JP6414715B2 - Osdシステムにおける回線同期方法、システム、およびベクトル化制御エンティティ - Google Patents

Osdシステムにおける回線同期方法、システム、およびベクトル化制御エンティティ Download PDF

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Description

本発明は通信分野に関し、より具体的にはOSDシステムにおける回線同期方法、システム、およびベクトル化制御エンティティに関する。
xDSL(Digital Subscriber Line、デジタル加入者回線)は、非シールドより対線(Unshielded Twisted Pair,UTP)ケーブル上の伝送のための、高速データ伝送技術である。ベースバンド伝送用のデジタル加入者回線を除いて、通過帯域伝送のためのxDSLは、周波数分割多重化技術を使用することにより、xDSLおよび従来の電話サービスが同じ対のより対線ケーブル上に存在することを可能にする。xDSLは高周波帯域を占有し、従来の電話サービスは4KHz未満のベースバンドを占有し、従来の電話サービス信号はスプリッタを用いてxDSL信号から分離される。通過帯域伝送のためのxDSLは、離散マルチトーンを用いて変調される。複数のxDSL接続を提供するためのシステムは、DSL接続マルチプレクサ(Digital Subscriber Line Access Multiplexer,DSLAM)と称される。図1および図2に示されるように、中央局(Central office,CO)側装置と顧客構内設備(Customer Premises Equipment,CPE)との間の回線上では、電磁誘導の原理のためDSLAMにアクセスする信号の複数チャネルが互いに干渉し合うが、これは漏話(Crosstalk)と称される。
近端漏話(Near−end Crosstalk,NEXT)および遠端漏話(Far−end Crosstalk,FEXT)の両方のエネルギーは、周波数帯域が増加するにつれて増強される。DSLスペクトル資源は限られており、回線が長いと減衰も大きいことを意味するので、より高いスペクトル資源では性能を改善することができない。重複スペクトル二重通信(Overlapped Spectrum Duplex,OSD)システムでは、上りおよび下りスペクトルが重複したときにNEXT漏話が発生するので、より広い周波数帯域が使用されるとき、xDSL回線またはサービスは、NEXT漏話によってより深刻に影響を受ける。
既存のG.993.5規格におけるベクトル化(Vectoring)技術はFEXT漏話を無効化するものの、OSDシステムにおけるNEXT漏話問題が解決されることは不可能である。結果的に、OSDシステムの性能は急激に悪化する。NEXT漏話からの影響を低減するためには、NEXTおよびFEXT漏話を無効化するためのNEXTおよびFEXTの合同無効化が使用される必要があり、またはNEXT漏話を抑制するためのDSM L2動的スペクトル管理が使用される。これらの技術を使用するための条件は、NEXT漏話チャネルを予測することである。
従来技術において、漏話チャネル予測方法は:測定を通じてNEXT漏話チャネルが得られるように、上り沈黙時間内に、下り探査信号が送信され、上り方向でNEXT漏話信号が受信される。下り方向でも類似の動作が実行される。漏話チャネル予測方法の不都合は:信号もまたアップリンク方向に送信されるとき、アップリンク受信信号は分離不可能なFEXT漏話およびNEXT漏話の両方を含む。したがって、漏話チャネルの測定には比較的大きい誤差が生じる。
本発明の実施形態の目的は、上りおよび下りスペクトルが重複するときにNEXTおよびFEXT漏話を区別するように、漏話チャネル予測方法を提供することである。
上記の目的を達成するために、第一の態様によれば、本発明の一実施形態は、重複スペクトル二重通信OSDシステムに適用される、OSDシステムにおける回線同期方法であって、OSDシステムはK対の通信回線を備え、各対の通信回線はアップリンクおよびダウンリンクを含む、方法を提供し、方法は、
すべての通信回線中のダウンリンクの下り同期符号を同期するステップと、
各対の通信回線のアップリンクの上り同期符号を各対の通信回線のダウンリンクの下り同期符号と同期するステップと、
を含む。
第一の態様に基づき、第一の可能な実施方法において、すべての通信回線中のダウンリンクの下り同期符号を同期するステップは、具体的には、
すべての中央局送信ユニットによって送信された下り同期符号が同じ位置になるように、ベクトル化グループ内にあるすべての中央局送信ユニットを構成するステップであって、ベクトル化グループは複数の中央局送信ユニットおよび複数の遠端送信ユニットを含み、中央局送信ユニットの各々はOSDシステム内のダウンリンクのうちの1つを制御し、遠端送信ユニットの各々はOSDシステム内のアップリンクのうちの1つを制御する、ステップ
を含む。
第一の態様の第一の可能な実施方法に基づき、第二の可能な実施方法において、各対の通信回線のアップリンクの上り同期符号を各対の通信回線のダウンリンクの下り同期符号と同期するステップは、具体的には、
すべての遠端送信ユニットによって送信された上り同期符号およびすべての中央局送信ユニットによって送信された下り同期符号が同じ位置になるように、ベクトル化グループ内にあるすべての遠端送信ユニットを構成するステップ
を含む。
第一の態様の第二の可能な実施方法に基づき、第三の可能な実施方法において、すべての遠端送信ユニットによって送信された上り同期符号およびすべての中央局送信ユニットによって送信された下り同期符号が同じ位置になるように、ベクトル化グループ内にあるすべての遠端送信ユニットを構成するステップは、具体的には、
対応する遠端送信ユニットに同期要求を送信するように各中央局送信ユニットを制御するステップであって、同期要求を受信した後に下り同期符号カウントにしたがって遠端送信ユニットが上り同期符号および下り同期符号を同じ位置にするように、同期要求は下り同期符号カウントを含む、ステップ
を含む。
第一の態様に基づき、第四の可能な実施方法において、OSDシステムはベクトル化グループを備え、ベクトル化グループは、中央局送信ユニットおよび遠端送信ユニットを含み、中央局送信ユニットの各々は、ダウンリンクのうちの1つを制御し、遠端送信ユニットの各々は、アップリンクのうちの1つを制御し、方法は、
非ベクトル化グループがあるとき、ベクトル化グループ内のすべての中央局送信ユニットまたは遠端送信ユニットによって送信された同期符号が同じ位置になるように、ベクトル化グループ内のすべての中央局送信ユニットまたは遠端送信ユニットを構成するステップと、
非ベクトル化グループ内の中央局送信ユニットまたは遠端送信ユニットによって送信された同期符号の位置とベクトル化グループ内の中央局送信ユニットまたは遠端送信ユニットによって送信された同期符号とが交互になるように、非ベクトル化グループ内のすべての中央局送信ユニットまたは遠端送信ユニットを構成するステップと、
をさらに含む。
第一の態様に基づき、第五の可能な実施方法において、各対の通信回線のアップリンクの上り同期符号を各対の通信回線のダウンリンクの下り同期符号と同期するステップの後、方法は、
K対の通信回線にパイロット系列を割り当てるステップであって、各対の通信回線に割り当てられたパイロット系列は他のK−1対の通信回線に割り当てられたパイロット系列とは無関係であり、各対の通信回線内のアップリンクに割り当てられた上りパイロット系列は各対の通信回線内のダウンリンクに割り当てられた下りパイロット系列とは無関係である、ステップと、
すべての通信回線のダウンリンクの下り同期符号を使用して下りパイロット系列を送信するように下り送信器を制御し、すべての通信回線のアップリンクの上り同期符号を使用して上りパイロット系列を送信するように上り送信器を制御するステップと、
各対の通信回線中の下りパイロット系列の下りフィードバック誤差および上りフィードバック誤差を取得するステップと、
上りフィードバック誤差および下りフィードバック誤差にしたがってOSDシステムのための漏話チャネルを予測するステップと、
をさらに含む。
第一の態様の第五の可能な実施方法に基づき、第六の可能な実施方法において、上り同期符号および下り同期符号は同期符号であり、各対の通信回線のアップリンクの上り同期符号を各対の通信回線のダウンリンクの下り同期符号と同期するステップは、具体的には、
各対の通信回線中のアップリンクの上り同期符号をダウンリンクの下り同期符号と一致させるように顧客構内設備側に命令するステップ
を含む。
第一の態様の第五の可能な実施方法に基づき、第七の可能な実施方法において、上り同期符号および下り同期符号は同期符号であり、各対の通信回線のアップリンクの上り同期符号を各対の通信回線のダウンリンクの下り同期符号と同期するステップは、具体的には、
すべての通信回線のアップリンクの上り同期符号を一致させるように顧客構内設備に命令するステップと、
すべての通信回線の上り同期符号をすべての通信回線の下り同期符号と同期するために、顧客構内設備が符号量オフセットにしたがって調整を行うように、すべての通信回線中の上り同期符号と下り同期符号との間の符号量オフセットを顧客構内設備に送信するステップと、
を含む。
第一の態様の第五の可能な実施方法に基づき、第八の可能な実施方法において、K対の通信回線にパイロット系列を割り当てるステップの前に、方法は、
2K個の直交パイロット系列を生成するステップと、
2K個のパイロット系列のうちのK個をK個のダウンリンクに割り当てるステップと、
残りのK個のパイロット系列をK個のアップリンクに割り当てるステップと、
K個のアップリンクに割り当てられたK個のパイロット系列およびパイロット系列を同期して送信するための同期符号の位置を、特殊動作チャネルを使用して顧客構内設備に送信するステップと、
をさらに含む。
第一の態様の第五の可能な実施方法に基づき、第九の可能な実施方法において、上り同期符号および下り同期符号はデータ符号であり、各対の通信回線のアップリンクの上り同期符号を各対の通信回線のダウンリンクの下り同期符号と同期するステップは、具体的には、
データ符号をベクトル化回線の同期符号と一致させるステップ
を含む。
第一の態様の第五の可能な実施方法に基づき、第十の可能な実施方法において、各対の通信回線中の下りパイロット系列の下りフィードバック誤差および上りフィードバック誤差が取得され、ここで、
下りフィードバック誤差は、埋め込み動作チャネル内のユーザ側によってフィードバックされた誤差であり、
上りフィードバック誤差は、ユーザ側によって送信された受信探査信号にしたがって取得される。
第一の態様の第五の可能な実施方法に基づき、第十一の可能な実施方法において、すべての通信回線のダウンリンクの下り同期符号を使用して下りパイロット系列を送信するように下り送信器を制御し、すべての通信回線のアップリンクの上り同期符号を使用して上りパイロット系列を送信するように上り送信器を制御するステップは、
すべての中央局送信ユニットが、指標を有する下り同期符号上で同じ指標を有する下りパイロット系列を変調するように、ベクトル化グループにあるすべての中央局送信ユニットを構成するステップと、
すべての遠端送信ユニットが、指標を有する上り同期符号上で同じ指標を有する上りパイロット系列を変調するように、ベクトル化グループ内にあるすべての遠端送信ユニットを構成するステップと、
をさらに含む。
第一の態様の第十一の可能な実施方法に基づき、第十二の可能な実施方法において、すべての中央局送信ユニットが、指標を有する下り同期符号上で同じ指標を有する下りパイロット系列を変調するように、ベクトル化グループにあるすべての中央局送信ユニットを構成するステップは、具体的には、
上り同期符号上で変調された上りパイロット系列の指標値が、下り同期符号上で変調された下りパイロット系列の指標値と同じになるように、現在送信中のパイロット系列および割り当てられた上りパイロット系列の下り指標値を遠端送信ユニットに通知するように、中央局送信ユニットを制御するステップ
を含む。
第二の態様によれば、本発明の一実施形態は、重複スペクトル二重通信OSDシステムに適用される、ベクトル化制御エンティティであって、OSDシステムはK対の通信回線を備え、各対の通信回線はアップリンクおよびダウンリンクを含む、ベクトル化制御エンティティを提供し、ベクトル化制御エンティティは、
すべての通信回線中のダウンリンクの下り同期符号を同期するように構成された第一同期ユニットと、
各対の通信回線のアップリンクの上り同期符号を各対の通信回線のダウンリンクの下り同期符号と同期するように構成された第二同期ユニットと、
を含む。
第二の態様に基づき、第一の可能な実施方法において、第一同期ユニットは、具体的には、
すべての中央局送信ユニットによって送信された下り同期符号が同じ位置になるように、ベクトル化グループ内にあるすべての中央局送信ユニットを構成するように構成されており、ベクトル化グループは複数の中央局送信ユニットおよび複数の遠端送信ユニットを含み、中央局送信ユニットの各々はOSDシステム内のダウンリンクのうちの1つを制御し、遠端送信ユニットの各々はOSDシステム内のアップリンクのうちの1つを制御する。
第二の態様の第一の可能な実施方法に基づき、第二の可能な実施方法において、第二同期ユニットは、具体的には、
すべての遠端送信ユニットによって送信された上り同期符号およびすべての中央局送信ユニットによって送信された下り同期符号が同じ位置になるように、ベクトル化グループ内にあるすべての遠端送信ユニットを構成するように構成されている。
第二の態様の第二の可能な実施方法に基づき、第三の可能な実施方法において、第二同期ユニットは、具体的には、
対応する遠端送信ユニットに同期要求を送信するように各中央局送信ユニットを制御するように構成されており、同期要求を受信した後に下り同期符号カウントにしたがって遠端送信ユニットが上り同期符号および下り同期符号を同じ位置にするように、同期要求は下り同期符号カウントを含む。
第二の態様に基づき、第四の可能な実施方法において、OSDシステムはベクトル化グループを含み、ベクトル化グループは、中央局送信ユニットおよび遠端送信ユニットを含み、中央局送信ユニットの各々は、ダウンリンクのうちの1つを制御し、遠端送信ユニットの各々は、アップリンクのうちの1つを制御し、ベクトル化制御エンティティは、
OSDシステム内に非ベクトル化グループがあるとき、ベクトル化グループ内のすべての中央局送信ユニットまたは遠端送信ユニットによって送信された同期符号が同じ位置となるように、ベクトル化グループ内のすべての中央局送信ユニットまたは遠端送信ユニットを構成するように構成された第一構成ユニットと、
非ベクトル化グループ内の中央局送信ユニットまたは遠端送信ユニットによって送信された同期符号の位置とベクトル化グループ内の中央局送信ユニットまたは遠端送信ユニットによって送信された同期符号の位置とが交互になるように、非ベクトル化グループ内のすべての中央局送信ユニットまたは遠端送信ユニットを構成するように構成された第二構成ユニットと、
をさらに含む。
第二の態様に基づき、第五の可能な実施方法において、ベクトル化制御エンティティは、
K対の通信回線にパイロット系列を割り当てるように構成されたパイロット系列割当てユニットであって、各対の通信回線に割り当てられたパイロット系列は他のK−1対の通信回線に割り当てられたパイロット系列とは無関係であり、各対の通信回線内のアップリンクに割り当てられた上りパイロット系列は各対の通信回線内のダウンリンクに割り当てられた下りパイロット系列とは無関係である、パイロット系列割当てユニットと、
すべての通信回線のダウンリンクの下り同期符号を使用して下りパイロット系列を送信するように下り送信器を制御し、すべての通信回線のアップリンクの上り同期符号を使用して上りパイロット系列を送信するように上り送信器を制御するように構成された制御ユニットと、
各対の通信回線中の下りパイロット系列の下りフィードバック誤差および上りフィードバック誤差を取得するように構成された取得ユニットと、
上りフィードバック誤差および下りフィードバック誤差にしたがってOSDシステムのための漏話チャネルを予測するように構成された予測ユニットと、
をさらに含む。
第二の態様の第五の可能な実施方法に基づき、第六の可能な実施方法において、上り同期符号および下り同期符号は同期符号であり、第二同期ユニットは、具体的には、
各対の通信回線中のアップリンクの上り同期符号をダウンリンクの下り同期符号と一致させるように顧客構内設備側に命令するように構成されている。
第二の態様の第五の可能な実施方法に基づき、第七の可能な実施方法において、上り同期符号および下り同期符号は同期符号であり、第二同期ユニットは、具体的には、
すべての通信回線のアップリンクの上り同期符号を一致させるように顧客構内設備に命令し
すべての通信回線の上り同期符号をすべての通信回線の下り同期符号と同期するために、顧客構内設備が符号量オフセットにしたがって調整を行うように、すべての通信回線中の上り同期符号と下り同期符号との間の符号量オフセットを顧客構内設備に送信するように構成されている。
第二の態様の第五の可能な実施方法に基づき、第八の可能な実施方法において、パイロット系列割当てユニットは、
2K個の直交パイロット系列を生成し、
2K個のパイロット系列のうちのK個をK個のダウンリンクに割り当て、
残りのK個のパイロット系列をK個のアップリンクに割り当て、
K個のアップリンクに割り当てられたK個のパイロット系列およびパイロット系列を同期して送信するための同期符号の位置を、特殊動作チャネルを使用して顧客構内設備に送信するように構成されている。
第二の態様の第五の可能な実施方法に基づき、第九の可能な実施方法において、上り同期符号および下り同期符号はデータ符号であり、同期ユニットは、具体的には、
データ符号をベクトル化回線の同期符号と一致させるように構成されている。
第二の態様の第五の可能な実施方法に基づき、第十の可能な実施方法において、取得ユニットは、具体的には、
埋め込み動作チャネル内のユーザ側によってフィードバックされた誤差から下りフィードバック誤差を取得し、
ユーザ側によって送信された受信探査信号にしたがって上りフィードバック誤差を取得するように構成されている。
第二の態様の第五の可能な実施方法に基づき、第十一の可能な実施方法において、制御ユニットは、
すべての中央局送信ユニットが、指標を有する下り同期符号上で同じ指標を有する下りパイロット系列を変調するように、ベクトル化グループにあるすべての中央局送信ユニットを構成するように構成された第三構成ユニットと、
すべての遠端送信ユニットが、指標を有する上り同期符号上で同じ指標を有する上りパイロット系列を変調するように、ベクトル化グループ内にあるすべての遠端送信ユニットを構成するように構成された第四構成ユニットと、
をさらに含む。
第二の態様の第五の可能な実施方法に基づき、第十二の可能な実施方法において、第四構成ユニットは、具体的には、
上り同期符号上で変調された上りパイロット系列の指標値が、下り同期符号上で変調された下りパイロット系列の指標値と同じになるように、現在送信中のパイロット系列および割り当てられた上りパイロット系列の下り指標値を遠端送信ユニットに通知するように、中央局送信ユニットを制御するように
構成されている。
第三の態様によれば、本発明の一実施形態は、重複スペクトル二重通信OSDシステムが提供され、システムは、中央局装置と、顧客構内設備と、第二の態様によるいずれかのベクトル化制御エンティティとを含み、ベクトル化制御エンティティと中央局装置とは接続されており、中央局装置はK対の通信回線を使用して顧客構内設備に接続されている。
本発明の実施形態における回線同期方法によれば、重複スペクトル二重通信OSDシステム内のすべての通信回線のアップリンクおよびダウンリンクの上り符号および下り符号は同期されており、下り送信器は各対の通信回線の下り符号および上り符号を使用して無関係なパイロット系列を送信するように制御されてもよく、各対の通信回線の間で送信されたパイロット系列は他のものとも無関係であり、アップリンクおよびダウンリンクのフィードバック誤差が取得され、漏話チャネルはフィードバック誤差にしたがってOSDシステムのために予測される。本発明の実施形態によれば、NEXTおよびFEXT漏話チャネルは、上りおよび下りスペクトルが重複したときに区別されることが可能である。
本発明の実施形態における技術的解決法をより明確に説明するために、実施形態または従来技術を説明するために必要な添付図面を以下に簡単に説明する。当然ながら、以下の説明における添付図面は本発明のいくつかの実施形態を示すに過ぎず、当業者はまだ創造的努力を伴わずにこれらの添付図面からその他の図面を導き出すことができる。
xDSLシステムの遠端漏話の概略図である。 xDSLシステムの近端漏話の概略図である。 本発明によるOSDシステムのシステムアーキテクチャ図である。 下り近端漏話の予測の概略図である。 上り近端漏話の予測の概略図である。 本発明の一実施形態による回線同期方法のフローチャートである。 本発明の一実施形態による漏話チャネル予測方法のフローチャートである。 本発明の一実施形態において生成されたパイロット系列割当て行列の概略図である。 本発明の一実施形態におけるパイロット系列の割当ての概略図である。 本発明の別の実施形態におけるパイロット系列の割当ての概略図である。 本発明の一実施形態によるベクトル化制御エンティティの構造図である。 本発明の一実施形態によるベクトル化制御エンティティの構造図である。
図3は、本発明の一実施形態による応用システムのアーキテクチャ図である。OSDシステムはK対の通信回線を有し、各対の通信回線はアップリンクおよびダウンリンクを含む。(K−1)番目の対の通信回線が例として使用される。(K−1)番目の対の通信回線は上り方向において、他のK−1対の通信回線からの上りFEXT漏話および上りNEXT漏話の影響を受けており、(K−1)番目の対の通信回線は上り方向において、他のK−1対の通信回線からの下りFEXT漏話および下りNEXT漏話の影響を受けている。ベクトル化制御エンティティ(Vectoring Control Entity,VCE)は、すべての通信回線を制御し、通信回線から関連情報を収集し、情報にしたがってNEXTおよびFEXT漏話チャネルを予測する。通常、VCEは中央局側にある。
OSDシステムはベクトル化グループを含む。ベクトル化グループは中央局送信ユニットおよび遠端送信ユニットを含む。中央局送信ユニットの各々はダウンリンクのうちの1つを制御し、遠端送信ユニットの各々はアップリンクのうちの1つを制御する。
図4に示されるように、下り方向において、VCEは探査信号を送信するように中央局装置の送信器(CO TX)を制御するが、探査信号は下りチャネル(channel)内を通り、下りNEXTおよびFEXT漏話と混ざる。顧客構内設備の受信器(CPE RX)が干渉された信号を受信した後、顧客構内設備は受信信号の判定を実行し、下りNEXT漏話を予測するために、判定された誤差を上りチャネルを使用して中央局予測ユニットにフィードバックする。
図5に示されるように、上り方向において、顧客構内設備の送信器(CPE TX)は探査信号を送信するが、探査信号は上りチャネル内を通り、上りNEXTおよびFEXT漏話と混ざる。中央局装置の受信器(CO RX)が干渉された信号を受信した後、中央局装置は受信信号の判定を実行し、上りNEXT漏話を予測するために、判定された誤差を予測ユニットに直接送信する。
この応用の実施形態の方法は、複数対の通信回線の上りおよび下り同期符号を使用して探査信号を同時に送信することであり、探査信号は無関係なパイロット系列を担持しており、また探査信号上のギードバック誤差を取得し、NEXT漏話チャネルを予測することである。
図6に示されるように、本発明の一実施形態はまず、OSDシステム内の回線同期方法を提供するが、方法は重複スペクトル二重通信OSDシステムに適用され、OSDシステムはK対の通信回線を含み、各対の通信回線はアップリンクおよびダウンリンクを含み、方法は以下を含む。
ステップ601:すべての通信回線内のダウンリンクの下り同期符号を同期する。
ステップ602:各対の通信回線のアップリンクの上り同期符号を各対の通信回線のダウンリンクの下り同期符号と個別に同期する。
一実施方法において、ステップ601は以下のように実施されてもよい。ベクトル化グループ内のすべての中央局送信ユニットは、すべての中央局送信ユニットによって送信された下り同期符号が同じ位置になるように、ベクトル化制御エンティティを使用して構成され、ベクトル化グループは複数の中央局送信ユニットおよび複数の遠端送信ユニットを含み、中央局送信ユニットの各々はOSDシステムのダウンリンクのうちの1つを制御し、遠端送信ユニットの各々はOSDシステムのアップリンクのうちの1つを制御する。
同様に、ステップ602は以下のように実施されてもよい。ベクトル化グループ内のすべての遠端送信ユニットは、すべての遠端送信ユニットによって送信された上り同期符号およびすべての中央局送信ユニットによって送信された下り同期符号が同じ位置になるように、ベクトル化制御エンティティを使用して構成される。
より具体的には、すべての遠端送信ユニットによって送信された上り同期符号およびすべての中央局送信ユニットによって送信された下り同期符号が同じ位置になるように、ベクトル化グループ内にあるすべての遠端送信ユニットをベクトル化制御エンティティによって構成するステップは、具体的には、
対応する遠端送信ユニットに同期要求を送信するように各中央局送信ユニットをベクトル化制御エンティティによって制御するステップであって、同期要求は、同期要求を受信した後に下り同期符号カウントにしたがって遠端送信ユニットが上り同期符号および下り同期符号を同じ位置にさせられるように、下り同期符号カウントを含む、ステップ
を含む。
より具体的には、ベクトル化制御エンティティは、ベクトル化グループ内のすべての中央局送信ユニットのために下り同期符号カウントを構成し;カウント値が同じであるとき、すべての中央局送信ユニットによって送信された下り同期符号は同じ位置になることが可能となり;するとベクトル化制御エンティティは、上り同期符号および下り同期符号が同じ位置になるように、遠端送信ユニットに同期要求を送信するように中央局送信ユニットを制御する。通常、中央局送信ユニットは、中央局送信ユニットの下り同期符号のカウント値を遠端送信ユニットに通知する。同期要求を受信した後、遠端送信ユニットは、下り同期符号のカウント値にしたがって、上り同期符号および下り同期符号が同じ位置になることを可能にする。このようにして、すべての上り同期符号および下り同期符号は同じ位置で送信される。
別の実施形態において、非ベクトル化グループ、つまりVDSL2回線がある場合、非ベクトル化グループの同期符号を使用して送信された信号はベクトル化制御エンティティによって制御されず、非ベクトル化グループの同期信号上で変調されたパイロット系列は互いに直交せずベクトル化グループによって割り当てられたパイロット系列とも直交しないので、ベクトル化制御エンティティは、非ベクトル化グループ内の中央局送信ユニットまたは遠端送信ユニットによって送信された同期符号の位置とベクトル化グループ内の中央局送信ユニットまたは遠端送信ユニットによって送信された同期符号の位置が交互になるように、非ベクトル化グループ内にあるすべての中央局送信ユニットまたは遠端送信ユニットを較正する必要がある。ランダム系列が非ベクトル化グループの非同期符号の位置で変調されるので、ランダム系列は、ランダム系列の統計的特徴にしたがって比較的長い時間内でほぼ直交すると見なされてもよく、これはベクトル化グループ内の回線間のチャネル予測に影響を及ぼさない。加えて、非ベクトル化グループ内の回線からベクトル化グループ内の回線までのNEXTチャネルまたはFEXTチャネルは、相関アルゴリズムを使用して予測されてもよい。
上記の実施形態によれば、OSDシステム内のすべてのアップリンクおよびダウンリンクの上り同期符号および下り同期符号の位置は同じであるとして実施されることが可能である。無関係なパイロット系列を同期符号の位置で送信することで、チャネル漏話予測を容易にする。
図6に示される回線同期方法の応用として、図7に示されるように、本発明の一実施形態は、図3に示されるアーキテクチャに基づく漏話チャネル予測方法を提供する。方法は、以下を含む。
ステップ701:すべての通信回線内のダウンリンクの下り同期符号を同期する。
ステップ702:各対の通信回線のアップリンクの上り同期符号を各対の通信回線のダウンリンクの下り同期符号と個別に同期する。
ステップ703:K対の通信回線にパイロット系列を割り当てるが、ここで各対の通信回線に割り当てられたパイロット系列は他のK−1対の通信回線に割り当てられたパイロット系列とは無関係であり、各対の通信回線内のアップリンクに割り当てられた上りパイロット系列は各対の通信回線内のダウンリンクに割り当てられた下りパイロット系列とは無関係である。
ステップ704:すべての通信回線内のダウンリンクの下り同期符号を使用して下りパイロット系列を送信するように下り送信器を、およびすべての通信回線内のアップリンクの上り同期符号を使用して上りパイロット系列を送信するように上り送信器を、制御する。
ステップ705:各対の通信回線の下りパイロット系列の下りフィードバック誤差および上りフィードバック誤差を取得する。
ステップ706:上りフィードバック誤差および下りフィードバック誤差にしたがって、OSDシステムのための漏話チャネルを予測する。
ステップ701において、送信された無関係なパイロット系列が同期および一致すると保証するために、パイロット系列を担持する探査信号に対応する同期符号がまず一致する必要がある。具体的には2つの一致方法がある。
一実施形態において、まずVCEがすべての通信回線内の下り同期符号を一致させ、次に中央局側が、各対の通信回線の上り同期符号に、各対の通信回線の下り同期符号と個別に一致するように命令する。すべての通信回線の下り同期符号は既に一致しているので、各対の通信回線の上り符号もまた各対の通信回線の下り符号と一致し、すべての通信回線の上り同期符号は同時に下り同期符号と一致し、当然ながらすべての回線の上り同期符号もまた一致する。
別の実施形態において、VCEはまず、すべての通信回線の下り同期符号およびすべての通信回線の上り同期符号を個別に一致させる。下り同期符号と上り同期符号との間の符号量オフセットが取得され、中央局側はオフセットの回線をユーザ側に通知し、ユーザ側は同時に、すべての回線の上り同期符号および下り同期符号を一致させるために、同じオフセットに対応する調整を行う。
ステップ703の前に、2K個の直交パイロット系列がさらに生成される必要があり、ここで2K個のパイロット系列のうちのK個がK個のダウンリンクに割り当てられ、残りのK個のパイロット系列はK個のアップリンクに割り当てられ、K個のアップリンクに割り当てられたK個のパイロット系列およびパイロット系列を同期して送信するための同期符号の位置は、特殊動作チャネル(special operation channel,SOC)を使用して顧客構内設備に送信される。
直交パイロット系列割当て方法は、以下のいくつかのやり方で実施される。
一実施方法において、K対の回線があると想定される。図8に示されるように、VCEは、回線数にしたがって2*Kアダマール(Hadamard)直交行列を生成し、下り方向のパイロット系列としてK行を選択し、上り方向のパイロット系列として残りのK行を選択する。図9は、2対の通信回線へのパイロット系列の割当ての概略図である。次元数が4であるHadamard直交行列がまず生成され、1行目および3行目が2対の通信回線の下り方向に割り当てられ、他の2つの行は上り方向に割り当てられる。
別の実施方法において、VCEは、回線数にしたがってK+1Hadamard直交行列を生成し、すべての回線の下り方向のパイロット系列として1のパイロット系列を選択し、上り方向のパイロット系列として他のK個の行を選択する。図10は、2対の通信回線へのパイロット系列の割当ての概略図である。
続いて、VCEは、特殊動作チャネルSOCメッセージを使用して、上り方向に送信されるパイロット系列、およびパイロット系列を同期して送信するための同期符号の位置をユーザ側に通知するように、TX送信機を制御する。ユーザ側は同期符号の対応する位置で探査信号を送信し始めるが、ここでパイロット系列は探査信号に担持されており、パイロット系列は周期的に送信されてもよい。
ユーザ側が探査信号および探査信号中の下りパイロット系列を受信した後、ユーザ側は誤差フィードバックを実行し始める。誤差フィードバック方法は2つある。1つはベクトル化技術を用いて判定された誤差をフィードバックする、つまり配置点を判定することによって誤差の値を計算することである。比較的強いNEXT干渉があるので、配置点判定には誤差が生じる可能性がある。もう1つの方法は、基準信号として送信側のパイロット系列を使用するように受信側に命令し、基準信号誤差をフィードバックすることである。受信側が計算を通じて誤差を取得した後、下り方向では、誤差は上り埋め込み動作チャネル(Embedded Operation Channel,EOC)またはL2 Channelを使用してVCEにフィードバックされ、上り方向では、VCEが誤差を直接受信する。
ステップ703において、直交パイロット系列を割り当てるためにVCEによって用いられる方法は、以下の2つのやり方でさらに実施されてもよい。
1つのやり方は:VCEがK対の通信回線をいくつかのグループGに分割し、各グループ内のより対線の数はMである。より対線の数Mにしたがって2*Mアダマール(Hadamard)直交行列がまず生成され、グループの下り方向の時間領域パイロット系列としてM行が選択され、グループの上り方向の時間領域パイロット系列として残りのM行が選択される。次に周波数次元において、第一グループはG*n+0のトーンのみでパイロット系列を送信し、その他のトーン(tone)はすべて1であり、第一グループはG*n+0(nは正の整数)のトーンのみでパイロット系列を送信し、その他のtoneはすべて1であり、第二グループはG*n+1のトーンのみでパイロット系列を送信し、その他のtoneはすべて1である。類推によれば、G番目のグループはG*n+G−1のtoneのみでパイロット系列を送信し、その他のtoneはすべて1である。
もう1つのやり方は:VCEがK対の通信回線をいくつかのグループGに分割し、各グループ内のより対線の数はMである。より対線の数MにしたがってM+1Hadamard直交行列がまず生成され、グループの下り方向のパイロット系列として1の行が選択され、グループの上り方向のパイロット系列として残りのM行が選択される。次に周波数次元において、第一グループはG*n+0のトーンのみでパイロット系列を送信し、その他のtoneはすべて1であり、第一グループはG*n+0(nは正の整数)のトーンのみでパイロット系列を送信し、その他のtoneはすべて1であり、第二グループはG*n+1のトーンのみでパイロット系列を送信し、その他のtoneはすべて1である。類推によれば、G番目のグループはG*n+G−1のtoneのみでパイロット系列を送信し、その他のtoneはすべて1である。
各グループ内の回線では、NEXTチャネルを予測するために、VCEは対応する副搬送波(tones)上で送信されたパイロット系列についてフィードバックされた誤差(error)を個別に取得する。本発明は、上記のいくつかの直交パイロット系列割当て方法に限定されるものではない。
上記の実施形態は、指定されたパイロット系列を送信するためにシステムの同期符号を制御するようVCEを支援するシステムに特有である。レガシー(Legacy)VDSL2は指定されたパイロット系列を送信するためのVDSL2の同期符号(sync symbol)の制御を支援しないので、VDSL2回線の同期符号(sync symbol)はベクトル化回線のパイロットと直交することはできない。
可能な実施方法において、すべての通信回線のダウンリンクの下り同期符号を使用して下りパイロット系列を送信するように下り送信器を、およびすべての通信回線のアップリンクの上り同期符号を使用して上りパイロット系列を送信するように上り送信器を、制御するステップ704は、以下のやり方で実施されてもよい。
ベクトル化制御エンティティは、改選の数にしたがって、上りおよび下り方向で互いに直交するパイロット系列を生成し、ベクトル化制御エンティティは下りパイロット系列および上りパイロット系列を中央局送信ユニットおよび遠端送信ユニットにそれぞれ割り当て、その後中央局送信ユニットはSOCメッセージを使用して上りパイロット系列を遠端送信ユニットに送信する。
ベクトル化制御エンティティは、すべての中央局送信ユニットが、指標を有する下り同期符号上で同じ指標を有する下りパイロット系列を変調するように、ベクトル化グループ内にあるすべての中央局送信ユニットを構成し;中央局送信ユニットは、パイロット系列を符号モードにさせられるように現在送信中のパイロット系列の下り指標値を変調するか、または上り同期符号上で変調された上りパイロット系列の指標値が下り同期符号上で変調された下りパイロット系列の指標値と同じになるように、SOCメッセージを使用して現在送信中のパイロット系列の下り指標値を送信し、これにより、同じ同期符号位置で、アップリンク上で変調されたパイロット信号およびダウンリンク上で変調されたパイロット信号が互いに直交することを保証し、こうしてチャネルが予測されたときの上りまたは下りNEXTまたはFEXT干渉信号の分離を容易にする。
つまり、ベクトル化制御エンティティは、すべての中央局送信ユニットが、指標を有する下り同期符号上で同じ指標を有する下りパイロット系列を変調するように、ベクトル化グループ内にあるすべての中央局送信ユニットを構成し;すべての遠端送信ユニットが、指標を有する上り同期符号上で、同じ指標を有する上りパイロット系列を変調するように、ベクトル化グループ内にあるすべての遠端送信ユニットを構成する。
すべての中央局送信ユニットが、指標を有する下り同期符号上で同じ指標を有する下りパイロット系列を変調するように、ベクトル化グループにあるすべての中央局送信ユニットを構成する具体的なやり方は、
上り同期符号上で変調された上りパイロット系列の指標値が、下り同期符号上で変調された下りパイロット系列の指標値と同じになるように、現在送信中のパイロット系列および割り当てられた上りパイロット系列の下り指標値を対応する遠端送信ユニットに通知するように、ベクトル化制御エンティティによって、各中央局送信ユニットを制御することであってもよい。
上記FEXTおよびNEXT干渉予測のやり方に加えて、VCEはFEXTおよびNEXT干渉を以下のように予測してもよい:
Eds=Feq(HXds+HNEXTXus+N)−Xref
ここでパラメータは個別に以下のとおりである。
Edsは下り方向でフィードバックされた誤差標本であり;Xdsはダウンリンク方向に送信された信号を表し;Xusはアップリンク方向に送信された信号を表し;Xrefはダウンリンク誤差判定のための基準信号を表し;Nはダウンリンク受信側の雑音信号を表し;Feqはダウンリンク周波数領域バランス係数を表し;Hは下りFEXTチャネル行列を表し、対角要素は直接チャネルであり;HNEXTは上りNEXTチャネル行列を表し、対角要素はECHOチャネルである。
上りNEXT干渉が分離される必要があるとき、下りパイロット系列は
を得るためにダウンリンク誤差信号と相関し、これにより計算を通じてFEXT漏話行列Hを得る。
下りFEXT干渉が分離される必要があるとき、上りパイロット系列は
を得るためにダウンリンク誤差信号と相関し、これにより計算を通じてNEXT漏話行列HNEXTを得る。
Vector以前の技術VDSL2において、1対の通信回線の同期符号(sync symbols)はすべて同じ系列値に割り当てられる。したがって、系列は相関し、漏話チャネルは予測不可能である。この実施形態では置換ソリューションが使用される。データ符号(data symbols)を用いて送信された系列はランダムである。ランダム信号は、比較的長い時間内でほぼ無関係であると見なされてもよい。この特徴を使用することで、データ符号および同期符号(sync symbol)は、従来の回線から新しい回線への漏話のチャネルを予測するように、直交することが可能となる。
この実施形態において、Legacy VDSL2のデータ符号(data symbols)はまず、ベクトル化回線の同期符号(sync symbols)と一致してもよい。ランダム系列はデータ符号(data symbols)を用いて送信されるので、データ符号は同期符号(sync symbols)と無関係である効果を実現すると見なされてもよい。
その他の方法はすべて上記の実施形態の方法と同じであり、本明細書において詳細は記載されない。
本発明のこの実施形態によれば、NEXTおよびFEXT漏話チャネルは、上りおよび下りスペクトルが重複したときに区別されることが可能である。
相応に、本発明の一実施形態はベクトル化制御エンティティをさらに提供する。図11に示されるように、エンティティは、
すべての通信回線中のダウンリンクの下り同期符号を同期するように構成された第一同期ユニット111と、
各対の通信回線のアップリンクの上り同期符号を各対の通信回線のダウンリンクの下り同期符号と個別に同期するように構成された第二同期ユニット112と、
K対の通信回線にパイロット系列を割り当てるように構成されたパイロット系列割当てユニット113であって、各対の通信回線に割り当てられたパイロット系列は他のK−1対の通信回線に割り当てられたパイロット系列とは無関係であり、各対の通信回線内のアップリンクに割り当てられた上りパイロット系列は各対の通信回線内のダウンリンクに割り当てられた下りパイロット系列とは無関係である、パイロット系列割当てユニット113と、
すべての通信回線のダウンリンクの下り同期符号を使用して下りパイロット系列を送信するように下り送信器を、およびすべての通信回線のアップリンクの上り同期符号を使用して上りパイロット系列を送信するように上り送信器を、制御するように構成された制御ユニット114と、
各対の通信回線中の下りパイロット系列の下りフィードバック誤差および上りフィードバック誤差を取得するように構成された取得ユニット115と、
上りフィードバック誤差および下りフィードバック誤差にしたがってOSDシステムのための漏話チャネルを予測するように構成された予測ユニット116と、
を含む。
一実施形態において、上り符号および下り符号は同期符号であり、第二同期ユニットは具体的には、
各対の通信回線中のアップリンクの上り同期符号をダウンリンクの下り同期符号と一致させるように顧客構内設備側に命令するように
構成されている。
別の実施方法において、上り符号および下り符号は同期符号であり、第二同期ユニットは具体的には、
すべての通信回線のアップリンクの上り同期符号を一致させるように顧客構内設備に命令するように、および
すべての通信回線の上り同期符号をすべての通信回線の下り同期符号と同期するために、顧客構内設備が符号量オフセットにしたがって調整を行うように、すべての通信回線中の上り同期符号と下り同期符号との間の符号量オフセットを顧客構内設備に送信するように、
構成されている。
パイロット系列割当てユニットは、
2K個の直交パイロット系列を生成するように、
2K個のパイロット系列のうちのK個をK個のダウンリンクに割り当てるように、
残りのK個のパイロット系列をK個のアップリンクに割り当てるように、および
K個のアップリンクに割り当てられたK個のパイロット系列およびパイロット系列を同期して送信するための同期符号の位置を、特殊動作チャネルを使用して顧客構内設備に送信するように、
構成されている。
別の実施方法において、上り符号および下り符号はデータ符号であり、第二同期ユニットは具体的には、
データ符号をベクトル化回線の同期符号と一致させるように
構成されている。
さらに、取得ユニットは具体的には、埋め込み動作チャネル内のユーザ側によってフィードバックされた誤差から下りフィードバック誤差を取得するように、およびユーザ側によって送信された受信探査信号にしたがって上りフィードバック誤差を取得するように、構成されている。
図12に示されるように、本発明の一実施形態は、重複スペクトル二重通信OSDシステムに適用される、別のベクトル化制御エンティティをさらに提供し、ここでOSDシステムはK対の通信回線を含み、各対の通信回線はアップリンクおよびダウンリンクを含む。この実施形態において、ベクトル化制御エンティティは、
すべての通信回線中のダウンリンクの下り同期符号を同期するように構成された第一同期ユニット121と、
各対の通信回線のアップリンクの上り同期符号を各対の通信回線のダウンリンクの下り同期符号と個別に同期するように構成された第二同期ユニット122と、
を含む。
一実施方法において、第一同期ユニット121は具体的には、
すべての中央局送信ユニットによって送信された下り同期符号が同じになるように、ベクトル化グループ内のすべての中央局送信ユニットを構成するように構成されており、ベクトル化グループは複数の中央局送信ユニットおよび複数の遠端送信ユニットを含み、中央局送信ユニットの各々はOSDシステム内のダウンリンクのうちの1つを制御し、遠端送信ユニットの各々はOSDシステム内のアップリンクのうちの1つを制御する。
第二同期ユニット122は具体的には、すべての遠端送信ユニットによって送信された上り同期符号およびすべての中央局送信ユニットによって送信された下り同期符号が同じ位置になるように、ベクトル化グループ内のすべての遠端送信ユニットを構成するように構成されている。
より具体的には、第二同期ユニット122は具体的には、対応する遠端送信ユニットに同期要求を送信するように各中央局送信ユニットを制御するように構成されており、同期要求は、同期要求を受信した後に下り同期符号カウントにしたがって遠端送信ユニットが上り同期符号および下り同期符号を同じ位置にさせられるように、下り同期符号カウントを含む。
別の実施形態において、ベクトル化制御エンティティは、
OSDシステム内に非ベクトル化グループがあるとき、ベクトル化グループ内のすべての中央局送信ユニットまたは遠端送信ユニットによって送信された同期符号が同じ位置となるように、ベクトル化グループ内のすべての中央局送信ユニットまたは遠端送信ユニットを構成するように構成された、第一構成ユニットと、
非ベクトル化グループ内の中央局送信ユニットまたは遠端送信ユニットによって送信された同期符号の位置とベクトル化グループ内の中央局送信ユニットまたは遠端送信ユニットによって送信された同期符号の位置が交互になるように、非ベクトル化グループ内のすべての中央局送信ユニットまたは遠端送信ユニットを構成するように構成された、第二構成ユニットと、
をさらに含む。
別の実施形態において、ベクトル化制御エンティティは、
K対の通信回線にパイロット系列を割り当てるように構成されたパイロット系列割当てユニットであって、各対の通信回線に割り当てられたパイロット系列は他のK−1対の通信回線に割り当てられたパイロット系列とは無関係であり、各対の通信回線内のアップリンクに割り当てられた上りパイロット系列は各対の通信回線内のダウンリンクに割り当てられた下りパイロット系列とは無関係である、パイロット系列割当てユニットと、
すべての通信回線のダウンリンクの下り同期符号を使用して下りパイロット系列を送信するように下り送信器を、およびすべての通信回線のアップリンクの上り同期符号を使用して上りパイロット系列を送信するように上り送信器を、制御するように構成された制御ユニットと、
各対の通信回線中の下りパイロット系列の下りフィードバック誤差および上りフィードバック誤差を取得するように構成された取得ユニットと、
上りフィードバック誤差および下りフィードバック誤差にしたがってOSDシステムのための漏話チャネルを予測するように構成された予測ユニットと、
をさらに含む。
この実施形態において、上り符号および下り符号は同期符号であり、第二同期ユニット122は具体的には、
各対の通信回線中のアップリンクの上り同期符号をダウンリンクの下り同期符号と一致させるように顧客構内設備側に命令するように
構成されている。
上り符号および下り符号が同期符号である場合、第二同期ユニット121は具体的には、
すべての通信回線のアップリンクの上り同期符号を一致させるように顧客構内設備に命令するように、および
すべての通信回線の上り同期符号をすべての通信回線の下り同期符号と同期するために、顧客構内設備が符号量オフセットにしたがって調整を行うように、すべての通信回線中の上り同期符号と下り同期符号との間の符号量オフセットを顧客構内設備に送信するように、
構成されている。
この実施形態において、パイロット系列割当てユニットは、
2K個の直交パイロット系列を生成するように、
2K個の直交パイロット系列のうちのK個をK個のダウンリンクに割り当てるように、
残りのK個のパイロット系列をK個のアップリンクに割り当てるように、および
K個のアップリンクに割り当てられたK個のパイロット系列およびパイロット系列を同期して送信するための同期符号の位置を、特殊動作チャネルを使用して顧客構内設備に送信するように、
構成されている。
上り同期符号および下り同期符号がデータ符号である場合、同期ユニットは具体的には、
データ符号をベクトル化回線の同期符号と一致させるように
構成されている。
さらに、取得ユニットは具体的には、埋め込み動作チャネル内のユーザ側によってフィードバックされた誤差から下りフィードバック誤差を取得するように、およびユーザ側によって送信された受信探査信号にしたがって上りフィードバック誤差を取得するように、構成されている。
好ましくは、制御ユニットは、
すべての中央局送信ユニットが、指標を有する下り同期符号上で同じ指標を有する下りパイロット系列を変調するように、ベクトル化グループにあるすべての中央局送信ユニットを構成するように構成された、第三構成ユニットと、
すべての遠端送信ユニットが、指標を有する上り同期符号上で同じ指標を有する上りパイロット系列を変調するように、ベクトル化グループ内にあるすべての遠端送信ユニットを構成するように構成された、第四構成ユニットと、
をさらに含む。
第四構成ユニットは、上り同期符号上で変調された上りパイロット系列の指標値が、下り同期符号上で変調された下りパイロット系列の指標値と同じになるように、現在送信中のパイロット系列および割り当てられた上りパイロット系列の下り指標値を対応する遠端送信ユニットに通知するように、中央局送信ユニットを制御するように
構成されている。
本発明の一実施形態は、中央局装置(CO)、顧客構内設備(CPE)、およびベクトル化制御エンティティを含む重複スペクトル二重通信OSDシステムであって、ベクトル化制御エンティティおよび中央局装置は接続されており、中央局装置はK対の通信回線を使用して顧客構内設備に接続されている、重複スペクトル二重通信OSDシステムをさらに提供する。3つの装置の間の接続関係は図3に示されており、詳細は再度説明されない。
当業者は、本明細書に記載される実施形態で説明された例と組み合わせて、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはこれらの組み合わせによってユニットおよびアルゴリズムステップが実施されてもよいことに、さらに気付くだろう。ハードウェアとソフトウェアとの間の互換性を明確に説明するために、上記は全般的に、機能にしたがって各例の構成およびステップを記載してきた。機能がハードウェアまたはソフトウェアのいずれによって実行されるかは、技術的解決法の具体的な応用および設計制約条件に依存する。当業者は、各具体的応用について説明された機能を実施するために異なる方法を用いてもよいが、しかしこの実施は本発明の範囲を超えると見なされるべきではない。
本明細書に開示される実施形態で記載された方法およびアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、またはこれらの組み合わせによって実現されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、メモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、電気的プログラマブルROM、電気的消去可能プログラマブルROM、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または従来技術において周知のその他いずれかの形態の記憶媒体の中にあってもよい。
上記の具体的実施方法においては、本発明の目的、技術的解決法、および利点が、より詳細に記載された。上記説明は本発明の具体的実施方法に過ぎず、本発明の保護範囲を限定するよう意図されるものではないことは、理解されるべきである。本発明の精神および原理を逸脱することなくなされるいずれの変更、同等物置換、または改善も、本発明の保護範囲に含まれるものとする。
111 第一同期ユニット
112 第二同期ユニット
113 パイロット系列割当てユニット
114 制御ユニット
115 取得ユニット
116 予測ユニット
121 第一同期ユニット
122 第二同期ユニット

Claims (15)

  1. 重複スペクトル二重通信(OSD)システムに適用される、OSDシステムにおける回線同期方法であって、前記OSDシステムはK対の通信回線を備え、各対の通信回線はアップリンクおよびダウンリンクを含み、前記方法は、
    すべての前記通信回線中のダウンリンクの下り同期符号を同期するステップと、
    各対の通信回線のアップリンクの上り同期符号を各対の通信回線のダウンリンクの下り同期符号と個別に同期するステップと、
    前記K対の通信回線にパイロット系列を割り当てるステップと、
    を含み、
    前記K対の通信回線にパイロット系列を割り当てる前記ステップが、
    K+1個の直交パイロット系列を生成するステップと、
    前記K+1個のパイロット系列のうちの1個をK個のダウンリンクに割り当てるステップと、
    残りのK個のパイロット系列をK個のアップリンクに割り当てるステップと、
    前記K個のアップリンクに割り当てられた前記K個のパイロット系列および前記パイロット系列を同期して送信するための同期符号の位置を、特殊動作チャネルを使用して顧客構内設備に送信するステップと、
    を含む方法。
  2. すべての前記通信回線中のダウンリンクの下り同期符号を同期する前記ステップが、
    すべての中央局送信ユニットによって送信された下り同期符号が同じ位置になるように、ベクトル化グループ内にあるすべての前記中央局送信ユニットを構成するステップであって、前記ベクトル化グループは複数の中央局送信ユニットおよび複数の遠端送信ユニットを含み、前記中央局送信ユニットの各々は前記OSDシステム内の前記ダウンリンクのうちの1つを制御し、前記遠端送信ユニットの各々は前記OSDシステム内の前記アップリンクのうちの1つを制御する、ステップ
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 各対の通信回線のアップリンクの上り同期符号を各対の通信回線のダウンリンクの下り同期符号と個別に同期する前記ステップが、
    すべての前記遠端送信ユニットによって送信された上り同期符号およびすべての前記中央局送信ユニットによって送信された前記下り同期符号が同じ位置になるように、前記ベクトル化グループ内にあるすべての前記遠端送信ユニットを構成するステップ
    を含む、請求項2に記載の方法。
  4. すべての前記遠端送信ユニットによって送信された上り同期符号およびすべての前記中央局送信ユニットによって送信された前記下り同期符号が同じ位置になるように、前記ベクトル化グループ内にあるすべての前記遠端送信ユニットを構成する前記ステップが、
    対応する遠端送信ユニットに同期要求を送信するように各中央局送信ユニットを制御するステップであって、前記同期要求を受信した後に下り同期符号カウントにしたがって前記遠端送信ユニットが上り同期符号および下り同期符号を同じ位置にするように、前記同期要求は前記下り同期符号カウントを含む、ステップ
    を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記OSDシステムがベクトル化グループを備え、
    前記ベクトル化グループは、中央局送信ユニットおよび遠端送信ユニットを含み、
    前記中央局送信ユニットの各々は、前記ダウンリンクのうちの1つを制御し、
    前記遠端送信ユニットの各々は、前記アップリンクのうちの1つを制御し、
    前記OSDシステム内に非ベクトル化グループがあるとき、前記ベクトル化グループ内のすべての前記中央局送信ユニットまたは前記遠端送信ユニットによって送信された同期符号が同じ位置になるように、前記ベクトル化グループ内のすべての前記中央局送信ユニットまたは前記遠端送信ユニットが構成され、
    前記非ベクトル化グループ内の前記中央局送信ユニットまたは前記遠端送信ユニットによって送信された同期符号の位置と前記ベクトル化グループ内の前記中央局送信ユニットまたは遠端送信ユニットによって送信された前記同期符号の位置とが交互になるように、前記非ベクトル化グループ内のすべての前記中央局送信ユニットまたは前記遠端送信ユニットが構成される、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記上り同期符号および前記下り同期符号が同期符号であり、
    各対の通信回線のアップリンクの上り同期符号を各対の通信回線のダウンリンクの下り同期符号と個別に同期する前記ステップが、
    すべての前記通信回線の前記アップリンクの前記上り同期符号を一致させるように顧客構内設備に命令するステップと、
    すべての前記通信回線の前記上り同期符号をすべての前記通信回線の前記下り同期符号と同期するために、前記顧客構内設備が符号量オフセットにしたがって調整を行うように、すべての前記通信回線中の前記上り同期符号と前記下り同期符号との間の前記符号量オフセットを前記顧客構内設備に送信するステップと、
    を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 記K対の通信回線にパイロット系列を割り当てる前記ステップの後、
    すべての前記通信回線の前記ダウンリンクの前記下り同期符号を使用して下りパイロット系列を送信するように下り送信器を制御し、すべての前記通信回線の前記アップリンクの前記上り同期符号を使用して上りパイロット系列を送信するように上り送信器を制御するステップと、
    各対の通信回線中の前記下りパイロット系列の下りフィードバック誤差および上りフィードバック誤差を取得するステップと、
    前記上りフィードバック誤差および前記下りフィードバック誤差にしたがって前記OSDシステムのための漏話チャネルを予測するステップと、
    をさらに含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 重複スペクトル二重通信(OSD)システムに適用される、ベクトル化制御エンティティであって、前記OSDシステムはK対の通信回線を備え、各対の通信回線はアップリンクおよびダウンリンクを含み、前記ベクトル化制御エンティティが、
    すべての前記通信回線中のダウンリンクの下り同期符号を同期するように構成された第一同期ユニットと、
    各対の通信回線のアップリンクの上り同期符号を各対の通信回線のダウンリンクの下り同期符号と個別に同期するように構成された第二同期ユニットと、
    前記K対の通信回線にパイロット系列を割り当てるように構成されたパイロット系列割当てユニットと、
    を備え
    前記パイロット系列割当てユニットが、
    K+1個の直交パイロット系列を生成し、
    前記K+1個のパイロット系列のうちの1個をK個のダウンリンクに割り当て、
    残りのK個のパイロット系列をK個のアップリンクに割り当て、
    前記K個のアップリンクに割り当てられた前記K個のパイロット系列および前記パイロット系列を同期して送信するための同期符号の位置を、特殊動作チャネルを使用して顧客構内設備に送信するようにさらに構成されているベクトル化制御エンティティ。
  9. 前記第一同期ユニットが、
    すべての中央局送信ユニットによって送信された下り同期符号が同じ位置になるように、ベクトル化グループ内にあるすべての前記中央局送信ユニットを構成するようにさらに構成されており、前記ベクトル化グループは複数の中央局送信ユニットおよび複数の遠端送信ユニットを含み、前記中央局送信ユニットの各々は前記OSDシステム内の前記ダウンリンクのうちの1つを制御し、前記遠端送信ユニットの各々は前記OSDシステム内の前記アップリンクのうちの1つを制御する、請求項8に記載のベクトル化制御エンティティ。
  10. 前記第二同期ユニットが、
    すべての前記遠端送信ユニットによって送信された上り同期符号およびすべての前記中央局送信ユニットによって送信された前記下り同期符号が同じ位置になるように、前記ベクトル化グループ内にあるすべての前記遠端送信ユニットを構成するようにさらに構成されている、請求項9に記載のベクトル化制御エンティティ。
  11. 前記第二同期ユニットが、
    対応する遠端送信ユニットに同期要求を送信するように各中央局送信ユニットを制御するようにさらに構成されており、前記同期要求を受信した後に下り同期符号カウントにしたがって前記遠端送信ユニットが上り同期符号および下り同期符号を同じ位置にするように、前記同期要求は前記下り同期符号カウントを含む、請求項10に記載のベクトル化制御エンティティ。
  12. 前記OSDシステムがベクトル化グループを備え、
    前記ベクトル化グループは、中央局送信ユニットおよび遠端送信ユニットを含み、
    前記中央局送信ユニットの各々は、前記ダウンリンクのうちの1つを制御し、
    前記遠端送信ユニットの各々は、前記アップリンクのうちの1つを制御し、
    前記ベクトル化制御エンティティが、
    非ベクトル化グループがあるとき、前記ベクトル化グループ内のすべての前記中央局送信ユニットまたは前記遠端送信ユニットによって送信された同期符号が同じ位置になるように、前記ベクトル化グループ内のすべての前記中央局送信ユニットまたは前記遠端送信ユニットを構成するように構成された第一構成ユニットと、
    前記非ベクトル化グループ内の前記中央局送信ユニットまたは前記遠端送信ユニットによって送信された同期符号の位置と前記ベクトル化グループ内の前記中央局送信ユニットまたは前記遠端送信ユニットによって送信された同期符号の位置とが交互になるように、
    前記非ベクトル化グループ内のすべての前記中央局送信ユニットまたは前記遠端送信ユニットを構成するように構成された第二構成ユニットと、
    をさらに備える、請求項8から11のいずれか一項に記載のベクトル化制御エンティティ。
  13. 前記上り同期符号および前記下り同期符号が同期符号であり、
    前記第二同期ユニットが、
    すべての前記通信回線の前記アップリンクの前記上り同期符号を一致させるように顧客構内設備に命令し、
    すべての前記通信回線の前記上り同期符号をすべての前記通信回線の前記下り同期符号と同期するために、前記顧客構内設備が符号量オフセットにしたがって調整を行うように、すべての前記通信回線中の前記上り同期符号と前記下り同期符号との間の前記符号量オフセットを前記顧客構内設備に送信するようにさらに構成されている、請求項8から12のいずれか一項に記載のベクトル化制御エンティティ。
  14. べての前記通信回線の前記ダウンリンクの前記下り同期符号を使用して下りパイロット系列を送信するように下り送信器を制御し、すべての前記通信回線の前記アップリンクの前記上り同期符号を使用して上りパイロット系列を送信するように上り送信器を制御するように構成された制御ユニットと、
    各対の通信回線中の前記下りパイロット系列の下りフィードバック誤差および上りフィードバック誤差を取得するように構成された取得ユニットと、
    前記上りフィードバック誤差および前記下りフィードバック誤差にしたがって前記OSDシステムのための漏話チャネルを予測するように構成された予測ユニットと、
    をさらに備える、請求項8から13のいずれか一項に記載のベクトル化制御エンティティ。
  15. 重複スペクトル二重通信(OSD)システムであって、
    中央局装置と、
    顧客構内設備と、
    請求項8から14のいずれか一項に記載のベクトル化制御エンティティと
    を備え、前記ベクトル化制御エンティティと前記中央局装置とは接続されており、前記中央局装置はK対の通信回線を使用して前記顧客構内設備に接続されている、OSDシステム。
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