JP6424029B2 - ポリマー薄膜にディジタル式のマイクロスケールのパターンを連続的に製造する方法 - Google Patents

ポリマー薄膜にディジタル式のマイクロスケールのパターンを連続的に製造する方法 Download PDF

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Description

本発明は、マイクロスケールのパターン構造体に関し、より詳細には、マイクロスケールのパターン構造体を製造する方法に関する。
工業的関連量として、数μから数cmのスケールで3次元パターニングが施されたポリマー薄膜を製造する方法に対するニーズが高まっている。このようなパターニングされたポリマー薄膜は、例えば、光学的用途(反射防止コーティングおよびフィルタ)や湿潤調整型用途(疎水性および親水性用途)に有用である。
現在、数百ナノメートルからミクロンにおよぶトポロジー(位相幾何学)が施されたパターニングされた薄膜を製造する数多くの技術、例えば、ローリングマスクリソグラフィ(開発はRolith(ローリス)社(プレザントン、カリフォルニア州、米国)、ナノインプリントリソグラフィ(Molecular Imprints(モルキュラーインプリント)社、オースティン、テキサス州、米国およびObducat(オブデュキャット)社、ルンド、スウェーデン)、ホログラフィックリソグラフィ(TelAztec LLC(テルアズテック エルエルシー)社、バーリントン、マサチューセッツ州、米国)、および液相成膜(「サメ肌コータ」、フラウンホーファー研究所、ミュンヘン、ドイツ)が提供されている。これらの方法はすべてフォトレジスト膜中で構造体を作成するマスターベース方法を使用しており、フォトレジスト膜は、その後、ガラス中、または、紫外線を用いてエンボス加工されかつ硬化され得るポリマー薄膜中、のいずれかにおいて動的に構造体を生成するために使用される。これらの技術はいずれも、大規模フォーマットや動的およびディジタル方式において任意に可変パターンを作成するためには使えないという問題があった。
電気流体力学的(EHD)パターニングは最近開発された技術であって、液体に印加される力と液体の表面張力のバランスを介してポリマー液状薄膜の表面を形付けることによって、テンプレート上に形成されたマイクロまたはナノ構造体をポリマー薄膜へ電気的に転写することを含む。表面不安定性は、ファンデルワールス力および熱力によって駆動され得るが、これらの力が存在している場合、表面不安定性は、典型的には、外力によって支配される。界面を横切って圧力勾配を発生させるすべての(例えば、電気的または熱的)外力によってこのような表面不安定が生じる。本発明は、不安定性の長さスケールをはるかに下回る高さ/厚さを有するポリマー薄膜に適用されるEHDパターニング技術に注目して、ポリマー薄膜の動力学を潤滑理論によって完全に説明し、新生パターンを最速で成長する表面張力波(毛管波)モードによって駆動する。このようなポリマー薄膜EHDパターニングを生成するための時間スケールは、液状ポリマーの誘電率、粘度、高さ/厚さや表面張力、印加される電圧(電界)、および電界を生成するために使用される電極または電荷間の距離に左右され、新生パターンの長さスケールは、表面張力、およびポリマー膜の内側に印加される電圧や電界に左右される。これらのパターンは、電界が一定している場合、膜特徴に固有の長さスケールで発生しうるかまたは電界が空間的に変動する場合、強制的に具体的な構造に形成される。EHDパターニング用の複製の高さは、電界がテンプレートのスペーサの高さに反応し易いため、これまでの技術では、ナノスケールに制限されてきた。さらに、従来のEHDパターニング技術は、商業的に有用な量の膜を製造することができないので、商業的な発展が期待できない。
本発明は、改良された電気流体力学的(EHD)薄膜パターニング技術をインプリメントし実行可能かつ経済的な製造技術を提供することによって、ポリマー薄膜に一体連結されるかまたは互いから離間されるマイクロスケールのパターニングされた構造体を連続的に製造する方法に関する。この方法は、隙間(またはニップ)領域の両側に互いから相対的に大きな距離をとって離間される対向表面を有する2つの湾曲したコンベヤ(例えば、2つのローラまたは2本のベルト)を利用する。ポリマー、ポリマー前駆体、または別の適切な材料を含む液状薄膜は、好適な塗膜メカニズムによって1つのコンベヤ表面(例えば、「下部」ローラまたはベルト)へ塗膜されるかまたは配置されることによって、その後、液状薄膜は隙間領域内へ搬送され、2つのコンベヤ表面同士の間で最小の隙間距離が設定され、このような隙間が上部膜表面と対向するコンベヤ表面との間に設けられる。液状薄膜が隙間領域を通過する際、液状薄膜は2つのコンベヤ間で生成された電界を帯びるが、その際、電界強度と液状薄膜特徴(例えば、粘度、誘電率)は、液状薄膜がEHDパターニングを受けるように設定される(すなわち、液状ポリマーの複数の部分が上部コンベヤへ向けて引っ張られることによって、下部コンベヤから空気または別の流体が充填された小隙間内へ延在するパターニングされたマイクロスケールの液状ポリマー特徴を形成する)。ポリマー薄膜が(例えば、隙間領域の内側または隙間領域から出て直ぐの外側で)EHDパターニングを受けている間、同ポリマー薄膜を架橋(硬化)するために適切な硬化メカニズム(例えば、UVレーザまたは熱処理)が利用され、これによって、液状のマイクロスケールのポリマー特徴が硬化(固化)されて、電界により液状ポリマー中で生成された略同じパターン形状を有するマイクロスケールのパターニングされた構造体を形成する。その後、固体のマイクロスケールのパターニングされた構造体に隣り合って配設される任意のポリマー薄膜材料は下部コンベヤから外される。よって、本発明は、多種多様な商業的用途に利用可能なディジタル式のマイクロスケールのポリマー構造体を連続製造するための低コストで生産効率の高い方法を提供する。
本発明の具体的な実施形態によれば、ポリマー薄膜はマイクロスケールの構造体内で縦方向に配向されるナノ構造体(例えば、ナノワイヤまたはナノチューブ)を含む。具体的には、ナノ構造体は、薄膜形成期間の初期(例えば、ランダムな)配向を有するが、印加される電界とこの電界から生じるマイクロスケール特徴のEHDパターニング形成に対応する流体力学的な力に反応して、下層のコンベヤ表面に対してほぼ垂直な配向でマイクロスケールのパターニングされた構造体内で整列を開始する。この属性は、特殊ナノ構造体(例えば、フレキシブルエレクトロニクスの相互接続またはセンサアレイの製造のためのカーボンナノチューブ)を含む装置の大規模生産にむけて、本発明を極めて価値あるものにする。
本発明の別の実施形態によれば、例えば、薬物送達(ドラッグデリバリ)に於いて増加する特異性にあわせて微小な大きさの粒子を作成する際に、使用することができるディスクリートな(個別の)マイクロスケールのパターニングされた構造体を製造する。このプロセスはポリマー薄膜形成を含み、よって、薄膜が完全に特徴別に形成され、印加された電界がマイクロスケール特徴の垂直な成長を生じるにつれて(すなわち、不十分な液状ポリマーが支柱状のマイクロスケール特徴を取り囲み、その後、この特徴が相互からの分離を開始するにつれて)、個別の液状ポリマー「アイランド(島)」へ分かれる。その後の硬化は個別の特徴をフリーズ(固化)して下部コンベヤ表面へ離間配置になって配置された複数の固体マイクロスケールのパターニングされた構造体を形成する。その後、このマイクロスケールのパターニングされた構造体は分離メカニズムを用いてコンベヤ表面から外されて目標の材料内へ組み込まれる。
一実施形態において、上下コンベヤは、正確なニップ距離を画定するためにニップ(隙間)システムによって位置決めされる平行な円筒形上下部ローラによってインプリメントされる。UV硬化ポリマー薄膜は、スロットコータ(塗工機)を用いて下部ローラに塗膜され、ニップ領域内でEHDパターニングによってマイクロスケール特徴が設定された後、硬化はUVレーザ光によって行われる。このロールツーロール製造方法は、既存のスロットコータシステムや精密ローラを用いて高生産量を実現し、製造コストを最小限に抑えることができる。
別の実施形態によれば、2つのコンベヤは、対向する水平配置されたベルトセクション同士の間に細長い隙間領域を画定するように配置されたベルトによってインプリメントされる。熱硬化性またはUV硬化性ポリマーは隙間領域の上流に塗布され、硬化は加熱ブロックまたは透明なベルト材料を透過したUV光によって実行される。具体的な実施形態において、正確なベルト位置決めは、T字形リブが各ベルトの下方に延出しベルト支持構造体内に形成された対応溝内に摺動可能に受容される「さねはぎ継ぎ」型配置を使用して、達成される。このベルトツーベルトの製造方法は、ロールツーロールの手法よりも長いパターン設定期間および高い生産率を可能にする。
別の実施形態によれば、パターンを作成しコントロールすることにおいて最大のフレキシビリティを達成するために、本発明は、パターニングプロセスのディジタル式コントロールを容易にする動的電荷生成装置を利用する。本発明の1つの具体的な実施形態によれば、動的電荷生成装置は、連続的な表面移動型電極構造体(例えば、上部ローラまたはベルト)上に配置されるセグメント化された電極のアレイを含み、各電極は個別にアドレス指定可能である(すなわち、各セグメント化された電極は対応するアドレッシングラインによって個別にアクセスされる)。他の実施形態において、電荷パターンは、光―電気プロセスを介して、(例えば、スコロトロンによって)移動型電極構造体の絶縁体または誘電体表面上に直接蒸着されるかまたは作成される。これにより、電極間距離のEHDパターンの感度を削減するという利点をもたらし、薄膜パターンの空間的変調が可能となり、連続的EHDパターニングアプローチに対して薄膜パターンの時間的変動が可能となる。これらのディジタル式パターニングスキームによって、オブジェクトを横切って放射されるさまざまな波長の電磁放射との任意の相互作用によるコーティングの作成、または、受動ポンプとして作用する空間的に変化する湿潤特性が付与された表面の作成が可能となる。
本発明の以上述べた特徴および他の特徴、態様、ならびに利点は、以下の図面の説明、添付クレームおよび添付図面を参照することにより一層明確に理解されよう。
本発明の簡略化された実施形態によるマイクロスケールのパターニングされた構造体を生成する方法を示す側断面斜視図である。 ナノ構造体を含むポリマー薄膜を示す拡大側断面図である。 本発明の具体的な実施形態による図2のナノ構造体を含むマイクロスケールのパターニングされた特徴の形成を示す拡大側断面図である。 (A)、(B)、(C)、(D)および(E)は、本発明の別の具体的な実施形態による個別のマイクロスケールのパターニングされた特徴の形成を示す拡大側断面図である。 本発明の実施形態によるマイクロスケールのパターニングされた構造体を製造するためのロールツーロール型の方法を示す側面斜視図である。 本発明の別の実施形態によるマイクロスケールのパターニングされた構造体を製造するためのベルトツーベルト型の方法を示す側断面図である。 図6に示したシステムの一部を示す側断面図である。 本発明の別の実施形態による分離電極を用いてマイクロスケールのパターニングされた構造体を製造するための方法を概略的に示す側断面図である。 図8の構成の一部を概略的に示す斜視図である。 本発明の別の実施形態による印加電荷パターン電極を用いてマイクロスケールのパターニングされた構造体を製造するための方法を概略的に示す側断面図である。
本発明は、さまざまな商業目的のためにマイクロスケールのパターニングされた構造体を製造するための方法の改良点に関する。以下の説明は、特定の用途およびその要件に関連して提供されるように、当業者が、本発明を作成し使用することを可能にすべく提示されている。本明細書では、「上」、「下」、「上流」、「下流」などの方向指示用語は、説明目的のために相対的な位置を提供するにすぎず、絶対的な基準枠を指定することを意図するものではない。さらに、「Integrally connected(一体連結)」という表現は、単一構造の2つの部分の間の連結関係を説明するために本明細書では使用されており、例えば、接着剤、ファスナ、クリップ、または可動ジョイントによって接合される2つの別個の構造体を示す(「Integrally(一体的)」という修飾語なしの)用語「connected(接続)」または「coupled(連結)」とは区別される。好ましい実施形態に対してさまざまな変更を加えることが可能であることは当業者にとって明らかであり、本明細書中に定義されている発明の一般的な原理が他の実施形態に適用されてもよい。したがって、本発明は、本明細書中に図解し説明した具体的な実施形態に限定されることを意図していない。しかしながら、本明細書中に開示されている発明の原理や新規の特性に見合う広い範囲を逸脱すべきではない。
本発明は、EHDパターニング条件を作り出すために構成される例示的な方法を説明する。当業者は、以下に記載されるパラメータが具体的な実験的観察に根差していることを認識することから、本発明は、これらのパラメータに限定されない。
図1は、本発明の一実施形態によるディジタル式マイクロスケールのパターニングされた(ポリマー)特徴を薄膜上に連続的に製造する方法のためのシステム100を例示している。システム100は一般に、下部(第1)コンベヤ110、上部(第2)コンベヤ120、これらに対応するコンベヤ駆動メカニズム130−1、130−2、薄膜形成装置140、(低電圧源150−1および高電圧源150−2で示される)電界発生器、および任意の硬化メカニズム160を含む。
コンベヤ110および120は、狭い隙間領域を介して液状ポリマー薄膜を漸進(移動)させることが可能な湾曲した面を提供する(例えば、ローラやベルトなどの)任意の搬送装置によってインプリメントされる。具体的には、下部コンベヤ110は、対応する第1の湾曲(例えば、円形または楕円形の)経路に沿って移動するように担持され制約されている下部(第1)コンベヤ表面111を有しており、第2のコンベヤ120は、対応する第2の湾曲経路に沿って移動するように担持され制約されている上部(第2)コンベヤ表面121を有している。コンベヤ110および120に対応する湾曲経路は、例えば、コンベヤ表面111および121が隙間領域101における最短距離Gだけ互いから離間され、隙間領域101から「上流」の場所で相対的に大なる第1の距離D1だけ互いから離間され、隙間領域101から「下流」の場所で相対的に大なる第2の距離D2だけ互いから離間されるように配置される。ここで、距離D1およびD2は隙間の最短距離Gよりはるかに大である。後述される目的のために、下部コンベヤ110と上部コンベヤ120は共に、動作中に隙間領域101を横切る電位を維持する導電性または誘電体の材料を含む。一実施形態において、下部コンベヤ110は導電性金属またはポリマーを含むかまたはインジウム−スズ酸化物(ITO)などの導電性の透明材料が必要に応じて塗布される。上部ローラ120も(後述される)電極パターンを含むかまたは導電性金属またはポリマーを含む。
本発明の一態様によれば、下部コンベヤ110と上部コンベヤ120は各々、面111と121が隙間領域101を介して同じ速度で移動するように下部駆動部材130−1と上部駆動部材130−2(例えば、モータおよび/またはベルト)によって駆動される。具体的には、表面111と121は、下部表面111の各(第1)の表面領域111−1が上部表面121の対応する(第2の)表面領域121−1とほぼ同時に隙間領域101を通過するように、各々の経路に沿って移動する。
図1の左側を参照するに、薄膜形成装置140は、隙間領域101から上流のある地点において下部コンベヤ表面111上に硬化性の液状ポリマー薄膜141Lを配置するために適切な塗膜装置かまたは他のメカニズムであり、よって、薄膜141Lは、その後、下部コンベヤ110の正常な動きによって隙間領域101内へ搬送される。例えば、装置140は、液状ポリマー(例えば、ポリスチレン、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリエチレングリコール(PEG)、またはOrmoStamp(オルモスタンプ(登録商標))UV硬化ポリマー)からなる薄膜(第1)部分141−1を下部コンベヤ表面111の表面領域111−1上へ蒸着させ、この後の下部コンベヤ表面111の動きによって部分141−1が隙間領域101内へ移動する。一実施形態において、薄膜形成装置140は、(1〜100μの範囲で(コンベヤ表面111から薄膜141の上部表面142まで測定された)厚さ(高さ)Tを有する薄膜141Lを確実に作成するスロットコータによってインプリメントされる。他の実施形態において、数ミクロン厚さの薄膜を確実に生成する他の塗膜装置(例えば、スロットダイ塗膜システム、スライド式塗膜システム、またはカーテン式塗膜システム)が使用される。
本発明の別の態様によれば、低電圧源150−1および高電圧源150−2は、例えば、低電圧V1および高電圧V2(例えば、各々、0Vと100V)をコンベヤ110および120上に配置された導電性材料へ印加することによって、下部コンベヤ110と上部コンベヤ120の間に電界Fを生成する。電界Fの強度は、図示目的のためだけに、図1では「+」および「−」で表されている電圧V1およびV2によって生成される相対的に低い電荷と相対的に高い電荷との間の相対的な距離で判断される(例えば、電荷の一方が0Vであっても電荷の極性が逆であってもかまわない)。すなわち、コンベヤ表面111および121が追従する湾曲経路によって、電界Fは(隙間の最短距離Gによって)隙間領域101内で最高(最強)であるが、コンベヤ表面111と121の間の対応する空間距離に応じて、隙間領域101の片側で低下する(弱くなる)。本発明の一態様によれば、電圧V1およびV2は、液状薄膜141が隙間領域101へ入ってこれを通過する際、電界Fがポリマー液状薄膜141LにEHDパターニング(変形)を受けさせることにより、パターニングされた液状ポリマー特徴143をポリマー液状薄膜141L内に形成することができるように、選択される。具体的には、EHDパターニングによって、隆起したリッジや柱状の形態のパターニングされた液状ポリマー特徴143は、薄膜部141を囲む部分から引き出された液状ポリマーによって形成され、よって、各パターニングされた液状ポリマー特徴143はコンベヤ表面111から上方に延びて隙間領域101内へ(すなわち、上部コンベヤ120へ向かって)延出する。電界Fの強度をコントロールして、かつ適切なポリマー特徴(例えば、粘度)を利用して、パターニングされた液状ポリマー特徴143は隙間領域101内にマイクロスケールのパターニングされた形状を展開する(すなわち、各パターニングされた液状ポリマー特徴143の幅と高さは約1〜100μである)。
本発明の別の態様によれば、EHDパターニングされた液状ポリマー特徴143とこれを囲む任意のポリマー材料はポリマー薄膜材料が電界Fを通って外へ出る前に硬化される。図1の右側を参照するに、硬化メカニズム160は各パターニングされた液状ポリマー特徴143とこれを囲むポリマー材料を固化するように作用し(すなわち、液状ポリマー特徴143が隙間領域101の内側に位置しているときまたは隙間領域101を出た直後は依然として電界Fを帯びている)、よって、固化されたポリマー薄膜141Sから延出する固体のマイクロスケールのパターニングされた構造体145を形成する。その際、各マイクロスケールのパターニングされた構造体145はその前駆体の液状ポリマー特徴143とほぼ同じマイクロスケールのパターニングされた形状を有している。各実施例において使用される具体的な硬化メカニズム160は、薄膜141Lを形成するポリマー材料の種類によって決定される(例えば、UV硬化性ポリマーを使用する場合、硬化メカニズム160は、例えば、隙間領域101内に配置された薄膜141Lの複数の部分へUVレーザ光線161を方向付けるUV硬化システムによってインプリメントされる)。他の実施形態では、使用されるポリマーの種類に応じて、硬化メカニズム160は、例えば、可視光硬化システムまたは集中的熱硬化システムによってインプリメントされる。
図1の右下部分を参照するに、硬化プロセスの後(すなわち、隙間領域101から下流へ)、固化されたポリマー薄膜141Sはさらなる処理を施すために下部コンベヤ110から外される。この際、マイクロスケールのパターニングされた構造体145が、固化されたポリマー薄膜141Sから間隔をとって配設されかつ上方に延出したままであることに注目されたい。
図2および図3は、本発明の改良されたEHDパターニング方法の独特な属性を示している。すなわち、「ロード(積層)された」ポリマー薄膜がマイクロスケールのポリマー構造体の形成中に固有に整列したナノ構造体を含むことによって多種多様な貴重な商業的用途にむけた製造が容易になる。
図2は、ナノ構造体148(例えば、カーボンナノチューブまたはGaAs(ガリウムヒ素)ナノワイヤ)を含む液状ポリマー薄膜部分141L〜1Aを示す部分断面図である。この場合、ポリマー/ナノ構造体の薄膜形成装置140A(例えば、変更されたポリマー/ナノ構造体材料を蒸着させるために最適化された上述の塗膜システムの内の1つ)は図1について上記した方法と同様の方法を用いて下部コンベヤ110上に厚さTを有する液状ポリマー薄膜部分141L〜1Aを形成する。ナノ構造体148は、蒸着時において、液状ポリマー薄膜部分141L〜1A内の初期配向(例えば、ランダムまたは非ランダムな配向)で分散されていることに注目されたい。
図3は、図1に関して上述した方法と同様のやり方で下部コンベヤ110と上部コンベヤ120の間の隙間領域101内に配置されたときの液状ポリマー薄膜部141L〜1Aを示している。上述したように、電圧源150A−1と150A−2によって生成された電界FによってEHDパターニング変形が生じ、よって、液状ポリマー材料は、(破線の矢印で示すように)内方および外方へフローして液状ポリマー薄膜部分141L−1Aから上部コンベヤ120へ向かって延在するパターニングされた液状ポリマー特徴143を形成する。さらに、ナノ構造体148が電界(例えば、カーボンナノチューブ)に対して反応性である場合、ナノ構造体148は電界F内で整列し、パターン形成によって生じた流体力学的な力と結合して、ほぼ垂直な配向(すなわち、下部コンベヤ110の表面111に対して略垂直な配向)を作る。
ここまで、本発明は、マイクロスケールのパターニングされた構造体同士間の間隔が、例えば、図1に示したように、マイクロスケールのパターニングされた構造体が一体的に連結されたポリマー薄膜材料によって定着されるポリマー薄膜の作製について説明してきた。このような一体型ポリマー薄膜は上述したような数多くの商業的用途を有すると考えられるものの、個別(分離型)のマイクロスケールのパターニングされた構造体は他の商業的用途(例えば、医学)において有用である。
図4(A)〜(E)への薬物送達における増大した特異性をもつ粒子を作成するために分離した(個別の)マイクロスケールの構造体を生成する本発明の別の実施形態によるシステム100Bを概略的に示す断面図である。
図4(A)は、下部コンベヤ110Bの表面111B上の初期期間(t0)におけるポリマー薄膜部141B1(t0)を示している。以上の実施形態におけるように、ポリマー薄膜部141B1(t0)はスロットコータや他の薄膜形成装置140B(図示しない)によって形成されるが、表面111Bは相対的に大きな距離D1だけ上部コンベヤ120Bの表面121Bから間隔をとって配設される。本発明の実施形態に於いて、以下に説明するように、ポリマー薄膜を個別の島(アイランド)に分割させるために、ポリマー薄膜部141B1(t0)を形成するポリマー材料は相対的に低い粘度を有しており、および/または、ポリマー薄膜部141B1(t0)の膜厚T1は以上説明した実施形態において使用された膜厚より意図的に小さくされる。
図4(B)は、表面111Bが相対的に短い距離D11によって表面121Bから離間される、隙間領域から直ぐ上流の位置へ下部コンベヤ110Bによって移動された後の時間t0に続く時間周期(t1)におけるポリマー薄膜部141B1(t1)を示している。この時点で、電源150B−1および150B−2によって生成された印加された電界F(t1)はポリマー薄膜部141B1(t1)のEHDパターニングを生じさせ始め、よって、液状ポリマーの内方および外方のフローによって液状のマイクロスケールのパターニングされた特徴143B(t1)が生成される。時間t1において、その大きさが小なることに起因して、十分な液状ポリマー材料が、パターニングされた特徴143B(t1)の周りを囲み、(非常に薄膜であるが)連続的なウェブ状の部分141B11を維持することに注目されたい。
図4(C)は、パターニングされた特徴143B1(t2)が隙間領域101B内に配置されたとき(すなわち、最小の間隙距離Gがコンベヤ110Bとコンベヤ120Bを互いから離間させるところで)時間t1の後の期間(t2)におけるポリマー薄膜部141B1(t2)を示している。粘度が低くおよび/またはポリマー薄膜の膜厚が小さいため、電界F(t2)の強度は、パターニングされた液状ポリマー特徴143B(t2)を、第1の表面111B上の互いに隣接しているポリマー特徴(図示せず)から離間させる。すなわち、パターニングされた特徴143B1(t2)の縦方向の成長を促すためのさらなる囲繞流体をまったく利用できないので、ウェブ状の部分141B11が、互いに隣接する特徴から離間することによって、パターニングされた特徴143B1(t2)を形成する液体は、液状ポリマーの個別の「島(アイランド)」を有する。具体的には、ポリマー薄膜の間隔および膜厚は、各パターニングされた特徴(個別の島)143B1(t2)内へ引き込まれる液状ポリマーの体積が、特徴が垂直(Z)方向(すなわち、表面111Bに対して垂直)に成長するにつれて、パターンの負の空間の液体の体積に等しくなるようにコントロールされる。よって、EHDパターニングプロセスはパターンと同じ大きさスケールの小粒子を生成する。
図4(D)はパターニングされた特徴143B1(t3)が隙間領域の直ぐ下流に配置されている場合(すなわち、コンベヤ110Bおよび120Bが最短隙間距離にほぼ等しいかまたは僅かに大なる距離D21によって互いから離間された場所)の時間t2の直後の期間(t3)のポリマー薄膜部141B1(t3)を示している。この時点のパターニングされた特徴143B1(t3)において、硬化エネルギ161B(例えば、UVレーザ光)は個別の特徴143B1(t3)を「フリーズ」(固化)して、固体マイクロスケールのパターニングされた粒子(構造体)145Bを形成する。この硬化プロセスは、隙間領域を通過する際、すべての個別の特徴の上で実行され、よって、コンベヤ表面111B上の互いに離間された構成において配置された複数の固体のマイクロスケールのパターニングされた粒子を生成することに注目されたい。
図4(E)は、期間t3の後に続くマイクロスケールのパターニングされた粒子145Bを示している。本発明の一実施形態によれば、分離装置170B(例えば、ナイフエッジ)はコンベヤ表面111Bからマイクロスケールのパターニングされた構造体145Bを分離するように作用する。
図5は、本発明の具体的な実施形態によるシステム100Cを示す斜視図である。上述した一般化したコンベヤは平行な下部および上部ローラ(コンベヤ)110Cおよび120Cによってインプリメントされ、一般化した薄膜形成装置はスロットコータ140Cによってインプリメントされ、一般化した硬化装置はUV光源160によってインプリメントされる。これらの具体的な装置は上記の一般化した方法に一致している製造方法を実行するようにコントロールされる。
図5の下部を参照するに、下部ローラ110Cは、電界回路における接地として作用するように低電圧源150C−1に動作可能に連結されている。電界を生成するために、下部ローラ110Cの外周部は、導電性金属または導電性ポリマーのいずれかで構成され、あるいは、外部表面111Cは、必要に応じて、導電性および/またはITO(酸化インジウム・スズ)などの透明性材料で塗膜される。
トップローラ120Cは、印加電界回路を生成するために1つ以上の高電圧信号を供給する高電圧源150C−2に動作可能に連結されている。一実施形態において、トップローラ120Cの外部表面121Cは、ローラ表面121Cの全体にわたって電気的にアクティブである連続的導電層を含む。(以下にさらに詳細に説明する)他の実施形態において、トップローラ120Cは電極パターンまたは電荷パターンが塗布された誘電体材料を含む。
下部ローラ110Cと上部ローラ120Cは、表面111Cの各領域が、表面121Cの対応する領域とほぼ同時にニップ型の隙間領域101Cを通過するように、従来技術に於いて公知の技術を使用して1つ以上のモータ130C−1および130C−2によって駆動される(すなわち、ローラ110Cおよび120Cはマッチング(一致)速度で駆動される)。下部ローラ110Cと上部ローラ120Cは、これらがニップ(隙間)領域101Cにおいて一定の最短距離Gだけ互いから離間された状態のままであるように支持構造体(やはり図示せず)によって維持される。公知の技術を用いて最短距離Gの調整を容易にするためにローラ110Cおよび120Cの軸線同士の間で動作可能に連結された従来の高精度のニップシステム180Cによってローラ距離寸法調整が高レベルに保証される。
スロットコータ140Cは液状ポリマー薄膜141Cを下部ローラ110Cの円筒形のローラ表面111Cに直接、塗膜(蒸着)するか、または、該表面111Cに配置された支持ウェブ(図示せず)に塗膜(蒸着)する。この機能を実行することが可能なスロットコータは従来技術において良く知られている。ポリマー膜141Cがニップ領域101Cに入ると、以下に説明したように、上部ローラ120C上に配置された電極パターンを複製するか、または、上記したようにポリマーシステムの固有の不安定性に基づいてパターンを設定する。
ローラ110Cと120Cの間でニップ(隙間)領域101Cの近傍で硬化を容易にするためには、定着時間が迅速なことから、UV(紫外線)硬化性ポリマーが使用される。「定着」メカニズムは、ニップ型の隙間領域101Cに隣り合う場所へ向けてビーム161Cを方向付ける(例えば、紫外線硬化システム、可視光硬化システム、および集中的熱硬化システムの1つである)システム160Cによってインプリメントされる。具体的には、ニップ領域101Cを通過した後、ビーム161Cは、ポリマーが架橋され、印加電界によって液状ポリマーへ押し付けられた固体のマイクロスケールパターン形状になるべく硬化するように用いられる。この硬化機能を果たすことができるUVレーザシステムは従来技術に於いて良く知られている。他の実施形態において、硬化システムは、ローラ110Cおよび120Cのいずれか一つの内部に配置され、透明なローラ材料を通って、隙間領域101C内へ向けられる。その後、固化したポリマー膜(図示せず)は、下部ローラ110Cから外され、必要となりうるさらに工程を受けるために下流へ移動する。
システム100Cの生産量は、2つの要因:[ローラ110Cおよび120Cの幅W]と[ローラ110Cおよび120Cの回転速度Δθ]によって制限される。ローラの幅Wは、必要とされる寸法公差を外れることなく、ローラ110Cおよび120Cを製造する物理的能力と設置する物理的能力の両方によって制限される。これらの寸法公差は典型的なスロット塗膜システムの寸法公差に類似しており、3.5mに対して0.5μの寸法公差を維持することが妥当なところとされる。2μの寸法公差で8μの特徴を実現しようとすると、迅速なUV硬化時間で毎秒1.3mの最大出力という結果につながる。幅は大きくすることができ、膜パターンの機械の寸法公差に対する感度は、以下により詳細に説明する多数の電極アドレッシングスキームによって印加電圧を変えることによって調整可能となる。
図6は、本発明の別の実施形態によるシステム100Dを概略的に示す側断面図である。システム100Dは、下部ベルト表面111Dと上部ベルト表面121Dの互いに対向する平面領域間の細長い隙間領域101Dを画定するように位置決めされた下部ベルト状コンベヤ110Dと上部ベルト状コンベヤ120Dによって形成されるベルトツーベルト配置によって特徴付けられる。薄膜蒸着装置(例えば、スロットコータ)140Dは隙間領域101Dに入る前に下部ベルト表面111D上に液状ポリマー薄膜141Dを形成するように配置され、電圧源(図示せず)は、上記したように、ベルト上に形成された導電性材料に接続されて、細長い隙間領域101Dの内側に所望される電界を生成する。
システム100Dのベルトツーベルトの配置は参照番号100Cを付したロールツーロールの配置と類似しているが、ロールツーロール配置の小なるニップ型の隙間領域に代えて、システム100Dはマイクロスケールのパターン特徴を形成するためにもっと長い時間を費やすことを可能にする大規模な隙間領域を提供する。この配置は、熱硬化を容易にすることにより(例えば、細長い隙間領域101Dに隣り合って配設されたベルト材料の内部表面に沿って配置された熱硬化システム(ヒータブロック)160Dにより)熱硬化性ポリマーの使用を容易にする。熱硬化を促進するために、ベルトは、例えば、IR(赤外線)光を細長い隙間領域101Dに導入するための熱伝導性材料や透明な材料を用いて形成される。
図6に示したベルトツーベルト工程に必要とされる厳密な寸法公差を維持するために、ベルト状コンベヤ110Dおよび120Dはアライメント(整合)ブロックを介して互いに近接して保持される必要がある。これは相当な量の張力かまたは図7に示した構成(装置)を用いてブロックを摺動的に出入りする連動部分によって達成することができる。
図7は、具体的な実施形態による連動装置を示す斜視断面図であり、この構成により、下部のベルト状コンベヤ110Dが基礎となるヒータブロック(または他の支持構造)160Dの上部表面に対して正確な平面配向で維持される。示されているように、下部のベルト状コンベヤ110Dは、前述したプロセスのいずれか一つによりコンベヤ表面111D上にパターニングされた液状特徴143Dを形成するように、ヒータブロック160Dの平面状上部表面161D上を摺動する担体ベルト部112Dを含む。搬送ベルト部112Dの全幅にわたって平面をなす上部表面161Dに相対して正確なZ軸位置決めを維持するために、ヒータブロック160Dが下部のベルト状コンベヤ110Dの移動方向Xに延びる細長いT字溝163Dを画定するように構成され、下部のベルト状コンベヤ110Dは上部ベルト部分112Dの下に延在するT字形リブ113Dを含み、対応する溝内に摺動可能に受容される。上部のベルト状コンベヤ120D(図6)は同様の構成で構築され、よって、ベルトを垂直方向に拘束しかつ厳密な寸法公差を実現可能にする摺動型のサネはぎ継ぎタイプの構成を提供している。
ベルトツーベルトシステム100Dは、より高い生産速度(すなわち、線形ベルト速度)を容易に提供する。ベルトの寸法公差はロール塗布装置の設計と同じ寸法公差制限によって大部分が決定される。3.5m長さに対して0.5μの寸法公差を達成するための一つの可能性のある実現に於いて、精密機械加工を用いることが考えられる。7m×7mの面積に対して2μの寸法公差をもつ8ミクロンの特徴を作成するためには、この実現に於いてベルトの合計線形速度は毎秒約14mに制限される。よって、この実現は極めて高い工業関連スループットを可能にする。
細長い隙間領域101Dによってより長い処理時間が提供されるため、ベルトツーベルトシステム100Dは、硬化装置(すなわち、システム100D)を必要としないオペレーションを容易にする。この場合、ポリマー141Dが加熱され、隙間領域101Dの上流の表面111Dに溶融状態で塗膜される。ポリマーの温度はポリマーが上記した方法で印加された電界によってパターニングされるときに溶融状態を維持している程度に高く保たれる。パターンが確立すると、ポリマーは、ポリマーの溶融点温度より低く冷却され、上記した形態の一つを有する固体のマイクロスケールのパターニングされた構造体145Dを形成することが可能となる。
好ましいアプローチとして、マイクロスケールのパターンを作成しコントロールする上で最大のフレキシビリティを達成するために、前述した(ベルトとローラの両実施形態を含む)さまざまなシステムを変更することによって、ディジタル式パターニングコントロールを含む。ディジタル式パターニングコントロールは、コンベヤ表面の少なくとも一つに動的(可変)電荷パターンを生成することによりEHDパターニング(すなわち、電界生成)を容易にする動的電荷生成メカニズムを用いてインプリメントされ、これにより、電界を画定する電荷パターンが、システムのバラツキを補償するために動的に変更できるようになる。以下の例示的な実施形態に説明するように、このような動的電荷生成はセグメント化された電極または電荷パターニングスキームのいずれかを用いて達成される。
図8(A)は、システム100Eが隙間領域101Eを介してポリマー薄膜141Eを搬送するように構築され配置された下部(第1)コンベヤ110Eと上部(第2)コンベヤ120Eを含むことを概略的に示す図であり、図中、薄膜141Eは、適切な装置150Eによって下部コンベヤ表面111E上に生成され、電界Fによってパターニングされて特徴143Eを形成し、この特徴は、その後、(UV光161Eによって)硬化され、上述した方法と同様にして、マイクロスケールの構造体145Eを形成する。
システム100Eは、コンベヤ110Eおよび120Eの少なくとも1つが、各個別の電極が、例えば、生産オペレーションに先だって行われた実験的な測定によって求められた値を有する対応電荷(電圧)を受信するように、動的電圧源(電界生成器)によってディジタルにアドレス指定可能であるセグメント化された電極を含むことを特徴としている。具体的には、上部コンベヤ120Eは、各個別の上部電極(例えば、電極125E−1〜125E−5)が対応する(例えば、独特な/別のまたは共通の/同じ)電圧値を受信するように、動的な高電圧源(電界生成器)150E−2によって個別にアドレス指定可能なセグメント化された上部電極125Eを含む。あるいは(またはさらに)、下部コンベヤ110Eは、各個別の下部電極(例えば、電極115E−1〜115E−5)が対応電圧値を受信するように、動的低電圧源(電界発生器)150E−2によってディジタルにアドレス指定可能なセグメント化された下部電極115Eを含む。電圧源150E−1および150E−2は対応する電圧値を生成し分配するために公知の技術に基づいて製造された電子回路であり、各セグメント化された電極(または各上部/下部電極ペア)は対応する電界強さを有する電界Fの対応部分を生成する。例えば、上部電極125E−1(または上部電極125E−1と下部電極115E−1によって形成されるペア)は、コンベヤ110Eと120Eとの間の領域内に電界部分F1を生成する。同様に、電極125E−2〜125E−5(またはペア125E−2/115E−2、125E−3/115E−3、125E−4/115E−4、および125E−5/115E−5)は各々、電界部分F2〜F5を生成する。
図9は、ローラ型上部コンベヤ120E−1を示す斜視図であり、システム100Eにおいて使用される一つのタイプの上部コンベヤ120Eを表している(すなわち、コンベヤ120Eはベルト式コンベヤを使用してインプリメントされてもよい)。コンベヤ120E−1によって示されるように、セグメント化された上部電極125Eは共に回転方向(周方向)に沿って配置され(図8に示す)、これらはまた、円筒軸に沿っても配置されている。図8に関する説明はローラ型コンベヤ120E−1の回転方向に沿って発生している可変帯電パターンを指しているが、本明細書に記載されている可変電荷パターンは円周軸方向に沿っても変化し得ることが理解されよう。すなわち、ローラ型上部コンベヤ120E−1のすべての電極125Eは、各電極が対応する電荷値を受信するように個別にアドレス指定可能である。
再び図8を参照するに、セグメント化された電極125Eは、所定の独特な(異なる)または同一の電圧値の各電極への送信を容易にすることによって、EHDパターニングの間、隙間領域101E内で生成された電界に対するディジタルコントロールを可能にし、よって、システム100Eなどの精密な寸法公差を必要とする大規模システムにおいて必然的に生じる物理的なバラツキに対して(必要であれば)電気的補正を施すことを可能にする。言い換えれば、局所化された電界の値F1〜F5における差は、隣り合う電極125E−1〜125E−5または隙間領域101Eを横切るペア電極(例えば、電極115E−1、125E−1)の電極間距離の変動によって引き起こされ得、これらの差は各電極125E−1〜125E−5へ所定の独特な「ハイ(高)」電圧を送信することによって補うことができる。例えば、各電極125E−1〜125E−5は動的高電圧源150E−2によって個別にアドレス指定され、その値が各電界部分F1〜F5が均一な電界強さを有するように設定された対応電圧を受信する。円筒形軸方向に配置された電極125E(例えば、図9に示すように)はまた、動的高電圧源150E−2によって個別にアドレス指定され、その値が各対応電界部分も均一の電界強さを有するように設定された対応電圧を受信することに注目されたい。電極115Eおよび125Eをインプリメントするために適切な個別のアドレス指定方式による例示的なセグメント化された電極については、その全体が参照として本明細書中に組み込まれる「“CONCENTRATION AND FOCUSING OF BIO−AGENTS AND MICRON−SIZED PARTICLES USING TRAVELING WAVE GRIDS”(進行波格子を用いたバイオ薬剤と微細サイズの粒子の集中および集束)」と題された共有特許である米国特許第7,163,611号に開示されている。
他の実施形態において、セグメント化された電極125Eの少なくとも一部は、必要とされるパターンに応じて「カウンタ(対向)」表面の異なる部分を被覆する修正された(別の)形状(すなわち、線または点電極)を有している。使用可能な線または点電極の例は、(上記で引用した)米国特許第7,163,611号に開示されている。また、他の電極形状(例えば、六角形または円形)も、例えば、カスタム形状のマイクロスケールの粒子を作るために使用可能である。
本発明の代替実施形態において、所望されるEHDパターンを生成するために電極間の大きさや距離が変えられる。例えば、図8は、各電極ペアが単一の個別のマイクロスケール構造体145Eを製造することを示しているが、他の実施形態では、複数の特徴および/または構造体を生成するために、各電極の大きさが決定される。電極の形状をコントロールすることにより、固有のλmaxに匹敵する長さ尺度が導入され、これにより、2D平面上のパターン形成寸法を支配するか、または、固有の柱状パターンのための面積を画定する。
本発明の他の代替実施形態において、各セグメント化された電極に伝達される電圧(電荷)は経時的に変化し(すなわち、増減する)、よって、カスタムパターンの成長、および/または、パターニング部分を介した作製によるバラツキの補償を可能にする。これらの電圧は動的に調整することができ、膜内の具体的な品質メトリックを実現したり、プロセス条件変更として調整したりすることで、極めてロバスト(堅牢)なプロセスをもたらすことができる。
図10は、隙間領域101Fを通ってポリマー薄膜141Fを搬送するように構築されかつ配置された下部(第1)コンベヤ110Fと上部(第2)コンベヤ120Fを含む別のシステム100Fを概略的に示している。同システムにおいて、薄膜141Fは、装置140Fによって蒸着され、電界Fによってパターニングされ、特徴143Fを形成し、この特徴はその後、硬化されて前述した方法と同様にマイクロスケールの構造体145Fを形成する。システム100Fは、動的電荷生成が上部コンベヤ120Fの表面121Fに配置された適切な絶縁体または半導体材料層123F上で形成される良好に画定された電荷パターンを用いて達成される点で、前の実施形態とは異なる。例示的な実施形態において、第1(例えば、正の)の電荷は、隙間領域101Fの上流にある第1の(例えば、正の)電荷生成装置150F(例えば、スコロトロンなどのプラズマ発生装置)によって層123F上の所定のパターンに選択的に印加され、これによって、第1の電荷はセグメント化された電極のアプローチに関連して上記したやり方と同様に電界Fの対応する部分を生成する。本発明の他の実施形態において、相対的に高い電荷が下部コンベヤ110F上の電極に印加され、相対的に低い電荷が上部コンベヤ120F上の電極に印加される。いくつかの実施形態において、電荷パターンはマスク処理、または、必要な大きさの一組のプラズマ発生装置によって実現される。他の実施形態において、レーザプリンタに使用されるものと同様の光受容体膜などの感光材料は、上部コンベヤに配置され、電荷パターンは感光材料に透過した光によって生成され、その場合、レーザ光線が光受容体上に電荷パターンを書き込むために使用される。電荷パターニングアプローチは、その後の作製ステップにおいて異なるEHDパターンが必要とされる用途、または、連続的なパターニングシステム(すなわち、薄膜の各シートまたはセクションが異なるパターンを有する)に利点を提供する。電荷パターニングアプローチは、電荷パターンが(ゼログラフィに類似した)光学電荷生成の場合は特に、1つのステップから次のステップへ移行し易いので、アドレス指定電極において最大の変異性をもたらす。
本発明はいくつかの具体的な実施形態に関して説明してきたが、本発明の進歩的な特徴は、これらすべてが本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、他の実施形態にも適用可能であることが当業者にとって明らかであろう。例えば、さまざまな実施例は、相対的に高い(例えば、正の)電荷が上部コンベヤに印加され、相対的に低い(例えば、負の)電荷が下部コンベヤに印加されるものとして説明しているが、他の実施形態において、例えば、相対的に高い(例えば、正の)電荷を下部コンベヤに印加し、相対的に低い(例えば、負の)電荷を上部コンベヤに印加するなど、印加される電荷を逆に配置しても、相応の電界が生成される。

Claims (16)

  1. 複数のパターニングされた構造体を連続的に製造する方法であって、
    第1の表面上に液状膜を配置するステップと、
    前記液状膜が第1の表面とこれに対向する第2の表面との間に画定された隙間領域を通過するように前記第1の表面を移動させるステップと、
    前記液状膜が前記隙間領域を通過している間、前記液状膜が電気流体力学的(EHD)パターニング変形を受けるように前記隙間領域内に電界を生成するステップであって、これによって、前記液状膜の複数の部分がパターニングされた形状を有する複数のパターニングされた液体特徴を形成する、ステップと、
    前記複数のパターニングされた液体特徴を固化するステップであって、前記複数のパターニングされた液体特徴の各々が前記パターニングされた形状を有する対応する固体のパターニングされた構造体を形成する、ステップと、
    を含む方法。
  2. 前記液状膜を配置するステップが、スロット塗膜システム、スロットダイ塗膜システム、スライド式塗膜システムおよびカーテン式塗膜システムの1つを用いて液状ポリマーをコンベヤ上に配置することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の表面を移動させるステップは、前記第1の表面の第1の表面領域が前記第2の表面の対応する第2の表面領域とほぼ同時に隙間領域を通過するように、前記対向する第2の表面を前記第1の表面と同時に隙間領域を介して同じ速度で移動させることを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1の表面および前記第2の表面が第1のコンベヤおよび第2のコンベヤ上にそれぞれ配置され、前記第1のコンベヤおよび第2のコンベヤの各々は導電性材料および誘電体材料の1つを含み、
    前記電界を生成するステップが、前記第1のコンベヤの前記導電性材料および誘電体材料の1つに第1の電圧を印加することと、前記第2のコンベヤの前記導電性材料および誘電体材料の1つに第2の電圧を印加することと、を含み、前記第1の電圧および第2の電圧が前記電界を生成するように前記第1の電圧は前記第2の電圧とは異なっている、請求項3に記載の方法。
  5. 前記対向する第2の表面を前記第1の表面と同時に移動させることが、ニップ型の隙間領域を画定するように配置された第1のローラおよび第2のローラを回転させることを含む、請求項3に記載の方法。
  6. 前記固化するステップが、前記ニップ型の隙間領域に隣接する位置で、紫外線硬化システム、可視光硬化システム、および集中的熱硬化システムの1つから前記パターニングされた液状特徴にエネルギーを方向付けることを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記対向する第2の表面を前記第1の表面と同時に移動させることが、第1および第2のベルト型コンベヤ構造体の第1および第2の外周面を第1および第2の経路に沿ってそれぞれ方向付けることを含み、前記第1および第2の経路によって前記第1および第2の外周面は細長い隙間領域に沿って通過する、請求項3に記載の方法。
  8. 前記パターニングされた液状特徴を固化するステップが、前記第1および第2のベルト型コンベヤ構造体の1つの内部に配置された紫外線硬化システム、可視光硬化システム、および集中的熱硬化システムの1つから前記細長い隙間領域内に熱エネルギーを方向付けることを含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記液状膜を配置するステップが、紫外線硬化性液状ポリマーを前記第1の表面上に配置することを含み、
    前記複数のパターニングされた液状特徴を固化するステップが、前記隙間領域に隣接する地点において紫外線レーザ光を前記パターニングされた液状特徴に方向付けることを含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記液状膜を配置するステップが熱硬化性液状ポリマーを前記第1の表面上に配置することを含み、
    前記複数のパターニングされた液状特徴を固化するステップが、前記隙間領域に隣接する地点において前記パターニングされた液状特徴に熱エネルギーを方向付けることを含む、請求項1に記載の方法。
  11. 前記液状膜を配置するステップが、ナノ構造体を含む液状ポリマーを配置することによって前記ナノ構造体を前記液状膜内の初期配向で分散させることを含み、
    前記電界を生成するステップが、前記パターニングされた構造体内で前記ナノ構造体を前記第1の表面に対してほぼ垂直な配向で整列させることを含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記電界を生成するステップが、前記第1の表面上の前記複数のパターニングされた液状特徴を互いから離間させることを含み、
    前記固化させるステップが、前記複数の離間されたパターニングされた液状特徴を固化し、これにより、各前記離間されたパターニングされた液状特徴が対応する前記固体のパターニングされた構造体を形成することを含み、
    前記方法は、前記複数の固体のパターニングされた構造体を前記第1の表面から分離するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  13. 前記電界を生成するステップが、前記第1の表面および前記第2の表面の少なくとも一面上に可変電荷パターンを生成することを含む、請求項1に記載の方法。
  14. 前記可変電荷パターンの生成が、前記第1の表面および前記第2の表面の少なくとも一面上にアレイ状に配置される複数のセグメント化された電極の各々に個別にアクセスし、対応する電圧を前記複数のセグメント化された電極の各々に送信することを含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記可変電荷パターンの生成が、前記第1の表面および前記第2の表面の少なくとも一面上に配置される絶縁体材料層および半導体材料層の1つに第1の可変電荷パターンを印加することを含む、請求項13に記載の方法。
  16. 複数のパターニングされた構造体を連続的に製造するための方法であって、
    第1の移動表面と第2の移動表面の少なくとも一面上に可変電荷パターンを生成するステップであって、前記可変電荷パターンが前記第1の移動表面と第2の移動表面との間に画定された隙間領域内に電界を生成し、前記電界が、前記第1の移動表面に配置された液状膜が前記隙間領域を通過している間、前記液状膜が電気流体力学的(EHD)パターニング変形を受けるのに十分な強度を有し、これによって、前記液状膜の複数の部分がパターニングされた形状を有する複数のパターニングされた液体特徴を形成する、ステップと、
    前記複数のパターニングされた液体特徴の各々が前記パターニングされた形状を有する対応する固体のパターニングされた構造体を形成するように前記複数のパターニングされた液体特徴を固化するステップと、
    を含む方法。
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