JP6426254B1 - ガス燃料船のバンカーステーションの舷側ウォーターカーテン水圧を利用するバンカーステーション換気構造 - Google Patents

ガス燃料船のバンカーステーションの舷側ウォーターカーテン水圧を利用するバンカーステーション換気構造 Download PDF

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【課題】液体ガス燃料(LNG)のバンカーステーションにおいて、LNG燃料が漏洩した場合に義務づけられるウォーターカーテンの設置と共に、当該ウォーターカーテンに供給する水流を利用する水駆動の換気ファンを設け、上記の二つの義務に対処すると共に、これらの義務を同時に可能とせんとする。【解決手段】ガス燃料船に燃料を供給するバンカーステーションと、当該バンカーステーションの開口下部端に横架され、船側外板の表面に水を噴出する舷側ウォーターカーテン用の水噴出パイプと、当該水噴出パイプに水を供給する管路に設置され、前記バンカーステーション内を換気する水駆動ファンと、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、ガス燃料船のバンカーステーションの舷側ウォーターカーテン水圧を利用するバンカーステーション換気構造に関する。
LNG(液化天然ガス)等のガスを燃料とするガス燃料船に対しては、国際海事機関(IMO)において検討されているIGFコードに適合するように、2020年から含有硫黄成分0.5%以下の燃料使用が義務づけられるいわゆるSOx規制が義務つけられており、その規制を満足するための有力な手段としてLNGを燃料としたガス燃料船の開発・建造が進められている。
LNG等のガス燃料を燃料船に積込むことに関しては、その燃料積み込み場所であるバンカーステーション(別称「ガスマニホールド」とも称する)を半閉鎖構造とすると共に、その区画の換気を十分してLNG等が漏れてもその揮発ガスが滞留しないこと、及び、万が一のLNG漏洩した場合にも、船体を保護するため、バンカーステーションの舷側外板と低温LNGの接触を避ける目的でウォーターカーテンを設置することとされている(国際海事機関(IMO)IGFコード適合のための「Shore to Ship方式LNG移送のオペレーションガイドライン」7.8等参照)。なお、「Shore to Ship方式」とは、陸上に設置されたLNG等のタンクからLNG燃料船の燃料タンクへLNGを供給する方式を言う。
この種のLNG燃料船の燃料積み込みバンカーステーションに関しては、例えば、特表2011-503463号公報に開示のものが知られている。
図4は、特表2011-503463号公報に開示の発明名称「LNG燃料の海洋船を操作する方法」の第1実施例を示す図1(Fig1)として同公報に記載の図であり、前述する「(c)LNGタンクローリーからLNG燃料船へLNGを供給するTruck to Ship方式」の例を示すものである。
図4において、符号101は、海洋船、102は、バンカリング施設、103は、LNG貯蔵タンク、104は、圧力組立回路、105は、熱交換器、106は、排出管、107は、燃料供給ライン、108は、熱媒体回路、109は、冷却ライン、110は、LNGタンカートラック、111は、バンカーステーション、112は、入口パイプ、113は、緊急停止バルブ、114は、バンカリングライン、115は、2方向バルブ、116は、分岐管、117は、分岐管、118は、ノズル組立体、119は、パージ接続、171は、動力装置、191は、冷却ラインバルブ、192は、循環ポンプ、121は、出口パイプ、122は、緊急停止バルブ、123は、バンカー接続ラインである(符号は、先行技術であることを明らかにするために、本願出願人において、3桁に変更して説明した。)。
図4に示される「LNG燃料の海洋船を操作する方法」の第1実施例は、「・・制御された流量を維持しつつ、燃料、特にLNGの効率的な搬送を提供すること」を目的とする発明解決課題において(同公報段落番号0004−0006参照)、「・・・前記海洋船は、前記海洋船のバンカリングラインにLNGの源を接続し、次いで、前記バンカリングラインを介してLNGを前記海洋船に供給することによって、LNGが供給される方法において、 前記バンカリング作業の前に、バンカリングラインを冷却する」との構成をとることにより(同公報特許請求の範囲の請求項1の記載等参照)、「・・バンカリングラインは、好ましくは、LNGの温度レベルに対応する温度レベルまで冷却され・・これは、2相流を避けることを助け、また、バンカリングラインにより低い圧力パルスを与えることを助け、この結果、バンカリング作業の開始時から原理上より早い流量を提供し、結果としてより早いバンカリング作業を提供する。」等の効果を奏するもののようである(同公報明細書段落番号0008等参照)。
図5は、図4に示す従来の前記バンカーステーション111の概略を示す断側面図であり、図5において、111は、バンカーステーション、112は、入口パイプ、114は、バンカリングライン、123は、バンカー接続ライン、210は、船側外板、211は、ジョイント部、212は、ドリップトレイ、213、213,213は、船体縦方向に縦通され、貨物艙を支える船殻部材、214は、前記バンカーステーション111の天井と併用される貨物艙の床、216は、漏洩揮発LNGであり、本願出願人は、この種のLNG等を燃料とするLNG船のバンカーステーションの換気に関する天井構造等ついて、既に、特願2017−208089及び特願2017−208090として提案をしている(符号は、先行技術であることを明らかにするために、3桁の続き番号に変更して説明した。)。
ところが、前述するように、当該LNG船のバンカーステーションについては、万が一のLNG漏洩に備え、船体外板を低温LNGから保護する目的でウォーターカーテンの設置が義務づけられていると共に、バンカーステーション内のLNG揮発ガスの滞留防止の対策が義務づけられている。
特表2011-503463号公報
そこで、本願発明者は、液体ガス燃料(LNG)のバンカーステーションにおいて、LNG燃料が漏洩した場合に義務づけられるウォーターカーテンの設置と共に、当該ウォーターカーテンに供給する水流を利用する水駆動の換気ファンを設け、上記の二つの義務に対処すると共に、これらの義務を同時に可能とせんとするものである。
上記の課題を解決するために、本願請求項1に係る発明は、ガス燃料船のバンカーステーションの舷側ウォーターカーテン水圧を利用するバンカーステーション換気構造において、ガス燃料船に燃料を供給するバンカーステーションと、当該バンカーステーションの開口下部端に横架され、船側外板の表面に水を噴出する舷側ウォーターカーテン用の水噴出パイプと、当該水噴出パイプに水を供給する管路に設置され、前記バンカーステーション内を換気する水駆動ファンと、を有することを特徴とする。
また、本願請求項2に係る発明は。前記請求項1に記載のガス燃料船のバンカーステーションの舷側ウォーターカーテン水圧を利用するバンカーステーション換気構造において、前記水駆動ファンは、前記舷側ウォーターカーテンへの水供給の背圧を利用するものであることを特徴とする。
LNG船のバンカリング時にバンカーステーションに義務づけられるウォーターカーテンに供給する海水を用いる水駆動ファンを設けて、当該バンカーステーションのウォーターカーテン設置を可能とすると共に、同時にバンカーステーション内にバンカリング時に発生する揮発ガス換気を可能として、ファン駆動用動力の削減を可能として、バンカリング時の燃料バンカーステーション区画の自動換気及び低温LNGの船側外板への接触を回避し、より安全にガス燃料の積込みを可能とする利点がある。
図1は、本発明に係るガス燃料船のバンカーステーションの舷側ウォーターカーテン水圧を利用するバンカーステーション換気構造を実施するための一実施例概略図である。 図2(a)は、本実施例1に係るLNG燃料自動車運搬船1のバンカーステーション2が、舷側の一部のみが開放される断面レセス形状の半閉鎖構造であることを示す平断面概略図、図2(b)は、乾舷舷側側からみた当該バンカーステーション2の開口の立面図である。 図3は、本実施例1に係るガス燃料船のバンカーステーションの舷側ウォーターカーテン水圧を利用するバンカーステーション換気構造の概略構成を示す図である。 図4は、特表2011-503463号公報に開示の発明名称「LNG燃料の海洋船を操作する方法」の第1実施例を示す図1(Fig1)として同公報に記載の図である。 図5は、図4に示す従来の前記バンカーステーション111の概略を示す断側面図である。
本発明に係るガス燃料船のバンカーステーションの舷側ウォーターカーテン水圧を利用するバンカーステーション換気構造を実施するための一実施例を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明に係るガス燃料船のバンカーステーションの舷側ウォーターカーテン水圧を利用するバンカーステーション換気構造を実施するための一実施例概略図である。図1は、乾舷(船の中央部の満載喫水線から上甲板の舷側までの高さ(垂直距離))が大きなLNG燃料自動車運搬船を例として、本発明に係るガス燃料船のバンカーステーション換気構造の概略を示し、そのうちの図1(a)は、本実施例1に係るLNG燃料自動車運搬船を例とする側断面概略配置図であり、図1(b)は、同平断面概略配置図である。図1(a)(b)において、符号1は、自動車運搬船、2は、乾舷舷側に設けられるガスマニホールド(燃料供給管)が設置されるバンカーステーション、3は、LNG貯蔵タンク、4は、LNG貯蔵タンク設置区画、5は、機関室、6は、タンクトップ、7、7は、貨物艙、8は、船員居住区である。この種の乾舷の大きな自動車運搬船1やRO-RO船、RO-PAX船のようなLNG燃料を燃料とするLNG船においては、LNG燃料供給の揚程を抑える目的で前記LNG貯蔵タンク3の近傍の舷側に前記バンカーステーション2が設けられる。
すなわち、この種の乾舷の大きな自動車運搬船1は、多くの船舶のバンカーステーションと同様に、燃料供給(バンカリング)のために,積載貨物が満載の状態でも、接岸岸壁の高さ位置にその燃料取り入れ口たる当該バンカーステーション2が位置する配置位置で、かつ、燃料積み込み(バンカリング)の際には、積載されるLNG燃料が効率的に前記LNG貯蔵タンク3に貯蔵され、また、当該LNG貯蔵タンク3から船舶主機関(図示外)が搭載される前記機関室5に効率的に供給されるように、LNG貯蔵タンク3へのLNG燃料積み込み経路及びLNG貯蔵タンク3から前記機関室5内の主機関への燃料供給経路を短く近接するような配置位置でそれぞれが配置される。この結果、前記バンカーステーション2は、図1(a)に示されるように、前記LNG貯蔵タンク3の近傍の乾舷舷側に配置される。
また、本実施例1に係るLNG燃料自動車運搬船1における前記バンカーステーション2は、当該自動車運搬船1の岸壁外舷に面した面の一部のみが開放される断面レセス形状の半閉鎖構造であり、図2(a)は、本実施例1に係るLNG燃料自動車運搬船1のバンカーステーション2が、舷側の一部のみが開放される断面レセス形状の半閉鎖構造であることを示す平断面概略図、図2(b)は、乾舷舷側側からみた当該バンカーステーション2の開口の立面図である。
図2(a)(b)において、符号2は、前記バンカーステーション、15は、水噴出パイプ、16は、ウォーターカーテンである。
図2(b)から明らかなように、本実施例1に係るLNG燃料自動車運搬船1のバンカーステーション2においては、バンカリング時の低温LNG漏洩に対処するために、前記バンカーステーション2の開口下部端に横架される前記水噴出パイプ15から前記船側外板201の下方に水(海水)が噴出されて、前記外板201の表面を水層膜で覆う前記ウォーターカーテン16が形成される。
前記水噴出パイプ15は、後述するように、海水を取り込む海水供給管に接続され、前記船側外板201に向けたパイプ表面に多数の小孔(図示外)を設け、多数の当該小孔からの水噴出によって、前記船側外板201に所定厚さの水層膜を形成して、漏洩する低温のLNGと当該船側外板201とが直接に接触することを避ける目的で配置されるものである。
また、図3は、本実施例1に係るガス燃料船のバンカーステーションの舷側ウォーターカーテン水圧を利用するバンカーステーション換気構造の概略構成を示す図であり、図3において、2は、前記バンカーステーション、10は、本実施例1に係るガス燃料船のバンカーステーションの舷側ウォーターカーテン水圧を利用するバンカーステーション換気構造(以下、単に「本実施例1に係るバンカーステーション換気構造」という。)、11aは、前記機関室5に設置の海水供給ポンプ(図示外)から水駆動ファン駆動用海水供給管であり、11bは、ウォーターカーテンへの海水供給管、12は、海水供給弁、13は、水駆動ファン、14は、漏洩したLNG、15は、前記水噴出パイプ、16は、前記ウォーターカーテン、17は、揮発ガスの船外への換気方向であり、その余の符号114は、前記バンカリングライン、201、201は、船側外板、211は、バンカリングジョイント部、212は、ドリップトレイ、213、213,213は、前記バンカーステーション露出船殻部材、214は、前記バンカーステーション2の天井と併用される前記貨物艙7の床である。すなわち、この種の自動車運搬船の船体内においては、当該バンカーステーション2の真上の階層にも積み込み車両の積載を可能とする貨物艙が配置されるため、積載される積載車両等の貨物荷重に耐えうる強度を必要とし、前記船殻部材213、213、213が当該バンカーステーション2内に露出することがあり、液体ガス燃料(LNG)を積込む場合のいわゆるバンカリング時において、そのLNGが漏洩した場合にはその漏洩に応じた量が蒸発し、そのガスの温度が−113℃より高ければ、空気より軽くなるために上部へガスが拡散されていき、前記船殻部材213が存在することによりガス滞留の恐れがある。
また、前記バンカリングジョイント部211は、前記バンカーステーション2の天井から適宜位置に配置されるクレーン(ダビット)(図示外)等により前記バンカーステーション2内で適宜移動可能に吊り下げられ、LNG燃料のバンカリングの作業性を図っている。
本実施例1に係るバンカーステーション換気構造10は、前記バンカーステーション2は、図3に示すように、満載喫水線上に位置する舷側外板のレセス状半閉鎖開口構造であるとはいえ、LNG揮発ガスが上部に滞留する恐れがあり、このガス換気のための構造である。
また、図3から明らかなように、本実施例1に係るバンカーステーション換気構造10においては、LNG揮発ガスの換気と共に、低温LNGが漏洩し、それが前記船側外板201に接触すると、極度の鋼材冷却等による脆性低下に起因するクラック等の危険から低温LNGが船側外板に直接接触を避ける前記ウォーターカーテン16が設けられる。
そこで、ガス燃料バンカーステーション2に水駆動のファンを設置することで、当該区画の換気(排気)を行うことでLNG揮発ガスの滞留を防ぐことにする一方、同様に設置が義務づけられているバンカーステーションのウォーターカーテンに機関室から供給する噴霧用の海水について、供給圧力が小さくても機能上問題が無いため、その海水をまずは換気用ファンの駆動に用い、ファン駆動後の海水をウォーターカーテンへ供給するようにしたものである。この結果、ウォーターカーテンを駆動させる際には自動的にバンカーステーション区画が強制的に換気されると共に、低温LNGの漏洩による船側外板201への接触も回避することができ、より安全にガス燃料の積込みを可能とするものである。
すなわち、本実施例1に係るバンカーステーション換気構造10においては、当該バンカーステーション2のバンカリングの際の揮発LNGガスの強制換気に、前記ウォーターカーテン16への供給管路11a、11b内に前記水駆動ファン15を配置して、舷側ウォーターカーテンの水圧を利用するバンカーステーション換気構造としたものである。つまり、本実施例1に係るバンカーステーション換気構造10は、LNG揮発ガスの強制換気をガス燃料船のバンカーステーションに設置が義務づけられるウォーターカーテン16の供給水を駆動源とする水駆動ファン13によらしめ、ウォーターカーテンの水圧を当該バンカーステーション2の強制換気(機械換気)に利用したものである。
この結果、LNGバンカリング時には、前記ウォーターカーテン16へ所定の水圧で前記ウォーターカーテン16が前記船側外板201の表面に噴出され、前記船側外板201上に水層膜を形成して、漏洩する低温LNGが当該船側外板201と直接接触しないようにすると共に、当該ウォーターカーテン16への水(海水)供給の水圧を利用する当該水駆動ファン13を当該バンカーステーション2内に配置することにより、強制的な換気を可能として、漏洩LNG揮発ガスが当該バンカーステーション2内に滞留することを防止することができることとなる。
したがって、本実施例1に係るバンカーステーション換気構造10では、バンカリング時のウォーターカーテン16による船側外板201の保護と、同バンカリング時の当該バンカーステーション2内の強制換気(機械換気)を同時に実行できることに特徴がある。
なお、前記水駆動ファン13の配置位置は、前記バンカーステーション2内に滞留する揮発LNGガスの換気に寄与できる場所であれば、特別の設置場所を問わない。すなわち、水駆動ファン13は、管路に設置するだけで管路内を流通する海水又は水によってファンを駆動し、換気するものであるので、電動モータ等を利用するものに比し、引火し易い揮発LNGガスの換気には、格段に安全性に優れており、この種のLNG船のバンカーステーション2の換気装置として最適なものである。
なお、本実施例1に係るバンカーステーション換気構造10においては、海水を使用したが、海水には、器具腐食の恐れが強いため、別途清水タンク(図示外)等からの清水の使用であっても良い。また、前記 ウォーターカーテン16は、低温LNGが前記船側外板201と直接接触を回避できるものであるならば、場合によっては霧状のウォーターカーテンであっても良い。
このような構造とすることにより、本実施例1に係るバンカーステーション換気構造10では、LNGバンカリング時に前記ウォーターカーテン16へのスイッチを投入するだけで、LNGバンカリング時に発生するかも知れない漏洩LNG揮発ガスの強制換気と、同漏洩低温LNGの船側外板201への直接の接触を回避を同時に達成できることとなる。
本実施例1に係るバンカーステーション換気構造10では、舷側ウォーターカーテンの背圧を利用する水駆動ファンを使用したが、これは必ずしも舷側ウォーターカーテンへの供給するを利用するものである必要はなく、舷側ウォータカーテンへの供給水以外の水で駆動されるバンカーステーション換気構造であっても良い。そして、この場合には、別々の構造として構成されるが、漏洩LNG揮発ガスへの可燃防止という意味では、発火要素のない水駆動ファンを用いる利点がある。
本発明は、ガス燃料船のバンカーステーションの舷側ウォーターカーテン水圧を利用するバンカーステーション換気構造に利用する。
1 自動車運搬船
2 バンカーステーション
3 貯蔵タンク
5 機関室
5 機関室
7 貨物艙
10 実施例1に係るバンカーステーション換気構造
11a、11b 海水供給管
12 海水供給弁
13 水駆動ファン
14 漏洩LNG
15 水噴出パイプ
16 ウォーターカーテン
17 揮発ガスの船外への換気方向
101 海洋船
102 バンカリング施設
103 LNG貯蔵タンク
104 圧力組立回路
105 熱交換器
106 排出管
107 燃料供給ライン
108 熱媒体回路
109 冷却ライン
110 LNGタンカートラック
111 バンカーステーション
112 入口パイプ
113 緊急停止バルブ
114 バンカリングライン
115 2方向バルブ
116 分岐管
117 分岐管
118 ノズル組立体
119 パージ接続
121 出口パイプ
122 緊急停止バルブ
123 バンカー接続ライン
171 動力装置
191 冷却ラインバルブ
192 循環ポンプ
201 船側外板
211 バンカリングジョイント部
213 船殻部材

Claims (2)

  1. ガス燃料船に燃料を供給するバンカーステーションと、
    当該バンカーステーションの開口下部端に横架され、船側外板の表面に水を噴出する舷側ウォーターカーテン用の水噴出パイプと、
    当該水噴出パイプに水を供給する管路に設置され、前記バンカーステーション内を換気する水駆動ファンと、
    を有することを特徴とするガス燃料船のバンカーステーションの舷側ウォーターカーテン水圧を利用するバンカーステーション換気構造。
  2. 前記水駆動ファンは、前記舷側ウォーターカーテンへの水供給の背圧を利用するものであることを特徴とする請求項1に記載のガス燃料船のバンカーステーションの舷側ウォーターカーテン水圧を利用するバンカーステーション換気構造。
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