JP6421354B2 - 蒸気圧破砕剤用薬筒 - Google Patents
蒸気圧破砕剤用薬筒 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6421354B2 JP6421354B2 JP2014159768A JP2014159768A JP6421354B2 JP 6421354 B2 JP6421354 B2 JP 6421354B2 JP 2014159768 A JP2014159768 A JP 2014159768A JP 2014159768 A JP2014159768 A JP 2014159768A JP 6421354 B2 JP6421354 B2 JP 6421354B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- igniter
- pressure crushing
- cylinder
- crushing agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
Description
(1)本発明は、蒸気圧破砕剤用薬筒であって、筒軸方向の一端部に底部を有するとともに他端部に蒸気圧破砕剤を充填するための口部を有し、蒸気圧破砕剤を収容可能な筒状の中空成形体で一体に形成される薬筒本体と、前記口部に螺合して前記口部を封止するキャップと、を備え、前記キャップには、前記キャップの天面から前記底部側に向けて凹む筒状の凹部であって前記キャップの天面側の凹部の開口から前記薬筒本体の内部に向かって点火具を挿入させる点火具挿入部が一体に形成されることを特徴とする。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
まず、第1実施形態に係る蒸気圧破砕剤用薬筒10の全体構成を図1、図2に基づいて説明する。
次に、薬筒本体20の構成を図2、図3に基づいて説明する。
図2に示すように、薬筒本体20は、合成樹脂を用いた中空成形(例えば、ブロー成形)により形成された中空成形体である。薬筒本体20は、口部22、ネック部23、ショルダー部25、胴部26及び底部21(図1参照)が一体に連なるように形成される。薬筒本体20の構成材料には、各種の合成樹脂を用いることができるが、コストや成形性を考慮すると、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂を用いることが好適である。
図4に示すように、キャップ30は、例えば、射出成形により形成された樹脂成形体である。キャップ30は、口部22(図3参照)に被さるキャップ本体部31と、このキャップ本体部31に一体に形成される点火具挿入部32とを有する。このキャップ30において、少なくとも点火具挿入部32は導電性材料からなる。
以上、説明した第1実施形態の効果について述べる。
第1実施形態によれば、口部22及び底部21を一体に有する薬筒本体20と、点火具挿入部32を一体に有するキャップ30とからなる2つの部品で、蒸気圧破砕剤用薬筒10を構成することができる。また、キャップ30を薬筒本体20の口部22に螺合するだけの簡単な作業で組み立てることができる。したがって、従来に比べ、部品点数及び加工工数の削減が図れるとともに組立て作業性に優れる蒸気圧破砕剤用薬筒10を提供することができる。また、薬筒本体20に底部21を一体に形成したので、テープなどを使用することなく底部21において高い密封性を得ることができる。
続いて、本発明に係る第2〜第6実施形態を図5〜図7に基づいて説明する。なお、前述した第1実施形態に係る蒸気圧破砕剤用薬筒10(図3参照)と共通する要素には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
前述した第1実施形態においては、点火具挿入部32の先端部32e(図4参照)を平坦に形成したが、点火具挿入部32の先端部の形状は任意であり、各種の形状から選択可能である。
また、図5(b)に示すように、第3実施形態に係るキャップ30Cでは、第2実施形態に係る先端部32f(図5(a)参照)の外周に、ねじ部35aの螺旋と同じ向きの螺旋状の凸部又は凹部(この例では凸部32g)を形成する。この第3実施形態によれば、前述した第2実施形態と同様の作用効果に加え、先端部32fの螺旋状の凸部32g(又は凹部)によって先端部32fが蒸気圧破砕剤11に対してねじ込まれるように前進するため、点火具挿入部32がさらに差し込み易くなるという効果が得られる。
また、図5(c)に示すように、第4実施形態に係るキャップ30Dでは、点火具挿入部32の先端部を、先方に向けて先細る三角錐状の複数のリブ32hによって構成する。この例では、三角錐状のリブ32hを先端部の周方向に複数(この例では、放射状に4つ)配置し、点火具挿入部32の先端部を構成する。この第4実施形態によれば、前述した第1実施形態と同様の作用効果に加え、リブ32h先端の鋭角な部分32iにより、点火具挿入部32が蒸気圧破砕剤11により差し込み易くなるという効果が得られる。
また、図6(a)及び(b)に示すように、第5実施形態に係るキャップ30Eでは、円錐形状の先端部32fの内側に形成される円錐台状の内周面に、複数のリブ32jを形成する。この例では、先方に向けて先細る直角三角形状のリブ32jを内周面の周方向に均等に複数(この例では、放射状に4つ)配置する。この第5実施形態によれば、前述した第2実施形態と同様の作用効果に加え、複数のリブ32jによって先端部32fを補強できるとともに、複数のリブ32jの対向する端部で点火具13を保持することもできる。なお、このキャップ30Eでは、点火具挿入部32に段差部を設けず、1つのテーパ部で点火具挿入部32を形成した例を示したが、第2実施形態に係るキャップ30B(図5(a)参照)と同様に、点火具挿入部32に段差部を介して2つ以上のテーパ部を形成してもよい。
図6(a)及び(b)に示すように、第6実施形態に係る蒸気圧破砕剤用薬筒10Fは、巻き締められたキャップ30の開栓を防止するラチェット機構40を備える。ラチェット機構40は、薬筒本体20側(例えば、ネック部23に設けたネックリング23a)に設けられた第1係合部41aと、キャップ30側(例えば、キャップ本体部31の下縁)に設けられた第2係合部41bとからなる。第1係合部41a及び第2係合部41bは、薬筒本体20側及びキャップ30側にそれぞれ複数設けることができ、キャップ30が口部22を封止した状態において、キャップ30が巻締方向(ねじ受け部22aがねじ部35aにねじ込まれる方向)に回転するときは互いに係合せず、キャップ30が巻締方向とは反対方向(ねじ部35aがねじ受け部22aに対して緩む方向)に回転するときは、互いに係合する。
10F 蒸気圧破砕剤用薬筒
11 蒸気圧破砕剤
13 点火具
20 薬筒本体
21 底部
22 口部
22a ねじ受け部
30 キャップ
30B キャップ
30C キャップ
30D キャップ
30E キャップ
31 キャップ本体部
32 点火具挿入部
32a 開口
32b 第1テーパ部(テーパ部)
32c 第2テーパ部(テーパ部)
33a 裏面
33b 天面
35a ねじ部
40 ラチェット機構
Claims (4)
- 蒸気圧破砕剤用薬筒であって、
筒軸方向の一端部に底部を有するとともに他端部に蒸気圧破砕剤を充填するための口部を有し、蒸気圧破砕剤を収容可能な筒状の中空成形体で一体に形成される薬筒本体と、
前記口部に螺合して前記口部を封止するキャップと、を備え、
前記キャップは、内周面にねじ部が設けられるキャップ本体部と、前記キャップ本体部の天面から前記底部側に向けて凹む筒状の凹部であって前記キャップ本体部の天面側の凹部の開口から前記薬筒本体の内部に向かって点火具を挿入させるとともに前記キャップ本体部と一体に形成される点火具挿入部とを有し、
前記口部の外周面には、前記ねじ部に噛み合うねじ受け部が設けられ、
前記点火具挿入部が、前記キャップ本体部側から前記薬筒本体の底部側に向う第1点火具保持部と、段差部を介して前記第1点火具保持部の先端に形成される第2点火具保持部と、前記第1点火具保持部の内側に形成され第1点火具保持領域と、前記第2点火具保持部の内側に形成される第2点火具保持領域とを有し、
前記第1点火具保持領域の最も小さな径が、前記第2点火具保持領域の最も大きな径よりも大きく形成される
ことを特徴とする蒸気圧破砕剤用薬筒。 - 前記点火具挿入部の内側には、リブが設けられることを特徴とする請求項1に記載の蒸気圧破砕剤用薬筒。
- 前記第2点火具保持部は、その先端が尖るように設けられることを特徴とする請求項1に記載の蒸気圧破砕剤用薬筒。
- 前記段差部は、前記キャップ本体部よりも前記薬筒本体の底部側に位置付けるように設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の蒸気圧破砕剤用薬筒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014159768A JP6421354B2 (ja) | 2014-08-05 | 2014-08-05 | 蒸気圧破砕剤用薬筒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014159768A JP6421354B2 (ja) | 2014-08-05 | 2014-08-05 | 蒸気圧破砕剤用薬筒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016038121A JP2016038121A (ja) | 2016-03-22 |
JP6421354B2 true JP6421354B2 (ja) | 2018-11-14 |
Family
ID=55529340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014159768A Active JP6421354B2 (ja) | 2014-08-05 | 2014-08-05 | 蒸気圧破砕剤用薬筒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6421354B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7160629B2 (ja) * | 2018-10-25 | 2022-10-25 | 日本工機株式会社 | 筒状体及び薬筒 |
FI131088B1 (fi) * | 2021-05-28 | 2024-09-23 | Oy Forcit Ab | Nallipidike ja menetelmä nallin asentamiseksi räjähteen yhteyteen |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1453884A (en) * | 1974-04-10 | 1976-10-27 | Ici Ltd | Explosive charge |
-
2014
- 2014-08-05 JP JP2014159768A patent/JP6421354B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016038121A (ja) | 2016-03-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6474870B2 (ja) | 容器の封止装置 | |
RU2015136396A (ru) | Шприц | |
JP6421354B2 (ja) | 蒸気圧破砕剤用薬筒 | |
US20100000998A1 (en) | Screw cap | |
RU2016141487A (ru) | Герметичная гайка | |
CN203094727U (zh) | 一种可靠密封瓶盖 | |
RU2016143163A (ru) | Ключевое резьбовое зацепление навинчиваемого фильтрующего элемента | |
US10479196B2 (en) | Torque element and cap assembly including the same | |
JP2010260613A (ja) | 栓部材 | |
JP6442324B2 (ja) | 二重容器 | |
JP5560395B2 (ja) | 中栓付き容器 | |
KR101525196B1 (ko) | 버틀캡 및 버틀캡 제조방법 | |
JP6177677B2 (ja) | 容器の封止装置 | |
CN104015996B (zh) | 一种可靠密封瓶盖 | |
JP2018080835A (ja) | キャップ、およびキャップを用いた固定構造部 | |
JP5032947B2 (ja) | 筆記具 | |
CN201566920U (zh) | 一种瓶塞 | |
JP6170794B2 (ja) | 回転式蓋付カップ容器 | |
JP2018140797A (ja) | 多条ねじ式開閉容器 | |
JP7072454B2 (ja) | 蓋付き容器 | |
JP3153224U (ja) | シールキャップ | |
US11938482B2 (en) | Vial cap for a liquid chromatography sample vial | |
JP4339651B2 (ja) | 試料搬送用ジャグ | |
CN106000501A (zh) | 一种高密封性离心管 | |
WO2018042537A1 (ja) | 容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170519 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180220 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180420 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180911 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180913 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180924 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6421354 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |