JP6402698B2 - 車両用電源システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両用電源システムに関する。
従来、鉛電池とリチウムイオン電池とを備える車両用電源システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この車両用電源システムにおいて、鉛電池及びリチウムイオン電池は、エンジンの動力が伝達されるオルタネータに接続されており、オルタネータが出力する発電エネルギーを回収することにより充電される。
特開2004−229478号公報
ところで、上記の技術では、車両に搭載される負荷の消費電力がオルタネータの発電する電力よりも大きくなると、リチウムイオン電池を連続して放電(以下「連続放電」ともいう。)させることにより、不足する電力を負荷に供給する場合がある。
しかしながら、リチウムイオン電池を連続放電させると出力が低下するため、例えば、連続放電の後にオルタネータから供給される電力が失陥した場合、リチウムイオン電池の出力がバックアップ負荷の作動に必要な電力を下回る場合がある。
そこで、上記課題に鑑み、リチウムイオン電池の出力がバックアップ負荷の作動に必要な電力を下回ることを抑制可能な車両用電源システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る車両用電源システムは、
車両に搭載される負荷に電力を供給可能なオルタネータと、
前記オルタネータに接続された鉛電池と、
前記鉛電池と並列に、前記オルタネータにDC/DCコンバータを介して接続され、バックアップ負荷に電力を供給することが可能なリチウムイオン電池と、
制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記リチウムイオン電池が連続放電しているか否かを判定する放電判定部と、
前記放電判定部により前記リチウムイオン電池が連続放電していると判定された場合、一定時間が経過したか否かを判定する時間判定部と、
前記時間判定部により前記一定時間が経過したと判定された場合、前記リチウムイオン電池の放電特性を測定する測定部と、
前記測定部により測定された前記放電特性に基づいて前記リチウムイオン電池が出力可能な電流を推定する推定部と、
前記推定部により推定された前記リチウムイオン電池が出力可能な電流が前記バックアップ負荷の作動に必要な電流よりも小さいか否かを判定する電流判定部と、
前記電流判定部により前記リチウムイオン電池が出力可能な電流が前記バックアップ負荷の作動に必要な電流よりも小さいと判定された場合、前記リチウムイオン電池の連続放電を停止する停止制御部と、
を有する。
本実施形態によれば、リチウムイオン電池が出力可能な電流がバックアップ負荷の作動に必要な電流よりも小さい場合にリチウムイオン電池の連続放電を停止するので、リチウムイオン電池の出力がバックアップ負荷の作動に必要な電力を下回ることを抑制することができる。
本実施形態の車両用電源システムの概略構成図である。 リレーの動作を説明する図である。 本実施形態の車両用電源システムの動作を示すフローチャートである。 リチウムイオン電池の放電電流を変化させたときの電池電圧の変化を示すグラフである。 リチウムイオン電池の放電電流と電池電圧との関係を示すグラフである。
以下、発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省略する。
本実施形態の車両用電源システムについて、図1に基づき説明する。図1は、本実施形態の車両用電源システムの概略構成図である。
図1に示すように、車両用電源システムは、鉛電池12と、リチウムイオン電池14と、DC/DCコンバータ16と、リレー18と、オルタネータ20と、ECU(Electronic Control Unit)22とを有する。また、車両用電源システムには、負荷24と、バックアップ負荷26とが電気的に接続されている。
鉛電池12は、オルタネータ20、負荷24及びバックアップ負荷26と電気的に接続されている。鉛電池12は、オルタネータ20から供給される電力を蓄えると共に、蓄えている電力を負荷24及びバックアップ負荷26に供給する充放電可能な二次電池である。
リチウムイオン電池14は、DC/DCコンバータ16を介して鉛電池12、オルタネータ20、負荷24及びバックアップ負荷26と電気的に接続されている。リチウムイオン電池14は、オルタネータ20から供給される電力を蓄えると共に、蓄えている電力を負荷24及びバックアップ負荷26に供給する充放電可能な二次電池である。
DC/DCコンバータ16は、内蔵するパワートランジスタのスイッチング動作に従って、鉛電池12側の電圧を昇圧してリチウムイオン電池14側へ供給する。また、DC/DCコンバータ16は、内蔵するパワートランジスタのスイッチング動作に従って、リチウムイオン電池14側の電圧を降圧して鉛電池12側へ供給する。
リレー18は、DC/DCコンバータ16と、互いに並列接続されたオルタネータ20、鉛電池12及び負荷24と、の間に設けられている。図2は、リレーの動作を説明する図である。より具体的には、図2(a)はオルタネータが発電している場合の状態を示し、図2(b)はオルタネータが発電していない場合の状態を示している。
図2(a)に示すように、リレー18は、オルタネータ20が発電している場合にオンされる。これにより、オルタネータ20から供給される電力がDC/DCコンバータ16により昇圧されてリチウムイオン電池14に蓄えられる。また、リチウムイオン電池14に蓄えられている電力がDC/DCコンバータ16により降圧されて負荷24、バックアップ負荷26等に供給される。
一方、図2(b)に示すように、リレー18は、オルタネータ20が発電していない場合にオフされる。これにより、リチウムイオン電池14に蓄えられている電力がバックアップ負荷26に供給される。このため、オルタネータ20が発電していない場合であっても、バックアップ負荷26が作動する。
オルタネータ20は、車両に搭載されたエンジンの回転を動力源として発電する。オルタネータ20は、鉛電池12、負荷24及びバックアップ負荷26と電気的に接続されている。オルタネータ20は、鉛電池12、負荷24及びバックアップ負荷26に電力を供給することにより、鉛電池12を充電することができると共に、負荷24及びバックアップ負荷26を作動させることができる。また、オルタネータ20は、DC/DCコンバータ16を介してリチウムイオン電池14と電気的に接続されており、リチウムイオン電池14に電力を供給することにより、リチウムイオン電池14を充電することができる。
負荷24は、例えば、エアコン、オーディオ、メータ類、デフォガ、ワイパ、パワーウィンドウ、ライト類等の車両に搭載される補機である。負荷24は、オルタネータ20及び鉛電池12と電気的に接続されており、オルタネータ20及び鉛電池12から電力の供給を受けて作動する。また、負荷24は、DC/DCコンバータ16を介してリチウムイオン電池14と電気的に接続されており、リチウムイオン電池14から電力の供給を受けて作動する。
バックアップ負荷26は、オルタネータ20から供給される電力が低下したり失陥したりしても動作し続ける必要がある負荷である。バックアップ負荷26は、オルタネータ20、鉛電池12及びリチウムイオン電池14と電気的に接続されている。
バックアップ負荷26は、車両がエンジンにより走行する際には、オルタネータ20から電力の供給を受けて作動する。一方、バックアップ負荷26は、オルタネータ20から供給される電力が低下したり失陥したりしている際には、オルタネータ20から電力が供給されないため、リチウムイオン電池14から電力の供給を受けて作動する。これにより、バックアップ負荷26は、オルタネータ20から供給される電力が低下したり失陥したりしている場合であっても作動することができる。
バックアップ負荷26としては、例えば、電気ブレーキが挙げられる。この場合、オルタネータ20から供給される電力が低下したり失陥したりしている場合であっても、リチウムイオン電池14から電気ブレーキに電力が供給されるため、電気ブレーキが作動し、安全に車両を停止することができる。
ECU22は、マイクロコンピュータ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インタフェース等を有する制御装置の一例である。
ECU22は、DC/DCコンバータ16の動作を制御する信号(以下「充放電要求信号」ともいう。)、オルタネータ20の動作を制御する信号(以下「ALT発電要求信号」ともいう。)、及び、リレー18の動作を制御する信号(以下「リレーON/OFF信号」ともいう。)を出力する。
また、ECU22には、リチウムイオン電池14を管理するのに必要な信号(以下「LiB状態信号」)が入力される。LiB状態信号としては、例えば、リチウムイオン電池14の電池電圧、放電電流、充電電流、温度、劣化度合い、放電開始からの経過時間等の信号が挙げられる。
また、ECU22には、鉛電池12を管理するのに必要な信号(以下「Pb−BAT状態信号」ともいう。)が入力される。Pb−BAT状態信号としては、例えば、鉛電池12の電池電圧、放電電流、充電電流等の信号が挙げられる。
ECU22は、放電判定部221と、時間判定部222と、測定部223と、推定部224と、電流判定部225と、停止制御部226とを有する。
放電判定部221は、LiB状態信号に基づいて、リチウムイオン電池14が連続放電しているか否かを判定する。
時間判定部222は、LiB状態信号に基づいて、リチウムイオン電池14が連続放電しているときに、一定時間が経過したか否かを判定する。
測定部223は、LiB状態信号に基づいて、リチウムイオン電池14の放電特性を測定する。
推定部224は、測定部223により測定されたリチウムイオン電池14の放電特性に基づいて、リチウムイオン電池14が出力可能な電流を推定する。
電流判定部225は、リチウムイオン電池14が出力可能な電流がバックアップ負荷26の作動に必要な電流よりも小さいか否かを判定する。
停止制御部226は、リチウムイオン電池14の放電の停止を制御する。
ところで、車両に搭載される負荷24の消費電力がオルタネータ20の発電する電力よりも大きい場合、リチウムイオン電池14を連続放電させることにより、不足する電力を負荷24に供給する場合がある。このとき、リチウムイオン電池14を連続放電させると出力が低下するため、連続放電の後にオルタネータ20から供給される電力が失陥した場合、リチウムイオン電池14の出力がバックアップ負荷26の作動に必要な電力を下回る場合がある。
そこで、本実施形態では、リチウムイオン電池14が連続放電しているときに一定時間が経過すると、ECU22がリチウムイオン電池14の放電特性を測定する。また、ECU22は、測定された放電特性に基づいてリチウムイオン電池14が出力可能な電流を推定し、リチウムイオン電池14が出力可能な電流がバックアップ負荷26の作動に必要な電流よりも小さい場合、リチウムイオン電池14の連続放電を停止する。
これにより、リチウムイオン電池14の出力がバックアップ負荷26の作動に必要な電力を下回ることを抑制することができる。
以下、本実施形態の車両用電源システムの具体的な動作について、図3から図5に基づき具体的に説明する。図3は、本実施形態の車両用電源システムの動作を示すフローチャートである。図4は、リチウムイオン電池の放電電流を変化させたときの電池電圧の変化を示すグラフであり、図4(a)は時間と電流との関係を示し、図4(b)は時間と電圧との関係を示している。図5は、リチウムイオン電池の放電電流と電池電圧との関係を示すグラフである。
まず、図3に示すように、ECU22は、放電判定部221により、リチウムイオン電池14が連続放電しているか否かを判定する(ステップS2)。具体的には、ECU22は、放電判定部221により、リチウムイオン電池14から入力されるLiB状態信号(例えば、放電電流)に基づいて、リチウムイオン電池14が連続放電しているか否かを判定する。
ステップS2において、リチウムイオン電池14が連続放電していると判定された場合、ECU22は、時間判定部222により、一定時間が経過したか否かを判定する(ステップS4)。具体的には、ECU22は、時間判定部222により、リチウムイオン電池14から入力されるLiB状態信号(例えば、放電開始からの経過時間)に基づいて、一定時間が経過したか否かを判定する。一定時間は、リチウムイオン電池14の性能、リチウムイオン電池14の使用環境等に応じて設定することができ、例えば、数秒とすることができる。
なお、リチウムイオン電池14の連続放電は、オルタネータ20の発電する電力よりも負荷24において消費される電力が大きい場合に発生する。オルタネータ20の発電する電力よりも負荷24において消費電力が大きい場合としては、例えば、アイドリングストップ制御によりオルタネータ20が停止している場合、燃費向上や加速感向上のためにオルタネータ20の発電する電力を抑制している場合、ヒータ等の消費電力が大きい負荷24を作動させている場合が挙げられる。なお、アイドリングストップ制御とは、車両が停車中において不必要なエンジンの運転を停止する制御である。
なお、ステップS2において、リチウムイオン電池14が連続放電していないと判定された場合、ステップS2を繰り返す。
ステップS4において、一定時間が経過したと判定された場合、ECU22は、DC/DCコンバータ16を制御することにより、リチウムイオン電池14の放電電流を変化させながら、測定部223により、放電電流(I)−電池電圧(V)特性を測定する(ステップS6)。以下では、リチウムイオン電池14の放電電流を「LiB電流」、リチウムイオン電池14の電池電圧を「LiB電圧」ともいう。具体的には、ステップS4においては、図4(a)に示すように、LiB電流が大きくなるように、又は、小さくなるように変化させる。これにより、図4(b)に示すように、LiB電圧は、LiB電流を大きくしたときに小さくなり、LiB電流を小さくしたときに大きくなる。これは、LiB電流が大きくなると、リチウムイオン電池14の内部抵抗による抵抗損失が大きくなるためである。
なお、ステップS6においては、ECU22は、LiB電流と、LiB電流に対応するLiB電圧との関係を複数のLiB電流において測定することが好ましい。複数のLiB電流において、LiB電流とLiB電圧との関係を測定することにより、リチウムイオン電池14が出力可能な電流を推定するときの精度を高めることができる。本実施形態では、図4(a)及び図4(b)に示すように、LiB電流を変化させた際に、9つのポイントでLiB電流及びLiB電圧を測定した。
また、ステップS6においては、ECU22は、負荷24に印加される電圧が一定に維持されるように、オルタネータ20から出力される電流(以下「ALT電流」ともいう。)を制御しながら、LiB電流を変化させることが好ましい。具体的には、図4(a)に示すように、LiB電流を増加させる場合、増加させるLiB電流に対応させてALT電流を減少させる。一方、LiB電流を減少させる場合、減少させるLiB電流に対応させてALT電流を増加させる。これにより、オルタネータ20、鉛電池12及びリチウムイオン電池14から供給される電流の総量が一定となるため、図4(b)に示すように、負荷24に印加される電圧(負荷電圧)が一定に維持される。その結果、負荷電圧が変動することによるライト類の明滅、ワイパの速度変化、エアコンの風量変化等の電圧変動による違和感や、電圧低下によるECUリセット等のECU22の誤動作の発生を抑制することができる。
また、ステップS6においては、LiB電流を変化させている期間(以下「測定時間」ともいう。)におけるLiB電流の平均値が、LiB電流を変化させていない期間のLiB電流と等しくなるようにLiB電流を変化させることが好ましい。これにより、LiB電流を変化させることによるリチウムイオン電池14の特性変化や、劣化を抑制することができる。
なお、ステップS4において、一定時間が経過していないと判定された場合、ステップS4を繰り返す。
次に、ECU22は、推定部224により、リチウムイオン電池14が出力可能な電流(以下「LiB出力可能電流」ともいう。)を推定する(ステップS8)。LiB出力可能電流とは、LiB電圧がリチウムイオン電池14の放電終止電圧(以下「LiB下限許容電圧」ともいう。)と等しくなるときの電流である。具体的には、まず、図5に示すように、横軸をLiB電流、縦軸をLiB電圧として、ステップS6において測定されたLiB電流とLiB電圧との関係をプロットする。続いて、例えば、最小二乗法により、プロットされた複数の測定点を用いてLiB電流とLiB電圧との関係を示す関係式(y=ax+b)を算出する。続いて、LiB電圧yがLiB下限許容電圧と等しくなるときのLiB電流を算出する。ECU22は、この時に算出されるLiB電流をLiB出力可能電流と推定する。
なお、LiB電流とLiB電圧との関係を示す関係式における傾きaは、リチウムイオン電池14の劣化度合い、温度、放電電流の積算値等によって変化するため、LiB出力可能電流もこれらの変化に対応して変化する。具体的には、例えば、リチウムイオン電池14の劣化度合いが大きくなるほど傾きaの絶対値は大きくなり、LiB出力可能電流が小さくなる。また、例えば、リチウムイオン電池14の温度が低くなるほど傾きaの絶対値は大きくなり、LiB出力可能電流が小さくなる。また、例えば、リチウムイオン電池14の放電電流の積算値が大きくなるほど傾きaは大きくなり、LiB出力可能電流が小さくなる。
次に、ECU22は、電流判定部225により、リチウムイオン電池14のLiB出力可能電流がバックアップ負荷26の作動に必要な電流(以下「バックアップ電流」ともいう。)よりも小さいか否かを判定する(ステップS10)。
ステップS10において、リチウムイオン電池14のLiB出力可能電流がバックアップ電流よりも小さいと判定された場合、ECU22は、停止制御部226により、リチウムイオン電池14の連続放電を中止した後(ステップS12)、処理を終了する。ステップS10において、リチウムイオン電池14のLiB出力可能電流がバックアップ電流以上であると判定された場合、ステップS2へ戻る。
以上に説明したように、本実施形態の車両用電源システムは、リチウムイオン電池14が連続放電しているときに一定時間が経過すると、ECU22がリチウムイオン電池14の放電特性を測定する。また、ECU22は、測定された放電特性に基づいてリチウムイオン電池14が出力可能な電流を推定し、リチウムイオン電池14が出力可能な電流がバックアップ負荷26の作動に必要な電流よりも小さい場合、リチウムイオン電池14の連続放電を停止する。
これにより、リチウムイオン電池14の出力がバックアップ負荷26の作動に必要な電力を下回ることを抑制することができる。
以上、車両用電源システムを実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
本実施形態では、LiB電流とLiB電圧との実測値に基づいて、LiB出力可能電流を推定したが、これに限定されない。例えば、実測値に代えて、実測値と予め定められたマップによる推定結果との組み合わせに基づいて、LiB出力可能電流を推定してもよい。なお、マップは、リチウムイオン電池の劣化度合い、温度、放電電流の積算値をパラメータとすることができる。また、実測値とマップによる推定結果とを組み合わせる場合には、マップの推定精度に応じて重み付けしてもよい。
12 鉛電池
14 リチウムイオン電池
16 DC/DCコンバータ
20 オルタネータ
22 ECU
221 放電判定部
222 時間判定部
223 測定部
224 推定部
225 電流判定部
226 停止制御部
26 バックアップ負荷

Claims (1)

  1. 車両に搭載される負荷に電力を供給可能なオルタネータと、
    前記オルタネータに接続された鉛電池と、
    前記鉛電池と並列に、前記オルタネータにDC/DCコンバータを介して接続され、バックアップ負荷に電力を供給することが可能なリチウムイオン電池と、
    制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記リチウムイオン電池が連続放電しているか否かを判定する放電判定部と、
    前記放電判定部により前記リチウムイオン電池が連続放電していると判定された場合、一定時間が経過したか否かを判定する時間判定部と、
    前記時間判定部により前記一定時間が経過したと判定された場合、前記リチウムイオン電池の放電特性を測定する測定部と、
    前記測定部により測定された前記放電特性に基づいて前記リチウムイオン電池が出力可能な電流を推定する推定部と、
    前記推定部により推定された前記リチウムイオン電池が出力可能な電流が前記バックアップ負荷の作動に必要な電流よりも小さいか否かを判定する電流判定部と、
    前記電流判定部により前記リチウムイオン電池が出力可能な電流が前記バックアップ負荷の作動に必要な電流よりも小さいと判定された場合、前記リチウムイオン電池の連続放電を停止する停止制御部と、
    を有する、
    車両用電源システム。
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