JP6420317B2 - 工作物を検査するための方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、工作物の寸法を検査するための測定装置に関し、より詳細には座標測定装置に関する。座標測定装置は、たとえば座標測定機(CMM)、工作機械、手動座標測定アームおよび検査ロボットを含む。
工作物が生産された後、これらを、機械の3次元可動範囲内で駆動され得る、プローブを支持する移動可能な部材を有する座標測定機(CMM)上で検査することが一般的な慣習である。
CMM(または他の座標測定装置)は、プローブを支持する移動可能な部材が、3つの直交方向Χ、Y、Ζにそれぞれ移動可能な3つの連続的に連結されたカートリッジを介して装着される、いわゆるデカルト機械(Cartesian machine)であり得る。あるいは、これは、例えば移動可能な部材と、相対的に固定された基部部材またはフレームとの間に平行に各々が連結された3つまたは6つの伸長可能な支柱を備える非デカルト機械でもよい。次いで、Χ、Y、Ζ可動範囲内で移動可能な部材(したがってプローブ)の移動は、3つまたは6つの支柱のそれぞれの伸長を調和させることによって制御される。非デカルト機械の一例は、特許文献1および特許文献2に示される。
熱膨張および熱収縮は、工作物の測定に影響を与える。工作物をより正確に測定するために、工作物と同様のサイズおよび形状の特徴を有する参照工作物またはマスタ加工物を測定することが、特許文献3(McMurtry)および特許文献4(Shelton)から知られている。これらは、次いで、検査対象の生産工作物の測定値と比較される。たとえば、マスタ加工物/参照工作物が、一連の公称的に同一の工作物における知られている良好な工作物である場合、これは、他のすべての工作物がそれに対して比較される測定基準物として働くことができる。絶対測定値が要求される場合、マスタ加工物/参照工作物は、より正確な測定機上で較正され得る。
特許文献4(Shelton)では、参照工作物が、較正された後、生産工作物が測定される環境温度に慣らされる。参照工作物および生産工作物の測定値は、これらが同じ温度である場合に有効に比較され得る。しかし、生産工作物が、これが測定されているCMMまたは他の測定装置の環境温度とは異なる温度にある場合、問題が生じる。これは、一般的には、生産工作物が、環境温度を上回って加熱される工作機械または溶接装置などの生産機械から移送されたときに起こる。一部の場合、生産工作物は、たとえば、これが液体窒素または液体二酸化炭素などの冷却剤を用いる低温機械加工プロセスにかけられた場合、環境温度より低い温度になり得る。
特許文献3(McMurtry)は、参照工作物を、生産工作物を生産する工作機械の熱環境に保つことによってこの問題を部分的に克服する。測定は、工作機械それ自体で行われる。しかし、機械加工プロセスは、生産工作物内に熱を生み出し、したがって生産工作物は、これが同じ熱環境内にあったとしても、参照工作物とは異なる温度を依然として有し得る。さらに、工作機械が工作物を機械加工していない時間を最小限に抑えるように、測定を工作機械から離れて別個の測定装置上で実施することが望ましいものとなり得る。
国際公開第03/006837号パンフレット 国際公開第2004/063579号パンフレット 米国特許第5,257,460号明細書 米国特許第5,426,861号明細書 米国特許第6,336,375号明細書 米国特許第5011297号明細書
本発明は、一連の実質的におよび/または公称的に同一の工作物を測定する方法であって、一連の工作物の各々が、製造プロセスから受け入れられ、測定装置上に置かれ、
(a)前記工作物の1つ、または前記工作物に近似するサイズおよび形状の複数の特徴を有する加工物を、参照工作物として、前記測定装置上で非周囲温度において測定して、参照工作物の測定された寸法値を生み出す、ステップと、
(b)前記寸法値の較正された値を、前記測定装置の外部の供給源から得るステップと、
(c)非周囲温度における参照工作物の測定された寸法値を対応する較正された値に関連付ける、誤差マップまたはルックアップテーブルまたは誤差関数を生成するステップとを含む、方法を提供する。
寸法値は、長さ、幅、直径、半径などの工作物の特徴のサイズとすることができる。または、これらは、工作物の表面上の座標場所点とすることができる。またはこれらは、たとえば工作物の自由形態の表面を説明する、輪郭または形態のデータとすることができる。またはこれらは、ボスもしくは孔の真円度、または表面の平坦性、または2つまたはそれ以上の表面の直角度などの他の測定値とすることができる。これらは、たとえばISO1660、ISO14660、ISO128、ISO406またはASMEY14.5などの国際規格による、工作物の設計図において明記され得るいかなる寸法値とすることもできる。
1つの好ましい実施形態では、ステップ(a)は、ステップ(b)の前に実施される。較正された値は、参照工作物を参照温度において較正することによって得られ得る。
さらなる一連の工作物が、前記非周囲温度の所定許容値内にある温度で測定装置上で測定されて、参照工作物の寸法に対応する測定された寸法値を生み出すことができ、さらなる工作物の測定された寸法値は、誤差マップまたはルックアップテーブルまたは誤差関数を用いて補正され得る。
こうして、本発明の有利な実施形態では、参照工作物は、機械加工プロセスまたは参照工作物が生産され加工された他の製造プロセスの結果引き起こされた非周囲温度において測定され得る。さらなる一連の生産工作物は、類似のプロセスまたは複数のプロセスを経ており、そのためこれらが測定されたとき、これらは、参照工作物と同様の非周囲温度を有する。これは、参照工作物と生産工作物の間の比較の有効性、したがって補正の正確性を向上させる。
さらなる一連の工作物の各々は、各々の工作物の温度が前記所定の許容値内にあることを提供する反復可能な手法で、製造プロセスから受け入れられ、測定装置上に置かれる。たとえばこれは、自動製造ラインにあてはまる傾向があり、ここでは、工作物の生産機械から測定機械までの移送時間は、十分に反復可能である傾向がある。たとえば、工作物は、ロボットによって機械間で移送されてよいが、手動移送もまた可能である。
さらなる工作物の測定された温度が、所定の許容値を上回る分だけ前記非周囲温度とは異なる場合、参照工作物を新しい温度で再測定して、その新しく測定された寸法値を生み出し、新しい温度における新しく測定された寸法値を対応する較正された値に関連付ける新しい誤差マップまたはルックアップテーブルまたは誤差関数を生成することが可能である。
あるいは、参照工作物は、前記非周囲温度とは異なる第2の温度で再測定されてもよく、第3の温度における参照工作物の寸法値を、前記非周囲温度と前記第2の温度の間の補間によって、またはそこからの補外によって、対応する較正された値に関連付ける誤差マップまたはルックアップテーブルまたは誤差関数が、生成されてもよい。
あるいは、さらなる一連の工作物の温度が測定されてもよく、これが所定の許容値を上回る分だけ前記非周囲温度とは異なる場合、
前記さらなる工作物を、新しい参照工作物として前記測定装置上で非周囲温度で測定して、新しい参照工作物の測定された寸法値を生み出し、
前記寸法値の較正された値を前記測定装置外部の供給源から得て、
新しい参照工作物の前記測定された寸法値を対応する較正値に関連付ける新しい誤差マップまたはルックアップテーブルまたは誤差関数を生成することが可能である。
参照工作物は、温度維持デバイス内、たとえば炉などの加熱デバイス内、または冷蔵装置または冷凍装置などの冷却デバイス内に保管され得る。温度維持デバイスは、参照工作物の温度をさらなる工作物の測定された温度に合わせて所定許容値内で調整するように調整され得る。
ステップ(b)における較正された値は、前記測定装置上の外部で、たとえば別個のCMMまたは他の測定装置上で参照工作物を測定することによって得られる。外部測定装置は、国際規格まで遡ることができる測定を可能にし得るが、これは必須ではない。
あるいは、較正された値は、参照工作物の寸法または座標点の公称設計値から、たとえば図からまたはコンピュータ支援設計(CAD)システム内のモデルから得られる。これは、参照工作物が、その図またはCADモデルにしたがって十分正確に製造されたという想定に依拠する。
本発明のさらなる態様は、上記の方法のいずれかを実施するように構成された測定装置と、測定装置にそのような方法を実施させるように構成されたソフトウェアとを提供する。測定装置は、座標測定機などの座標測定装置でよい。
本発明の好ましい実施形態が、次に、例として、添付の図を参照して説明される。
非デカルト測定装置または座標測定機(CMM)の概略図である。 機械のコンピュータ制御システムの一部の概略図である。 自動生産システムの一部を形成するいくつかの工場機械の概略図である。 本発明による好ましい方法を示す流れ図である。 本発明による好ましい方法を示す流れ図である。 本発明による好ましい方法を示す流れ図である。 図6の方法において使用される温度閾値を示す図である。 図3の自動生産システムに使用されるロボット用のグリッパを示す図である。
図1に示される測定装置または座標測定機では、測定される工作物10は、(機械の固定された構造の一部を形成する)テーブル12上に置かれる。本体14を有するプローブが、移動可能なプラットフォーム部材16上に装着される。プローブは、変位可能な縦長のスタイラス18であり、使用において、寸法測定を行うために工作物10と接触させられる。
移動可能なプラットフォーム部材16は、一部のみが示される支持機構20によって機械の固定された構造に装着される。この例では、支持機構20は、特許文献1および特許文献2に説明された通りである。これは、3つの伸縮自在の伸長可能な支柱22を備え、その各々は、プラットフォーム16と機械の固定された構造との間を延び、それによっていわゆる平行作用または非デカルト機械を形成する。各々の支柱22の各々の端部は、プラットフォーム16または固定された構造それぞれとユニバーサル式に枢動可能に連結され、それぞれのモータによって伸長および後退される。伸長の量は、それぞれのエンコーダによって測定される。各々の支柱22用のモータおよびエンコーダは、支柱の伸長および後退を制御するサーボループの一部を形成する。図1では、その3つのそれぞれのサーボループ内の3つのモータおよびエンコーダが、参照番号24によって全体的に示される。
支持機構20はまた、3つの受動的回転防止デバイス32(その1つのみが図1では示される)も備える。回転防止デバイスは、プラットフォーム16と機械の固定された構造との間を平行に延びる。各々の回転防止デバイスは、プラットフォーム16を1つの回転自由度に対して拘束する。その結果、プラットフォーム16は、3つの並進自由度だけを有して移動可能であるが、傾斜または回転することはできない。そのような回転防止デバイスのさらなる考察については特許文献5を参照されたい。特許文献1および特許文献2および特許文献5は、参照によって本明細書に組み込まれる。
図1を図2と共に参照すれば、コンピュータ制御装置26は、工作物10の測定に関して書かれたパートプログラム34の制御の下、移動可能なプラットフォーム16を位置決めする。これを達成するために、制御装置26は、3つの支柱のそれぞれの伸長を調和させる。プログラムルーティン36は、パートプログラムからのΧ、Y、Ζデカルト座標における命令を、支柱の要求される対応する非デカルト長さに変換する。これは、デマンド信号28をサーボループ24の各々に対して生み出し、その結果、3つの支柱22は、伸長または後退して、プラットフォーム16をそれにしたがって位置決めする。各々のサーボループは、知られている方法で作用して、エンコーダ出力をデマンド信号28に従わせるようにそれぞれのモータを駆動し、これらを等しくする傾向がある。
制御装置26はまた、サーボループの一部を形成するエンコーダから測定信号30を受け入れる。これらは、支柱22の各々の瞬間的な非デカルト長さを示す。これらは、パートプログラム34によって使用するために、プログラムルーティン38によって変換されてデカルトΧ、Y、Ζ座標に戻される。
プローブ14は、タッチ起動プローブでよく、これは、スタイラス18が工作物10と接触したとき、コンピュータ制御装置26に起動信号を発する。あるいは、これは、いわゆる測定またはアナログプローブでよく、アナログまたはデジタルの出力を制御装置26に提供し、これらの出力は、3つの直交する方向X、Y、Zにおけるプローブの本体14に対するスタイラス18の変位を測定する。そのような接触プローブの代わりに、これは、光学プローブなどの非接触プローブでよい。
使用において、プラットフォーム16は、プローブ14を工作物10に対して、パートプログラムの制御下、点間測定パターンで、または工作物の表面にわたってまたはこれに沿ってのいずれかで走査して位置決めするように移動される。タッチ起動測定の場合、これがタッチ起動信号を受けたとき、コンピュータ制御装置26は、支柱22のエンコーダから非デカルト測定信号30の瞬間的読み取り値をとり、変換ルーティン38は、これらを処理して工作物表面に接触された点のΧ、Y、Ζデカルト座標位置を決定する。測定またはアナログプローブの場合、制御装置は、プローブの瞬間出力と、支柱の測定信号30からデカルト座標に変換された瞬間値とを組み合わせる。走査の場合、これは、数多くの点において行われて、工作物表面の形態を決定する。要求される場合、測定またはアナログプローブからのフィードバックが、デマンド信号28を変えるために使用されてよく、それにより、機械は、プローブを、工作物表面の所望の測定範囲内にこれを維持するように移動させる。
図1に示される本発明の実施形態は、赤外線温度センサ54を含み、この赤外線温度センサ54は、好都合には、測定されている工作物10を扱い、その温度を測定するために移動可能なプラットフォーム部材16上に装着され得る。あるいは、赤外線センサ54Aは、工作物温度を測定するために、CMMの固定された構造に、たとえば任意選択のブラケットまたはスタンド56上に装着されてよい。そのような赤外線センサは、工作物表面の領域の温度の平均的読み取り値をとるだけでよく、またはこれは、特有の工作物特徴の温度を認識し、値をとるように配置された熱撮像センサでよい。
別の代替策では、CMMがプローブ14を自動的に交換するための設備を有する場合、これは、接触温度センサ(図示せず)と交換されてよく、この接触温度センサは、工作物10の表面と接触させられ、その温度を測定するためにそこで一定の期間留まる。そのような交換可能な接触温度センサは、参照により本明細書に組み込まれている、特許文献6に説明される。または、(熱電対などの)温度センサが、54Bに示されるように工作物の表面上に手動で置かれてよい。
使用においては、図1および2で説明される測定装置は、一連の公称的にまたは実質的に同一である生産工作物10を、これらが生産ラインから外れたとき、またはこれらが、工作機械上で製造されるときに検査するために使用され得る。図3は、図1および2の測定装置またはCMMが、40で概略的に示される例となる生産システムを示す。また、工作機械42、44および洗浄ステーション46が、例として概略的に示される。連接アーム50およびグリッパ52を備えたロボット48が設けられて、工作機械42、44上に生産された工作物10を測定装置40まで、任意選択で削りくずまたは冷却剤を除去するために洗浄ステーション46を介して移送する。ロボットは、他の機械のコンピュータ制御装置と調和されたそれ独自のコンピュータ制御装置の下で作動する。あるいは、工作機械または洗浄ステーションから測定機までの工作物10の手動移送が、可能である。この生産システム内で示される機械は、例にすぎないことが理解されよう。別の例として、測定装置40は、鋳造物が測定されるために手動でまたはロボットで移送される先の鋳造構造内の自動化された移送ラインの一部でよい。または、これは、プレスまたは型打ち工場内で生産された物品を受け入れることができる。
上記で説明された温度センサ54、54Aまたは54Bの代替策として、温度センサ54Cが、工作物10の温度を、これが測定装置40に移送されるときに測定するために、図8に示されるようにロボットグリッパ52内に位置することができる。センサ54Cは、ばねプランジャ55上に装着されて工作物との接触を維持することができる。これは、工作物の温度が、以下で説明される許容域の1つの外側まで降下し、したがって工作物が測定されないことが見出された場合、これは測定装置上に置かれることさえも必要としないという利点を有する。これは時間を節約する。
CMM40のコンピュータ制御装置26は、図4から6に示されるようなプロセスを実施するプログラムを作動させることができる。これらのプロセスの一部のステップは、手動で実施されてよく、または手動の介入を含むことができる。たとえば、CMMのテーブル12上に物品を置くことが要求される場合、これは、手動でまたはロボット48によって行われ得る。
図4に示されるプロセスの開始時(ステップ60)、ロボット48は、工作機械42、44の1つ上で生産された一連の生産工作物10の1つをとり、これをCMM40のテーブル12上に置く。この工作物10は、生産されるその一連の最初のものでよく、マスタ加工物または参照工作物として働く。これは、一連の公称的または実質的に同一の生産工作物内の工作物の1つであるため、それによってこれは、測定される次の工作物と同様の寸法を備えた特徴を有する。したがって、たとえば、特徴は、類似の形状を有することができ、および/またはそのサイズおよび/または場所が対応することができる。ならびに/または特徴間の寸法関係が、対応することができる。たとえば、マスタ加工物/参照工作物は、生産工作物の対応する特徴として類似の距離だけ離間された孔などの特徴を有することができる。またはこれは、生産工作物の平行表面に対応する平行表面を有することができる。マスタ加工物または参照工作物は、完璧に製造されることは必要ではなく、その寸法は、公称設計値から逸脱することができる。
参照工作物10は、工作機械42、44上の機械加工などの熱を生み出す製造プロセスを経たところである。その結果、これがCMM40のテーブル12上に置かれたとき、これは、何らかの温度Tmになり、この温度は、機械自体の周囲または環境温度ではない。
しかし、自動化生産システムでは、次のすべての工作物10は、参照工作物と同じ熱を生み出す製造プロセスを経ることになる。さらに、ロボット48が各々の工作物を工作機械から測定装置40まで移送するのにかかる時間は、実質的に同じになる。したがって、作業条件にずれが存在しない場合、次の工作物がテーブル12上に置かれたとき、これらもまた、参照工作物と同じ温度Tmを有する傾向がある。工作物10が測定装置40上に受け入れられるときの温度Tmは、実質的に反復可能である。
参照工作物10が、洗浄ステーション46を介して測定装置40に移動される場合でも、これが測定装置40に受け入れられるときの温度Tmは、洗浄ステップの持続時間および洗浄流体の温度が実質的に反復可能である場合、実質的に反復可能である。
同様に、工作機械42または44は、たとえば液体窒素または液体二酸化炭素などの冷却剤を使用して低温機械加工を実施し、それにより、CMM40上に受け入れられたときの参照工作物10の温度Tmは、周囲温度を上回るのではなく下回るものになり得る。低温機械加工プロセスが反復可能である場合、温度Tmは依然として反復可能である。
上記で説明された参照工作物10は、一連の公称的または実質的に同一の工作物の1つである。しかし、参照工作物として特別に生産された加工物を使用することも可能である。これは、その一連のものの生産工作物に近似するまたは合致するまたは対応するサイズおよび形状の複数の特徴を有さなければならない。当然ながら、近似するまたは合致する特徴は、生産工作物が検査されるときに測定される重要な特徴に対応するように選択される。好ましくは、加工物は、生産工作物と同じ材料から作製され、それにより、これは同じ熱膨張係数を有する。あるいは、これは、生産工作物と同様の熱膨張係数を有する材料から作製されてよい。加工物は、生産工作物が、生産ラインから測定装置40によって受け入れられるときの温度Tmまで加熱または冷却されなければならない。
図4のステップ62では、CMM40は、参照工作物10を測定して、温度Tmにおける測定データの組を生み出す。この測定データは、たとえば、工作物の表面上の所定の点の座標でよく、またはこれは、そのような測定された座標点から導出された工作物特徴の寸法でよい。測定データは、CMM40のコンピュータ制御装置26内または別個のコンピュータ内に記憶される。
ステップ64では、参照工作物10は、たとえばロボット48によってCMM40から取り出され、別個の測定装置(図示せず)上での較正のために送られる。これは、制御された熱状態の下の測定研究室内に位置するより正確なCMMになり得る。参照工作物10は、標準的な較正温度T0まで冷却(または加温)することが可能にされる。ステップ65では、これは、別個のCMMまたは他の測定装置上でこれを測定することによって較正され、測定データのさらなる組を生み出す。ステップ62における測定と同様に、この測定データは、たとえば、工作物の表面上の所定の点の座標でよく、またはこれは、そのような測定された座標点から導出された工作物特徴の寸法でよい。
ステップ66では、ステップ62および65からのデータの組が比較され、誤差マップが生成される。この誤差マップは、測定温度Tmと較正温度T0の間の測定差に関する。これは、CMM40のコンピュータ制御装置26によって、または別個のコンピュータ、たとえば測定研究室内で較正機械を制御するコンピュータによって生成され得る。いずれの場合も、誤差マップは、このとき、以下で説明されるように使用するために、CMM40のコンピュータ制御装置26内に記憶され得る。
その一連のものの次の工作物10の測定は、次に以下の通りに進む。
各々の工作物10は、製造プロセス(ステップ60)から、実質的に反復可能な温度Tmで受け入れられる。これは、その反復可能な温度において測定装置40上で測定され(ステップ62)、上記のように、座標点または測定された寸法になり得る測定データの組を生み出す。ステップ68では、測定データは、ステップ66から受け入れられた誤差マップを使用して補正される。
その結果生じた、補正された測定値は、コンピュータ制御装置26内に記憶され、または、所望に応じてさらなる使用のためにコンピュータ制御装置26から移送される(ステップ69)。工作物は、測定装置40から取り外される(ステップ76)。
これらの補正された測定値は、これらが、工作物10が製造プロセスから受け取られるときに測定されるときの実際の温度Tmに対して補正されるため、正確性を向上している。これらは、測定装置40の周囲温度に対して補正されるだけではない。
図5は、改変されたプロセスを示す。その一連のものの最初の参照工作物10が、製造プロセスから反復可能な手法で受け入れられ、図4のように測定装置40上で測定される(ステップ60および62)。次いで、ステップ70では、CMM40のコンピュータ制御装置26は、測定データのその結果生じた組から第1の誤差マップM1を作り出す。これは、参照工作物10の測定された座標点または測定された寸法を、たとえば、工作物10の設計図において示されるような座標点または寸法の公称設計値と比較することによって行う。そのような設計値の好ましい供給源は、工作物10のコンピュータ支援設計(CAD)ファイルである。
次に、図4のステップ64のように、最初に取り外された参照工作物10が、測定研究室内のより正確なCMMに送られ、較正される。しかし、図4とは異なり、誤差マップは、温度TmとT0における測定値間に生成されない。その代わり、図5のステップ72では、第2の誤差マップM2が、温度T0における較正測定データとステップ70において使用された公称設計値(たとえばCAD値)との間に生成される。これは、測定研究室内でCMMを制御するコンピュータによって実施され得る。この誤差マップM2は、測定装置40のコンピュータ制御装置26に送られる。
その一連のものの次の工作物の測定は、以下の通りに進む。
各々の次の工作物10は、前述のようにステップ60および62において受け入れられ測定されて、温度Tmにおける測定値データの組を生み出す。次いで、ステップ74では、コンピュータ制御装置26は、誤差マップM1およびM2の両方を使用して測定データのこの組を補正する。各々の点毎に、これは、マップM1から対応する誤差値を、次いで、マップM2から対応する誤差値を加えることができる。あるいは、時間を節約するために、M1およびM2からの対応する誤差値が、事前に一緒に加えられていてもよい。その結果は、コンピュータ制御装置26内に記憶され、または必要に応じて使用のために移送される(ステップ69)。
これは、補正された測定値が、公称設計値(CAD値)に対して補正されるという利点を有する。これらは、製造プロセス内に送り戻され、たとえば工作機械42または44を調整して次の工作物10の製造を補正することができる。
図5のプロセスのより簡単なバージョンでは、ステップ74は、(参照工作物の測定データを公称設計値に関連付ける)誤差マップM1のみを使用して測定値を補正することが可能である。誤差マップM2およびこれを作り出すステップ64、65、72は、省略され得る。正確性には劣るが、これは、参照工作物を、別個のより正確なCMM上での測定のために送る必要はないという利点を有する。
これまで説明されているように、工作物10が測定されるときの温度Tmを測定する必要すらない。有用な結果は、製造プロセス、および工作物10が測定装置40に移送されるプロセスが、反復可能であり、それにより、温度Tm自体が実質的に反復可能であると想定するだけで得られ得る。
しかし、この想定は、たとえば、作業の1日の過程において工作機械および測定装置の環境作業温度内にずれが存在する場合、常にあてはまるとは言えない。
図3は、したがって、温度維持デバイスとして働き、参照工作物を所望の参照温度、最初に温度Tmに維持する任意選択の温度制御された炉92を示す。ロボット48は、参照工作物10を炉92に移送し、必要に応じて再度戻すことができる。参照温度Tmが周囲温度を下回り得る低温機械加工の場合、炉92は、冷蔵装置または冷凍装置などの別の適切な温度維持デバイスによって置き換えられ得る。温度維持デバイスの温度は、測定プログラムを実行するコンピュータ制御によって制御される。あるいは、温度維持デバイスの温度は、別個のコンピュータまたはプログラム可能なロジック制御装置(PLC)によって制御され得る。
これらの場合のいずれにおいても、コンピュータ制御装置または別個のコンピュータまたはPLCは、上記で論じられたさまざまな代替の温度センサ、たとえばセンサ54、54A、54Bまたは54Cの1つから入力を受け入れる。
図6は、炉92または他の温度維持デバイス内に保たれた参照工作物を利用する、図4および5に示される方法のさらなる展開を示す。以下の考察は、炉だけを参照するが、他の温度維持デバイスが、適宜代用され得ることを理解されたい。
最初の誤差マップが、図4(ステップ60、62、64、66)または図5(ステップ60、62、70、64、72)と同様にして作り出される。これらは、54、54A、54Bまたは54Cなどの温度センサの1つを用いて測定される温度Tmを有する参照工作物を利用する。参照工作物は、次いで、ロボット48または手動で炉92内に置かれ、炉の温度調節装置93は、参照工作物が、生産工作物の、これらが経時的に変化するときと同じ温度を追跡するように、炉温度Tovenを温度Tmに保つように最初に設定される。炉の温度の調整は、コンピュータ制御装置によって適切に実施される。あるいは、これは、別個のコンピュータまたは上記で述べられたPLCによって図6とは別個のループで実施されてよい。
図6は、その一連のものの次の工作物が、次いで、測定されるために測定装置40上に置かれたときの改変された手順を示す。
図6の手順は、測定される工作物が、参照工作物(マスタ工作物)または公称生産工作物かに応じて異なって進む。どちらが要求されるかを示すために、マスタフラグMFが、設定または設定解除される。予備ステップ80では、このマスタフラグMFが設定されるかどうかを検証するために確認が行われる。設定されない場合、次いで生産工作物は、図4または図5のステップ60のように製造プロセスから受け入れられる。ステップ82では、その温度Tは、適切には、54、54A、54Bまたは54Cなどの上記で論じられた温度センサの1つを用いて測定される。
ステップ84は、次いで、図4または図5において誤差マップが決定された温度Tmの許容閾値±Δ1を、生産工作物の測定された温度Tが上回るまたは下回るかを決定する。換言すれば、T−Tmの絶対値がΔ1より大きいか?閾値±Δ1間のこの温度許容域は、図7に示される。
値±Δ1は、この許容域内で、温度Tmにおいて得られた誤差マップに基づく補正が、受け入れ可能な測定結果を生じさせ、参照工作物が中で保たれる炉の温度を調整する必要がないように選択される。この場合、手順は、図4または図5のように進む。生産工作物は、通常の方法(ステップ62)で測定される。測定値は、誤差マップまたはその複数のマップ(図4のステップ68または図5のステップ74)を用いて補正される。その結果は、出力(ステップ69)であり、工作物は、測定装置40から取り外される(ステップ76)。
工作物の温度Tが許容閾値±Δ1を上回ってまたは下回って許容域の外側にあるとステップ84が決定する場合、コンピュータ制御装置(または炉の別個のコンピュータまたはPLC)は、炉92の温度調節装置93を新しい温度Tにリセットする(ステップ86)。これは、必然的にいくらかの小さいタイムラグが存在するが、参照工作物を、その一連のものの新しい工作物が生産プロセスから外れるときの温度Tを追跡する温度に保つ傾向がある。こうして値±Δ1は、炉温度のそのようなリセットが望ましい場合の値として選択される。
あるいは、温度変化の傾向を監視し、そのような変化を予期して、炉温度をTより高いまたは低い温度に調整することが可能である。これは、上記で述べられたタイムラグを低減または解消することができる。
ステップ86において炉温度をリセットした後、ステップ88は、次いで、誤差マップが図4または図5において決定された温度Tmの許容閾値±Δ2を、生産工作物の測定された温度Tが上回るまたは下回るかどうかを決定する。T−Tmの絶対値はΔ2より大きいか?閾値±Δ2間のこの温度許容域は、値±Δ1間の前述の域より大きく、これもまた図7に示される。
このより大きい許容域±Δ2内では、温度Tmで得られた誤差マップに基づく補正は、依然として受け入れ可能な測定結果を生じさせる。ステップ88が、閾値±Δ2が、超えられないと決定する場合、したがって、手順は、図4または図5(ステップ62;68または74;69および76)と同じように進む。
しかし、閾値±Δ2が、ステップ88において超えられる場合、マスタフラグMFが設定される(ステップ90)。これは、次の実行が「新たにマスタを作る」ものにならなければならず、すなわち、参照またはマスタ工作物が、再測定され、新しい誤差マップが生成されなければならないことを示す。値±Δ2は、したがって、現在の誤差マップに基づく補正が、依然として受け入れ可能でありながら、受け入れ可能性の限界が近づいていることを示す値において選択される。
次に、ステップ94は、生産工作物の測定された温度Tが、温度Tmの許容閾値±Δ3を上回るまたは下回るかどうかを決定する。ここでも、対応する許容域が図7に示される。値±Δ3は、この温度域が超えられる場合、現在の誤差マップに基づく補正が、所定の受け入れ可能な許容限界値内で有効な測定結果を生じさせないように選択される。この場合、工作物は、測定装置40(ステップ96)から取り外され、これは測定されない。工作物の温度が、ロボットグリッパ52内のセンサ54Cによって測定される場合では、工作物は、測定装置40上に装填される必要もなく、単に廃棄されまたは1つの側に置かれるだけである。これは、時間を節約する。
しかし、ステップ94において、許容域±Δ3が越えられないと想定すると、工作物の測定および測定結果の補正は、通常の方法で(ステップ62;68または74;69および76)で進む。
手順は次いで、再度実行する。マスタフラグMFが、予備ステップ80において設定されない場合、次いで別の工作物が、製造プロセス(ステップ60)から受け入れられ、これは測定され、その測定値は上記で説明されたように補正される。
しかし、マスタフラグMFがステップ80において設定される場合、新たにマスタを作ることが、以下の通りに行われる。ステップ98において、ロボット48は、マスタ/参照工作物を、炉92(その温度は、製造プロセスから受け入れられた工作物の温度Tを追跡している)から取り出すよう命令される。これは、測定装置40上に置かれ、測定される(ステップ62)。また、参照工作物をオーブンから取り出し、これを装置上に手動で置くことも可能である。次いで、マスタフラグMFを確認して、ステップ100は、プロセスの流れをステップ102にそらす。ここで、新しい誤差マップM1が、図5のステップ70のように作り出される。あるいは、元の較正データが記憶されている場合、図4のステップ66で生成された誤差マップが、再生成され、この新しい誤差マップに置き変えられてよい。
次に、ステップ104において、上記で説明された手順のさまざまなステップに使用されるTmの値が、この新たにマスタを作ることが行われている参照工作物の新しい値Tに変更される。そしてステップ106において、マスタフラグMFは、取り出され、ステップ80において開始する次の実行に向けて待機する。
ロボット48が、ここで、炉92内の参照工作物を置き換える(ステップ112)。またはこれは手動で置き換えられる。システムは、生産プロセスから一連のものとして受け入れられたさらなる生産工作物を測定および補正することを続けるように待機する。
既存の参照工作物による上記の新たにマスタを作るプロセスではなく、現在測定されている、一連のもののさらなる工作物から新しい参照工作物を作り出すことが可能である。たとえば、これは、許容域±Δ2または±Δ3が超えられていることが見出されたときに行われ得る。現在の工作物が、ステップ62において測定され、次いで、新しい誤差マップが作り出される。これは、ステップ64〜66(図4)のようなものでよい。またはステップ70、64、65、72(図5)のように、新しいマップM1およびM2を作り出す。またはステップ70(図5)のように新しいマップM1だけを作り出す。
参照工作物を、炉92などの別個の温度維持デバイスに保つことの代替策として、これを、図3に見られる工作機械42、44の1つなどの生産機械の可動範囲内に保つことが可能である。これは、次いで、生産工作物と同じ熱環境を経験し、そのためにこれは、工作物が生産機械から受け入れられるときの温度Tmにおける変化を追跡する傾向がある。事実上、生産機械自体が、温度維持デバイスとして働く。
参照工作物を別個の温度維持デバイスに保つ別の代替策として、生産ラインを外れた工作物の温度Tmを、これらを測定装置40に移送する前に制御または調整することが可能である。その目的は、この温度のあらゆるずれを低減または防止するためである。これを達成する1つの方法は、工作物が洗浄ステーション46内で洗浄される間の時間を制御することである。洗浄後の工作物の温度は、54、54A、54B、54Cなどの温度センサの1つによって監視されてよく、次の工作物の洗浄時間は、温度Tmを一定に保つ傾向があるように調整され得る。生産ラインから外れた工作物の温度Tmを制御または調整する別の方法は、これらを測定装置40に移送する前に、これらを温度制御されたチャンバ内に、これらがそのチャンバの温度に慣れるように一定の期間置くことである。
図5および6の方法は、一連のものからの生産工作物の1つの代わりに、図4に関連して上記で説明されたように、参照工作物として特別に生産された加工物を使用することができる。前述のように、これは、その一連のものの生産工作物に近似するまたは合致するまたは対応するサイズおよび形状の複数の特徴を有さなければならず、これは、好ましくは、生産工作物と同じまたはこれと同様の熱膨張係数を有さなければならず、これは、適切な温度Tmまで加熱または冷却されなければならない。
また、説明された方法は、これらが、工作物10が製造プロセスから受け入れられるときに測定されるときの実際の温度Tmに対して測定値を補正するため、向上された正確性を与えることにも留意されたい。これらは、測定装置40の周囲温度に対して補正されるだけではない。しかし、これに加えて、測定装置40の周囲温度を監視することが可能である。次いで、周囲温度が所定の閾値を上回る分だけ変化する場合、新たにマスタを作るプロセスは、たとえば、マスタフラグMFを設定し、ステップ98〜112(図6)を実施して新しい誤差マップを生成することによって行われ得る。これは、次の補正が、測定装置40の構成要素の熱膨張または熱収縮を考慮するという利点を有する。周囲温度は、測定装置40上またはその近くに置かれた環境温度センサによって監視され得る。または、これは、測定装置40上またはその近くに置かれた対象物特徴の知られている長さを測定することによって監視されることが可能であり、長さにおける変化が、装置の温度における変化を示す。知られている長さを有する対象物は、Invarなどの低い熱膨張係数を有する材料の部片とすることができるが、たとえば高い熱膨張係数を有する他の材料が使用されてよい。
上記で説明された方法のいずれにおいても、誤差マップは、測定値毎に誤差補正または補正された値にいずれかを与えるルックアップテーブルの形態をとることができる。または、マップではなく、誤差関数(たとえば多項式誤差関数)が、知られている手法で生成されてよく、それによって任意の測定された入力値に補正または補正された値を与える。
センサ54、54A、54B、54Cなどの別個の温度センサの代替策として、測定装置40それ自体を温度センサとして使用することが可能である。これは、知られているまたは較正された長さを有し、したがってその熱膨張による温度の参照を提供する工作物の特徴を測定することによって行われ得る。
この1つの例は以下の通りである。この例では、工作機械42、44の一方は、旋盤であり、他方はフライス削り機である。旋盤上の回転動作は、ある一定の直径を有する特徴を生み出す。この後フライス削り機上でのフライス削り作業が続き、ここでは、熱を導入して直径を変化させる。特徴直径は、工作物がフライス削り機に移送される前にこれを測定することによって知られ得る。または、これは、旋盤上の回転動作の能力においてこれを保証する信頼性が存在する場合、安定的な知られている値であると想定されるだけでよい。次いで、直径は、工作物がフライス削り機から測定装置40に移送された後に再測定される。工作物の温度Tmは、次いでその膨張係数の知識を用いて推測される。
上記の方法で作り出された誤差マップ、ルックアップテーブルまたは誤差関数は、参照工作物が生産プロセスから受け入れられるときの温度Tmに関連することが論じられてきた。しかし、一部の他の温度に関する、生産工作物がそのような別の温度において受け入れられたときに有用な誤差マップ、ルックアップテーブルまたは誤差関数を生み出すことが可能である。
これを行う1つの方法は、要求される温度差および工作物の材料の熱膨張係数にしたがって、誤差マップまたはルックアップテーブルまたは誤差関数を作り出すために使用された、測定された寸法値を調整することである。
別の方法は、参照工作物が第2の温度において、たとえば新たにマスタを作るプロセス中、再測定されているときに有用である。このとき、2つの温度(恐らくそれ以上の温度)における参照工作物に対する測定データが存在する。これらのデータは、補間されてまたは補外されて第3の温度における誤差マップまたはルックアップテーブルまたは誤差関数を作り出すことができる。

Claims (33)

  1. 実質的にまたは公称的に同一の一連の工作物を測定する方法であって、前記一連の工作物の各々は製造プロセスから受け入れられ、周囲温度を有する測定装置上に置かれ、
    (a)前記工作物の1つ、または前記工作物に近似するサイズ及び形状の複数の特徴を有する加工物を、参照工作物として、前記測定装置上で測定して、前記参照工作物の測定された寸法値を生み出すステップと、
    (b)前記寸法値の較正された値を、前記測定装置の外部の供給源から得るステップと、
    (c)前記参照工作物の測定された寸法値を対応する較正された値に関連付ける、誤差マップまたはルックアップテーブルまたは誤差関数を生成するステップと
    を含み、
    前記参照工作物は、前記周囲温度とは異なる非周囲温度で測定され、
    前記生成された誤差マップまたはルックアップテーブルまたは誤差関数は、前記非周囲温度で前記測定された寸法値に関連することを特徴とする方法。
  2. さらなる前記一連の工作物は、前記測定装置上で測定され、測定された寸法値を生み出し、前記一連の工作物の各々は、各工作物の前記非周囲温度が反復可能であることを提供する反復可能な手法で、製造プロセスから受け入れられ、前記測定装置上に置かれることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 反復可能な前記非周囲温度は、所定の許容範囲内において反復可能であることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記さらなる一連の工作物の前記測定された寸法値は、前記誤差マップまたは前記ルックアップテーブルまたは前記誤差関数を用いて補正されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 前記さらなる一連の工作物は、前記測定装置上で前記非周囲温度の所定の許容範囲内において測定され、前記参照工作物の寸法値に対応する測定された寸法値を生み出し、前記さらなる一連の工作物の測定された前記寸法値は、前記誤差マップまたは前記ルックアップテーブルまたは前記誤差関数を用いて補正されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記一連の工作物の各々は、各々の前記工作物の温度が前記所定の許容範囲内にあることを提供する反復可能な手法で、前記製造プロセスから受け入れられ、前記測定装置上に置かれることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記製造プロセスから受け入れられた前記工作物の温度を制御または調整して、前記工作物の前記温度のドリフトを減少または防止するステップを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  8. ステップ(c)において生成された前記誤差マップまたは前記ルックアップテーブルまたは前記誤差関数は、ステップ(a)における前記非周囲温度における前記参照工作物の前記測定された寸法値を前記対応する較正された値に関連付けることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. ステップ(a)は、ステップ(b)の前に実施されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 前記較正された値は、参照温度において前記参照工作物を較正することにより取得されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 前記誤差マップまたは前記ルックアップテーブルまたは前記誤差関数は、熱膨張係数を使用して、前記参照工作物の前記測定された寸法値を、ステップ(a)と異なる温度における対応する較正された値に関連付けることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. さらなる前記一連の工作物の温度を計測するステップを含み、前記一連の工作物の温度が所定の許容範囲内を上回る分だけ前記非周囲温度とは異なる場合、
    前記参照工作物を新しい温度で再測定して、前記参照工作物の新しい寸法値を生み出すステップと、
    前記新しい温度における測定された前記新しい寸法値を前記対応する較正された値に関連付ける、新しい誤差マップまたは新しいルックアップテーブルまたは新しい誤差関数を生成するステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  13. 実質的にまたは公称的に同一の一連の工作物を測定する方法であって、前記一連の工作物の各々は製造プロセスから受け入れられ、周囲温度を有する測定装置上に置かれ、
    (a)前記工作物の1つ、または前記工作物に近似するサイズ及び形状の複数の特徴を有する加工物を、参照工作物として、前記測定装置上で測定して、前記参照工作物の測定された寸法値を生み出すステップと、
    (b)前記寸法値の較正された値を、前記測定装置の外部の供給源から得るステップと、
    (c)前記参照工作物の測定された寸法値を対応する較正された値に関連付ける、誤差マップまたはルックアップテーブルまたは誤差関数を生成するステップと
    を含み、
    前記参照工作物は、前記周囲温度とは異なる非周囲温度で測定され、
    前記生成された誤差マップまたはルックアップテーブルまたは誤差関数は、前記非周囲温度で前記測定された寸法値に関連し、
    当該方法は、
    さらなる前記一連の工作物の温度を測定し、前記一連の工作物の温度が所定の許容範囲内を上回る分だけ前記非周囲温度と異なる場合、
    前記参照工作物を新しい温度で再測定して、前記参照工作物の新しい寸法値を生み出すステップと、
    前記新しい温度における測定された前記新しい寸法値を前記対応する較正された値に関連付ける、新しい誤差マップまたは新しいルックアップテーブルまたは新しい誤差関数を生成するステップと
    をさらに含むことを特徴とする方法。
  14. 前記参照工作物は、前記非周囲温度と異なる第2の温度において再計測され、第3の温度における参照工作物の寸法値を、前記非周囲温度と前記第2の温度との間の補間によって、またはそこからの補外によって、較正する較正された値に関連付ける誤差マップまたはルックアップテーブルまたは誤差関数が生み出されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  15. 前記測定装置の周囲または環境温度を監視し、前記周囲または環境温度が所定の許容範囲内を上回る分だけ変化した場合、
    前記参照工作物を再測定して、前記参照工作物の新しい寸法値を生み出すステップと、
    変化した周囲温度における測定された前記新しい寸法値を前記対応する較正された値に関連付ける、新しい誤差マップまたは新しいルックアップテーブルまたは新しい誤差関数を生成するステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  16. 再測定する前に、前記参照工作物を温度維持デバイスに保管するステップを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  17. 前記温度維持デバイスは、加熱デバイスであることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 前記温度維持デバイスは、冷却デバイスであることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  19. 前記温度維持デバイスを調整して、前記参照工作物の温度を前記さらなる一連の工作物の測定された温度に合わせて所定の許容範囲内で調整することを特徴とする請求項16に記載の方法。
  20. 前記さらなる一連の工作物の温度を測定し、前記さらなる一連の工作物の温度が所定の許容範囲内を上回る分だけ前記非周囲温度と異なる場合、
    前記さらなる一連の工作物を、新しい参照工作物として、前記測定装置上で非周囲温度において測定して、前記新しい参照工作物の測定された寸法値を生み出すステップと、
    前記寸法値の較正された値を、前記測定装置の外部の供給源から得るステップと、
    非周囲温度における前記新しい参照工作物の測定された寸法値を対応する較正された値に関連付ける、新しい誤差マップまたは新しいルックアップテーブルまたは新しい誤差関数を生成するステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  21. 実質的にまたは公称的に同一の一連の工作物を測定する方法であって、前記一連の工作物の各々は製造プロセスから受け入れられ、周囲温度を有する測定装置上に置かれ、
    (a)前記工作物の1つ、または前記工作物に近似するサイズ及び形状の複数の特徴を有する加工物を、参照工作物として、前記測定装置上で測定して、前記参照工作物の測定された寸法値を生み出すステップと、
    (b)前記寸法値の較正された値を、前記測定装置の外部の供給源から得るステップと、
    (c)前記参照工作物の測定された寸法値を対応する較正された値に関連付ける、誤差マップまたはルックアップテーブルまたは誤差関数を生成するステップと
    を含み、
    前記参照工作物は、前記周囲温度とは異なる非周囲温度で測定され、
    前記生成された誤差マップまたはルックアップテーブルまたは誤差関数は、前記非周囲温度で前記測定された寸法値に関連し、
    当該方法は、
    さらなる前記一連の工作物の温度を測定し、前記一連の工作物の温度が所定の許容範囲内を上回る分だけ前記非周囲温度と異なる場合、
    前記測定装置上で前記参照工作物を新しい温度で新しい参照工作物としてさらに測定して、前記新しい参照工作物の測定された寸法値を生み出すステップと、
    前記寸法値の較正された値を、前記測定装置の外部の供給源から得るステップと、
    前記新しい参照工作物の前記測定された寸法値を前記対応する較正された値に関連付ける、新しい誤差マップまたは新しいルックアップテーブルまたは新しい誤差関数を生成するステップと
    をさらに含むことを特徴とする方法。
  22. 前記工作物の前記温度は、知られているまたは較正された長さを有し、熱膨張による温度の参照を提供する前記工作物の特徴を測定することにより測定されることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  23. 非周囲温度内において計測する前に、温度維持デバイス内に前記参照工作物を保管することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  24. 前記温度維持デバイスは、加熱デバイスであることを特徴とする請求項23に記載の方法。
  25. 前記温度維持デバイスは冷却デバイスであることを特徴とする請求項23に記載の方法。
  26. 前記製造プロセスは、機械の道具上での切断プロセスを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  27. 前記非周囲温度は、環境温度よりも熱いことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  28. 前記非周囲温度は、周囲環境温度よりも冷たいことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  29. ステップ(b)における前記較正された値は、前記測定装置の外部の前記参照工作物を測定することにより取得されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  30. ステップ(b)における前記較正された値は、分離した座標測定機上の前記参照工作物を測定することにより取得されることを特徴とする請求項29に記載の方法。
  31. ステップ(b)における前記較正された値は、前記参照工作物の公称的な設計値または座標点から取得されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  32. 請求項1に記載の方法を実行するように構成された測定装置。
  33. 装置に請求項1に記載の方法を実行させるように構成された、前記装置のためのプログラム。
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