JP6410308B2 - センサチップ、検出システム、及び、検出方法 - Google Patents
センサチップ、検出システム、及び、検出方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6410308B2 JP6410308B2 JP2014251602A JP2014251602A JP6410308B2 JP 6410308 B2 JP6410308 B2 JP 6410308B2 JP 2014251602 A JP2014251602 A JP 2014251602A JP 2014251602 A JP2014251602 A JP 2014251602A JP 6410308 B2 JP6410308 B2 JP 6410308B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- sensor chip
- antibody
- detection
- specimen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/53—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
- G01N33/543—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor with an insoluble carrier for immobilising immunochemicals
- G01N33/54366—Apparatus specially adapted for solid-phase testing
- G01N33/54373—Apparatus specially adapted for solid-phase testing involving physiochemical end-point determination, e.g. wave-guides, FETS, gratings
- G01N33/5438—Electrodes
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N27/00—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
- G01N27/26—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
- G01N27/403—Cells and electrode assemblies
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N27/00—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
- G01N27/72—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables
- G01N27/74—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables of fluids
- G01N27/745—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables of fluids for detecting magnetic beads used in biochemical assays
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Immunology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Urology & Nephrology (AREA)
- Hematology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Pathology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Cell Biology (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
Description
また、センサチップの面積が大きくなるほど、センサチップの製造に要するコスト(換言すると、製造コスト)が高くなる。従って、上記センサチップは、製造コストが高くなりやすい。
上記センサチップの外部に露出するとともに、互いに異なる金属からなる、第1の電極及び第2の電極と、
電解質を含む検体が上記第1の電極及び上記第2の電極と接している状態において、上記第1の電極において酸化反応が生じるとともに上記第2の電極において還元反応が生じることによって上記第1の電極及び上記第2の電極の間に生じる電位差により駆動されることによって、上記検体に含まれる検出対象物を検出する検出回路と、
を備える。
更に、上記センサチップは、
上記センサチップの外部に露出するとともに、互いに異なる金属からなる、第1の電極及び第2の電極と、
電解質を含む検体が上記第1の電極及び上記第2の電極と接している状態において、上記第1の電極において酸化反応が生じるとともに上記第2の電極において還元反応が生じることによって上記第1の電極及び上記第2の電極の間に生じる電位差により駆動されることによって、上記検体に含まれる検出対象物を検出する検出回路と、
上記電位差により駆動されることによって、上記検出の結果を出力する出力回路と、
を備える。
加えて、上記取得装置は、上記出力された検出の結果を上記センサチップから取得する。
センサチップの外部に露出するとともに、互いに異なる金属からなる、第1の電極及び第2の電極が、電解質を含む検体に接し、
上記第1の電極において酸化反応が生じるとともに上記第2の電極において還元反応が生じることによって上記第1の電極及び上記第2の電極の間に電位差が生じ、
上記センサチップが、上記電位差により駆動されることによって、上記検体に含まれる検出対象物を検出する方法である。
(構成)
図1に示されるように、第1実施形態の検出システム1は、センサチップ10と、取得装置20と、を備える。センサチップ10は、検体DBに含まれる検出対象物を検出し、検出の結果を出力する。取得装置20は、センサチップ10により出力された検出の結果をセンサチップ10から取得する。
LSI回路部15は、基板16に対して第2の表面SF2と反対側にて、基板16と重なる。LSI回路部15については、後述する。
絶縁部14は、二酸化ケイ素(SiO2)からなる。絶縁部14は、シリコン酸化膜と呼ばれてもよい。絶縁部14は、LSI回路部15に対して基板16と反対側にて、LSI回路部15と重なる。
図3に示されるように、固定部13は、第2の電極12と同じ厚さを有する。なお、固定部13は、第2の電極12と異なる厚さを有してもよい。
図4に示されるように、第3の電極18は、絶縁部14を貫通する接続部18aを有する。接続部18aは、第3の電極18とLSI回路部15とを接続する。本例では、第4の電極19は、第3の電極18と同様に、絶縁部14を貫通するとともに、第4の電極19とLSI回路部15とを接続する接続部を有する。
図7の(C)に示されるように、抗原AGは、チップ側抗体AB1と結合するとともに、微粒子側抗体AB2と結合する。本例では、微粒子側抗体AB2は、モノクローナル抗体である。なお、微粒子側抗体AB2は、ポリクローナル抗体であってもよい。微粒子側抗体AB2は、第2の抗体の一例である。
抗体付磁性微粒子MPAは、抗原AG及びチップ側抗体AB1を介して固定部13に固定される。
変調器15dは、ADC15cによる変換後の信号を所定の変調方式に従って変調する。本例では、変調方式は、周波数偏移変調(FSK;Frequency Shift Keying)方式である。本例では、図8の(A)に示されるように、変調後の信号は、「1」を表す期間T1,T3においては、第1の周波数を有するとともに、「0」を表す期間T2においては、第1の周波数よりも低い第2の周波数を有する。なお、第2の周波数は、第1の周波数よりも高くてもよい。
本例では、第1の磁石22は、永久磁石である。なお、第1の磁石22は、電磁石であってもよい。この場合、取得装置20は、移動機構を備えない。
このようにして、第2の磁石23は、内壁面21aの底部21a1の近傍において、内壁面21aの底部21a1と平行な磁界MF2を形成可能に構成される。
次に、検出システム1の動作について説明する。
図10の(A)に示されるように、取得装置20の容器21に、検体DBが入れられる。これにより、第5の電極24a及び第6の電極24bは、検体DBに接する。
次いで、図10の(B)に示されるように、センサチップ10が検体DBに入れられる。これにより、第1の電極11、第2の電極12、第3の電極18、及び、第4の電極19は、検体DBに接する。そして、センサチップ10は、容器21の底部21a1へ向かって検体DB内を下降する。
そして、所定の時間が経過した後に、複数の抗体付磁性微粒子MPAが検体DBに入れられる。なお、複数の抗体付磁性微粒子MPAは、緩衝液(例えば、PBS等)とともに検体DBに入れられてもよい。
次に、本発明に関する第1実験例について説明する。
第1実験例においては、亜鉛及び白金のそれぞれに対してサイクリックボルタモグラムを取得した。
作用電極は、直径が3mmである円形状を有する電極である。対向電極は、直径が10mmである円形状を有するとともに、白金からなる電極である。参照電極は、銀/塩化銀(Ag/AgCl)参照電極である。電解液は、PBS(和光純薬株式会社製)である。印加電圧の掃引速度は、20mV/sである。
図13は、作用電極が白金からなる電極である場合におけるサイクリックボルタモグラムを示す。図13の領域C21におけるピークは、上記化学式2に対応していると考えられる。図13の領域C22におけるピークは、上記化学式3に対応していると考えられる。
次に、本発明に関する第2実験例について説明する。
第2実験例においては、亜鉛からなる電極と、白金からなる電極と、を用いた場合において生成される電力について調べた。
次に、本発明に関する第3実験例について説明する。
第3実験例においては、亜鉛からなる電極の溶出が、抗原及び抗体の結合に及ぼす影響について調べた。
なお、定常状態において電極間に生じた電位差は、約1.0Vであった。また、第1の電極及び第2の電極により出力可能な電力の最大値を定常状態において平均した値は、約4.9μWであった。
次に、本発明に関する第4実験例について説明する。
第4実験例においては、検体DBを介した電気信号の伝達について調べた。
図17は、出力電圧及び検出電圧の時間に対する変化を示す。出力電圧は、第3の電極18及び第4の電極19を介して出力される電気信号を表す電圧である。検出電圧は、第5の電極24a及び第6の電極24bの間の電位差として検出される電圧である。図17の曲線L11は、出力電圧を表す。図17の曲線L12は、検出電圧を表す。
なお、第1の電極11がマグネシウムからなる場合も、亜鉛の場合と同様の効果が奏される。
これによれば、第3の電極18及び第4の電極19を形成する場合よりも、センサチップ10を容易に製造できる。
次に、第2実施形態の検出システムについて説明する。第2実施形態の検出システムは、第1実施形態の検出システムに対して、検出の結果をセンサチップから取得装置へ伝達するために、電気信号に代えて光信号を用いる点において相違している。以下、第2実施形態の検出システムの、第1実施形態に対する相違点を中心として説明する。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態と共通する又は対応する符号が用いられる。
図27は、センサチップ10Fを厚さ方向にて第1の表面SF1側から見た図である。図28は、センサチップ10Fを厚さ方向にて第2の表面SF2側から見た図である。図29は、センサチップ10Fの図27におけるC−C断面図である。
また、図30の(B)に示されるように、第1のシャッタ層101Fの状態が、光を遮断する状態に制御されている場合、センサチップ10Fに照射された光は、反射されない。
なお、制御器15fは、第1のシャッタ層101F及び第2のシャッタ層103Fの状態を、上述した場合と逆に制御してもよい。
制御装置25Fは、光検出器27により検出された反射光に基づいて、検体DB内に含まれる抗原AGの検出の結果をセンサチップ10Fから取得する。
本発明に関し、以下を付記する。
センサチップであって、
前記センサチップの外部に露出するとともに、互いに異なる金属からなる、第1の電極及び第2の電極と、
電解質を含む検体が前記第1の電極及び前記第2の電極と接している状態において、前記第1の電極において酸化反応が生じるとともに前記第2の電極において還元反応が生じることによって前記第1の電極及び前記第2の電極の間に生じる電位差により駆動されることによって、前記検体に含まれる検出対象物を検出する検出回路と、
を備える、センサチップ。
付記1に記載のセンサチップであって、
前記センサチップは、前記検出対象物としての抗原と結合する第1の抗体を備えるとともに、
前記検出回路は、前記抗原と結合する第2の抗体を有する磁性微粒子が、前記第2の抗体及び前記抗原を介して前記第1の抗体に結合されているか否かを検出する磁気センサを備える、センサチップ。
付記1又は付記2に記載のセンサチップであって、
前記電位差により充電されるとともに、放電することにより電力を前記検出回路へ供給するコンデンサを備える、センサチップ。
付記1乃至付記3のいずれか一項に記載のセンサチップであって、
前記電位差により駆動されることによって、前記検出の結果を出力する出力回路を備える、センサチップ。
付記4に記載のセンサチップであって、
第3の電極及び第4の電極を備え、
前記出力回路は、前記検出の結果を表す電気信号を、前記第3の電極及び前記第4の電極を介して出力する、センサチップ。
付記4に記載のセンサチップであって、
前記出力回路は、前記検出の結果を表す電気信号を、前記第1の電極及び前記第2の電極を介して出力する、センサチップ。
付記4に記載のセンサチップであって、
前記センサチップは、
前記センサチップの表面を形成するとともに、光を透過する状態と、光を遮断する状態と、の間で状態が切り替わるシャッタ層と、
前記シャッタ層の前記表面と反対側にて、前記シャッタ層と重なるとともに、光を反射する反射層と、を備え、
前記出力回路は、前記検出の結果に対応付けられたタイミングにて前記シャッタ層の状態を切り替える制御部を備える、センサチップ。
付記1乃至付記7のいずれか一項に記載のセンサチップであって、
互いに平行な一対の表面を有する平板状であり、
前記第1の電極及び前記第2の電極は、前記一対の表面のうちの第1の表面にて前記センサチップの外部に露出する、センサチップ。
付記1乃至付記7のいずれか一項に記載のセンサチップであって、
互いに平行な一対の表面を有する平板状であり、
前記第1の電極は、前記一対の表面のうちの第1の表面にて前記センサチップの外部に露出し、
前記第2の電極は、前記一対の表面のうちの第2の表面にて前記センサチップの外部に露出する、センサチップ。
付記8又は付記9に記載のセンサチップであって、
前記検出対象物としての抗原と結合する第1の抗体と、
前記第1の抗体が固定され、前記一対の表面のうちの前記第2の電極が露出する表面にて前記センサチップの外部に露出し、且つ、前記第2の電極と一体である固定部と、を備える、センサチップ。
付記1乃至付記10のいずれか一項に記載のセンサチップであって、
前記第1の電極は、亜鉛、又は、マグネシウムからなる、センサチップ。
検体と、前記検体内に位置するセンサチップと、を収容するとともに、前記収容された検体と接する複数の電極を含む収容部と、
前記複数の電極のうちの電極間の電位差を検出する検出部と、
を備えるとともに、前記検出された電位差に基づいて、前記センサチップによる、前記検体内に含まれる検出対象物の検出の結果を前記センサチップから取得する、取得装置。
検体と、前記検体内に位置するセンサチップと、を収容する収容部と、
前記収容されたセンサチップに照射する光を発する光源と、
前記光源により発せられた光の、前記センサチップによる反射光を検出する検出部と、を備えるとともに、前記検出された反射光に基づいて、前記センサチップによる、前記検体内に含まれる検出対象物の検出の結果を前記センサチップから取得する、取得装置。
付記12又は付記13に記載の取得装置であって、
前記検出対象物としての抗原と結合する第1の抗体を備える前記センサチップから、前記抗原と結合する第2の抗体を有する磁性微粒子のうちの、前記第2の抗体及び前記抗原を介して前記第1の抗体に結合していない磁性微粒子を引き寄せる第1の磁石と、
一対の磁極を互いに結ぶ方向が前記センサチップに平行な第2の磁石と、を備えるとともに、
前記磁性微粒子が、前記第2の抗体及び前記抗原を介して前記第1の抗体に結合されているか否かの前記センサチップによる検出の結果を、前記センサチップから取得する、取得装置。
センサチップと、取得装置と、を備える検出システムであって、
前記センサチップは、
前記センサチップの外部に露出するとともに、互いに異なる金属からなる、第1の電極及び第2の電極と、
電解質を含む検体が前記第1の電極及び前記第2の電極と接している状態において、前記第1の電極において酸化反応が生じるとともに前記第2の電極において還元反応が生じることによって前記第1の電極及び前記第2の電極の間に生じる電位差により駆動されることによって、前記検体に含まれる検出対象物を検出する検出回路と、
前記電位差により駆動されることによって、前記検出の結果を出力する出力回路と、
を備え、
前記取得装置は、
前記出力された検出の結果を前記センサチップから取得する、検出システム。
付記15に記載の検出システムであって、
前記センサチップは、第3の電極及び第4の電極を備え、
前記出力回路は、前記検出の結果を表す電気信号を、前記第3の電極及び前記第4の電極を介して出力し、
前記取得装置は、
前記検体と、前記検体内に位置する前記センサチップと、を収容するとともに、前記収容された検体と接する複数の電極を含む収容部と、
前記複数の電極のうちの電極間の電位差を検出する検出部と、
を備えるとともに、前記検出された電位差に基づいて前記検出の結果を前記センサチップから取得する、検出システム。
付記15に記載の検出システムであって、
前記出力回路は、前記検出の結果を表す電気信号を、前記第1の電極及び前記第2の電極を介して出力し、
前記取得装置は、
前記検体と、前記検体内に位置する前記センサチップと、を収容するとともに、前記収容された検体と接する複数の電極を含む収容部と、
前記複数の電極のうちの電極間の電位差を検出する検出部と、
を備えるとともに、前記検出された電位差に基づいて前記検出の結果を前記センサチップから取得する、検出システム。
付記15に記載の検出システムであって、
前記センサチップは、
前記センサチップの表面を形成するとともに、光を透過する状態と、光を遮断する状態と、の間で状態が切り替わるシャッタ層と、
前記シャッタ層の前記表面と反対側にて、前記シャッタ層と重なるとともに、光を反射する反射層と、を備え、
前記出力回路は、前記検出の結果に対応付けられたタイミングにて前記シャッタ層の状態を切り替える制御部を備え、
前記取得装置は、
前記検体と、前記検体内に位置する前記センサチップと、を収容する収容部と、
前記収容されたセンサチップに照射する光を発する光源と、
前記光源により発せられた光の、前記センサチップによる反射光を検出する検出部と、を備えるとともに、前記検出された反射光に基づいて前記検出の結果を前記センサチップから取得する、検出システム。
付記17又は付記18に記載の検出システムであって、
前記センサチップは、前記検出対象物としての抗原と結合する第1の抗体を備え、
前記検出回路は、前記抗原と結合する第2の抗体を有する磁性微粒子が、前記第2の抗体及び前記抗原を介して前記第1の抗体に結合されているか否かを検出する磁気センサを備え、
前記取得装置は、
前記第1の抗体に結合していない磁性微粒子を前記センサチップから引き寄せる第1の磁石と、
一対の磁極を互いに結ぶ方向が前記センサチップに平行な第2の磁石と、を備える、検出システム。
センサチップの外部に露出するとともに、互いに異なる金属からなる、第1の電極及び第2の電極が、電解質を含む検体に接し、
前記第1の電極において酸化反応が生じるとともに前記第2の電極において還元反応が生じることによって前記第1の電極及び前記第2の電極の間に電位差が生じ、
前記センサチップが、前記電位差により駆動されることによって、前記検体に含まれる検出対象物を検出する、検出方法。
付記20に記載の検出方法であって、
前記センサチップが、前記電位差により駆動されることによって、前記検出の結果を出力する、検出方法。
付記21に記載の検出方法であって、
取得装置が、前記出力された検出の結果を前記センサチップから取得する、検出方法。
付記20乃至付記22のいずれか一項に記載の検出方法であって、
前記検出対象物としての抗原と結合する第2の抗体を有する磁性微粒子を前記検体に混入し、
前記抗原と結合するとともに前記センサチップに固定された第1の抗体に、前記混入された磁性微粒子の一部が、前記第2の抗体及び前記抗原を介して結合し、
第1の磁石が、前記混入された磁性微粒子のうちの、前記第1の抗体に結合していない磁性微粒子を引き寄せ、
一対の磁極を互いに結ぶ方向が前記センサチップに平行な第2の磁石が磁場を形成し、
磁気センサが、前記形成された磁場を検出することにより、前記磁性微粒子が前記第1の抗体に結合されているか否かを検出する、検出方法。
10,10F センサチップ
11,11B,11F 第1の電極
11a 接続部
11b 切欠き部
12,12A,12B,12C,12F 第2の電極
12a 接続部
12b,12c 切欠き部
13 固定部
14 絶縁部
15,15F LSI回路部
15a 磁気センサ
15c ADC
15d 変調器
15e 増幅器
15f 制御器
16 基板
17D コンデンサ
18,18E 第3の電極
19,19E 第4の電極
101F 第1のシャッタ層
102F 第1の反射層
103F 第2のシャッタ層
104F 第2の反射層
20,20F 取得装置
21,21F 容器
21a 内壁面
21a1 底部
22 第1の磁石
23 第2の磁石
23a,23b 磁極
24a 第3の電極
24b 第4の電極
25,25F 制御装置
26 光源
27 光検出器
AB1 チップ側抗体
AB2 微粒子側抗体
AG 抗原
DB 検体
MP 磁性微粒子
MPA 抗体付磁性微粒子
SF1 第1の表面
SF2 第2の表面
Claims (12)
- センサチップであって、
前記センサチップの外部に露出するとともに、互いに異なる金属からなる、第1の電極及び第2の電極と、
電解質を含む検体が前記第1の電極及び前記第2の電極と接している状態において、前記第1の電極において酸化反応が生じるとともに前記第2の電極において還元反応が生じることによって前記第1の電極及び前記第2の電極の間に生じる電位差により駆動されることによって、前記検体に含まれる検出対象物を検出する検出回路と、
を備える、センサチップ。 - 請求項1に記載のセンサチップであって、
前記センサチップは、前記検出対象物としての抗原と結合する第1の抗体を備えるとともに、
前記検出回路は、前記抗原と結合する第2の抗体を有する磁性微粒子が、前記第2の抗体及び前記抗原を介して前記第1の抗体に結合されているか否かを検出する磁気センサを備える、センサチップ。 - 請求項1又は請求項2に記載のセンサチップであって、
前記電位差により充電されるとともに、放電することにより電力を前記検出回路へ供給するコンデンサを備える、センサチップ。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のセンサチップであって、
前記電位差により駆動されることによって、前記検出の結果を出力する出力回路を備える、センサチップ。 - 請求項4に記載のセンサチップであって、
第3の電極及び第4の電極を備え、
前記出力回路は、前記検出の結果を表す電気信号を、前記第3の電極及び前記第4の電極を介して出力する、センサチップ。 - 請求項4に記載のセンサチップであって、
前記出力回路は、前記検出の結果を表す電気信号を、前記第1の電極及び前記第2の電極を介して出力する、センサチップ。 - 請求項4に記載のセンサチップであって、
前記センサチップは、
前記センサチップの表面を形成するとともに、光を透過する状態と、光を遮断する状態と、の間で状態が切り替わるシャッタ層と、
前記シャッタ層の前記表面と反対側にて、前記シャッタ層と重なるとともに、光を反射する反射層と、を備え、
前記出力回路は、前記検出の結果に対応付けられたタイミングにて前記シャッタ層の状態を切り替える制御部を備える、センサチップ。 - 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のセンサチップであって、
互いに平行な一対の表面を有する平板状であり、
前記第1の電極及び前記第2の電極は、前記一対の表面のうちの第1の表面にて前記センサチップの外部に露出する、センサチップ。 - 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のセンサチップであって、
互いに平行な一対の表面を有する平板状であり、
前記第1の電極は、前記一対の表面のうちの第1の表面にて前記センサチップの外部に露出し、
前記第2の電極は、前記一対の表面のうちの第2の表面にて前記センサチップの外部に露出する、センサチップ。 - 請求項8又は請求項9に記載のセンサチップであって、
前記検出対象物としての抗原と結合する第1の抗体と、
前記第1の抗体が固定され、前記一対の表面のうちの前記第2の電極が露出する表面にて前記センサチップの外部に露出し、且つ、前記第2の電極と一体である固定部と、を備える、センサチップ。 - センサチップと、取得装置と、を備える検出システムであって、
前記センサチップは、
前記センサチップの外部に露出するとともに、互いに異なる金属からなる、第1の電極及び第2の電極と、
電解質を含む検体が前記第1の電極及び前記第2の電極と接している状態において、前記第1の電極において酸化反応が生じるとともに前記第2の電極において還元反応が生じることによって前記第1の電極及び前記第2の電極の間に生じる電位差により駆動されることによって、前記検体に含まれる検出対象物を検出する検出回路と、
前記電位差により駆動されることによって、前記検出の結果を出力する出力回路と、
を備え、
前記取得装置は、
前記出力された検出の結果を前記センサチップから取得する、検出システム。 - センサチップの外部に露出するとともに、互いに異なる金属からなる、第1の電極及び第2の電極が、電解質を含む検体に接し、
前記第1の電極において酸化反応が生じるとともに前記第2の電極において還元反応が生じることによって前記第1の電極及び前記第2の電極の間に電位差が生じ、
前記センサチップが、前記電位差により駆動されることによって、前記検体に含まれる検出対象物を検出する、検出方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014251602A JP6410308B2 (ja) | 2014-12-12 | 2014-12-12 | センサチップ、検出システム、及び、検出方法 |
US14/667,249 US9645145B2 (en) | 2014-12-12 | 2015-03-24 | Sensor chip, detection system, and method of detecting target substance in analyte |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014251602A JP6410308B2 (ja) | 2014-12-12 | 2014-12-12 | センサチップ、検出システム、及び、検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016114399A JP2016114399A (ja) | 2016-06-23 |
JP6410308B2 true JP6410308B2 (ja) | 2018-10-24 |
Family
ID=56110924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014251602A Active JP6410308B2 (ja) | 2014-12-12 | 2014-12-12 | センサチップ、検出システム、及び、検出方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9645145B2 (ja) |
JP (1) | JP6410308B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6842914B2 (ja) * | 2016-12-28 | 2021-03-17 | Yitoaマイクロテクノロジー株式会社 | 磁性体検出装置 |
JP6930831B2 (ja) * | 2016-12-28 | 2021-09-01 | Yitoaマイクロテクノロジー株式会社 | ホールセンサ及び免疫センサ |
US10935508B2 (en) * | 2017-08-28 | 2021-03-02 | Xiamen Eco Lighting Co. Ltd. | Liquid detection device and liquid detection system for abnormal liquid on a surface |
KR102426791B1 (ko) | 2018-08-09 | 2022-07-28 | (주) 비비비 | 자성 나노입자를 이용한 바이오센서, 이를 이용하는 검출 장치 및 검출 방법 |
TWI799725B (zh) * | 2019-08-02 | 2023-04-21 | 華廣生技股份有限公司 | 植入式微型生物感測器及其操作方法 |
Family Cites Families (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9903142D0 (en) | 1999-02-11 | 1999-04-07 | Scient Generics Ltd | Free space optical communication system |
KR100845163B1 (ko) * | 2003-06-20 | 2008-07-09 | 에프. 호프만-라 로슈 아게 | 전기화학 바이오센서에 관한 장치 및 방법 |
JP4317099B2 (ja) * | 2004-08-12 | 2009-08-19 | 日本電信電話株式会社 | 漏水センサーおよび漏水検出システム |
US8836513B2 (en) | 2006-04-28 | 2014-09-16 | Proteus Digital Health, Inc. | Communication system incorporated in an ingestible product |
WO2007116811A1 (ja) | 2006-04-07 | 2007-10-18 | Japan Advanced Institute Of Science And Technology | 被検物質の測定方法 |
JP4974816B2 (ja) | 2006-09-13 | 2012-07-11 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 検査素子及び検査容器 |
EP2017619A1 (en) * | 2007-07-20 | 2009-01-21 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Magnetic sensor device |
CA2699315A1 (en) * | 2007-09-17 | 2009-03-26 | Red Ivory Llc | Self-actuating signal producing detection devices and methods |
US20090124024A1 (en) | 2007-11-07 | 2009-05-14 | Shingo Kasai | Optical-waveguide sensor chip, method of manufacturing the same, method of measuring substance, substance-measuring kit and optical-waveguide sensor |
JP5424610B2 (ja) | 2007-11-07 | 2014-02-26 | 株式会社東芝 | 光導波路型センサチップ、光導波路型センサチップの製造方法、物質の測定方法、物質測定用キットおよび光導波路型センサ |
JP4993207B2 (ja) | 2008-01-16 | 2012-08-08 | ソニー株式会社 | 電力伝送装置および機能モジュール |
JP2009240474A (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Hiroshima Univ | 経口摂取用バイオセンサーおよびバイオセンサーシステム |
JP2010002401A (ja) * | 2008-06-23 | 2010-01-07 | Hitachi High-Technologies Corp | ヘモグロビン測定方法および測定装置 |
JP2010127757A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Hitachi Ltd | 無線センサチップ及び測定システム |
JP5465996B2 (ja) * | 2009-12-24 | 2014-04-09 | ユニ・チャーム株式会社 | 排泄検出装置及び吸収性物品 |
JP5796344B2 (ja) * | 2011-05-13 | 2015-10-21 | セイコーエプソン株式会社 | センサー装置 |
JP5979847B2 (ja) * | 2011-10-27 | 2016-08-31 | ユニ・チャーム株式会社 | 起電モジュール及び使い捨て着用物品 |
-
2014
- 2014-12-12 JP JP2014251602A patent/JP6410308B2/ja active Active
-
2015
- 2015-03-24 US US14/667,249 patent/US9645145B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20160169883A1 (en) | 2016-06-16 |
US9645145B2 (en) | 2017-05-09 |
JP2016114399A (ja) | 2016-06-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6410308B2 (ja) | センサチップ、検出システム、及び、検出方法 | |
Chuah et al. | Nanopore blockade sensors for ultrasensitive detection of proteins in complex biological samples | |
JP6709299B2 (ja) | 生体アクティビティをアッセイするための微少流体デバイス | |
Srivastava et al. | Biosensor-based detection of tuberculosis | |
US20210048433A1 (en) | Digital control of on-chip magnetic particle assay | |
Bourquin et al. | Integrated immunoassay using tuneable surface acoustic waves and lensfree detection | |
Umehara et al. | Label-free biosensing with functionalized nanopipette probes | |
Corstjens et al. | Feasibility of a lateral flow test for neurocysticercosis using novel up-converting nanomaterials and a lightweight strip analyzer | |
JP2021501887A (ja) | 体液分析用カートリッジおよびシステム | |
EP3903103B1 (en) | Direct detection of single molecules on microparticles | |
El-Sherif et al. | New approach in SARS-CoV-2 surveillance using biosensor technology: a review | |
Sena-Torralba et al. | based electrophoretic bioassay: biosensing in whole blood operating via smartphone | |
CN105074465A (zh) | 生物分析器件以及生物分子分析装置 | |
Liu et al. | Construction and potential applications of biosensors for proteins in clinical laboratory diagnosis | |
Tanaka et al. | Design and fabrication of biosensing interface for waveguide-mode sensor | |
EP2517015A1 (en) | Analyte measurement apparatus and method | |
Cabral-Miranda et al. | Detection of parasite antigens in Leishmania infantum–infected spleen tissue by monoclonal antibody-, piezoelectric-based Immunosensors | |
EP2951583A1 (en) | Detection assays employing magnetic nanoparticles | |
RU2491540C2 (ru) | Протокол смешанного возбуждения для устройства магнитного биодатчика | |
CN109804235B (zh) | 目标物质检测装置及目标物质检测方法 | |
EP2672256A1 (en) | Sensor for detection of a target of interest | |
Bonyadi et al. | Real-time biosensing bacteria and virus with quartz crystal microbalance: recent advances, opportunities, and challenges | |
Park et al. | FACS-based immunoassay of troponin-I using E. coli cells with autodisplayed Z-domains | |
JP2014532872A (ja) | 表面に結合した磁性粒子の検出 | |
JP7481758B2 (ja) | 試料中の被検出物質を検出する方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170913 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171107 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180725 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180904 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180920 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6410308 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |