JP6422347B2 - 情報処理装置、制御方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、制御方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6422347B2
JP6422347B2 JP2015002522A JP2015002522A JP6422347B2 JP 6422347 B2 JP6422347 B2 JP 6422347B2 JP 2015002522 A JP2015002522 A JP 2015002522A JP 2015002522 A JP2015002522 A JP 2015002522A JP 6422347 B2 JP6422347 B2 JP 6422347B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medical information
information
type
medical
acquired
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015002522A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016126723A (ja
Inventor
安奈 横窪
安奈 横窪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2015002522A priority Critical patent/JP6422347B2/ja
Publication of JP2016126723A publication Critical patent/JP2016126723A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6422347B2 publication Critical patent/JP6422347B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

開示の技術は、情報処理装置、制御方法およびプログラムに関する。
近年、医療現場では、病院情報システム(HIS)、画像保管通信システム(PACS)、放射線情報システム(RIS)等の医療情報システムの普及に伴い、医用画像及び医用文書等の医療情報の電子化が進んでいる。
この電子化された医療情報の利用方法として、X線画像、CT画像等の画像の種類を縦軸、X線画像等の取得タイミングを横軸にし、X線画像等のサムネイル画像をマトリクス状に表示することが知られている。医師はマトリクス状に表示されたサムネイル画像を参照することで患者の情報の全体像を容易に把握することができる。
特許文献1には、医療情報として投薬情報を種別毎に時系列に沿ってマトリクス状に表示することが開示されている。このマトリクス状の表示において種別毎の時間軸は共通となっているため、異なる種別の医療情報を容易に比較・参照することが可能である。
特開2012−79200公報
しかしながら、特許文献1に開示された表示は、表示された各医療情報に対して同様の表示領域が割り当てられており、異なる種別間で医療情報を比較・参照する際の重要度の軽重に応じた適切な表示とはなっていなかった。
開示の技術は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、異なる種別間で医療情報を比較・参照する際の重要度の軽重を考慮した適切な医療情報の表示形式を提供することを目的とする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的の1つとして位置付けることができる。
上記目的を達成するための一手段として、開示の情報処理装置は、横軸および縦軸の一方を医療情報の種別を示す第1の軸とし他方を前記医療情報が取得された時を示す第2の軸とする表示部における座標上に、複数の医療情報を表示させる表示制御手段と、前記第1の軸に示された複数の前記種別のうち1の種別を指定する指定手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記複数の医療情報のうち前記指定手段によって指定された種別の医療情報が取得された時と異なる時に取得された前記指定された種別以外の種別の医療情報を他の医療情報より小さく前記表示部に表示させる。
開示の技術によれば、異なる種別間で医療情報を比較・参照する際の重要度の軽重を考慮した適切な医療情報の表示が可能となる。
第1実施形態における情報処理装置を備える医用情報システムの概略構成の一例を示す図である。 第1実施形態における情報処理装置の処理の流れ(フローチャート)の一例を示す図である。 第1実施形態における情報処理装置の医療情報取得部の処理の流れ(フローチャート)を示す図である。 第1実施形態における情報処理装置の各情報の整列処理の流れ(フローチャート)を示す図である。 第1実施形態における情報処理装置の注目処理の整列処理の流れ(フローチャート)を示す図である。 第1実施形態における時系列上に整列したデータ間の間隔幅を制御した様子を示す図である。 第1実施形態における注目部以外の複数の医療情報の整列方法の一例を示す図である。 第1実施形態における医用画像の縮小の有無についての具体例の一例示す図である。 第1実施形態における各期間の時間間隔の幅の算出方法の一例を示す図である。
以下、添付の図面を参照して、本実施形態に係る情報処理装置について説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、本発明は本明細書及び図面に開示された構成に限定されるものではない。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態における情報処理装置を備える医用情報システムの概略構成を示す図である。
医療情報システムはモダリティ101、HIS102、RIS103、PACS104、情報処理装置105、ネットワーク100およびクラウド112を備える。
図1において、ネットワーク100には、モダリティ101、院内システムとしてHIS102、RIS103、PACS104、情報処理装置105、情報記録部としてクラウド112が互いに通信可能な状態で接続されている。
モダリティ101は、被検体の検査対象部位を撮影することにより、その部位を二次元もしくは三次元的に表した画像データを生成する。モダリティ101は、例えば、この画像データにDICOM規格で規定された付帯情報を付加して出力する。例えば、付帯情報には被検体を撮影した時刻、撮影に用いたモダリティの種別、撮影部位等の情報が含まれる。なお、画像データの中には医用画像に付随するテキスト情報を含んでも良い。また、撮影された医用画像は、ネットワーク100を介して、HIS102、RIS103、PACS104に送信される。なお、図1においてモダリティ101は1つのみ示しているが、これに限定されるものではなく、複数の異なるモダリティがネットワーク100に接続されていても良い。例えば、X線撮影装置、CT撮影装置、眼科撮影装置等がネットワーク100に接続されることとしてもよい。
HIS102は、患者の個人情報として、氏名、性別、年齢、身長、体重、国籍等を保持する。また、HIS102は、患者の医療情報として、患者の病状、既往歴、検査結果、診断結果、読影レポート、医用画像等の院内にある患者に関する情報全般を保持する。なお、HIS102が上記の情報を保持(記憶)することとしたが、これに限定されるものではなく、クラウド内のHIS情報記憶部112aが上記の情報を保持することとしてもよい。
RIS103は、超音波、内視鏡、眼底などの非放射線機器による検査結果と治療の記録をはじめ、検査予約情報に関する情報全般を保持する。なお、RIS103が上記の情報を保持(記憶)することとしたが、これに限定されるものではなく、クラウド内のRIS情報記憶部113aが上記の情報を保持することとしてもよい。
PACS104は、各モダリティにより撮影された医用画像とそれに付帯する情報を保持する。付帯する情報には、個々の画像を識別する画像ID、被写体を識別する患者ID、検査日や検査時刻等の医用画像に関する情報全般が含まれる。また読影レポートを作成した場合は、読影医氏名、読影画像、所見等の読影に関する情報全般もPACS104に保持される。
情報処理装置105は、モダリティ101、HIS102,ROS103,PACS104および情報記憶部112の少なくとも1つから医療情報を取得し、医師等の医療情報システムの操作者に対して医療情報を表示する。
情報処理装置105は、CPU(Central Processing Unit)106、記憶部107および表示部108を備える。
CPU106は、各種の処理を実行する。具体的にはCPU106は、記憶部107に記憶されたプログラムを実行することで取得手段109、表示制御手段110および選択手段111として機能する。なお、情報処理装置105が備えるCPU106および記憶部107は1つであってもよいし複数であってもよい。すなわち、少なくとも1以上の処理装置(CPU)と少なくとも1つの記憶装置(ROMまたはRAM等)とが接続されており、少なくとも1以上の処理装置が少なくとも1以上の記憶装置に記憶されたプログラムを実行した場合に情報処理装置105は上記の各手段として機能する。
取得手段109は、ネットワーク100を介してモダリティ101、HIS102,ROS103,PACS104および情報記憶部112の少なくとも1つから医療情報を取得する。また、取得手段109は取得した医療情報を記憶部107に記録することとしてもよい。例えば、取得手段109は不図示のキーボードまたはマウス等の指定手段により指定された患者識別情報に基づいて、当該患者識別情報を有する医用画像等の医療情報をPACS104等から取得する。すなわち、指定手段によって指定された患者に関する医療情報を取得手段109は取得する。
表示制御手段110は、取得手段109によって取得された医療情報を表示部108に表示させる。表示制御手段110は、取得手段109によって取得された医療情報を図7に示すように表示部108に表示させる。より具体的には、表示制御手段110は、表示部108における表示領域において縦軸を医療情報の種別を示す軸(第1の軸)とし横軸を医療情報がモダリティ101等によって取得された時刻を示す軸(第2の軸)とする座標に複数の医療情報を表示させる。すなわち、縦軸を医療情報種別、横軸を時間とするマトリクスに医療情報が配置される。
表示制御手段110は例えば、モダリティ101から取得した医用画像に含まれる付帯情報が示すモダリティの種別および撮影日時に基づいて上記のマトリクスにおける表示位置を決定する。表示制御手段110は、所定の患者に関する他の医用画像に対しても上記と同様の処理を行いマトリクス上の表示位置を決定する。すなわち、表示部108の表示領域における医療情報の表示位置を表示制御手段110は決定する。図7の例においては、例えば、取得手段109がPACS104からCT画像を取得し、表示制御手段110はCT画像に付帯する情報から当該画像がCT撮影装置で撮影されたことおよび撮影された日時は10月3日であると判断する。そして、表示制御手段110は縦軸CT803aが示す行と横軸802の10月3日が示す列との交点に当該CT画像を表示させる。より謡的には表示制御手段110はCT画像を示すサムネイル画像を表示部108に表示させる。
なお、上記の例では縦軸を医療情報の種別とし、横軸を時間(日時)としたがこれに限定されるものではなく、縦軸を時間を示す軸、横軸を医療情報の種別を示す軸としてもよい。すなわち、表示制御手段110は、横軸および縦軸の一方を医療情報の種別を示す第1の軸とし他方を医療情報が取得された時を示す第2の軸とする表示部における座標上に、複数の医療情報を表示させる表示制御手段の一例に相当する。
また、表示制御手段110は、後述する選択手段111によって選択された種別の医療情報と同一の日に撮影され且つ選択手段111により選択された種別以外の医療情報を選択手段111によって選択された種別の医療情報と同様に表示させる。すなわち、表示制御手段111は、指定手段によって指定された種別の医療情報および指定された種別の医療情報が取得された時と同じ時に取得された指定された種別以外の種別の医療情報を同一の表示形態で表示部に表示させる。
一方、表示制御手段110は、後述する選択手段111によって選択された種別の医療情報と異なる撮影され且つ選択手段111により選択された種別以外の医療情報を選択手段111によって選択された種別の医療情報と異なる形態で表示部108に表示させる。具体的には表示制御手段110は、図7に示すように選択手段111により選択されたCT画像が存在しない2013年11月7日から2014年11月3日までの間に取得されたMR画像を、CT画像を示すサムネイル画像より小さなサムネイル画像で表示部108に表示させる。また、表示制御手段110は選択手段111により選択されたCT画像が存在しない2013年11月7日から2014年11月3日までの間に取得されたMR画像を示すサムネイルを他のMR画像を示すサムネイル画像より小さく表示部108に表示させる。すなわち、表示制御手段111は、複数の医療情報のうち指定手段によって指定された種別の医療情報が取得された時と異なる時に取得された指定された種別以外の種別の医療情報を他の医療情報とは異なる表示形態で表示部に表示させる。より具体的には、表示制御手段111は、指定手段によって指定された種別の医療情報が取得された時と異なる時に取得された指定された種別以外の種別の医療情報を他の医療情報より小さく表示部に表示させている。
このように選択された種別以外の医療情報を選択された種別の医療情報に比べて小さく表示することで、医師が着目している医療情報に表示部108の表示領域を多く割り当てることが可能となる。その結果医師は所望の医療情報を容易に把握することが可能となる。また、選択された種別以外の医療情報であっても、選択された種別の医療情報と同日に取得された医療情報は、選択された種別の医療情報と比較して患者の状態を把握することに用いられるため、縮小せずに表示部108に表示させる。これにより医師は選択された種別の医療情報と同日に取得された医療情報を容易に比較・参照することが可能となり、患者の状態を容易に把握することが可能となる。
選択手段111は、医療情報の複数の種別のうち1の種別を選択する。具体的には図示しないキーボードまたはマウス等からの指示に基づいて複数の種別のうち1の種別を選択する。例えば、図7において種別の見出し803aにマウスカーソルを合わせ、ダブルクリックを行った場合にマウスから出力される信号を選択手段111が受信することで、選択手段111は種別としてCT画像を選択する。なお、種別の選択は上記の例に限定されるものではなく、種別の見出し803a、804a、805aの横にカーソルを表示させ当該カーソルをドラッグ&ドロップして移動させることで種別を選択することとしてもよい。また、1のサムネイル画像を選択(例えばクリック)することで選択されたサムネイル画像が属する種別を選択することとしてもよい。すなわち、選択手段111は、第1の軸に示された複数の種別のうち1の種別を指定する指定手段の一例に相当する。なお、所定の種別がデフォルトで自動的に選択されることとしてもよい。
記憶部107は各種の情報を記憶する。例えば、記憶部107は、ROM、RAM、HDDおよびSSDの少なくとも1つを含む。また、記憶部107は取得手段109が取得した医療情報を記憶することとしてもよい。さらに、記憶部107がROMおよびRAMを備える場合、ROMには制御プログラムが記憶され、CPU106はROMに記憶された制御プログラムをRAMに展開し実行することにより上述の各手段として機能する。
表示部108は、各種の情報を表示する。例えば、表示部108は表示制御部110の制御に基づいて医療情報をマトリクス状に表示する。より具体的には図7に示すように医療情報を表示する。
クラウド112は、各種の情報を記憶する。クラウド112がHIS102,RIS103,PACS104が記憶する情報を記憶することとしてもよいし、記憶部107が記憶する情報をクラウド112が記憶することとしてもよい。
図2は、第1実施形態における情報処理装置の処理の流れ(フローチャート)を示す図である。
ステップS301では、取得手段109がネットワーク100を介して、HIS102、RIS103、PACS104等に含まれる患者の医療情報を取得する。具体的には情報処理装置105に入力された患者識別情報に基づいて、当該患者識別情報を有する医療情報を取得手段109は取得する。
ステップS302では、取得した医療情報に基づき、それら医療情報を時系列に従い整列させる。整列する時には、実時間と対応した区間補完を行い配置する。ステップS302の実時間と対応した区間補完を行う処理は、図6を用いて後述する。なお、表示制御手段110は、ステップS302の結果を表示部108に表示させることとしてもよいし、ステップS302の結果を記憶部107に記憶させるだけで表示部108に表示しないこととしてもよい。
ステップS303ではステップS302で整列・配置した医療情報を、注目部が指定されたこと契機とし、注目部を基準にその他複数の医療情報を一括で再整列する。注目部の指定方法を示す一例を示す図、及び複数の医療情報を一括で再整列する様子を示す図を図7に示す。なお、注目部を指定するとは例えば、複数の種別の医療情報のうち1の種別を指定することを含む。なお、表示制御手段110は、ステップS302の結果を表示部108に表示させず、ステップS303の結果を表示部108に表示させることとしてもよい。例えば、所定の種別がデフォルトで自動的に選択される場合には、表示制御手段110は、ステップS302の結果を表示部108に表示させず、ステップS303の結果を表示部108に表示させることとしてもよい。
以上S301〜S303のステップにより、図7に示すような注目部に合わせて最適化された医療情報が提示される。
図3は第1実施形態における取得部109による医療情報の所得処理の流れ(フローチャート)を示す図である。すなわち、図3は、図2のステップS301の詳細を示すフローチャートである。
ステップS401では、情報処理装置105の操作者(医師等の医療従事者)は、図示しないキーボード又はマウスにより入力された患者識別情報を情報処理装置105に入力する。すなわち、情報処理装置の操作者が所望の患者を指定する。なお、患者の指定方法は、表示部108にグラフィカルユーザインタフェースとして表示された検索ボックス等から患者ID番号や患者名を入力して指定してもよいし、コマンドラインから指定してもよい。
ステップS402では、取得手段109は、ステップS401で指定した患者についての医療情報を、HIS102、RIS103、PACS104等から取得する。具体的には、患者氏名、生年月日、性別等の患者情報、診断結果、検査結果、特記事項等の患者属性情報および各種のモダリティにより撮影された画像を取得する。なお取得したこれらの情報にはそれぞれタグ付けを行い、項目毎(種別毎)に分類する。
ステップS403では、ステップS402で取得した医療情報を一時的に記憶部107に記録する。記録時にはステップS402で付けたタグ情報を元に分類して記録する。
以上S401〜S403のステップにより、患者の医療情報を取得する。
図4は第1実施形態における情報処理装置の各情報の整列処理の流れ(フローチャート)を示す図である。すなわち、図4は、図2のステップS302の詳細を示すフローである。
ステップS501では、表示制御手段110は、図2のステップS301で取得した医療情報から、各種検査結果の検査時刻やデータ取得時刻などの医療情報を取得するためのイベントが発生或いは終了した時刻を取得する。例えば、X線画像またはCT画像であれば、DICOM情報に含まれる撮影時刻(日時)を表示制御手段110は取得する。また電子カルテ等の情報であれば当該カルテが作成された時刻を表示制御手段110は取得する。
ステップS502では、表示制御手段110は、ステップS501で取得した各種医療情報の取得に関する時刻に対し、同じ種別の医療情報において時間的に隣り合った医療情報の間隔(時間)を算出する。例えば、2枚のX線画像が取得手段109により取得されている場合を例にあげる。一方のX線画像が2013年11月6日に撮影され他方のX線画像が2014年11月14日に取得されており、2013年11月7日から2014年11月13日までX線画像がないとすると、表示制御手段110は間隔として372日と算出する。なお、算出する間隔の単位は「日」であってもよいし「秒」、「分」、「月」、「年」のいずれであってもよい。
ステップS503では、表示制御手段110は、ステップS502で算出した時間間隔に基づき、その時間間隔に対応した表示部108の表示領域における間隔を2つの医療情報間(サムネイル画像間)に挿入する。医療情報間に間隔を挿入するための間隔制御とは、時系列上に整列した医療情報間の経過時間に対応した間隔を意図的に挿入する制御である。
ここで、図6を用いてステップS503を説明する。
図6は第1実施形態における時系列上に整列したデータ間の間隔を制御した様子を示す図である。図6の701は医療情報間の間隔を詰めた表現の様子を示し、702は間隔制御を行った様子を示す。間隔を詰めた表現(701)で医療情報を配置すると、日付を注視しない限り、隣り合った情報の経過時間を目視で把握することが困難である。そこで時間間隔を空けた表現(702)の通り、実時間に対応させた間隔制御を行うことで、経過時間を瞬時に視認可能になる。なお、702aは1年程度の期間、702bは半年程度の期間、702cは数日程度の期間、702dは1ヶ月程度の期間が空いた様子を表示領域において示す間隔である。
ここで、図9を用いて時間間隔の幅の算出方法を説明する。
図9は第1実施形態における各期間の時間間隔の幅の算出方法の一例を示す図である。時系列上の時間間隔の幅を算出するために、1年間の時間間隔(1101)を設定する。具体的には、ユーザが1年間と視認できる幅を任意に指定する。なお、指定方法としてグラフィカルユーザインタフェースを用いて数値入力して指定することとしてもよい。また、ドラッグ&ドロップなどにより時間間隔の幅を変更し、指定することとしてもよい。またこれらの指定方法に限定されるものではなく、他の指定方法であってもよい。。
1年間の時間間隔の幅(1101)を設定すると自動的にそれ以外の時間間隔の幅も決定される。具体的には、1年間の期間が空いた時の間隔幅(1101)をxとすると、半年間の期間が空いた時の間隔幅(1102)の期間幅はxを12分割した幅の内、6区間分の幅を設定する。つまり半年間の幅は(x/12)×6と算出される。同様に1ヶ月間の期間が空いた時の間隔幅(1103)の区間幅は(x/12)×1と算出される。なお、視認性を向上するため、一週間以内の間隔幅は全て1週間分として表示する。これは1ヶ月を4週間で配分した幅になるため{(x/12)×1}/4}として算出する。これにより1週間程度の期間が空いた時の間隔幅(1104)の区間幅は{(x/12)×1}/4}となる。なお、最初に設定する時間間隔の幅を1年間の幅ではなく「月」、「日」等の他の単位の幅を決定し、決定した幅に基づいて1年間に対応する表示領域における幅を求めることとしてもよい。また、サムネイル画像(医療情報)を所定のサイズで表示できるように表示部108における表示領域のサイズを考慮して1年間の時間間隔の幅を決定することとしてもよい。例えば、表示制御手段110は、表示領域のサイズから表示すべきサムネイル画像の個数にサムネイル画像1つの大きさを乗算した値を減算し、得られた値をサムネイル画像間に挿入すべき間隔として割り当てることとしてもよい。例えば、減算して得られた値が9(単位は省略)であり、挿入すべき間隔が1年および6ヶ月であれば、1年を示す表示領域における間隔を6とし、6ヶ月を示す間隔を3とする。
ステップS504では、ステップS501で取得した情報に、ステップS503で算出した間隔制御を行った結果に基づいて、医療情報を全て時系列順に整列する。
以上S501〜S504のステップにより、時間間隔に対応した間隔を挿入した医療情報が時系列順に整列される。
図5は本発明の第1実施形態における情報処理装置の注目処理の整列処理の流れ(フローチャート)を示す図である。これは図2のステップS303に対応する。
チーム医療の現場では、一人の患者に対して複数の医療従事者が関係しており、個々の従事者が関心を持つ医療情報はその人の責務によって異なる。具体的には、肺がんを患った患者の医療情報を閲覧する際に、担当医は患者基本情報や読影レポート等、看護師は現在までの看護記録、放射線科医はCTやMRI等の医用画像、薬剤師は薬剤情報等、個々人の関心を持つ情報は多種多様である。そこで、個々人の注目部を指定することで、個々人に最適化された表示形態を実現する。ここで、注目部の一例は、複数種別の医療情報のうち所望の種別の医療情報である。
ステップS601では、複数の医療情報の中から注目部を指定する。指定方法はユーザがマウスカーソルを用いて画面上の注目部にフォーカスする、各病院や各診療科、個人毎に頻用する項目に対して自動でフォーカスする等がある。例えば、各病院でチーム医療に取り組んでいる場合、チームで必ず確認する項目や個人毎に頻用する項目等を予め設定することで、初期状態の注目部を指定できる。また、疾患に応じた注目部を自動でサジェストし、その疾患に対して関連度の高い項目を自動指定することもできる。なお指定方法はこれに限定されるものではない。
ステップS602では、ステップS601で指定した注目部を基準とした時系列を設定する。設定方法は、時系列上に表示する期間全体を、注目部として指定した行または列の期間と自動で合致させる。
ステップS603では、ステップS602で設定した時系列に従い、注目部以外の複数の医療情報を並び替える。
ここで、図7を用いてステップS603の並び替えを説明する。
図7は本発明の第1実施形態における注目部以外の複数の医療情報の整列方法の一例を示す図である。図7の801は注目部としてCT画像を示す803aが選択された場合の表示画面を示し、806はX線画像を示す805bが選択された場合の表示画面を示す。
図7の801における803aはステップS601で任意もしくは自動指定した注目部である。ステップS602では注目部である803aに合わせて時系列を設定するため、ステップS601で任意もしくは自動指定した注目部の医用画像は縮小せず表示する。
図7の801において804a、805aの行に存在するサムネイルは、ステップS601で指定された注目部の時系列に合わせられたその他複数の医療情報である。803aの時系列と同日に取得した医用画像は、803aと同様に縮小せずに表示し、803aの時系列に無い日付で取得した医用画像は、803aの間隔制御に対応する期間内に縮小して表示する。一方、図7の806ではX線画像を示す805bが選択されているため、805bの時系列と同日に取得した医用画像は、805bと同様に縮小せずに表示する。また、805bの時系列に無い日付で取得した医用画像は、805bの間隔制御に対応する期間内に縮小して表示する。なお、図7の801の状態からX線画像を示す805bが選択された場合には図7の806の状態に遷移する。
ここで、図8を用いて図7の医用画像の縮小について具体例を用いて説明する。
図8は第1実施形態における医用画像の縮小の有無についての情報を保持するテーブルの一例である。CT画像を示す行を任意もしくは自動指定した注目部(803a)とし、MR画像を示す行(804a)、X線画像を示す行(805a)をその他複数の医療情報とした場合を想定する。すると、CT画像を示す行(803a)の日付と合致しない医用情報は全て縮小し、CT画像を示す行の各データ間の時間間隔内に表示する。例えば、2013年10月3日にCT画像を示す行に医用画像が登録され、同日にMR画像を示す行、X線画像を示す行にも医用画像が登録されていた場合は、2013年10月3日の医用画像は縮小せず、そのまま表示する。表示制御手段110は、この表示に関する情報を図8に示すテーブルとして保持する。図8においては2013年10月3日の医用画像を縮小しないことを示している(901,902,903)。
一方、2013年11月30日のようにCT画像を示す行に登録された情報がなく、MR画像を示す行に医用画像が登録されている場合は、2013年11月7日〜2014年11月3日と対応するMR画像を示す行のスペースにMR画像を示すサムネイルを縮小して表示する。図8においては2013年11月30日の医用画像を縮小することを示している(904、905)。同様に2014年12月24日には、CT画像を示す行に登録された情報は存在しないため、2014年11月5日〜2015年5月2日と対応するX線画像を示す行のスペースにX線画像を示すサムネイルを縮小して表示する。どの程度X線画像を示すサムネイル画像を縮小するかは選択された種別のサムネイルの間隔に応じて決定される。すなわち、表示制御手段111は、指定手段によって指定された種別の医療情報が取得されたされた時の間隔に基づいて指定手段によって指定された種別の医療情報が取得された時と異なる時に取得された指定された種別以外の種別の医療情報の表示サイズを決定する。
つまり、図8のテーブルによれば2013年10月3日、2013年10月5日、2015年8月6日に登録された情報はそのまま表示し、それ以外の日付の情報は、CT画像を示す行の各データ間の時間間隔内に縮小して表示する。縮小表示は、CT画像を示す行の各データ間の時間間隔内に収まるように縮小するため、対応する時間間隔の幅に依存する。
上記の実施形態によれば、所望の種別の医療情報と同日に取得されていない医療情報を、所望の種別の医療情報と同日に取得され医師等が比較・参照する可能性の高い医療情報に比べ小さく表示することができる。従って、異なる種別間の医療情報を比較・参照する際に重要な情報に対して表示領域を割くことが可能となり、医師は容易に医療情報を比較・参照することができる。すなわち、医師等は容易に患者の状態を把握することが可能となる。
なお、上記の実施例においてはX線画像等の医用画像を主に用いて説明を行ったが、これに限定されるものではなく、投薬情報、電子カルテの情報等の画像以外の医療情報に対して上記の実施例を適用することも可能である。この場合においても上述の効果を奏することが可能となる。
<その他の実施形態>
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記録媒体(記憶媒体)等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、撮像装置、webアプリケーション等)から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、本発明の目的は、以下のようにすることによって達成されることはいうまでもない。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコード(コンピュータプログラム)を記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給する。係る記憶媒体は言うまでもなく、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
105 情報処理装置
106 CPU
107 記憶部
108 表示部
109 取得手段
110 表示制御手段
111 選択手段

Claims (5)

  1. 横軸および縦軸の一方を医療情報の種別を示す第1の軸とし他方を前記医療情報が取得された時を示す第2の軸とする表示部における座標上に、複数の医療情報を表示させる表示制御手段と、
    前記第1の軸に示された複数の前記種別のうち1の種別を指定する指定手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、前記複数の医療情報のうち前記指定手段によって指定された種別の医療情報が取得された時と異なる時に取得された前記指定された種別以外の種別の医療情報を他の医療情報より小さく前記表示部に表示させることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記他の医療情報は、前記指定手段によって指定された種別の医療情報および前記指定された種別の医療情報が取得された時と同じ時に取得された前記指定された種別以外の種別の医療情報を含み、
    前記表示制御手段は、前記指定手段によって指定された種別の医療情報および前記指定された種別の医療情報が取得された時と同じ時に取得された前記指定された種別以外の種別の医療情報を同一の表示形態で前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記指定手段によって指定された種別の医療情報が取得されたされた時の間隔に基づいて前記指定手段によって指定された種別の医療情報が取得された時と異なる時に取得された前記指定された種別以外の種別の医療情報の表示サイズを決定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の情報処理装置。
  4. 横軸および縦軸の一方を医療情報の種別を示す第1の軸とし他方を前記医療情報が取得された時を示す第2の軸とする表示部における座標上に、複数の医療情報を表示させる表示制御手段と、
    前記第1の軸に示された複数の前記種別のうち1の種別を指定する指定手段と、を備えた情報処理装置の制御方法であって、
    前記表示制御手段に、前記複数の医療情報のうち前記指定手段によって指定された種別の医療情報が取得された時と異なる時に取得された前記指定された種別以外の種別の医療情報を他の医療情報より小さく前記表示部に表示させる表示制御工程を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  5. 請求項4記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2015002522A 2015-01-08 2015-01-08 情報処理装置、制御方法およびプログラム Active JP6422347B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015002522A JP6422347B2 (ja) 2015-01-08 2015-01-08 情報処理装置、制御方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015002522A JP6422347B2 (ja) 2015-01-08 2015-01-08 情報処理装置、制御方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016126723A JP2016126723A (ja) 2016-07-11
JP6422347B2 true JP6422347B2 (ja) 2018-11-14

Family

ID=56359583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015002522A Active JP6422347B2 (ja) 2015-01-08 2015-01-08 情報処理装置、制御方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6422347B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6742857B2 (ja) * 2016-08-16 2020-08-19 キヤノン株式会社 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
JP7140109B2 (ja) * 2017-03-31 2022-09-21 大日本印刷株式会社 表示装置、表示システム、コンピュータプログラム、記録媒体及び表示方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009163558A (ja) * 2008-01-08 2009-07-23 Canon Inc 画像処理装置およびその制御方法およびプログラム
WO2011122402A1 (ja) * 2010-03-31 2011-10-06 株式会社 日立メディコ 検査情報表示装置及び方法
JP5889223B2 (ja) * 2013-01-29 2016-03-22 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 表示装置及び画像表示システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016126723A (ja) 2016-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10446270B2 (en) Data output device and method, and non-transitory computer readable medium
US10052072B2 (en) Data output device and method, and non-transitory computer readable medium
JP5844247B2 (ja) 検査結果表示装置及びその作動方法、並びにプログラム
JP5844246B2 (ja) 検査結果表示装置及びその作動方法、並びに制御プログラム
US10593428B2 (en) Diagnosis support apparatus and method, and non-transitory computer readable medium
US20110161854A1 (en) Systems and methods for a seamless visual presentation of a patient's integrated health information
JP2009070201A (ja) 読影レポート作成システム及び読影レポート作成装置並びに読影レポート作成方法
US20140310584A1 (en) Medical care information display control apparatus, medical care information display control method, and medical care information display control program
JP2009086765A (ja) 医用レポートシステム、医用レポート作成装置、及び医用レポート作成方法
US20140180717A1 (en) Non-transitory computer readable medium, medical care record display apparatus, and medical care record display method
JP6346674B2 (ja) 時系列データ表示制御装置、その作動方法及びプログラム、並びにシステム
US9805161B2 (en) Medical care data display control device, method and program
US10642956B2 (en) Medical report generation apparatus, method for controlling medical report generation apparatus, medical image browsing apparatus, method for controlling medical image browsing apparatus, medical report generation system, and non-transitory computer readable medium
US10290131B2 (en) Time series data display control device, method for operating the same, program, and system
US10303850B2 (en) Medical assistance device, operation method and program for medical assistance device, and medical assistance system for temporary medical information display with pointer-over operation
US20170017761A1 (en) Medical care support device and method, and medical care information storage device and method
JP6425905B2 (ja) 医療レポート作成支援装置
JP5631914B2 (ja) データベース検索装置、方法、及び、プログラム
JP6498018B2 (ja) 情報処理装置、制御方法およびプログラム
JP6422347B2 (ja) 情報処理装置、制御方法およびプログラム
US20150371419A1 (en) Inspection data display control apparatus, method, and recording medium
KR102130098B1 (ko) 의료 영상과 관련된 장치들 간에 송수신되는 의료 데이터를 생성하는 방법 및 장치.
JP2018173902A (ja) コンピュータプログラム、表示装置、表示システム及び表示方法
US20160196385A1 (en) Computerized System and Method for Recording and Tracking Dermatological Lesions
US11786184B2 (en) Medical information display apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180918

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181016

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6422347

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151