JP6411158B2 - 放射線治療業務管理システム、端末装置およびコンピュータプログラム - Google Patents

放射線治療業務管理システム、端末装置およびコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6411158B2
JP6411158B2 JP2014205569A JP2014205569A JP6411158B2 JP 6411158 B2 JP6411158 B2 JP 6411158B2 JP 2014205569 A JP2014205569 A JP 2014205569A JP 2014205569 A JP2014205569 A JP 2014205569A JP 6411158 B2 JP6411158 B2 JP 6411158B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
treatment
data
information server
treatment data
storage area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014205569A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016076060A (ja
Inventor
一朗 赤田
一朗 赤田
雅春 木村
雅春 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japanese Foundation for Cancer Research
Original Assignee
Japanese Foundation for Cancer Research
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japanese Foundation for Cancer Research filed Critical Japanese Foundation for Cancer Research
Priority to JP2014205569A priority Critical patent/JP6411158B2/ja
Publication of JP2016076060A publication Critical patent/JP2016076060A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6411158B2 publication Critical patent/JP6411158B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Description

本発明は、放射線治療に関する治療情報を管理する放射線治療業務管理システムおよび関連する端末装置、コンピュータプログラムに係り、特に、ネットワークやサーバに障害が発生した際の運用とデータリカバリに関する。
がん患者に対する治療としては、外科治療、薬物治療、放射線治療が主流であり、三大療法と呼ばれている。これらのうち、放射線治療は、がんに放射線を照射することでがん細胞を破壊し、がんを消滅させたり小さくする治療である。
一般に、放射線治療では、患者毎に策定された治療計画に従って放射線照射等の治療が実施されるが、治療計画情報や治療実施情報等の治療情報を電子化して管理する放射線治療業務管理システムが実用化されている。
図9は、従来の放射線治療業務管理システム300の構成を示すブロック図である。本図に示すように放射線治療業務管理システム300は、治療情報サーバ310と複数台の端末装置320が病院内ネットワーク330を介して接続されて構成される。端末装置320は、治療エリア受付や各治療エリアに配置される。
治療情報サーバ310は、サーバ処理部311と治療データDB312とを備えている。治療データDB312は、患者毎の治療データを格納するデータベースである。治療データは、患者ID、患者情報、治療情報、治療計画、治療実施情報、ステータス等を含んでいる。ステータスは、受付済、治療実施中、治療実施済等のその患者の現在の状態を示す情報である。サーバ処理部311は、治療情報サーバ310がサーバ用プログラムを実行することにより構築され、治療データの管理等を行なう。
なお、治療情報サーバ310は、病院内の各部門を管理する上位システムに接続される場合もある。この場合、治療情報サーバ310の治療データDB312に格納された治療データが所定のタイミングで上位システムに送信される。
端末装置320は、端末処理部321を備えている。端末処理部321は、端末装置320がクライアント用プログラムを実行することにより構築され、治療データDB312の治療データの参照・登録・更新等を行なう。
患者は、治療計画で定められた治療予定日に病院に行き、治療エリア受付に配置された端末装置320で受付を行ない、治療エリアで治療を受ける。治療の際には治療エリアに配置された端末装置320で治療データの更新等が行なわれる。
図10は、治療エリア受付に配置された端末装置320の受付業務動作を説明するフローチャートである。患者が受付を開始すると(S701)、患者ID、患者氏名等をキーにして、その患者の治療データを治療情報サーバ310の治療データDB312から病院内ネットワーク330を介して取得する(S702)。
治療データを取得すると、取得した治療データを表示して患者情報等の内容を確認し(S703)、取得した治療データのステータスを「受付済」に変更する(S704)。
そして、変更した内容で、治療情報サーバ310の治療データDB312を、病院内ネットワーク330を介して更新する(S705)。治療情報サーバ310に上位システムが接続されている場合には、治療情報サーバ310は、更新された治療データを上位システムに送付する。
図11は、治療エリアに配置された端末装置320の動作を説明するフローチャートである。受付を済ませた患者に対して、治療計画に従った治療を開始する際には(S801)、患者ID、患者氏名等をキーにして、その患者の治療データを治療情報サーバ310の治療データDB312から病院内ネットワーク330を介して取得する(S802)。
治療データを取得すると、取得した治療データを表示して内容を確認し(S803)、取得した治療データのステータスを「受付済」から「実施中」に変更する(S804)。
患者に対する治療を実施すると、取得した治療データに実施日時、実施内容等の実施情報を付加し、ステータスを「実施中」から「実施済」に変更する(S805)。
そして、変更した内容で、治療情報サーバ310の治療データDB312を、病院内ネットワーク330を介して更新する(S806)。治療情報サーバ310に上位システムが接続されている場合には、治療情報サーバ310は、更新された治療データを上位システムに送付する。
特開2014−2570号公報
上述のように、病院内の各所に配置された端末装置320は、必要な治療データがある場合、病院内ネットワーク330を介して治療情報サーバ310からその都度治療データを取得して表示、変更等を行ない、変更後に病院内ネットワーク330を介して治療情報サーバ310の治療データを更新する。
このため、治療情報サーバ310や病院内ネットワーク330がダウンする等のシステム障害が発生した場合には、端末装置320は、必要な治療データを取得することができず、患者に対する受付や治療を円滑に行なうことができなくなってしまう。
さらに、システム障害中に患者の受付や治療を行なった場合には、システム復旧後に、治療情報サーバ310の治療データDB312の治療データを実際の状況に整合させるという作業が発生し、病院スタッフに過度の負担を強いることになって、患者に対する円滑な治療業務に支障が生じる。
そこで、本発明は、治療情報サーバと複数台の端末装置がネットワークを介して接続される放射線治療業務管理システムにおいて治療情報サーバと通信が行なえないシステム障害が発生した場合であっても、患者に対する治療業務への悪影響を防ぐことを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様である放射線治療業務管理システムは、治療情報サーバと複数台の端末装置とがコンピュータネットワークを介して接続され、放射線治療に関する情報を管理する放射線治療業務管理システムであって、前記治療情報サーバは、患者の識別子と、患者の状態を示すステータスと、治療予定日を含む治療計画情報と、治療実施情報とを記録した治療データを格納する治療データDBを備え、前記複数台の端末装置は、予備的治療データ格納領域と、シャットダウン時あるいは起動時の少なくとも一方のタイミングで、前記治療情報サーバの治療データDBにアクセスして、シャットダウン時には、治療予定日が翌日である治療データを取得し、起動時には、治療予定日が当日である治療データを取得して、取得した治療データで前記予備的治療データ格納領域を更新するデータ収集部と、治療データの参照時に、前記治療情報サーバとの通信が可能な場合は、前記治療情報サーバの治療データDBにアクセスして取得した治療データを参照対象とし、取得した治療データの変更を受け付けると、前記治療情報サーバの治療データDBに変更を反映させ、前記治療情報サーバとの通信が不可能な場合は、前記予備的治療データ格納領域から取得した治療データを参照対象とする端末処理部と、を備えたことを特徴とする。
ここで、前記治療情報サーバは、サーバリカバリ処理部と、リカバリデータ格納領域とを備え、前記端末装置は、前記治療情報サーバとの通信が復旧した際に、前記治療情報サーバとの通信が不可能な期間に変更を受け付けた治療データを前記予備的治療データ格納領域から収集し、前記リカバリデータ格納領域に格納する端末リカバリ処理部を備え、前記サーバリカバリ処理部は、前記リカバリデータ格納領域に格納された治療データに基づいて、前記治療データDBの治療データを更新することができる。
上記課題を解決するため、本発明の第2の態様である端末装置は、患者の識別子と、患者の状態を示すステータスと、治療予定日を含む治療計画情報と、治療実施情報とを記録した治療データを格納する治療データDBを備えた治療情報サーバとコンピュータネットワークを介して接続する端末装置であって、予備的治療データ格納領域と、シャットダウン時あるいは起動時の少なくとも一方のタイミングで、前記治療情報サーバの治療データDBにアクセスして、シャットダウン時には、治療予定日が翌日である治療データを取得し、起動時には、治療予定日が当日である治療データを取得して、取得した治療データで前記予備的治療データ格納領域を更新するデータ収集部と、治療データの参照時に、前記治療情報サーバとの通信が可能な場合は、前記治療情報サーバの治療データDBにアクセスして取得した治療データを参照対象とし、取得した治療データの変更を受け付けると、前記治療情報サーバの治療データDBに変更を反映させ、前記治療情報サーバとの通信が不可能な場合は、前記予備的治療データ格納領域から取得した治療データを参照対象とする端末処理部と、を備えたことを特徴とする。
ここで、前記治療情報サーバとの通信が復旧した際に、前記治療情報サーバとの通信が不可能な期間に変更を受け付けた治療データを前記予備的治療データ格納領域から収集し、前記治療情報サーバに備えられたリカバリデータ格納領域に格納する端末リカバリ処理部をさらに備えることができる。
上記課題を解決するため、本発明の第3の態様であるコンピュータプログラムは、患者の識別子と、患者の状態を示すステータスと、治療予定日を含む治療計画情報と、治療実施情報とを記録した治療データを格納する治療データDBを備えた治療情報サーバとコンピュータネットワークを介して接続する端末装置で実行されるコンピュータプログラムであって、予備的治療データ格納領域と、シャットダウン時あるいは起動時の少なくとも一方のタイミングで、前記治療情報サーバの治療データDBにアクセスして、シャットダウン時には、治療予定日が翌日である治療データを取得し、起動時には、治療予定日が当日である治療データを取得して、取得した治療データで前記予備的治療データ格納領域を更新するデータ収集部と、治療データの参照時に、前記治療情報サーバとの通信が可能な場合は、前記治療情報サーバの治療データDBにアクセスして取得した治療データを参照対象とし、取得した治療データの変更を受け付けると、前記治療情報サーバの治療データDBに変更を反映させ、前記治療情報サーバとの通信が不可能な場合は、前記予備的治療データ格納領域から取得した治療データを参照対象とする端末処理部として前記端末装置を機能させることを特徴とする。
ここで、前記治療情報サーバとの通信が復旧した際に、前記治療情報サーバとの通信が不可能な期間に変更を受け付けた治療データを前記予備的治療データ格納領域から収集し、前記治療情報サーバに備えられたリカバリデータ格納領域に格納する端末リカバリ処理部としてさらに前記端末装置を機能させることができる。
本発明によれば、治療情報サーバと複数台の端末装置がネットワークを介して接続される放射線治療業務管理システムにおいて治療情報サーバと通信が行なえないシステム障害が発生した場合であっても、患者に対する治療業務への悪影響を防ぐことができる。
本実施形態に係る放射線治療業務管理システムの構成を示すブロック図である。 治療データのデータ構造を説明する図である。 端末装置のシャットダウン時の動作を説明するフローチャートである。 端末装置の起動時の動作を説明するフローチャートである。 治療エリア受付に配置された端末装置の受付業務動作を説明するフローチャートである。 治療エリアに配置された端末装置の動作を説明するフローチャートである。 システム障害中に動作を行なった端末装置のシステム復旧後における動作について説明するフローチャートである。 変更された治療データがリカバリデータ格納領域に集められた後の治療情報サーバの動作について動作について説明するフローチャートである。 従来の放射線治療業務管理システムの構成を示すブロック図である。 治療エリア受付に配置された従来の端末装置の受付業務動作を説明するフローチャートである。 治療エリアに配置された従来の端末装置の動作を説明するフローチャートである。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る放射線治療業務管理システム100の構成を示すブロック図である。本図に示すように放射線治療業務管理システム100は、治療情報サーバ110と複数台の端末装置120が病院内ネットワーク130を介して接続されて構成される。端末装置120は、治療エリア受付や各治療エリアに配置される。
治療情報サーバ110は、サーバ処理部111、治療データDB112、サーバリカバリ処理部113、リカバリデータ格納領域114を備えている。サーバ処理部111、サーバリカバリ処理部113は、治療情報サーバ110がサーバ用プログラムを実行することにより構築される。治療データDB112、リカバリデータ格納領域114は、治療情報サーバ110の記憶領域に構築される。
サーバ処理部111は、端末装置120との通信処理を行なうとともに、治療情報サーバ110における各種処理の制御を行なう。治療データDB112は、患者毎の治療データを格納するデータベースである。
治療データは、例えば、図2に示すようなデータ構造とすることができる。本図の例では、治療データは、患者ID、ステータス、患者情報ブロック、治療計画ブロック、治療実施ブロック等を含んでいる。
患者IDは、患者を一意に識別する識別子である。ステータスは、受付済、治療実施中、治療実施済等のその患者の現在の状態を示す情報である。ステータスには、ステータスを更新した日時を示すタイムスタンプが付加される。
患者情報ブロックは、氏名、性別、生年月日・年齢、身長・体重等の患者に関する情報を記録するブロックである。
治療情報ブロックは、疾患名、部位、治療方針、治療方法等の治療に関する基本的な情報を記録するブロックである。
治療計画ブロックは、治療スケジュールで定められた治療予定日毎に治療内容等を記録するブロックである。すなわち、治療計画ブロックを参照することにより、その患者の治療予定日を知ることができる。治療スケジュールはあらかじめ定められるが、変更があった場合には、治療計画ブロックの内容も変更する。変更する際にはタイムスタンプを付加する。
治療実施ブロックは、治療の実施日時、実施内容等を記録するブロックである。治療実施ブロックは、治療が実施される毎に情報がタイムスタンプを含めて追加される。
図1の説明に戻って、サーバリカバリ処理部113は、端末装置120が治療情報サーバ110と通信ができない状態、すなわち治療情報サーバ110や病院内ネットワーク130がダウンする等のシステム障害が発生した際に、システム障害中に端末装置120で行なわれた治療データに対する変更を、システム障害復旧後に治療データDB112に反映させる処理を行なうブロックである。
リカバリデータ格納領域114は、システム障害中に端末装置120で変更された治療データを、システム障害復旧後に一時的に格納する記憶領域である。
なお、治療情報サーバ110は、病院内の各部門を管理する上位システムに接続される場合もある。この場合、治療情報サーバ110の治療データDB112に格納された治療データが所定のタイミングで上位システムに送信される。
端末装置120は、端末処理部121、データ収集部122、予備的治療データ格納領域123、端末リカバリ処理部124を備えている。端末処理部121、データ収集部122、端末リカバリ処理部124は、端末装置120がクライアント用プログラムを実行することにより構築される。予備的治療データ格納領域123は、端末装置120の記憶領域に構築される。
端末処理部121は、治療情報サーバ110との通信処理を行なうとともに、端末装置120における各種処理の制御を行なう。本実施形態における端末処理部121の特徴的な動作については後述する。
データ収集部122は、端末装置120のシャットダウン時あるいは起動時の少なくとも一方のタイミングで治療情報サーバ110の治療データDB112にアクセスして、シャットダウン時には、治療予定日が翌日である治療データを取得し、起動時には、治療予定日が当日である治療データを取得して、取得した治療データで予備的治療データ格納領域123を更新する。
予備的治療データ格納領域123は、データ収集部122が取得した治療データを格納する記憶領域である。予備的治療データ格納領域123に格納された治療データは、システム障害時に利用する。なお、治療データは、最新に取得されたデータで上書きする。
端末リカバリ処理部124は、障害期間中に更新された治療データを予備的治療データ格納領域123から収集し、収集した治療データを治療情報サーバ110のリカバリデータ格納領域114に病院内ネットワーク130を介して格納する。
次に、上記構成の本実施形態に係る放射線治療業務管理システム100の各種動作について説明する。ここで、端末装置120に関する動作は、すべての端末装置120がそれぞれ独自に行なう。
まず、端末装置120のシャットダウン時の動作について図3のフローチャートを参照して説明する。なお、各端末装置120は、図3に示すシャットダウン時の動作と、図4に示す起動時の動作の両方を行なうことが望ましいが、少なくとも一方を行なうようにしてもよい。一方のみを行なう場合には、シャットダウン時の動作を行なう方がよい。これは、システム障害は、夜間等の稼動時間外に発生することが経験的に多いからである。
端末装置120のデータ収集部122は、端末装置120がユーザからシャットダウン操作を受け付けると、治療情報サーバ110の治療データDB112にアクセスして、治療予定日が翌日である治療データをすべて取得する(S101)。治療予定日は、治療データの治療計画ブロックを参照することにより判別することができる。
そして、取得した治療データを、予備的治療データ格納領域123に格納する(S102)。以上の処理を終えると、通常のシャットダウン動作を行なう(S103)。
端末装置120の起動時の動作について図4のフローチャートを参照して説明する。端末装置120が起動すると、通常の起動動作を行ない(S201)、次いで、データ収集部122が、治療情報サーバ110の治療データDB112にアクセスして、治療予定日が当日である治療データをすべて取得する(S202)。そして、取得した治療データを、予備的治療データ格納領域123に格納する(S203)。
このような端末装置120のデータ収集処理により、端末装置120は、参照が予定される最新の治療データを予備的治療データ格納領域123に保持することができる。
次に、治療エリア受付に配置された端末装置120の動作について図5のフローチャートを参照して説明する。患者が受付を開始すると(S301)、端末処理部121は、病院内ネットワーク130を介して治療情報サーバ110と通信可能であるかどうかを判断する(S302)。システム障害が発生していることが明らかであれば、ユーザが通信不能である旨の情報を入力してもよい。
通信可能である場合には(S302:Yes)、従来と同様に、患者ID、患者氏名等をキーにして、その患者の治療データを治療情報サーバ110の治療データDB112から病院内ネットワーク130を介して取得する(S303)。診察券等に付された患者IDを示すバーコードを読み込むことで患者IDを特定するようにしてもよい。
治療データを取得すると、取得した治療データを表示して患者情報等の内容を確認し(S304)、取得した治療データのステータスを「受付済」に変更する(S305)。
そして、変更した内容で、病院内ネットワーク130を介して治療情報サーバ110の治療データDB112を更新する(S306)。治療情報サーバ110に上位システムが接続されている場合には、治療情報サーバ110は、更新された治療データを上位システムに送付する。
一方、システム障害が発生していて、治療情報サーバ110との通信が不可能である場合には(S302:No)、その患者の治療データを予備的治療データ格納領域123から取得する(S307)。
予備的治療データ格納領域123から治療データを取得すると、取得した治療データを表示して患者情報等の内容を確認し(S308)、取得した治療データのステータスを「受付済」に変更する(S309)。そして、変更した内容で予備的治療データ格納領域123を更新する(S310)。システム障害により治療情報サーバ110にアクセスできないため、治療情報サーバ110の治療データDB112の更新は行なわない。なお、受付を済ませたことを示す受付票を印刷するようにしてもよい。この場合、受付票に患者IDを示すバーコードを含めることが望ましい。
次に、治療エリアに配置された端末装置120の動作について図6のフローチャートを参照して説明する。受付を済ませた患者に対して、治療計画に従った治療を開始する際に(S401)、端末処理部121は、病院内ネットワーク130を介して治療情報サーバ110と通信可能であるかどうかを判断する(S402)。システム障害が発生していることが明らかであれば、ユーザが通信不能である旨の情報を入力してもよい。
通信可能である場合には(S402:Yes)、従来と同様に、患者ID、患者氏名等をキーにして、その患者の治療データを治療情報サーバ110の治療データDB112から病院内ネットワーク130を介して取得する(S403)。
治療データを取得すると、取得した治療データを表示して内容を確認し(S404)、取得した治療データのステータスを「受付済」から「実施中」に変更する(S405)。
患者に対する治療を実施すると、取得した治療データに実施日時、実施内容等の実施情報を付加し、ステータスを「実施中」から「実施済」に変更する(S406)。
そして、変更した内容で、病院内ネットワーク130を介して治療情報サーバ110の治療データDB112を更新する(S407)。治療情報サーバ110に上位システムが接続されている場合には、治療情報サーバ110は、更新された治療データを上位システムに送付する。
一方、システム障害が発生していて、治療情報サーバ110との通信が不可能である場合には(S402:No)、その患者の治療データを予備的治療データ格納領域123から取得する(S407)。このとき、受付の際に受付票を印刷した場合には、受付票を読み込むことにより本人確認を行なうようにしてもよい。
予備的治療データ格納領域123から治療データを取得すると、取得した治療データを表示して内容を確認し(S408)、取得した治療データのステータスを「実施中」に変更する(S409)。
患者に対する治療を実施すると、取得した治療データに実施日時、実施内容等の実施情報を付加し、ステータスを「実施済」に変更する(S410)。そして、変更した内容で予備的治療データ格納領域123を更新する(S411)。システム障害により治療情報サーバ110にアクセスできないため、治療情報サーバ110の治療データDB112の更新は行なわない。
図5、図6を参照して説明したように、いずれの端末装置120も、システム障害が発生しておらず、病院内ネットワーク130を介して治療情報サーバ110にアクセス可能な場合は、従来と同様に、その都度、治療情報サーバ110の治療データDB112から治療データを取得し、治療データの変更後に治療情報サーバ110の治療データDB112を更新する。
一方、システム障害が発生し、病院内ネットワーク130を介して治療情報サーバ110にアクセス不可能な場合は、予備的治療データ格納領域123から治療データを取得する。
予備的治療データ格納領域123には、その日に診療が予定されている患者の治療データがあらかじめ格納されているため、治療情報サーバ110との通信が不可能であっても、必要な治療データを参照することができ、システム障害によって治療業務に支障が生じることを防いでいる。
このようにシステム障害が発生した状況であっても、必要な治療データを参照することができるが、端末装置120で治療データを変更した場合には、治療情報サーバ110の治療データDB112を更新する必要がある。
そこで、システム障害中に動作を行なった端末装置120のシステム復旧後における動作について図7のフローチャートを参照して説明する。
システムが復旧して、病院内ネットワーク130を介して治療情報サーバ110へのアクセスが可能になると、端末装置120の端末リカバリ処理部124が端末リカバリ動作を開始する(S501)。端末リカバリ動作は、例えば、ユーザが端末リカバリ処理部124に対して起動指示を行なうことで開始させることができる。
端末リカバリ動作では、まず、システム障害が発生していた期間を設定する(S502)。この間に端末装置120で行なった治療データの変更が治療情報サーバ110の治療データDB112に反映されていないことになる。システム障害の期間は、ユーザが設定するようにしてもよいし、治療情報サーバ110のシステムログ等を参照して端末リカバリ処理部124が自動的に設定するようにしてもよい。
そして、障害期間中に更新された治療データを予備的治療データ格納領域123から収集し(S503)、収集した治療データを治療情報サーバ110のリカバリデータ格納領域114に病院内ネットワーク130を介して格納する(S504)。
このような端末リカバリ処理を各端末装置120が行なうことで、システム障害時に各端末装置120で変更された治療データが治療情報サーバ110のリカバリデータ格納領域114に集められることになる。
次に、変更された治療データがリカバリデータ格納領域114に集められた後の治療情報サーバ110の動作について図8のフローチャートを参照して説明する。
システムが復旧して、各端末装置120で変更された治療データがリカバリデータ格納領域114に集められると、治療情報サーバ110のサーバリカバリ処理部113がサーバリカバリ動作を開始する(S601)。サーバリカバリ動作は、例えば、ユーザがサーバリカバリ処理部113に対して起動指示を行なうことで開始させることができる。
サーバリカバリ処理部113は、リカバリデータ格納領域114に格納されている治療データを時系列に並べ替える(S602)。時系列の並べ替えは、それぞれの治療データが予備的治療データ格納領域123で更新された時刻をキーに行なうことができる。治療データ単位ではなく、ステータスや治療実施情報毎にタイムスタンプをキーに時系列に並べ替えてもよい。
そして、並べ替えられた治療データを用いて、治療データDB112に格納されている治療データを更新する。具体的には、ステータスは、リカバリデータ格納領域114に格納されている同一の患者IDの治療データの最新のステータスに更新する。また、治療情報は、リカバリデータ格納領域114に格納されている同一の患者IDの治療データの治療情報を時系列に沿って追加していく。
治療情報サーバ110に上位システムが接続されている場合には、治療情報サーバ110は、更新された治療データを上位システムに送付する。
以上の処理により、治療情報サーバ110の治療データDBは、システム障害中に各端末装置120で行なわれた変更が反映される。このため、病院スタッフは、システム障害が発生しても、治療情報サーバ110の治療データDB112の治療データを実際の状況に整合させるという作業が不要になり、患者に対する円滑な治療業務への悪影響を防ぐことができる。
100…放射線治療業務管理システム、110…治療情報サーバ、111…サーバ処理部、112…治療データDB、113…サーバリカバリ処理部、114…リカバリデータ格納領域、120…端末装置、121…端末処理部、122…データ収集部、123…予備的治療データ格納領域、124…端末リカバリ処理部、130…病院内ネットワーク

Claims (6)

  1. 治療情報サーバと複数台の端末装置とがコンピュータネットワークを介して接続され、放射線治療に関する情報を管理する放射線治療業務管理システムであって、
    前記治療情報サーバは、
    患者の識別子と、患者の状態を示すステータスと、治療予定日を含む治療計画情報と、治療実施情報とを記録した治療データを格納する治療データDBを備え、
    前記複数台の端末装置は、
    予備的治療データ格納領域と、
    シャットダウン時あるいは起動時の少なくとも一方のタイミングで、前記治療情報サーバの治療データDBにアクセスして、シャットダウン時には、治療予定日が翌日である治療データを取得し、起動時には、治療予定日が当日である治療データを取得して、取得した治療データで前記予備的治療データ格納領域を更新するデータ収集部と、
    治療データの参照時に、前記治療情報サーバとの通信が可能な場合は、前記治療情報サーバの治療データDBにアクセスして取得した治療データを参照対象とし、取得した治療データの変更を受け付けると、前記治療情報サーバの治療データDBに変更を反映させ、
    前記治療情報サーバとの通信が不可能な場合は、前記予備的治療データ格納領域から取得した治療データを参照対象とする端末処理部と、
    を備えたことを特徴とする放射線治療業務管理システム。
  2. 前記治療情報サーバは、
    サーバリカバリ処理部と、リカバリデータ格納領域とを備え、
    前記端末装置は、
    前記治療情報サーバとの通信が復旧した際に、前記治療情報サーバとの通信が不可能な期間に変更を受け付けた治療データを前記予備的治療データ格納領域から収集し、前記リカバリデータ格納領域に格納する端末リカバリ処理部を備え、
    前記サーバリカバリ処理部は、
    前記リカバリデータ格納領域に格納された治療データに基づいて、前記治療データDBの治療データを更新することを特徴とする請求項1に記載の放射線治療業務管理システム。
  3. 患者の識別子と、患者の状態を示すステータスと、治療予定日を含む治療計画情報と、治療実施情報とを記録した治療データを格納する治療データDBを備えた治療情報サーバとコンピュータネットワークを介して接続する端末装置であって、
    予備的治療データ格納領域と、
    シャットダウン時あるいは起動時の少なくとも一方のタイミングで、前記治療情報サーバの治療データDBにアクセスして、シャットダウン時には、治療予定日が翌日である治療データを取得し、起動時には、治療予定日が当日である治療データを取得して、取得した治療データで前記予備的治療データ格納領域を更新するデータ収集部と、
    治療データの参照時に、前記治療情報サーバとの通信が可能な場合は、前記治療情報サーバの治療データDBにアクセスして取得した治療データを参照対象とし、取得した治療データの変更を受け付けると、前記治療情報サーバの治療データDBに変更を反映させ、
    前記治療情報サーバとの通信が不可能な場合は、前記予備的治療データ格納領域から取得した治療データを参照対象とする端末処理部と、
    を備えたことを特徴とする端末装置。
  4. 前記治療情報サーバとの通信が復旧した際に、前記治療情報サーバとの通信が不可能な期間に変更を受け付けた治療データを前記予備的治療データ格納領域から収集し、前記治療情報サーバに備えられたリカバリデータ格納領域に格納する端末リカバリ処理部をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載の端末装置。
  5. 患者の識別子と、患者の状態を示すステータスと、治療予定日を含む治療計画情報と、治療実施情報とを記録した治療データを格納する治療データDBを備えた治療情報サーバとコンピュータネットワークを介して接続する端末装置で実行されるコンピュータプログラムであって、
    予備的治療データ格納領域と、
    シャットダウン時あるいは起動時の少なくとも一方のタイミングで、前記治療情報サーバの治療データDBにアクセスして、シャットダウン時には、治療予定日が翌日である治療データを取得し、起動時には、治療予定日が当日である治療データを取得して、取得した治療データで前記予備的治療データ格納領域を更新するデータ収集部と、
    治療データの参照時に、前記治療情報サーバとの通信が可能な場合は、前記治療情報サーバの治療データDBにアクセスして取得した治療データを参照対象とし、取得した治療データの変更を受け付けると、前記治療情報サーバの治療データDBに変更を反映させ、
    前記治療情報サーバとの通信が不可能な場合は、前記予備的治療データ格納領域から取得した治療データを参照対象とする端末処理部として前記端末装置を機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  6. 前記治療情報サーバとの通信が復旧した際に、前記治療情報サーバとの通信が不可能な期間に変更を受け付けた治療データを前記予備的治療データ格納領域から収集し、前記治療情報サーバに備えられたリカバリデータ格納領域に格納する端末リカバリ処理部としてさらに前記端末装置を機能させることを特徴とする請求項5に記載のコンピュータプログラム。
JP2014205569A 2014-10-06 2014-10-06 放射線治療業務管理システム、端末装置およびコンピュータプログラム Active JP6411158B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014205569A JP6411158B2 (ja) 2014-10-06 2014-10-06 放射線治療業務管理システム、端末装置およびコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014205569A JP6411158B2 (ja) 2014-10-06 2014-10-06 放射線治療業務管理システム、端末装置およびコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016076060A JP2016076060A (ja) 2016-05-12
JP6411158B2 true JP6411158B2 (ja) 2018-10-24

Family

ID=55949944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014205569A Active JP6411158B2 (ja) 2014-10-06 2014-10-06 放射線治療業務管理システム、端末装置およびコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6411158B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040128163A1 (en) * 2002-06-05 2004-07-01 Goodman Philip Holden Health care information management apparatus, system and method of use and doing business
JP2008097366A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Medeia Kk 電子カルテバックアップシステム、電子カルテサーバ、及び電子カルテ補助登録方法
JP5179773B2 (ja) * 2007-04-13 2013-04-10 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 超音波診断装置
US9009276B2 (en) * 2008-10-10 2015-04-14 Sharp Kabushiki Kaisha Broadcast receiver apparatus
JP5404436B2 (ja) * 2010-01-13 2014-01-29 富士フイルム株式会社 医療施設のクライアント端末、医療検査の予約のスケジュールデータバックアップ方法、並びに医療検査の予約受付システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016076060A (ja) 2016-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2016269572B2 (en) User device platform for interacting with cloud-based platform
US20140222468A1 (en) Information processing apparatus and method, and program
RU2672020C2 (ru) Телемедицинский сервер дефибриллятора-монитора
JP2016048530A (ja) デジタル医療用画像データ記憶システム
JP5684761B2 (ja) 医療支援装置及び医療支援方法
JP7123979B2 (ja) 有効な個人健康記録のための装置、システム、及び方法
JP2023018074A (ja) 疾病診断・治療・予防システム
US20180218780A1 (en) Information management device, information management system, information management method, and computer program
JP6018446B2 (ja) 電子カルテシステム、サーバ、及び電子カルテ表示方法
US20190095583A1 (en) Method and system for electronic medical record processing in presence of conflicts
JP6170855B2 (ja) チーム医療支援装置、チーム医療支援装置の制御方法、チーム医療支援プログラム、及びチーム医療支援システム
JP5435882B2 (ja) 業務連携支援装置及び方法、部門システム、並びに医用ネットワークシステム
JP2016148999A (ja) 医療支援システム、その作動方法及び医療支援プログラム並びに医療支援装置
JP6411158B2 (ja) 放射線治療業務管理システム、端末装置およびコンピュータプログラム
JP2016126427A (ja) 診療支援装置、システム、プログラム及び方法
JP7037399B2 (ja) 電子診療記録の更新中にデータを保存する方法、プログラム、及びコンピューターシステム
JP6318645B2 (ja) 患者情報表示プログラム、方法、装置及びシステム、並びに患者情報管理プログラム、方法及び装置
JP2017058800A (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP2006259992A (ja) 診察予約システムと装置
JP2019113982A (ja) 医療情報管理システム及び医療情報管理方法
KR20160086123A (ko) 전자 의무기록 제공 장치
JP5803407B2 (ja) 電子カルテサーバ、表示方法及び表示プログラム
US20190189252A1 (en) Correlating health outcomes with values of variables in management protocols of patients
JP2016161999A (ja) 情報抽出装置、情報表示装置、情報提供システム、情報抽出方法、情報表示方法およびプログラム
JPWO2015045947A1 (ja) 医療支援装置、医療支援装置の制御方法、医療支援プログラム及び医療支援システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170816

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20170816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170816

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180807

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180911

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6411158

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250