(第1実施形態)
以下、図1〜図7を参照して、この発明を腕時計に適用した第1実施形態について説明する。
この腕時計は、図1および図2に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1は、ケース本体2とベゼル3とを備えている。ケース本体2は、硬質の合成樹脂からなり、その内部に金属製の補強部材2aが埋め込まれた構成になっている。ベゼル3は、ウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂からなり、図2および図3に示すように、ケース本体2の外面にビス3aによって取り付けられている。
この腕時計ケース1の上部開口部、つまりケース本体2の上部開口部には、図2に示すように、時計ガラス4がパッキン4aを介して取り付けられている。また、この腕時計ケース1の下部、つまりケース本体2の下部には、裏蓋5が防水リング5aを介して取り付けられている。この腕時計ケース1の内部、つまりケース本体2の内部には、時計モジュール6が設けられている。
また、この腕時計ケース1の3時側および9時側に位置する側面には、図1〜図4に示すように、スイッチ釦7がそれぞれ設けられている。この腕時計ケース1の12時側および6時側に位置する側面には、バンド取付部8がそれぞれ側方(図3では左右方向)に突出して設けられている。このバンド取付部8は、時計バンド9の端部9aが締結部材10によって取り付けられるように構成されている。
すなわち、このバンド取付部8は、図1、図4および図5に示すように、一対の取付突起部11を有している。これら一対の取付突起部11には、図5に示すように、取付孔11aが同一軸上で互いに対向して設けられている。時計バンド9は、その端部9aがバンド取付部8の一対の取付突起部11間に配置されるように構成されている。この時計バンド9の端部9aには、貫通孔9bが一対の取付突起部11の取付孔11aと同一軸上に対応して設けられている。
締結部材10は、図5に示すように、第1ねじ部12と第2ねじ部13とを備えている。第1ねじ部12は、雄ねじ12bが設けられたねじ軸12aと、このねじ軸12aの端部に設けられた頭部12cとを有している。また、第2ねじ部13は、雌ねじ13bが設けられたねじ筒13aと、このねじ筒13aの端部に設けられた頭部13cとを有している。この場合、第1ねじ部12は、そのねじ軸12aが第2ねじ部13のねじ筒13aに挿入して、ねじ軸12aの雄ねじ12bがねじ筒13aの雌ねじ13bに螺合するように構成されている。
これにより、締結部材10は、図5に示すように、時計バンド9の端部9aをバンド取付部8の一対の取付突起部11間に配置した状態で、一対の取付突起部11の各取付孔11aのうち、一方(図5では左側)の取付孔11aから時計バンド9の貫通孔9b内に第1ねじ部12が挿入し、他方(図5では右側)の取付孔11aから時計バンド9の貫通孔9b内に第2ねじ部1が挿入し、この状態で第1ねじ部12の雄ねじ12bが第2ねじ部13の雌ねじ13bに螺合するように構成されている。
また、この締結部材10は、図5に示すように、第1ねじ部12の雄ねじ12bが第2ねじ部13の雌ねじ13bに螺合した状態で、第1ねじ部12の頭部12cと第2ねじ部13の頭部13cとを回転させて締め付けることにより、各頭部12c、13cがバンド取付部8の両側の各外部に突出した状態で、時計バンド9の端部9aをバンド取付部8に取り付けるように構成されている。
ところで、腕時計ケース1の12時側と6時側とには、図1〜図4に示すように、一対の保護部材14、15がそれぞれ取り付けられている。すなわち、一対の保護部材14、15のうち、一方の保護部材14は、腕時計ケース1の12時側に取り付けられるように構成されており、他方の保護部材15は、腕時計ケース1の6時側に取り付けられるように構成されている。また、一対の保護部材14、15は、図6に示すように、線状部材により環状に形成されている。
これにより、一対の保護部材14、15は、図1〜図4に示すように、各バンド取付部8がそれぞれ挿入して、腕時計ケース1の上面側と腕時計ケース1の下面側と腕時計ケース1の両側面側とに亘ってそれぞれ配置された状態で、締結部材10の両側に位置する各外端部である第1、第2の各ねじ部12、13の各頭部12c、13cによってそれぞれ腕時計ケース1の外面に押し付けられて固定されるように構成されている。
この場合、一対の保護部材14、15のうち、12時側の保護部材14は、図1〜図4に示すように、その上辺部14aが腕時計ケース1の1時と11時との間に位置し、この上辺部14aの両端部がベゼル3の上面における1時と11時とに設けられた各係止溝16に配置されるように形成されている。この12時側の保護部材14の下辺部14bは、バンド取付部8の下面に位置して裏蓋5の縁部に当接するように形成されている。
また、この12時側の保護部材14の両側辺部14cは、図1〜図4に示すように、腕時計ケース1の下面側から締結部材10の両側に位置する各頭部12c、13cの各外周に向けて延び、これら各頭部12c、13cから腕時計ケース1の上面に向けて傾斜するように折り曲げられている。
すなわち、この保護部材14の両側辺部14cは、図1〜図4に示すように、下辺部14bの両端から締結部材10の各頭部12c、13cに向けてほぼ垂直上方に延び、これら各頭部12c、13cから腕時計ケース1の上面に向けて傾斜して延びると共に、バンド取付部8と腕時計ケース1との境界部分に位置する腕時計ケース1の両側面をその両側から挟み付けるように、ベゼル3の外面に沿って傾斜するように折り曲げられている。
これにより、12時側の保護部材14は、図1〜図4に示すように、その上辺部14aが腕時計ケース1の12時側に位置する上面に配置され、下辺部14bが12時側のバンド取付部8の下面に配置され、両側辺部14cが腕時計ケース1の12時側に位置する両側面に配置され、この状態で両側辺部14cが12時側の締結部材10の各外端部である第1、第2の各ねじ部12、13の各頭部12c、13cによって押されることにより、腕時計ケース1の12時側の外面に押し付けられて固定されるように構成されている。
すなわち、この保護部材14は、図1〜図4に示すように、その両側辺部14cが締結部材10の各頭部12c、13cによって押されると、上辺部14aが腕時計ケース1のベゼル3の1時側と11時側とに位置する各係止溝16に押し付けられ、下辺部14bが12時側のバンド取付部8の下面に当接した状態で、裏蓋5の縁部に押し付けられ、両側辺部14cが2時側と10時側との位置する腕時計ケース1の両側面に押し付けられると共に、各スイッチ釦7の周囲に設けられたベゼル3の各保護突起3bに押し付けられるように構成されている。
一方、6時側に位置する保護部材15は、図1〜図4に示すように、その上辺部15aが腕時計ケース1の5時と7時との間に位置し、この上辺部15aの両端部がベゼル3の上面における5時と7時とに設けられた各係止溝16に配置されるように形成されている。この6時側の保護部材15の下辺部15bは、12時側の保護部材14と同様、バンド取付部8の下面に位置して裏蓋5の縁部に当接するように形成されている。
また、この6時側の保護部材15の両側辺部15cは、図1〜図4に示すように、12時側の保護部材14と同様、腕時計ケース1の下面側から締結部材10の両側に位置する各頭部12c、13cの各外周に向けて延び、これら各頭部12c、13cから腕時計ケース1の上面に向けて傾斜するように折り曲げられている。
すなわち、この6時側の保護部材15の両側辺部15cも、12時側の保護部材14と同様、下辺部15bの両端から締結部材10の各頭部12c、13cに向けてほぼ垂直上方に延び、これら各頭部12c、13cから腕時計ケース1の上面に向けて傾斜して延びると共に、バンド取付部8と腕時計ケース1との境界部分に位置する腕時計ケース1の両側面をその両側から挟み付けるように、ベゼル3の外面に沿って傾斜するように折り曲げられている。
これにより、6時側の保護部材15は、図1〜図4に示すように、その上辺部15aが腕時計ケース1の6時側に位置する上面側に配置され、下辺部15bが6時側のバンド取付部8の下面に配置され、両側辺部15cが腕時計ケース1の6時側に位置する両側面に配置され、この状態で両側辺部15cが6時側の締結部材10の各外端部である第1、第2の各ねじ部12、13の各頭部12c、13cによって押されることにより、腕時計ケース1の6時側の外面に押し付けられて固定されるように構成されている。
すなわち、この保護部材15は、図1〜図4に示すように、その両側辺部15cが締結部材10の各頭部12c、13cによって押されると、上辺部15aが腕時計ケース1のベゼル3の5時側と7時側とに位置する各係止溝16に押し付けられ、下辺部15bが6時側のバンド取付部8の下面に当接した状態で、裏蓋5の縁部に押し付けられ、両側辺部15cが2時側と10時側とに位置する腕時計ケース1の両側面に押し付けられると共に、各スイッチ釦7の周囲に設けられたベゼル3の各保護突起3bに押し付けられるように構成されている。
次に、この腕時計の作用について説明する。
この腕時計を組み立てる場合には、まず、腕時計ケース1のケース本体2の上部開口部に時計ガラス4を取り付け、このケース本体2内に時計モジュール6を組み付ける。この状態でケース本体1の外面にベゼル3をビス3aによって取り付ける。そして、腕時計ケース1の3時側および9時側に複数のスイッチ釦7を取り付けた後、腕時計ケース1のケース本体2の下面に裏蓋5を取り付ける。
この後、腕時計ケース1の一対のバンド取付部8にそれぞれ時計バンド9を取り付ける。このときには、時計バンド9の端部9aをバンド取付部8の一対の取付突起部11間に配置して、時計バンド9の貫通孔9bを一対の取付突起部11の各取付孔11aに同一軸上で対応させる。この状態で、締結部材10の第1ねじ部12を一方の取付孔11aから時計バンド9の貫通孔9bに挿入すると共に、第2ねじ部13を他方の取付孔11aから時計バンド9の貫通孔9bに挿入する。
この状態で、第1ねじ部12のねじ軸12aを第2ねじ部13のねじ筒13aに挿入させて、第1ねじ部12の頭部12cと第2ねじ部13の頭部13cとを互いに押し付けながら、ねじ軸12aの雄ねじ12bをねじ筒13aの雌ねじ13cに螺合させて締め付ける。これにより、第1ねじ部12の頭部12cと第2ねじ部13の頭部13cとがバンド取付部8の両側に突出した状態で、時計バンド9の端部9aが腕時計ケース1のバンド取付部8に取り付けられる。
次に、腕時計ケース1に一対の保護部材14、15を取り付ける場合について説明する。
この場合には、まず、締結部材10の第1、第2の各ねじ部12、13を緩めて一対のバンド取付部8から取り外し、図7に示すように、一対のバンド取付部8から時計バンド9をそれぞれ取り外す。この状態で、一対の保護部材14、15を腕時計ケース1の一対のバンド取付部8にそれぞれ挿入させて、各保護部材14、15を腕時計ケース1の上面側、下面側、および両側面に亘ってそれぞれ配置する。
すなわち、一対の保護部材14、15のうち、12時側の保護部材14を12時側のバンド取付部8に配置して、この保護部材14の上辺部14aを腕時計ケース1の1時と11時との間に対応させ、この上辺部14aの両端部をベゼル3の上面に設けられた各係止溝16内に配置する。また、この12時側の保護部材14の下辺部14bを12時側のバンド取付部8の下面に対応させて裏蓋5の縁部に当接させる。
このときには、12時側の保護部材14の両側辺部14cが、図7に示すように、12時側に位置する腕時計ケース1の下面側から12時側のバンド取付部8の両側に位置する取付孔11aの近傍を通り、腕時計ケース1の上面に向けて傾斜して配置される。すなわち、この保護部材14の両側辺部14cは、下辺部14bの両端からほぼ垂直上方に延び、バンド取付部8の両側に位置する取付孔11aの近傍から腕時計ケース1の上面に向けて傾斜して延びる。
この状態で、時計バンド9の端部9aを12時側のバンド取付部8の一対の取付突起部11間に配置して、締結部材10によって時計バンド9の端部9aをバンド取付部8に取り付ける。このときには、締結部材10の第1ねじ部12の雄ねじ12bを第2ねじ部13の雌ねじ13cに螺合させて締め付けると、第1ねじ部12の頭部12cと第2ねじ部13の頭部13cとが保護部材14の両側辺部14cに当接して保護部材14の両側辺部14cを腕時計ケース1の6時側に向けて押し付ける。
これにより、12時側の保護部材14は、その上辺部14aが腕時計ケース1のベゼル3の上面に設けられた各係止溝16内に押し付けられ、下辺部14bが12時側のバンド取付部8の下面に当接して裏蓋5の縁部に押し付けられ、両側辺部14cが腕時計ケース1の12時側の両側面に押し付けられる。このため、12時側の保護部材14が腕時計ケース1の外面に固定される。
同様に、6時側の保護部材15も、6時側のバンド取付部8に配置されて、この保護部材15の上辺部15aを腕時計ケース1の5時と7時との間に対応させ、この上辺部15aの両端部をベゼル3の上面に設けられた各係止溝16内に配置する。また、この6時側の保護部材15の下辺部15bを6時側のバンド取付部8の下面に対応させて裏蓋5の縁部に当接させる。
このときにも、6時側の保護部材15の両側辺部15cは、図7に示すように、6時側に位置する腕時計ケース1の下面側からバンド取付部8の両側に位置する取付孔11aの近傍を通り、腕時計ケース1の上面に向けて傾斜して配置される。すなわち、この保護部材15の両側辺部15cは、下辺部15bの両端からほぼ垂直上方に延び、バンド取付部8の両側に位置する取付孔11aの近傍から腕時計ケース1の上面に向けて傾斜して延びる。
この状態で、時計バンド9の端部9aを6時側のバンド取付部8の一対の取付突起部11間に配置して、締結部材10によって時計バンド9の端部9aをバンド取付部8に取り付ける。このときにも、締結部材10の第1ねじ部12の雄ねじ12bを第2ねじ部13の雌ねじ13cに螺合させて締め付けると、第1ねじ部12の頭部12cと第2ねじ部13の頭部13cとが保護部材15の両側辺部15cに当接して保護部材15の両側辺部15cを腕時計ケース1の12時側に向けて押し付ける。
これにより、6時側の保護部材15は、その上辺部15aが腕時計ケース1のベゼル3の上面に設けられた各係止溝16内に押し付けられ、下辺部15bが6時側のバンド取付部8の下面に当接して裏蓋5の縁部に押し付けられ、両側辺部15cが腕時計ケース1の6時側の両側面に押し付けられる。このため、6時側の保護部材15も、12時側の保護部材14と同様、腕時計ケース1の外面に固定される。
一方、保護部材14、15を腕時計ケース1から取り外す場合には、まず、締結部材10の第1、第2の各ねじ部12、13を緩めて一対のバンド取付部8から取り外す。すると、図7に示すように、第1ねじ部12の頭部12cと第2ねじ部13の頭部13cとによる保護部材15の両側辺部15cに対する押し付けが解除される。このため、腕時計ケース1に対する保護部材14、15の固定が解除される。
この状態で、一対のバンド取付部8から時計バンド9をそれぞれ取り外すと、保護部材14、15を腕時計ケース1から取り外すことができる。このときには、保護部材14、15の各上辺部14a、15aをベゼル3の上面に設けられた各係止溝16から離脱させ、この状態で保護部材14、15を一対のバンド取付部8からそれぞれ抜き出すことができる。これにより、保護部材14、15を腕時計ケース1から容易に取り外すことができる。
このように、この腕時計によれば、時計バンド9の端部9aがそれぞれ取り付けられる一対のバンド取付部8が突出して設けられた腕時計ケース1と、一対のバンド取付部8の各両側から突出した状態で、一対のバンド取付部8に時計バンド9の端部9aをそれぞれ取り付ける一対の締結部材10と、一対のバンド取付部8が腕時計ケース1の上面側、下面側、両側面側に亘ってそれぞれ配置された状態で、一対の締結部材10の各外端部である各頭部12c、13cによってそれぞれ腕時計ケース1の外面に押し付けられて固定される一対の保護部材14、15と、を備えているので、これら一対の保護部材14、15の着脱が簡単にできる。
すなわち、この腕時計では、一対のバンド取付部8に時計バンド9の端部9aをそれぞれ取り付ける一対の締結部材10を取り外すだけの簡単な作業で、一対の保護部材14、15を腕時計ケース1から容易に取り外すことができる。また、一対の保護部材14、15を腕時計ケース1の外面にそれぞれ配置させた状態で、一対のバンド取付部8に時計バンド9の端部9aをそれぞれ締結部材10によって取り付けるだけの簡単な作業で、一対の保護部材14、15を腕時計ケース1に容易に取り付けて固定することができる。このため、一対の保護部材14、15の着脱が簡単にできる。
この場合、一対の締結部材10を取り外して、一対のバンド取付部8から時計バンド9の各端部9aを取り外すことにより、一対の保護部材14、15を腕時計ケース1から取り外すことができるので、腕時計ケース1の気密性に係わる部品、例えば裏蓋5やスイッチ釦7を腕時計ケース1から取り外す必要がない。このため、一対の保護部材14、15を交換する際の作業が簡単で容易にできるので、アフターサービスにおける作業性の向上を図ることができる。
また、この腕時計では、締結部材10が第1ねじ部12と第2ねじ部13とを有し、これら第1、第2の各ねじ部12、13の各外端部である各頭部12c、13cが一対のバンド取付部8の各両側からそれぞれ突出することにより、これら第1、第2の各ねじ部12、13の各頭部12c、13cによって一対の保護部材14、15を腕時計ケース1側に向けて確実に押し付けることができる。
このため、締結部材10は、一対の保護部材14、15が腕時計ケース1の上面側、下面側、および両側面側に配置された状態で、締結部材10の各外端部である各頭部12c、13cが一対の保護部材14、15をそれぞれ腕時計ケース1の外面に押し付けることができるので、一対の保護部材14、15をそれぞれ腕時計ケース1の外面にガタツクことなく、確実にかつ良好に固定することができる。
また、一対の保護部材14、15は、腕時計ケース1の上面に配置される各上辺部14a、15aと、腕時計ケース1の下面側に配置される各下辺部14b、15bと、腕時計ケース1の両側面に配置される各両側辺部14c、15cとを有し、これらが一対の締結部材10の各外端部である各頭部12c、13cによって腕時計ケース1の外面に押し付けられるので、一対の保護部材14、15をそれぞれ腕時計ケース1の外面に確実にかつ強固に固定することができると共に、落下の際の衝撃を一対の保護部材14、15によって吸収することができ、これにより腕時計を良好に保護することができる。
この場合、一対の保護部材14、15は、それぞれ線状部材からなり、環状に折り曲げられていることにより、線状部材の太さを太くすることができると共に、線状部材を太くしても、腕時計ケース1の外形に合わせて容易に製作することができる。これにより、一対の保護部材14、15をそれぞれ腕時計ケース1の外面に固定する際に、一対の保護部材14、15を腕時計ケース1の外面に接触させた状態で確実にかつ良好に押し付けることができる。
すなわち、各保護部材14、15は、それぞれ各上辺部14a、15aが腕時計ケース1の上面に配置され、各下辺部14b、15bがバンド取付部8の下面に配置され、各両側辺部14c、15cが腕時計ケース1の両側面に配置され、この状態で各両側辺部14c、15cが一対の締結部材10の各頭部12c、13cによって押されることにより、一対の保護部材14、15を腕時計ケース1の外面に接触させた状態で確実にかつ良好に押し付けて固定することができる。
このため、一対の保護部材14、15は、各上辺部14a、15aを腕時計ケース1の上面に押し付け、各下辺部14b、15bをバンド取付部8の下面および裏蓋5の縁部に押し付け、各両側辺部14c、15cを腕時計ケース1の各両側面に押し付けることができるので、一対の保護部材14、15をそれぞれ腕時計ケース1の外面にガタツクことなく、確実に固定することができる。
この場合、一対の保護部材14、15は、その各両側辺部14c、15cが各スイッチ釦7の周囲に位置するベゼル3の各保護突起3bに押し付けられる構成であるから、一対の保護部材14、15が各スイッチ釦7を上下に挟むことがなく、一対の保護部材14、15を各スイッチ釦7から逃した位置に良好に配置することができる。このため、一対の保護部材14、15を取り外す際に、各スイッチ釦7を腕時計ケース1から取り外す必要がないので、取り外し作業性の向上を図ることができる。
なお、上述した第1実施形態では、一対の保護部材14、15を腕時計ケース1の12時側と6時側とにそれぞれ取り付けるように構成した場合について述べたが、必ずしも腕時計ケース1の12時側と6時側との両方に取り付ける必要はなく、腕時計ケース1の12時側と6時側とのいずれか一方のみに取り付けるように構成しても良い。また、バンド取付部8は、必ずしも腕時計ケース1の12時側と6時側との両方に設ける必要はなく、腕時計ケース1の12時側と6時側とのいずれか一方のみに設けた構成であっても良い。
(第2実施形態)
次に、図8〜図12を参照して、この発明を腕時計に適用した第2実施形態について説明する。なお、図1〜図7に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この腕時計は、図8〜図10に示すように、保護部材20が第1実施形態と異なる構成であり、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構成になっている。
この保護部材20は、図8〜図11に示すように、1つの線状部材を環状に折り曲げられた構成になっている。これにより、保護部材20は、一対のバンド取付部8がそれぞれ挿入して、腕時計ケース1の上面側と腕時計ケース1の下面側と腕時計ケース1の両側面側とにそれぞれ配置された状態で、締結部材10の両側に位置する各外端部である第1、第2の各ねじ部12、13の各頭部12c、13cによってそれぞれ押されて腕時計ケース1の外面に固定されるように構成されている。
すなわち、この保護部材20は、図8〜図10に示すように、その各上辺部20a、20bが腕時計ケース1の1時と5時との間および7時と11時との間にそれぞれ位置し、この状態で各上辺部20a、20bの両端部がベゼル3の上面における1時、5時、7時、11時の個所にそれぞれ設けられた各係止溝16に配置されるように形成されている。
また、この保護部材20は、図8〜図10に示すように、その各下辺部20c、20dが一対のバンド取付部8の各下面に位置して、時計バンド9の端部9aに押し付けられるように形成されている。さらに、この保護部材20は、その各両側辺部20e、20fが、腕時計ケース1の下面側から締結部材10の両側に位置する各頭部12c、13cの各外周に向けて延び、これら各頭部12c、13cから腕時計ケース1の上面に向けてそれぞれ傾斜するように折り曲げられている。
すなわち、この保護部材20の各両側辺部20e、20fは、図8〜図10に示すように、各下辺部20c、20dの各両端から各締結部材10の各頭部12c、13cに向けてほぼ垂直上方に延び、これら各頭部12c、13cから腕時計ケース1の上面に向けて傾斜して延びると共に、一対のバンド取付部8と腕時計ケース1との各境界部分に位置する腕時計ケース1の各両側面をそれぞれ両側から挟み付けるように、ベゼル3の外面に沿ってそれぞれ傾斜するように折り曲げられている。
これにより、保護部材20は、図8〜図10に示すように、その12時側に位置する部分が、腕時計ケース1の12時側に位置する上面側と12時側のバンド取付部8の下面と腕時計ケース1の12時側に位置する両側面とにそれぞれ配置された状態で、12時側の締結部材10の各外端部である各頭部12c、13cによってそれぞれ押されて腕時計ケース1の12時側の外面に押し付けられて固定されるように構成されている。
この場合、保護部材20の12時側の部分は、図8〜図10に示すように、その各上辺部20a、20bの各端部が腕時計ケース1のベゼル3の1時側と11時側とに位置する各係止溝16に配置され、下辺部20cが12時側のバンド取付部8の下面に配置された状態で時計バンド9の端部9aに押し付けられ、両側辺部20eが2時側と10時側との位置する各スイッチ釦7の周囲に位置するベゼル3の各保護突起3bに押し付けられるように構成されている。
また、この保護部材20は、図8〜図10に示すように、その6時側に位置する部分が、腕時計ケース1の6時側に位置する上面側と6時側のバンド取付部8の下面と腕時計ケース1の6時側に位置する両側面とにそれぞれ配置された状態で、6時側の締結部材10の各外端部である各頭部12c、13cによってそれぞれ押されて腕時計ケース1の6時側の外面に押し付けられて固定されるように構成されている。
この場合にも、保護部材20の6時側の部分は、図8〜図10に示すように、その各上辺部20a、20bの各端部が腕時計ケース1のベゼル3の5時側と7時側とに位置する各係止溝16に配置され、下辺部20dが6時側のバンド取付部8の下面に配置された状態で時計バンド9の端部9aに押し付けられ、両側辺部20fが4時側と8時側との位置する各スイッチ釦7の周囲に位置するベゼル3の各保護突起3bに押し付けられるように構成されている。
この場合、保護部材20は、図8および図9に示すように、その各上辺部20a、20bのうち、3時側に位置する上辺部20aが1時側から5時側に亘り配置され、9時側に位置する上辺部20bが7時側から11時側に亘り配置されていることにより、一体に構成されている。
次に、この腕時計の作用について説明する。
保護部材20を腕時計ケース1に取り付ける場合には、第1実施形態と同様、まず、締結部材10の第1、第2の各ねじ部12、13を緩めて一対のバンド取付部8から取り外し、図12に示すように、一対のバンド取付部8から時計バンド9をそれぞれ取り外す。この状態で、保護部材20を腕時計ケース1の一対のバンド取付部8に配置して、保護部材20を腕時計ケース1の上面側、下面側、および両側面側に亘ってそれぞれ配置する。
このときには、例えば、図12に示すように、12時側のバンド取付部8に保護部材20の12時側を配置して、保護部材20の12時側の下辺部20cを12時側のバンド取付部8の下面に引っ掛ける。すると、12時側の両側辺部20eが腕時計ケース1の12時側の両側面を挟んだ状態になる。この状態で、保護部材20の各上辺部20a、20bを腕時計ケース1の上面に対応させると共に、保護部材20の6時側の下辺部20dを6時側のバンド取付部8上に対応する。
この状態で、保護部材20の6時側に位置する各上辺部20a、20bを腕時計ケース1の上面に向けて押下げると、6時側の両側辺部20fが押し広げられながら腕時計ケース1の6時側の両側面に配置されると共に、6時側の下辺部20dが押し広げられて6時側のバンド取付部8の先端部を乗り越えてバンド取付部8の下面に移動して当接する。
これにより、保護部材20は、12時側の下辺部20cがバンド取付部8の下面に当接し、12時側の両側辺部20eが腕時計ケース1の12時側の両側面を挟んで配置され、各上辺部20a、20bが腕時計ケース1のベゼル3の上面に設けられた複数の係止溝16に配置され、6時側の下辺部20dが6時側のバンド取付部8の下面に当接し、6時側の両側辺部20fが腕時計ケース1の6時側の両側面を挟んで配置される。
この状態で、時計バンド9の端部9aを一対のバンド取付部8にそれぞれ一対の締結部材10によって取り付ける。このときには、締結部材10の第1ねじ部12の雄ねじ12bを第2ねじ部13の雌ねじ13cに螺合させて締め付けると、第1ねじ部12の頭部12cと第2ねじ部13の頭部13cとが保護部材20の各両側辺部20e、20fに当接して保護部材20の各両側辺部20e、20fを腕時計ケース1の下側に向けて押し付ける。
これにより、保護部材20は、各上辺部20a、20bが腕時計ケース1のベゼル3の上面に設けられた各係止溝16内に押し付けられ、各下辺部20b、20cがバンド取付部8の先端部側に位置する下面に押し付けられて各時計バンド9の各端部9aに押し当てられ、各両側辺部20e、20fが腕時計ケース1の各両側面を挟み付け、この状態で腕時計ケース1の外面に押し付けられる。このため、保護部材20が腕時計ケース1の外面に固定される。
一方、保護部材20を腕時計ケース1から取り外す場合には、まず、一対の締結部材10の第1、第2の各ねじ部12、13を緩めて一対のバンド取付部8から取り外す。すると、図12に示すように、第1ねじ部12の頭部12cと第2ねじ部13の頭部13cとによる保護部材20の各両側辺部20e、20fに対する押し付けが解除される。このため、腕時計ケース1に対する保護部材20の固定が解除される。
この状態で、一対のバンド取付部8から時計バンド9をそれぞれ取り外すと、保護部材20を腕時計ケース1から取り外すことができる。このときには、図12に示すように、例えば、保護部材20の6時側の下辺部20dを押し広げて6時側のバンド取付部8の先端を乗り越えさせる。この状態で、保護部材20の6時側の下辺部20dを腕時計ケース1の上方に引き上げて、6時側の両側辺部20fを腕時計ケース1の6時側の両側面から上方に離脱させる。
すると、保護部材20が12時側のバンド取付部8の下面に当接している12時側の下辺部20cを中心に時計回りに回転して、各上辺部20a、20bが腕時計ケース1の上方に傾いて離脱すると共に、12時側の両側辺部20eが腕時計ケース1の12時側の両側面から離脱する。この状態で、12時側の下辺部20cと両側辺部20eを12時側のバンド取付部8から離脱させる。これにより、保護部材20を腕時計ケース1から取り外すことができる。
このように、この腕時計によれば、時計バンド9の端部9aがそれぞれ取り付けられる一対のバンド取付部8が突出して設けられた腕時計ケース1と、一対のバンド取付部8の各両側から突出した状態で、一対のバンド取付部8に時計バンド9の端部9aをそれぞれ取り付ける一対の締結部材10と、腕時計ケース1の上面側、下面側、および両側面側に亘ってそれぞれ配置された状態で、一対の締結部材10の各外端部である各頭部12c、13cによって腕時計ケース1の外面に押し付けられて固定される保護部材20と、を備えているので、第1実施形態と同様、保護部材14、15の着脱が簡単にできる。
すなわち、この腕時計においても、第1実施形態と同様、一対のバンド取付部8に時計バンド9の端部9aをそれぞれ取り付ける一対の締結部材10を取り外すだけの簡単な作業で、保護部材20を腕時計ケース1から容易に取り外すことができる。また、保護部材20を腕時計ケース1の外面に配置させた状態で、一対のバンド取付部8に時計バンド9の端部9aをそれぞれ一対の締結部材10によって取り付けるだけの簡単な作業で、保護部材20を腕時計ケース1に容易に取り付けて固定することができる。このため、保護部材20の着脱が簡単にできる。
この場合、一対の締結部材10を取り外して、一対のバンド取付部8から時計バンド9の端部9aをそれぞれ取り外すことにより、保護部材20を腕時計ケース1から取り外すことができるので、第1実施形態と同様、腕時計ケース1の気密性に係わる部品、例えば裏蓋5やスイッチ釦7を腕時計ケース1から取り外す必要がない。このため、第1実施形態と同様、保護部材20を交換する際の作業が簡単で容易にできるので、アフターサービスにおける作業性の向上を図ることができる。
また、この腕時計においても、締結部材10が第1ねじ部12と第2ねじ部13とを有し、これら第1、第2の各ねじ部12、13の各外端部である各頭部12c、13cが一対のバンド取付部8の各両側からそれぞれ突出することにより、第1実施形態と同様、第1、第2の各ねじ部12、13の各頭部12c、13cによって保護部材20を腕時計ケース1側に向けて確実に押し付けて固定することができる。
このため、締結部材10は、保護部材20が腕時計ケース1の上面側、下面側、および両側面側にそれぞれ配置された状態で、締結部材10の各外端部である各頭部12c、13cが保護部材20をそれぞれ腕時計ケース1の外面に押し付けることができるので、第1実施形態と同様、保護部材20をそれぞれ腕時計ケース1の外面にガタツクことなく、確実にかつ良好に固定することができる。
また、保護部材20は、腕時計ケース1の上面に配置される各上辺部20a、20bと、腕時計ケース1の下面側に配置される各下辺部20c、20dと、腕時計ケース1の両側面側に配置される各両側辺部20e、20fと、を有し、これらが腕時計ケース1の外面に押し付けられるので、第1実施形態と同様、保護部材20をそれぞれ腕時計ケース1の外面に確実にかつ強固に固定することができる。
この場合、保護部材20は、1つの線状部材からなり、上辺部20a、20b、下辺部20c、20d、および両側辺部20e、20fを2組備え、これらが連続した状態で環状に折り曲げられていることにより、第1実施形態と同様、線状部材の太さを太くすることができると共に、線状部材を太くしても、腕時計ケース1の外形に合わせて容易に製作することができる。これにより、保護部材20をそれぞれ腕時計ケース1の外面に固定する際に、保護部材20を腕時計ケース1の外面に良好に接触させた状態で確実に押し付けることができる。
すなわち、1つの線状部材からなる保護部材20は、各上辺部20a、20bが腕時計ケース1の上面に配置され、各下辺部20c、20dが腕時計ケース1の下面側に配置され、各両側辺部20e、20fが腕時計ケース1の両側面側に配置され、この状態で各両側辺部20e、20fが一対の締結部材10の各頭部12c、13cによって押されることにより、保護部材20を腕時計ケース1の外面に接触させた状態で確実にかつ良好に押し付けることができる。
このため、保護部材20は、各上辺部20a、20bを腕時計ケース1の上面に押し付け、各下辺部20c、20dを一対のバンド取付部8の下面および各時計バンド9の端部9aに押し付け、各両側辺部20e、20fを腕時計ケース1の各両側面に押し付けることができるので、保護部材20を腕時計ケース1の外面にガタツクことなく、確実に固定することができると共に、落下の際の衝撃を一対の保護部材14、15によって吸収することができ、これにより腕時計を良好に保護することができる。
この場合、保護部材20は、その各両側辺部20e、20fが各スイッチ釦7の周囲に位置するベゼル3の各保護突起3bに押し付けられる構成であるから、保護部材20が各スイッチ釦7を上下に挟むことがなく、保護部材20を各スイッチ釦7から逃した位置に良好に配置することができる。このため、保護部材20を取り外す際に、第1実施形態と同様、各スイッチ釦7を腕時計ケース1から取り外す必要がないので、取り外し作業性の向上を図ることができる。
なお、上述した第1、第2の各実施形態では、締結部材10が第1ねじ部12と第2ねじ部13とを有し、第1ねじ部12は、雄ねじ12bが設けられたねじ軸12aと、このねじ軸12aの端部に設けられた頭部12cとを有し、第2ねじ部13は、雌ねじ13bが設けられたねじ筒13aと、このねじ筒13aの端部に設けられた頭部13cとを有する構成である場合について述べたが、必ずしもこれに限られる必要はない。
また、バンド取付部8に、必ずしも時計バンド9の端部9aを取り付ける必要はなく、時計バンド9の端部9a以外の部分を取り付けてもよい。また、保護部材14、15、20を環状にするために、必ずしも折り曲げる必要はなく、プレス加工や金型成形等のその他の方法により形成してもよい。
例えば、締結部材は、両側内部に雌ねじが設けられたパイプ部と、このパイプ部の一端部に螺合するねじ軸および頭部を有する第1ねじ部と、パイプ部の他端部に螺合するねじ軸および頭部を有する第2ねじ部とを有し、第1、第2の各ねじ部の頭部がバンド取付部の両側から突出する構成であっても良い。
また、上述した第1、第2の各実施形態では、腕時計に適用した場合について述べたが、必ずしも腕時計である必要はなく、例えば腕に装着して使用する腕装着型の電子機器にも適用することができる。
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明は、これらに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、バンドが取り付けられるバンド取付部が突出して設けられたケースと、前記バンド取付部の両側に外端部が突出した状態で、前記バンド取付部に前記バンドを取り付ける締結部材と、前記ケースの上面側、下面側、および両側面側に亘り配置された状態で前記締結部材の前記外端部によって前記ケースの外面に固定される保護部材と、を備えていることを特徴とする保護部材の取付構造である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の保護部材の取付構造において、前記締結部材は、一対のねじ部材を有し、これら一対のねじ部材の各頭部が前記バンド取付部の両側にそれぞれ突出した状態で、前記バンド取付部に前記バンドを取り付けることを特徴とする保護部材の取付構造である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の保護部材の取付構造において、前記保護部材は、前記ケースの上面に配置される上辺部と、前記バンド取付部の下面に配置される下辺部と、前記ケースの両側面に配置されて前記締結部材の前記各外端部に当接する両側辺部とを有し、これらが前記締結部材の各外端部によって前記ケースの外面に固定されていることを特徴とする保護部材の取付構造である。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の保護部材の取付構造において、前記保護部材は、前記上辺部、前記下辺部、および前記両側辺部を2組備えていることを特徴とする保護部材の取付構造である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の保護部材の取付構造において、前記保護部材は、前記各上辺部が前記ケースの上面に配置され、前記各下辺部が一対の前記バンド取付部の下面に配置され、前記各両側辺部が前記ケースの各両側面に配置され、この状態で前記各両側辺部が一対の前記締結部材の前記各外端部によって押されることにより、前記各上辺部、前記各下辺部、および前記各両側辺部が前記ケースの外面に固定されていることを特徴とする保護部材の取付構造である。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の保護部材の取付構造において、前記保護部材は、線状部材により環状に形成されていることを特徴とする保護部材の取付構造である。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載されている保護部材の取付構造を備えていることを特徴とする腕時計である。