JP6414776B2 - 施解錠センサ及びそれを用いた施解錠確認システム - Google Patents

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Description

本発明は一般的に、施解錠センサ及びそれを用いた施解錠確認システム、より詳細には建具の施解錠状態を検出する施解錠センサ及びそれを用いた施解錠確認システムに関する。
従来、磁気センサを有する本体ブロックと、磁石とを備え、引き違い戸を施錠するためのクレセント錠の施解錠状態を検出する窓用施解錠センサがあった(例えば特許文献1参照)。引き違い戸を構成する2枚のガラス戸のうち、一方のガラス戸には、本体ブロックとクレセント錠とが取り付けられ、他方のガラス戸には、受け金具が取り付けられている。磁石は、クレセント錠の操作レバーに取り付けられる。
操作レバーが施錠位置に回転された状態では、磁石は本体ブロックの近い位置にあり、操作レバーが解錠位置に回転された状態では、磁石は施錠位置よりも本体ブロックからさらに離れた位置にある。本体ブロックは、操作レバーに取り付けられた磁石によって発生する磁束に基づいて、クレセント錠の施解錠状態を判定する。
特開2013−44217
特許文献1に記載の窓用施解錠センサを設置するためには、磁石と本体ブロックとを各々建具に取り付ける必要があり、設置に手間がかかるという問題があった。
本発明は上記課題に鑑みて為されており、設置の手間を軽減した施解錠センサ及びそれを用いた施解錠確認システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の施解錠センサは、建具に対して前記建具を施錠する位置と解錠する位置との間で回転自在に設けられた錠装置の回転部位に設けられ、磁界の方向を検出し、前記磁界の方向を基に施錠状態か解錠状態かを検知する判断部と、前記判断部の検知結果を外部の機器に送信する送信部とを備え、前記判断部は、施錠状態又は解錠状態で検出された磁界の方向を基準方向とし、磁界の検出方向の前記基準方向に対する相対的な変化角度から、施錠状態か解錠状態かを検知し、互いに交差する複数の検出軸の各々で磁界の大きさを検出する磁気センサから入力された前記複数の検出軸での磁界の大きさを合成することによって、磁界の方向を検出し、前記複数の検出軸のうち1軸のみ前記磁界の大きさが変化した場合、施錠状態か解錠状態かの検知を行わないように構成されていることを特徴とする。
本発明の他の態様に係る施解錠センサは、建具に対して前記建具を施錠する位置と解錠する位置との間で回転自在に設けられた錠装置の回転部位に設けられ、磁界の方向を検出し、前記磁界の方向を基に施錠状態か解錠状態かを検知する判断部と、前記判断部の検知結果を外部の機器に送信する送信部とを備え、前記判断部は、施錠状態又は解錠状態で検出された磁界の方向を基準方向とし、磁界の検出方向の前記基準方向に対する相対的な変化角度から、施錠状態か解錠状態かを検知し、互いに交差する複数の検出軸の各々で磁界の大きさを検出する磁気センサから入力された前記複数の検出軸での磁界の大きさを合成することによって、磁界の方向を検出し、前記磁気センサから入力される前記複数の検出軸での磁界の大きさの合成値が、予め設定された地磁気による磁界の大きさと異なっている場合、施錠状態か解錠状態かの検知を行わないように構成されていることを特徴とする。
本発明の施解錠確認システムは、上記の施解錠センサと、親機とを備え、前記親機は、前記送信部が送信した前記検知結果を受信する受信部を有することを特徴とする。
本発明によれば、設置の手間を軽減した施解錠センサ及びそれを用いた施解錠確認システムを実現することができる。
実施形態1に係る施解錠センサの施錠状態を示す左側面図である。 実施形態1に係る施解錠センサの状態を説明する図である。 実施形態1に係る施解錠センサの解錠状態を示す左側面図である。 実施形態1に係る施解錠センサの機能を説明する概念図である。 実施形態1に係る施解錠確認システムのブロック図である。 実施形態2に係る施解錠センサの機能を説明する概念図である。
(実施形態1)
以下、本発明に係る施解錠センサを備えた施解錠確認システムの実施形態について図1〜図5に基づいて説明する。なお、以下の説明では図4に示すx軸を基準として左右方向を規定し、y軸を基準として上下方向を規定して説明する。また、図1に示すz軸を基準として前後方向を規定して説明するが、この方向は説明の便宜上の定義であり、実際の使用状態での方向を上記の方向に限定する趣旨ではない。
施解錠センサ1は、引き戸や引き違い窓等の建具を施解錠する錠装置3に用いられる。錠装置3は、操作部が回転操作されると建具を施錠するか又は解錠するように構成されている。施解錠センサ1は、操作部や錠装置を施解錠する際に回転する部位に用いられる。本実施形態では、引き違い窓を施解錠するクレセント錠に用いられる施解錠センサ1について説明する。なお、錠装置3は、クレセント錠に限定されず、カムラッチハンドルや、サムターン等、回転操作されることで建具を施解錠する装置であればよい。
本実施形態の引き違い窓は、図1〜図3に示すように、室内側の第1の戸4と、室外側の第2の戸5とで構成されている。第1の戸4は、板ガラス(図示せず)と、板ガラスの4辺を保持する第1の窓枠42とを有する。第2の戸5は、板ガラス51と、板ガラス51の4辺を保持する第2の窓枠52とを有する。錠装置3は、所謂クレセント錠であり、ハンドル31と、係止部32と、支持部33と、軸34と、フック35とを備えている。
支持部33は、矩形箱状に形成されていて、第1の窓枠42の側面に取り付けられている。支持部33の上下方向の中央部分には、軸34が取り付けられている。軸34は、軸方向が板ガラス51の表面と平行するように支持部33から突き出ている。
係止部32は側面視の形状が半円形状に形成されている。係止部32の周辺部からは厚さ方向に突き出るように鍔部36が形成されている。係止部32の円弧の中心部分には孔(図示せず)が形成されていて、軸34が通されている。係止部32は、軸34によって支持部33に対して回転自在に支持されている。
係止部32には、係止部32を回転操作するためのハンドル31が一体に取り付けられている。ハンドル31は、矩形箱状に形成されていて、その長手方向が軸34の径方向に沿うように係止部32に取り付けられている。ハンドル31を、板ガラス51の表面と直交する面内で軸34を中心に回転させると、係止部32が回転してフック35に引っかかるか又はフック35から外れる。
フック35は、矩形板状に形成されていて、第2の戸5のうち室内側に取り付けられている。フック35の先端部分は、室内側にU字状に折り曲げられていて板ガラス51の表面と平行している。
係止部32がフック35に引っかかっていない状態でハンドル31を回転操作すると、鍔部36がフック35の折曲部分に引っかかることで、錠装置3は施錠状態となる。施錠状態から逆方向にハンドル31を回転操作することにより、係止部32がフック35から外れて錠装置3は解錠状態となる。
ここで錠装置3が第1の戸4と第2の戸5とを施錠又は解錠する動作について説明する。
図1は、施錠状態の錠装置3を示し、第1の戸4と第2の戸5とが閉められた状態で係止部32がフック35に引っかかる。係止部32は、ハンドル31が回転操作されることにより軸34を中心に回転してフック35に引っかかっている。施錠状態のハンドル31は、ハンドル31の長手方向がy軸方向に沿う位置にある。以下の説明では、ハンドル31のうち軸34に近い一端部分から長手方向に沿って他端部分に向かう方向をハンドル31の向きと呼ぶ。図1に示す施錠状態では、ハンドル31の向きは上向き(y軸の向き)となっている。なお、図1〜図3に示すY1軸、Z1軸に関する説明は後述する。
図1に示す施錠状態のハンドル31の上部をz軸方向(図2の右方向)に引くと、図2に示すように、ハンドル31とともに係止部32が軸34を中心として右回りに回転し、鍔部36がフック35の折曲部分に対して相対的に移動する。図2は、ハンドル31を施錠状態の位置から角度R1だけ回転させた状態を示している。
ハンドル31をさらに回転操作して施錠状態の位置から180°まで回転させると、図3に示すように、係止部32がフック35から離れて解錠状態になる。
本実施形態の錠装置3では、係止部32を回転操作するためのハンドル31の内部に施解錠センサ1が収納されている。ハンドル31は、磁気を遮蔽しない材料(例えば、合成樹脂等)で箱状に形成されている。ハンドル31は、回転する係止部32の径方向に長手方向が沿うように係止部32に取り付けられている。ハンドル31は例えばねじ止めによって係止部32に取り付けられている。
施解錠センサ1は、図4に示すように、判断部12と、送信部13とを備えている。本実施形態の施解錠センサ1はさらに、磁気センサ11と、電源部14と、記憶部15と、基板(図示せず)とを備えている。
電源部14は、基板に実装されている判断部12や、送信部13や、記憶部15等を動作させるための電力を供給する。電源部14は、ハンドル31内に着脱自在に取り付けられる電池(図示せず)を備えている。電池は例えばコイン型の1次電池や、単4型の2次電池等、適宜の種類の電池でよい。
送信部13は、(第1の)アンテナ131(図5参照)を有し、電波を媒体とする無線通信を行う。送信部13の通信方式は例えば、920MHz帯の特定小電力無線、Zigbee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の、免許が不要な近距離の無線通信である。なお、本実施形態の送信部13は電波を媒体とした無線通信を行うように構成されているが、電波を媒体とすることに限定されず、例えば赤外線通信等の光を媒体とする無線通信でもよい。また、送信部13の通信方式は無線通信に限定されず、例えばLAN(Local Area Network)ケーブル等を用いる有線通信でもよい。
判断部12は、マイクロコンピュータ(図示せず)で構成されている。判断部12は、ROM(図示せず)から命令を読み込んで実行することにより方向検出部121と施解錠検知部122との動作を実現している。方向検出部121と施解錠検知部122との動作については後述する。
記憶部15は例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の、情報の書き換えが可能な不揮発性の記憶媒体で構成されている。記憶部15は、施解錠検知部122が求めた磁界の大きさ及び方向検出部121が求めた磁界の方向に関する情報を記憶する。また記憶部15は、施解錠検知部122が錠装置3の施解錠状態を判断するために使用される閾値を記憶する。記憶部15が記憶する磁界に関する情報、及び閾値については後述する。
磁気センサ11は、例えばホール素子を用いた地磁気センサからなり、互いに直交する3方向の各々で磁界の大きさを検出する。地磁気センサは、ホール素子を用いて地磁気による磁界の方向を検出することができるように構成されている。磁気センサ11は、ハンドル31の回転中心である軸34付近に配置されている。磁気センサ11は、検出した3方向の各々の磁界の強さに応じた信号を方向検出部121に出力する。なお、磁気センサ11は、ホール素子を用いることに限定されず、磁気抵抗素子や磁気インピーダンス素子等を用いて地磁気を検出することができるように構成されていてもよい。
ここで、磁気センサ11が磁界を検出する3方向の検出軸を各々、X1軸、Y1軸、Z1軸と定義する。本実施形態では、図1に示すようにハンドル31が上向きの位置にある状態で、X1軸が軸34の軸方向と一致するように磁気センサ11がハンドル31内の基板に実装されている。同様に、図1に示す施錠状態において、Y1軸がy軸と一致していて、Z1軸がz軸と一致するように磁気センサ11がハンドル31内の基板に実装されている。つまりハンドル31が回転操作されると磁気センサ11もハンドル31とともに回転するので、磁気センサ11の3軸の検出方向(X1軸、Y1軸、Z1軸)はハンドル31の回転に応じて回転する。なお、X1軸、Y1軸、Z1軸は互いに直交しているが、ここで言う直交とは、各々の軸が90°の角度で交差することに限定されず、交差する軸のなす角度が90°に見えるように交差していればよい。また、以下の説明では、直交とは各々の軸が90°の角度で交差することに限定されず、交差する軸のなす角度が90°に見えるように交差していることを意味する。
方向検出部121は、定期的に磁気センサ11から信号を取り込み、磁気センサ11が出力した3方向の各々の磁界の強さに基づいて、合成磁界の方向を演算によって求める。本実施形態では方向検出部121は、Y1軸方向の地磁気成分EY1(図示せず)と、Z1軸方向の地磁気成分EZ1(図示せず)とを基に、arctan(EY1/EZ1)なる演算を行うことによって合成磁界の方向を求めている。すなわち方向検出部121は、Y1軸とZ1軸とを含む平面において、Z1軸に対する地磁気の方向を演算によって求めている。本実施形態の施解錠センサ1では磁気センサ11の周囲に磁界の発生源を設けていないので、磁気センサ11は地磁気を検出しており、地磁気の検出方向を基に施錠状態か解錠状態かを検出している。
ここで施解錠検知部122が錠装置3の施解錠状態を判断する動作について図1〜図3を参照して説明する。
まず、錠装置3が施錠状態である場合の施解錠センサ1の動作について説明する。なお、実際の地磁気の方向は、北半球では北を向いた状態で水平面に対して斜め下向きであるが、本実施形態では説明を簡単にするため、地磁気の方向がz軸方向と平行していると仮定して説明する。
図1に示す施錠状態において、ハンドル31はハンドル31の長手方向がy軸方向と平行する位置にある。施錠状態の係止部32はフック35に引っかかっている。
第1の戸4と第2の戸5とが閉じている状態でハンドル31が上向きとなるように係止部32が回転操作されると、係止部32がフック35に引っかかって施錠状態となる。本実施形態の磁気センサ11は、3方向(X1軸、Y1軸、Z1軸)の磁界の大きさを各々検出できるように構成されているが、X1軸はハンドル31の回転軸と平行しているため、ハンドル31が回転操作されてもX1軸の磁界の大きさは変化しない。すなわち磁気センサ11は、3方向の磁界の大きさを各々検出する磁気センサに限定されず、Y1軸とZ1軸の2方向の磁界の大きさを各々検出する2軸の磁気センサでもよい。
図1に示す施錠状態において方向検出部121が検出する合成磁界E1(磁界)の方向は、地磁気の方向であり、z軸方向となっている。方向検出部121は、Z1軸を基準とし、Z1軸に対して磁界がなす角度R2(図2参照)を検出している。図1に示す施錠状態におけるZ1軸もz軸方向を向いているので、Z1軸と合成磁界E1とがなす角度R2は0°となっている。また、本実施形態の施解錠センサ1は、磁気センサ11の周囲に磁界の発生源(例えば磁石等)を備えていないので、施解錠検知部122が検知する磁界の大きさは地磁気による磁界の大きさと等しい。ハンドル31が施錠状態の位置にある状態で、基板に取り付けられたスイッチ(図示せず)を押すと、施解錠検知部122は、方向検出部121が求めた角度R2を基準角度R0として記憶部15に記憶させる。また施解錠検知部122は、磁気センサ11から入力された各軸の合成磁界E1の大きさを磁界の大きさ|E0|として記憶部15に記憶させる。図1に示す施錠状態では、基準角度R0は0°である。なお、基準角度R0と磁界の大きさ|E0|とを記憶部15に記憶させる方法は、スイッチを押す方法に限定されない。また、基準角度R0と磁界の大きさ|E0|とを記憶部15に記憶させる初期設定作業は、例えば施解錠センサ1を錠装置3に取り付けた際に1回行えばよい。
次に、図2に示すように、ハンドル31が施錠状態から角度R1だけ回転操作された状態の施解錠センサ1の動作について説明する。
ハンドル31が角度R1だけ回転操作されると、ハンドル31に内蔵された磁気センサ11も回転し、磁気センサ11のY1軸はy軸に対して角度R1だけ回転し、Z1軸はz軸に対して角度R1だけ回転するが、地磁気の方向は変化しない。磁気センサ11の周辺に磁界を発生させる発生源等がない場合、合成磁界E1は地磁気の磁界である。つまりハンドル31が回転操作される前に方向検出部121が求めた合成磁界の方向と、ハンドル31が角度R1だけ回転操作された後に方向検出部121が求めた合成磁界の方向とは、角度R1だけ変化する。具体的には、ハンドル31が角度R1だけ回転操作されたとき、Z1軸は地磁気の方向(x軸方向)から角度R1だけ変化し、合成磁界E1とZ1軸とがなす角度R2は、0°から角度R1になる。なお、図2に示す状態では角度R1及び角度R2はおよそ30°である。
ハンドル31が回転操作されて、定期的に磁気センサ11から信号を取り込んで求めていた角度R2が変化すると、施解錠検知部122は、記憶部15から基準角度R0を読み込んで、角度R2から基準角度R0を引いて変化角度R3を求める。変化角度R3を数式で表すと、R3=R2−R0となっている。本実施形態では基準角度R0は0°であるため、ハンドル31が図2に示す状態の場合、変化角度R3は角度R2と同じ値の30°となっている。施解錠検知部122は、変化角度R3を求めることにより、ハンドル31が回転操作された角度R1が変化角度R3であるとみなす。
記憶部15には、施解錠検知部122が錠装置3の施解錠状態を判断するために変化角度R3と比較するための閾値が予め登録されている。例えば一般家庭用の錠装置では、閾値は20°〜30°程度に設定される。施解錠検知部122は、変化角度R3が閾値を超えているか否かによって錠装置3の施解錠状態を判断する。変化角度R3が閾値以下の場合には、施解錠検知部122は係止部32が施錠状態であると判断する。変化角度R3が閾値を超えている場合には、施解錠検知部122は係止部32が解錠状態であると判断する。
本実施形態の錠装置3では、角度R1,R2が90°を超えると係止部32がフック35から離れ、第1の戸4と第2の戸5とが開閉できる状態となる。例えば角度R1,R2が40°(つまり角度R1,R2が90°未満)である場合では、係止部32の先端部分がフック35に引っかかっているので、第1の戸4と第2の戸5とは開閉できない状態である。しかしながら閾値が30°に設定されていれば施解錠検知部122は、係止部32が解錠状態であると判断する。つまり、実際には建具が開閉できない状態であっても、変化角度R3が閾値を超えていれば施解錠検知部122は解錠状態であるとみなすので、施錠状態の判断に対する信頼性が高まる。なお、セキュリティを高めたい場合には閾値を例えば10°に設定する等、適宜の角度に設定すればよい。また、閾値を記憶部15に設定する方法は、予め記憶部15に閾値を書き込んでおく方法でもよいし、例えばハンドル31内にディップスイッチ(図示せず)を設け、そのディップスイッチの設定状態に応じて閾値を変更できる等、適宜の方法でよい。
図3に示すように、ハンドル31が下向きになるまでハンドル31を回転操作すると、係止部32はストッパ(図示せず)に接して回転が止まる。ハンドル31が下向きの状態では、角度R1,R2は180°である。係止部32はフック35から離れていて第1の戸4と第2の戸5とが開閉できる状態となる。変化角度R3も180°になり、閾値の30°を超えているので、施解錠検知部122は解錠状態であるとみなす。
施解錠検知部122は、施錠状態又は解錠状態を検知すると、送信部13に検知結果を送信させる。なお、送信部13に検知結果を送信させるタイミングは、施解錠状態が変化した場合等、適宜のタイミングでよい。
本実施形態の施解錠センサ1は、磁気センサ11の周囲に磁界の発生源(例えば磁石等)を備えていないので、施解錠検知部122が検知する磁界の大きさは地磁気による磁界の大きさと等しくなり、一定であるとみなすことができる。施解錠検知部122は、磁気センサ11が検出した各軸の磁界を合成した合成磁界E1の大きさと、記憶部15に記憶されている磁界の大きさ|E0|との差を計算する。施解錠検知部122は、その差が所定の範囲内であれば、合成磁界E1の大きさは地磁気による磁界の大きさと等しいと判断する。ここでいう所定の範囲とは、磁気センサ11が検出する磁界にノイズが加わっていたとしても、検出された磁界が地磁気による磁界と等しいとみなすための許容範囲であり、施解錠センサ1の設置環境に応じて適宜の値に設定されていればよい。
磁気センサ11付近に、磁石等の磁界の発生源が近づけられると、磁気センサ11が検出する磁界が変化する。例えば磁石を磁気センサ11に近づけて地磁気とは異なる方向に磁界を発生させて、解錠状態であるにもかかわらず錠装置3が施錠状態であると施解錠検知部122に判断させようとすると、磁気センサ11は地磁気の磁界よりも大きい磁界を検出する。施解錠検知部122は、磁気センサ11が検出した磁界の合成磁界E1の大きさと、磁界の大きさ|E0|との差を求め、その差が所定の範囲を超えている場合には、係止部32は回転していないとみなして施解錠状態を判断しない。つまり、磁石の発生する磁界による誤検知が起こりにくくなる。言い換えると、記憶部15に記憶させた磁界の大きさ|E0|との差が所定の範囲を超える磁界を磁気センサ11が検出しても、施解錠検知部122は施解錠状態を判断しないので、外来ノイズや磁石等による誤検知をしにくくなる。
施解錠検知部122は、磁気センサ11が検出する磁界の3方向(X1軸、Y1軸、Z1軸)のうち、1方向のみ磁界の大きさが変化した場合には、施錠状態か解錠状態化の判断を行わない。磁気センサ11が回転した場合、Y1軸方向の磁界の大きさとZ1軸方向の磁界の大きさとが各々変化する。つまり3方向のうち1方向のみ磁界の大きさが変化した場合、この磁界の変化は、ハンドル31の回転によって、地磁気による磁界の大きさが変化した場合とは異なると考えられる。そこで施解錠検知部122は、3軸(X1軸、Y1軸、Z1軸)の検出方向のうち、1方向のみ磁界の大きさが変化した場合には、外来ノイズや、磁石等による不正な方法によって磁界が変化したとみなし、錠装置3の施解錠状態を判断しない。
本実施形態の施解錠検知部122は、錠装置3の施解錠状態の情報を送信部13に送信させているが、例えば磁石等が近づけられて合成磁界E1が大きく変化した場合に送信部13に警告用の情報を送信させるように構成されていてもよい。例えば合成磁界E1の大きさと磁界の大きさ|E0|との差が所定の範囲を超える場合に、施解錠検知部122は、磁石等が近づけられた可能性があることを通知する情報を送信部13に送信させてもよい。
次に、本実形態の施解錠確認システム100について図5を参照して説明する。
施解錠確認システム100は、施解錠センサ1と、親機2とを備えている。本実施形態では、1つの施解錠センサ1を備えた施解錠確認システム100について説明するが、施解錠センサ1を複数備えていてもよい。
親機2は、(第2の)アンテナ211を有する受信部21と、制御部22と、表示部23とを備えている。本実施形態の親機2はさらに、電源部24と、基板(図示せず)、基板を収納する本体20とを有している。基板には、受信部21と、制御部22と、電源部24とが実装されている。また基板には、アンテナ211と、表示部23とが各々電気的に接続されている。
受信部21は、アンテナ211で電波を受信し、受信した信号を電気信号に変換して制御部22に出力する。アンテナ211は、本体20の外側面から突き出るように取り付けられている。アンテナ211は、本体20の設置環境に応じて最も受信感度がよくなるようにアンテナ211の設置角度を調整できるようになっている。なお、アンテナ211は本体20の外側面から突き出るように取り付けられることに限定されず、例えば基板上に実装されていて、本体20の内側に配置されていてもよい。さらに、受信部21はアンテナ211を備えていなくてもよく、例えば本体20から露出する接続端子(図示せず)に接続される外部アンテナ(図示せず)を用いるように構成されていてもよい。
制御部22は、受信部21から入力される受信信号に応じて、表示部23に表示させる表示内容を制御して、受信内容を表示部23に通知させる。
本実施形態の親機2はさらに、警戒ボタン(図示せず)と解除ボタン(図示せず)と、スピーカ(図示せず)とを有している。制御部22は、警戒ボタンを押されると警戒状態となり、警戒状態で施解錠センサ1から送信された解錠状態を通知する信号を受信すると、表示部23に警告を表示させ、スピーカから警報音を発生させる。警戒状態で解除ボタンが押されると、制御部22は警戒状態を解除する。
表示部23は、複数のLED(Light Emitting Diode)(図示せず)を有している。各LEDの点灯/消灯は、制御部22によって制御される。表示部23には、点灯するLEDに応じて文字列や図形を表示するように構成されている。LEDが点灯すると、LEDの光を導く導光板(図示せず)によって文字列や図形が本体20の前面で光って見えるように構成されている。ここでいう文字列とは例えば、警戒状態において解錠された施解錠センサ1が設置されている場所名等である。また、ここでいう図形とは、例えば施解錠センサ1が設置されている場所名を連想させるピクトサインや、間取図等、適宜の図形でよい。なお、表示部23は、上記構成に限定されず、例えば本体20の前面に露出するように配置されたLED付近に文字や図形を表記しておき、点灯するLEDの位置によって通知内容がわかるようになっている等、適宜の方法で通知内容を表示できればよい。また、表示部は、LEDを有することに限定されず、液晶パネルや有機エレクトロルミネッセンスパネル等、適宜の表示機器を有していてもよい。
電源部24は、基板上に実装された各部に電力を供給する。電源部24には、本体20の外部にある電源25から電力が供給されている。電源25は例えば、AC100V等の商用電源である。例えば本体20が壁等の建材(図示せず)に埋込設置されていて、建材内部の電線(図示せず)を介して電源25が電源部24に電気的に接続されていてもよい。また、電源25は、交流電圧を直流電圧に変換する変換部(例えばACアダプタ等)(図示せず)であってもよい。例えば本体20が壁等の建材の表面に取付設置された状態で、建材から露出するコンセント(図示せず)に接続されている変換部が電源部24に電力を供給してもよい。また、本体20は、建材に取り付けられる他にも、机や棚の上に置かれて使用されてもよい。
また電源部24は例えば、乾電池等の一次電池(図示せず)やニッケル水素電池等の二次電池(図示せず)を電源としてもよい。電源部24が電池駆動の場合は、親機2の設置場所を手軽に変更することができる。
また電源部24は、内蔵の電池と外部電源とを切り替えて電力を供給するように構成されていてもよい。例えば、通常時には外部電源の電力を供給し、停電時等の非常時に内部電源の電力を供給するように構成されていてもよい。
以上説明したように、本実施形態の施解錠センサ1は、判断部12と、送信部13とを備えている。判断部12は、建具(本実施形態では第1の戸4、第2の戸5)に対して建具を施錠する位置と解錠する位置との間で回転自在に設けられた錠装置3のハンドル31(回転部位)に設けられ、磁界(合成磁界E1)の方向を検出する。判断部12は、磁界(合成磁界E1)の方向を基に施錠状態か解錠状態かを検知する。送信部13は、判断部12の検知結果を外部の機器(本実施形態では親機2)に送信する。判断部12は、施錠状態又は解錠状態で検出された磁界(合成磁界E1)の方向を基準方向とする。判断部12は、磁界(合成磁界E1)の検出方向の基準方向に対する相対的な変化角度R3から、施錠状態か解錠状態かを検知する。
施解錠センサ1は地磁気による磁界の検出方向から錠装置3の施解錠状態を検知できるようになるので、磁石が不要であり、施解錠センサ1の設置の手間を軽減することができる。
磁気センサ11は、互いに交差する複数の検出軸(本実施形態ではX1軸、Y1軸、Z1軸)の各々で磁界の大きさを検出する。判断部12は、磁気センサ11から入力された複数の検出軸(X1軸、Y1軸、Z1軸)での磁界の大きさを合成することによって、磁界(合成磁界E1)の方向を検出することも好ましい。互いに交差するX1軸、Y1軸、Z1軸で各々検出される磁界の大きさを合成することによって合成磁界E1の方向を検出することにより、磁界の方向の検出精度が向上する。
判断部12は、複数の検出軸(X1軸、Y1軸、Z1軸)のうち1軸のみ磁界の大きさが変化した場合、施錠状態か解錠状態かの検知を行わないことも好ましい。X1軸、Y1軸、Z1軸のうち1軸のみ磁界の大きさが変化した場合には、判断部12は、ハンドル31が回転操作されていないと判断するので、外来ノイズや磁石等によって施解錠状態を誤検知しにくくなる。
判断部12は、磁気センサ11から入力される複数の検出軸(X1軸、Y1軸、Z1軸)での磁界の大きさの合成値(合成磁界E1の大きさ)が、予め設定された地磁気による磁界の大きさと異なっているか否かを判断する。予め設定された地磁気による磁界の大きさとは、記憶部15に記憶された磁界の大きさ|E0|のことである。判断部12は、上記の磁界の大きさの合成値(合成磁界E1の大きさ)が、地磁気による磁界の大きさ(磁界の大きさ|E0|)と異なっている場合、施錠状態か解錠状態かの検知を行わないことも好ましい。判断部12は、検出された合成磁界E1の大きさと磁界の大きさ|E0|との差が所定の範囲を超える場合には、施解錠状態を判断しないので、外来ノイズや磁石等による誤検知をしにくくなる。
判断部12は、施錠状態と解錠状態とを弁別するための閾値を有し、変化角度R3と閾値との大小を比較することによって施錠状態か解錠状態かを判断することも好ましい。実際に建具(第1の戸4、第2の戸5)が開閉できるか否かに関わらず、判断部12は、変化角度R3が閾値を超えているか否かによって施解錠状態を判断するので、施解錠状態の検知結果に対する信頼性を高めることができる。また、閾値の設定により、施錠状態または解錠状態を検知する角度が変更可能となる。
本実施形態の施解錠確認システム100は、施解錠センサ1と、親機2とを備えている。親機2は、送信部13が送信した検知結果を受信する受信部21、及び錠装置3の施解錠状態を表示する表示部23を有する。施解錠確認システム100は、施解錠センサ1を備えているので、設置の手間を軽減した施解錠確認システムを実現できる。また、親機2の表示部23を見ることにより、設置した施解錠センサ1の施解錠状態を知ることができるようになる。
なお、本実施形態の施解錠センサ1は、ハンドル31内に収納されているが、ハンドル31内に収納されることに限定される趣旨ではない。施解錠センサ1は、錠装置3のうち回転する部位に設けられていればよい。
本実施形態の判断部12は、マイクロコンピュータで構成されているが、マイクロコンピュータで構成されることに限定されず、方向検出部121と施解錠検知部122との動作を実現できる適宜の構成でもよい。
本実施形態の施解錠検知部122は、施錠状態で検出した地磁気による合成磁界E1の方向を記憶部15に記憶させているが、解錠状態で検出した合成磁界E1の方向を記憶部15に記憶させてもよい。つまり施解錠検知部122は、解錠状態の合成磁界E1とZ1軸とでなす角度に基づいて変化角度R3を求めることにより施解錠状態を判断してもよい。
本実施形態の記憶部15は、施錠状態又は解錠状態を判断するための閾値を1つ記憶しているが、複数の閾値を各々記憶していてもよい。例えば記憶部15は、施錠状態を判断するための閾値(例えば30°)と、解錠状態を判断するための閾値(例えば150°)とを各々記憶し、施解錠検知部122は、2つの閾値と変化角度R3とに基づいてハンドル31の状態を判断してもよい。例えば変化角度R3が、2つの閾値の間にある場合(30<R3<150)、ハンドル31が施錠位置又は解錠位置から回転した状態であると施解錠検知部122が判断して施解錠状態の確認を促す信号を送信部13に送信させてもよい。このように、閾値の数を増やしてハンドル31の状態に応じて施解錠検知部122の動作のパターンを増やすことにより、施解錠センサ1は、施解錠状態の検知の精度が要求されるセキュリティシステム等に利用可能である。
本実施形態の方向検出部121は、3方向(本実施形態ではX1軸、Y1軸、Z1軸)の磁界を検出できるように構成されているが、磁界の検出方向は3方向に限定される趣旨ではない。方向検出部121は、回転部位の回転軸に沿う方向(つまり回転操作されても磁界が変化しない方向)を除いた方向であって、交差する2方向の磁界を検出してもよい。例えば本実施形態の場合では、Y1軸とZ1軸との磁界を各々検出することにより、角度R2を求めることができる。
本実施形態の送信部13は錠装置3の施解錠状態の情報を送信し、受信部21はその施解錠状態の情報を受信するが、送信部13と受信部21とが互いに情報を送受信するように構成されていてもよい。例えば、親機2が錠装置3の施解錠状態を確認する信号を送信し、その信号を受信した複数の施解錠センサ1が各々、錠装置3の施解錠状態を送信してもよい。
(実施形態2)
本実施形態に係る施解錠センサ1について図6を参照して説明する。
施解錠センサ1は、筐体10を備えていて、ハンドル31とは別体に構成されている。本実施形態の施解錠センサ1は、ハンドル31に外付けされている点が実施形態1の施解錠センサ1と相違している。なお、施解錠センサ1は、ハンドル31に外付けされている点を除いて実施形態1と同様であるため、実施形態1と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
筐体10は、基板(図示せず)を収納している。基板には、図6に示すように、磁気センサ11と、判断部12と、送信部13と、電源部14と、記憶部15とが実装されている。筐体10は、円筒状に形成されていて、円形部分がハンドル31(回転部位)に取り付けられている。筐体10は、ハンドル31のうち、係止部32と接していない側面部分に取り付けられている。本実施形態では、筐体10内の磁気センサ11が、軸34の回転軸付近に配置されるように筐体10がハンドル31に取り付けられている。なお、筐体10は、例えば両面粘着テープや、ねじ止め等の適宜の方法でハンドル31に取り付けられていればよい。また、筐体10は、ハンドル31のうち軸34に近い位置に取り付けられることに限定されず、施解錠する際に回転する部位に取り付けられていればよい。また、筐体10の形状は円筒状に限定されず、矩形箱状等の適宜の形状でもよい。
なお、本実施形態の施解錠センサ1は、実施形態1の施解錠センサ1と同様に、3方向の各々の磁界を検出できる磁気センサ11を有しているが、磁界の検出方向は3方向に限定される趣旨ではない。本実施形態では、x軸方向(ハンドル31の回転軸に沿う方向)の磁界は変化しないため、x軸方向の磁界を検出する機能を省略してもよい。つまり本実施形態の磁気センサ11は、y軸とz軸とを含む平面内の磁界の大きさの変化を検出できるように2方向の磁界の大きさを検出するように構成されていればよい。
以上説明したように、本実施形態の施解錠センサ1では、判断部12及び送信部13は、錠装置3とは別体に形成された筐体10に収納され、筐体10はハンドル31(回転部位)に取り付けられることも好ましい。施解錠状態の検知機能を有していない錠装置に施解錠センサ1を取り付けることで、施解錠センサ1はその錠装置の施解錠状態を検知することができるようになる。
1 施解錠センサ
10 筐体
100 施解錠確認システム
11 磁気センサ
12 判断部
13 送信部
23 表示部
2 親機
21 受信部
3 錠装置
31 ハンドル(回転部位)
4 第1の戸(建具)
5 第2の戸(建具)
E1 合成磁界(磁界)

Claims (6)

  1. 建具に対して前記建具を施錠する位置と解錠する位置との間で回転自在に設けられた錠装置の回転部位に設けられ、磁界の方向を検出し、前記磁界の方向を基に施錠状態か解錠状態かを検知する判断部と、
    前記判断部の検知結果を外部の機器に送信する送信部と
    を備え、
    前記判断部は、
    施錠状態又は解錠状態で検出された磁界の方向を基準方向とし、磁界の検出方向の前記基準方向に対する相対的な変化角度から、施錠状態か解錠状態かを検知し、
    互いに交差する複数の検出軸の各々で磁界の大きさを検出する磁気センサから入力された前記複数の検出軸での磁界の大きさを合成することによって、磁界の方向を検出し、
    前記複数の検出軸のうち1軸のみ前記磁界の大きさが変化した場合、施錠状態か解錠状態かの検知を行わないように構成されている
    ことを特徴とする施解錠センサ。
  2. 建具に対して前記建具を施錠する位置と解錠する位置との間で回転自在に設けられた錠装置の回転部位に設けられ、磁界の方向を検出し、前記磁界の方向を基に施錠状態か解錠状態かを検知する判断部と、
    前記判断部の検知結果を外部の機器に送信する送信部と
    を備え、
    前記判断部は、
    施錠状態又は解錠状態で検出された磁界の方向を基準方向とし、磁界の検出方向の前記基準方向に対する相対的な変化角度から、施錠状態か解錠状態かを検知し、
    互いに交差する複数の検出軸の各々で磁界の大きさを検出する磁気センサから入力された前記複数の検出軸での磁界の大きさを合成することによって、磁界の方向を検出し、
    前記磁気センサから入力される前記複数の検出軸での磁界の大きさの合成値が、予め設定された地磁気による磁界の大きさと異なっている場合、施錠状態か解錠状態かの検知を行わないように構成されている
    ことを特徴とする施解錠センサ。
  3. 前記判断部は、前記磁気センサから入力される前記複数の検出軸での磁界の大きさの合成値が、予め設定された地磁気による磁界の大きさと異なっている場合、施錠状態か解錠状態かの検知を行わないように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の施解錠センサ。
  4. 前記判断部は、施錠状態と解錠状態とを弁別するための閾値を有し、前記変化角度と前記閾値との大小を比較することによって施錠状態か解錠状態かを判断するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の施解錠センサ。
  5. 前記判断部及び前記送信部は、前記錠装置とは別体に形成された筐体に収納され、前記筐体は前記回転部位に取り付けられるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の施解錠センサ。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の施解錠センサと、
    親機とを備え、
    前記親機は、前記送信部が送信した前記検知結果を受信する受信部を有する
    ことを特徴とする施解錠確認システム。
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