JP6419870B2 - 洗濯機 - Google Patents

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    • D06F39/02Devices for adding soap or other washing agents
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Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
近年、マイクロバブルやナノバブルと称される直径が数十nm〜数μmサイズの微細気泡が注目されてきており、多数の微細気泡を含んだ微細気泡水を洗濯機に用いることが考えられている。しかしながら、従来構成では、その微細気泡水の効果を十分に引き出せていなかった。
特開2014−158599号公報
そこで、微細気泡水の効果を高めることができる洗濯機を提供する。
実施形態の洗濯機は、水槽と回転槽とで構成された洗濯槽と、給水源に接続される接続口と、前記接続口の下流側に設けられて内部を通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成する微細気泡発生器と、前記接続口に接続されて給水源からの水を受けるとともに、粉末洗剤を収容する粉末洗剤収容部及び液体洗剤を収容する液体洗剤収容部を内部に有する注水ケースと、前記微細気泡発生器を通過しない水を、前記粉末洗剤収容部を介して前記洗濯槽に供給可能な粉末洗剤用経路と、前記微細気泡発生器により生成された微細気泡水を、前記液体洗剤収容部を介して前記洗濯槽に供給可能な液体洗剤用経路と、を備えている。
第1実施形態による洗濯機の概略構成を正面側から示す断面図 第1実施形態による洗濯機について、電気的構成を示すブロック図 第1実施形態による洗濯機について、微細気泡発生装置の概略構成を示す断面図 第1実施形態による洗濯機について、図3のX4−X4線に沿って示す断面図 第1実施形態による洗濯機について、注水ケースの内部構成を概略的に示す図 第2実施形態による洗濯機について、注水ケースの内部構成を概略的に示す図 第3実施形態による洗濯機について、注水ケースの内部構成を概略的に示す図 第4実施形態による洗濯機について、注水ケースの内部構成を概略的に示す図 第5実施形態による洗濯機について、注水工程時における第1給水弁及び第2給水弁の開閉動作を経時的に示す図 第6実施形態による洗濯機について、注水工程時における第1給水弁及び第2給水弁の開閉動作を経時的に示す図 第7実施形態による洗濯機について、注水工程時における第1給水弁及び第2給水弁の開閉動作を経時的に示す図 第8実施形態による洗濯機について、注水工程時における第1給水弁及び第2給水弁の開閉動作を経時的に示す図
以下、複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態で実質的に同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について図1〜図5を参照して説明する。
図1に示す洗濯機10は、外箱11、トップカバー12、水槽13、回転槽14、パルセータ15、モータ16、及び注水装置20を備えている。なお、洗濯機10の設置面側つまり鉛直下側を洗濯機10の下側とし、設置面とは反対側つまり鉛直上側を洗濯機10の上側とする。また、図1の紙面左右方向を、洗濯機10の左右方向とする。洗濯機10は、回転槽14の回転軸が鉛直方向を向いたいわゆる縦軸型の洗濯機である。なお、洗濯機は、縦軸型に限られず、回転槽の回転軸が水平又は後方へ向かって下降傾斜した横軸型いわゆるドラム式洗濯機であっても良い。
外箱11は、例えば鋼板によって全体として矩形箱状に構成されている。トップカバー12は、例えば合成樹脂製であって、外箱11の上部に設けられている。水槽13及び回転槽14は、洗濯対象となる衣類を収容する洗濯槽及び脱水槽として機能する。水槽13は、外箱11内に設けられている。水槽13及び回転槽14は、上面が開口した容器状に構成されている。回転槽14は、複数の小孔141を有しており、この小孔141を通して、回転槽14と水槽13との間で水が行き来する。また、水槽13の底部には、図示しない排水口が形成されている。
モータ16は、図示しないクラッチ機構を介して回転槽14及びパルセータ15に接続されている。図示しないクラッチ機構は、モータ16の回転を回転槽14及びパルセータ15に選択的に伝達する。モータ16及び図示しないクラッチ機構は、洗い時及びすすぎ時には、回転槽14の回転を停止させた状態でモータ16の駆動力をパルセータ15に伝達してパルセータ15を低速で直接正逆回転駆動する。また、モータ16及び図示しないクラッチ機構は、脱水時等にはモータ16の駆動力を回転槽14に伝達して、回転槽14及びパルセータ15を一方向に高速で回転駆動させる。
また、洗濯機10は、図2に示すように、制御装置17、排水弁18、水位センサ19、第1給水弁31、第2給水弁32、及び第3給水弁33を備えている。制御装置17は、マイクロコンピュータなどから構成されており、洗濯機10の作動全般を制御する。モータ16、排水弁18、水位センサ19、及び各給水弁31、32、33は、それぞれ制御装置17に電気的に接続されており、制御装置17からの制御信号に基づいて駆動制御される。排水弁18は、水槽13の底部に形成された図示しない排水口を開閉するためのものである。水位センサ19は、水槽13内に貯留された水の水位を計測するためのものである。
第1給水弁31、第2給水弁32、及び第3給水弁33は、注水装置20の構成要素である。注水装置20は、図1に示すように、外箱11の上部にあってトップカバー12の内部に設けられている。注水装置20は、接続口21、微細気泡発生器22、第1給水弁31、第2給水弁32、第3給水弁33、及び注水ケース40を有している。
接続口21は、図示しないホースを介して水道の蛇口等の給水源に接続される。接続口21の下流側は複数本に分岐して、各給水弁31、32、33を介して注水ケース40に接続されている。すなわち、接続口21と注水ケース40との間は、複数の経路によって接続されている。本実施形態の場合、接続口21の下流側は3つに分岐し、各給水弁31、32、33を介して注水ケース40に接続されている。
この場合、接続口21から第1給水弁31を通って注水ケース40内に至る経路を、粉末洗剤用経路R1と称する。また、接続口21から第2給水弁32及び微細気泡発生器22を通って注水ケース40内に至る経路を、液体洗剤用経路R2と称する。そして、接続口21から第3給水弁33を通って注水ケース40内に至る経路を、柔軟剤用経路R3と称する。すなわち、接続口21と注水ケース40との間は、粉末洗剤用経路R1と液体洗剤用経路R2と柔軟剤用経路R3との3つの経路によって接続されている。各経路R1、R2、R3は、いずれも、接続口21から注水ケース40を経て水槽13及び回転槽14内へ至っている。
微細気泡発生器22は、内部を通過する水に微細気泡を含ませるためのものである。微細気泡発生器22は、各経路R1、R2、R3のうち液体洗剤用経路R2の途中部分に設けられている。微細気泡発生器22は、注水ケース40とは別部品として構成されて注水ケース40の外部に設けられていても良いし、注水ケース40に組み込まれていても良い。なお、この場合、微細気泡発生器22は、粉末洗剤用経路R1及び柔軟剤用経路R3の途中部分には設けられていない。
微細気泡発生器22は、例えば合成樹脂製であって、図3及び図4に示すように全体として円筒形状に形成されている。微細気泡発生器22は、例えば絞り部221、ストレート部222、及び突出部223を有している。絞り部221とストレート部222とは、連続した1本の流路を形成している。この場合、絞り部221側が入力側となり、ストレート部222側が出力側となる。
絞り部221は、微細気泡発生器22の入力側から出力側へ向かって内径が縮小する形状、すなわち流路の断面積つまり内径が連続的に徐々に減少するようないわゆる円錐形のテーパ管状に形成されている。ストレート部222は、流路の断面積つまり内径が変化しない円筒形いわゆるストレート管状に形成されている。
突出部223は、ストレート部222の長手方向の途中部分に設けられている。突出部223は、ストレート部222において水の通過可能な断面積を局所的に縮小することでストレート部222を通過する液体中に微細気泡を発生させるためのものである。本実施形態の場合、ストレート部222には、複数本この場合4本の突出部223が設けられている。各突出部223は、先端が尖った棒状の部材で構成され、ストレート部222の内周面からこのストレート部222の断面における中心方向へ向かって突出している。各突出部223は、ストレート部222の断面の周方向に向かって相互に等間隔に離間した状態で配置されている。
微細気泡発生器22に対して絞り部221側から水が流入すると、絞り部221からストレート部222にかけて流路断面積が絞られることによって、流体力学のいわゆるベンチュリ効果により流速が高められる。そして、その高速流が突出部223に衝突することで圧力が急激に低下される。これにより、水中に溶存している空気を微細な気泡として多量に析出させることができる。
本実施形態の微細気泡発生器22は、内部に水等の液体を通すことで、その液体中に、直径が50nm〜1μm程度のナノバブルや、直径が1μm〜数百μm程度のマイクロバブルを含んだ微細気泡を多量に発生させることができる。以下の説明では、微細気泡発生器22を通って微細気泡を含んだ水を、微細気泡水と称する。また、微細気泡発生器22を通らずに微細気泡を含んでいない水を、単に水道水と称する。なお、微細気泡発生器22は、上記したいわゆるベンチュリ式のものに限られない。
第1給水弁31、第2給水弁32、及び第3給水弁33は、いずれも電磁的に開閉動作可能な液体用の開閉弁である。第1給水弁31は、図5に示すように、粉末洗剤用経路R1の途中に設けられている。すなわち、第1給水弁31は、接続口21から3つに分岐した経路のうちの1つの経路つまり液体洗剤用経路R2及び柔軟剤用経路R3とは異なる粉末洗剤用経路R1の途中部分であって、接続口21と注水ケース40との間に設けられている。第1給水弁31は、微細気泡発生器22を通過しない水道水の経路つまり粉末洗剤用経路R1を開閉可能に構成されている。
第2給水弁32は、液体洗剤用経路R2の途中に設けられている。すなわち、第2給水弁32は、接続口21から3つに分岐した経路のうちの1つの経路つまり粉末洗剤用経路R1及び柔軟剤用経路R3とは異なる液体洗剤用経路R2の途中部分であって、接続口21と注水ケース40との間に設けられている。第2給水弁32は、微細気泡発生器22を通過する微細気泡水の経路つまり液体洗剤用経路R2を開閉可能に構成されている。この場合、第2給水弁32は、微細気泡発生器22の上流側に設けられている。すなわち、本実施形態において、微細気泡発生器22は、液体洗剤用経路R2の途中部分であって、第2給水弁32と注水ケース40との間に設けられている。
第3給水弁33は、柔軟剤用経路R3の途中に設けられている。すなわち、第3給水弁33は、接続口21から3つに分岐した経路のうちの1つの経路つまり粉末洗剤用経路R1及び液体洗剤用経路R2とは異なる柔軟剤用経路R3の途中部分であって、接続口21と注水ケース40との間に設けられている。第3給水弁33は、微細気泡発生器22を通過しない水道水の経路であって粉末洗剤用経路R1とは異なる経路、すなわち柔軟剤用経路R3を開閉可能に構成されている。
注水ケース40は、各給水弁31、32、33を介して接続口21に接続されている。注水ケース40は、接続口21から供給された水を受けて、その受けた水を水槽13及び回転槽14内へ注水する。注水ケース40は、図1及び図5に示すように、外ケース41と、洗剤ケース50と、柔軟剤ケース60と、を有している。
外ケース41は、注水ケース40の外殻を構成するものであって、例えば合成樹脂材によって容器状に構成されている。また、外ケース41は、注水口411を有している。注水口411は、例えば外ケース41の底部412に設けられており、外ケース41の内部空間と外部とを連通している。底部412は、例えば注水口411側へ向かって下降傾斜した斜面に形成されている。
この構成において、各給水弁31、32、33を介して注水ケース40内に流入した水、すなわち各経路R1、R2、R3を通って注水ケース40内に流入した水は、洗剤ケース50又は柔軟剤ケース60を通って底部412に流れ落ちる。そして、底部412に流れ落ちた水は、底部412の斜面に沿って注水口411に導かれた後、注水口411を通って水槽13及び回転槽14内へ注水される。
本実施形態の場合、注水口411は、図1に示すように、水槽13及び回転槽14の上部にあって、ユーザが洗濯機10を使用する際にそのユーザから視認可能な位置に設けられている。なお、注水口411は、外ケース41と別体に構成されていても良い。また、注水ケース40と注水口411との間に、ホース等の配管部材を介在させても良い。
洗剤ケース50は、外ケース41内に収納可能に構成されており、外ケース41に対して例えば引き出し式に構成されている。洗剤ケース50は、外ケース41と同様に、例えば合成樹脂材によって容器状に構成されている。なお、洗剤ケース50は、引き出し式に限られない。洗剤ケース50は、図5に示すように、仕切り部51、粉末洗剤収容部52、液体洗剤収容部53、粉末洗剤出口部54、及び液体洗剤出口部55を有している。仕切り部51は、粉末洗剤収容部52と液体洗剤収容部53との間を仕切っている。
粉末洗剤収容部52は、洗剤ケース50の内部空間のうちの一部の空間であって、粉末洗剤を収容及び排出可能に構成されている。すなわち、粉末洗剤収容部52は、洗剤ケース50が外ケース41から引き出された状態で粉末洗剤を投入可能に構成されている。これにより、ユーザは、洗濯機10を使用する際、必要に応じて洗剤ケース50を引き出して、粉末洗剤収容部52内に粉末洗剤を投入することができる。
粉末洗剤出口部54は、粉末洗剤収容部52内と外部とを連通するように構成されている。この場合、粉末洗剤出口部54は、粉末洗剤収容部52内と、洗剤ケース50の外面と外ケース41の内面との間に形成された空間内と、を連通させている。粉末洗剤出口部54は、粉末洗剤収容部52の底面を貫いた開口によって構成されている。粉末洗剤収容部52内に水が供給されると、粉末洗剤収容部52内に供給された水は、粉末洗剤出口部54から粉末洗剤収容部52外へ流出する。
液体洗剤収容部53は、洗剤ケース50の内部空間のうち粉末洗剤収容部52を除いた空間であって、液体洗剤を収容及び排出可能に構成されている。すなわち、液体洗剤収容部53は、洗剤ケース50が外ケース41から引き出された状態で液体洗剤を投入可能に構成されている。これにより、ユーザは、洗濯機10を使用する際、必要に応じて洗剤ケース50を引き出して、液体洗剤収容部53内に液体洗剤を投入することができる。
液体洗剤出口部55は、液体洗剤収容部53内と外部とを連通するように構成されている。この場合、液体洗剤出口部55は、液体洗剤収容部53内と、洗剤ケース50の外面と外ケース41の内面との間に形成された空間内と、を連通させている。液体洗剤出口部55は、例えばサイフォン構造に構成されている。液体洗剤収容部53内が所定水位まで満たされると、液体洗剤収容部53内に供給された水は、サイフォンの原理によって液体洗剤出口部55から液体洗剤収容部53外へ流出する。
柔軟剤ケース60は、洗剤ケース50と同様に、外ケース41内に収納可能に構成されており、外ケース41に対して例えば引き出し式に構成されている。柔軟剤ケース60も、洗剤ケース50と同様に、例えば合成樹脂材によって容器状に構成されている。なお、柔軟剤ケース60は、引き出し式の構成に限られない。
柔軟剤ケース60は、容器状に形成されており、柔軟剤収容部61と柔軟剤出口部62と、を有している。柔軟剤収容部61は、柔軟剤ケース60の内部空間であって、柔軟剤を収容及び排出可能に構成されている。すなわち、柔軟剤収容部61は、柔軟剤ケース60が外ケース41から引き出された状態で柔軟剤を投入可能に構成されている。これにより、ユーザは、洗濯機10を使用する際、必要に応じて柔軟剤ケース60を引き出して、柔軟剤収容部61内に柔軟剤を投入することができる。
柔軟剤出口部62は、柔軟剤収容部61内と外部とを連通するように構成されている。この場合、柔軟剤出口部62は、柔軟剤収容部61内と、柔軟剤収容部61の外面と外ケース41の内面との間に形成された空間内と、を連通させている。柔軟剤出口部62は、例えばサイフォン構造に構成されている。柔軟剤収容部61内が所定水位まで満たされると、柔軟剤収容部61内に供給された水は、サイフォンの原理によって柔軟剤出口部62から柔軟剤収容部61外へ流出する。
図5に示すように、各経路R1、R2、R3のうち、粉末洗剤用経路R1は、粉末洗剤収容部52に接続されている。また、液体洗剤用経路R2は、液体洗剤収容部53に接続されている。そして、柔軟剤用経路R3は、柔軟剤収容部61に接続されている。
この構成において、第1給水弁31が開放されると、粉末洗剤用経路R1を通った水、すなわち微細気泡発生器22を通過せずに微細気泡を含んでいない水道水が、粉末洗剤収容部52に供給される。粉末洗剤収容部52内に供給された水道水は、粉末洗剤出口部54から外ケース41内の底部412側へ流れ落ち、その後、注水口411から水槽13及び回転槽14内へ注水される。このとき、粉末洗剤収容部52内に粉末洗剤が収容されていれば、その粉末洗剤は、粉末洗剤収容部52内に供給された水道水に溶かされて、注水口411から水槽13及び回転槽14内へ流し落とされる。
また、第2給水弁32が開放されると、液体洗剤用経路R2を通った水、すなわち微細気泡発生器22を経て微細気泡を含んだ微細気泡水が、液体洗剤収容部53内に供給される。液体洗剤収容部53内に供給された水道水は、液体洗剤出口部55から外ケース41内の底部412側へ流れ落ち、その後、注水口411から水槽13及び回転槽14内へ注水される。このとき、液体洗剤収容部53内に液体洗剤が収容されていれば、その液体洗剤は、液体洗剤収容部53内に供給された微細気泡水に溶かされて、注水口411から水槽13及び回転槽14内へ流し落とされる。
そして、第3給水弁33が開放されると、柔軟剤用経路R3を通った水、すなわち微細気泡発生器22を通過せずに微細気泡を含んでいない水道水が、柔軟剤収容部61に供給される。柔軟剤収容部61内に供給された水道水は、柔軟剤出口部62から外ケース41内の底部412側へ流れ落ち、その後、注水口411から水槽13及び回転槽14内へ注水される。このとき、柔軟剤収容部61内に柔軟剤が収容されていれば、その柔軟剤は、柔軟剤収容部61内に供給された水道水に溶かされて、注水口411から水槽13及び回転槽14内へ流し落とされる。
以上説明した実施形態の構成によれば、洗濯機10は、洗濯槽である水槽13と回転槽14と、給水源に接続される接続口21と、微細気泡発生器22と、注水ケース40と、を備えている。微細気泡発生器22は、接続口21の下流側に設けられており、内部を通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成する。注水ケース40は、接続口21に接続されて給水源からの水を受けるとともに、粉末洗剤を収容する粉末洗剤収容部52及び液体洗剤を収容する液体洗剤収容部53を内部に有している。
ここで、注水ケース40から水槽13及び回転槽14内に流し落とされた洗剤が、微細気泡水と混合する前、つまり十分に良く混ざり合って反応する前に洗濯物に浸透してしまうと、洗剤に対する微細気泡水の効果を十分に発揮させることができない。しかしながら、粉末洗剤と液体洗剤とでは、微細気泡水との混合の様子つまり反応の様子が異なる。
すなわち、粉末洗剤は、粉体であるため、液体洗剤に比べて水に溶け難い。そのため、粉末洗剤を水に溶解させるためには、ある程度の水量と時間、及びパルセータ15による攪拌等が必要となる。そのため、粉末洗剤は、水槽13及び回転槽14内に流入した後も、直ぐに洗濯物に浸透することがないため、微細気泡水と反応させる時間を比較的容易に確保することができる。一方、液体洗剤は、液体であるため、水槽13及び回転槽14内に流入すると直ぐに洗濯物に浸透してしまう。そのため、液体洗剤は、微細気泡水と反応させる時間を確保し難く、洗濯物に接触する前に微細気泡水と混合し反応させる必要がある。
また、液体洗剤は、液状のため少量の水でも流し落とすことができる。一方、粉末洗剤は、粉体のため流し落とすためにある程度の水量を要する。しかし、微細気泡水は、微細気泡発生器22を通過する際に流量が絞られるため、微細気泡発生器22を通過しない水道水に比べて単位時間当たりの流量が少ない。そのため、微細気泡水は、液体洗剤を流し落とす場合には十分な水量を確保できるが、粉末洗剤を流し落とす場合には十分な水量を確保し難い。したがって、微細気泡水のみで粉末洗剤を流し落とそうとすると、水道水で流し落とす場合と比べて時間を要するだけでなく、粉末洗剤の流し残しが生じるおそれがある。
これに対し、本実施形態の洗濯機10は、粉末洗剤用経路R1と、液体洗剤用経路R2と、を備えている。粉末洗剤用経路R1は、微細気泡発生器22を通過しない水を、粉末洗剤収容部52を介して水槽13及び回転槽14内に供給可能な経路である。液体洗剤用経路R2は、微細気泡発生器22により生成された微細気泡水を、液体洗剤収容部53を介して水槽13及び回転槽14内に供給可能な経路である。
すなわち、本実施形態の洗濯機10は、接続口21から供給されて微細気泡発生器22を通過しない水の少なくとも一部を、粉末洗剤収容部52を介して水槽13及び回転槽14に供給可能である。そして、洗濯機10は、接続口21から供給されて微細気泡発生器22を通過した水の全部を、液体洗剤収容部53を介して水槽13及び回転槽14に供給可能である。
換言すれば、本実施形態の場合、洗濯機10は、粉末洗剤用経路R1を通った水つまり微細気泡発生器22を通過しない水道水を、粉末洗剤収容部52を介して水槽13及び回転槽14に供給可能である。そして、洗濯機10は、液体洗剤用経路R2を通った水つまり微細気泡発生器22を通過して微細気泡を含んだ微細気泡水を、液体洗剤収容部53を介して水槽13及び回転槽14に供給可能である。
これによれば、使用者が粉末洗剤を使用する場合には、粉末洗剤収容部52内に収容されている粉末洗剤を、十分な水量を確保できる水道水によって水槽13及び回転槽14内に流し落とすことができる。そのため、粉末洗剤の流し残しや、粉末洗剤を流し落とすための時間が長時間になることを防止できる。そして、この場合、洗濯機10は、粉末洗剤収容部52内に収容されている粉末洗剤を水道水によって流し落としている最中又は流し落とした後に、第2給水弁32を開いて微細気泡水を供給するとともに、パルセータ15を駆動させて水槽13及び回転槽14内の水を攪拌する。これにより、外ケース41の底部412又は水槽13及び回転槽14内で、粉末洗剤と微細気泡水とが混合される。その結果、粉末洗剤を用いた場合においても、微細気泡水の効果、すなわち洗濯水中で凝集し易い洗剤の界面活性剤成分が微細気泡と接することによりほぐれて分散するため、界面活性剤を汚れに対してムラなく作用させることができ、洗剤本来の洗浄作用を適切に発揮させることができる。
また、使用者が液体洗剤を使用する場合には、液体洗剤収容部53内に収容されている液体洗剤を、微細気泡水によって水槽13及び回転槽14内に流し落とすことができる。そのため、液体洗剤と微細気泡水とを混合して反応させた状態の水溶液を、水槽13及び回転槽14内に供給することができる。そのため、液体洗剤が、微細気泡水と混合して反応する前に、洗濯物に浸透してしまうことを防ぐことができる。その結果、液体洗剤を用いた場合においても、微細気泡水の効果を適切に発揮させることができる。これらの結果、洗濯運転に、粉末洗剤又は液体洗剤のいずれを用いた場合でも、微細気泡水の効果を適切に発揮させることができ、微細気泡水の効果を高めることができる。
ここで、接続口21から供給される水道水をそのままの水圧で液体洗剤収容部53に供給すると、水の勢いが強すぎて、液体洗剤収容部53内に収容されている液体洗剤が飛び散るおそれがある。すると、液体洗剤収容部53内の液体洗剤を、水槽13及び回転槽14内に効率良く流し落とせないばかりか、飛び散った液体洗剤が洗剤ケース50の外面等に付着して汚れるおそれがある。
これに対し、本実施形態によれば、液体洗剤が収容される液体洗剤収容部53には、微細気泡発生器22を通って水圧が低下した微細気泡水、つまり勢いが弱まった微細気泡水が供給される。したがって、液体洗剤収容部53内に供給される水によって、液体洗剤収容部53内の液体洗剤が周囲に飛び散ることを極力抑制することができる。その結果、液体洗剤収容部53内の液体洗剤を水槽13及び回転槽14内に効率良く流し落とせるとともに、液体洗剤が洗剤ケース50の外面等に付着して汚れることを防止できる。
なお、洗濯運転に粉末洗剤を用いる場合と液体洗剤を用いる場合とで、洗濯機10の制御内容つまり第1給水弁31及び第2給水弁32の開閉制御の内容を共通化することができる。また、洗濯運転に粉末洗剤を用いる場合と液体洗剤を用いる場合とで、第1給水弁31及び第2給水弁32の開閉制御の内容を異ならせることもできる。この場合、例えば洗濯機10に設けられた図示しないセンサを用いて、粉末洗剤又は液体洗剤のいずれを用いるのかを自動で判断しても良いし、例えばユーザが図示しない操作パネルを操作して粉末洗剤又は液体洗剤のいずれを用いるのかを選択できるようにしても良い。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について図6を参照して説明する。
第2実施形態において、注水装置20は、第1補助経路R21を更に有している。第1補助経路R21は、微細気泡発生器22の下流側において液体洗剤用経路R2から分岐して設けられており、その終端は粉末洗剤収容部52に接続されている。この構成において、第2給水弁32が開かれると、微細気泡発生器22を通って微細気泡を含んだ微細気泡水は、液体洗剤収容部53及び粉末洗剤収容部52の両方に供給される。
すなわち、本実施形態の注水装置20は、微細気泡水が水槽13及び回転槽14内に至る経路として、液体洗剤収容部53を通って水槽13及び回転槽14へ至る液体洗剤用経路R2と、粉末洗剤収容部52を通って水槽13及び回転槽14へ至る第1補助経路R21と、の2つの経路を有している。換言すると、注水装置20は、接続口21から供給されて微細気泡発生器22を通過した微細気泡水を、粉末洗剤収容部52及び液体洗剤収容部53のそれぞれを介して水槽13及び回転槽14内に供給することができる。
この構成によれば、上記第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
更に、本実施形態によれば、粉末洗剤が使用される際に、例えば第1給水弁31と第2給水弁32とを同時、又は第2給水弁32を第1給水弁31よりも先に開くことで、粉末洗剤収容部52内に収容された粉末洗剤も、、粉末洗剤収容部52内で早期に微細気泡水と接触し溶解させることができるのに加えて、注水ケース40内の注水口411に至る経路上でも粉末洗剤と微細気泡水とを混合させることができる。これにより、粉末洗剤を用いる際において、微細気泡水の効果を更に効率良く発揮させることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について図7を参照して説明する。
第3実施形態において、注水装置20は、第2補助経路R22を更に有している。第2補助経路R22は、微細気泡発生器22の下流側において液体洗剤用経路R2から分岐して設けられており、その終端は外ケース41の底部412に至っている。すなわち、第2補助経路R22は、粉末洗剤収容部52及び液体洗剤収容部53のいずれにも接続されていない。この構成において、第2給水弁32が開かれると、微細気泡発生器22を通って微細気泡を含んだ微細気泡水は、その一部が液体洗剤収容部53を介して水槽13及び回転槽14に供給されるとともに、残りが粉末洗剤収容部52及び液体洗剤収容部53のいずれも介さずに直接的に水槽13及び回転槽14に供給される。
すなわち、本実施形態の注水装置20は、微細気泡水が水槽13及び回転槽14内に至る経路として、液体洗剤収容部53を通って水槽13及び回転槽14へ至る液体洗剤用経路R2と、粉末洗剤収容部52及び液体洗剤収容部53のいずれも経由せずに直接水槽13及び回転槽14まで至る第2補助経路R22と、の2つの経路を有している。換言すると、注水装置20は、接続口21から供給されて微細気泡発生器22を通過した微細気泡水を、液体洗剤収容部53を経由して水槽13及び回転槽14内に供給するだけでなく、粉末洗剤収容部52及び液体洗剤収容部53の両方を経ずに水槽13及び回転槽14に供給可能である。
この構成によっても、上記第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
更に、本実施形態によれば、粉末洗剤が使用される際に、例えば第1給水弁31と第2給水弁32とを同時に開くことで、粉末洗剤収容部52内に収容された粉末洗剤も、注水ケース40内の底部412上において微細気泡水と早期に接触し混合させることができる。これにより、粉末洗剤を用いる際において、微細気泡水による洗剤の溶解効果を更に効率良く発揮させることができる。また、第2補助経路R22の終端部分を、外ケース41内において粉末洗剤が留まり易い位置に設定することで、外ケース41内の例えば底部412などに流れ残った粉末洗剤を効率良く洗い流し落とすこともできる。加えて、水道水圧の高い地域においては第2補助経路R22により圧力を逃がす効果も得られるため、注水ケース40内での水跳ねを防ぐことも可能である。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について図8を参照して説明する。
第4実施形態の注水装置20は、上記第2実施形態及び第3実施形態の構成を組み合わせたものである。すなわち、本実施形態の注水装置20は、第1補助経路R21及び第2補助経路R22の両方を有している。この構成において、第2給水弁32が開かれると、微細気泡発生器22を通って微細気泡を含んだ微細気泡水は、液体洗剤収容部53及び粉末洗剤収容部52の両方に供給されるとともに、外ケース41の底部412にも供給される。
この構成によれば、上記第2実施形態及び第3実施形態の作用効果を同時に得ることができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態について、図9を参照して説明する。
第5実施形態は、洗濯運転の注水工程時において、第1給水弁31及び第2給水弁32について行われる制御内容の具体例である。この場合、注水工程とは、洗濯運転において、水槽13及び回転槽14内に洗濯水を貯留する工程である。注水工程は、洗濯運転を開始した後に実行される工程であり、第1給水弁31及び第2給水弁32を開閉制御することで、注水ケース40内に収容された粉末洗剤又は液体洗剤を、水槽13及び回転槽14内に流し落とす工程である。
なお、本実施形態の前提条件は、次に示す通りである。すなわち、本実施形態の制御内容は、上記第1〜第4実施形態のいずれについても適用することができる。また、本実施形態において、洗濯機10は、洗剤ケース50内に投入されている洗剤の種類を区別しないものとする。すなわち、制御装置17は、粉末洗剤収容部52に粉末洗剤が収容されているか、又は液体洗剤収容部53に液体洗剤が収容されているかを区別することなく、同一の制御内容を実行する。また、洗濯機10は、注水工程を実行する前に、図示しない重量センサで測定した洗濯物の重量やユーザによる設定に基づいて、水槽13及び回転槽14内に対する注水量を設定する。そして、注水工程の開始時には、第1給水弁31、第2給水弁32、及び第3給水弁33はいずれも閉じているものとする。
制御装置17は、図9に示すように、注水工程を開始してからの所定期間この場合第1期間T1は、第1給水弁31と第2給水弁32とのいずれか一方を開くとともに他方を閉じた状態で維持する制御を行う。この場合、第1期間T1は、粉末洗剤収容部52に供給される水によって、粉末洗剤収容部52内の粉末洗剤を流し落とすのに十分な期間である。第1期間T1は、粉末洗剤収容部52内に収容される粉末洗剤の最大量を設定し、その最大量の洗剤を流し落とすのに十分な期間に設定しても良いし、予め設定された注水量に応じて適宜変更しても良い。すなわち、第1期間T1は、毎回の注水工程で一律に設定しても良いし、注水工程毎に適した値に変更するようにしても良い。
注水工程が開始されると、制御装置17は、まず、第2給水弁32を閉じた状態で維持するとともに第1給水弁31を開き、粉末洗剤収容部52に対して水道水を供給する。このとき、粉末洗剤収容部52内に粉末洗剤が収容されていれば、その粉末洗剤は、粉末洗剤収容部52内に供給された水道水に溶かされて、注水口411から水槽13及び回転槽14内へ流し落とされる。
そして、注水工程を開始してから第1期間T1が経過すると、制御装置17は、第1給水弁31を閉じるとともに第2給水弁32を開く。すると、粉末洗剤収容部52に対する水道水の供給が停止されるとともに、液体洗剤収容部53に対して微細気泡水が供給される。このとき、液体洗剤収容部53内に液体洗剤が収容されていれば、その液体洗剤は、液体洗剤収容部53内に供給された微細気泡水に溶かされる。これにより、液体洗剤と微細気泡水とが混ざり、その結果、液体洗剤の洗浄能力が向上した溶液が、注水口411から水槽13及び回転槽14内へ注水される。
また、このとき、液体洗剤収容部53内に液体洗剤が収容されていなければ、液体洗剤用経路R2を通った微細気泡水は、液体洗剤を溶かすことなく液体洗剤収容部53を介して水槽13及び回転槽14内に供給される。そして、水槽13及び回転槽14内に供給された微細気泡水は、先に供給された粉末洗剤及び粉末洗剤が溶けた溶液と混ざり、その結果、粉末洗剤の洗浄能力が向上する。
その後、第2給水弁32を開いてから所定期間この場合第2期間T2が経過すると、制御装置17は、第2給水弁32を閉じて微細気泡水の供給を停止するとともに、第1給水弁31を開いて水道水の供給を再開する。その後、制御装置17は、水槽13及び回転槽14内の水量が設定された注水量に到達すると、第1給水弁31を閉じて注水工程を終了する。
ここで、微細気泡発生器22によって効率良く微細気泡を発生させるためには、微細気泡発生器22に対して極力高い圧力の水道水を印加する必要がある。しかし、第2給水弁32を開いて微細気泡発生器22に水道水を印加している最中に、第1給水弁31を開くと、微細気泡発生器22に印加される水道水の圧力が低下して、微細気泡発生器22の効率も低下する。その結果、微細気泡水を洗剤に混合させても、洗剤の洗浄能力を十分に引き出すことができない。特に、例えば液体洗剤収容部53に液体洗剤が収容されている場合に、第2給水弁32と第1給水弁31とを同時に開くと、十分な量の微細気泡を含んでいない微細気泡水によって、液体洗剤収容部53内の液体洗剤が流し落とされてしまい、液体洗剤の洗浄能力を十分に引き出すことができない。
そこで、本実施形態の制御装置17は、注水工程を開始してから初めて第2給水弁32を開いた後、すなわち注水工程後、第1期間T1が経過して第2給水弁32を開いた後は、第2期間T2が経過するまで第1給水弁31を閉じた状態に維持する。これにより、制御装置17は、注水工程を開始してから初めて第2給水弁32を開いた後、第2期間T2が経過するまでは、第1給水弁31と第2給水弁32とが同時に開かないように制御する。すなわち、本実施形態の場合、給水工程は、第2給水弁32のみを開く第2期間T2を有している。
すなわち、本実施形態の場合、制御装置17は、注水工程を開始すると、まず、第1給水弁31を開くとともに第2給水弁32を閉じた状態で維持する。その後、第1期間T1が経過すると、制御装置17は、第1給水弁31を閉じるとともに第2給水弁32を開く。更にその後、第2期間T2が経過すると、制御装置17は、第1給水弁31を再び開くとともに第2給水弁32を閉じる。
これによれば、第2期間T2の間は、第2給水弁32のみが開いているため、蛇口からの水圧が全て微細気泡発生器22に印加される。したがって、微細気泡発生器22の能力を十分に発揮させることができ、効率良く微細気泡水を生成することができる。その結果、十分な量の微細気泡を含んだ微細気泡水が洗剤と混合し、洗剤の洗浄能力を効率良く引き出すことができる。
(第6実施形態)
次に、第6実施形態について、図10を参照して説明する。
第6実施形態も、注水工程時に行われる制御内容の具体例であり、その前提条件は上記第5実施形態と同様である。本実施形態では、上記第5実施形態に対して、第2期間T2の経過後も第2給水弁32を閉じることなく開いた状態に維持する点が異なる。
すなわち、本実施形態において、制御装置17は、注水工程を開始すると、まず、第1給水弁31を開くとともに第2給水弁32を閉じた状態で維持する。その後、第1期間T1が経過すると、制御装置17は、第1給水弁31を閉じるとともに第2給水弁32を開く。更に第2期間T2が経過すると、制御装置17は、第1給水弁31を開くとともに、第2給水弁32が開いた状態で維持する。
これによれば、上記第5実施形態と同様の作用効果が得られる。
更に、第6実施形態によれば、制御装置17は、第2期間T2が経過した後に、第1給水弁31と第2給水弁32との両方を開いて注水する。すなわち、第2期間T2を経過してから注水工程が終了するまでの間は、第1給水弁31と第2給水弁32との両方を開いているため、第1給水弁31又は第2給水弁32のいずれか一方のみを開いた場合に比べて全体の流路抵抗が小さくなる。したがって、第1給水弁31又は第2給水弁32のいずれか一方のみを開いた場合に比べて水量が増大し、その結果、注水工程の時間を短縮することができる。
(第7実施形態)
次に、第7実施形態について、図11を参照して説明する。
第7実施形態も、注水工程時に行われる制御内容の具体例であり、その前提条件は上記第5、第6実施形態と同様である。本実施形態では、上記第5実施形態に対して、第1期間T1と第2期間T2との順序が逆である点が異なる。
すなわち、制御装置17は、注水工程を開始すると、まず、第1給水弁31を閉じた状態で維持するとともに、第2給水弁32を開く。その後、第2期間T2が経過すると、制御装置17は、第1給水弁31を開くとともに第2給水弁を閉じる。その後、制御装置17は、第1期間T1が経過した後も、第1給水弁31が開いた状態を維持するとともに、第2給水弁が閉じた状態で維持する。そして、制御装置17は、水槽13及び回転槽14内の水量が設定された注水量に到達すると、第1給水弁31を閉じて注水工程を終了する。
これによれば、上記第5、第6実施形態と同様の作用効果が得られる。
更に、本実施形態の制御内容を、図6に示す第2実施形態又は図8に示す第4実施形態に適用した場合、第1給水弁31が開かれて粉末洗剤収容部52に水道水が供給される前に、第2給水弁32が開かれて粉末洗剤収容部52に微細気泡水が供給される。このため、粉末洗剤収容部52内の粉末洗剤は、水道水によって流し落とされる前に、微細気泡水に接触する。その結果、粉末洗剤の洗浄能力を更に効率良く向上させることができる。
(第8実施形態)
次に、第8実施形態について、図12を参照して説明する。
第8実施形態も、注水工程時に行われる制御内容の具体例であり、その前提条件は上記第5〜第7実施形態と同様である。本実施形態では、上記第7実施形態に対して、第2期間の経過後も第2給水弁32を開いた状態で維持している点で異なる。
すなわち、制御装置17は、注水工程を開始すると、まず、第1給水弁31を閉じた状態で維持するとともに、第2給水弁32を開く。その後、第2期間T2が経過すると、制御装置17は、第1給水弁31を開くとともに、第2給水弁32を開いた状態で維持する。そして、制御装置17は、水槽13及び回転槽14内の水量が設定された注水量に到達すると、第1給水弁31を閉じて注水工程を終了する。
これによれば、上記第5〜第7実施形態と同様の作用効果が得られる。
更に、上記第6実施形態と同様に、制御装置17は、第2期間T2が経過した後に、第1給水弁31と第2給水弁32との両方を開いて注水する。そのため、本実施形態によれば、上記第6実施形態と同様に、第1給水弁31又は第2給水弁32のいずれか一方のみを開いて注水する場合に比べて注水工程の時間を短縮することができる。
なお、上記各実施形態で示した微細気泡発生器22は、微細気泡水を生成するための装置の一例であって、その具体的構成は上記したものに限られず適宜変更することができる。
また、上記各実施形態において、「第1」、「第2」との語句は、同様の機能作用を有する構成を区別して表現するために便宜的に付けたものであって、何らかの優先順位を表す表現ではない。
また、上記各実施形態は、必要に応じて適宜組み合わせて構成することができる。
以上、本発明の複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、10は洗濯機、13は水槽(洗濯槽)、14は回転槽(洗濯槽)、17は制御装置、21は接続口、22は微細気泡発生器、31は第1給水弁、32は第2給水弁、40は注水ケース、52は粉末洗剤収容部、53は液体洗剤収容部、R1は粉末洗剤用経路、R2は液体洗剤用経路、R21は第1補助経路、R22は第2補助経路、を示す。

Claims (8)

  1. 水槽と回転槽とで構成された洗濯槽と、
    給水源に接続される接続口と、
    前記接続口の下流側に設けられて内部を通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成する微細気泡発生器と、
    前記接続口に接続されて給水源からの水を受けるとともに、粉末洗剤を収容する粉末洗剤収容部及び液体洗剤を収容する液体洗剤収容部を内部に有する注水ケースと、
    前記微細気泡発生器を通過しない水を、前記粉末洗剤収容部を介して前記洗濯槽に供給可能な粉末洗剤用経路と、
    前記微細気泡発生器により生成された微細気泡水を、前記液体洗剤収容部を介して前記洗濯槽に供給可能な液体洗剤用経路と、を備えている、
    洗濯機。
  2. 前記液体洗剤用経路から分岐して設けられ、前記微細気泡発生器を通過して生成された前記微細気泡水を、前記粉末洗剤収容部を介して前記洗濯槽に供給可能な第1補助経路を更に備えている、
    請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記液体洗剤用経路から分岐して設けられ、前記微細気泡発生器を通過して生成された前記微細気泡水を、前記粉末洗剤収容部及び前記液体洗剤収容部の両方を経ずに前記洗濯槽に供給可能な第2補助経路を更に備えている、
    請求項1又は2に記載の洗濯機。
  4. 前記粉末洗剤用経路を開閉する第1給水弁と、
    前記液体洗剤用経路を開閉する第2給水弁と、
    前記第1給水弁と前記第2給水弁との開閉を制御することで、前記粉末洗剤収容部に収容された粉末洗剤又は前記液体洗剤収容部に収容された液体洗剤を前記洗濯槽内に流し落とす注水工程を実行可能な制御装置と、を更に備え、
    前記制御装置は、前記注水工程を開始してから初めて前記第2給水弁を開いた後の前記微細気泡発生器の能力を十分に発揮させることができ効率良く微細気泡水を生成することができるような第2期間は、前記第1給水弁が閉じた状態を維持して前記第1給水弁と前記第2給水弁とを同時に開けないように制御する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の洗濯機。
  5. 前記制御装置は、前記注水工程を開始すると、まず、前記第1給水弁を開くとともに前記第2給水弁を閉じた状態で維持し、その後前記粉末洗剤収容部内の粉末洗剤を流し落とすための第1期間が経過すると、前記第1給水弁を閉じるとともに前記第2給水弁を開き、更にその後前記第2期間が経過すると、前記第1給水弁を開くとともに前記第2給水弁を閉じる制御を行う、
    請求項4に記載の洗濯機。
  6. 前記制御装置は、前記注水工程を開始すると、まず、前記第1給水弁を開くとともに前記第2給水弁を閉じた状態で維持し、その後前記粉末洗剤収容部内の粉末洗剤を流し落とすための第1期間が経過すると、前記第1給水弁を閉じるとともに前記第2給水弁を開き、更に前記第2期間が経過すると、前記第1給水弁を開くとともに前記第2給水弁を開いた状態で維持する制御を行う、
    請求項4に記載の洗濯機。
  7. 前記制御装置は、前記注水工程を開始すると、まず、前記第1給水弁を閉じた状態で維持するとともに前記第2給水弁を開き、その後前記第2期間が経過すると、前記第1給水弁を開くとともに前記第2給水弁を閉じる制御を行う、
    請求項4に記載の洗濯機。
  8. 前記制御装置は、前記注水工程を開始すると、まず、前記第1給水弁を閉じた状態で維持するとともに前記第2給水弁を開き、その後前記第2期間が経過すると、前記第1給水弁を開くとともに前記第2給水弁を開いた状で維持する制御を行う、
    請求項4に記載の洗濯機。
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