JP6418008B2 - 電動圧縮機 - Google Patents

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Description

この発明は、インバータを備えた電動圧縮機に関する。
一般的な電動圧縮機は、圧縮機構およびモータをハウジングの内側に配置し、モータの駆動を制御するインバータをハウジングの外側に配置する。インバータカバーは、インバータを覆うようにしてハウジングの外側に取り付けられる。ハウジングとインバータカバーとの間に形成された空間内に、インバータが配置される。
特開2009−085082号公報(特許文献1)に開示されているように、インバータは、車両衝突等により外力を受けると破損することがあるため、インバータを保護するカバー部材がインバータカバーの外側に取り付けられる。
特開2009−085082号公報
特開2009−085082号公報(特許文献1)は、インバータを保護するカバー部材の具体的な固定構造や、カバー部材の耐荷重を向上させるといった思想については特に開示していない。
本発明は、カバー部材の耐荷重を向上させることが可能な構造を備えた電動圧縮機を提供することを目的とする。
本発明に基づく電動圧縮機は、冷媒を圧縮する圧縮機構と、上記圧縮機構を駆動するモータと、上記モータの駆動を制御するインバータと、上記圧縮機構、上記モータおよび上記インバータを収容する本体ケースと、他の部材に固定される一端と当該一端と反対側の他端とを有し、上記他端から上記一端に向かう領域が上記本体ケースと間隙を空けて配置されるカバー部材と、を備え、上記本体ケースは、上記圧縮機構および上記モータを収容するハウジングと、上記ハウジングに取り付けられ、上記ハウジングとともに上記インバータを収容する空間を形成するインバータカバーと、を含み、上記カバー部材は、上記インバータカバーと対向するように配置され、上記カバー部材および上記本体ケースの少なくとも一方は、上記間隙内に設けられる支持ボス部を有している。
好ましくは、上記カバー部材の上記一端は、上記ハウジングに固定されている。
好ましくは、上記支持ボス部は、上記ハウジングに設けられている。
好ましくは、上記ハウジングは、上記インバータを収容する上記空間を形成する底板部を有しており、上記底板部を板表面方向の外側に向かって投影して仮想的な投影像を形成したとすると、上記支持ボス部は上記投影像に重なるように設けられている。
好ましくは、上記インバータカバーは、上記モータの回転軸が延びる方向における上記ハウジングの端部に取り付けられ、上記カバー部材の上記一端は、上記インバータカバーに固定されており、上記支持ボス部は、上記インバータカバーに設けられ、上記カバー部材の上記一端が上記インバータカバーに固定されている部分と、上記支持ボス部とは、いずれも上記モータの回転軸に対して直交する平面上に位置している。
好ましくは、上記インバータカバーは、上記モータの回転軸を中心とする上記ハウジングの周面上に取り付けられ、上記カバー部材の上記一端は、上記インバータカバーに固定されており、上記支持ボス部は、上記インバータカバーに設けられ、上記カバー部材の上記一端が上記インバータカバーに固定されている部分と、上記支持ボス部とは、いずれも上記モータの回転軸に対して平行な平面上に位置している。
上記のような構成によれば、カバー部材が外力を受けた際に、支持ボス部がカバー部材を支持できる。カバー部材のハウジングへの固定部分に作用する荷重は、テコの原理により小さくなることを期待できる。上記のような構成を採用することによって、カバー部材の耐荷重を向上させることが可能となる。
実施の形態1における電動圧縮機を示す斜視図である。 実施の形態1における電動圧縮機を示す側面図である。 実施の形態1における電動圧縮機のカバー部材を取り外した様子を示す斜視図である。 実施の形態1における電動圧縮機のカバー部材を取り外した様子を示す側面図である。 実施の形態1における電動圧縮機のカバー部材を取り外した様子を示す断面図である。 実施の形態1における電動圧縮機の支持ボス部を配置可能な領域を説明するための側面図である。 図2中のVII−VII線に沿った矢視断面図である。 比較例における電動圧縮機を説明するための断面図である。 実施の形態2における電動圧縮機のカバー部材を取り外した様子を示す側面図である。 実施の形態3における電動圧縮機のカバー部材を取り外した様子を示す側面図である。 実施の形態4における電動圧縮機のカバー部材を取り外した様子を示す側面図である。 実施の形態5における電動圧縮機のカバー部材を取り外した様子を示す側面図である。 実施の形態6における電動圧縮機のカバー部材を取り外した様子を示す側面図である。 実施の形態7における電動圧縮機のカバー部材を取り外した様子を示す側面図である。 実施の形態7における電動圧縮機のカバー部材を取り外した様子を示す断面図である。 実施の形態8における電動圧縮機のカバー部材を取り外した様子を示す側面図である。
実施の形態について、以下、図面を参照しながら説明する。同一の部品および相当部品には同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
[実施の形態1]
(電動圧縮機100)
図1〜図7を参照して、実施の形態1における電動圧縮機100について説明する。図1および図2は、それぞれ、電動圧縮機100を示す斜視図および側面図である。図3〜図5は、それぞれ、電動圧縮機100からカバー部材7(詳細は後述する)を取り外した様子を示す斜視図、側面図および断面図である。
図1〜図5に示すように、電動圧縮機100は、圧縮機構1(図2,図4,図5)、モータ2(図2,図4,図5)、インバータ3、本体ケース4およびカバー部材7を備える。本体ケース4は、電動圧縮機100の外観を構成する外殻部材であり、本体ケース4の中に、圧縮機構1、モータ2およびインバータ3が収容される。本体ケース4は、その構成部位として、ハウジング5と、インバータカバー6とを含んでいる。これらのハウジング5およびインバータカバー6は、たとえばアルミダイキャストなどの金属から構成される。以下、ハウジング5、インバータカバー6およびカバー部材7の詳細について順に説明する。
(ハウジング5)
ハウジング5は、圧縮機構1およびモータ2を収容する内部空間を形成する。ハウジング5の外表面には、取付穴5Fを有する取付脚5Kが固定されており、図示しない車載用ボルトが取付穴5Fに挿通されることで、ハウジング5は車両に固定される。詳細は後述されるが、ハウジング5には、固定部8A,8Bと、支持ボス部9Aとがハウジング5の外表面から突出するように設けられている。さらに、ハウジング5には、ハウジング5内に冷媒を吸入するための吸入ポート(図示せず)と、圧縮機構1にて圧縮された冷媒を吐出するための吐出ポート(図示せず)とが設けられている。
ハウジング5内の圧縮機構1は、吸入した冷媒を圧縮するとともに、圧縮した冷媒を吐出する。一例を挙げれば、圧縮機構1は、ハウジング5内に固定された固定スクロールと、固定スクロールに対向配置された可動スクロールとから構成される。ハウジング5内のモータ2は、ロータ、ステータおよび回転シャフトを有しており(いずれも図示せず)、ロータは回転軸10の周りに回転する。モータ2は、インバータ3に駆動されることで、圧縮機構1を駆動する。
インバータ3は、ハウジング5に対して外付けされている。本実施の形態では、ハウジング5が、底板部5T(図5)を有している。底板部5Tは、圧縮機構1およびモータ2を収容するための空間と、インバータ3を収容するための空間とを区画する。底板部5Tは、インバータカバー6とともに、インバータ3を収容するための空間を形成する部位であり、インバータ3は底板部5T上に取り付けられる。なお、インバータ3は、底板部5Tに限られず、インバータカバー6の内表面に取り付けられていても構わない(いわゆるカセット式)。あるいは、インバータ3とインバータカバー6とから構成される組立品をハウジング5に取り付けるという構造が採用されても構わない。インバータ3は、回路基板を含んでおり、回路基板は、各種の電気回路を実装する実装面を有している。本実施の形態のインバータ3は、回路基板の実装面がモータ2の回転軸10に対して直交するように設けられている。
(インバータカバー6)
インバータカバー6は、全体として蓋状の形状を有し、モータ2の回転軸10が延びる方向におけるハウジング5の端部(底板部5T)に図示しないボルトを用いて取り付けられることで、ハウジング5とともにインバータ3を収容するための空間を形成する。インバータ3は、ハウジング5とインバータカバー6とによって形成された空間の中に配置される(図5参照)。インバータカバー6は、インバータ3を覆うことによって汚れや湿気等からインバータ3を保護する。インバータカバー6は、アルミニウムに限られず、軽量化のために樹脂により形成されてもよい。
インバータカバー6は、周壁部6Sと頂側部6Tとを含む。周壁部6Sは、環状の形状を有し、インバータ3の周縁を取り囲むように配置される。頂側部6Tは、板状の形状を有し、周壁部6Sの開口部分を塞ぐように設けられる。頂側部6Tは、インバータ3に対してハウジング5の反対側からインバータ3を覆うように設けられる。つまり、インバータカバー6は、有底筒状の形状を有している。本実施の形態では、頂側部6Tはインバータ3の回路基板の実装面に対して平行である。
インバータカバー6には、ハーネス6Cが設けられている。電動圧縮機100が車両(エンジン)に取り付けられた状態において、ハーネス6Cには車両側のハーネスが接続される。ハーネス6Cを通して、外部(車両側)からインバータ3に直流電力が供給される。なお、ハーネス6Cを用いずに、インバータカバー6からコネクタを直接取り出すような構成が採用されてもよい。インバータ3で変換された交流電力がモータ2に供給されることにより、圧縮機構1が駆動される。これにより、外部冷媒回路から吸入ポートを介してハウジング5内へ冷媒が吸入される。ハウジング5内に吸入された冷媒は、圧縮機構1により圧縮され、圧縮された冷媒は吐出ポートを介して外部冷媒回路へ吐出される。
(カバー部材7)
カバー部材7は、インバータカバー6の内側に配置されたインバータ3を保護する。カバー部材7は、たとえば鋼板などから構成される。カバー部材7は、他の部材(本実施の形態ではハウジング5)に固定される一端7tと、一端7tとは反対側に位置する他端7sとを有している。カバー部材7は、インバータ3を保護するように、一端7tから他端7sに向かう領域が本体ケース4(本実施の形態ではインバータカバー6の周壁部6S)の外表面に対して間隙を空けて対向するように配置される。以下、より具体的に説明する。
本実施の形態のカバー部材7は、インバータカバー6の周壁部6Sに対向するように配置される保護プレート7Cと、保護プレート7Cの端部から舌片状に延出するように設けられた一対の延出部7A,7Bとを有している。カバー部材7は、長手方向および短手方向を持つ略長方形の形状を有している。この短手方向における延出部7A,7Bの端部がカバー部材7の一端7tを形成しており、同方向における保護プレート7Cの端部がカバー部材7の他端7sを形成している。延出部7A,7Bの内側には、貫通孔7D,7E(図3,図4)がそれぞれ設けられている。
上述のとおり、ハウジング5には、固定部8A,8Bと、支持ボス部9Aとがハウジング5の外表面から突出するように設けられている。固定部8A,8Bは、円筒状の形状を有し、これらの内側にはネジ穴が設けられている。支持ボス部9Aは、円柱状の形状を有している。固定部8A,8Bの先端面および支持ボス部9Aの先端面は、いずれも平坦な形状を有し、互いに略平行である。
ボルト10A,10B(図3,図4)は、カバー部材7に設けられた貫通孔7D,7Eにそれぞれ挿通された後、固定部8A,8Bのネジ穴にそれぞれ螺合する。これにより、カバー部材7の延出部7A,7B(第1部分)は固定部8A,8Bにそれぞれ締結され、カバー部材7の一端7t(カバー部材7の一端7tの側の領域)は、ハウジング5に固定されることになる。
上述のとおり、カバー部材7は、一端7tから他端7sに向かう領域が本体ケース4の外表面に対して間隙を空けて対向するように配置される。支持ボス部9Aは、この間隙内に位置するように設けられる。カバー部材7の一端7tが本体ケース4(ハウジング5)に固定された状態において、支持ボス部9Aの先端面は、カバー部材7の延出部7A,7B(第1部分)とは異なる第2部分7Fに対向している。支持ボス部9Aの先端面は、第2部分7Fに接していてもよく、第2部分7Fに接していなくてもよい。図2,図4,図5においては、図示上の便宜のため、第2部分7Fを点線を用いて表している。
第2部分7Fは、カバー部材7と支持ボス部9Aとの相対位置によって規定されるものである。本実施の形態においては、支持ボス部9Aが、本体ケース4(ハウジング5)の外表面上における固定部8Aと頂側部6Tとの間に位置している。支持ボス部9Aは、上記の間隙内の位置(本実施の形態においては、本体ケース4(ハウジング5)の外表面上における固定部8Aと頂側部6Tとの間に位置)であれば、任意の位置に設けられることが可能である。カバー部材7のうち、この支持ボス部9Aの先端面に対向する部分が「第2部分7F」に相当する。
図6は、電動圧縮機100の支持ボス部9A(詳細は後述する)を配置可能な領域を説明するための側面図である。図6を参照して、本体ケース4(ハウジング5)の外表面上における固定部8Aと頂側部6Tとの間の位置とは、図中の右肩上がりのハッチングで示される領域である。この領域は、固定部8A,8Bと頂側部6T上の全ての箇所とを結んだ時に得られる領域であり、支持ボス部9Aは、本体ケース4(ハウジング5)の外表面上における、固定部8A,8Bと頂側部6T上の任意箇所との間に設けられることができる。
(作用および効果)
図7は、図2中のVII−VII線に沿った矢視断面図である。図6および図7を参照して、車両衝突等が発生した際には、インバータカバー6を覆うように設けられたカバー部材7は、領域R(図6参照)で示す部位の付近(カバー部材7における延出部7A,7B側とは反対側の他端7sの付近)において主として外力を受ける可能性が高い。この外力は、図7中では矢印D1で示している。
本実施の形態では、カバー部材7のうち、支持ボス部9Aに対向している第2部分7Fが支点(位置T1)として機能する。矢印D1で示される外力(力点)は、テコ比に応じた力に変換されて、ボルト10Aに作用する(作用点:矢印D2)。
(比較例)
図8を参照して、仮に、支持ボス部9Aが設けられていないとする。この場合には、カバー部材7のうち、支持ボス部9Aに対向している第2部分7Fが支点(位置T2)として機能する。矢印D1で示される外力は、テコ比に応じた力に変換されて、ボルト10Aに作用する(矢印D2)。
図7と図8とを比較すると、実施の形態1(図7)の場合には、支持ボス部9Aが、本体ケース4(ハウジング5)の外表面上における固定部8Aと頂側部6Tとの間に位置するという構成が採用されているため、テコ比が比較例の場合に比べて小さくなっている。同じ大きさの外力(矢印D1)が作用した場合には、実施の形態1の構成の方が、比較例の構成に比べてボルト10Aに作用する力(ボルト10Aを引き抜く方向に作用する力)を小さくできる。したがって、実施の形態1の構成は、簡素な構成にて、従来のカバー部材に比べて容易に高い耐荷重値を得ることを期待できると言える。ボルト10Aに作用する力を小さくできるため、比較例の場合に比べて、実施の形態1の場合には、ボルト10Aのサイズを小さくしたり、ボルト10Bを省略したりといったことも可能となる。
図5を参照して、本実施の形態では、ハウジング5の底板部5Tを板表面方向の外側に向かって投影して仮想的な投影像を形成したとすると、支持ボス部9Aは、この投影像に重なるように設けられている。この投影像に重なるように設けられた支持ボス部9Aによれば、投影像に重ならないように設けられた場合に比べて高い剛性が得られる。外力がカバー部材7に作用したとしても、支持ボス部9Aのサポートによってカバー部材7は高い耐荷重を発揮できる。
[実施の形態2]
図9は、実施の形態2における電動圧縮機100Aのカバー部材7を取り外した様子を示す側面図である。円環状の形状を有する固定部8Aの先端面と、支持ボス部9Aの先端面とは、互いに連続する平面を形成していてもよい。支持ボス部9Aの先端面は、固定部8Aの先端面から頂側部6Tの方に向かって延出するように設けられている。当該構成によっても、支持ボス部9Aが、本体ケース4(ハウジング5)の外表面上における固定部8Aと頂側部6Tとの間に位置するため、比較例の構成に比べてボルト10Aに作用する力を小さくできる。
[実施の形態3]
図10は、実施の形態3における電動圧縮機100Bのカバー部材7を取り外した様子を示す側面図である。電動圧縮機100Bのハウジング5は、支持ボス部9Bをさらに備える。カバー部材7は、一端7tから他端7sに向かう領域が本体ケース4の外表面に対して間隙を空けて対向するように配置される。支持ボス部9Bも、この間隙内に位置するように設けられる。
カバー部材7の一端7tが本体ケース4(ハウジング5)に固定された状態において、支持ボス部9Bの先端面は、カバー部材7の延出部7A,7B(第1部分)とは異なる他の第2部分7Gに対向する。支持ボス部9Bの先端面は、他の第2部分7Gに接していてもよく、他の第2部分7Gに接していなくてもよい。支持ボス部9Bが、本体ケース4(ハウジング5)の外表面上における固定部8Bと頂側部6Tとの間に位置するため、ボルト10Bに作用する力を小さくできる。
[実施の形態4]
図11は、実施の形態4における電動圧縮機100Cのカバー部材7を取り外した様子を示す側面図である。電動圧縮機100Cにおいては、支持ボス部9Aがインバータカバー6の周壁部6S上に設けられている。当該構成によっても、支持ボス部9Aは、上記の間隙内に位置する。支持ボス部9Aは、本体ケース4(ハウジング5)の外表面上における固定部8Aと頂側部6Tとの間に位置しており、比較例の構成に比べてボルト10Aに作用する力を小さくでき、従来のカバー部材に比べて容易に高い耐荷重値を得ることを期待できると言える。
[実施の形態5]
図12は、実施の形態5における電動圧縮機100Dのカバー部材7を取り外した様子を示す側面図である。電動圧縮機100Dにおいては、固定部8A、支持ボス部9A、固定部8Bおよび支持ボス部9Bのいずれもが、インバータカバー6の周壁部6S上に設けられている。
当該構成によっても、支持ボス部9Aは、上記の間隙内に位置する。支持ボス部9Aは、本体ケース4(インバータカバー6)の外表面上における固定部8Aと頂側部6Tとの間に位置しており、比較例の構成に比べてボルト10Aに作用する力を小さくできる。また、支持ボス部9Bも、上記の間隙内に位置する。支持ボス部9Bは、本体ケース4(インバータカバー6)の外表面上における固定部8Bと頂側部6Tとの間に位置しており、比較例の構成に比べてボルト10Bに作用する力を小さくでき、従来のカバー部材に比べて容易に高い耐荷重値を得ることを期待できると言える。
[実施の形態6]
図13は、実施の形態6における電動圧縮機100Eのカバー部材7を取り外した様子を示す側面図である。電動圧縮機100Eにおいては、固定部8Aおよび支持ボス部9Aは、いずれもインバータカバー6の周壁部6Sに設けられている。本実施の形態においては、長手方向における保護プレート7Cの端部がカバー部材7の一端7tを形成しており、同方向における保護プレート7Cの反対側の端部がカバー部材7の他端7sを形成している。カバー部材7は、一端7tから他端7sに向かう領域が本体ケース4(インバータカバー6)の外表面に対して間隙を空けて対向するように配置される。支持ボス部9Aは、この間隙内に位置するように設けられる。固定部8Aおよび支持ボス部9Aは、モータ2の回転軸10に対して直交する平面上に位置している。なお、支持ボス部9Aは、固定部8Aと頂側部6Tとの間には位置していない。
当該構成によっても、支持ボス部9Aが無い場合と比較すればテコ比が小さくなる。したがって、支持ボス部9Aが無い場合と比べてボルト10Aに作用する力を小さくできる。実施の形態6の構成も、簡素な構成にて、従来のカバー部材に比べて容易に高い耐荷重値を得ることを期待できると言える。
[実施の形態7]
図14および図15は、それぞれ、実施の形態7における電動圧縮機100Fのカバー部材7を取り外した様子を示す側面図および断面図である。電動圧縮機100Fにおいては、まず、インバータ3の配置位置が上述の実施の形態1〜6と異なっており、インバータ3が、モータ2の回転軸10を中心とするハウジング5の周面上に取り付けられている。インバータカバー6は、このようなインバータ3を覆うように設けられ、カバー部材7は、このようなインバータカバー6に対向するように配置される。
本実施の形態においても、カバー部材7は、一端7tから他端7sに向かう領域が本体ケース4(インバータカバー6)の外表面に対して間隙を空けて対向するように配置される。支持ボス部9Aは、この間隙内に位置するように設けられる。カバー部材7の延出部7A,7B(第1部分)は固定部8A,8Bにそれぞれ締結され、カバー部材7はハウジング5に固定されることになる。カバー部材7のうち、支持ボス部9Aに対向している第2部分7Fが支点として機能する。領域Rで示す部位の付近に作用した外力は、テコ比に応じた力に変換されて、ボルト10Aに作用する。支持ボス部9Aが無い場合と比較すればテコ比が小さくなる。したがって、支持ボス部9Aが無い場合と比べてボルト10Aに作用する力を小さくでき、従来のカバー部材に比べて容易に高い耐荷重値を得ることを期待できると言える。
[実施の形態8]
図16は、実施の形態8における電動圧縮機100Gのカバー部材7を取り外した様子を示す側面図である。電動圧縮機100Gにおいても、インバータ3の配置位置が上述の実施の形態1〜6と異なっており、インバータ3が、モータ2の回転軸10を中心とするハウジング5の周面上に取り付けられている。インバータカバー6は、このようなインバータ3を覆うように設けられ、カバー部材7は、このようなインバータカバー6に対向するように配置される。さらに、電動圧縮機100Gにおいては、固定部8Aおよび支持ボス部9Aのいずれもが、インバータカバー6の周壁部6S上に設けられている。固定部8Aおよび支持ボス部9Aは、モータ2の回転軸10に対して平行な平面上に位置している。なお、支持ボス部9Aは、固定部8Aと頂側部6Tとの間には位置していない。
当該構成によっても、支持ボス部9Aが無い場合と比較すればテコ比が小さくなる。したがって、支持ボス部9Aが無い場合と比べてボルト10Aに作用する力を小さくできる。実施の形態8の構成も、簡素な構成にて、従来のカバー部材に比べて容易に高い耐荷重値を得ることを期待できると言える。
[他の実施の形態]
上述の各実施の形態においては、本体ケース4が、カバー部材7を固定するための固定部(固定部8A,8B)を有している。固定部は必須の構成ではなく、カバー部材7は、接着剤等でハウジングに直接固定されても構わない。
上述の各実施の形態においては、カバー部材7の一端7tが、固定部を介して本体ケース4に固定されている(たとえばハウジング5の周壁や、インバータカバー6の周壁など)。この構成に限られず、カバー部材7は、取付脚5Kに固定されていても構わない。あるいは、カバー部材7は、電動圧縮機以外の部材に固定されていても構わない(たとえば、エンジンコンパートメントの内壁や、車両のフレームなど)。
上述の各実施の形態においては、支持ボス部9A,9Bが、ハウジング5の周壁や、インバータカバー6の周壁などに設けられている。この構成に限られず、支持ボス部は、インバータカバー6の頂側部6Tに設けられていても構わない。支持ボス部は、本体ケース4の側ではなくて、カバー部材7に設けられていても構わないし、本体ケース4とカバー部材7との両方に設けられていても構わない。
以上、実施の形態について説明したが、上記の開示内容はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 圧縮機構、2 モータ、3 インバータ、4 本体ケース、5 ハウジング、5F 取付穴、5K 取付脚、5T 底板部、6 インバータカバー、6C ハーネス、6S 周壁部、6T 頂側部、7 カバー部材、7A,7B 延出部(第1部分)、7C 保護プレート、7D,7E 貫通孔、7F,7G 第2部分、7s 他端、7t 一端、8A,8B 固定部、9A,9B 支持ボス部、10 回転軸、10A,10B ボルト、100,100A,100B,100C,100D,100E,100F,100G 電動圧縮機、D1,D2 矢印、R 領域、T1,T2 位置。

Claims (3)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機構と、
    前記圧縮機構を駆動するモータと、
    前記モータの駆動を制御するインバータと、
    前記圧縮機構、前記モータおよび前記インバータを収容する本体ケースと、
    他の部材に固定される一端と当該一端と反対側の他端とを有し、前記他端から前記一端に向かう領域が前記本体ケースと間隙を空けて配置されるカバー部材と、を備え、
    前記本体ケースは、
    前記圧縮機構および前記モータを収容するハウジングと、
    前記ハウジングに取り付けられ、前記ハウジングとともに前記インバータを収容する空間を形成するインバータカバーと、を含み、
    前記カバー部材は、前記インバータカバーと対向するように配置され、
    前記カバー部材および前記本体ケースの少なくとも一方は、前記間隙内に設けられる支持ボス部を有しており、
    前記カバー部材の前記一端は、前記ハウジングに固定されており、
    前記支持ボス部は、前記ハウジングに設けられており、
    前記ハウジングは、前記インバータを収容する前記空間を形成する底板部を有しており、
    前記底板部を板表面方向の外側に向かって投影して仮想的な投影像を形成したとすると、前記支持ボス部は前記投影像に重なるように設けられている、
    電動圧縮機。
  2. 冷媒を圧縮する圧縮機構と、
    前記圧縮機構を駆動するモータと、
    前記モータの駆動を制御するインバータと、
    前記圧縮機構、前記モータおよび前記インバータを収容する本体ケースと、
    他の部材に固定される一端と当該一端と反対側の他端とを有し、前記他端から前記一端に向かう領域が前記本体ケースと間隙を空けて配置されるカバー部材と、を備え、
    前記本体ケースは、
    前記圧縮機構および前記モータを収容するハウジングと、
    前記ハウジングに取り付けられ、前記ハウジングとともに前記インバータを収容する空間を形成するインバータカバーと、を含み、
    前記カバー部材は、前記インバータカバーと対向するように配置され、
    前記カバー部材および前記本体ケースの少なくとも一方は、前記間隙内に設けられる支持ボス部を有しており、
    前記インバータカバーは、前記モータの回転軸が延びる方向における前記ハウジングの端部に取り付けられ、
    前記カバー部材の前記一端は、前記インバータカバーに固定されており、
    前記支持ボス部は、前記インバータカバーに設けられ、
    前記カバー部材の前記一端が前記インバータカバーに固定されている部分と、前記支持ボス部とは、いずれも前記モータの回転軸に対して直交する平面上に位置している
    電動圧縮機。
  3. 冷媒を圧縮する圧縮機構と、
    前記圧縮機構を駆動するモータと、
    前記モータの駆動を制御するインバータと、
    前記圧縮機構、前記モータおよび前記インバータを収容する本体ケースと、
    他の部材に固定される一端と当該一端と反対側の他端とを有し、前記他端から前記一端に向かう領域が前記本体ケースと間隙を空けて配置されるカバー部材と、を備え、
    前記本体ケースは、
    前記圧縮機構および前記モータを収容するハウジングと、
    前記ハウジングに取り付けられ、前記ハウジングとともに前記インバータを収容する空間を形成するインバータカバーと、を含み、
    前記カバー部材は、前記インバータカバーと対向するように配置され、
    前記カバー部材および前記本体ケースの少なくとも一方は、前記間隙内に設けられる支持ボス部を有しており、
    前記インバータカバーは、前記モータの回転軸を中心とする前記ハウジングの周面上に取り付けられ、
    前記カバー部材の前記一端は、前記インバータカバーに固定されており、
    前記支持ボス部は、前記インバータカバーに設けられ、
    前記カバー部材の前記一端が前記インバータカバーに固定されている部分と、前記支持ボス部とは、いずれも前記モータの回転軸に対して平行な平面上に位置している
    電動圧縮機。
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