JP6406709B2 - 吐出容器 - Google Patents
吐出容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6406709B2 JP6406709B2 JP2015110926A JP2015110926A JP6406709B2 JP 6406709 B2 JP6406709 B2 JP 6406709B2 JP 2015110926 A JP2015110926 A JP 2015110926A JP 2015110926 A JP2015110926 A JP 2015110926A JP 6406709 B2 JP6406709 B2 JP 6406709B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container body
- cylinder
- vertical direction
- discharge
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
使用するときには、当該容器を倒立した後に、弾性ドームを押し込むと、縦押圧棒が弾性板を押圧してスリットが開いて容器体の内容物(粉末など)が弾性ドーム内部で形成する計量室内へ入り、次に容器を正立状態に戻して、口頸部から装着筒を外し、目標箇所に対して容器を傾けて内容物を吐出させるとよい。
(1)この吐出容器は7つの部材で構成されており、部材数が多いために、製造コストが増し、セットも難しい。
(2)吐出作業の途中において吐出容器を倒立状態にしたり、正立状態へ戻したり、さらに傾けたりという動作を行うことになり、手数がかかった。
(3)弾性ドームを手で押圧するときに、その手で計量室が隠れて計量室内の内容物の流れを透視できない。
(4)倒立状態での吐出容器の真下に位置する弾性ドームを押す操作が難しく、吐出容器又は縦押圧棒が斜めの状態で計量をすると、スリットバルブに縦押圧棒が直角に当たらないので、計量にバラつきを生ずる。
(5)縦押圧棒がスリットバルブのスリットを押し広げたときに、スリットが両側から縦押圧棒を挟み込む食い付き状態となり、弾性ドーム及び縦押圧棒が原位置に復帰するためには食い付き状態を解消する程度の弾性復元力を弾性ドームに付与する必要があるが、その弾性復元力を設定することが難しい。
本発明の第2の目的は、使い勝手がよい計量式吐出容器を提供することである。
本発明の第3の目的は、吐出動作を的確に実現できる吐出容器を提供することである。
縦向き筒状の大径胴部4の一端側に配置したシール口部Aより垂直方向一方Y1へ延長筒部14を延出し、この延長筒部14の内部に計量室Rを形成するとともに、この計量室Rの先端側に設けられた吐出口31を開閉可能な蓋部材24を有する外容器体2と、
小径胴部54から垂直方向一方Y1へ突出したノズル筒74を、シール口部Aの裏側へ位置させて、上記大径胴部4内へ昇降自在に支持させた内容器体50と、
を具備し、
上記内容器体50に対してシール口部Aから離れる方向へ付勢力を作用させる付勢手段Bを備えるとともに、
上記大径胴部4の垂直方向他方Y2側の端部を開口部6に、また小径胴部54の垂直方向他方Y2側の端部を、開口部6より外側へ突き出た押釦56として、
倒立状態において上記押釦56を大径胴部4側へ押し込むと、この押圧力と上記付勢力とにより、上記ノズル筒74がシール口部Aに対して進退して、内容器体50内の内容物が計量室R内へ流入するように構成した。
「垂直方向一方」及び「垂直方向他方」を図1中に符号Y1、Y2で表しているが、符号の向きは倒立仕様の場合を例に定めている。
「シール口部」とは、常時は閉塞しており、ノズル筒が突き当たることで開口する口部をいう。
「縦向き筒状」とは、垂直方向に筒軸を有することをいう。
上記シール口部Aより垂直方向一方Y1側の外容器体2部分を透明或いは半透明として計量室Rの内部を透視できるようにした。
外容器体2の大径胴部4の内面との内容器体50の外面とのうち相互に向かい合う箇所に、垂直方向に一定の幅を有する案内凹部68と案内凹部68内に摺動可能に嵌挿させた係合凸部4aとを設けた。
上記内容器体50の外面のうちノズル筒74に近い箇所に第1摺接面G1を、ノズル筒74から遠い箇所に第2摺接面G2をそれぞれ形成し、これら第1摺接面G1及び第2摺接面G2が外容器体2の内面に摺接することで内容器体50が垂直方向へ案内されるように構成した。
上記付勢手段Bは、上記内容器体50の一端を閉塞する閉塞板62から突設した複数の弾性板部72を撓み状態で上記大径胴部4の一端とノズル筒74とを連結する端板8裏面に当接させてなる。
上記シール口部Aは、上記大径胴部4の一端とノズル筒74とを連結する端板8に穿設した挿通孔10の周囲へスリット弁体18を装着してなり、
スリット弁体18は、挿通孔10形成箇所に取り付けた弁筒20に弾性膜22を張設し、この弾性膜22にノズル筒74の突き入れにより開口可能なスリット22aを穿設している。
第2の手段に係る発明によれば、シール口部Aより垂直方向一方Y1側の外容器体2部分を透明或いは半透明として計量室Rの内部を透視できるようにしたから、大径胴部4を把持した手によって邪魔されることなく、計量室Rの内部を透視できる。
第3の手段に係る発明によれば、外容器体2の大径胴部4の内面との内容器体50の外面とに、垂直方向に一定の幅を有する案内凹部68と案内凹部68内に摺動可能に嵌挿させた係合凸部4aとを設けたから、所定量を吐出することができる。
第4の手段に係る発明によれば、外容器体2の内側の第1摺接面G1及び第2摺接面G2で内容器体50を垂直方向へ案内するから、内容器体50の昇降方向が垂直方向からずれることがなく、シール口部Aに対するノズル筒74の当接箇所を一定とすることができ、倒立状態で真上から押釦を押したときに吐出量のブレを低減することができる。
第5の手段に係る発明によれば、上記付勢手段Bは、上記内容器体50の一端を閉塞する閉塞板62から突設した複数の弾性板部72を、大径胴部4の端板8裏面に当接させてなるから、各弾性板部の板厚や枚数によりノズル筒74のシール口部Aの食いつきの程度を調整することができる。
第6の手段に係る発明によれば、シール口部Aは端板の挿通孔10の周囲へスリット弁体18を装着してなるから、吐出容器が横倒しになったとしても、操作ヘッドを押さない限り、シール口部Aの外に吐出物がもれだすことがない。
(1)図1の状態より、大径胴部4を片側の掌と親指以外の指等で把持する。
(2)次に図2に矢印で示すように、(1)の状態を維持しながら親指等で押釦56を押圧する。
これにより、内容器体50が付勢手段Bの弾性力に抗して下降するので、ノズル筒74の先端がシール口部Aに当接して、シール口部Aを押し広げ、内容器体50内の内容物が計量室R内に入る。
ここで、計量室Rの内容量一杯に内容物を計量するときには、外部から計量室R内を目視しながら、計量室R内部に内容物が充填されるまで押釦56を押し続ける。手で把持する箇所が図2に示す吐出容器の上側、計量室Rが吐出容器の下側と別れているので、吐出容器を把持する手が計量室の内部を観察することの邪魔にならない。
また計量室Rの内容積より少ない量を適量吐出するときには、蓋板を開放した状態で押釦を押し込むことで任意(適量)の量を吐出することができる。ここで、内容器体50の昇降は第1摺接面G1及び第2摺接面G2と外容器体2の内面との摺接により案内されるので、シール口部Aへのノズル筒74の当接箇所にずれが生じにくく、吐出量のブレが低減される。
(3)上記押釦56の押し込みを解放すると、付勢手段Bの弾性復元力により内容器体50が上昇するので、ノズル筒74は、シール口部Aのスリット22a内に挟まれた状態(食い付き状態)から離脱し、シール口部Aは閉じる。
なお、弾性復元力が弱すぎると上記食い付き状態からの離脱が困難となる可能性があるが、本実施形態の構成では弾性板部72の枚数・厚みなどを調整することで十分な弾性復元力を設計することが容易である。
(4)次に吐出容器を図3に示すように吐出口を上側にした姿勢で蓋体34を開き、内容物を吐出させようとする場所に対して吐出容器を傾け、吐出を行うとよい。
なお、計量室Rは大径胴部4の端板8から延設した延長筒部内に形成した簡単な構造であり、吐出容器の傾け方次第で吐出する内容物にばらつきが生ずることもない。
4…大径胴部 4a…係合凸部 5…嵌合凹部
6…開口部 8…端板 8a…嵌合凹部
10…挿通孔 10a…孔壁 10b…縦溝 12…透孔
14…延長筒部 14a…小径筒部 14b…拡径部 14c…大径筒部
15…第1係止突部 16…縦溝 16a…第1溝部 16b…第2溝部
18…スリット弁体 20…弁筒 21…第2係止突部
22…弾性膜 22a…スリット
24…蓋部材 26…蓋本体 28…外周壁部 30…基盤 31…吐出口
32…ヒンジ 34…蓋体 36…蓋板 37…凹み 38…蓋周壁部
40…シール筒部
50…内容器体 52…本体部 54…小径胴部 56…押釦 58…口頸部
60…内蓋 62…閉塞板 64…内筒部 66…外筒部
68…案内凹部 69…抜止め用凸部
72…弾性板部 72a…基端部 72b…先端部 74…ノズル筒
A…シール口部 B…付勢手段 G1…第1摺接面 G2…第2摺接面
R…計量室 S…抜止め手段 T…接地面
Y1…垂直方向一方 Y2…垂直方向他方
Claims (6)
- 縦向き筒状の大径胴部(4)の一端側に配置したシール口部(A)より垂直方向一方(Y1)へ延長筒部(14)を延出し、この延長筒部(14)の内部に計量室(R)を形成するとともに、この計量室(R)の先端側に設けられた吐出口(31)を開閉可能な蓋部材24を有する外容器体(2)と、
小径胴部(54)から垂直方向一方(Y1)へ突出したノズル筒(74)を、シール口部(A)の裏側へ位置させて、上記大径胴部(4)内へ昇降自在に支持させた内容器体(50)と、
を具備し、
上記内容器体(50)に対してシール口部(A)から離れる方向へ付勢力を作用させる付勢手段(B)を備えるとともに、
上記大径胴部(4)の垂直方向他方(Y2)側の端部を開口部(6)に、また小径胴部(54)の垂直方向他方(Y2)側の端部を、開口部(6)より外側へ突き出た押釦(56)として、
倒立状態において上記押釦(56)を大径胴部(4)側へ押し込むと、この押圧力と上記付勢力とにより、上記ノズル筒(74)がシール口部(A)に対して進退して、内容器体(50)内の内容物が計量室(R)内へ流入するように構成したことを特徴とする、吐出容器。 - 上記シール口部(A)より垂直方向一方(Y1)側の外容器体(2)部分を透明或いは半透明として計量室(R)の内部を透視できるようにしたことを特徴とする、請求項1に記載の吐出容器。
- 外容器体(2)の大径胴部(4)の内面との内容器体(50)の外面とのうち相互に向かい合う箇所に、垂直方向に一定の幅を有する案内凹部(68)と案内凹部(68)内に摺動可能に嵌挿させた係合凸部(4a)とを設けたことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の吐出容器。
- 上記内容器体(50)の外面のうちノズル筒(74)に近い箇所に第1摺接面(G1)を、ノズル筒(74)から遠い箇所に第2摺接面(G2)をそれぞれ形成し、これら第1摺接面(G1)及び第2摺接面(G2)が外容器体(2)の内面に摺接することで内容器体(50)が垂直方向へ案内されるように構成したことを特徴とする、請求項3に記載の吐出容器。
- 上記付勢手段(B)は、上記内容器体(50)の一端を閉塞する閉塞板(62)から突設した複数の弾性板部(72)を撓み状態で上記大径胴部(4)の一端とノズル筒(74)とを連結する端板(8)裏面に当接させてなることを特徴とする、請求項1から請求項4の何れかに記載の吐出容器。
- 上記シール口部(A)は、上記大径胴部(4)の一端とノズル筒(74)とを連結する端板(8)に穿設した挿通孔(10)の周囲へスリット弁体(18)を装着してなり、
スリット弁体(18)は、挿通孔(10)形成箇所に取り付けた弁筒(20)に弾性膜(22)を張設し、この弾性膜(22)にノズル筒(74)の突き入れにより開口可能なスリット(22a)を穿設していることを特徴とする、請求項1から請求項5の何れかに記載の吐出容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015110926A JP6406709B2 (ja) | 2015-05-29 | 2015-05-29 | 吐出容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015110926A JP6406709B2 (ja) | 2015-05-29 | 2015-05-29 | 吐出容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016222308A JP2016222308A (ja) | 2016-12-28 |
JP6406709B2 true JP6406709B2 (ja) | 2018-10-17 |
Family
ID=57747364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015110926A Active JP6406709B2 (ja) | 2015-05-29 | 2015-05-29 | 吐出容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6406709B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102368660B1 (ko) * | 2020-06-23 | 2022-02-28 | (주)연우 | 내용물 용기 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5095355U (ja) * | 1973-10-25 | 1975-08-09 | ||
JPS5813255U (ja) * | 1981-07-21 | 1983-01-27 | 株式会社吉野工業所 | 目薬容器 |
JP2603922Y2 (ja) * | 1993-09-14 | 2000-04-04 | ポーラ化成工業株式会社 | キャップ |
JP4573119B2 (ja) * | 2005-04-28 | 2010-11-04 | 株式会社吉野工業所 | 少量吐出容器 |
FR3003242B1 (fr) * | 2013-03-18 | 2015-07-17 | Frederic Catteau | Systeme doseur |
-
2015
- 2015-05-29 JP JP2015110926A patent/JP6406709B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016222308A (ja) | 2016-12-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10138029B2 (en) | Container lid having measuring function | |
JP5229542B2 (ja) | 吐出容器 | |
WO2015157180A1 (en) | Container for storing, measuring and dispensing a liquid | |
JP6014425B2 (ja) | 吐出容器 | |
JP6076863B2 (ja) | 計量注出容器 | |
KR20150103858A (ko) | 진공펌프가 구비된 크림타입 화장품용기 | |
JP6406709B2 (ja) | 吐出容器 | |
WO2023035890A1 (zh) | 一种用于喷漆枪的流体供应杯 | |
US3049269A (en) | Dispensing devices | |
IT201600068705A1 (it) | Contenitore per liquido associato a un gasatore | |
JP6368608B2 (ja) | 定量吐出器 | |
US10470548B2 (en) | Cosmetic container having identification means | |
US8827115B1 (en) | Container for storing, measuring and dispensing a liquid | |
KR20170023373A (ko) | 액체 정량기 | |
JP6356942B2 (ja) | 吐出容器 | |
JP4605346B2 (ja) | 定量容器 | |
JP6027327B2 (ja) | 注出容器 | |
JP2016141432A (ja) | 計量塗布容器 | |
US20210276790A1 (en) | Fluid Dispensing System | |
JP3211858U (ja) | 逆止弁及び当該逆止弁を有する容器 | |
JP5686411B2 (ja) | 定量栓 | |
KR101566109B1 (ko) | 화장품 용기 | |
JP6295174B2 (ja) | 計量注出器 | |
JP6431318B2 (ja) | エアゾール容器用吐出ヘッド | |
JP2015068719A (ja) | 液面表示計 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171127 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180905 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180912 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180913 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6406709 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |