JP6408294B2 - トレラント入力回路 - Google Patents

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Description

本発明は、トレラント入力回路に関する。
先ず、図3を参照して、従来のトレラント入力回路100について説明する。なお、本明細書中では、説明の便宜上、P型電界効果トランジスタをP型トランジスタと称し、N型電界効果トランジスタをN型トランジスタと称する。また、本明細書中では、説明の便宜上、いわゆる接地電圧をGNDと称し、いわゆる電源電圧をVDDと称する。
一例として図3に示すように、トレラント入力回路100は、入力端子102及び出力端子104を備えており、外部から入力端子102に第1信号としてGND又はVDDが入力され、出力端子104により第2信号としてGND又はVDDが所定回路(図示省略)に出力される。
トレラント入力回路100は、N型トランジスタ106、バッファ108、反転回路110、及びP型トランジスタ112を備えている。入力端子102から入力された第1信号は、N型トランジスタ106の特性により、GNDからVDD−Vtnの電圧振幅で第1ノード114に出力される。ここで、Vtnは、N型トランジスタ106の閾値電圧である。従って、“VDD−Vtn”とは、VDDからVtnを減じて得た電圧を意味する。
第1ノード114の電圧は、バッファ108により第2信号としてGND又はVDDに変換されて第2ノード116に出力される。すなわち、バッファ108は、論理閾値を有しており、論理閾値以下の電圧が入力された場合、第2ノード116を介して第2信号としてGNDを出力し、論理閾値を超える電圧が入力された場合に、第2ノード116を介して第2信号としてVDDを出力する。
バッファ108により第2信号としてVDDが出力された場合、反転回路110は、GNDを出力する。これにより、P型トランジスタ112が導通状態になり、第1ノード114の電圧をVDD−VtnからVDDへ引き上げる。また、入力端子102にVDDよりも高い電圧が印加された場合、P型トランジスタ112は、N型トランジスタ106のリーク電流により、VDDよりも高い電圧が第1ノード114に印加されてしまうのをクランプする役割も担っている。
なお、特許文献1には、低電圧での動作を可能とするためのトレラント入力回路として、シュミット反転回路を備えたトレラント入力回路が開示されている。
特開2004−304475号公報
ところで、トレラント入力回路100において、バッファ108の論理閾値をVDD−Vtnよりも高い電圧とした上で、入力端子102に第1信号が入力されると、第2ノード116の電圧がGNDのままで第2信号としてVDDが出力されない(図4参照)。なぜならば、一例として図4に示すように、N型トランジスタ106は、直流レベルでVDD−Vtnまでの電圧しか第1ノード114に出力することができず、第1ノード114からバッファ108に入力される電圧が論理閾値を超えないからである。このような現象、すなわち、第1信号としてVDDを超える電圧が入力端子102に入力されたにも拘わらずバッファ108によって第2信号としてVDDが出力されなくなる現象は、VDDを低く、Vtnを高くするほど顕在化してくる。
なお、上記現象の発生を抑制する方法の1つとして、トレラント入力回路にシュミット反転回路を備える方法(特許文献1参照)が考えられるが、第2信号としてVDDが出力できない現象を解決するものではない。
本発明は上記問題点を解決するために成されたものであり、低電圧化に伴う機能低下を抑制することができるトレラント入力回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のトレラント入力回路は、ゲート電圧として電源電圧が入力された第1トランジスタと第2トランジスタとが並列に接続され、入力電圧に応じた電圧を出力する並列回路と、前記並列回路の出力電圧と論理閾値との比較結果を出力する論理回路と、前記論理回路により出力された前記比較結果に応じて前記第2トランジスタのゲート電圧を制御する制御部と、を含み、前記制御部は、前記入力電圧の変化に応じた電圧を前記第2トランジスタのゲート電圧に付与することで前記第2トランジスタの出力電圧を制御する制御回路を有し、前記制御回路は、前記比較結果がゲート電圧として入力される第3トランジスタの出力電圧と前記入力電圧との差に応じた電圧を出力する第4トランジスタと、前記第3トランジスタの出力電圧と前記第4トランジスタの出力電圧との差に応じた電圧を前記変化に応じた電圧として前記第2トランジスタのゲート電圧に付与する第5トランジスタと、を有する
本発明によれば、低電圧化に伴う機能低下を抑制することができる、という効果が得られる。
実施形態に係るトレラント入力回路の要部構成の一例を示す回路図である。 実施形態に係るトレラント入力回路における各ノードの電圧の変化の一例を示すタイムチャートである。 従来のトレラント入力回路の要部構成の一例を示す回路図である。 従来のトレラント入力回路におけるN型トランジスタの入力電圧及び出力電圧、並びに出力端子により第2信号として出力される電圧の変化の一例を示すタイムチャートである。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態例について詳細に説明する。
一例として図1に示すように、トレラント入力回路10は、入力端子12及び出力端子14を備えており、入力端子12に第1信号が入力され、出力端子14により第2信号が所定回路(図示省略)に出力される。第1信号は、VDD、又は、VDDよりも高い電圧及びGNDの一方から他方に遷移する信号であり、第2信号は、信号レベルがGND及びVDDの一方から他方に遷移する信号である。
トレラント入力回路10は、並列回路16、バッファ18、及び制御部20を含む。並列回路16は、本発明に係る第1トランジスタの一例であるN型トランジスタ22、及び本発明に係る第2トランジスタの一例であるP型トランジスタ24を有する。N型トランジスタ22とP型トランジスタ24とは並列に接続されている。すなわち、N型トランジスタ22のソースがP型トランジスタ24のソースに接続されており、N型トランジスタ22のドレインがP型トランジスタ24のドレインに接続されている。N型トランジスタ22のゲートにはVDDが入力されている。
並列回路16は、第1ノード26及び第2ノード28を有する。第1ノード26は、N型トランジスタ22のソースとP型トランジスタ24のソースとの接続点であり、入力端子12に接続されている。第2ノード28は、N型トランジスタ22のドレインとP型トランジスタ24のドレインとの接続点である。
バッファ18は、本発明に係る論理回路の一例である第1反転回路30、第2反転回路32、及び第3ノード34を有する。
第1反転回路30の入力端子は、第2ノード28に接続されている。第1反転回路30と第2反転回路32とは直列に接続されている。すなわち、第1反転回路30の出力端子は、第2反転回路32の入力端子に接続されている。第2反転回路32の出力端子は、出力端子14に接続されている。第3ノード34は、第1反転回路30と第2反転回路32との接続点である。
第1反転回路30は、論理閾値を有しており、第2ノード28の電圧と論理閾値との比較結果としてVDDを出力する。すなわち、第1反転回路30は、第2ノード28の電圧が論理閾値以下の場合にVDDを出力し、第2ノード28の電圧が論理閾値を超えた場合にGNDを出力する。
第2反転回路32は、第1反転回路30からGNDが入力されると、第2信号としてVDDを出力し、第1反転回路30からVDDが入力されると、第2信号としてGNDを出力する。
制御部20は、N型トランジスタ40,42、P型トランジスタ44、制御回路48、及び第4ノード50を有する。
本発明に係る第3トランジスタの一例であるN型トランジスタ40のソースにはGNDが入力されている。また、N型トランジスタ40のゲートには第3ノード34が接続されている。従って、N型トランジスタ40のゲートには、第1反転回路30により出力されたGND又はVDDがゲート電圧として入力される。
N型トランジスタ42のソースにはN型トランジスタ40のドレインが接続されている。また、N型トランジスタ42のゲートにはVDDが入力されている。
本発明に係る保持部の一例であるP型トランジスタ44のゲートには第3ノード34が接続されている。また、P型トランジスタ44のソースにはVDDが入力されている。更に、P型トランジスタ44のドレインには第2ノード28が接続されている。
第4ノード50は、N型トランジスタ40のドレインとN型トランジスタ42のソースとの接続点である。
制御回路48は、N型トランジスタ54、P型トランジスタ46,56,58,60、第5ノード52、第6ノード62、及び第7ノード64を有する。
本発明に係る第6トランジスタの一例であるP型トランジスタ46のゲートには第2ノード26が接続されている。また、P型トランジスタ46のソースにはVDDが接続されている。更に、P型トランジスタ46のバックゲートにはP型トランジスタ46のドレインが接続されている。
N型トランジスタ54のゲートにはVDDが入力されている。また、N型トランジスタ54のソースにはN型トランジスタ42のドレインが接続されている。更に、N型トランジスタ54のドレインにはN型トランジスタ24のゲートが接続されている。従って、N型トランジスタ24のゲート電圧は、N型トランジスタ40の出力電圧に基づいて制御される。
P型トランジスタ56のソースには第2ノード26が接続されている。また、P型トランジスタ56のゲートにはP型トランジスタ56のソースが接続されている。更に、P型トランジスタ56のバックゲートには第5ノード52が接続されている。
本発明に係る第4トランジスタの一例であるP型トランジスタ58のゲートにはP型トランジスタ56のドレインが接続されている。また、P型トランジスタ58のソースにはP型トランジスタ56のソースが接続されている。更に、P型トランジスタ58のバックゲートには第5ノード52が接続されている。
本発明に係る第5トランジスタの一例であるP型トランジスタ60のソースにはN型トランジスタ54のドレイン及びP型トランジスタ58のドレインが接続されている。また、P型トランジスタ60のドレイン及びゲートにはN型トランジスタ54のソース及びP型トランジスタ58のゲートが接続されている。更に、P型トランジスタ60のバックゲートには第5ノード52が接続されている。
第5ノード52は、P型トランジスタ46,56,58,60のバックゲート、及びP型トランジスタ46の接続点である。また、第5ノード52には、P型トランジスタ24のバックゲートも接続されている。
第6ノード62は、P型トランジスタ56のドレイン、P型トランジスタ58のゲート、P型トランジスタ60のドレイン、P型トランジスタ60のゲート、及びN型トランジスタ54のソースの接続点である。
第7ノード64は、N型トランジスタ54のドレイン、P型トランジスタ58のドレイン、及びP型トランジスタ60のソースの接続点である。
制御回路48において、P型トランジスタ58は、N型トランジスタ40の出力電圧と第1信号として入力された電圧との差に応じた電圧を出力する。また、P型トランジスタ60は、N型トランジスタ40の出力電圧とN型トランジスタ58の出力電圧との差に応じた電圧を第7ノード64の電圧としてP型トランジスタ24のゲート電圧に付与する。従って、第7ノード64の電圧は、第1信号として入力された電圧の変化に応じて定まり、N型トランジスタ24の出力電圧は、第7ノード64の電圧がN型トランジスタ24のゲート電圧に付与されることで、制御される。
次に本実施形態に係るトレラント入力回路10の動作について図2を参照して説明する。なお、以下では、説明の便宜上、N型トランジスタ22,40,42,54の各々の閾値電圧をVtnとし、P型トランジスタ24,44,46,56,58,60の各々の閾値電圧をVtpとする。
先ず、入力端子12に第1信号として入力された電圧がGNDからVDD以上の電圧に遷移する場合について説明する。
第1信号としてGNDが入力された場合、常に導通状態のN型トランジスタ22の特性により第2ノード28の電圧はGNDになる。第2ノード28の電圧がGNDの場合、第1反転回路30により第3ノード34の電圧がVDDになり、第2反転回路32により第2信号としてGNDが出力される。
第3ノード34の電圧がVDDになったことに応じてN型トランジスタ40が導通状態になり、第4ノード50の電圧がGNDになる。このとき、N型トランジスタ42,52は、常に導通状態であるため、第6ノード62及び第7ノード64の各電圧はGNDになる。
一方、第1信号としてGNDがゲートに入力されているP型トランジスタ46は、導通状態になっており、第5ノード52の電圧はVDDになっている。この時点で、P型トランジスタ44,56,58,60は何れも非導通状態になっている。
第1信号として入力された電圧がGNDからVDD−Vtn未満の範囲では、N型トランジスタ22の特性により、第1ノード26での入力レベルの電圧が第2ノード28に出力される。ここで、本実施形態に係るトレラント入力回路10では、第1反転回路30の論理閾値としてVDD−Vtnよりも高い電圧が用いられている。そのため、第3ノードの電圧はVDDのままであり、第2信号として出力される電圧もGNDのままである。
第1信号として入力された電圧がVtpに達すると、P型トランジスタ24,58は、非導通状態から導通状態に遷移し始める。そして、第6ノード62と第7ノード64との電位差がVtpよりも大きければP型トランジスタ60が導通する。N型トランジスタ40,42,54の電流を流す能力がP型トランジスタ58の電流を流す能力よりも第1ノード26と第7ノード64との電位差がVtpよりも十分大きくなるくらい高ければ、P型トランジスタ24により第1信号は第2ノード28に出力される。第6ノード62と第7ノード64との電位差がVtpよりも大きい場合にはP型トランジスタ60は導通状態になる。
第2ノード28の電圧が第1反転回路30の閾値電圧を超えると、第3ノード34の電圧はVDDからGNDに遷移し、第2信号として出力される電圧はGNDからVDDに遷移する。
第3ノード34の電圧がVDDからGNDに遷移すると、これに応じて、N型トランジスタ40は導通状態から非導通状態に遷移し、第4ノード50の電圧はN型トランジスタ40の特性によりVDD−Vtnに遷移する。その後、P型トランジスタ24は導通状態から非導通状態へ遷移し始める。その一方で、P型トランジスタ44は非導通状態から導通状態に遷移し、これに応じて、第2ノード28の電圧が徐々にVDD(本発明に係る保持用電圧の一例)に引き上げられる。また、P型トランジスタ44は、N型トランジスタ22及びP型トランジスタ24のリーク電流により第2ノード28の電圧がVDDを超える電圧に引き上げられないようにクランプする。このようにクランプされると、第1反転回路30の出力レベルが保持され、これに伴って、第2反転回路32の出力レベルも保持される。
第1信号として入力される電圧の上昇に伴って第1ノード26と第6ノード62との電位差がVtpを超えると、P型トランジスタ58は導通し、第1ノード26と第7ノード64との電位差は徐々に小さくなり、やがて“0”になる。
第6ノード62と第7ノード64との電位差がVtpを超えると、P型トランジスタ60は導通し、第6ノード62と第7ノード64との電位差を保持するように働く。
第7ノード64の電圧が第1ノード26の電圧に徐々に近付き、やがて第1ノード26と第7ノード64との電位差がVtpよりも小さくなると、P型トランジスタ24は非導通状態になる。なお、P型トランジスタ24は、非導通状態になるまで第2ノード28に電圧を出力し続けることは言うまでもない。
その後、制御回路48では、第1ノード26の電圧と第6ノード62の電圧に変化が生じると、第1ノード26と第6ノード62との電位差がVtpを超え、これに応じて、P型トランジスタ58が導通し、第7ノード64の電圧が引き上げられる。第7ノード64の電圧が引き上げられると、第6ノード62と第7ノード64との電位差がVtpを超え、これに応じて、P型トランジスタ60が導通し、第6ノード62の電圧が引き上げられる。これらの動作が交互に行われることで、第1ノード26と第7ノード64との電位差がVtp未満に保持され、結果的にP型トランジスタ24の非導通状態が保持される。
第1ノード26の電圧がVDD+Vtpを超えると、P型トランジスタ24,58の寄生順方向ダイオードが導通して第5ノード52の電圧が引き上げられる。
制御回路48では、第1ノード26の電圧がVDD+Vtpを超えた場合も第1ノード26の電圧がVDD未満の場合と同様の動作が実行される。
すなわち、第1ノード26の電圧及び第6ノード62の電圧に変化が生じると第1ノード26と第6ノード62との電位差がVtpを超え、これに応じて、P型トランジスタ58が導通し、第7ノード64の電圧が引き上げられる。第7ノード64の電圧が引き上げられると、第6ノード62と第7ノード64との電位差がVtpを超え、これに応じて、P型トランジスタ60が導通し、第6ノード62の電圧が引き上げられる。これらの動作が交互に行われることで、第1ノード26と第7ノード64との電位差がVtp未満に保持され、結果的にP型トランジスタ24の非導通状態が保持される。
なお、これにより、P型トランジスタ24,52,56,58,60のゲートとバックゲート(基盤)間の電位差はゲート膜破壊電圧を超えることはなく、全てのトランジスタについても接合破壊電圧を超えることはない。
次に、入力端子12に入力された第1信号がVDD以上の電圧からGNDに遷移する場合について説明する。
第1信号として入力された電圧がVDDからGNDに遷移する過程で、第1ノード26と第6ノード62との電位差がVtpを超えると、P型トランジスタ56が導通状態となり、第6ノード62の電圧が引き下げられる。第6ノード62の電圧が引き下げられたことに応じて第6ノード62と第7ノード64との電位差がVtpになると、P型トランジスタ58,60が導通状態になり、第7ノード64の電圧が引き下げられる。
これらの動作は、第1ノード26の電圧が引き下げられることに伴って交互に行われる。これにより、第6ノード62と第1ノード26との電位差がVtpに保持され、かつ、第6ノード62と第7ノード64との電位差がVtpに保持されるように、第1ノード26の電圧に追従しながら第6ノード62及び第7ノード64の電圧が引き下げられる。
これと同時に第1ノード26と第5ノード52との電位差がVtpを超えるとP型トランジスタ46が導通状態となり、第5ノード52の電圧がVDDに引き下げられる。
第1ノード26の電圧がVDD−Vtn未満に引き下げられると、N型トランジスタ22の特性により第2ノード28の電圧が第1ノード26の電圧と同レベルまで引き下げられる。第2ノード28の電圧が第1反転回路30の論理閾値未満になると、第3ノード34の電圧はGNDからVDDに遷移し、第2信号として出力される電圧はVDDからGNDに遷移する。
これに伴って、P型トランジスタ44は、導通状態から非導通状態に遷移し、N型トランジスタ40は非導通状態から導通状態に遷移し、第4ノード50、第6ノード62、及び第7ノード64の各電圧はGNDとなる。そして、第1信号として入力された電圧がGNDに達すると、N型トランジスタ22の特性により第2ノード28の電圧もGNDに達する。なお、この場合も当然ながら、第3ノード34の電圧はVDDのままであり、第2信号として出力される電圧もGNDのままである。
以上説明したように、トレラント入力回路10では、並列回路16により、第1信号として入力されたGND又はVDDに応じた電圧が出力され、第1反転回路30により、並列回路16の出力電圧と論理閾値との比較結果がGND又はVDDとして出力される。そして、制御部20により、第1反転回路30の出力結果に応じて並列回路16のP型トランジスタ24のゲート電圧が制御される。これにより、例えば、VDDの低下により第1反転回路30に入力される電圧が第1反転回路30の論理閾値を超えないために、第1反転回路30によりVDDが出力されなくなるという不具合の発生が抑制される。このように、トレラント入力回路10は、入力された第1信号がN型トランジスタ22のみによって第1反転回路30に出力される場合に比べ、低電圧化に伴う機能低下を抑制することができる。
また、トレラント入力回路10では、第2ノード28の電圧が第1反転回路30の論理閾値以下で、かつ、第1ノード26の電圧がP型トランジスタ24の閾値電圧以上の場合にP型トランジスタ24が導通状態になるようにP型トランジスタ24のゲート電圧が制御される。これにより、トレラント入力回路10は、第1信号として入力された電圧が第1反転回路30に入力されないという事態の発生を抑制することができる。
また、トレラント入力回路10では、第2ノード28の電圧が第1反転回路30の論理閾値を超えたことを条件に、P型トランジスタ24が非導通状態になるようにP型トランジスタ24のゲート電圧が制御される。これにより、トレラント入力回路10は、第1信号として入力された電圧の上昇に伴うP型トランジスタ24の破損を防止することができる。
また、トレラント入力回路10では、制御部20により、第2ノード28の電圧が第1反転回路30の論理閾値を超えた場合に、所定条件を満たす迄の間、第1反転回路30の出力レベルが保持されるように第1反転回路30が制御される。これにより、トレラント入力回路10は、出力端子14により出力される電圧を安定させることができる。なお、所定条件の一例としては、第2ノード28の電圧が第1反転回路30の論理閾値未満になるとの条件が挙げられる。
また、トレラント入力回路10では、第2ノード28の電圧が第1反転回路30の論理閾値を超えた場合に、所定条件を満たす迄の間、P型トランジスタ44の出力電圧であるVDDにより、第1反転回路30の出力レベルが保持される。これにより、トレラント入力回路10は、簡易な構成で第1反転回路30の出力レベルを保持することができる。
また、トレラント入力回路10では、第3ノード34の電圧がゲート電圧として入力されるN型トランジスタ40の出力電圧に基づいてP型トランジスタ24のゲート電圧が制御される。これにより、トレラント入力回路10は、第1反転回路30の出力レベルに基づくP型トランジスタ24の導通状態及び非導通状態の切り替えを簡易な構成で実現することができる。
また、トレラント入力回路10では、制御回路48により、第1ノード26の電圧の変化に応じた電圧がP型トランジスタ24のゲート電圧に付与されることでP型トランジスタ24の出力電圧が制御される。これにより、トレラント入力回路10は、第2ノード28の電圧を所定範囲に保持しつつP型トランジスタ24の破損を防止することができる。
また、トレラント入力回路10では、P型トランジスタ58により、N型トランジスタ40の出力電圧と第1ノード26の電圧との差に応じた電圧が出力される。そして、P型トランジスタ60により、N型トランジスタ40の出力電圧とP型トランジスタ58の出力電圧との差に応じた電圧が第1ノード26の電圧の変化に応じた電圧としてP型トランジスタ24のゲート電圧に付与される。これにより、トレラント入力回路10は、第2ノード28の電圧を所定範囲に保持すること及びP型トランジスタ24の破損防止を簡易な構成で実現することができる。
また、トレラント入力回路10では、P型トランジスタ24,58,60のバックゲートが互いに接続されており、各バックゲートの電位が第1信号として入力された電圧に応じて定まる。これにより、トレラント入力回路10は、P型トランジスタ24,58,60の制御を容易に行うことができる。
更に、トレラント入力回路10では、第5ノード52にバックゲートが接続され、かつ、第1信号として入力された電圧がゲート電圧として入力されるP型トランジスタ46により、前記第5ノード52の電圧が制御される。これにより、トレラント入力回路10は、簡易な構成で、P型トランジスタ24,58,60の各バックゲートの電位を第1信号として入力された電圧に応じた電位にすることができる。
なお、上記実施形態では、第1反転回路30を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、NAND回路又はNOR回路などの論理回路であってもよい。
また、上記実施形態では、第1反転回路30及び第2反転回路32が直列に接続されたバッファ18を例示したが、これに限らず、バッファとインバータとが直列に接続された回路を用いてもよい。
また、上記実施形態では、P型トランジスタ56及びN型トランジスタ42,54を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、これらのトランジスタに代えて抵抗を適用してもよい。
また、上記実施形態では、P型トランジスタ24の出力電圧を制御するために制御回路48を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、制御回路48を用いなくとも本発明は成立する。
また、上記実施形態では、トレラント入力回路10に含まれるトランジスタとして電界効果トランジスタを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、電界効果トランジスタに代えて絶縁ゲートバイポーラトランジスタやパワーバイポーラトランジスタ等の他の種類のトランジスタを用いてもよい。
10 トレラント入力回路
16 並列回路
22,40 N型トランジスタ
24,44,46,58,60 P型トランジスタ
30 第1反転回路
48 制御回路

Claims (3)

  1. ゲート電圧として電源電圧が入力された第1トランジスタと、第2トランジスタとが並列に接続され、入力電圧に応じた電圧を出力する並列回路と、
    前記並列回路の出力電圧と論理閾値との比較結果を出力する論理回路と、
    前記論理回路により出力された前記比較結果に応じて前記第2トランジスタのゲート電圧を制御する制御部と、
    前記制御部は、前記入力電圧の変化に応じた電圧を前記第2トランジスタのゲート電圧に付与することで前記第2トランジスタの出力電圧を制御する制御回路を有し、
    前記制御回路は、前記比較結果がゲート電圧として入力される第3トランジスタの出力電圧と前記入力電圧との差に応じた電圧を出力する第4トランジスタと、前記第3トランジスタの出力電圧と前記第4トランジスタの出力電圧との差に応じた電圧を前記変化に応じた電圧として前記第2トランジスタのゲート電圧に付与する第5トランジスタと、を有する
    トレラント入力回路。
  2. 前記第2トランジスタ、前記第4トランジスタ、及び前記第5トランジスタの各バックゲートは、互いに接続されており、前記各バックゲートの電位は、前記入力電圧に応じて定まる請求項1に記載のトレラント入力回路。
  3. 前記制御部は、バックゲートが前記各バックゲートに接続され、前記入力電圧がゲート電圧として入力されることで前記各バックゲートの電位を制御する第6トランジスタを有する請求項2に記載のトレラント入力回路。
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