JP6414605B2 - 改善された感度を有するmemsマイクロフォンおよびその製造するための方法 - Google Patents

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Description

本発明は、改善されたMEMSマイクロフォンおよびこのようなマイクロフォンを製造するための方法に関する。これより自在に可動なメンブレンを有する改善されたマイクロフォンならびにしっかりアンカー固定されたメンブレンを有する改善されたマイクロフォンを得ることができる。
MEMSマイクロフォンは、一般的に、平面状に形成されている、比較的大きな剛性を有する少なくとも1つの固定電極、いわゆるバックプレート(英語でbackplate)と、平面状に形成され、かつ平行に配設されているもう1つの電極、すなわち弾力性がありかつ振動可能なメンブレン(英語でmembraneまたはdiaphragm)とから構成される、1つのコンデンサを有している。追加的に、このコンデンサは、さらなる固定電極または振動可能な電極を備えてよい。
上記のコンデンサに音が当たると、上記の1つ以上のメンブレンは、この音に対応した振動を、上記の1つ以上のバックプレートに対して励起する。これらのコンデンサ電極の距離が時間的に変化することにより、このコンデンサの静電容量は変化する。1つの評価回路は、この音によってもたらされる静電容量の変化を、1つの電気信号に変換する。この信号は、1つの周辺回路によってさらに処理することができる。
まず少なくとも1つの自由に可動なメンブレンを有するMEMSマイクロフォンがある。これらのメンブレンは、自由に振動することができるようにホールダ部によって包囲されている。しかしながら位置変化は、限られた範囲でのみ可能である。図11は、1つのこのようなMEMSマイクロフォンの概略図を示す。
これとは別に、少なくとも1つのメンブレンを有するMEMSマイクロフォンがあり、このメンブレンは振動するが、その位置が殆ど変化し得ないように、アンカー固定されている。図1は、1つのこのようなMEMSマイクロフォンの概略図を示す。
これら2種のマイクロフォンでは、上記のコンデンサの音響的に活性な領域を、音響的に不活性な領域に対して出来る限り大面積とすることによって、その感度および信号品質を改善することができる。これはこのコンデンサの音響的に不活性な領域が、信号品質を悪化させる1つの寄生容量の一因となっているからである。
こうしてたとえば特許文献1には、1つのメンブレンおよび1つのバックプレートによって形成されている寄生容量が低減されたMEMSマイクロフォンが開示されている。
出来る限り大きなバックキャビティであることが有利である。ここでこのバックキャビティは、周囲環境から分離されたキャビティであり、音の方向においてこのコンデンサの背後に設置されている。
とにかくMEMSマイクロフォンを出来る限り小さく構築するようになっており、これは信号品質においては有害である。
LLF(低域限界周波数)は、1つのマイクロフォンが動作する音響周波数の下端での3dB低下レベルで定義される周波数である。したがってこのLLFはこの動作領域の下限を決定し、そして可聴領域において平坦な周波数応答を有するMEMSマイクロフォンでは、約20Hzとなっている。したがって出来る限り小さなLLFが望ましい。バックキャビティの拡大によって、低減されたLLFを達成することができるが、このバックキャビティの拡大は、常に小型化するための努力が行われていることから実現が難しいものである。通気経路を長くすることによって、バックキャビティと周囲環境とのゆっくりとした圧力平衡を可能とすることができ、これによっても、低減されたLLFを達成することができるが、これは製造ステップでの制約によって阻害される。
国際出願公開第2013/081951A1号パンフレット
したがって本発明の課題は、改善された信号品質を有する最も小さなマイクロフォン、およびこのようなマイクロフォンの製造方法を提供することである。
これらの課題は独立請求項に記載の発明により解決される。従属請求項は有利な実施例を提示する。
本マイクロフォンおよび本製造方法は、横方向の寸法が、その同じ層の内部での異なるエッチング速度によって、非常に精度良く設定されるというアイデアに基づいている。具体的には、このために、犠牲材料を含む、同じ層の内部の複数の領域の複数のエッチング速度が利用される。この犠牲材料を有する層の少なくとも一部は、このエッチングに耐えて、このマイクロフォンにおけるパターンを生じる部材として残る。こうして具体的には、このマイクロフォンの様々な機能部材を結合するアンカー部材の横方向の寸法を精度よく設定することができる。
1つの実施形態においては、アンカー固定されたメンブレンを有する1つのMEMSマイクロフォンは、1つの担体基板,2つの電極を有する1つのコンデンサ,1つの基板側アンカー,および1つの電極アンカーを有する。この基板側アンカーは、上記の基板を上記のコンデンサと機械的に結合している。上記の電極アンカーは、上記のコンデンサの2つの電極を機械的に結合している。これらの電極の内の1つの電極は1つのバックプレートであり、もう1つの電極は1つの振動可能なメンブレンである。上記の基板側アンカーは、上記のMEMSマイクロフォンの機械的安定性のために必要な最小面積が1つの最小値以上とはならない、上記の基板上の1つの支持面を有する。
ここでこの機械的な安定性のために必要な基板側アンカーの最小限の支持面積は、それぞれのマイクロフォン素子の寸法およびその想定される音圧に依存し、シミュレーションによって得られるものである。さらに上記の支持面は、上記のメンブレンが上記の基板としっかりと結合され、そしてこのためこのメンブレンの「自由な」領域のように振動することができない面領域となっている。こうしてこの支持面の部位でのこのメンブレンの領域は、音響的に不活性であるが電気的には活性な領域として作用し、上記の静電容量の寄生成分の一因となり、これはこのマイクロフォンの信号品質を劣化させる。したがって大きすぎる支持面は望ましくない。小さすぎる支持面は、機械的に安定性のないマイクロフォンをもたらす。上述した最小値は、この安定性に必要な安全範囲を規定し、ここでは公知のMEMSマイクロフォンより小さくなっている。これは機械的に安定性の無いマイクロフォンは、許容できるものでなく、一般的な製造プロセスでは、機械的に安定性の無いマイクロフォンが排除されるようには制御することができないからである。
上記の支持面の大きさおよびこれに伴うその最小限の大きさは、このマイクロフォンがどのようなやり方で製造されるかということに依存している。
本発明が基づいているアイデアは、さらに小さな最小値を可能とするものである。これは上記の基板側アンカーの内側に向いた側面は、空洞の形状に依存せずにこの基板の内側に形成され得るからである。
この空洞は、この基板からバルク材料を除去することによって形成される。この基板の通常の厚さを貫通するには、通常DRIE(深掘り反応性イオンエッチング、Deep Reactive-Ion etching)が利用される。プロセスの際の異方性のために、この除去は、斜めに延伸する1つのチャネルを生じる(図8Aおよび8B参照)。したがって、この空洞がメンブレンあるいはバックプレートに接するエッジの延伸方向は、実際は自由に選択することができないこのチャネルの方向に依存する。メンブレンあるいはバックプレートの層の加工ステップ用の通常のエッチングでは、しかしながらこのエッジの位置は、上記の基板側アンカーの内面の位置を規定する。
本発明で用いているアイデアによれば、この内面の位置の依存性は、上記のエッジの位置に依存して開始され、これより、上記の基板におけるチャネルの角度には依存せず、この内面の位置は自由に設定することができる。この内面の位置は、もはやこのチャネルの角度に関係しない。
以上により上記の最小値が、通常のマイクロフォン(複数)と比較して小さくされる。上記の一般的なマイクロフォンは、この可能な最小値を維持することができない。
基板側アンカー用の材料に、一方で犠牲材料を含み、他方で、この犠牲材料の除去のあとにアンカーとして残り、かつ局所的に異なるエッチング速度を備える材料を用いることで、この製造プロセスの制御を大幅に改善することができ、こうして、横方向の寸法(上記の支持面)を高い精度で設定することができる。以上により、寄生容量への上記の追加的な寄与が低減され、そして信号品質が改善される。
以上により、上記の基板側アンカーが1つの犠牲層の1つの材料から成るようにすることが可能となる。
さらに、上記のコンデンサは、上記のメンブレンが上記のバックプレートと上記の基板との間に配設されるように、上記の担体基板野方向に向いているようにすることができる。しかしながら上記のバックプレートが上記のメンブレンと上記の基板との間に配設されていてもよい。
1つの実施形態においては、アンカー固定されておらず、1つのパッケージの内部で自由に可動なメンブレンを有する1つのMEMSマイクロフォンは、1つの担体基板,2つの電極を有する1つのコンデンサ,1つの基板側アンカー,および1つの電極アンカーを有する。このコンデンサの2つの電極の内の1つは、複数の穴を有する1つのバックプレートであり、そしてもう1つの電極は、振動可能な、自由に可動なメンブレンである。上記の基板側アンカーおよび上記の電極アンカーは、上記の基板を上記のバックプレートと結合している。上記の基板側アンカーは、上記の電極アンカーと上記の基板との間に配設されている。上記のメンブレンは、上記のバックプレートと、上記の基板との間に配設されている。上記のメンブレンには、上記の可動なメンブレンと上記の2つのアンカーとの間に、1つの通気開口部が存在している。この通気開口部の直上では、上記のバックプレートには、穴は無い。
以上により、従来のマイクロフォンと比較して長くされた通気経路を備える1つのMEMSマイクロフォンが得られる。長い通気経路は、小さなLLFとするために有利である。さらに、長い通気経路は、小さなバックキャビティを補償することができ、こうして全体として、小さな寸法を有する1つのマイクロフォンを得ることができる。
既に上述したように、従来のマイクロフォンの製造でのプロセス条件は、エッチングプロセスでの所定の寸法を正確に保持するように制御することができず、機械的な安定性を損なわないために、時間的に短いエッチングプロセスが好ましいとされている。一般的には、バックプレートとメンブレンとの間には、1つの犠牲材料からなる1つの層が配設されており、この犠牲材料は、コンデンサが完成した後で、再度エッチングによって部分的に除去される。短いエッチング時間が好ましいため、このエッチング剤が充分到達できる材料のみをエッチング除去することができる。このため、犠牲材料を角の多い形状でエッチング除去することは、不可能である。この問題を解決するために、したがってこのバックプレートには追加の穴(複数)が設けられており、これらの穴を通ってエッチング剤が、犠牲層の除去される領域まで達することができる。しかしながらこれらの穴は、上記の通気経路も短くしてしまう。
しかしながら本発明では、ここで、短いエッチング時間にも拘わらず、角の多い形状から犠牲材料を除去する可能性が示され、これにより長い通気経路を得ることができる。この犠牲層の材料におけるエッチング速度を局所的に大きくすることにより、この材料は短い時間で除去することができるが、一方この短い時間は、小さなエッチング速度を有する材料を、残すべきあるいは機械的に安定化するべき残りの部分がこの後にも存在するように除去するには十分でない。したがって上記のアンカー(複数)、およびこの元の犠牲層は、適用されるエッチング剤に対する高い耐性を備える材料から成っていてよい。
上述した、上記の基板側アンカーの内側に向いた面の位置決めでの特徴および利点は同様に有効である。
さらに少なくとも上記の基板側アンカーおよび/または上記の電極アンカーは、1つの犠牲層の1つの材料から成っていてよい。
具体的には、上記の基板側アンカーおよび/または上記の電極アンカーは1つの酸化物または1つの窒化物から成っていてよい。
さらに、具体的には、上記の基板側アンカーおよび/または上記の電極アンカーは1つの珪素酸化物,たとえばSiO,または1つの珪素窒化物,たとえばSi、を含んでよい。 好ましいものは1つの酸化物を有するアンカー材料である。
上記の化学当量比からずれた酸化物または窒化物も同様に可能である。
珪素化合物が好まれ得るが、これは半導体産業では加工工程が良く知られているからである。具体的には、上記の担体基板は、Si(珪素)を含んでよく、あるいはこれから成っていてよい。
上記のような改善されたマイクロフォンを製造するために適した1つの方法が以下に提示される。ここで本方法は、このようなマイクロフォンの製造に限定されない。具体的には、アンカー固定されたメンブレンを有するマイクロフォン、およびアンカー固定されていないが、改善された信号特性を有するマイクロフォンを、以上により容易に製造することができる。
本方法は以下のステップを備えている。
−担体基板を準備するステップ。
−1つの下部犠牲層をこの担体基板上に配設するステップ。
−この下部犠牲層上に1つのメンブレンを生成するステップ。
−このメンブレン上に1つの上部犠牲層を配設するステップ。
−この上部犠牲層上に1つのバックプレートを生成するステップ。
ここで、後に基板側アンカーに接することになる上記の下部犠牲層の1つの領域におけるエッチング速度、および/または、後にコンデンサのアンカーに接することになる上記の上部犠牲層の1つの領域におけるエッチング速度は、それぞれの犠牲層の配設の後に増大される。
以上により、この犠牲層において、上記の異なるエッチング速度の領域間に1つの相境界(Phasengrenze)が生成される。この相境界は、実質的に、エッチングの後に残っている層の残部(複数)と上記の犠牲層との横方向の境界を示しており、ここでこれらの残部は、この製造ステップの後でそれぞれ対応するアンカーを形成する。
したがって、上記のバックプレートの生成の後に、1つの犠牲層の、少なくとも1つの、エッチング速度が増大された領域がエッチング除去されることが可能である。
さらに、上記のエッチング速度は、フッ酸HFの液体状または気体状(VHF=Vapor HF、HF蒸気)のエッチング剤を用いたエッチングに対するエッチング速度であってよい。
酸化珪素の犠牲層を有する層に対する、一般的なエッチング剤が可能である。
上記のエッチング速度はイオン注入によって増大することができる。
具体的にはP(リン)イオンのイオン注入によって、このエッチング速度を増大することができる。
以下では、概略的な図および概略的な実施形態例を参照して、本マイクロフォンの重要な態様およびその製造方法を詳細に説明する。
アンカー固定されたメンブレンを有する、1つの従来のMEMSマイクロフォンの概略的構造を、その欠点である大きな音響的に不活性な領域と共に示す。 アンカー固定されたメンブレンを有する1つの改善されたMEMSマイクロフォンの製造の間の、異なる中間段階を示す。 アンカー固定されたメンブレンを有する1つの改善されたMEMSマイクロフォンの製造の間の、異なる中間段階を示す。 アンカー固定されたメンブレンを有する1つの改善されたMEMSマイクロフォンの製造の間の、異なる中間段階を示す。 アンカー固定されたメンブレンを有する1つの改善されたMEMSマイクロフォンの製造の間の、異なる中間段階を示す。 アンカー固定されたメンブレンを有する1つの改善されたMEMSマイクロフォンの製造の間の、異なる中間段階を示す。 アンカー固定されたメンブレンを有する1つの改善されたMEMSマイクロフォンの製造の間の、異なる中間段階を示す。 アンカー固定されたメンブレンを有する1つの改善されたMEMSマイクロフォンの製造の間の、異なる中間段階を示す。 アンカー固定されたメンブレンを有する1つの改善されたMEMSマイクロフォンの製造の間の、異なる中間段階を示す。 バックキャビティを形成する際の様々なエッチング方向、および基板側アンカーの内面上の作用の方向を示す。 バックキャビティを形成する際の様々なエッチング方向、および基板側アンカーの内面上の作用の方向を示す。 バックキャビティを形成する際の様々なエッチング方向、および基板側アンカーの内面上の作用の方向を示す。 ほぼ最小の寄生容量を有するコンデンサが形成されている段階を示す。 可動なメンブレンを有する、1つの従来のMEMSマイクロフォンの概略的構造を、その欠点である短い通気経路と共に示す。 可動なメンブレンを有する1つの改善されたMEMSマイクロフォンの製造の間の、異なる中間段階を示す。 可動なメンブレンを有する1つの改善されたMEMSマイクロフォンの製造の間の、異なる中間段階を示す。 可動なメンブレンを有する1つの改善されたMEMSマイクロフォンの製造の間の、異なる中間段階を示す。 可動なメンブレンを有する1つの改善されたMEMSマイクロフォンの製造の間の、異なる中間段階を示す。 可動なメンブレンを有する1つの改善されたMEMSマイクロフォンの製造の間の、異なる中間段階を示す。 可動なメンブレンを有する1つの改善されたMEMSマイクロフォンの製造の間の、異なる中間段階を示す。 可動なメンブレンを有する1つの改善されたMEMSマイクロフォンの製造の間の、異なる中間段階を示す。 可動なメンブレンを有する1つの改善されたMEMSマイクロフォンの製造の間の、異なる中間段階を示す。 可動なメンブレンを有する1つの改善されたMEMSマイクロフォンの製造の間の、異なる中間段階を示す。 可動なメンブレンを有する1つの改善されたMEMSマイクロフォンの製造の間の、異なる中間段階を示す。 長い通気経路を有するコンデンサが形成されている段階を示す。
ここでこれらの図は、異なるパターニング段階の中間段階を明らかにしている。層および素子のパターニングのために、一般的な薄膜技術が利用されてよい。
図1は、しっかりアンカー固定されたメンブレンを有する1つの従来のMEMSマイクロフォンを示す。バックプレートの下側の、アンカーを介して担体基板と結合しているために自由に振動することができないメンブレンの領域は、音響信号の変換には寄与しないが、望ましくない寄生容量PKの生成に対しては寄与する。従来のMEMSマイクロフォンの製造でのプロセスステップは、極めて良好に制御することができなかったために、メンブレンと基板との間のこのアンカーの支持領域は大きな安全余裕度を持って設定されなければならなかった。
図2は、低減された寄生容量を有する1つの改善されたマイクロフォンの製造での1つの中間段階を示す。1つの担体基板TS上には、1つの第1の犠牲層OS1が取り付けられる。ここに記載するマイクロフォンおよび方法に関しては、犠牲層とは、この犠牲層の材料全てが後のステップで除去されることを意味するものではない。この材料の一部が残って、完成したマイクロフォンにおいて様々な部材を機械的に結合することも可能である。
図3は1つの中間段階を示し、ここで第1の犠牲層OS1が、1つの領域においてエッチング速度値がBERに変化され、このエッチング速度値が、適合して選択されたエッチング剤に対して、通常のエッチング速度値BNRと比較して、大きくされていることを示す。これらの異なるエッチング速度の領域の間の相境界は、後に実質的に1つの残る残部、たとえば1つのアンカーの境界となっている。
図4は、1つの中間段階を示し、この段階では、第1の犠牲層OS1上で、後にメンブレンMとなる、1つ以上の層からなる1つのレイヤーが取り付けられてパターニングされている。このレイヤーのパターニングの際には、後の通気経路VP用の1つの通気開口部が形成される。
図5は、1つの中間段階を示し、この段階では、後のメンブレンMの材料上に、1つの第2の犠牲層OS2が堆積されている。
図6は、1つの中間段階を示し、この段階では、第2の犠牲層OS2の材料上に、1つのバックプレートRPが堆積されてパターニングされている。このバックプレートRPのパターニングは、このプレートにおける開口部(複数)Oの形成も含んでおり、これらの開口部を通って取り込まれる音圧が、メンブレンMに到達することができる。
図7は、バックプレートRP上および後にメンブレンMとなるものの上に、それぞれ1つの接続面KFが堆積されてパターニングされている、1つの中間段階を示す。このために第2の犠牲層OS2を貫通する陥凹部が、エッチングされるか、または他の方法で生成されている。図19に示すような自由に可動なメンブレンと比較して、このメンブレンの接続部は単純である。これはこのメンブレンが常に同じ平衡位置を保持し、そして間隙をジャンパする必要がないからである。
図8Aは、バックキャビティの1つの可能な形状を有する、1つの中間段階を示す。このバックキャビティは、担体基板の下面に対して直角な方向に沿ったパターニングによって、形成されている。
図8Bは、バックキャビティの1つの可能な形状を有する、1つの中間段階を示す。このバックキャビティは、90度からずれた方向に沿ったパターニングによって形成されている。
ここで図8Aは、この基板を貫通する垂直なチャネルの望ましい状態を概略的に示しており、この状態は実際には得られるものではない。図8Bは、一般的な状態を示しており、これは製造の際の異方性が斜めに延伸するチャネルの原因となっているからである。異なるエッチング速度が選択されていることは、これより図8Cに示すような、上記の基板側アンカーの内側の側面のエッジの位置のチャネル方向への依存性を破ることを可能とする。この基板側アンカーの内側の側面のエッジは、基板の右側の側面で、左側の側面よりもチャネルから離間し得る。バックキャビティの形状はチャネル方向には依存しない。
この基板ブロックのパターニングには、RIE(Reactive-Ion Etching=反応性イオンエッチング),DRIE,およびこれと同等のものが用いられる。
図9は、1つの中間段階を示し、この段階では第1の犠牲層OS1の材料が、エッチング速度が増大されている領域において、複雑かつ角の多い形状にも拘らず、短時間に実質的に残渣無く除去されており、他の材料を大きく侵食されていない。
図10は、このマイクロフォンの1つの段階を示し、この段階では、犠牲層OS1,OS2の除去されるべき領域が除去されている。担体基板上の基板側アンカーSSAの支持面の幅での安全余裕度が殆ど無いので、寄生容量PKは極小となっている。
図11は、移動可能なメンブレンを有する1つの従来のMEMSマイクロフォンの構造を示し、ここで1つのコンデンサが基板の上側に配設されている。このコンデンサは、複数の穴を有するバックプレートを備えている。このメンブレンは、横方向で、実質的に環状の間隙によって包囲されており、この間隙を介して、このメンブレンの下の分離されたバックキャビティがこのマイクロフォンの周囲環境と連通している。こうして低周波数の圧力平衡が行われる。上記のLLFは、平衡する量の空気が当たる抵抗の増加に伴い低下する。上記の通気経路は、実質的に空気が通る経路となっている。この抵抗は、この通気経路の長さの増加と共に増大する。以上によりこのLLFは、この経路の長さの増加に伴い低下する。
メンブレンは製造の際に、上記のエッチング剤が短時間に直接犠牲層に到達する場合にのみ、1つ以上の犠牲層から充分に生成することができるので、(通気の)間隙の直上のバックプレートには開口部(複数)が必要である。しかしながら、これによって通気経路は短くなり、そしてその抵抗は低下する。
図12は、図2と同様な、1つの改善されたマイクロフォンの製造での1つの中間段階を示す。1つの担体基板TS上には、1つの第1の犠牲層OS1が取り付けられる。
図13は、図3と同様な1つの中間段階を示し、ここで第1の犠牲層OS1が、1つの領域においてエッチング速度値がBERに変化され、このエッチング速度値が、適合して選択されたエッチング剤に対して、通常のエッチング速度値BNRと比較して、大きくされていることを示す。これらの異なるエッチング速度の領域の間の相境界は、後に実質的に1つの残る残部、たとえば1つのアンカーの境界となっている。
図14は、1つの任意に追加されるステップであって、このステップでは、陥凹部AUが第1の犠牲層OS1の材料にパターニングされる。ここでこの陥凹部AUの形状は、後のメンブレンのスパイクの形状を決定し、このスパイクによってこのメンブレンの、たとえば担体基板での付着が低減される。
図15は、1つの中間段階を示し、ここでは後にメンブレンMとなる材料が堆積され、そしてこのメンブレンMの横方向の寸法が確定される。こうして1つの環状のスリットを通る上記の通気経路VPの部分が、後にメンブレンMとなる層の材料においてパターニングされる。このメンブレン自体は、異なる層MS1,MS2を備えており、これらの厚さおよび材料は、その目的、導電率,機械的特性等に関連して選択されており、上下に重なって、あるいは互いに入り組んで配設されている。
図16は1つの中間段階を示し、この段階では1つの第2の犠牲層OS2のもう1つの材料が上記のメンブレンの材料上に配設されている。上記の第1の犠牲層OS1と同様に、局所的な領域のエッチング速度BERは、変更されない材料の領域の「通常」のエッチング速度BNRに対して増大されている。
ここに示す実施形態は、第1の犠牲層OS1および第2の犠牲層OS2において、増大されたエッチング速度BERの領域を有している。この際、第1の犠牲層OS1または第2の犠牲層OS2のみがこのような領域を備える代替の実施形態も可能である。
図17は、1つの中間段階を示し、ここでは上記の第2の犠牲層にさらなる陥凹部AUが形成されている。ここでこの陥凹部AUの形状は、後にバックプレートとなるものにおける隆起部(複数)の形状を実質的に決定し、これらの隆起部は、メンブレンの方向を向いており、同様にこのメンブレンのバックプレートへの付着を効果的に防止し、メンブレンとバックプレートとの間の平衡距離を決定する。
図18は1つの中間段階を示し、この段階では上記のバックプレートRPが、実質的に上記の第2の犠牲層OS2上に配設されており、ほぼ全体がパターニングされている。この際このバックプレートのパターニングは、このバックプレートにおける開口部(複数)Oの形成も含み、これらの開口部を通って音圧が上記のメンブレンに作用することができる。
上記のメンブレンを貫通する、後に通気経路の部分となるものの直上に開口部(複数)を形成することによって、通気経路を長くすることは断念される。上記の犠牲層OS1,OS2の除去される材料は、角の多い形状にも拘わらず、その大きなエッチング速度のために、短時間で除去することができる。
図19は1つの中間段階を示し、この段階では、上記の接続面KFが、バックプレートRP上およびメンブレンMの層の材料上に形成されている。以上によりこのメンブレンおよびこれと回路接続される接続面は、電気的に接続されており、このメンブレンを包囲する間隙をジャンパするブリッジ(この断面図には図示されていない)が可能となる。
図20は1つの中間段階を示し、この段階では、珪素材料における開口部RVが担体基板TSに形成される。この開口部は、後に、実装技術により、それぞれ1つのバックキャビティまたは1つのフロントキャビティを形成することができる。この形成のために、一般的なパターニング方法が用いられる。具体的にはRIE(Reactive-Ion Etching=反応性エッチング),DRIE(Deep Reactive-Ion etching=深掘り反応性エッチング),およびこれと同等のものが可能である。この際エッチング方向は、垂直、または上記の担体基板TSの下面に垂直な方向に対し傾いていてよい。
この元々のバックキャビティRVは、後に1つの背面側のカバー、たとえば1つの蓋によって、音響的に密封することができる。上記のマイクロフォンを別の1つの担体上に取り付けることによっても、音響的な密封を行うことができる。このような密封は一般的に望ましいものであり、これによってこのマイクロフォンの機能が、いわゆる音響的な短絡によって悪影響を受けることが無い。
図21は1つの中間段階を示し、この段階では、上記の犠牲層OS1,OS2の材料が、エッチング速度値がBERに増大された領域において、角の多い形状にも拘わらず、比較的短い時間のエッチングステップの後で、実質的に完全に除去され、そして相境界が露出されている。この中間段階は、この後のエッチングステップの1つの理想的な初期状態となっている。この後のエッチングステップでは、まだ残っている、除去されなければならない領域がエッチング除去される。特に通気経路VPの領域においては、通常のエッチング速度の領域へのアクセスが悪いので、これらの領域は殆ど侵食されない。
以上より図22は、この製造プロセスの1つの段階を示し、この段階では、メンブレンは、そのパッケージの内側で上記の基板および上記のバックプレートによって自由に動くことができる。ここで上記の残っている犠牲層OS1,OS2の通常のエッチング速度の領域は、上記のバックプレート,上記の自由に可動なメンブレン,および上記の基板を1つに保持するアンカー(複数)を形成する。上記の残っている第1の犠牲層OS1の領域は、基板側のアンカーSSAを形成し、このアンカーは上記のコンデンサをこの基板と結合している。上記の残っている第2の犠牲層OS2の領域は、電極アンカーEAを形成し、このアンカーは上記のコンデンサの2つの電極を結合している。
本マイクロフォンも、また本製造方法も、上記の実施形態例または概略図に限定されない。本マイクロフォンは、さらなるレイヤー(複数),メンブレン(複数),バックプレート(複数),ASIC(Application Specific Integrated Circuit)のロジック回路(複数)等を備えてよい。本方法は、このような素子を形成するためのさらなるステップを備えてよい。
AU : 陥凹部
BER : エッチング速度が増大された領域
BNR : 通常のエッチング速度の領域
EA : 電極アンカー
K : コンデンサ
KF : 接続面
M : メンブレン
MS1 : 第1のメンブレン層
MS2 : 第2のメンブレン層
O : 開口部
OS1 : 第1の犠牲層
OS1 : 第2の犠牲層
PK : 寄生容量
RP : バックプレート
RV : バックキャビティ
SSA : 基板側アンカー
TS : 担体基板
VP : 通気経路

Claims (9)

  1. 自由に可動なメンブレンを有するMEMSマイクロフォンであって、
    1つの担体基板,2つの電極を有する1つのコンデンサ,1つの基板側アンカー,および1つの電極アンカーを備え、
    前記2つの電極の内の1つの電極は、複数の穴を有する1つのバックプレートであり、そしてもう1つの電極は、振動可能な、自由に可動なメンブレンであり、
    前記基板側アンカーおよび前記電極アンカーは、前記基板を前記バックプレートと結合し、
    前記基板側アンカーは、前記電極アンカーと前記基板との間に配設されており、
    前記メンブレンは、前記バックプレートと、前記基板との間に配設されており、
    上記のメンブレンには、前記可動なメンブレンと前記基板側アンカーおよび前記電極アンカーとの間に、1つの通気開口部が存在しており、当該通気開口部の直上では、前記バックプレートには、穴が無い、
    ことを特徴とするMEMSマイクロフォン。
  2. 前記基板側アンカーおよび/または前記電極アンカーは、1つの犠牲層の1つの材料から成っていることを特徴とする、請求項1に記載のMEMSマイクロフォン。
  3. 前記基板側アンカーおよび/または前記電極アンカーは1つの酸化物または1つの窒化物から成っていることを特徴とする、請求項1または2に記載のMEMSマイクロフォン。
  4. 前記基板側アンカーおよび/または前記電極アンカーは1つの珪素酸化物,または1つの珪素窒化物を含むことを特徴とする、請求項に記載のMEMSマイクロフォン。
  5. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のMEMSマイクロフォンを製造するための方法であって、
    担体基板を準備するステップと、
    1つの下部犠牲層を前記担体基板上に配設するステップと、
    前記下部犠牲層上に1つのメンブレンを生成するステップと、
    前記メンブレン上に1つの上部犠牲層を配設するステップと、
    前記上部犠牲層上に1つのバックプレートを生成するステップと、
    を備え、
    後に前記基板側アンカーに接することになる前記下部犠牲層の1つの領域におけるエッチング速度、および/または、後に前記コンデンサのアンカーに接することになる前記上部犠牲層の1つの領域におけるエッチング速度は、それぞれの犠牲層の配設の後に増大される、
    ことを特徴とする方法。
  6. 前記バックプレートの生成の後に、1つの犠牲層の、少なくとも1つの、エッチング速度が増大された領域がエッチング除去されることを特徴とする、請求項に記載の方法。
  7. 前記エッチング速度は、HFまたはVHFを用いたエッチングに対するエッチング速度であることを特徴とする、請求項またはに記載の方法。
  8. 前記エッチング速度は、イオン注入によって増大されることを特徴とする、請求項乃至のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記エッチング速度は、Pイオンのイオン注入によって増大されることを特徴とする、請求項に記載の方法。
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