UEによる方法が説明される。本方法は、UEとE−UTRAN上の第1のポイントとの間の第1の無線インタフェースを確立することを含む。本方法は、第1の無線インタフェースを用いることによってUEとE−UTRAN上の第2のポイントとの間の第2の無線インタフェースを確立することを同様に含む。本方法は、データ無線ベアラ(DRB)を第1の無線インタフェースおよび第2の無線インタフェースのうちの少なくとも1つに対応付けることをさらに含む。
全てのDRBは1つの無線インタフェースに対応付けられてもよい。第1のDRBセットは第1の無線インタフェースに対応付けられてもよく、第2のDRBセットは第2の無線インタフェースに対応付けられてもよい。
UEによって送信または受信される1つ以上のRRCメッセージは第1のポイントまたは第2のポイントのうちの1つにおいて終端してもよい。UEによって送信または受信される少なくとも1つのRRCメッセージは第1のポイントにおいて終端してもよく、少なくとも1つのRRCメッセージは第2のポイントにおいて終端してもよい。
第1のポイントは移動性管理エンティティ(mobility management entity、MME)に接続されてもよく、第2のポイントはサービングゲートウェイ(serving gateway、S−GW)、および第2のポイントとS−GWとの間のプロキシゲートウェイのうちの1つ以上に接続されてもよい。第1のポイントはユーザプレーンプロトコルのための終端になってもよく、第2のポイントは制御プレーンプロトコルのための終端になってもよい。
第1のポイントはMMEに、およびS−GWに接続されてもよい。第1のポイントはユーザプレーンプロトコルのための終端になってもよく、制御プレーンプロトコルのための終端になってもよい。
第1のeNBによる方法が同様に説明される。本方法は、第1の無線インタフェースを用いてUEに接続することを含む。本方法は、第2のeNBに接続することを同様に含む。UEは、第2の無線インタフェースを用いて第2のeNBに接続される。本方法は、DRBを第1の無線インタフェースおよび第2の無線インタフェースのうちの少なくとも1つに対応付けることをさらに含む。
UEが同様に説明される。UEは、プロセッサと、プロセッサと電子的に通信するメモリと、を含む。UEは、メモリ内に記憶される命令を同様に含む。命令は、UEとE−UTRAN上の第1のポイントとの間の第1の無線インタフェースを確立するために実行可能である。命令は同様に、第1の無線インタフェースを用いることによってUEとE−UTRAN上の第2のポイントとの間の第2の無線インタフェースを確立するために実行可能である。命令はさらに、DRBを第1の無線インタフェースおよび第2の無線インタフェースのうちの少なくとも1つに対応付けるために実行可能である。
eNBが同様に説明される。eNBは、プロセッサと、プロセッサと電子的に通信するメモリと、を含む。eNBは、メモリ内に記憶される命令も含む。命令は、第1の無線インタフェースを用いてUEに接続するために実行可能である。命令は同様に、第2のeNBに接続するために実行可能である。UEは、第2の無線インタフェースを用いて第2のeNBに接続される。命令はさらに、DRBを第1の無線インタフェースおよび第2の無線インタフェースのうちの少なくとも1つに対応付けるために実行可能である。
「3GPP」とも呼ばれる、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project)は、第3および第4世代無線通信システムのためのグローバルに適用可能な技術仕様および技術報告を規定することを目指す共同協定である。3GPPは、次世代移動体ネットワーク、システムおよびデバイスのための仕様を規定してもよい。
3GPPロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)は、将来の要求に対処するためにユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)携帯電話またはデバイス規格を改善するためのプロジェクトに与えられた名称である。一態様では、UMTSが、次世代ユニバーサル地上無線アクセス(Evolved Universal Terrestrial Radio Access、E−UTRA)および次世代ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)のためのサポートおよび仕様を提供するように変更されている。
本明細書に開示されているシステムおよび方法の少なくともいくつかの態様は、3GPP LTE、LTEアドバンスト(LTE−Advanced、LTE−A)およびその他の規格(例えば、3GPPリリース8、9、10、11および/または12)に関して説明されてもよい。しかし、本開示の範囲はこの点について限定されるべきではない。本明細書に開示されているシステムおよび方法の少なくともいくつかの態様はその他の種類の無線通信システムにおいて利用されてもよい。
無線通信デバイスは、音声および/またはデータを基地局へ通信するために用いられる電子デバイスであってもよく、基地局が今度はデバイスのネットワーク(例えば、公衆交換電話網(public switched telephone network、PSTN)、インターネット等)と通信してもよい。本明細書においてシステムおよび方法を説明する際に、無線通信デバイスは、移動局、UE、アクセス端末、加入者局、移動端末、遠隔局、ユーザ端末、端末、加入者ユニット、モバイルデバイス等と代替的に呼ばれてもよい。無線通信デバイスの例としては、セルラー電話、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)、ラップトップコンピュータ、ネットブック、eリーダ、無線モデム等が挙げられる。3GPP仕様では、無線通信デバイスは通例、UEと呼ばれる。しかし、本開示の範囲は3GPP規格に限定されるべきではないので、用語「UE」および「無線通信デバイス」は本明細書において、より包括的な用語「無線通信デバイス」を意味するために互換的に用いられてもよい。
3GPP仕様では、基地局は通例、Node B、eNB、ホーム拡張型もしくは進化型Node B(home enhanced or evolved Node B、HeNB)と呼ばれるか、または他の何らかの同様の専門語で呼ばれる。本開示の範囲は3GPP規格に限定されるべきではないので、用語「基地局」、「Node B」、「eNB」、および「HeNB」は本明細書において、より包括的な用語「基地局」を意味するために互換的に用いられてもよい。さらに、「基地局」の一例はアクセスポイントである。アクセスポイントは、無線通信デバイスのためにネットワーク(例えば、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network、LAN)、インターネット等)へのアクセスを提供する電子デバイスであってもよい。用語「通信デバイス」は、無線通信デバイスおよび/または基地局の両方を表すために用いられてもよい。
本明細書で使用するとき、「セル」は、標準化または監理団体によって、国際移動体通信アドバンスト(International Mobile Telecommunications−Advanced、IMT−Advanced)のために用いられるために指定されるあらゆる通信チャネルであってよく、その全てもしくはそのサブセットは、3GPPによって、eNBとUEとの間の通信のために用いられるための認可された帯域(例えば、周波数帯域)として採用されてもよいことに留意されたい。「構成セル」とは、UEが認識し、情報を伝送または受信することをeNBによって許可されているセルである。「構成セル(単数または複数)」はサービングセル(単数または複数)であってもよい。UEはシステム情報を受信し、全ての構成セルに対して必要な測定を遂行してもよい。「アクティブ化されたセル」は、UEが伝送および受信を行っている構成セルである。すなわち、アクティブ化されたセルは、UEが物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を監視する対象となるセルであり、ダウンリンク伝送の場合には、UEが物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)を復号する対象となるセルである。「非アクティブ化されたセル」は、UEが伝送PDCCHを監視していない構成セルである。「セル」は、異なる次元に関して記述されてもよいことに留意されたい。例えば、「セル」は、時間特性、空間特性(例えば、地理的特性)および周波数特性を有してもよい。
本明細書に開示されているシステムおよび方法は、複数の接続を確立するためのデバイスを説明する。これは、次世代ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)の文脈で行われてもよい。例えば、ユーザ機器(UE)とE−UTRAN上の2つ以上のeNBとの間の複数の接続を確立することが説明される。1つの構成では、2つ以上のeNBは異なるスケジューラを有してもよい。
本明細書に記載されているシステムおよび方法はキャリアアグリゲーションを強化することができる。キャリアアグリゲーションとは、1つを超えるコンポーネントキャリア(component carrier、CC)の同時利用を指す。キャリアアグリゲーションでは、1つを超えるセルがUEに集約されてもよい。一例では、キャリアアグリゲーションは、UEが利用できる実効帯域幅を増加させるために用いられてもよい。伝統的なキャリアアグリゲーションでは、単一のeNBがUEのための複数のサービングセルを提供すると仮定される。2つ以上のセルが集約されてもよいシナリオ(例えば、リモート無線ヘッド(RRH)セルが集約されたマクロセル)においてさえも、セルは単一のeNBによって制御されてもよい(例えば、スケジュールされる)。しかし、スモールセル配置シナリオでは、各ノード(例えば、eNB、RRH等)はその各ノード自身の独立したスケジューラを有してもよい。両方のノードの無線資源利用の効率を最大化するために、UEは、異なるスケジューラを有する2つ以上のノードに接続してもよい。
1つの構成では、UEが、異なるスケジューラを有する2つのノード(例えば、eNB)に接続するために、UEとE−UTRANとの間の多重接続性が利用されてもよい。例えば、Rel−11動作に加えて、Rel−12規格に従って動作するUEは、多重接続性(これらは同様に、二重接続性、eNB間キャリアアグリゲーション、マルチフロー、マルチセルクラスタ、マルチUu等と呼ばれてもよい)を有するように構成されてもよい。UEは、構成された場合には、複数のUuインタフェースを用いてE−UTRANに接続してもよい。例えば、UEは、1つの無線インタフェースを用いることによって1つ以上の追加の無線インタフェースを確立するように構成されてもよい。以下、1つのノードはプライマリeNB(primary eNB、PeNB)と呼ばれ、別のノードはセカンダリeNB(secondary eNB、SeNB)と呼ばれる。
これより、図を参照して、本明細書に開示されているシステムおよび方法の種々の例が説明される。図において、類似の参照符号は機能的に同様の要素を指示してもよい。本明細書において図に大まかに説明され、示されているシステムおよび方法は、多種多様の異なる実装形態で構成し、設計することができるであろう。それゆえ、図に表現されたいくつかの実装形態についての以下のより詳細な説明は、請求の範囲を限定することを意図されるものではなく、システムおよび方法の単なる典型である。
図1は、複数の接続を確立するためのシステムおよび方法が実装されてもよい1つ以上の進化型Node B(eNB)160および1つ以上のユーザ機器(UE)102の1つの構成を示すブロック図である。1つ以上のUE102は、1つ以上のアンテナ122a〜nを用いて1つ以上のeNB160と通信してもよい。例えば、UE102は、1つ以上のアンテナ122a〜nを用いて、電磁信号をeNB160へ伝送し、電磁信号をeNB160から受信する。eNB160は、1つ以上のアンテナ180a〜nを用いてUE102と通信する。
UE102およびeNB160は、互いに通信するために1つ以上のチャネル119、121を用いてもよい。例えば、UE102は、1つ以上のアップリンクチャネル121を用いて情報またはデータをeNB160へ伝送してもよい。アップリンクチャネル121の例としては、物理アップリンク制御チャネル(physical uplink control channel、PUCCH)および物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel、PUSCH)等が挙げられる。1つ以上のeNB160は、例えば、1つ以上のダウンリンクチャネル119を用いて情報またはデータを1つ以上のUE102へ伝送してもよい。ダウンリンクチャネル119の例としては、PDCCH、PDSCH等が挙げられる。その他の種類のチャネルが用いられてもよい。
1つ以上のUE102の各々は、1つ以上の送受信器118、1つ以上の復調器114、1つ以上の復号器108、1つ以上の符号器150、1つ以上の変調器154、データバッファ104およびUE動作モジュール124を含んでもよい。例えば、1つ以上の受信および/または伝送経路がUE102内に実装されてもよい。便宜上、単一の送受信器118、復号器108、復調器114、符号器150および変調器154のみがUE102内に示されているが、複数の並列要素(例えば、送受信器118、復号器108、復調器114、符号器150および変調器154)が実装されてもよい。
送受信器118は、1つ以上の受信器120および1つ以上の伝送器158を含んでもよい。1つ以上の受信器120は、1つ以上のアンテナ122a〜nを用いて信号をeNB160から受信してもよい。例えば、受信器120は信号を受信してダウンコンバートし、1つ以上の受信信号116を生成する。1つ以上の受信信号116は復調器114に提供されてもよい。1つ以上の伝送器158は、1つ以上のアンテナ122a〜nを用いて信号をeNB160へ伝送してもよい。例えば、1つ以上の伝送器158は1つ以上の変調信号156をアップコンバートして伝送してもよい。
復調器114は1つ以上の受信信号116を復調し、1つ以上の復調信号112を生成してもよい。1つ以上の復調信号112は復号器108に提供されてもよい。UE102は復号器108を用いて信号を復号してもよい。復号器108は1つ以上の復号信号106、110を生成してもよい。例えば、第1の、UEによって復号された信号106は、受信されたペイロードデータを含んでもよく、ペイロードデータはデータバッファ104内に記憶されてもよい。第2の、UEによって復号された信号110はオーバヘッドデータおよび/または制御データを含んでもよい。例えば、第2の、UEによって復号された信号110は、UE動作モジュール124によって、1つ以上の動作を遂行するために用いられてもよいデータを提供してもよい。
本明細書で使用するとき、用語「モジュール」は、ハードウェア、ソフトウェアあるいはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせの形態で実装しうる特定の要素または構成要素を意味してもよい。ただし、本明細書において「モジュール」として表されるあらゆる要素は代替的にハードウェアの形態で実装されてもよいことに留意されたい。例えば、eNB動作モジュール182は、ハードウェア、ソフトウェアまたは両者の組み合わせの形態で実装されてもよい。
概して、UE動作モジュール124は、UE102が1つ以上のeNB160と通信することを可能にしてもよい。UE動作モジュール124は、UE無線インタフェース決定モジュール128、UEデータ無線ベアラ(DRB)対応付けモジュール130およびUE無線リソース制御(RRC)メッセージ決定モジュール132のうちの1つ以上を含んでもよい。
UE無線インタフェース決定モジュール128は、UE102と次世代ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)上の第1のポイントとの間の第1の無線インタフェースを確立してもよい。例えば、第1のポイントは、E−UTRANに属する第1のeNB160を含んでもよい。1つの構成では、第1のeNB160はプライマリeNB(PeNB)と呼ばれてもよい。UE無線インタフェース決定モジュール128は、Uuインタフェースを用いて第1のポイント(例えば、eNB160)に接続してもよい。Uuインタフェースは同様にプライマリUuインタフェースと呼ばれてもよい。UuインタフェースはUE102と第1のeNB160との間の無線インタフェースであってもよい。
UE102は、第1の無線インタフェースを用いることによってUE102とE−UTRAN上の第2のポイント(例えば、第2のeNB160)との間の第2の無線インタフェースを確立するように構成されてもよい。1つの構成では、UE102は、第1のeNB160によって、複数の無線インタフェースを用いてE−UTRANに接続するように構成されてもよい。したがって、第1のeNB160と接続すると、eNB160は、UE102を、第1の無線インタフェースを用いて追加の無線インタフェースを確立するように構成してもよい。UE無線インタフェース決定モジュール128は、第2の無線インタフェースを用いて第2のeNB160に接続してもよい。第2のeNB160はセカンダリeNB(SeNB)と呼ばれてもよい。1つの構成では、PeNBおよびSeNBは異なるスケジューラを有する。UE無線インタフェース決定モジュール128は、Uuxインタフェースを用いて第2のeNB160に接続してもよい。Uuxインタフェースは同様にセカンダリUuインタフェースと呼ばれてもよい。
UE102がE−UTRANとの複数のUuインタフェースを認識するかぎり、UE102はPeNBおよびSeNBを認識することを要求されなくてもよい。1つの構成では、UE102はeNB160をE−UTRAN上のポイントと見なしてもよい。別の構成では、UE102はE−UTRANとの複数のUuインタフェースをE−UTRAN上の複数のポイントとの接続と見なしてもよい。さらに別の構成では、E−UTRANは、同じかまたは異なるeNB160との複数のUuインタフェースを提供してもよい。例えば、PeNBおよびSeNBは同じeNB160であることができるであろう。複数のUuインタフェース(例えば、多重接続性)は単一のeNB160によってすら達成されうる。換言すれば、1つの構成では、本明細書に記載されているシステムおよび方法は単一のeNB160または単一のスケジューラによって達成されてもよい。UE102は1つを超えるUuxインタフェース(例えば、Uu1、Uu2、Uu3、等)を接続することができてもよい。各Uuインタフェースは、キャリアアグリゲーション(carrier aggregation、CA)を遂行するために用いられてもよい。したがって、CAシナリオでは、UE102は、サービングセルの1つを超えるセットを有するように構成されてもよい。
複数のUuインタフェースが説明されているが、本明細書に記載されているシステムおよび方法は、インタフェースの定義に依存して、単一のUuインタフェースまたは単一の無線インタフェースによって実現されてもよいことに留意されたい。例えば、無線インタフェースはUE102とE−UTRANとの間のインタフェースとして定義されてもよい。この定義では、インタフェースはUE102とeNB160との間のインタフェースではない。例えば、1つの無線インタフェースは、多重接続性を有するUE102とE−UTRANとの間のインタフェースとして定義することができる。したがって、上述したUuインタフェースおよびUuxインタフェースは、セルの異なる特性と考えられてもよい。例えば、Uuインタフェースはセル(単数または複数)の第1のセットであってもよく、Uuxインタフェースはセル(単数または複数)の第2のセットであってもよい。同様に、第1の無線インタフェースはセル(単数または複数)の第1のセットと言い換えられてもよく、第2の無線インタフェースはセル(単数または複数)の第2のセットと言い換えられてもよい。
UE DRB対応付けモジュール130はDRBを第1の無線インタフェースおよび第2の無線インタフェースのうちの少なくとも1つに対応付けてもよい。DRB(データ無線ベアラ)は、(制御プレーンシグナリングとは対照的に)ユーザデータを搬送する無線ベアラである。例えば、DRBはユーザプレーンプロトコル・スタックに対応付けられてもよい。ユーザプレーンプロトコル・スタックは、パケットデータ収束プロトコル(packet data convergence protocol、PDCP)層、無線リンク制御(radio link control、RLC)層、媒体アクセス制御(medium access control、MAC)層および物理(physical、PHY)層を含んでもよい。例えば、eNB160からUE102へのRRCシグナリングによってDRBが確立されると、PDCPエンティティ、RLCエンティティ(もしくはエンティティ群)、および専用トラフィックチャネル(Dedicated Traffic Channel、DTCH)論理チャネルが確立されてもよい。各DRBに対して、PDCPエンティティ、RLCエンティティ(もしくはエンティティ群)、およびDTCH論理チャネルが確立される。1つの無線インタフェースに対して、DRBはMACエンティティおよびPHYエンティティを用いてもよい。DRB構成(例えば、DRB追加、変更および解除)は、PDCP構成、RLC構成および/または論理チャネル構成を含んでもよい。
1つの構成では、全てのDRB(例えば、DRB1、DRB2、DRB3...)は1つの無線インタフェースに対応付けられてもよい。例えば、ユーザプレーンはUuxインタフェースのみを用いてもよい。したがって、全てのDRBはUuxインタフェースに対応付けられてもよい。別の構成では、DRBは、異なる無線インタフェースに対応付けられてもよいDRBセットに編成されてもよい。例えば、第1のDRBセット(例えば、DRB1、DRB2、DRB3...)は第1の無線インタフェース(例えば、Uuインタフェース)に対応付けられてもよく、第2のDRBセット(例えば、DRB4、DRB5、DRB6...)は第2の無線インタフェース(例えば、Uuxインタフェース)に対応付けられてもよい。DRBの対応付けは図12および図13においてより詳細に説明される。
UE RRCメッセージ決定モジュール132は1つ以上のRRCメッセージを送信または受信してもよい。RRCプロトコルは制御プレーンシグナリングを伝達してもよく、制御プレーンシグナリングを通じてE−UTRANはUE102のビヘイビアを制御してもよい。多重接続性動作(例えば、複数のUuインタフェース動作)のために、UE102は1つのRRC接続を有してもよいか、複数のRRC接続を有してもよいか、あるいは1つのRRC接続および複数の副RRC接続を有してもよい。1つの構成では、UE RRCメッセージ決定モジュール132によって送信される1つ以上のRRCメッセージはE−UTRAN上の単一のポイントにおいて終端してもよい。例えば、UE RRCメッセージ決定モジュール132はRRCメッセージをE−UTRAN上の単一のポイントに向けて送信してもよい(またはRRCメッセージをそこから受信してもよい)。したがって、1つ以上のRRCメッセージは第1のeNB160または第2のeNB160のうちの1つにおいて終端してもよい。
別の構成では、1つ以上のRRCメッセージはE−UTRAN上の複数のポイントにおいて終端してもよい。例えば、UE102はRRCメッセージをE−UTRAN上の複数のアドレス指定されたポイントに向けて送信してもよい(またはRRCメッセージをそこから受信してもよい)。したがって、少なくとも1つのRRCメッセージは第1のeNB160において終端してもよく、少なくとも1つのRRCメッセージは第2のeNB160において終端してもよい。図14〜図17において、RRCメッセージを伝達するための複数のシナリオがより詳細に説明される。
UE動作モジュール124は情報148を1つ以上の受信器120に提供してもよい。例えば、UE動作モジュール124は、アップリンクグラントに基づき、いつ伝送を受信するか、または受信するべきでないかを受信器(単数または複数)120に告知してもよい。
UE動作モジュール124は情報138を復調器114に提供してもよい。例えば、UE動作モジュール124は、eNB160からの伝送のために予想される変調パターンを復調器114に告知してもよい。
UE動作モジュール124は情報136を復号器108に提供してもよい。例えば、UE動作モジュール124は、eNB160からの伝送のために予想される符号化を復号器108に告知してもよい。
UE動作モジュール124は情報142を符号器150に提供してもよい。情報142は、符号化されるべきデータおよび/または符号化のための命令を含んでもよい。例えば、UE動作モジュール124は符号器150に、伝送データ146および/またはその他の情報142を符号化するように命令してもよい。その他の情報142はDRBおよびRRCメッセージを含んでもよい。
符号器150は、伝送データ146、および/またはUE動作モジュール124によって提供されたその他の情報142を符号化してもよい。例えば、データ146および/またはその他の情報142を符号化することは、誤り検出および/または訂正符号化、データを伝送のために空間資源、時間資源および/または周波数資源に対応付けること、多重化等を伴ってもよい。符号器150は、符号化されたデータ152を変調器154に提供してもよい。
UE動作モジュール124は情報144を変調器154に提供してもよい。例えば、UE動作モジュール124は、eNB160への伝送のために用いられるべき変調形式(例えば、コンステレーションマッピング)を変調器154に告知してもよい。変調器154は、符号化されたデータ152を変調し、1つ以上の変調信号156を1つ以上の伝送器158に提供してもよい。
UE動作モジュール124は情報140を1つ以上の伝送器158に提供してもよい。この情報140は1つ以上の伝送器158のための命令を含んでもよい。例えば、UE動作モジュール124は1つ以上の伝送器158に、いつ信号をeNB160へ伝送するべきかを命令してもよい。1つ以上の伝送器158は変調信号(単数または複数)156をアップコンバートし、1つ以上のeNB160へ伝送してもよい。
eNB160は、1つ以上の送受信器176、1つ以上の復調器172、1つ以上の復号器166、1つ以上の符号器109、1つ以上の変調器113、データバッファ162およびeNB動作モジュール182を含んでもよい。例えば、1つ以上の受信および/または伝送経路がeNB160内に実装されてもよい。便宜上、単一の送受信器176、復号器166、復調器172、符号器109および変調器113のみがeNB160内に示されているが、複数の並列要素(例えば、送受信器176、復号器166、復調器172、符号器109および変調器113)が実装されてもよい。
送受信器176は、1つ以上の受信器178および1つ以上の伝送器117を含んでもよい。1つ以上の受信器178は、1つ以上のアンテナ180a〜nを用いて信号をUE102から受信してもよい。例えば、受信器178は信号を受信してダウンコンバートし、1つ以上の受信信号174を生成する。1つ以上の受信信号174は復調器172に提供されてもよい。1つ以上の伝送器117は、1つ以上のアンテナ180a〜nを用いて信号をUE102へ伝送してもよい。例えば、1つ以上の伝送器117は1つ以上の変調信号115をアップコンバートして伝送してもよい。
復調器172は1つ以上の受信信号174を復調し、1つ以上の復調信号170を生成してもよい。1つ以上の復調信号170は復号器166に提供されてもよい。eNB160は復号器166を用いて信号を復号してもよい。復号器166は1つ以上の復号信号164、168を生成してもよい。例えば、第1の、eNBによって復号された信号164は、受信されたペイロードデータを含んでもよく、ペイロードデータはデータバッファ162内に記憶されてもよい。第2の、eNBによって復号された信号168はオーバヘッドデータおよび/または制御データを含んでもよい。例えば、第2のeNBによって復号された信号168は、eNB動作モジュール182によって、1つ以上の動作を遂行するために用いられてもよいデータ(例えば、PUSCH伝送データ)を提供してもよい。
概して、eNB動作モジュール182は、eNB160が1つ以上のUE102と通信することを可能にしてもよい。eNB動作モジュール182は、eNBインタフェース決定モジュール194、eNB DRB対応付けモジュール196およびeNB RRCメッセージ決定モジュール198のうちの1つ以上を含んでもよい。
eNBインタフェース決定モジュール194は、第1の無線インタフェースを用いてUE102に接続してもよい。例えば、第1のeNB160はE−UTRANに属してもよい。1つの構成では、第1のeNB160はプライマリeNB(PeNB)と呼ばれてもよい。eNBインタフェース決定モジュール194は、上述したように、Uuインタフェースを用いてUE102に接続してもよい。
eNBインタフェース決定モジュール194は、UE102は、第2の無線インタフェースを用いて第2のeNB160に接続するように構成されてもよいかどうかを決定してもよい。1つの構成では、eNBインタフェース決定モジュール194はUE102を、複数の無線インタフェースを用いてE−UTRANに接続するように構成してもよい。したがって、(第1の無線インタフェースを用いて)UE102と接続すると、eNBインタフェース決定モジュール194は、UE102を、追加の無線インタフェースを確立するように構成してもよい。
eNBインタフェース決定モジュール194は第2のeNB160に接続してもよい。例えば、(第1の無線インタフェースを用いて)多重接続性のために構成されると、UE102は、第2の無線インタフェース(例えば、Uuxインタフェース)を用いて第2のeNB160に接続してもよい。第2のeNB160はセカンダリeNB(SeNB)と呼ばれてもよい。eNBインタフェース決定モジュール194は、多重接続性およびキャリアアグリゲーションを促進するために第2のeNB160に接続してもよい。eNBインタフェース決定モジュール194は、1つ以上のXインタフェースを用いて第2のeNB160に接続してもよい。第1のeNB160および第2のeNB160は1つ以上のXインタフェースを通じてデータ(例えば、DRBおよびRRCメッセージ)を交換してもよい。1つの構成では、第1のeNB160および第2のeNB160は異なるスケジューラを有する。
eNB DRB対応付けモジュール196はDRBを第1の無線インタフェースおよび第2の無線インタフェースのうちの少なくとも1つに対応付けてもよい。1つの構成では、全てのDRBは1つの無線インタフェースに対応付けられてもよい。例えば、ユーザプレーンはUuxインタフェースのみを用いてもよい。したがって、全てのDRBはUuxインタフェースに対応付けられてもよい。別の構成では、DRBは、異なる無線インタフェースに対応付けられてもよいDRBセットに編成されてもよい。例えば、第1のDRBセットは第1の無線インタフェース(例えば、Uuインタフェース)に対応付けられてもよく、第2のDRBセットは第2の無線インタフェース(例えば、Uuxインタフェース)に対応付けられてもよい。DRBの対応付けは図12および図13においてより詳細に説明される。
eNB RRCメッセージ決定モジュール198は1つ以上のRRCメッセージを送信または受信してもよい。RRCプロトコルは制御プレーンシグナリングを伝達してもよく、制御プレーンシグナリングを通じてE−UTRANはUE102のビヘイビアを制御してもよい。多重接続性動作(例えば、複数のUuインタフェース動作)のために、UE102は1つのRRC接続を有してもよいか、複数のRRC接続を有してもよいか、あるいは1つのRRC接続および複数の副RRC接続を有してもよい。1つの構成では、eNB RRCメッセージ決定モジュール198によって送信または受信される1つ以上のRRCメッセージはE−UTRAN上の単一のポイントにおいて終端してもよい。例えば、eNB RRCメッセージ決定モジュール198は、UE102によって送信される全てのRRCメッセージを受信してもよい。したがって、1つ以上のRRCメッセージの各々は第1のeNB160において終端してもよい。
別の構成では、1つ以上のRRCメッセージはE−UTRAN上の複数のポイントにおいて終端してもよい。例えば、UE102はRRCメッセージをE−UTRAN上の複数のアドレス指定されたポイントに向けて送信してもよい。eNB RRCメッセージ決定モジュール198は、RRCメッセージに含まれるアドレスに基づき、RRCメッセージは第1のeNB160において終端するのか、それとも第2のeNB160において終端するのかを決定してもよい。したがって、少なくとも1つのRRCメッセージは第1のeNB160において終端してもよく、少なくとも1つのRRCメッセージは第2のeNB160において終端してもよい。図14〜図17において、RRCメッセージを伝達するための複数のシナリオがより詳細に説明される。
eNB動作モジュール182は情報190を1つ以上の受信器178に提供してもよい。例えば、eNB動作モジュール182は、DRBおよびRRCメッセージに基づき、いつ伝送を受信するべきか、またはいつ受信するべきでないかを受信器(単数または複数)178に告知してもよい。
eNB動作モジュール182は情報188を復調器172に提供してもよい。例えば、eNB動作モジュール182は、UE(単数または複数)102からの伝送のために予想される変調パターンを復調器172に告知してもよい。
eNB動作モジュール182は情報186を復号器166に提供してもよい。例えば、eNB動作モジュール182は、UE(単数または複数)102からの伝送のために予想される符号化を復号器166に告知してもよい。
eNB動作モジュール182は情報101を符号器109に提供してもよい。情報101は、符号化されるべきデータおよび/または符号化のための命令を含んでもよい。例えば、eNB動作モジュール182は符号器109に、伝送データ105および/またはその他の情報101を符号化するように命令してもよい。その他の情報101はDRBおよびRRCメッセージを含んでもよい。
符号器109は、eNB動作モジュール182によって提供された伝送データ105および/またはその他の情報101を符号化してもよい。例えば、データ105および/またはその他の情報101を符号化することは、誤り検出および/または訂正符号化、データを伝送のために空間資源、時間資源および/または周波数資源に対応付けること、多重化等を伴ってもよい。符号器109は、符号化されたデータ111を変調器113に提供してもよい。伝送データ105は、UE102へ中継されるべきネットワークデータを含んでもよい。
eNB動作モジュール182は情報103を変調器113に提供してもよい。この情報103は変調器113のための命令を含んでもよい。例えば、eNB動作モジュール182は、UE(単数または複数)102への伝送のために用いられるべき変調形式(例えば、コンステレーションマッピング)を変調器113に告知してもよい。変調器113は、符号化されたデータ111を変調し、1つ以上の変調信号115を1つ以上の伝送器117に提供してもよい。
eNB動作モジュール182は情報192を1つ以上の伝送器117に提供してもよい。この情報192は1つ以上の伝送器117のための命令を含んでもよい。例えば、eNB動作モジュール182は1つ以上の伝送器117に、いつ信号をUE(単数または複数)102へ伝送するべきか(またはいつ伝送するべきでないか)を命令してもよい。1つ以上の伝送器117は変調信号(単数または複数)115をアップコンバートし、1つ以上のUE102へ伝送してもよい。
eNB(単数または複数)160およびUE(単数または複数)102内に含まれる要素またはそれらの部分のうちの1つ以上はハードウェアの形態で実装されてもよいことに留意されたい。例えば、これらの要素またはそれらの部分のうちの1つ以上は、チップ、回路機構またはハードウェア構成要素等として実装されてもよい。本明細書に記載されている機能または方法のうちの1つ以上はハードウェアの形態で実装され、および/またはハードウェアを用いて遂行されてもよいことにも留意されたい。例えば、本明細書に記載されている方法のうちの1つ以上は、チップセット、特定用途向け集積回路(application−specific integrated circuit、ASIC)、大規模集積回路(large−scale integrated circuit、LSI)または集積回路等の形態で実装され、および/またはチップセット、特定用途向け集積回路(ASIC)、大規模集積回路(LSI)または集積回路等を用いて実現されてもよい。
図2は、UE102によって複数の接続を確立するための方法200の1つの実装形態を示すフロー図である。UE102は、UE102とE−UTRAN上の第1のポイント(例えば、第1のeNB160)との間の第1の無線インタフェースを確立してもよい(ステップ202)。例えば、第1のeNB160はE−UTRANに属してもよい。1つの構成では、第1のeNB160はプライマリeNB(PeNB)と呼ばれてもよい。UE102は、Uuインタフェースを用いて第1のeNB160に接続してもよい(ステップ202)。Uuインタフェースは同様にプライマリUuインタフェースと呼ばれてもよい。UuインタフェースはUE102と第1のeNB160との間の無線インタフェースであってもよい。
UE102は、第1の無線インタフェースを用いることによってUE102とE−UTRAN上の第2のポイント(例えば、第2のeNB160)との間の第2の無線インタフェースを確立してもよい(ステップ204)。1つの構成では、UE102は、第1のeNB160によって、複数の無線インタフェースを用いてE−UTRANに接続するように構成されてもよい。したがって、第1のeNB160と接続すると、eNB160は、UE102を、第1の無線インタフェースを用いて追加の無線インタフェースを確立するように構成してもよい。UE102は、第2の無線インタフェースを用いて第2のeNB160に接続してもよい。第2のeNB160はセカンダリeNB(SeNB)と呼ばれてもよい。1つの構成では、第1のeNB160および第2のeNB160は異なるスケジューラを有する。UE102は、Uuxインタフェースを用いて第2のeNB160に接続してもよい。Uuxインタフェースは同様にセカンダリUuインタフェースと呼ばれてもよい。
UE102は、DRBを第1の無線インタフェースおよび第2の無線インタフェースのうちの少なくとも1つに対応付けてもよい(ステップ206)。1つの構成では、全てのDRBは1つの無線インタフェースに対応付けられてもよい(ステップ206)。例えば、ユーザプレーンはUuxインタフェースのみを用いてもよい。したがって、全てのDRBはUuxインタフェースに対応付けられてもよい(ステップ206)。代替的に、全てのDRBはUuインタフェースに対応付けられてもよい(ステップ206)。
別の構成では、DRBは、異なる無線インタフェースに対応付けられてもよい(ステップ206)DRBセットに編成されてもよい。例えば、第1のDRBセットは第1の無線インタフェース(例えば、Uuインタフェース)に対応付けられてもよく(ステップ206)、第2のDRBは第2の無線インタフェース(例えば、Uuxインタフェース)に対応付けられてもよい(ステップ206)。
いくつかの構成では、UE102は同様に1つ以上のRRCメッセージを送信してもよい。RRCプロトコルは制御プレーンシグナリングを伝達してもよく、制御プレーンシグナリングを通じてE−UTRANはUE102のビヘイビアを制御してもよい。多重接続性動作(例えば、複数のUuインタフェース動作)のために、UE102は1つのRRC接続を有してもよいか、複数のRRC接続を有してもよいか、あるいは1つのRRC接続および複数の副RRC接続を有してもよい。1つの構成では、UE102によって送信される1つ以上のRRCメッセージはE−UTRAN上の単一のポイントにおいて終端してもよい。例えば、UE102はRRCメッセージをE−UTRAN上の単一のポイントに向けて送信してもよい。したがって、1つ以上のRRCメッセージは第1のeNB160または第2のeNB160のうちの1つにおいて終端してもよい。
他の構成では、1つ以上のRRCメッセージはE−UTRAN上の複数のポイントにおいて終端してもよい。例えば、UE102はRRCメッセージをE−UTRAN上の複数のアドレス指定されたポイントに向けて送信してもよい。したがって、少なくとも1つのRRCメッセージは第1のeNB160において終端してもよく、少なくとも1つのRRCメッセージは第2のeNB160において終端してもよい。
図3は、第1のeNB160によって複数の接続を確立するための方法300の1つの実装形態を示すフロー図である。第1のeNB160は、図1に関して上述したeNB160と同様であってもよい。第1のeNB160は、第1の無線インタフェースを用いてUE102に接続してもよい(ステップ302)。例えば、第1のeNB160はE−UTRANに属してもよい。1つの構成では、第1のeNB160はプライマリeNB(PeNB)と呼ばれてもよい。第1のeNB160は、図1に関して上述したように、Uuインタフェースを用いてUE102に接続してもよい(ステップ302)。第1のeNB160は、UE102は、第2の無線インタフェースを用いて第2のeNB160に接続するように構成されてもよいかどうかを決定してもよい。1つの構成では、第1のeNB160はUE102を、複数の無線インタフェースを用いてE−UTRANに接続するように構成してもよい。したがって、(第1の無線インタフェースを用いて)UE102と接続すると(ステップ302)、第1のeNB160は、UE102を、追加の無線インタフェースを確立するように構成してもよい。
第1のeNB160は第2のeNB160に接続してもよい(ステップ304)。例えば、(第1の無線インタフェースを用いて)多重接続性のために構成されると、UE102は、第2の無線インタフェース(例えば、Uuxインタフェース)を用いて第2のeNB160に接続してもよい。第2のeNB160はセカンダリeNB(SeNB)と呼ばれてもよい。第1のeNB160は、多重接続性およびキャリアアグリゲーションを促進するために第2のeNB160に接続してもよい(ステップ304)。第1のeNB160は、1つ以上のXインタフェースを用いて第2のeNB160に接続してもよい(ステップ304)。第1のeNB160および第2のeNB160は1つ以上のXインタフェースを通じてデータ(例えば、DRBおよびRRCメッセージ)を交換してもよい。1つの構成では、第1のeNB160および第2のeNB160は異なるスケジューラを有する。
第1のeNB160は、DRBを第1の無線インタフェースおよび第2の無線インタフェースのうちの少なくとも1つに対応付けてもよい(ステップ306)。1つの構成では、全てのDRBは1つの無線インタフェースに対応付けられてもよい(ステップ306)。例えば、ユーザプレーンはUuxインタフェースのみを用いてもよい。したがって、全てのDRBはUuxインタフェースに対応付けられてもよい(ステップ306)。代替的に、全てのDRBはUuインタフェースに対応付けられてもよい(ステップ306)。
別の構成では、DRBは、異なる無線インタフェースに対応付けられてもよい(ステップ306)DRBセットに編成されてもよい。例えば、第1のDRBセットは第1の無線インタフェース(例えば、Uuインタフェース)に対応付けられてもよく(ステップ306)、第2のDRBセットは第2の無線インタフェース(例えば、Uuxインタフェース)に対応付けられてもよい(ステップ306)。
いくつかの構成では、第1のeNB160は同様に1つ以上のRRCメッセージを受信してもよい。RRCプロトコルは制御プレーンシグナリングを伝達してもよく、制御プレーンシグナリングを通じてE−UTRANはUE102のビヘイビアを制御してもよい。多重接続性動作(例えば、複数のUuインタフェース動作)のために、UE102は1つのRRC接続を有してもよいか、複数のRRC接続を有してもよいか、あるいは1つのRRC接続および複数の副RRC接続を有してもよい。1つの構成では、第1のeNB160によって受信される1つ以上のRRCメッセージはE−UTRAN上の単一のポイントにおいて終端してもよい。例えば、第1のeNB160は、UE102によって送信される全てのRRCメッセージを受信してもよい。したがって、1つ以上のRRCメッセージの各々は第1のeNB160において終端してもよい。
他の構成では、1つ以上のRRCメッセージはE−UTRAN上の複数のポイントにおいて終端してもよい。例えば、UE102はRRCメッセージをE−UTRAN上の複数のアドレス指定されたポイントに向けて送信してもよい。第1のeNB160は、RRCメッセージに含まれるアドレスに基づき、RRCメッセージは第1のeNB160において終端するのか、それとも第2のeNB160において終端するのかを決定してもよい。したがって、少なくとも1つのRRCメッセージは第1のeNB160において終端してもよく、少なくとも1つのRRCメッセージは第2のeNB160において終端してもよい。
図4は、複数の接続を確立するためのシステムおよび方法が実装されてもよいE−UTRANアーキテクチャ423、439の構成を示すブロック図である。伝統的なE−UTRANアーキテクチャ423では、E−UTRAN435aは、UE402aに向けたE−UTRAユーザプレーン(PDCP/RLC/MAC/PHY)および制御プレーン(RRC)プロトコル終端を提供する、1つ以上のeNB460aを含む。eNB460aはX2インタフェース(本図には示されていない)によって互いに相互接続されてもよい。eNB460aは同様に、S1インタフェース431、433によって進化型パケットコア(evolved packet core、EPC)425aに接続されてもよい。例えば、eNB460aは、S1−MME431aインタフェースによって移動性管理エンティティ(MME)427aに、S1−Uインタフェース433aによってサービングゲートウェイ(S−GW)429aに接続されてもよい。S1インタフェース431、433は、MME427、サービングゲートウェイ429およびeNB460aの間の多対多の関係をサポートする。S1−MMEインタフェース431aは制御プレーンのためのS1インタフェース431、433であり、S1−Uインタフェース433aはユーザプレーンのためのS1インタフェース431、433である。Uuインタフェース437aはE−UTRAN435aの無線プロトコルのためのUE402aとeNB460aとの間の無線インタフェースである。
eNB460aはさまざまな機能をホストしてもよい。例えば、eNB460は、無線資源管理のための機能(例えば、無線ベアラ制御、無線受付制御、接続移動性制御、アップリンクおよびダウンリンクの両方におけるUE402aへの資源の動的割り振り(スケジューリング))をホストしてもよい。eNB460aは同様に、IPヘッダ圧縮およびユーザデータストリームの暗号化、UE402aの付加時における、UE402aによって提供された情報からMME427aへの経路指定を決定することができない場合のMME427aの選択、およびサービングゲートウェイ429aに向けたユーザプレーンデータの経路指定を遂行してもよい。追加的に、eNB460aは、ページングメッセージ(MME427aから発信)のスケジューリングおよび伝送、ブロードキャスト情報(MME、または運用および保守(operation and maintenance、O&M)から発信)のスケジューリングおよび伝送、移動性のための測定ならびに測定報告構成、およびスケジューリング、ならびに公衆警報システム(public warning system、PWS)(これは、地震および津波警報システム(earthquake and tsunami warning system、ETWS)および商用移動警報システム(commercial mobile alert system、CMAS)を含んでもよい)メッセージ(MME427aから発信)のスケジューリングおよび伝送を遂行してもよい。eNB460aは、アップリンクにおける限定加入者グループ(closed subscriber group、CSG)ハンドリングおよびトランスポート・レベル・パケット・マーキングをさらに遂行してもよい。
MME427aはさまざまな機能をホストしてもよい。例えば、MME427aは、非アクセス層(Non−Access Stratum、NAS)シグナリング、NASシグナリングセキュリティ、アクセス層(access stratum、AS)セキュリティ制御、3GPPアクセスネットワーク間の移動性のためのコアネットワーク(core network、CN)ノード間シグナリング、ならびにアイドルモードUE到達可能性(ページング再伝送の制御および実行を含む)を遂行してもよい。MME427aは同様に、(アイドルモードおよびアクティブモードにおけるUE402aのための)追跡エリアリスト管理、パケット・データ・ネットワーク・ゲートウェイ(packet data network gateway、PDN GW)およびS−GWの選択、MME427の変更を伴うハンドオーバのためのMME427の選択、ならびに2Gまたは3G 3GPPアクセスネットワークへのハンドオーバのためのサービングGPRSサポートノード(Serving GPRS Support Node、SGSN)の選択を遂行してもよい。追加的に、MME427aは、ローミング、認証、およびベアラ管理機能(専用ベアラ確立を含む)をホストしてもよい。MME427aはPWS(ETWSおよびCMASを含む)メッセージ伝送のためのサポートを提供してもよく、任意選択的にページング最適化を遂行してもよい。
S−GW429aは同様に以下の機能をホストしてもよい。S−GW429aはeNB460a間ハンドオーバのためのローカル移動性アンカポイントをホストしてもよい。S−GW429aは、3GPP間移動性のための移動性アンカリング、E−UTRANアイドルモード・ダウンリンクパケットバッファリング、およびネットワーク・トリガ・サービス・リクエスト手順の開始、合法的傍受、ならびにパケットルーティングおよび転送を遂行してもよい。S−GW429aは同様に、アップリンクおよびダウンリンクにおけるトランスポート・レベル・パケット・マーキング、オペレータ間課金のためのユーザおよびQoSクラス識別子(QoS Class Identifier、QCI)の細分性に対する課金処理、ならびにUE402aごとのULおよびDL課金、パケットデータネットワーク(PDN)、ならびにQCIを遂行してもよい。
E−UTRAN435aの無線プロトコルアーキテクチャはユーザプレーンおよび制御プレーンを含んでもよい。ユーザプレーンプロトコル・スタックは、PDCP副層、RLC副層、MAC副層およびPHY副層を含んでもよい。PDCP副層、RLC副層、MAC副層およびPHY副層(ネットワーク上のeNB460aにおいて終端される)は、ユーザプレーンのための機能(例えば、ヘッダ圧縮、暗号化、スケジューリング、ARQおよびHARQ)を遂行してもよい。PDCPエンティティ群はPDCP副層内に位置する。RLCエンティティ群はRLC副層内に位置する。MACエンティティ群はMAC副層内に位置する。PHYエンティティ群はPHY副層内に位置する。
制御プレーンは制御プレーンプロトコル・スタックを含んでもよい。PDCP副層(ネットワーク側のeNB460a内で終端される)は制御プレーンのための機能(例えば、暗号化および完全性保護)を遂行してもよい。RLC副層およびMAC副層(ネットワーク側のeNB内で終端される)はユーザプレーンのためのものと同じ機能を遂行してもよい。RRC(ネットワーク側のeNB460a内で終端される)は以下の機能を遂行してもよい。RRCは、ブロードキャスト機能、ページング、RRC接続管理、無線ベアラ(radio bearer、RB)制御、移動性機能、UE402a測定報告および制御を遂行してもよい。NAS制御プロトコル(ネットワーク側のMME427a内で終端される)は、とりわけ、進化型パケットシステム(evolved packet system、EPS)ベアラ管理、認証、進化型パケットシステム接続管理(evolved packet system connection management、ECM)−アイドル・移動性ハンドリング、ECM−アイドルにおけるページング発信、およびセキュリティ制御を遂行してもよい。
シグナリング無線ベアラ(Signaling Radio Bearer、SRB)は、RRCおよびNASメッセージの伝送のためにのみ用いられてもよい無線ベアラ(RB)である。3つのSRBが定義される。SRB0は、共通制御チャネル(common control channel、CCCH)論理チャネルを用いるRRCメッセージのために用いられてもよい。SRB1は、全て個別制御チャネル(dedicated control channel、DCCH)論理チャネルを用いる、SRB2の確立に先立つ、RRCメッセージ(便乗したNASメッセージを含んでもよい)のため、およびNASメッセージのために用いられてもよい。SRB2は、全てDCCH論理チャネルを用いる、記録された測定情報を含むRRCメッセージのため、およびNASメッセージのために用いられてもよい。SRB2は、SRB1よりも低い優先度を有し、セキュリティアクティブ化後にE−UTRAN435aによって構成されてもよい。
RRC接続確立はSRB1の確立を必要としてもよい。初期セキュリティアクティブ化手順を開始すると、E−UTRAN435aはSRB2およびDRBの確立を開始してもよい。E−UTRAN435aは、UE402aから初期セキュリティアクティブ化の確認を受信する前に、これを行ってもよい。
PDCPは各SRB1、SRB2、およびDRBに対して確立されてもよい。RLCは各SRB0、SRB1、SRB2、およびDRBに対して確立されてもよい。
RRCは、UE402aとE−UTRAN435aとの間の一時的識別子の割り当ておよびRRC接続のためのSRBの構成等を含む、UE402aとE−UTRAN435aとの間のRRC接続の確立、維持および解除を担当してもよい。RRCは、ポイントツーポイントRBの確立、構成、維持および解除を担当してもよい。
多重接続性のためのE−UTRANアーキテクチャ439は、UE402bのための多重接続性を提供しうるE−UTRANアーキテクチャの一例である。この構成では、UE402bはUuインタフェース437bおよびUuxインタフェース443を介してE−UTRAN435bに接続してもよい。E−UTRAN435bは第1のeNB460bおよび第2のeNB460cを含んでもよい。eNB460b〜cは、UE402bに向けたE−UTRAユーザプレーン(PDCP/RLC/MAC/PHY)および制御プレーン(RRC)プロトコル終端を提供してもよい。eNB460b〜cはX2インタフェース493によって互いに相互接続されてもよい。S1インタフェース431、433は、MME427b、サービングゲートウェイ429bおよびeNB460b〜cの間の多対多の関係をサポートしてもよい。第1のeNB(例えば、PeNB)460bおよび第2のeNB(例えば、SeNB)460cは同様に、1つ以上のXインタフェース441を用いて互いに相互接続されてもよい。Xインタフェース441はS1−MME431bおよび/またはX2インタフェースと同じであってもよいか、または同じでなくてもよい。
第1のeNB460bおよび第2のeNB460cはS1インタフェース431、433によってEPC425bに接続されてもよい。第1のeNB460bはS1−MMEインタフェース431bによってMME427bに接続されてもよい。第2のeNB460cはS1−Uインタフェース433bによってサービングゲートウェイ429bに接続されてもよい。第1のeNB460bは、第2のeNB460cのためのMME427bとしてふるまってもよく、そのため、第2のeNB460cのためのS1−MMEインタフェース431bは(例えば、Xインタフェース441を介して)第1のeNB460bと第2のeNB460cとの間に接続されてもよい。したがって、第1のeNB460bは、第2のeNB460cに、MME427b(S1−MMEインタフェース431bに基づく)およびeNB460(X2インタフェース493に基づく)のように見えてもよい。
このアーキテクチャ439によれば、ユーザプレーンのため、および制御プレーンのためのS1インタフェース431、433のためのE−UTRAN435b上の終端を分離することができる。例えば、ユーザプレーンは第1のeNB460bおよびS1−Uインタフェース433bを用いてもよく、制御プレーンは第2のeNB460cおよびS1−MMEインタフェース431bを用いてもよい。S1インタフェース431、433をユーザプレーンと制御プレーンとの間で分離することによって、UE402bが第1のeNB460bのカバレッジ内にある間は、MME427の変更が軽減されうる。同様に、プロキシゲートウェイが第2のeNB460cとS−GW429bとの中間に位置する場合には、SeNB間のハンドオーバの場合の移動性信号が軽減されるであろう。プロキシゲートウェイは、SeNBとEPC425bとの間のS1インタフェース431、433が多数のSeNBをスケーラブルにサポートすることを可能にしうる。
図4に示されるアーキテクチャ439によれば、第1のeNB460b(例えば、第1のポイント)は移動性管理エンティティ(MME)に接続されてもよく、第2のeNB460c(例えば、第2のポイント)は、S−GW429b、および第2のeNB460cとS−GW429bとの間のプロキシゲートウェイのうちの1つ以上に接続されてもよい。第1のeNB460bはユーザプレーンプロトコルのための終端となってもよく、第2のeNB460cは制御プレーンプロトコルのための終端となってもよい。
図5は、複数の接続を確立するためのシステムおよび方法が実装されてもよい多重接続性のためのE−UTRANアーキテクチャ539の別の構成を示すブロック図である。この構成では、UE502はUuインタフェース537およびUuxインタフェース543を介してE−UTRAN535に接続してもよい。E−UTRAN535は第1のeNB560aおよび第2のeNB560bを含んでもよい。eNB560a〜bは、UE502に向けたE−UTRAユーザプレーン(PDCP/RLC/MAC/PHY)および制御プレーン(RRC)プロトコル終端を提供してもよい。eNB560a〜bはX2インタフェース593によって互いに相互接続されてもよい。S1インタフェース531、533は、MME527、サービングゲートウェイ529およびeNB560a〜bの間の多対多の関係をサポートしてもよい。第1のeNB(例えば、PeNB)560aおよび第2のeNB(例えば、SeNB)560bは同様に、1つ以上のXインタフェース541によって互いに相互接続されてもよい。Xインタフェース541は、S1−MMEインタフェース531、X2インタフェース593、および/またはS1−Uインタフェース533と同じであってもよいか、または同じでなくてもよい。
第1のeNB560aはS1インタフェース531、533によってEPC525に接続されてもよい。第1のeNB560aは、S1−MMEインタフェース531によってMME527に、およびS1−Uインタフェース533によってサービングゲートウェイ529に接続されてもよい。したがって、第2のeNB560bはEPC525に接続されなくてもよい。第1のeNB560aは、第2のeNB560bに、MME527(S1−MMEインタフェース531に基づく)、eNB(X2インタフェース593に基づく)、およびS−GW(S1−Uインタフェース533に基づく)のように見えてもよい。このアーキテクチャ539は、第1のeNB560aおよび第2のeNB560bのためのEPC525との単一ノードS1インタフェース531、533(例えば、接続)を提供してもよい。EPC525、MME527およびS−GW529との単一ノード接続によって、UE502が第1のeNB560aのカバレッジ内にある間は、変更(例えば、ハンドオーバ)が軽減されることができるであろう。
図5に示されるアーキテクチャ539によれば、第1のeNB560a(例えば、第1のポイント)はMME527に、およびサービングゲートウェイ529に接続されてもよい。第1のeNB560aは、ユーザプレーンプロトコルのための終端、および制御プレーンプロトコルのための終端となってもよい。
図6は、第1のセル645および第2のセル647が同じ場所に配置され、重ね合わせられ、等しいカバレッジを有するキャリアアグリゲーション構成を示すブロック図である。伝統的なCAでは、2つ以上のコンポーネントキャリア(CC)が、より広い伝送帯域幅をサポートするために集約されてもよい。UE102は、UE102の能力に依存して、1つまたは複数のCC上で同時に受信または伝送してもよい。例えば、Rel−10以降によれば、CAのための受信および/または伝送能力を有するUE102は、複数のサービングセルに対応する複数のCC上で同時に受信および/または伝送してもよい。Rel−8およびRel−9によれば、UE102は単一のCC上で受信し、1つのサービングセルのみに対応する単一のCC上で伝送してもよい。
CAが構成されると、UE102はネットワークとの1つの無線リソース制御(RRC)接続を有してもよい。1つの無線インタフェースがキャリアアグリゲーションを提供してもよい。RRC接続確立、再確立およびハンドオーバの間には、1つのサービングセルが非アクセス層(NAS)移動性情報(例えば追跡エリア識別(tracking area identity、TAI))を提供してもよい。RRC接続再確立およびハンドオーバの間には、1つのサービングセルがセキュリティ入力を提供してもよい。このセルはプライマリセル(primary cell、PCell)と呼ばれる。ダウンリンクにおいては、PCellに対応するコンポーネントキャリアはダウンリンク・プライマリコンポーネントキャリア(downlink primary component carrier、DL PCC)になり、それに対して、アップリンクにおいては、PCellに対応するコンポーネントキャリアはアップリンク・プライマリコンポーネントキャリア(uplink primary component carrier、UL PCC)になる。
UE102の能力に依存して、セカンダリセル(secondary cell、SCell)が、PCellとともにサービングセルのセットを形成するように構成されてもよい。ダウンリンクにおいては、SCellに対応するコンポーネントキャリアはダウンリンク・セカンダリコンポーネントキャリア(downlink secondary component carrier、DL SCC)になり、それに対して、アップリンクにおいては、SCellに対応するコンポーネントキャリアはアップリンク・セカンダリコンポーネントキャリア(uplink secondary component carrier、UL SCC)になる。
したがって、UE102のためのサービングセルの構成されたセットは、1つのPCellおよび1つ以上のSCellで構成されてもよい。各SCellのために、UE102による(ダウンリンク資源に加えて)アップリンク資源の使用法は構成可能であってもよい。構成されるDL SCCの数はUL SCCの数よりも大きいかまたはそれと等しくてもよく、アップリンク資源のみの使用法のために構成されるSCellはなくてもよい。
加えて、本明細書に開示されているシステムおよび方法によれば、第1の無線インタフェースがPCellおよび任意選択的に1つ以上のSCellを有してもよく、第2の無線インタフェースがPCellおよび任意選択的に1つ以上のSCellを有してもよい。しかし、いくつかの構成では、第2の無線インタフェースのPCellは、第1の無線インタフェースのPCellと異なる機能性を提供してもよい。いくつかの構成では、第2の無線インタフェースのPCellは第1の無線インタフェースのPCellの機能性の一部を提供してもよい。いくつかの構成では、第2の無線インタフェースはPCellを提供しなくてもよく、1つ以上のSCellを提供するのみであってもよい。
UE102の観点から、各アップリンク資源は1つのサービングセルに属してもよい。構成されうるサービングセルの数はUE102のアグリゲーション能力に依存する。PCellはハンドオーバ手順によって(例えば、セキュリティキー変更およびランダムアクセスチャネル(random access channel、RACH)手順によって)変更されるのみであってもよい。PCellは物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)の伝送のために用いられてもよい。SCellと異なり、PCellは非アクティブ化されなくてもよい。再確立は、PCellが無線リンク障害(radio link failure、RLF)を経験した時にトリガされてもよく、SCellがRLFを経験した時にトリガされなくてもよい。さらに、NAS情報はPCellから入手されてもよい。
SCellの再構成、追加および除去はRRCによって遂行されてもよい。LTE内ハンドオーバ時に、RRCは同様に、SCellをターゲットPCellとの使用のために追加するか、除去するか、または再構成してもよい。新しいSCellを追加する際には、専用のRRCシグナリングが、SCellの全ての必要なシステム情報を送信するために用いられてもよい(例えば、接続モードになっている間は、UE102は、ブロードキャストされたシステム情報をSCellから直接取得する必要がない)。
図6に示されるように、1つのCA配置構成は、同じ場所に配置され、重ね合わせられる周波数1(frequency 1、F1)セル645および周波数2(frequency 2、F2)セル647を含む。CAシナリオ(例えば、配置構成)はスモールセルシナリオと独立していてもよいことに留意されたい。この構成では、複数のeNB660a〜cがF1セル645およびF2セル647のためのカバレッジを提供してもよい。本明細書に開示されているシステムおよび方法は、F1セル645とF2セル647との間の無線インタフェースを確立するために用いられてもよい。
F1セル645およびF2セル647のカバレッジは同じかまたはほぼ同じであってもよい。どちらの層(すなわち、周波数層)も十分なカバレッジを提供してよく、どちらの層上でも移動性がサポートされることができる。この構成のためのありうるシナリオは、F1およびF2が同じ帯域(例えば、2GHz、800MHz等)のものである場合である。重ね合わせられたF1セル645とF2セル647との間でCAが可能であると期待される。
図7は、F1セル745およびF2セル747が同じ場所に配置され、重ね合わせられているが、F2セル747はより小さいカバレッジを有するキャリアアグリゲーション構成を示すブロック図である。この構成では、複数のeNB760a〜cがF1セル745およびF2セル747のためのカバレッジを提供してもよい。本明細書に開示されているシステムおよび方法は、F1セル745とF2セル747との間の無線インタフェースを確立するために用いられてもよい。
この構成では、F1セル745およびF2セル747は同じ場所に配置され、重ね合わせられているが、F2セル747はより大きな経路損失のためにより小さいカバレッジを有する。F1のみが十分なカバレッジを提供し、F2は、スループットを改善するために用いられる。移動性はF1カバレッジに基づき遂行される。この構成のためのありうるシナリオは、F1およびF2が異なる帯域のものである場合である。例えば、F1は800MHzまたは2GHzに等しくてもよく、F2は3.5GHzに等しくてもよい、などである。重ね合わせられたF1セル745とF2セル747との間でCAが可能であると期待される。
図8は、F1セル845およびF2セル847が同じ場所に配置されているが、F2アンテナはF1のセル境界に向けられているキャリアアグリゲーション構成を示すブロック図である。本明細書に開示されているシステムおよび方法は、F1セル845とF2セル847との間の無線インタフェースを確立するために用いられてもよい。
この構成では、F1セル845およびF2セル847は同じ場所に配置されているが、F2アンテナは、セル端スループットが増大されるように、F1のセル境界に向けられる。F1は十分なカバレッジを提供するが、F2は潜在的に(例えば、より大きな経路損失のために)ホールを有する。移動性はF1カバレッジに基づく。この構成のためのありうるシナリオは、F1およびF2が異なる帯域のものである場合である。例えば、F1は800MHzまたは2GHzに等しくてもよく、F2は3.5GHzに等しくてもよい、などである。カバレッジが部分的に重なる所では、同じeNB860のF1セル845およびF2セル847が集約されてもよいと期待される。
図9は、F1がマクロカバレッジを提供し、F2上のリモート無線ヘッド(RRH)949a〜jが、ホットスポットにおけるスループットを改善するために用いられるキャリアアグリゲーション構成を示すブロック図である。この構成では、複数のeNB960a〜cが第1のセル945のためのマクロカバレッジを提供してもよい。RRH949a〜jはeNB960a〜cに接続されてもよく、第2のセル947のカバレッジを提供してもよい。本明細書に開示されているシステムおよび方法は、F1セル945とF2セル947との間の無線インタフェースを確立するために用いられてもよい。
この構成では、F1はマクロカバレッジを提供し、F2上のリモート無線ヘッド(RRH)949a〜jは、ホットスポットにおけるスループットを改善するために用いられる。移動性はF1カバレッジに基づき遂行される。この構成のためのありうるシナリオは、F1およびF2が異なる帯域のものである場合である。例えば、F1は900MHzまたは2GHzに等しくてもよく、F2は3.5GHzに等しくてもよい、などである。F2 RRHセル947は、基礎をなすF1セル945(例えば、マクロセル)とともに集約されてもよいと期待される。
図10は、周波数選択性リピータ1051a〜cが配置されるキャリアアグリゲーション構成を示すブロック図である。この構成は、図7に関して説明された構成と同様である。本明細書に開示されているシステムおよび方法は、F1セル1045とF2セル1047との間の無線インタフェースを確立するために用いられてもよい。この構成では、周波数選択性リピータ1051a〜cが、搬送周波数のうちの1つのためのカバレッジが拡大されるように配置される。複数のeNB1060a〜cはF1セル1045に関連付けられてもよい。カバレッジが部分的に重なる所では、F1セル1045およびF2セル1047は集約されてもよいと期待される。
図11は、マクロカバレッジを有するスモールセル、およびマクロカバレッジを有しないスモールセルのための複数のカバレッジシナリオ1195を示すブロック図である。カバレッジシナリオ1195は、低出力ノード(例えば、eNB1160b〜k)を用いる屋内および屋外シナリオを含む。これらの低出力ノードはスモールセルカバレッジ(例えば、F2カバレッジ1147)を提供してもよい。eNB1160aはマクロセルカバレッジ(例えば、F1カバレッジ1145)を提供してもよい。
スモールセルエンハンスメントは、マクロカバレッジが存在してもよいシナリオ、または存在しなくてもよいシナリオの両方を対象にしうる。本明細書に記載されているシステムおよび方法は、スモールセル配置シナリオにおいて複数の接続を確立することを提供してもよい。これらのシナリオは、屋外スモールセル配置および屋内スモールセル配置の両方、ならびに理想的バックホールおよび非理想的バックホールの両方を含んでもよい。加えて、複数の接続は、低密度および高密度のスモールセル配置のどちらにおいても確立されうる。
E−UTRANアーキテクチャは、スモールセルエンハンスメントのためのシステムおよび移動性性能を達成することが可能になりうる。例えば、本明細書に記載されているシステムおよび方法は、制御プレーンおよびユーザプレーンの全体構造、ならびにそれらの互いに対する関係を提供してもよい。例えば、制御プレーンおよびユーザプレーンは、異なるノード、異なるプロトコル層の終端、においてサポートされてもよい、などである。
スモールセル配置シナリオでは、各ノード(例えば、eNB1160a〜k)はその各ノード自身の独立したスケジューラを有してもよい。無線資源の有効利用を最大化するために、UE102は、異なるスケジューラを有する複数のノードに接続してもよい。異なるスケジューラを有する複数のノードに接続するために、UE102とE−UTRAN435との間の複数の接続が確立されてもよい。
第1のカバレッジシナリオ1195aは、マクロカバレッジ(例えば、F1)を有する単一のスモールセル(例えば、F2)を示す。図11において、F1はマクロ層のための搬送周波数であり、F2はローカルノード層の搬送周波数である。第1のカバレッジシナリオ1195aでは、マクロセルはスモールセルに部分的に重なってもよい。
第2のカバレッジシナリオ1195bは、マクロカバレッジを有しない単一のスモールセルを示す。第3のカバレッジシナリオ1195cは、部分的に重なるマクロセルカバレッジを有する複数のスモールセルを示す。第4のカバレッジシナリオ1195dは、マクロセルカバレッジを有しない複数のスモールセルを示す。
図12は、多重接続性のためのユーザプレーンプロトコル・スタックの1つの構成を示すブロック図である。UE1202はPeNB1260aおよびSeNB1260bに接続してもよい。PeNB1260aは第1のeNB160と同様であってもよく、SeNB1260bは、図1に関して説明された第2のeNB160と同様であってもよい。
1つの構成では、ユーザプレーンプロトコル・スタック(例えば、PDCP2 1253、RLC2 1255、MAC2 1257およびPHY2 1259)はUuxインタフェース443に対応付けられてもよい。例えば、全てのDRBは1つの無線インタフェースに対応付けられてもよい。図12に示される構成では、ユーザプレーンはUuxインタフェース443のみを用いる。換言すれば、UE1202のためのユーザプレーンプロトコル・スタック(例えば、PDCP2 1253a、RLC2 1255a、MAC2 1257aおよびPHY2 1259a)はSeNB1260bをもって終端し、SeNB1260bのためのユーザプレーンプロトコル・スタック(例えば、PDCP2 1253b、RLC2 1255b、MAC2 1257bおよびPHY2 1259b)はUE1202をもって終端する。
この構成は、2つの無線インタフェース(例えば、Uuインタフェース437およびUuxインタフェース443)の間のユーザプレーンおよび制御プレーンの分離を達成しうる。したがって、制御プレーンプロトコル・スタックは第1の無線インタフェース(例えば、Uuインタフェース437)に対応付けられてもよく、ユーザプレーンプロトコル・スタックは第2の無線インタフェース(例えば、Uuxインタフェース443)に対応付けられてもよい。Uuインタフェース437はDRBを提供せず、Uuxインタフェース443はUE102のためのDRBを提供する。この構成は、図4および図5の多重接続性のための両方のE−UTRANアーキテクチャ439、539に適用されてもよいが、図4のE−UTRANアーキテクチャ439が用いられる場合には、Xインタフェース441上のトラフィックは大幅に低減されうる。
図13は、多重接続性のためのユーザプレーンプロトコル・スタックの別の構成を示すブロック図である。UE1302はPeNB1360aおよびSeNB1360bに接続してもよい。PeNB1360aは第1のeNB160と同様であってもよく、SeNB1360bは、図1に関して説明された第2のeNB160と同様であってもよい。
この構成では、DRBのセットは1つの無線インタフェースに対応付けられてもよく、DRBの別のセットは別の無線インタフェースに対応付けられてもよい。DRBはユーザプレーンプロトコル・スタック(例えば、PDCP、RLC、MACおよびPHY)に対応付けられてもよい。第1のユーザプレーンプロトコル・スタックは第1の無線インタフェース(例えば、Uuインタフェース437)に対応付けられてもよく、第2のユーザプレーンプロトコル・スタックは第2の無線インタフェース(例えば、Uuxインタフェース443)に対応付けられてもよい。例えば、PDCP1 1361およびPDCP2 1353、RLC1 1363およびRLC2 1355、MAC1 1365およびMAC2 1357、PHY1 1367およびPHY2 1359は同じ副層であってもよいが、異なるエンティティ群を有してもよい。PDCP1 1361a〜b、RLC1 1363a〜b、MAC1 1365a〜bおよびPHY1 1367a〜bはUuインタフェース437に対応付けられる。PDCP2 1353a〜b、RLC2 1355a〜b、MAC2 1357a〜bおよびPHY2 1359a〜bはUuxインタフェース443に対応付けられる。この構成では、ユーザプレーンはUuインタフェース437およびUuxインタフェース443の両方を用いる。したがって、Uuインタフェース437およびUuxインタフェース443の両方がDRBを提供する。
いくつかの構成では、RRCはUuインタフェース437およびUuxインタフェース443のための副層を異なって制御することを必要とする場合がある。UE1302は、DRBにより、無線インタフェース437、443のどちらかに対応付けられるように構成されてもよい。E−UTRAN435からUE1302へ送信されるRRCメッセージは、無線ベアラに対応付けられるUuインタフェース437の識別(例えば、Uuインタフェース437は、Uuインタフェース437の識別、副RRC接続の識別、またはRRC接続の識別によって表現されてもよい)を構成し、変更するための情報を搬送してもよい。RRCシグナリングによるDRBの追加、変更および解除は特定の無線インタフェース(例えば、Uuインタフェース437)に関連付けられてもよい。DRB構成(例えば、DRB追加、変更および解除)は、PDCP構成、RLC構成および/または論理チャネル構成を含んでもよい。SRB1は、Uuxインタフェース443のためのDRBを構成し、変更し、解除するために用いられてもよい。
図14は、単一のRRC接続のための制御プレーンプロトコル・スタックの構成を示すブロック図である。複数のUuインタフェース437の動作のために、UE1402は1つのRRC接続を有してもよいか、複数のRRC接続を有してもよいか、あるいは1つのRRC接続および複数の副RRC接続を有してもよい。
RRCメッセージは、別のRRC接続を確立するためにUE1402とE−UTRAN435との間で交換されてもよい。RRCメッセージは同様に、1つ以上の副RRC接続を確立するためにUE1402とE−UTRAN435との間で交換されてもよい。Uuインタフェース437はRRCシグナリング(例えば、SRB)を提供してもよい。Uuxインタフェース443はSRB0、SRB1および/またはSRB2を提供してもよいかまたは提供しなくてもよい。例えば、Uuxインタフェース443はDRBのみを移送してもよい。SRB1は、Uuxインタフェース443のためのDRBを構成し、変更し、解除するために用いられてもよい。別の例では、Uuxインタフェース443はSRB1およびSRB2を提供してもよい。Uuインタフェース437およびUuxインタフェース443はどちらも同じSRBを共有してもよい。さらに別の例では、Uuxインタフェース443はSRB1およびSRB2を提供してもよい。Uuインタフェース437およびUuxインタフェース443はそれら自身のSRBを有してもよい。Uuインタフェース437上のSRB1は、Uuxインタフェース443のためのSRB1を構成し、変更し解除するために用いられてもよい。これは複数のRRC接続または複数の副RRC接続の場合に適用可能でありうる。
図14では、UE1402はPeNB1460aおよびSeNB1460bに接続してもよい。PeNB1460aは第1のeNB160と同様であってもよく、SeNB1460bは、図1に関して説明された第2のeNB160と同様であってもよい。MME1427はNASメッセージ1469a〜bを(例えば、例として、RRCメッセージ1471a〜bに便乗させて)提供してもよい。ユーザプレーンプロトコル・スタック(例えば、PDCP1 1461a〜b、RLC1 1463a〜b、MAC1 1465a〜bおよびPHY1 1467a〜b)はUuインタフェース437に対応付けられる。この構成では、SRB(例えば、RRCメッセージ1471a〜b)はUuインタフェース437を通じて提供される。この場合には、Uuxインタフェース443はDRBのみを提供する。
図15は、複数のRRC接続を有する制御プレーンプロトコル・スタックの構成を示すブロック図である。この構成では、UE1502はPeNB1560aおよびSeNB1560bに接続してもよい。PeNB1560aは第1のeNB160と同様であってもよく、SeNB1560bは、図1に関して説明された第2のeNB160と同様であってもよい。MME1527はNASメッセージ1569a〜bを(例えば、例として、RRCメッセージ1571a〜bに便乗させて)提供してもよい。第1のユーザプレーンプロトコル・スタック(例えば、PDCP1 1561a〜b、RLC1 1563a〜b、MAC1 1565a〜bおよびPHY1 1567a〜b)はUuインタフェース437に対応付けられる。第2のユーザプレーンプロトコル・スタック(例えば、PDCP2 1553a〜b、RLC2 1555a〜b、MAC2 1557a〜bおよびPHY2 1559a〜b)はUuxインタフェース443に対応付けられる。
この構成では、SRB(例えば、RRCメッセージ1571a〜b)はUuインタフェース437およびUuxインタフェース443を通じて提供される。Uuインタフェース437およびUuxインタフェース443は同じSRBを共有してもよい。Xインタフェース(およびXプロトコル)1541a〜bは、SeNB1560bとPeNB1560aとの間でデータを交換するために用いられてもよい。両方の無線インタフェースが、RRCメッセージ1571a〜bを移送するために用いられるが、RRCプロトコルは1つのノードにおいて終端される。例えば、SeNB1560bは、UE1502から受信されるRRCメッセージ1571a〜bをPeNB1560aへ転送する。追加的に、SeNB1560bは、PeNB1560aから受信されるRRCメッセージ1571a〜bをUE1502へ転送する。したがって、RRCメッセージ1571a〜bはE−UTRAN435上の単一のポイントにおいて終端されてもよい。換言すれば、UE1502はRRCメッセージをE−UTRAN435上の単一のポイントに向けて送信してもよい。
図16は、RRCメッセージ1671の管理の1つの構成を示すブロック図である。この構成では、UE1602はPeNB1660aおよびSeNB1660bに接続してもよい。PeNB1660aは第1のeNB160と同様であってもよく、SeNB1660bは、図1に関して説明された第2のeNB160と同様であってもよい。MME1627はNASメッセージ1669a〜bを(例えば、例として、RRCメッセージ1671a〜bに便乗させて)提供してもよい。第1のユーザプレーンプロトコル・スタック(例えば、PDCP1 1661a〜b、RLC1 1663a〜b、MAC1 1665a〜bおよびPHY1 1667a〜b)はUuインタフェース437に対応付けられる。第2のユーザプレーンプロトコル・スタック(例えば、PDCP2 1653a〜b、RLC2 1655a〜b、MAC2 1657a〜bおよびPHY2 1659a〜b)はUuxインタフェース443に対応付けられる。
この構成は、RRCメッセージおよびパラメータ1671をPeNB1660aとSeNB1660bとの間で管理する仕方の一例を示す。Uuxインタフェース443のためのRRC2メッセージおよびパラメータ1677a〜bは、Uuインタフェース437のためのRRC1メッセージおよびパラメータ1675と区別されてもよい。Xインタフェース1641a〜bは、SeNB1660bのためのRRCメッセージおよびパラメータ1677a〜bをPeNB1660aとSeNB1660bとの間で交換するために用いられてもよい。この場合には、SeNB1660bのためのRRCメッセージおよびパラメータ1677a〜bはRRC2と呼ばれる。
図17は、複数の制御プレーン終端を有する制御プレーンプロトコル・スタックの構成を示すブロック図である。この構成では、UE1702はPeNB1760aおよびSeNB1760bに接続してもよい。PeNB1760aは第1のeNB160と同様であってもよく、SeNB1760bは、図1に関して説明された第2のeNB160と同様であってもよい。MME1727はNASメッセージ1769a〜bを(例えば、例として、RRCメッセージ1771a〜bに便乗させて)提供してもよい。第1のユーザプレーンプロトコル・スタック(例えば、PDCP1 1761a〜b、RLC1 1763a〜b、MAC1 1765a〜bおよびPHY1 1767a〜b)はUuインタフェース437に対応付けられる。第2のユーザプレーンプロトコル・スタック(例えば、PDCP2 1753a〜b、RLC2 1755a〜b、MAC2 1757a〜bおよびPHY2 1759a〜b)はUuxインタフェース443に対応付けられる。
この構成は、複数の制御プレーン終端を有する制御プレーンプロトコル・スタックの別の例を示す。例えば、RRC2 1777a〜bは(例えば、RRC1 1775a〜bに加えて)追加のRRC接続であってもよい。RRC2 1777a〜bは単一のRRC接続1771a〜b内の副RRC接続であってもよい。RRCメッセージ1775、1777はE−UTRAN435上の複数のポイントにおいて終端されてもよい。UE1702は、E−UTRAN435上の複数のポイント(例えば、eNB1760)のうちの1つにアドレス指定されたRRCメッセージ1775、1777を送信してもよい。Xインタフェース1741a〜bは、RRCメッセージおよびパラメータ1771a〜bをPeNB1660aとSeNB1660bとの間で交換するために用いられてもよい。
RRCメッセージ1775、1777のアドレス指定は、RRCメッセージ1775、1777を伝達するために用いられるべきSRBを識別することによって達成されてもよい。RRCメッセージ1775、1777のアドレス指定は同様に、RRCメッセージ1775、1777を伝達するために用いられるべき無線インタフェース(例えば、Uuインタフェース437およびUuxインタフェース443)を識別することによって達成されてもよい。RRCメッセージのアドレス指定はさらに、RRCメッセージ1775、1777の種類を識別することによって達成されてもよい。Uuxインタフェース443のためのRRCパラメータ/メッセージ1777はUuインタフェース437のためのRRCパラメータ/メッセージ1775と区別されてもよい。RRC2 1777が追加のRRC接続1771である構成では、既存のRRC機能およびメッセージのほとんどは両方のRRC(例えば、RRC1 1775およびRRC2 1777)においてサポートされる。しかし、機能およびメッセージのうちのいくつかはRRC2 1777においてサポートされない場合がある。RRC2 1777が副RRC接続1771である別の構成では、限定された機能およびメッセージがRRC2 1777においてサポートされてもよい。
図18は、UE1802内で利用されてもよい種々の構成要素を示す図である。図18に関して説明されるUE1802は、図1に関して説明されたUE102に従って実装されてもよい。UE1802は、UE1802の動作を制御するプロセッサ1879を含む。プロセッサ1879は同様に中央処理装置(central processing unit、CPU)と呼ばれてもよい。メモリ1885は、リードオンリーメモリ(read−only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、両者の組み合わせ、または情報を記憶することができる任意の種類のデバイスを含んでもよく、命令1881aおよびデータ1883aをプロセッサ1879に提供する。メモリ1885の一部分は同様に不揮発性ランダムアクセスメモリ(non−volatile random access memory、NVRAM)を含んでもよい。命令1881bおよびデータ1883bは同様にプロセッサ1879内に常駐してもよい。プロセッサ1879内にロードされる命令1881bおよび/またはデータ1883bは同様に、プロセッサ1879による実行または処理のためにロードされたメモリ1885からの命令1881aおよび/またはデータ1883aを含んでもよい。命令1881bはプロセッサ1879によって、上述の方法200のうちの1つ以上を実施するために実行されてもよい。
UE1802は同様に、データの伝送および受信を可能にするための1つ以上の伝送器1858および1つ以上の受信器1820を収容するハウジングを含んでもよい。伝送器(単数または複数)1858および受信器(単数または複数)1820は1つ以上の送受信器1818に組み合わせられてもよい。1つ以上のアンテナ1822a〜nがハウジングに取り付けられ、送受信器1818に電気的に結合される。
UE1802の種々の構成要素はバスシステム1887によって共に結合される。バスシステム1887は、データバスに加えて、電力バス、制御信号バスおよびステータス信号バスを含んでもよい。しかし、分かりやすくするために、種々のバスは図18ではバスシステム1887として示されている。UE1802は、信号の処理に用いるためのデジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)1889を含んでもよい。UE1802は、UE1802の機能へのユーザアクセスを提供する通信インタフェース1891を含んでもよい。図18に示されるUE1802は、特定の構成要素の一覧ではなく、機能ブロック図である。
図19は、eNB1960内で利用されてもよい種々の構成要素を示す図である。図19に関して説明されるeNB1960は、図1に関して説明されたeNB160に従って実装されてもよい。eNB1960は、eNB1960の動作を制御するプロセッサ1979を含む。プロセッサ1979は同様に中央処理装置(CPU)と呼ばれてもよい。メモリ1985は、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、両者の組み合わせ、または情報を記憶することができる任意の種類のデバイスを含んでもよく、命令1981aおよびデータ1983aをプロセッサ1979に提供する。メモリ1985の一部分は同様に不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)を含んでもよい。命令1981bおよびデータ1983bは同様にプロセッサ1979内に常駐してもよい。プロセッサ1979内にロードされる命令1981bおよび/またはデータ1983bは同様に、プロセッサ1979による実行または処理のためにロードされたメモリ1985からの命令1981aおよび/またはデータ1983aを含んでもよい。命令1981bはプロセッサ1979によって、上述の方法300のうちの1つ以上を実施するために実行されてもよい。
eNB1960は同様に、データの伝送および受信を可能にするための1つ以上の伝送器1917および1つ以上の受信器1978を収容するハウジングを含んでもよい。伝送器(単数または複数)1917および受信器(単数または複数)1978は1つ以上の送受信器1976に組み合わせられてもよい。1つ以上のアンテナ1980a〜nがハウジングに取り付けられ、送受信器1976に電気的に結合される。
eNB1960の種々の構成要素はバスシステム1987によって共に結合される。バスシステム1987は、データバスに加えて、電力バス、制御信号バスおよびステータス信号バスを含んでもよい。しかし、分かりやすくするために、種々のバスは図19ではバスシステム1987として示されている。eNB1960は、信号の処理に用いるためのデジタル信号プロセッサ(DSP)1989を含んでもよい。eNB1960は、eNB1960の機能へのユーザアクセスを提供する通信インタフェース1991を含んでもよい。図19に示されるeNB1960は、特定の構成要素の一覧ではなく、機能ブロック図である。
図20は、フィードバック情報を送信するためのシステムおよび方法が実装されてもよいUE2002の1つの構成を示すブロック図である。UE2002は伝送手段2058、受信手段2020および制御手段2024を含む。伝送手段2058、受信手段2020および制御手段2024は、上記の図2に関して説明された機能のうちの1つ以上を遂行するように構成されてもよい。上記の図18は図20の具体的な装置構造の一例を示す。その他の種々の構造が、図2の機能のうちの1つ以上を実現するために実装されてもよい。例えば、DSPはソフトウェアによって実現されてもよい。
図21は、フィードバック情報を受信するためのシステムおよび方法が実装されてもよいeNB2160の1つの構成を示すブロック図である。eNB2160は伝送手段2117、受信手段2178および制御手段2182を含む。伝送手段2117、受信手段2178および制御手段2182は、上記の図3に関して説明された機能のうちの1つ以上を遂行するように構成されてもよい。上記の図19は図21の具体的な装置構造の一例を示す。その他の種々の構造が、図3の機能のうちの1つ以上を実現するために実装されてもよい。例えば、DSPはソフトウェアによって実現されてもよい。
用語「コンピュータ可読媒体」は、コンピュータまたはプロセッサによってアクセスされることができる任意の利用可能な媒体を指す。用語「コンピュータ可読媒体」は、本明細書で使用するとき、非一時的および有形なものであるコンピュータおよび/またはプロセッサ可読媒体を表してもよい。例として、ただし限定ではなく、コンピュータ可読またはプロセッサ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMもしくはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくはその他の磁気記憶デバイス、または命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために用いられることができ、コンピュータもしくはプロセッサによってアクセスされることができる任意の他の媒体を含んでもよい。ディスク(disk)およびディスク(disc)は、本明細書で使用するとき、コンパクトディスク(compact disc、CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(digital versatile disc、DVD)、フロッピー(登録商標)ディスクおよびブルーレイ(登録商標)ディスクを含む。ここで、ディスク(disk)は通例、データを磁気的に再生し、それに対してディスク(disc)はレーザを用いてデータを光学的に再生する。
本明細書に記載されている方法のうちの1つ以上はハードウェアの形態で実装され、および/またはハードウェアを用いて遂行されてもよいことに留意されたい。例えば、本明細書に記載されている方法のうちの1つ以上は、チップセット、特定用途向け集積回路(ASIC)、大規模集積回路(LSI)または集積回路、等の形態で実装され、および/またはチップセット、特定用途向け集積回路(ASIC)、大規模集積回路(LSI)または集積回路、等を用いて実現されてもよい。
本明細書に開示されている方法の各々は、説明されている方法を達成するための1つ以上のステップまたはアクションを含む。方法のステップおよび/またはアクションは、請求項の範囲から逸脱することなく、互いに入れ替えられ、および/または単一のステップに組み合わせられてもよい。換言すれば、説明されている方法の適切な動作のためにステップまたはアクションの特定の順序が要求されないかぎり、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は請求項の範囲から逸脱することなく変更されてもよい。
請求項は、以上に示されている正確な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。本明細書に記載されているシステム、方法および装置の構成、動作および細部には、請求項の範囲から逸脱することなく種々の変更、修正、および変形がなされてもよい。