JP6410628B2 - 仕分装置 - Google Patents
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Description
また、仕分装置は、第1収納判定部にてケースに所定の個数の対象物を収納したと判定した場合に第1搬送手段にケースを搬出させるとともに、第2収納判定部にてケースに所定の個数の対象物を収納したと判定した場合に第2搬送手段にケースを搬出させる搬出実行部を備えている。したがって、例えば、ケースに収納する対象物の数を30個とした場合には、搬出実行部は、分割搬送手段にて一単位の対象物を2回搬送した場合(15個の第1の集団を2回搬送して30個の対象物をケースに収納した場合)に第1搬送手段にケースを搬出させることができる。また、搬出実行部は、分割搬送手段にて一単位の対象物を6回搬送した場合(5個の第2の集団を6回搬送して30個の対象物をケースに収納した場合)に第2搬送手段にケースを搬出させることができる。
このように、搬出実行部は、第1搬送手段および第2搬送手段にそれぞれ独立してケースを搬出させることができるので、所定の個数の対象物を未だ収納していないケースに先駆けて所定の個数の対象物を収納したケースを搬出することができる。したがって、仕分装置は、一単位とは異なる数をまとめてケースに収納する場合であっても人手に頼ることなく効率よく対象物を仕分けることができる。
また、筒状部のケース側の開口と、ケースの開口とは、対象物の大きさよりも小さい間隔を隔てて配設されているので、第1搬送手段および第2搬送手段は、筒状部のケース側の開口と、ケースの開口とを接触させることなくケースを搬出することができる。
本実施形態のカプセルの製造装置は、内容物としての粉粒体を皿状の容器に充填し、この容器の開口にフィルム状の蓋材を貼り付けることによって、粉粒体を容器に密封したカプセルを製造する装置である。まず、このカプセルについて説明する。
なお、本実施形態では、カプセルの製造装置は、粉粒体を皿状の容器に充填しているが、粉体や液体などの他の内容物を皿状の容器に充填するように構成してもよい。
カプセルCは、図1に示すように、粉粒体Pを充填する皿状の容器C1と、この容器C1の開口部に貼り付けることによって、粉粒体Pを密封するフィルム状の蓋材C2とを備えている。
容器C1は、有底筒状に形成されるとともに、頂部から底部に向かうにしたがって僅かに縮径するように形成された断面六角形状の胴体C11と、頂部に形成されたフランジC12とを有している。
蓋材C2は、容器C1の開口部を覆う六角形状の基部C21と、この基部C21の対向する2辺のそれぞれに形成された矩形状の耳部C22とを有している。
カプセルの製造装置1は、図2に示すように、複数の容器C1を収容したメインパレットMPを所定方向(+X軸方向)に搬送することによって、複数の容器C1を搬送するメインコンベア2を備えている。
容器移載装置4は、容器供給装置3にてダミーパレットDPに供給された複数の容器C1を移載してメインパレットMPに収容する。この容器移載装置4にて複数の容器C1を移載されたメインパレットMPは、メインコンベア2にて下流側に向かって搬送される。
充填装置6は、容器クリーニング装置5にて異物を除去した容器C1に粉粒体Pを充填する。
充填チェック装置7は、メインコンベア2にて搬送されてきたメインパレットMPに収容された容器C1に粉粒体Pが充填されているか否かを確認する。
フィルムダイカット装置9は、フィルム供給装置8にて供給されたフィルムに蓋材C2を切り出すためのミシン目を形成するとともに、このフィルムをメインパレットMPと対応する大きさに切断する。
フィルム移載装置10は、フィルムダイカット装置9にて切断されたフィルムをメインコンベア2にて搬送されてきたメインパレットMPに移載する。このとき、フィルム移載装置10は、フィルムに形成された蓋材C2の位置と、メインパレットMPに収容された容器C1の開口部の位置とを合せるようにしてフィルムを移載する。
フィルム分離装置12は、シール装置11にてシールされた蓋材C2をフィルムから分離し、蓋材C2以外の残ったフィルムを回収する。
カプセル仕分装置14は、カプセル移載装置13にて移載されたカプセルCを所定の個数ごとに仕分けてケースに収納する。
以下、カプセルの製造装置1を構成する各装置について順に説明する。
図3は、メインコンベアに用いられるメインパレットの上面図である。
メインコンベア2は、複数の容器C1を収容したメインパレットMPを所定方向(+X軸方向)に搬送することによって、複数の容器C1を搬送する。まず、このメインコンベア2に用いられるメインパレットMPについて説明する。
メインパレットMPは、図3に示すように、矩形板状に形成されている。このメインパレットMPは、上面に形成された複数の収容部MP1を有している。具体的には、メインパレットMPは、長手方向(行方向)に沿って等間隔に10個の収容部MP1を配列しているとともに、短手方向(列方向)に沿って等間隔に5個の収容部MP1を配列している。換言すれば、メインパレットMPは、格子点状に50個の収容部MP1を有している。
なお、本実施形態では、メインパレットMPは、格子点状に50個の収容部MP1を有しているが、50とは異なる2以上の個数の収容部を有していればよい。また、本実施形態では、収容部は、格子点状に配列されているが、格子点状に配列していなくてもよく、その並び方は規則性を有していなくてもよい。
各収容部MP1は、図4に示すように、メインパレットMPの上面側に形成された上側穴部MP11と、この上側穴部MP11と連通するようにしてメインパレットMPの下面側に形成されるとともに、上側穴部MP11よりも大径に形成された下側穴部MP12と、上側穴部MP11および下側穴部MP12の内部に挿入されたブシュMP13とを備えている。
下側穴部MP12は、図4に示すように、ブシュMP13をメインパレットMPの上面側に向かって付勢するバネMP12Aを備えている。
ここで、容器C1の胴体C11の外径は、上側筒状部13Aの内径よりも僅かに小さく形成されている。また、容器C1のフランジC12の外径は、上側筒状部13Aの内径よりも僅かに大きく、上側筒状部13Aの外径よりも僅かに小さく形成されている。そして、上側筒状部13Aの深さは、胴体C11のそれよりも僅かに深く形成されている。
また、前述したように、容器C1は、有底筒状に形成されるとともに、頂部から底部に向かうにしたがって僅かに縮径するように形成された断面六角形状の胴体C11を有しているので、収容部MP1に入り込みやすくなっている。
メインコンベア2は、図5に示すように、メインパレットMPを搬送する回転コンベア21と、この回転コンベア21の鉛直下方側に設置されたフリーフローコンベア22とを備えている。
回転コンベア21は、図5および図6に示すように、メインパレットMPの始点および終点の上下2箇所に設けられた4つのローラー211と、各ローラー211に掛け回された一対のチェーン212と、チェーン212に一定の間隔で取り付けられたパレット台213とを備えている。
チェーン212は、各ローラー211の回転に伴って回転し、メインパレットMPの搬送方向(+X軸方向)に向かって鉛直上方側のパレット台213を移動させるとともに、メインパレットMPの搬送方向と反対方向(−X軸方向)に向かって鉛直下方側のパレット台213を移動させる。
パレット台213は、メインパレットMPを取り付ける台であり、メインパレットMPと略同様の大きさに形成されている。また、パレット台213は、前述したメインパレットMPの2つの挿入孔MP3と対応する位置に2つのピン213Aを有している。メインパレットMPは、各挿入孔MP3のそれぞれにパレット台213の各ピン213Aを挿入することによって、パレット台213に取り付けられる。さらに、パレット台213は、メインパレットMPの全てのブシュMP13を露出させるように形成された貫通孔213Bを有している。換言すれば、メインパレットMPをパレット台213に取り付けた状態において、全てのブシュMP13は、この貫通孔213Bを介して露出する。
なお、本実施形態では、フリーフローコンベア22は、ローラーコンベアにて構成されている。
移載用シリンダ223は、取外用シリンダ222にてパレット台213から取り外したメインパレットMPを搬送路221に載置することによって、メインパレットMPを移載する。
取付用シリンダ224は、パレット台213の各ピン213AにメインパレットMPの各挿入孔MP3を挿入する方向(鉛直上方向)にメインパレットMPを押し出すことによって、回転コンベア21のパレット台213にメインパレットMPを取り付ける。
また、移載用シリンダ223は、メインパレットMPを搬送路221に載置しているので、作業者は、メインパレットMPを容易に交換することができる。
図7は、容器供給装置に用いられるダミーパレットの上面図である。
容器供給装置3は、ダミーパレットDPに複数の容器C1を供給する装置である。まず、この容器供給装置3に用いられるダミーパレットDPについて説明する。
ダミーパレットDPは、図7に示すように、四隅を面取りした矩形板状に形成されている。このダミーパレットDPは、上面に取り付けられたステンレス鋼製のプレートDPLを有している。また、このプレートDPLの上面には、表面を滑らかにするための表面処理を施している。したがって、本実施形態では、ダミーパレットDPの上面には、表面を滑らかにするための表面処理が施されている。
なお、本実施形態では、ダミーパレットDPの上面には、表面を滑らかにするための表面処理が施されているが、表面処理が施されていなくてもよい。
なお、本実施形態では、ダミーパレットDPは、格子点状に50個の収容部DP1を有しているが、50とは異なる2以上の個数の収容部を有していればよい。また、本実施形態では、収容部は、格子点状に配列されているが、格子点状に配列していなくてもよく、その並び方は規則性を有していなくてもよい。
ここで、容器C1の胴体C11の外径は、ダミーパレットDPの収容部DP1の内径よりも僅かに小さく形成されている。また、容器C1のフランジC12の外径は、ダミーパレットDPの収容部DP1の内径よりも僅かに大きく形成されている。そして、収容部DP1の深さは、胴体C11のそれよりも深く形成されている。
また、前述したように、容器C1は、有底筒状に形成されるとともに、頂部から底部に向かうにしたがって僅かに縮径するように形成された断面六角形状の胴体C11を有しているので、収容部DP1に入り込みやすくなっている。
容器供給装置3は、ダミーパレットDPの上面に形成された複数の収容部DP1のそれぞれに複数の容器C1を供給する。この容器供給装置3は、図8に示すように、ダミーパレットDPを配置するための配置台31と、この配置台31を振動させることによって、ダミーパレットDPを振動させるパレット振動手段としての小型電磁フィーダ32と、配置台31(ダミーパレットDPの配置位置)の上方に配設されるとともに、複数の容器C1を保持する保持手段としての容器用ホッパー33とを備えている。
なお、本実施形態では、パレット振動手段として小型電磁フィーダ32を採用しているが、電磁式とは異なる他の方式の振動発生器を採用してもよい。要するに、本発明では、パレット振動手段は、ダミーパレットを振動させることができればよい。
配置台31は、図8および図9に示すように、容器貯留槽34側(紙面右側)に向かうにしたがって下降するように傾斜して小型電磁フィーダ32に支持されている。ダミーパレットDPは、紙面表裏方向を長手方向とし、紙面左右方向を短手方向として配置台31に配置される。
容器用ホッパー33は、配置台31に配置されたダミーパレットDPの短手方向と平行に配設されるとともに、配置台31の傾斜と同様に傾斜して配置台31の上方に配設されたレール部材331と、レール部材331に沿って摺動自在に設けられたスライダ332と、容器貯留槽34側に向かうにしたがって上昇するように傾斜してスライダ332に取り付けられるとともに、複数の容器C1を保持する本体部333と、本体部333の下端に取り付けられるガイド部材334とを備えている。
スライダ332は、その内部に設けられたモータ(図示略)の駆動力によってレール部材331に沿って移動し、本体部333は、このスライダ332の移動に伴ってレール部材331に沿って移動する。したがって、レール部材331およびスライダ332は、容器用ホッパー33を所定方向(ダミーパレットDPの短手方向)に沿って移動させる本発明の移動手段として機能する。
なお、本実施形態では、容器供給装置3は、移動手段を備えているが、これを備えていなくてもよい。
ホッパーコンベア333Aは、本体部333に取り付けられたモータ(図示略)の駆動力によって搬送路を本体部333の上端側(紙面右側)から下端側(紙面左側)に向かって移動させる。これによって、本体部333に収容された複数の容器C1は、本体部333の上端側から下端側に向かって移動することになる。
ここで、カバー333Bは、本体部333の下端側の側面を構成していないので、ホッパーコンベア333Aの搬送路を本体部333の上端側から下端側に向かって移動させると、複数の容器C1は、ホッパーコンベア333Aにて搬送された後、本体部333の下端側から落下していくことになる。
なお、本実施形態では、容器用ホッパー33は、ガイド部材334を備えているが、これを備えていなくてもよい。要するに、本発明では、保持手段は、複数の容器をダミーパレットの上面に向かって落下させることができればよい。
ガイド位置では、ガイド部材334は、先端側に向かうにしたがって下降するように傾斜しているので、複数の容器C1は、ホッパーコンベア333Aにて搬送された後、ガイド部材334の上面を滑って本体部333の下端側から落下していくことになる。
ガイド部材334は、図9および図10に示すように、本体部333に取り付けられた基端部からダミーパレットDP側の先端部に向かうにしたがって下降するように傾斜するレール状に形成された10個のレール部334Aを有し、各レール部334Aを一体的に形成して1つの部材としている。
また、本実施形態では、ガイド部材334は、一対の突出片334A2を備えているが、これを備えていなくてもよい。要するに、本発明では、ガイド部材は、ダミーパレットの収容部の中心に向かって容器を落下させるようにガイドすればよい。
なお、本実施形態では、容器搬送手段35は、バケット機構351と、ベルトコンベア352と、シャッタ353と、コンプレッサ354とを備えているが、これとは異なる構成であってもよい。要するに、本発明では、容器搬送手段は、貯留手段に貯留された複数の容器を搬送することによって、保持手段に保持させることができればよい。
ここで、入口352Aは、容器貯留槽34に取り付けられた板材352A1によって所定面積に設定されている。換言すれば、ベルトコンベア352は、容器貯留槽34に貯留された複数の容器C1を導入する所定面積の入口352Aを有している。
なお、シャッタ353の開口面積は、ベルトコンベア352の入口352Aの面積と略同一に設定されている。
なお、本実施形態では、シャッタ振動手段としてバイブレータ353Cを採用しているが、これとは異なる他の振動発生器を採用してもよい。また、本発明では、シャッタは、シャッタ振動手段を備えていなくてもよい。
なお、本実施形態では、シャッタは、コンプレッサ354を備えているが、これを備えていなくてもよい。
また、容器供給装置3は、ダミーパレットDPを搬送することによって、配置台31に対して搬入・搬出するパレット搬送手段36を備えている。このパレット搬送手段36は、図11に示すように、配置台31と隣り合って紙面上側に設けられたダミーパレットDPの搬入待機位置W1にダミーパレットDPを搬送する上流側パレットコンベア361と、上流側パレットコンベア361にてダミーパレットDPの搬入待機位置W1に搬送されたダミーパレットDPを配置台31に向かって押し出すプッシャー362と、配置台31と隣り合って紙面下側に設けられたダミーパレットDPの搬出待機位置W2までダミーパレットDPを引き出すプラー363と、ダミーパレットDPの搬出待機位置W2からダミーパレットDPを搬送する下流側パレットコンベア364とを備えている。
下流側パレットコンベア364は、ダミーパレットDPの搬出待機位置W2から紙面左方向に向かって移動する搬送路364Aと、搬送路364Aの移動方向と平行に設けられるとともに、搬送路364Aの両側に設けられた一対のガイドレール364Bとを備えている。この一対のガイドレール364Bの間隔は、ダミーパレットDPの長手方向の長さよりも僅かに長く設定されている。ここで、ダミーパレットDPの搬出待機位置W2では、搬送路364Aは、配置台31と同様に傾斜している。なお、下流側パレットコンベア364は、ダミーパレットDPの搬出待機位置W2における搬送路364Aの状態を配置台31と同様に傾斜させた状態と、水平にした状態とを切り替える切替機構(図示略)を備えている。
さらに、容器供給装置3は、図12に示すように、この容器供給装置3の全体を制御する容器用制御手段37を備えている。
容器用制御手段37は、CPU(Central Processing Unit)や、メモリなどによって構成され、このメモリに記憶された所定のプログラムに従って情報処理を実行する。この容器用制御手段37は、容器搬送部371と、容器供給部372と、パレット搬送部373とを備えている。
以下、図8に示した容器供給装置3の状態を初期状態として容器搬送部371を構成する各部371A〜371Cの機能について詳細に説明する。
容器投入部371Aは、図13に示すように、バケット351Aを容器貯留槽34の高さ位置に移動させた後(図8に示した初期状態とした後)、ベルトコンベア352に搬送路の移動を開始させるとともに、駆動部353Bにてシャッタ本体353Aを下降させてシャッタ353を開放することによって(図中下向矢印)、ベルトコンベア352にて搬送される複数の容器C1をバケット351Aの内部に投入する。
ここで、ベルトコンベア352は、容器貯留槽34に貯留された複数の容器C1を導入する所定面積の入口352Aを有しているので、バケット351Aに投入される単位時間あたりの容器C1の量を一定にすることができる。
投入停止部371Bは、図14に示すように、センサ351A1にて複数の容器C1がバケット351Aの床面に接触したことを検知した後、所定の時間が経過したときに、ベルトコンベア352に搬送路の移動を停止させるとともに、駆動部353Bにてシャッタ本体353Aを上昇させてシャッタ353を閉鎖する(図中上向矢印)。換言すれば、投入停止部371Bは、バケット351Aの内部に一定量の複数の容器C1を投入したときに、シャッタ353を閉鎖することによって、複数の容器C1のバケット351Aへの投入を停止する。
投入停止部371Bにて複数の容器C1のバケット351Aへの投入を停止した後、容器移動部371Cは、図15に示すように、昇降機351Bにてバケット351Aを容器用ホッパー33の高さ位置に上昇させる(図中上向矢印)。このとき、押出機351Cの可動部(図中点線)は、昇降機351Bにてバケット351Aを上昇させたことによって、バケット351Aの内部に挿入される。
そして、容器移動部371Cは、図16に示すように、バケット351Aに格納された複数の容器C1を押出機351Cの可動部にて容器用ホッパー33に向かって押し出して移動させる(図中右向矢印)。
このように、容器搬送部371は、容器搬送手段35を制御して容器貯留槽34に貯留された複数の容器C1を搬送することによって、容器用ホッパー33に保持させる。また、本実施形態では、容器搬送手段35は、容器用ホッパー33に一定量の複数の容器C1を保持させている。
以下、図16に示した容器供給装置3の状態を初期状態として容器供給部372を構成する各部372A〜372Cの機能について詳細に説明する。
ホッパー駆動部372Aは、図17に示すように、ガイド部材334を容器保持位置からガイド位置に回動させるとともに(図中下向矢印)、ホッパーコンベア333Aの搬送路を本体部333の上端側から下端側に向かって移動させる。これによって、複数の容器C1は、ガイド部材334の上面を滑って本体部333の下端側から落下していくことになる。
また、ホッパー駆動部372Aは、図18に示すように、複数の容器C1を本体部333の下端側から落下させているときに、スライダ332をレール部材331に沿って移動させることによって、本体部333をレール部材331に沿って容器貯留槽34側に移動させる。
ここで、レール部材331は、配置台31に配置されたダミーパレットDPの短手方向と平行に配設されているので、ダミーパレットDPは、レール部材331およびスライダ332にて本体部333を移動させる方向(所定方向)に沿って並ぶように形成された複数の収容部DP1を有している。
そして、ホッパー駆動部372Aは、レール部材331およびスライダ332にて本体部333を移動させているときに、本体部333に保持された複数の容器C1をダミーパレットDPの上面に向かって落下させている。
したがって、容器供給部372は、小型電磁フィーダ32にてダミーパレットDPを振動させているときに、容器用ホッパー33に保持された複数の容器C1をダミーパレットDPの上面に向かって落下させる。
これに対して、配置台31は、容器貯留槽34側に向かうにしたがって下降するように傾斜して小型電磁フィーダ32に支持されているので、容器供給部372にてダミーパレットDPの上面に落下させた複数の容器C1のうち、ダミーパレットDPの収容部DP1に収容されなかった複数の容器C1は、容器貯留槽34に自由落下していくことになる。したがって、本実施形態では、配置台31は、容器貯留槽34側に向かうにしたがって下降するようにダミーパレットDPを傾斜させることによって、複数の容器C1を容器貯留槽34に落下させる落下手段として機能する。
また、前述したように、容器搬送手段35は、容器用ホッパー33に一定量の複数の容器C1を保持させているので、複数の容器C1を循環させる一回のサイクルに際して容器用ホッパー33に一定量の複数の容器C1を保持させている。
なお、本実施形態では、容器搬送手段35は、複数の容器C1を循環させる一回のサイクルに際して容器用ホッパー33に一定量の複数の容器C1を保持させているが、一定量の複数の容器C1を保持させなくてもよい。
以下、図11に示した容器供給装置3の状態を初期状態としてパレット搬送部373を構成する各部373A〜373Dの機能について詳細に説明する。なお、図11に示すように、配置台31に配置されたダミーパレットDPをダミーパレットDP(n:サイクル数)として説明する。以下の図面においても同様である。
パレット搬入部373Aは、作業者の手作業によって上流側パレットコンベア361の搬送路361A上にダミーパレットDPが載置されると、図19に示すように、上流側パレットコンベア361にダミーパレットDPの搬入待機位置W1までダミーパレットDPを搬送させて待機用ダミーパレットDPwとする(図中右向矢印)。したがって、上流側パレットコンベア361は、本発明のパレット搬送手段として機能する。
なお、上流側パレットコンベア361は、ガイドレール361BにてダミーパレットDPをガイドすることによって、ダミーパレットDPの短手方向と、搬送路361Aの移動方向とを平行とするようにしてダミーパレットDPを搬送する。
パレット押出部373Bは、図20に示すように、プッシャー362にて待機用ダミーパレットDPwを配置台31に向かって押し出すことによって、待機用ダミーパレットDPwを配置台31に配置して今回の配置用ダミーパレットDP(n)とするとともに、今回の配置用ダミーパレットDP(n)を介して前回の配置用ダミーパレットDP(n−1)を配置台31から押し出す(図中下向矢印)。したがって、プッシャー362は、本発明の押出手段として機能する。
なお、プッシャー362は、待機用ダミーパレットDPwをダミーパレットDPの配置位置まで押し出すことによって、今回の配置用ダミーパレットDP(n)とする工程と、前回の配置用ダミーパレットDP(n−1)をダミーパレットDPの配置位置から押し出す工程とを1回の工程で実行しているが、別々の工程で実行してもよい。
パレット引出部373Cは、図21に示すように、プッシャー362にて押し出された前回の配置用ダミーパレットDP(n−1)をプラー363にて配置台31から引き出す(図中下向矢印)。したがって、プラー363は、本発明の引出手段として機能する。
プラー363は、図22に示すように、ダミーパレットDPの載置面に対して突没自在に設けられたストッパ363Aと、ストッパ363Aよりも配置台31側(紙面左側)に設けられたピン363Bとを備えている。
ピン363Bは、ダミーパレットDPの載置面に対して突没自在に設けられているとともに、ダミーパレットDPの引出方向(図中右方向)に沿って進退自在に設けられている。
次に、パレット引出部373Cは、ピン363BをダミーパレットDPの載置面に対して突出させてダミーパレットDPの下面に形成された穴DP2に挿入する(図中上向矢印)。なお、この穴DP2は、ダミーパレットDPの収容部DP1と干渉しない位置に形成されている。
最後に、パレット引出部373Cは、図22(C)に示すように、ピン363BをダミーパレットDPの載置面に対して埋没させてダミーパレットDPの下面に形成された穴DP2からピン363Bを引き抜く。
なお、下流側パレットコンベア364は、ガイドレール364BにてダミーパレットDPをガイドすることによって、ダミーパレットDPの短手方向と、搬送路364Aの移動方向とを平行とするようにしてダミーパレットDPを搬送する。
容器供給装置3にてダミーパレットDPに複数の容器C1を供給する場合には、容器用制御手段37は、メモリに記憶された所定のプログラムに従って、図23に示すように、ステップS1〜S4を実行する。
以下、ステップS1〜S4の詳細について、前述した図面を参照して説明する。
次に、投入停止部371Bは、図14に示すように、センサ351A1にて複数の容器C1がバケット351Aの床面に接触したことを検知した後、所定の時間が経過したときに、駆動部353Bにてシャッタ本体353Aを上昇させてシャッタ353を閉鎖する(S2:投入停止ステップ)。
なお、容器移動部371Cは、容器移動ステップS3を実行した後、押出機351Cの可動部を容器用ホッパー33とは反対側に移動させて元に戻す。また、容器投入部371Aは、容器移動ステップS3を実行した後、バケット351Aを容器貯留槽34の高さ位置に移動させて元に戻す。
その後、容器用制御手段37は、前述したステップS1を再び実行することによって、ステップS1〜S4を繰り返し実行し、容器供給装置3にてダミーパレットDPに複数の容器C1を供給する。
パレット搬送手段36にてダミーパレットDPを搬送することによって、配置台31に対して搬入・搬出する場合には、容器用制御手段37は、メモリに記憶された所定のプログラムに従って、図24に示すように、ステップS11〜S14を実行する。
以下、ステップS11〜S14の詳細について、前述した図面を参照して説明する。
次に、パレット押出部373Bは、図20に示すように、プッシャー362にて待機用ダミーパレットDPwを配置台31に向かって押し出すことによって、待機用ダミーパレットDPwを配置台31に配置して今回の配置用ダミーパレットDP(n)とするとともに、今回の配置用ダミーパレットDP(n)を介して前回の配置用ダミーパレットDP(n−1)を配置台31から押し出す(S12:パレット押出ステップ)。
そして、パレット搬出部373Dは、プラー363にて引き出された前回の配置用ダミーパレットDP(n−1)を下流側パレットコンベア364に搬送させる(S14:パレット搬出ステップ)。
その後、容器用制御手段37は、前述したステップS11を再び実行することによって、ステップS11〜S14を繰り返し実行し、パレット搬送手段36にてダミーパレットDPを搬送する。
具体的には、パレット押出ステップS12およびパレット引出ステップS13は、容器供給ステップS4を実行した後、次のサイクルの容器移動ステップS3を実行する前のタイミングにおいて実行される。
また、本実施形態では、容器供給装置3は、容器貯留槽34と、容器搬送手段35と、落下手段とを備え、複数の容器を容器用ホッパー33に保持させた後、容器用ホッパー33に保持された複数の容器C1をダミーパレットDPの上面に向かって落下させるとともに、落下手段にて複数の容器C1を容器貯留槽34に落下させることによって、複数の容器C1を循環させて再利用していたが、再利用しなくてもよい。
図25は、容器移載装置の側面図である。具体的には、図25は、+X軸方向側から容器移載装置4を見た図である。
容器移載装置4は、容器供給装置3にてダミーパレットDPに供給された複数の容器C1を移載してメインパレットMPに収容する。この容器移載装置4にて複数の容器C1を移載されたメインパレットMPは、前述したように、メインコンベア2にて下流側に向かって搬送される。
以下、図25に実線で示した容器移載装置4の状態を初期状態として容器移載装置4の機能について詳細に説明する。
次に、容器移載装置4は、鉛直移動機構42にて吸引ヘッド41を下降させた後(図中矢印B)、吸引ヘッド41に複数の容器C1の吸引を開始させることによって、ダミーパレットDPに収容されている複数の容器C1を吸引して保持する。
次に、容器移載装置4は、水平移動機構43にて吸引ヘッド41を移動させることによって(図中矢印D)、メインコンベア2にて搬送されてきたメインパレットMPの鉛直上方に位置させる。
そして、容器移載装置4は、鉛直移動機構42にて吸引ヘッド41を下降させた後(図中矢印E)、吸引ヘッド41に複数の容器C1の吸引を停止させることによって、メインパレットMPに複数の容器C1を移載する。
その後、容器移載装置4は、鉛直移動機構42にて吸引ヘッド41を上昇させた後(図中矢印F)、水平移動機構43にて吸引ヘッド41を移動させることによって(図中矢印A)、容器供給装置3にて複数の容器C1を供給されたダミーパレットDPの鉛直上方に位置させて再び初期状態とする。
図26は、充填装置の上面図である。図27は、充填装置の側面図である。具体的には、図27は、+X軸方向側から充填装置6を見た図である。
充填装置6は、図26および図27に示すように、メインコンベア2の下流側に設けられた計量充填機構61と、メインコンベア2の上流側に設けられた充填用ホッパー62と、計量充填機構61および充填用ホッパー62をメインコンベア2の搬送方向に沿って進退させる進退機構63と、メインコンベア2にて搬送されてきたメインパレットMPを鉛直上方側に突き上げる突き上げプレート64と、突き上げプレート64を昇降させる突き上げシリンダ65とを備えている。この充填装置6は、容器クリーニング装置5にて異物を除去した容器C1に粉粒体Pを充填する。
計量充填機構61は、図27および図28に示すように、メインパレットMPの上方に配設された計量ユニット66と、計量ユニット66の上方に配設されるとともに、充填用ホッパー62と隣り合うようにして配設された押出ユニット67とを備えている。
計量ユニット66は、押出ユニット67の下方に固定された矩形板状の計量板661と、計量板661の下方に取り付けられた矩形板状のシャッタ662と、シャッタ662の下方に取り付けられた矩形板状のガイド板663と、シャッタ662をスライドさせるモータ664とを備えている。
シャッタ662は、メインコンベア2の搬送方向と直交する方向(Y軸方向)に沿ってスライド自在に取り付けられている。このシャッタ662は、計量板661の計量穴661Aのそれぞれに対応するように形成された貫通孔662Aを有している。貫通孔662Aの内径は、計量板661の計量穴661Aの内径よりも大きくなっている。
ガイド板663は、計量板661の計量穴661Aのそれぞれに対応するように形成された貫通孔663Aを有している。貫通孔663Aの内径は、シャッタ662の貫通孔662Aと略同径となっている。
したがって、計量ユニット66は、計量板661と、シャッタ662と、ガイド板663とを重ね合せて構成されている。また、計量ユニット66は、モータ664にてシャッタ662をスライドさせてシャッタ662を開閉することによって、各計量穴661Aと、各貫通孔662A,663Aとを連通させている状態と、連通させていない状態とを切り替えることができる。
この押出ユニット67は、押出用シリンダ673にて昇降板671を下降させることによって、計量ユニット66の各計量穴661Aを貫通する位置まで各押出ピン672を下降せることができる。
投入槽622は、図28および図29に示すように、側面部を形成する角筒状のフレーム622Aと、底面部を形成する板状の下カバー622Bと、フレーム622Aの上方開口を閉塞するための上カバー622Cを備えている。なお、図29では、上カバー622Cの図示を説明のために省略している。
下カバー622Bは、金属製であり、フレーム622Aの軸直角断面と同様の形状を有している。また、下カバー622Bは、複数の円形の穴部622B1を有している。そして、各穴部622B1は、貯留槽621の内部に向かって突出する円筒状の突出部622B2を有している。
したがって、本実施形態では、投入槽622は、底面に形成された10個の穴部622B1と、各穴部622B1と連通するとともに、貯留槽621の内部に向かって突出する円筒状の突出部622B2を有している。
したがって、進退機構63は、モータ634にてボールねじ633を回転させてレール632に沿ってベース631を進退させることによって、ベース631に載置された計量充填機構61および充填用ホッパー62をメインコンベア2の搬送方向に沿って進退させる。
以下、図28に示した充填装置6の状態を初期状態として充填装置6の機能について詳細に説明する。
その後、メインパレットMPは、メインコンベア2にて搬送されることによって、突き上げプレート64の鉛直上方に配置される。
次に、充填装置6は、図30に示すように、モータ664にてシャッタ662をスライドさせてシャッタ662を閉じることによって、各計量穴661Aと、各貫通孔662A,663Aとを連通させていない状態に切り替える。ここで、各計量穴661Aと、シャッタ662とによって仕切られた凹状の空間は、カプセルCに充填すべき粉粒体Pの内容量と対応している。
なお、本実施形態では、投入槽に投入された粉粒体が貯留槽に落下する水平位置は、貯留槽にて粉粒体を被充填部に充填する水平位置とは異なっているが、同じ位置であってもよい。
その後、充填装置6は、図31に示すように、進退機構63にてベース631を進退させることによって、計量板661の計量穴661Aの鉛直上方に再び押出ユニット67を移動させる(図中矢印B)。これによって、計量板661の計量穴661Aに充填された粉粒体Pは、充填用ホッパー62の貯留槽621の下端にて擦り切られるので、充填装置6は、各計量穴661Aと、シャッタ662とによって仕切られた凹状の空間に一定量の粉粒体Pを充填することができる。
なお、本実施形態では、充填装置6は、充填用ホッパー62を搖動させる搖動手段を備えているが、これを備えていなくてもよい。
次に、充填装置6は、図32に示すように、突き上げシリンダ65にて突き上げプレート64を上昇させることによって、メインコンベア2にて搬送されてきたメインパレットMPを鉛直上方側に突き上げる(図中矢印C)。これによって、メインパレットMPに収容された複数の容器C1の開口部は、ガイド板663の貫通孔663Aに近接する。
その後、充填装置6は、モータ664にてシャッタ662をスライドさせてシャッタ662を開けることによって、各計量穴661Aと、各貫通孔662A,663Aとを連通させている状態に切り替える。これによって、計量板661の計量穴661Aに充填された粉粒体Pは、メインパレットMPに収容された複数の容器C1に落下して充填される。
なお、本実施形態では、充填装置6は、複数の押出ピン672にて計量板661の計量穴661Aに充填された粉粒体Pを押し出していた。これに対して、例えば、充填装置6は、粉粒体Pの粒径が大きい場合には、シャッタ662の開閉のみによって、粉粒体Pを複数の容器C1に落下させて充填してもよい。また、例えば、充填装置6は、充填装置6は、粉粒体Pの粒径が小さい場合には、複数の押出ピン672を振動させることによって、粉粒体Pを複数の容器C1に落下させやすくして充填してもよい。
図33は、充填チェック装置を示す図である。
充填チェック装置7は、図33に示すように、メインコンベア2の搬送方向の側方(−Y軸方向)に設けられるとともに、メインコンベア2にて搬送されてきたメインパレットMPの位置を検出する光電センサ71と、メインコンベア2にて搬送されてきたメインパレットMPの上面を撮像するCCDカメラ72とを備えている。
CCDカメラ72は、光電センサ71にて所定の位置にメインパレットMPが到着したことを検出したときにメインパレットMPの上面を撮像する。
その後、充填チェック装置7は、CCDカメラ72にて撮像した画像に所定の処理を施すことによって、メインパレットMPに収容された容器C1に粉粒体Pが充填されているか否かを確認する。
図34および図35は、フィルム供給装置の側面図である。具体的には、図34は、+X軸側方向からフィルム供給装置8を見た図である。また、図35は、図34の紙面左側(−Y軸方向側)からフィルム供給装置8を見た図である。
フィルム供給装置8は、図34および図35に示すように、シート状のフィルム(アルミフィルム)SR1を紙管に巻き付けたシートロールSRを保持する2つのホルダ81と、シートロールSRから引き出されたフィルムSR1を掛け回してガイドする複数のガイドローラ82とを備えている。このフィルム供給装置8は、フィルムダイカット装置9に蓋材C2を切り出すためのフィルムSR1を供給する。
なお、本実施形態では、図34の右側に配設されたホルダ81はホルダ81Aとし、左側に配設されたホルダ81はホルダ81Bとして説明する。
図36は、フィルムダイカット装置にてカットしたフィルムを示す図である。
フィルムダイカット装置9は、図36に示すように、フィルム供給装置8にて供給されたフィルムSR1に蓋材C2を切り出すためのミシン目SR11を形成する。また、フィルムダイカット装置9は、メインパレットMPの長手方向の端部にそれぞれ形成された2つのピンMP2と対応する位置にパンチ穴SR12を形成する。そして、フィルムダイカット装置9は、このフィルムSR1の短手方向に沿ってカットラインSR13をカットすることによって、メインパレットMPと対応する大きさに切断する。
フィルムダイカット装置9は、図37〜図39に示すように、フィルム供給装置8にて供給されたフィルムSR1を載置するフィルム台91と、フィルム台91の鉛直上方に設けられたプレスヘッド92と、プレスヘッド92を昇降させる昇降機93と、フィルム供給装置8にて供給されたフィルムSR1をフィルム台91まで引き出すエアハンド94とを備えている。
昇降機93は、プレスヘッド92を下降させることによって、プレスヘッド92をフィルム台91に載置されたフィルムSR1に押し付ける。
エアハンド94は、フィルムSR1の短手方向の両側にそれぞれ設けられるとともに、フィルムSR1を挟持する一対の挟持部941と、各挟持部941をフィルムSR1の長手方向に沿って配設されたレール上を移動させる移動部942とを備えている。
以下、図37に示したフィルムダイカット装置9の状態を初期状態としてフィルムダイカット装置9の機能について詳細に説明する。
図40は、フィルム移載装置の要部を示す断面図である。
フィルム移載装置10は、図40に示すように、フィルムダイカット装置9にて切断されたフィルム(カットフィルムCF)を吸引して保持する吸引ヘッド101と、吸引ヘッド101を鉛直方向および水平方向に沿って移動させる移動機構(図示略)とを備えている。
突出部103は、その先端に形成されるとともに、メインパレットMPの長手方向の端部にそれぞれ形成された2つのピンMP2と嵌合する凹部103Aを有している。また、突出部103は、バネ104の付勢力に抗して穴部102に向かって押し込むことによって、その先端を吸引ヘッド101のカットフィルムCFを吸引する面に対して沈み込ませることができる長さに設定されている。
以下、フィルム移載装置10の機能について詳細に説明する。
したがって、フィルム移載装置10は、カットフィルムCFに形成された蓋材C2の位置と、メインパレットMPに収容された容器C1の開口部の位置とを合せるようにしてカットフィルムCFを移載することができる。
図41は、シール装置の側面図である。具体的には、図41は、+X軸方向側からシール装置11を見た図である。
シール装置11は、図41に示すように、フィルム移載装置10にてメインパレットMPに移載されたカットフィルムCFに形成された蓋材C2と、メインパレットMPに収容された容器C1の開口部とをシールして接着するシール機構111と、メインパレットMPに収容された容器C1をシール機構111に向かって押し上げる押上機構112とを備え、カプセルCに粉粒体Pを密封する。
シート111Bは、その両端を巻き取る一対のリール111B1を備え、いずれか一方のリール111B1からいずれか他方のリール111B1に巻き取ることによって、熱板111A1の下面を覆う部位を新しくすることができる。
昇降機111Cは、シールヘッド111Aを鉛直上下方向に沿ってスライド自在に支持するスライドシャフト111C1と、スライドシャフト111C1に沿ってシールヘッド111Aをスライドさせて昇降させるエアシリンダ111C2とを備えている。
昇降機112Cは、ピンプレート112Bを鉛直上下方向に沿ってスライド自在に支持するスライドシャフト112C1と、スライドシャフト112C1に沿ってピンプレート112Bをスライドさせて昇降させるエアシリンダ112C2とを備えている。
以下、シール装置11の機能について詳細に説明する。
その後、メインパレットMPは、メインコンベア2にて搬送されることによって、ピンプレート112Bの鉛直上方に配置される。
そして、シール装置11は、昇降機112Cにてピンプレート112Bを上昇させることによって、蓋材C2を介して容器C1の開口部および熱板111A1を密着させる。これによって、シール装置11は、容器C1の開口部に蓋材C2をシールして接着する。具体的には、シール装置11は、カットフィルムCFの下面に塗布されている熱融解性の接着剤を熱板111A1の高温にて融解させることによって、容器C1の開口部に蓋材C2をシールして接着する。
ピンプレート112Bは、図42に示すように、ピンプレート112Bを貫通するようにして形成されるとともに、各ピン112Aを内部に収納して保持する複数の保持穴112B1と、各保持穴112B1の内部に収納されるとともに、ピン112Aをピンプレート112Bの上面側に向かって付勢する複数のバネ112B2とを備えている。
また、各ピン112Aは、メインパレットMPの各ブシュMP13の底面と同一形状を有する頂面を有している。
図43は、フィルム分離装置の側面図である。具体的には、図43は、+X軸方向側からフィルム分離装置12を見た図である。図44は、フィルム分離装置を構成するスクラップ保持台の外観を示す斜視図である。
フィルム分離装置12は、図43に示すように、シール装置11にてシールされた蓋材C2をカットフィルムCFから分離し、蓋材C2以外の残ったフィルムを回収する分離回収機構121と、分離回収機構121を鉛直方向および水平方向に移動させる移動機構122とを備えている。また、フィルム分離装置12は、図44に示すように、分離回収機構121にて回収された蓋材C2以外の残ったフィルム(スクラップ)を保持するスクラップ保持台123を備えている。
ピンユニット125は、カットフィルムCFに形成された蓋材C2のそれぞれに対応するように設けられるとともに、吸引板124の貫通孔124Aの内径よりも僅かに小さい外径に形成された複数のピン125Aと、複数のピン125Aを支持するピンプレート125Bと、ピンプレート125Bを吸引板124に対して昇降させるエアシリンダ125C(図中矢印A)とを備えている。各ピン125Aの長さは、エアシリンダ125Cにてピンプレート125Bを吸引板124に対して下降させた場合に、その先端を各サクションカップ124Bよりも下方に位置させるように設定されている。
以下、図43に示したフィルム分離装置12の状態を初期状態としてフィルム分離装置12の機能について詳細に説明する。
その後、メインパレットMPは、メインコンベア2にて搬送されることによって、分離回収機構121の鉛直下方に配置される。
そして、フィルム分離装置12は、エアシリンダ125Cにてピンプレート125Bを吸引板124に対して下降させることによって、吸引板124の貫通孔124Aを介してピンプレート125Bの各ピン125AにてカットフィルムCFに形成された各蓋材C2を押し下げる。換言すれば、各ピン125Aは、メインパレットMPに収容された容器C1の開口部を押し下げる。これによって、メインパレットMPに収容されたカプセルCは、上側穴部MP11および下側穴部MP12に埋没し、蓋材C2は、カットフィルムCFから完全に分離する。
そして、フィルム分離装置12は、移動機構122にて分離回収機構121を鉛直上方に移動させることによって、吸引板124にて保持されているスクラップSCをメインパレットMPから離間させた後、移動機構122にて水平方向に移動させることによって、分離回収機構121をスクラップ保持台123の鉛直上方に移動させる。
その後、フィルム分離装置12は、移動機構122にて水平方向に移動させることによって、分離回収機構121をメインコンベア2の鉛直上方に移動させて再び初期状態とする。
図45は、カプセル移載装置の側面図である。具体的には、図45は、+X軸方向側からカプセル移載装置13を見た図である。
カプセル移載装置13は、図45に示すように、メインコンベア2にて搬送されてきたメインパレットMPに収容されたカプセルCを吸引して保持することによって、カプセルCをメインパレットMPから取り出してカプセル仕分装置14に移載する移載機構131と、移載機構131の下方に設けられるとともに、メインパレットMPに収容されたカプセルCを鉛直上方に押し上げる押上機構132と、移載機構131および押上機構132の間に設けられるとともに、蓋材C2の耳部C22を折り曲げる折り曲げ機構133とを備えている。
各押上ピン132Aは、ブシュMP13の貫通孔13B1の内径よりも僅かに小さい外径を有しているので、押上機構132は、昇降機132Cにてプレート132Bを上昇させることによって、ブシュMP13の貫通孔13B1の内部に各押上ピン132Aを挿入することができる。
折り曲げプレート133Aの貫通孔133A1は、容器C1の開口部と同様の六角形状に形成されている。また、この貫通孔133A1は、図46に示すように、カプセルC側に向かうにしたがって拡径する傾斜部133A2を有し、容器C1の開口部の外径よりも僅かに大きい内径に形成されている。
以下、図45に示したカプセル移載装置13の状態を初期状態としてカプセル移載装置13の機能について詳細に説明する。
その後、メインパレットMPは、メインコンベア2にて搬送されることによって、移載ヘッド131Bの鉛直下方に配置される。
そして、カプセル移載装置13は、昇降機132Cにてプレート132Bを上昇させることによって、各押上ピン132AをブシュMP13の貫通孔13B1の内部に挿入し、各押上ピン132AにてメインパレットMPに収容された各カプセルCを押し上げる。
ここで、折り曲げプレート133Aの貫通孔133A1は、カプセルC側に向かうにしたがって拡径する傾斜部133A2を有しているので、各カプセルCは、この傾斜部133A2にて蓋材C2の耳部C22を折り曲げられながら折り曲げプレート133Aの貫通孔133A1を通過することになる。
そして、カプセル移載装置13は、スライドテーブル131Dにて水平方向に移動させることによって、移載ヘッド131Bをカプセル仕分装置14の鉛直上方に移動させる。
その後、カプセル移載装置13は、プッシャシリンダ131Cにて移載ヘッド131Bを鉛直上方に移動させるとともに、スライドテーブル131Dにて水平方向に移動させることによって、移載ヘッド131Bをメインコンベア2の鉛直上方に移動させて再び初期状態とする。
図47は、カプセル仕分装置の上面図である。
カプセル仕分装置14は、図47に示すように、カプセル移載装置13にて移載された対象物としてのカプセルCを分割して搬送するカプセル分割コンベア141と、カプセル分割コンベア141の搬送方向の下流側(紙面下側)に設けられるとともに、カプセルCを収納するためのケースCSを搬送するケース搬送コンベア142と、カプセル分割コンベア141およびケース搬送コンベア142の間に設けられたカプセルシューター143とを備えている。このカプセル仕分装置14は、カプセル移載装置13にて移載されたカプセルCを所定の個数ごとに仕分けてケースCSに収納する。具体的には、カプセル仕分装置14は、カプセルCを30個ごとに仕分けてケースCSに収納する。
ケースCSは、図48に示すように、断面楕円形状の有底筒状に形成された収納部CS1と、収納部CS1の開口を閉塞する楕円形状の蓋部CS2と、収納部CS1に対して蓋部CS2を開閉自在に接続するヒンジ部CS3とを備えている。このケースCSは、前述したように、30個のカプセルCを収納して蓋部CS2を閉塞することができる大きさに形成されている。
なお、一単位のカプセルCの数、第1の集団および第2の集団のカプセルの数、ケースCSに収納するカプセルCの数は、本実施形態とは異なる数であってもよい。
ケース搬送コンベア142は、図47および図49に示すように、ケースCSを載置するとともに、ケースCSを所定の搬送方向(図中左方向)に沿って搬送する第1コンベア144および第2コンベア145を備えている。ここで、第1コンベア144および第2コンベア145は、カプセル分割コンベア141の鉛直下方に所定の間隔を隔てて配設されているとともに、カプセル分割コンベア141の搬送方向と直交する方向に沿ってケースCSを搬送するように配設されている。
ストッパ144Bは、搬送路144Aに対して突没自在に取り付けられている。このストッパ144Bは、搬送路144Aに対して突出させることによって、第1コンベア144にて搬送されているケースCSに当接するので、搬送路144Aの移動に逆らって搬送路144Aの所定の位置にケースCSを静止させることができる。また、ストッパ144Bは、搬送路144Aに対して没入させることによって、第1コンベア144にて搬送されているケースCSから離間するので、第1コンベア144にてケースCSを搬送することができる。
なお、本実施形態では、第1コンベア144は、搬送路144Aの所定の位置にケースCSを静止させるストッパ144Bを備えているが、例えば、搬送路144Aを停止させることなどの他の方法によって、所定の位置にケースCSを静止させるようにしてもよい。また、図49は、ストッパ144Bを搬送路144Aに対して突出させた状態を示している。
ストッパ145Bは、搬送路145Aに対して突没自在に取り付けられている。このストッパ145Bは、搬送路145Aに対して突出させることによって、第2コンベア145にて搬送されているケースCSに当接するので、搬送路145Aの移動に逆らって搬送路145Aの所定の位置にケースCSを静止させることができる。また、ストッパ145Bは、搬送路145Aに対して没入させることによって、第2コンベア145にて搬送されているケースCSから離間するので、第2コンベア145にてケースCSを搬送することができる。
なお、本実施形態では、第2コンベア145は、搬送路145Aの所定の位置にケースCSを静止させるストッパ145Bを備えているが、例えば、搬送路145Aを停止させることなどの他の方法によって、所定の位置にケースCSを静止させるようにしてもよい。また、図49は、ストッパ145Bを搬送路145Aに対して突出させた状態を示している。
カプセルシューター143は、図47および図50に示すように、カプセル分割コンベア141にて搬送された各集団のそれぞれに対応して設けられた複数の筒状部143Aと、カプセル分割コンベア141と、各筒状部143Aとの間に設けられるとともに、各筒状部143A側に向かうにしたがって鉛直下方側に傾斜する傾斜部143Bと、傾斜部143Bに設けられるとともに、カプセル分割コンベア141にて搬送された各集団を各筒状部143Aに導くガイド部143Cとを備えている。
なお、本実施形態では、各筒状部143A1のケースCS側の開口と、ケースCSの開口とは、カプセルCの大きさよりも小さい間隔を隔てて配設されているが、これより大きい間隔を隔てて配設されていてもよい。
なお、本実施形態では、筒状部143A2のケースCS側の開口と、ケースCSの開口とは、カプセルCの大きさよりも小さい間隔を隔てて配設されているが、これより大きい間隔を隔てて配設されていてもよい。
なお、本実施形態では、カプセル仕分装置14は、カプセルシューター143を備えているが、案内手段は、これとは異なる構成であってもよい。要するに、案内手段は、分割搬送手段と、第1搬送手段および第2搬送手段との間に設けられるとともに、分割搬送手段にて搬送された各集団を第1搬送手段および第2搬送手段にて搬送されるケースに案内することができればよい。また、仕分装置は、案内手段を備えていなくてもよい。
カプセル仕分装置14は、前述したカプセル分割コンベア141、ケース搬送コンベア142、およびカプセルシューター143の他、図51に示すように、カプセル仕分装置14の全体を制御する仕分用制御手段146を備えている。
仕分用制御手段146は、CPU(Central Processing Unit)や、メモリなどによって構成され、このメモリに記憶された所定のプログラムに従って情報処理を実行する。この仕分用制御手段146は、第1収納判定部146Aと、第2収納判定部146Bと、搬出実行部146Cと、振動実行部146Dとを備えている。
第2収納判定部146Bは、第2コンベア145にて搬送されるケースCSに30個のカプセルCを収納したか否かを判定する。具体的には、第2収納判定部146Bは、光電センサ141Cにて一単位(50個)のカプセルCを搬送したことを検出した回数を計数し、6回となったか否かを判定することによって、ケースCSに30個のカプセルCを収容したか否かを判定する。
振動実行部146Dは、光電センサ141Cにて一単位(50個)のカプセルCを搬送したことを検出した場合に、ケース振動手段144Cに搬送路144Aを振動させるとともに、ケース振動手段145Cに搬送路145Aを振動させる。
以下、図49に示したカプセル仕分装置14の状態を初期状態としてカプセル仕分装置14の機能について詳細に説明する。
カプセル仕分装置14にてカプセルCを所定の個数ごとに仕分けてケースCSに収納する場合には、仕分用制御手段146は、メモリに記憶された所定のプログラムに従って、図52に示すように、ステップS21〜S26を実行する。
以下、ステップS21〜S26の詳細について、図面を参照して説明する。
搬出実行部146Cは、第1収納判定部146AにてケースCSに30個のカプセルCを収納したと判定した場合に、図53に示すように、ストッパ144Bを搬送路144Aに対して没入させることによって、第1コンベア144にケースCSを搬出させる(S22:第1コンベア搬出実行ステップ)。換言すれば、搬出実行部146Cは、カプセル分割コンベア141にて一単位のカプセルCを2回搬送した場合(15個の第1の集団を2回搬送して30個のカプセルCをケースに収納した場合)に第1コンベア144にケースCSを搬出させる。また、搬出実行部146Cは、各筒状部143A1の開口を介して30個のカプセルCを収納した3つのケースCSを搬出した後、ストッパ144Bを搬送路144Aに対して突出させることによって、搬送路144Aの所定の位置にケースCSを新たに静止させる。
搬出実行部146Cは、第2収納判定部146BにてケースCSに30個のカプセルCを収納したと判定した場合に、図54に示すように、ストッパ145Bを搬送路145Aに対して没入させることによって、第2コンベア145にケースCSを搬出させる(S24:第2コンベア搬出実行ステップ)。換言すれば、搬出実行部146Cは、カプセル分割コンベア141にて一単位のカプセルCを6回搬送した場合(5個の第2の集団を6回搬送して30個のカプセルCをケースに収納した場合)に第2コンベア145にケースCSを搬出させる。また、搬出実行部146Cは、各筒状部143A2の開口を介して30個のカプセルCを収納したケースCSを搬出した後、ストッパ145Bを搬送路145Aに対して突出させることによって、搬送路145Aの所定の位置にケースCSを新たに静止させる。
なお、仕分用制御手段146は、カプセル仕分装置14に設けられたストップボタン(図示略)が押下されたときに、前述したステップS21〜S26の繰り返しを停止する。また、仕分用制御手段146は、カプセル仕分装置14に設けられたリセットボタン(図示略)が押下されたときに、ストッパ144B,145Bを初期状態に復帰させる。
(1)カプセルの製造装置1は、カプセルCを所定の個数ごとに仕分けてケースCSに収納するカプセル仕分装置14を備えているので、一単位とは異なる数をまとめてケースCSに収納する場合であっても人手に頼ることなくカプセルCを仕分けることができる。したがって、カプセルの製造装置1は、複数個のカプセルCを一単位として間欠的に製造することができるとともに、製造効率を向上させることができる。
(4)第1収納判定部146Aおよび第2収納判定部146Bは、光電センサ141Cにて一単位のカプセルCを搬送したことを検出した回数を計数することによって、ケースCSに30個のカプセルCを収納したか否かを判定することができるので、カプセル仕分装置14の構造を簡素にすることができる。
(6)筒状部143AのケースCS側の開口と、ケースCSの開口とは、カプセルCの大きさよりも小さい間隔を隔てて配設されているので、カプセルCは、こぼれ落ちることなくケースCSに収納される。したがって、カプセル仕分装置14は、一単位のカプセルCを30個ごとに仕分けてケースCSに確実に収納することができる。また、筒状部143AのケースCS側の開口と、ケースCSの開口とは、カプセルCの大きさよりも小さい間隔を隔てて配設されているので、第1コンベア144および第2コンベア145は、筒状部143AのケースCS側の開口と、ケースCSの開口とを接触させることなくケースCSを搬出することができる。
(8)振動実行部146Dは、光電センサ141Cにて一単位のカプセルCを搬送したことを検出した場合に、ケース振動手段144C,145Cに搬送路144A,145Aを振動させるので、カプセル分割コンベア141にて一単位のカプセルCを搬送し、これらをケースCSに収納する度に第1コンベア144および第2コンベア145にて搬送されるケースCSをケース振動手段144C,145Cにて搬送路144A,145Aとともに振動させることができ、ケースCSに収納された複数のカプセルCを均すことができる。したがって、カプセル仕分装置14は、複数のカプセルCをケースCSに更に効率よく収納することができる。
(10)粉粒体の充填装置6は、突出部622B2の突出量を調整することによって、貯留槽621の深さを調整することなく、貯留槽621の内部に貯留される粉粒体Pの嵩高を調整することができるので、粉粒体Pの充填圧を容易に調整することができる。
(12)進退機構63は、貯留槽621から粉粒体Pを落下させて計量穴661Aに充填するときに充填用ホッパー62を搖動させるので、投入槽622に投入された粉粒体Pが落下することによって、貯留槽621に補充されていく粉粒体Pを均すことができる。したがって、粉粒体の充填装置6は、粉粒体Pの充填圧を確実に一定にすることができ、一定量の粉粒体Pを計量穴661Aに確実に充填することができる。
(14)容器供給装置3は、容器用ホッパー33に保持された複数の容器C1をダミーパレットDPの上面に向かって落下させることによって、ダミーパレットDPに容器C1を供給しているので、容器C1を作業者の手で把持したり、容器C1を吸引したりすることはない。したがって、容器供給装置3は、容器C1が汚れてしまったり、変形してしまったりすることを抑制することができるので、歩留まりを向上させることができ、ひいては製造効率を向上させることができる。
(17)ガイド部材334は、本体部333に取り付けられた基端部からダミーパレットDP側の先端部に向かうにしたがって下降するように傾斜するレール状に形成されるとともに、ダミーパレットDPの収容部DP1の中心に向かって容器C1を滑らせて案内する溝部334A1を有する簡素な構成によってダミーパレットDPの収容部DP1の中心に向かって容器C1を落下させるようにガイドすることができるので、容器供給装置3を安価に構成することができる。
(20)ダミーパレットDPの上面には、表面を滑らかにするための表面処理が施されているので、ダミーパレットDPの上面に落下した複数の容器C1は、ダミーパレットDPの振動によって転動しやすくなる。したがって、容器供給装置3は、ダミーパレットDPの各収容部DP1に容器C1を更に入り込みやすくすることができ、製造効率を更に向上させることができる。
(22)容器供給装置3は、プラー363を備えているので、プッシャー362にて押し出された前回の配置用ダミーパレットDP(n−1)をプラー363にてダミーパレットDPの配置位置から更に引き出すことができる。したがって、容器供給装置3は、今回の配置用ダミーパレットDP(n)と、前回の配置用ダミーパレットDP(n−1)との間にプラー363にてスペースを開けることができるので、小型電磁フィーダ32にて今回の配置用ダミーパレットDP(n)を振動させた場合であっても、その振動は、前回の配置用ダミーパレットDP(n−1)や、下流側パレットコンベア364などに伝わってしまうことはない。
(26)容器用制御手段37は、容器投入部371Aと、投入停止部371Bとを備えているので、バケット351Aおよびベルトコンベア352と協働してシャッタ353を開閉することによって、バケット351Aの内部に一定量の複数の容器C1を投入することができる。そして、容器用制御手段37は、容器移動部371Cを備えているので、バケット351Aの内部に投入された複数の容器C1を容器用ホッパー33に移動させることができる。したがって、容器搬送手段35は、簡素な構成によって容器用ホッパー33に一定量の複数の容器C1を保持させることができる。
(29)容器用制御手段37は、シャッタ353を閉鎖するときに、コンプレッサ354に空気を吐出させるので、ベルトコンベア352にて搬送される複数の容器C1をシャッタ本体353Aにて挟み込んでしまうことを抑制することができる。したがって、容器供給装置3は、容器C1が変形してしまうことを抑制することができるので、歩留まりを向上させることができ、ひいては製造効率を向上させることができる。
(31)コンプレッサ331Aは、ダミーパレットDPの上面に沿って容器貯留槽34側に空気を吐出するので、ダミーパレットDPの上面に落下した複数の容器C1のうち、ダミーパレットDPの収容部DP1に入り込まなかった容器C1は、吹き飛ばされて容器貯留槽34に落下していくことになる。したがって、容器供給装置3は、簡素な構成によって複数の容器C1を容器貯留槽34に落下させることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、カプセル仕分装置14は、複数個のカプセルCを一単位として間欠的に製造するカプセルの製造装置1に用いられていたが、これ以外の製造装置に採用してもよい。
2 メインコンベア
3 容器供給装置
4 容器移載装置
5 容器クリーニング装置
6 充填装置
7 充填チェック装置
8 フィルム供給装置
9 フィルムダイカット装置
10 フィルム移載装置
11 シール装置
12 フィルム分離装置
13 カプセル移載装置
14 カプセル仕分装置
141 カプセル分割コンベア(分割搬送手段)
141C 光電センサ(検出手段)
142 ケース搬送コンベア
143 カプセルシューター(案内手段)
143A 筒状部
143B 傾斜部
143C ガイド部
144 第1コンベア(第1搬送手段)
144A 搬送路
144B ストッパ(静止手段)
144C ケース振動手段
145 第2コンベア(第2搬送手段)
145A 搬送路
145B ストッパ(静止手段)
145C ケース振動手段
146 仕分用制御手段
146A 第1収納判定部
146B 第2収納判定部
146C 搬出実行部
146D 振動実行部
61 計量充填機構
62 充填用ホッパー
63 進退機構(搖動手段)
64 プレート
65 シリンダ
66 計量ユニット
67 押出ユニット
621 貯留槽
622 投入槽
622A フレーム
622B 下カバー
622B1 穴部
622B2 突出部
622C 上カバー
631 ベース
632 レール
634 モータ
661 計量板
661A 計量穴(被充填部)
662 シャッタ
662A 貫通孔
663 ガイド板
663A 貫通孔
664 モータ
671 昇降板
672 押出ピン
673 押出用シリンダ
Claims (7)
- 複数個の対象物を一単位として間欠的に製造する製造装置に用いられることによって、一単位の対象物を所定の個数ごとに仕分けてケースに収納する仕分装置であって、
前記一単位の対象物を分割することによって、第1の集団と、前記第1の集団とは個数の異なる第2の集団とに分けて搬送する分割搬送手段と、
前記分割搬送手段にて搬送された各集団のうち、前記第1の集団を収納するケースを搬送する第1搬送手段と、
前記分割搬送手段にて搬送された各集団のうち、前記第2の集団を収納するケースを搬送する第2搬送手段と、
前記仕分装置の全体を制御する仕分用制御手段とを備え、
前記仕分用制御手段は、
前記第1搬送手段にて搬送されるケースに所定の個数の対象物を収納したか否かを判定する第1収納判定部と、
前記第2搬送手段にて搬送されるケースに所定の個数の対象物を収納したか否かを判定する第2収納判定部と、
前記第1収納判定部にてケースに所定の個数の対象物を収納したと判定した場合に前記第1搬送手段にケースを搬出させるとともに、前記第2収納判定部にてケースに所定の個数の対象物を収納したと判定した場合に前記第2搬送手段にケースを搬出させる搬出実行部とを備えることを特徴とする仕分装置。 - 請求項1に記載された仕分装置において、
前記第1搬送手段および前記第2搬送手段は、
ケースを載置するとともに、ケースを所定の搬送方向に沿って移動させる搬送路と、
前記搬送路の移動に逆らって前記搬送路の所定の位置にケースを静止させる静止手段とを備えることを特徴とする仕分装置。 - 請求項1または請求項2に記載された仕分装置において、
前記分割搬送手段は、
前記一単位の対象物を搬送したか否かを検出する検出手段を備え、
前記第1収納判定部および前記第2収納判定部は、前記検出手段にて前記一単位の対象物を搬送したことを検出した回数を計数することによって、ケースに所定の個数の対象物を収納したか否かを判定することを特徴とする仕分装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載された仕分装置において、
前記分割搬送手段と、前記第1搬送手段および前記第2搬送手段との間に設けられるとともに、前記分割搬送手段にて搬送された各集団を前記第1搬送手段および前記第2搬送手段にて搬送されるケースに案内する案内手段を備え、
前記案内手段は、
前記分割搬送手段にて搬送された各集団のそれぞれに対応して設けられるとともに、ケースに近づくにしたがって縮径し、ケース側の開口の大きさをケースの開口よりも小さく設定された複数の筒状部と、
前記分割搬送手段と、前記各筒状部との間に設けられるとともに、前記各筒状部側に向かうにしたがって鉛直下方側に傾斜する傾斜部と、
前記傾斜部に設けられるとともに、前記分割搬送手段にて搬送された各集団を前記各筒状部に導くガイド部とを備えることを特徴とする仕分装置。 - 請求項4に記載された仕分装置において、
前記筒状部のケース側の開口と、ケースの開口とは、前記対象物の大きさよりも小さい間隔を隔てて配設されていることを特徴とする仕分装置。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載された仕分装置において、
前記第1搬送手段および前記第2搬送手段は、
ケースを載置するとともに、ケースを所定の搬送方向に沿って移動させる搬送路と、
前記搬送路を振動させるケース振動手段とを備えることを特徴とする仕分装置。 - 請求項6に記載された仕分装置において、
前記分割搬送手段は、
前記一単位の対象物を搬送したか否かを検出する検出手段を備え、
前記仕分用制御手段は、
前記検出手段にて前記一単位の対象物を搬送したことを検出した場合に、前記ケース振動手段に前記搬送路を振動させる振動実行部を備えることを特徴とする仕分装置。
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