JP6420247B2 - ゲムシタビンプロドラッグ及びその使用 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、米国仮出願第61/725,643号(2012年11月13日)の優先権を主張し、そして当該出願は、その全体について参照として本願明細書において援用される。
連邦政府資金による研究開発下でなされた発明に対する権利に関する陳述
該当なし
コンパクトディスクによって提出される「配列一覧」、表又はコンピュータプログラム一覧付録の参照
該当なし
ゲムシタビンは、非小細胞肺癌、膵臓癌、膀胱癌、卵巣癌、及び乳癌を含む癌の処置のために効果的に使用されるヌクレオシド類縁体(analogue)である。多くの臨床現場でのゲムシタビンの証明された有効性にもかかわらず、薬剤は、副作用、例えば、インフルエンザ様症状、下痢、虚弱、口のびらん、及び息切れなどとまた関連する。ゲムシタビンに基づく化学療法レジメンの利益を最大にし、そして安全性及び耐性を改善するために、ゲムシタビンの新規形態が必要である。驚くべきことに効果的なゲムシタビン誘導体を提供する本願発明は、この及び他のニーズを満たす。
一態様では、本願発明は、以下の式(I):
の化合物及びその医薬的に許容される塩を提供する。式(I)の化合物について、R1 が-C(=O)-(CH −3−ピリジル、及びR がHであるとき、R は、H、エトキシカルボニル、ブチルオキシカルボニル、2−メチルプロピルオキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニル、ヘプチルオキシカルボニル、又は2−メトキシエチルオキシカルボニルであり、あるいは、
がH、及びR が-C(=O)-(CH −3−ピリジルであるとき、R 3 は、エトキシカルボニル、ブチルオキシカルボニル、2−メチルプロピルオキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニル、又はヘプチルオキシカルボニルである
第二態様では、本願発明は、医薬的に許容される担体及び1つ以上の上記式(I)による化合物、そのプロドラッグ、又はその化合物及びプロドラッグの医薬的に許容される塩を含む医薬組成物を提供する。
第三態様では、本願発明は、癌細胞の増殖を阻害するための方法を提供する。本方法は、細胞と効果的な量の本願発明の化合物とを接触させることを含む。
第四態様では、癌を処置するための方法を提供する。本方法は、対象に効果的な量の本願発明の医薬組成物を投与することを含む。
図1は、5’O‐誘導体化ゲムシタビンプロドラッグの調製のための合成経路を示す。 図2は、N4‐5’O‐誘導体化ゲムシタビンプロドラッグの調製のための合成経路を示す。 図3は、3’O‐N4‐誘導体化ゲムシタビンプロドラッグの調製のための合成経路を示す。
I.定義
本願明細書中で使用される場合、用語「プロドラッグ(prodrug)」は、投与後、インビボでの、化学的プロセス又は生理的プロセス(例えば、プロドラッグが、生理的pHへの到達又は酵素反応を通じて、生物学的に活性な化合物に変換される)を介して、生物学的に活性な化合物を放出する前駆体化合物を意味する。プロドラッグ自体は、所望する生物学的活性を失っていても、有していてもよい。
本願明細書中で使用される場合、用語「塩(salt)」は、本願発明の化合物の酸性塩又は塩基性塩を意味する。医薬的に許容される塩の例は、鉱酸塩(塩酸、臭化水素酸、リン酸などを使用して調製される)、有機酸塩(酢酸、プロピオン酸、グルタミン酸、クエン酸、メタンスルホン酸、マレイン酸などを使用して調製される)及び第四級アンモニウム塩(ヨウ化メチル、ヨウ化エチルなどを使用して調製される)である。医薬的に許容される塩は、非毒性であることが理解される。適切な医薬的に許容される塩の追加情報は、Remington:The Science & Practice of Phamacy,20th ed.,Lippincott Williams & Wilkins,Philadelphia,Pa.,2000に記載されており、参照により本願明細書中に組み込まれる。
酸性化合物の塩は、塩基、すなわち、カチオン種、例えば、アルカリ及びアルカリ土類金属カチオン(例えば、ナトリウム、リチウム、カリウム、カルシウム、及びマグネシウムイオン)、並びにアンモニウムカチオン(例えば、アンモニウム、トリメチルアンモニウム、ジメチルアンモニウム、及びトリス‐(ヒドロキシメチル)‐メチル‐アンモニウムイオン)などで形成される。塩基性化合物の塩は、鉱酸、有機カルボン酸、有機スルホン酸などで形成される塩である。化合物の中性形態は、従来の方式で、塩と塩基又は酸とを接触させ、そして親化合物を単離することによって再生される。化合物の親形態は、特定の物理的特性、例えば、極性溶媒における溶解性などについて、様々な塩形態と異なるが、その他の点では、塩は、本願発明の目的で、化合物の親形態と同等である。
本願明細書中で使用される場合、用語「アリール(aryl)」は、任意の適切な数の環原子及び任意の適切な数の環を有する芳香環系を意味する。アリール基は、任意の適切な数の環原子、例えば、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15又は16の環原子、並びに6〜10、6〜12、又は6〜14の環員を含んでもよい。アリール基は、単環でもよく、縮合して二環又は三環を形成してもよく、又は結合によって結合してビアリール基を形成してもよい。典型的なアリール基は、フェニル、ナフチル及びビフェニルが挙げられる。他のアリール基は、メチレン結合基を有する、ベンジルが挙げられる。いくつかのアリール基は、6〜12の環員を有し、例えば、フェニル、ナフチル又はビフェニルである。他のアリール基は、6〜10の環員を有し、例えば、フェニル、ナフチルである。他のいくつかのアリール基は、6の環員を有し、例えば、フェニルである。「置換されたアリール(substituted aryl)」基は、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、アシル、ニトロ、シアノ、及びアルコキシから選択される1つ以上の基で置換されてもよい。
アリール基はまた、ヘテロアルキル基を含む。「ヘテロアルキル(Heteroaryl)」は、5〜16の環原子を含む、単環又は縮合二環又は三環の芳香環アセンブリを意味し、ここで、1〜5の環原子は、ヘテロ原子、例えば、N、O又はSである。追加のヘテロ原子がまた有用であり、限定されないが、B、Al、Si及びPであってもよい。ヘテロ原子はまた、例えば、限定されないが、‐S(O)‐及び‐S(O)2‐を含む基において酸化されてもよい。ヘテロアリール基は、任意の数の環原子、例えば、3〜6、4〜6、5〜6、3〜8、4〜8、5〜8、6〜8、3〜9、3〜10、3〜11、又は3〜12の環員を含んでもよい。任意の適切な数のヘテロ原子が、ヘテロアリール基中に含まれてもよく、例えば、1、2、3、4又は5、又は1〜2、1〜3、1〜4、1〜5、2〜3、2〜4、2〜5、3〜4、又は3〜5である。ヘテロアリール基は、5〜8の環員及び1〜4のヘテロ原子、又は5〜8の環員及び1〜3のヘテロ原子、又は5〜6の環員及び1〜4のヘテロ原子、又は5〜6の環員及び1〜3のヘテロ原子を有してもよい。ヘテロアリール基は、ピロリル、ピリジニル(2‐、3‐及び4‐異性体)、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、トリアジニル(1,2,3‐、1,2,4‐及び1,3,5‐異性体)、チオフェニル、フラニル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、及びイソオキサゾリルなどの基を含んでもよい。ヘテロアリール基は、また、芳香環系、フェニル環などと縮合して、限定されないが、ベンゾピロール、例えば、インドリル及びイソインドリル、ベンゾピリジン、例えば、キノリニル及びイソキノリニル、ベンゾピラジニル(キノキサリン)、ベンゾピリミジニル(キナゾリン)、ベンゾピリダジン、例えば、フタラジニル及びシノリニル、ベンゾリオフェニル、及びベンゾフラニルを含むメンバーを形成してもよい。他のヘテロアリール基は、結合によって結合されたヘテロアリール環を含み、例えば、ビピリジニルなどである。「置換されたヘテロアリール(substituted heteroaryl)」基は、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、アシル、ニトロ、シアノ、及びアルコキシから選択される1つ以上の基で置換されてもよい。
本願明細書中で使用される場合、用語「アルキル(alkyl)」は、1〜約10の炭素原子を有する、直鎖又は分岐の、飽和の、脂肪族ラジカルを意味する。アルキルは、任意の数の炭素、例えば、C1‐2、C1‐3、C1‐4、C1‐5、C1‐6、C1‐7、C1‐8、C1‐9、C1‐10、C2‐3、C2‐4、C2‐5、C2‐6、C3‐4、C3‐5、C3‐6、C4‐5、C4‐6及びC5‐6を含んでもよい。例えば、C1‐6アルキルは、限定されないが、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec‐ブチル、tert‐ブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシルなどが挙げられる。アルキルは、また、20の炭素原子までを有するアルキル基を意味し、限定されないが、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどが挙げられる。「置換されたアルキル(substituted alkyl)」基は、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、アシル、ニトロ、シアノ、及びアルコキシから選択される1つ以上の基でもよい。
本願明細書中で使用される場合、用語「アルケニル(alkenyl)」は、少なくとも2の炭素原子及び少なくとも1の炭素‐炭素二重結合を有する、直鎖又は分岐の炭化水素を意味する。アルケニルは、任意の数の炭素、例えば、C2、C2‐3、C2‐4、C2‐5、C2‐6、C2‐7、C2‐8、C2‐9、C2‐10、C3、C3‐4、C3‐5、C3‐6、C4、C4‐5、C4‐6、C5、C5‐6、C6を含んでもよい。アルケニル基は、任意の適切な数の二重結合を有してもよく、限定されないが、1、2、3、4、5又はそれ以上である。アルケニル基の例は、限定されないが、ビニル(エテニル)、プロペニル、イソプロペニル、1‐ブテニル、2‐ブテニル、イソブテニル、ブタジエニル、1‐ペンテニル、2‐ペンテニル、イソペンテニル、1,3‐ペンタジエニル、1,4‐ペンタジエニル、1‐ヘキセニル、2‐ヘキセニル、1,3‐ヘキサジエニル、1,4‐ヘキサジエニル、1,5‐ヘキサジエニル、2,4‐ヘキサジエニル、又は1,3,5‐ヘキサトリエニルが挙げられる。「置換されたアルケニル(substituted alkenyl)」基は、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、アシル、ニトロ、シアノ、及びアルコキシから選択される1つ以上の基で置換されてもよい。
本願明細書中で使用される場合、用語「アルキニル(alkynyl)」は、少なくとも2の炭素原子及び少なくとも1の炭素‐炭素三重結合を有する、直鎖又は分岐のいずれかの、炭化水素を意味する。アルキニルは、任意の数の炭素、例えば、C2、C2‐3、C2‐4、C2‐5、C2‐6、C2‐7、C2‐8、C2‐9、C2‐10、C3、C3‐4、C3‐5、C3‐6、C4、C4‐5、C4‐6、C5、C5‐6、C6を含んでもよい。アルキニル基の例は、限定されないが、アセチレニル、プロピニル、1‐ブチニル、2‐ブチニル、イソブチニル、sec‐ブチニル、ブタジイニル、1‐ペンチニル、2‐ペンチニル、イソペンチニル、1,3‐ペンタジイニル、1,4‐ペンタジイニル、1‐ヘキシニル、2‐ヘキシニル、3‐ヘキシニル、1,3‐ヘキサジイニル、1,4‐ヘキサジイニル、1,5‐ヘキサジイニル、2,4‐ヘキサジイニル、又は1,3,5‐ヘキサトリイニルが挙げられる。「置換されたアルキニル(substituted alkynyl)」基は、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、アシル、ニトロ、シアノ、及びアルコキシから選択される1つ以上の基で置換されてもよい。
本願明細書中で使用される場合、用語「アリールアルキル(arylalkyl)」は、アルキル構成部分及びアリール構成部分を有するラジカルを意味し、ここで、アルキル構成部分は、付着点で、アリール構成部分を結合する。アルキル構成部分は、アルキル構成部分が、付着点で、アリール構成部分と結合するために、少なくとも2価(すなわち、アルキレン)であること以外は、上で定義した通りである。アルキル構成部分は、任意の数の炭素、例えば、C1‐6、C1‐2、C1‐3、C1‐4、C1‐5、C1‐6、C2‐3、C2‐4、C2‐5、C2‐6、C3‐4、C3‐5、C3‐6、C4‐5、C4‐6、及びC5‐6、C6を含んでもよい。アリール構成部分は、上で定義した通りである。アリールアルキル基の例は、限定されないが、ベンジル及びエチル‐ベンゼンが挙げられる。「置換されたアリールアルキル(substituted arylalkyl)」基は、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、アシル、ニトロ、シアノ、及びアルコキシから選択される1つ以上の基で置換されてもよい。
本願明細書中で使用される場合、用語「シクロヘテロアルキル(cycloheteroalkyl)」は、3〜12の環員及びN、O及びSの1〜4のヘテロ原子を有する、飽和環系を意味する。追加のヘテロ原子がまた有用であり、限定されないが、B、Al、Si及びPであってもよい。ヘテロ原子はまた、例えば、限定されないが、‐S(O)‐及び‐S(O)2‐を含む基において酸化されてもよい。シクロヘテロアルキル基は、任意の数の環原子、例えば、3〜6、4〜6、5〜6、3〜8、4〜8、5〜8、6〜8、3〜9、3〜10、3〜11、又は3〜12の環員を含んでもよい。任意の適切な数のヘテロ原子が、シクロヘテロアルキル基中に含まれてもよく、例えば、1、2、3、又は4、又は1〜2、1〜3、1〜4、2〜3、2〜4、又は3〜4であってもよい。シクロヘテロアルキル基は、例えば、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、アゼパニル、アゾカニル、キヌクリジニル、ピラゾリジニル、イミダゾリジニル、ぴペラジニル(1,2‐、1,3‐及び1,4‐異性体)、オキシラニル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、オキサニル(テトラヒドロフラニル)、オキセパニル、チイラニル(thiiranyl)、チエタニル、チオラニル(テトラヒドロチオフェニル)、チアニル(テトラヒドロチオピラニル)、オキサゾリジニル、イソオキサリジニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、ジオキソラニル、ジチオラニル、モルホリノ、チオモルホリノ、ジオキサニル、又はジチアニルなとの基が挙げられる。シクロヘテロアルキル基は、また、芳香環系又は非芳香環系と縮合して、限定されないが、インドリニルを含むメンバーを形成してもよい。シクロヘテロアルキル基は、非置換され又は置換されてもよい。置換されたシクロヘテロアルキル(substituted cycloheteroalkyl)」基は、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、アシル、ニトロ、シアノ、及びアルコキシから選択される1つ以上の基で置換されてもよい。
本願明細書中で使用される場合、用語「ヘテロアルキル(heteroalkyl)」は、任意の適切な長さの及び1〜3のヘテロ原子、例えば、N、O及びSを有する、アルキル基を意味する。追加のヘテロ原子がまた有用であり、限定されないが、B、Al、Si及びPであってもよい。ヘテロ原子はまた、例えば、限定されないが、‐S(O)‐及び‐S(O)2‐を含む基において酸化されてもよい。ヘテロアルキルは、例えば、エーテル、チオエーテル及びアルキル‐アミンが挙げられる。ヘテロアルキルのヘテロ原子部分は、アルキル基の水素を置換して、ヒドロキシ、チオ又はアミノ基を形成してもよい。あるいは、ヘテロ原子部分は、連結原子(connecting atom)であってもよく、又は2の炭素原子間に挿入されてもよい。置換されたヘテロアルキル(substituted heteroalkyl)」基は、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、アシル、ニトロ、シアノ、及びアルコキシから選択される1つ以上の基で置換されてもよい。
本願明細書中で使用される場合、用語「アルコキシ(alkoxy)」は、付着点で(すなわち、アルキル‐O‐)、アルキル基を結合する酸素原子を有する、上で定義された通りの、アルキル基を意味する。アルコキシ基は、任意の適切な数の炭素原子、例えば、C1‐6を有してもよい。アルコキシ基は、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、2‐ブトキシ、イソブトキシ、SEC‐ブトキシ、tert‐ブトキシ、ペントキシ、ヘキソキシなどが挙げられる。
本願明細書中で使用される場合、用語「アシル(acyl)」は、単独で又は他の置換基の部分として、カルボキシル基の炭素原子に結合する、上で定義された通りの、アルキル基を含むラジカルを意味し、カルボニル炭素原子はさらに、ラジカルの付着点である。
本願明細書中で使用される場合、用語「アミノ(amino)」は、単独で又は他の置換基の部分として、水素及び炭素から選択される2又は3の原子に結合する窒素原子を含むラジカルを意味し、窒素原子はさらに、ラジカルの付着点である。
本願明細書中で使用される場合、用語「アミド(amido)」は、単独で又は他の置換基の部分として、アミノ基の窒素原子に結合する、上の定義された通りの、アシル基を含むラジカルを意味し、カルボニル炭素原子又は窒素原子はさらに、ラジカルの付着点である。
本願明細書中で使用される場合、用語「組成物(composition)」は、特定の量で、特定の成分を含む製品、及び直接的又は間接的に、特定の量での特定の成分の組み合わせに由来する、任意の製品を包含することを意図する。「医薬的に許容される(pharmaceutically acceptable)」によって、組成物中の担体、希釈剤、又は賦形剤は、他の成分と適合しなければならず、そしてそのレシピエントに有害でないことを意味する。
本願明細書中で使用される場合、用語「医薬的に許容される担体(pharmaceutically acceptable carrier)」は、対象への活性薬剤の投与及び対象による吸収を助ける物質を意味する。本願発明において有用である医薬担体は、限定されないが、結合剤、充填剤、崩壊剤、潤滑剤、コーティング剤、甘味料、香料及び着色料が挙げられる。当業者は、他の医薬担体が、本願発明において有用であることを理解する。
本願明細書中で使用される場合、用語「処置する(treat)」、「処置すること(treating)」及び「処置(treatment)」は、癌又は癌に関連する損傷、病状、状態、若しくは症状(例えば、疼痛)の処置における成功又は改善の任意の兆候を意味し、任意の客観的な又は主観的なパラメータ、例えば、軽減;緩和;症状の減少又は患者にとってより耐えられる症状、損傷、病状又は状態にすること;症状又は状態の頻度又は持続を減少させること;又は場合によっては、症状又は状態の発症を妨げることなどが挙げられる。症状の処置又は改善は、任意の客観的な又は主観的なパラメータに基づいてもよく、例えば、身体検査の結果などが挙げられる。
本願明細書中で使用される場合、用語「癌(cancer)」は、固形癌、リンパ腫、及び白血病を含む健康状態を意味する。様々な種類の癌の例は、限定されないが、肺癌(例えば、非小細胞肺癌又はNSCLC)、卵巣癌、前立腺癌、大腸癌、肝臓癌(すなわち、肝細胞癌)、腎臓癌(すなわち、腎細胞癌)、膀胱癌、乳癌、甲状腺癌、胸膜癌、膵臓癌、子宮癌、子宮頸癌、精巣癌、肛門癌、胆管癌、消化管カルチノイド腫瘍、食道癌、胆嚢癌、虫垂癌、小腸癌、胃(胃(gastric))癌、中枢神経系の癌、皮膚癌、絨毛癌、頭頸部癌、血液癌、骨肉腫、線維肉腫、神経芽細胞種、神経膠腫、黒色腫、B細胞リンパ腫、非ホジキンリンパ腫、バーキットリンパ腫、小細胞リンパ腫、大細胞リンパ腫、単球性白血病、骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病、及び多発性骨髄腫が挙げられる。
本願明細書中で使用される場合、用語「対象(subject)」は、動物、例えば、哺乳動物、例えば、限定されないが、霊長類(例えば、ヒト)、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、イヌ、ネコ、ウサギ、ラット、マウスなどが挙げられる。特定の実施態様では、対象は、ヒトである。
本願明細書中で使用される場合、用語「投与すること(administering)」は、対象への本願発明の化合物又は組成物の経口、局所、非経口、腹腔内、筋肉内、病巣内、鼻腔内、皮下、又は髄腔内投与、及び坐薬又は徐放装置、例えば、ミニ浸透圧ポンプの埋め込みを介した投与を意味する。
本願明細書中で使用される場合、用語「有効量(effective amount)」は、治療効果を生じさせる投与される化合物又は組成物の量を意味する。正確な量は、処置の目的に依拠し、そして公知技術を使用する当業者によって確かめることが可能である(例えば、Lieberman,Pharmaceutical Dosage Forms(vols.1‐3,1992);Lloyd,The Art,Science and Technology of Pharmaceutical Compounding(1999);Pickar,Dosage Calculations(1999);及びRemington:The Science and Practice of Pharmacy,20th Edition,2003,Gennaro,Ed.,Lippincott,Williams & Wilkinsを参照)。感作細胞において、治療有効量は、非感作細胞に対する従来の治療有効量よりも、しばしば低くすることができる。
II.ゲムシタビンプロドラッグ
一態様では、本願発明は、以下の式(I):
化合物及びその医薬的に許容される塩を提供する。式(I)の化合物について、R1 が-C(=O)-(CH −3−ピリジル、及びR がHであるとき、R 3 は、H、エトキシカルボニル、ブチルオキシカルボニル、2−メチルプロピルオキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニル、ヘプチルオキシカルボニル、又は2−メトキシエチルオキシカルボニルであり、あるいは、
1 がH、及びR が-C(=O)-(CH −3−ピリジルであるとき、R 3 は、エトキシカルボニル、ブチルオキシカルボニル、2−メチルプロピルオキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニル、又はヘプチルオキシカルボニルである
いくつかの実施態様では、R1及びR2は、H、‐C(=O)‐(CH22‐Ar及び‐C(=O)‐(CH2n‐C(=O)‐NH‐フェニルから独立して選択され、ここで、Arは、フェニル又は3‐ピリジルであり;そして下付き文字nは、2、4又は6である。いくつかの実施態様では、R2及びR3は、Hである。いくつかの実施態様では、R1はHであり、そしてR2及びR3はH以外である。いくつかの実施態様では、R3がH以外の場合、R4は、アルキル及び置換されたアルキルから選択される。いくつかの実施態様では、R3がH以外の場合、R4は、C1〜C8アルキルである。いくつかの実施態様では、R3がH以外の場合、R4は、C3〜C8ヘテロアルキルである。
いくつかの実施態様では、R2はHであり、そしてR3はC1‐8アルキルオキシカルボニル又はC3‐8ヘテロアルキルオキシカルボニルである。そのような実施態様では、R1は、アリール‐アシル、ヘテロアリール‐アシル、アリールアミド‐アシル、又はヘテロアリールアミド‐アシルであってもよい。いくつかの実施態様では、R1は、(3‐アリール)プロパノイル、(3‐ヘテロアリール)プロパノイル、4‐アリールアミノ‐4‐オキソ‐ブタノイル、6‐アリールアミノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイル、8‐アリールアミノ‐8‐オキソ‐オクタノイル、4‐ヘテロアリールアミノ‐4‐オキソ‐ブタノイル、6‐ヘテロアリールアミノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイル、及び8‐ヘテロアリールアミノ‐8‐オキソ‐オクタノイルであってもよい。
いくつかの実施態様では、R2はHであり、そしてR3はアルキルオキシカルボニルである。いくつかのそのような実施態様では、R1は、3‐フェニル‐プロパノイル、3‐(3‐ピリジル)‐プロパノイル、4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイル、6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイル、又は8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルであってもよい。
いくつかの実施態様では、R2はHであり、そしてR3はエトキシカルボニルである。そのような実施態様では、R1は、3‐フェニル‐プロパノイル、3‐(3‐ピリジル)‐プロパノイル、4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイル、6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイル、又は8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルであってもよい。
いくつかの実施態様では、R2はHであり、R3はn‐ブチルオキシカルボニルである。そのような実施態様では、R1は、3‐フェニル‐プロパノイル、3‐(3‐ピリジル)‐プロパノイル、4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイル、6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイル、又は8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルであってもよい。
いくつかの実施態様では、R2はHであり、そしてR3はイソブチルオキシカルボニルである。そのような実施態様では、R1は、3‐フェニル‐プロパノイル、3‐(3‐ピリジル)‐プロパノイル、4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイル、6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイル、又は8‐アニリノ‐オクタノイルであってもよい。
いくつかの実施態様では、R2はHであり、そしてR3はn‐ペンチルオキシカルボニルである。そのような実施態様では、R1は、3‐フェニル‐プロパノイル、3‐(3‐ピリジル)‐プロパノイル、4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイル、6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイル、又は8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルであってもよい。
いくつかの実施態様では、R2はHであり、そしてR3はn‐ヘキシルオキシカルボニルである。そのような実施態様では、R1は、3‐フェニル‐プロパノイル、3‐(3‐ピリジル)‐プロパノイル、4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイル、6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイル、又は8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルであってもよい。
いくつかの実施態様では、R2はHであり、そしてR3はn‐ヘプチルオキシカルボニルである。そのような実施態様では、R1は、3‐フェニル‐プロパノイル、3‐(3‐ピリジル)‐プロパノイル、4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイル、6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイル、又は8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルであってもよい。
いくつかの実施態様では、R2はHであり、そしてR3はC3‐8ヘテロアルキルカルボニルである。そのような実施態様では、R1は、3‐フェニル‐プロパノイル、3‐(3‐ピリジル)‐プロパノイル、4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイル、6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイル、又は8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルであってもよい。
いくつかの実施態様では、R2はHであり、そしてR3は(2‐メトキシ)エチルオキシカルボニルである。そのような実施態様では、R1は、3‐フェニル‐プロパノイル、3‐(3‐ピリジル)‐プロパノイル、4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイル、6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイル、又は8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルであってもよい。
いくつかの実施態様では、R1はHであり、そしてR3はC1‐8アルキルオキシカルボニル又はC3‐8ヘテロアルキルオキシカルボニルである。そのような実施態様では、R2は、アリール‐アシル、ヘテロアリール‐アシル、アリールアミド‐アシル、又はヘテロアリールアミド‐アシルであってもよい。いくつかの実施態様では、R2は、(3‐アリール)プロパノイル、(3‐ヘテロアリール)プロパノイル、4‐アリールアミノ‐4‐オキソ‐ブタノイル、6‐アリールアミノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイル、8‐アリールアミノ‐8‐オキソ‐オクタノイル、4‐ヘテロアリールアミノ‐4‐オキソ‐ブタノイル、6‐ヘテロアリールアミノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイル、及び8‐ヘテロアリールアミノ‐8‐オキソ‐オクタノイルであってもよい。
いくつかの実施態様では、R1はHであり、そしてR3はC1‐8アルキルオキシカルボニルである。そのような実施態様では、R2は、3‐フェニル‐プロパノイル、3‐(3‐ピリジル)‐プロパノイル、4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイル、6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイル、又は8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルであってもよい。
いくつかの実施態様では、R1はHであり、そしてR3は、エトキシカルボニルである。そのような実施態様では、R2は、3‐フェニル‐プロパノイル、3‐(3‐ピリジル)‐プロパノイル、4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイル、6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイル、又は8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルであってもよい。
いくつかの実施態様では、R1はHであり、そしてR3はn‐ブチルオキシカルボニルである。いくつかの実施態様では、R2は、3‐フェニル‐プロパノイル、3‐(3‐ピリジル)‐プロパノイル、4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイル、6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイル、又は8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルであってもよい。
いくつかの実施態様では、R1はHであり、そしてR3はイソブチルオキシカルボニルである。そのような実施態様では、R2は、3‐フェニル‐プロパノイル、3‐(3‐ピリジル)‐プロパノイル、4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイル、6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイル、又は8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルであってもよい。
いくつかの実施態様では、R1はHであり、そしてR3はn‐ペンチルオキシカルボニルである。そのような実施態様では、R2は、3‐フェニル‐プロパノイル、3‐(3‐ピリジル)‐プロパノイル、4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイル、6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイル、又は8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルであってもよい。
いくつかの実施態様では、R1はHであり、そしてR3はn‐ヘキシルオキシカルボニルである。そのような実施態様では、R2は、3‐フェニル‐プロパノイル、3‐(3‐ピリジル)‐プロパノイル、4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイル、6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイル、又は8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルであってもよい。
いくつかの実施態様では、R1はHであり、そしてR3はn‐ヘプチルオキシカルボニルである。そのような実施態様では、R2は、3‐フェニル‐プロパノイル、3‐(3‐ピリジル)‐プロパノイル、4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイル、6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイル、又は8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルであってもよい。
いくつかの実施態様では、R1はHであり、そしてR3はC3‐8ヘテロアルキルカルボニルである。そのような実施態様では、R2は、3‐フェニル‐プロパノイル、3‐(3‐ピリジル)‐プロパノイル、4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイル、6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイル、又は8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルであってもよい。
いくつかの実施態様では、R1はHであり、そしてR3はn‐(2‐メトキシ)エチルオキシカルボニルである。そのような実施態様では、R2は、3‐フェニル‐プロパノイル、3‐(3‐ピリジル)‐プロパノイル、4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイル、6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイル、又は8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルであってもよい。
本願発明の化合物は、図1、2及び3に示される方法により作ることができる。これらのスキームは、本願発明の化合物を合成することができるいくつかの方法の単なる例示であり、そしてこれらのスキームに対する様々な変更を行うことができ、そして本開示を参照した当業者に示唆されるであろう。
これらの化合物を調製するために使用される出発材料及び試薬は、商用品製造業者から入手可能であるか、又は例えば、当業者に公知の方法、例えば、Fieser及びFieserのReagents for Organic Synthesis,Volumes 1‐17(John Wiley and Sons,1991);RoddのChemistry of Carbon Compounds,Volumes 1‐5 及びSupplementals(Elsevier Science Publishers,1989);Organic Reactions,Volumes 1‐40(John Wiley and Sons,1991),March’s Advanced Organic Chemistry,(John Wiley and Sons,4th Edition)及びLarockのComprehensive Organic Transformations (VCH Publishers Inc.,1989)などの文献中に記載された手順によって調製される。
出発材料及び反応中間体は、所望する場合、従来技術、限定されないが、濾過、蒸留、結晶化、クロマトグラフィーなどを使用して、単離及び精製することができる。そのような材料は、物理定数を測定することやスペクトルデータを取得することなどの従来の方法を使用して特徴付けることができる。
特記しない限り、本願明細書中に記載された反応は、約−78℃〜約150℃の温度範囲にわたって、大気圧で行われる。例えば、反応は、約0℃〜約125℃、又は約室温(周囲温度)、例えば、約20℃で行うことができる。
本願明細書中で以後記載される反応は、反応性官能基、例えば、ヒドロキシ、アミノ、イミノ、チオ又はカルボキシ基などを保護して、ここで、これらは最終産物において望ましいが、それらの反応における望まない関与を避ける必要があるかもしれない。従来の保護基は、標準的技法、例えば、T.W.Greene及びP.G.M.Wutsの「Protective Groups in Organic Chemistry」(John Wiley and Sons,1999)に従って、使用することができる。
III.医薬組成物
第二態様では、本願発明は、上記式(I)に従った化合物、そのプロドラッグ、又はその化合物及びプロドラッグの医薬的に許容される塩を1つ以上含む医薬組成物を提供する。
従って、本願発明のいくつかの実施態様は、任意の本願明細書中に記載された化合物、又はその医薬塩、及び医薬的に許容される担体を含む医薬組成物を提供する。本組成物は、また、式(I)の化合物のプロドラッグ、又はそのプロドラッグの医薬的に許容される塩を含むことができる。式(I)の化合物を含む組成物について、R1及びR2は、H、‐C(=O)‐(CH22‐アリール、及び‐C(=O)‐(CH2n‐C(=O)‐NH‐アリールから独立して選択され、ここでArは、アリール又はヘテロアリールであり、そしてR1及びR2の少なくとも1つが、H以外である。下付き文字nは、2〜6である。R3は、H及び‐C(=O)‐O‐R4から選択され;そしてR4は、アルキル、置換されたアルキル、アルケニル、置換されたアルケニル、アルキニル、置換されたアルキニル、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアルキル及び置換されたヘテロアルキルから選択される。
いくつかの実施態様では、R1及びR2は、H、‐C(=O)‐(CH22‐Ar、及び‐C(=O)‐(CH2n‐C(=O)‐NH‐フェニルから独立して選択され、ここでArは、フェニル又は3‐ピリジルであり;下付き文字nは、2、4又は6である。いくつかの実施態様では、R2及びR3は、Hである。いくつかの実施態様では、R2はHであり、そしてR1及びR3は、H以外である。いくつかの実施態様では、R1はHであり、そしてR2及びR3は、H以外である。いくつかの実施態様では、R3がH以外の場合、R4は、アルキル及び置換されたアルキルから選択される。
本願発明の化合物の投与のための医薬組成物は、医薬及び薬物送達の技術分野における任意の公知の方法によって調製することができる。本組成物は、単位剤形で、好都合に調製し及び/又は包装することができる。本組成物の調製方法は、活性成分と1つ以上の副成分を含む担体との結合をもたらすステップを含む。一般的に、医薬組成物は、有効成分と液体担体若しくは微粉化した固体担体又はそれらの両方との均一なそして密接な結合をもたらし、そしてその後、必要に応じて産物を所望の剤形に成形することによって、調製される。
医薬組成物は、医薬組成物は、無菌の注射可能な水溶液又は油性の懸濁液の形態であってもよい。この懸濁液は、既知の技術に従って、上述した適切な分散剤又は湿潤剤及び懸濁剤を使用して製剤化することができる。無菌の注射可能な調製物は、また、非毒性の非経口の希釈剤又は溶媒中の無菌の注射可能な溶液又は懸濁液、例えば、1,3‐ブタンジオール中の溶液であってもよい。使用することができる許容されるビヒクル及び溶媒は、水、リンゲル液、及び生理食塩液である。また、無菌の固定油は、溶媒又は懸濁媒体として好都合に使用される。この目的のために、任意のブランドの固定、例えば、合成モノ‐又はジグリセリドが、使用することができる。また、脂肪酸、例えば、オレイン酸が、注射可能な調製物において使用することができる。
水性懸濁液は、活性物質を、水性懸濁液の製造に適した賦形剤の混合において、含む。そのような賦形剤は、限定されないが、懸濁剤、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、油性プロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニル‐ピロリドン、トラガカントゴム、及びアカシアゴム;分散及び湿潤剤、例えば、レシチン、ステアリン酸ポリオキシエチレン、及びポリエチレンソルビタンモノオレエート;及び防腐剤、例えば、エチル、n‐プロピル、及びp‐ヒドロキシベンゾエートが挙げられる。
油性懸濁液は、植物油、例えば、ピーナツオイル、オリーブオイル、ゴマ油、又はココナッツオイル、ミネラルオイル、例えば、流動パラフィン中に、活性成分を懸濁することによって製剤化されてもよい。油性懸濁液は、増粘剤、例えば、蜜蝋、固形パラフィン又はセチルアルコールを含んでもよい。これらの組成物は、抗酸化剤、例えば、アスコルビン酸の添加によって保存することができる。
水の添加による水性懸濁液の調製に適した分散性粉末及び顆粒は、分散又は湿潤剤、懸濁剤及び1つ以上の防腐剤と混合した活性成分を提供する。適切な分散又は湿潤剤及び懸濁剤は、既に上述したものによって例示される。さらに賦形剤も存在することができる。
本願発明の医薬組成物は、水中油型乳剤の形態であってもよい。油相は、植物油、例えば、オリーブオイル又はピーナッツオイル、又はミネラルオイル、例えば、流動パラフィン又はそれらの混合物であってもよい。適切な乳化剤は、天然ゴム、例えば、アカシアゴム又はトラガカントゴム、天然のリン脂質、例えば、大豆、レシチン及び脂肪酸及びヘキシトールに由来するエステル又は部分エステル、例えば、ソルビタンモノオレエート、及びエチレンオキシドと前記部分エステルの縮合産物、例えば、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートであってもよい。乳剤は、甘味剤及び香味剤も含んでもよい。
活性成分を含む医薬組成物は、経口用、例えば、錠剤、トローチ、ロゼンジ、水性又は油性懸濁液、分散性粉末又は顆粒、乳剤、硬又は軟カプセル、シロップ、エリキシル剤、溶液、口腔パッチ、経口ゲル、チューインガム、チュアブル錠、発泡性粉末及び発泡錠の形態でもよい。経口使用のために意図される組成物は、医薬組成物の製造のための技術分野で任意の公知の方法に従って調製することができ、そしてそのような組成物は、医薬的に洗練された及び口当たりがよい調合物を提供するために、甘味剤、香味剤、着色剤、抗酸化剤及び防腐剤から選択される1つ以上の剤を含んでもよい。錠剤は、錠剤の製造に適した、非毒性の医薬的に許容される賦形剤と混合した活性成分を含む。賦形剤は、限定されないが、不活性希釈剤、例えば、セルロース、マンニトール、ソルビトール、ラクトース、リン酸カルシウム及びリン酸ナトリウム;造粒剤及び崩壊剤、例えば、コーンスターチ及びアルギン酸;結合剤、例えば、PVP、セルロース、PEG、デンプン、ゼラチン及びアカシア;及び潤滑剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、及びタルクが挙げられる。錠剤は、腸又は他の部位において、消化管における崩壊及び吸収を遅らせるために、公知技術によって、非被膜又は被膜でもよく、それによって、長期間にわたって持続的な作用を提供する。それらは、また、米国特許第4,256,108号;4,166,452号;及び4,265,874号に記載された技術によって被覆されて、放出制御のための浸透性治療用錠剤を形成してもよい。
経口用の製剤はまた、活性成分が固体の不活性希釈剤、例えば、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム又はカオリンと混合されている、硬ゼラチンカプセルとして、又は活性成分が、水又は油性溶剤、例えば、ピーナッツオイル、流動パラフィン、又はオリーブ油と混合されている、軟ゼラチンカプセルとして提供されてもよい。また、乳剤は、非水混和性成分、例えば、油で調製されてもよく、そして界面活性剤、例えば、モノジグリセリド、PEGエステルなどで安定化されてもよい。
本願発明の化合物は、また、薬剤の直腸投与のための坐薬の形態で投与されてもよい。これらの組成物は、常温では固体であるが直腸の温度では液体である、適切な非刺激性の賦形剤と薬剤を混合することにより調製することができ、そして従って、直腸で溶解して薬剤を放出する。そのような材料は、ココアバター及びポリエチレングリコールが挙げられる。また、化合物は、溶液又は軟膏により、眼内送達を介して、投与することができる。さらに、化合物の経皮送達は、イオン導入パッチなどによって達成することができる。局所使用のために、本願発明の化合物を含むクリーム、軟膏、ゼリー、溶液又は懸濁液などが使用される。本願明細書中で使用される場合、局所適用は、また、マウスウォッシュ及びうがい薬、並びに眼科使用のための点眼剤の使用を含むことを意味する。
本願発明の化合物は、医療装置中に堆積させるために製剤化することができ、そしてそれは、任意の様々な種類の従来のグラフト、ステント、例えば、ステントグラフト、カテーテル、バルーン、バスケット又は体管腔内に設置し又は永久的に移植することができる他の装置を含んでもよい。特定の例として、本願発明の化合物をインターベンション技術によって処置される体の部位に送達することができる装置及び方法を有することが望ましい。用語「堆積された(doposited)」は、阻害剤が被膜され、吸着され、設置され、又は他に当該技術分野において公知の方法によって装置中に組み込まれることを意味する。例えば、阻害剤は、埋め込まれ、そして医療装置を被覆し又は医療装置に広がるポリマー材料内から放出されるか(「マトリックス型」)、又は医療装置を被覆し又は医療装置に広がるポリマー材料で囲まれこれらを介して放出される(「リザーバー型」)。後の例では、阻害剤は、当該技術分野において公知の下記のようなポリマーを作るための1つ以上の技術を使用して、ポリマー材料内に取り込まれるか、又はポリマー材料と結合される。他の製剤において、阻害剤は、脱離型の結合によって、被膜を必要とせずに、医療装置の表面に結合させ経時的に放出でき、活性な機械的又は化学的プロセスによって除去でき、又は移植部位で阻害剤を提供する永久に固定化された形態である。
IV.癌の阻害方法
第三態様では、本願発明は、対象において癌を処置するための方法を提供する。本方法は、対象に本願発明の化合物又は医薬組成物の有効量を投与することを含む。癌の処置のための治療上の使用において、本願発明の化合物及び組成物は、ゲムシタビンプロドラッグの初期投与量が1日あたり、約0.001mg/kg〜約1000mg/kgの範囲であるように、投与することができる。0.01〜500mg/kg、約0.1〜200mg/kg、約1〜100mg/kg、約10〜50mg/kg、約10mg/kg、約5mg/kg、約2.5mg/kg、又は1mg/kgの1日投与量を使用することができる。
投与量は、患者の要求、処置される癌の重症度、及び使用されるゲムシタビンプロドラッグに依存して変化させることができる。例えば、投与量は、特定の患者において診断された癌の種類及びステージを考慮して、経験的に決定することができる。患者に投与される投与量は、経時的に患者において有益な治療反応をもたらすのに十分であるべきである。投与量は、また、特定の患者における特定のゲムシタビンプロドラッグの投与に付随して起こる何らかの副作用の存在、性質、及び程度によって決定されるであろう。特定の状況のための適切な投与量の決定は、典型的な医師の技術範囲内である。一般的に、処置は、ゲムシタビンプロドラッグの最適投与量未満である、より少ない投与量で開始する。その後、その状況下で最適な効果に達するまで、投与量を少しずつ増加させる。1日の総投与量は、その日に、分割して少しずつ投与することができる。
本組成物は、本願発明において単独で投与することができ、又は他の治療薬と組み合わせて投与することができる。いくつかの実施態様では、本方法は、さらに、対象に抗癌剤を投与することを含む。特定の例において、本方法は、抗癌剤の組み合わせを含む。任意の適切な抗癌剤が、本願発明の方法で使用することができる。いくつかの実施態様では、抗癌剤は、従来の化学療法剤、標的化治療剤、及び放射線治療剤から選択される。
適切な従来の化学療法剤は、限定されないが、アントラサイクリン系抗生物質、DNA合成阻害剤、アルキル化剤、抗葉酸剤、代謝阻害剤及びそれらの組み合わせが挙げられる。アントラサイクリン系抗生物質の例は、限定されないが、ドキソルビシン、エピルビシン、ミトキサントロンなどが挙げられる。DNA合成阻害剤の例は、限定されないが、ミトマイシンC、5FU(5‐フルオロウラシル)、カペシタビン、イリノテカン塩酸塩、チミタック(thymitaq)などが挙げられる。アルキル化剤の例は、限定されないが、シスプラチン、カルボプラチン、オキサリプラチン、ミトキサントロンなどが挙げられる。代謝阻害剤の例は、限定されないが、エトポシド、ロットレリンなどが挙げれれる。抗葉酸剤の例は、限定されないが、ノラトレキシドなどが挙げられる。
標的化癌治療薬は、細胞の迅速な分割を単純に干渉することによって(例えば、従来の化学療法剤で)ではなく、発癌及び癌の増殖に必要である特定の標的とされた分子に干渉することによって癌細胞の増殖を阻害する薬剤である。標的化癌療法は、キナーゼ阻害剤、血管新生阻害剤、上皮成長因子受容体(EGFR)阻害剤、HER/neu受容体、又はそれらの組み合わせを含んでもよい。キナーゼ阻害剤の例は、限定されないが、ラパチニブ、ソラフェニブ(sorefenib)、スニチマブ、エルロチニブ(erotinib)、ABT‐869、ARQ197などが挙げられる。血管新生阻害剤の例は、限定されないが、アバスチン、ブリバニブ、ベバシズマブ、ラムシルマブなどが挙げられる。EGFR阻害剤の例は、限定されないが、セツキシマブ、ゲフィチニブなどが挙げられる。HER2/neu受容体の例は、限定されないが、トラスツズマブなどが挙げられる。
放射線治療剤は、癌治療の治療分野において通常採用されるものであり、そして化学結合イオン化のための十分なエネルギーを有する光子、例えば、放射性原子核由来のアルファ(α)、ベータ(β)、及びガンマ(γ)線、並びにX線が挙げられる。放射線は、高LET(線エネルギー付与)又は低LETであってもよい。LETは、放射線の飛程に沿った単位長さあたりのエネルギー付与である。高LETは、高密度に電離している放射線であり、そして低LETは、わずかに電離している放射線である。高LETの典型的な例は、中性子及びアルファ粒子である。低LETの典型的な例は、X線及びガンマ線である。X線及びγ線の両方を含む低LET放射線は、癌患者の放射線治療のために最も一般的に使用される。放射線は、普通外来患者扱いで提供される外照射療法のために、又は腫瘍の非常に近く又は内部に配置される放射線を使用する内照射療法のために使用されてもよい。内照射療法の場合、線源は、通常、インプラントと呼ばれる小さな容器に密封される。インプラントは、細いワイヤー、カテーテルと呼ばれるプラスチックチューブ、リボン、カプセル、又はシードの形態であってもよい。インプラントは、体内に直接、設置される。内照射療法は、入院を必要とするかもしれない。電離放射線源は、放射線の単位用量として提供され、そして、線源が容易にオンオフすることができる、便利な調節可能な投与、最小限の廃棄の問題などの多くの利点を提供するので、X線チューブが好ましい。放射線の単位用量は、一般的に、グレイ(Gy)で測定される。電離放射線源は、放射性同位体、例えば、固体放射性同位体源(例えば、ワイヤー、ストリップ、ペレット、シード、ビーズなど)、又は液体放射性同位体充填バルーンをまた含んでもよい。後の場合において、バルーンは、体管腔又は血流中にバルーンから放射線同位体材料の漏れを防止するために、特別に設計される。さらに、電離放射線源は、ペレット又は液体などの放射性同位体材料を受け取るためにカテーテル本体に容器を含んでもよい。放射性同位体材料は、α、β及びγを放出するように選択されてもよい。通常、α及びβ放射線は、周囲組織によって素早く吸収され、そして処置される体管腔の壁を実質的に超えて浸透しないので、それらが好ましい。従って、処置領域に隣接する心臓及び他の器官の付随的な照射を、実質的に除去することができる。提供される単位の総数は、電離放射線を使用する処置における当業者によって治療的に有効であることが決定される量である。この量は、処置される対象及び悪性度又は腫瘍の種類で変化するであろう。この量は、変化してもよいが、患者は、数週間にわたって、約30〜75Gyの投与量を受けてもよい。
さらなる抗癌剤は、限定されないが、20‐epi‐1α、25ジヒドロキシビタミンD3‐4イポメアノール、5‐エチニルウラシル、9‐ジヒドロタキソール、アビラテロン、アシビシン、アクラルビシン、塩酸アコダゾール、アクロニン、アシルフルベン、アデシペノール、アドゼレシン、アルデスロイキン、すべてのtkアンタゴニスト、アルトレタミン、アンバムスチン、アンボマイシン、酢酸アメタントロン、アミドックス、アミフォスチン、アミノグルテチミド、アミノレブリン酸、アムルビシン、アムサクリン、アナグレリド、アナストロゾール、アンドログラホリド、血管形成インヒビター、アンタゴニストD、アンタゴニストG、アンタレリックス、アントラマイシン、抗背側化形態形成タンパク質‐1、抗エストロゲン、抗新生物薬、アンチセンスオリゴヌクレオチド、グリシン酸アフィジコリン、アポトーシス遺伝子モジュレーター、アポトーシス調節因子、アプリン酸、ARA‐CDP‐DL‐PTBA、アルギニンデアミナーゼ、アスパラギナーゼ、アスペルリン、アスラクリン、アタメスタン、アトリムスチン、アキシナスタチン1、アキシナスタチン2、アキシナスタチン3、アザシチジン、アザセトロン、アザトキシン、アザチロシン、アゼテパ、アゾトマイシン、バッカチンIII誘導体、バラノール、バチマスタット、ベンゾクロリン、ベンゾデパ、ベンゾイルスタウロスポリン、βラクタム誘導体、βアレチン、βクラマイシンB、ベツリン酸、BFGFインヒビター、ビカルタミド、ビサントレン、塩酸ビサントレン、ビザジリジニルスペルミン、ビスナフィド、ジメシル酸ビスナフィド、ビストラテンA、ビゼレシン、ブレオマイシン、硫酸ブレオマイシン、BRC/ABLアンタゴニスト、ブレフレート、ブレキナールナトリウム、ブロピリミン、ブドチタン、ブスルファン、ブチオニンスルホキシミン、カクチノマイシン、カルシポトリオール、カルホスチンC、カルステロン、カンプトテシン誘導体、カナリポックスIL‐2、カペシタビン、カラセミド、カルベチマー、カルボプラチン、カルボキサミド‐アミノ‐トリアゾール、カルボキシアミドトリアゾール、カレストM3、カルムチン、カム700、軟骨由来インヒビター、塩酸カルビジン、カルゼレシン、カゼインキナーゼインヒビター、カスタノスペルミン、セクロピンB、セデフィンゴール、セトロレリクス、クロラムブシル、クロリン、クロロキノキサリンスルホンアミド、シカプロスト、シロレマイシン、シスプラチン、cis‐ポルフィリン、クラドリビン、クロミフェン類縁体、クロトリマゾール、コリスマイシンA、コリスマイシンB、コンブレタスタチンA4、コンブレタスタチン類縁体、コナゲニン、クランベスシジン816、クリスナトール、メシル酸クリスナトール、クリプトフィシン8、クリプトフィシンA誘導体、キュラシンA、シクロペンタントラキノン、シクロホスファミド、シクロプラタム、シペマイシン、シタラビン、シタラビンオクホスファート、細胞溶解因子、サイトスタチン、ダカルバジン、ダクリキシマブ、ダクチノマイシン、塩酸ダウノルビシン、デシタビン、デヒドロジデミンB、デスロレリン、デキシフォスファミド、デキソルマプラチン、デクスラゾキサン、デクスベラパミル、デザグアニン、メシル酸デザグアニン、ジアジクオン、ジデミンB、ジドックス、ジエチルノルスペルミン、ジヒドロ‐5‐アザシチジン、ジオキサマイシン、ジフェニルスピロムスチン、ドセタキセル、ドコサノール、ドラセトロン、ドキシフルリジン、ドキソルビシン、塩酸ドキソルビシン、ドロロキシフェン、クエン酸ドロロキシフェン、プロピオン酸ドロモスタノロン、ドロナビノール、デュアゾマイシン、デュオカルマイシンSA、エブセレン、エコムスチン、エダトレキセート、エデルホシン、エドレコロマブ、エフロミチン、塩酸エフロミチン、エレメン、エルサミトルシン、エミテフル、エンロプラチン、エンプロメート、エピプロピジン、エピルビシン、塩酸エピルビシン、エプリステリド、エルブロゾール、赤血球遺伝子療法ベクターシステム、塩酸エソルビシン、エストラムスチン、エストラムスチン類縁体、リン酸エストラムスチンナトリウム、エストロゲンアゴニスト、エストロゲンアンタゴニスト、エタニダゾール、エトポシド、リン酸エトポシド、エトプリン、エキセメスタン、ファドロゾール、塩酸ファドロゾール、ファザラビン、フェンレチニド、フィルグラスチム、フィナステリド、フラボピリドール、フレゼラスチン、フロクスウリジン、フルアステロン、フルダラビン、リン酸フルダラビン、塩酸フルオロダウノルビシン、フルオロウラシル、フルロシタビン、フォルフェニメックス、フォルメスタン、フォスキドン、フォストリエシン、フォストリエシンナトリウム、フォテムスチン、ガドリウムテキサフィリン、硝酸ガリウム、ガロシタビン、ガニレリクス、ゼラチナーゼインヒビター、グルタチオンインヒビター、ヘプスルファム、ヘレグリン、ヘキサメチレンビスアセトアミド、ヒドロキシウレア、ヒペリシン、イバンドロン酸、イダルビシン、塩酸イダルビシン、イドキシフェン、イドラマントン、イフォスファミド、イルモフォシン、イロマスタット、イミダゾアクリドン、イミキモド、免疫刺激ペプチド、インスリン様成長因子‐1受容体インヒビター、インターフェロンアゴニスト、インターフェロンα‐2A、インターフェロンα‐2B、インターフェロンα‐Nl、インターフェロンα‐N3、インターフェロンβ‐IA、インターフェロンγ‐IB、インターフェロン、インターロイキン、イオベングアン、ヨードドキソルビシン、イプロプラチン、イリノテカン、塩酸イリノテカン、イロプラクト、イルソグラジン、イソベンガゾール、イソホモハリコンドリンB、イタセトロン、ジャスプラキノリド、カハラリドF、ラメラリン‐N三酢酸、ランレオチド、酢酸ランレオチド、レイナマイシン、レノグラスチム、硫酸レンチナン、レプトールスタチン、レトロゾール、白血病抑制因子、白血球αインターフェロン、酢酸リュープロリド、リュープロリド/エストロゲン/プロゲステロン、リュープロレリン、レバミソール、リアロゾール、塩酸リアロゾール、直鎖ポリアミン類似体、親油性二糖ペプチド、親油性白金化合物、リソクリナミド、ロバプラチン、ロンブリシン、ロメトレキソール、ロメトレキソールナトリウム、ロムスチン、ロニダミン、ロソキサントロン、塩酸ロソキサントロン、ロバスタチン、ロキソリビン、ルルトテカン、ルテチウムテキサフィリン、リソフィリン、細胞溶解性ペプチド、マイタンシン(maitansine)、マンノスタチンA、マリマスタット、マソプロコール、マスピン、マトリリシンインヒビター、マトリックスメタロプロテイナーゼインヒビター、マイタンシン(maytansine)、塩酸メクロレタミン、酢酸メゲストロール、酢酸メレンゲストロール、メルファラン、メノガリル、メルバロン、メルカプトプリン、メテレリン、メチオニナーゼ、メトトレキサート、メトトレキサートナトリウム、メトクロプラミド、メトプリン、メツレデパ、微細藻類プロテインキナーゼCインヒビター、MIFインヒビター、ミフェプリストン、ミルテホシン、ミリモスチム、ミスマッチ二本鎖RNA、ミチンドミド、ミトカルシン、ミトクロミン、ミトギリン、ミトグアゾン、ミトラクトール、ミトマルシン、ミトマイシン、ミトマイシン類似体、ミトナフィド、ミトスペル、ミトタン、ミトトキシン線維芽細胞増殖因子‐サポリン、ミトキサントロン、塩酸ミトキサントロン、モファロテン、モルグラモスチム、モノクローナル抗体、ヒト絨毛性ゴナドトロピン、モノホスホリルリピドA/ミオバクテリウム細胞壁SK、モピダモール、多剤耐性遺伝子インヒビター、多腫瘍サプレッサー1に基づく療法、マスタード系抗癌剤、マイカペルオキシドB、マイコバクテリア細胞壁抽出物、ミコフェノール酸、ミリアポロン、N‐アセチルジナリン、ナファレリン、ナグレスチップ、ナロキソン/ペンタゾシン、ナパビン、ナフテルピン、ナルトグラスチム、ネダプラチン、ネモルビシン、ネリドロン酸、中性エンドペプチダーゼ、ニルタミド、ニサマイシン、一酸化窒素モジュレーター、ニトロキシド抗酸化剤、ニトルリン、ノコダゾール、ノガラマイシン、N‐置換ベンズアミド、06‐ベンジルグアニン、オクトレオチド、オキセノン、オリゴヌクレオチド、オナプリストン、オンダンセトロン、オラシン、経口サイトカイン誘導薬、オルマプラチン、オサテロン、オキサリプラチン、オキサウノマイシン、オキシスラン、パクリタキセル、パクリタキセル類似体、パクリタキセル誘導体、パラウアミン、パルミトイルリゾキシン、パミドロン酸、パナキシトリオール、パノミフェン、パラバクチン、パゼリプチン、ペガスパルガーゼ、ペルデシン、ペリオマイシン、ペンタムスチン、ペントサンポリ硫酸ナトリウム、ペントスタチン、ペントロゾール、硫酸ペプロマイシン、ペルフルブロン、ペルホスファミド、ペリリルアルコール、フェナジノマイシン、酢酸フェニル、ホスファターゼインヒビター、ピシバニール、塩酸ピロカルピン、ピポブロマン、ピポスルファン、ピラルビシン、ピリトレキシム、塩酸ピロキサントロンン、プラセチンA、プラセチンB、プラスミノーゲン活性化因子インヒビター、白金錯体、白金化合物、白金‐トリアミン錯体、プリカマイシン、プロメスタン、ポルフィマーナトリウム、ポルフィロマイシン、プレドニムスチン、塩酸プロカルバジン、プロピルビスアクリドン、プロスタグランジンJ2、前立腺ガン抗アンドロゲン、プロテアソームインヒビター、プロテインAに基づく免疫調節因子、プロテインキナーゼCインヒビター、タンパク質チロシンホスファターゼインヒビター、プリンヌクレオシドホスホリラーゼインヒビター、プロマイシン、塩酸プロマイシン、プルプリン、ピラゾロフリン、ピラゾロアクリジン、ピリドキシル化ヘモグロビンポリオキシエチレン抱合体、RAFアンタゴニスト、ラルチトレキセド、ラモセトロン、RASファルネシルタンパク質転移酵素インヒビター、RASインヒビター、RAS‐GAPインヒビター、脱メチル化レテリプチン、エチドロン酸レニウムRE186、リゾキシン、リボプリン、リボザイム、RIIレチナミド、RNAi、ログレチミド、ロヒツキン、ロムルチド、ロキニメクス、ルビギノンB1、ルボキシル、サフィンゴール、塩酸サフィンゴール、サイントピン、sarCNU、サルコフィトールA、サルグラモスチム、SDI1模倣薬、セムスチン、老化由来インヒビター1、センスオリゴヌクレオチド、シグナル伝達インヒビター、シグナル伝達調節因子、シムトラゼン、一本鎖抗原結合タンパク質、シゾフラン、ソブゾキサン、ボロカプタートナトリウム、フェニル酢酸ナトリウム、ソルベロール、ソマトメジン結合タンパク質、ソネルミン、スパルホサートナトリウム、スパルホス酸、スピカマイシンD、塩酸スピロゲルマニウム、スピロムスチン、スピロプラチン、スプレノペンチン、スポンジスタチン1、スクアラミン、幹細胞インヒビター、幹細胞分裂インヒビター、スチピアミド、ストレプトニグリン、ストレプトゾシン、ストロメライシンインヒビター、スルフィノシン、スロフェヌル、超反応性血管作用性腸ペプチドアンタゴニスト、スラジスタ、スラミン、スワインソニン、合成グリコサミノグリカン、タリソマイシン、タリムスチン、タモキシフェンメチオジド、タウロムスチン、タザロテン、テコガランナトリウム、テガフル、テルラピリリウム、テロメラーゼインヒビター、塩酸テロキサントロン、テモポルフィン、テモゾロミド、テニポシド、テロキシロン、テストラクトン、テトラクロロデカオキシド、テトラゾミン、タリブラスチン、タリドミド、チアミプリン、チオコラリン、チオグアニン、チオテパ、トロンボポエチン、トロンボポエチン模倣薬、チマルファシン、チモポイエチン受容体アゴニスト、チモトリナン、甲状腺刺激ホルモン、チアゾフリン、スズエチルエチオプルプリン、チラパザミン、二塩化チタノセン、塩酸トプテカン、トプセンチン、トレミフェン、クエン酸トレミフェン、全能幹細胞因子、翻訳インヒビター、酢酸テストステロン、トレチ
ノイン、トリアセチルウリジン、トリシリビン、リン酸トリシリビン、トリメトレキサート、グルクロン酸トリメトレキサート、トリプトレリン、トロピセトロン、塩酸ツブロゾール、ツロステリド、チロシンキナーゼインヒビター、チルホスチン、UBCインヒビター、ウベニメクス、ウラシルマスタード、ウレデパ、尿生殖洞‐由来増殖阻害因子、ウロキナーゼ受容体アンタゴニスト、バプレオチド、バリオリンB、ベラレソール、ベラミン、ベルジン、ベルテポルフィン、硫酸ビンブラスチン、硫酸ビンクリスチン、ビンデシン、硫酸ビンデシン、硫酸ビネピジン、硫酸ビングリシネート、硫酸ビンリューロシン、ビノレルビン、酒石酸ビノレルビン、硫酸ビンロシジン、ビンキサルチン、硫酸ビンゾリジン、ビタキシン、ボロゾール、ザノテロン、ゼニプラチン、ジラスコルブ、ジノスタチン、ジノスタチンスチマラマーまたは塩酸ゾルビシンが挙げられる。いくつかの実施態様では、抗癌剤は、メトトレキサート、タキソール、L‐アスパラギナーゼ、メルカプトプリン、チオグアニン、ヒドロキシウレア、シタラビン、シクロホスファミド、イフォスファミド、ニトロソウレア、シスプラチン、カルボプラチン、ミトマイシン、ダカルバジン、プロカルビジン、トポテカン、ナイトロジェンマスタード、シトキサン、エトポシド、5‐フルオロウラシル、BCNU、イリノテカン、カンプトテシン、ブレオマイシン、ドキソルビシン、イダルビシン、ダウノルビシン、ダクチノマイシン、プリカマイシン、ミトキサントロン、アスパラギナーゼ、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビノレルビン、パクリタキセル、及びドセタキセルから選択される。いくつかの実施態様では、抗癌剤は、シスプラチン、オキサリプラチン、カルボプラチン、エルロチニブ、ゲフィチニブ、ラパチニブ、セツキシマブ、ザルツムマブ、ミノツズマブ、及びマツズマブから選択される。
上記化合物及び組成物は、本願発明の方法で使用される場合、任意の適切な経路を介して投与することができる。いくつかの実施態様では、化合物及び組成物の投与は、経口的に行われる。いくつかの実施態様では、化合物又は組成物の投与は、非経口的に行われる。他の投与経路が本願発明の方法において有用であることができる。
多くの癌を、本願発明の方法に従って、処置することができる。本願発明の方法を使用する処置において考慮される癌は、固形腫瘍、例えば、線維肉腫、粘液肉腫、脂肪肉腫、軟骨肉腫、骨肉腫、軟骨腫、血管肉腫、内皮肉腫、リンパ管肉腫、リンパ管内皮腫、滑液肉腫、中皮腫、ユーイング腫、平滑筋肉腫、横紋筋肉腫、非小細胞肺癌、結腸癌、大腸癌、腎臓癌、膵癌、骨癌、乳癌、卵巣癌、前立腺癌、食道癌、胃癌、口腔癌、鼻腔癌、咽頭癌、扁平上皮癌、基底細胞癌、腺癌、汗腺癌、皮脂腺癌、乳頭状癌、乳頭状腺癌、嚢胞腺癌、髄様癌、気管支癌、腎細胞癌、肝癌、胆道癌、絨毛上皮癌、精上皮癌、胎児性癌、ウィルムス腫、子宮頸癌、子宮癌、精巣癌、小細胞肺癌、膀胱癌、肺癌、上皮癌、神経膠腫、多形膠芽細胞腫、星状細胞腫、髄芽細胞腫、頭蓋咽頭腫、上衣細胞腫、松果体腫、血管芽細胞腫、聴神経腫、乏突起膠腫、髄膜腫、皮膚癌、黒色腫、神経芽細胞腫、及び網膜芽腫が挙げられる。癌はまた、血液の癌、例えば、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、B細胞急性リンパ芽球性白血病、T細胞急性リンパ芽球性白血病、急性骨髄芽球性白血病(AML)、急性前骨髄球性白血病、急性単芽球性白血病、急性白血病、急性巨核芽球性白血病、急性骨髄単球白血病、急性非リンパ性白血病、急性未分化性白血病、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性リンパ性白血病(CLL)、ヘアリセール白血病、多発性骨髄腫が挙げられる。癌はまた、急性及び慢性白血病、例えば、リンパ芽球性白血病、骨髄性白血病、リンパ性白血病、骨髄単球白血病が挙げられる。癌はまた、リンパ腫、例えば、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫、ワルデンシュトレームマクログロブリン血症、H鎖病、真性多血症が挙げられる。本願発明のいくつかの実施態様では、上記の癌を処置するための方法を提供し、ここで癌は、膵癌、非小細胞肺癌、乳癌、卵巣癌、及び膀胱癌から選択される。
関連する態様では、本願発明は、癌細胞の増殖を阻害するための方法を提供する。本方法は、細胞と本願発明の任意の化合物の有効量とを接触させることを含む。いくつかの実施態様では、本方法は、さらに、細胞と抗癌剤とを接触させることを含む。いくつかの実施態様では、抗癌剤は、従来の化学療法剤、標的化治療剤、放射線治療剤、及びそれらの混合物から選択される。いくつかの実施態様では、抗癌剤は、シスプラチン、オキサリプラチン、カルボプラチン、エルロチニブ、ゲフィチニブ、ラパチニブ、セツキシマブ、ザルツムマブ、ミノツズマブ、及びマツズマブから選択される。いくつかの実施態様では、癌細胞は、膵癌細胞、非小細胞肺癌細胞、乳癌細胞、卵巣癌細胞、及び膀胱癌細胞から選択される。
実施例1
5’O‐誘導体化ゲムシタビンプロドラッグは、図1に従って調製することができる。
方法A:4‐アリルオキシカルボニルアミノ‐1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(ヒドロキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロピリミジン‐2‐オン(
12mLのピリミジン中のゲムシタビン塩酸塩(1.2g、4mmol)の溶液に、クロロトリメチルシラン(2.54mL、20mmol)を、0℃で添加し;2時間撹拌後、アリルクロロホルメート(0.43mL、4mmol)を、0℃で添加した。反応混合物を室温まで加温し、そして45℃で一晩加熱し、その後、12mLの無水EtOHを添加したときに、30〜35℃に冷却した。反応混合物を、45℃で、0.5時間再度加熱し、続いて6mLのH2Oを添加し、45℃で、5時間加熱し、その後、室温に冷却し、そして真空で濃縮した。残渣を、EtOAcと水の間で分け;有機層を分離し、そして水層を再度EtOAcで抽出した。有機抽出物を合わせ、そして飽和CuSO4水溶液、飽和NaHCO3水溶液、及びブラインで洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、そして真空で濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(5:1→10:1EtOAc/ヘキサン)で精製し、を得た(白色固体、収率70%)。
方法B:4‐アリルオキシカルボニルアミノ‐1‐[(2R,4R,5R)‐4‐アリルオキシカルボニルオキシ‐3,3‐ジフルオロ‐5‐(ヒドロキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロピリミジン‐2‐オン()の調製
アリルクロロホルメート(0.23mL、2.2mmol)を、20mLのMeCN中の(694mg、2mmol)、N,N‐ジイソプロピルエチルアミン(0.7mL、4mmol)の溶液に、0℃で添加した。反応混合物を0℃で4時間撹拌し、そして真空で濃縮した。粗残渣をフラッシュクロマトグラフィーで精製し(2:1→4:1EtOAc/ヘキサン)、を得た(白色固体、収率65%)。
方法C:4‐アミノ‐1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(3‐フェニルプロパノイルオキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロピリミジン‐2‐オン()の調製
((2R,3R,5R)‐5‐(4‐(アリルオキシカルボニルアミノ)‐2‐オキソ‐ピリミジン‐1(2H)‐イル)‐3‐(アリルオキシカルボニルオキシ)‐4,4‐ジフルオロテトラヒドロフラン‐2‐イル)メチル3‐フェニルプロパノエート(3a
4mLのジメトキシエタン、N,N’‐ジシクロヘキシルカルボジイミド(158mg、0.77mmol)中の、(150mg、0.35mmol)、3‐フェニルプロパン酸(57mg、0.38mmol)、4‐ジメチルアミノピリジン(8mg、0.07mmol)の溶液を、0℃で添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌し、そして生じた沈殿を濾過した後、真空で濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィーでの精製(1:2→1:1EtOAc/ヘキサン)により、3aを得た(無色オイル、収率51%)。
4‐アミノ‐1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(3‐フェニルプロパノイルオキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロピリミジン‐2‐オン(
5mLの2:2:1のTHF/MeCN/H2O中の3a(100mg、0.18mmol)、トリフェニルホスフィン(19mg、0.07mmol)、エタノールアミン(0.02mL、0.36mmol)及びギ酸(0.03mL、0.67mmol)を、N2下で、1分間、バブリングにより脱気し、パラジウムテトラキス(トリフェニルホスフィン)(41mg、0.04mmol)を添加し;その後、生じた反応混合物を室温で1時間撹拌し、真空で濃縮し、EtOAcで抽出した。有機抽出物をブラインで洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、濃縮し、その後、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し(1:1アセトン/CH2Cl2)、を得た(無色固体、収率33%)。
実施例2
4‐アミノ‐1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(3‐(3‐ピリジル)プロパノイルオキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロピリミジン‐2‐オン()の調製
方法C及び3‐(3‐ピリジル)プロパン酸を使用して、に変換した(白色固体、収率53%)。
実施例3
((2R,3R,5R)‐5‐(4‐(アリルオキシカルボニルアミノ)‐2‐オキソピリミジン‐1(2H)‐イル)‐3‐(アリルオキシカルボニルオキシ)‐4,4‐ジフルオロテトラヒドロフラン‐2‐イル)メチル‐4‐オキソ‐4‐(フェニルアミノ)‐ブタノエート(5a)の調製
方法C及びN‐フェニル‐スクシンアミド酸を使用して、5aに変換した(無色オイル、収率84%)。
4‐アミノ‐1‐[(2R,4R,5R)‐5‐((4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイルオキシ)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロピリミジン‐2‐オン()の調製
方法Cを使用して、5aに変換した(黄色固体、収率10%)。
実施例4
((2R,3R,5R)‐5‐(4‐(アリルオキシカルボニルアミノ)‐2‐オキソピリミジン‐1(2H)‐イル)‐3‐(アリルオキシカルボニルオキシ)‐4,4‐ジフルオロテトラヒドロフラン‐2‐イル)メチル6‐オキソ‐6‐(フェニルアミノ)ヘキサノエート(6a)の調製
方法C及びアジパニル酸を使用して、6aに変換した(無色オイル、収率61%)。
4‐アミノ‐1‐[(2R,4R,5R)‐5‐((6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイルオキシ)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロピリミジン‐2‐オン()の調製
方法Cを使用して、6aに変換した(白色固体、収率38%)。
実施例5
4‐アミノ‐1‐[(2R,4R,5R)‐5‐((8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルオキシ)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒロドピリミジン‐2‐オン()の調製
方法C及び8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタン酸を使用して、に変換した(白色固体、収率53%)。
実施例6
N4‐5’O‐誘導体化ゲムシタビンプロドラッグは、図2に従って合成することができる。
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(ヒドロキシ‐メチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(エトキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン()の調製
方法A及びエチルクロロホルメートを使用して、ゲムシタビン塩酸塩をに変換した(白色固体、収率64%)。
方法D:1‐[(2R、4R,5R)‐4‐tert‐ブチルオキシカルボニルオキシ‐3,3‐ジフルオロ‐5‐(ヒドロキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(エトキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン()の調製
20mLのMeCN中の(2g、5.97mmol)の溶液に、Et3N(2.5mL、17.90mmol)及びジ‐tert‐ブチルジカルボネート(1.51mL、6.56mmol)を添加した。生じた反応混合物を室温で6時間撹拌し、そして真空で濃縮した。粗残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し(1:2→2:1EtOAc/ヘキサン)、1.84gのを得た(白色固体、収率70%)。
方法E:1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(3‐フェニルプロパノイルオキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(エトキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(10)の調製
(150mg、0.35mmol)、3‐フェニルプロパン酸(57mg、0.38mmol)、4‐ジメチルアミノピリミジン(8mg、0.07mmol)及び4mLのジメトキシエタンの混合物に、N,N‐ジシクロヘキシルカルボジイミド(158mg、0.77mmol)を、0℃で添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌し、そして生じた沈殿を濾過した後、真空で濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し(1:1EtOAc/ヘキサン)、109mgの無色オイルを得た。2mLのCH2Cl2中のこの無色オイル(109mg、0.19mmol)の溶液に、2mLのトリフルオロ酢酸を添加した。その後、生じた反応混合物を室温で1時間撹拌し、真空で濃縮し、そしてEtOAcで抽出した。有機抽出物をブラインで洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、その後、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し(2:1EtOAc/ヘキサン)、83mgの10を得た(無色オイル、収率92%)。
実施例7
1‐[(2R、4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(3‐(3‐ピリジル)‐プロパノイルオキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(エトキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(11)の調製
方法E及び3‐(3‐ピリジル)プロパン酸を使用して、11に変換した(黄色固体、収率73%)。
実施例8
1‐[(2R、4R,5R)‐5‐((4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイルオキシ)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(エトキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(12)の調製
方法E及び4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタン酸を使用して、12に変換した(白色固体、収率88%)。
実施例9
1‐[(2R、4R、5R)‐5‐((6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイルオキシ)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(エトキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(13)の調製
方法E及び6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサン酸を使用して、13に変換した(白色固体、収率56%)。
実施例10
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐((8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルオキシ)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(エトキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(14)の調製
方法E及び8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタン酸を使用して、14に変換した(白色固体、収率66%)。
実施例11
4‐(ブチルオキシカルボニルアミノ)‐1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(ヒドロキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロピリミジン‐2‐オン(15)の調製
方法A及びブチルクロロホルメートを使用して、ゲムシタビン塩酸塩を15に変換した(白色固体、収率91%)。
4‐(ブチルオキシカルボニルアミノ)‐1‐[(2R,4R,5R)‐4‐tert‐ブチルオキシカルボニルオキシ‐3,3‐ジフルオロ‐5‐(ヒドロキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒロドピリミジン‐2‐オン(16)の調製
方法Dを使用して、1516に変換した(白色固体、収率62%)。
4‐(ブチルオキシカルボニルアミノ)‐1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(3‐フェニルプロパノイルオキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロピリミジン‐2‐オン(17)の調製
方法E及び3‐フェニルプロパン酸を使用して、1617に変換した(黄色オイル、収率72%)。
実施例12
4‐(ブチルオキシカルボニルアミノ)‐1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(3‐(3‐ピリジル)プロパノイルオキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐ピリミジン‐2‐オン(18)の調製
方法E及び3‐(3‐ピリジル)プロパン酸を使用して、1618に変換した(白色固体、収率77%)。
実施例13
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐((4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイルオキシ)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐4‐(ブチルオキシカルボニルアミノ)‐1,2‐ジヒドロ‐ピリミジン‐2‐オン(19)の調製
方法E及び4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタン酸を使用して、1619に変換した(白色固体、収率90%)。
実施例14
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐((6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイルオキシ)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐4‐(ブチルオキシカルボニルアミノ)‐1,2‐ジヒドロ‐ピリミジン‐2‐オン(20)の調製
方法E及び6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサン酸を使用して、1620に変換した(黄色固体、収率93%)。
実施例15
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐((8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルオキシ)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐4‐(ブチルオキシカルボニルアミノ)‐1,2‐ジヒドロ‐ピリミジン‐2‐オン(21)の調製
方法E及び8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタン酸を使用して、1621に変換した(無色オイル、収率90%)。
実施例16
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(ヒドロキシ‐メチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(2‐メチルプロピルオキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(22)の調製
方法A及びイソブチルクロロホルメートを使用して、ゲムシタビンを22に変換した(白色固体、収率97%)。
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐tert‐ブチルオキシカルボニルオキシ‐3,3‐ジフルオロ‐5‐(ヒドロキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(2‐メチルプロピルオキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(23)の調製
方法Dを使用して、2223に変換した(白色固体、収率61%)。
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(3‐フェニルプロパノイルオキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(2‐メチルプロピルオキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(24)の調製
方法E及び3‐フェニルプロパン酸を使用して、2324に変換した(無色オイル、収率61%)。
実施例17
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(3‐(3‐ピリジル)‐プロパノイルオキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(2‐メチルプロピルオキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(25)の調製
方法E及び3‐(3‐ピリジル)プロパン酸を使用して、2325に変換した(白色固体、収率78%)。
実施例18
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐((4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイルオキシ)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(2‐メチルプロピルオキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(26)の調製
方法E及び4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタン酸を使用して、2326に変換した(白色固体、収率78%)。
実施例19
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐((6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイル)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(2‐メチルプロピルオキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(27)の調製
方法E及び6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサン酸を使用して、2327に変換した(白色固体、収率83%)。
実施例20
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐((8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルオキシ)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(2‐メチルプロピルオキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(28)の調製
方法E及び8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタン酸を使用して、2328に変換した(白色固体、収率45%)。
実施例21
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(ヒドロキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ペンチルオキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(29)の調製
方法A及びペンチルクロロホルメートを使用して、ゲムシタビン塩酸塩を29に変換した(白色固体、収率95%)。
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐tert‐ブチルオキシカルボニルオキシ‐3,3‐ジフルオロ‐5‐(ヒドロキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ペンチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(30)の調製
方法Dを使用して、2930に変換した(白色固体、収率73%)。
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(3‐フェニル‐プロパノイルオキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ペンチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(31)の調製
方法E及び3‐フェニルプロパン酸を使用して、3031に変換した(黄色オイル、収率97%)。
実施例22
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(3‐(3‐ピリジル)‐プロパンオキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ペンチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(32)の調製
方法E及び3‐(3‐ピリジル)プロパン酸を使用して、3032に変換した(白色固体、収率97%)。
実施例23
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐((4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイルオキシ)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ペンチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(33)の調製
方法E及び4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタン酸を使用して、3033に変換した(黄色固体、収率87%)。
実施例24
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐((6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイルオキシ)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ペンチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(34)の調製
方法E及び6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサン酸を使用して、3034に変換した(白色固体、収率81%)。
実施例25
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐((8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルオキシ)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ペンチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(35)の調製
方法E及び8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタン酸を使用して、3035に変換した(白色固体、収率86%)。
実施例26
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(ヒドロキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヘキシルオキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(36)の調製
方法A及びヘキシルクロロホルメートを使用して、ゲムシタビン塩酸塩を36に変換した(白色固体、収率99%)。
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐tert‐ブチルオキシカルボニルオキシ‐3,3‐ジフルオロ‐5‐(ヒドロキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヘキシルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(37)の調製
方法Dを使用して、3637に変換した(白色固体、収率76%)。
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(3‐フェニルプロパノイルオキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヘキシルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(38)の調製
方法E及び3‐フェニルプロパン酸を使用して、3738に変換した(黄色オイル、収率82%)。
実施例27
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(3‐(3‐ピリジル)‐プロパノイルオキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヘキシルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(39)の調製
方法E及び3‐(3‐ピリジル)プロパン酸を使用して、3739に変換した(白色固体、収率86%)。
実施例28
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐((4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイルオキシ)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヘキシルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(40)の調製
方法E及び4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタン酸を使用して、3740に変換した(白色固体、収率81%)。
実施例29
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐((6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイルオキシ)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヘキシルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(41)の調製
方法E及び6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサン酸を使用して、3741に変換した(黄色固体、収率73%)。
実施例30
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐((8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイル)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヘキシルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(42)の調製
方法E及び8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタン酸を使用して、3742に変換した(白色固体、収率85%)。
実施例31
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(ヒドロキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヘプチルオキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(43)の調製
方法A及びヘプチルクロロホルメートを使用して、ゲムシタビン塩酸塩を43に変換した(白色固体、収率93%)。
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐tert‐ブチルオキシカルボニルオキシ‐3,3‐ジフルオロ‐5‐(ヒドロキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヘプチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(44)の調製
方法Dを使用して、4344に変換した(白色固体、収率72%)。
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(3‐フェニル‐プロパノイルオキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヘプチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(45)の調製
方法E及び3‐フェニルプロパン酸を使用して、4445に変換した(黄色オイル、収率96%)。
実施例32
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(3‐(3‐ピリジル)‐プロパノイルオキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヘプチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(46)の調製
方法E及び3‐(3‐ピリジル)プロパン酸を使用して、4446に変換した(白色固体、収率47%)。
実施例33
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐((4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイルオキシ)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヘプチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(47)の調製
方法E及び4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタン酸を使用して、4447に変換した(白色固体、収率92%)。
実施例34
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐((6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイルオキシ)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヘプチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(48)の調製
方法E及び6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサン酸を使用して、4448に変換した(白色固体、収率90%)。
実施例35
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐((8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルオキシ)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヘプチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(49)の調製
方法E及び8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタン酸を使用して、4449に変換した(白色固体、収率90%)。
実施例36
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(ヒドロキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(2‐メトキシエチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(50)の調製
方法A及び2‐メトキシエチルクロロホルメートを使用して、ゲムシタビン塩酸塩を50に変換した(白色固体、収率60%)。
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐tert‐ブチルオキシカルボニルオキシ‐3,3‐ジフルオロ‐5‐(ヒドロキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(2‐メトキシエチルオキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(51)の調製
方法Dを使用して、5051に変換した(白色固体、収率62%)。
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(3‐フェニル‐プロパノイルオキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(2‐メトキシエチルオキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(52)の調製
方法E及び3‐フェニルプロパン酸を使用して、5152に変換した(白色固体、収率88%)。
実施例37
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(3‐(3‐ピリジル)‐プロパノイルオキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(2‐メトキシエチルオキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(53)の調製
方法E及び3‐(3‐ピリジル)プロパン酸を使用して、5153に変換した(白色固体、収率13%)。
実施例38
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐((4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイルオキシ)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(2‐メトキシエチルオキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(54)の調製
方法E及び4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタン酸を使用して、5154に変換した(白色固体、収率84%)。
実施例39
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐((6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイルオキシ)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(2‐メトキシエチルオキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(55)の調製
方法E及び6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサン酸を使用して、5155に変換した(無色オイル、収率86%)。
実施例40
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐((8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルオキシ)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(2‐メトキシエチルオキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(56)の調製
方法E及び8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタン酸を使用して、5156に変換した(無色オイル、収率80%)。
N4‐3’O‐誘導体化ゲムシタビンプロドラッグは、図3に従って合成することができる。
実施例41
方法F:1‐[(2R,4R,5R)‐5‐tert‐ブチルジメチルシリルオキシメチル‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(エトキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(57)の調製
tert‐ブチルジメチルシリルクロリド(737mg、4.89mmol)を、8mLのピリジン中の(1.367g、4.08mmol)の溶液に、N2下、0℃で添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌し、H2Oで希釈し、その後、EtOAcで抽出した。有機抽出物を飽和CuSO4水溶液及びブラインで洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、そして真空で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィーで精製し(1:1→3:1EtOAc/ヘキサン)、1.4gの57を得た(白色固体、収率76%)。
方法G:1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐4‐(3‐フェニルプロパノイルオキシ)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(エトキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(58)の調製
57(143mg、0.32mmol)、3‐フェニルプロパン酸(853mg、0.35mmol)、4‐ジメチルアミノピリジン(8mg、0.06mmol)及び4mLのジメトキシエタンの混合物に、N,N’‐ジシクロヘキシルカルボジイミド(144mg、0.70mmol)を、0℃で添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌し、そして生じた沈殿を濾過した後、真空で濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し(1:2EtOAc/ヘキサン)、112mgの無色オイルを得た。2.5mLのTHF中のこの無色オイル(112mg、0.19mmol)を、0℃で、トリフルオロ酢酸(0.27mL、3.47mmol)及び0.27mLの水の混合物を添加した。反応混合物を0℃で5時間撹拌し、飽和NaHCO3水溶液でクエンチし、EtOAcで抽出した。抽出物を水及びブラインで洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空で濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し(2:1EtOAc/ヘキサン)、58を得た(白色固体、収率48%)。
実施例42
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐4‐(3‐(3‐ピリジル)プロパノイルオキシ)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(エトキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(59)の調製
方法G及び3‐(3‐ピリジル)プロパン酸を使用して、5759に変換した(白色固体、収率73%)。
実施例43
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐(4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイルオキシ)3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(エトキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(60)の調製
方法G及び4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタン酸を使用して、5760に変換した(白色固体、収率87%)。
実施例44
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐(6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイルオキシ)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(エトキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(61)の調製
方法G及び6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサン酸を使用して、5761に変換した(白色固体、収率32%)。
実施例45
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐(8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルオキシ)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(エトキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(62)の調製
方法G及び8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタン酸を使用して、5762に変換した(白色固体、収率47%)。
実施例46
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐tert‐ブチルジメチルシリルオキシメチル‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐4‐ブチルオキシカルボニルアミノ‐1,2‐ジヒドロピリミジン‐2‐オン(63)の調製
方法Fを使用して、1563に変換した(無色オイル、収率88%)。
4‐ブチルオキシカルボニルアミノ‐1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐4‐(3‐フェニルプロパノイルオキシ)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロキシピリミジン‐2‐オン(64)の調製
方法G及び3‐フェニルプロパン酸を使用して、6364に変換した(白色固体、収率69%)。
実施例47
4‐ブチルオキシカルボニルアミノ‐1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐4‐(3‐(3‐ピリジル)プロパノイルオキシ)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロキシピリミジン‐2‐オン(65)の調製
方法G及び3‐(3‐ピリジル)プロパン酸を使用して、6365に変換した(白色固体、収率44%)。
実施例48
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐(4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイルオキシ)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐オキソラン‐2‐イル]‐4‐ブチルオキシカルボニルアミノ‐1,2‐ジヒドロピリミジン‐2‐オン(66)の調製
方法G及び4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタン酸を使用して、6366に変換した(白色固体、収率87%)。
実施例49
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐(6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイルオキシ)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐オキソラン‐2‐イル]‐4‐ブチルオキシカルボニルアミノ‐1,2‐ジヒドロピリミジン‐2‐オン(67)の調製
方法G及び6‐アニリノ‐6‐オキシ‐ヘキサン酸を使用して、6367に変換した(白色固体、収率63%)。
実施例50
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐(8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルオキシ)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐オキソラン‐2‐イル]‐4‐ブチルオキシカルボニルアミノ‐1,2‐ジヒドロピリミジン‐2‐オン(68)の調製
方法G及び8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタン酸を使用して、6368に変換した(白色固体、収率53%)。
実施例51
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐tert‐ブチルジメチルシリルオキシメチル‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(2‐メチルプロピルオキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(69)の調製
方法Fを使用して、2269に変換した(白色固体、収率77%)。
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐4‐(3‐フェニルプロパノイルオキシ)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(2‐メチルプロピルオキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(70)の調製
方法G及び3‐フェニルプロパン酸を使用して、6970に変換した(白色固体、収率71%)。
実施例52
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐4‐(3‐(3‐ピリジル)プロパノイルオキシ)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(2‐メチルプロピルオキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(71)の調製
方法G及び3‐(3‐ピリジル)プロパン酸を使用して、6971に変換した(白色固体、収率74%)。
実施例53
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐(4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイルオキシ)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(2‐メチルプロピルオキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(72)の調製
方法G及び4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタン酸を使用して、6972に変換した(白色固体、収率88%)。
実施例54
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐(6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイルオキシ)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(2‐メチルプロピルオキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(73)の調製
方法G及び6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサン酸を使用して、6973に変換した(白色固体、収率39%)。
実施例55
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐(8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルオキシ)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(2‐メチルプロピルオキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(74)の調製
方法G及び8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタン酸を使用して、6974に変換した(白色固体、収率53%)。
実施例56
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐tert‐ブチルジメチルシリルオキシメチル‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ペンチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(75)の調製
方法Fを使用して、2975に変換した(無色オイル、収率68%)。
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐4‐(3‐フェニルプロパノイルオキシ)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ペンチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(76)の調製
方法G及び3‐フェニルプロパン酸を使用して、7576に変換した(無色オイル、収率90%)。
実施例57
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐4‐(3‐(3‐ピリジル)プロパノイルオキシ)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ペンチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(77)の調製。
方法G及び3‐(3‐ピリジル)プロパン酸を使用して、7577に変換した(白色固体、収率51%)。
実施例58
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐(4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイルオキシ)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ペンチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(78)の調製
方法G及び4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタン酸を使用して、7578に変換した(白色固体、収率59%)。
実施例59
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐(6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイルオキシ)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ペンチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(79)の調製
方法G及び6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサン酸を使用して、7579に変換した(白色固体、収率88%)。
実施例60
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐(8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルオキシ)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ペンチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(80)の調製
方法G及び8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタン酸を使用して、7580に変換した(白色固体、収率79%)。
実施例61
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐tert‐ブチルジメチルシリルオキシメチル‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヘキシルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(81)の調製
方法Fを使用して、3681に変換した(無色オイル、収率70%)。
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐4‐(3‐フェニルプロパノイルオキシ)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヘキシルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(82)の調製。
方法G及び3‐フェニルプロパン酸を使用して、8182に変換した(白色固体、収率92%)。
実施例62
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐4‐(3‐(3‐ピリジル)プロパノイルオキシ)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヒドロキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(83)の調製
方法G及び3‐(3‐ピリジル)プロパン酸を使用して、8183に変換した(白色固体、収率46%)。
実施例63
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐(4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイルオキシ)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヘキシルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(84)の調製
方法G及び4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタン酸を使用して、8184に変換した(白色固体、収率61%)。
実施例64
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐(6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイルオキシ)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヘキシルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(85)の調製
方法G及び6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサン酸を使用して、8185に変換した(白色固体、収率80%)。
実施例65
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐(8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルオキシ)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヘキシルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(86)の調製
方法G及び8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタン酸を使用して、8186に変換した(白色固体、収率57%)。
実施例66
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐tert‐ブチルジメチルシリルオキシメチル‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヘプチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(87)の調製
方法Fを使用して、4387に変換した(白色固体、収率70%)。
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐4‐(3‐フェニル‐プロパノイルオキシ)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヘプチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(88)の調製
方法G及び3‐フェニルプロパン酸を使用して、8788に変換した(白色固体、収率57%)。
実施例67
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐4‐(3‐(3‐ピリジル)プロパノイルオキシ)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヘプチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(89)の調製
方法G及び3‐(3‐ピリジル)プロパン酸を使用して、8789に変換した(白色固体、収率76%)。
実施例68
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐(4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイルオキシ)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヘプチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(90)の調製
方法G及び4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタン酸を使用して、8790に変換した(白色固体、収率47%)。
実施例69
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐(6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイルオキシ)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヘプチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(91)の調製
方法G及び6‐アニリノ‐6‐オキシ‐ヘキサン酸を使用して、8791に変換した(白色固体、収率77%)。
実施例70
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐(8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルオキシ)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(ヘプチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(92)の調製
方法G及び8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタン酸を使用して、8792に変換した(白色固体、収率36%)。
実施例71
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐tert‐ブチルジメチルシリルオキシメチル‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(2‐メトキシエチルオキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(93)の調製
方法Fを使用して、5093に変換した(無色固体、収率82%)。
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐4‐(3‐フェニルプロパノイルオキシ)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(2‐メトキシエチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(94)の調製
方法G及び3‐フェニルプロパン酸を使用して、9394に変換した(白色固体、収率66%)。
実施例72
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐(4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタノイルオキシ)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(2‐メトキシエチルオキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(95)の調製
方法G及び4‐アニリノ‐4‐オキソ‐ブタン酸を使用して、9395に変換した(白色固体、収率88%)。
実施例73
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐(6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイルオキシ)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(2‐メトキシエチルオキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(96)の調製
方法G及び6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサン酸を使用して、9396に変換した(白色固体、収率91%)。
実施例74
1‐[(2R,4R,5R)‐4‐(8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルオキシ)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐ヒドロキシメチル‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(2‐メトキシエチルオキシカルボニルアミノ)ピリミジン‐2‐オン(97)の調製
方法G及び8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタン酸を使用して、9397に変換した(白色固体、収率97%)。
実施例75
エチル1‐((2R,4R,5R)‐4‐(アリルオキシカルボニルオキシ)‐3,3‐ジフルオロ‐5‐(ヒドロキシルメチル)テトラ‐ヒドロフラン‐2‐イル]‐2‐オキソ‐1,2‐ジヒドロピリミジン‐4‐イルカルバメート(98)の調製
方法B及びアリルクロロホルメートを使用して、98に変換した(白色固体、収率54%)。
((2R,3R,5R)‐3‐(アリルオキシカルボニルオキシ)‐5‐(4‐(エトキシカルボニルアミノ)‐2‐オキソピリミジン‐1(2H)‐イル)‐4,4‐ジフルオロテトラヒドロフラン‐2‐イル)メチル3‐フェニルプロパノエート(99)の調製
方法C及び3‐フェニルプロパン酸を使用して、9899に変換した(無色オイル、収率54%)。
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(3‐フェニルプロパノイルオキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(エトキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(10)の調製
方法Cを使用して、9910に変換した(無色固体、収率98%)。
実施例76
((2R,3R,5R)‐3‐(アリルオキシカルボニルオキシ)‐5‐(4‐(エトキシカルボニルアミノ)‐2‐オキソピリミジン‐1(2H)‐イル)‐4,4‐ジフルオロテトラヒドロフラン‐2‐イル)メチル3‐(ピリミジン‐3‐イル)‐プロパノエート(100)の調製
方法C及び3‐(3‐ピリジル)プロピオン酸を使用して、98100に変換した(無色オイル、収率63%)。
1‐[(2R,4R,5R)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐5‐(3‐(3‐ピリジル)‐プロパノイルオキシメチル)オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(エトキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(11)の調製
方法Cを使用して、10011に変換した(黄色固体、収率73%)。
実施例77
((2R,3R,5R)‐3‐(アリルオキシカルボニルオキシ)‐5‐(4‐(エトキシカルボニルアミノ)‐2‐オキソピリミジン‐1(2H)‐イル)‐4,4‐ジフルオロテトラヒドロフラン‐2‐イル)メチル6‐オキソ‐6‐(フェニルアミノ)ヘキサノエート(101)の調製
方法C及びアジピン酸を使用して、98101に変換した(無色オイル、収率84%)。
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐((6‐アニリノ‐6‐オキソ‐ヘキサノイル)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(エトキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(13)の調製
方法Cを使用して、10113に変換した(白色固体、収率56%)。
実施例78
((2R,3R,5R)‐3‐(アリルオキシカルボニルオキシ)‐5‐(4‐(エトキシカルボニルアミノ)‐2‐オキソピリミジン‐1(2H)‐イル)‐4,4‐ジフルオロテトラヒドロフラン‐2‐イル)メチル8‐オキソ‐8‐(フェニルアミノ)オクタノエート(102)の調製
方法C及びスベラニル酸を使用して、98102に変換した(無色オイル、収率34%)。
1‐[(2R,4R,5R)‐5‐((8‐アニリノ‐8‐オキソ‐オクタノイルオキシ)メチル)‐3,3‐ジフルオロ‐4‐ヒドロキシ‐オキソラン‐2‐イル]‐1,2‐ジヒドロ‐4‐(エトキシカルボニルアミノ)‐ピリミジン‐2‐オン(14)の調製
方法Cを使用して、10214に変換した(白色固体、収率66%)。
実施例79
方法H:ヒト肝臓S9分画を用いたインビトロ代謝変換アッセイ
プロドラッグ化合物の代表的なサンプルを、ヒト肝臓S9分画(Life Technologies Corporation)と共に、10μM、2連でインキュベートした。インキュベートを、シェーカーウォーターバスで、37℃で行った。サンプルを、0分及び60分で取得した。陰性対照(S9分画なし)及び陽性対照(7‐エトキシクマリン及び7‐ヒドロキシクマリン)を、2連で、試験サンプルと同時に行った。すべてのサンプルを、LC/MS/MSを使用して分析し;化合物の減少(%)及びゲムシタビンの形成を監視した(後者は、定量的には監視されていない)。試験結果を表1に示す。
ヒト肝臓9S分画と60分間インキュベーション後、それぞれの試験化合物の減少を、代謝産物としてゲムシタビンの形成と共に観察した。
実施例80
方法I:ヌードマウスでのHCT116腫瘍細胞異種移植モデルにおける有効性評価
化合物171819及び32を、メスヌードマウスでのヒトHCT116結腸直腸腺癌に対する経口作用について評価した。処置群について、上記化合物を、15%のツイーン80において、20mg/kg/日で、14日間、経口的に与えた。参照群として、ゲムシタビンを腹腔内に4回、3日に1回160mg/kgで与えた。対照群は、処置群と同じ経口のスケジュールでビヒクルのみを与えた。処置を、メスヌードマウス(n=8)(〜180mm3の皮下腫瘍サイズ)のすべての群で1日目から開始し;試験を14日目まで続けた。処置結果を、14日目での、対照群における非処置マウスの平均腫瘍サイズのパーセントとして、腫瘍増殖阻害(TGI)として示す。参照のゲムシタビンの85.6%のTGIと比べて、化合物171819及び32は、それぞれ、77.3%、81.1%、75.8%及び86.7%のTGIを示した。
上述の内容は、明確性と理解のための例示及び例の目的で、少し詳しく記載されているが、当業者であれば、特定の変更及び改変が、添付の特許請求の範囲内で、行うことができることを理解するであろう。また、本願明細書中で提供された各文献が、その全体と同程度について、参照として、あたかも各文献が参照として個々に組み込まれたように、組み込まれる。

Claims (13)

  1. 式(I):
    (式中、
    1が-C(=O)-(CH−3−ピリジル、R H、かつ、3 、H、エトキシカルボニル、ブチルオキシカルボニル、2−メチルプロピルオキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニル、ヘプチルオキシカルボニル、又は2−メトキシエチルオキシカルボニルであるか、あるいは、
    1がH、R が-C(=O)-(CH−3−ピリジル、かつ、3 、エトキシカルボニル、ブチルオキシカルボニル、2−メチルプロピルオキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニル、又はヘプチルオキシカルボニルである)
    の化合物、又は医薬的に許容されるそれらの塩。
  2. 以下の構造:
    を有する、請求項1に記載の化合物。
  3. 以下の構造:
    を有する、請求項1に記載の化合物。
  4. 式(I):
    (式中、
    1が-C(=O)-(CH−3−ピリジル、R H、かつ、3 、H、エトキシカルボニル、ブチルオキシカルボニル、2−メチルプロピルオキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニル、ヘプチルオキシカルボニル、又は2−メトキシエチルオキシカルボニルであるか、あるいは、
    1がH、R が-C(=O)-(CH−3−ピリジル、かつ、3 、エトキシカルボニル、ブチルオキシカルボニル、2−メチルプロピルオキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニル、又はヘプチルオキシカルボニルである)
    の化合物、又は医薬的に許容されるそれらの塩;及び
    医薬的に許容される担体
    を含む、医薬組成物。
  5. 前記化合物が、以下の構造:
    を有する、請求項4に記載の医薬組成物。
  6. 前記化合物が、以下の構造:
    を有する、請求項4に記載の医薬組成物。
  7. 対象における癌を治療するための方法で使用する、請求項4〜6のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  8. 前記方法が、さらに他の抗癌剤を投与することを含む、請求項7に記載の医薬組成物。
  9. 前記抗癌剤が、従来の化学療法剤、標的化治療剤、放射線治療剤、及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項8に記載の医薬組成物。
  10. 前記抗癌剤が、シスプラチン、オキサリプラチン、カルボプラチン、エルロチニブ、ゲフィチニブ、ラパチニブ、セツキシマブ、ザルツムマブ、ミノツズマブ、及びマツズマブ
    からなる群から選択される、請求項8に記載の医薬組成物。
  11. 前記癌が、膵癌、非小細胞肺癌、乳癌、卵巣癌、及び膀胱癌からなる群から選択される、請求項7〜10のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  12. 前記医薬組成物の投与が経口で行われる、請求項7〜11のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  13. 前記医薬組成物の投与が非経口で行われる、請求項7〜11のいずれか1項に記載の医薬組成物。
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