JP6425692B2 - 外科用顕微鏡用の回動可能な光学式のアセンブリ、特に0°助手用装置、および外科用顕微鏡の前記回動可能な光学式のアセンブリ用の保持システム - Google Patents

外科用顕微鏡用の回動可能な光学式のアセンブリ、特に0°助手用装置、および外科用顕微鏡の前記回動可能な光学式のアセンブリ用の保持システム Download PDF

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Description

本発明は、外科用顕微鏡用の回動可能な光学式のアセンブリ、特に0°助手用装置に関する。アセンブリは、アセンブリを顕微鏡本体に取り付けるための顕微鏡本体インターフェースと、助手用鏡筒用のインターフェースを有する助手用モジュールであって、回動軸線を中心に顕微鏡本体インターフェースに関して回動可能な、助手用モジュールと、回動軸線を中心とする助手用モジュールの回動をブロックするための保持システムと、を備える。本発明は、さらに、外科用顕微鏡のこのような回動可能な光学式のアセンブリ用の保持システムに関する。
このような回動可能な光学式のアセンブリでは、得られた顕微鏡画像が主観察者のみならず、別の観察者(以下“助手”という)にもアクセス可能となるように、光学ビーム経路を主観察者用のビーム経路から分岐させ、助手用装置へ逸らせることができる。このようなシステムは、多くの場合、外科用顕微鏡、特に眼科学のために使用される。このようなシステムにより、手術は、主観察者、つまり執刀医のみならず、助手によっても追跡される。一般的に、回動可能な光学式のアセンブリ、特に0°助手用装置は、ビーム経路(またはビーム経路の一部)を対応する助手用鏡筒内へ逸らせ、助手用鏡筒と主観察者用鏡筒とにおけるビーム経路は、互いに対して90°を成している。一般的な回動可能な光学式のアセンブリでは、ビーム経路を助手用鏡筒内へ逸らせる0°助手用インサートが使用される。このような0°助手用インサートは、適切な接続機構を介して、一方の側においては顕微鏡本体に、他方の側においては主観察者用の双眼鏡筒に接続されている。
外科手術または試験の間に、多くの場合、助手の位置を変える必要がある。0°助手用インサートにより、この位置の変更は、インサートを分解し、インサートを約180°(左から右へまたは右から左へ)回転させ、インサートを再び整列させ、再び取り付けることによって、行うことができる。
外科用顕微鏡に関連して、0°助手用インサート、および主観察者用鏡筒、および存在し得る外科用顕微鏡のその他の構成部品を、助手がサイドを変更するたびに、特に助手が手術中にサイドを変更する必要がある場合に、分解し、向きを変え、回復させることは、極めて非実用的で、複雑で、かつ危険である。さらに、分解され、取り付けられる部品が、向きを変えるときに衝突したり、損傷されたりするリスクが存在する。助手用インサートと、別個の照明モジュールとを有し、照明モジュールおよび助手用インサートが1つの軸線を中心に回転することによって少なくとも2つの異なる位置を占めることができる双眼実体顕微鏡が、当該技術分野において一般的に公知である。このような公知の顕微鏡の構成は、助手用鏡筒と主観察者用鏡筒との間の距離が、助手用鏡筒の衝突しない回転を保証するように、あらゆる場合に常に十分でなければならない。しかしながら、この結果、顕微鏡全体の高さが望ましくないほど大きくなる。
独国特許出願公開第102005040580号明細書は、回動可能な助手用モジュールを備える0°助手用装置を開示している。モジュールを回動させることができるようにするために、拘束ねじが顕微鏡本体インターフェースから取り外される必要があり、これは時間がかかり、ねじを外すための機器を必要とする。
したがって、本発明の課題は、迅速かつ容易に、別個の機器を必要とすることなく、助手がサイドを変更することを可能にする、外科用顕微鏡用の回動可能な光学式のアセンブリおよびそのための保持システムを提供することである。
この課題は、外科用顕微鏡用の回動可能な光学式のアセンブリ用の保持システムであって、該保持システムは、ロッキング位置から解放位置へ可動な保持エレメントと、保持エレメントをロッキング位置へ強制する付勢部材と、保持エレメントをロッキング位置から解放位置へ移動させるように保持エレメントに作用する手動操作可能な制御エレメントとを備える、外科用顕微鏡用の回動可能な光学式のアセンブリ用の保持システムによって達成される。最初に言及した回動可能な光学式のアセンブリのために、この課題は、アセンブリが、本発明の保持システムを有し、保持システムの保持エレメントは、ロッキング位置において、回動軸線を中心とする助手用モジュールの回動をブロックすることによって、達成される。
保持エレメントを解放位置へ移動させることができる手動操作可能な制御エレメントは、別個の機器の使用を無意味にする。さらに、これは、助手用モジュールの制限されない回動を可能にする。ブロッキング位置では、保持エレメントは、助手用モジュールの回動をブロックするのに対し、手動操作可能な制御エレメントを操作することによって保持エレメントをロッキング位置から解放位置へ移動させた後、助手用モジュールの回動は可能となる。
本発明は、光学的な接続用のインターフェースの代わりに、その光学的な構成部材への固定された接続が提供された光学式のアセンブリにも制限なく適用可能でもあることに留意すべきである。その結果、“助手用鏡筒用のインターフェース”という表現は、関連のある助手用鏡筒が、固定された形式または一体的な形式で助手用モジュールに接続されているまたは助手用モジュールを備えて具体化されていることをも意味すると理解される。同じことが、主観察者用鏡筒用の鏡筒キャリヤにも当てはまり、これにより、鏡筒キャリヤおよび主観察者用鏡筒もまた、互いに固定して接続することができるまたは一体的に具体化することができる。
その結果、本発明による回動可能な光学式のアセンブリの本質は、外科用顕微鏡が使用されているときに、付属品の分解または別個の機器の使用なしに助手がサイドを変わることができることである。手動操作可能な制御エレメントを操作することによって保持システムの保持エレメントが解放位置へ移動させられた後、助手用モジュールを左から右へ(例えば0°から180°へ)または右から左へ(例えば180°から0°へ)回動させることが、主観察者用鏡筒との衝突、主観察者用鏡筒に接続された顕微鏡エレメントの分解および再整列、ねじ回しなどの別個の機器の使用のリスク、または外された拘束ねじなどの部品を紛失するリスクなしに、可能である。
本発明の解決手段は、さらに、互いに独立し、所望のように組み合わせることができる以下の有利な発展形態および実施形態を用いて、改良および発展させられてもよい。
1つの実施の形態によれば、回動可能な光学式のアセンブリは、さらに、主観察者用鏡筒用の鏡筒キャリヤを有してもよく、鏡筒キャリヤは顕微鏡本体インターフェースに取り付けられている。回動可能な光学式のアセンブリの鏡筒キャリヤは、傾斜軸線を中心に顕微鏡本体インターフェースに対して作動位置と調節位置との間を回転するように、顕微鏡本体インターフェースに取り付けられていてよく、助手用モジュールは、鏡筒キャリヤが傾斜軸線を中心に調節位置へ傾斜させられたときにのみ、回動可能である。この実施の形態は、保持エレメントが開放位置にある状態に保持システムが不意になったときに、助手用モジュールの偶発的な回動を回避する。なぜならば、回動軸線を中心に助手用モジュールを回動させることができるためには、鏡筒キャリヤを傾斜させることがさらに必要だからである。このように、助手用モジュールを左から右へまたは右から左へ変更するために助手用モジュールが回動させられる前に、保持エレメントを解放位置へ移動させることによる保持システムの作動と、鏡筒キャリヤの傾斜とを要求する、二重安全機構が達成される。
別の実施の形態では、保持エレメントは、ロッキング位置において、鏡筒キャリヤを作動位置においてブロックしてよく、これにより、助手用モジュールの位置を変更するために必要とされる2つの行為のみが相前後して行われることを保証する。まず、手動操作可能な制御エレメントを操作することによって保持システムの保持エレメントが解放位置へ移動させられる。これが行われた後に初めて、それまでは保持エレメントによってロッキング位置においてブロックされていた鏡筒キャリヤが、傾斜軸線を中心に調節位置へ傾斜させられてよい。鏡筒キャリヤを傾斜させた後に、助手用モジュールが回動させられてよい。
1つの実施の形態では、保持エレメントが、作動位置において係合によって鏡筒キャリヤをブロックし、かつ解放位置において鏡筒キャリヤから外されることによって鏡筒キャリヤの傾斜を許容することを保証するために、保持エレメントは、ロッキング位置において鏡筒キャリヤに係合してよく、解放位置において鏡筒キャリヤから外される。
別の実施の形態によれば、保持システムは、顕微鏡本体インターフェースに配置されてよく、回動可能な光学式のアセンブリのコンパクトな設計を可能にする。1つの実施の形態では、保持エレメントは、ロッキング位置において、顕微鏡本体インターフェースから突出し、解放位置において、顕微鏡本体インターフェース内に引き込まれる。
別の実施の形態では、顕微鏡本体インターフェースは、ロッキング位置と解放位置との間の保持エレメントの移動をリードするガイドを有してもよい。ガイドは、問題を回避し得る。これにより、本発明の保持システムを作動させたときにロッキング位置から解放位置への保持エレメントの正確な移動が保証され、それによって、手動操作可能な制御エレメントを作動させるトラブルが回避される。
保持システムの1つの実施の形態では、保持エレメントは、ロッキング位置と解放位置との間を線形に可動なロッキングボルトであってもよい。(直進または直線運動であってもよい)このような線形の移動方向は、保持エレメントの取付けおよび支持を単純化する。
助手用モジュールの回動をブロックすることを容易にするために、ロッキングボルトは、テーパ状のロッキング先端部を有してもよい。このようなテーパ状のロッキング先端部は、助手用モジュールおよび/または鏡筒キャリヤにおける対応するロッキング凹所と容易に係合させられてもよい。テーパ状のロッキング先端部とは反対側において、ロッキングボルトは、付勢端部を有してもよく、この付勢端部は、保持エレメントをロッキング位置へ強制する付勢力をロッキングボルトに加える付勢部材と係合する。このように、手動操作可能な制御エレメントを作動させることによって保持システムの保持エレメントが意図的に解放位置へ移動させられない限り、保持システムの保持エレメントはロッキング位置にあることが保証される。ロッキング先端部は、ロッキング位置において顕微鏡本体インターフェースから突出してもよく、解放位置において顕微鏡本体インターフェース内に引き込まれてもよく、これは、回動可能な光学式のアセンブリのコンパクトな設計を可能にする。
別の実施の形態では、ロッキングボルトは、制御エレメントと係合するカムを有してもよく、制御エレメントとの相互作用を容易にし、コンパクトな設計を可能にする。カムは、保持エレメントを解放位置へ移動させることを容易にするのみならず、ロッキング位置と解放位置との間で保持エレメントの移動をリードしてもよい。ガイドは、カムを収容するガイドチャネルを含むことができる。ガイドチャネルは、移動方向に沿って延びていてよく、この移動方向に沿って、保持エレメントはロッキング位置から解放位置へ移動させられる。したがって、カムをガイドチャネルに収容することは、保持エレメントの移動をリードすることを可能にする。これに代えてまたはこれに加えて、ロッキングボルトは、ガイドチャンバに収容されてもよく、該チャンバの形状が、その移動をリードする。
1つの実施の形態では、カムは、ロッキングボルトから横方向に突出していてもよく、保持システムのコンパクトかつフレキシブルな設計を可能にする。ロッキングボルトは、カムの固定セクションを収容する横断穴を有することができ、横方向に突出したカムの容易な提供を可能にし、横方向に突出したカムが破損した場合に、保持システムを修理することを可能にする。
固定セクションは、横断穴に螺入されるねじ山を有することができ、横方向に突出したカムを備えるロッキングボルトを容易に提供することを可能にする。例えば、ねじ山を有する横方向に突出したカムは、ねじの頭部が穴からカムピンとしてロッキングボルトから横方向に突出するように、カムピンを横断穴に螺入することによって提供されてもよい。
別の実施の形態によれば、制御エレメントは、保持エレメントに係合するプッシャを有してもよい。プッシャは、回動可能または回転可能であってもよく、制御エレメントは、保持エレメント、例えばプッシャを閉鎖位置から開放位置へ移動させることによって、保持エレメントに作用してもよい。コンパクトな設計において、プッシャは、回転可能に取り付けられた偏心器を含むことができる。偏心器、例えば、ディスクの中心からずれた回動軸線を有する偏心ディスクは、例えば、顕微鏡本体インターフェースに回転可能に取り付けられていてもよい。制御エレメントの閉鎖位置において、偏心器などのプッシャは、保持エレメント、例えば保持エレメントのカムから離間させられていてもよい。手動操作可能な制御エレメントを作動させ、これを閉鎖位置から開放位置へ移行させるために、プッシャは、回動/回転させられてもよく、これにより、プッシャを保持エレメントと接触および係合させ、保持エレメントをロッキング位置から解放位置へ移動させる。プッシャが偏心器を含む1つの実施の形態では、ロッキングボルトのカムは、ロッキング位置において、偏心ディスクの半径よりも、偏心器の制御エレメントの切換え軸線から離間させられていなくてよい。
別の実施の形態によれば、保持システムは、さらに、制御エレメントを閉鎖位置および/または開放位置に保持するための拘束手段を含んでもよい。閉鎖位置においては、制御エレメントが保持エレメントを解放し、付勢部材が保持エレメントをロッキング位置へ強制する。開放位置においては、制御エレメントが保持エレメントを解放位置へ移動させる。このような拘束手段は、保持エレメントが偶発的にロッキング位置から解放位置へまたはその逆に移動させられないことを保証する。拘束手段は、制御エレメントが閉鎖位置から開放位置へまたは開放位置から閉鎖位置へ変化させられる前に明確な作動力が必要とされることを保証する。拘束手段は、さらに、保持エレメントを解放位置に保持することを補助することができ、付勢部材が保持エレメントをロッキング位置へ押し戻すことを回避する。
1つの実施の形態では、拘束手段は、凹所およびもどり止を有してもよい。凹所は、制御部材に配置することができる。拘束手段が制御エレメントを閉鎖位置および開放位置に保持する1つの実施の形態では、拘束手段は、2つの凹所および/または2つのもどり止を有してもよく、そのうちの1つが1つの特定の位置(すなわち、閉鎖位置および開放位置)に割り当てられている。例えば、制御エレメントは、2つの凹所を有してもよく、一方の凹所は開放位置に割り当てられており、他方の凹所は閉鎖位置に割り当てられている。
プッシャは、凹所として切欠を有することができる。切欠は、容易に製造され、コンパクトな設計を可能にする。なぜならば、このような切欠は、制御エレメントの、保持エレメントに作用する部分に容易に配置されてもよいからである。
保持エレメントは、開放位置において凹所に係合する第1のもどり止を有してもよい。カムは、第1のもどり止として設計されてもよい。第1のもどり止は、コンパクトな設計を可能にする。なぜならば、カムは、二重の機能、すなわち、保持エレメントをロッキング位置から解放位置へ移動させるために制御エレメントに係合する機能と、保持エレメントの第1のもどり止が制御エレメントの凹所と係合すると制御エレメントを開放位置に保持する、例えばプッシャにおける切欠などの、制御エレメントにおける凹所とともに、拘束手段を形成する機能と、を有することができる。
保持システムは、さらに、閉鎖位置において凹所と係合する第2のもどり止を有してもよく、さらに、制御エレメントを開放位置へ移行させることによって保持システムの保持エレメントが偶発的に解放位置へ移動させられないことを保証する。1つの実施の形態では、拘束手段を閉鎖位置から移動させるために必要とされる作動力は、付勢部材によって保持エレメントに加えられる付勢力よりも大きい。
好適にはボールポイントテンショニングねじとして設計されたもどり止ピンは、第2のもどり止を形成してもよい。このようなもどり止ピンは、顕微鏡本体インターフェースに取り付けられてもよい。顕微鏡本体インターフェースには、例えば、ねじ山付き貫通孔が設けられていてもよく、フレキシブルな設計を可能にし、第2のもどり止を、コンパクトな形式で、閉鎖位置において凹所と係合するための所望の位置に配置することを可能にする。
別の実施の形態では、第1のもどり止と、第2のもどり止とは、保持エレメントがロッキング位置から解放位置へ移動させられる移動方向に関して、互いに離間して配置されていてもよい。回動可能に取り付けられた偏心器などの、回動可能または回動可能なプッシャを含む制御エレメントの場合、第1のもどり止と、第2のもどり止とは、プッシャの切換え軸線に関して互いに反対側に配置されていてもよく、これにより、制御エレメントを開放位置から閉鎖位置へおよびその逆に移動させるために、プッシャを180°回転させる必要がある。
ここで図面を参照して典型的な形式で発明を説明する。図面に例示的に示された有利な発展形および実施の形態は、互いに独立しており、要望に応じて組み合わせることができる。
作動位置における本発明による回動可能な光学式のアセンブリを示す透視図である。 鏡筒キャリヤが傾斜させられかつ助手用モジュールが回動可能である調節位置における、図1の回動可能な光学式のアセンブリを示す透視図である。 助手用モジュールが他方のサイドへ回動させられた後の、図2Aに示されたアセンブリの透視図である。 閉鎖位置における制御エレメントと、ロッキング位置における保持エレメントとともに示された、本発明の保持システムが取り付けられた図1の回動可能な光学式のアセンブリの顕微鏡本体インターフェースのセクションの透視図である。 保持システムを有する回動可能な光学式のアセンブリのセクションの平面図である。 図1の回動可能な光学式のアセンブリの顕微鏡本体インターフェースの透視図であり、その保持システムはロッキング位置にある。 図1の回動可能な光学式のアセンブリの顕微鏡本体インターフェースの透視図であり、その保持システムは解放位置にある。 閉鎖位置における制御エレメントと、ロッキング位置におけるリテーナエレメントとを備える本発明によるリテーナシステムの1つの実施の形態を示す断面図である。 開放位置における制御エレメントと、解放位置におけるリテーナエレメントとを備える本発明によるリテーナシステムの1つの実施の形態を示す断面図である。
図1は、1つの典型的な実施の形態による外科用顕微鏡(図示せず)用の回動可能な光学式のアセンブリ1を示している。前記実施の形態では、回動可能な光学式のアセンブリ1は、0°助手用装置である。図1に示されたアセンブリ1は、以下の構成要素、すなわち、回動可能な光学式のアセンブリ1、ここでは0°助手用装置2、を顕微鏡本体(図示せず)に取り付けるための顕微鏡本体インターフェース3と、主観察者用鏡筒(図示せず)用の鏡筒キャリヤ4と、助手用鏡筒用のインターフェース6を有する助手用モジュール5と、本発明の1つの典型的な実施の形態による保持システム7と、を含む。
鏡筒キャリヤ4は、主観察者用鏡筒用のインターフェース8を有する。鏡筒キャリヤ4は、ヒンジ10によって、顕微鏡本体インターフェース3に対して傾斜軸線9を中心に回転するように、顕微鏡本体インターフェース3に取り付けられている。鏡筒キャリヤ4は、作動位置W(図1に示されている)と、調節位置A(図2Aおよび図2Bに示されている)との間で、顕微鏡本体インターフェース3に対して傾斜軸線9を中心に回転させることができる。
助手用モジュール5は、顕微鏡本体インターフェース3に対して回動軸線11を中心に回転可能または回動可能である。助手がサイドを変えると、助手用モジュール5を、図1に示された位置から、180°右へ(そして再び逆にも)回動させることができる。助手用モジュールを回動させることができるようにするためには、回動軸線11を中心とする助手用モジュール5の回動をブロックしている本発明の保持システム7が、まずブロック解除されなければならない。そうするために、保持システム7の保持エレメント12は、ロッキング位置L(例えば図3、図4、図5および図7に示されている)から解放位置(例えば図2A、図2B、図6および図8に示されている)へ移動させられなければならない。保持システム7の付勢部材13は、保持エレメント12をロッキング位置Lへ強制する。このロッキング位置Lにおいて、保持エレメント2は、回動軸線11を中心とする助手用モジュール5の回動をブロックする。保持エレメント12は、保持システム7の手動操作可能なエレメント14によって解放位置Rへ移動させることができる。手動操作可能なエレメント14は、保持エレメント12をロッキング位置Lから解放位置Rへ移動させるために、保持エレメント12に作用する。
図示した実施の形態では、本発明の保持システム7、特に保持システム7の保持エレメント12は、助手用モジュール5を間接的にブロックする。保持エレメント12は、鏡筒キャリヤ4を作動位置Wにおいてブロックし、これにより、傾斜軸線9を中心とする鏡筒キャリヤ4の傾斜を回避する。この傾斜は、助手用モジュール5を回動させるために必要とされる。図示された実施の形態における助手用モジュール5は、鏡筒キャリヤ4が傾斜軸線9を中心に調節位置Aへ傾斜させられたときにのみ、回動可能である。鏡筒キャリヤ4は、作動位置Wにおいて、嵌合部50,51l,51rによって、回動軸線11を中心とする助手用モジュール5の回動をブロックする。嵌合部は、助手用モジュール5に配置されたばね付勢されたスタッド50と、鏡筒キャリヤ4の対応する固定穴51l,51rとによって提供されている。ばね付勢されたスタッド50は、作動位置Wにおいて鏡筒キャリヤ4に隣接しかつ鏡筒キャリヤ4と整列させられる助手用モジュール5の上面から、回動軸線11に対して平行に延びる方向へ突出している。鏡筒キャリヤ4は、作動位置Wにおいて助手用モジュール5に隣接して配置される下面に2つの固定穴51lおよび51rを有する。固定穴51lは、助手用モジュール5が(図2Aに示したように)左側にあるときに、ばね付勢されたスタッド50と整列させられる。鏡筒キャリヤ4が、(図1における状態に対応する)作動位置Wへ戻された後、助手用モジュール5のばね付勢された突出部50は、固定穴51lに収容される。ばね付勢されたスタッド50と、固定穴51lとのインターロックは、作動位置Wにおいて回動軸線11を中心とする助手用モジュール5の回動を防止する。助手用モジュール5が、図2Bに示したように右側にある場合、助手用モジュール5の回動は、ばね付勢されたスタッド50が次は固定穴51rに係合することを除き、鏡筒キャリヤ4が作動位置Wにあるときと同様にブロックされる。
これにより、保持エレメント12がロッキング位置Lにおいて鏡筒キャリヤ4を作動位置Wにおいてブロックする限り、助手用モジュール5は回動させられない。もちろん、保持エレメント12が助手用モジュール5の回動を直接にブロックするような択一的な実施の形態(図示せず)が可能である。
保持システム1の保持エレメント12が、ロッキング位置Lから、後で詳しく説明する解放位置Rへ移動させられた後、鏡筒キャリヤ4は、傾斜軸線9を中心に、図1に示された作動位置Wから、図2Aおよび図2Bに示された調節位置Aへ傾斜させられてもよい。助手用モジュール5は、図2Aに矢印によって示されているように、回動軸線11を中心にして約180°、左(図1に示されている)から右へ(および逆に)回動させられてもよい。助手用モジュール5が180°右へ回動させられた後(図2B参照)、鏡筒キャリヤ4は、作動位置W(図1に示されている)へ下方に向かって傾斜させられてもよい。次いで、保持システム7は、保持システム7の保持エレメント12を、図2Aおよび図2Bに示された、保持エレメント12が顕微鏡本体インターフェース3内に引き込まれた解放位置Rから、再び、ロッキング位置L(例えば図3参照、そこでは保持エレメント12は、顕微鏡本体インターフェース3から突出している)へ移動させることによって、閉鎖される。このように、助手用モジュール5の位置は、特定の機器を必要とせずに、部品の紛失または損傷のリスクなしに、迅速かつ容易に変更されてよい。さらに、助手用モジュール5の不意の回動は、保持システム7と、鏡筒キャリヤ4の所要の傾斜とによる二重安全ロッキングによって回避される。
以下では、図示された典型的な実施の形態の保持システムと、この保持システムが、作動位置Wにおいて鏡筒キャリヤ4をブロックすることによってどのように助手用モジュール5の回動を間接的にブロックするのかが、図3〜図8を参照することによってさらに詳細に説明される。
図示された実施の形態では、保持システム7は、例えば図3に見られるように、顕微鏡本体インターフェース3に配置されており、図3には、保持システム7が取り付けられた、顕微鏡本体インターフェース3のセクションが示されている。鏡筒キャリヤ4および助手用モジュール5などの、図1および図2に示された回動可能な光学式のアセンブリ1の他の構成部材は、図3においては省略されている。
図3に見られるように、図3におけるロッキング位置Lにある保持システム7の保持エレメント12は、顕微鏡本体インターフェース3から突出している。保持エレメント7をロッキング位置Lから解放位置Rへ移動させるために、手動操作可能な制御エレメント14が作動させられなければならない。図示された実施の形態では、これは、制御エレメント14のハンドル/ノブ15を180°回転させることによって行うことができる。この回動中、制御エレメント14は保持エレメント7に作用し、保持エレメント7をロッキング位置Lから解放位置Rへ移動させ、この解放位置Rにおいて、保持エレメント7は顕微鏡本体インターフェース内に引き込まれる(例えば図2および図6参照)。
図4は、図1の回動可能な光学式のアセンブリ1、すなわち、保持システム7が取り付けられた顕微鏡本体インターフェース3の部分を含むアセンブリ1のセクションの平面図である。図1とは対照的に、制御エレメント14のノブ15は、図4において省略されている。図4では、保持エレメント12が、ロッキング位置Lにおいて、どのように顕微鏡本体インターフェース3から突出し、鏡筒キャリヤ4に係合し、これにより、鏡筒キャリヤを作動位置Wにおいてブロックしているかが示されている。これとは対照的に、図2Aおよび図2Bに示したように、保持システム7の保持エレメントが解放位置Rにあるときは、保持エレメントは、顕微鏡本体インターフェース3内に引き込まれる。解放位置Rでは、保持エレメント12は、鏡筒キャリヤ4から外れ、鏡筒キャリヤがヒンジ10において傾斜軸線9を中心に傾斜できるようにする。
以下では、図示した実施の形態の保持システム7と、その機能を、図4〜図8に関してより詳細に説明する。
外科用顕微鏡の回動可能な光学式のアセンブリ1用の保持システム7は、保持エレメント12と、付勢部材13と、制御エレメント14とを含む。保持エレメントは、ロッキング位置Lから解放位置Rへ可動である。付勢部材13は、保持エレメント12をロッキング位置Lへ強制する。手動操作可能な制御エレメント14は、保持エレメントをロッキング位置Lから解放位置Rへ移動させるために、保持エレメント12に作用する。
図示した実施の形態では、保持エレメント12は、ロッキングボルト16である。ロッキングボルト16は、ロッキング位置Lと、解放位置Rとの間で移動方向Mに沿って線形に可動である。ロッキングボルト16は、ロッキング位置Lにおいて顕微鏡本体インターフェース3から突出する端部において、ロッキング先端部17を有してもよい。ロッキング先端部17は、図示した実施の形態では、テーパ状に処理されている。ロッキング位置Lにおいて、鏡筒キャリヤ4が作動位置Wにあるとき、先端部17は鏡筒キャリヤ4のロッキング凹所18と係合する。すなわち、保持エレメント12がロッキング位置Lにあるとき、保持エレメント12のテーパ状のロッキング先端部17は、顕微鏡本体インターフェース3から突出し、鏡筒キャリヤ4のロッキング凹所18に配置される。ロッキング凹所18は、ロッキングボルト16が解放位置Rからロッキング位置Lへ移動させられるときの移動方向Mとは反対向きに開口している。ロッキング凹所18に配置されると、ロッキング先端部17は、移動方向Mに対して垂直方向での鏡筒キャリヤ4の傾斜をブロックするストッパを提供し、これにより、助手用モジュール5の回動を間接的にブロックする。
付勢部材13は、保持エレメント12をロッキング位置Lへ強制する。図示した実施の形態では、付勢部材13はばね19として設計されている。付勢部材13は、ロッキング先端部17とは反対側のロッキングボルト16の付勢端部20と係合する、圧縮ばね19であり、これにより、保持エレメント12をロッキング位置Lへ押し付ける付勢力Bを加える。
見られるように、ロッキング先端部17は、ロッキング位置Lにおいて顕微鏡本体インターフェース3から突出してもよく(図5参照)、解放位置Rにおいて顕微鏡本体インターフェース3内に引き込まれてもよい(図6参照)。移動方向Mでロッキング位置Lと解放位置Rとの間で保持エレメント12、図示の実施の形態ではロッキングボルト16、の移動をリードするために、ガイド21が設けられてもよい。図示の実施の形態では、顕微鏡本体インターフェース3は、ガイド21を有する。ガイド21は、ガイドチャンバ22を含んでもよく、このガイドチャンバ22に、ロッキングボルト16が収容され、ロッキング位置Lと解放位置Rとの間で可動に取り付けられている。これに代えて、またはこれに加えて、ガイド21は、保持エレメント12のカム24を収容するガイドチャネル23を含んでもよい。
図示した実施の形態では、保持エレメント12であるロッキングボルト16は、制御エレメント14に係合するカム24を有する。後でさらに詳しく説明するように、制御エレメント14は、保持エレメント12をロッキング位置Lから解放位置Rへ移動させるときにカム24に作用する。
カム24は、図示した実施の形態ではロッキングボルト16から横方向に突出している。ロッキングボルト16は、横断穴33を有する。前記横断穴33は、ねじ山を有してもよい。カム24は、ロッキングボルト16に接続されてもよい固定セクション25を有してもよい。図示の実施の形態では、固定セクション25は、ロッキングボルト16の横断穴33に螺入されるねじ山26を有する。カム24の頭部27は、ガイドチャネル23に収容されたロッキングボルト16から横方向に突出した部分であり、保持エレメント12をロッキング位置Lから付勢力Bに抗して解放位置Rへ移動させるときに、前記部分に制御エレメント24が作用する。
案内のために、ガイドチャンバ22の壁部は、ガイドチャネル23を構成する、移動方向Mに延びるスロットを有してもよい。カム24の頭部27は、ガイドチャネル23に部分的に収容されてもよく、ガイドチャンバ22およびガイドチャネル23から部分的に突出してもよい。これにより、外方へ突出した頭部27は、制御エレメント24との相互作用のためにアクセス可能であり、これについて、ここでさらに詳しく説明する。
図示された典型的な実施の形態の制御エレメント14は、既に言及したノブ15と、プッシャ28とを有する。プッシャ28は、保持エレメント12と選択的に係合し、保持エレメント12に作用して、保持エレメント12をロッキング位置Lから解放位置Rへ移動させる。プッシャ28は、回動可能または回転可能であってもよい。図示の実施の形態では、プッシャ28は、切換え軸線29を中心に切換え方向Sに回動可能である。図示の実施の形態では、切換え軸線29は、移動方向Mおよび傾斜軸線9に対して垂直であり、回動軸線11に対して平行に延びている。
図示の実施の形態では、プッシャ28は、切換え軸線29を中心に回転可能に取り付けられた偏心器30を有する。偏心器30は、ディスク状本体31と、ディスク31の中心41からずれてディスク状本体31から突出した軸32とを有する。ハンドル15が軸32に配置されており、ハンドル15を切換え方向Sに回転させることにより、偏心器30の軸32、ひいてはディスク状本体31が回転する。
ロッキング位置L(例えば、図4および図5参照)において、プッシャ28は、カム24に隣接しているが、カム24から間隔を置かれている。偏心器30を回転させることにより、ディスク31の周方向縁部34がカム24の頭部27に接触し、カム24と、カム24が固定された保持エレメント12とを、ロッキング位置Lから解放位置Rへ押し付ける。移動方向Mでの保持エレメント12のこの移動は、ガイド21、図示した実施の形態では、ガイドチャンバ22におけるロッキングボルト16のガイドおよびガイドチャネル23におけるカム24のガイドによって、リードされる。
制御エレメント14は、閉鎖位置Cを占めてもよい。この閉鎖位置Cでは、制御エレメント14は、保持エレメント12を解放し、付勢部材13は保持エレメント12をロッキング位置Lへ強制する。閉鎖位置Cは、ノブ15におけるマーク35が、閉鎖された錠によって示された、顕微鏡本体インターフェース3における閉鎖位置マーク36と整列したときに得られる。
プッシャ28およびハンドル15(図示の実施の形態において)を含む制御エレメント14を切換え軸線29を中心に180°移動させると、制御エレメント14は、開放位置Oとなる。開放位置Oにおいて、ノブ15のマーク35は、開放した錠として示された、顕微鏡本体インターフェース3における開放位置マーク37と整列し、この位置は、例えば、図6および図8に示されている。
制御エレメント14を、制御エレメント14が保持エレメント12を解放し、付勢部材13が保持エレメント12をロッキング位置Lへ強制する閉鎖位置Cと、制御エレメント14が保持エレメント12を解放位置Rへ移動させる開放位置Oとに保持するために、図示の実施の形態の保持システム7は、拘束手段38を有する。拘束手段38は制御エレメント14を閉鎖位置Cおよび開放位置Oに保持し、ハンドル15を切換え方向Sに回動させる前に、明瞭な作動力が要求される。
図示された典型的な実施の形態では、拘束手段38は凹所39を有する。図示の実施の形態では、拘束手段38の凹所39は、プッシャ28における切欠40として設計されている。切欠40は、ディスク31の中心41に関して、軸32と反対側のディスク31の周方向縁部34に配置されていてもよい。
制御エレメント14に配置された凹所39に加えて、拘束手段38は、さらに、図示した実施の形態では、もどり止42を有する。保持システム7は、第1のもどり止42および第2のもどり止43を有してもよい。
図示の典型的な実施の形態では、保持エレメント12は、第1のもどり止42を有する。第2のもどり止42は、例えば図6および図8に示した開放位置Oにおいて、ディスク31の凹所39、切欠40に係合する。これにより、開放位置Oは、プッシャ28が切換え方向Sに切換えられ、周方向縁部30における切欠40がカム24と整列させられ、カム24の頭部27が次いで開放位置Oにおいて付勢力Bによって切欠40内へ押し込まれると、達成される。
図示された実施の形態の保持システム7は、さらに、例えば図5および図7に示された閉鎖位置Cにおいて凹所39に係合する第2のもどり止43を有する。第2のもどり止43は、ロッキングボルト16に対して平行に顕微鏡本体インターフェース3に取り付けられてもよいもどり止ピン44として設計されている。図示された実施の形態では、もどり止ピン44は、ボールポイントテンションねじ45として設計されており、プッシャ28に面したその先端部は、プッシャ28の周方向縁部34に向かって突出した、ばね取り付けされたボールを有する。閉鎖位置Cにおいて、凹所39、すなわち切欠40は、ボールポイントテンションねじ45のボールポイントと整列させられ、このボールポイントは、その張力により、付勢力方向Bに抗して切欠40内に閉鎖位置Cへ押し付けられる。
図示された実施の形態では、第1のもどり止42と、第2のもどり止43とは、保持エレメント12がロッキング位置Lから解放位置Rへ移動させられる移動方向Mに関して互いに離間して配置されている。図示された実施の形態では、第1のもどり止42と、第2のもどり止43とは、プッシャ28の切換え軸線29に関して互いに反対側に配置されている。つまり、制御エレメント14を閉鎖位置Cから開放位置Oへ、およびその逆に移動させるために、制御エレメント14を180°だけ切換え方向Sに移動させることが必要である。
制御エレメント14は、さらに、取付けフレーム46を有する。取付けフレーム46は、実質的に、中央に孔を備えるディスク状である。取付けフレーム46の外側47には、ノブ15が配置されている。偏心器30のディスク31は、取付けフレーム46の反対側の内側48に配置されている。軸32は、取付けフレーム46における孔を通ってハンドル15内へ延びており、軸32は、ハンドル15に回転方向で固定して取り付けられている。したがって、ハンドル15を回動させると、偏心器30の軸32が回動する。取付けフレーム46は、締付ねじ49によって顕微鏡本体インターフェース3に取り付けられており、締付ねじ49は、取付けフレーム46の内側48に螺入されている。
1 回動可能な光学式のアセンブリ
2 ゼロ度助手用モジュール
3 顕微鏡本体インターフェース
4 鏡筒キャリヤ
5 助手用モジュール
6 助手用鏡筒用のインターフェース
7 保持システム
8 主観察者用鏡筒用のインターフェース
9 傾斜軸線
10 ヒンジ
11 回動軸線
12 保持エレメント
13 付勢部材
14 手動操作可能な制御エレメント
15 ハンドル/ノブ
16 ロッキングボルト
17 ロッキング先端部
18 ロッキング凹所
19 ばね
20 付勢端部
21 ガイド
22 ガイドチャンバ
23 ガイドチャネル
24 カム
25 固定セクション
26 ねじ山
27 頭部
28 プッシャ
29 切換え軸線
30 偏心器
31 ディスク状本体
32 軸
33 横断穴
34 周方向縁部
35 ノブにおけるマーク
36 閉鎖位置マーク
37 開放位置マーク
38 拘束手段
39 凹所
40 切欠
41 ディスクの中心
42 第1のもどり止
43 第2のもどり止
44 もどり止ピン
45 ボールポイントテンションねじ
46 取付けフレーム
47 取付けフレームの外側
48 取付けフレームの内側
49 固定ねじ
50 ばね付勢されたスタッド
51l 固定穴(左側)
51r 固定穴(右側)
W 作動位置
A 調節位置
L ロッキング位置
R 解放位置
M 移動方向
B 付勢力
S 切換え方向
C 閉鎖位置
O 開放位置

Claims (12)

  1. 外科用顕微鏡の回動可能な光学式のアセンブリ(1)用の保持システム(7)において、該保持システム(7)は、ロッキング位置(L)から解放位置(R)へ可動な保持エレメント(12)と、該保持エレメント(12)を前記ロッキング位置(L)へ強制する付勢部材(13)と、前記保持エレメント(12)を前記ロッキング位置(L)から前記解放位置(R)へ移動させるために前記保持エレメント(12)に作用する、手動操作可能な制御エレメント(14)とを備えており、
    前記手動操作可能な制御エレメント(14)は、ハンドル/ノブ(15)を備えており、当該ハンドル/ノブ(15)を回転させることによって、前記保持エレメント(12)の移動が引き起こされ
    前記保持エレメント(12)は、当該保持エレメント(12)から突出しているカム(24)を有しており、
    前記制御エレメント(14)は、前記保持エレメント(12)の前記カム(24)と係合する偏心プッシャ(28)を有しており、前記偏心プッシャ(28)は、前記ハンドル/ノブ(15)を回転させると、切り換え軸線(29)を中心に回転することにより、前記カム(24)との係合が解除され、その結果、前記保持エレメント(12)を、前記付勢部材(13)の付勢力に対抗して、前記ロッキング位置(L)から前記解放位置(R)まで移動させる、ことを特徴とする、外科用顕微鏡の回動可能な光学式のアセンブリ(1)用の保持システム(7)。
  2. 前記保持エレメント(12)は、前記ロッキング位置(L)と前記解放位置(R)との間で線形に可動なロッキングボルト(16)である、請求項1記載の保持システム(7)。
  3. 前記ロッキングボルト(16)は、テーパ状のロッキング先端部(17)と、該ロッキング先端部とは反対側の付勢端部(20)とを有し、該付勢端部(20)に、前記付勢部材(13)が付勢力(B)を加える、請求項2記載の保持システム(7)。
  4. 前記制御エレメント(14)を、該制御エレメント(14)が前記保持エレメント(12)を解放し、前記付勢部材(13)が、前記保持エレメント(12)を前記ロッキング位置(L)へ強制する閉鎖位置(C)、および、前記制御エレメント(14)が前記保持エレメント(12)を前記解放位置(R)へ移動させる開放位置(O)に保持するための、拘束手段(38)をさらに備える、請求項1からまでのいずれか1項記載の保持システム(7)。
  5. 前記拘束手段(38)は、凹所(39)と、前記凹所(39)に係合する少なくとも1つのもどり止(42,43)とを含み、前記凹所(39)は、前記制御エレメント(14)に配置されている、請求項記載の保持システム(7)。
  6. 前記少なくとも1つのもどり止(42,43)は、前記開放位置(O)において前記凹所(39)に係合する第1のもどり止(42)を含む、請求項記載の保持システム(7)。
  7. 前記カム(24)は、前記第1のもどり止(42)として設計されている、請求項記載の保持システム(7)。
  8. 前記少なくとも1つのもどり止(42,43)は、前記閉鎖位置(C)において前記凹所(39)に係合する第のもどり止(43)をさらに備える、請求項6または7記載の保持システム(7)。
  9. 外科用顕微鏡用の回動可能な光学式のアセンブリ(1)において、前記アセンブリ(1)は、該アセンブリ(1)を顕微鏡本体に取り付けるための顕微鏡本体インターフェース(3)と、助手用鏡筒用のインターフェース(6)を有する助手用モジュール(5)であって、回動軸線(11)を中心に前記顕微鏡本体インターフェース(3)に関して回動可能な、助手用モジュール(5)と、請求項1からまでのいずれか1項記載の保持システム(7)であって、該保持システム(7)の保持エレメント(12)は、ブロッキング位置(L)において、前記回動軸線(11)を中心とする前記助手用モジュール(5)の回動をブロックする、保持システム(7)と、を備えることを特徴とする、外科用顕微鏡用の回動可能な光学式のアセンブリ(1)。
  10. 前記保持システム(7)は、前記顕微鏡本体インターフェース(3)に配置されている、請求項記載の回動可能な光学式のアセンブリ(1)。
  11. 前記保持エレメント(12)は、ロッキング位置(L)において、前記顕微鏡本体インターフェース(3)から突出し、解放位置(R)において、前記顕微鏡本体インターフェース(3)内に引き込まれる、請求項9または10記載の回動可能な光学式のアセンブリ(1)。
  12. 前記外科用顕微鏡用の回動可能な光学式のアセンブリ(1)は、ゼロ度助手用装置(2)である、請求項9から11までのいずれか1項に記載の回動可能な光学式のアセンブリ(1)。
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