JP6428325B2 - 異方性導電フィルム及びその製造方法 - Google Patents
異方性導電フィルム及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6428325B2 JP6428325B2 JP2015019878A JP2015019878A JP6428325B2 JP 6428325 B2 JP6428325 B2 JP 6428325B2 JP 2015019878 A JP2015019878 A JP 2015019878A JP 2015019878 A JP2015019878 A JP 2015019878A JP 6428325 B2 JP6428325 B2 JP 6428325B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connection layer
- layer
- anisotropic conductive
- connection
- conductive film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Non-Insulated Conductors (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Description
第1接続層が、光重合樹脂層であり、
第2接続層が、熱又は光カチオン、アニオン若しくはラジカル重合性樹脂層であり、
第1接続層の第2接続層側表面に、異方性導電接続用の導電粒子が単層で配列されており、
第1接続層の第2接続層反対側表面に微細凹凸が設けられている
ことを特徴とする異方性導電フィルムを提供する。
工程(A)
微細凹凸が形成された原盤を用いて、片面に微細凹凸が設けられた光重合性樹脂層を形成する工程;
工程(B)
片面に微細凹凸が設けられた光重合性樹脂層の他面に導電粒子を単層で配列させる工程;
工程(C)
導電粒子が配列した光重合性樹脂層に対して紫外線を照射することにより光ラジカル重合反応させ、片面に微細凹凸が設けられ、他面に導電粒子が固定化された第1接続層を形成する工程;及び
工程(D)
導電粒子が固定化された第1接続層の他面に、熱又は光カチオン、アニオン若しくはラジカル重合性樹脂層からなる第2接続層を形成する工程。
工程(AA)
微細凹凸が形成された原盤を用いて、片面に微細凹凸が設けられた光重合性樹脂層を形成する工程;
工程(BB)
片面に微細凹凸が設けられた光重合性樹脂層の他面に導電粒子を単層で配列させる工程;
工程(CC)
導電粒子が配列した光重合性樹脂層に対して紫外線を照射することにより光重合反応させ、片面に微細凹凸が設けられ、他面に導電粒子が仮固定化された仮第1接続層を形成する工程;
工程(DD)
仮第1接続層の導電粒子側表面に、熱カチオン、アニオン若しくはラジカル重合性樹脂層からなる第2接続層を形成する工程;及び
工程(EE)
第2接続層と反対側から仮第1接続層に紫外線を照射することにより光重合反応させ、仮第1接続層を本硬化させて第1接続層を形成する工程。
以下、本発明の異方性導電フィルムの好ましい一例を詳細に説明する。
本発明の異方性導電フィルム1を構成する第1接続層2は、片面に微細凹凸が設けられた光重合性樹脂層を光重合させた光重合樹脂層であるから、導電粒子を固定化できる。また、重合しているので、異方性導電接続時に加熱されても樹脂が流れ難くなるので、ショートの発生を大きく抑制でき、従って導通信頼性を向上させ、実装導電粒子捕捉率も向上させることができる。しかも、片面に微細凹凸が設けられているため、導電粒子の配列を乱すことなく、良好な貼り付け性を実現することができる。また、導電粒子が光照射で光重合した第1接続層に保持されているので、フィルム自体に腰があり、その結果、リペア性も改善できる。なお、微細凹凸は第1接続層2の表面積を増大させるので、第1接続層2に未重合成分が存在した場合には、その染み出しによる表面タック性の向上を期待することができる。
アクリレート単位となるアクリレート化合物としては、従来公知の光ラジカル重合性アクリレートを使用することができる。例えば、単官能(メタ)アクリレート(ここで、(メタ)アクリレートにはアクリレートとメタクリレートとが包含される)、二官能以上の多官能(メタ)アクリレートを使用することができる。本発明においては、接着剤を熱硬化性とするために、アクリル系モノマーの少なくとも一部に多官能(メタ)アクリレートを使用することが好ましい。
光ラジカル重合開始剤としては、公知の光ラジカル重合開始剤の中から適宜選択して使用することができる。例えば、アセトフェノン系光重合開始剤、ベンジルケタール系光重合開始剤、リン系光重合開始剤等が挙げられる。
導電粒子としては、従来公知の異方性導電フィルムに用いられているものの中から適宜選択して使用することができる。例えばニッケル、コバルト、銀、銅、金、パラジウムなどの金属粒子、金属被覆樹脂粒子などが挙げられる。2種以上を併用することもできる。
第2接続層3は、熱又は光カチオン、アニオン若しくはラジカル重合性樹脂層、好ましくはエポキシ化合物と熱又は光カチオン若しくはアニオン重合開始剤とを含有する熱又は光カチオン若しくはアニオン重合性樹脂層、又はアクリレート化合物と熱又は光ラジカル重合開始剤とを含有する熱又は光ラジカル重合性樹脂層からなる。ここで、第2接続層3を熱重合性樹脂層から形成することは、第1接続層2を形成する際の紫外線照射により第2接続層3の2重合反応が生じないため、生産の簡便性および品質安定性の上では望ましい。
第2接続層3がエポキシ化合物と熱又は光カチオン若しくはアニオン重合開始剤とを含有する熱又は光カチオン若しくはアニオン重合性樹脂層である場合、エポキシ化合物としては、分子内に2つ以上のエポキシ基を有する化合物もしくは樹脂が好ましく挙げられる。これらは液状であっても、固体状であってもよい。
熱カチオン重合開始剤としては、エポキシ化合物の熱カチオン重合開始剤として公知のものを採用することができ、例えば、熱により、カチオン重合性化合物をカチオン重合させ得る酸を発生するものであり、公知のヨードニウム塩、スルホニウム塩、ホスホニウム塩、フェロセン類等を用いることができ、温度に対して良好な潜在性を示す芳香族スルホニウム塩を好ましく使用することができる。
熱アニオン重合開始剤としては、エポキシ化合物の熱アニオン重合開始剤として公知のものを採用することができ、例えば、熱により、アニオン重合性化合物をアニオン重合させ得る塩基を発生するものであり、公知の脂肪族アミン系化合物、芳香族アミン系化合物、二級又は三級アミン系化合物、イミダゾール系化合物、ポリメルカプタン系化合物、三フッ化ホウ素−アミン錯体、ジシアンジアミド、有機酸ヒドラジッド等を用いることができ、温度に対して良好な潜在性を示すカプセル化イミダゾール系化合物を好ましく使用することができる。
エポキシ化合物用の光カチオン重合開始剤又は光アニオン重合開始剤としては、公知のものを適宜使用することができる。
第2接続層3がアクリレート化合物と熱又は光ラジカル重合開始剤とを含有する熱又は光ラジカル重合性樹脂層である場合、アクリレート化合物としては、第1接続層2に関して説明したものの中から適宜選択して使用することができる。
また、熱ラジカル重合開始剤としては、例えば、有機過酸化物やアゾ系化合物等が挙げられるが、気泡の原因となる窒素を発生しない有機過酸化物を好ましく使用することができる。
アクリレート化合物用の光ラジカル重合開始剤としては、公知の光ラジカル重合開始剤を使用することができる。
本発明の異方性導電フィルムの製造方法には、一段階の光重合反応を行う製造方法と、二段階の光重合反応を行う製造方法が挙げられる。
図1(図5B)の異方性導電フィルムを一段階で光重合させて製造する一例を説明する。この製造例は、以下の工程(A)〜(D)を有する。
まず、微細凹凸が形成された原盤(図示せず)を用いて、図2に示すように、片面に微細凹凸2cを有する光重合性樹脂層31を形成する。この形成は、公知の手法を用いて行うことができる。また、光重合性樹脂層31は、原盤から引き剥がし、必要に応じて剥離フィルムに支持させて次工程に供してよいが、原盤に光重合性樹脂層31を支持させたまま、次工程に供することが、後続する工程で微細凹凸が損なわれ難い点で好ましい。
図3に示すように、片面に微細凹凸2cを有する光重合性樹脂層31に、導電粒子4を単層で配列させる。導電粒子4の配列の手法としては、特に制限はなく、特許第4789738号の実施例1の無延伸ポリプロピレンフィルムに2軸延伸操作を利用する方法や、特開2010−33793号公報の金型を使用する方法等を採用することができる。なお、配列の程度としては、接続対象のサイズ、導通信頼性、絶縁性、実装導電粒子捕捉率等を考慮し、2次元的に互いに1〜100μm程度離隔して配列されることが好ましい。
次に、図4Aに示すように、導電粒子4が配列されている光重合性樹脂層31に対して、紫外線を照射して光重合反応させ、表面に導電粒子4が固定化された第1接続層2を形成する。この場合、紫外線(UV)を導電粒子側から照射しても微細凹凸側から照射してもよいが、導電粒子側から紫外線(UV)を照射した場合には、図4Bに示すように、導電粒子4と第1接続層2の最外表面との間に位置する第1接続層の領域2Xの硬化率を、互いに隣接する導電粒子4間に位置する第1接続層の領域2Yの硬化率よりも低くすることができる。このようにすることで、粒子の裏側の硬化性は確実に低くなり接合時の押し込みを容易にし、且つ粒子の流動を防ぐ効果も同時に備えることができる。
次に、図5Aに示すように、第1接続層2の導電粒子4側表面に、熱又は光カチオン、アニオン若しくはラジカル重合性樹脂層からなる第2接続層3を形成する。具体的な一例として、剥離フィルム40に常法により形成された第2接続層3を、第1接続層2の導電粒子4側表面に載せ、過大な熱重合が生じない程度に熱圧着する。そして剥離フィルム40と原盤とを取り除くことにより図5Bの異方性導電フィルム1を得ることができる。
次に、図1(図5B)の異方性導電フィルムを二段階で光重合させて製造する一例を説明する。この製造例は、以下の工程(AA)〜(EE)を有する。
まず、微細凹凸が形成された原盤(図示せず)を用いて、図6に示すように、片面に微細凹凸2cを有する光重合性樹脂層31を形成する。この形成は、公知の手法を用いて行うことができる。また、光重合性樹脂層31は、原盤から引き剥がし、必要に応じて剥離フィルムに支持させて次工程に供してよいが、原盤に光重合性樹脂層31を支持させたまま、次工程に供することが、後続する工程で微細凹凸が損なわれ難い点で好ましい。
図7に示すように、片面に微細凹凸2cを有する光重合性樹脂層31に、導電粒子4を単層で配列させる。導電粒子4の配列の手法としては、特に制限はなく、特許第4789738号の実施例1の無延伸ポリプロピレンフィルムに2軸延伸操作を利用する方法や、特開2010−33793号公報の金型を使用する方法等を採用することができる。なお、配列の程度としては、接続対象のサイズ、導通信頼性、絶縁性、実装導電粒子捕捉率等を考慮し、2次元的に互いに1〜100μm程度離隔して配列されることが好ましい。
次に、図8Aに示すように、導電粒子4が配列した光重合性樹脂層31に対して、紫外線を照射して光重合反応させ、表面に導電粒子4が仮固定化された仮第1接続層20を形成する。この場合、紫外線(UV)を導電粒子側から照射しても微細凹凸側から照射してもよいが、導電粒子側から紫外線(UV)を照射した場合には、図8Bに示すように、導電粒子4と仮第1接続層20の最外表面との間に位置する仮第1接続層の領域2Xの硬化率を、互いに隣接する導電粒子4間に位置する仮第1接続層の領域2Yの硬化率よりも低くすることができる。このようにすることで、粒子の裏側の硬化性は確実に低くなり接合時の押し込みを容易にし、且つ粒子の流動を防ぐ効果も同時に備えることができる。
次に、図9Aに示すように、仮第1接続層20の導電粒子4側表面に、熱カチオン、アニオン若しくはラジカル重合性樹脂層からなる第2接続層3を形成する。具体的な一例として、剥離フィルム40に常法により形成された第2接続層3を、第1接続層2の導電粒子4側表面に載せ、過大な熱重合が生じない程度に熱圧着する。そして剥離フィルム40と原盤とを取り除くことにより図9Bの異方性導電フィルム50を得ることができる。
次に、図10Aに示すように、第2接続層3と反対側から仮第1接続層20に紫外線を照射することにより光重合反応させ、仮第1接続層20を本硬化させて第1接続層2を形成する。これにより、図10Bの異方性導電フィルム1を得ることができる。この工程における紫外線の照射は、仮第1接続層に対し垂直方向から行うことが好ましい。また、第1接続層の領域2Xと2Yの硬化率差が消失しないようにする場合には、マスクを介して照射したり、照射部位により照射光量に差を設けることが好ましい。
このようにして得られた異方性導電フィルムは、ICチップ、ICモジュールなどの第1電子部品と、フレキシブル基板、ガラス基板などの第2電子部品とを異方性導電接続する際に好ましく適用することができる。このようにして得られる接続構造体も本発明の一部である。なお、異方性導電フィルムの第1接続層側をフレキシブル基板等の第2電子部品側に配し、第2接続層側をICチップなどの第1電子部品側に配することが、導通信頼性を高める点から好ましい。
日本特許第4789738号の実施例1の操作に準じて導電粒子の配列を行うとともに、表1に示す配合(質量部)に従って第1接続層と第2接続層とが積層された2層構造の異方性導電フィルムを作成した。
具体的には、まず、アクリレート化合物及び光ラジカル重合開始剤等を酢酸エチル又はトルエンにて固形分が50質量%となるように混合液を調製した。この混合液を、表1に示す微細凹凸構造占有面積並びに微細凹凸平均深さを第1接続層に付与することができるアルミニウム平板状の原盤に、乾燥厚が3μmとなるように塗布し、80℃のオーブン中で5分間乾燥することにより、第1接続層の前駆層である光ラジカル重合性樹脂層を形成した。
熱硬化性樹脂及び潜在性硬化剤等を酢酸エチル又はトルエンにて固形分が50質量%となるように混合液を調製した。この混合液を、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに、乾燥厚が12μmとなるように塗布し、80℃のオーブン中で5分間乾燥することにより、第2接続層を形成した。
このようにして得られた第1接続層と第2接続層とを、導電粒子が内側となるようにラミネートすることにより異方性導電フィルムを得た。
得られた異方性導電フィルムを用いて、0.5×1.8×20.0mmの大きさのICチップ(バンプサイズ30×85μm:バンプ高さ15μm、バンプピッチ50μm)を、0.5×50×30mmの大きさのコーニング社製のガラス配線基板(1737F)に180℃、80MPa、5秒という条件で実装して接続構造サンプル体を得た。
得られた接続構造サンプル体について、以下に説明するように、異方性導電フィルムの「微細凹凸構造面積占有率」、「微細凹凸平均深さ」、「第1接続層の微細凹凸面のタック力」、「バンプ平面内における平均導電粒子間距離(μm)」、「導通信頼性」及び「絶縁性」を試験評価した。得られた結果を表1に示す。
第1接続層の微細凹凸構造面積占有率(凸部若しくは凹部のいずれかが占有する面積の割合)を、電子顕微鏡画像を画像解析することにより計測した。
第1接続層の微細凹凸の平均凹凸深さ(凹部底部と凸部頂部との間の平均距離)を、電子顕微鏡画像を画像解析することにより計測した。
第1接続層の微細凹凸面のタック力を、JIS Z0237「粘着テープ・粘着シート試験方法」に準拠したタック試験機(TACII、(株)レスカ)を用い、22℃の雰囲気下において、プローブ直径5mm(ステンレス製鏡面、円柱状)、押し付け荷重196kgf、押し付け速度30mm/min、剥離速度5mm/minの測定条件で、プローブを異方性導電フィルムの第1接続層に押し付けて測定した。タック力が3kPaより大きくなると、貼り付け性に優れていると判断できる。
接続構造体サンプル体のバンプ平面内の100個の導電粒子について、導電粒子の相互間距離を光学顕微鏡を用いて測定し、測定結果の算術平均を求め、平均導電粒子間距離とした。
接続構造サンプル体を85℃、85%RHの高温高湿環境下に500時間放置した後の導通抵抗を、デジタルマルチメーター(アジレント・テクノロジー(株))を用いて測定した。実用上、4Ω以下であることが望ましい。
7.5μmスペースの櫛歯TEGパターンのショート発生率を求めた。実用上100ppm以下であれば、絶縁性が良好と判断できる。
第1接続層形成の際、紫外線を積算光量2000mJ/cm2で照射すること以外、実施例1と同様に異方性導電フィルムを作成した。この異方性導電フィルムの第1接続層側から、更に波長365nmの紫外線を積算光量2000mJ/cm2で照射することにより、第1接続層の両面から紫外線が照射された実施例7の異方性導電フィルムを得た。この異方性導電フィルムを用いて、実施例1の異方性導電フィルムと同様に接続構造サンプル体を作成し、評価したところ、ほぼ同等の実用上問題ない結果が得られたが、導通信頼性について更に改善される傾向があった。
2 第1接続層
2c 微細凹凸
2X、2Y (仮)第1接続層の領域
3 第2接続層
4 導電粒子
40 剥離フィルム
20 仮第1接続層
31 光重合性樹脂層
50 仮異方性導電フィルム
Claims (14)
- 第1接続層とその片面に形成された第2接続層とを有する異方性導電フィルムであって、
第1接続層が、光重合樹脂層であり、
第2接続層が、熱又は光カチオン、アニオン若しくはラジカル重合性樹脂層であり、
第1接続層の第2接続層側表面に、異方性導電接続用の導電粒子が単層で配列されており、
第1接続層の第2接続層反対側表面に微細凹凸が設けられている
ことを特徴とする異方性導電フィルム。 - 第1接続層とその片面に形成された第2接続層とを有する異方性導電フィルムであって、
第1接続層が、光重合樹脂層であり、
第2接続層が、熱又は光カチオン、アニオン若しくはラジカル重合性樹脂層であり、
第1接続層の第2接続層側表面に、異方性導電接続用の導電粒子が単層で一定の間隔で設けられており、
第1接続層の第2接続層反対側表面に微細凹凸が設けられている
ことを特徴とする異方性導電フィルム。 - 該微細凹凸が規則的パターンで設けられている請求項1または2記載の異方性導電フィルム。
- 該微細凹凸の凹部の底部から凸部の頂点までの平均距離が、導電粒子の平均粒子径の1/50〜10倍である請求項1〜3のいずれかに記載の異方性導電フィルム。
- 該微細凹凸パターンのピッチが、導電粒子の平均粒子径の1/50〜10倍である請求項1〜4のいずれかに記載の異方性導電フィルム。
- 第1接続層が、アクリレート化合物と光ラジカル重合開始剤とを含む光ラジカル重合性樹脂層を光ラジカル重合させた光ラジカル重合樹脂層である請求項1〜5のいずれかに記載の異方性導電フィルム。
- 第1接続層が、更に、エポキシ化合物と熱又は光カチオン若しくはアニオン重合開始剤とを含有している請求項1〜6のいずれかに記載の異方性導電フィルム。
- 第2接続層が、エポキシ化合物と熱又は光カチオン若しくはアニオン重合開始剤とを含有する熱又は光カチオン若しくはアニオン重合性樹脂層、又はアクリレート化合物と熱又は光ラジカル重合開始剤とを含有する熱又は光ラジカル重合性樹脂層である請求項1〜7のいずれかに記載の異方性導電フィルム。
- 第2接続層が、エポキシ化合物と熱又は光カチオン若しくはアニオン重合開始剤とを含有する熱又は光カチオン若しくはアニオン重合性樹脂層である場合、更にアクリレート化合物と熱又は光ラジカル重合開始剤とを含有する請求項8記載の異方性導電フィルム。
- 請求項1記載の異方性導電フィルムの製造方法であって、以下の工程(A)〜(D):
工程(A)
微細凹凸が形成された原盤を用いて、片面に微細凹凸が設けられた光重合性樹脂層を形成する工程;
工程(B)
片面に微細凹凸が設けられた光重合性樹脂層の他面に導電粒子を単層で配列させる工程;
工程(C)
導電粒子が配列した光重合性樹脂層に対して紫外線を照射することにより光ラジカル重合反応させ、片面に微細凹凸が設けられ、他面に導電粒子が固定化された第1接続層を形成する工程;及び
工程(D)
導電粒子が固定化された第1接続層の他面に、熱又は光カチオン、アニオン若しくはラジカル重合性樹脂層からなる第2接続層を形成する工程
を有する製造方法。 - 工程(B)の紫外線照射を、光重合性樹脂層の導電粒子が配列した側から行う請求項10記載の製造方法。
- 請求項1記載の異方性導電フィルムの製造方法であって、以下の工程(AA)〜(EE):
工程(AA)
微細凹凸が形成された原盤を用いて、片面に微細凹凸が設けられた光重合性樹脂層を形成する工程;
工程(BB)
片面に微細凹凸が設けられた光重合性樹脂層の他面に導電粒子を単層で配列させる工程;
工程(CC)
導電粒子が配列した光重合性樹脂層に対して紫外線を照射することにより光重合反応させ、片面に微細凹凸が設けられ、他面に導電粒子が仮固定化された仮第1接続層を形成する工程;
工程(DD)
仮第1接続層の導電粒子側表面に、熱カチオン、アニオン若しくはラジカル重合性樹脂層からなる第2接続層を形成する工程;及び
工程(EE)
第2接続層と反対側から仮第1接続層に紫外線を照射することにより光重合反応させ、仮第1接続層を本硬化させて第1接続層を形成する工程
を有する製造方法。 - 工程(CC)の紫外線照射を、光重合性樹脂層の導電粒子が配列した側から行う請求項12記載の製造方法。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の異方性導電フィルムで第1電子部品を第2電子部品に異方性導電接続した接続構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015019878A JP6428325B2 (ja) | 2014-02-04 | 2015-02-04 | 異方性導電フィルム及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014019868 | 2014-02-04 | ||
JP2014019868 | 2014-02-04 | ||
JP2015019878A JP6428325B2 (ja) | 2014-02-04 | 2015-02-04 | 異方性導電フィルム及びその製造方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015165490A JP2015165490A (ja) | 2015-09-17 |
JP2015165490A5 JP2015165490A5 (ja) | 2018-03-08 |
JP6428325B2 true JP6428325B2 (ja) | 2018-11-28 |
Family
ID=54187906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015019878A Active JP6428325B2 (ja) | 2014-02-04 | 2015-02-04 | 異方性導電フィルム及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6428325B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI763750B (zh) * | 2016-12-01 | 2022-05-11 | 日商迪睿合股份有限公司 | 異向性導電膜 |
JP7274815B2 (ja) * | 2016-12-01 | 2023-05-17 | デクセリアルズ株式会社 | 異方性導電フィルム |
JP7062389B2 (ja) * | 2017-08-23 | 2022-05-06 | デクセリアルズ株式会社 | 異方性導電フィルム |
CN112750554B (zh) * | 2019-10-29 | 2022-10-04 | 昇印光电(昆山)股份有限公司 | 导电膜 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001052778A (ja) * | 1999-08-06 | 2001-02-23 | Hitachi Chem Co Ltd | 異方導電性接着フィルムおよびその製造方法 |
JP4084711B2 (ja) * | 2003-06-18 | 2008-04-30 | 株式会社リコー | フレキシブル光ディスク及びフレキシブル光ディスクの製造方法 |
JP4880533B2 (ja) * | 2007-07-03 | 2012-02-22 | ソニーケミカル&インフォメーションデバイス株式会社 | 異方性導電膜及びその製造方法、並びに接合体 |
JP2011066100A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Bridgestone Corp | 光硬化性転写シート、及びこれを用いた凹凸パターンの形成方法 |
JP5398455B2 (ja) * | 2009-09-30 | 2014-01-29 | デクセリアルズ株式会社 | 異方性導電フィルム及びその製造方法 |
JP2013105636A (ja) * | 2011-11-14 | 2013-05-30 | Dexerials Corp | 異方性導電フィルム、接続方法、及び接合体 |
-
2015
- 2015-02-04 JP JP2015019878A patent/JP6428325B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015165490A (ja) | 2015-09-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7170612B2 (ja) | 異方性導電フィルムの製造方法及び異方性導電フィルム | |
JP2017017040A (ja) | 異方性導電フィルム及びその製造方法 | |
US11195813B2 (en) | Anisotropic conductive film and production method of the same | |
US20220084975A1 (en) | Anisotropic conductive film and production method of the same | |
JP6428325B2 (ja) | 異方性導電フィルム及びその製造方法 | |
WO2015119090A1 (ja) | 異方性導電フィルム及びその製造方法 | |
JP6409281B2 (ja) | 異方性導電フィルム及びその製造方法 | |
JP6260313B2 (ja) | 異方性導電フィルム及びその製造方法 | |
JP6233069B2 (ja) | 異方性導電フィルム及びその製造方法 | |
KR102552788B1 (ko) | 이방성 도전 필름 및 그 제조 방법 | |
JP6260312B2 (ja) | 異方性導電フィルム及びその製造方法 | |
JP6217422B2 (ja) | 異方性導電フィルム及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180125 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180125 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180921 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181002 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181015 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6428325 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |