JP6416378B2 - アンテナ - Google Patents

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Description

本明細書に記載される実施形態はアンテナに関し、詳細には、二重偏波スロットアンテナに関する。
多入力多出力(MIMO)通信は、多くの通信規格の一部をなす。2×2MIMO通信では、離間した2つの別個のアンテナまたは単一の放射体の複数の偏波のいずれかが利用される。
単一の放射体の2つまたは複数の偏波の利用は、デバイスのサイズに制限がある用途において、特に有利である。しかし、二重偏波で広帯域特性を達成することは難題を呈する。
以下では、図面を参照して、実施形態が例として記載される。
実施形態にしたがうアンテナを示す図。 実施形態にしたがうアンテナを示す図。 実施形態にしたがうアンテナを示す図。 ある周波数で駆動されるときの、実施形態にしたがうアンテナのグランドプレーンおよび給電ライン上の表面電流分布を示す図。 ある周波数で駆動されるときの、実施形態にしたがうアンテナのグランドプレーンおよび給電ライン上の表面電流分布を示す図。 ある周波数で駆動されるときの、実施形態にしたがうアンテナのグランドプレーンおよび給電ライン上の表面電流分布を示す図。 ある周波数で駆動されるときの、実施形態にしたがうアンテナのグランドプレーンおよび給電ライン上の表面電流分布を示す図。 ある周波数で駆動されるときの、実施形態にしたがうアンテナのグランドプレーンおよび給電ライン上の表面電流分布を示す図。 ある周波数で駆動されるときの、実施形態にしたがうアンテナのグランドプレーンおよび給電ライン上の表面電流分布を示す図。 実施形態にしたがうアンテナを示す図。 実施形態にしたがうアンテナを示す図。 実施形態にしたがうアンテナを示す図。 実施形態にしたがうアンテナの周波数応答を示す図。
一実施形態では、アンテナが開示される。アンテナは、誘電体材料の基板と、基板が実質的に平坦であり、第1の面と第1の面の反対側にある第2の面とを規定する、第1の面上の導電性のグランドプレーンと、グランドプレーンがスロットを規定する、動作周波数範囲内の周波数を有する第1の入力信号を受け取るように構成された第1の給電ラインと、第1の給電ラインが、動作周波数範囲内の信号の0.3波長と0.4波長の間の長さだけ第1の方向に第2の面上でスロットの上に延在してスロットの上で終端し、第1の給電ラインが、第1の方向に走るスロットの中心軸からオフセットされている、動作周波数範囲内の周波数を有する第2の入力信号を受け取るように構成された第2の給電ラインと、第2の給電ラインが第2の方向に第2の面上で延在し、第2の方向が第1の方向と直交し、第1の給電ラインと第2の給電ラインとが交差しないように、第2の給電ラインが、第1の給電ラインから動作周波数範囲内の信号の少なくとも0.1波長の長さのところでスロットの上で終端し、第2の給電ラインが、スロットの縁部の範囲の0.4と0.6の間のその縁部上の位置から実質的に垂直に延在する、を備える。
一実施形態では、グランドプレーンは、スロットの中へと延びる突出部を備える。
一実施形態では、グランドプレーンは、スロットの中へと延びる2つの突出部を備える。
一実施形態では、突出部は、表面電流が最大表面電流の10%未満であるスロットの縁部上の位置から延在する。
一実施形態では、アンテナは、第1の入力信号によってスロットの複数のモードが励起され、第2の入力信号によってスロットの実質的に単一のモードが励起されるように構成される。
一実施形態では、スロットは実質的に矩形であり、第1および第2の方向が矩形の辺により規定され、ここにおいて、第1の給電ラインが、第1の方向に走るスロットの中心軸よりもスロットの縁部の近くに構成される。
一実施形態では、動作周波数範囲は、5GHz〜6GHzである。
一実施形態では、突出部の区域の一部は、電子回路部品を収容するために使用される。
一実施形態では、アンテナは、スロットを覆って第1の面上に配設された誘電体層を備える。
図1aから図1cは、実施形態にしたがうアンテナを示す。図1aはアンテナの概略図であり、図1bおよび図1cは、それぞれ線A−Bおよび線C−Dに沿った断面図である。アンテナ100は、2つの給電入力を有する矩形スロットアンテナである。アンテナ100は、基板102上に形成される。基板102は、平坦であり、厚さhを有する。基板102は、寸法alにわたって延在する。グランドプレーン104は、基板102の第1の面上に配設される。グランドプレーン104は、銅などの導電材料から形成される。グランドプレーン104は、スロット106の縁部を規定する。図1に示した実施形態では、スロット106は、実質的に矩形であって、長さslおよび幅swを有する。この実施形態では、基板は、FR4から形成され、厚さhは0.2mmである。
第1の給電ライン110は、基板102の第2の面上に配設される。第2の面は、基板の第1の面の反対側にある。第1の給電ライン110は、マイクロストリップ給電ラインであり、基板102の面上を走る導電ストリップから形成される。図1に示されるように、第1の給電ライン110は、スロット106の左手縁部から水平に走る。第1の給電ライン110は、スロット106の上縁部に平行に走り、os1の距離だけ上縁部からオフセットされている。第1の給電ライン110は、スロットの上をfl_hの距離だけ走る。
第2の給電ライン120は、基板102の第2の面上に配設される。第1の給電ライン120は、マイクロストリップ給電ラインであり、基板102の面上を走る導電ストリップから形成される。図1に示されるように、第2の給電ライン120は、スロット106の下縁部から上下に走る。第2の給電ライン120は、スロット106のほぼ中心に配置される。第2の給電ライン120は、os2の距離だけスロット106の右手縁部からオフセットされる。第2の給電ライン120は、スロットの上をfl_vの距離だけ走る。
図1に示されるように、第1の給電ライン110と第2の給電ライン120は、直交方向に走る。
以下では、周波数範囲5GHz〜6GHzで動作する実施形態が記載される。マイクロストリップラインの幅は、0.36mmであると算出される一方、λgは、30mmであると算出される。0.4λg×0.4λgの矩形スロットが、2つのマイクロストリップライン給電部を有して、0.2mm厚のFR4基板上にモデル化されている。
アンテナは異なる基板上により少ない誘電損で設計され得ることを、当業者は理解されよう。しかし、この実施形態では、FR4は、それが低価格であり、製造しやすく、そのためアンテナをプリント回路基板上に直接印刷することが可能になるために選好される。
2つの直交マイクロストリップ給電ラインは、図1に見られるように、スロットが下面にあるアンテナの上面に構成される。水平方向の給電部(給電部1)は、スロットの上縁部の近くにos1のオフセットで配置される。上下方向の給電部(給電部2)は、中央にos2のオフセットで配置される。
2つの給電部の構成は、アンテナの対称性を乱している。給電部1は、複数のモードを励起し、そのことにより広い動作帯域幅を実現し、給電部2は、直交偏波した単一のモードを励起する。給電部2により励起されるモードは直交偏波されているので、給電部1により励起されるモードと結合されない。
給電部1は約5GHzでスロットの上水平縁部を励起し、給電部1は、約6GHzで放射体自体としての役割をはたす。したがって、スロット幅(sw)と給電部1の給電部長(fl_h)が、第1の偏波の動作周波数を制御する。
上下方向の給電部は、約5.5GHzでスロットを励起する。下スロット縁部の長さが、第2の偏波の動作周波数を制御する。
最後に、スロット長と給電部2の長さ(fl_v)が、偏波間の結合を制御する。
図2〜図4は、第1の給電ラインまたは第2の給電ラインのいずれかにおいて5GHz、5.5GHz、および6GHzで駆動されるときの、実施形態にしたがうアンテナのグランドプレーンおよび給電ライン上の表面電流分布を示す。より暗い陰影がより低い表面電流密度を示し、より明るい陰影がより高い電流密度を示す。
図2aは、第1の給電ラインが5GHzの周波数を有する入力信号で駆動されるときの表面電流分布を示す。図2aに示されるように、表面電流密度は、第1の給電ラインに面するスロットの上縁部の部分沿いで最も高い。スロットの左手縁部の上部にも高い表面電流密度がある。表面電流密度は、スロットの下左手角およびスロットの上右手角で最も低い。下左手角の周りの低い表面電流密度の領域は、上右手角の周りのものよりも大きい。
図2bは、第2の給電ラインが5GHzの周波数を有する入力信号で駆動されるときの表面電流分布を示す。図2bに示されるように、第2の給電ラインは、スロットの下縁部で表面電流を励起する。表面電流密度は、スロットの右手縁部の下半分で高い。スロットの上縁部の左手側にも、高い表面電流密度がある。これは、第1の給電ラインにより励起されたモードと何らかの結合があることを示す。図2bに示されるように、表面電流密度は、スロットの左手縁部の中央部およびスロットの上右手角で最も低い。
図3aは、第1の給電ラインが5.5GHzの周波数を有する入力信号で駆動されるときの表面電流分布を示す。図3aに示されるように、表面電流密度は、第1の給電ラインに面するスロットの上縁部の部分沿いで最も高い。スロットの左手縁部の上部にも高い表面電流密度がある。図2aと図3aとを比較すると、第1の給電ラインが5.5GHzで駆動されるときの表面電流密度は、第1の給電ラインに近いスロットの縁部の周りにより局在化されることがわかる。スロットの上右手角、スロットの下および右縁部、ならびにスロットの左手縁部の下半分に、低い表面電流密度がある。
図3bは、第2の給電ラインが5.5GHzの周波数を有する入力信号で駆動されるときの表面電流分布を示す。図3bに示される表面電流分布は、図2bに示されるものと同様である。スロットの下縁部沿い、ならびにスロットの左手および右手縁部の底部に、高い表面電流密度がある。表面電流密度は、スロットの左手縁部の中央部およびスロットの右手角で最も低い。第1の給電ラインのモードと何らかの結合があることを示す比較的高い表面電流密度が、スロットの上左手角にもある。図2bと図3bとの比較から、第2の給電ラインが5.5GHzで駆動されるときのスロットの上左角における表面電流密度は、第2の給電ラインが5GHzで駆動されるときよりも低いことに留意されたい。
図4aは、第1の給電ラインが6GHzの周波数を有する入力信号で駆動されるときの表面電流分布を示す。図2aに示されるように、表面電流密度は、第1の給電ラインに面するスロットの上縁部の部分沿いで最も高い。スロットの左手縁部の上部にも高い表面電流密度がある。図2aと図3aと図4aとを比較すると、第1の給電ラインが6GHzで駆動されるときの表面電流密度は、より局在化されることがわかる。これは、6GHzにおいて、第1の給電ライン自体が放射体としての役割をはたすからである。スロットの上右手角、スロットの下および右縁部、ならびにスロットの左手縁部の下半分に、低い表面電流密度がある。
図4bは、第2の給電ラインが6GHzの周波数を有する入力信号で駆動されるときの表面電流分布を示す。図4bに示されるように、表面電流密度は、スロットの下縁部で最も高い。第1の給電ライン中にも、比較的高い表面電流密度がある。上で議論したように、第1の給電ラインの長さは、6GHzにおいて共振するように選択される。このことが、6GHzにおけるある程度の結合をもたらす。表面電流密度は、スロットの右手側、スロットの左手側の下部、およびスロットの上右手角で低い。
図2a〜図4bから、スロットの左縁部は、下左角を除き、非常にアクティブという訳ではないことがわかる。さらに、スロットの上右角も、非常にアクティブという訳ではない。
図5a〜図5cは、実施形態にしたがうアンテナを示す。図5aはアンテナの概略図であり、図5bおよび図5cは、それぞれ線A−Bおよび線C−Dに沿った断面図である。アンテナ500は、2つの給電入力を有するスロットアンテナである。アンテナ500は、基板502上に形成される。基板502は、平坦であり、厚さhを有する。グランドプレーン504は、基板502の第1の面上に配設される。グランドプレーン504は、銅などの導電材料から形成される。グランドプレーン504は、スロット506の縁部を規定する。誘電体装荷の層550が基板の第1の面を覆って付与され、スロット506を覆う。誘電体装荷550は、FR4などの誘電体材料から形成されてスロットの誘電体特性を変更し、したがってアンテナのサイズが減少されることを可能にする。
第1の給電ライン510および第2の給電ライン520は、基板の第1の面の反対側にある第2の面上に配設される。第1の給電ライン510および第2の給電ライン520は、図1に示される第1の給電ライン110および第2の給電ライン120と同様の方法で構成される。
図5に示されるように、グランドプレーン506は、スロット506の形状を変更する2つの突出部530および540を含む。上で図1に関連して議論したように、第1および第2の給電ラインの場所決めが、第1の程度の非対称性を導入する。突出部は、第2の程度の非対称性を導入する。非対称性の導入が、第1の給電ラインにより励起されるモードと、第2の給電ラインにより励起されるモードとの間の結合を減少させる。
第1の突出部530は、幅pw1および高さph1を有する。第1の突出部530は、スロット506の左手側に配置される。第1の突出部530の下に間隙532がある。間隙532は、第1の給電ライン510の近くのスロットの縁部よりも左にさらに延びる。間隙532の存在は、スロット506のその下左角が、スロット506の上左手角よりも左にあることを意味する。
第2の突出部540は、幅pw1および高さph1を有する。第2の突出部は、スロット540の上右角に配置される。
第1の突出部530および第2の突出部540は、スロット506の縁部上の表面電流密度が低い位置に構成される。上で図2a〜図4bに関連して議論したように、表面電流密度は、スロットの左手縁部の中央部およびスロットの上右角で最も低い。突出部の場所は、表面電流密度に基づいて選択され得る。例えば、突出部は、表面電流密度が最大表面電流密度の10%未満である領域に配置され得る。
突出部の寸法は、第1の給電ラインと第2の給電ラインとの間の結合を減少させるように選択される。突出部の幅は、両方の偏波の両方の動作周波数に影響を及ぼす。幅が増加すると、給電部2の共振周波数は、放射縁部のサイズがより大きくなるので、減少する。給電部1のより低い共振に同じ効果が観察されたが、このことは、給電部1のより高い共振に反対の効果を及ぼす。したがって、突出部の幅が増加すると、給電部1は、より広い周波数帯域に整合する。
しかし、物理的に給電部同士をより近くすることによって結合を増加させるので、突出部の幅は無制限には増加させられ得ない。一方、突出部の長さは、アンテナが割り振る空間がより少なくなるように、可能な限り大きくなるように選択される。ここで、突出部の区域が、アンテナに関連する回路を収容するために利用され得ることに留意されたい。
第2の突出部540は、上右角に挿入される。第2の突出部は、結合をより強く制御できることが見いだされた。突出部のサイズは、給電部2の周波数応答に影響を及ぼさないが、第2の突出部540を挿入することにより上部スロット縁部の長さが変更されるので、第1の偏波のより低い共振を離調(detune)する。サイズは、周波数応答が所望の要件下に保たれる限り、最大化される。
例示的な実施形態では、以下の寸法が使用された。
s1=12mm(0.4λg)、sw=上縁部で12.5mm(0.416λg) 下縁部で13mm(0.433λg)、os1=1.5mm(0.05λg)、os2=4.9mm(0.163λg)、fl_h=9.7mm(0.323λg)、fl_v=5.5mm(0.183λg)、h=0.2mm(6.66*10-3λg)、hl=1.16mm(0.039λg)、pw1=4.55mm(0.15λg)、ph1=7.8mm(0.26λg)、pl2=3mm(0.1λg)、pw2=1mm(0.033λg)。
上で議論したように、この実施形態は、周波数範囲5GHz〜6GHzでの使用が意図されており、波長λgは、30mmであると算出される。
本アンテナは、この特殊な例では、IEEE802.11ac帯域全体をカバーする低い相互結合であるが、Y偏波およびX偏波について、それぞれ26%および13%の比帯域幅を有する2つの偏波を実現する。さらに、結合と帯域幅とは、突出部によって制御され得る。本アンテナは、2×2MIMOをサポートし、良好な86%の効率を示す一方で簡単で小さい構造である。アンテナは、シミュレーションを通して、アンテナのグランドプレーン上に配置される構成要素には影響されないことが示されている。
アンテナは、寸法に対して以下の変更をもって動作することが示されている。スロット長および幅についての勧められる範囲は、0.4λgと0.3λgの間である。水平方向の給電部のオフセットは、結合を低く保つために、0.06λg以下であるべきである。上下方向の給電部のオフセットは、スロット幅の0.4〜0.6の範囲内であることが勧められる。
第1の突出部の長さは、結合が−10dBより低い限りにおいて、スロット高の2/3以上であることが勧められる。突出部と上下方向の給電部との間の分離は、0.04λg以上であるべきである。突出部の幅が0.15λgを超えると、結合が上昇し始めることになる。
第2の突出部は、結合が−10dBより低く保たれる限りにおいて、0.1λg以上の長さであることが勧められる。第2の突出部の幅は、給電部1を離調することになるので、0.1λgを超えないべきである。
誘電体装荷高と基板高とは、100%の程度で変更することができ、設計パラメータは、シミュレーションを通して最適化され得るわずかな調整をのみ必要とすることになる。
図6は、実施形態にしたがうアンテナについての、周波数に対するシミュレーションされたSパラメータおよび測定されたSパラメータを示す。Sパラメータは、2つの給電部間の関係を説明する。S21の値が2つの給電部間の結合を表し、S11の値とS22の値がそれぞれ、第1の給電部についての反射電力比、第2の給電部についての反射電力比を表す。
図6に示されるように、第1の給電部は、比較的広い共振を有し、5.4GHzにおいて約−10dBであり、6GHzにおいて−10dB未満のままである。第2の給電部の共振はより狭く、5.4GHzにおいて約−10dBであるが、約5.8GHzにおいて−10dBを超えて上昇する。
図5に関連して上で記載された実施形態では、第2の突出部は、スロットの上右手角に配置される。代替実施形態では、第2の突出部は、スロットの上縁部からオフセットされ得る。両方の給電部が励起されるときに低い表面電流が存在する給電ラインのフットプリント間に、追加の突出部が存在してよい。
実施形態は、アンテナのサイズまたは効率を犠牲にすることなく、低い相互結合を有する良好な帯域対応範囲を実現する。さらに、上で実施形態を参照して記載されたアンテナは簡単な構造である。実施形態にしたがうアンテナは、MIMOをサポートすることによって、より高いデータレートまたはより信頼できるシステムへの扉を開く。
いくつかの実施形態が記載されたが、これらの実施形態は、例としてのみ提示されており、本発明の範囲を限定する意図はない。実際に、本明細書に記載される新規のアンテナは、様々な他の形態で実現され得る。さらに、本明細書に記載されるアンテナの形態において、様々な省略、代替、および変更が、本発明の精神から逸脱することなくなされ得る。添付する請求項およびそれらの等価物は、本発明の範囲および精神に入るので、そのような形態または変更形態をカバーすることが意図される。
以下、本願出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
誘電体材料の基板と、前記基板が実質的に平坦であり、第1の面と前記第1の面の反対側にある第2の面とを規定する、
前記第1の面上の導電性のグランドプレーンと、前記グランドプレーンがスロットを規定する、
動作周波数範囲内の周波数を有する第1の入力信号を受け取るように構成された第1の給電ラインと、前記第1の給電ラインが、前記動作周波数範囲内の信号の0.3波長と0.4波長の間の長さだけ第1の方向に前記第2の面上で前記スロットの上に延在して前記スロットの上で終端し、前記第1の給電ラインが、前記第1の方向に走る前記スロットの中心軸からオフセットされている、
前記動作周波数範囲内の周波数を有する第2の入力信号を受け取るように構成された第2の給電ラインと、前記第2の給電ラインが第2の方向に前記第2の面上で延在し、前記第2の方向が前記第1の方向と直交し、前記第1の給電ラインと前記第2の給電ラインとが交差しないように、前記第2の給電ラインが、前記第1の給電ラインから前記動作周波数範囲内の信号の少なくとも0.1波長の長さのところで前記スロットの上で終端し、前記第2の給電ラインが、前記スロットの縁部の範囲の0.4と0.6の間のその縁部上の位置から実質的に垂直に延在する、
を備えるアンテナ。
[C2]
前記グランドプレーンが、前記スロットの中へと延びる突出部を備える、[C1]に記載のアンテナ。
[C3]
前記グランドプレーンが、前記スロットの中へと延びる2つの突出部を備える、[C1]に記載のアンテナ。
[C4]
前記突出部が、表面電流が最大表面電流の10%未満である前記スロットの縁部上の位置から延在する、[C2]に記載のアンテナ。
[C5]
前記第1の入力信号によって前記スロットの複数のモードが励起され、前記第2の入力信号によって前記スロットの実質的に単一のモードが励起されるように構成される、[C1]に記載のアンテナ。
[C6]
前記スロットが実質的に矩形であり、前記第1および第2の方向が前記矩形の辺により規定され、ここにおいて、前記第1の給電ラインが、前記第1の方向に走る前記スロットの中心軸よりも前記スロットの前記縁部の近くに構成される、[C1]に記載のアンテナ。
[C7]
前記突出部の区域の一部が、電子回路部品を収容するために使用される、[C2]に記載のアンテナ。
[C8]
前記スロットを覆って前記第1の面上に配設された誘電体層をさらに備える、[C1]に記載のアンテナ。

Claims (17)

  1. 誘電体材料で形成され、実質的に平坦な第1の面と前記第1の面の反対側にある第2の面とを有する基板と
    前記基板の前記第1の面上に配設された導電性のグランドプレーンであって、スロットの縁を規定するグランドプレーンと前記スロットの縁は、矩形の形状を、前記スロットの中へと延びる突出部によって変形した形状を有し、
    動作周波数範囲内の周波数を有する第1の入力信号を受け取るように前記基板の前記第2の面上に配設され、前記矩形の第1の縁から、第1の方向に走る前記矩形の中心軸と同方向の第2の方向の前記矩形の第2の縁に沿って、前記第1の方向に走る中心軸から前記矩形の第2の縁の方向にオフセットして、前記スロットの上に、所定の長さだけ延びる第1の給電ラインと
    前記動作周波数範囲内の周波数を有する第2の入力信号を受け取るように前記基板の前記第2の面上に配設され、前記第1の方向と直交する第2の方向に走る前記矩形の中心軸の近傍で、前記矩形の第2の縁に対向する前記矩形の第3の縁から、前記第2の方向に走る前記矩形の中心軸に沿って、前記スロットの上に、前記第1の給電ラインと交差しないように所定の長さだけ延びる第2の給電ラインと
    を備え
    前記突出部は、前記第1の給電ラインに関して前記矩形の前記第2の縁と反対側の、前記矩形の前記第1の縁に配置され
    アンテナ。
  2. 前記突出部は、前記突出部と前記矩形の前記第3の縁との間に間隙を有して配置される、請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記間隙が、前記矩形の前記第2の縁の位置から、前記矩形の外側に向けて伸びる、請求項2に記載のアンテナ。
  4. 前記矩形は、前記第2の方向に所定の長さを有し、
    前記突出部の前記第2の方向の長さは、前記矩形の長さの2/3以上であり、
    前記突出部と前記第2の給電ラインとは、前記動作周波数範囲内の周波数の信号の0.04波長以上離間し、
    前記突出部の前記第1の方向の長さは、前記動作周波数範囲内の周波数の信号の0.15波長を超えない、
    請求項1に記載のアンテナ。
  5. 前記突出部は、さらに、前記矩形の前記第2の縁と、前記矩形の前記第1の縁に対向する前記矩形の第4の縁と前記矩形の前記第2の縁とが交差する角に配置される、請求項1に記載のアンテナ。
  6. 角に配置される前記突出部は、前記第2の方向に、前記動作周波数範囲内の周波数の信号の0.1波長以上の長さを有し、前記第1の方向に、前記動作周波数範囲内の周波数の信号の0.1波長を超えない長さを有する、請求項5に記載のアンテナ。
  7. 誘電体材料で形成され、実質的に平坦な第1の面と前記第1の面の反対側にある第2の面とを有する基板と、
    前記基板の前記第1の面上に配設された導電性のグランドプレーンであって、スロットの縁を規定するグランドプレーンと、前記スロットの縁は、矩形の形状を、前記スロットの中へと延びる突出部によって変形した形状を有し、
    動作周波数範囲内の周波数を有する第1の入力信号を受け取るように前記基板の前記第2の面上に配設され、前記矩形の第1の縁から、第1の方向に走る前記矩形の中心軸と同方向の第2の方向の前記矩形の第2の縁に沿って、前記第1の方向に走る中心軸から前記矩形の第2の縁の方向にオフセットして、前記スロットの上に、所定の長さだけ延びる第1の給電ラインと
    前記動作周波数範囲内の周波数を有する第2の入力信号を受け取るように前記基板の前記第2の面上に配設され、前記第1の方向と直交する第2の方向に走る前記矩形の中心軸の近傍で、前記矩形の第2の縁に対向する前記矩形の第3の縁から、前記第2の方向に走る前記矩形の中心軸に沿って、前記スロットの上に、前記第1の給電ラインと交差しないように所定の長さだけ延びる第2の給電ラインと、
    を備え、
    前記突出部は、前記矩形の前記第2の縁と、前記矩形の前記第1の縁に対向する前記矩形の第4の縁と前記矩形の前記第2の縁とが交差する角に配置される、
    アンテナ。
  8. 角に配置される前記突出部は、前記第2の方向に、前記動作周波数範囲内の周波数の信号の0.1波長以上の長さを有し、前記第1の方向に、前記動作周波数範囲内の周波数の信号の0.1波長を超えない長さを有する、請求項7に記載のアンテナ。
  9. 前記突出部は、さらに、前記第1の給電ラインに関して前記矩形の前記第2の縁と反対側の、前記矩形の前記第1の縁に配置される、請求項7に記載のアンテナ。
  10. 前記第1の縁に配置される前記突出部は、前記突出部と前記矩形の前記第3の縁との間に間隙を有して配置される、請求項9に記載のアンテナ。
  11. 前記間隙が、前記矩形の前記第2の縁の位置から、前記矩形の外側に向けて伸びる、請求項10に記載のアンテナ。
  12. 前記矩形は、前記第2の方向に所定の長さを有し、
    前記第1の縁に配置される前記突出部の前記第2の方向の長さは、前記矩形の長さの2/3以上であり、
    前記第1の縁に配置される前記突出部と前記第2の給電ラインとは、前記動作周波数範囲内の周波数の信号の0.04波長以上離間し、
    前記第1の縁に配置される前記突出部の前記第1の方向の長さは、前記動作周波数範囲内の周波数の信号の0.15波長を超えない、
    請求項9に記載のアンテナ。
  13. 前記突出部が、表面電流が最大表面電流の10%未満である前記スロットの縁部上の位置から延在する、請求項1ないし12のいずれか一項に記載のアンテナ。
  14. 前記第1の給電ラインと前記矩形の前記第2の縁との間隔は、前記動作周波数範囲内の周波数の信号の0.06波長以下である、請求項1ないし13のいずれか一項に記載のアンテナ。
  15. 前記矩形は、前記第1の方向に所定の幅を有し、
    前記第2の給電ラインが延びる、前記第2の方向に走る前記矩形の中心軸の近傍とは、前記矩形の前記1の縁に対向する第4の縁から前記幅の0.4ないし0.6の範囲である、請求項1ないし14のいずれか一項に記載のアンテナ。
  16. 前記突出部の区域の一部が、電子回路部品を収容するために使用される、請求項1ないし15のいずれか一項に記載のアンテナ。
  17. 前記スロットを覆って前記第1の面上に配設された誘電体層をさらに備える、請求項1ないし16のいずれか一項に記載のアンテナ。
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