が必要となり、また、操作自体も煩雑なものであり、さらに、一定のスキルも必要なため、初心者にとっては困難である場合が多いという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、煩雑な操作を要せずに、直感的な操作でサンプリングが可能なサンプリング装置、サンプリング方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様のサンプリング装置は、
音が発音されている際に、ユーザによる第1入力操作に基づいて決定されるサンプリングの開始時点及び、ユーザによる前記第1入力操作を含む複数回の入力操作の入力タイミングから算出されるテンポ情報に基づいて、前記サンプリングの開始時点からのサンプリング長を算出する算出手段と、
記サンプリング開始時点から前記サンプリング長で前記音をサンプリングするサンプリング手段と、
を備えることを特徴とする。

本発明によれば、煩雑な操作を要せずに、直感的な操作でサンプリングを行うことができる。
本発明の一実施形態に係る電子楽器のハードウェアの構成を示すブロック図である。 本実施形態のサンプリングの手法を示す概念図である。 タップ位置と入力音の波形開始位置の違いを示す模式図である。 サンプリングの開始点の変更について説明するための模式図である。 本実施形態に係る電子楽器において実行される全体処理を示すフローチャートである。 全体処理のうちサンプリングデータ生成処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
[電子楽器の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る電子楽器1のハードウェアの構成を示すブロック図である。
電子楽器1は、例えば電子ピアノとして構成される。本実施形態の電子楽器1においては、CDや生音等の音をサンプリングして、サンプリングデータを生成する機能を有し、鍵盤演奏時の伴奏としてサンプリングした音源をバックグラウンドで再生する機能を有する。
このような電子楽器1は、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14、鍵盤15、スイッチ群16と、表示部17と、ADC(アナログ−デジタル変換回路)18と、マイク19と、DAC(デジタル−アナログ変換回路)20と、スピーカ21と、を備える。
CPU11は、電子楽器1全体の制御、鍵盤15の鍵の押鍵やスイッチ群16を構成するスイッチ(例えば、後述するタップスイッチ等)の操作の検出、鍵やスイッチの操作にしたがった表示部17等の制御、選択された音色の種類に応じた発音タイミングの制御など、種々の処理を実行する。
また、CPU11は、サンプリングデータ生成処理を実行する。「サンプリングデータ生成処理」とは、マイク19等からサンプリングしたい音を入力し、所望のタイミングで入力操作を行い、所望のテンポのサンプリングデータを取得するまでの一連の処理である。サンプリングデータ生成処理における処理の流れについては、後述する。
ROM12は、CPU11に実行させる種々の処理、例えば、スイッチの操作や鍵盤のいずれかの鍵の押鍵に対応する各種処理、押鍵に応じた楽音の発音指示、選択されている音色の種類に応じた発音タイミングの制御などのプログラムを記憶する。
RAM13は、アコースティックピアノ、エレクトリックピアノ、電気オルガン、ハープシコードなどの楽音を生成するための波形データや、伴奏を行うための楽曲データを記憶する。また、RAM13は、マイク19を介して入力された音声や楽音をサンプリングデータとしてサンプリングメモリ領域に記憶する。RAM13のサンプリングメモリ領域は、リングバッファとして機能する。
また、RAM13は、ROM12から読み出されたプログラムや、処理の過程で一時的に生じたデータを記憶する。
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、鍵盤15、スイッチ群16、表示部17、ADC18及びDAC20が接続されている。
鍵盤15は、複数の鍵から構成される。鍵は、ピアノの幹音に対応する鍵と、派生音に対応する鍵からなる。また、本実施形態において、鍵盤15は、鍵に対応したピアノの音を出力する操作子として機能する上に、鍵の音階に対応させてサンプリングデータを出力する操作子としても機能する。
スイッチ群16は、タップスイッチ31等の各種スイッチを備える。
タップスイッチ31は、入力手段となる操作子であり、サンプリングの開始と終了を指示することができるスイッチである。
表示部17は、演奏される楽曲に関する種々の情報、例えば、音色の種類、リズムパターン、コード名などを表示する。また、表示部17には、入力された波形を表示することもできる。
ADC18は、アナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換回路である。ADC18には、マイク19が接続されている。
ADC18はマイク19を介して入力されたアナログ信号の音をデジタル信号に変換して、CPU11に入力する入力手段である。CPU11は、入力されたデジタル信号を、サンプリングデータ等の音声データとしてRAM13に記憶させる。
DAC20は、デジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル−アナログ変換回路であり、スピーカ21が接続されている。スピーカ21は、DAC20によってアナログ信号に変換されたサンプリングデータを音として出力する。
以上のように構成される電子楽器1においては、所定のテンポとなるサンプリングデータを直感的に取得することができる機能を有する。
このような機能を有する電子楽器1では、外部から取り込んだ楽音データ、再生されたCD(Compact Disc)、生演奏から音をリアルタイムに取得し、テンポ情報を付加したサンプリングデータを生成する。
[動作原理]
以下、本実施形態における電子楽器1の動作原理について説明する。
図2は、本実施形態のサンプリングの手法を示す概念図である。
本実施形態の電子楽器1においては、CDの再生音を入力したり、生の演奏をリアルタイムにマイク19から取得したりした音源から一部をサンプリングしてサンプリングデータを生成する。また、生成されるサンプリングデータには、サンプリング操作時に行った操作によりテンポ値であるテンポ情報が付加される。
具体的には、図2に示すように、電子楽器1では、取り込む対象の音をリアルタイムに入力する(1)。そして、電子楽器1では、取り込みたい箇所でユーザがタップスイッチ31を任意のテンポに合わせてタップ操作する(2)。その後、電子楽器1では、タップ操作でのタップの間隔から、テンポ情報を取得する(3)。最後に、電子楽器1では、テンポ情報とタップ回数の時間でのサンプリングデータをRAM13に記憶する(4)。
図2の例では、例えば、CDを再生して、所定のタイミングで4回タップ操作を行う。電子楽器1においては、タップの間隔からテンポ情報を取得する(本例では、M.M=120)。その後、4分音符×タップ数(4回)の長さでサンプリングデータを取り込む。
電子楽器1では、サンプリングデータをRAM13に記憶する(4)にあたり、本実施形態においては、ユーザがタップスイッチ31の最初のタップ操作をサンプリングの開始指示とする。この場合、ユーザがタップスイッチ31をタップ操作した時点をサンプリングの開始点とすると、サンプリングしたい音の途中からサンプリングを行うことになる。即ち、人が音を認識してから、タップスイッチ31をタップ操作してサンプリング開始の指示を出すまでにタイムラグが生じるため、ユーザがタップスイッチ31をタップ操作した時点をサンプリングの開始点とした場合、サンプリングしたい音の途中からサンプリングを行うことになる。
図3は、タップ位置と入力音の波形開始位置の違いを示す模式図である。
具体的には、ユーザが音を認識して、サンプリングの対象としてタップスイッチ31をタップ操作すると、図3(a)に示すように、波形の途中、即ち、音の途中でタップスイッチ31でのタップ操作がされることになる。
仮にこの波形をサンプリングして再生した場合には、図3(b)に示すように、再生開始でいきなり音が再生されることになる。また、ループ演奏した場合に、音のつなぎ目でぶつ切り音が出る等の違和感のあるループ演奏が行われることになる。
このため、本実施形態の電子楽器1においては、タップ操作があった位置からサンプリングデータの取得の位置を、サンプリング対象となる音の開始位置までずらして、サンプリングデータを取得する。
図4は、サンプリングの開始点の変更について説明するための模式図である。
具体的には、図4(a)に示すように、最初のタップ操作T1の位置が音の途中になってしまった場合には、図4(b)に示すように、サンプリングの開始位置を波形の開始する時点である音の開始位置までサンプリングの取得する時間の全体を前の時間にずらす。このように全体をずらすことで、サンプリングデータの長さを変更せずに目的とする音をサンプリングすることができる。
電子楽器1では、音の開始位置までずらした位置を開始点としてサンプリングを行う。また、電子楽器1では、サンプリングの開始の位置を変更することを可能にするために、サンプリングの開始時点で音の記憶を行わずに、予め仮録音を開始し、サンプリング長が確定した時点でサンプリングデータの開始アドレスを確定するようにしている。
本実施形態においては、RAM13のサンプリングメモリ領域は、リングバッファとして機能するために、バッファの終端まで録音が進んだ場合はバッファの先頭に戻り録音を継続する。
このように人の特性を考慮してサンプリングの開始位置を変更するようにすれば、ユーザのイメージする形、即ち、音の初めからサンプリング音を取得することができる。
また、テンポ情報は、タップスイッチ31でのタップ操作に基づいて取得される。電子楽器1では、ユーザにより、サンプリングの開始を指示するタップスイッチ31へのタップ操作に始まり、以降所望のテンポでタップスイッチ31へのタップ操作を行うことで、タップ操作の間隔からテンポ情報を生成する。
具体的には、本実施形態においては、複数のタップ操作があった間隔の平均の時間での単位時間(1分間)の回数をテンポ値としてテンポ情報を生成する。
このような手法によると、ユーザは直感的な操作だけでテンポ情報を生成することができるようになる。また、サンプリングと同時にテンポ情報を取得することができるため、サンプリングの前後でユーザがテンポ情報を別途入力する必要がない。また、ユーザがサンプリングしたい音を聴きながら、テンポ情報の生成に係る入力操作を行うために、ユーザの意図通りのテンポ情報を取得することができる。
[全体処理]
図5は、本実施形態に係る電子楽器1において実行される全体処理を示すフローチャートである。
ステップS1においては、CPU11は、電源の投入によりイニシャライズを行う。
ステップS2においては、CPU11は、スイッチ処理を行う。スイッチ処理では、CPU11は、発音の音色を指定するスイッチなど、種々のスイッチの操作信号を検出する。
ステップS3においては、CPU11は、サンプリングデータ生成処理(図6で後述する)を行う。
ステップS4においては、鍵盤処理を行う。鍵盤処理では、どのような鍵盤が押されたか否かを検出する。その結果、ノートオンやノートオフが決定されて、対応する音が出力されることになる。
ステップS5では、CPU11は、自動伴奏処理を行う。自動伴奏処理では、伴奏データを再生する。本実施形態においては、伴奏データは、サンプリングデータを含み、サンプリングデータをループ演奏することにより伴奏データの再生を行う。
これにより、演奏者は、所望のテンポでループ演奏されるサンプリング音源を伴奏に演奏を行うことができる。
ステップS6では、CPU11は、その他の処理を行う。その他の処理では、CPU11は、例えば、表示部17に楽譜データを表示する等のその他の各種の処理を行う。
[サンプリングデータ生成処理]
図6は、全体処理のうちサンプリングデータ生成処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
ステップS11において、CPU11は、タップカウンタCをゼロクリアする(「タップカウンタC=0」)。
ステップS12において、CPU11は、タイマの時間Tをゼロクリアする(「T=0」)。
ステップS13において、CPU11は、録音終了判断時間ETの初期値をセットする。即ち、CPU11は、録音終了判断時間ETを初期化する。「録音終了判断時間ET」とは、所定時間以上経過してもタップスイッチへの入力操作がなかった場合に録音を終了させるために必要な変数である。
本実施形態においては、取り得る最低のテンポ値を30とする。このため、録音終了判断時間ETに初期値として設定する値は60秒/30=2秒となる。録音終了判断時間ETをこれ以上の値とするとテンポが30以下となってしまい、最低のテンポ値を下回ってしまい設定できないテンポとなるからである。
ステップS14において、CPU11は、マイク入力からの入力振幅が閾値以上であるか否かを判断する。
マイク入力からの入力振幅がない、または閾値以下である場合には、ステップS14においてNOとなり、閾値以上の入力があるまで待機する。
これに対して、マイク入力からの入力振幅が閾値以上である場合には、ステップS14においてYESとなり、処理はステップS15に進む。
ステップS15において、CPU11は、仮録音を開始する。即ち、CPU11は、ステップS14において何らかの音声の入力があったため仮録音を開始する。
本実施形態においては、タップスイッチへの入力操作(録音開始操作)がある前に仮録音を行う。人は音を聞いてからタップの判断をしてからタップスイッチへの入力操作を行うために、波形の開始位置よりも後になるために、取得したい音の先頭でタップスイッチへの入力操作を行うことはできない。このため、本実施形態においては、タップスイッチへの入力操作があった時点より前の時間をサンプリングデータの開始とする必要があるからである。
ステップS16において、CPU11は、タップスイッチへの入力操作があったか否かを判断する。
タップスイッチへの入力操作がなかった場合には、ステップS16においてNOとなり、タップスイッチへの入力操作かされるまで待機状態となる。
これに対して、タップスイッチへの入力操作があった場合には、ステップS16においてYESとなり、処理はステップS17に進む。
ステップS17において、CPU11は、録音メモリのアドレスを、録音開始アドレスを示す変数ASと記憶させる(「AS=録音開始アドレス」)。
ステップS18において、CPU11は、タップカウンタCを1にセットする(「タップカウンタC=1」)。
ステップS19において、CPU11は、時間計測のためタイマをスタートさせる。即ち、CPU11は、タイマ処理として時間変数Tをインクリメントする。
ステップS20において、CPU11は、タップスイッチへの入力操作があったか否かを判断する。
タップスイッチへの入力操作がなかった場合には、ステップS20においてNOとなり、処理はステップS24に進む。ステップS24以降の処理は後述する。
これに対して、タップスイッチへの入力操作があった場合には、ステップS20においてYESとなり、処理はステップS21に進む。
ステップS21において、CPU11は、ステップS20においてタップスイッチが入力操作された場合は、入力された瞬間の録音アドレスを、録音終了アドレスを示す変数AEに記憶させる(「AE=現在録音アドレス」)。AEの内容はタップスイッチ入力がある度に更新される。
ステップS22において、CPU11は、タップカウンタCをインクリメントする(「C=C+1」)。
ステップS23において、CPU11は、タイマ値がステップS13で初期化された録音終了判断時間ETを超えているか否かを判断する。
タイマ値が録音終了判断時間ETを超えていない場合には、ステップS23においてNOとなり、さらにタップスイッチの入力操作を待つために、処理はステップS24に進む。
ステップS24において、CPU11は、タイマ値Tをゼロクリアする(「T=0」)。
これに対して、タイマ値が録音終了判断時間ETを超えている場合には、ステップS24においてYESとなり、処理はステップS25に進む。
ステップS25において、CPU11は、ステップS23において、無入力時間が録音終了判断時間ETを超えて、録音終了とみなされているために、まずテンポ値を確定する。テンポ値は、まず、最初のタップスイッチ入力から最後のタップスイッチ入力までの時間tを算出し、算出した最初のタップスイッチ入力から最後のタップスイッチ入力までの時間tからタップスイッチ間の平均時間mtを算出して、テンポ値を確定する。電子楽器1では、テンポ値を確定により、テンポ情報を生成する。
具体的には、タップスイッチ入力から最後のタップスイッチ入力までの時間tの算出は、以下の式(1)により行う。
t=(AE−AS)/FS・・・(1)
ここで、「t」は、最初のタップスイッチ入力から最後のタップスイッチ入力までの時間を示し、「AE」は、現在録音アドレスを示し、「AS」は、録音開始アドレスを示し、「FS」は、録音時のサンプリング周波数[Hz]を示す。
次に、タップスイッチ間の平均時間mtは、以下式(2)により行う。
mt=t/(C−1)・・・(2)
ここで、「mt」は、タップスイッチ間の平均時間を示し、「t」は、最初のタップスイッチ入力から最後のタップスイッチ入力までの時間を示し、「C」は、タップカウンタ値を示す。
次に、算出したタップスイッチ間の平均時間mtを、1拍の時間として、テンポ値を確定する。即ち、式(3)によりテンポ値を確定する。
テンポ値=60/mt・・・(3)
ここで、「mt」は、タップスイッチ間の平均時間を示す。
ステップS26において、CPU11は、サンプリング長を算出する。
サンプリング長は、具体的には、以下式(4)により算出する。
SC=mt×C×FS・・・(4)
ここで、「SC」は、サンプリング長を示し、「mt」は、タップスイッチ間の平均時間を示し、「C」は、タップカウンタ値を示し、「FS」は、録音時のサンプリング周波数[Hz]を示す。
ステップS27において、CPU11は、ステップS26において求めたサンプル長からサンプル数の切り出し位置を決定しサンプリングデータを確定する。
サンプリングデータの確定に際しては、上述したようにユーザが最初にタップスイッチを押したタイミングをサンプリングの開始位置とすると波形の頭が切れてしまう可能性がある。そのため図4のようにサンプリングの開始位置よりも前の位置をサンプリングの開始位置とする。ずらす量は算出されたテンポ値から1拍分のサンプル数mtが算出されているからmtの数%程度(例えば、5%程度)で適度な量を設定する。これにより、ユーザが所望する音を音の開始時点から確実に取得することができる。
その後、処理は終了する。
以上のような処理を経ることにより、本実施形態の電子楽器1においては、ユーザがタップしたテンポとタップした数に応じた適切な時間長のサンプリングデータを取得することができる。
また、サンプリングと同時にテンポ情報を取得することができるため、サンプリングの前後でユーザがテンポ情報を別途入力する必要がない。また、ユーザがサンプリングしたい音を聴きながら、テンポ情報の生成に係る入力操作を行うために、ユーザの意図通りのテンポ情報を取得することができる。
以上、本実施形態の電子楽器1の構成及び処理について説明した。
本実施形態において、CPU11は、順次入力される波形を取得し、入力操作を検出し、検出された複数回の入力操作夫々の入力間隔時間に基づいて、テンポ情報を生成し、検出された入力操作のうちの最初の入力操作に基づき、取得された波形上でのサンプリング開始位置を決定し、生成されたテンポ情報に基づいてサンプリング長を算出し、決定されたサンプリング開始位置から算出されたサンプリング長に対応する位置まで、取得された波形をサンプリングする。
したがって、電子楽器1においては、ユーザが音聞いて、所望のタイミングで入力操作を行うだけで、テンポ情報を生成することができる。よって、電子楽器1においては、煩雑な操作を要せずに、直感的な操作でサンプリングを行うことができる。
また、CPU11は、順次入力される波形を取得している最中に行われる入力操作を検出する。
したがって、電子楽器1においては、直感的な操作でサンプリングを行うことができる。
また、本実施形態において、CPU11は、複数回の入力操作夫々の入力間隔時間の平均に基づいて、テンポ情報を生成する。
したがって、電子楽器1においては、直感的な操作でテンポ情報を生成することができる。
また、本実施形態において、CPU11は、生成されたテンポ情報及び検出された入力操作の回数に基づいてサンプリング長を算出する。
したがって、電子楽器1においては、直感的な操作でテンポ情報を生成することができる。
また、本実施形態において、CPU11は、検出された最初の入力操作のタイミングに対応する位置より、算出されたサンプリング長に対応して決定された時間だけ前のタイミングに対応する位置をサンプリング開始位置として決定する。
したがって、電子楽器1においては取得したい音を音の始まりから確実にサンプリングすることができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上述の実施形態では、サンプリングデータの時間長は、算出されたテンポ情報に基づいて決定されたがこれに限られず、予め設定した拍数の時間長で決定してもよい。
また、上述の実施形態では、テンポ情報から算出されるサンプリング長に基づいて、サンプリングの開始点を決定したがこれに限られない。例えば、波形を判断して波形のサンプリングの指示があった波形の開始点をサンプリングの開始点としてもよい。
また、上述の実施形態では、音をサンプリングして、テンポ情報を付加したサンプリングデータを生成し、生成したサンプリングデータをループ演奏可能な電子楽器1(録音再生装置)として構成したがこれに限られない。例えば、外部で再生等される音からテンポ情報を付加したサンプリングデータを生成する装置や、テンポ情報を生成する装置として構成することも可能である。
また、上述の実施形態では、本発明のサンプリング装置が適用される電子楽器1は、電子ピアノを例として説明したが、特にこれに限定されない。
例えば、本発明は、サンプリングデータ生成機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、プリンタ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、スマートフォン、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図1の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が電子楽器1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図1の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される記録媒体により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。記録媒体は、例えば、リムーバブルメディア、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)、Blu−ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図1のROM12や、RAM13に含まれるハードディスク等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
順次入力される波形を取得する取得手段と、
入力操作を検出する検出手段と、
前記検出された複数回の入力操作夫々の入力間隔時間に基づいて、テンポ情報を生成する生成手段と、
前記検出された入力操作のうちの最初の入力操作に基づき、前記取得された波形上でのサンプリング開始位置を決定する決定手段と、
前記生成されたテンポ情報に基づいてサンプリング長を算出する算出手段と、
前記決定されたサンプリング開始位置から前記算出されたサンプリング長に対応する位置まで、前記取得された波形をサンプリングする波形サンプリング手段と、
を備えることを特徴とするサンプリング装置。
[付記2]
前記検出手段は、前記取得手段により順次入力される波形を取得している最中に行われる入力操作を検出する、
ことを特徴とする付記1に記載のサンプリング装置。
[付記3]
前記生成手段は、前記複数回の入力操作夫々の入力間隔時間の平均に基づいて、前記テンポ情報を生成する、
ことを特徴とする付記1または2に記載のサンプリング装置。
[付記4]
前記算出手段は、前記生成されたテンポ情報及び前記検出された入力操作の回数に基づいてサンプリング長を算出する、
ことを特徴とする付記1乃至3のいずれか1つに記載のサンプリング装置。
[付記5]
前記決定手段は、前記検出された最初の入力操作のタイミングに対応する位置より、前記算出されたサンプリング長に対応して決定された時間だけ前のタイミングに対応する位置をサンプリング開始位置として決定する、
ことを特徴とする付記1乃至4のいずれか1つに記載のサンプリング装置。
[付記6]
サンプリング装置で実行されるサンプリング方法であって、
順次入力される波形を取得し、
入力操作を検出し、
前記検出された複数回の入力操作夫々の入力間隔時間に基づいて、テンポ情報を生成し、
前記検出された入力操作のうちの最初の入力操作に基づき、前記取得された波形上でのサンプリング開始位置を決定し、 前記生成されたテンポ情報に基づいてサンプリング長を算出し、
前記決定されたサンプリング開始位置から前記算出されたサンプリング長に対応する位置まで、前記取得された波形をサンプリングする、
ことを特徴とするサンプリング方法。
[付記7]
サンプリング装置を制御するコンピュータに、
順次入力される波形を取得するステップと、
入力操作を検出するステップと、
前記検出された複数回の入力操作夫々の入力間隔時間に基づいて、テンポ情報を生成するステップと、
前記検出された入力操作のうちの最初の入力操作に基づき、前記取得された波形上でのサンプリング開始位置を決定するステップと、
前記生成されたテンポ情報に基づいてサンプリング長を算出するステップと、
前記決定されたサンプリング開始位置から前記算出されたサンプリング長に対応する位置まで、前記取得された波形をサンプリングするステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
1・・・電子楽器,11・・・CPU,12・・・ROM,13・・・RAM,14・・・バス,15・・・鍵盤,16・・・スイッチ群,17・・・表示部,18・・・ADC,19・・・マイク,20・・・DAC,21・・・スピーカ,31・・・タップスイッチ

Claims (7)

  1. 音が発音されている際に、ユーザによる第1入力操作に基づいて決定されるサンプリングの開始時点及び、ユーザによる前記第1入力操作を含む複数回の入力操作の入力タイミングから算出されるテンポ情報に基づいて、前記サンプリングの開始時点からのサンプリング長を算出する算出手段と、
    記サンプリング開始時点から前記サンプリング長で前記音をサンプリングするサンプリング手段と、
    を備えることを特徴とするサンプリング装置。
  2. 前記サンプリングの開始時点は、ユーザによる前記第1入力操作を検出した時点より前の時点であり、
    前記サンプリング手段は、ユーザによる前記第1入力操作を検出した時点より前の時点である前記サンプリングの開始時点から、前記サンプリング長で前記音をサンプリングすることを特徴とする請求項1に記載のサンプリング装置。
  3. 音が発音されている際に、ユーザによる第1入力操作に基づいて決定される前記音の記憶開始時点及び、ユーザによる前記第1入力操作を含む複数回の入力操作の入力タイミングに応じて、前記音の記憶開始時点からの記憶期間を算出する算出手段と、
    前記音の記憶開始時点から前記記憶期間で前記音を記憶した音データに基づく音を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする電子楽器。
  4. 前記音の記憶開始時点は、ユーザによる前記第1入力操作を検出した時点より前の時点であり、
    前記出力手段は、ユーザによる前記第1入力操作を検出した時点より前の時点である前記音の記憶開始時点から、前記記憶期間で前記音を記憶することを特徴とする請求項3に記載の電子楽器。
  5. 前記出力手段は、前記音データに基づく音及び、ユーザにより指定された音高の楽音を出力することを特徴とする請求項3または4に記載の電子楽器。
  6. サンプリング装置で実行されるサンプリング方法であって、
    音が発音されている際に、ユーザによる第1入力操作に基づいて決定されるサンプリングの開始時点及び、ユーザによる前記第1入力操作を含む複数回の入力操作の入力タイミングから算出されるテンポ情報に基づいて、前記サンプリングの開始時点からのサンプリング長を算出し、
    記サンプリング開始時点から前記サンプリング長で前記音をサンプリングする、
    ことを特徴とするサンプリング方法。
  7. サンプリング装置を制御するコンピュータに、
    音が発音されている際に、ユーザによる第1入力操作に基づいて決定されるサンプリングの開始時点及び、ユーザによる前記第1入力操作を含む複数回の入力操作の入力タイミングから算出されるテンポ情報に基づいて、前記サンプリングの開始時点からのサンプリング長を算出するステップと、
    記サンプリング開始時点から前記サンプリング長で前記音をサンプリングするステップと、
    を実行させるプログラム。
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