JP6409676B2 - 衛星通信用アレイアンテナおよびアンテナ - Google Patents

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Description

この発明は、2次元に配列されたアンテナ素子を有する衛星通信用アレイアンテナおよびアンテナに関する。
一般に、衛星通信用アレイアンテナでは、衛星通信システムの間の電波干渉を避けるために、メインローブに対するサイドローブの相対的なレベル(信号強度)を示すサイドローブレベルが小さい必要がある。そこで、例えば特許文献1は、サイドローブレベルを小さくするため、複数のアンテナ素子から構成されるサブアレイが衛星軌道方向に密に配列されたアレイアンテナを開示している。
特開平9−214241号公報
特許文献1が開示するアレイアンテナによれば、励振位相をそろえるために給電部から各アンテナ素子までの給電線路の線路長を等しくするための冗長な線路の引き回しが必要となる。このため、給電損失が大きい。
この発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、サイドローブレベルが小さく、給電損失が小さいアンテナを提供することを目的とする。
この発明に係る衛星通信用アレイアンテナは、一定のピッチで、少なくとも衛星軌道方向に沿って2行以上のマトリクス状に配列された複数のアンテナ素子をそれぞれ有する第1のサブアレイおよび第2のサブアレイを備え、前記第1のサブアレイと前記第2のサブアレイとは、前記衛星軌道方向と直交する方向にて隣接し、前記衛星軌道方向にて位置をずらされて配置され、前記第1のサブアレイと前記第2のサブアレイとの位置ずらしの長さは、実質的に前記ピッチの1/2である、または、
前記第1のサブアレイと前記第2のサブアレイは、それぞれ、前記衛星軌道方向と直交する面で、第1の分割サブアレイおよび第2の分割サブアレイと、第3および第4の分割サブアレイに分割され、前記第1の分割サブアレイと前記第2の分割サブアレイとが前記衛星軌道方向と直交する方向にて位置をずらされて配置され、前記第3の分割サブアレイと前記第4の分割サブアレイとが前記衛星軌道方向と直交する方向にて位置をずらされている、あるいは、
前記第1のサブアレイおよび前記第2のサブアレイは、それぞれ複数の区分に区分けにされ、前記区分ごとに前記複数のアンテナ素子は、それぞれ同一の長さを有する第1の給電線路を介して、前記区分ごとに設けられた分岐点にそれぞれ接続され、前記区分ごとに設けられた分岐点は、それぞれ同一の長さを有する第2給電線路を介して、同一の給電部に接続されている。
また、この発明に係るアンテナは、基板と、前記基板上に、少なくとも長手方向に沿って2行以上のマトリクス状に配列された複数のアンテナ素子から構成される第1のサブアレイと、前記基板上に、少なくとも前記長手方向に沿って2行以上のマトリクス状に配列された複数のアンテナ素子から構成される第2のサブアレイと、とを備え、前記第1のサブアレイと前記第2のサブアレイとは、前記長手方向と直交する短手方向にて隣接し、前記長手方向にて位置をずらされて配置され
前記基板上に、少なくとも前記長手方向に沿って2行以上のマトリクス状に配列された複数のアンテナ素子から構成される第3のサブアレイと、前記基板上に、少なくとも前記長手方向に沿って2行以上のマトリクス状に配列された複数のアンテナ素子から構成される第4のサブアレイと、とをさらに備え、前記第3のサブアレイと前記第4のサブアレイとは前記短手方向にて隣接し、前記長手方向にて位置をずらされて配置され、前記第3のサブアレイは、前記第1のサブアレイに対して前記長手方向にて隣接し、前記短手方向にて位置をずらされて配置され、前記第4のサブアレイは、前記第2のサブアレイに対して前記長手方向にて隣接し、前記短手方向にて位置をずらされて配置されている、または、
前記第1のサブアレイおよび前記第2のサブアレイは、それぞれ複数の区分に区分けに
され、前記区分ごとに前記複数のアンテナ素子は、それぞれ同一の長さを有する第1の給
電線路を介して、前記区分ごとに設けられた分岐点にそれぞれ接続され、前記区分ごとに
設けられた分岐点は、それぞれ同一の長さを有する第2給電線路を介して、同一の給電部
に接続されている。
この発明によれば、サイドローブレベルが小さく、給電損失が小さい衛星通信用アレイアンテナおよびアンテナを提供することができる。
この発明の実施の形態1に係る衛星通信用アレイアンテナのサブアレイの配列を示す図である。 図1におけるAA部のアンテナ素子の給電線路の接続状態を示す図である。 実施の形態1に係るアレイアンテナの放射パターンを示す図である。 第1のサブアレイに属する各アンテナ素子の位相中心と第2のサブアレイに属する各アンテナ素子の位相中心との間隔とサイドローブレベル最大値との関係を示す図である。 実施の形態1に係る衛星通信用アレイアンテナの変形例を示す図である。 実施の形態1に係る衛星通信用アレイアンテナの他の変形例を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る衛星通信用アレイアンテナのサブアレイの配列を示す図である。
実施の形態1.
以下に、この発明の実施の形態1に係る衛星通信用アレイアンテナを図1〜図4を参照しながら説明する。
図1は、この発明の実施の形態1係る衛星通信用アレイアンテナのサブアレイの配列を示す図である。図1に示すように、この発明の実施の形態1に係る衛星通信用アンテナ100(以下、単にアレイアンテナ100という)は、絶縁性基板30と、絶縁性基板30の一方の主面に配置された複数のアンテナ素子1と、を備える。なお、アンテナ素子1と絶縁性基板30との区別を容易にするために、アンテナ素子1にハッチングを施している。
ここで、理解を容易にするため、xyz直交座標系を設定する。図1において、アレイアンテナ100の主面の短手方向をx軸方向とし、アレイアンテナ100の主面の長手方向、すなわち、x軸と直交する方向をy軸方向とする。また、x軸およびy軸に直交する方向をz軸方向とする。アレイアンテナ100を使用して衛星との間で通信する時には、アレイアンテナ100の主面を衛星の方向に向ける。つまり、アレイアンテナ100の主面の法線方向であるZ軸方向を衛星の方向に向ける。そして、アレイアンテナ100と通信する衛星の衛星軌道面が、y軸とz軸を含むyz平面と平行になるように、アレイアンテナ100の主面のY軸方向を配置する。衛星軌道方向60は、衛星軌道面とアレイアンテナ100の主面との交線と平行であり、y軸方向と平行である。
図1に示すように、アレイアンテナ100は、一定のピッチdでマトリクス状(m行n列)に配列された複数のアンテナ素子1をそれぞれ有する第1のサブアレイ10および第2のサブアレイ20を備える。換言すると、第1のサブアレイ10と第2のサブアレイ20は、ピッチdで2行12列に配列されたアンテナ素子1を有する。アンテナ素子1のマトリクスの行方向はy方向すなわち長手方向に設定され、列方向はx方向すなわち短手方向に設定されている。
第1のサブアレイ10と第2のサブアレイ20とは、短手方向であるx方向(衛星軌道方向と直交する方向)に隣接しており、y方向にピッチdの1/2だけ位置をずらして配置されている。ある方向に位置をずらしてサブアレイを配置することを、その方向にオフセットを持たせてサブアレイを配置するとも言う。第1のサブアレイ10に含まれる各アンテナ素子1の位相中心2を衛星軌道面上に垂直に投影したときの投影点2aと第2のサブアレイ20に含まれる各アンテナ素子1の位相中心2を衛星軌道面上に垂直に投影したときの投影点2bとの間隔Δd1は、第1のサブアレイ10と第2のサブアレイ20との位置ずらしの長さと等しく、ピッチdの1/2となる。位置ずらし、すなわち意図的な位置ずれを、オフセットとも呼ぶ。
図2は、図1におけるAA部のアンテナ素子1の給電線路の接続状態を示す図である。図2に示すように、AA部におけるマトリクス状に配列された各アンテナ素子1は、同一の長さを有する給電線路90を介して、分岐点naに接続されている。これは、図1におけるBB部〜FF部についても同様である。また、AA部〜FF部のそれぞれに設けられた分岐点naは、同一の長さを有する各給電線路90を介して、同一の給電部に接続されている。このため、AA〜FF部において、給電部から各アンテナ素子への各給電線路90は、冗長な線路の引き回しなしで、等しい線路長となっている。
次に、図3を参照して、アレイアンテナ100のサイドローブレベルについて説明する。図3(a)における横軸は、図3(b)に示すように、アレイアンテナ100のボアサイト方向(z軸方向)を基準方向とし、このボアサイト方向とyz面内の観測方向とがなす角度θ[deg]を示す。また、図3(a)における縦軸は、角度θ=0におけるメインローブを基準としたときの、各角度θにおけるサイドローブレベル[dB]を示す。放射パターン9は、2つのサブアレイの位置が衛星軌道方向60にずらされていない衛星通信用アレイアンテナの放射パターンを示す。また、規格値例12は、ITU−R勧告等によって許容されるサイドローブレベルを示し、−90〜―48[deg]および48〜90[deg]の範囲で−34dB以下に設定されている
図3(a)に示すように、2つのサブアレイが衛星軌道方向60にずらされていない(オフセットを有しない)衛星通信用アレイアンテナの放射パターン9は、規格値例12を上回っている。一方、2つのサブアレイの位置が衛星軌道方向60にずらされた(オフセットを有した)構成を有するアレイアンテナ100の放射パターン8は、規格値例12を下回っている。このように、アレイアンテナ100は、2つのサブアレイの位置が衛星軌道方向60にずらされていないアレイアンテナよりも、衛星軌道面内でのサイドローブレベルが小さい。
次に、図4を参照して、間隔Δd1とサイドローブとの関係について説明する。図4は、間隔Δd1とサイドローブレベル最大値13との関係を示す図である。なお、図4におけるサイドローブレベル最大値13は、図3(a)において規格値例12が設定された角度範囲(−90〜―48[deg]および48〜90[deg])内におけるサイドローブレベルの最大値である。
図4に示すように、間隔Δd1が0またはdの場合、サイドローブレベル最大値13は最大値となる。一方、間隔Δd1が1/2dの場合、サイドローブレベル最大値13は最小値となる。したがって、間隔Δd1がピッチdの1/2である場合には、衛星軌道面内のサイドローブレベルが最も小さい。
アレイアンテナ100では、間隔Δd1が、2つのサブアレイの位置ずらし(オフセット)の長さと等しく、ピッチdの1/2であるので、衛星軌道面のサイドローブレベルが非常に小さい。
上述した本実施の形態1に係るアレイアンテナ100によれば、マトリクス状に配列された複数のアンテナ素子1を有する2つのサブアレイの位置が衛星軌道方向60にずらされていることにより、衛星軌道面内のサイドローブレベルが非常に小さい。また、アンテナ素子1がマトリクス状に配置されているので、線路長を調整するための冗長な線路の引き回しなしで、各アンテナ素子1の給電線路90の線路長を等しくすることができ、給電損失が小さい。
また、本実施の形態1に係るアレイアンテナ100は、2つのサブアレイの位置ずらしの長さをピッチの1/2とすることにより、衛星軌道面のサイドローブレベルが非常に小さい。
本実施の形態では、図1に示すように、アンテナ素子1の形状として、正方形を例示したが、アンテナ素子1の形状は任意である。アンテナ素子1の形状は、例えば、長方形、円形、楕円形、三角形などでもよい。
また、本実施の形態では、図1に示すように、マトリクス状(m行n列)に配列された複数のアンテナ素子1を有するサブアレイが2列に配置されている。この発明はこれに限定されず、このようなサブアレイが3列以上配置されていてもよい。例えば、図5の例では、絶縁性基板30の一方の主面に第1のサブアレイ15が配置され、これを上下両側から挟むように第2のサブアレイ21と第3のサブアレイ22とが配置されている。第1のサブアレイ15と第2のサブアレイ21および第3のサブアレイ22とは、長手方向(衛星軌道方向60)にピッチdの1/2だけ位置がずらされている。第1のサブアレイ15に含まれるアンテナ素子1の数と第2のサブアレイ21と第3のサブアレイ22とに含まれるアンテナ素子の総数は、同数に設定されることが望ましい。また、図5に示すサブアレイの構成は、4行12列の第1のサブアレイ15の上下両側に4行12列のサブアレイが分割されてそれぞれ配置されている例に相当する。
本実施の形態では、アンテナ素子1のピッチとして、行方向のピッチと列方向のピッチが等しくピッチdである例を示したが、図6に例示するように、行方向(衛星軌道方向60)のピッチdrと列方向(衛星軌道方向60と直交する方向)のピッチdcとが異なっていてもよい。なお、各サブアレイ内のアンテナ素子1の数は、図5に示すアレイアンテナ101、図6に示すアレイアンテナ102の各サブアレイが有するアンテナ素子1の数には限定されず、任意である。
実施の形態2.
図7は、この発明の実施の形態2に係る衛星通信用アレイアンテナ200(以下、単にアレイアンテナ200という)のサブアレイの配列を示す図である。アレイアンテナ200は、実施の形態1に係るアレイアンテナ100と同様、絶縁性基板30と、この絶縁性基板30の一方の主面に配置された複数のアンテナ素子1と、を備える。アンテナ素子1と絶縁性基板30との区別を容易にするために、アンテナ素子1にハッチングを施している。また、図7に示すxyz直交座標系の各座標軸とアレイアンテナ200等との関係は、実施の形態1の場合と同様であるため、説明は省略する。
図7に示すように、実施の形態2に係るアレイアンテナ200は、上記実施の形態1において第1のサブアレイ10と第2のサブアレイ20とが衛星軌道方向60に位置がずらされている。さらに、第1のサブアレイ10と第2のサブアレイ20が、それぞれ、衛星軌道方向60と直交する面で分割され、分割された分割サブアレイ同士の位置が、衛星軌道方向60と直交する方向70にずらされている。より具体的には、第1のサブアレイ10と第2のサブアレイ20が衛星軌道方向60と直交する面で、第1の分割サブアレイ10Aおよび第2の分割サブアレイ10Bと、第3の分割サブアレイ20Aおよび第4の分割サブアレイ20Bに分割され、第1の分割サブアレイ10Aと第2の分割サブアレイ10Bとがx軸方向にピッチdの1/2だけ位置がずらされて配置され、第3の分割サブアレイ20Aと第4の分割サブアレイ20Bとがx方向にピッチdの1/2だけオフセットされている。これにより、第1の分割サブアレイ10Aに含まれる各アンテナ素子1の位相中心2を衛星軌道面と直交する面上に垂直に投影したときの投影点2cと第2の分割サブアレイ10Bに含まれる各アンテナ素子1の位相中心2を衛星軌道面と直交する面上に垂直に投影したときの投影点2dとの間隔Δd2は、ピッチdの1/2となる。同様に、第3の分割サブアレイ20Aに含まれる各アンテナ素子1の位相中心2を衛星軌道面と直交する面上に垂直に投影したときの投影点2eと第4の分割サブアレイ20Bに含まれる各アンテナ素子1の位相中心2を衛星軌道面と直交する面上に垂直に投影したときの投影点2fとの間隔Δd3もピッチdの1/2となる。このように、各サブアレイの位置がずらされていないアレイアンテナの場合と比較して、実施の形態2に係るアレイアンテナ200では、各アンテナ素子1の位相中心2の投影点が衛星軌道方向60と直交する方向70に密となるため、衛星軌道方向60と直交する面内のサイドローブレベルが小さい。
上述したように、実施の形態2に係るアレイアンテナ200は、第1のサブアレイ10と第2のサブアレイ20とが衛星軌道方向60にオフセットされるとともに、第1の分割サブアレイ10Aと第2の分割サブアレイ10Bとが衛星軌道方向60と直交する方向70に位置がずらされ、第3の分割サブアレイ20Aと第4の分割サブアレイ20Bとが衛星軌道方向60と直交する方向70に位置がずらされて配置されることにより、実施の形態1に係るアレイアンテナ100による効果に加えて、衛星軌道方向60と直交する面内のサイドローブレベルも小さい。
また、実施の形態2に係るアレイアンテナ200は、同一のサブアレイから分割された分割サブアレイ同士の位置ずらしの長さをピッチdの1/2としたことにより、衛星軌道方向60と直交する面内のサイドローブレベルが非常に小さい。
実施の形態2に係るアレイアンテナ200は、短手方向に隣接し長手方向に位置をずらして配置された2個のサブアレイを有するアレイアンテナに、さらに2個のサブアレイを追加したアレイアンテナと考えることもできる。そう考える場合には、例えば、第1の分割サブアレイ10Aが第1のサブアレイであり、第3の分割サブアレイ20Aが第2のサブアレイである。そして、第2の分割サブアレイ10Bが第3のサブアレイであり、第4の分割サブアレイ20Bが第4のサブアレイである。図7に示すように、第3のサブアレイ(第2の分割サブアレイ10B)と第4のサブアレイ(第4の分割サブアレイ20B)は短手方向に隣接し、長手方向に位置をずらされて配置されている。第3のサブアレイ(第2の分割サブアレイ10B)は、第1のサブアレイ(第1の分割サブアレイ10A)に対して長手方向に隣接し、短手方向に位置をずらされて配置されている。第4のサブアレイ(第4の分割サブアレイ20B)は、第2のサブアレイ(第3の分割サブアレイ20A)に対して長手方向に隣接し、短手方向に位置をずらされて配置されている。
上記の実施の形態1においては、第1のサブアレイ10と第2のサブアレイ20との位置ずらしの長さはピッチdの1/2としたときに、衛星軌道面内のサイドローブレベルが非常に小さいことを示した。また、上記の実施の形態2においては、同一のサブアレイから分割された分割サブアレイ同士の位置ずらしの長さをピッチdの1/2としたことにより、衛星軌道方向60と直交する面内のサイドローブレベルが非常に小さいことを示した。しかしながら、サブアレイの位置ずらしの長さは、実質的にピッチdの1/2であればよく、同様の効果が得られれば、例えば、ピッチdの1/2の80〜120パーセントの範囲であってもよい。
上記の実施の形態においては、実施の形態1に係るアレイアンテナ100および実施の形態2に係るアレイアンテナ200の送信特性を中心に説明したが、これらアレイアンテナは受信に関しても同様に優れた特性を示す。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲で示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
1 アンテナ素子、10、20、15、21、22 サブアレイ、10A、10B、20A、20B 分割サブアレイ、60 衛星軌道方向、70 衛星軌道方向と直交する方向、100、101、102、200 衛星通信用アレイアンテナ。

Claims (8)

  1. 一定のピッチで、少なくとも衛星軌道方向に沿って2行以上のマトリクス状に配列された複数のアンテナ素子をそれぞれ有する第1のサブアレイおよび第2のサブアレイを備え、前記第1のサブアレイと前記第2のサブアレイとは、前記衛星軌道方向と直交する方向にて隣接し、前記衛星軌道方向にて位置をずらされて配置され
    前記第1のサブアレイと前記第2のサブアレイとの位置ずらしの長さは、実質的に前記ピッチの1/2である衛星通信用アレイアンテナ。
  2. 前記第1のサブアレイと前記第2のサブアレイは、それぞれ、前記衛星軌道方向と直交する面で、第1の分割サブアレイおよび第2の分割サブアレイと、第3および第4の分割サブアレイに分割され、前記第1の分割サブアレイと前記第2の分割サブアレイとが前記衛星軌道方向と直交する方向にて位置をずらされて配置され、前記第3の分割サブアレイと前記第4の分割サブアレイとが前記衛星軌道方向と直交する方向にて位置をずらされている、請求項1に記載の衛星通信用アレイアンテナ。
  3. 一定のピッチで、少なくとも衛星軌道方向に沿って2行以上のマトリクス状に配列された複数のアンテナ素子をそれぞれ有する第1のサブアレイおよび第2のサブアレイを備え、前記第1のサブアレイと前記第2のサブアレイとは、前記衛星軌道方向と直交する方向にて隣接し、前記衛星軌道方向にて位置をずらされて配置され、
    前記第1のサブアレイと前記第2のサブアレイは、それぞれ、前記衛星軌道方向と直交する面で、第1の分割サブアレイおよび第2の分割サブアレイと、第3および第4の分割サブアレイに分割され、前記第1の分割サブアレイと前記第2の分割サブアレイとが前記衛星軌道方向と直交する方向にて位置をずらされて配置され、前記第3の分割サブアレイと前記第4の分割サブアレイとが前記衛星軌道方向と直交する方向にて位置をずらされている衛星通信用アレイアンテナ。
  4. 前記第1のサブアレイおよび前記第2のサブアレイは、それぞれ複数の区分に区分けにされ、前記区分ごとに前記複数のアンテナ素子は、それぞれ同一の長さを有する第1の給電線路を介して、前記区分ごとに設けられた分岐点にそれぞれ接続され、前記区分ごとに設けられた分岐点は、それぞれ同一の長さを有する第2給電線路を介して、同一の給電部に接続される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の衛星通信用アレイアンテナ。
  5. 一定のピッチで、少なくとも衛星軌道方向に沿って2行以上のマトリクス状に配列された複数のアンテナ素子をそれぞれ有する第1のサブアレイおよび第2のサブアレイを備え、前記第1のサブアレイと前記第2のサブアレイとは、前記衛星軌道方向と直交する方向にて隣接し、前記衛星軌道方向にて位置をずらされて配置され、
    前記第1のサブアレイおよび前記第2のサブアレイは、それぞれ複数の区分に区分けにされ、前記区分ごとに前記複数のアンテナ素子は、それぞれ同一の長さを有する第1の給電線路を介して、前記区分ごとに設けられた分岐点にそれぞれ接続され、前記区分ごとに設けられた分岐点は、それぞれ同一の長さを有する第2給電線路を介して、同一の給電部に接続される衛星通信用アレイアンテナ。
  6. 基板と、
    前記基板上に、少なくとも長手方向に沿って2行以上のマトリクス状に配列された複数のアンテナ素子から構成される第1のサブアレイと、
    前記基板上に、少なくとも前記長手方向に沿って2行以上のマトリクス状に配列された複数のアンテナ素子から構成される第2のサブアレイと、とを備え、
    前記第1のサブアレイと前記第2のサブアレイとは、前記長手方向と直交する短手方向にて隣接し、前記長手方向にて位置をずらされて配置され
    前記基板上に、少なくとも前記長手方向に沿って2行以上のマトリクス状に配列された複数のアンテナ素子から構成される第3のサブアレイと、
    前記基板上に、少なくとも前記長手方向に沿って2行以上のマトリクス状に配列された複数のアンテナ素子から構成される第4のサブアレイと、とをさらに備え、
    前記第3のサブアレイと前記第4のサブアレイとは前記短手方向にて隣接し、前記長手方向にて位置をずらされて配置され、
    前記第3のサブアレイは、前記第1のサブアレイに対して前記長手方向にて隣接し、前記短手方向にて位置をずらされて配置され、
    前記第4のサブアレイは、前記第2のサブアレイに対して前記長手方向にて隣接し、前記短手方向にて位置をずらされて配置されているアンテナ。
  7. 前記第1のサブアレイおよび前記第2のサブアレイは、それぞれ複数の区分に区分けに
    され、前記区分ごとに前記複数のアンテナ素子は、それぞれ同一の長さを有する第1の給
    電線路を介して、前記区分ごとに設けられた分岐点にそれぞれ接続され、前記区分ごとに
    設けられた分岐点は、それぞれ同一の長さを有する第2給電線路を介して、同一の給電部
    に接続される、請求項6に記載のアンテナ。
  8. 基板と、
    前記基板上に、少なくとも長手方向に沿って2行以上のマトリクス状に配列された複数のアンテナ素子から構成される第1のサブアレイと、
    前記基板上に、少なくとも前記長手方向に沿って2行以上のマトリクス状に配列された複数のアンテナ素子から構成される第2のサブアレイとを備え、
    前記第1のサブアレイと前記第2のサブアレイとは、前記長手方向と直交する短手方向にて隣接し、前記長手方向にて位置をずらされて配置され、
    前記第1のサブアレイおよび前記第2のサブアレイは、それぞれ複数の区分に区分けに
    され、前記区分ごとに前記複数のアンテナ素子は、それぞれ同一の長さを有する第1の給
    電線路を介して、前記区分ごとに設けられた分岐点にそれぞれ接続され、前記区分ごとに
    設けられた分岐点は、それぞれ同一の長さを有する第2給電線路を介して、同一の給電部
    に接続されるアンテナ。
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