JP6413615B2 - カラーフィルタおよび液晶表示装置 - Google Patents
カラーフィルタおよび液晶表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6413615B2 JP6413615B2 JP2014214414A JP2014214414A JP6413615B2 JP 6413615 B2 JP6413615 B2 JP 6413615B2 JP 2014214414 A JP2014214414 A JP 2014214414A JP 2014214414 A JP2014214414 A JP 2014214414A JP 6413615 B2 JP6413615 B2 JP 6413615B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pigment
- green
- color filter
- liquid crystal
- crystal display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Optical Filters (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
Description
従来のバックライト光源である冷陰極蛍光管(CCFL)では色再現性に関して蛍光体のサブピークにより色純度低下が起こる問題があった。この問題に対し蛍光体に高純度なものを用いることでサブピークを抑え、色純度低下を改善することは可能であるものの、発行効率が悪化するという問題が生じ、明度を維持しながら高色再現化を行うことは困難であった。
x=0.210±0.010、y=0.710±0.010の範囲で、明度が42.5以
上である緑色画素を具備することを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタである。
である。
本発明で用いることのできる、白色LEDについて説明する。
本発明のカラーフィルタは、前記白色LEDを光源としたバックライトを備えた液晶表示装置に用いられ、該カラーフィルタの緑色画素が、アルミニウムフタロシアニン顔料、
黄色顔料の2種の顔料を含有する緑色感光性樹脂組成物を用いて形成されることを特徴とする。以下、緑色画素の形成に用いる2種の顔料について説明する。
を大きくすると同時に分散することも可能である。
本発明のカラーフィルタの緑色画素形成に用いられる緑色感光性樹脂組成物は、前記顔料分散液と、光重合性モノマー、光重合開始剤ならびに溶剤を少なくとも含有してなる。
前記光重合開始剤の例としては、オキシムエステル系光重合開始剤、α−アミノアルキルフェノン系光重合開始剤、カルバゾール系光重合開始剤、アシルフォスフィンオキサイド系光重合開始剤が挙げられる。
チルアミノ)−2−[(4−メチルチオフェニル)メチル]−1−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ブタノンが挙げられる。
実施例及び比較例で用いた各種顔料分散体の調整方法を以下に説明する。
実施例及び比較例で用いたアクリル樹脂溶液を以下のようにして調整した。樹脂の分子量は、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィ)により測定したポリスチレン換算の重量平均分子量である。
[緑色顔料分散体組成物PG−1の調整]
アルミニウムフタロシアニン顔料 8.5部
顔料誘導体1 1.5部
アルカリ樹脂溶液 50.0部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 40.0部
顔料誘導体1:以下に示す銅フタロシアニン顔料誘導体。
式(12) CuPc-SO3H・(CH3)2N(C18H37)2
(式中、CuPcは、銅フタロシアニン顔料残基である。)。
下記の組成の混合物をディスパーで攪拌混合した後、直径0.5mmジルコニアビーズを用いて、メディア型湿式分散機としてアイガーミル(アイガージャパン社製「ミニモデルM−250 MKII」)を用いて4時間分散した後、顔料分50%、固形分20%となるように調製し、緑色顔料分散体PG―2を得た。
ピグメントグリーン58 (PG58) 14.0部
DIC株式会社製「Phtalocyanine Green A110」
アルカリ樹脂溶液 25.2部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 60.8部
顔料誘導体2:以下に示す顔料誘導体。
下記の組成の混合物をディスパーで攪拌混合した後、直径0.5mmジルコニアビーズを用いて、メディア型湿式分散機としてアイガーミル(アイガージャパン社製「ミニモデルM−250 MKII」)を用いて4時間分散した後、顔料分50%、固形分20%となるように調製し、緑色顔料分散体PG―3を得た。
ピグメントグリーン7 (PG7) 14.0部
トーヨーカラー社製「LIONOL GREEN YS−7」
顔料誘導体2 1.2部
アルカリ樹脂溶液 24.0部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 60.8部
顔料誘導体2:以下の化学式(1)に示す顔料誘導体
下記の組成の混合物をディスパーで攪拌混合した後、直径0.5mmジルコニアビーズを用いて、メディア型湿式分散機としてアイガーミル(アイガージャパン社製「ミニモデルM−250 MKII」)を用いて4時間分散した後、顔料分50%、固形分20%となるように調製し、緑色顔料分散体PY―1を得た。
ピグメントイエロー138(PY138) 20部
BASF社製「PALIOTOL YELLOW K0 961HD」
分散剤(BYK2001) 5部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 75部。
下記の組成の混合物をディスパーで攪拌混合した後、直径0.5mmジルコニアビーズを用いて、メディア型湿式分散機としてアイガーミル(アイガージャパン社製「ミニモデルM−250 MKII」)を用いて4時間分散した後、顔料分50%、固形分20%となるように調製し、緑色顔料分散体PG―2を得た。
ピグメントイエロー150(PY150) 10.0部
ランクセス社製「E4GN」
顔料誘導体2 1.5部
アルカリ樹脂溶液 42.5部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 46.0部
顔料誘導体2:式(1)に示す顔料誘導体。
下記表1に示す組成(重量比)の混合物を均一になるように攪拌混合した後、1μmのフィルタで濾過して緑色感光性樹脂組成物を調整した。
光重合開始剤1:2−ジメチルアミノ−2−(4−メチル−ベンジル)−1−(4−モルフォリン−4−イル−フェニル)−ブタン−1−オン(チバ・スペシャルティー・ケミカルズ社製「イルガキュア379」)
光重合開始剤2:エタノン,1−[9−エチル−6−[2−メチル−4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラニル)メトキシベンゾイル]−9.H.−カルバゾール−3−イル]−,1−(O−アセチルオキシム)((株)ADEKA製「N−1919」)
溶剤:シクロヘキサノン。
表1に示した緑色感光性樹脂組成物をスピンコート法によりガラス基板に塗工した後、クリーンオーブン中で、70℃で20分間プリベークした。次いで、この基板を室温に冷却した後、超高圧水銀ランプを光源に用いて露光した。その後、この基板を23℃の炭酸ナトリウム水溶液を用いてスプレー現像した後、イオン交換水で洗浄して風乾した。乾燥後、クリーンオーブン中で、230℃で30分間ポストベークを行い、緑色塗膜を作製した。作製した塗膜の膜厚を測定し、青色LEDと赤色発光蛍光体及び緑色発光蛍光体とを組み合わせた白色LED素子を光源としたバックライトを組み合わせた際の色度を測定して、色度座標が0.710となるコート条件を求めた。各感光性樹脂組成物について当該条件下で前述の操作を行い、それぞれ評価用の塗膜を作製した。
(分光透過率および色相(x、y、Y)評価)
得られた塗布基板の分光透過率および色相を、顕微分光光度計(オリンパス光学社製「OSP−SP100」)を用いて測定した結果を表2に示した。
3、4と比較しY値が高くなることを確認できた。
緑色感光性樹脂組成物における顔料を、赤色感光性樹脂組成物ではC.I.ピグメント レッド 254/C.I.ピグメント レッド 177=60部/40部に、青色感光性樹脂組成物ではC.I.ピグメント ブルー 15:6/C.I.ピグメント バイオレット 23=70部/30部に置き換えた以外は緑色感光性樹脂組成物と同様に調製した。
次いで、同様の所作により、赤色画素および緑色画素の隣に青色感光性樹脂組成物を用いて白色LED素子を光源としたバックライトを組み合わせた際の色度座標がポストベーク後にx=0.150±0.010、y=0.060±0.010となるように青色画素を形成した。図2は、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタを示す概略断面図で、このようにしてブラックマトリックス2を形成した同一ガラス基板1上に3色の画素3R、3G、3Bを具備するカラーフィルタ3を得た。
図3は、本発明のカラーフィルタを備えた液晶表示装置の一例を示す概略断面図である。上記のようにして得られたカラーフィルタ11上に、透明ITO電極層12を形成し、その上にポリイミド配向層13を形成した。このガラス基板6の他方の表面に偏光板14を形成した。他方、別の(第2の)ガラス基板5の一方の表面にTFTアレイ7及び画素電極8を形成し、その上にポリイミド配向層9を形成した。さらに、他方の表面に偏光板10を形成した。このようにして準備された2つのガラス基板5、6を電極層同士が対面するよう対向させて配置し、フォトスペーサを用いて両基板の間隔を一定に保ちながら位置合わせし、液晶組成物注入用開口部を残すように周囲を封止剤で封止した。開口部から液晶組成物LCを注入した後、開口部を封止した。このようにして作製した液晶表示装置をバックライトユニット15の白色LED光源と組み合わせて液晶表示装置4を作製した。
Claims (3)
- 430nmから470nm、520nmから530nm、610nmから670nmのそれぞれの波長範囲内に発光強度のピーク波長を有した、青色LEDと赤色発光蛍光体および緑色発光蛍光体とを組み合わせた白色LED装置を備えたバックライトを具備する液晶表示装置に用いられる、透明基板上に緑色画素を含む複数色の着色画素を備えるカラーフィルタであって、前記緑色画素にアルミニウムフタロシアニン顔料とピグメントグリーン58、ピグメントイエロー138を含有することを特徴とするカラーフィルタ。
- 前記白色LED素子を光源とするバックライトで測色した表示色度がXYZ表色系で
x=0.210±0.010、y=0.710±0.010の範囲で、明度が42.5以
上である緑色画素を具備することを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタ。 - 請求項1または2に記載のカラーフィルタを具備することを特徴とする液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014214414A JP6413615B2 (ja) | 2014-10-21 | 2014-10-21 | カラーフィルタおよび液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014214414A JP6413615B2 (ja) | 2014-10-21 | 2014-10-21 | カラーフィルタおよび液晶表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016080966A JP2016080966A (ja) | 2016-05-16 |
JP6413615B2 true JP6413615B2 (ja) | 2018-10-31 |
Family
ID=55956267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014214414A Active JP6413615B2 (ja) | 2014-10-21 | 2014-10-21 | カラーフィルタおよび液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6413615B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7234513B2 (ja) * | 2018-06-13 | 2023-03-08 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 着色組成物、カラーフィルタおよび液晶表示装置 |
TW202210590A (zh) * | 2020-08-31 | 2022-03-16 | 日商富士軟片股份有限公司 | 濾色器、固體攝像元件、著色組成物及試劑盒 |
WO2022080003A1 (ja) * | 2020-10-15 | 2022-04-21 | Dic株式会社 | カラーフィルタ及び表示装置 |
KR20230087482A (ko) * | 2020-10-15 | 2023-06-16 | 디아이씨 가부시끼가이샤 | 컬러 필터 및 표시 장치 |
WO2022176830A1 (ja) * | 2021-02-19 | 2022-08-25 | 株式会社Dnpファインケミカル | 光硬化性緑色樹脂組成物、表示装置、及び有機発光素子と外光反射防止膜の積層体の製造方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007312374A (ja) * | 2006-04-19 | 2007-11-29 | Mitsubishi Chemicals Corp | カラー画像表示装置 |
JP4613947B2 (ja) * | 2007-12-07 | 2011-01-19 | ソニー株式会社 | 照明装置、色変換素子及び表示装置 |
JP5374211B2 (ja) * | 2009-03-31 | 2013-12-25 | 富士フイルム株式会社 | 着色光硬化性組成物、それを用いて形成されたカラーフィルタ及びその製造方法 |
JP2011095313A (ja) * | 2009-10-27 | 2011-05-12 | Toppan Printing Co Ltd | カラーフィルタ |
JP6031826B2 (ja) * | 2011-08-10 | 2016-11-24 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | カラーフィルタ用着色組成物、およびカラーフィルタ |
-
2014
- 2014-10-21 JP JP2014214414A patent/JP6413615B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016080966A (ja) | 2016-05-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5412867B2 (ja) | 赤色カラーフィルタ | |
JP5238490B2 (ja) | カラーフィルタおよび液晶表示装置 | |
JP5817028B2 (ja) | カラーフィルタ用着色組成物、およびカラーフィルタ | |
JP6413615B2 (ja) | カラーフィルタおよび液晶表示装置 | |
JP5549099B2 (ja) | 感光性樹脂組成物、カラーフィルタ及びカラーフィルタの製造方法 | |
JP5470058B2 (ja) | カラーフィルタ用着色組成物、カラーフィルタ、その製造方法、及びそれを具備する液晶表示装置並びに有機el表示装置 | |
JP2011157478A (ja) | 着色組成物、カラーフィルタ用感光性着色組成物、カラーフィルタおよびカラー表示装置 | |
JP6031826B2 (ja) | カラーフィルタ用着色組成物、およびカラーフィルタ | |
JP2008096471A (ja) | カラーフィルターおよび液晶表示装置 | |
JP5880157B2 (ja) | キノフタロン色素、およびその用途 | |
JP2011039307A (ja) | カラーフィルタ用着色組成物、及びカラーフィルタ | |
JP5707105B2 (ja) | カラーフィルタ用黄色着色組成物及びカラーフィルタ | |
JP6269176B2 (ja) | 顔料添加剤、それを用いた顔料組成物、着色組成物、およびカラーフィルタ | |
JP2009145432A (ja) | カラーフィルタ用着色組成物、それを用いたカラーフィルタおよびその製造方法 | |
JP5707603B2 (ja) | 顔料分散剤、それを用いた顔料組成物、着色組成物、およびカラーフィルタ | |
JP2012013734A (ja) | 赤色感光性樹脂組成物およびカラーフィルタ | |
JP2011112672A (ja) | カラーフィルタ用緑色顔料分散体の製造方法、該製造方法により製造されるカラーフィルタ用緑色顔料分散体、カラーフィルタ用緑色着色レジスト、着色層、カラーフィルタ、及び液晶表示装置 | |
JP4938406B2 (ja) | カラーフィルタおよびこれを備えた液晶表示装置 | |
JP2012173319A (ja) | カラーフィルタ用赤色着色組成物、およびカラーフィルタ | |
JP2010197935A (ja) | カラーフィルタ及びそれを具備した液晶表示装置 | |
JP2011095313A (ja) | カラーフィルタ | |
JP2014228775A (ja) | 感光性樹脂組成物及びそれを用いたカラーフィルタ | |
JP2018158962A (ja) | ジケトピロロピロール顔料の製造方法 | |
JP2013151629A (ja) | キノフタロン色素、およびその用途 | |
JP2019077861A (ja) | 着色樹脂組成物、カラーフィルタ基板および表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170922 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180815 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180904 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180917 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6413615 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R157 | Certificate of patent or utility model (correction) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R157 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |