JP6422704B2 - 機器認証装置、空調システム、及び機器認証方法 - Google Patents

機器認証装置、空調システム、及び機器認証方法 Download PDF

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Description

本発明は、機器認証装置、空調システム、及び機器認証方法に関するものである。
複数の機器が通信媒体によって接続される装置として、例えば、1台の室外機に複数の室内機が冷媒配管及び電気配線によって接続される空調システムがある。
このような空調システムにおいて、特許文献1には、機器の電源投入時に通信手段で互いの冷媒仕様、能力ランク又は機種形態を認識し、室外ユニットが接続可能判定をすることにより、空調システムの運転を開始する前に接続異常判定するものが開示されている。
そして、従来では、室内機と室外機とは接続された直後の相互通信において、室内機から室外機へ室内機の仕様データとして室内機の形状(例えば、天井カセット式4方向吹き出し等)や室内機の容量(例えば、7.1kW容量)等を示すデータを送信していた。
特開2006−78043号公報
しかしながら、他メーカーが製造した室内機を室外機に接続可能とする空調システムの場合、他メーカーが室内機を製造しているため、室内機を構成する機器として不適切な機器が用いられる場合がある。このような場合、室内機は空調システムを構成するために不適切な仕様であり、室内機に接続される室外機は正常な運転ができない可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、不適切な仕様の装置をシステムから除外できる、機器認証装置、空調システム、及び機器認証方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の機器認証装置、空調システム、及び機器認証方法は以下の手段を採用する。
本発明の第一態様に係る機器認証装置は、システムを構成するために通信媒体によって接続されている複数の装置の認証を行う機器認証装置であって、前記装置として使用可能な仕様を示す情報である使用可能装置情報を記憶する記憶手段と、前記装置の仕様を示す情報である装置仕様情報が前記装置から送信され、該装置仕様情報が前記記憶手段に記憶されている前記使用可能装置情報を満たす場合に、前記装置仕様情報を送信した前記装置に対する認証を成功とする認証手段と、を備え、前記機器の仕様は、膨張弁の最大−最小パルス数、前記膨張弁の口径、熱交換器の列数、前記熱交換器の段数または前記熱交換器の熱交換幅の少なくともいずれか一つを含む
本構成によれば、システムを構成するために複数の装置が通信媒体に接続されている。このシステムは、例えば空調システムであり、装置は室内機や室外機である。
装置を構成する機器として、不適切な機器が用いられる場合がある。なお、装置を室内機とした場合、上記機器は膨張弁や熱交換器等である。
そこで、本構成は、使用可能装置情報を記憶手段に記憶している。使用可能装置情報は、装置として使用可能な仕様を示す情報である。換言すると、使用可能装置情報は、システムを構成するために適切とされる装置の情報であり、使用可能装置情報に示されない仕様を有する装置は、システムを構成するには不適切とされる。
一方、装置は、自身の仕様を示す情報である装置仕様情報を記憶している。装置仕様情報は、例えば、装置を組み立てる際に装置が備える記憶手段に記憶される。
そして、本構成は、装置仕様情報と使用可能装置情報を用いて認証手段によって認証を行う。認証手段は、装置から送信された装置仕様情報が記憶手段に記憶されている使用可能装置情報を満たす場合、装置仕様情報を送信した装置に対する認証を成功とする。すなわち、装置がシステムとして適切な場合、装置の認証が成功とされる。一方、システムに不適切な装置である場合、装置の認証が失敗する。認証に失敗した装置は、例え通信媒体に接続されていても運転は行われない。
本構成によれば、装置の認証にその装置を構成している機器の仕様を示す情報を用いることにより、不適切な仕様の装置をシステムから簡易に除外できる。
本発明の第二態様に係る空調システムは、前記装置が室内機又は室外機であり、上記記載の機器認証装置を備える。
本構成によれば、室内機や室外機を他メーカーによって製造されても、これらの仕様が正確に認識されるため、仕様に応じた適切な制御信号が室内機や室外機へ送信される。
本発明の第三態様に係る機器認証方法は、システムを構成するために通信媒体によって接続されている複数の装置の認証を行う機器認証方法であって、前記装置の仕様を示す情報である装置仕様情報を前記装置から受信し、前記装置として使用可能な仕様を示す情報である使用可能装置情報と前記装置仕様情報とを用いて認証し、前記装置仕様情報が前記使用可能装置情報を満たす場合に、前記装置仕様情報を送信した前記装置に対する認証を成功とし、前記機器の仕様は、膨張弁の最大−最小パルス数、前記膨張弁の口径、熱交換器の列数、前記熱交換器の段数または前記熱交換器の熱交換幅の少なくともいずれか一つを含む
本発明によれば、不適切な仕様の装置をシステムから除外できる、という優れた効果を有する。
本発明の実施形態に係る空調システムの冷媒系統を示した図である。 本発明の実施形態に係る空調システムの電気的構成図である。 本発明の実施形態に係る制御装置における室内機認証に関する機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る室内機認証処理の流れを示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る機器認証装置、空調システム、及び機器認証方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態について説明する。
本第1実施形態では、複数の装置が通信媒体によって接続されることで構成されるシステムの一例として空調システムを適用して説明する。すなわち、上記装置とは、空調システムを構成する室内機及び室外機である。
また、本第1実施形態に係る空調システムは、例えば大型商業施設やビル等に備えられる。
以下に、本発明の一実施形態に係る空調システム及びその制御方法について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る空調システム1の冷媒系統を示した図である。図1に示すように、空調システム1は、1台の室外機Bと、該室外機Bと共通の冷媒配管10により接続される複数の室内機A1,A2とを備える。図1では、便宜上、1台の室外機Bに、2台の室内機A1,A2が接続されている構成を例示しているが、室外機の設置台数及び室内機の接続台数については限定されない。
室外機Bは、例えば、冷媒を圧縮して送出する圧縮機11、冷媒の循環方向を切り換える四方弁12、冷媒と外気との間で熱交換を行う室外熱交換器13、室外ファン15、冷媒の気液分離等を目的として圧縮機11の吸入側配管に設けられたアキュムレータ16等を備えている。
室内機A1,A2はそれぞれ、室内熱交換器31、室内ファン32、及び電子膨張弁33等を備えている。2台の室内機A1,A2は、それぞれ室外機B内のヘッダー22、ディストリビュータ23で分岐された各冷媒配管10に接続されている。
また、室内機A1,A2及び室外機Bには、冷媒圧力を計測する圧力センサ21、冷媒温度等を計測する温度センサ24等の各種センサ類20A,20B(図2参照)が設けられている。
なお、一例として、室内機A1,A2は、その機能を満たすのであれば、室外機Bと異なるメーカーが製造してもよい。
図2は、本第1実施形態に係る空調システム1の電気的構成図である。図2に示すように、室内機A1,A2及び室外機Bは共通バス5を介して接続されており、相互に情報の授受が可能な構成とされている。
共通バス5は、通信媒体の一例であり、通信は無線、有線を問わない。なお、共通バス5には、保守点検を行う保守点検装置が接続され、定期的に運転データを送信したり、異常発生時にはその旨を速やかに通知してもよい。
室内機A1,A2は、共通バス5を介して室外機Bと情報の送受信を行う通信部50A、室内機A1,A2を構成する各種機器52Aを駆動させる機器ドライバ54A、室内機A1,A2が備えるセンサ類20A、及び室内機A1,A2に関する各種情報を記憶する記憶部56がバス58Aによって接続され、相互に情報の授受が可能な構成とされている。なお、図示が省略されているが、室内機A2も室内機A1と同様の構成とされている。
また、各種機器52Aは、上述した室内熱交換器31、室内ファン32、室内機膨張弁33等である。
室内機A1,A2が備える記憶部56には、アドレス記憶領域、室内機情報記憶領域、装置仕様情報記憶領域が設けられている。
アドレス記憶領域は、室外機Bと通信を行うために割り振られる固有の識別番号であるアドレス(以下「室内機アドレス」という。)を記憶するための記憶領域である。
室内機情報憶領域は、自身の機種データを示す情報を記憶するための記憶領域であり、例えば、室内機容量、搭載センサ類(例えば、温度センサ、圧力センサ等)、及び室内機タイプ(例えば、天井カセット式4方向吹き出し等)等の室内機情報が記憶されている。
装置仕様情報記憶領域は、自身の仕様を示す情報である装置仕様情報を記憶するための記憶領域である。
本第1実施形態に係る装置仕様情報は、室内機A1,A2を構成している各種機器52Aの仕様を示す情報であり、例えば、室内機膨張弁33の仕様(例えば、全開から全閉までのパルス数(Max−Minパルス数)や口径等)や室内熱交換器31の仕様(例えば、列数、段数、及び熱交換幅)等である。
なお、室内機アドレスは、室内機A1,A2と室外機Bとを共通バス5を介して接続される際に設定され、記憶部56に記憶される。一方、室内機情報及び装置仕様情報は、例えば、室内機A1,A2を組み立てる際に記憶部56に予め定められたフォーマットで記憶される。
室外機Bは、共通バス5を介して室内機A1,A2と情報の送受信を行う通信部50B、室外機Bを構成する各種機器52Bを駆動させる機器ドライバ54B、室外機Bが備えるセンサ類20B、及び空調システム1全体の制御を司る制御装置60がバス58Bによって接続され、相互に情報の授受が可能な構成とされている。
なお、各種機器52Bは、上述した圧縮機11、四方弁12、室外ファン13等である。
制御装置60は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体等から構成されている。そして、各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラムの形式で記憶媒体等に記憶されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。なお、プログラムは、ROMやその他の記憶媒体に予めインストールしておく形態や、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等である。
このような空調システム1においては、例えば、制御装置60が、共通バス5を介してセンサ類20A,20B、機器ドライバ54A,54Bから計測データや制御情報を取得する。
そして、制御装置60は、取得した計測データや制御情報に基づいて、所定の制御プログラムを実行することにより、室内機A1,A2に備えられる各種機器52Aに対して制御指令を出力する。制御指令は、共通バス5、通信部50A、及びバス58Aを介して機器ドライバ54Aへ送信される。機器ドライバ54Aは、受信した制御指令に基づいて、それぞれ対応する各種機器52Aを駆動する。これにより、制御指令に基づく室内機A1,A2の制御が実現される。
同様に、制御装置60は、取得した計測データや制御情報に基づいて、所定の制御プログラムを実行することにより、室内機Bに備えられる各種機器52Bに対して制御指令を出力する。制御指令は、バス58Bを介して機器ドライバ54Bへ送信される。機器ドライバ54Bは、受信した制御指令に基づいて、それぞれ対応する各種機器52Bを駆動する。これにより、制御指令に基づく室外機Bの制御が実現される。
ここで、他メーカーが製造した室内機A1,A2を室外機Bに接続可能とする空調システム1の場合、他メーカーが室内機A1,A2を製造しているため、室内機A1,A2を構成する各種機器52Aとして、不適切な機器が用いられる場合がある。このような場合、室内機A1,A2に接続される室外機Bは、正常な運転ができない可能性がある。
そこで、制御装置60は、室内機A1,A2として使用可能な仕様を示す情報である使用可能装置情報を記憶し、使用可能装置情報を用いて室内機A1,A2の認証を行う。
図3は、本第1実施形態に係る制御装置60における室内機認証に関する機能ブロック図である。なお、以下の説明において、各室内機A1,A2を区別する場合は、符号の末尾に1,2の何れかを付し、各室内機A1,A2を区別しない場合は、1,2を省略する。
図3に示されるように、制御装置60は、記憶部62及び室内機認証部64を備える。
記憶部62は、使用可能装置情報を記憶している。使用可能装置情報は、換言すると、空調システム1を構成するために適切とされる室内機Aの情報であり、使用可能装置情報に示されない仕様を有する室内機Aは、空調システム1を構成するには不適切とされる。
なお、使用可能装置情報は、例えば、使用可能な室内機膨張弁33の仕様(例えば、最大−最小パルス数、口径等)や室内熱交換器31の仕様(例えば、列数、段数、及び熱交換幅)等を示している。
室内機認証部64は、共通バス5を介して室内機Aから送信された装置仕様情報と使用可能装置情報を比較することで、装置仕様情報を送信した室内機Aの認証を行う。
具体的には、室内機認証部64は、室内機Aから送信された装置仕様情報が使用可能装置情報を満たす場合に、装置仕様情報を送信した室内機Aに対する認証を成功とする。すなわち、室内機Aが空調システム1として適切な場合、室内機Aの認証が成功とされる。一方、空調システム1に不適切な室内機Aである場合、室内機Aの認証が失敗する。
図4は、本第1実施形態に係る室外機Bに備えられる制御装置60で実行される室内機認証処理の流れを示すフローチャートである。
なお、室内機認証処理は、例えば、室内機A及び室外機Bが共通バス5に接続され、試運転が行われる前に実行される。なお、室内機認証処理が実行される前には、室内機アドレスが既に設定されているものとする。
まず、ステップ100では、室内機Aへ装置仕様情報の送信を要求する要求情報を、共通バス5を介して送信する。室内機Aは、上記要求情報を受信すると、記憶部56に記憶している装置仕様情報を読み出し、制御装置60へ送信する。
なお、室内機Aは、装置仕様情報と共に室内機情報も室外機Bへ送信する。室内機情報は、制御装置60が室内機Aへ送信する制御情報を生成するために使用される。
ステップ102では、受信した装置仕様情報と記憶部62から読み出した使用可能装置情報とを用いた認証を室内機認証部64によって行う。
次のステップ104では、受信した装置仕様情報による認証が成功したか否かを判定し、肯定判定の場合はステップ108へ移行し、否定判定の場合はステップ106へ移行する。
ステップ106では、認証に失敗した装置仕様情報を送信した室内機Aを特定する情報(例えば室内機アドレス)を、記憶部62に記憶し、ステップ108へ移行する。なお、認証に失敗した室内機Aは、例えば、室内機認証処理の終了後に不図示のモニタへの表示等によって報知される。
ステップ108では、共通バス5を介して接続されている全ての室内機Aに対して認証を行ったか否かを判定し、肯定判定の場合は室内機認証処理を終了し、否定判定の場合はステップ100へ戻り、次の室内機Aへ装置仕様情報の送信を要求する要求情報を送信する。
そして、制御装置60は、室内機認証部64による認証が成功した室内機Aに対してのみ、室内機Aを運転するための制御情報を送信する。一方、認証に失敗した室内機Aは、例え共通バス5に接続されていても、制御装置60から制御情報が送信されず、運転は行われない。
ここで、室内機Aが制御装置60と同じメーカーで製造されていれば、室内機Aの仕様は明確なため、室内機認証処理を行う必要はない。しかし、他メーカーによって製造された室内機Aを空調システム1に用いる場合、室内機Aの仕様が不明確な場合がある。
そこで、制御装置60は、室内機認証処理を行うことで他メーカーによって室内機Aが製造されても、室内機Aの仕様を正確に認識できるため、各種機器20Aの仕様、すなわち室内機Aの特性に応じた適切な制御信号を室内機Aへ送信することができる。
また、各種機器20Aは、各々の固体に固体バラツキ(以下「固体バラツキ」という。)がある。このため、適切な制御信号を室内機Aへ送信するためには、固体バラツキを吸収するための正規化が行われる必要がある。
特に、室内機膨張弁33に対しては、冷房運転開始時に初期開度を指示したり、暖房運転時に停止中に冷媒溜り込み防止のための微小開度が設定されたりする。しかし、上記のような固体バラツキがあると、適正な開度を設定できないことがある。
そこで、本第1実施形態に係る制御装置60は、室内機認証処理が終了すると、認証に成功した室内機Aが備える室内機膨張弁33の開弁パルス設定処理として、以下の処理を行う。
まず、室内機Aを冷房運転し、室内機Aの室内機膨張弁33が開弁パルス未設定の場合は、開度指令パルスを0パルスにした後、室内機Aの室内熱交換器31の温度を検出しながら、所定時間間隔で室内機膨張弁33の開度指令パルスを所定パルスずつ増加させ、室内熱交換器温度が所定温度差以上低下したら、その時の開度指令パルス値を当該室内機Aにおける室内機膨張弁33の開弁パルスとして記憶する。
この処理によれば、据え付け時の試運転時や最初の冷房運転時等において、1回だけ各室内機Aに設けられている室内機膨張弁33の開弁パルスをサーチし、それを記憶する開弁パルス設定運転を実施することにより、以後その開弁パルスを基準にして初期開度等を指示し、設定することが可能になる。開弁パルスの設定は、開弁パルスが未設定の室内機膨張弁33に対して、開度指令パルスを0パルスにした後、室内熱交換器31の温度を検出しながら、所定時間間隔で室内機膨張弁33の開度指令パルスを所定パルスずつ増加させ、室内熱交換器31の温度が所定温度差以上低下したら、室内機膨張弁33が開き冷媒が流れていると判断し、その時の開度指令パルス値を当該室内機膨張弁33の開弁パルスとして記憶することにより、設定することができる。これにより、室内機膨張弁33の固体バラツキを吸収して、初期開度等を設定された開弁パルスに基づいて適正開度に設定することができる。
このような開弁パルス設定処理によって、室内機膨張弁33の固体バラツキに伴う運転性能のバラツキが改善され、室内機Aの制御をより最適にできる。
なお、開弁パルス設定処理以外にも、各種機器52Aの固体バラツキを改善するための処理が行われてもよい。
以上説明したように、本第1実施形態に係る制御装置60は、空調システム1を構成するために共通バス5によって接続されている複数の室内機Aの認証を行う。
室内機Aは、室内機Aの仕様を示す情報である装置仕様情報を記憶している。
そして、制御装置60は、室内機Aとして使用可能な仕様を示す情報である使用可能装置情報を記憶し、室内機Aから送信される装置仕様情報が使用可能装置情報を満たす場合に、装置仕様情報を送信した室内機Aに対する認証を成功とする。
このように、制御装置60は、室内機Aの認証にその室内機Aの仕様を示す情報を用いることにより、不適切な仕様の室内機Aを空調システム1から除外できる。
参考実施形態〕
以下、本発明の参考実施形態について説明する。
なお、本参考実施形態に係る空調システム1の構成及び室内機認証処理の流れは、第1実施形態に係る空調システム1と同様であるので説明を省略する。
参考実施形態に係る空調システム1では、室内機Aが記憶する装置仕様情報を室内機Aの型式を示す情報とし、制御装置60に記憶される使用可能装置情報を使用可能な室内機Aの型式を示す情報とする。
参考実施形態では、一例として、空調システム1として接続可能な他メーカーの室内機Aの型式が使用可能装置情報として記憶されている。なお、使用可能装置情報に示される型式は、複数であってもよい。
さらに、制御装置60は、記憶部62に使用可能装置情報に示される型式に対応する、室内機Aの仕様(室内機Aを構成している各種機器20Aの仕様)を示した型式仕様情報を記憶している。
そして、本参考実施形態に係る室内機認証処理では、室内機Aから送信される装置仕様情報に示される型式が、制御装置60に記憶されている使用可能装置情報に含まれるか否かを判定し、肯定判定の場合に認証成功とし、否定判定の場合に認証失敗とする。
制御装置60は、認証に成功すると、装置仕様情報に示される型式の仕様を型式仕様情報から読み出し、読み出した仕様(室内機Aを構成している各種機器20Aの仕様)に基づいて、各種機器52Aの固体バラツキを改善するための処理等を行う。
以上、本発明を、上記各実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記各実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記各実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
例えば、上記各実施形態では、複数の装置が通信媒体によって接続されることで構成されるシステムを空調システム1とする形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、他のシステムとする形態としてもよい。
他のシステムとしては、例えば、自動化によって管理された倉庫内で動くバッテリー式のフォークリフトを上記装置としたシステム、工場内で管理されているライン内の工作機械を上記装置としたシステム、地域冷暖房や工場内で管理されている複数の熱源機器(電動ターボ冷凍機)を上記装置としたシステム、複数の風力発電装置を上記装置としたウィンドファーム、及び複数のリチウム電池を備えたシステムであって、リチウム電池毎のBMU(Battery Management Unit)を上記装置としたシステム等である。
また、上記各実施形態では、室外機Bが制御装置60を備え、制御装置60によって室
内機認証処理が実行される形態について説明したが、本発明は、これに限定されるもので
はない。例えば、制御装置60が別置型コントローラとして共通バス5に直接接続され、
室内機A及び室外機Bを制御すると共に、室内機認証処理を実行する形態としてもよい。
この形態の場合、室外機Bとは独立して存在する室外機制御部及び室内機Aとは独立し
て存在する室内機制御部を制御装置60が備える。そして、室外機制御部及び室内機制御
部は、双方向通信が可能とされ、室外機制御部は、室外機Bに搭載される各種機器52B
へ制御指令を出力し、室内機制御部は、室内機Aに搭載される各種機器20Aへ制御指令
を出力する。
この形態の空調システム1によれば、室内機制御部及び室外機制御部を室内機A及び室
外機Bとは独立して存在させるので、室内機A及び室外機Bの構成を簡素化することが可
能となり、低コスト化を図ることができる。さらに、室内機A及び室外機Bに高度なプログラムを搭載する必要がなく(例えば、通信と部品のアクチュエート機能のみの搭載とさ
れている)、機器の陳腐化がなく、室外機B及び室内機Aの交換も容易に行うことができ
る。更に、室内機制御部及び室外機制御部が室内機A及び室外機Bとは独立して設けられ
ているため、例えば、室内機制御部及び室外機制御部を空調システム1の製造元の管理下
に置くことで、プログラムに関する更新等の作業を容易に行うことが可能となる。
そして、この形態の場合、制御装置60によって、室外機Bに対しても室内機Aと同様
の認証処理が行われてもよい。例えば、認証に用いられる室外機Bを構成する各種機器5
2Bの仕様は、圧縮機11、四方弁12、室外ファン13等の仕様である。また、上記参考実施形態のように、室外機Bの型式によって認証が行われてもよい。
また、上記各実施形態で説明した室内機認証処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
1 空調システム
5 共通バス
60 制御装置
62 記憶部
64 室内機認証部
A 室内機
B 室外機

Claims (3)

  1. システムを構成するために通信媒体によって接続されている複数の装置の認証を行う機器認証装置であって、
    前記装置を構成するために使用可能な機器の仕様を示す情報である使用可能装置情報を記憶する記憶手段と、
    前記装置を構成している機器の仕様を示す情報である装置仕様情報が前記装置から送信され、該装置仕様情報が前記記憶手段に記憶されている前記使用可能装置情報を満たす場合に、前記装置仕様情報を送信した前記装置に対する認証を成功とする認証手段と、
    を備え
    前記機器の仕様は、膨張弁の最大−最小パルス数、前記膨張弁の口径、熱交換器の列数、前記熱交換器の段数または前記熱交換器の熱交換幅の少なくともいずれか一つを含む機器認証装置。
  2. 前記装置は室内機又は室外機であり、
    請求項1記載の機器認証装置を備える空調システム。
  3. システムを構成するために通信媒体によって接続されている複数の装置の認証を行う機器認証方法であって、
    前記装置を構成するために使用可能な機器の仕様を示す情報である装置仕様情報を前記装置から受信し、
    前記装置を構成している機器の仕様を示す情報である使用可能装置情報と前記装置仕様情報とを用いて認証し、
    前記装置仕様情報が前記使用可能装置情報を満たす場合に、前記装置仕様情報を送信した前記装置に対する認証を成功とし、
    前記機器の仕様は、膨張弁の最大−最小パルス数、前記膨張弁の口径、熱交換器の列数、前記熱交換器の段数または前記熱交換器の熱交換幅の少なくともいずれか一つを含む機器認証方法。
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