JP6412874B2 - 温度変更体内流体送達装置及びシステム - Google Patents

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Description

以下の記載は一般に、体内流体送達装置のような流体送達装置に関する。一実施形態において、装置は、ユーザへの加熱された体内流体の送達を目的として構成され、かつ、ユーザの付属器まわりに「スリーブ」として又はユーザに操作可能に接触するように装着されるべく構成される。
患者への流体の体内送達は、無数の疾患に対する処置を施すための一般的な方法である。流体は、静脈内、腹腔内等に送達される。病院における当該流体の使用のほか、かかる加熱流体治療は一般に、捜索及び救助チームの救急医療隊員及び認定メンバーのような第1対応者によって、野外においても施される。静脈内治療は、患者に流体薬物、水分補給物又は滋養物を急速に送達する理想的な方法であるが、医療機器又は外部電源手段へのアクセスが限られる屋外での緊急事態においては、患者は、危険なほどに冷えて循環性ショックを発症する危険もある。この事態においては、送達される流体の流体源が患者の通常体温よりも著しく冷たい場合、体内治療を施すことが逆効果かつ潜在的に有害となり得る。
例えば、遠隔環境において最初に事故犠牲者又は被曝犠牲者に到着する第1対応者の場合、当該対応者が当該犠牲者に対して行う静脈内治療のための任意の流体は、当該犠牲者までの行程の間に冷たくなり得る。第1対応者が犠牲者に到達するべく移動しなければならない状況においては、電解液、血漿又は薬物のような流体の瞬時の静脈内送達が、当該犠牲者の生存にとって重要となり得る。しかしながら、冷たい流体(すなわち冷たくなっているか又は未加熱の流体)の静脈内送達は、犠牲者の体温を下げて循環性ショックを引き起こしかねない。加えて、現行装置の複数の装置は、すでにショック状態にある人の中核体温を上げる援助となり得る。
したがって、治療を施すことによる冷たい流体の送達に起因する体温低下リスクをなくすべく、患者に送達される体内流体を急速に加熱することができる装置及びシステムが必要とされている。理想的には、装置及びシステムは、軽量、可搬、作動及び加熱が比較的急速、使用が容易、並びに、外部電源不要とすべきである。以下に開示される実施形態はこれらの要求を満たす。
国際公開第2012/037037(A2)号
以下の簡潔な概要は、請求項に係る主題のいくつかの側面の基本的理解を与えるべく記載される。本概要は、広範囲な全体像というわけではなく、重要又は本質的な要素を特定するわけでも請求項に係る主題の範囲を線引きするわけでもない。その目的は、以下の詳細な説明への導入として、開示の実施形態を簡単な形式で提示することにある。
一実施形態において、本発明の装置は、患者に投与される流体の温度を加熱する体内流体送達装置である。装置は外殻を含む。外殻は、作動アパチャを備えた内側不透過層と外側層とを含む。内側層と外側層とは、外殻の中に内部エンクロージャを形成する。内部エンクロージャの中には第1熱生成層が配置される。第1熱生成層は、第1発熱反応体を含む少なくとも一つの液体透過性加熱器を含む。体内流体導管が、外殻の中に又は隣接して配置される。体内流体導管は、装置を貫通する経路を有する。体内導管はさらに、装置の近位端に隣接する入口ポートと、装置の遠位端に隣接する出口ポートとを含む。加熱器作動システムが、第1熱生成層に隣接する内部エンクロージャの中に配置された少なくとも一つの密封された袋状体を含む。少なくとも一つの密封された袋状体には作動液体が配置される。作動液体は、少なくとも一つの密封された袋状体から放出されると第1熱生成層に接触し、かつ、少なくとも一つの液体透過性加熱器を透過して第1発熱反応体と結合する。これにより、導管内の体内流体を加熱する発熱反応が引き起こされる。
いくつかの実施形態において、装置はさらに、当該装置をユーザの付属器まわりに取り付けるべく構成された締結具を含む。本発明の装置はまた、ユーザの付属器まわりに取り付け可能な締結具も含む。他実施形態において、装置はさらに、少なくとも一つの密封された袋状体に操作可能に接続された作動細片を含む。作動細片は、外殻から作動アパチャを通って少なくとも一つの密封された袋状体の中へと延びる取っ手セグメントを含む。したがって、取っ手セグメントを引っ張ることにより、少なくとも一つの密封された袋状体が開封されて作動液体が放出される。
いくつかの実施形態において、装置の遠位端は、ユーザの付属器に配置されたときに装置を一定位置に保持するための親指受け入れアパチャを含む。他実施形態において、さらに含まれるのは、体内流体導管の出口ポートに機械的に接続されてユーザの静脈と流体連通する出口チューブである。体内流体は静脈内流体である。他実施形態において、装置はさらに、体内流体導管の入口ポートに機械的に接続されてユーザの静脈と流体連通する入口チューブを含む。体内流体は静脈内流体である。
さらなる他実施形態において、外殻の外側層は、不透過層の外部に織布層を含む。体内流体導管は、不透過内側層と外側織布層との間に配置される。体内流体導管は、内部エンクロージャの中の外殻に取り付けられ、及び/又は、入口ポートと出口ポートとの間に非直線的に引き回される。
他実施形態において、装置はさらに温度制御システムを含む。温度制御システムは、関連付けられた流体温度の流体源と流体連通する冷却用入口導管を含む。関連付けられた流体温度は、ユーザの体温未満である。加熱用入口導管が、体内流体導管の出口ポートと流体連通する。冷却用入口及び加熱用入口は混合弁と流体連通する。混合弁は、温度制御システムに入り及び温度制御システムから出る流体の流れを制御するべく構成される。出口導管が混合弁と流体連通する結果、混合弁は、出口導管が、冷却用入口導管のみと、加熱用入口導管のみと、又は加熱用及び冷却用入口導管双方と選択的に流体連通するように構成される。いくつかの実施形態において、混合弁は、出口導管が、冷却用入口導管のみと、加熱用入口導管のみと、又は加熱用及び冷却用入口導管双方と手動選択的に流体連通するように構成される。他実施形態において、さらに含まれるのは、混合弁の中に配置されたバイメタル細片である。これは、流れる流体の容積を自動選択的に制御して出口導管が、冷却用入口導管のみと、加熱用入口導管のみと、又は加熱用及び冷却用入口導管双方と流体連通するように構成される。
他実施形態において、装置はさらに、それぞれが異なる加熱分布を示す少なくとも2つの熱生成層を含む。さらなる他実施形態において、熱生成層はさらに、第2発熱反応体を含む少なくとも一つの第2液体透過性加熱器を含む。作動液体は、熱生成層に接触し、かつ、少なくとも一つの第2液体透過性加熱器を透過して第2発熱反応体と結合する。これにより、体内流体導管内の流体を第2所定時間長の間に第2所定温度まで加熱する第2発熱反応が引き起こされる。したがって、第1所定温度は第2所定温度よりも高く、第1所定時間長は、装置の瞬時自己加熱を許容して当該加熱を比較的長い時間持続させる第2所定時間長よりも短い。
他実施形態において、温度変更体内流体送達システムが、ここに記載の装置のほかに、静脈内流体バッグのような流体源を含む。したがって、流体源は、装置と流体連通し、かつ、加熱された流体をユーザに送達するべく構成される。
以下は、装置が静脈内流体送達スリーブとして構成される他実施形態を記載する。
自己加熱型静脈内流体送達スリーブは、対向部分を備えた柔軟な外殻と、作動アパチャを備えた内部エンクロージャを形成する不透過層とを含む。外殻は、当該外殻の対向部分を互いに付け合わせてスリーブを形成する締結具を含む。一定実施形態のスリーブは、チューブ状であって、外向き外壁及び内向き内壁を有し得る。スリーブはまた、近位端及び遠位端を有する。第1熱生成層は、外殻の内部エンクロージャの中に配置され、かつ、発熱反応体を包含する少なくとも一つの液体透過性加熱器を含む。静脈内流体導管は、第1熱生成層の内部にある外殻に取り付けられ、かつ、スリーブの近位端に隣接する入口ポートと、スリーブの遠位端に隣接する出口ポートとを有する。
静脈内流体送達スリーブはまた、密封第1袋状体を備えた加熱器作動システムを含む。密封第1袋状体は、外殻の内部エンクロージャの中にかつ第1熱生成層に隣接して配置される。加熱器作動システムはまた、第1袋状体の内部に配置された作動液体を含む。取っ手セグメントを備えた作動細片が、第1袋状体に操作可能に接続される。取っ手セグメントは、作動アパチャを通って外殻の外部へと延びる。作動細片の取っ手セグメントを引っ張ることにより、袋状体が開封されて作動液体が、外殻によって形成された内部エンクロージャの中に放出される。作動液体は、熱生成層に接触し、かつ、少なくとも一つの液体透過性加熱器を透過して発熱反応体と結合する。これにより、静脈内流体導管を加熱する発熱反応が引き起こされる。
スリーブの遠位端は、ユーザの付属器に配置されたときにスリーブを一定位置に保持するための、かつ、動きに対抗してスリーブを支えることにより任意の取り付けられた静脈内導管の歪みを防止するための親指受け入れアパチャを有する。スリーブは、以下のユーザの付属器に配置される。すなわち、腕(複数可)、脚(複数可)、首等である。スリーブはさらに、出口チューブを含む。出口チューブは、出口ポートに接続される。本実施形態の出口チューブは、ユーザの静脈と流体連通する。入口チューブはまた、静脈内流体導管の入口ポートに接続される。入口チューブは、ユーザへの静脈内送達を目的として流体源と流体連通する。
スリーブの外殻はさらに、内部エンクロージャを形成する不透過層の外部に外側織布層を含む。本実施形態において、静脈内流体導管は、不透過層と、熱生成層から内に向く外側織布層との間で外殻に取り付けられる。静脈内流体導管はまた、不透過層によって形成されたエンクロージャの中にあってかつ熱生成層から内に向く外殻に取り付けられる。静脈内流体導管は、入口ポートと出口ポートとの間で外殻に沿って、蛇行した非直線状の経路を(すなわち曲がりくねって)引き回される。
他実施形態において、瞬時自己加熱型静脈内流体送達スリーブは、対向部分を備えた柔軟な外殻と、作動アパチャを備えた内部エンクロージャを形成する不透過層とを有する。さらに設けられるのは、外殻の対向部分を互いに付け合わせてスリーブを形成するべく構成された締結具である。スリーブは、チューブ状であるが、取り付けられる付属器又は特徴部の要求に応じた他の形状もとり得る。さらに、スリーブは、外向き外壁及び内向き内壁を有する。スリーブの内壁上の導管保持器が、当該内壁に沿って静脈内流体導管を保持するべく使用される。外殻の内部エンクロージャの中にある熱生成層は、発熱反応体を包含する液体透過性加熱器を含む。
いくつかの実施形態において、スリーブはさらに加熱器作動システムを含む。加熱器作動システムは、内部エンクロージャの中にかつ熱生成層に隣接して配置された密封された袋状体を含み得る。加熱器作動システムは作動液体を含む。作動細片が、袋状体に操作可能に接続され、かつ、外殻の外へと延びる取っ手セグメントを有する。作動細片の取っ手セグメントを引っ張ることにより、袋状体が開封されて作動液体がエンクロージャ内に放出される。作動液体は、第1熱生成層に接触し、かつ、液体透過性加熱器を透過して発熱反応体と結合する。これにより、スリーブの内壁に取り付けられた静脈内流体導管を瞬時に加熱する発熱反応が引き起こされる。
上記実施形態の様々な構造的及び機能的特徴及び利点を完全に説明するべく、様々な例示が、添付図面に関連して以下に記載される。しかしながら、これらの特徴及び利点は、例示のみを意図しており、本明細書に引き続く特許請求の範囲内に収まる様々な実施形態に組み入れられるすべての可能な構造及び機能を提示するわけではない。したがって、特許請求の範囲に係る実施形態の他の利点及び新規な特徴は、添付図面を参照して考慮される以下の記載から明らかとなる。
平坦構成で示される自己加熱型静脈内流体送達装置の平面図である。外殻層は、明確性を目的として隠れ線のみで示される。 図2a及び2bは、図1の実施形態の、A−A線に沿って見た断面図である。 スリーブ構成にある図1の実施形態を示す。 随意的な混合弁が、ユーザに静脈内送達される流体の温度を変える図1の実施形態を示す。 図1に描かれた装置の代替図を示す。 図6a及び6bは、図3に描かれた装置の異なる図を示す。
自己加熱型体内流体送達装置は、内部エンクロージャを形成するべく平坦構成で又は巻かれて使用され得る外殻及び不透過層を含む。一実施形態において、装置は作動アパチャを含む。外殻は、少なくとも一つの熱生成層及び加熱器作動システムを包含する。外殻は、外殻の対向部分互いにつなぎ合わせて、付属器を取り囲むスリーブ又は同様の形状を形成する締結具を含む。一定実施形態のスリーブは、チューブ状とされ、又は、スリーブが取り付けられる付属器又は対象の要求に応じた他の形状をとり得る。体内導管は、装置に関連付けられ、かつ、外側又は内殻に取り付けられ又は外側及び内殻間に包含される。導管はさらに、入口ポート及び出口ポートを含む。一実施形態において、作動は、少なくとも一つの密封された袋状体に操作可能に接続された取っ手セグメントを備えた作動細片によってもたらされる。作動細片は、少なくとも一つの密封された袋状体から外側へ、かつ、作動アパチャを通って外殻の外へ延びる。したがって、作動細片を引っ張ることにより、加熱器作動システムが熱生成層を活性化するので、熱が生成され、かつ、導管を通って流れる流体に伝達する。この開示全体において、用語「ユーザ」とは、体内治療を受ける患者及び/又はかかる治療を他の患者に施す人若しくは物を言及する。
図1は、平坦に置かれるがユーザの付属器には据え付けられていない自己加熱型流体送達装置100を示す。かかる実施形態において、装置100は、ユーザの、例えば胸又は腹に直接置かれる。この構成において、装置100は、外殻102を備えた一般に平坦なシート又はパネルとして形成される。しかしながら、シートが、載置対象表面に適用され得る状態の平坦なままであることは、本質的というわけではない。外殻102は、外側織布層102A及び内側不透過層102Bを含む。図面の明確性を維持すべく、外殻102は、内部構造が可視となるように破線でのみ描かれる。外殻102は、内壁を備えた内部エンクロージャ105(図2Aに描かれる)を形成する。内壁は不透過層102Bを含む。外殻102は作動アパチャ106を含む。作動アパチャ106は、いくつかの実施形態において、内部エンクロージャ105から外殻102の外への流体連通を与える。外殻102はまた、親指アパチャ170と、随意的な締結具190(図3に示される)とを含む。しかしながら、親指アパチャ170は存在しなくともよく、又は、スリーブ100を掴む又は握る他の方法が可能となるように構成されてよい。当該方法は、親指以外の指を使用すること、又は、ユーザにスリーブ100を握る能力を与える取っ手若しくは他の同等物を設けることを含む。締結具190は、面ファスナ、接着細片、指/親指ループ、又は任意の他の適切な締結構造物を含む。
ここで図1及びAを参照すると、内部エンクロージャ105の中には、少なくとも一つの熱生成層120及び加熱器作動システム200が配置される。熱生成層120は、基板層121及び一以上の被覆層122を含む。これらは双方とも、液体透過性材料から形成される。被覆層122は、基板層121に取り付けられて少なくとも一つの液体透過性加熱器124を形成する。例えば、図1及び2に示されるように、熱生成層120は、第1発熱反応体126が含浸された複数のチャンバを形成するべく、被覆層122が基板層121に対して刺し子にされたキルト状構造物である。かかるチャンバはそれぞれが、一つの液体透過性加熱器124となる。他実施形態において、加熱器124は、基板層121に取り付けられた被覆層122の大きな複数の袋として形成されて第1発熱反応体126を含有する。
熱生成層120の基板層121は、高吸水性樹脂とマグネシウム及び鉄との反応性無機化合物である。水及び/又は必要な塩のような作動液体202が導入されると発熱反応が生じて熱が発生する。塩は、反応性無機化合物に含まれ、又は、反応性無機物を活性化させるべく使用される水に添加される。高吸水性樹脂を当該化合物に組み入れることにより、一定数の普通でなくかつ予想外の重要な利点がもたらされる。例えば、高吸水性樹脂の存在により、当該反応が、当該樹脂添加物がない場合の反応よりも激しくならないように緩和される。さらに、高吸水性樹脂が水分子を引き付け、その後当該水分子が活性無機化合物と反応するべく引き出され得るので、当該化学反応が、当該樹脂がない化合物よりもかなり長く持続する。
加熱器作動システム200は、一以上の密封された袋状体210を含む。各袋状体210は作動液体202を包含し、各袋状体210は熱生成層120に隣接して配置される。袋状体210は、不透過層を含む積層シート、パネル、又は同等物の中の複数のチャンバ又は袋として形成される。したがって、袋状体210は、樹脂シート及び/又は金属箔のような材料から構築される。各袋状体210は、(レーザ等により)予め弱くされた破損領域214を含む。破損領域214は、始動要素220による作動時に容易にせん断され、破裂され、開封され、又は開放されるように設計される。本実施形態において、始動要素220は、開封セグメント224を備えた細長い作動細片である。開封セグメント224は、領域214と、作動アパチャ106を通って外殻102の外へと延びる取っ手セグメント222とに操作可能に接続される。装置100の加熱器作動システム200を作動させるべく、ユーザは、始動要素220の取っ手セグメント222を掴んで引っ張る。この引っ張りが及ぼす力が、各袋状体210の破損領域214に伝達されることにより、各袋状体210が開放/開封されて作動液体202が熱生成層120へと放出される。作動液体202はその後、一以上の加熱器124を透過して発熱反応体126と結合する。これにより、熱を生成する発熱化学反応が引き起こされる。始動要素が細長い作動細片であることに加え、装置100は、ねじれ要素、プランジャ、穴あけ器等を用いることにより、袋状体210を開放し、開封し、又は破裂させて作動液体202を放出させ、その後一以上の加熱器124を透過させることができる。
装置100はまた、熱生成層120からの熱が伝達可能な導管180を含む。図1の例示された実施形態において、導管は、非直線のかつ装置100の上縁から下縁へ延びる経路をたどる(すなわち、導管180は、当該経路が曲がっているゆえに上から下への道のりを少なくとも2回進行する)。いくつかの実施形態において、静脈内導管180が、締結具、接着剤又は他の適切な取り付け機構若しくは保持器によって、外殻102の外側に取り付けられる。ただし、例示の実施形態では、導管180は外殻102の中に配置されている。例えば、導管180は、外側層102Aと内側不透過層102Bとの間に配置される。代替的に、導管180は、不透過層102Bの内部に配置される。不透過層102Bは、内部エンクロージャ105の中にあって熱生成層120及び/又は加熱器作動システム200に接触する。導管180は、導管180の中を流れる流体への熱伝達のために利用可能な全体表面積を増加させるべく、蛇行した経路(図1に示される)に沿って引き回される。しかしながら、他実施形態において、導管180は、水平方向若しくは垂直方向に又はジグザグ経路に配向された一連の加熱列に沿って引き回され得る。明確性を目的として、導管180は、黒実線で簡潔に示される。ただし、様々な実施形態においては外殻102の中に(ひいてはこれにより覆い隠されて)、又は、熱生成層120の一以上又は熱作動システム200の下方に(ひいてはこれらにより覆い隠されて)存在し得る。
図1に示されるように、装置100はさらに、装置100の近位端に配置された入口ポート184と、装置100の遠位端に配置された出口ポート182とを含む。入口ポート184は、クリスタロイド及びコロイドを含む増量剤、輸血用の血液系製剤、代用血液、一定の欠陥を修正する緩衝液、静脈内送達可能な一定の薬物、及び、非経口送達に使用される栄養処方物のような体内流体の流体源と接続かつ流体連通される。したがって、上述のいずれかが、流体バッグ又は他の貯蔵手段のような流体源に包含されることにより、患者に送達される体内流体の流体源として機能する。出口ポート182は、ユーザ又は患者の血管又は組織と流体連通する皮下注射針又はシャントを備えた導管と接続かつ流体連通される。
装置100を「スリーブ」の形態で使用するべく、ユーザの付属器が、外殻102に沿って置かれて一般に導管180の流れ方向に整列される。換言すれば、ユーザの腕、脚、首又は他の付属器が、手(又は足)が出口ポート182に隣接するように配向され、かつ、上腕(又は上脚)が入口ポート184に隣接して存在する。本実施形態において、スリーブ100は、外殻102を当該付属器まわりに巻き付け、かつ、図3に示される締結具190によって当該付属器をチューブ状構造物の中に締結することにより、患者の付属器に据え付けられる。このようにして、スリーブの形態にある装置100のチューブ状構造物は、ユーザの皮膚に接触する内壁と、ユーザから離れる方を向く外壁とを有する。いくつかの実施形態において、導管180が内壁の近くに引き回される一方、他実施形態においては外壁の近くに引き回される。さらに、熱生成層120及び加熱器作動システム200は、導管180に対する可能な任意位置に配置される。例えば、これらがユーザの付属器と導管180との間に配置され、又は、導管180が熱生成層120(及び/又は加熱器作動システム200)とユーザの付属器との間に配置される。
静脈内送達のための(上述された)流体源が入口ポート184に接続され、かつ、血管に接続された導管が出口ポート182に接続される。本実施形態において、装置100は、(上述のように)取っ手セグメント222を引っ張ることによって作動する。当該引っ張りにより発熱反応が開始し、流れる流体に熱が伝達される。加熱された流体が、導管180を介してユーザ/患者へと伝達される。
発熱反応の作動に引き続き、装置100の加熱温度及び導管180から流れ出る流体は、複数の異なる及び/又は取り外し可能な熱生成層120に発熱反応体126の異なる混合物を設けることによって予め定められる。熱生成層120の数及び/又は発熱反応体の異なる混合物を調整することが、発生する熱量をユーザが制御できる機構として機能する。任意の状況に適切な熱生成層120が、ユーザによって選択されてスリーブ100の使用の前にエンクロージャ105に挿入される。
上述された図2Aにおいて、熱生成層120は第1層122及び第2層121によって形成される。第1層122と第2層121とは、いくつかの又はすべてのエリアが刺し子により一緒にされて一体的に、複数の加熱器124を構成する複数のキルト状区画を形成する。キルト状区画から形成された複数の加熱器124は、図2Aにおける熱生成層120の断面図に最も明確に示される。第1層122及び第2層121の少なくとも一方は液体透過性であり、いくつかの実施形態においては両層が液体透過性である。例えば、織布若しくは不織布、紙又はメッシュから作られる。加熱器124のいくつか又はすべてが第1発熱反応体126を含む。これは、上述のように、任意の発熱反応性材料、又は発熱材料と非発熱材料との組み合わせである。
熱生成層120の他実施例が図2Bに示される。図2Bにおいて、熱生成層120は、第1複数加熱器124によって形成される。本実施形態において、加熱器124のいくつか又はすべてが第1発熱反応体126を包含する。熱生成層120はまた、第2複数加熱器134も含む。本実施形態において、加熱器134のいくつか又はすべてが第2発熱反応体136を包含する。第1複数加熱器124はキルト状区画によって形成される。各加熱器124が第1層121及び第2層122を包含する。いくつかの実施形態において、第1複数加熱器124と第2複数加熱器134との間に液体透過性層145が配置される。他実施形態において、第1複数加熱器124及び第2複数加熱器134は超音波溶接、接着剤等によって一緒に接合される。第2複数加熱器134はキルト状区画によって形成される。各加熱器134が第1層131及び第2層132を包含する。第1反応体126及び第2反応体136はそれぞれ、上述のように、任意の発熱反応性材料、又は発熱及び非発熱材料の組み合わせである。
瞬時加熱及び長期持続加熱が望まれる上記複数の加熱層の実施形態において、第1発熱反応体126又は第2発熱反応体136の少なくとも一方は、かなり急速に加熱を行って他方の温度を近似的に2回達成する。一定実施形態において、これは、第1発熱反応体126及び第2発熱反応体136の異なる組成を通じて達成される。しかしながら、他実施形態において、この機能は、熱生成層120の中の第1発熱反応体126と第2発熱反応体136との重量比を(例えば各1部の第1発熱反応体126に対して第2発熱反応体136が12部のように)調整することによって達成される。したがって、作動液体が第1複数加熱器124を透過すると、第1発熱反応体126により引き起こされる初期発熱反応が、当該ブランケットを所望の動作温度まで瞬時に加熱する。この加熱温度を維持するべく、作動液体は、長期持続時間の加熱をもたらすべく構成された第2発熱反応体136を備えた第2複数加熱器134を透過する。
他実施形態において、第2反応体136と第1反応体126との組成及び/又は重量比は、その代わりに、第1複数加熱器124が加熱温度を長期持続時間持続するべく構成される一方で第2複数加熱器134が急速加熱を行い及び/又は高い温度まで加熱するべく構成されるように切り替えることができる。換言すれば、第1発熱反応体126及び第2発熱反応体136は、異なる加熱分布を有し、一方が高い加熱温度を有するが短時間で加熱し、かつ、他方が低い加熱温度ではあるが長時間を達成するように構成される。
図4に示されるように、導管180から流れ出てユーザの血管に入る流体の温度を制御する他の方法は、温度制御システム300を設けることによる。温度制御システム300は、冷却用入口導管302、加熱用入口導管304、出口ポート182に接続された出口導管306、及び混合弁310を含む。冷却用入口導管302は、未加熱の又は体温未満の流体源と流体連通する。当該流体源は、装置100の入口ポート184に接続されたIVバッグのような流体源と同じである。加熱用入口導管304は、装置100の出口ポート182と流体連通する。ただし、必ずしも直接連通するというわけではない(すなわち混合弁310を通って連通する)。冷却用入口導管302及び加熱用入口導管304は双方とも、混合弁310と接続されかつ流体連通する。
出口導管306は混合弁310から出る。混合弁310は選択的に、出口導管306を、冷却用入口導管302のみと、加熱用入口導管304のみと、又は入口導管302及び304双方と、同時に、逐次に、及び/又は異なった量で流体連通させる。これにより、ユーザは、出口導管306を介して送達される温度及び流体の量を制御する能力が得られる。
混合弁310は、自動であり、かつ、通常の人の体温のような、ユーザによって選択された所定温度又は温度範囲で出口導管310から出る混合物を常に与えるべく設計される。これを達成するべく、混合弁310は、出口導管306への流体混合物を制御するバイメタル細片を混合弁の中に含む。したがって、出口導管306の温度が変化すると、バイメタル細片の形状も同様に変化する。この形状変化により、混合弁310は、混合して導管306を通して出口から出る加熱用入口導管304及び/又は冷却用入口導管302から受け取る流体の容積を修正する。
代替的に、混合弁310は、加熱用入口導管304及び冷却用入口導管302から流れる混合物の量を、出口導管306から出る前にユーザが手動で調整できるように、手動操作される。温度ディスプレイが、ユーザが出口導管306の温度を決定して混合弁310の使用により混合物を調整することが容易となるように、温度制御システム300に組み入れられる。温度ディスプレイは、出口導管310にその温度を決定するべく操作可能に接続される。温度ディスプレイは、温度の変化に伴い色が変わるLCD又は簡単な調光細片である。一定実施形態において、温度制御システム300には、温度ディスプレイに操作可能に接続され得るユーザインタフェイスが装備される。ユーザインタフェイスにより、ユーザは、冷却用入口導管302、加熱用入口導管304及び出口導管306における温度を正確にモニタする能力が得られる。かかるユーザインタフェイス及び流体温度モニタ手段は、医療業界において周知である。患者の必要に応じて、ユーザインタフェイスは、混合弁310、冷却用入口導管302及び加熱用入口導管304間の容積流量を調整して当該患者に送達される流体の温度を正確に支配する能力をユーザに与える。
開示の実施形態のいずれかで使用される材料は、任意の組み合わせによる任意の適切な材料である。しかしながら、体内流体送達装置の構築にとって適切ないくつかの材料の例は以下のとおりである。すなわち、外殻102は、紡糸接合不織ポリプロピレン若しくはポリエチレン、又は双方の組み合わせから形成された一以上の外側織布層102Aを含む。しかしながら、他実施形態において、外側層102Aは、不織布材料から構築される。外殻102の不透過内側層(複数可)102Bは、同時押し出しポリエチレンである。不透過層(複数可)102Bは、分離されかつ別個のシート若しくは膜であり、又は、外殻102の織布層102Aの内側面に直接コーティングされ、積層され若しくは押し出されたポリエチレンによって形成される。
熱生成層120は、合成及び/又は天然材料を含む織り及び/又は不織の繊維又はシートの任意の組み合わせを含む。液体透過性加熱器124は、かかる材料からキルト状又はセル状の液体透過性構造物を形成して、当該キルト、セル又はチャンバに発熱反応体126並びに/又は吸収性及び/若しくは高吸収性ジェル形成粒子を含浸させることによって形成される。例えば、セルには、無線周波溶接、超音波溶接、レーザ溶接、縫製及び/又は接着剤によって発熱反応体126及び吸収性粒子の粉末混合物が含浸される。さらに、熱生成層は、一以上の層の液体透過性材料、及び一以上の層の液体不透過材料を含む。例えば、発熱反応体が含浸された液体透過性不織シートは、一側がポリエチレンのような液体不透過膜によってコーティング又は積層される。その場合、熱生成層120の不透過側が内向き(ユーザの付属器向き)となり、かつ、透過性側が外向きとなる(ただし対向構成も用いられる)。外殻102によって形成される内部エンクロージャ105の中には、一つ、2つ又は任意の他の数の熱生成層120が、任意数の組み合わせで存在する。
熱生成層120の中の発熱反応体126及び/又は136は、作動液体と組み合わせられると発熱反応が生じる任意の既知の物質又は混合物を含む。例えば、電解液と反応するマグネシウム鉄合金が使用される。特に、ラバジェル(Lava Gel(登録商標))(フォーエバーヤングインターナショナル社、ヘンダーソン、ネバダ州)が理想的な発熱反応体混合物である。
加熱器作動システム200は、(装置100の外から中への順で)配向ポリプロピレン、アルミ箔及びポリエチレンのような複数の層が積層されて形成された箔構造物から作られた袋状体210を含む。箔構造物は、始動要素220がユーザによって引っ張られたときに容易にせん断又は破裂して開放するように設計されたレーザエッチ又は穿孔を含むエッチのような、予め形成された破損領域214を含む。始動要素220は、ユーザによって引っ張られたときに、透けるほど薄い線、裂け目又は割れ目が伝播して袋状体210を開放又は開封するような、袋状体210に接着若しくは溶接され又は袋状体210に隣接された樹脂、織布又は金属箔を含む任意の適切な材料の細片である。袋状体(複数可)210の中の作動液体202は、熱生成層において発熱反応体と結合されると発熱反応を開始させる任意の液体である。これは、水又は塩水のような電解液を含む。
図5、6A及び6Bは、ここに記載される装置100の代替実施形態及びその図を描く。
上述の記載は、請求項に係る主題の少数の典型的な実施形態を含むだけである。開示の実施形態の部材、特徴、ステップ及び使用の考え得るすべての組み合わせを記載することは不可能なので、上記で与えられる例は、請求項に係る主題の範囲を画定又は限定することを意図しない。それゆえ、当業者であれば、特に上述されてはいない他の組み合わせも可能であることがわかる。最後に、上記で使用される用語「有する」、「備える」又は「含む」の範囲において、これらの用語は、文脈上そうでないことが明らかでない限り、オープンエンド及び非限定的であることが意図される。

Claims (16)

  1. 患者に投与される流体の温度を加熱する体内流体を送達する装置であって、
    作動アパチャを備えた内側不透過層と、外側透過層とを含む外殻であって、前記内側不透過層及び前記外側透過層が前記外殻の中に内部エンクロージャを形成する外殻と、
    前記内部エンクロージャの中に配置された熱生成層であって、第1発熱反応体を含む少なくとも一つの第1液体透過性加熱器を含む熱生成層と、
    前記外殻の中に又は前記内側不透過層の中に配置された体内流体導管であって、前記装置を通る経路を有し、前記装置の近位端に隣接する入口ポートと、前記装置の遠位端に隣接する出口ポートとをさらに含む体内流体導管と、
    前記外殻の中に配置された加熱器作動システムと
    を含み、
    前記加熱器作動システムは、
    前記内部エンクロージャの中において前記熱生成層に隣接して配置された少なくとも一つの密封された袋状体と、
    前記少なくとも一つの密封された袋状体に配置された作動液体と
    を含み、
    前記作動液体が、前記少なくとも一つの密封された袋状体から放出されると前記熱生成層に接触し、かつ、前記少なくとも一つの第1液体透過性加熱器を透過して前記第1発熱反応体と結合することにより、前記体内流体導管における流体を第1所定時間長の間に第1所定温度まで加熱する第1発熱反応が引き起こされ
    前記装置は温度制御システムをさらに含み、
    前記温度制御システムは、
    関連付けられた流体温度を有する流体源と流体連通する冷却用入口導管であって、前記関連付けられた流体温度はユーザの体温未満であるか又は前記加熱器作動システムにより未加熱の冷却用入口導管と、
    前記体内流体導管の出口ポートと流体連通する加熱用入口導管であって、前記冷却用入口導管及び前記加熱用入口導管が、前記温度制御システムにおける流体の流れを制御するべく構成された混合弁と流体連通する加熱用入口導管と、
    前記混合弁と流体連通する出口導管と
    を含み、
    前記混合弁は、前記出口導管が、前記冷却用入口導管のみと、前記加熱用入口導管のみと、又は前記加熱用入口導管及び冷却用入口導管双方と選択的に流体連通するように構成される装置。
  2. 前記装置をユーザの付属器まわりに取り付けるべく構成された締結具をさらに含む請求項1に記載の装置。
  3. 前記少なくとも一つの密封された袋状体に操作可能に接続された作動細片をさらに含み、
    前記作動細片は、前記外殻から前記作動アパチャを通って前記少なくとも一つの密封された袋状体の中に延びる取っ手セグメントを含み、
    前記取っ手セグメントを引っ張ることにより、前記少なくとも一つの密封された袋状体が開封されて前記作動液体が放出される請求項1に記載の装置。
  4. 前記装置の遠位端は、ユーザの付属器に配置されたときに前記装置を一定位置に保持するための親指受け入れアパチャを含む請求項1に記載の装置。
  5. 前記体内流体導管の出口ポートに機械的に接続されてユーザの静脈と流体連通する出口チューブをさらに含み、
    前記体内流体は静脈内流体である請求項1に記載の装置。
  6. 前記体内流体導管の入口ポートに機械的に接続されてユーザの静脈と流体連通する入口チューブをさらに含み、
    前記体内流体は静脈内流体である請求項1に記載の装置。
  7. 前記外殻の外側透過層は、前記内側不透過層の外にある外側織布層を含み、
    前記体内流体導管は、前記内側不透過層と前記外側織布層との間に配置される請求項1に記載の装置。
  8. 前記体内流体導管は、前記内部エンクロージャの中において前記外殻に取り付けられる請求項1に記載の装置。
  9. 前記体内流体導管は、前記入口ポートと前記出口ポートとの間を非直線状に引き回される請求項1に記載の装置。
  10. 前記混合弁は、前記出口導管が、前記冷却用入口導管のみと、前記加熱用入口導管のみと、又は前記加熱用入口導管及び冷却用入口導管双方と手動選択的に流体連通するように構成される請求項に記載の装置。
  11. 前記混合弁の中に配置されたバイメタル細片をさらに含み、
    前記バイメタル細片は、流れる流体の容積を自動選択的に制御して前記出口導管が、前記冷却用入口導管のみと、前記加熱用入口導管のみと、又は前記加熱用入口導管及び冷却用入口導管双方と流体連通するように構成される請求項に記載の装置。
  12. 前記熱生成層は、第2発熱反応体を含む少なくとも一つの第2液体透過性加熱器をさらに含み、
    前記作動液体が前記熱生成層に接触し、かつ、前記少なくとも一つの第2液体透過性加熱器を透過して前記第2発熱反応体と結合することにより、前記体内流体導管における流体を第2所定時間長の間に第2所定温度まで加熱する第2発熱反応が引き起こされ、
    前記第1所定温度は前記第2所定温度よりも高く、かつ、前記第1所定時間長は前記第2所定時間長よりも短い請求項1に記載の装置。
  13. 前記少なくとも一つの第1液体透過性加熱器と少なくとも一つの第2液体透過性加熱器との間に配置された液体透過性層をさらに含む請求項12に記載の装置。
  14. それぞれが異なる加熱分布を示す少なくとも2つの熱生成層をさらに含む請求項1に記載の装置。
  15. 温度変更体内流体送達システムであって、
    請求項1に記載の装置と、
    ユーザへの送達を目的として構成された流体源と
    を含み、
    前記流体源は前記装置と流体連通するシステム。
  16. 前記流体源は静脈内流体バッグである請求項15に記載のシステム。
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