JP6425599B2 - 診断装置 - Google Patents

診断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6425599B2
JP6425599B2 JP2015065316A JP2015065316A JP6425599B2 JP 6425599 B2 JP6425599 B2 JP 6425599B2 JP 2015065316 A JP2015065316 A JP 2015065316A JP 2015065316 A JP2015065316 A JP 2015065316A JP 6425599 B2 JP6425599 B2 JP 6425599B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
state information
operation state
control means
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015065316A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016183654A (ja
Inventor
英二郎 後藤
英二郎 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2015065316A priority Critical patent/JP6425599B2/ja
Publication of JP2016183654A publication Critical patent/JP2016183654A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6425599B2 publication Critical patent/JP6425599B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、内燃機関の各検出部位にそれぞれ取付けられ、取り付けられた検出部位の動作に関する動作状態情報を検出する検出手段と、前記検出手段のそれぞれと信号線を介して接続され、前記信号線を介して前記検出手段それぞれから前記動作状態情報を取得するとともに、前記動作状態情報に基づいて点火装置の動作を制御する点火装置制御手段と、を備え、前記点火装置制御手段が、前記検出手段が検出した前記動作状態情報に基づいて、前記内燃機関の動作に支障のおそれがある異常を検知した場合に異常検知信号を出力するように構成された前記内燃機関の診断装置に関する。
内燃機関を用いた発電システムにおいて、発電システムの動作停止を伴うような重大故障時の原因追及は、一般的に困難である。特に、重大故障の中でも、点火装置の異常に起因する故障については、故障箇所の特定が難しく、場合によっては、故障時の対応として内燃機関を一式交換するなどの大掛かりな対応が必要となる。
内燃機関の故障時の原因を診断するための診断装置として、特許文献1には車両用の内燃機関に設けられた各種制御装置(ECU)の動作電圧を取得し、動作電圧の変化から異常を診断する装置が開示されている。この装置は、他の制御装置との間の通信に異常が発生した時に、他の制御装置の動作電圧を取得するように構成されている。
特開2014−84082号公報
ところで、発明者の鋭意研究の結果、発電システムに用いられる内燃機関において発生する故障のうち、点火装置の異常については、その主な発生原因が内燃機関の各部にそれぞれ設けられたセンサの不良によるものであるとの知見を得た。上述のように、現状では点火装置の異常が発生すると、故障時の対応にかかる費用や時間などのコストが嵩むため、点火装置異常の原因が特定できれば、必要箇所のメンテナンスのみで対応が済み、故障時の対応に係るコストを大きく抑えられる可能性がある。
しかしながら、現状では、内燃機関を用いた発電システムは、複数個あるセンサの信号が一の点火装置にまとめて取り入れられているため、どのセンサが不良であるかを判定することが困難である。また、特許文献1の診断装置は、車両用の内燃機関の異常を診断するものであり車両に設けられた制御装置(ECU)の異常診断には適しているが、内燃機関に設けられた各センサの異常を個別に特定する目的で用いるには適しているとは言い難い。
そこで、本発明の目的は、内燃機関の重大故障時において、内燃機関に設けられた複数のセンサの状態を個別に確認可能とすることで、重大故障が発生した原因を診断可能とする診断装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る診断装置の特徴構成は、内燃機関の各検出部位にそれぞれ取付けられ、取り付けられた検出部位の動作に関する動作状態情報を検出する検出手段と、
前記検出手段のそれぞれと信号線を介して接続され、前記信号線を介して前記検出手段それぞれから前記動作状態情報を取得するとともに、前記動作状態情報に基づいて点火装置の動作を制御する点火装置制御手段と、を備え、
前記点火装置制御手段が、前記検出手段が検出した前記動作状態情報に基づいて、前記内燃機関の動作に支障のおそれがある異常を検知した場合に異常検知信号を出力するように構成された前記内燃機関の診断装置であって、
前記動作状態情報を記録可能に構成された記録手段と、
前記信号線のそれぞれに接続されるとともに、前記信号線から前記動作状態情報を取得し前記記録手段に記録可能に構成された記録制御手段と、を備え、
前記記録制御手段が、
前記点火装置制御手段と通信可能に構成され、
前記点火装置制御手段から出力された前記異常検知信号に基づいて、前記信号線から前記動作状態情報を取得し前記記録手段に記録するように構成された点にある。
上記特徴構成によれば、診断装置の記録制御手段は、各検出手段と点火装置制御手段とを接続する信号線から検出手段が検出した動作状態情報を取得可能に構成されるとともに、点火装置制御手段から出力された異常検知信号に基づいて、動作状態情報を記録手段に記録する。すなわち、診断装置の記録手段には、内燃機関の動作に支障のおそれがある異常が検知された時点における、各検出手段によって検出された動作状態情報が記録される。よって、記録手段に記録された動作状態情報を調べることで、各検出部位の故障の有無を確認することができ、故障箇所の特定が行い易くなる。すなわち、重大故障が発生した原因を診断可能とする診断装置を提供することができる。
加えて、記録制御手段は、各検出手段と点火装置制御手段とを接続する信号線から動作状態情報を取得することから、各検出手段と点火装置制御手段との間で通信に障害が発生した場合であっても、各検出手段からの動作状態情報を取得することができ、例えば、取得した動作状態情報に異常がなければ、各検出手段と点火装置制御手段との間の通信線に不具合が発生していると診断することが可能となる。すなわち、検出手段の故障に加えて、各検出手段と点火装置制御手段とを接続する通信線の故障をも診断することができる。
さらなる特徴構成は、前記記録制御手段が、前記点火装置制御手段による前記異常検知信号の出力開始時に発生するチャタリング信号の入力を受けた時に、所定期間、前記信号線から前記動作状態情報を取得し前記記録手段に記録する点にある。
上記特徴構成によれば、記録制御手段に異常検知信号が入力され終わるより前に、動作状態情報の記録を開始することができる。すなわち、内燃機関の動作に支障のおそれがある異常が検知された際に迅速に動作状態情報の記録開始することができ、異常検知信号の入力を受けて記録を開始する場合に比べて、より多くの動作状態情報が記録されることから、各検出部位の故障の有無をより正確に確認することができる。
また、別の特徴構成は、前記点火装置制御手段と同一の電力源から電力供給され作動するように構成された点にある。
上記特徴構成によれば、電力の供給系統に問題が生じない限り、点火装置制御手段に電力が供給されている場合には、診断装置にも電力が供給される。よって、別の電力源から診断装置に電力供給される場合に比べて、点火装置制御手段が作動しているにもかかわらず診断装置が電力不足で作動しないといった問題の発生を抑えることができ、動作状態情報の記録動作の安定性を確保することができる。
さらに、別の特徴構成は、前記記録手段が、揮発性媒体からなる第1記録手段と、不揮発性媒体からなる第2記録手段とからなり、
前記記録制御手段が、
所定期間、前記信号線から前記動作状態情報を取得し前記第1記録手段に記録する第1記録動作と、
当該第1記録動作の後に前記第1記録手段に記録された前記動作状態情報を前記第2記録手段に転記する第2記録動作と、を実行するように構成された点にある。
上記特徴構成によれば、動作状態情報を逐次記録する際に用いる第1記録手段を揮発性媒体としながら、不揮発性媒体の第2記録手段に動作状態情報を記録する。これにより、第2記録手段に所定期間の間、逐次記録し続けることを避けることができ、揮発性媒体に比べ、読み書き回数に制限のある不揮発性媒体である第2記録手段の寿命が短くなることを抑えることができる。
また、前記検出手段が、前記動作状態情報として点火装置の制御に関わる物理量を検出するセンサであると好適である。
診断装置の概略図 重故障検知信号発生時の一例を示す図 重故障検知信号発生時の一例を示す図 重故障検知信号発生時の一例を示す図
以下では本発明に係る診断装置2を、図1を用いて説明する。本発明に係る診断装置2は、内燃機関1の点火装置13の異常を診断するために用いられる。以下では、まず、診断装置2が対象とする内燃機関1について説明する。
1.内燃機関の構成
本実施形態においては、診断装置2を、発電システムに用いられる内燃機関1を対象として用いる場合の例を示す。発電システムとして、例えば、家庭用のコージェネレーションシステムを用いることができる。
内燃機関1には、内燃機関1内の燃焼室(不図示)に供給される混合気に点火するための点火装置13が設けられる。内燃機関1には、点火装置13を制御するための点火装置制御手段12、及び内燃機関1内の各部における各種動作状態情報iを検出する検出手段10が備えられる。
検出手段10は、内燃機関1の各検出部位にそれぞれ取付けられ、取り付けられた検出部位の動作に関する動作状態情報iを検出する。より詳しくは、検出手段10は、動作状態情報iとして、各種の速度(角速度)や電圧、圧力など、点火装置13の制御に関わる物理量を検出するセンサである。具体的には、内燃機関1に設けられたカム軸やクランク軸の角速度を検出するための回転角センサや、クランク軸に設けられたクランクポジションセンサなどが用いられる。
点火装置制御手段12は、内燃機関1内に設けられた複数の検出手段10のそれぞれと信号線11を介して接続される。点火装置制御手段12は、信号線11を介して検出手段10それぞれから動作状態情報iを取得するとともに、取得した動作状態情報iに基づいて点火装置13の動作を制御する。具体的には、点火装置制御手段12として点火装置13を制御するためのシーケンサが用いられる。検出手段10と点火装置13とは信号線11で接続され、検出手段10により検出された動作状態情報iがリアルタイムに点火装置制御手段12に出力される。
点火装置制御手段12は、検出手段10が検出した動作状態情報iに基づいて、異常の発生の有無を判定するとともに、点火装置13の動作を制御する。より詳しくは、点火装置制御手段12は、検出手段10から入力された動作状態情報iに基づいて、内燃機関1における異常の有無を判定し、異常がないと判定した場合には、点火装置13を通常動作させる。
一方、例えば、入力された動作状態情報iの値が正常値から大きく異なるなどの理由によって、内燃機関1において異常が発生していると判定された場合には、さらに、発生した異常の重度が判定される。具体的には、内燃機関1の動作に支障がない程度の軽微な異常(軽故障)であると判定された場合は、軽故障検知信号を出力し、点火装置13を通常動作させる。また、内燃機関1の動作に支障のおそれがある異常(重故障)であると判定された場合には、点火装置制御手段12は重故障検知信号eを出力し、点火装置13の動作を停止する。
ここで、重故障検知信号eが「異常検知信号」に相当する。なお、軽故障か重故障かの判定は、あらかじめ点火装置制御手段12に判定条件が組み込まれる。例えば、あらかじめ点火装置制御手段12に、各検出手段10の動作状態情報iについて異常が発生した場合に軽故障と判定するか重故障と判定するかを記憶させることで、判定される。
具体的には、重故障検知信号eが出力される判定条件としては、点火装置13の点火タイミングを調整するためのイグニッショントリガに設けられたピックアップセンサ(検出手段10)の出力が正常な範囲を越えていることや、カム軸やクランク軸の回転角センサ(検出手段10)の出力が正常な範囲を越えている(過速度である)こと、燃焼室内に設けられた圧力センサ(検出手段10)の出力が正常な範囲から外れていること、などが設定される。
本実施形態においては、点火装置制御手段12による重故障検知信号eの出力開始時にはチャタリング信号cが発生する。
2.診断装置の構成
診断装置2は、動作状態情報iを記録可能に構成された記録手段20と、検出手段10から出力される動作状態情報iを記録手段20に記録するための記録制御手段21が備えられる。
記録手段20は、揮発性媒体からなる第1記録手段20aと、不揮発性媒体からなる第2記録手段20bとからなる。具体的には、第1記録手段20aとして頻繁に読み書きを行うことに適した媒体、具体的にはDRAMなどの揮発性メモリを用いる。第1記録手段20aは、所定期間Tの間、連続して動作状態情報iの記録(具体的には、500ms間の記録)を行うために必要な容量を備える。より具体的には、所定期間Tの間、設定されたサンプリング周期で動作状態情報iを書き込み続けられるだけの容量を備える。
第2記録手段20bとしては、メモリカードなど診断装置2に対して挿脱自在に構成され、可搬性を備えた不揮発性メモリを用いる。第2記録手段20bには、複数回の動作状態情報iの記録を保持できる程度の記憶容量が設けられる。このような構成とすることで、
診断装置2から第2記録手段20bを取り外し、診断装置2が設けられた場所とは別の場所において、第2記録手段20bに記録された動作状態情報iを元に故障原因を解析することが可能となる。
記録制御手段21は、演算装置及び記憶装置からなり、内燃機関1との通信や、記録手段20(第1記録手段20a及び第2記録手段20b)の制御を行う。具体的には、信号線11を介して動作状態情報iを取得し、取得した動作状態情報iを記録手段20に記録可能に構成される。記録制御手段21は、内燃機関1に設けられた信号線11から分岐した信号引込線22によって、信号線11のそれぞれと接続される。このような構成により、検出手段10から出力された動作状態情報iが、点火装置制御手段12を介さず、直接記録制御手段21に入力される。
さらに、記録制御手段21は、点火装置制御手段12と通信可能に構成される。より詳しくは、点火装置制御手段12と記録制御手段21とを接続する通信線23が設けられ、記録制御手段21には、通信線23を介して点火装置制御手段12が出力する重故障検知信号eなどの各種信号が入力される。
本実施形態において、診断装置2は、点火装置制御手段12を駆動させる電力源と同一の電力源から電力供給され作動する。具体的には、点火装置制御手段12に電力を供給する電力線3を分岐させることで、診断装置2に電力供給が行われる。このような構成により、点火装置制御手段12が動作しているにも関わらず、電力トラブルなどにより診断装置2のみが動作しないといった問題が起きることを抑え、記録動作の安定性を向上させている。
3.診断装置の動作
診断装置2の記録制御手段21は、点火装置制御手段12から出力された重故障検知信号eに基づいて、信号線11から動作状態情報iを取得し記録手段20に記録する。より詳しくは、記録制御手段21が、点火装置制御手段12による重故障検知信号eの出力開始時に発生するチャタリング信号cの入力を受けた時に、所定期間T、信号線11から動作状態情報iを取得し記録手段20に記録する。
ここで、動作状態情報iの記録を行う所定期間Tとしては500msが設定される。チャタリング信号cの入力を受けた時に、記録を開始することで、重故障検知信号eが記録制御手段21に入力され終わるよりも早く記録を開始することができる。具体的には、100ms早く記録を開始することができる。
記録制御手段21が、チャタリング信号cの入力を受けてから、動作状態情報iを記録手段20に記録するまでの動作についてより詳しく説明する。
まず、記録制御手段21は、所定期間T、信号線11から信号引込線22を介して動作状態情報iを取得し、第1記録手段20aに記録する第1記録動作を実行する。検出手段10から出力される動作状態情報iはアナログ信号のため、記録制御手段21ではあらかじめ設定されたサンプリング周期で、デジタルデータに変換して取得する。サンプリング周期は、1kHz〜100kHzの間で可変可能に構成される。第1記録手段20aには、所定期間Tの間に、所定期間T/サンプリング周期の回数、動作状態情報iが書き込まれる。
次に、記録制御手段21は、第1記録動作の後に、第1記録手段20aに記録された所定期間T分の動作状態情報iを第2記録手段20bに転記する第2記録動作を実行する。記録制御手段21は、第2記録手段20bに動作状態情報iを転記する際に、必要に応じてCSV形式またはバイナリ形式に変換して記録する。このような構成とすることで、第1記録手段20aに対して、動作状態情報iの記録を行う所定期間Tは記録制御手段21の処理負荷を抑え動作状態情報iの取りこぼしを抑えながら、第2記録手段20bには後処理の容易な形式で動作状態情報iを記録することができる。
診断装置2による動作状態情報iの記録例を図2〜図4を用いて説明する。図2〜図4は、重故障検知信号eが発生した前後において検出手段10が検出した動作状態情報iの時系列変化を示している。
図2中、Aはカム軸に設けられたピックアップセンサ(検出手段10)が検出した動作状態情報iを、Bはクランク軸に設けられたピックアップセンサ(検出手段10)が検出した動作状態情報iを示している。この例では、通常AとBとは同じタイミングでそれぞれ1つのシグナルが発生するところ、−300msのタイミングにおいて、Aのシグナルが2回発生している。これに起因して、点火装置制御手段12が重故障検知信号eを出力する。この場合、点火装置制御手段12は、Aの動作状態情報iが2回発生した直後である−296ms付近に、記録制御手段21へと重故障検知信号eを出力し、記録制御手段21は、重故障検知信号eの出力に伴い発生するチャタリング信号cを受信した時点で動作状態情報iの記録を開始する。具体的には、図中、所定期間Tの範囲で動作状態情報iが記録される。
また別の例として、図3では、Aはカム軸に設けられたピックアップセンサ(検出手段10)が検出した動作状態情報iを、Bはクランク軸に設けられたピックアップセンサ(検出手段10)が検出した動作状態情報iを示している。この例では、本来、Aにおいて大きなシグナルが発生するタイミングである790ms付近において、シグナルが発生していない。これに起因して、記録制御手段21が重故障検知信号eを出力する。この場合、図中、790ms直後から所定期間Tの範囲で動作状態情報iが記録される。
さらに別の例として、図4では、Cは、検出手段10としてのイグニッショントリガに設けられたピックアップセンサ(検出手段10)が検出した動作状態情報iを、Bはクランク軸に設けられたピックアップセンサ(検出手段10)が検出した動作状態情報iを示している。この例では、本来、Cにおいてシグナルが発生するタイミングである450ms付近において、シグナルが発生していない。これに起因して、記録制御手段21が重故障検知信号eを出力する。この場合、図中、450ms直後から所定期間Tの範囲で動作状態情報iが記録される。
以上のように、内燃機関1の動作に支障のおそれがある重故障が発生した場合には、点火装置制御手段12が重故障検知信号eを出力することで、診断装置2の記録制御手段21が即座に各検出手段10が出力する動作状態情報iを記録し始める。よって、記録手段20に記録された動作状態情報iを調べることで、検出手段10が設けられた各検出部位の故障の有無を確認することができ、故障箇所の特定が行い易くなる。すなわち、重大故障が発生した原因を診断可能とする診断装置2を提供できる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態においては、記録制御手段21は、チャタリング信号cの入力がされた時に記録を開始する場合の一例を示したが、重故障検知信号eの入力を確認した後、記録を開始する構成としても構わない。
(2)上記実施形態においては、診断装置2が点火装置制御手段12と同一の電力源を用いる場合の一例を示したが、診断装置2が点火装置制御手段12とは異なる電力源を用いても構わない。
(3)上記実施形態においては、記録手段20が第1記録手段20aと第2記録手段20bとからなる場合の一例を示したが、記録手段20が第2記録手段20bのみからなる構成としても構わない。この場合、記録制御手段21は、動作状態情報iの記録を第2記録手段20bに対して逐次行うように構成すると良い。
1 :内燃機関
2 :診断装置
10 :検出手段
11 :信号線
12 :点火装置制御手段
13 :点火装置
20 :記録手段
20a :第1記録手段
20b :第2記録手段
21 :記録制御手段
T :所定期間
c :チャタリング信号
e :重故障検知信号(異常検知信号)
i :動作状態情報

Claims (5)

  1. 内燃機関の各検出部位にそれぞれ取付けられ、取り付けられた検出部位の動作に関する動作状態情報を検出する検出手段と、
    前記検出手段のそれぞれと信号線を介して接続され、前記信号線を介して前記検出手段それぞれから前記動作状態情報を取得するとともに、前記動作状態情報に基づいて点火装置の動作を制御する点火装置制御手段と、を備え、
    前記点火装置制御手段が、前記検出手段が検出した前記動作状態情報に基づいて、前記内燃機関の動作に支障のおそれがある異常を検知した場合に異常検知信号を出力するように構成された前記内燃機関の診断装置であって、
    前記動作状態情報を記録可能に構成された記録手段と、
    前記信号線のそれぞれに接続されるとともに、前記信号線から前記動作状態情報を取得し前記記録手段に記録可能に構成された記録制御手段と、を備え、
    前記記録制御手段が、
    前記点火装置制御手段と通信可能に構成され、
    前記点火装置制御手段から出力された前記異常検知信号に基づいて、前記信号線から前記動作状態情報を取得し前記記録手段に記録するように構成された診断装置。
  2. 前記記録制御手段が、前記点火装置制御手段による前記異常検知信号の出力開始時に発生するチャタリング信号の入力を受けた時に、所定期間、前記信号線から前記動作状態情報を取得し前記記録手段に記録する請求項1に記載の診断装置。
  3. 前記点火装置制御手段と同一の電力源から電力供給され作動するように構成された請求項1又は2に記載の診断装置。
  4. 前記記録手段が、揮発性媒体からなる第1記録手段と、不揮発性媒体からなる第2記録手段とからなり、
    前記記録制御手段が、
    所定期間、前記信号線から前記動作状態情報を取得し前記第1記録手段に記録する第1記録動作と、
    当該第1記録動作の後に前記第1記録手段に記録された前記動作状態情報を前記第2記録手段に転記する第2記録動作と、を実行するように構成された請求項1〜3の何れか一項に記載の診断装置。
  5. 前記検出手段が、前記動作状態情報として点火装置の制御に関わる物理量を検出するセンサである請求項1〜4の何れか一項に記載の診断装置。
JP2015065316A 2015-03-26 2015-03-26 診断装置 Active JP6425599B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015065316A JP6425599B2 (ja) 2015-03-26 2015-03-26 診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015065316A JP6425599B2 (ja) 2015-03-26 2015-03-26 診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016183654A JP2016183654A (ja) 2016-10-20
JP6425599B2 true JP6425599B2 (ja) 2018-11-21

Family

ID=57242692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015065316A Active JP6425599B2 (ja) 2015-03-26 2015-03-26 診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6425599B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3435773B2 (ja) * 1993-12-20 2003-08-11 マツダ株式会社 車両の故障診断装置
JP2002322942A (ja) * 2001-04-25 2002-11-08 Fuji Heavy Ind Ltd 車両管理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016183654A (ja) 2016-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4274186B2 (ja) 故障診断装置および故障情報記録方法
JP4509602B2 (ja) オペレータ側システムおよびモードファイルの特定方法
US9014918B2 (en) Health monitoring systems and techniques for vehicle systems
US6477453B2 (en) Controller for vehicle with self-diagnostic function and recording medium
CN100587247C (zh) 发动机控制装置
JP5505493B2 (ja) 電子制御システム及び電子制御装置
CN104143359A (zh) 在线存储器测试系统及方法
US7424351B2 (en) Control unit and data transmitting method
EP3379218B1 (en) Method for providing a diagnostic on a combined humidity and temperature sensor
CN110715755A (zh) 温度传感器故障诊断方法及诊断系统
JPWO2009090978A1 (ja) 車両用制御装置
JP2005241599A (ja) データ記録装置およびデータ記録方法
JP2006291730A (ja) 車両用診断装置
KR101309719B1 (ko) 차량에서 발생할 수 있는 고장 진단을 향상시키는 방법
US7630825B2 (en) Method for monitoring a knock control, and device for knock control of an internal combustion engine
KR101575510B1 (ko) 이그니션 전원 모니터링을 이용한 시동꺼짐 원인 판단 방법 및 시스템
JP6425599B2 (ja) 診断装置
KR101371312B1 (ko) 자동차 고장 진단 시스템
CN102485544A (zh) 扭矩传感器故障检测装置和方法
JP2010033934A (ja) 燃料電池制御装置
JP4556666B2 (ja) 車載式故障診断システムの検査装置および検査方法
EP1569175A2 (en) Data recording apparatus and data recording method
JP2004151021A (ja) 車両用故障診断装置
JP2001510520A (ja) 触媒損傷の検出および記録方法および装置
JP5236092B1 (ja) 車両用データ記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180928

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181023

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6425599

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150