JP6428288B2 - ヘッジトリマ - Google Patents

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Description

本発明は、ブレードによって切断作業を行うヘッジトリマに関する。
草木等の刈り込み作業に用いられるヘッジトリマにおいては、エンジンやモータが内蔵される本体から前方に向かって金属製のブレードガイドが突出し、このブレードガイドにブレード(切断刃)が装着される。ブレードは、エンジンやモータによって駆動され前後方向に往復運動をするため、このブレードにおいて刃付け加工がなされた左側部又は右側部を用いて草木等の刈り込み作業を行うことができる。
ここで、ブレードガイドには、その左右どちらか一方に向かって広がる皿状のチップレシーバが装着される場合もある。チップレシーバが装着された場合には、ブレードガイドの他方の側においてブレードで切断された草木等が飛散することが抑制され、これをチップレシーバで受け止めることができる。生垣に対する刈り込み作業を行う場合には、切断された草木等が生垣の中に散乱し、これを回収することが特に困難となることがあるため、チップレシーバは、こうした作業においては極めて有効である。
ただし、チップレシーバを用いた場合には、ブレードガイドの一方の側(チップレシーバが設けられた側)では、ブレードを草木等に当接させることが困難となり、この側で刈り込み作業を行うことができない。このため、チップレシーバはヘッジトリマにおいて常時使用されるものではなく、必要に応じて使用され、チップレシーバのブレードガイドに対する脱着が容易に行える構成とされる。こうしたヘッジトリマの構成は、例えば特許文献1に記載されている。チップレシーバは、通常は固定用のねじを用いてブレードガイドに装着される。また、ブレードガイドやブレードには高い機械的強度が要求されるためにこれらは通常は金属(鋼材)で構成されるのに対して、チップレシーバは、軽量化のために、通常は軽量の樹脂材料で形成される。この場合、ブレードガイドに固定されたねじをチップレシーバに形成された開口部に貫通させた状態で、上側からねじにノブナットを装着することによって、チップレシーバがブレードガイドに固定された。
特開2014−82939号公報
こうしたチップレシーバの機械的強度はブレードガイド等と比べて低いために、チップレシーバが特に破損しやすいという問題があった。特に、チップレシーバは脱着が繰り返されるため、脱着作業の際に破損する場合が多かった。特に、上記のようにノブナットを装着することによってチップレシーバが固定される場合には、ノブナットの締めすぎによって、チップレシーバが破損する場合が多かった。
また、例えば、ヘッジトリマを使用するに際しては、ブレードの運動に際してブレードガイドに振動が発生する。チップレシーバとブレードガイドとの間にガタが存在すると、この振動に応じてチップレシーバにおけるブレードガイドとの間の接触部分に負荷がかかり、チップレシーバがこの部分から破損しやすくなった。
また、例えば、チップレシーバとブレードガイドとの間の隙間には、刈り込み作業の際に発生した切り屑や埃等が入り込むことがあり、こうした場合には、チップレシーバとブレードガイドとが固着することもあった。こうした場合には、チップレシーバをブレードガイドから取り外す際に、大きな力を要するため、この際にチップレシーバが破損することもあった。
このため、脱着が容易でありかつ耐久性の高いチップレシーバ、あるいはこれを用いたヘッジトリマが望まれた。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、上記の問題点を解決する発明を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
本発明のヘッジトリマは、前後方向に延伸し切断に用いられるブレードが左右方向に突出した状態で装着されるブレードガイドと、前記ブレードガイドから上側に向かって突出した固定具を前後方向に細長い形状の固定用開口部に貫通させた状態で前記ブレードガイドに対して固定されるチップレシーバと、を具備するヘッジトリマであって、前記チップレシーバは、前記ブレードガイドに対して左右方向における一方の側に突出する状態で前記ブレードガイドに固定され、前記チップレシーバの下面において、前記チップレシーバが前記ブレードガイドに固定された際に、前記ブレードガイドに対して左右方向の両側の位置でそれぞれ前記ブレードガイドの上端よりも下側に突出し前後方向に延伸した形状を具備する第1リブが設けられ、前記チップレシーバは、上側から前記固定具に締付部材を装着することによって前記ブレードガイドに固定され、前記チップレシーバが前記ブレードガイドに固定された状態で、平面視において、前記締付部材の下面と前記チップレシーバの上面とが当接する領域と、前記ブレードガイドの上面と前記チップレシーバの下面とが当接する領域とが重複し、前記締付部材と前記チップレシーバとが当接する領域は、左右方向において前記固定用開口部の左右にそれぞれ設けられた前記第1リブの間に位置し、前方から見て、左右方向における前記ブレードガイドの外側にそれぞれ位置する前記第1リブの下端と前記ブレードとの間には、上下方向における隙間が形成されたことを特徴とする。
本発明のヘッジトリマにおいて、左右の前記第1リブに挟まれた領域における前記チップレシーバの肉厚は、左側の前記第1リブの左側における前記チップレシーバの肉厚、又は右側の前記第1リブの右側における前記チップレシーバの肉厚よりも厚くされたことを特徴とする。
本発明のヘッジトリマにおいて、左右の前記第1リブに挟まれ、かつ左右の前記第1リブに隣接する領域における前記チップレシーバの肉厚は、左側の前記第1リブの左側における前記チップレシーバの肉厚、または右側の前記第1リブにおける前記チップレシーバの肉厚よりも厚くされたことを特徴とする。
本発明のヘッジトリマは、前記締付部材の下面の最大径が、前記ブレードガイドの左右方向における幅以上であることを特徴とする。
本発明のヘッジトリマは、前記チップレシーバが前記ブレードガイドに固定された際に、前記第1リブは、前記ブレードの上側で前記ブレードガイドの側面と当接可能な構成とされたことを特徴とする。
本発明のヘッジトリマにおいて、前記固定具及び前記固定用開口部は、それぞれ前後方向において複数設けられたことを特徴とする。
本発明のヘッジトリマは、前記ブレードガイドから突出した前記ブレードを覆うように前記ブレードガイドに装着されるブレードケースが使用され、前記ブレードケースは、前記ブレードガイドに固定された前記チップレシーバにおける前記第1リブと当接した状態で前後方向に移動することによって前記ブレードガイドに装着される構成とされたことを特徴とする。
本発明のヘッジトリマは、前記ブレードケースが前記ブレードガイドに装着された状態において、前記ブレードケースの左右方向における中央側の一部は、前記ブレードガイドに固定された前記チップレシーバにおける前記第1リブの下端と前記ブレードとの間の前記隙間に位置する構成とされたことを特徴とする。
本発明のヘッジトリマは、前記チップレシーバの下面において、前記チップレシーバが前記ブレードガイドに固定された際に、前記ブレードガイド及び前記第1リブから左右方向において離間して下側に突出し、前後方向に延伸した形状を具備する第2リブが形成されたことを特徴とする
本発明は以上のように構成されているので、脱着が容易でありかつ耐久性の高いチップレシーバ、あるいはこれを用いたヘッジトリマを得ることができる。
本発明の実施の形態となるヘッジトリマの斜視図(a)及び上面図(b)である。 本発明の実施の形態となるヘッジトリマにおいてチップレシーバを装着する際の組み立て斜視図である。 本発明の実施の形態となるヘッジトリマにおいて用いられるチップレシーバの斜視図である。 本発明の実施の形態となるヘッジトリマにおいて、チップレシーバがブレードガイドに装着された際の構造(ブレードケース非装着時)を示す断面図である。 本発明の実施の形態となるヘッジトリマにおけるチップレシーバ、ブレードケース装着時の斜視図(a)、上面図(b)である。 本発明の実施の形態となるヘッジトリマにおいて、チップレシーバがブレードガイドに装着された際の構造(ブレードケース装着時)を示す断面図である。 本発明の実施の形態となるヘッジトリマの変形例における、チップレシーバがブレードガイドに装着された際の構造(a:ブレードケース非装着時、b:ブレードケース装着時)を示す断面図である。
本発明の実施の形態となるヘッジトリマの構成について説明する。図1は、このヘッジトリマ1の斜視図(a)、上面図(b)を示す。このヘッジトリマ1においては、チップレシーバ20が脱着自在とされ、図1においては、チップレシーバ20が装着された状態が示されている。また、図2は、チップレシーバ20を装着する際の図1(a)に対応した組み立て図であり、図3は、このチップレシーバ20を斜め下側から見た斜視図である。
このヘッジトリマ1においては、エンジンやモータ等の動力源を内部に具備する本体10から前方に向かって突出するように、前後方向に延伸するブレードガイド11が装着されている。本体10においては、その後端側とその前端側で本体10の後部側で連結され上側に設けられたメインハンドル12が設けられる。また、メインハンドル12よりも前方において、左右方向においてこの本体10を上側から跨ぐように本体10に装着されたサブハンドル13が設けられる。作業者は、一方の手でメインハンドル12を、他方の手でサブハンドル13を把持し、刈り込み作業を行うことができる。チップレシーバ20は、ブレードガイド11の右側(一方の側)に突出するように装着されている。
ブレードガイド11には、上下方向において積層された2枚のブレード14a、14bが装着される。ブレード14a、14bの左右両側部には刃付け加工が施され、これらが前後方向において互いに逆向きの往復運動をするように、本体10内のエンジンやモータによって駆動される。ブレード14a、14bの刃付け加工が施された左右両側部は、ブレードガイド11の左右側面からそれぞれ突出する。チップレシーバ20はブレードガイド11の右側(一方の側)に向かって大きく突出するように装着されており、往復運動をするブレード14a、14bの左側部を作業者が草木等に当接させることによって、刈り込み作業を行うことができる。
動作時においてブレード14a、14bに撓みが発生しないように、これらが装着されるブレードガイド11も容易に撓みが生じないように、剛性が高い構成とされる。このため、上記のヘッジトリマ1においては、ブレードガイド11の前後方向に垂直な断面形状は、上側に開いたコの字形状とされる。これによって、ブレードガイド11の剛性を高くすることができ、ブレード14a、14bに撓みが生ずることが抑制される。
上記の構成については、特許文献1等に記載されたものと同様である。ただし、このヘッジトリマ1においては、主にチップレシーバ20の構造が特許文献1に記載の構造とは異なる。
図2に示されるように、このチップレシーバ20は、ブレードガイド11側に設けられ上側に突出する固定ねじ(固定具)31を用いてブレードガイド11に固定される。固定ねじ31は、前後のそれぞれにおいて1本ずつ設けられている。このため、図2、図3に示されるように、チップレシーバ20の左辺側(他方の側)付近には、固定ねじ31が貫通する固定用開口部21が前後のそれぞれにおいて1つずつ設けられている。チップレシーバ20は、2つの固定ねじ31がそれぞれ固定用開口部21を上下方向に貫通した状態で、固定ねじ31の上端部にノブナット(締付部材)32を螺合して装着することによって固定される。この際、固定用開口部21は、共に前後方向に細長い形状とされる。一方、固定用開口部21の長手方向に垂直な方向(左右方向)の幅は、固定ねじ31の外径よりも僅かに大きい程度とされる。
また、ブレードガイド11の前後方向における2本の固定ねじ31の間には、ブレード14a、14bをブレードガイド11に装着するために用いられるブレード装着ねじ33が上側に突出している。チップレシーバ20においては、ブレード装着ねじ33が貫通する中央開口部22も、2つの固定用開口部21の間に設けられている。中央開口部22も固定用開口部21と同様に前後方向に細長い形状とされるが、ブレード装着ねじ33及び中央開口部22は、チップレシーバ20のブレードガイド11に対する固定のためには使用されず、中央開口部22は、チップレシーバ20の固定の際のブレード装着ねじ33の逃げのために設けられている。中央開口部22も、固定用開口部21と同様に前後方向に細長い形状とされる。
このため、2つの固定用開口部21、中央開口部22のそれぞれの長手方向は同一直線を構成し、図2に示されるように、この長手方向は、前後方向(ブレードガイド11における長手方向)となる。このため、チップレシーバ20の装着時のブレードガイド11に対する前後方向における位置は微調整が可能であり、チップレシーバ20を所望の位置とした状態で固定ねじ31にノブナット32を装着して固定することができる。
ここで、図3に示されるように、チップレシーバ20の下面側における2つの固定用開口部21、中央開口部22の左右両側には、これらの長手方向(前後方向)と平行に延伸し下側に突出した板状の第1リブ23(左側)、24(右側)がそれぞれ設けられている。このため、下面側から見て、2つの固定用開口部21、中央開口部22は、平行に形成された2枚の第1リブ23、24に挟まれて設けられる。ただし、第1リブ23、24の下側への突出長さは、上側のブレード14aとは接さないように設定される。また、チップレシーバ20における第1リブ23、24に挟まれた領域の肉厚は、その周囲(第1リブ23の左側、第1リブ24の右側)と比べて厚くされる。
また、右側の第1リブ24よりも右辺側(一方の側)には、第1リブ23、24と平行とされた第2リブ25が更に設けられる。第2リブ25は第1リブ23、24よりも下側に突出するように設けられ、チップレシーバ20がブレードガイド11に装着された際に、ブレード14a、14bと当接しないように、ブレード14a、14bの右端部よりも右側に設けられる。第2リブ25の長手方向(前後方向)における4箇所には、第2リブ25の左側面とチップレシーバ20の下面との間を部分的に連結することによって第2リブ25を補強する第2リブ補強部25Aが設けられており、第2リブ補強部25Aもブレード14a、14bと当接しないように設けられる。
チップレシーバ20は、樹脂材料を成形することによって製造されるため、チップレシーバ20の下面と第1リブ23、24、第2リブ25等は一体化されて形成される。この際、第1リブ23、24の間の領域を厚肉とすること、この領域に固定用開口部21、中央開口部22を設けることも容易に行われる。
図4は、チップレシーバ20がブレードガイド11に装着された際の、ブレード装着ねじ33がある箇所における前後方向に垂直な断面図である。この状態においては、ブレードガイド11は、上側に開いたコの字形状となっている。図示されるように、左側(図4における右側)の第1リブ23は、ブレード14aよりも上側におけるブレードガイド11の左側面(図4における右側面)と当接する。また、右側(図4における左側)の第1リブ24は、ブレード14a、14bよりも上側におけるブレードガイド11の右側面(図4における左側面)と当接する。この状態で、ブレード装着ねじ33が中央開口部22を、固定ねじ31が固定用開口部21をそれぞれ下側から上側に貫通し、固定ねじ31の上端部側にノブナット32が装着されることによって、チップレシーバ20が固定される。
この構成においては、第1リブ23、24が左右からブレードガイド11の側面と当接するために、チップレシーバ20の前後方向におけるブレードガイド11に対する取り付け位置を調整可能としながら、固定時においてチップレシーバ20とブレードガイド11との間において左右方向で発生するガタが低減される。このため、このガタに起因するチップレシーバ20の劣化が抑制される。更に、前後方向に長い第1リブ23、24、第2リブ25がチップレシーバ20全体を補強する補強部材となる。このため、前後方向に細長い形状である固定用開口部21の何れの箇所において固定ねじ31による固定を行った場合にも、固定用開口部21近傍のひび割れを防止でき、チップレシーバ20の耐久性が向上する。また、チップレシーバ20全体を厚く構成すれば機械的強度は高まるが重量が増加するのに対して、チップレシーバ20における第1リブ23、24の間の領域の肉厚を局所的に厚くすれば、チップレシーバ20の重量の増加を抑制した上で、チップレシーバ20の脱着を繰り返した際の劣化や破損を抑制することができる。また、肉厚が厚い領域が前後方向に延伸された形状をとることにより、チップレシーバ20が前端および後端を支点として湾曲することを防ぐことが可能となり、チップレシーバ20が固定されるブレードガイド11の湾曲も抑制することができる。また、チップレシーバ20における第1リブ23、24の間の領域と、第1リブ23、24との接続部(第1リブ23、24と隣接する領域)も肉厚が厚い形状とすることで、チップレシーバ20と第1リブ23、24との接続部の上下左右方向への剛性も確保し、チップレシーバ20に対して左右方向に力が加わった場合や、第1リブ23、24の下側に異物が挟まり上側に力が加わった場合にも、チップレシーバ20や第1リブ23、24が破損することを防止できる。
また、チップレシーバ20の装着時には、第1リブ23、24がブレードガイド11の外側近傍に設けられ下側に突出することによって、ブレードガイド11とチップレシーバ20との間の空間に切り屑や埃が侵入することが抑制される。このため、切り屑や埃に起因してチップレシーバ20とブレードガイド11とが固着することが抑制される。これらの間の固着が抑制されるために、チップレシーバ20の取り外し時にチップレシーバ20に対して大きな力を加えることも不要となり、取り外し時のチップレシーバ20の破損も抑制される。
また、前記の通り、図1において、チップレシーバ20が装着された側(右側)におけるブレード14a、14bの側面は、刈り込み作業(切断作業)に用いることは困難であるが、この側面側においても、ブレード14a、14bは前後方向に往復運動をしている。これに対して、第2リブ25は、被切削物である枝葉が誤ってブレード14a、14bに触れ、予期せぬ切断を生じることを防止することができる。
上記のヘッジトリマ1の停止時においては、ブレード14a、14bの刃先の保護のために、ブレードガイド11の左右に露出したブレード14a、14bを覆うブレードケースを装着することが好ましい。図5は、ブレードケース50が装着された際のヘッジトリマ1の形態を示す図1に対応した斜視図(a)、上面図(b)である。この場合においては、チップレシーバ20も装着されている。
ブレードケース50は、前方からブレードガイド11を包むようにブレードガイド11に装着され、ブレードガイド11の左右に露出したブレード14a、14bを覆う。図5においては、左側において露出したブレード14a、14bがブレードケース50によって覆われているが、ブレードガイド11の右側でチップレシーバ20の下側において露出したブレード14a、14bも同様にブレードケース50によって覆われている。ブレードケース50は軟質の樹脂材料等で構成される。
このヘッジトリマ1においては、チップレシーバ20を、ブレードケース50の装着の際やその固定においても利用することができる。図6は、ブレードケース50が装着された状態における、図4に対応した断面図である。図6の構成においては、ブレードケース50は、ブレード14a、14bの左側面(図6における右側面)、下側、右側面(図6における左側面)を覆っている。このため、図6においては、ブレードケース50は、その左側縁部50a(図6における右側の縁部)、右側縁部50b(図6における左側の縁部)を縁とした袋状となっている。左側縁部50a、右側縁部50bは、共にブレード14aの上に位置し、左側縁部50aと右側縁部50bの間の隙間にブレードガイド11が位置する。ブレードケース50の左側縁部50a付近は第1リブ23とブレード14aの間の隙間に挟持され、ブレードケース50の右側縁部50b付近は第1リブ24とブレード14aの間の隙間に挟持される。ブレードケース50を軟質材料で構成した場合には、こうした形態とすることは容易である。
この場合には、ブレードケース50は、ブレードガイド11の前方から後方に向かって移動させることによって、ブレードガイド11に装着される。この際に、第1リブ23、24がブレードガイド11の一部と接するために、第1リブ23、24は、ガイドとして機能する。このため、ブレードケース50の装着を円滑に行うことができる。この際、ブレードケース50の左側縁部50a、右側縁部50b付近が捲れることが抑制されるため、ブレード14a、14bが露出することが抑制される。また、ブレードケース50の左側縁部50a付近、右側縁部50b付近が上記のように挟持されるため、装着後におけるブレードケース50とブレードガイド11との間のガタが抑制される。あるいは、ブレードケース50を装着後にこのヘッジトリマ1を運搬する際に、誤ってブレードケース50が脱落することが抑制される。
また、図6に示されるように、ノブナット32の下面の外径(最大径)は、ブレードガイド11の左右方向の幅と同等とされている。このため、ノブナット32の締め付け後において、ノブナット32の下面がチップレシーバ20の上面と当接する領域と、ブレードガイド11が上面側でチップレシーバ20の下面と当接する領域とは、平面視において重複する。こうした構成とすることにより、ノブナット32を締めすぎた場合でも、ノブナット32からの力は対向するブレードガイド11によって受け止められるため、例えばブレードガイド11のコの字形状の内側にノブナット32が入り込みチップレシーバ20を破壊することが防止できる。また、ノブナット32からの力はチップレシーバ20において局所的に厚くされた箇所に伝わるため、チップレシーバ20は破損しにくくなる。すなわち、ノブナット32と第1リブ23、24をこうした位置関係とすることによっても、チップレシーバ20の耐久性を高めることができる。また、ノブナット32の下面の外径は、コの字形状とされたブレードガイド11の内側に入り込まない長さであればよく、ブレードガイド11の左右方向の幅より大きくてもよい。ノブナット32の下面の外径をブレードガイド11の左右方向の幅よりも大きくした場合には、ノブナット32の下面が第1リブ23、24の上面と当接するため、第1リブ23、24に対して上方向の力が加わった場合にも変形を規制し、チップレシーバ20の耐久性をさらに高めることができる。
なお、上記の構成においては、ブレードケース50の左側縁部50a付近は第1リブ23とブレード14aの間の隙間に挟持され、ブレードケース50の右側縁部50b付近は第1リブ24とブレード14aの間の隙間に挟持された。しかしながら、ブレードケース50の左側縁部50a付近、右側縁部50b付近がこのように挟持されなくとも、これらが第1リブ23、23と当接するだけでも、第1リブ23、24が、ブレードケース50を装着する際のガイドになり、かつ、装着後におけるブレードケース50とブレードガイド11との間のガタが低減されることは明らかである。この場合、ブレードケースの縁部以外の部分が第1リブと当接していてもよい。
上記の構成において、前後方向に長く延伸するブレードガイド11の前後方向に垂直な断面形状は、ブレード14a、14bの動作時においても撓みが発生しないように剛性を高くすることのできるコの字形状とされた。しかしながら、ブレード14a、14bのブレードガイドへの装着方式等に応じてブレードガイドの形状は適宜設定され、同様に剛性を高めることのできる様々な形状が用いられる。こうした場合においても、ブレードガイドには必ず両側面が存在するために、上記のチップレシーバ20を、第1リブ23、24によってブレードガイドの左右の両側面と接する状態として固定することができる。
図7(a)(b)は、上記と異なる構造のブレードガイドが用いられた場合における、図4(ブレードケース50の非装着時)、図6(ブレードケース50の装着時)に対応した断面図である。この場合に用いられるブレードガイド61は、ブレードガイド上部61A、ブレードガイド下部61Bで構成され、ブレード14a、14bは、これらの間で挟持されて装着される。ブレードガイド上部61A、ブレードガイド下部61Bは、共に矩形体形状とされる。ブレードガイド以外の構造は前記と同様であり、同一のチップレシーバ20が用いられている。
この構造においても、第1リブ23はブレードガイド上部61Aの左側面(図7における右側面))に左側から当接し、第1リブ24はブレードガイド上部61Aの右側面(図7における左側面)に右側から当接するため、チップレシーバ20をブレードガイド61に取り付けることができ、前記と同様に、チップレシーバ20の装着時において、チップレシーバ20とブレードガイド61との間のガタが発生することが抑制される。また、図7(b)に示されるように、第1リブ23、24とブレード14との間でブレードケース50の一部(縁部)を挟持できることも同様である。
このため、固定用開口部21等を用いてチップレシーバ20を固定することができ、第1リブ23、24の間にブレードガイドが挟持できる限りにおいて、様々なヘッジトリマにこのチップレシーバ20を装着して用いることができる。この際、必ずしも第1リブ23、24とブレードガイドの側面とが当接する必要はなく、これらが近接していても同様の効果を奏することは明らかである。また、ノブナット32と第1リブ23、24との位置関係(ノブナット32の下面とチップレシーバ20の上面とが当接する領域と、ブレードガイド上部61Aが上面側でチップレシーバ20の下面と当接する領域との間の関係)についても、同様である。
また、上記のチップレシーバ20では、固定用開口部21を挟んで左側に第1リブ23、右側に第1リブ24が設けられたが、一方においてのみ第1リブが設けられていても、同様の効果を奏することは明らかである。こうした場合において、上記の構成では、チップレシーバ20が装着された場合において刈り払い作業に使用される側である左側(チップレシーバ20が突出する側と反対側)にある第1リブ23を設けることが、上記の効果を高く維持するためにはより好ましい。ただし、装着時のガタを小さくし、チップレシーバ全体の強度を高めるためには、第1リブを左右両側に設けた上記の構成が特に好ましい。この際、上記の例では、固定ねじ(固定具)及び固定用開口部が前後方向において2組用いられたが、これらを3組以上用いる、あるいは1組のみ用いてもよい。
また、上記の構成においては、第1リブが前後方向にわたりブレードガイドと平行に連続的に延伸する構成とされたが、第1リブは前後方向において離散的に形成されていてもよい。この際、第1リブとブレードガイドの側面とが広い範囲で面接触する必要はなく、局所的に接触するように第1リブを設けてもよい。
また、上記の例では第1リブと共に第2リブが用いられたが、第2リブの有無に関わらず上記の効果を奏することは明らかである。第2リブについても、第1リブと同様に、これを前後方向において離散的に形成してもよい。
また、上記の構成においては、図3に示された全体形状のチップレシーバが用いられたが、チップレシーバの上面側の形状は任意であり、切断された草木等を効率的に回収できる任意の形状とすることができる。ブレード、ブレードガイドの構成についても、効率的な刈り込み作業が可能でありチップレシーバが装着可能な限りにおいて、任意である。
1 ヘッジトリマ
10 本体
11、61 ブレードガイド
12 メインハンドル
13 サブハンドル
14a、14b ブレード
20 チップレシーバ
21 固定用開口部
22 中央開口部
23、24 第1リブ
25 第2リブ
25A 第2リブ補強部
31 固定ねじ(固定具)
32 ノブナット(締付部材)
33 ブレード装着ねじ
50 ブレードケース
50a 左側縁部
50b 右側縁部
61A ブレードガイド上部
61B ブレードガイド下部

Claims (9)

  1. 前後方向に延伸し切断に用いられるブレードが左右方向に突出した状態で装着されるブレードガイドと、前記ブレードガイドから上側に向かって突出した固定具を前後方向に細長い形状の固定用開口部に貫通させた状態で前記ブレードガイドに対して固定されるチップレシーバと、を具備するヘッジトリマであって、
    前記チップレシーバは、前記ブレードガイドに対して左右方向における一方の側に突出する状態で前記ブレードガイドに固定され、
    前記チップレシーバの下面において、前記チップレシーバが前記ブレードガイドに固定された際に、前記ブレードガイドに対して左右方向の両側の位置でそれぞれ前記ブレードガイドの上端よりも下側に突出し前後方向に延伸した形状を具備する第1リブが設けられ、
    前記チップレシーバは、上側から前記固定具に締付部材を装着することによって前記ブレードガイドに固定され、
    前記チップレシーバが前記ブレードガイドに固定された状態で、
    平面視において、
    前記締付部材の下面と前記チップレシーバの上面とが当接する領域と、前記ブレードガイドの上面と前記チップレシーバの下面とが当接する領域とが重複し、
    前記締付部材と前記チップレシーバとが当接する領域は、左右方向において前記固定用開口部の左右にそれぞれ設けられた前記第1リブの間に位置し、
    前方から見て、左右方向における前記ブレードガイドの外側にそれぞれ位置する前記第1リブの下端と前記ブレードとの間には、上下方向における隙間が形成されたことを特徴とするヘッジトリマ。
  2. 左右の前記第1リブに挟まれた領域における前記チップレシーバの肉厚は、左側の前記第1リブの左側における前記チップレシーバの肉厚、又は右側の前記第1リブの右側における前記チップレシーバの肉厚よりも厚くされたことを特徴とする請求項1に記載のヘッジトリマ。
  3. 左右の前記第1リブに挟まれ、かつ左右の前記第1リブに隣接する領域における前記チップレシーバの肉厚は、左側の前記第1リブの左側における前記チップレシーバの肉厚、または右側の前記第1リブにおける前記チップレシーバの肉厚よりも厚くされたことを特徴とする、請求項2に記載のヘッジトリマ。
  4. 前記締付部材の下面の最大径が、前記ブレードガイドの左右方向における幅以上であることを特徴とする請求項3に記載のヘッジトリマ。
  5. 前記チップレシーバが前記ブレードガイドに固定された際に、前記第1リブは、前記ブレードの上側で前記ブレードガイドの側面と当接可能な構成とされたことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のヘッジトリマ。
  6. 前記固定具及び前記固定用開口部は、それぞれ前後方向において複数設けられたことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のヘッジトリマ。
  7. 前記ブレードガイドから突出した前記ブレードを覆うように前記ブレードガイドに装着されるブレードケースが使用され、
    前記ブレードケースは、前記ブレードガイドに固定された前記チップレシーバにおける前記第1リブと当接した状態で前後方向に移動することによって前記ブレードガイドに装着される構成とされたことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のヘッジトリマ。
  8. 前記ブレードケースが前記ブレードガイドに装着された状態において、前記ブレードケースの左右方向における中央側の一部は、前記ブレードガイドに固定された前記チップレシーバにおける前記第1リブの下端と前記ブレードとの間の前記隙間に位置する構成とされたことを特徴とする請求項7に記載のヘッジトリマ。
  9. 前記チップレシーバの下面において、
    前記チップレシーバが前記ブレードガイドに固定された際に、前記ブレードガイド及び前記第1リブから左右方向において離間して下側に突出し、前後方向に延伸した形状を具備する第2リブが形成されたことを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のヘッジトリマ。
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