JP6418456B2 - 尿酸排泄促進組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、沖縄特産のシークヮーサー及びパパイヤに由来し、尿中への尿酸排泄を促進させることのできる尿酸排泄促進組成物に関する。
体の中では、食べ物から摂取したプリン体を肝臓で分解するなどして毎日ほぼ一定量の尿酸を産生している。この尿酸は、血液等の体液に溶けて循環し、産生量とほぼ同量が主に腎臓から尿中へ濾し取られて排泄されている。ところが、何らかの原因(例えば食生活、飲酒、ストレス、腎臓機能の低下、薬剤による影響、遺伝的要因など)で尿酸産生量と排泄量とのバランスが崩れると、体内の尿酸量が増え過ぎて高尿酸血症になることがある。ちなみに、血液中の尿酸濃度(血清尿酸値)は、一般的に男性3.8〜7.0mg/dL、女性2.4〜5.8mg/dLの範囲が管理基準値とされ、男女ともに尿酸値7.0mg/dLを超えると高尿酸血症発症の可能性が高いとされている。
高尿酸血症そのものはなんの症状もないが、これを放っておくと痛風をはじめとする様々な疾病を引き起こすことになる。すなわち、血液中の尿酸の濃度が上昇して飽和濃度を超えると、溶けなくなった尿酸はナトリウムと塩を作って結晶を形成する。尿酸の濃度が高い状態が続くと、この尿酸塩結晶が体内の各部位に沈着して、例えば関節内に尿酸塩が沈着して痛風を引き起したり、腎臓内で結晶化すれば尿路結石や腎障害などを引き起こしたりするのである。また、高尿酸血症は心筋梗塞などの虚血性心疾患の原因となるとも言われている。
現在、尿酸値を下げる薬としては、ベンズブロマロンなどの尿酸排泄を促進する薬と、アロプリノールなどの尿酸合成を阻害する薬とがあり、患者の高尿酸血症のタイプに合わせて処方されている。現在処方されているこれらの薬は、尿酸値のコントロール剤として極めて優秀であり、薬の服用によって血清尿酸値を正常に戻すことができる。しかしながら、高尿酸血症そのものは非常に治りにくい病気であるため、薬の服用を中止すると再び高尿酸血症の状態に戻ってしまう。このため、高尿酸血症を根本的に治療するためには長期に渡って根気よく薬を服用し続ける必要がある。
前記の尿酸排泄促進薬は、尿細管における尿酸の生理的再吸収を抑制することによって腎臓からの尿酸排泄能力を高め、血清尿酸値を低下させる。しかしながら、その使用中は常に尿路結石の発現に注意する必要があり、副作用として、胃腸障害と頭痛、ふらつきなどがある。さらに、特異体質の患者に投与された場合に重篤な肝障害が起こることが言われている。
また、尿酸生成抑制薬としては、アロプリノールが痛風治療に導入され、広く使用されている。このアロプリノールは、プリン代謝経路の最終段階に作用するキサンチンオキシダーゼを阻害し、血清尿酸値の低下とともに、尿中の尿酸排泄量も減少させる。しかしながら、腎不全の患者に過剰投与すると、オキシプリノールが大量に血中に蓄積して致死的な中毒症候群を起こすことがあると言われている。
このような点から、高尿酸血症の治療剤としては、長期間安心して無理なく服用できるもの、例えば古くから日常的に摂取されてきた天然物に由来するものが望まれていた。
ところが、従来、天然物由来の高尿酸血症の治療剤或いは尿酸値低下剤として開示されていたものは極僅かであった。
例えば、ウコギ科トチバニンジン属植物に由来した尿酸値低下作用を有する尿酸値低下組成物が提案されている(特許文献1参照)。
また、イカスミ又はイカスミ抽出物に由来するメラニンを有効成分として含有する血中尿酸低下剤及びそれを含有し尿酸の低下機能を有する機能性食品が提案されている(特許文献2参照)。
また、血漿尿酸値が高値を示す者に対しては尿酸値を低下させ、血漿尿酸値が正常値を示す者に対しては尿酸値が略変動しない、茶カテキン類を有効成分として含有する尿酸値低下剤が提案されている(特許文献3参照)。
また、ザクロ抽出物を有効成分とする、キサンチンオキシダーゼ阻害剤、血中尿酸値低下剤、高尿酸血症の予防または改善剤、及び、痛風の予防剤、並びに、これら剤を含有する、飲食品、医薬品または化粧品が提案されている(特許文献4参照)。
また、メタノール、エタノール、及び水から選ばれる極性溶媒により抽出して得られるレモン抽出物、又は該レモン抽出物をβ−グルコシダーゼ処理した酵素処理物を有効成分として含有することを特徴とするキサンチンオキシダーゼ阻害剤(但し、飲食品として適用される場合を除く。)が提案されている(特許文献5参照)。
また、イチョウ葉抽出物を有効成分とする尿酸値低下剤が提案されている(特許文献6参照)。
また、シークヮーサーの搾汁液または抽出物を有効成分とするキサンチンオキシダーゼ阻害剤が提案されている(特許文献7参照)。
更に、本発明に関連した特許文献として、乳酸発酵における菌、発酵エキスより尿酸値低下作用を有する治療剤或いは尿酸値低下剤として開示されていたものに関しては、
例えば、飲食品や医薬品用途に適した、高尿酸血症の予防および/または治療の可能な乳酸菌(Lactobacillus gasseri 乳酸菌 OLL2922株)を提供することであり、また同時に、上記乳酸菌を用いた高尿酸血症の予防および/または治療用組成物が提案されている(特許文献8参照)。
また、大麦を発酵に付したもの由来の成分および/または大麦焼酎蒸留残渣から、煩雑な精製工程を経ず、工場規模での実生産に適した簡便な処理方法により、人の血清中の尿酸値を低下させる作用を有する血清尿酸値低下剤および血清尿酸値を低下させる旨の表示を付した飲食品が提案されている(特許文献9参照)。
特許第5550995号 特開2009−137896 特許第4160276号 特開2006−16340 特許第5545692号 特許第4577998号 国際公開番号WO2011/108059 特許第5149305号 特許第5044643号
特許文献1から6には上記のとおり、高尿酸血症を改善する効果を有する天然物由来の活性成分について記載されているが、シークヮーサー乳酸発酵物及びパパイヤ乳酸発酵物及びシークヮーサー果皮エキスは含まれていない。
特許文献4については、高尿酸血症を改善する効果として、キサンチンオキシダーゼ阻害効果と尿酸排泄促進効果の2つの効果を持っている。しかしながら、キサンチンオキシダーゼ阻害剤に関しては、キサンチンオキシダーゼが働かないと尿酸合成がなされずにヒポキサンチンやキサンチンが体内に過剰に蓄積してしまう。
通常、プリン体代謝の過程で産生するヒポキサンチンはサルベージ回路が働くことにより、プリン体の生合成のために再利用される。このプリン体代謝のサルベージ回路にかかわる酵素はヒポキサンチン−グアニン−ホスホリボシルトランスフェラーゼ(以下、「HPRT」という。)である。すなわち、HPRTの働きにより、過剰となったヒポキサンチンはイノシン酸(IMP)へと変換され、プリン体生合成のために再利用される。また、キサンチンの前駆体となるグアニンもこのHPRTの働きによりグアニル酸(GMP)に変換され、これもプリン体生合成のために再利用される。しかしながら、サルベージ回路では処理できないほど過剰になったときには、ヒポキサンチンやキサンチンが体内に蓄積し、キサンチン尿症を発症する。
キサンチン尿症では、低尿酸血症を必発し、過剰のキサンチンが尿中に析出して尿路結石をきたす。また、オキシプリン(主にキサンチンとヒポキサンチン)の蓄積による筋肉痛や関節炎も症状として生じることが報告されている。
特許文献7については、シークヮーサーの搾汁液及び水性溶媒抽出物におけるキサンチンオキシダーゼ阻害剤について記載されているが、これは蛍光分光光度計にてキサンチンオキシダーゼ阻害率を求めたものであり、阻害活性が高いことを調べたにすぎず、尿酸値を調べたものではない。また尿酸排泄促進に係る因子(尿酸トランスポーター)については記載されていない、また、シークヮーサー乳酸発酵物及びパパイヤ乳酸発酵物の記載はない。
また、本発明の乳酸発酵に関連した特許文献8については、プリン体を分解し、吸収抑制を促すことで、高尿酸血症を改善する効果を有する乳酸菌Lactobacillus gasseriの生体菌そのものの特許が記載されているが、シークヮーサーとパパイヤの乳酸発酵エキスについては記載されていない。
また、特許文献9においては、麹菌での醗酵を行い、大麦焼酎蒸留残渣の発酵組成物、残留液に高尿酸血症を改善する効果を有する有効成分が存在していることが記載されているが、乳酸発酵ではない。
現在、高尿酸血症を予防、改善する特許文献は、主に、消化管におけるプリン体吸収阻害、尿酸合成抑制、尿酸排泄促進が記載されている。
本発明は、天然物由来で安全性が高く、沖縄の特産品であるシークヮーサー、パパイヤに由来する成分を含有する、シークヮーサー果皮エキスやシークヮーサー乳酸発酵物やパパイヤ乳酸発酵物及びそれらの混合物であり、キサンチン尿症の心配もなく、血中の尿酸を尿として排出、それを促進させる尿酸排泄促進により、人の血中の尿酸値を低下させる作用を有する組成物を提供すること、高尿酸血症を改善、予防する効果を有する組成物及び飲食物を提供することを課題とする。
本発明は、上記に示す課題を、以下の手段によって解決することができる。
本発明の請求項1では、シークヮーサー果皮の圧搾液又はシークヮーサー果皮の破砕液と、シークヮーサー果皮の乳酸発酵物との混合物を有効成分とすることを特徴とする尿酸排泄促進組成物である。
該シークヮーサー(ヒラミレモン:Citrus depressa Hayata)とは、沖縄在来の柑橘類として古くから知られ、沖縄本島北部の大宜味村を中心に名護の屋部又は、伊豆味などの地域が主産地となっており、その未熟果にはシークヮーサー特有の強い酸味と芳醇な香りが含まれている。
該シークヮーサーには、ノビレチンやタンゲレチンなど数種のポリメトキシフラボノイドが含まれており、特に、タンゲレチン、ノビレチン、5−デメチルノビレチンは、癌の抑制効果があるとされ、ノビレチンとシネンセチンは、関節リューマチに効果があるとされ、ノビレチンには、血糖値を抑制する効果があるとされている。
該シークヮーサー果皮とは、シークヮーサーの果肉部を分離した後の果皮部のみとしたもの、又はシークヮーサーの果実をジュース製造のための搾汁処理(水分率40%程度)を行い、果汁分をろ過分離後の果皮残渣である。
該シークヮーサー果皮の圧搾液とは、上記のシークヮーサー果皮を圧搾機(水分率20%程度)にかけ、得られた搾汁液である。搾汁液の製造は、常法に従って行うことができ、例えば、スクリュープレス機、ベルト式圧搾機等の公知の装置を用いることができる。
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該シークヮーサー果皮の破砕液とは、上記のシークヮーサー果皮をミキサーにかけペースト状にした破砕液である。
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該シークヮーサー果皮の乳酸発酵物は、シークヮーサー果皮を圧搾機にかけ、得られた搾汁液を乳酸発酵させて発酵物としても良く、シークヮーサー果皮をミキサーにかけてペースト状にした破砕液を乳酸発酵させて発酵物としても良い。
該乳酸発酵させて得られる発酵物とは、乳酸発酵物そのままでもよいし、濾過分離して得られた液体、及び、残渣でもよい。
該乳酸菌による乳酸発酵は、乳酸菌醗酵ができる乳酸菌としては、例えば、ロイコノストック属、ラクトバチルス属、ストレプトコッカス属、ビフィドバクテリウム属、ペディオコッカス属、エンテロコッカス属、およびペディオコッカス属に分類される乳酸菌が挙げられる。
本発明で用いることができる乳酸菌の具体例としては、ロイコノストック・メセントロイデス(Leuconostoc mesenteroides)、ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)、ラクトバチルス・ブレビス(Lactobacillus brevis)、ラクトバチルス・デルブロイキ(Lactobacillus delbrueckii(さらに具体的には、Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus))、ラクトバチルス・ガッセリ(Lactobacillus gasseri)、ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)、ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei)、ストレプトコッカス・サーモフィラス(Streptococcus thermophilus)、ストレプトコッカス・フェカリス(Streptococcus faecalis)、ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)、ビフィドバクテリウム・ビフィダム(Bifidobacterium bifidum)、ビフィドバクテリウム・ラクティス(Bifidobacterium lactis)、バチルス・メセンテリカス(Bacillus mesentericus)などが挙げられる。
なお、上記乳酸菌は、単独で用いてもよく、複数種類の乳酸菌を組み合わせて用いてもよい。
上記混合物とは、前記の請求項1記載の圧搾液又は前記請求項2に記載の破砕液の含有量は、好ましくは20〜80重量%、さらに好ましくは30〜75重量%、より好ましくは40〜70重量%である。また、シークヮーサー果皮の乳酸発酵物の含有量は好ましくは3〜50重量%、さらに好ましくは4〜30重量%、より好ましくは5〜20重量%である。
本発明において、乳酸菌を用いて発酵を行えば、得られる発酵物は、酵素阻害活性および抗酸化活性の少なくともいずれかの活性を有する物となる。
ここでいう酵素阻害活性としては、例えば、チロシナーゼ阻害活性、リパーゼ阻害活性、グルコシダーゼ阻害活性(例えばα一グルコシダーゼ阻害活性)、エラスターゼ阻害活性が挙げられる。
また、ここでいう抗酸化活性としては、例えば、スーパーオキシドジスムターゼ活性(SOD活性)が挙げられる。
発酵を行うにあたり、シークヮーサー果皮100質量部に対して、乳酸菌は、前培養において乾燥菌体質量で0.001〜5質量部、さらに好ましくは、0.002〜1.0質量部添加するのがよい。
また、乳酸菌の発酵を促進するために、乳酸菌代謝性の糖などを添加してもよい。もちろん、発酵の促進および発酵物への甘味の付加という目的で糖を添加してもよい。
糖を添加する場合、その種別は特に限定されないが、乳酸菌が生育または発酵に利用することができる糖を添加することが好ましく、例えば、庶糖、ぶどう糖、果糖、麦芽糖などを添加するのが好ましい。もちろん、ここに例示した糖とは別の糖を添加してもよい。
また、乳酸菌の成長を助ける共生関係にある酵母エキスや、乳酸菌のギャバ増産を助けるグルタミン酸などを添加してもよい。
乳酸発酵は、乳酸菌が優先的に増殖できる環境をつくる為、シークヮーサー果皮のpHを予め中和処理により調節しておくことが好ましい。
乳酸発酵は、アスコルビン酸の分解を抑制する観点から、嫌気性条件下で行うことが好ましい。嫌気性条件は、例えば、シークヮーサー果皮を発酵槽に入れた後、脱気することにより、または発酵槽を密封するか、窒素、二酸化炭素などのガスで満たすか、減圧することにより、あるいはそれらを組み合わせることにより得られる。また、嫌気条件下で発酵を行うことにより、得られる発酵物の風味も良くなる。
乳酸発酵の条件は特に制限はない。発酵温度は、通常、4℃〜50℃で行われ得る。発酵時間は、発酵温度に応じて適宜設定すればよく、20℃〜50℃で発酵を行う場合、12時間〜96時間、さらに好ましくは24時間〜96時間が好ましい。
さらに、風味を高める目的で4℃〜10℃の低温発酵を行う場合は、5日間〜14日間が好ましい。
乳酸発酵は、糖を加えて発酵を停止させることができる。このような糖としては、糖アルコール(例えば、ソルビトール)、オリゴ糖(例えば、マルトオリゴ糖、キトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖)などが挙げられる。
このようなオリゴ糖は、整腸作用、う蝕の予防などに効果があり、得られる発酵物に機能性を付与し得る。
乳酸発酵は、シークヮーサー果皮中の成分を資化して有機酸やオリゴ糖などの有用成分を生成するだけでなく、発酵物を低いpHに維持できるため、他の雑菌の繁殖を防ぐことも可能である。
また、乳酸菌を添加するため、風味の改善や整腸作用、酵素阻害作用などの生理活性の高いシークヮーサー果皮発酵物を得ることができる。
また、本発明の請求項2では、前記の請求項1記載の圧搾液又は破砕液と、パパイヤ果実の乳酸発酵物との混合物を有効成分とすることを特徴とする尿酸排泄促進組成物である。
該パパイヤとは、パパイヤ科パパイヤ属の常緑小高木で、学名をCarica papayaという。多くの熱帯の国々で栽培されており、日本では沖縄などで人家の庭に自生している。
このパパイヤ(Carica Papaya)の葉には、抗酸化作用のあるビタミンC、タンニンをはじめ、ビタミンA、E、K、サポニン、鉄分などが含まれ、消化補助、抗炎症効果、寄生虫駆除効果などが報告されている。
該パパイヤの乳酸菌発酵においてのパパイヤは、パパイヤの果実を洗浄後、細断や破砕したものでもいいし、圧搾機などで搾汁処理した果汁でも、圧搾後の残渣を用いてもよい。また、パパイヤ抽出物を用いてもよい。
上記混合物とは、前記の圧搾液又は破砕液の含有量が、好ましくは20〜80重量%、さらに好ましくは30〜75重量%、より好ましくは40〜70重量%である。また、パパイヤ果実の乳酸発酵物の含有量は、好ましくは3〜50重量%、さらに好ましくは4〜30重量%、より好ましくは5〜20重量%である。
また、本発明の請求項3では、シークヮーサー果皮の圧搾液又はシークヮーサー果皮の破砕液と、シークヮーサー果皮の乳酸発酵物と、パパイヤ果実の乳酸発酵物との混合物を有効成分とすることを特徴とする尿酸排泄促進組成物である。
上記混合物とは、前記の圧搾液または破砕液の含有量が、好ましくは20〜80重量%、さらに好ましくは30〜75重量%、より好ましくは40〜70重量%である。また、シークヮーサー果皮の乳酸発酵物及びパパイヤ果実の乳酸発酵物の含有量は、好ましくは3〜50重量%、さらに好ましくは4〜30重量%、より好ましくは5〜20重量%である。
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本発明の尿酸排泄促進組成物の有効成分は各種飲食物の原料として用いることができる。
添加される飲食物は、特に限定されるものではなく、例えば、果実飲料、濃縮果汁、栄養飲料、アルコール飲料、清涼飲料、発酵食品、調味料、惣菜類、スナック類、栄養食品、アイスクリーム、シャーベット等の冷菓類、ゼリー、プリン、羊羹などのデザート類、クッキー、ケーキ、チョコレート、チューインガム、饅頭等の菓子類、タブレット、錠菓類、ソフトカプセル剤、ハードカプセル剤、打錠剤などのサプリメントなどに添加することができる。
該飲食物とは、上記の尿酸排泄促進組成物をそのまま、あるいは種々の栄養成分を加えたり、公知の飲食物に添加することによって、高尿酸血症の予防・治療に有用な飲食物とすることができる。例えば、果実飲料、清涼飲料、濃縮果汁、栄養飲料、アルコール飲料、ガム、キャンデー、クッキー、ゼリーなどが例示される。
本発明は、以下の効果がある。
(1)尿酸排泄促進組成物を提供できる。
(2)長期摂取しても安全な自然由来の尿酸排泄促進組成物を提供できる。
(3)シークヮーサー由来の尿酸排泄促進組成物を提供できる。
(4)シークヮーサーやパパイヤの乳酸発酵由来の尿酸排泄促進組成物を提供できる。
(5)シークヮーサー果皮を圧搾により得られた圧搾液または破砕液由来の尿酸排泄促進組成物を提供できる。
(6)シークヮーサーの乳酸発酵、パパイヤの乳酸発酵、シークヮーサー果皮の圧搾液または破砕液の混合液による尿酸排泄促進組成物を提供できる。
(7)尿酸トランスポーター遺伝子Urat1の減少により、尿中へ溶けだした尿酸の近位尿細管での血中への再吸収を阻害し、尿酸排出促進を促す尿酸排泄促進組成物を提供できる。
(8)シークヮーサー果皮、シークヮーサーの乳酸発酵、パパイヤの乳酸発酵の圧搾液または破砕液の個々及び各種混合液を有効成分とする尿酸排泄促進組成物を含有する飲食物を提供できる。
次に本発明の一実施形態について説明する。
(シークヮーサー果皮の圧搾液の製造)
シークヮーサーの果実を洗浄後、圧搾機などで搾汁処理(水分率40%)し、ろ過分離後の残渣を得た。この残渣を更に圧搾機(水分率20)にかけることによりシークヮーサー果皮の圧搾液を得た。
(シークヮーサー乳酸発酵物の製造)
シークヮーサーの果実を洗浄後、ベルト式圧搾機で搾汁後の残渣をシークヮーサー果皮として使用した。シークヮーサー果皮100質量部に対して、酵母エキス、ブドウ糖、水で前培養した乳酸菌(0.002質量部)を添加し、酵母エキス、ブドウ糖、グルタミン酸ソーダを添加し、30℃で、96時間醗酵処理させた。乳酸菌は、Lactobacillus brevis NBRC 12005(ラクトバチルス ブレビス)を使用した。醗酵終了後、50メッシュでろ過処理して、シークヮーサー乳酸醗酵液を得た。
(パパイヤ乳酸発酵物の製造)
パパイヤ果実を洗浄後、果皮のまま、フードプロセッサーで破砕処理し、搾汁装置で圧搾後、圧搾処理した圧搾液を100メッシュでろ過処理し、ろ過液を精製水で60%に希釈し、パパイヤ圧搾液を得た。圧搾液100質量部に対して、酵母エキス、ブドウ糖で前培養した乳酸菌(0.002質量部)を添加し、グルタミン酸ソーダを添加し、30℃で、96時間醗酵処理させた。乳酸菌は、Lactobacillus brevis NBRC 12005(ラクトバチルス ブレビス)を使用した。醗酵終了後、50メッシュでろ過処理して、パパイヤ乳酸醗酵液を得た。
(実施例1)
(試験サンプル1:シークヮーサー果皮エキスの作成)
上記のシークヮーサー果皮の圧搾液100%のものを使用した。
高速クロマトグラフィー(HPLC)にてノビレチンを測定した。70mg/100ml〜100mg/100mlであった。
(実施例2)
(試験サンプル2:シークヮーサーとパパイヤの乳酸発酵飲料の作成)
シークヮーサー果皮の圧搾液60%、シークヮーサー乳酸醗酵液10%、パパイヤ乳酸醗酵液10%、シークヮーサー果汁5%、調味料1.5%、酸味料0.2%、甘味料0.2%、香料0.1%、水13%の配合でシークヮーサー果実飲料を作成した。
高速クロマトグラフィー(HPLC)にてノビレチンを測定した。50mg/100mlであった。
(試験1)
(モデルマウス試験1)
マウス(C57BL/6NJcl、オス、6週齢、20±2g)を用い、1群5匹、4群で試験を行った。モデルマウスコントロールにオキソン酸カリウム(250mg/kg)を用いて尿酸値を上げる薬品、ポジティブコントロールにアロプリノール(10mg/kg)により尿酸値を下げる薬品、及び、試験サンプル1を用いて、1回目投与でオキソン酸カリウムを腹腔内投与し、2回目投与でそれぞれ生理食塩水、アロプリノール、試験サンプル1を腹腔内投与する試験群を作成した。投与間隔1時間、投与量0.5mlとした。投与2回目の1時間後に全採血を行い、尿酸を測定した。図1にモデルマウス試験の概要を示す。
図1.モデルマウス試験1
(モデルマウス試験1の血清中尿酸値測定)
モデルマウス試験1により採取したモデルマウスの血清中の尿酸値を測定した結果、図2に示すようにモデルマウスコントロール7.5mg/dLに比べて、試作サンプルは、5.8mg/dLとなり、血清中尿酸値の減少が確認できた。
図2.モデルマウス試験1の血清中尿酸値測定結果


(試験2)
(モデルマウス試験2)
マウス(C57BL/6N、オス、4〜6週齢、20±2g)を用い、1群5匹、5群で試験を行った。各マウスは、オキソン酸カリウム(250mg/kg)を用いて尿酸値を上げ、モデルマウスコントロール(生理食塩水)群、尿酸値を下げるポジティブコントロールにベンズブロマロン(10mg/kg)試験群、及びアロプリノール(10mg/kg)試験群、及び試験サンプル1群、試験サンプル2群を用いて試験を行った。
1回目投与でオキソン酸カリウムを腹腔内投与し、2回目投与でそれぞれ生理食塩水、ベンズブロマロン、アロプリノール、試験サンプル1、試験サンプル2を腹腔内に投与する試験群を作成した。投与間隔1時間、投与量0.5mlとし、これを7日間連続で行い、各日尿を蓄尿した。投与7日後、各マウスから全採血、腎臓摘出を行い、血中及び尿中の尿酸を測定した。図3にモデルマウス試験2の概要を示す。
図3.モデルマウス試験2
(モデルマウス試験2の血中尿酸値測定)
モデルマウス試験2により採取したモデルマウスの血中の尿酸値を測定した結果、図4に示すようにモデルマウスコントロール6.4mg/dLに比べて、ベンズブロマロン試験群は、3.2mg/dL、アルプリノール試験群は、0.1mg/dL、試験サンプル1は、4.5mg/dL、試験サンプル2は、5.8mg/dLとなり、両試験サンプルにおいても血中尿酸値の減少が確認できた。
図4.モデルマウス試験2の血中尿酸値測定結果
(モデルマウス試験2の尿中尿酸値測定)
モデルマウス試験2により採取したモデルマウスの尿中の尿酸値を測定した結果、図5に示す。尿中の尿酸値は、クレアチニン比として補正した。投与の2日前と投与後半の3日間の平均値を示す。
図5に示すように、試験サンプル1、試験サンプル2及びベンズブロマロン試験群においては、投与前に対して投与後の尿酸値が上昇している。これに対して、アルプリノール試験群は、投与後の尿酸値はわずな上昇となっている。
尿酸産生を抑制する効能を有する、アロプリノール試験群においては、尿中の尿酸排出促進作用は認められないのに対して、尿中尿酸排出促進作用を効能とするベンズブロマロン試験群は、投与後の尿酸値が大きく上昇している。
試験サンプル1及び試験サンプル2においても、ベンズブロマロン試験群と同様に投与後の尿酸値が上昇しており、明らかに尿中の尿酸排出促進作用が確認できた。
図5.モデルマウス試験2の尿中尿酸値測定結果
(試験3)
(尿酸トランスポーターの遺伝子発現量比較)
尿酸の再吸収や分泌機構の研究が進み、複数の尿酸トランスポーターに着目し、試験サンプルの比較を行った。図6に示すように尿酸の再吸収機構では、近位尿細管上皮細胞の管腔側膜のURAT1、血管側のGLUT9という尿酸トランスポーターが関わっており、上皮細胞内から血管側へ尿酸輸送を行っている。URAT1は交換輸送体であり、URAT1を介する尿酸の取り込みは、生理的には細胞内の乳酸やニコチン酸などとの交換輸送として行われている。このため、モデルマウス試験2の各郡のマウス腎臓からRNAを抽出し、尿酸の再吸収に働く遺伝子Urat1遺伝子に着目し、Urat1遺伝子の発現量が低下しているかをリアルタイムPCRにて比較を行った。
図6.尿酸トランスポーターの遺伝子
(URAT1 mRNAの発現量比較結果)
URAT1遺伝子のmRNAの発現量比較を行った結果を図7に示す。
図に示すように、モデルマウスコントロールに対してアロプリノール試験群においてはURAT1遺伝子の発現量が増加傾向を示している。
これに対して、試験サンプル1及び試験サンプル2の試験群ではURAT1遺伝子の発現量の低下傾向が見られた。
これにより、腎臓において尿細管中に排出された乳酸が近位尿細管から血管への尿酸輸送が抑制され、結果として尿中への尿酸排出を増加させる作用を促進させるものである。
図7.URAT1 mRNAの発現量比較
(実施例2)
(ヒト試験)
(乳酸培養液の作成)
酵母エキス(300g)、ブドウ糖(600g)、水(29.1Kg)に乳酸菌(1g)を添加し、30℃で、24時間醗酵処理させた。乳酸菌は、Lactobacillus casei)LC-Ikematsu株(ラクトバチルス カゼイ)を使用した。醗酵終了後、50メッシュでろ過処理して、乳酸培養液を得た。
(試験サンプル3:シークヮーサーゼリーの作成)
シークヮーサー果皮の圧搾液50%、シークヮーサー乳酸醗酵液10%、パパイヤ乳酸醗酵液10%、糖13%、シークヮーサー果汁5%、乳酸培養液4%、調味料0.5%、酸味料1%、ゲル化剤1%、甘味料0.1%、水5.4%の配合でシークヮーサーゼリーを作成し、25gずつをチューブ入りゼリーとした試験サンプル3を作成した。
(試験3)
(ヒト試験方法)
無作為に選んだ10名に試験サンプル3を100g(25g×4本)を、一週間にわたり食前に摂取してもらい、試験開始前と一週間後のそれぞれの時点で血中UA(尿酸)値を測定した。
(ヒト試験における血中UA値の推移結果)
ヒト試験における血中UA値の推移結果に関しては、個々のデータより、試験期間に炎症反応が認められた2名を省き、図8に示すように、8名中6名の血中UA値の低下が認められた。いずれの試験者も摂取期間中、何ら副作用は認められず、摂取に際して抵抗感もなかった。
図5.ヒトの血中UA値の推移

Claims (3)

  1. シークヮーサー果皮の圧搾液又はシークヮーサー果皮の破砕液と、シークヮーサー果皮の乳酸発酵物との混合物を有効成分とすることを特徴とする尿酸排泄促進組成物。
  2. シークヮーサー果皮の圧搾液又はシークヮーサー果皮の破砕液と、パパイヤ果実の乳酸発酵物との混合物を有効成分とすることを特徴とする尿酸排泄促進組成物。
  3. シークヮーサー果皮の圧搾液又はシークヮーサー果皮の破砕液と、シークヮーサー果皮の乳酸発酵物と、パパイヤ果実の乳酸発酵物との混合物を有効成分とすることを特徴とする尿酸排泄促進組成物。
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