JP6407295B2 - 外部サンプリング体積および周囲光拒絶を有する煙検出器 - Google Patents

外部サンプリング体積および周囲光拒絶を有する煙検出器 Download PDF

Info

Publication number
JP6407295B2
JP6407295B2 JP2016552203A JP2016552203A JP6407295B2 JP 6407295 B2 JP6407295 B2 JP 6407295B2 JP 2016552203 A JP2016552203 A JP 2016552203A JP 2016552203 A JP2016552203 A JP 2016552203A JP 6407295 B2 JP6407295 B2 JP 6407295B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wavelength
light
measurement
corrected
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016552203A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016537647A5 (ja
JP2016537647A (ja
Inventor
マシュー アートマン,
マシュー アートマン,
Original Assignee
ヴァラー ファイヤー セーフティー, エルエルシー
ヴァラー ファイヤー セーフティー, エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US14/067,431 external-priority patent/US8907802B2/en
Priority claimed from US14/522,971 external-priority patent/US9140646B2/en
Application filed by ヴァラー ファイヤー セーフティー, エルエルシー, ヴァラー ファイヤー セーフティー, エルエルシー filed Critical ヴァラー ファイヤー セーフティー, エルエルシー
Publication of JP2016537647A publication Critical patent/JP2016537647A/ja
Publication of JP2016537647A5 publication Critical patent/JP2016537647A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6407295B2 publication Critical patent/JP6407295B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/25Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands
    • G01N21/27Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands using photo-electric detection ; circuits for computing concentration
    • G01N21/274Calibration, base line adjustment, drift correction
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/47Scattering, i.e. diffuse reflection
    • G01N21/49Scattering, i.e. diffuse reflection within a body or fluid
    • G01N21/53Scattering, i.e. diffuse reflection within a body or fluid within a flowing fluid, e.g. smoke
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B17/00Fire alarms; Alarms responsive to explosion
    • G08B17/10Actuation by presence of smoke or gases, e.g. automatic alarm devices for analysing flowing fluid materials by the use of optical means
    • G08B17/103Actuation by presence of smoke or gases, e.g. automatic alarm devices for analysing flowing fluid materials by the use of optical means using a light emitting and receiving device
    • G08B17/107Actuation by presence of smoke or gases, e.g. automatic alarm devices for analysing flowing fluid materials by the use of optical means using a light emitting and receiving device for detecting light-scattering due to smoke
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2201/00Features of devices classified in G01N21/00
    • G01N2201/06Illumination; Optics
    • G01N2201/062LED's
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2201/00Features of devices classified in G01N21/00
    • G01N2201/12Circuits of general importance; Signal processing
    • G01N2201/127Calibration; base line adjustment; drift compensation
    • G01N2201/12746Calibration values determination
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B17/00Fire alarms; Alarms responsive to explosion
    • G08B17/10Actuation by presence of smoke or gases, e.g. automatic alarm devices for analysing flowing fluid materials by the use of optical means
    • G08B17/11Actuation by presence of smoke or gases, e.g. automatic alarm devices for analysing flowing fluid materials by the use of optical means using an ionisation chamber for detecting smoke or gas
    • G08B17/113Constructional details
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B29/00Checking or monitoring of signalling or alarm systems; Prevention or correction of operating errors, e.g. preventing unauthorised operation
    • G08B29/18Prevention or correction of operating errors
    • G08B29/185Signal analysis techniques for reducing or preventing false alarms or for enhancing the reliability of the system

Description

(関連出願)
本願は、2013年10月30日に出願された米国特許出願第14/067,431号および2014年10月24日に出願された米国特許出願第14/522,971号の利益およびこれらに対する優先権を主張するものである。これらの出願の各々の全体の開示は、参照により本明細書中に援用される。
種々の実施形態では、本発明は、概して、煙検出器に関し、特に、外部サンプリング体積を有するそのような検出器に関する。
外部サンプリング体積を伴う煙検出器は、その筐体の外側から光を放出し、サンプリング体積内に位置する煙粒子によって、筐体の中に後方散乱される光を検出することによって動作する。外部サンプリング体積を伴う煙検出器は、従来の電離および光電煙検出器に優るいくつかの重要な利点を有する。第1に、内部感知チャンバおよびその中への煙粒子の低速蓄積を排除することによって、閾値煙密度が検出器の外側に到達するときと、煙検出器が応答するときとの間の遅滞時間は、実質的に排除される。これは、火災が避難を不可能にする前に、占有者が建物から安全に避難するために利用可能な時間である、有効安全避難時間(ASET)を増加させる。第2に、筐体の中への煙粒子の進入の必要性を省くことによって、煙検出器全体が、表面から外向きの最小限の突出部が存在するように、天井または壁の開口部内に搭載され得、煙検出器のそのような同一平面搭載は、審美的に美しい外観をもたらす。第3に、煙検出要素が、完全に試験され得る。試験特徴を具備する従来の電離および光電煙検出器では、試験機構は、外部サンプリング体積を伴う煙検出器内ではなく、電気回路のみを試験し、煙検出要素の動作は、物体をサンプリング体積の中に侵入させることによって試験され得る。
これらの利点にもかかわらず、外部サンプリング体積を伴う煙検出器は、広く展開されていない。1つの理由は、特に、周囲光レベルに変化が存在するとき、周囲光によって発生される信号から散乱された光によって発生される信号を単離することのこれらの煙検出器の困難点である。別の理由は、これらの煙検出器が煙粒子を妨害粒子または他の物体を区別することの困難点である。両例の曖昧性は、妨害源が存在するときの誤アラーム、または火災源が存在するときの応答の欠如につながり得る。
故に、外部サンプリング体積を伴う煙検出器と、周囲光の影響を除外し、煙粒子と妨害粒子および物体を区別することができる、関連検出技法とが必要とされる。
本発明の種々の実施形態によると、煙検出器は、近接センサ(または複数の構成要素が、集合的に、近接センサの機能性を提供する)を使用して、検出器外側の煙の存在を検出する。近接センサは、概して、光のビームを放出し、任意の散乱または反射された信号を規定された範囲内に位置する物体から検出することによって動作する。近接センサは、少なくとも1つの光検出器(典型的には、近接センサ内に内蔵されるが、必ずしもそうではない)とともに、制御回路および信号処理回路を特徴とする。少なくとも1つの光エミッタもまた、近接センサ内に内蔵されてもよく、または離散されるが、近接センサによって外部から駆動されてもよい。煙検出器はまた、周囲光センサを使用して、周囲光レベルを測定および補償する。周囲光センサは、少なくとも1つの光検出器(典型的には、周囲光センサ内に内蔵されるが、必ずしもそうではない)とともに、制御回路および信号処理回路を特徴とする。周囲光センサは、近接センサと別個であってもよく、または近接センサの一部であって(かつさらにその中に内蔵され)もよく、その場合、周囲光センサおよび近接センサは、共通光検出器を使用してもよい。本発明の代替実施形態は、煙検出器の機能性を改変せずに、近接センサの代わりに、離散光エミッタおよび光検出器を利用する。本明細書で利用されるように、「光検出器」は、光によって照明されるとき、光の存在を示す、および/またはその特性(例えば、輝度、波長等)を測定する、離散または内蔵電子構成要素である。
本発明の種々の実施形態によると、近接センサは、開口部真下の煙検出器の筐体の内側に配置される。開口部は、放出された光に少なくとも部分的に透過性である窓によって被覆されてもよく、もしくはそうでなくてもよく、および/またはレンズ、プリズム、ミラー、ならびに/もしくは格子等の光学要素を含有してもよい。放出されたビームの大部分は、開口部を通して煙検出器の外側の環境に通過する。煙検出器の外側であるが、近接センサ(または本明細書に説明される他の離散構成要素)の規定された範囲内にある領域は、本明細書では、「外部サンプリング体積」として画定される。煙または障害物が、外部サンプリング体積に進入する場合、近接センサによって発生される信号は、増加するであろう。煙の場合、信号の増加は、煙粒子によって放出されたビームの散乱から生じる。障害物の場合、信号の増加は、障害物からの放出されたビームの反射から生じる。近接センサは、開口部、窓、および/または光学要素を介して、外側環境に光学的に暴露されるため、その信号はまた、近接センサに入射する周囲光によっても増減され得る。周囲光は、本明細書で利用されるように、煙検出器の内側またはそれと関連付けられた光エミッタから生じていない、外部サンプリング体積または筐体に進入する任意の光である。例示的周囲光源は、太陽光、または白熱、蛍光、ハロゲン、もしくはLED電球からの光を含む。
評価回路は、周期的または継続的に、信号を分析し、障害物、煙、またはシステム障害が存在するかどうかを判定してもよい。障害物による反射は、典型的には、煙粒子による散乱より明らかに強い信号を生成するため、障害物閾値は、典型的には、煙散乱によって発生される最大可能信号より高く設定される。信号が、所定の時間量の間、障害物閾値を超える場合、障害物アラームが、アクティブ化されてもよい。本所定の遅延は、典型的には、外部サンプリング体積を通して通過する昆虫等、一過性の事象から望ましくないアラームを排除する。
煙閾値は、概して、障害物閾値より低いが、背景信号より高く設定され、煙閾値は、検出器外側の所与の煙密度に対して発生される信号に対応し得る。ガスまたは熱センサ等の付加的センサが、煙検出器内に組み込まれる場合、煙閾値は、付加的センサからの信号が、より高速のアクティブ化および妨害源(すなわち、誤アラーム)からのより優れた識別力を提供し得るため、これらのセンサからの信号の増加に伴って低下されてもよい。本発明の実施形態の利点は、近接センサ(または均等物構成要素)が、直接、煙検出器の外側の煙密度を測定することであって、これは、従来の電離または光電煙検出器と比較して、遅滞時間を実質的に短縮させる。
煙検出器の動作は、手またはほうきの柄等の物体を外部サンプリング体積の中に挿入し、所定の遅延が経過した後に、障害物アラームをアクティブ化させることによって、手動で試験されてもよい。同様に、アラームがアクティブ化されている間、物体を外部サンプリング体積の中に侵入させることは、一時的に、アラームを静音化させ得る。
本発明の実施形態はまた、少なくとも部分的に、そのような粒子と光の複数の異なる波長との間の具体的相互作用に基づいて、煙粒子と妨害粒子とを区別する。(本明細書で利用されるように、「妨害粒子」は、広義には、火災から生じず、典型的には、典型的煙粒子より大きい平均直径(例えば、少なくとも10倍より大きいおよび/または少なくとも1ミクロンの直径)を有する、蒸気または空気媒介粒子状物質を指す。妨害粒子の非限定的実施例は、水蒸気、料理煙霧質(例えば、植物油、トースト、ハンバーガー、ベーコン等)、粉末、および粉塵(例えば、セメント粉塵)である。)妨害粒子は、典型的には、煙粒子より大きいため、種々の波長の光を異なって散乱させる傾向となるであろう。したがって、複数の波長にわたる散乱挙動は、妨害粒子と煙粒子を区別するために利用され得る。さらに、本発明の実施形態はまた、(1)利用されている光エミッタの具体的挙動および特性と、(2)周囲光の量とに基づいて、外部サンプリング面積から受信された光検出信号を補正する。このように、本発明の実施形態による煙検出器は、従来のシステムの誤検知アラームを伴わずに、空気媒介粒子および障害物をより正確に識別する。
ある側面では、本発明の実施形態は、(a)筐体と、(b)1つまたはそれを上回る光エミッタと、(c)1つまたはそれを上回る光検出器とを備える、またはそれらから本質的に成る、煙検出器を利用した煙検出の方法を特徴とする。第1の時間において、筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第1の測定値が、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第1の波長の光を放出せずに、取得される。第1の時間の後の第2の時間において、筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第2の測定値が、少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第1の波長の光を放出しながら、取得される。第2の時間の後の第3の時間において、筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第3の測定値が、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第1の波長の光を放出せずに、取得される。第4の時間において、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第1の測定値が、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第2の波長の光を放出せずに、取得される。第2の波長は、第1の波長より長い。第4の時間の後の第5の時間において、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第2の測定値が、少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第2の波長の光を放出しながら、取得される。第5の時間の後の第6の時間において、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第3の測定値が、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第2の波長の光を放出せずに、取得される。(本明細書で利用されるように、「筐体の外側から生じる」光は、光エミッタのうちの1つまたはそれを上回るものによって元々放出され、外部サンプリング面積内の物体または複数の粒子から光検出器のうちの1つまたはそれを上回るものに後方反射される光、ならびに他の源から生じ、光検出器のうちの1つまたはそれを上回るものによって検出される特定の波長の他の光(例えば、背景光)の部分を含む。)筐体の外側の周囲光レベルが、検出される。第1の波長を含む光の第2の測定値は、(i)検出された周囲光レベルと、(ii)第1の波長を含む光の第1および/または第3の測定値とに基づいて、補正され、それによって、補正された第1の波長測定値を生成する。第2の波長を含む光の第2の測定値は、(i)検出された周囲光レベルと、(ii)第2の波長を含む光の第1および/または第3の測定値とに基づいて、補正され、それによって、補正された第2の波長測定値を生成する。筐体の外側の煙粒子の存在は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、判定される。
本発明の実施形態は、種々の異なる組み合わせのいずれかにおいて、以下のうちの1つまたはそれを上回るものを含んでもよい。第1または第2の波長を含む光の測定値は、第1または第2の波長を含むより広い範囲の波長の光の広帯域測定値であってもよく(例えば、広帯域検出器を介して)、または第1または第2の波長に実質的に等しい、もしくはそれらを含む、狭帯域の光の狭帯域測定値であってもよい(例えば、特定の波長または波長範囲にのみ応答する異なる狭帯域検出器を介して)。補正された第1の波長測定値を生成するステップは、(i)第1の波長を含む光の第2の測定値から、第1の波長を含む光の第1および第3の測定値の平均を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第1の波長を含む光の第2の測定値に、オフセットを加算するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。オフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。補正された第2の波長測定値を生成するステップは、(i)第2の波長を含む光の第2の測定値から、第2の波長を含む光の第1および第3の測定値の平均を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第2の波長を含む光の第2の測定値に、オフセットを加算するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。オフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップは、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよく、煙粒子は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率が第1の閾値より大きいとき、存在すると判定される。第1の閾値は、約0.5%/フィートの筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルおよび/または約4%/フィートの筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより小さい信号レベルに対応してもよい。
煙粒子の平均直径より大きい平均直径を有する妨害粒子の存在は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、判定されてもよい。筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップは、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよく、煙粒子は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率が第1の閾値より大きいとき、存在すると判定され、妨害粒子の存在を判定するステップは、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率を第2の閾値と比較するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよく、妨害粒子は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率が第2の閾値より小さいとき、存在すると判定される。第1の閾値は、第2の閾値にほぼ等しくてもよい、または第2の閾値は、第1の閾値より低くてもよい。
筐体の外側の障害物の存在は、補正された第1の波長測定値および/または補正された第2の波長測定値に基づいて、判定されてもよい。障害物の存在を判定するステップは、補正された第1の波長測定値および/または補正された第2の波長測定値を障害物閾値と比較するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよく、障害物は、補正された第1の波長測定値および/または補正された第2の波長測定値が障害物閾値より大きいとき、存在すると判定される。障害物閾値は、1つまたはそれを上回る検出器の単一測定サイクルの間の煙の蓄積を介して達成不可能な信号レベルに対応してもよい。(種々の実施形態では、単一測定サイクルは、連続または周期的監視モードにあるとき、1つまたはそれを上回る検出器によって取得される測定値間の時間に対応する。)障害物閾値は、約40%/フィートの筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルに対応してもよい。
100ミリ秒未満、またはさらに1ミリ秒未満が、第1の時間と第3の時間との間で経過してもよい。100ミリ秒未満、またはさらに1ミリ秒未満が、第4の時間と第6の時間との間で経過してもよい。1つまたはそれを上回る光エミッタは、ある範囲の波長にわたって光を放出する広帯域光源を含む、またはそれから本質的に成ってもよく、第1および第2の波長は、波長の範囲内である。広帯域光源は、白色発光ダイオードを含む、またはそれから本質的に成ってもよい。1つまたはそれを上回る光エミッタは、第1の波長で光を放出する第1の光エミッタと、第2の波長で光を放出する、第1の光エミッタと異なる第2の光エミッタとを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。煙検出器は、近接センサを含んでもよい。少なくとも1つの光エミッタおよび/または少なくとも1つの光検出器は、近接センサ内に内蔵されてもよい。煙検出器は、近接センサから離散した周囲光センサを含んでもよい。少なくとも1つの光検出器は、周囲光センサ内に内蔵されてもよい。
第2の波長の光は、第2の時間に放出されなくてもよい。第1の波長の光は、第5の時間に放出されなくてもよい。第1の波長は、約300nm〜約480nmであってもよい。第2の波長は、約630nm〜約1000nmであってもよい。光は、第1および第3の時間に光エミッタのいずれによっても放出されなくてもよい。光は、第4および第6の時間に光エミッタのいずれによっても放出されなくてもよい。
別の側面では、本発明の実施形態は、筐体と、筐体の外側から、第1の波長および第1の波長より長い第2の波長の光を放出するための1つまたはそれを上回る光エミッタと、(i)1つまたはそれを上回る光検出器に後方反射され、それによって、第1および第2の波長を含む反射された光の測定値を提供する、1つまたはそれを上回る光エミッタから放出された光と、(ii)筐体の外側の周囲光レベルとを検出するための1つまたはそれを上回る光検出器と、(i)検出された周囲光レベルに基づいて、第1の波長を含む反射された光の測定値を補正し、それによって、補正された第1の波長測定値を生成し、(ii)検出された周囲光レベルに基づいて、第2の波長を含む反射された光の測定値を補正し、それによって、補正された第2の波長測定値を生成し、(iii)補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、筐体の外側の煙粒子の存在を判定するための評価回路とを含む、またはそれらから本質的に成る、煙検出器を特徴とする。
本発明の実施形態は、種々の異なる組み合わせのいずれかにおいて、以下のうちの1つまたはそれを上回るものを含んでもよい。第1または第2の波長を含む光の測定値は、第1または第2の波長を含むより広い範囲の波長の光の広帯域測定値であってもよく(例えば、広帯域検出器を介して)、または第1または第2の波長に実質的に等しい、もしくはそれらを含む、狭帯域の光の狭帯域測定値であってもよい(例えば、特定の波長または波長範囲にのみ応答する異なる狭帯域検出器を介して)。評価回路は、(例えば、1つまたはそれを上回る光エミッタおよび1つまたはそれを上回る光検出器等の制御構成要素を介して)(i)第1の時間において、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第1の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第1の測定値を取得し、(ii)第1の時間の後の第2の時間において、少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第1の波長の光を放出しながら、筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第2の測定値を取得し、(iii)第2の時間の後の第3の時間において、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第1の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第3の測定値を取得し、(iv)第4の時間において、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第2の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第1の測定値を取得し、(v)第4の時間の後の第5の時間において、少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第2の波長の光を放出しながら、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第2の測定値を取得し、(vi)第5の時間の後の第6の時間において、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第2の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第3の測定値を取得し、(vii)筐体の外側の周囲光レベルを検出するように構成されてもよい。
評価回路は、(i)第1の波長を含む光の第2の測定値から、第1の波長を含む光の第1および第3の測定値の平均を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第1の波長を含む光の第2の測定値に、第1のオフセットを加算することによって、補正された第1の波長測定値を生成し、および/または(i)第2の波長を含む光の第2の測定値から、第2の波長を含む光の第1および第3の測定値の平均を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第2の波長を含む光の第2の測定値に、第2のオフセットを加算することによって、補正された第2の波長測定値を生成するように構成されてもよい。第1のオフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。第2のオフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。評価回路は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較することによって、筐体の外側の煙粒子の存在を判定し、煙粒子は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率が第1の閾値より大きいとき、存在すると判定されるように構成されてもよい。第1の閾値は、約0.5%/フィートの筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルおよび/または約4%/フィートの筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより小さい信号レベルに対応してもよい。
評価回路は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、煙粒子の平均直径より大きい平均直径を有する妨害粒子の存在を判定するように構成されてもよい。評価回路は、(i)補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較することによって、筐体の外側の煙粒子の存在を判定し、煙粒子は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率が第1の閾値より大きいとき、存在すると判定され、(ii)補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率を第2の閾値と比較することによって、妨害粒子の存在を判定し、妨害粒子は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率が第2の閾値より小さいとき、存在すると判定されるように構成されてもよい。第1の閾値は、第2の閾値にほぼ等しくてもよい。第2の閾値は、第1の閾値より低くてもよい。
評価回路は、補正された第1の波長測定値および/または補正された第2の波長測定値に基づいて、筐体の外側の障害物の存在を判定するように構成されてもよい。評価回路は、補正された第1の波長測定値および/または補正された第2の波長測定値を障害物閾値と比較することによって、障害物の存在を判定し、障害物は、補正された第1の波長測定値および/または補正された第2の波長測定値が障害物閾値より大きいとき、存在すると判定されるように構成されてもよい。障害物閾値は、1つまたはそれを上回る検出器の単一測定サイクルの間の煙の蓄積を介して達成不可能な信号レベルに対応してもよい。障害物閾値は、約40%/フィートの筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルに対応してもよい。
少なくとも1つの光エミッタ(またはさらに全光エミッタ)が、少なくとも部分的に、筐体内に配置されてもよい。筐体は、それを通して光エミッタからの光が放出される、1つまたはそれを上回る開口部を画定してもよい。1つまたはそれを上回る開口部は、それぞれ、少なくとも1つの光エミッタと関連付けられる、複数の異なる開口部を含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。各光エミッタは、異なる開口部を通して光を放出してもよい。筐体は、それを通して光エミッタからの光が放出される、1つまたはそれを上回る一体窓および/または光学要素を含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。1つまたはそれを上回る一体窓は、それぞれ、少なくとも1つの光エミッタと関連付けられる、複数の異なる一体窓を含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。各光エミッタは、異なる窓または光学要素を通して光を放出してもよい。1つまたはそれを上回る光エミッタは、ある範囲の波長にわたって光を放出する広帯域光源を含む、またはそれから本質的に成ってもよく、第1および第2の波長は、波長の範囲内である。広帯域光源は、白色発光ダイオードを含む、またはそれから本質的に成ってもよい。1つまたはそれを上回る光エミッタは、第1の波長で光を放出する第1の光エミッタと、第2の波長で光を放出する、第1の光エミッタと異なる第2の光エミッタとを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。第1の光エミッタは、第2の光エミッタが第2の波長の光を放出していないときのみ、第1の波長の光を放出するように構成されてもよく、および/または第2の光エミッタは、第1の光エミッタが第1の波長の光を放出していないときのみ、第2の波長の光を放出するように構成されてもよい。煙検出器は、近接センサを含んでもよい。少なくとも1つの光エミッタおよび/または少なくとも1つの光検出器は、近接センサ内に内蔵されてもよい。1つまたはそれを上回る光検出器は、近接センサから離散した周囲光センサを含んでもよい。近接センサは、筐体の外側の周囲光レベルを検出してもよい(すなわち、近接センサは、周囲光検出器をその中に含んでもよい)。第1の波長は、約300nm〜約480nmであってもよい。第2の波長は、約630nm〜約1000nmであってもよい。
評価回路は、経過時間を測定するためのタイマと、(i)タイマによって測定された複数の異なる時間において、少なくとも1つの光検出器から信号を受信し、(ii)検出された周囲光レベルに基づいて、信号を受信するための受信機と、(i)その間に光検出信号が受信される、複数の時間のうちの少なくとも1つの間、光を放出し、(ii)その間に光検出信号が受信される、複数の時間の少なくとも1つの他の間、光を放出しないように、少なくとも1つの光エミッタを制御するためのコントローラと、受信機によって受信された信号に基づいて、補正された第1の波長測定値および補正された第2の波長測定値を生成するための変換器と、筐体の外側の煙粒子の存在を判定するための信号分析器とを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。コントローラは、第1の波長の光を放出する第1の光エミッタと、第2の波長の光を放出する第2の光エミッタとを制御してもよい。
評価回路は、(a)第1の時間において、少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第1の波長の光を放出しながら、筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第1の測定値を取得し、(b)(i)第1の時間より早い第2の時間において、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第1の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第2の測定値を取得するか、または(ii)第1の時間より後の第3の時間において、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第1の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第3の測定値を取得するかのうちの少なくとも1つを行い、(c)第4の時間において、少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第2の波長の光を放出しながら、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第1の測定値を取得し、(d)(i)第4の時間より早い第5の時間において、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第2の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第2の測定値を取得するか、または(ii)第4の時間より後の第6の時間において、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第2の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第3の測定値を取得するかのうちの少なくとも1つを行い、(e)筐体の外側の周囲光レベルを検出するように構成されてもよい。評価回路は、(a)第1の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの1つのみを取得し、(b)(i)第1の波長を含む光の第1の測定値から、第1の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの取得された1つを減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第1の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、補正された第1の波長測定値を生成するように構成されてもよい。評価回路は、(a)第1の波長を含む光の第2および第3の測定値の両方を取得し、(b)(i)第1の波長を含む光の第1の測定値から、第1の波長を含む光の第2および第3の測定値の平均を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第1の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、補正された第1の波長測定値を生成するように構成されてもよい。評価回路は、(a)第2の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの1つのみを取得し、(b)(i)第2の波長を含む光の第1の測定値から、第2の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの取得された1つを減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第2の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、補正された第2の波長測定値を生成するように構成されてもよい。評価回路は、(a)第2の波長を含む光の第2および第3の測定値の両方を取得し、(b)(i)第2の波長を含む光の第1の測定値から、第2の波長を含む光の第2および第3の測定値の平均を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第2の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、補正された第2の波長測定値を生成するように構成されてもよい。
評価回路は、(a)1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ第1の波長の光またはほぼ第2の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得し、(b)少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第1の波長の光を放出しながら、第1の波長を含む筐体の外側から生じる光の測定値を取得し、(c)少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第2の波長の光を放出しながら、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の測定値を取得し、(d)筐体の外側の周囲光レベルを検出するように構成されてもよい。評価回路は、(a)(i)第1の波長を含む光の測定値から、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第1の波長を含む光の測定値に、第1のオフセットを加算することによって、補正された第1の波長測定値を生成し、および/または(b)(i)第2の波長を含む光の測定値から、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第2の波長を含む光の測定値に、第2のオフセットを加算することによって、補正された第2の波長測定値を生成するように構成されてもよい。第1のオフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。第2のオフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。
評価回路は、第1の波長を含む光の測定値および第2の波長を含む光の測定値が取得される前に、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得するように構成されてもよい。評価回路は、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値が取得される前に、第1の波長を含む光の測定値または第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つを取得するように構成されてもよい。評価回路は、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値が取得される前に、第1の波長を含む光の測定値または第2の波長を含む光の測定値のうちの1つのみを取得するように構成されてもよい。
評価回路は、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得後、1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ第1の波長の光またはほぼ第2の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第1の波長および第2の波長を含む光の第2の非照明測定値を取得するように構成されてもよい。評価回路は、(i)第1の波長を含む光の測定値または第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つが取得される前に、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得し、(ii)第1の波長を含む光の測定値または第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つが取得された後、第1の波長および第2の波長を含む光の第2の非照明測定値を取得するように構成されてもよい。評価回路は、(i)第1の波長を含む光の測定値から、(a)第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値と、(b)第1の波長および第2の波長を含む光の第2の非照明測定値の平均を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第1の波長を含む光の測定値に、オフセットを加算することによって、補正された第1の波長測定値を生成するように構成されてもよい。評価回路は、(i)第2の波長を含む光の測定値から、(a)第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値と、(b)第1の波長および第2の波長を含む光の第2の非照明測定値の平均を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第2の波長を含む光の測定値に、オフセットを加算することによって、補正された第2の波長測定値を生成するように構成されてもよい。
さらに別の側面では、本発明の実施形態は、(a)筐体と、(b)1つまたはそれを上回る光エミッタと、(c)1つまたはそれを上回る光検出器とを含む、またはそれらから本質的に成る、煙検出器を利用した煙検出の方法を特徴とする。第1の時間において、筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第1の測定値が、少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第1の波長の光を放出しながら、取得される。第1の時間より早い第2の時間において、筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第2の測定値が、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第1の波長の光を放出せずに、取得され、および/または、第1の時間より後の第3の時間において、筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第3の測定値が、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第1の波長の光を放出せずに、取得される。第4の時間において、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第1の測定値が、少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第2の波長の光を放出しながら、取得される。第2の波長は、第1の波長より長い。第4の時間より早い第5の時間において、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第2の測定値が、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第2の波長の光を放出せずに、取得される、および/または第4の時間より後の第6の時間において、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第3の測定値が、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第2の波長の光を放出せずに、取得される。筐体の外側の周囲光レベルが、検出される。第1の波長を含む光の第1の測定値は、(i)検出された周囲光レベルと、(ii)第1の波長を含む光の第2および/または第3の測定値とに基づいて、補正され、それによって、補正された第1の波長測定値を生成する。第2の波長を含む光の第1の測定値は、(i)検出された周囲光レベルと、(ii)第2の波長を含む光の第2および/または第3の測定値とに基づいて、補正され、それによって、補正された第2の波長測定値を生成する。筐体の外側の煙粒子の存在は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、判定される。
本発明の実施形態は、種々の異なる組み合わせのいずれかにおいて、以下のうちの1つまたはそれを上回るものを含んでもよい。第1または第2の波長を含む光の測定値は、第1または第2の波長を含むより広い範囲の波長の光の広帯域測定値であってもよく(例えば、広帯域検出器を介して)、または第1または第2の波長に実質的に等しい、もしくはそれらを含む、狭帯域の光の狭帯域測定値であってもよい(例えば、特定の波長または波長範囲にのみ応答する異なる狭帯域検出器を介して)。第1の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの1つのみが、取得されてもよく、補正された第1の波長測定値を生成するステップは、(i)第1の波長を含む光の第1の測定値から、第1の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの取得された1つを減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第1の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。オフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。第1の波長を含む光の第2および第3の測定値の両方が、取得されてもよく、補正された第1の波長測定値を生成するステップは、(i)第1の波長を含む光の第1の測定値から、第1の波長を含む光の第2および第3の測定値の平均を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第1の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。オフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。第2の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの1つのみが、取得されてもよく、補正された第2の波長測定値を生成するステップは、(i)第2の波長を含む光の第1の測定値から、第2の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの取得された1つを減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第2の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。オフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。第2の波長を含む光の第2および第3の測定値の両方が、取得されてもよく、補正された第2の波長測定値を生成するステップは、(i)第2の波長を含む光の第1の測定値から、第2の波長を含む光の第2および第3の測定値の平均を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第2の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。オフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。
筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップは、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよく、煙粒子は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率が第1の閾値より大きいとき、存在すると判定される。第1の閾値は、約0.5%/フィートの筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルおよび/または約4%/フィートの筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより小さい信号レベルに対応してもよい。
煙粒子の平均直径より大きい平均直径を有する妨害粒子の存在は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、判定されてもよい。筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップは、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよく、煙粒子は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率が第1の閾値より大きいとき、存在すると判定され、妨害粒子の存在を判定するステップは、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率を第2の閾値と比較するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよく、妨害粒子は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率が第2の閾値より小さいとき、存在すると判定される。第1の閾値は、第2の閾値にほぼ等しくてもよい。第2の閾値は、第1の閾値より低くてもよい。
筐体の外側の障害物の存在は、補正された第1の波長測定値および/または補正された第2の波長測定値に基づいて、判定されてもよい。障害物の存在を判定するステップは、補正された第1の波長測定値および/または補正された第2の波長測定値を障害物閾値と比較するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよく、障害物は、補正された第1の波長測定値および/または補正された第2の波長測定値が障害物閾値より大きいとき、存在すると判定される。障害物閾値は、1つまたはそれを上回る検出器の単一測定サイクルの間の煙の蓄積を介して達成不可能な信号レベルに対応してもよい。障害物閾値は、約40%/フィートの筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルに対応してもよい。第1の波長を含む光の第1の測定値および第1の波長を含む光の第2および/または第3の測定値は、100ミリ秒未満の時間周期にわたって取得されてもよい。第2の波長を含む光の第1の測定値および第2の波長を含む光の第2および/または第3の測定値は、100ミリ秒未満の時間周期にわたって取得されてもよい。第1の波長を含む光の第1の測定値および第1の波長を含む光の第2および/または第3の測定値は、1ミリ秒未満の時間周期にわたって取得されてもよい。第2の波長を含む光の第1の測定値および第2の波長を含む光の第2および/または第3の測定値は、1ミリ秒未満の時間周期にわたって取得されてもよい。
1つまたはそれを上回る光エミッタは、ある範囲の波長にわたって光を放出する広帯域光源を含む、またはそれから本質的に成ってもよく、第1および第2の波長は、波長の範囲内である。広帯域光源は、白色発光ダイオードを含む、またはそれから本質的に成ってもよい。1つまたはそれを上回る光エミッタは、第1の波長で光を放出する第1の光エミッタと、第2の波長で光を放出する、第1の光エミッタと異なる第2の光エミッタとを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。煙検出器は、近接センサを含んでもよい。少なくとも1つの光エミッタおよび/または少なくとも1つの光検出器は、近接センサの一部である、および/またはその中に内蔵されてもよい。煙検出器は、近接センサから離散した周囲光センサを含んでもよい。少なくとも1つの光検出器は、周囲光センサの一部である、および/またはその中に内蔵されてもよい。第2の波長の光は、第1の時間に放出されなくてもよい。第1の波長の光は、第4の時間に放出されなくてもよい。第1の波長は、約300nm〜約480nmであってもよい。第2の波長は、約630nm〜約1000nmであってもよい。光は、第2および第3の時間において光エミッタのいずれによっても放出されなくてもよい。光は、第5および第6の時間において光エミッタのいずれによっても放出されなくてもよい。
別の側面では、本発明の実施形態は、(a)筐体と、(b)1つまたはそれを上回る光エミッタと、(c)1つまたはそれを上回る光検出器とを備える、煙検出器を利用した煙検出の方法を特徴とする。筐体の外側から生じる第1の波長および第1の波長より長い第2の波長の光の第1の非照明測定値が、1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ第1の波長の光またはほぼ第2の波長の光を放出せずに、取得される。筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の測定値が、少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第1の波長の光を放出しながら、取得される。筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の測定値が、少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第2の波長の光を放出しながら、取得される。筐体の外側の周囲光レベルが、検出される。第1の波長を含む光の測定値は、少なくとも部分的に、(i)検出された周囲光レベルと、(ii)第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値とに基づいて、補正され、それによって、補正された第1の波長測定値を生成する。第2の波長を含む光の測定値は、少なくとも部分的に、(i)検出された周囲光レベルと、(ii)第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値とに基づいて、補正され、それによって、補正された第2の波長測定値を生成する。筐体の外側の煙粒子の存在は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、判定される。
本発明の実施形態は、種々の異なる組み合わせのいずれかにおいて、以下のうちの1つまたはそれを上回るものを含んでもよい。第1または第2の波長を含む光の測定値は、第1または第2の波長を含むより広い範囲の波長の光の広帯域測定値であってもよく(例えば、広帯域検出器を介して)、または第1または第2の波長に実質的に等しい、もしくはそれらを含む、狭帯域の光の狭帯域測定値であってもよい(例えば、特定の波長または波長範囲にのみ応答する異なる狭帯域検出器を介して)。補正された第1の波長測定値を生成するステップは、(i)第1の波長を含む光の測定値から、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第1の波長を含む光の測定値に、オフセットを加算するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。オフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。補正された第2の波長測定値を生成するステップは、(i)第2の波長を含む光の測定値から、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第2の波長を含む光の測定値に、オフセットを加算するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。オフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。
第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値は、第1の波長を含む光の測定値および第2の波長を含む光の測定値が取得される前に、取得されてもよい。第1の波長を含む光の測定値または第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つは、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値が取得される前に、取得されてもよい。1つのみの(すなわち、いずれか)の第1の波長を含む光の測定値または第2の波長を含む光の測定値は、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値が取得される前に、取得されてもよい。
第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得後、筐体の外側から生じる第1の波長および第2の波長を含む光の第2の非照明測定値は、1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ第1の波長の光またはほぼ第2の波長の光を放出せずに、取得されてもよい。第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値は、第1の波長を含む光の測定値または第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つが取得される前に、取得されてもよい。第1の波長および第2の波長を含む光の第2の非照明測定値は、第1の波長を含む光の測定値または第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つが取得された後、取得されてもよい。補正された第1の波長測定値を生成するステップは、(i)第1の波長を含む光の測定値から、(a)第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値と、(b)第1の波長および第2の波長を含む光の第2の非照明測定値の平均を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第1の波長を含む光の測定値に、オフセットを加算するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。オフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。補正された第2の波長測定値を生成するステップは、(i)第2の波長を含む光の測定値から、(a)第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値と、(b)第1の波長および第2の波長を含む光の第2の非照明測定値の平均を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第2の波長を含む光の測定値に、オフセットを加算するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。オフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。
筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップは、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよく、煙粒子は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率が第1の閾値より大きいとき、存在すると判定される。第1の閾値は、約0.5%/フィートの筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルおよび/または約4%/フィートの筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより小さい信号レベルに対応してもよい。
煙粒子の平均直径より大きい平均直径を有する妨害粒子の存在は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、判定されてもよい。筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップは、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよく、煙粒子は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率が第1の閾値より大きいとき、存在すると判定される。妨害粒子の存在を判定するステップは、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率を第2の閾値と比較するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよく、妨害粒子は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率が第2の閾値より小さいとき、存在すると判定される。第1の閾値は、第2の閾値にほぼ等しくてもよい。第2の閾値は、第1の閾値より低くてもよい。
筐体の外側の障害物の存在は、補正された第1の波長測定値または補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つに基づいて、判定されてもよい。障害物の存在を判定するステップは、補正された第1の波長測定値および/または補正された第2の波長測定値を障害物閾値と比較するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよく、障害物は、補正された第1の波長測定値および/または補正された第2の波長測定値が障害物閾値より大きいとき、存在すると判定される。障害物閾値は、1つまたはそれを上回る検出器の単一測定サイクルの間の煙の蓄積を介して達成不可能な信号レベルに対応してもよい。障害物閾値は、約40%/フィートの筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルに対応してもよい。
第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値、第1の波長を含む光の測定値、および第2の波長を含む光の測定値は、100ミリ秒未満の時間周期またはさらに1ミリ秒未満の時間周期にわたって取得されてもよい。1つまたはそれを上回る光エミッタは、ある範囲の波長にわたって光を放出する広帯域光源を含む、またはそれから本質的に成ってもよく、第1および第2の波長は、波長の範囲内である。広帯域光源は、白色発光ダイオードを含む、またはそれから本質的に成ってもよい。1つまたはそれを上回る光エミッタは、第1の波長で光を放出する第1の光エミッタと、第2の波長で光を放出する、第1の光エミッタと異なる第2の光エミッタとを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。煙検出器は、近接センサを含んでもよく、少なくとも1つの光検出器は、近接センサ内に内蔵されてもよい。煙検出器は、近接センサから離散した周囲光センサを含んでもよく、少なくとも1つの光検出器は、周囲光センサ内に内蔵されてもよい。第1の波長は、約300nm〜約480nmであってもよい(それらの値を含む)。第2の波長は、約630nm〜約1000nmであってもよい(それらの値を含む)。光は、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値の取得の間、1つまたはそれを上回る光エミッタのいずれによっても放出されなくてもよい。
別の側面では、本発明の実施形態は、筐体と、1つまたはそれを上回る光エミッタと、1つまたはそれを上回る光検出器と、1つまたはそれを上回る光学要素と、評価回路を含む、またはそれらから本質的に成る、煙検出器を特徴とする。1つまたはそれを上回る光エミッタは、筐体の外側から、第1の波長および第1の波長より長い第2の波長の光を放出する。1つまたはそれを上回る光検出器は、(i)筐体の外側のサンプリング体積から1つまたはそれを上回る光検出器に後方反射され、それによって、第1および第2の波長を含む反射された光の測定値を提供する、1つまたはそれを上回る光エミッタから放出された光と、(ii)筐体の外側の周囲光レベルとを検出する。1つまたはそれを上回る光学要素は、1つまたはそれを上回る光エミッタのうちの少なくとも1つから放出された光の放出軌道を改変することによって、サンプリング体積の少なくとも一部の位置および/またはサイズを改変するように構成される(例えば、成形および/または位置付けられる)。評価回路は、(i)検出された周囲光レベルに基づいて、第1の波長を含む反射された光の測定値を補正し、それによって、補正された第1の波長測定値を生成し、(ii)検出された周囲光レベルに基づいて、第2の波長を含む反射された光の測定値を補正し、それによって、補正された第2の波長測定値を生成し、(iii)補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、筐体の外側の煙粒子の存在を判定する。
本発明の実施形態は、種々の異なる組み合わせのいずれかにおいて、以下のうちの1つまたはそれを上回るものを含んでもよい。第1または第2の波長を含む光の測定値は、第1または第2の波長を含むより広い範囲の波長の光の広帯域測定値であってもよく(例えば、広帯域検出器を介して)、または第1または第2の波長に実質的に等しい、もしくはそれらを含む、狭帯域の光の狭帯域測定値であってもよい(例えば、特定の波長または波長範囲にのみ応答する異なる狭帯域検出器を介して)。評価回路は、(例えば、1つまたはそれを上回る光エミッタおよび1つまたはそれを上回る光検出器等の制御構成要素を介して)(i)第1の時間において、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第1の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第1の測定値を取得し、(ii)第1の時間の後の第2の時間において、少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第1の波長の光を放出しながら、筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第2の測定値を取得し、(iii)第2の時間の後の第3の時間において、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第1の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第3の測定値を取得し、(iv)第4の時間において、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第2の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第1の測定値を取得し、(v)第4の時間の後の第5の時間において、少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第2の波長の光を放出しながら、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第2の測定値を取得し、(vi)第5の時間の後の第6の時間において、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第2の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第3の測定値を取得し、(vii)筐体の外側の周囲光レベルを検出するように構成されてもよい。
評価回路は、(i)第1の波長を含む光の第2の測定値から、第1の波長を含む光の第1および第3の測定値の平均を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第1の波長を含む光の第2の測定値に、第1のオフセットを加算することによって、補正された第1の波長測定値を生成し、および/または(i)第2の波長を含む光の第2の測定値から、第2の波長を含む光の第1および第3の測定値の平均を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第2の波長を含む光の第2の測定値に、第2のオフセットを加算することによって、補正された第2の波長測定値を生成するように構成されてもよい。第1のオフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。第2のオフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。評価回路は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較することによって、筐体の外側の煙粒子の存在を判定し、煙粒子は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率が第1の閾値より大きいとき、存在すると判定されるように構成されてもよい。第1の閾値は、約0.5%/フィートの筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルおよび/または約4%/フィートの筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより小さい信号レベルに対応してもよい。
評価回路は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、煙粒子の平均直径より大きい平均直径を有する妨害粒子の存在を判定するように構成されてもよい。評価回路は、(i)補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較することによって、筐体の外側の煙粒子の存在を判定し、煙粒子は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率が第1の閾値より大きいとき、存在すると判定され、(ii)補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率を第2の閾値と比較することによって、妨害粒子の存在を判定し、妨害粒子は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率が第2の閾値より小さいとき、存在すると判定されるように構成されてもよい。第1の閾値は、第2の閾値にほぼ等しくてもよい。第2の閾値は、第1の閾値より低くてもよい。
評価回路は、補正された第1の波長測定値および/または補正された第2の波長測定値に基づいて、筐体の外側の障害物の存在を判定するように構成されてもよい。評価回路は、補正された第1の波長測定値および/または補正された第2の波長測定値を障害物閾値と比較することによって、障害物の存在を判定し、障害物は、補正された第1の波長測定値および/または補正された第2の波長測定値が障害物閾値より大きいとき、存在すると判定されるように構成されてもよい。障害物閾値は、1つまたはそれを上回る検出器の単一測定サイクルの間の煙の蓄積を介して達成不可能な信号レベルに対応してもよい。障害物閾値は、約40%/フィートの筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルに対応してもよい。
少なくとも1つの光エミッタ(またはさらに全光エミッタ)は、少なくとも部分的に、筐体内に配置されてもよい。筐体は、それを通して光エミッタからの光が放出される、1つまたはそれを上回る開口部を画定してもよい。光エミッタのうちの1つまたはそれを上回るものは、開口部を通して突出してもよい。1つまたはそれを上回る開口部は、それぞれ、少なくとも1つの光エミッタと関連付けられる、複数の異なる開口部を含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。各光エミッタは、異なる開口部を通して光を放出してもよい。筐体は、それを通して光エミッタからの光が放出される、1つまたはそれを上回る一体窓を含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。1つまたはそれを上回る一体窓は、それぞれ、少なくとも1つの光エミッタと関連付けられる、複数の異なる一体窓を含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。各光エミッタは、異なる窓を通して光を放出してもよい。1つまたはそれを上回る光エミッタは、ある範囲の波長にわたって光を放出する広帯域光源を含む、またはそれから本質的に成ってもよく、第1および第2の波長は、波長の範囲内である。広帯域光源は、白色発光ダイオードを含む、またはそれから本質的に成ってもよい。1つまたはそれを上回る光エミッタは、第1の波長で光を放出する第1の光エミッタと、第2の波長で光を放出する、第1の光エミッタと異なる第2の光エミッタとを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。第1の光エミッタは、第2の光エミッタが第2の波長の光を放出していないときのみ、第1の波長の光を放出するように構成されてもよく、および/または第2の光エミッタは、第1の光エミッタが第1の波長の光を放出していないときのみ、第2の波長の光を放出するように構成されてもよい。煙検出器は、近接センサを含んでもよい。少なくとも1つの光エミッタおよび/または少なくとも1つの光検出器は、近接センサ内に内蔵されてもよい。1つまたはそれを上回る光検出器は、近接センサから離散した周囲光センサを含んでもよい。近接センサは、筐体の外側の周囲光レベルを検出してもよい(すなわち、近接センサは、周囲光検出器をその中に含んでもよい)。第1の波長は、約300nm〜約480nmであってもよい。第2の波長は、約630nm〜約1000nmであってもよい。
評価回路は、経過時間を測定するためのタイマと、(i)タイマによって測定された複数の異なる時間において、少なくとも1つの光検出器から信号を受信し、(ii)検出された周囲光レベルに基づいて、信号を受信するための受信機と、(i)その間に光検出信号が受信される、複数の時間のうちの少なくとも1つの間、光を放出し、(ii)その間に光検出信号が受信される、複数の時間の少なくとも1つの他の間、光を放出しないように、少なくとも1つの光エミッタを制御するためのコントローラと、受信機によって受信された信号に基づいて、補正された第1の波長測定値および補正された第2の波長測定値を生成するための変換器と、筐体の外側の煙粒子の存在を判定するための信号分析器とを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。コントローラは、第1の波長の光を放出する第1の光エミッタと、第2の波長の光を放出する第2の光エミッタとを制御してもよい。
評価回路は、(a)第1の時間において、少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第1の波長の光を放出しながら、筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第1の測定値を取得し、(b)(i)第1の時間より早い第2の時間において、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第1の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第2の測定値を取得するか、または(ii)第1の時間より後の第3の時間において、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第1の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第3の測定値を取得するかのうちの少なくとも1つを行い、(c)第4の時間において、少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第2の波長の光を放出しながら、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第1の測定値を取得し、(d)(i)第4の時間より早い第5の時間において、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第2の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第2の測定値を取得するか、または(ii)第4の時間より後の第6の時間において、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第2の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第3の測定値を取得するかのうちの少なくとも1つを行い、(e)筐体の外側の周囲光レベルを検出するように構成されてもよい。評価回路は、(a)第1の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの1つのみを取得し、(b)(i)第1の波長を含む光の第1の測定値から、第1の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの取得された1つを減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第1の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、補正された第1の波長測定値を生成するように構成されてもよい。評価回路は、(a)第1の波長を含む光の第2および第3の測定値の両方を取得し、(b)(i)第1の波長を含む光の第1の測定値から、第1の波長を含む光の第2および第3の測定値の平均を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第1の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、補正された第1の波長測定値を生成するように構成されてもよい。評価回路は、(a)第2の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの1つのみを取得し、(b)(i)第2の波長を含む光の第1の測定値から、第2の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの取得された1つを減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第2の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、補正された第2の波長測定値を生成するように構成されてもよい。評価回路は、(a)第2の波長を含む光の第2および第3の測定値の両方を取得し、(b)(i)第2の波長を含む光の第1の測定値から、第2の波長を含む光の第2および第3の測定値の平均を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第2の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、補正された第2の波長測定値を生成するように構成されてもよい。
評価回路は、(a)1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ第1の波長の光またはほぼ第2の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得し、(b)少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第1の波長の光を放出しながら、筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の測定値を取得し、(c)少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第2の波長の光を放出しながら、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の測定値を取得し、(d)筐体の外側の周囲光レベルを検出するように構成されてもよい。評価回路は、(a)(i)第1の波長を含む光の測定値から、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第1の波長を含む光の測定値に、第1のオフセットを加算することによって、補正された第1の波長測定値を生成し、および/または(b)(i)第2の波長を含む光の測定値から、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第2の波長を含む光の測定値に、第2のオフセットを加算することによって、補正された第2の波長測定値を生成するように構成されてもよい。第1のオフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。第2のオフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。
評価回路は、第1の波長を含む光の測定値および第2の波長を含む光の測定値が取得される前に、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得するように構成されてもよい。評価回路は、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値が取得される前に、第1の波長を含む光の測定値または第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つを取得するように構成されてもよい。評価回路は、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値が取得される前に、第1の波長を含む光の測定値または第2の波長を含む光の測定値のうちの1つのみを取得するように構成されてもよい。
評価回路は、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得後、1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ第1の波長の光またはほぼ第2の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第1の波長および第2の波長を含む光の第2の非照明測定値を取得するように構成されてもよい。評価回路は、(i)第1の波長を含む光の測定値または第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つが取得される前に、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得し、(ii)第1の波長を含む光の測定値または第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つが取得された後、第1の波長および第2の波長を含む光の第2の非照明測定値を取得するように構成されてもよい。評価回路は、(i)第1の波長を含む光の測定値から、(a)第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値と、(b)第1の波長および第2の波長を含む光の第2の非照明測定値の平均を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第1の波長を含む光の測定値に、オフセットを加算することによって、補正された第1の波長測定値を生成するように構成されてもよい。評価回路は、(i)第2の波長を含む光の測定値から、(a)第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値と、(b)第1の波長および第2の波長を含む光の第2の非照明測定値の平均を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第2の波長を含む光の測定値に、オフセットを加算することによって、補正された第2の波長測定値を生成するように構成されてもよい。
1つまたはそれを上回る光学要素は、サンプリング体積の少なくとも一部を、直接、1つまたはそれを上回る光検出器(および/または煙検出器が近接センサを含む場合、近接センサ)のうちの少なくとも1つにわたって位置付けるように構成されてもよい。1つまたはそれを上回る光学要素は、レンズ、プリズム、格子、および/またはミラーを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。
別の側面では、本発明の実施形態は、(a)筐体と、(b)1つまたはそれを上回る光エミッタと、(c)1つまたはそれを上回る光検出器とを備える、煙検出器を利用した煙検出の方法を特徴とする。筐体の外側の第1のサンプリング体積から生じる第1の波長を含む光の測定値が、(i)少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第1の波長の光を放出し、(ii)ほぼ第1の波長の放出された光の放出軌道を改変することによって、第1のサンプリング体積の少なくとも一部の位置を改変しながら、取得される。筐体の外側の第2のサンプリング体積から生じる第2の波長を含む光の測定値が、(i)少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第2の波長の光を放出し、(ii)ほぼ第2の波長の放出された光の放出軌道を改変することによって、第2のサンプリング体積の少なくとも一部の位置を改変しながら、取得される。第2の波長は、第1の波長より長い。第1および第2のサンプリング体積は、実質的に同一であってもよい、または異なってもよい(すなわち、空間内で部分的または完全に重複してもよく、もしくはそうでなくてもよい)。筐体の外側の周囲光レベルが、検出される。第1の波長を含む光の測定値は、少なくとも部分的に、検出された周囲光レベルに基づいて、補正され、それによって、補正された第1の波長測定値を生成する。第2の波長を含む光の測定値は、少なくとも部分的に、検出された周囲光レベルに基づいて、補正され、それによって、補正された第2の波長測定値を生成する。筐体の外側の煙粒子の存在は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、判定される。本発明のいくつかの実施形態では、例えば、第1または第2のサンプリング体積のうちの1つのみの少なくとも一部の位置は、第1または第2の波長の放出された光の放出軌道を改変することを介して改変される一方、他方は、実質的に改変されないままである。
本発明の実施形態は、種々の異なる組み合わせのいずれかにおいて、以下のうちの1つまたはそれを上回るものを含んでもよい。補正された第1の波長測定値を生成するステップは、検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第1の波長を含む光の測定値に、第1のオフセットを加算するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。補正された第2の波長測定値を生成するステップは、検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第1の波長を含む光の測定値に、第2のオフセットを加算するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。第1のオフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。第2のオフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップは、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよく、煙粒子は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率が第1の閾値より大きいとき、存在すると判定されてもよい。第1の閾値は、(i)約0.5%/フィートの筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルおよび/または(ii)約4%/フィートの筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより小さい信号レベルに対応してもよい。
煙粒子の平均直径より大きい平均直径を有する妨害粒子の存在は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、判定されてもよい。筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップは、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよく、煙粒子は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率が第1の閾値より大きいとき、存在すると判定されてもよい。妨害粒子の存在を判定するステップは、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率を第2の閾値と比較するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよく、妨害粒子は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率が第2の閾値より小さいとき、存在すると判定されてもよい。第1の閾値は、第2の閾値とほぼ等しい、またはそれより低くてもよい。
筐体の外側の障害物の存在は、少なくとも部分的に、補正された第1の波長測定値または補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つと障害物閾値を比較することによって、判定されてもよく、障害物は、補正された第1の波長測定値または補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つが障害物閾値より大きいとき、存在すると判定されてもよい。障害物閾値は、(i)1つまたはそれを上回る検出器の単一測定サイクルの間の煙の蓄積を介して達成不可能な信号レベルおよび/または(ii)約40%/フィートの筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルに対応してもよい。
1つまたはそれを上回る光エミッタは、ある範囲の波長にわたって光を放出する広帯域光源を含む、またはそれから本質的に成ってもよく、第1および第2の波長は、波長の範囲内である。広帯域光源は、1つまたはそれを上回る白色発光ダイオードを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。1つまたはそれを上回る光エミッタは、第1の波長で光を放出する第1の光エミッタと、第2の波長で光を放出する、第1の光エミッタと異なる第2の光エミッタとを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。煙検出器は、近接センサを含んでもよく、少なくとも1つの該光検出器は、近接センサ内に内蔵されてもよい。煙検出器は、近接センサから離散した周囲光センサを含んでもよく、少なくとも1つの該光検出器は、周囲光センサ内に内蔵されてもよい。第1の波長は、約300nm〜約480nmであってもよい。第2の波長は、約630nm〜約1000nmであってもよい。
筐体の外側から生じる第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値は、1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ第1の波長の光またはほぼ第2の波長の光を放出せずに、取得されてもよい。補正された第1の波長測定値を生成するステップは、第1の波長を含む光の測定値から、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。補正された第2の波長測定値を生成するステップは、第2の波長を含む光の測定値から、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値は、第1の波長を含む光の測定値および第2の波長を含む光の測定値が取得される前に、取得されてもよい。第1の波長を含む光の測定値および/または第2の波長を含む光の測定値は、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値が取得される前に、取得されてもよい。第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値は、第1の波長を含む光の測定値および第2の波長を含む光の測定値が取得された後に、取得されてもよい。
ほぼ第1の波長の放出された光の放出軌道および/またはほぼ第2の波長の放出された光の放出軌道は、1つまたはそれを上回る光学要素によって改変されてもよい。1つまたはそれを上回る光学要素は、レンズ、プリズム、格子、またはミラーを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。第1のサンプリング体積の少なくとも一部は、直接、1つまたはそれを上回る光検出器のうちの少なくとも1つにわたって配置されてもよい。第2のサンプリング体積の少なくとも一部は、直接、1つまたはそれを上回る光検出器のうちの少なくとも1つにわたって配置されてもよい。
別の側面では、本発明の実施形態は、筐体と、1つまたはそれを上回る光エミッタと、1つまたはそれを上回る光検出器と、評価回路とを含む、またはそれらから本質的に成る、煙検出器を特徴とする。1つまたはそれを上回る光エミッタは、筐体の外側から、第1の波長および第1の波長より長い第2の波長の光を放出する。光エミッタのうちの少なくとも1つの一部は、筐体の表面と実質的に同一平面に配置される、または筐体から突出する。1つまたはそれを上回る光検出器は、(i)筐体の外側のサンプリング体積から1つまたはそれを上回る光検出器に後方反射され、それによって、第1および第2の波長を含む反射された光の測定値を提供する、1つまたはそれを上回る光エミッタから放出された光と、(ii)筐体の外側の周囲光レベルとを検出する。評価回路は、(i)検出された周囲光レベルに基づいて、第1の波長を含む反射された光の測定値を補正し、それによって、補正された第1の波長測定値を生成し、(ii)検出された周囲光レベルに基づいて、第2の波長を含む反射された光の測定値を補正し、それによって、補正された第2の波長測定値を生成し、(iii)補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、筐体の外側の煙粒子の存在を判定する。
本発明の実施形態は、種々の異なる組み合わせのいずれかにおいて、以下のうちの1つまたはそれを上回るものを含んでもよい。第1または第2の波長を含む光の測定値は、第1または第2の波長を含むより広い範囲の波長の光の広帯域測定値であってもよく(例えば、広帯域検出器を介して)、または第1または第2の波長に実質的に等しい、もしくはそれらを含む、狭帯域の光の狭帯域測定値であってもよい(例えば、特定の波長または波長範囲にのみ応答する異なる狭帯域検出器を介して)。評価回路は、(例えば、1つまたはそれを上回る光エミッタおよび1つまたはそれを上回る光検出器等の制御構成要素を介して)(i)第1の時間において、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第1の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第1の測定値を取得し、(ii)第1の時間の後の第2の時間において、少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第1の波長の光を放出しながら、筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第2の測定値を取得し、(iii)第2の時間の後の第3の時間において、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第1の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第3の測定値を取得し、(iv)第4の時間において、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第2の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第1の測定値を取得し、(v)第4の時間の後の第5の時間において、少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第2の波長の光を放出しながら、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第2の測定値を取得し、(vi)第5の時間の後の第6の時間において、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第2の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第3の測定値を取得し、(vii)筐体の外側の周囲光レベルを検出するように構成されてもよい。
評価回路は、(i)第1の波長を含む光の第2の測定値から、第1の波長を含む光の第1および第3の測定値の平均を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第1の波長を含む光の第2の測定値に、第1のオフセットを加算することによって、補正された第1の波長測定値を生成し、および/または(i)第2の波長を含む光の第2の測定値から、第2の波長を含む光の第1および第3の測定値の平均を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第2の波長を含む光の第2の測定値に、第2のオフセットを加算することによって、補正された第2の波長測定値を生成するように構成されてもよい。第1のオフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。第2のオフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。評価回路は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較することによって、筐体の外側の煙粒子の存在を判定し、煙粒子は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率が第1の閾値より大きいとき、存在すると判定されるように構成されてもよい。第1の閾値は、約0.5%/フィートの筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルおよび/または約4%/フィートの筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより小さい信号レベルに対応してもよい。
評価回路は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、煙粒子の平均直径より大きい平均直径を有する妨害粒子の存在を判定するように構成されてもよい。評価回路は、(i)補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較することによって、筐体の外側の煙粒子の存在を判定し、煙粒子は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率が第1の閾値より大きいとき、存在すると判定され、(ii)補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率を第2の閾値と比較することによって、妨害粒子の存在を判定し、妨害粒子は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率が第2の閾値より小さいとき、存在すると判定されるように構成されてもよい。第1の閾値は、第2の閾値にほぼ等しくてもよい。第2の閾値は、第1の閾値より低くてもよい。
評価回路は、補正された第1の波長測定値および/または補正された第2の波長測定値に基づいて、筐体の外側の障害物の存在を判定するように構成されてもよい。評価回路は、補正された第1の波長測定値および/または補正された第2の波長測定値を障害物閾値と比較することによって、障害物の存在を判定し、障害物は、補正された第1の波長測定値および/または補正された第2の波長測定値が障害物閾値より大きいとき、存在すると判定されるように構成されてもよい。障害物閾値は、1つまたはそれを上回る検出器の単一測定サイクルの間の煙の蓄積を介して達成不可能な信号レベルに対応してもよい。障害物閾値は、約40%/フィートの筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルに対応してもよい。
筐体は、それを通して少なくとも1つの該光エミッタの一部が突出する、またはその中で少なくとも1つの該光エミッタの一部が筐体の表面と実質的に同一平面にある、1つまたはそれを上回る開口部を画定する。1つまたはそれを上回る開口部は、それぞれ、少なくとも1つの光エミッタと関連付けられる、複数の異なる開口部を含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。各光エミッタは、部分的に、異なる開口部を通して突出してもよい。1つまたはそれを上回る光エミッタは、ある範囲の波長にわたって光を放出する広帯域光源を含む、またはそれから本質的に成ってもよく、第1および第2の波長は、波長の範囲内である。広帯域光源は、白色発光ダイオードを含む、またはそれから本質的に成ってもよい。1つまたはそれを上回る光エミッタは、第1の波長で光を放出する第1の光エミッタと、第2の波長で光を放出する、第1の光エミッタと異なる第2の光エミッタとを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。第1の光エミッタは、第2の光エミッタが第2の波長の光を放出していないときのみ、第1の波長の光を放出するように構成されてもよく、および/または第2の光エミッタは、第1の光エミッタが第1の波長の光を放出していないときのみ、第2の波長の光を放出するように構成されてもよい。煙検出器は、近接センサを含んでもよい。少なくとも1つの光エミッタおよび/または少なくとも1つの光検出器は、近接センサ内に内蔵されてもよい。1つまたはそれを上回る光検出器は、近接センサから離散した周囲光センサを含んでもよい。近接センサは、筐体の外側の周囲光レベルを検出してもよい(すなわち、近接センサは、周囲光検出器をその中に含んでもよい)。第1の波長は、約300nm〜約480nmであってもよい。第2の波長は、約630nm〜約1000nmであってもよい。
評価回路は、経過時間を測定するためのタイマと、(i)タイマによって測定された複数の異なる時間において、少なくとも1つの光検出器から信号を受信し、(ii)検出された周囲光レベルに基づいて、信号を受信するための受信機と、(i)その間に光検出信号が受信される、複数の時間のうちの少なくとも1つの間、光を放出し、(ii)その間に光検出信号が受信される、複数の時間の少なくとも1つの他の間、光を放出しないように、少なくとも1つの光エミッタを制御するためのコントローラと、受信機によって受信された信号に基づいて、補正された第1の波長測定値および補正された第2の波長測定値を生成するための変換器と、筐体の外側の煙粒子の存在を判定するための信号分析器とを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。コントローラは、第1の波長の光を放出する第1の光エミッタと、第2の波長の光を放出する第2の光エミッタとを制御してもよい。
評価回路は、(a)第1の時間において、少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第1の波長の光を放出しながら、筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第1の測定値を取得し、(b)(i)第1の時間より早い第2の時間において、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第1の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第2の測定値を取得するか、または(ii)第1の時間より後の第3の時間において、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第1の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第3の測定値を取得するかのうちの少なくとも1つを行い、(c)第4の時間において、少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第2の波長の光を放出しながら、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第1の測定値を取得し、(d)(i)第4の時間より早い第5の時間において、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第2の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第2の測定値を取得するか、または(ii)第4の時間より後の第6の時間において、1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ第2の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第3の測定値を取得するかのうちの少なくとも1つを行い、(e)筐体の外側の周囲光レベルを検出するように構成されてもよい。評価回路は、(a)第1の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの1つのみを取得し、(b)(i)第1の波長を含む光の第1の測定値から、第1の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの取得された1つを減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第1の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、補正された第1の波長測定値を生成するように構成されてもよい。評価回路は、(a)第1の波長を含む光の第2および第3の測定値の両方を取得し、(b)(i)第1の波長を含む光の第1の測定値から、第1の波長を含む光の第2および第3の測定値の平均を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第1の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、補正された第1の波長測定値を生成するように構成されてもよい。評価回路は、(a)第2の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの1つのみを取得し、(b)(i)第2の波長を含む光の第1の測定値から、第2の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの取得された1つを減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第2の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、補正された第2の波長測定値を生成するように構成されてもよい。評価回路は、(a)第2の波長を含む光の第2および第3の測定値の両方を取得し、(b)(i)第2の波長を含む光の第1の測定値から、第2の波長を含む光の第2および第3の測定値の平均を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第2の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、補正された第2の波長測定値を生成するように構成されてもよい。
評価回路は、(a)1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ第1の波長の光またはほぼ第2の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得し、(b)少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第1の波長の光を放出しながら、第1の波長を含む筐体の外側から生じる光の測定値を取得し、(c)少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第2の波長の光を放出しながら、筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の測定値を取得し、(d)筐体の外側の周囲光レベルを検出するように構成されてもよい。評価回路は、(a)(i)第1の波長を含む光の測定値から、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第1の波長を含む光の測定値に、第1のオフセットを加算することによって、補正された第1の波長測定値を生成し、および/または(b)(i)第2の波長を含む光の測定値から、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第2の波長を含む光の測定値に、第2のオフセットを加算することによって補正された第2の波長測定値を生成するように構成されてもよい。第1のオフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。第2のオフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。
評価回路は、第1の波長を含む光の測定値および第2の波長を含む光の測定値が取得される前に、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得するように構成されてもよい。評価回路は、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値が取得される前に、第1の波長を含む光の測定値または第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つを取得するように構成されてもよい。評価回路は、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値が取得される前に、第1の波長を含む光の測定値または第2の波長を含む光の測定値のうちの1つのみを取得するように構成されてもよい。
評価回路は、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得後、1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ第1の波長の光またはほぼ第2の波長の光を放出せずに、筐体の外側から生じる第1の波長および第2の波長を含む光の第2の非照明測定値を取得するように構成されてもよい。評価回路は、(i)第1の波長を含む光の測定値または第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つが取得される前に、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得し、(ii)第1の波長を含む光の測定値または第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つが取得された後、第1の波長および第2の波長を含む光の第2の非照明測定値を取得するように構成されてもよい。評価回路は、(i)第1の波長を含む光の測定値から、(a)第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値と、(b)第1の波長および第2の波長を含む光の第2の非照明測定値の平均を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第1の波長を含む光の測定値に、オフセットを加算することによって、補正された第1の波長測定値を生成するように構成されてもよい。評価回路は、(i)第2の波長を含む光の測定値から、(a)第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値と、(b)第1の波長および第2の波長を含む光の第2の非照明測定値の平均を減算し、(ii)検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第2の波長を含む光の測定値に、オフセットを加算することによって、補正された第2の波長測定値を生成するように構成されてもよい。
煙検出器は、例えば、1つまたはそれを上回る光エミッタのうちの少なくとも1つから放出された光の放出軌道を改変することによって、サンプリング体積の少なくとも一部の位置(および/またはサイズ)を改変するように構成される、1つまたはそれを上回る光学要素を含んでもよい。1つまたはそれを上回る光学要素は、サンプリング体積の少なくとも一部を、直接、1つまたはそれを上回る光検出器(および/または煙検出器が近接センサを含む場合、近接センサ)のうちの少なくとも1つにわたって位置付けるように構成されてもよい。1つまたはそれを上回る光学要素は、レンズ、プリズム、格子、および/またはミラーを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。光エミッタの1つまたはそれを上回るもの(またはさらに全部)の一部は、筐体から突出してもよい。
別の側面では、本発明の実施形態は、(a)筐体と、(b)1つまたはそれを上回る光エミッタと、(c)1つまたはそれを上回る光検出器とを備える、煙検出器を利用した煙検出の方法を特徴とする。筐体の外側の第1のサンプリング体積から生じる第1の波長の光の測定値が、少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第1の波長の光を放出しながら、取得される。筐体の外側の第2のサンプリング体積から生じる第2の波長を含む光の測定値が、少なくとも1つの該光エミッタを用いて、ほぼ第2の波長の光を放出しながら、取得される。第2の波長は、第1の波長より長い。第1および第2のサンプリング体積は、実質的に同一であってもよい、または異なってもよい(すなわち、空間内で部分的または完全に重複してもよく、もしくはそうでなくてもよい)。筐体の外側の周囲光レベルが、検出される。第1の波長を含む光の測定値は、少なくとも部分的に、検出された周囲光レベルに基づいて、補正され、それによって、補正された第1の波長測定値を生成する。第2の波長を含む光の測定値は、少なくとも部分的に、検出された周囲光レベルに少なくとも部分的に基づいて、補正され、それによって、補正された第2の波長測定値を生成する。筐体の外側の煙粒子の存在は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、判定される。少なくとも1つの光エミッタの一部は、筐体の表面と実質的に同一平面に配置される、または筐体から突出する。
本発明の実施形態は、種々の異なる組み合わせのいずれかにおいて、以下のうちの1つまたはそれを上回るものを含んでもよい。補正された第1の波長測定値を生成するステップは、検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第1の波長を含む光の測定値に、第1のオフセットを加算するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。補正された第2の波長測定値を生成するステップは、検出された周囲光レベルの関数に基づいて、第1の波長を含む光の測定値に、第2のオフセットを加算するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。第1のオフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。第2のオフセットは、検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づいてもよい。筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップは、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよく、煙粒子は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率が第1の閾値より大きいとき、存在すると判定されてもよい。第1の閾値は、(i)約0.5%/フィートの筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルおよび/または(ii)約4%/フィートの筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより小さい信号レベルに対応してもよい。
煙粒子の平均直径より大きい平均直径を有する妨害粒子の存在は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、判定されてもよい。筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップは、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよく、煙粒子は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率が第1の閾値より大きいとき、存在すると判定されてもよい。妨害粒子の存在を判定するステップは、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率を第2の閾値と比較するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよく、妨害粒子は、補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値との比率が第2の閾値より小さいとき、存在すると判定されてもよい。第1の閾値は、第2の閾値とほぼ等しい、またはそれより低くてもよい。
筐体の外側の障害物の存在は、少なくとも部分的に、補正された第1の波長測定値または補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つを障害物閾値と比較することによって、判定されてもよく、障害物は、補正された第1の波長測定値または補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つが障害物閾値より大きいとき、存在すると判定されてもよい。障害物閾値は、(i)1つまたはそれを上回る検出器の単一測定サイクルの間の煙の蓄積を介して達成不可能な信号レベルおよび/または(ii)約40%/フィートの筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルに対応してもよい。
1つまたはそれを上回る光エミッタは、ある範囲の波長にわたって光を放出する広帯域光源を含む、またはそれから本質的に成ってもよく、第1および第2の波長は、波長の範囲内である。広帯域光源は、1つまたはそれを上回る白色発光ダイオードを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。1つまたはそれを上回る光エミッタは、第1の波長で光を放出する第1の光エミッタと、第2の波長で光を放出する、第1の光エミッタと異なる第2の光エミッタとを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。煙検出器は、近接センサを含んでもよく、少なくとも1つの該光検出器は、近接センサ内に内蔵されてもよい。煙検出器は、近接センサから離散した周囲光センサを含んでもよく、少なくとも1つの該光検出器は、周囲光センサ内に内蔵されてもよい。第1の波長は、約300nm〜約480nmであってもよい。第2の波長は、約630nm〜約1000nmであってもよい。
筐体の外側から生じる第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値は、1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ第1の波長の光またはほぼ第2の波長の光を放出せずに、取得されてもよい。補正された第1の波長測定値を生成するステップは、第1の波長を含む光の測定値から、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。補正された第2の波長測定値を生成するステップは、第2の波長を含む光の測定値から、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算するステップを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値は、第1の波長を含む光の測定値および第2の波長を含む光の測定値が取得される前に、取得されてもよい。第1の波長を含む光の測定値および/または第2の波長を含む光の測定値は、第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値が取得される前に、取得されてもよい。第1の波長および第2の波長を含む光の第1の非照明測定値は、第1の波長を含む光の測定値および第2の波長を含む光の測定値が取得された後に、取得されてもよい。
筐体の外側の第1のサンプリング体積から生じる第1の波長を含む光の測定値を取得しながら、第1のサンプリング体積の少なくとも一部の位置および/またはサイズは、ほぼ第1の波長の放出された光の放出軌道を改変することによって、改変されてもよい。筐体の外側の第2のサンプリング体積から生じる第2の波長を含む光の測定値を取得しながら、第2のサンプリング体積の少なくとも一部の位置および/またはサイズは、ほぼ第2の波長の放出された光の放出軌道を改変することによって、改変されてもよい。ほぼ第1の波長の放出された光の放出軌道および/またはほぼ第2の波長の放出された光の放出軌道は、1つまたはそれを上回る光学要素によって改変されてもよい。1つまたはそれを上回る光学要素は、レンズ、プリズム、格子、またはミラーを含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。第1のサンプリング体積の少なくとも一部は、直接、1つまたはそれを上回る光検出器のうちの少なくとも1つにわたって配置されてもよい。第2のサンプリング体積の少なくとも一部は、直接、1つまたはそれを上回る光検出器のうちの少なくとも1つにわたって配置されてもよい。本発明のいくつかの実施形態では、第1または第2のサンプリング体積のうちの1つのみの少なくとも一部の位置は、例えば、第1または第2の波長の放出された光の放出軌道を改変することを介して改変される一方、他方は、実質的に改変されないままである。
本発明の前述の側面のいずれかの実施形態は、種々の組み合わせのいずれかにおいて、以下のうちの1つまたはそれを上回るものを含んでもよい。1つまたはそれを上回る光エミッタは、(i)筐体の外側から第1の光部分を放出し、(ii)そこからの放出を実質的に伴わずに、筐体内に第2の光部分を放出するように構成されてもよい。1つまたはそれを上回る光検出器は、筐体の中に後方反射された第1の光部分からの光および筐体内の第2の光部分からの光を受信するように構成されてもよい。評価回路は、部分的に、(i)第1の光部分からの1つまたはそれを上回る光検出器によって受信された光と、(ii)第2の光部分からの1つまたはそれを上回る光検出器によって受信された光とに基づいて、筐体の外側の煙粒子の存在を判定してもよい。筐体の外側の煙粒子の存在は、部分的に、(i)第1の光部分から受信された光の輝度および/または輝度の変化率と、(ii)第2の光部分から受信された光の輝度とに基づいて、判定されてもよい。第2の光部分からの光は、筐体内の開口部に近接する筐体の一部によって反射されてもよい。第2の光部分からの光は、筐体内の窓および/または光学要素によって反射されてもよい。1つまたはそれを上回る光エミッタおよび/または1つまたはそれを上回る光検出器は、単一電子構成要素、例えば、近接センサの一部であってもよい。1つまたはそれを上回る光エミッタおよび/または1つまたはそれを上回る光検出器は、単一電子構成要素の一部ではなくてもよい(したがって、独立して動作可能である、別個の電子構成要素であってもよい)。ガスセンサは、少なくとも部分的に、筐体内または上に配置されてもよい。筐体の外側の煙粒子の存在は、部分的に、(i)ガスセンサによって感知されるガス濃度、および/または(ii)ガスセンサによって感知されるガス濃度の一時的発生に基づいて、判定されてもよい。ガスセンサは、一酸化酸化物および/または二酸化炭素を感知するように構成されてもよい。手動試験ボタンが、筐体上に配置され、評価回路に電気的に接続されてもよい。手動試験ボタンの作動後、評価回路は、試験シーケンスを行ってもよい。試験シーケンスは、少なくとも部分的に、受信された第1の光部分の輝度と受信された第2の光部分の輝度、および/または補正された第1の波長測定値と補正された第2の波長測定値とに基づいてもよい。1つまたはそれを上回る光検出器は、それぞれ、1つまたはそれを上回る光エミッタによって放出された波長の範囲の一部のみにわたって光を感知する、複数の光検出器を含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。周囲光センサは、可視および/または赤外線光を感知してもよい。第1の光部分から反射された光および第2の光部分からの光は、同一光検出器によって検出されてもよい。保守アラームが、第2の光部分から検出された光の輝度が保守閾値を下回って降下する場合、アクティブ化されてもよい。筐体の外側のガス濃度、例えば、一酸化炭素および/または二酸化炭素の濃度が、感知されてもよい。筐体の外側の煙粒子の存在は、部分的に、感知されたガス濃度に基づいて、判定されてもよい。
これらおよび他の目的は、本発明の利点および特徴とともに、以下の説明、付随の図面、および請求項の参照を通してより明白となるであろう。さらに、本明細書に説明される種々の実施形態の特徴は、相互に排他ではなく、種々の組み合わせおよび順列において存在することができることを理解されたい。本明細書全体を通して、「一実施例」、「ある実施例」、「一実施形態」、または「ある実施形態」の言及は、実施例に関して説明される特定の特徴、構造、または特性が、本技術の少なくとも一実施例に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体を通した種々の場所における語句「一実施例では」、「ある実施例では」、「一実施形態」、または「ある実施形態」の表出は、必ずしも、全て同一実施例を参照するわけではない。さらに、特定の特徴、構造、ルーチン、ステップ、または特性は、技術の1つまたはそれを上回る実施例において、任意の好適な様式において組み合わせられてもよい。用語「光」は、広義には、限定ではないが、可視光、紫外線放射、および赤外線放射を含む、電磁スペクトル内の任意の波長または複数の波長帯域を示す。同様に、「輝度」、「光束」、および「光度」等の測光用語は、「放射」、「放射束」、および「放射度」等のその放射測定均等物まで拡張され、それらを含む。本明細書で使用されるように、「光の一部」は、同一光の他の部分から離散されてもよく、またはそうでなくてもよい、光の強度または指向性割合を意味する。本明細書で使用されるように、用語「実質的に」は、±10%、いくつかの実施形態では、±5%を意味する。用語「〜から本質的に成る」は、本明細書において別様に定義されない限り、機能に寄与する他の材料を除外することを意味する。それでもなお、そのような他の材料は、集合的または個々に、微量に存在し得る。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
煙検出器であって、
筐体と、
前記筐体の外側から、第1の波長および前記第1の波長より長い第2の波長の光を放出するための1つまたはそれを上回る光エミッタと、
(i)前記筐体の外側のサンプリング体積から前記1つまたはそれを上回る光検出器に後方反射され、それによって、前記第1および第2の波長を含む反射された光の測定値を提供する、前記1つまたはそれを上回る光エミッタから放出された光と、(ii)前記筐体の外側の周囲光レベルとを検出するための1つまたはそれを上回る光検出器と、
前記1つまたはそれを上回る光エミッタのうちの少なくとも1つから放出された光の放出軌道を改変することによって、前記サンプリング体積の少なくとも一部の位置を改変するように構成される、1つまたはそれを上回る光学要素と、
(i)前記検出された周囲光レベルに基づいて、前記第1の波長を含む反射された光の測定値を補正し、それによって、補正された第1の波長測定値を生成し、(ii)前記検出された周囲光レベルに基づいて、前記第2の波長を含む反射された光の測定値を補正し、それによって、補正された第2の波長測定値を生成し、(iii)前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するための評価回路と
を備える、煙検出器。
(項目2)
前記評価回路は、
第1の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第1の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第1の測定値を取得することと、
前記第1の時間の後の第2の時間において、少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第1の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第2の測定値を取得することと、
前記第2の時間の後の第3の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第1の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第3の測定値を取得することと、
第4の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第1の測定値を取得することと、
前記第4の時間の後の第5の時間において、少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第2の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第2の測定値を取得することと、
前記第5の時間の後の第6の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第3の測定値を取得することと、
前記筐体の外側の周囲光レベルを検出することと
を行うように構成される、項目1に記載の煙検出器。
(項目3)
前記評価回路は、
(i)前記第1の波長を含む前記光の第2の測定値から、前記第1の波長を含む前記光の第1および第3の測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む前記光の第2の測定値に、第1のオフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成することと、
(i)前記第2の波長を含む前記光の第2の測定値から、前記第2の波長を含む前記光の第1および第3の測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む前記光の第2の測定値に、第2のオフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成することと
を行うように構成される、項目2に記載の煙検出器。
(項目4)
(i)前記第1のオフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づき、(ii)前記第2のオフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、項目3に記載の煙検出器。
(項目5)
前記評価回路は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較することによって、前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するように構成され、煙粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第1の閾値より大きいとき、存在すると判定される、項目1に記載の煙検出器。
(項目6)
前記第1の閾値は、約0.5%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルに対応する、項目5に記載の煙検出器。
(項目7)
前記第1の閾値は、約4%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより小さい信号レベルに対応する、項目6に記載の煙検出器。
(項目8)
前記第1の閾値は、約4%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより小さい信号レベルに対応する、項目5に記載の煙検出器。
(項目9)
前記評価回路は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、前記煙粒子の平均直径より大きい平均直径を有する妨害粒子の存在を判定するように構成される、項目1に記載の煙検出器。
(項目10)
前記評価回路は、
前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較することによって、前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定することであって、煙粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第1の閾値より大きいとき、存在すると判定される、ことと、
前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第2の閾値と比較することによって、前記妨害粒子の存在を判定することであって、妨害粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第2の閾値より小さいとき、存在すると判定される、ことと
を行うように構成される、項目9に記載の煙検出器。
(項目11)
前記第1の閾値は、前記第2の閾値とほぼ等しい、項目10に記載の煙検出器。
(項目12)
前記第2の閾値は、前記第1の閾値より低い、項目10に記載の煙検出器。
(項目13)
前記評価回路は、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つに基づいて、前記筐体の外側の障害物の存在を判定するように構成される、項目1に記載の煙検出器。
(項目14)
前記評価回路は、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つを障害物閾値と比較することによって、前記障害物の存在を判定するように構成され、障害物は、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つが前記障害物閾値より大きいとき、存在すると判定される、項目13に記載の煙検出器。
(項目15)
前記障害物閾値は、前記1つまたはそれを上回る検出器の単一測定サイクルの間の煙の蓄積を介して達成不可能な信号レベルに対応する、項目14に記載の煙検出器。
(項目16)
前記障害物閾値は、約40%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルに対応する、項目14に記載の煙検出器。
(項目17)
少なくとも1つの前記光エミッタは、少なくとも部分的に、前記筐体内に配置される、項目1に記載の煙検出器。
(項目18)
前記筐体は、それを通して前記少なくとも1つの前記光エミッタからの光が放出される、1つまたはそれを上回る開口部を画定する、項目17に記載の煙検出器。
(項目19)
前記1つまたはそれを上回る開口部は、それぞれ、少なくとも1つの光エミッタと関連付けられる、複数の異なる開口部を備える、項目18に記載の煙検出器。
(項目20)
前記筐体は、それを通して前記少なくとも1つの前記光エミッタからの光が放出される、1つまたはそれを上回る一体窓を備える、項目17に記載の煙検出器。
(項目21)
前記1つまたはそれを上回る一体窓は、それぞれ、少なくとも1つの光エミッタと関連付けられる、複数の異なる一体窓を備える、項目20に記載の煙検出器。
(項目22)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタは、ある範囲の波長にわたって光を放出する広帯域光源を備え、前記第1および第2の波長は、前記波長の範囲内である、項目1に記載の煙検出器。
(項目23)
前記広帯域光源は、白色発光ダイオードを備える、項目22に記載の煙検出器。
(項目24)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタは、前記第1の波長で光を放出する第1の光エミッタと、前記第2の波長で光を放出する、前記第1の光エミッタと異なる第2の光エミッタとを備える、項目1に記載の煙検出器。
(項目25)
(i)前記第1の光エミッタは、前記第2の光エミッタが前記第2の波長の光を放出していないときのみ、前記第1の波長の光を放出するように構成され、(ii)前記第2の光エミッタは、前記第1の光エミッタが前記第1の波長の光を放出していないときのみ、前記第2の波長の光を放出するように構成される、項目24に記載の煙検出器。
(項目26)
近接センサをさらに備え、少なくとも1つの前記光検出器は、前記近接センサ内に内蔵される、項目1に記載の煙検出器。
(項目27)
前記1つまたはそれを上回る光検出器は、前記近接センサから離散した周囲光センサを備える、項目26に記載の煙検出器。
(項目28)
前記近接センサは、前記筐体の外側の周囲光レベルを検出する、項目26に記載の煙検出器。
(項目29)
前記第1の波長は、約300nm〜約480nmである、項目1に記載の煙検出器。
(項目30)
前記第2の波長は、約630nm〜約1000nmである、項目1に記載の煙検出器。
(項目31)
前記評価回路は、
経過時間を測定するためのタイマと、
(i)前記タイマによって測定された複数の異なる時間において、少なくとも1つの光検出器から信号を受信し、(ii)前記検出された周囲光レベルに基づいて、信号を受信するための受信機と、
(i)その間に光検出信号が受信される、前記複数の時間のうちの少なくとも1つの間、光を放出し、(ii)その間に光検出信号が受信される、前記複数の時間の少なくとも1つの他の間、光を放出しないように、少なくとも1つの光エミッタを制御するためのコントローラと、
前記受信機によって受信された信号に基づいて、前記補正された第1の波長測定値および前記補正された第2の波長測定値を生成するための変換器と、
前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するための信号分析器と、
を備える、項目1に記載の煙検出器。
(項目32)
前記コントローラは、前記第1の波長の光を放出する第1の光エミッタと、前記第2の波長の光を放出する第2の光エミッタとを制御する、項目31に記載の煙検出器。
(項目33)
前記評価回路は、
第1の時間において、少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第1の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第1の測定値を取得することと、
(i)前記第1の時間より早い第2の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第1の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第2の測定値を取得するか、または(ii)前記第1の時間より後の第3の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第1の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第3の測定値を取得するかのうちの少なくとも1つを行うことと、
第4の時間において、少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第2の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第1の測定値を取得することと、
(i)前記第4の時間より早い第5の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第2の測定値を取得するか、または(ii)前記第4の時間より後の第6の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第3の測定値を取得するかのうちの少なくとも1つを行うことと、
前記筐体の外側の周囲光レベルを検出することと
を行うように構成される、項目1に記載の煙検出器。
(項目34)
前記評価回路は、
前記第1の波長を含む光の前記第2または第3の測定値のうちの1つのみを取得することと、
(i)前記第1の波長を含む光の第1の測定値から、前記第1の波長を含む光の前記第2または第3の測定値のうちの取得された1つを減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成することと
を行うように構成される、項目33に記載の煙検出器。
(項目35)
前記評価回路は、
前記第1の波長を含む光の第2および第3の測定値の両方を取得することと、
(i)前記第1の波長を含む光の第1の測定値から、前記第1の波長を含む光の第2および第3の測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成することと
を行うように構成される、項目33に記載の煙検出器。
(項目36)
前記評価回路は、
前記第2の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの1つのみを取得することと、
(i)前記第2の波長を含む光の第1の測定値から、前記第2の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの取得された1つを減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成することと
を行うように構成される、項目33に記載の煙検出器。
(項目37)
前記評価回路は、
前記第2の波長を含む光の第2および第3の測定値の両方を取得することと、
(i)前記第2の波長を含む光の第1の測定値から、前記第2の波長を含む光の第2および第3の測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成することと
を行うように構成される、項目33に記載の煙検出器。
(項目38)
前記評価回路は、
前記1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ前記第1の波長の光またはほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得することと、
少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第1の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の測定値を取得することと、
少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第2の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の測定値を取得することと、
前記筐体の外側の周囲光レベルを検出することと
を行うように構成される、項目1に記載の煙検出器。
(項目39)
前記評価回路は、
(i)前記第1の波長を含む光の測定値から、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値に、第1のオフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成することと、
(i)前記第2の波長を含む光の測定値から、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の測定値に、第2のオフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成することと
を行うように構成される、項目38に記載の煙検出器。
(項目40)
(i)前記第1のオフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づき、(ii)前記第2のオフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、項目39に記載の煙検出器。
(項目41)
前記評価回路は、前記第1の波長を含む光の測定値および前記第2の波長を含む光の測定値が取得される前に、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得するように構成される、項目38に記載の煙検出器。
(項目42)
前記評価回路は、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値が取得される前に、前記第1の波長を含む光の測定値または前記第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つを取得するように構成される、項目38に記載の煙検出器。
(項目43)
前記評価回路は、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値が取得される前に、前記第1の波長を含む光の測定値または前記第2の波長を含む光の測定値のうちの1つのみを取得するように構成される、項目38に記載の煙検出器。
(項目44)
前記評価回路は、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得後、前記1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ前記第1の波長の光またはほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第2の非照明測定値を取得するように構成される、項目38に記載の煙検出器。
(項目45)
前記評価回路は、(i)前記第1の波長を含む光の測定値または前記第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つが取得される前に、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得し、(ii)前記第1の波長を含む光の測定値または前記第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つが取得された後、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第2の非照明測定値を取得するように構成される、項目44に記載の煙検出器。
(項目46)
前記評価回路は、(i)前記第1の波長を含む光の測定値から、(a)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値と、(b)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第2の非照明測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値に、オフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成するように構成される、項目44に記載の煙検出器。
(項目47)
前記評価回路は、(i)前記第2の波長を含む光の測定値から、(a)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値と、(b)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第2の非照明測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の測定値に、オフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成するように構成される、項目44に記載の煙検出器。
(項目48)
前記評価回路は、
経過時間を測定するためのタイマと、
(i)前記タイマによって測定された複数の異なる時間において、少なくとも1つの光検出器から信号を受信し、(ii)前記検出された周囲光レベルに基づいて、信号を受信するための受信機と、
その間に光検出信号が受信される、前記複数の時間のうちの少なくとも1つの間、光を放出するように少なくとも1つの光エミッタを制御するためのコントローラと、
前記受信機によって受信された信号に基づいて、前記補正された第1の波長測定値および前記補正された第2の波長測定値を生成するための変換器と、
前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するための信号分析器と、
を備える、項目1に記載の煙検出器。
(項目49)
前記コントローラは、その間に光検出信号が受信される、前記複数の時間の少なくとも1つの他の間、光を放出しないように少なくとも1つの光エミッタを制御する、項目48に記載の煙検出器。
(項目50)
前記評価回路は、
少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第1の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の測定値を取得することと、
少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第2の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の測定値を取得することと、
前記筐体の外側の周囲光レベルを検出することと
を行うように構成される、項目1に記載の煙検出器。
(項目51)
前記評価回路は、
少なくとも部分的に、前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値に、第1のオフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成することと、
少なくとも部分的に、前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の測定値に、第2のオフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成することと
を行うように構成される、項目50に記載の煙検出器。
(項目52)
前記評価回路は、前記1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ前記第1の波長の光またはほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得するように構成される、項目50に記載の煙検出器。
(項目53)
前記評価回路は、
(i)前記第1の波長を含む光の測定値から、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値に、第1のオフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成することと、
(i)前記第2の波長を含む光の測定値から、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の測定値に、第2のオフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成することと
を行うように構成される、項目52に記載の煙検出器。
(項目54)
前記1つまたはそれを上回る光学要素は、直接、前記1つまたはそれを上回る光検出器のうちの少なくとも1つにわたって前記サンプリング体積の少なくとも一部を位置付けるように構成される、項目1に記載の煙検出器。
(項目55)
前記1つまたはそれを上回る光学要素は、レンズ、プリズム、格子、またはミラーのうちの少なくとも1つを備える、項目1に記載の煙検出器。
(項目56)
(a)筐体と、(b)1つまたはそれを上回る光エミッタと、(c)1つまたはそれを上回る光検出器とを備える、煙検出器を利用した煙検出の方法であって、
(i)少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第1の波長の光を放出し、(ii)ほぼ前記第1の波長の前記放出された光の放出軌道を改変することによって、第1のサンプリング体積の少なくとも一部の位置を改変しながら、前記筐体の外側の第1のサンプリング体積から生じる第1の波長を含む光の測定値を取得するステップと、
(i)少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第2の波長の光を放出し、(ii)ほぼ前記第2の波長の前記放出された光の放出軌道を改変することによって、第2のサンプリング体積の少なくとも一部の位置を改変しながら、前記筐体の外側の第2のサンプリング体積から生じる第2の波長を含む光の測定値を取得するステップであって、前記第2の波長は、前記第1の波長より長い、ステップと、
前記筐体の外側の周囲光レベルを検出するステップと、
少なくとも部分的に、前記検出された周囲光レベルに基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値を補正し、それによって、補正された第1の波長測定値を生成するステップと、
少なくとも部分的に、前記検出された周囲光レベルに基づいて、前記第2の波長を含む光の測定値を補正し、それによって、補正された第2の波長測定値を生成するステップと、
前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップと、
を含む、方法。
(項目57)
(i)前記補正された第1の波長測定値を生成するステップは、前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値に、第1のオフセットを加算するステップを含み、(ii)前記補正された第2の波長測定値を生成するステップは、前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値に、第2のオフセットを加算するステップを含む、項目56に記載の方法。
(項目58)
(i)前記第1のオフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づき、(ii)前記第2のオフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、項目57に記載の方法。
(項目59)
前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップは、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較するステップを含み、煙粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第1の閾値より大きいとき、存在すると判定される、項目56に記載の方法。
(項目60)
前記第1の閾値は、(i)約0.5%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベル、または(ii)約4%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより小さい信号レベルのうちの少なくとも1つに対応する、項目59に記載の方法。
(項目61)
前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、前記煙粒子の平均直径より大きい平均直径を有する妨害粒子の存在を判定するステップをさらに含み、
前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップは、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較するステップを含み、煙粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第1の閾値より大きいとき、存在すると判定され、
前記妨害粒子の存在を判定するステップは、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第2の閾値と比較するステップを含み、妨害粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第2の閾値より小さいとき、存在すると判定される、項目56に記載の方法。
(項目62)
前記第1の閾値は、前記第2の閾値とほぼ等しい、項目61に記載の方法。
(項目63)
前記第2の閾値は、前記第1の閾値より低い、項目61に記載の方法。
(項目64)
少なくとも部分的に、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つを障害物閾値と比較することによって、前記筐体の外側の障害物の存在を判定するステップをさらに含み、障害物は、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つが前記障害物閾値より大きいとき、存在すると判定される、項目56に記載の方法。
(項目65)
前記障害物閾値は、(i)前記1つまたはそれを上回る検出器の単一測定サイクルの間の煙の蓄積を介して達成不可能な信号レベル、または(ii)約40%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルのうちの少なくとも1つに対応する、項目64に記載の方法。
(項目66)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタは、ある範囲の波長にわたって光を放出する広帯域光源を備え、前記第1および第2の波長は、前記波長の範囲内である、項目56に記載の方法。
(項目67)
前記広帯域光源は、白色発光ダイオードを備える、項目66に記載の方法。
(項目68)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタは、前記第1の波長で光を放出する第1の光エミッタと、前記第2の波長で光を放出する、前記第1の光エミッタと異なる第2の光エミッタとを備える、項目56に記載の方法。
(項目69)
前記煙検出器は、近接センサを備え、少なくとも1つの前記光検出器は、前記近接センサ内に内蔵される、項目56に記載の方法。
(項目70)
前記煙検出器は、前記近接センサから離散した周囲光センサを備え、少なくとも1つの前記光検出器は、前記周囲光センサ内に内蔵される、項目69に記載の方法。
(項目71)
前記第1の波長は、約300nm〜約480nmである、項目56に記載の方法。
(項目72)
前記第2の波長は、約630nm〜約1000nmである、項目56に記載の方法。
(項目73)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ前記第1の波長の光またはほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得するステップをさらに含む、項目56に記載の方法。
(項目74)
(i)前記補正された第1の波長測定値を生成するステップは、前記第1の波長を含む光の測定値から、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算するステップを含み、(ii)前記補正された第2の波長測定値を生成するステップは、前記第2の波長を含む光の測定値から、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算するステップを含む、項目73に記載の方法。
(項目75)
前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値は、前記第1の波長を含む光の測定値および前記第2の波長を含む光の測定値が取得される前に、取得される、項目73に記載の方法。
(項目76)
前記第1の波長を含む光の測定値または前記第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つは、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値が取得される前に、取得される、項目73に記載の方法。
(項目77)
前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値は、前記第1の波長を含む光の測定値および前記第2の波長を含む光の測定値が取得された後に、取得される、項目73に記載の方法。
(項目78)
ほぼ前記第1の波長の放出された光の放出軌道またはほぼ前記第2の波長の前記放出された光の放出軌道のうちの少なくとも1つは、1つまたはそれを上回る光学要素によって改変される、項目56に記載の方法。
(項目79)
前記1つまたはそれを上回る光学要素は、レンズ、プリズム、格子、またはミラーのうちの少なくとも1つを備える、項目78に記載の方法。
(項目80)
前記第1のサンプリング体積の少なくとも一部は、直接、前記1つまたはそれを上回る光検出器のうちの少なくとも1つにわたって配置される、項目56に記載の方法。
(項目81)
前記第2のサンプリング体積の少なくとも一部は、直接、前記1つまたはそれを上回る光検出器のうちの少なくとも1つにわたって配置される、項目56に記載の方法。
(項目82)
煙検出器であって、
筐体と、
前記筐体の外側から、第1の波長および前記第1の波長より長い第2の波長の光を放出するための1つまたはそれを上回る光エミッタであって、その一部は、前記筐体の表面と実質的に同一平面に配置される、または前記筐体から突出する、少なくとも1つの光エミッタと、
(i)前記筐体の外側のサンプリング体積から前記1つまたはそれを上回る光検出器に後方反射され、それによって、前記第1および第2の波長を含む反射された光の測定値を提供する、前記1つまたはそれを上回る光エミッタから放出された光と、(ii)前記筐体の外側の周囲光レベルとを検出するための1つまたはそれを上回る光検出器と、
(i)前記検出された周囲光レベルに基づいて、前記第1の波長を含む反射された光の測定値を補正し、それによって、補正された第1の波長測定値を生成し、(ii)前記検出された周囲光レベルに基づいて、前記第2の波長を含む反射された光の測定値を補正し、それによって、補正された第2の波長測定値を生成し、(iii)前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するための評価回路と、
を備える、煙検出器。
(項目83)
前記評価回路は、
第1の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第1の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第1の測定値を取得することと、
前記第1の時間の後の第2の時間において、少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第1の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第2の測定値を取得することと、
前記第2の時間の後の第3の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第1の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第3の測定値を取得することと、
第4の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第1の測定値を取得することと、
前記第4の時間の後の第5の時間において、少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第2の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第2の測定値を取得することと、
前記第5の時間の後の第6の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第3の測定値を取得することと、
前記筐体の外側の周囲光レベルを検出することと
を行うように構成される、項目82に記載の煙検出器。
(項目84)
前記評価回路は、
(i)前記第1の波長を含む前記光の第2の測定値から、前記第1の波長を含む前記光の第1および第3の測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む前記光の第2の測定値に、第1のオフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成することと、
(i)前記第2の波長を含む前記光の第2の測定値から、前記第2の波長を含む前記光の第1および第3の測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む前記光の第2の測定値に、第2のオフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成することと
を行うように構成される、項目83に記載の煙検出器。
(項目85)
(i)前記第1のオフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づき、(ii)前記第2のオフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、項目84に記載の煙検出器。
(項目86)
前記評価回路は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較することによって、前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するように構成され、煙粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第1の閾値より大きいとき、存在すると判定される、項目82に記載の煙検出器。
(項目87)
前記第1の閾値は、約0.5%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルに対応する、項目86に記載の煙検出器。
(項目88)
前記第1の閾値は、約4%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより小さい信号レベルに対応する、項目87に記載の煙検出器。
(項目89)
前記第1の閾値は、約4%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより小さい信号レベルに対応する、項目86に記載の煙検出器。
(項目90)
前記評価回路は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、前記煙粒子の平均直径より大きい平均直径を有する妨害粒子の存在を判定するように構成される、項目82に記載の煙検出器。
(項目91)
前記評価回路は、
前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較することによって、前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定することであって、煙粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第1の閾値より大きいとき、存在すると判定される、ことと、
前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第2の閾値と比較することによって、前記妨害粒子の存在を判定することであって、妨害粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第2の閾値より小さいとき、存在すると判定される、ことと
を行うように構成される、項目90に記載の煙検出器。
(項目92)
前記第1の閾値は、前記第2の閾値とほぼ等しい、項目91に記載の煙検出器。
(項目93)
前記第2の閾値は、前記第1の閾値より低い、項目91に記載の煙検出器。
(項目94)
前記評価回路は、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つに基づいて、前記筐体の外側の障害物の存在を判定するように構成される、項目82に記載の煙検出器。
(項目95)
前記評価回路は、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つを障害物閾値と比較することによって、前記障害物の存在を判定するように構成され、障害物は、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つが前記障害物閾値より大きいとき、存在すると判定される、項目94に記載の煙検出器。
(項目96)
前記障害物閾値は、前記1つまたはそれを上回る検出器の単一測定サイクルの間の煙の蓄積を介して達成不可能な信号レベルに対応する、項目95に記載の煙検出器。
(項目97)
前記障害物閾値は、約40%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルに対応する、項目95に記載の煙検出器。
(項目98)
前記筐体は、それを通して少なくとも1つの前記光エミッタの一部が突出する、1つまたはそれを上回る開口部を画定する、項目82に記載の煙検出器。
(項目99)
前記1つまたはそれを上回る開口部は、それぞれ、少なくとも1つの光エミッタと関連付けられる、複数の異なる開口部を備える、項目98に記載の煙検出器。
(項目100)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタは、ある範囲の波長にわたって光を放出する広帯域光源を備え、前記第1および第2の波長は、前記波長の範囲内である、項目82に記載の煙検出器。
(項目101)
前記広帯域光源は、白色発光ダイオードを備える、項目100に記載の煙検出器。
(項目102)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタは、前記第1の波長で光を放出する第1の光エミッタと、前記第2の波長で光を放出する、前記第1の光エミッタと異なる第2の光エミッタとを備える、項目82に記載の煙検出器。
(項目103)
(i)前記第1の光エミッタは、前記第2の光エミッタが前記第2の波長の光を放出していないときのみ、前記第1の波長の光を放出するように構成され、(ii)前記第2の光エミッタは、前記第1の光エミッタが前記第1の波長の光を放出していないときのみ、前記第2の波長の光を放出するように構成される、項目102に記載の煙検出器。
(項目104)
近接センサをさらに備え、少なくとも1つの前記光検出器は、前記近接センサ内に内蔵される、項目82に記載の煙検出器。
(項目105)
前記1つまたはそれを上回る光検出器は、前記近接センサから離散した周囲光センサを備える、項目104に記載の煙検出器。
(項目106)
前記近接センサは、前記筐体の外側の周囲光レベルを検出する、項目104に記載の煙検出器。
(項目107)
前記第1の波長は、の間である、項目82に記載の煙検出器。
(項目108)
前記第2の波長は、約630nm〜約1000nmである、項目82に記載の煙検出器。
(項目109)
前記評価回路は、
経過時間を測定するためのタイマと、
(i)前記タイマによって測定された複数の異なる時間において、少なくとも1つの光検出器から信号を受信し、(ii)前記検出された周囲光レベルに基づいて、信号を受信するための受信機と、
(i)その間に光検出信号が受信される、前記複数の時間のうちの少なくとも1つの間、光を放出し、(ii)その間に光検出信号が受信される、前記複数の時間の少なくとも1つの他の間、光を放出しないように、少なくとも1つの光エミッタを制御するためのコントローラと、
前記受信機によって受信された信号に基づいて、前記補正された第1の波長測定値および前記補正された第2の波長測定値を生成するための変換器と、
前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するための信号分析器と、
備える、項目82に記載の煙検出器。
(項目110)
前記コントローラは、前記第1の波長の光を放出する第1の光エミッタと、前記第2の波長の光を放出する第2の光エミッタとを制御する、項目109に記載の煙検出器。
(項目111)
前記評価回路は、
第1の時間において、少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第1の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第1の測定値を取得することと、
(i)前記第1の時間より早い第2の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第1の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第2の測定値を取得するか、または(ii)前記第1の時間より後の第3の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第1の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第3の測定値を取得するかのうちの少なくとも1つを行うことと、
第4の時間において、少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第2の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第1の測定値を取得することと、
(i)前記第4の時間より早い第5の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第2の測定値を取得するか、または(ii)前記第4の時間より後の第6の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第3の測定値を取得するかのうちの少なくとも1つを行うことと、
前記筐体の外側の周囲光レベルを検出することと
を行うように構成される、項目82に記載の煙検出器。
(項目112)
前記評価回路は、
前記第1の波長を含む光の前記第2または第3の測定値のうちの1つのみを取得することと、
(i)前記第1の波長を含む光の第1の測定値から、前記第1の波長を含む光の前記第2または第3の測定値のうちの取得された1つを減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成することと
を行うように構成される、項目111に記載の煙検出器。
(項目113)
前記評価回路は、
前記第1の波長を含む光の第2および第3の測定値の両方を取得することと、
(i)前記第1の波長を含む光の第1の測定値から、前記第1の波長を含む光の第2および第3の測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成することと
を行うように構成される、項目111に記載の煙検出器。
(項目114)
前記評価回路は、
前記第2の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの1つのみを取得することと、
(i)前記第2の波長を含む光の第1の測定値から、前記第2の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの取得された1つを減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成することと
を行うように構成される、項目111に記載の煙検出器。
(項目115)
前記評価回路は、
前記第2の波長を含む光の第2および第3の測定値の両方を取得することと、
(i)前記第2の波長を含む光の第1の測定値から、前記第2の波長を含む光の第2および第3の測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成することと
を行うように構成される、項目111に記載の煙検出器。
(項目116)
前記評価回路は、
前記1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ前記第1の波長の光またはほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得することと、
少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第1の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の測定値を取得することと、
少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第2の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の測定値を取得することと、
前記筐体の外側の周囲光レベルを検出することと
を行うように構成される、項目82に記載の煙検出器。
(項目117)
記評価回路は、
(i)前記第1の波長を含む光の測定値から、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値に、第1のオフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成することと、
(i)前記第2の波長を含む光の測定値から、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の測定値に、第2のオフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成することと
を行うように構成される、項目116に記載の煙検出器。
(項目118)
(i)前記第1のオフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づき、(ii)前記第2のオフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、項目117に記載の煙検出器。
(項目119)
前記評価回路は、前記第1の波長を含む光の測定値および前記第2の波長を含む光の測定値が取得される前に、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得するように構成される、項目116に記載の煙検出器。
(項目120)
前記評価回路は、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値が取得される前に、前記第1の波長を含む光の測定値または前記第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つを取得するように構成される、項目116に記載の煙検出器。
(項目121)
前記評価回路は、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値が取得される前に、前記第1の波長を含む光の測定値または前記第2の波長を含む光の測定値のうちの1つのみを取得するように構成される、項目116に記載の煙検出器。
(項目122)
前記評価回路は、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得後、前記1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ前記第1の波長の光またはほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第2の非照明測定値を取得するように構成される、項目116に記載の煙検出器。
(項目123)
前記評価回路は、(i)前記第1の波長を含む光の測定値または前記第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つが取得される前に、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得し、(ii)前記第1の波長を含む光の測定値または前記第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つが取得された後、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第2の非照明測定値を取得するように構成される、項目122に記載の煙検出器。
(項目124)
前記評価回路は、(i)前記第1の波長を含む光の測定値から、(a)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値と、(b)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第2の非照明測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値に、オフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成するように構成される、項目122に記載の煙検出器。
(項目125)
前記評価回路は、(i)前記第2の波長を含む光の測定値から、(a)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値と、(b)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第2の非照明測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の測定値に、オフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成するように構成される、項目122に記載の煙検出器。
(項目126)
前記評価回路は、
経過時間を測定するためのタイマと、
(i)前記タイマによって測定された複数の異なる時間において、少なくとも1つの光検出器から信号を受信し、(ii)前記検出された周囲光レベルに基づいて、信号を受信するための受信機と、
その間に光検出信号が受信される、前記複数の時間のうちの少なくとも1つの間、光を放出するように少なくとも1つの光エミッタを制御するためのコントローラと、
前記受信機によって受信された信号に基づいて、前記補正された第1の波長測定値および前記補正された第2の波長測定値を生成するための変換器と、
前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するための信号分析器と、
を備える、項目82に記載の煙検出器。
(項目127)
前記コントローラは、その間に光検出信号が受信される、前記複数の時間の少なくとも1つの他の間、光を放出しないように少なくとも1つの光エミッタを制御する、項目126に記載の煙検出器。
(項目128)
前記評価回路は、
少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第1の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の測定値を取得することと、
少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第2の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の測定値を取得することと、
前記筐体の外側の周囲光レベルを検出することと
を行うように構成される、項目82に記載の煙検出器。
(項目129)
前記評価回路は、
少なくとも部分的に、前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値に、第1のオフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成することと、
少なくとも部分的に、前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の測定値に、第2のオフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成することと
を行うように構成される、項目128に記載の煙検出器。
(項目130)
前記評価回路は、前記1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ前記第1の波長の光またはほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得するように構成される、項目128に記載の煙検出器。
(項目131)
前記評価回路は、
(i)前記第1の波長を含む光の測定値から、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値に、第1のオフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成することと、
(i)前記第2の波長を含む光の測定値から、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の測定値に、第2のオフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成することと
を行うように構成される、項目130に記載の煙検出器。
(項目132)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタのうちの少なくとも1つから放出された光の放出軌道を改変することによって、前記サンプリング体積の少なくとも一部の位置を改変するように構成される、1つまたはそれを上回る光学要素をさらに備える、項目82に記載の煙検出器。
(項目133)
前記1つまたはそれを上回る光学要素は、直接、前記1つまたはそれを上回る光検出器のうちの少なくとも1つにわたって前記サンプリング体積の少なくとも一部を位置付けるように構成される、項目132に記載の煙検出器。
(項目134)
前記1つまたはそれを上回る光学要素は、レンズ、プリズム、格子、またはミラーのうちの少なくとも1つを備える、項目132に記載の煙検出器。
(項目135)
少なくとも1つの前記光エミッタの一部は、前記筐体から突出する、項目82に記載の煙検出器。
(項目136)
各前記光エミッタの一部は、前記筐体から突出する、項目82に記載の煙検出器。
(項目137)
(a)筐体と、(b)1つまたはそれを上回る光エミッタと、(c)1つまたはそれを上回る光検出器とを備える、煙検出器を利用した煙検出の方法であって、
少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第1の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側の第1のサンプリング体積から生じる第1の波長の光の測定値を取得するステップと、
少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第2の波長の光を放出しながら、前記第2の波長は、前記第1の波長より長い、前記筐体の外側の第2のサンプリング体積から生じる第2の波長を含む光の測定値を取得するステップと、
前記筐体の外側の周囲光レベルを検出するステップと、
少なくとも部分的に、前記検出された周囲光レベルに基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値を補正し、それによって、補正された第1の波長測定値を生成するステップと、
少なくとも部分的に、前記検出された周囲光レベルに基づいて、前記第2の波長を含む光の測定値を補正し、それによって、補正された第2の波長測定値を生成するステップと、
前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップと、
を含み、
少なくとも1つの光エミッタの一部は、前記筐体の表面と実質的に同一平面に配置される、または前記筐体から突出する、方法。
(項目138)
(i)前記補正された第1の波長測定値を生成するステップは、前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値に、第1のオフセットを加算するステップを含み、(ii)前記補正された第2の波長測定値を生成するステップは、前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値に、第2のオフセットを加算するステップを含む、項目137に記載の方法。
(項目139)
(i)前記第1のオフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づき、(ii)前記第2のオフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、項目138に記載の方法。
(項目140)
前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップは、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較するステップを含み、煙粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第1の閾値より大きいとき、存在すると判定される、項目137に記載の方法。
(項目141)
前記第1の閾値は、(i)約0.5%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベル、または(ii)約4%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより小さい信号レベルのうちの少なくとも1つに対応する、項目140に記載の方法。
(項目142)
前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、前記煙粒子の平均直径より大きい平均直径を有する妨害粒子の存在を判定するステップをさらに含み、
前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップは、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較するステップを含み、煙粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第1の閾値より大きいとき、存在すると判定され、
前記妨害粒子の存在を判定するステップは、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第2の閾値と比較するステップを含み、妨害粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第2の閾値より小さいとき、存在すると判定される、
項目137に記載の方法。
(項目143)
前記第1の閾値は、前記第2の閾値とほぼ等しい、項目142に記載の方法。
(項目144)
前記第2の閾値は、前記第1の閾値より低い、項目142に記載の方法。
(項目145)
少なくとも部分的に、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つを障害物閾値と比較することによって、前記筐体の外側の障害物の存在を判定するステップをさらに含み、障害物は、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つが前記障害物閾値より大きいとき、存在すると判定される、項目137に記載の方法。
(項目146)
前記障害物閾値は、(i)前記1つまたはそれを上回る検出器の単一測定サイクルの間の煙の蓄積を介して達成不可能な信号レベル、または(ii)約40%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルのうちの少なくとも1つに対応する、項目145に記載の方法。
(項目147)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタは、ある範囲の波長にわたって光を放出する広帯域光源を備え、前記第1および第2の波長は、前記波長の範囲内である、項目137に記載の方法。
(項目148)
前記広帯域光源は、白色発光ダイオードを備える、項目147に記載の方法。
(項目149)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタは、前記第1の波長で光を放出する第1の光エミッタと、前記第2の波長で光を放出する、前記第1の光エミッタと異なる第2の光エミッタとを備える、項目137に記載の方法。
(項目150)
前記煙検出器は、近接センサを備え、少なくとも1つの前記光検出器は、前記近接センサ内に内蔵される、項目137に記載の方法。
(項目151)
前記煙検出器は、前記近接センサから離散した周囲光センサを備え、少なくとも1つの前記光検出器は、前記周囲光センサ内に内蔵される、項目150に記載の方法。
(項目152)
前記第1の波長は、約300nm〜約480nmである、項目137に記載の方法。
(項目153)
前記第2の波長は、約630nm〜約1000nmである、項目137に記載の方法。
(項目154)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ前記第1の波長の光またはほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得するステップをさらに含む、項目137に記載の方法。
(項目155)
(i)前記補正された第1の波長測定値を生成するステップは、前記第1の波長を含む光の測定値から、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算するステップを含み、(ii)前記補正された第2の波長測定値を生成するステップは、前記第2の波長を含む光の測定値から、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算するステップを含む、項目154に記載の方法。
(項目156)
前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値は、前記第1の波長を含む光の測定値および前記第2の波長を含む光の測定値が取得される前に、取得される、項目154に記載の方法。
(項目157)
前記第1の波長を含む光の測定値または前記第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つは、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値が取得される前に、取得される、項目154に記載の方法。
(項目158)
前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値は、前記第1の波長を含む光の測定値および前記第2の波長を含む光の測定値が取得された後に、取得される、項目154に記載の方法。
(項目159)
前記筐体の外側の第1のサンプリング体積から生じる前記第1の波長を含む光の測定値を取得しながら、ほぼ前記第1の波長の放出された光の放出軌道を改変することによって、前記第1のサンプリング体積の少なくとも一部の位置を改変するステップと、または
前記前記筐体の外側の第2のサンプリング体積から生じる前記第2の波長を含む光の測定値を取得しながら、ほぼ前記第2の波長の前記放出された光の放出軌道を改変することによって、前記第2のサンプリング体積の少なくとも一部の位置を改変するステップと、
のうちの少なくとも1つをさらに含む、項目137に記載の方法。
(項目160)
ほぼ前記第1の波長の放出された光の放出軌道またはほぼ前記第2の波長の前記放出された光の放出軌道のうちの少なくとも1つは、1つまたはそれを上回る光学要素によって改変される、項目159に記載の方法。
(項目161)
前記1つまたはそれを上回る光学要素は、レンズ、プリズム、格子、またはミラーのうちの少なくとも1つを備える、項目160に記載の方法。
(項目162)
前記第1のサンプリング体積の少なくとも一部は、直接、前記1つまたはそれを上回る光検出器のうちの少なくとも1つにわたって配置される、項目159に記載の方法。
(項目163)
前記第2のサンプリング体積の少なくとも一部は、直接、前記1つまたはそれを上回る光検出器のうちの少なくとも1つにわたって配置される、項目159に記載の方法。
(項目164)
(a)筐体と、(b)1つまたはそれを上回る光エミッタと、(c)1つまたはそれを上回る光検出器とを備える、煙検出器を利用した煙検出の方法であって、
第1の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第1の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第1の測定値を取得するステップと、
前記第1の時間の後の第2の時間において、少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第1の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第2の測定値を取得するステップと、
前記第2の時間の後の第3の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第1の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第3の測定値を取得するステップと、
第4の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第1の測定値を取得するステップであって、前記第2の波長は、前記第1の波長より長い、ステップと、
前記第4の時間の後の第5の時間において、少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第2の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第2の測定値を取得するステップと、
前記第5の時間の後の第6の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第3の測定値を取得するステップと、
前記筐体の外側の周囲光レベルを検出するステップと、
(i)前記検出された周囲光レベルと、(ii)前記第1の波長を含む光の第1または第3の測定値のうちの少なくとも1つとに基づいて、前記第1の波長を含む光の第2の測定値を補正し、それによって、補正された第1の波長測定値を生成するステップと、
(i)前記検出された周囲光レベルと、(ii)前記第2の波長を含む光の第1または第3の測定値のうちの少なくとも1つとに基づいて、前記第2の波長を含む光の第2の測定値を補正し、それによって、補正された第2の波長測定値を生成するステップと、
前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップと、
含む、方法。
(項目165)
前記補正された第1の波長測定値を生成するステップは、(i)前記第1の波長を含む前記光の第2の測定値から、前記第1の波長を含む前記光の第1および第3の測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む前記光の第2の測定値に、オフセットを加算するステップを含む、項目164に記載の方法。
(項目166)
前記オフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、項目165に記載の方法。
(項目167)
前記補正された第2の波長測定値を生成するステップは、(i)前記第2の波長を含む前記光の第2の測定値から、前記第2の波長を含む前記光の第1および第3の測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む前記光の第2の測定値に、オフセットを加算するステップを含む、項目164に記載の方法。
(項目168)
前記オフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、項目167に記載の方法。
(項目169)
前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップは、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較するステップを含み、煙粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第1の閾値より大きいとき、存在すると判定される、項目164に記載の方法。
(項目170)
前記第1の閾値は、約0.5%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルに対応する、項目169に記載の方法。
(項目171)
前記第1の閾値は、約4%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより小さい信号レベルに対応する、項目170に記載の方法。
(項目172)
前記第1の閾値は、約4%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより小さい信号レベルに対応する、項目169に記載の方法。
(項目173)
前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、前記煙粒子の平均直径より大きい平均直径を有する妨害粒子の存在を判定するステップをさらに含む、項目164に記載の方法。
(項目174)
前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップは、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較するステップを含み、煙粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第1の閾値より大きいとき、存在すると判定され、
前記妨害粒子の存在を判定するステップは、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第2の閾値と比較するステップを含み、妨害粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第2の閾値より小さいとき、存在すると判定される、項目173に記載の方法。
(項目175)
前記第1の閾値は、前記第2の閾値とほぼ等しい、項目174に記載の方法。
(項目176)
前記第2の閾値は、前記第1の閾値より低い、項目174に記載の方法。
(項目177)
前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つに基づいて、前記筐体の外側の障害物の存在を判定するステップをさらに含む、項目164に記載の方法。
(項目178)
前記障害物の存在を判定するステップは、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つを障害物閾値と比較するステップを含み、障害物は、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つが前記障害物閾値より大きいとき、存在すると判定される、項目177に記載の方法。
(項目179)
前記障害物閾値は、前記1つまたはそれを上回る検出器の単一測定サイクルの間の煙の蓄積を介して達成不可能な信号レベルに対応する、項目178に記載の方法。
(項目180)
前記障害物閾値は、約40%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルに対応する、項目178に記載の方法。
(項目181)
(i)100ミリ秒未満が、前記第1の時間と前記第3の時間との間で経過し、(ii)100ミリ秒未満が、前記第4の時間と前記第6の時間との間で経過する、項目164に記載の方法。
(項目182)
(i)1ミリ秒未満が、前記第1の時間と前記第3の時間との間で経過し、(ii)1ミリ秒未満が、前記第4の時間と前記第6の時間との間で経過する、項目164に記載の方法。
(項目183)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタは、ある範囲の波長にわたって光を放出する広帯域光源を備え、前記第1および第2の波長は、前記波長の範囲内である、項目164に記載の方法。
(項目184)
前記広帯域光源は、白色発光ダイオードを備える、項目183に記載の方法。
(項目185)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタは、前記第1の波長で光を放出する第1の光エミッタと、前記第2の波長で光を放出する、前記第1の光エミッタと異なる第2の光エミッタとを備える、項目164に記載の方法。
(項目186)
前記煙検出器は、近接センサを備え、少なくとも1つの前記光検出器は、前記近接センサ内に内蔵される、項目164に記載の方法。
(項目187)
前記煙検出器は、前記近接センサから離散した周囲光センサを備え、少なくとも1つの前記光検出器は、前記周囲光センサ内に内蔵される、項目186に記載の方法。
(項目188)
前記第2の波長の光は、前記第2の時間に放出されない、項目164に記載の方法。
(項目189)
前記第1の波長の光は、前記第5の時間に放出されない、項目164に記載の方法。
(項目190)
前記第1の波長は、約300nm〜約480nmである、項目164に記載の方法。
(項目191)
前記第2の波長は、約630nm〜約1000nmである、項目164に記載の方法。
(項目192)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタのいずれも、前記第1および第3の時間に光を放出しない、項目164に記載の方法。
(項目193)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタのいずれも、前記第4および第6の時間に光を放出しない、項目164に記載の方法。
(項目194)
煙検出器であって、
筐体と、
前記筐体の外側から、第1の波長および前記第1の波長より長い第2の波長の光を放出するための1つまたはそれを上回る光エミッタと、
(i)前記1つまたはそれを上回る光検出器に後方反射され、それによって、前記第1および第2の波長を含む反射された光の測定値を提供する、前記1つまたはそれを上回る光エミッタから放出された光と、(ii)前記筐体の外側の周囲光レベルとを検出するための1つまたはそれを上回る光検出器と、
(i)前記検出された周囲光レベルに基づいて、前記第1の波長を含む反射された光の測定値を補正し、それによって、補正された第1の波長測定値を生成し、(ii)前記検出された周囲光レベルに基づいて、前記第2の波長を含む反射された光の測定値を補正し、それによって、補正された第2の波長測定値を生成し、(iii)前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するための評価回路と、
を備える、煙検出器
(項目195)
前記評価回路は、
第1の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第1の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第1の測定値を取得することと、
前記第1の時間の後の第2の時間において、少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第1の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第2の測定値を取得することと、
前記第2の時間の後の第3の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第1の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第3の測定値を取得することと、
第4の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第1の測定値を取得することと、
前記第4の時間の後の第5の時間において、少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第2の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第2の測定値を取得することと、
前記第5の時間の後の第6の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第3の測定値を取得することと、
前記筐体の外側の周囲光レベルを検出することと
を行うように構成される、項目194に記載の煙検出器。
(項目196)
前記評価回路は、
(i)前記第1の波長を含む前記光の第2の測定値から、前記第1の波長を含む前記光の第1および第3の測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む前記光の第2の測定値に、第1のオフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成し、
(i)前記第2の波長を含む前記光の第2の測定値から、前記第2の波長を含む前記光の
第1および第3の測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む前記光の第2の測定値に、第2のオフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成する、
ように構成される、項目195に記載の煙検出器。
(項目197)
(i)前記第1のオフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づき、(ii)前記第2のオフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、項目196に記載の煙検出器。
(項目198)
前記評価回路は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較することによって、前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するように構成され、煙粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第1の閾値より大きいとき、存在すると判定される、項目194に記載の煙検出器。
(項目199)
前記第1の閾値は、約0.5%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルに対応する、項目198に記載の煙検出器。
(項目200)
前記第1の閾値は、約4%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより小さい信号レベルに対応する、項目199に記載の煙検出器。
(項目201)
前記第1の閾値は、約4%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより小さい信号レベルに対応する、項目198に記載の煙検出器。
(項目202)
前記評価回路は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、前記煙粒子の平均直径より大きい平均直径を有する妨害粒子の存在を判定するように構成される、項目194に記載の煙検出器。
(項目203)
前記評価回路は、
前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較することによって、前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定することであって、煙粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第1の閾値より大きいとき、存在すると判定される、ことと、
前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第2の閾値と比較することによって、前記妨害粒子の存在を判定することであって、妨害粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第2の閾値より小さいとき、存在すると判定される、ことと
を行うように構成される、項目202に記載の煙検出器。
(項目204)
前記第1の閾値は、前記第2の閾値とほぼ等しい、項目203に記載の煙検出器。
(項目205)
前記第2の閾値は、前記第1の閾値より低い、項目203に記載の煙検出器。
(項目206)
前記評価回路は、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つに基づいて、前記筐体の外側の障害物の存在を判定するように構成される、項目194に記載の煙検出器。
(項目207)
前記評価回路は、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つを障害物閾値と比較することによって、前記障害物の存在を判定するように構成され、障害物は、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つが前記障害物閾値より大きいとき、存在すると判定される、項目206に記載の煙検出器。
(項目208)
前記障害物閾値は、前記1つまたはそれを上回る検出器の単一測定サイクルの間の煙の蓄積を介して達成不可能な信号レベルに対応する、項目207に記載の煙検出器。
(項目209)
前記障害物閾値は、約40%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルに対応する、項目207に記載の煙検出器。
(項目210)
少なくとも1つの前記光エミッタは、前記筐体内に配置される、項目194に記載の煙検出器。
(項目211)
前記筐体は、それを通して前記少なくとも1つの前記光エミッタからの光が放出される、1つまたはそれを上回る開口部を画定する、項目210に記載の煙検出器。
(項目212)
前記1つまたはそれを上回る開口部は、それぞれ、少なくとも1つの光エミッタと関連付けられる、複数の異なる開口部を備える、項目211に記載の煙検出器。
(項目213)
前記筐体は、それを通して前記少なくとも1つの前記光エミッタからの光が放出される、1つまたはそれを上回る一体窓を備える、項目210に記載の煙検出器。
(項目214)
前記1つまたはそれを上回る一体窓は、それぞれ、少なくとも1つの光エミッタと関連付けられる、複数の異なる一体窓を備える、項目213に記載の煙検出器。
(項目215)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタは、ある範囲の波長にわたって光を放出する広帯域光源を備え、前記第1および第2の波長は、前記波長の範囲内である、項目194に記載の煙検出器。
(項目216)
前記広帯域光源は、白色発光ダイオードを備える、項目215に記載の煙検出器。
(項目217)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタは、前記第1の波長で光を放出する第1の光エミッタと、前記第2の波長で光を放出する、前記第1の光エミッタと異なる第2の光エミッタとを備える、項目194に記載の煙検出器。
(項目218)
(i)前記第1の光エミッタは、前記第2の光エミッタが前記第2の波長の光を放出していないときのみ、前記第1の波長の光を放出するように構成され、(ii)前記第2の光エミッタは、前記第1の光エミッタが前記第1の波長の光を放出していないときのみ、前記第2の波長の光を放出するように構成される、項目217に記載の煙検出器。
(項目219)
近接センサをさらに備え、少なくとも1つの前記光検出器は、前記近接センサ内に内蔵される、項目194に記載の煙検出器。
(項目220)
前記1つまたはそれを上回る光検出器は、前記近接センサから離散した周囲光センサを備える、項目219に記載の煙検出器。
(項目221)
前記近接センサは、前記筐体の外側の周囲光レベルを検出する、項目219に記載の煙検出器。
(項目222)
前記第1の波長は、約300nm〜約480nmである、項目194に記載の煙検出器。
(項目223)
前記第2の波長は、約630nm〜約1000nmである、項目194に記載の煙検出器。
(項目224)
前記評価回路は、
経過時間を測定するためのタイマと、
(i)前記タイマによって測定された複数の異なる時間において、少なくとも1つの光検出器から信号を受信し、(ii)前記検出された周囲光レベルに基づいて、信号を受信するための受信機と、
(i)その間に光検出信号が受信される、前記複数の時間のうちの少なくとも1つの間、光を放出し、(ii)その間に光検出信号が受信される、前記複数の時間の少なくとも1つの他の間、光を放出しないように、少なくとも1つの光エミッタを制御するためのコントローラと、
前記受信機によって受信された信号に基づいて、前記補正された第1の波長測定値および前記補正された第2の波長測定値を生成するための変換器と、
前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するための信号分析器と、
を備える、項目194に記載の煙検出器。
(項目225)
前記コントローラは、前記第1の波長の光を放出する第1の光エミッタと、前記第2の波長の光を放出する第2の光エミッタとを制御する、項目224に記載の煙検出器。
(項目226)
前記評価回路は、
第1の時間において、少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第1の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第1の測定値を取得することと、
(i)前記第1の時間より早い第2の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第1の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第2の測定値を取得するか、または(ii)前記第1の時間より後の第3の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第1の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第3の測定値を取得するかのうちの少なくとも1つを行うことと、
第4の時間において、少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第2の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第1の測定値を取得することと、
(i)前記第4の時間より早い第5の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第2の測定値を取得するか、または(ii)前記第4の時間より後の第6の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第3の測定値を取得するかのうちの少なくとも1つを行うことと、
前記筐体の外側の周囲光レベルを検出することと
を行うように構成される、項目194に記載の煙検出器。
(項目227)
前記評価回路は、
前記第1の波長を含む光の前記第2または第3の測定値のうちの1つのみを取得することと、
(i)前記第1の波長を含む光の第1の測定値から、前記第1の波長を含む光の前記第2または第3の測定値のうちの取得された1つを減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成することと
を行うように構成される、項目226に記載の煙検出器。
(項目228)
前記評価回路は、
前記第1の波長を含む光の第2および第3の測定値の両方を取得することと、
(i)前記第1の波長を含む光の第1の測定値から、前記第1の波長を含む光の第2および第3の測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成することと
を行うように構成される、項目226に記載の煙検出器。
(項目229)
前記評価回路は、
前記第2の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの1つのみを取得することと、
(i)前記第2の波長を含む光の第1の測定値から、前記第2の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの取得された1つを減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成することと
を行うように構成される、項目226に記載の煙検出器。
(項目230)
前記評価回路は、
前記第2の波長を含む光の第2および第3の測定値の両方を取得することと、
(i)前記第2の波長を含む光の第1の測定値から、前記第2の波長を含む光の第2および第3の測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成することと
を行うように構成される、項目226に記載の煙検出器。
(項目231)
前記評価回路は、
前記1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ前記第1の波長の光またはほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得することと、
少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第1の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の測定値を取得することと、
少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第2の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の測定値を取得することと、
前記筐体の外側の周囲光レベルを検出することと
を行うように構成される、項目194に記載の煙検出器。
(項目232)
前記評価回路は、
(i)前記第1の波長を含む光の測定値から、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値に、第1のオフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成することと、
(i)前記第2の波長を含む光の測定値から、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の測定値に、第2のオフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成することと
を行うように構成される、項目231に記載の煙検出器。
(項目233)
(i)前記第1のオフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づき、(ii)前記第2のオフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、項目232に記載の煙検出器。
(項目234)
前記評価回路は、前記第1の波長を含む光の測定値および前記第2の波長を含む光の測定値が取得される前に、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得するように構成される、項目231に記載の煙検出器。
(項目235)
前記評価回路は、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値が取得される前に、前記第1の波長を含む光の測定値または前記第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つを取得するように構成される、項目231に記載の煙検出器。
(項目236)
前記評価回路は、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値が取得される前に、前記第1の波長を含む光の測定値または前記第2の波長を含む光の測定値のうちの1つのみを取得するように構成される、項目231に記載の煙検出器。
(項目237)
前記評価回路は、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得後、前記1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ前記第1の波長の光またはほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第2の非照明測定値を取得するように構成される、項目231に記載の煙検出器。
(項目238)
前記評価回路は、(i)前記第1の波長を含む光の測定値または前記第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つが取得される前に、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得し、(ii)前記第1の波長を含む光の測定値または前記第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つが取得された後、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第2の非照明測定値を取得するように構成される、項目237に記載の煙検出器。
(項目239)
前記評価回路は、(i)前記第1の波長を含む光の測定値から、(a)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値と、(b)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第2の非照明測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値に、オフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成するように構成される、項目237に記載の煙検出器。
(項目240)
前記評価回路は、(i)前記第2の波長を含む光の測定値から、(a)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値と、(b)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第2の非照明測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の測定値に、オフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成するように構成される、項目237に記載の煙検出器。
(項目241)
前記評価回路は、
経過時間を測定するためのタイマと、
(i)前記タイマによって測定された複数の異なる時間において、少なくとも1つの光検出器から信号を受信し、(ii)前記検出された周囲光レベルに基づいて、信号を受信するための受信機と、
その間に光検出信号が受信される、前記複数の時間のうちの少なくとも1つの間、光を放出するように少なくとも1つの光エミッタを制御するためのコントローラと、
前記受信機によって受信された信号に基づいて、前記補正された第1の波長測定値および前記補正された第2の波長測定値を生成するための変換器と、
前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するための信号分析器と、
を備える、項目194に記載の煙検出器。
(項目242)
前記コントローラは、その間に光検出信号が受信される、前記複数の時間の少なくとも1つの他の間、光を放出しないように少なくとも1つの光エミッタを制御する、項目241に記載の煙検出器。
(項目243)
前記評価回路は、
少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第1の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の測定値を取得することと、
少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第2の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の測定値を取得することと、
前記筐体の外側の周囲光レベルを検出することと
を行うように構成される、項目194に記載の煙検出器。
(項目244)
前記評価回路は、
少なくとも部分的に、前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値に、第1のオフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成することと、
少なくとも部分的に、前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の測定値に、第2のオフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成することと
を行うように構成される、項目243に記載の煙検出器。
(項目245)
前記評価回路は、前記1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ前記第1の波長の光またはほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得するように構成される、項目243に記載の煙検出器。
(項目246)
前記評価回路は、
(i)前記第1の波長を含む光の測定値から、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値に、第1のオフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成することと、
(i)前記第2の波長を含む光の測定値から、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の測定値に、第2のオフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成することと
を行うように構成される、項目245に記載の煙検出器。
(項目247)
(a)筐体と、(b)1つまたはそれを上回る光エミッタと、(c)1つまたはそれを上回る光検出器とを備える、煙検出器を利用した煙検出の方法であって、
第1の時間において、少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第1の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第1の測定値を取得するステップと、
(i)前記第1の時間より早い第2の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第1の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第2の測定値を取得するステップと、または(ii)前記第1の時間より後の第3の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第1の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第3の測定値を取得するステップとのうちの少なくとも1つを行うステップと、
第4の時間において、少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第2の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第1の測定値を取得するステップであって、前記第2の波長は、前記第1の波長より長い、ステップと、
(i)前記第4の時間より早い第5の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第2の測定値を取得するステップと、または(ii)前記第4の時間より後の第6の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第3の測定値を取得するステップとのうちの少なくとも1つを行うステップと、
前記筐体の外側の周囲光レベルを検出するステップと、
(i)前記検出された周囲光レベルと、(ii)前記第1の波長の光の第2または第3の測定値のうちの少なくとも1つとに基づいて、前記第1の波長の光の第1の測定値を補正し、それによって、補正された第1の波長測定値を生成するステップと、
(i)前記検出された周囲光レベルと、(ii)前記第2の波長の光の第2または第3の測定値のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第2の波長の光の第1の測定値を補正し、それによって、補正された第2の波長測定値を生成するステップと、
前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップと、
を含む、方法。
(項目248)
前記第1の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの1つのみが、取得され、
前記補正された第1の波長測定値を生成するステップは、(i)前記第1の波長を含む光の第1の測定値から、前記第1の波長を含む光の前記第2または第3の測定値のうちの取得された1つを減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算するステップを含む、
項目247に記載の方法。
(項目249)
前記オフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、項目248に記載の方法。
(項目250)
前記第1の波長を含む光の第2および第3の測定値の両方が、取得され、
前記補正された第1の波長測定値を生成するステップは、(i)前記第1の波長を含む光の第1の測定値から、前記第1の波長を含む光の第2および第3の測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算するステップを含む、
項目247に記載の方法。
(項目251)
前記オフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、項目250に記載の方法。
(項目252)
前記第2の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの1つのみが、取得され、
前記補正された第2の波長測定値を生成するステップは、(i)前記第2の波長を含む光の第1の測定値から、前記第2の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの取得された1つを減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算するステップを含む、
項目247に記載の方法。
(項目253)
前記オフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、項目252に記載の方法。
(項目254)
前記第2の波長を含む光の第2および第3の測定値の両方が、取得され、
前記補正された第2の波長測定値を生成するステップは、(i)前記第2の波長を含む光の第1の測定値から、前記第2の波長を含む光の第2および第3の測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算するステップを含む、
項目247に記載の方法。
(項目255)
前記オフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、項目254に記載の方法。
(項目256)
前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップは、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較するステップを含み、煙粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第1の閾値より大きいとき、存在すると判定される、項目247に記載の方法。
(項目257)
前記第1の閾値は、約0.5%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルに対応する、項目256に記載の方法。
(項目258)
前記第1の閾値は、約4%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより小さい信号レベルに対応する、項目257に記載の方法。
(項目259)
前記第1の閾値は、約4%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより小さい信号レベルに対応する、項目256に記載の方法。
(項目260)
前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、前記煙粒子の平均直径より大きい平均直径を有する妨害粒子の存在を判定するステップをさらに含む、項目247に記載の方法。
(項目261)
前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップは、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較するステップを含み、煙粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第1の閾値より大きいとき、存在すると判定され、
前記妨害粒子の存在を判定するステップは、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第2の閾値と比較するステップを含み、妨害粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第2の閾値より小さいとき、存在すると判定される、
項目260に記載の方法。
(項目262)
前記第1の閾値は、前記第2の閾値とほぼ等しい、項目261に記載の方法。
(項目263)
前記第2の閾値は、前記第1の閾値より低い、項目261に記載の方法。
(項目264)
前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つに基づいて、前記筐体の外側の障害物の存在を判定するステップをさらに含む、項目247に記載の方法。
(項目265)
前記障害物の存在を判定するステップは、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つを障害物閾値と比較するステップを含み、障害物は、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つが前記障害物閾値より大きいとき、存在すると判定される、項目264に記載の方法。
(項目266)
前記障害物閾値は、前記1つまたはそれを上回る検出器の単一測定サイクルの間の煙の蓄積を介して達成不可能な信号レベルに対応する、項目265に記載の方法。
(項目267)
前記障害物閾値は、約40%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルに対応する、項目265に記載の方法。
(項目268)
(i)前記第1の波長を含む光の第1の測定値および前記第1の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの少なくとも1つが、100ミリ秒未満の時間周期にわたって取得され、(ii)前記第2の波長を含む光の第1の測定値および前記第2の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの少なくとも1つが、100ミリ秒未満の時間周期にわたって取得される、項目247に記載の方法。
(項目269)
(i)前記第1の波長を含む光の第1の測定値および前記第1の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの少なくとも1つが、1ミリ秒未満の時間周期にわたって取得され、(ii)前記第2の波長を含む光の第1の測定値および前記第2の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの少なくとも1つが、1ミリ秒未満の時間周期にわたって取得される、項目247に記載の方法。
(項目270)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタは、ある範囲の波長にわたって光を放出する広帯域光源を備え、前記第1および第2の波長は、前記波長の範囲内である、項目247に記載の方法。
(項目271)
前記広帯域光源は、白色発光ダイオードを備える、項目270に記載の方法。
(項目272)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタは、前記第1の波長で光を放出する第1の光エミッタと、前記第2の波長で光を放出する、前記第1の光エミッタと異なる第2の光エミッタとを備える、項目247に記載の方法。
(項目273)
前記煙検出器は、近接センサを備え、少なくとも1つの前記光検出器は、前記近接センサ内に内蔵される、項目247に記載の方法。
(項目274)
前記煙検出器は、前記近接センサから離散した周囲光センサを備え、少なくとも1つの前記光検出器は、前記周囲光センサ内に内蔵される、項目273に記載の方法。
(項目275)
前記第2の波長の光は、前記第1の時間に放出されない、項目247に記載の方法。
(項目276)
前記第1の波長の光は、前記第4の時間に放出されない、項目247に記載の方法。
(項目277)
前記第1の波長は、約300nm〜約480nmである、項目247に記載の方法。
(項目278)
前記第2の波長は、約630nm〜約1000nmである、項目247に記載の方法。
(項目279)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタのいずれも、前記第2および第3の時間に光を放出しない、項目247に記載の方法。
(項目280)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタのいずれも、前記第5および第6の時間に光を放出しない、項目247に記載の方法。
(項目281)
(a)筐体と、(b)1つまたはそれを上回る光エミッタと、(c)1つまたはそれを上回る光検出器とを備える、煙検出器を利用した煙検出の方法であって、
前記1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ前記第1の波長の光またはほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる第1の波長および前記第1の波長より長い第2の波長の光の第1の非照明測定値を取得するステップと、
少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第1の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の測定値を取得するステップと、
少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第2の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の測定値を取得するステップと、
前記筐体の外側の周囲光レベルを検出するステップと、
少なくとも部分的に、(i)前記検出された周囲光レベルと、(ii)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値に基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値を補正し、それによって、補正された第1の波長測定値を生成するステップと、
少なくとも部分的に、(i)前記検出された周囲光レベルと、(ii)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値に基づいて、前記第2の波長を含む光の測定値を補正し、それによって、補正された第2の波長測定値を生成するステップと、
前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップと、
を含む、方法。
(項目282)
前記補正された第1の波長測定値を生成するステップは、(i)前記第1の波長を含む光の測定値から、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値に、オフセットを加算するステップを含む、項目281に記載の方法。
(項目283)
前記オフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、項目282に記載の方法。
(項目284)
前記補正された第2の波長測定値を生成するステップは、(i)前記第2の波長を含む光の測定値から、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の測定値に、オフセットを加算するステップを含む、項目281に記載の方法。
(項目285)
前記オフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、項目284に記載の方法。
(項目286)
前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値は、前記第1の波長を含む光の測定値および前記第2の波長を含む光の測定値が取得される前に、取得される、項目281に記載の方法。
(項目287)
前記第1の波長を含む光の測定値または前記第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つは、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値が取得される前に、取得される、項目281に記載の方法。
(項目288)
前記第1の波長を含む光の測定値または前記第2の波長を含む光の測定値のうちの1つのみは、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値が取得される前に、取得される、項目281に記載の方法。
(項目289)
前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得後、前記1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ前記第1の波長の光またはほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第2の非照明測定値を取得するステップをさらに含む、項目281に記載の方法。
(項目290)
(i)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値は、前記第1の波長を含む光の測定値または前記第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つが取得される前に、取得され、(ii)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第2の非照明測定値は、前記第1の波長を含む光の測定値または前記第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つが取得された後、取得される、項目289に記載の方法。
(項目291)
前記補正された第1の波長測定値を生成するステップは、(i)前記第1の波長を含む光の測定値から、(a)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値と、(b)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第2の非照明測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値に、オフセットを加算するステップを含む、項目289に記載の方法。
(項目292)
前記オフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、項目291に記載の方法。
(項目293)
前記補正された第2の波長測定値を生成するステップは、(i)前記第2の波長を含む光の測定値から、(a)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値と、(b)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第2の非照明測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の測定値に、オフセットを加算するステップを含む、項目289に記載の方法。
(項目294)
前記オフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、項目293に記載の方法。
(項目295)
前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップは、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較するステップを含み、煙粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第1の閾値より大きいとき、存在すると判定される、項目281に記載の方法。
(項目296)
前記第1の閾値は、約0.5%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルに対応する、項目295に記載の方法。
(項目297)
前記第1の閾値は、約4%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより小さい信号レベルに対応する、項目296に記載の方法。
(項目298)
前記第1の閾値は、約4%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより小さい信号レベルに対応する、項目295に記載の方法。
(項目299)
前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、前記煙粒子の平均直径より大きい平均直径を有する妨害粒子の存在を判定するステップをさらに含む、項目281に記載の方法。
(項目300)
前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップは、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較するステップを含み、煙粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第1の閾値より大きいとき、存在すると判定され、
前記妨害粒子の存在を判定するステップは、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第2の閾値と比較するステップを含み、妨害粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第2の閾値より小さいとき、存在すると判定される、
項目299に記載の方法。
(項目301)
前記第1の閾値は、前記第2の閾値とほぼ等しい、項目300に記載の方法。
(項目302)
前記第2の閾値は、前記第1の閾値より低い、項目300に記載の方法。
(項目303)
前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つに基づいて、前記筐体の外側の障害物の存在を判定するステップをさらに含む、項目281に記載の方法。
(項目304)
前記障害物の存在を判定するステップは、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つを障害物閾値と比較するステップを含み、障害物は、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つが前記障害物閾値より大きいとき、存在すると判定される、項目303に記載の方法。
(項目305)
前記障害物閾値は、前記1つまたはそれを上回る検出器の単一測定サイクルの間の煙の蓄積を介して達成不可能な信号レベルに対応する、項目304に記載の方法。
(項目306)
前記障害物閾値は、約40%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルに対応する、項目304に記載の方法。
(項目307)
(i)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値と、(ii)前記第1の波長を含む光の測定値と、(iii)前記第2の波長を含む光の測定値とが、100ミリ秒未満の時間周期にわたって取得される、項目281に記載の方法。
(項目308)
(i)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値と、(ii)前記第1の波長を含む光の測定値と、(iii)前記第2の波長を含む光の測定値とが、1ミリ秒未満の時間周期にわたって取得される、項目281に記載の方法。
(項目309)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタは、ある範囲の波長にわたって光を放出する広帯域光源を備え、前記第1および第2の波長は、前記波長の範囲内である、項目281に記載の方法。
(項目310)
前記広帯域光源は、白色発光ダイオードを備える、項目309に記載の方法。
(項目311)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタは、前記第1の波長で光を放出する第1の光エミッタと、前記第2の波長で光を放出する、前記第1の光エミッタと異なる第2の光エミッタとを備える、項目281に記載の方法。
(項目312)
前記煙検出器は、近接センサを備え、少なくとも1つの前記光検出器は、前記近接センサ内に内蔵される、項目281に記載の方法。
(項目313)
前記煙検出器は、前記近接センサから離散した周囲光センサを備え、少なくとも1つの前記光検出器は、前記周囲光センサ内に内蔵される、項目312に記載の方法。
(項目314)
前記第1の波長は、約300nm〜約480nmである、項目281に記載の方法。
(項目315)
前記第2の波長は、約630nm〜約1000nmである、項目281に記載の方法。
(項目316)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタのいずれも、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値の取得の間、光を放出しない、項目281に記載の方法。
(項目317)
(a)筐体と、(b)1つまたはそれを上回る光エミッタと、(c)1つまたはそれを上回る光検出器とを備える、煙検出器を利用した煙検出の方法であって、
少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第1の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の測定値を取得するステップと、
少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第2の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の測定値を取得するステップであって、前記第2の波長は、前記第1の波長より長い、ステップと、
前記筐体の外側の周囲光レベルを検出するステップと、
少なくとも部分的に、前記検出された周囲光レベルに基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値を補正し、それによって、補正された第1の波長測定値を生成するステップと、
少なくとも部分的に、前記検出された周囲光レベルに基づいて、前記第2の波長を含む光の測定値を補正し、それによって、補正された第2の波長測定値を生成するステップと、
前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップと、
を含む、方法。
(項目318)
(i)前記補正された第1の波長測定値を生成するステップは、前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値に、第1のオフセットを加算するステップを含み、(ii)前記補正された第2の波長測定値を生成するステップは、前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値に、第2のオフセットを加算するステップを含む、項目317に記載の方法。
(項目319)
(i)前記第1のオフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づき、(ii)前記第2のオフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、項目318に記載の方法。
(項目320)
前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップは、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較するステップを含み、煙粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第1の閾値より大きいとき、存在すると判定される、項目317に記載の方法。
(項目321)
前記第1の閾値は、(i)約0.5%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベル、または(ii)約4%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより小さい信号レベルのうちの少なくとも1つに対応する、項目320に記載の方法。
(項目322)
前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、前記煙粒子の平均直径より大きい平均直径を有する妨害粒子の存在を判定するステップをさらに含み、
前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するステップは、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較するステップを含み、煙粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第1の閾値より大きいとき、存在すると判定され、
前記妨害粒子の存在を判定するステップは、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第2の閾値と比較するステップを含み、妨害粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第2の閾値より小さいとき、存在すると判定される、
項目317に記載の方法。
(項目323)
前記第1の閾値は、前記第2の閾値とほぼ等しい、項目322に記載の方法。
(項目324)
前記第2の閾値は、前記第1の閾値より低い、項目322に記載の方法。
(項目325)
少なくとも部分的に、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つを障害物閾値と比較することによって、前記筐体の外側の障害物の存在を判定するステップをさらに含み、障害物は、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つが前記障害物閾値より大きいとき、存在すると判定される、項目317に記載の方法。
(項目326)
前記障害物閾値は、(i)前記1つまたはそれを上回る検出器の単一測定サイクルの間の煙の蓄積を介して達成不可能な信号レベル、または(ii)約40%/フィートの前記筐体の外側の煙による視界低下を介して発生される信号レベルより大きい信号レベルのうちの少なくとも1つに対応する、項目325に記載の方法。
(項目327)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタは、ある範囲の波長にわたって光を放出する広帯域光源を備え、前記第1および第2の波長は、前記波長の範囲内である、項目317に記載の方法。
(項目328)
前記広帯域光源は、白色発光ダイオードを備える、項目327に記載の方法。
(項目329)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタは、前記第1の波長で光を放出する第1の光エミッタと、前記第2の波長で光を放出する、前記第1の光エミッタと異なる第2の光エミッタとを備える、項目317に記載の方法。
(項目330)
前記煙検出器は、近接センサを備え、少なくとも1つの前記光検出器は、前記近接センサ内に内蔵される、項目317に記載の方法。
(項目331)
前記煙検出器は、前記近接センサから離散した周囲光センサを備え、少なくとも1つの前記光検出器は、前記周囲光センサ内に内蔵される、項目330に記載の方法。
(項目332)
前記第1の波長は、約300nm〜約480nmである、項目317に記載の方法。
(項目333)
前記第2の波長は、約630nm〜約1000nmである、項目317に記載の方法。
(項目334)
前記1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ前記第1の波長の光またはほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得するステップをさらに含む、項目317に記載の方法。
(項目335)
(i)前記補正された第1の波長測定値を生成するステップは、前記第1の波長を含む光の測定値から、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算するステップを含み、(ii)前記補正された第2の波長測定値を生成するステップは、前記第2の波長を含む光の測定値から、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算するステップを含む、項目334に記載の方法。
(項目336)
前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値は、前記第1の波長を含む光の測定値および前記第2の波長を含む光の測定値が取得される前に、取得される、項目334に記載の方法。
(項目337)
前記第1の波長を含む光の測定値または前記第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つは、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値が取得される前に、取得される、項目334に記載の方法。
(項目338)
前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値は、前記第1の波長を含む光の測定値および前記第2の波長を含む光の測定値が取得された後に、取得される、項目334に記載の方法。
図面中、同様の参照文字は、概して、異なる図全体を通して、同一部分を指す。また、図面は、必ずしも、正確な縮尺ではなく、代わりに、概して、本発明の原理の例証に応じて、強調される。以下の説明では、本発明の種々の実施形態は、以下の図面を参照して説明される。
図1Aは、本発明の種々の実施形態による、異なる波長で放出する離散光エミッタと、離散近接センサと、離散周囲光センサとを伴う、煙検出器の断面図である。 図1Bは、本発明の種々の実施形態による、異なる波長で放出する離散光エミッタと、内蔵された周囲光センサを特徴とする近接センサとを伴う、煙検出器の断面図である。 図1Cは、本発明の種々の実施形態による、異なる波長で放出する離散光エミッタであって、内蔵された周囲光センサを特徴とする近接センサと本質的に同一平面にある、光エミッタと、煙検出器筐体とを伴う、煙検出器の断面図である。 図1Dは、本発明の種々の実施形態による、異なる波長で放出する離散光エミッタであって、部分的に、煙検出器筐体から突出する、光エミッタと、内蔵された周囲光センサを特徴とする近接センサとを伴う、煙検出器の断面図である。 図2Aは、本発明の種々の実施形態による、サンプリング体積内に位置する煙および周囲光源からの周囲光からの信号発生を図示する。 図2Bは、本発明の種々の実施形態による、異なる波長で放出する離散光エミッタと、離散近接センサと、離散周囲光センサと、光学要素とを伴う、煙検出器の断面図である。 図2Cは、本発明の種々の実施形態による、評価回路のブロック図である。 図3は、本発明の種々の実施形態による、周囲光信号と、補正されていない近接センサ信号と、部分的に補正された近接センサ信号と、補正された近接センサ信号とを表示する。 図4は、本発明の種々の実施形態による、いくつかの妨害および火災源に対する2つの異なる波長の補正された近接センサ信号の比率を表示する。 図5は、本発明の種々の実施形態による、煙粒子、妨害粒子、および障害物を区別するための方法を描写する、フロー図である。
煙粒子と妨害粒子との間の区別は、それぞれ、光の固有の波長を使用する、複数の信号を発生させることによって達成されてもよい。粉塵、粉末、料理煙霧質、または水蒸気等の煙以外の空気媒介粒子は、これらの粒子が直径約数ミクロンを有するため、近紫外線、可視、および近赤外線(例えば、約300〜1000nmの波長)全体を通して、概して等しく、光の種々の波長を散乱させる。しかしながら、典型的には、1ミクロン未満の直径を有する、煙粒子は、典型的には、より長い波長よりはるかに強くより短い波長の光を散乱させる。少なくとも1つが、青色、菫色、または紫外線等のより短い放出波長(例えば、約300〜480nmの波長)を伴い、少なくとも1つが、赤色または赤外線等のより長い放出波長(例えば、約630〜1000nmの波長)を伴う、複数の光エミッタを使用することによって、相対的信号が、比較され、外部サンプリング体積内の空気媒介粒子が煙粒子であるかどうかを判定してもよい。当業者に公知のように、特定の波長で放出する発光ダイオード(LED)およびレーザ等の光エミッタは、例えば、半導体ベースの光エミッタのバンドギャップおよび/またはレーザ発振キャビティサイズの選択および/または調節によって生成されてもよい。
図1Aは、本発明の種々の実施形態による、煙検出器を描写する。示されるように、煙検出器は、回路基板110上に搭載される(または別様に囲繞筐体120内に搭載される)、赤色光エミッタ500と、青色光エミッタ502と、近接センサ106と、周囲光センサ400とを含む。評価回路104はまた、回路基板110上に搭載されてもよい。これらの構成要素は全て、典型的には、少なくとも部分的に、1つまたはそれを上回る剛性材料(例えば、金属、プラスチック等)を含む、またはそれらから本質的に成る、煙検出器筐体120の内側に配置される。本発明の種々の実施形態では、筐体120は、赤色光エミッタ500、青色光エミッタ502、近接センサ106、および周囲光センサ400にわたって位置する、単一開口部130を有する。(図1Aに示されるように、開口部130は、その上にこれらの構成要素が搭載される、回路基板110と反対に配置されるという意味において、これらの構成要素の全てに「わたり」、煙検出器が、例えば、天井上に搭載される実施形態では、開口部130は、描写されるように、これらの構成要素の全ての「下」または「真下」に配置されるであろう。)窓が、開口部130内に(かつ少なくとも部分的に、それを閉鎖して)配置されてもよい。窓は、例えば、プラスチックおよび/またはガラスを含む、またはそれらから本質的に成ってもよく、概して、少なくとも部分的に、赤色光エミッタ500によって放出された光、青色光エミッタ502によって放出された光、および周囲光に透過性である。筐体120はまた、複数の開口部を有してもよく、各開口部は、少なくとも1つの構成要素にわたって位置し、開口部のうちの1つまたはそれを上回るもの内に(かつ少なくとも部分的に、それを閉鎖して)配置される、窓を有してもよい。本発明の種々の実施形態では、構成要素のうちの1つまたはそれを上回るものは、筐体120内の回路基板110または別のプラットフォームに接続されるが、部分的に、筐体120の外側に、例えば、開口部130を通して突出する。
赤色光エミッタ500および青色光エミッタ502は、実質的に異なる波長で放出する。本発明の種々の実施形態では、赤色光エミッタ500は、赤色および/または赤外線光を放出し、青色光エミッタ502は、青色、菫色、および/または紫外線光を放出する。概して、青色光エミッタ502は、赤色光エミッタ500によって放出される光より短い波長の光を放出し、したがって、用語「青色光エミッタ」および「赤色光エミッタ」は、本明細書では、任意の特定の光エミッタからの任意の特定の放出波長を含意するのではなく、便宜上、1つの光エミッタがより短い波長の光を放出することを示すために利用される。青色光エミッタ502は、約500nm未満の波長の光を放出してもよく、赤色光エミッタ500は、約500nm超の波長の光を放出してもよい。本発明の種々の実施形態では、2つを上回る光エミッタが、煙検出器内で利用されてもよく、それぞれ、他の光エミッタと実質的に異なる波長を伴う。本発明の種々の実施形態では、別個の光検出器が、煙検出器内の各光エミッタのために利用されてもよい。本発明の種々の実施形態では、広スペクトルの光が、単一光エミッタによって、煙検出器から放出されてもよく、それぞれ、異なる波長または範囲の波長に対する感度を伴う、複数の異なる光検出器が、利用されてもよい。例えば、第1の光検出器は、赤色および/または赤外線光により敏感であってもよく、第2の光検出器は、青色、菫色、および/または紫外線光により敏感であってもよい。別の実施例では、第1の光検出器は、可視および赤外線光の両方に敏感であってもよく、第2の光検出器は、可視光のみに敏感であってもよい。単一広帯域エミッタは、典型的には、広範囲の波長にわたって光を放出し、1つまたはそれを上回る白色LED(すなわち、白色光または白色光に非常に近似する混合光を放出するLED)を含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。異なる放出波長を伴う複数の異なる光エミッタもまた、複数の光検出器と併用されてもよい。当業者に公知のように、特定の波長の光に敏感な光検出器等の光検出器は、例えば、半導体ベースの光検出器のバンドギャップの選択および/または調節によって生成されてもよい。
少なくとも1つの光検出器は、近接センサ106の一部であってもよく、かつその中に内蔵されてもよい。近接センサ106はまた、近接センサ106と別個であって、かつそこから離散する構成要素であり得る、赤色光エミッタ500および青色光エミッタ502の動作を制御してもよい。例示的近接センサ106は、本実施形態では、Silicon Laboratories Inc.(Austin, TX)から利用可能なSilicon Laboratories Si114x近接/周囲光センサである。赤色光エミッタ500および青色光エミッタ502のうちの少なくとも1つはまた、近接センサ106内に内蔵されてもよい。例示的近接センサ106は、本実施形態では、Vishay Intertechnology, Inc.(Malvern, PA)から利用可能なVishay Intertechnology VCNL4000完全統合型近接および周囲光センサである。近接センサ106内に内蔵されない場合、赤色光エミッタ500および青色光エミッタ502は、近接センサ106によって外部から駆動されてもよい。少なくとも1つの光検出器は、周囲光センサ400の一部であって、その中に内蔵されてもよい。周囲光センサ400内の光検出器は、概して、可視光に敏感であるが、また、紫外線および/または赤外線光にも敏感であってもよい。光検出器は、デバイスを照明する光の存在を示す、および/またはその特性を測定する、1つまたはそれを上回るデバイスを含む、またはそれらから本質的に成る。例えば、光検出器は、光に暴露されると、電荷(すなわち、電子信号)を生成してもよい。例示的光検出器は、フォトダイオード、光検出器、光電導体、および/または集光器を含む。本発明の代替実施形態は、煙検出器の機能性を改変せずに、近接センサの代わりに、離散光エミッタおよび光検出器を使用する。本発明の他の代替実施形態は、煙検出器の機能性を改変せずに、周囲光センサの代わりに、離散光検出器を使用する。
図1Bに示されるように、本発明の好ましい実施形態では、周囲光センサ400は、近接センサ106の一部であって、さらにその中に内蔵され、統合された近接/周囲光センサ140を形成する。統合された近接/周囲光センサ140内では、近接センサ制御回路は、典型的には、周囲光センサ制御回路から別個であるが、近接センサおよび周囲光センサは、少なくとも1つの共通光検出器を使用してもよい。赤色光エミッタ500および青色光エミッタ502のうちの少なくとも1つはまた、統合された近接/周囲光センサ140の一部であって、かつその中に内蔵されてもよい。
赤色光エミッタ500および青色光エミッタ502によって放出された光の最大量が、外部サンプリング体積に到達するために、特に、開口部130の幅が放出された光の幅と同等またはそれ未満である場合、光が筐体120によってほとんど遮断されないように、光エミッタを位置付けることが有利となり得る。図1Cにおける一実施形態に示されるように、赤色光エミッタ500および青色光エミッタ502の先端部分は筐体120と本質的に同一平面にある。図1Dにおける別の実施形態に示されるように、赤色光エミッタ500および青色光エミッタ502は、部分的に、開口部130を通して筐体120から突出する。これらの2つの実施形態では、赤色光エミッタ500および青色光エミッタ502は、回路基板110上に搭載される、または回路基板110に別様に電気的に接続された別個の回路基板上、例えば、ドーターボードまたはフレックス回路基板上に搭載されてもよい。
電子信号は、光が近接センサ106、統合された近接/周囲光センサ140、および周囲光センサ400内に内蔵される光検出器によって収集(または「感知」または「検出」)されると、発生される。図2Aに示されるように、少なくとも3つの信号が、空気媒介粒子530が外部サンプリング体積内に存在するとき、発生されてもよい。赤色光エミッタ500から放出されたビーム520(例えば、赤色または赤外線光を含む、またはそれから本質的に成ってもよい)は、筐体120内の開口部130を通して通過し、空気媒介粒子530によって散乱され、赤色散乱ビーム522を発生させ得る。赤色散乱ビーム522の少なくとも一部は、筐体120内の開口部130を通して後方に通過し、近接センサ106によって収集され、「赤色信号」を生成し得る。青色光エミッタ502から放出されたビーム524(例えば、青色、菫色、および/または紫外線光を含む、またはそれらから本質的に成ってもよい)もまた、筐体120内の開口部130を通して通過し、空気媒介粒子530によって散乱され得る。青色散乱ビーム526の少なくとも一部は、筐体120内の開口部130を通して後方に通過し、近接センサ106によって収集され、「青色信号」を発生し得る。周囲光源212からの周囲光ビーム214もまた、筐体120内の開口部130を通して通過し、周囲光センサ400によって収集され、「周囲信号」を発生し得る。実施例周囲光源は、太陽光、または白熱、蛍光、ハロゲン、もしくはLED電球からの光を含む。周囲光ビーム214は、筐体120内の開口部130を通して通過後、また、部分的に、近接センサ106によって収集され得、したがって、赤色信号および/または青色信号に寄与し得る。
信号はまた、障害物が外部サンプリング体積内に存在するときにも発生され得る。障害物は、限定ではないが、人、家具、または清掃器具等、煙粒子または妨害粒子以外の任意の物体であり得る。
本発明の種々の実施形態では、赤色光エミッタ500および青色光エミッタ502によって放出された光は、相互から信号を一時的に区別するために、別個にパルス化され、電力消費を低減させてもよい。例えば、光エミッタ500、502のうちの1つのみが、任意の特定の時間に光を放出してもよい。別の実施例として、青色光エミッタ502は、煙検出器近傍の人により視覚的に目立たないように、赤色光エミッタ500より低頻度でパルス化されてもよい。したがって、青色信号は、赤色信号より低頻度で収集および/または処理されてもよい。
図2Bに示されるように、光学要素220が、筐体120内に配置されてもよい。一般に、光学要素220は、赤色光エミッタ500から放出されたビーム520の少なくとも一部および青色光エミッタ502から放出されたビーム524の少なくとも一部の軌道を偏向させる。光学要素220は、レンズ、プリズム、もしくは格子等の屈折要素、またはミラー等の反射要素を含む、またはそれらから本質的に成ってもよい。同様に、複数の光学要素が、放出されたビーム520および放出されたビーム524の軌道を偏向させるために使用されることができる。放出されたビームの軌道の偏向は、近接センサ106の頭上により近くなる(すなわち、より直接、それにわたって配置される)ように、放出されたビームによって画定されるサンプリング体積の位置および/またはサイズを偏移させる。(具体的には、サンプリング体積は、近接センサ106から生じ、回路基板110および/または筐体120の平面に垂直な想像線が、サンプリング体積を通して通過するように位置付けられてもよい。)これは、サンプリング体積が近接センサ106からより離れた実施形態と比較して、近接センサ106によって収集される赤色および青色信号を増加させ、それによって、サンプリング体積の内側の粒子に対する煙検出器の感度を増加させる。いくつかの実施形態では、放出されたビームは、1つまたはそれを上回る光学要素220によって集束され、それによって、サンプリング体積のサイズを減少させる。すなわち、焦点が、赤色および青色信号の強度を増加させるために、直接、近接センサ106にわたって配置され得る。
近接センサ106および周囲光センサ400内の光検出器によって収集される信号の少なくとも一部は、典型的には、信号を分析し、煙粒子、妨害粒子、または障害物が、サンプリング体積内に存在するかどうかを判定する、評価回路104に伝送される。図2Cは、(限定ではないが)メモリ240、受信機250、信号分析器260、変換器270、コントローラ280、および/またはタイマ290を含み得る、評価回路104の種々の構成要素を図式的に描写する。メモリ240は、感知および/または制御動作において利用される所定の値(例えば、閾値)を記憶してもよく、および/または感知、補正、および/または変換(例えば、平滑化)される間および/またはその後、種々の信号値を記憶してもよい。メモリ240の少なくとも一部は、揮発性であってもよく、メモリ240の少なくとも一部は、不揮発性であってもよい。受信機250は、煙検出器の他の構成要素(例えば、光検出器および他のセンサ)から信号を受信し、信号を評価回路104の他の部分にルーティングしてもよい。信号分析器260は、受信(および/または補正ならびに/もしくは変換)された信号と種々の所定の閾値レベルおよび/または以前に受信(および/または補正ならびに/もしくは変換)された信号を比較し、煙粒子、妨害粒子、または障害物が存在するかどうかを判定してもよい。変換器(または「変形モジュール」もしくは「変換モジュール」)270は、受信された信号を変換し、例えば、雑音を低減もしくは排除し、および/またはドリフトを補償してもよい。例えば、変換器270は、平滑法(例えば、指数平滑法および/または移動平均平滑法)、フィルタ処理(例えば、高域通過、低域通過、および/または帯域通過フィルタ処理)、回帰、および/または他の数値変換技法を実装してもよい。変換器270はまた、以下に詳述されるように、例えば、1つまたはそれを上回る光検出器および/または周囲光センサからの他の受信された信号に基づいて、受信された信号を補正してもよい。コントローラ280は、光エミッタ、光検出器、および/または煙検出器の他の構成要素を制御してもよい。例えば、コントローラ280は、感知されたアラーム状態に応答して、または試験シーケンスの一部として、可聴アラームを放出するスピーカおよび/または光源を制御してもよい。タイマ290は、種々の感知された状態の間もしくはそれ以降に経過した時間を測定してもよく、および/または種々の感知もしくは試験シーケンスにおいて利用される所定の遅延を測定するために利用されてもよい。
評価回路104(および/またはその構成要素のいずれかもしくは全て)は、汎用マイクロプロセッサであってもよいが、実装に応じて、代替として、マイクロコントローラ、周辺集積回路要素、特定顧客向け(CSIC)、特定用途向け集積回路(ASIC)、論理回路、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、プログラマブル論理アレイ(PLA)等のログラマブル論理デバイス、RFIDプロセッサ、スマートチップ、または本発明の実施形態のプロセスのステップを実装可能な任意の他のデバイスもしくはデバイスの配列であってもよい。好ましい実施形態では、評価回路104は、マイクロコントローラである。評価回路104は、したがって、近接センサ106および/または周囲光センサ400と同一の統合された回路チップの一部とモノリシックに統合されてもよい、または評価回路104は、近接センサ106および/または周囲光センサ400を含有する(かつ有線または無線手段によってそこに相互接続される)チップと別個かつ離散したチップ上に配置されてもよい。さらに、評価回路104の機能の少なくともいくつかは、ソフトウェア内に、および/または混合ハードウェア−ソフトウェアモジュールとして、実装されてもよい。本明細書に説明される機能性を実装するソフトウェアプログラムは、FORTRAN、PASCAL、JAVA(登録商標)、C、C++、C#、BASIC、種々のスクリプト言語、および/またはHTML等のいくつかの高級言語のいずれかで書き込まれてもよい。加えて、ソフトウェアは、評価回路104内に常駐するマイクロプロセッサにダイレクトされるアセンブリ言語で実装されてもよい。ソフトウェアは、限定ではないが、フロッピー(登録商標)ディスク、ジャンプドライブ、ハードディスク、光ディスク、磁気テープ、PROM、EPROM、EEPROM、フィールドプログラマブルゲートアレイ、CDROM、またはDVDROMを含む、製造品上で具現化されてもよい。ハードウェア−ソフトウェアモジュールを使用する実施形態は、例えば、1つまたはそれを上回るFPGA、CPLD、またはASICプロセッサを使用して実装されてもよい。
前述のように、周囲光ビーム214の輝度は、部分的に、近接センサによって測定される赤色信号および/または青色信号に寄与し得る。周囲光レベルに変化が生じると、これは、赤色および/または青色信号の変化を生じさせ得、サンプリング体積内に粒子または物体が存在しない場合でも、誤アラームを生じさせ得る。周囲光レベルの変化は、室内光がオンにされる、もしくは電球の輝度出力にACリップルが生じるとき等、ほぼ瞬間的に生じ得る、または周囲光レベルの変化は、日没または日の出時のほぼ夕暮れもしくは夜明けの際等、非常にゆっくり生じ得る。
本発明の好ましい実施形態では、周囲光レベルの変化を補償するために、近接センサ106によって測定された赤色信号および青色信号は、周囲光センサ400によって測定された周囲信号の値に基づいて、評価回路104によって補正される。図3は、本発明の種々の実施形態による、周囲光補正の適用を図示する。図3における例示的信号では、部屋は、最初、暗く(裸眼によって知覚されるように)、次いで、第1の時間において、白熱電球が、オンにされ、次いで、第2の時間において、白熱電球が、オフにされる。いずれの時間においても、いかなる粒子または障害物も、サンプリング体積に進入していない。例示的一時的周囲光信号310では、3つの固有の領域が、観察される。すなわち、部屋が暗く、周囲光レベルが低く、静的であるときの第1の領域と、白熱電球がオンにされ、周囲光レベルが上昇し、動的であるときの第2の領域と、白熱電球がオフにされ、周囲光レベルが、再び、低く、静的であるときの第3の領域とである。第2の領域における鋸歯状パターンは、白熱電球の輝度出力におけるACリップルに起因し、これは、電球がオフのときには存在しない。例示的かつ一時的な補正されていない赤色信号320は、周囲光信号310と同一時間間隔にわたって、近接センサ106によって出力される。第1および第3の領域では、補正されていない赤色信号320は、ほぼ静的である。第2の領域では、補正されていない赤色信号320は、周囲光信号310と時間的に相関する、類似鋸歯状パターンを有する。本発明の種々の実施形態では、補正されていない赤色信号320は、第1の補正を受け、鋸歯状パターンを排除する。第1の補正では、近接センサ106は、短時間周期、例えば、1ミリ秒未満のうちに3回の測定を行う。すなわち、赤色光エミッタ500が照明されないときの1回目の測定と、赤色光エミッタ500が照明されるときの2回目の測定と、赤色光エミッタ500が再び照明されないときの3回目の測定とである。1回目および3回目の測定値が、平均され(例えば、非加重平均または測定値のうちの一方に他方より加重する加重平均)、2回目の測定値から減算される。代替実施形態では、少なくとも、ACリップルのナイキスト比率と同じくらい頻繁に測定が行われ、リップルの振幅が、評価回路104によって適合され、補正されていない赤色信号320から実質的に排除される。第1の補正後、部分的に補正された赤色信号322がもたらされる。120Hz AC光リップル時間周期(約8.3ms)よりはるかに短い時間周期(例えば、<1ms)にわたって、3回の測定を行うことによって、部分的に補正された赤色信号322内の鋸歯状パターンは、排除される。しかしながら、依然として、第2の領域内に残留オフセットが存在する。オフセットの大きさは、周囲光レベルの輝度に関連する。本発明のいくつかの実施形態では、赤色光エミッタ500が照明されていないときの1回のみの測定が、行われ(赤色光エミッタが照明されるときの測定前または後のいずれか)、および/または照明された信号を補正し、部分的に補正された赤色信号322を生成するために利用される(すなわち、平均せずに)。しかしながら、光エミッタが照明されていないときの複数回の測定を利用する実施形態は、特に、光レベルの急激な変化を伴う環境において、および/または光エミッタが多雑音または高発振光を放出するとき、そこから煙および/または妨害粒子の存在がより正確に判定され得る、信号を提供し得る。本発明の種々の実施形態では、部分的に相関する赤色信号322は、周囲光センサ400によって測定された周囲信号に基づいて、第2の補正を受ける。第2の補正では、部分的に補正された赤色信号は、以下に従って、周囲信号によって調節される。
Rc=R+f(A,R)
式中、Rcは、補正された赤色信号であって、Rは、補正されていない(または部分的に補正された)赤色信号であって、Aは、周囲信号である。関数f(A,R)は、Aのみ、Rのみ、またはAおよびRの両方の線形または多項式関数であってもよい。好ましい実施形態では、関数f(A,R)は、f(A)=mAの形態をとるAのみの線形関数であって、式中、mは、一定スカラーである。第2の補正後、補正された赤色信号324が生じる。第2の補正は、第2の領域内の残留オフセットを減少させる、または実質的に排除する。赤色信号の補正のみが、本実験に例証されたが、赤色信号および青色信号の両方が、本技法を使用して補正されてもよい。いくつかの実施形態では、赤色および青色信号は両方とも、同一の1つまたはそれを上回る非照明測定値(すなわち、赤色または青色光の放出を伴わずに行われた測定)に基づいて、補正される。
センサが、直接、太陽または非常に明るい電球によって照明されるとき等、近接センサ106および/または周囲光センサ400上への周囲光ビーム214の輝度が、非常に強くなる場合、いずれかのセンサは、飽和し得、信号を出力することを防止し、さらに、煙検出器の動作を効果的に停止させ得る。いずれかのセンサが、飽和する、または飽和レベルに近い閾値信号(例えば、飽和レベルの90%)に到達する場合、評価回路104は、より低い応答度を伴う、近接センサ106または周囲光センサ400内に内蔵される異なる光検出器に切り替え、飽和状態を回避し、直接、非常に高い周囲光レベルに暴露されるときでも、煙検出器の動作を保証してもよい。代替として、いずれかのセンサが、飽和する、または飽和レベルに近い閾値信号に到達する場合、評価回路104は、近接センサ106または周囲光センサ400内に内蔵される光検出器の利得を低下させ、飽和状態を回避してもよい。
補正された赤色および青色信号は、サンプリング体積の内側の粒子が煙粒子または妨害粒子であるかどうかを判定するために使用されてもよい。前述のように、妨害粒子は、これらの粒子が直径約数ミクロンを有するため、赤色(および赤外線)ならびに青色(および菫色および紫外線)光を概して等しく散乱させる一方、煙粒子は、これらの粒子が直径1ミクロン未満を有するため、赤色光より強く青色光を散乱させる。サンプリング体積内の粒子の補正された青色信号と補正された赤色信号との間の比率または差異を求めることによって、評価回路104は、粒子が煙粒子または妨害粒子であるかどうかを判定し得る。図4は、本発明の種々の実施形態による、種々の源の補正された青色信号と補正された赤色信号との比率(Bc/Rcとして指定される)を示す。実験試験では、妨害源(白色バーによって表される)および火災源(黒色バーによって表される)の両方が、試験された。火災源は、余燼(文字「S」によって表される)と火炎火災(文字「F」によって表される)に分割される。妨害源の補正された青色/赤色信号比率は、概して、火災源の補正された青色/赤色信号比率より小さい。また、余燼源の補正された青色/赤色信号比率は、概して、火炎火災源の補正された青色/赤色信号比率より小さい。本発明のある実施形態では、補正された青色/赤色信号比率が第1の比率閾値420を上回る場合、サンプリング体積内の粒子は、煙粒子であると判定される。補正された青色/赤色信号比率が、第2の比率閾値422を下回る場合、サンプリング体積内の粒子は、妨害粒子であると判定される。補正された青色/赤色信号比率が、第1の比率閾値420と第2の比率閾値422との間にある場合、粒子に関する判定は行われず、付加的測定が行われてもよい。本発明のいくつかの実施形態では、第1および第2の比率閾値420、422は、実質的に等しい。すなわち、1つのみの比率閾値が、煙と妨害粒子との間で判定を行うために利用される。
検出された信号(例えば、赤色信号、青色信号、または周囲信号)における雑音およびドリフトの影響を最小限にするために、評価回路104は、平滑法を信号に適用してもよい。好ましい実施形態では、平滑法は、指数平滑法である。具体的には、電流センサ読取値xに関して、平滑化された信号Sは、以下の値が割り当てられる。
S:=αx+(1−α)S
式中、αは、平滑係数である。前述の式中の代入演算子(‘:=’)の使用によって含意されるように、平滑化された信号Sは、別の変数の使用を伴わずに更新され得る。平滑係数αは、0<α<1の範囲内である。
本発明の種々の実施形態では、低速変動および高速変動信号は、2つの平滑化された信号を計算し、差異を求めることによって区別され得る。第1の平滑化された信号は、典型的には、0.01<α<1の範囲内のより大きい平滑係数αを有する。これは、有意な遅滞を伴わずに、数秒または数分にわたって変化する信号を追跡し得る。第2の平滑化された信号は、典型的には、0.0001<α<0.01の範囲内のより小さい平滑係数αを有する。これは、有意な遅滞を伴わずに、数時間にわたって変化する信号のみを追跡し得る。信号に低速変動ドリフトが存在するとき、第1および第2の平滑化された信号は両方とも、有意な遅滞を伴わずに、ドリフトを追跡し得る。信号差は、この場合、典型的には、ほぼゼロとなるであろう。対照的に、サンプル体積内への煙粒子、妨害粒子、または障害物の侵入は、信号により高速な変動をもたらす。第1の平滑化された信号は、有意な遅滞を伴わずに、変化を追跡し得るが、第2の平滑化された信号は、概して、そうではないであろう。信号差は、この場合、典型的には、アラーム閾値を超え得る、正値を有するであろう。
第2の平滑化された信号が第1の平滑化された信号より常に大きい場合(検出された信号に低下が存在する場合に生じ得る)、第2の平滑化された信号は、第1の平滑化された信号の値が割り当てられる。これは、任意の潜在的アラーム状態が、遅延されないように、または検出されないことがないように、検出された信号に増加が存在するとき、信号差が、常時、正となるであろうことを保証する。
補正された赤色信号または補正された青色信号(以下、信号と称される)のいずれかに基づく、信号差は、サンプリング体積の内側の物体が粒子または障害物であるかどうかを判定するために使用されてもよい。これは、2つの閾値、すなわち、障害物閾値および煙閾値を確立することによって、遂行されてもよい。固体物体は、煙粒子よりはるかに大きい断面積を有し、したがって、物体は、概して、40%/フィートを上回る非常に強力な煙による視界低下(または密度)に対しても、煙粒子より明らかに強い信号を生成するであろう。したがって、障害物閾値は、好ましくは、煙による視界低下が約40%/フィートであるときに発生される信号より高く設定される。信号が、所定の時間量の間、障害物閾値を超える場合、障害物アラーム(すなわち、煙検出器自体または外部通知デバイス上の可聴音または可視光)が、アクティブ化されてもよい。所定の遅延は、外部サンプリング体積を通して通過する昆虫等、一過性の事象から望ましくない(または「誤」)アラームを排除する。
煙閾値は、典型的には、障害物閾値より低く設定される。煙閾値は、煙による視界低下が外部サンプリング体積内の約0.5.%/フィートを超えるが、典型的には、約4%/フィートを上回らないときに発生される信号に対応してもよい。信号が、所定の時間量の間、煙閾値を超える場合、煙アラーム(すなわち、煙検出器自体または外部通知デバイス上の可聴音または可視光)が、アクティブ化されてもよい。煙アラームは、音、持続時間、音量、強度、色、および/または周波数が障害物アラームと異なってもよい。
煙検出器の手動システム試験が、所定の時間量(例えば、2〜20秒の最小持続時間)の間、手またはほうきの柄等の物体を外部サンプリング体積の中に侵入させ、信号を意図的に増加させ、障害物アラームまたは煙アラームのいずれかをアクティブ化することによって、行われてもよい。アラームがすでにアクティブ化されている場合、物体が、所定の時間量の間、外部サンプリング体積の中に侵入され、一時的または恒久的に(少なくとも、現在感知されている状態の間、および/または煙検出器がリセットされるまで)、アラームを静音化させてもよい。
前述の種々の実施形態では、評価回路104は、検出された信号の一時的パターンを分析し、煙検出器のサンプリング体積内に煙粒子、妨害粒子、または障害物が存在するかどうかを判定し、煙アラーム、障害物アラーム、または無アラームをアクティブ化させるかどうかの適切な措置を講じる。該当する場合、存在する状態を判定する別の例示的技法は、図5に図示される。これは、検出または計算された信号のいずれも任意の閾値を超えないときに煙検出器によって追従され得、かつ(例えば、図2Bに描写されるような)評価回路104によって実行され得る、例示的スタンバイシーケンスである。
プロセスステップ540では、補正されていない赤色信号R、補正されていない青色信号B、および周囲信号Aが、測定される。ある実施形態では、信号はいずれも、複数の測定値の平均であってもよい。別の実施形態では、信号平滑法が、これらの信号のいずれかまたは全てに適用されてもよい。別の実施形態では、全信号の測定は、100ミリ秒未満、好ましくは、1ミリ秒未満のうちに生じる。別の実施形態では、短遅延(例えば、約0.1〜10秒)が、測定前に挿入され、煙検出器の電力消費を低減させてもよい。そのような電力消費の低減は、煙検出器がバッテリによって給電されるとき、バッテリ寿命を延長させるために重要であり得る。別の実施形態では、補正されていない青色信号は、補正されていない赤色信号より低頻度で測定されてもよい。
プロセスステップ542では、補正された赤色信号Rcおよび補正された青色信号Bcが、補正されていない赤色信号R、補正されていない青色信号B、および周囲信号Aに基づいて、計算される。ある実施形態では、前述のように、Rc=R+f(A,R)およびBc=B+f(A,B)である。好ましい実施形態では、Rc=R+mAおよびBc=B+nAであって、式中、mおよびnは、スカラー定数である。
決定ステップ544では、Rcが規定された障害物閾値を上回る場合、障害物が、サンプリング体積内に存在し、障害物検出シーケンス552が、アクティブ化されてもよい。煙粒子または妨害粒子が外部サンプリング体積内に存在するとき、非常に高い視界低下密度を伴っても、粒子から散乱された光の量は、典型的には、依然として、外部サンプリング体積内の物理的障害物から反射された光の量未満である。これは、特に、粒子が、典型的には、スタンバイシーケンスの1回の測定サイクル内に高視界低下密度を蓄積せず、物理的障害物が、1回の測定サイクル内で外部サンプリング体積の中に侵入され得、サイクル間におけるRcの急増につながるため、該当する。障害物閾値は、好ましくは、1回の測定サイクル以内の煙の蓄積によって合理的に到達されることができないレベルに設定される。代替実施形態では、Bcは、Rcの代わりに、決定変数として使用される。
決定ステップ546では、Rcが規定された煙閾値を上回る(かつ障害物閾値未満である)場合、障害物以外のものがサンプリング体積内に存在することを示す。条件が該当しない場合、プロセスステップ540は、繰り返される。煙閾値は、典型的には、障害物閾値未満である。ほとんどの任意の電気信号と同様に、信号は、典型的には、雑音を含有し、これは、「真」の信号に追加されるランダム信号として特徴付けられ得る。煙閾値は、好ましくは、雑音の追加を通して合理的に達成されることができないレベルに設定される。好ましい実施形態では、煙閾値は、煙による視界低下が外部サンプリング体積内の約0.5%/フィートを超えるが、典型的には、約4%/フィートを上回らないときに発生される信号に対応してもよい。代替実施形態では、Bcは、Rcの代わりに、決定変数として使用される。
決定ステップ548では、比率Bc/Rcが規定された第1の比率閾値(例えば、第1の比率閾値420)を上回る場合、煙粒子が、サンプリング体積内に存在し、煙検出シーケンス554が、アクティブ化されてもよい。第1の比率閾値は、典型的には、火炎および余燼によって発生される煙粒子に対して測定される比率未満である。第1の比率閾値は、典型的には、以下に説明される第2の比率閾値を上回る。
決定ステップ550では、比率Bc/Rcが規定された第2の比率閾値(例えば、第2の比率閾値422)未満である場合、妨害粒子がサンプリング体積内に存在し、妨害物検出シーケンス556が、アクティブ化されてもよい。条件が該当しない場合、プロセスステップ540は、繰り返される。第2の比率閾値は、典型的には、第1の比率閾値未満である。第2の比率閾値は、典型的には、妨害粒子に対して測定された比率を上回る。ある実施形態では、第1の比率閾値および第2の比率閾値は、ほぼ等しくてもよい。
本明細書で採用される用語および表現は、説明の用語および表現として使用され、限定ではなく、そのような用語および表現の表現の使用に、図示および説明される特徴またはその一部の任意の均等物を除外する意図がない。加えて、本発明のある実施形態が説明されたが、本明細書に開示される概念を組み込む他の実施形態が、本発明の精神および範囲から逸脱することなく使用されてもよいことは、当業者に明白となるであろう。故に、説明される実施形態は、あらゆる観点において、例証にすぎず、制限ではないと見なされるべきである。

Claims (77)

  1. (a)筐体と、(b)1つまたはそれを上回る光エミッタと、(c)1つまたはそれを上回る光検出器とを備える、煙検出器を利用した煙検出の方法であって、
    第1の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第1の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第1の測定値を取得することと、
    前記第1の時間の後の第2の時間において、少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第1の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第2の測定値を取得することと、
    前記第2の時間の後の第3の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第1の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第3の測定値を取得することと、
    第4の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第1の測定値を取得することであって、前記第2の波長は、前記第1の波長より長い、ことと、
    前記第4の時間の後の第5の時間において、少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第2の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第2の測定値を取得することと、
    前記第5の時間の後の第6の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第3の測定値を取得することと、
    前記筐体の外側の周囲光レベルを検出することと、
    (i)前記検出された周囲光レベルと、(ii)前記第1の波長を含む光の第1または第3の測定値のうちの少なくとも1つとに基づいて、前記第1の波長を含む光の第2の測定値を補正し、それによって、補正された第1の波長測定値を生成することと、
    (i)前記検出された周囲光レベルと、(ii)前記第2の波長を含む光の第1または第3の測定値のうちの少なくとも1つとに基づいて、前記第2の波長を含む光の第2の測定値を補正し、それによって、補正された第2の波長測定値を生成することと、
    前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定することと
    含む、方法。
  2. 前記補正された第1の波長測定値を生成することは、(i)前記第1の波長を含む前記光の第2の測定値から、前記第1の波長を含む前記光の第1および第3の測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む前記光の第2の測定値に、オフセットを加算することを含む、請求項に記載の方法。
  3. 前記オフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、請求項に記載の方法。
  4. 前記補正された第2の波長測定値を生成することは、(i)前記第2の波長を含む前記光の第2の測定値から、前記第2の波長を含む前記光の第1および第3の測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む前記光の第2の測定値に、オフセットを加算することを含む、請求項に記載の方法。
  5. 前記オフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、請求項に記載の方法。
  6. 前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定することは、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較することを含み、煙粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第1の閾値より大きいとき、存在すると判定される、請求項に記載の方法。
  7. 前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、前記煙粒子の平均直径より大きい平均直径を有する妨害粒子の存在を判定することをさらに含む、請求項に記載の方法。
  8. 前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定することは、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較することを含み、煙粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第1の閾値より大きいとき、存在すると判定され、
    前記妨害粒子の存在を判定することは、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第2の閾値と比較することを含み、妨害粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第2の閾値より小さいとき、存在すると判定される、請求項に記載の方法。
  9. 前記第1の閾値は、前記第2の閾値とほぼ等しい、請求項に記載の方法。
  10. 前記第2の閾値は、前記第1の閾値より低い、請求項に記載の方法。
  11. 前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つに基づいて、前記筐体の外側の障害物の存在を判定することをさらに含む、請求項に記載の方法。
  12. 前記障害物の存在を判定することは、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つを障害物閾値と比較することを含み、障害物は、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つが前記障害物閾値より大きいとき、存在すると判定される、請求項11に記載の方法。
  13. 前記障害物閾値は、前記1つまたはそれを上回る検出器の単一測定サイクルの間の煙の蓄積を介して達成不可能な信号レベルに対応する、請求項12に記載の方法。
  14. 前記1つまたはそれを上回る光エミッタは、ある範囲の波長にわたって光を放出する広帯域光源を備え、前記第1および第2の波長は、前記波長の範囲内である、請求項に記載の方法。
  15. 前記広帯域光源は、白色発光ダイオードを備える、請求項14に記載の方法。
  16. 前記1つまたはそれを上回る光エミッタは、前記第1の波長で光を放出する第1の光エミッタと、前記第2の波長で光を放出する、前記第1の光エミッタと異なる第2の光エミッタとを備える、請求項に記載の方法。
  17. 前記第1の波長は、約300nm〜約480nmである、請求項に記載の方法。
  18. 前記第2の波長は、約630nm〜約1000nmである、請求項に記載の方法。
  19. 煙検出器であって、
    筐体と、
    前記筐体の外側から、第1の波長および前記第1の波長より長い第2の波長の光を放出するための1つまたはそれを上回る光エミッタと、
    (i)前記1つまたはそれを上回る光検出器に後方反射され、それによって、前記第1および第2の波長を含む反射された光の測定値を提供する、前記1つまたはそれを上回る光エミッタから放出された光と、(ii)前記筐体の外側の周囲光レベルとを検出するための1つまたはそれを上回る光検出器と、
    (i)前記検出された周囲光レベルに基づいて、前記第1の波長を含む反射された光の測定値を補正し、それによって、補正された第1の波長測定値を生成し、(ii)前記検出された周囲光レベルに基づいて、前記第2の波長を含む反射された光の測定値を補正し、それによって、補正された第2の波長測定値を生成し、(iii)前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するための評価回路と、
    を備える、煙検出器
  20. 前記評価回路は、
    第1の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第1の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第1の測定値を取得することと、
    前記第1の時間の後の第2の時間において、少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第1の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第2の測定値を取得することと、
    前記第2の時間の後の第3の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第1の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第3の測定値を取得することと、
    第4の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第1の測定値を取得することと、
    前記第4の時間の後の第5の時間において、少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第2の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第2の測定値を取得することと、
    前記第5の時間の後の第6の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第3の測定値を取得することと、
    前記筐体の外側の周囲光レベルを検出することと
    を行うように構成される、請求項19に記載の煙検出器。
  21. 前記評価回路は、
    (i)前記第1の波長を含む前記光の第2の測定値から、前記第1の波長を含む前記光の第1および第3の測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む前記光の第2の測定値に、第1のオフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成し、
    (i)前記第2の波長を含む前記光の第2の測定値から、前記第2の波長を含む前記光の
    第1および第3の測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む前記光の第2の測定値に、第2のオフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成する、
    ように構成される、請求項20に記載の煙検出器。
  22. (i)前記第1のオフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づき、(ii)前記第2のオフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、請求項21に記載の煙検出器。
  23. 前記評価回路は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較することによって、前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定するように構成され、煙粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第1の閾値より大きいとき、存在すると判定される、請求項19に記載の煙検出器。
  24. 前記評価回路は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、前記煙粒子の平均直径より大きい平均直径を有する妨害粒子の存在を判定するように構成される、請求項19に記載の煙検出器。
  25. 前記評価回路は、
    前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較することによって、前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定することであって、煙粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第1の閾値より大きいとき、存在すると判定される、ことと、
    前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第2の閾値と比較することによって、前記妨害粒子の存在を判定することであって、妨害粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第2の閾値より小さいとき、存在すると判定される、ことと
    を行うように構成される、請求項24に記載の煙検出器。
  26. 前記第1の閾値は、前記第2の閾値とほぼ等しい、請求項25に記載の煙検出器。
  27. 前記第2の閾値は、前記第1の閾値より低い、請求項25に記載の煙検出器。
  28. 前記評価回路は、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つに基づいて、前記筐体の外側の障害物の存在を判定するように構成される、請求項19に記載の煙検出器。
  29. 前記評価回路は、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つを障害物閾値と比較することによって、前記障害物の存在を判定するように構成され、障害物は、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つが前記障害物閾値より大きいとき、存在すると判定される、請求項28に記載の煙検出器。
  30. 前記障害物閾値は、前記1つまたはそれを上回る検出器の単一測定サイクルの間の煙の蓄積を介して達成不可能な信号レベルに対応する、請求項29に記載の煙検出器。
  31. 前記1つまたはそれを上回る光エミッタは、ある範囲の波長にわたって光を放出する広帯域光源を備え、前記第1および第2の波長は、前記波長の範囲内である、請求項19に記載の煙検出器。
  32. 前記広帯域光源は、白色発光ダイオードを備える、請求項31に記載の煙検出器。
  33. 前記1つまたはそれを上回る光エミッタは、前記第1の波長で光を放出する第1の光エミッタと、前記第2の波長で光を放出する、前記第1の光エミッタと異なる第2の光エミッタとを備える、請求項19に記載の煙検出器。
  34. (i)前記第1の光エミッタは、前記第2の光エミッタが前記第2の波長の光を放出していないときのみ、前記第1の波長の光を放出するように構成され、(ii)前記第2の光エミッタは、前記第1の光エミッタが前記第1の波長の光を放出していないときのみ、前記第2の波長の光を放出するように構成される、請求項33に記載の煙検出器。
  35. 前記第1の波長は、約300nm〜約480nmである、請求項19に記載の煙検出器。
  36. 前記第2の波長は、約630nm〜約1000nmである、請求項19に記載の煙検出器。
  37. 前記評価回路は、
    第1の時間において、少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第1の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第1の測定値を取得することと、
    (i)前記第1の時間より早い第2の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第1の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第2の測定値を取得するか、または(ii)前記第1の時間より後の第3の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第1の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第3の測定値を取得するかのうちの少なくとも1つを行うことと、
    第4の時間において、少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第2の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第1の測定値を取得することと、
    (i)前記第4の時間より早い第5の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第2の測定値を取得するか、または(ii)前記第4の時間より後の第6の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第3の測定値を取得するかのうちの少なくとも1つを行うことと、
    前記筐体の外側の周囲光レベルを検出することと
    を行うように構成される、請求項19に記載の煙検出器。
  38. 前記評価回路は、
    前記第1の波長を含む光の前記第2または第3の測定値のうちの1つのみを取得することと、
    (i)前記第1の波長を含む光の第1の測定値から、前記第1の波長を含む光の前記第2または第3の測定値のうちの取得された1つを減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成することと
    を行うように構成される、請求項37に記載の煙検出器。
  39. 前記評価回路は、
    前記第1の波長を含む光の第2および第3の測定値の両方を取得することと、
    (i)前記第1の波長を含む光の第1の測定値から、前記第1の波長を含む光の第2および第3の測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成することと
    を行うように構成される、請求項37に記載の煙検出器。
  40. 前記評価回路は、
    前記第2の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの1つのみを取得することと、
    (i)前記第2の波長を含む光の第1の測定値から、前記第2の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの取得された1つを減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成することと
    を行うように構成される、請求項37に記載の煙検出器。
  41. 前記評価回路は、
    前記第2の波長を含む光の第2および第3の測定値の両方を取得することと、
    (i)前記第2の波長を含む光の第1の測定値から、前記第2の波長を含む光の第2および第3の測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成することと
    を行うように構成される、請求項37に記載の煙検出器。
  42. 前記評価回路は、
    前記1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ前記第1の波長の光またはほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得することと、
    少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第1の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の測定値を取得することと、
    少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第2の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の測定値を取得することと、
    前記筐体の外側の周囲光レベルを検出することと
    を行うように構成される、請求項19に記載の煙検出器。
  43. 前記評価回路は、
    (i)前記第1の波長を含む光の測定値から、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値に、第1のオフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成することと、
    (i)前記第2の波長を含む光の測定値から、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の測定値に、第2のオフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成することと
    を行うように構成される、請求項42に記載の煙検出器。
  44. (i)前記第1のオフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づき、(ii)前記第2のオフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、請求項43に記載の煙検出器。
  45. 前記評価回路は、前記第1の波長を含む光の測定値および前記第2の波長を含む光の測定値が取得される前に、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得するように構成される、請求項42に記載の煙検出器。
  46. 前記評価回路は、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値が取得される前に、前記第1の波長を含む光の測定値または前記第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つを取得するように構成される、請求項42に記載の煙検出器。
  47. 前記評価回路は、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値が取得される前に、前記第1の波長を含む光の測定値または前記第2の波長を含む光の測定値のうちの1つのみを取得するように構成される、請求項42に記載の煙検出器。
  48. 前記評価回路は、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得後、前記1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ前記第1の波長の光またはほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第2の非照明測定値を取得するように構成される、請求項42に記載の煙検出器。
  49. 前記評価回路は、(i)前記第1の波長を含む光の測定値または前記第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つが取得される前に、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得し、(ii)前記第1の波長を含む光の測定値または前記第2の波長を含む光の測定値のうちの少なくとも1つが取得された後、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第2の非照明測定値を取得するように構成される、請求項48に記載の煙検出器。
  50. 前記評価回路は、(i)前記第1の波長を含む光の測定値から、(a)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値と、(b)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第2の非照明測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値に、オフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成するように構成される、請求項48に記載の煙検出器。
  51. 前記評価回路は、(i)前記第2の波長を含む光の測定値から、(a)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値と、(b)前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第2の非照明測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の測定値に、オフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成するように構成される、請求項48に記載の煙検出器。
  52. 前記評価回路は、
    少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第1の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の測定値を取得することと、
    少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第2の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の測定値を取得することと、
    前記筐体の外側の周囲光レベルを検出することと
    を行うように構成される、請求項19に記載の煙検出器。
  53. 前記評価回路は、
    少なくとも部分的に、前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値に、第1のオフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成することと、
    少なくとも部分的に、前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の測定値に、第2のオフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成することと
    を行うように構成される、請求項52に記載の煙検出器。
  54. 前記評価回路は、前記1つまたはそれを上回る光エミッタから、ほぼ前記第1の波長の光またはほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を取得するように構成される、請求項52に記載の煙検出器。
  55. 前記評価回路は、
    (i)前記第1の波長を含む光の測定値から、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の測定値に、第1のオフセットを加算することによって、前記補正された第1の波長測定値を生成することと、
    (i)前記第2の波長を含む光の測定値から、前記第1の波長および前記第2の波長を含む光の第1の非照明測定値を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の測定値に、第2のオフセットを加算することによって、前記補正された第2の波長測定値を生成することと
    を行うように構成される、請求項54に記載の煙検出器。
  56. (a)筐体と、(b)1つまたはそれを上回る光エミッタと、(c)1つまたはそれを上回る光検出器とを備える、煙検出器を利用した煙検出の方法であって、
    第1の時間において、少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第1の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる第1の波長を含む光の第1の測定値を取得することと、
    (i)前記第1の時間より早い第2の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第1の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第2の測定値を取得することと、または(ii)前記第1の時間より後の第3の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第1の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第1の波長を含む光の第3の測定値を取得することとのうちの少なくとも1つを行うことと、
    第4の時間において、少なくとも1つの前記光エミッタを用いて、ほぼ前記第2の波長の光を放出しながら、前記筐体の外側から生じる第2の波長を含む光の第1の測定値を取得することであって、前記第2の波長は、前記第1の波長より長い、ことと、
    (i)前記第4の時間より早い第5の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第2の測定値を取得することと、または(ii)前記第4の時間より後の第6の時間において、前記1つまたはそれを上回る光エミッタからほぼ前記第2の波長の光を放出せずに、前記筐体の外側から生じる前記第2の波長を含む光の第3の測定値を取得することとのうちの少なくとも1つを行うことと、
    前記筐体の外側の周囲光レベルを検出することと、
    (i)前記検出された周囲光レベルと、(ii)前記第1の波長の光の第2または第3の測定値のうちの少なくとも1つとに基づいて、前記第1の波長の光の第1の測定値を補正し、それによって、補正された第1の波長測定値を生成することと、
    (i)前記検出された周囲光レベルと、(ii)前記第2の波長の光の第2または第3の測定値のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第2の波長の光の第1の測定値を補正し、それによって、補正された第2の波長測定値を生成することと、
    前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定することと
    を含む、方法。
  57. 前記第1の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの1つのみが、取得され、
    前記補正された第1の波長測定値を生成することは、(i)前記第1の波長を含む光の第1の測定値から、前記第1の波長を含む光の前記第2または第3の測定値のうちの取得された1つを減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することを含む、
    請求項56に記載の方法。
  58. 前記オフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、請求項57に記載の方法。
  59. 前記第1の波長を含む光の第2および第3の測定値の両方が、取得され、
    前記補正された第1の波長測定値を生成することは、(i)前記第1の波長を含む光の第1の測定値から、前記第1の波長を含む光の第2および第3の測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第1の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することを含む、
    請求項56に記載の方法。
  60. 前記オフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、請求項59に記載の方法。
  61. 前記第2の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの1つのみが、取得され、
    前記補正された第2の波長測定値を生成することは、(i)前記第2の波長を含む光の第1の測定値から、前記第2の波長を含む光の第2または第3の測定値のうちの取得された1つを減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することを含む、
    請求項56に記載の方法。
  62. 前記オフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、請求項61に記載の方法。
  63. 前記第2の波長を含む光の第2および第3の測定値の両方が、取得され、
    前記補正された第2の波長測定値を生成することは、(i)前記第2の波長を含む光の第1の測定値から、前記第2の波長を含む光の第2および第3の測定値の平均を減算し、(ii)前記検出された周囲光レベルの関数に基づいて、前記第2の波長を含む光の第1の測定値に、オフセットを加算することを含む、
    請求項56に記載の方法。
  64. 前記オフセットは、前記検出された周囲光レベルの線形または多項式関数に基づく、請求項63に記載の方法。
  65. 前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定することは、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較することを含み、煙粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第1の閾値より大きいとき、存在すると判定される、請求項56に記載の方法。
  66. 前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率に基づいて、前記煙粒子の平均直径より大きい平均直径を有する妨害粒子の存在を判定することをさらに含む、請求項56に記載の方法。
  67. 前記筐体の外側の煙粒子の存在を判定することは、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第1の閾値と比較することを含み、煙粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第1の閾値より大きいとき、存在すると判定され、
    前記妨害粒子の存在を判定することは、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率を第2の閾値と比較することを含み、妨害粒子は、前記補正された第1の波長測定値と前記補正された第2の波長測定値との比率が前記第2の閾値より小さいとき、存在すると判定される、
    請求項66に記載の方法。
  68. 前記第1の閾値は、前記第2の閾値とほぼ等しい、請求項67に記載の方法。
  69. 前記第2の閾値は、前記第1の閾値より低い、請求項67に記載の方法。
  70. 前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つに基づいて、前記筐体の外側の障害物の存在を判定することをさらに含む、請求項56に記載の方法。
  71. 前記障害物の存在を判定することは、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つを障害物閾値と比較することを含み、障害物は、前記補正された第1の波長測定値または前記補正された第2の波長測定値のうちの少なくとも1つが前記障害物閾値より大きいとき、存在すると判定される、請求項70に記載の方法。
  72. 前記障害物閾値は、前記1つまたはそれを上回る検出器の単一測定サイクルの間の煙の蓄積を介して達成不可能な信号レベルに対応する、請求項71に記載の方法。
  73. 前記1つまたはそれを上回る光エミッタは、ある範囲の波長にわたって光を放出する広帯域光源を備え、前記第1および第2の波長は、前記波長の範囲内である、請求項56に記載の方法。
  74. 前記広帯域光源は、白色発光ダイオードを備える、請求項73に記載の方法。
  75. 前記1つまたはそれを上回る光エミッタは、前記第1の波長で光を放出する第1の光エミッタと、前記第2の波長で光を放出する、前記第1の光エミッタと異なる第2の光エミッタとを備える、請求項56に記載の方法。
  76. 前記第1の波長は、約300nm〜約480nmである、請求項56に記載の方法。
  77. 前記第2の波長は、約630nm〜約1000nmである、請求項56に記載の方法。
JP2016552203A 2013-10-30 2014-10-28 外部サンプリング体積および周囲光拒絶を有する煙検出器 Active JP6407295B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US14/067,431 2013-10-30
US14/067,431 US8907802B2 (en) 2012-04-29 2013-10-30 Smoke detector with external sampling volume and ambient light rejection
US14/522,971 US9140646B2 (en) 2012-04-29 2014-10-24 Smoke detector with external sampling volume using two different wavelengths and ambient light detection for measurement correction
US14/522,971 2014-10-24
PCT/US2014/062560 WO2015065965A1 (en) 2013-10-30 2014-10-28 Smoke detector with external sampling volume and ambient light rejection

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016537647A JP2016537647A (ja) 2016-12-01
JP2016537647A5 JP2016537647A5 (ja) 2017-11-30
JP6407295B2 true JP6407295B2 (ja) 2018-10-17

Family

ID=53005004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016552203A Active JP6407295B2 (ja) 2013-10-30 2014-10-28 外部サンプリング体積および周囲光拒絶を有する煙検出器

Country Status (9)

Country Link
US (3) US9482607B2 (ja)
EP (1) EP3063747B1 (ja)
JP (1) JP6407295B2 (ja)
KR (1) KR20160079057A (ja)
CN (1) CN105849787B (ja)
AU (1) AU2014342621B2 (ja)
CA (1) CA2927785A1 (ja)
WO (1) WO2015065965A1 (ja)
ZA (1) ZA201602663B (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9915609B1 (en) 2012-04-29 2018-03-13 Valor Fire Safety, Llc System and method of smoke detection using multiple wavelengths of light
JP6407295B2 (ja) 2013-10-30 2018-10-17 ヴァラー ファイヤー セーフティー, エルエルシー 外部サンプリング体積および周囲光拒絶を有する煙検出器
US11087605B2 (en) * 2016-06-15 2021-08-10 Carrier Corporation Smoke detection methodology
WO2018015418A1 (en) 2016-07-19 2018-01-25 Autronica Fire & Security As Smoke detector operational integrity verification system and method
WO2018027104A1 (en) 2016-08-04 2018-02-08 Carrier Corporation Smoke detector
EP3276680A1 (de) * 2017-01-25 2018-01-31 Siemens Schweiz AG Optische rauchdetektion nach dem zweifarben-prinzip mittels einer leuchtdiode mit einem led-chip zur lichtemission und mit einem lichtkonverter zum umwandeln eines teils des emittierten lichts in langwelligeres licht
WO2018193086A1 (en) * 2017-04-20 2018-10-25 Tyco Fire & Security Gmbh Smoke detector availability test
CN107256341B (zh) * 2017-05-12 2020-10-09 四川省绵阳太古软件有限公司 一种生态环境健康质量评估方法
AU2018278833B2 (en) * 2017-05-31 2023-09-21 Eric V. Gonzales Smoke device and smoke detection circuit
JP6766963B2 (ja) * 2017-06-27 2020-10-14 日本電気株式会社 火災検知システム、受信器及び火災検知方法
EP3454311B1 (en) * 2017-09-08 2020-06-10 Tyco Fire & Security GmbH Chamberless smoke detector
US20190293556A1 (en) 2018-03-26 2019-09-26 Kidde Technologies, Inc. Protective cover for chamberless point sensor
US10677714B2 (en) * 2018-06-15 2020-06-09 Kidde Technologies, Inc. Optically enhanced protective cover for chamberless point sensor
CN110208185A (zh) * 2018-08-21 2019-09-06 华帝股份有限公司 红外检测烟雾浓度的检测电路及其检测方法
US11493229B2 (en) 2019-03-20 2022-11-08 Carrier Corporation Chamberless wide area duct smoke detector
WO2020249485A1 (en) * 2019-06-11 2020-12-17 Ams Ag Optical particle sensor
US10950108B2 (en) 2019-08-09 2021-03-16 Rosemount Aerospace Inc. Characterization of aerosols
US11474018B2 (en) * 2019-12-05 2022-10-18 Carrier Corporation Fluorescence enhanced LIDAR based particulate detector
CN111462457A (zh) * 2020-05-08 2020-07-28 福建闽山消防有限公司 基于物联网的住家环境消防安全管控智能化系统及方法
US20220397525A1 (en) * 2021-06-09 2022-12-15 Carrier Corporation Apparatus and method for verifying optical functionality in a chamberless smoke detector
US20230138573A1 (en) * 2021-10-28 2023-05-04 Honeywell International Inc. Non-coaxial systems, methods, and devices for detecting smoke

Family Cites Families (108)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2654082A (en) 1949-09-08 1953-09-29 C O Two Fire Equipment Co Smoke detector
US2935135A (en) 1958-12-30 1960-05-03 Specialties Dev Corp Smoke detecting and fire extinguishing system
US3231748A (en) 1961-10-30 1966-01-25 Fyr Fyter Co Smoke detector
US3409885A (en) 1964-03-26 1968-11-05 Guardian Industries Smoke detection apparatus
GB1419146A (en) 1972-06-06 1975-12-24 Commw Scient Ind Res Org Smoke detector
US3882477A (en) 1973-03-26 1975-05-06 Peter H Mueller Smoke and heat detector incorporating an improved smoke chamber
US3938115A (en) 1974-06-13 1976-02-10 Evergard Fire Alarm Co., Inc. Combination smoke and heat detector alarm
US3930247A (en) 1974-09-06 1975-12-30 Avco Corp Open screen smoke detector and circuit
US4058253A (en) 1975-03-19 1977-11-15 Michael E. Munk Method and apparatus for conservation of energy and containment and evacuation of smoke in a high rise building
US4300133A (en) 1977-03-28 1981-11-10 Solomon Elias E Smoke detector
US4166698A (en) 1977-06-10 1979-09-04 American District Telegraph Company Secondary light testing in optical smoke detectors
US4185278A (en) 1977-09-22 1980-01-22 HF Systems, Incorporated Obscuration type smoke detector
US4155653A (en) 1977-10-14 1979-05-22 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Smoke-measuring transducer
DE2965448D1 (en) 1978-09-29 1983-07-07 Chubb Fire Security Ltd Heat detector circuit
US4206366A (en) 1978-10-06 1980-06-03 American District Telegraph Co. Optical smoke detector
US4547673A (en) 1983-01-10 1985-10-15 Detector Electronics Corporation Smoke and flame detector
AU573243B2 (en) 1983-08-12 1988-06-02 Vision Systems Limited Pollution detecting apparatus
JPS6095402A (ja) 1983-08-12 1985-05-28 マ−チン テレンス コ−ル クセノンフラツシユチユ−ブ用反射器
JPS61122799A (ja) * 1984-11-19 1986-06-10 株式会社デンソー 光式煙検出装置
US4827247A (en) 1985-05-08 1989-05-02 Adt, Inc. Self-compensating projected-beam smoke detector
US4615224A (en) 1985-08-09 1986-10-07 Burroughs Corporation Air sampling system for smoke detection
JP2539937B2 (ja) 1990-02-28 1996-10-02 ホーチキ株式会社 散乱光式煙感知器
GB9014015D0 (en) 1990-06-23 1990-08-15 Dennis Peter N J Improvements in or relating to smoke detectors
JP2902491B2 (ja) 1991-02-15 1999-06-07 松下電工株式会社 浮遊微粒子検出装置
US5164604A (en) 1991-05-01 1992-11-17 Allied-Signal Inc. Multiport particle detection apparatus utilizing a plenum having a plurality of spatically separate channels in fluid combination
US5410299A (en) 1992-11-05 1995-04-25 Hard; Mindy J. Smoke detector
US5352901A (en) 1993-04-26 1994-10-04 Cummins Electronics Company, Inc. Forward and back scattering loss compensated smoke detector
GB9315779D0 (en) 1993-07-30 1993-09-15 Stoneplan Limited Apparatus and methods
AU1755597A (en) 1996-01-29 1997-08-20 Engelhard Sensor Technologies, Inc. Method for dynamically adjusting fire detection criteria
AUPN965996A0 (en) 1996-05-03 1996-05-30 Vision Products Pty Ltd The detection of airborne pollutants
US5818326A (en) 1996-07-02 1998-10-06 Simplex Time Recorder Company Early fire detection using temperature and smoke sensing
JPH1123458A (ja) 1997-05-08 1999-01-29 Nittan Co Ltd 煙感知器および監視制御システム
US6426703B1 (en) 1997-08-07 2002-07-30 Brk Brands, Inc. Carbon monoxide and smoke detection apparatus
US6111511A (en) 1998-01-20 2000-08-29 Purdue Research Foundations Flame and smoke detector
WO2000007161A1 (en) 1998-07-31 2000-02-10 Gsbs Development Corporation Smoke detectors
DE59912047D1 (de) 1999-11-19 2005-06-16 Siemens Building Tech Ag Brandmelder
AUPQ553800A0 (en) 2000-02-10 2000-03-02 Cole, Martin Terence Improvements relating to smoke detectors particularily duct monitored smoke detectors
US6741181B2 (en) 2000-05-17 2004-05-25 Robert E. Skaggs System for testing a duct smoke or other hazardous gas detector and method for use thereof
US6222455B1 (en) 2000-06-14 2001-04-24 Richard A. Kaiser Multi-functional smoke detector and signal device
DE10066246A1 (de) * 2000-09-22 2005-10-06 Robert Bosch Gmbh Streulichtrauchmelder
US6778091B2 (en) 2001-01-09 2004-08-17 Qualey, Iii James R. Smoke chamber
JP3934423B2 (ja) 2002-01-11 2007-06-20 ホーチキ株式会社 散乱光式煙感知器
US20040012951A1 (en) 2002-02-06 2004-01-22 Pylkki Russell John Fire safety window
GB2389176C (en) 2002-05-27 2011-07-27 Kidde Ip Holdings Ltd Smoke detector
JP3714926B2 (ja) 2002-08-22 2005-11-09 ホーチキ株式会社 サンプリング管式煙検知器
US7564365B2 (en) * 2002-08-23 2009-07-21 Ge Security, Inc. Smoke detector and method of detecting smoke
US6967582B2 (en) 2002-09-19 2005-11-22 Honeywell International Inc. Detector with ambient photon sensor and other sensors
US7068177B2 (en) 2002-09-19 2006-06-27 Honeywell International, Inc. Multi-sensor device and methods for fire detection
DE10246756B4 (de) 2002-10-07 2006-03-16 Novar Gmbh Branderkennungsverfahren und Brandmelder zu dessen Durchführung
JP3835546B2 (ja) * 2003-01-10 2006-10-18 ホーチキ株式会社 散乱光式煙感知器
US7005999B2 (en) 2003-01-15 2006-02-28 Michael Alexander Salzhauer Personal monitoring system
JP2005043303A (ja) 2003-07-25 2005-02-17 Toyota Industries Corp 水分・ガス検出方法、水分・ガスセンサ、当該センサを用いた水分・ガス検出装置、当該水分・ガスセンサ及び前記水分・ガス検出装置の保管方法並びに保管器
US7233253B2 (en) 2003-09-12 2007-06-19 Simplexgrinnell Lp Multiwavelength smoke detector using white light LED
ATE498169T1 (de) 2003-09-24 2011-02-15 Xtralis Technologies Ltd Verfahren und vorrichtung zur bestimmung des betriebszustands von verschmutzungsüberwachungseinrichtungen
JP4347296B2 (ja) 2003-11-17 2009-10-21 ホーチキ株式会社 散乱光式煙感知器
US7034702B2 (en) 2003-12-23 2006-04-25 Robert Bosch Gmbh Optical smoke detector and method of cleaning
DE102004001699A1 (de) 2004-01-13 2005-08-04 Robert Bosch Gmbh Brandmelder
US7142105B2 (en) 2004-02-11 2006-11-28 Southwest Sciences Incorporated Fire alarm algorithm using smoke and gas sensors
US7327247B2 (en) 2004-11-23 2008-02-05 Honeywell International, Inc. Fire detection system and method using multiple sensors
US7151460B2 (en) 2005-01-10 2006-12-19 Nokia Corporation Electronic device having a proximity detector
GB2423357A (en) 2005-02-22 2006-08-23 Thorn Security A self-monitoring smoke detector
TWI387747B (zh) 2005-03-31 2013-03-01 Fenwal Controls Japan Ltd 光電式感煙探測器
DE502005004043D1 (de) 2005-11-04 2008-06-19 Siemens Ag Kombinierter Streulicht- und Extinktionsbrandmelder
US7503230B2 (en) 2005-11-08 2009-03-17 Lawrence Livermore National Security, Llc Biobriefcase aerosol collector heater
US7769204B2 (en) 2006-02-13 2010-08-03 George Privalov Smoke detection method and apparatus
US7928854B2 (en) 2006-03-20 2011-04-19 Gary Martino Techniques for smoke detection
US8101130B2 (en) 2006-09-15 2012-01-24 Applied Nanotech Holdings, Inc. Gas ionization source
US7607798B2 (en) 2006-09-25 2009-10-27 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. LED lighting unit
US7642924B2 (en) 2007-03-02 2010-01-05 Walter Kidde Portable Equipment, Inc. Alarm with CO and smoke sensors
JP4405522B2 (ja) 2007-03-07 2010-01-27 シャープ株式会社 光電式煙センサおよび照明機器
JP4980101B2 (ja) 2007-03-08 2012-07-18 能美防災株式会社 煙感知器
JP4932567B2 (ja) 2007-03-30 2012-05-16 能美防災株式会社 煙感知器及びそのサンプリングエア供給方法
EP2000952B1 (en) 2007-05-31 2013-06-12 Industrial Technology Research Institute Smoke detecting method and device
US7847700B2 (en) 2007-07-03 2010-12-07 Conforti Fred J System and method for an optical particle detector
US7669457B2 (en) 2007-07-24 2010-03-02 Honeywell International Inc. Apparatus and method of smoke detection
PL2093734T3 (pl) 2008-02-19 2011-11-30 Siemens Ag Czujka dymu z oceną czasową sygnału rozproszenia wstecznego, sposób testowania funkcjonalności czujki dymu
EP2093732A1 (de) 2008-02-19 2009-08-26 Siemens Aktiengesellschaft Vorrichtung und Verfahren zum Detektieren von Rauch durch gemeinsame Auswertung zweier optischer Rückstreusignale
EP2093733B1 (de) 2008-02-19 2011-04-27 Siemens Aktiengesellschaft Rauchdetektion mittels zweier spektral unterschiedlicher Streulichtmessungen
KR101529735B1 (ko) 2008-03-21 2015-06-17 노미 보사이 가부시키가이샤 연기 감지기
KR101529734B1 (ko) 2008-03-31 2015-06-17 노미 보사이 가부시키가이샤 전기 기기 및 연기 감지기
EP2273466A4 (en) 2008-04-24 2013-07-24 Panasonic Corp SMOKE DETECTOR
MY162695A (en) 2008-06-10 2017-07-14 Xtralis Technologies Ltd Particle detection
KR20100037539A (ko) 2008-10-01 2010-04-09 노미 보사이 가부시키가이샤 광전식 연기 감지기
US8284065B2 (en) 2008-10-03 2012-10-09 Universal Security Instruments, Inc. Dynamic alarm sensitivity adjustment and auto-calibrating smoke detection
CN102171733B (zh) * 2008-10-09 2015-04-29 报知机株式会社 烟检测器
US8629779B2 (en) 2008-11-11 2014-01-14 Siemens Aktiengesellschaft Adapting a scanning point of a sample and hold circuit of an optical smoke detector
US8089374B2 (en) 2008-11-18 2012-01-03 GE Lighting Solutions, LLC LED signal light
US8754775B2 (en) 2009-03-20 2014-06-17 Nest Labs, Inc. Use of optical reflectance proximity detector for nuisance mitigation in smoke alarms
CA2760026C (en) 2009-05-01 2018-03-20 Xtralis Technologies Ltd Improvements to particle detectors
US8199029B2 (en) 2009-06-22 2012-06-12 Kidde Technologies, Inc. Combined smoke detector and lighting unit
WO2011058490A1 (en) * 2009-11-13 2011-05-19 Koninklijke Philips Electronics N.V. Smoke detection using coded light lamps
JP2011158384A (ja) 2010-02-02 2011-08-18 Seiko Epson Corp 微粒子検出装置
GB2477763A (en) 2010-02-11 2011-08-17 Thorn Security Fire detector with a component including a contaminant-resistant surface
WO2011106840A1 (en) 2010-03-05 2011-09-09 Xtralis Technologies Ltd Particle precipitator
JP2011203889A (ja) 2010-03-25 2011-10-13 Nohmi Bosai Ltd 煙感知器
JP5333944B2 (ja) 2010-03-25 2013-11-06 能美防災株式会社 煙感知器
JP2011203892A (ja) 2010-03-25 2011-10-13 Nohmi Bosai Ltd 煙感知器
KR101098969B1 (ko) * 2010-08-06 2011-12-28 주식회사 금륜방재산업 태양광에 연동하여 감도 자동조절되는 화재감지기
EP2423895B1 (de) 2010-08-26 2017-03-08 Siemens Schweiz AG Streulicht-Brandmelder mit Mitteln zur Unterdrückung einer akustischen Warnung im Falle einer niedrigen Batteriespannung
US8077046B1 (en) 2010-10-08 2011-12-13 Airware, Inc. False alarm resistant and fast responding fire detector
RU2438185C1 (ru) 2010-10-20 2011-12-27 Александр Васильевич Гвоздырев Точечный извещатель с внешней дымовой камерой
EP2463837A1 (en) 2010-12-09 2012-06-13 Nxp B.V. Smoke detector
DE102011005009A1 (de) * 2011-03-03 2012-09-06 Robert Bosch Gmbh Optischer Brandmelder
KR101837968B1 (ko) * 2011-09-02 2018-03-13 펜월 컨트롤즈 오브 재팬, 리미티드 흡인식 연기 감지 시스템
US8952821B2 (en) 2012-04-29 2015-02-10 Valor Fire Safety, Llc Smoke detector utilizing ambient-light sensor, external sampling volume, and internally reflected light
US8907802B2 (en) 2012-04-29 2014-12-09 Valor Fire Safety, Llc Smoke detector with external sampling volume and ambient light rejection
US9140646B2 (en) 2012-04-29 2015-09-22 Valor Fire Safety, Llc Smoke detector with external sampling volume using two different wavelengths and ambient light detection for measurement correction
JP6407295B2 (ja) 2013-10-30 2018-10-17 ヴァラー ファイヤー セーフティー, エルエルシー 外部サンプリング体積および周囲光拒絶を有する煙検出器

Also Published As

Publication number Publication date
US20170023467A1 (en) 2017-01-26
US9482607B2 (en) 2016-11-01
EP3063747B1 (en) 2019-07-24
AU2014342621B2 (en) 2019-07-18
US20180372622A1 (en) 2018-12-27
US10041877B2 (en) 2018-08-07
CA2927785A1 (en) 2015-05-07
CN105849787A (zh) 2016-08-10
CN105849787B (zh) 2019-02-15
US10712263B2 (en) 2020-07-14
EP3063747A4 (en) 2016-10-26
WO2015065965A1 (en) 2015-05-07
KR20160079057A (ko) 2016-07-05
ZA201602663B (en) 2017-06-28
JP2016537647A (ja) 2016-12-01
US20150346086A1 (en) 2015-12-03
EP3063747A1 (en) 2016-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6407295B2 (ja) 外部サンプリング体積および周囲光拒絶を有する煙検出器
US9142112B2 (en) Smoke detector with external sampling volume using two different wavelengths and ambient light detection for measurement correction
US9140646B2 (en) Smoke detector with external sampling volume using two different wavelengths and ambient light detection for measurement correction
US9470626B2 (en) Method of smoke detection with direct detection of light and detection of light reflected from an external sampling volume
AU2014342621A1 (en) Smoke detector with external sampling volume and ambient light rejection
CN109155097B (zh) 具有用于感测环境光的光电二极管以基于其来加速发出潜在火警报的火检测器
CN109601019B (zh) 根据散射光原理进行火灾探测的方法和散射光烟雾报警器
US11002675B2 (en) System and method of smoke detection using multiple wavelengths of light
AU2010201566B2 (en) Light scattering type smoke sensor
JP2016537647A5 (ja)
US20180059008A1 (en) System and method of smoke detection using multiple wavelengths of light and multiple sensors
GB2314618A (en) Smoke detector using light scatter and extinction
CA2927785C (en) Smoke detector with external sampling volume and ambient light rejection
JP6858612B2 (ja) 火災警報器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171016

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180918

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6407295

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250