JP6424831B2 - 眼科観察プログラム - Google Patents

眼科観察プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6424831B2
JP6424831B2 JP2015544989A JP2015544989A JP6424831B2 JP 6424831 B2 JP6424831 B2 JP 6424831B2 JP 2015544989 A JP2015544989 A JP 2015544989A JP 2015544989 A JP2015544989 A JP 2015544989A JP 6424831 B2 JP6424831 B2 JP 6424831B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measurement data
data
measurement
layer thickness
oct
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015544989A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2015064545A1 (ja
Inventor
愛 山川
愛 山川
倫全 佐竹
倫全 佐竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidek Co Ltd
Original Assignee
Nidek Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidek Co Ltd filed Critical Nidek Co Ltd
Publication of JPWO2015064545A1 publication Critical patent/JPWO2015064545A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6424831B2 publication Critical patent/JP6424831B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/12Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for looking at the eye fundus, e.g. ophthalmoscopes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/102Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for optical coherence tomography [OCT]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/14Arrangements specially adapted for eye photography

Description

本開示は、眼底の状態を観察するための眼科観察プログラムに関する。
眼底に関する画像を撮影するデバイスとして、OCT(Optical Coherence Tomography)が眼科分野において広く用いられている。
OCTは、低コヒーレント光を眼底上で走査して取得される眼底の情報であって,各走査位置の断面方向における眼底の情報に基づいて断面画像を構築する。OCTの眼底上における撮影範囲の大きさは、眼底上で走査される測定光の走査角度(走査範囲)と、被検眼の眼軸長によって定めることができる。例えば、特許文献1では、眼底上で走査される測定光の走査角度と、被検眼の眼軸長の測定値とを用いて、眼底上における撮影範囲の大きさの実測値を得る装置が提案されている。
特開2011−11052号公報
眼科分野の臨床において、同一被検眼の同一部位における画像を異なる時期において取得し、取得した画像およびその画像に対する処理結果を、取得時期の異なる画像等と比較することによって経過観察が行われる場合がある。ところで、眼軸長に例示される被検眼の光学的な特性には、検査と検査の間に経時的な変化が生じる場合がある。しかしながら、眼底の経過観察において、被検眼の光学的な特性の経時的な変化を考量して眼底の評価を行うことは、行われておらず、そのための装置も提案されていない。
本開示は、上記事情等に鑑み、ユーザが眼底の経過観察を良好に行うことができる眼科観察プログラムを提供することを目的とする。
本開示の第一態様に係る眼科観察プログラムは、眼科観察装置のプロセッサで実行されることによって、光コヒーレンストモグラフィーデバイスによって取得された被検眼眼底のOCTデータに関する撮影範囲であって眼軸長と交差する方向に関する2次元的な撮影範囲を、眼軸長、屈折力、および角膜曲率のうちいずれかである被検眼の光学的な特性に関する測定データを用いて実距離換算して、実距離による前記撮影範囲についての前記OCTデータに対する解析結果を得る解析処理ステップと、測定データ記憶部に予め記憶されている測定時期が互いに異なる複数の前記測定データの中から、解析対象となるOCTデータの前記実距離換算に用いるいずれかを、前記解析対象となるOCTデータが取得された撮影時期と、各測定データの測定時期との前後関係に基づいて、選択処理する測定データ設定ステップと、を前記眼科観察装置に実行させる眼科観察プログラムであって、前記解析処理ステップでは、前記測定データ設定ステップによって選択された前記測定データを用いて、前記解析対象となるOCTデータに関する前記撮影範囲を実距離換算して、実距離による前記撮影範囲についての前記解析結果を得ることを特徴とする
本開示の第二態様に係る眼科観察プログラムは、眼科観察装置のプロセッサで実行されることによって、眼科撮影装置によって取得された被検眼眼底の撮影結果データに関する撮影範囲を、眼軸長、屈折力、および角膜曲率のうちいずれかである被検眼の光学的な特性に関する測定データを用いて実距離換算して、実距離による前記撮影範囲についての前記撮影結果データに対する解析結果を得る解析処理ステップと、測定データ記憶部に予め記憶されている測定時期が互いに異なる複数の前記測定データの中から、解析対象となる撮影結果データの前記実距離換算に用いるいずれかを、前記解析対象となる撮影結果データにおける撮影時期と、各測定データの測定時期との前後関係に基づいて、選択処理する測定データ設定ステップと、を前記眼科観察装置に実行させる眼科観察プログラムであって、前記解析処理ステップでは、前記測定データ設定ステップによって選択された前記測定データを用いて、前記解析対象となる撮影結果データに関する撮影範囲を実距離換算して、実距離による前記撮影範囲についての前記解析結果を得る。
本開示によれば、ユーザが眼底の経過観察を良好に行うことができる。
眼科観察装置の概略構成を示すブロック図である。 CPUによって実行される観察表示処理を示すフローチャートである。 基準長より長い眼軸長を持つ被検眼の断層画像に基づいて生成されたマップ画像を示す。 図3Aのマップ画像から抽出された眼底における基準サイズの領域についてのマップ画像を示す。 特定の期間における各検査日に関する二次元画像の出力する場合の一例を示す表示画面の図である。
以下、図面を参照して本開示の典型的な実施形態を説明する。まず、図1を参照して、本実施形態の眼科観察装置1の概略構成について説明する。
眼科観察装置1は、CPU2、および記憶部3を主に備えている。また、本実施形態において、眼科観察装置1は、入力部4、およびモニタ5(表示部5)を有している。各部は、バス等を介してCPU2と電気的に接続される。また、本実施形態において、眼科観察装置1は、OCT装置6(Optical Coherence Tomography、光干渉断層計)で得られる被検眼眼底のOCTデータ、及び、OCTデータに対する解析処理の結果の少なくとも一方を、ネットワークおよび外部メモリ(例えば、OCT装置6の記憶部)等を介して取得し、取得されたデータを処理する。OCTデータとしては、例えば、ある走査ラインにおけるOCTデータ(断層画像データ)、3次元OCTデータ、血流計測画像、および、偏光特性画像等が例示される。眼科観察装置1は、例えば、汎用コンピュータの構成であってもよい。なお、上記の通り、本実施形態では、眼科観察装置1とOCT装置6とは別の装置であるが、必ずしもこれに限定されない。例えば、眼科観察装置1は、OCTの光学系を備えた眼科撮影装置であってもよい。この場合、CPU2は、装置に備え付けの光学系を用いて得られるOCTデータ等を、主に処理する。
CPU2は、眼科観察装置1全体の演算および制御を行うプロセッサである。
記憶部3は、CPU2によって実行される各種プログラムを記憶する。記憶部3には、例えば、図2のフローチャートの各ステップを眼科観察装置1に実行させるプログラムが記憶されている。記憶部3は、例えば、RAM、ROM、HDD、および、フラッシュメモリ等から構成される。
本実施形態において、記憶部3には、分布情報が予め記憶されていてもよい。本実施形態において、分布情報は、OCTデータに対する解析処理によって生成される情報であって、眼底の内部情報に関する二次元的な分布を示す情報である。分布情報としては、例えば、層厚マップ、血流マップ、偏光特性マップ、解析チャート等が例示される。本実施形態では、一例として、分布情報として層厚マップが適用された場合について説明する。この層厚マップは、眼底の二次元的な厚み分布を示すマップ画像(例えば、網膜の厚みマップ画像)であってもよい。なお、分布情報は、眼科観察装置1において実行された解析処理によって生成されてもよい。また、OCT装置6等の外部装置が持つ処理装置にて実行された解析処理によって生成されてもよい。
また、記憶部3には、複数の検査時期における層厚マップが予め記憶されていてもよい。本実施形態において、層厚マップには、検査時期が対応付けられている。ここでいう検査時期とは、層厚マップの基とされた断層画像がOCT装置によって取得された時期(例えば、年、月、日、時刻等)をいう。例えば、層厚マップのデータは、検査時期を示すタイムスタンプを含むデータ構造であってもよい。また、層厚マップは、経過観察対象の被検者(更には被検眼)と対応付けられて記憶されていてもよい。
また、記憶部3には、層厚マップの他、例えば、層厚マップを得る基の断層画像、断層画像および層厚マップの解析結果、等のOCT装置6の撮影結果に関する撮影結果情報が記憶されていても良い。また、記憶部3には、断層画像取得時の走査パターン、走査位置等が記憶されてもよい。これらのデータは、適宜、CPU2によって画像データに変換され、表示部5を介してユーザに提示される。なお、断層画像等は、眼科観察装置1とOCT装置6との何れによって生成されてもよい。
記憶部3には、被検眼の光学的な特性に関する測定データが記憶されてもよい。例えば、経過観察対象の被検者毎の測定データであって、測定時期毎の測定データが、記憶部3に記憶されてもよい。測定データとしては、例えば、被検眼の眼軸長、屈折力、および角膜曲率のうち少なくとも一種類についての測定結果を含む。以下、本実施形態では、眼軸長の測定データが記憶部3に記憶されるものとして説明する。なお、測定データは、OCT装置6、又は、他の検査機器によって測定された値を用いることができる。記憶部3の測定データは、眼科観察装置1に対してユーザ(使用者)が入力した値であってもよい。また、測定データは、眼科観察装置1とネットワーク等で接続された検査機器から転送されたデータでもよい。
上記の通り、本実施形態では、眼科観察装置1の記憶部3に、層厚マップおよび測定データが記憶される。つまり、眼科観察装置1に、マップ記憶部、および、測定データ記憶部が設けられている。しかし、マップ記憶部、および測定データ記憶部は、必ずしも眼科観察装置1が有していなくてもよい。例えば、OCT装置の記憶部、および外部のサーバーに設けられた記憶部等に、マップ記憶部、および測定データ記憶部の少なくとも一方が用意されていてもよい。
記憶部3には、本実施形態で示すように、例えば、正常眼データベースが格納されてもよい。正常眼データベースは、例えば、多数の患者眼の検査結果を基に、網膜疾患に関する正常眼の層厚(例えば、網膜厚)が記憶されたデータベースであってもよい。例えば、眼底の一定領域(例えば、眼底の一定位置にあり、実距離換算で一定の大きさを持つ領域)における多数の患者眼の層厚分布が記憶されてもよい。このとき、正常眼データベースには、眼底の一定領域における位置毎の層厚分布が記憶されてもよい。なお、正常眼データベースには、必ずしも患者眼毎の層厚データが記憶されていなくてもよい。例えば、患者眼毎の層厚データに代えて、多数の患者眼の層厚データに基づく層厚分布を規定するための代表値(例えば、分布の中央値、平均値、および、母集団の数%が含まれる層厚の閾値等)、及び関数等が記憶されてもよい。なお、正常眼データベースは、疾患が特定されずに形成されていてもよく、また、もちろん、特定の疾患毎に形成されてもよい。また、基準とする眼軸長(例えば、約24mm)よりも長い眼軸長の眼に関するデータベース(例えば、長眼軸データベース)が構築されてもよい。
入力部4は、眼科観察装置1のユーザ(使用者)が、各種情報の入力を行うための構成である。入力部4は、例えば、キーボード、マウス、及び、タッチパネル等から構成される。
表示部5は、ディスプレイであり、OCT装置6によって得られた断層画像、断層画像に基づく層厚マップ等を出力する出力部の一例である。出力部は、層厚マップ等の印刷を行うプリンタであってもよい。
OCT装置6は、被検眼眼底の断層画像を得る撮像装置である。OCT装置6によって断層画像に基づいて層厚マップ等、および各種の解析結果が取得される。なお、断層画像に基づいて層厚マップ、および解析結果等を得る機能について、OCT装置6を制御する制御部が、層厚マップ等を生成する構成であってもよいし、他の装置(例えば、眼科観察装置1)の制御部(例えば、CPU2)が、OCT装置6によって得られた断層画像に基づいて層厚マップ等を生成する構成であってもよい。
OCT装置6は、光源から出射された光を測定光と参照光に分割する。OCT装置6は、分割された測定光を被検眼眼底に導き、分割された参照光を参照光学系に導く。その後、眼底によって反射された測定光と参照光との合成による干渉光が、検出器(受光素子)によって受光される。検出器は、測定光と参照光との干渉状態を検出する。フーリエドメインOCTの場合では、干渉光のスペクトル強度が検出器によって検出され、スペクトル強度データに対するフーリエ変換によって所定範囲における深さプロファイルが取得される。フーリエドメインOCTとしては、Spectral−DomainOCT(SD−OCT)、Swept−sourceOCT(SS−OCT)が挙げられる。また、OCT装置6としては、Time−DomainOCT(TD−OCT)であってもよい。
OCT装置6には、眼底の正面画像を得るための正面観察光学系が設けられてもよい。正面観察光学系としては、走査型共焦点光学系、眼底カメラ光学系が考えられる。また、OCT装置6は、OCT装置6によって取得される干渉信号に基づいて眼底正面像が取得される構成であってもよい。
本実施形態において、OCT装置6は、検出器からの出力信号に基づいて眼底の断層画像を得る。そして、例えば、取得された断層画像が画像処理されることによって、眼底の網膜厚が測定される。網膜厚として、例えば、網膜の各層の厚み(具体的には、視神経線維層(NFL)の厚み、内境界膜(ILM)から網膜色素上皮層(RPE)までの厚み等)が取得される。眼底上のスキャン位置が異なる画像から得られる眼底上の各位置における網膜厚を用いて二次元的な網膜厚情報(例えば、層厚マップ)が、OCT装置6、又は、眼科観察装置1(以下、本装置1と省略する)によって生成される。
本実施形態では、層厚マップを用いて二次元的な網膜厚情報が経過観察される。本装置1によって取得(又は、生成)される層厚マップは、CPU2によって記憶部3に記憶される。その他、記憶部3には、OCT装置6によって得られた画像情報(眼底の断層画像、正面画像等)、厚み情報に基づいて算出された解析チャート、各種パラメータなどが記憶される。
なお、取得された断層画像を処理することにより、脈絡膜の厚みが測定されてもよい。もちろん、二次元的な脈絡膜厚情報(厚みマップ)が経過観察されてもよい。
OCT装置6によって定期的に検査が行われると、検査の結果として生成された網膜厚情報は、CPU2に送られた後、記憶部3に記憶される。記憶部3に記憶された網膜厚情報は、例えば、経過観察のため、時間軸に関連付けて記憶される。時間を関数とする網膜厚情報は、網膜厚の経時的変化を示す。
次に、以上のような構成を持つ装置の動作を、図2のフローチャートを参照して説明する。
図2に示す観察表示処理は、実距離による眼底上の領域における眼底の状態に関する情報として、実距離における層厚情報を生成し、出力する処理の一例である。観察表示処理の結果として、被検眼眼底の実距離における層厚情報に基づく表示が、表示部5において行われる。この表示を確認することによって、ユーザは、例えば、眼底の経過観察を行う。
観察表示処理では、はじめに、記憶部3に記憶される層厚マップの中で、経過観察に使用する層厚マップが、CPU2によって選択される(S1)。本実施形態では、CPU2は、入力部4を介してユーザによって予め指定された一又は複数の層厚マップを選択する。
次に、CPU2は、S1の処理によって選択された一又は複数の層厚マップを取得する(S2)。S2の処理では、例えば、選択された層厚マップが本装置1の作業領域(例えば、記憶部3のRAM)に記憶されることで、層厚マップが取得される。本実施形態では、このとき、CPU2は、取得される層厚マップにかかる検査時期を示す情報(検査時期情報)を、層厚マップと共に取得する。なお、本実施形態では、S2の処理によって取得される層厚マップは、記憶部3に予め記憶されているものとして説明するが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、本装置1が層厚情報を生成する際に、記憶部3等にて予め記憶される検査時期毎の断層画像から検査時期毎の層厚マップが生成されてもよい。この場合は、生成された層厚マップが本装置1の作業領域に記憶されることによって、層厚マップが取得される。
次に、CPU2は、それぞれの層厚マップと対応する眼軸長の測定データ(例えば、眼軸長)を、S2の処理によって取得された層厚マップ毎に設定する(S3)。本実施形態では、まず、CPU2は、測定データ記憶部(例えば、記憶部3)から各測定データの測定時期が示される測定時期情報を取得する。CPU2は、S2およびS3の処理で取得された情報、および測定時期情報に基づいて、それぞれの層厚マップに対応付けられる測定データを選択する。本実施形態において、それぞれの層厚マップに対応付けられる測定データは、層厚マップにかかる断層画像の取得時期(即ち、検査時期)と各々の測定データの測定時期との前後関係に基づいてそれぞれ定められる。すなわち、本実施形態では、層厚マップにかかる検査時期と同時期に測定された測定データ、および層厚マップにかかる検査時期とは測定時期が前後する測定データの少なくとも1つが用いられて、層厚マップと対応する測定データが、CPU2によって設定される。
例えば、層厚マップにかかる検査時期と同時期に測定された測定データがあれば、その測定データが層厚マップに対応付けられてもよい。このとき、測定データにかかる測定時期と層厚マップにかかる検査時期との年および月が互いに一致する場合に、両者が同時期に測定されたものとして扱われてもよい。また、測定時期と検査時期との年が一致する場合、両者の日までが互いに一致する場合、時刻の一部までが互いに一致する場合に、両者が同時期に測定されたものとして扱われてもよい。また、検査時期の前後所定期間(例えば、数時間、数日、数週間等)に得られた測定データが、測定時期が検査時期と同時期の測定データとして扱われてもよい。
なお、層厚マップにかかる検査時期と同時期に測定された測定データが、2つ以上ある場合も考えられる。この場合、例えば、層厚マップにかかる検査時期のより近くで測定された測定データ、および、2以上の測定データの平均値等が、CPU2によって層厚マップと対応付けられても良い。もちろん、いずれの測定データが層厚マップと対応付けられるかは、ユーザに選択されてもよい。
また、層厚マップにかかる検査時期と同時期に測定された測定データが記憶部(測定データ記憶部)3に予め記憶されていなければ、検査時期の前後に測定された測定データに基づく推定値が、その層厚マップと対応する測定データとして設定されてもよい。
例えば、推定値には、測定データ記憶部に予め記憶されている測定データの中で、層厚マップにかかる検査時期と最も近い測定時期の測定データが用いられてもよい。この場合、推定値としては、実際の測定データの中で、層厚マップにかかる検査時期と同時期に測定されていれば得られたであろう測定データが、算出されうる。得られた推定値は、層厚マップに対応付けられる。なお、このとき、CPU2によって、層厚マップに対応付けられる測定データは、層厚マップにかかる検査時期以前に測定された測定データに限られていてもよい。
例えば、推定値には、記憶部(測定データ記憶部)3に予め記憶される2以上の測定データを用いて求められた値が使用されてもよい。例えば、測定データの推定値は、検査時期に対し測定時期が前の測定データと、検査時期に対し測定時期が後の測定データとを少なくとも一つずつ用いて補間(例えば、直線補間)することによって求められてもよい。なお、補間処理は、仮に、検査時期と同時期に測定した場合の測定データに近似するように行われているのが好ましい。例えば、眼軸長の経時的変化に関する経験式等が用いられても良い。この推定値には、測定データの時間的変化が反映されるので、より妥当性の高い測定データの値が層厚マップに対して対応付けられる。なお、測定データの推定値は、検査時期に対し測定時期が前(または後)の測定データ2つ以上を用いて求められてもよい。
次に、CPU2は、S2の処理によって選択された測定データを用いて層厚マップ(分布情報の一例)の解析処理を行う(S4)。より詳細には、本実施形態において、CPU2は、測定データを用いて層厚マップを実距離換算し、層厚マップに関する解析結果を得る。例えば、解析結果として、眼底の実距離における層厚情報が、層厚マップ毎に生成される。眼底の実距離における層厚情報としては、例えば、眼底の実距離における解析マップ(例えば、マップ画像)、二次元解析チャート等であってもよい。
解析マップは、例えば、被検眼眼底上の解析結果の分布を二次元的に表現するカラーマップであってもよい(例えば、図4の層厚マップ100a参照)。マップ画像100aは、被検眼眼底における層厚の二次元的な分布を示すカラーマップであり、層厚に応じて色分けされてもよい。
マップ画像100aとしては、例えば、厚みマップ、比較マップ、デビエーションマップ、差分マップの少なくとものいずれかが用いられてもよい。厚みマップは、網膜層の厚み量を示すマップであってもよい。比較マップは、被検眼の網膜層の厚みと正常眼データベースに記憶された正常眼の網膜層の厚みとの比較結果を示すマップであってもよい。デビエーションマップは、被検眼の網膜層の厚みと正常眼データベースに記憶された正常眼の網膜層の厚みとのずれを標準偏差にて示すマップであってもよい。差分マップは、各検査時期(例えば、検査日)との厚みの差分を示す検査時期比較厚みマップであってもよい。
解析チャート画像100b、100cは、眼底を分割したセクション(領域)における層厚を示す。解析チャートは、例えば、眼底における層厚の二次元的な分布を領域毎に分割し、領域毎の解析値を得ることによって作成される。
解析チャートは、眼底上での撮影範囲を考慮して設定されてもよい。例えば、眼底上の撮影範囲において撮影中心から基準距離(例えば、9mm)に対応する領域において、複数のセクションが設定されてもよい。例えば、中心から第1距離(例えば、中心から1mm範囲内)に対応するセクション、第1距離から第2距離(例えば、中心に対し、1mm〜4mmの領域)に対応するセクション、第2距離から第3距離に対応するセクション(例えば、中心に対し、4mm〜9mmの領域)とに分割される。
解析チャートは、例えば、予め設定されたセクション毎に解析値を示す。解析値として、例えば、予め設定されたセクション毎に解析結果の基本統計量が求められる。基本統計量しては、代表値(平均値、中央値、最頻値、最大値、最小値、など)、散布度(分散、標準偏差、変動係数など)などであってもよい。セクション内での各位置での解析結果がセクション毎の解析結果に含まれることで、安定した解析値が得られる。
より詳細には、解析チャートは、層厚マップと共に表示される。網膜厚マップ100aが黄斑マップの場合、GCHART、S/Iチャート、ETDRSチャート等が選択的に表示される。なお、層厚が乳頭マップの場合は、解析チャートとして、GCHART、S/Iチャート、ETDRSチャートの他にも、全体チャート、上下チャート(2分割)、TSNITチャート(4分割)、ClockHourチャート(12分割)等が選択的に表示される。
また、解析チャートには、所定領域での層厚を数値にて表示する数値表示領域が付されてもよい。数値表示領域には、例えば、全体の平均網膜厚、中心窩での網膜厚、中心窩を中心とする所定エリア内での平均網膜厚(例えば、1、2、3mm)等が表示される。また、解析チャートには、層厚マップと正常眼データベースとの実距離における対比結果が示されてもよい。
ところで、眼底上の実距離によるOCT装置6の撮影範囲は、眼軸長等の被検眼の光学的な特性に応じたサイズとなる。例えば、眼軸長が基準の長さ(例えば、約24mm)を持つ眼が、OCT装置6によって一定の走査画角にて撮影された場合、眼底上の撮影範囲は、眼底上での基準サイズ(例えば、9mm四方)となる。眼底上の撮影範囲は、層厚マップの実際の計測範囲に対応するので、層厚マップとしては、基準サイズ(例えば、9mm四方)における層厚分布を示す。
一方、基準長よりも長い眼軸長(例えば、約26mm)を持つ眼が、OCT装置6によって同一の走査画角にて撮影された場合、層厚マップは、前述の基準サイズよりも広い範囲(例えば、9.6mm四方)における層厚分布を示す。
被検眼の光学的な特性が検査時期間で経時的に変化している場合、検査時期が互いに異なる2つ以上の層厚マップの間で、層厚の分布が示される眼底上の範囲が異なってしまう場合がある。このため、例えば、複数の層厚マップ間の差異が層厚の変化によるのか、それとも撮影範囲の変化によるのかを区別することは、難しい。
これに対し、CPU2は、層厚マップと被検眼の眼軸長とを用いて眼底の実距離における層厚情報を生成する。実距離による層厚マップを生成する具体例として、例えば、S3の処理において層厚マップと対応付けられた眼軸長の測定データが基準長よりも長い眼軸長を示すことによって、層厚マップが基準サイズよりも広い領域に対応していると考えられる場合は(図3(a)参照)、CPU2は、層厚マップ上で基準サイズ(例えば、9mm四方)を示すデータ領域を、測定データの値に応じて抽出してもよい(図3(b)参照)。
なお、層厚マップから抽出する基準サイズの範囲情報は、予め記憶部3等に測定データと対応付けて記憶していてもよい。もちろん、CPU2が、測定データの値を用いて基準サイズの範囲を算出してもよい。測定データに応じて層厚マップの一部の領域を抽出した後、CPU2は、層厚マップの一部の領域のサイズを基準サイズの領域に合わせて変更してもよい。このようにして、実距離による層厚マップが生成される。
また、例えば、S3の処理において層厚マップと対応付けられた眼軸長の測定データが基準長よりも短く、層厚マップが基準サイズよりも狭い領域に対応していると考えられる場合は、層厚マップが、測定データの値に応じた大きさの領域を示すものとして扱われてもよい。このとき、例えば、層厚マップが基準サイズの領域の一部についての情報を持つものとして、CPU2は、層厚マップのサイズを基準サイズの領域に合わせて変更してもよい。このようにして、測定データを用いて算出された実距離による層厚マップが生成される。なお、実距離による層厚マップが得られた後に、その層厚マップから二次元解析チャート、正常眼データベースとの対比結果等を、CPU2が生成してもよい。このように、S4の処理の結果として、検査時期毎の撮影範囲にかかわらず、実距離による眼底の一定範囲における層厚情報が得られる。その結果として、検査時期毎の層厚の変化を把握しやすい経過観察が可能となる。
また、S4の処理において、CPU2は、検査時期が互いに異なる二以上の層厚マップに基づいて、解析パラメータの経時変化に関する経時変化情報を取得(又は生成)してもよい。例えば、層厚(解析パラメータの一例)の経時変化に関する経時変化情報が取得されてもよい。経時変化情報としては、例えば、図4に示す時系列グラフ150に関するデータであってもよい。例えば、CPU2は、検査時期毎の実距離における層厚情報を回帰分析することによって回帰直線を取得すると共に、回帰直線によるトレンドグラフを生成してもよい。各検査時期と対応してグラフ上にプロットされる点は、例えば、実距離における層厚マップの層厚分布の代表値(例えば、中央値、平均値、最大値等)であってもよい。また、例えば、各解析チャートの特定のセクションによって示される値であってもよい。
なお、時系列グラフ150は、被検眼の光学的な特性に関する測定データ(本実施形態では、眼軸長の測定データ)がプロットされたものであってもよい。この場合、ユーザが時系列グラフ150を確認することによって、例えば、層厚の変化と、眼軸長の伸びとの因果関係を、ユーザが調べることが容易になる。なお、経時変化情報の概念には、前述の検査時期比較厚みマップも含まれる。
次に、CPU2は、S4の処理による解析結果を出力する(S5)。本実施形態では、CPU2は、表示部5に対する表示出力を行う。その結果、表示部5では、例えば、図4に示す表示が行われる。図4に示すように、S4の処理によって層厚マップ毎に生成された層厚情報に関する画像100(例えば、マップ画像100a、解析チャート画像100b,100c等)が表示部5において表示されてもよい。また、複数の層厚情報に関する画像100が表示される場合、CPU2は、各々の画像100を時系列順に並べて表示してもよい。更に、例えば、検査時期、測定データの取得時期、測定データに基づく値等、画像100に関する情報が、あわせて表示されてもよい。また、CPU2は、時系列グラフ150を、表示部5に表示させてもよい。
以上説明したように、本実施形態では、各々の層厚マップ(分布情報の一例)に対し、被検眼の光学的な特性に関する測定データが、測定データ設定手段(測定データ設定ユニット)によって、層厚マップ毎に自動的に設定される。その結果として、本装置1では、異なる検査時期間での比較が容易な層厚マップの解析結果が、簡単に得られる。よって、本装置1によれば、眼底の経過観察をユーザが行いやすい。
また、本実施形態では、検査時期が互いに異なる二以上の層厚マップの各々に対して解析処理を行い、層厚(解析パラメータの一例)の経時変化に関する経時変化情報を取得(生成)する。取得された経時変化情報は、表示部5で表示される。その結果として、ユーザは、経時変化情報を確認することによって、良好に経過観察を行うことができる。
また、本実施形態では、S2の処理によって取得された層厚マップにかかる検査時期と、同時期に測定された測定データが測定データ記憶部に予め記憶されていなければ、前述したように、検査時期の前後に測定された測定データに基づく推定値が、その層厚マップと対応する測定データとして設定され得る。その結果として、本装置1では、検査時期と同時期に測定された測定データが記憶部(測定データ記憶部)3に予め記憶されていなくても、良好な解析結果が得られやすい。
以上、実施形態に基づいて説明を行ったが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態では、観察のための表示を行う都度、各々の層厚マップから、実距離における層厚情報を生成する場合について説明した。しかし、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、一度生成された実距離による層厚情報については、CPU2が記憶部3等に記憶し、次回以降、観察のための表示を行う場合には、CPU2が、記憶部3に記憶された層厚情報を用いて、画像マップ、解析チャート等の表示制御を行うようにしても良い。この場合、観察表示処理において、CPU2は、OCT装置6で得られた断層画像に基づく新たな層厚マップが取得された場合に、新たに取得された層厚マップに対して、上記S2の処理と同様に、実距離換算に用いる測定データを選択処理し、層厚情報を取得する。
なお、上記説明においては、層厚マップを例として説明したが、これに限定されない。測定データを用いて実距離による眼底の解析チャートを生成する場合において、CPU2は、解析チャートにかかる断層画像の取得時期と、測定データの測定時期との前後関係に基づいて、実距離換算に用いる測定データを設定するようにしてもよい。このとき、測定データは、例えば、解析チャートの元とされた分布情報に対して設定されてもよい。
また、測定データを用いて、実距離換算された眼底の層厚グラフ(例えば、縦軸に、層厚を示し、横軸に、実距離による走査ライン上の位置を示したグラフ)を生成する場合において、CPU2は、グラフにかかる断層画像の取得時期と、測定データの測定時期との前後関係に基づいて、実距離換算に用いる測定データを断層画像に対して設定するようにしてもよい。なお、層厚グラフは、取得時期の異なる複数の断層画像の層厚が、同時に示されるものであってもよい。
実距離換算にて断層画像に対するスケール計測を行う場合において、CPU2は、スケール計測を行う断層画像の取得時期と、測定データの測定時期との前後関係に基づいて、実距離換算に用いる測定データを、断層画像に対して設定するようにしてもよい。なお、測定データが設定された後の具体的なスケール計測の手法については、例えば、本出願人による特開2011―11052号公報を参考にされたい。
なお、上記実距離換算処理は、被検眼眼底のOCTデータに関する撮影範囲を実距離換算する場合に適用できる。例えば、OCTデータは、走査ラインでの断層画像データの他、血流計測データ、偏光特性データであってもよい。つまり、本実施形態は、ドップラーOCT、偏光感受OCT等のOCTによって取得されたデータに対しても適用可能である。
OCTデータは、3次元OCTデータであってもよい。3次元OCTデータは、例えば、ラスタースキャンによって取得される。ラスタースキャンは、眼底上を測定光が矩形状に走査するパターンである。ラスタースキャンでは、例えば、予め設定された走査領域(例えば、矩形領域)において測定光がラスターされる。その結果として、走査領域(例えば、矩形領域)内における各走査ラインでのOCTデータが取得される。3次元OCTデータは、各走査ラインにて得られたOCTデータに基づいて形成される。3次元OCTデータにおけるOCTデータは、断層画像データ、血流データ、偏光特性データの少なくともいずれかであってもよい。また、3次元OCTデータは、3次元OCTデータに基づいて生成されるOCT正面画像であってもよい。
また、上記実距離換算処理は、眼底カメラ、走査型レーザー検眼鏡(Scanning Laser Opthalmoscope)等の眼科撮影装置で取得された撮影結果データに関する撮影範囲を実距離換算する場合も適用できる。例えば、眼底カメラ、SLO装置で得られた眼底の正面画像についての実距離換算された解析結果を得る場合にも適用できる。即ち、正面画像の取得時期と測定記憶部に記憶される測定データの測定時期との前後関係に基づいて、実距離換算に使用する測定データを眼科観察装置のCPUが設定しても良い。
1 眼科観察装置
2 CPU
3 記憶部
6 OCT装置

Claims (5)

  1. 眼科観察装置のプロセッサで実行されることによって、
    光コヒーレンストモグラフィーデバイスによって取得された被検眼眼底のOCTデータに関する撮影範囲であって眼軸長と交差する方向に関する2次元的な撮影範囲を、眼軸長、屈折力、および角膜曲率のいずれかである被検眼の光学的な特性に関する測定データを用いて実距離換算して、実距離による前記撮影範囲についての前記OCTデータに対する解析結果を得る解析処理ステップと、
    定データ記憶部に予め記憶されている測定時期が互いに異なる複数の前記測定データの中から、解析対象となるOCTデータの前記実距離換算に用いるいずれかを、前記解析対象となるOCTデータが取得された撮影時期と、各測定データの測定時期との前後関係に基づいて、選択処理する測定データ設定ステップと、を前記眼科観察装置に実行させる眼科観察プログラムであって、
    前記解析処理ステップでは、前記測定データ設定ステップによって選択された前記測定データを用いて、前記解析対象となるOCTデータに関する前記撮影範囲を実距離換算して、実距離による前記撮影範囲についての前記解析結果を得ることを特徴とする眼科観察プログラム
  2. 光コヒーレントトモグラフィーデバイスによって取得される被検眼眼底のOCTデータに対する解析処理によって生成され、眼底の内部情報に関する二次元的な分布を示す分布情報を、前記分布情報の元となる前記OCTデータが取得された撮影時期と共に取得する分布情報取得ステップを、更に含み、
    前記測定データ設定ステップでは、前記分布情報の元となる前記OCTデータにおける前記撮影時期と、測定データ記憶部に予め記憶された前記測定データの測定時期との前後関係に基づいて、前記実距離換算に用いる測定データを選択し、
    前記解析処理ステップでは、前記測定データ設定ステップで選択された前記測定データを用いて実距離換算された前記撮影範囲についての、前記分布情報に対する前記解析結果を得ることを特徴とする請求項1記載の眼科観察プログラム。
  3. 前記測定データ設定ステップでは、OCTデータが取得された撮影時期が互いに異なる二以上の分布情報に対してそれぞれ前記選択処理を行い、
    前記解析処理ステップでは、撮影時期が互いに異なる二以上の分布情報に対する前記解析処理を、それぞれの分布情報毎に選択された各測定データを用いて行うことで、それぞれの分布情報に対する前記解析結果を取得し、さらに、前記解析結果の経時変化に関する経時変化情報を取得することを特徴とする請求項2記載の眼科観察プログラム。
  4. 前記測定データ設定ステップでは、OCTデータが取得された撮影時期と同時期の測定データが前記測定データ記憶部に無く、且つ、測定時期が互いに異なる2以上の測定データが前記測定データ記憶部に記憶されている場合に、前記2以上の測定データから得られる測定データの推定値を用いて、前記同時期の測定データがい前記OCTデータの前記解析結果を得ることを特徴とする請求項1からの何れかに記載の眼科観察プログラム
  5. 眼科観察装置のプロセッサで実行されることによって、
    眼科撮影装置によって取得された被検眼眼底の撮影結果データに関する撮影範囲を、眼軸長、屈折力、および角膜曲率のうちいずれかである被検眼の光学的な特性に関する測定データを用いて実距離換算して、実距離による前記撮影範囲についての前記撮影結果データに対する解析結果を得る解析処理ステップと、
    定データ記憶部に予め記憶されている測定時期が互いに異なる複数の前記測定データの中から、解析対象となる撮影結果データの前記実距離換算に用いるいずれかを、前記解析対象となる撮影結果データにおける撮影時期と、各測定データの測定時期との前後関係に基づいて、選択処理する測定データ設定ステップと、を前記眼科観察装置に実行させる眼科観察プログラムであって、
    前記解析処理ステップでは、前記測定データ設定ステップによって選択された前記測定データを用いて、前記解析対象となる撮影結果データに関する撮影範囲を実距離換算して、実距離による前記撮影範囲についての前記解析結果を得ることを特徴とする眼科観察プログラム
JP2015544989A 2013-10-29 2014-10-27 眼科観察プログラム Active JP6424831B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013224611 2013-10-29
JP2013224611 2013-10-29
PCT/JP2014/078528 WO2015064545A1 (ja) 2013-10-29 2014-10-27 眼科観察装置および眼科観察プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2015064545A1 JPWO2015064545A1 (ja) 2017-03-09
JP6424831B2 true JP6424831B2 (ja) 2018-11-21

Family

ID=53004148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015544989A Active JP6424831B2 (ja) 2013-10-29 2014-10-27 眼科観察プログラム

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6424831B2 (ja)
CN (1) CN105682538B (ja)
WO (1) WO2015064545A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7068869B2 (ja) * 2017-03-14 2022-05-17 株式会社トプコン 涙液層厚み測定装置及び方法
JP6883463B2 (ja) 2017-04-26 2021-06-09 株式会社トプコン 眼科装置
JP2019058491A (ja) * 2017-09-27 2019-04-18 株式会社トプコン 眼科装置
JP7297952B2 (ja) * 2018-02-26 2023-06-26 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP7195745B2 (ja) * 2018-03-12 2022-12-26 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP7106304B2 (ja) * 2018-03-12 2022-07-26 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
US20220330815A1 (en) * 2019-06-10 2022-10-20 Nikon Corporation Measurement device
EP3763280A1 (de) * 2019-07-11 2021-01-13 Carl Zeiss Vision International GmbH Bestimmung einer veränderung eines refraktionsfehlers eines auges
WO2023140064A1 (ja) * 2022-01-24 2023-07-27 株式会社ニデック 眼科情報処理装置及び眼科情報処理プログラム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002032299A1 (fr) * 2000-10-18 2002-04-25 Kabushiki Kaisha Topcon Dispositif de mesure de caracteristiques optiques
JP4864515B2 (ja) * 2006-04-07 2012-02-01 株式会社トプコン 眼底観察装置
JP5058627B2 (ja) * 2007-02-26 2012-10-24 株式会社トプコン 眼底観察装置
JP5601612B2 (ja) * 2009-06-02 2014-10-08 株式会社ニデック 眼科撮影装置
JP6038438B2 (ja) * 2011-10-14 2016-12-07 国立大学法人 東京医科歯科大学 眼底画像解析装置、眼底画像解析方法及びプログラム
JP5374598B2 (ja) * 2012-01-26 2013-12-25 キヤノン株式会社 光断層撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN105682538B (zh) 2018-07-03
JPWO2015064545A1 (ja) 2017-03-09
CN105682538A (zh) 2016-06-15
WO2015064545A1 (ja) 2015-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6424831B2 (ja) 眼科観察プログラム
JP6241040B2 (ja) 眼科解析装置、及び眼科解析プログラム
KR101373935B1 (ko) 안과 장치, 안과 장치의 제어 방법 및 컴퓨터 판독가능 저장 매체
US10064546B2 (en) Ophthalmic analysis apparatus and ophthalmic analysis program
JP6236761B2 (ja) 眼科解析装置、及び眼科解析プログラム
US10674909B2 (en) Ophthalmic analysis apparatus and ophthalmic analysis method
KR101609025B1 (ko) 화상 처리 장치, 화상 처리 방법 및 저장 매체
JP6627342B2 (ja) Octモーションコントラストデータ解析装置、octモーションコントラストデータ解析プログラム。
JP6828295B2 (ja) 光コヒーレンストモグラフィ装置、および光コヒーレンストモグラフィ制御プログラム
JP6481250B2 (ja) 眼底解析装置及び眼底解析プログラム
US8870377B2 (en) Image processing apparatus, image processing apparatus control method, ophthalmologic apparatus, ophthalmologic apparatus control method, ophthalmologic system, and storage medium
US9642519B2 (en) Image processing apparatus and control method of image processing apparatus
JP6229255B2 (ja) 眼科解析装置、及び眼科解析プログラム
JP6569701B2 (ja) 眼科解析装置、及び眼科解析プログラム
JP6375760B2 (ja) 光コヒーレンストモグラフィー装置、および眼底画像処理プログラム
JP2019177032A (ja) 眼科画像処理装置、および眼科画像処理プログラム
JP6852371B2 (ja) 眼科情報処理装置、および眼科情報処理プログラムに関する。
JP6147001B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP6064317B2 (ja) 眼底解析装置及びプログラム
JP2011206519A5 (ja)
JP6489193B2 (ja) 眼科解析装置、及び眼科解析プログラム
JP2020044362A (ja) Octモーションコントラストデータ解析装置、octモーションコントラストデータ解析プログラム。
JP6421909B2 (ja) 眼科解析装置、及び眼科解析プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171026

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180925

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181008

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6424831

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250