JP6427852B2 - 蓄熱剤の蓄放熱速度の調整方法 - Google Patents
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Description
潜熱利用の蓄熱剤は、蓄熱剤の固相と液相との間の相変化における潜熱を利用するタイプであり、潜熱利用は、蓄熱器の小型化には有効な手段のひとつであるが、潜熱蓄熱剤(PCM)自体の熱抵抗のために高出力化は容易でなく、そのために、PCMを流動化させないスタティック方式と、PCM自体を流動化させる方法やPCMのマイクロカプセル化等のダイナミック方式とが提案されている。
しかしながら、このような利用態様は、樹脂製容器の密閉性ゆえに蓄熱特性の劣化を防止することが可能であるが、以下の点で、そもそも、経済性と熱交換効率の確保との両立を達成しているとはいえない。
すなわち、蓄熱剤が少量ずつ、つまり小さい熱容量しかない蓄熱剤が、厚みに亘る熱通過率がその材質ゆえに低い密閉樹脂製容器に区分けされていることから、密閉樹脂製容器を複数必要とする割には、熱交換効率が良好とはいえない。
図1において、1は蓄熱材としての水Wを収容した氷蓄熱槽、2は冷凍機、3は空調機器、4は熱交換器であり、氷蓄熱槽1内には冷凍機の冷媒を循環させる管路の一部をなすコイル状冷却管5が配設されている。また、熱交換器4は、内部に氷蓄熱槽1内の水を作用流体として循環させる配管7の熱交換部7aが配置し、該熱交換部7aを介して当該作用流体と空調機器3からの熱交換媒体(冷媒又はエアー)との熱交換を行うようになっている。そして、氷蓄熱槽1の水中には網籠8が浸漬されており、この網籠8内に冷熱蓄熱用マイクロカプセルMCが収容されている。なお、網籠8は、水Wを自由に流通させるが、冷熱蓄熱用マイクロカプセルMCの外部への流出を阻止する網目粗さに設定されている。
さらに、マイクロカプセル方式においては、少量の蓄熱剤をマイクロカプセルに封入する態様を採用することから、薄肉のマイクロカプセルを用いるとはいえ、蓄熱剤の充填率が低く、蓄熱容量を確保するのに必要な蓄熱剤を充填するとすれば、蓄熱容器自体の大型化が引き起こされる。
またさらに、特許文献1において、蓄熱剤は水を対象としており、水の場合には、液相(水)から固相(氷)へ相変化する過程において、蓄熱剤は、液相部分と固相部分とに二分され、蓄放熱中において、液相部分においては、自然対流による熱伝達が行われる一方、固相部分においては、熱伝導による熱伝達が行われ、蓄熱剤全体として、自然対流が抑制されて熱伝導主体による熱伝達形態となることは、完全固相とならない限り生じない。
図1に示すように、蓄熱剤を小型の密閉樹脂製容器から大容器に移し、大容器に直接蓄熱剤を充填したうえで、金属製熱交換チューブを利用するものであり、供給水配管系2と、潜熱蓄熱材配管系3と、冷媒配管系4で構成され、供給水配管系2は、蓄熱槽5内に配設されるコイルユニット6と、給水管7と、給湯部8とを有し、潜熱蓄熱材配管系3は、蓄熱槽5の外側を通り、潜熱蓄熱材が流通する蓄熱材配管11からなり、蓄熱材配管11の流入口18は蓄熱槽の下部に、蓄熱材配管11の吐出口19は蓄熱槽5の上部にそれぞれ配設され、蓄熱材配管には、蓄熱材用ポンプ12が備わり、冷媒配管系4は、冷媒を移送するための移送手段16を備えた冷媒配管13からなり、冷媒は冷媒配管13内を循環し、蓄熱槽5とは別に、冷媒と潜熱蓄熱材との熱交換を行う熱交換器17が備わる。
このような構成によれば、蓄熱槽とは別に、冷媒と潜熱蓄熱材との熱交換を行う熱交換器が備わるため、蓄熱槽の下側の低温となった潜熱蓄熱材と、高温の冷媒を熱交換することになり、大温度差の熱交換を実現でき、それにより、潜熱蓄熱剤と供給水との熱交換開始からすぐに、凝固した潜熱蓄熱剤を介しての熱伝導のみによる熱交換作用となるのを防止することが可能で、熱交換効率を高めることができる。また、潜熱蓄熱材は、温められた後蓄熱槽の上部から戻されるので、蓄熱槽内に積極的に温度成層を形成することができる。したがって、蓄熱槽内を仕切って融点の異なる潜熱蓄熱槽を配して温度成層を形成する必要がなく、蓄熱槽の構造が簡単になるとともに、省スペース化を図ることができる。
潜熱利用蓄熱剤が内部に充填される蓄熱容器を有し、
該蓄熱容器内には、内部に熱媒流体が流れ、外周面が蓄熱剤と熱媒流体との間の伝熱面を構成する金属製熱交換チューブが配置され、
前記熱交換チューブは、外周面に、前記熱交換チューブの延び方向に互いに間隔を隔てた複数のフィンを有するとともに、前記蓄熱容器の側面、頂面または底面を液密状に貫通するように設けられ、
前記熱交換チューブの延び方向に隣接する前記フィンの間に介在する蓄熱剤において、前記フィンから最も遠い蓄熱剤の部位と、対応するフィンとの距離が、要求される蓄放熱速度に応じて設定される、構成としている。
また、前記フィンのピッチは、要求される蓄放熱速度および蓄熱剤の種類に応じて定めるのがよい。
さらに、前記複数のフィンは、前記熱交換チューブの前記外周面に沿う向きに延びる部分と、前記熱交換チューブの前記外周面に交差する向きに延びる部分とにより立体格子状に構成されるのでもよい。
さらにまた、前記フィンは、等ピッチ間隔に配置されるのがよい。
加えて、前記潜熱利用蓄熱剤は、液相と固相と間の相変化の過程で、ゲル状を呈するのがよい。
さらに、前記潜熱利用蓄熱剤は、パルミチン酸メチルでもよい。
有機系の潜熱製蓄熱剤としては、他に、たとえば、ポリエチレングリコール系としてPEG1000、またはパルミチン酸メチルでもよい。
いずれにせよ、潜熱利用蓄熱剤が、液相と固相と間の相変化の過程で、ゲル状を呈するものであっても、後に詳細に説明するように、放熱する際の熱交換速度の低下を抑制することが可能である。
このような蓄熱装置16の第1実施形態が図1に示されており、蓄熱剤2が蓄熱装置16の蓄熱容器3内に直接投入され、蓄熱剤2中に熱交換器の熱交換部6が浸漬されている。熱交換部6は導管として金属製のチューブ7が用いられ、そのチューブ7には同様に金属製のフィン8が配設されている。これらチューブ7やフィン8は熱伝導率の高い金属素材から構成され、極力薄く構成されている。またフィン8のピッチも小さく構成されている。74は蓄熱剤注入口、75は蓄熱剤排出口である。
熱交換部6の内部に熱媒流体を流すことにより、熱交換部6のチューブ7やフィン8からなる伝熱面を介して蓄熱剤2に直接熱媒流体の熱を蓄熱可能になっている。一方、熱交換部6のチューブ7やフィン8からなる伝熱面を介して直接熱媒流体に蓄熱剤2の熱を放熱可能となっている。
蓄熱容器3には、熱交換器の導入配管10及び導出配管11が蓄熱容器3側部を貫通するように配設され、導入配管10及び導出配管11が蓄熱剤2中に浸漬された熱交換部6に連絡されている。
複数のフィン8が、チューブ7の延び方向に所定の等間隔P(ピッチ)で上下プレートフィンとして設けられ、より詳細には、各上下プレートフィンは、複数のチューブ7の水平部により支持されている。
熱交換チューブ7の延び方向に隣接するフィン8の間に介在する蓄熱剤2において、フィン8から最も遠い蓄熱剤の部位と対応するフィン8との距離を要求される蓄放熱速度に応じて設定する。
隣接するフィンプレート間の間隔Pは、複数のチューブ7の隣接するチューブ7同士の間隔より狭く設定されるのがよい。フィンのピッチPは、要求される蓄放速度および蓄熱剤の種類に応じて定める。
これにより、蓄熱容器3内の蓄熱剤2を用いて放熱する際、液相から固相に相変化する過程において、蓄熱剤2がゲル状になる場合において、図2に示すように、固体は、隣接するフィンの間に構成されるスペースにおいて、温度の低いチューブ7の外周面45あるいはフィンの表面から内方に向かって、環状に成長し、固体の厚みTを形成し、最終的にスペース全体が固相となる。この場合、たとえば、水のように、液相から固相に相変化する際、水と氷とに分かれた状態で最終的に全体が氷となるのとは異なり、液相と固相とが混合したゲル状態となっている。その際、固体が成長するにつれて、チューブ7内の熱媒体と蓄熱剤との間の熱交換形態は、自然対流による熱伝達から、熱伝導による熱伝達に移行するところ、それにより、蓄放熱速度は、熱伝導による熱伝達に移行するほど低下する。
より具体的には、 図3に示すように、蓄熱剤2が凝固―融解間の潜熱利用タイプであって、放熱する過程において、蓄熱剤2が液相から固相へと相変化するまでに、蓄熱剤2全体がいわゆるゲル状態にある場合には、フィンのピッチを調整することにより、蓄放熱速度が調整可能である。
より詳細には、図3において、曲線Aは、フィンを設けない場合、曲線Bは、フィンピッチが大きい場合、曲線Cがフィンピッチが小さい場合である。蓄熱剤2が液相から固相と相変化する過程において、熱媒と蓄熱剤2との熱交換は、自然対流による熱伝達からゲル化に伴う熱伝導による熱伝達に移行するところ、曲線Aのように、フィンを設けない場合には、固体が成長するにつれて、熱伝導による熱伝達に移行することから、蓄放熱速度は、低下するが、曲線Bおよび曲線Cに示すように、フィンのピッチを狭めるほど成長する固体の厚みTを抑制することが可能であり、それにより、熱伝導による熱伝達の弊害を低下させ、たとえば、蓄放熱容量の低下を重視しないのであれば、蓄放熱の全過程において、蓄放熱速度を一定に保持することも可能である。
このように、本来は、蓄熱剤2とチューブ7内の熱媒体との間の自然対流による熱伝達を促進する観点から伝熱面積拡大のために設けるフィンを利用して、そのフィンの配置を工夫することにより、液相と固相との間の相変化中にゲル状態となる蓄熱剤2にあって、自然対流による熱伝達から、熱伝導による熱伝達に移行することにより、蓄放熱速度が必然的に低下するところ、このような蓄放熱速度の低下を抑制し、積極的に、蓄放熱速度の調整を可能とするものである。
なお、潜熱利用蓄熱剤2が有機系の場合、時間経過とともに蓄熱剤2の特性が劣化、あるいは吸湿、酸化、腐敗による蓄熱剤2自体の劣化を防止する観点から、落とし蓋9の周側面と蓄熱容器3の内周面との間隔は、2ミリ以下であるのが好ましい。
潜熱製蓄熱剤2は、その比重が0.85程度であることから、落とし蓋9を浮遊状態にして上下動させるためにその比重が蓄熱剤2の比重に比較して小さく設定される必要があり、内部に空洞を設け軽量化した金属蓋が用いられている。その他、落とし蓋9として適した素材として、松、桜、コルクなど比重の小さい素材などが適している。
この場合、落とし蓋9として適した素材として、蓄熱剤2の液中に浮遊するのでなく、蓄熱剤2の液面より落とし蓋9の上面が上に位置する程度のものを選択する必要がある。
その際、潜熱蓄熱剤2が液相から固相へと相変化するとともに、蓄熱剤2と熱媒体との間の熱交換形態が自然対流から熱伝導へシフトする過程で、自然対流において伝熱面積拡大機能を有するフィン8を熱伝導の際に活用して、熱交換チューブ7の延び方向に隣接するフィン8の間に介在する蓄熱剤2において、フィン8から最も遠い蓄熱剤2の部位と対応するフィン8との距離を調整することにより、成長可能な固相の厚みTを抑制することにより、自然対流による熱伝達が低下するとともに、固相による熱抵抗が増加する過程において、固相を通じての熱伝導の弊害を小さくすることが可能であり、特に、熱交換チューブ7の延び方向に隣接するフィン8のピッチを要求される蓄放熱速度に応じて設定することにより、蓄放熱速度を調整することを通じて、必要な蓄熱容量を確保するのに、強制対流に依存することなく、蓄熱容器自体の大型化を抑制するとともに省エネルギー化を確保しつつ、蓄放熱開始から終了まで蓄放熱速度を調整することが可能である。
なお、場合により、放熱初期の固相の目立った成長がない状況において、ポンプや攪拌装置により蓄熱剤2を強制対流させて熱通過率をさらに向上させてもよい。
本発明の第2実施形態の特徴は、熱源用の流路と受熱用の流路とを別々に設けた点と、複数のフィン8が、熱交換チューブ7の外周面45に沿う向きに延びる部分と、熱交換チューブ7の外周面45に交差する向きに延びる部分とにより立体格子状に構成される点とにある。
より具体的には、図4に示すように、蓄熱容器3の上部空間において長手方向に延びる複数のコイルヘッダーが設けられ、1つのコイルヘッダーは、蓄熱容器の側面に設けた放熱管流入開口50に連通し、蓄熱剤2から放熱を受ける熱媒体を流入する放熱往管52であり、1つのコイルヘッダーは、蓄熱容器の側面に設けた放熱管流出開口54に連通し、蓄熱剤2から放熱を受ける熱媒体が流出する放熱復管56であり、1つのコイルヘッダーは、蓄熱容器の側面に設けた蓄熱管流入開口58に連通し、蓄熱剤2に蓄熱する熱媒体を流入する蓄熱往管60であり、1つのコイルヘッダーは、蓄熱容器の側面に設けた蓄熱管流出開口62に連通し、蓄熱剤2に蓄熱する熱媒体が流出する蓄熱復管64であり、第1実施形態と同様なフィンアンドチューブ形式の放熱用チューブ7Aおよび蓄熱用チューブ7Bが、コイルヘッダーの長手方向に所定間隔を隔てて交互に設けられ、1つの放熱用チューブ7Aは、放熱往管52と放熱復管56との間において、複数の上下部と隣接する上下部の端同士を連結する複数のU管部とにより蛇行状に構成され、同様に、1つの蓄熱用チューブ7Bは、蓄熱往管60と蓄熱復管64との間において、複数の上下部と隣接する上下部の端同士を連結する複数のU管部とにより蛇行状に構成されている。
この場合、第1実施形態に比して、熱交換用チューブ7を密に配置することになることから、チューブ7の外周面45から成長する固相の厚みTをも抑制し、以って、固体成長に伴う熱伝導による熱伝達のさらなる弊害改善に寄与させることが可能である。
図5に示すように、蓄熱容器内において、フィン8を水平向きでなく、鉛直向きに配置する一方、熱交換チューブ7を鉛直向きでなく水平方向に配置することにより、蓄熱容器内への蓄熱剤の充填を容易にしてもよい。
たとえば、本実施形態において、蓄熱剤としては、液相と固相との間の相変化する過程でゲル状となるタイプを前提に説明したが、蓄熱剤の利用帯域において、液相と固相との間で相変化する限り、固相を通じての熱伝導の弊害を生じることから、ゲル状になるならないに係わらず、本発明は有効である。
たとえば、本実施形態において、蓄熱装置の用途について言及していないが、体積変動を引き起こす潜熱利用蓄熱剤2が内部に充填される蓄熱容器3を必要とする限り、多種の用途、たとえば、冷凍装置において、負荷冷却器のデフロストに用いられる蓄熱装置として利用してもよく、さらには、 蓄熱剤2により加熱した熱媒体を直接用いる暖房用途にも適し、この場合には、余分な温度制御を必要とせずに、高コスト化を引き起こすことなしに、放熱時において、熱媒の流量を変動させずに、できる限り一定の熱媒温度を出力することに資する。
たとえば、熱交換チューブ7は、第1実施形態において、蓄熱容器3の側面を液密状に貫通するものとして説明したが、それに限定されることなく、蓄熱容器3の底面、または、上下変動可能な落とし蓋9を設けないのであれば、蓄熱容器3の頂面に設けてもよい。
S 固相蓄熱剤
P フィンピッチ
T 固体の厚み
1 蓄熱装置
3 蓄熱容器
4 フッ素樹脂
6 熱交換部
7 チューブ
8 フィン
9 落とし蓋
10 導入配管
11 導出配管
45 外周面
50 放熱管流入開口
52 放熱往管
54 放熱管流出開口
56 放熱復管
58 蓄熱管流入開口
60 蓄熱往管
62 蓄熱管流出開口
64 蓄熱復管
Claims (7)
- 潜熱利用蓄熱剤が内部に充填される蓄熱容器内に、内部に熱媒流体が流れ、外周面が蓄熱剤と熱媒流体との間の伝熱面を構成する金属製熱交換チューブを配置するとともに、前記熱交換チューブの外周面に、前記熱交換チューブの延び方向に互いに間隔を隔てた複数のフィンを設ける段階において、
液相と固相との間の相変化過程でゲル状態を形成する蓄熱剤を用いる場合、前記熱交換チューブの延び方向に隣接する前記フィンの間に介在する蓄熱剤について、前記フィンから最も遠い蓄熱剤の部位と、対応するフィンとの距離を調整することにより、蓄放熱速度を調整する段階を有する、ことを特徴とする蓄熱剤の蓄放熱速度の調整方法。 - 前記熱交換チューブは、多段に蛇行状に折り曲げ形成した複数のチューブが、フィンプレ
ートを貫通するプレートフィンアンドチューブ式で構成され、
隣接する前記フィンプレート間の間隔を前記複数のチューブの隣接するチューブ同
士の間隔より狭く設定する段階を有する、請求項1に記載の蓄熱剤の蓄放熱速度の調整方法。 - 前記フィンのピッチを、要求される蓄放速度および蓄熱剤の種類に応じて定める段階を有する、請求
項1または請求項2に記載の蓄熱剤の蓄放熱速度の調整方法。 - 前記複数のフィンを、前記熱交換チューブの前記外周面に沿う向きに延びる部分と、前
記熱交換チューブの前記外周面に交差する向きに延びる部分とにより立体格子状に構成する段階を有する、請求項2に記載の蓄熱剤の蓄放熱速度の調整方法。 - 前記フィンを等ピッチ間隔に配置する段階を有する、請求項2に記載の蓄熱剤の蓄放熱速度の調整方法。
- 前記潜熱利用蓄熱剤は、液相と固相と間の相変化の過程で、ゲル状を呈する、請求項1
ないし請求項5のいずれか1項に記載の蓄熱剤の蓄放熱速度の調整方法。 - 前記潜熱利用蓄熱剤は、パルミチン酸メチルである、請求項6に記載の蓄熱剤の蓄放熱速度の調整方法。
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