JP6401655B2 - 引合い検討支援システム及び引合い検討支援方法、並びに引合い検討支援プログラム - Google Patents

引合い検討支援システム及び引合い検討支援方法、並びに引合い検討支援プログラム Download PDF

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Description

本発明は、受注に先立って顧客から要求される引合いに関して、要求される引合い仕様を検討して、引合いの製造可否を検討するための過去の製造実績を検索する引合い検討支援システム及び引合い検討支援方法、並びに引合い検討支援プログラムに関する。
従来から、受注に先立って顧客から引合いが要求された場合に、要求される引合い仕様に対して、過去の製造実績を踏まえて、製造可否を検討することが行われている。例えば、特許文献1に示す技術では、顧客から要求される引合い仕様に対して、過去の事例(即ち、製造実績)と引合い仕様との乖離度を算出し、達成可能な仕様かどうかを判定している。また、特許文献2に示す技術では、製造プロセスの操業中または操業後に、製造条件に対する材質性能値を、過去のデータから計算して予測している。
特許文献1または2に記載された技術は、規格などの製品に関する条件、成分などの材料に関する条件、製造方法などの製造に関する条件と、これらの条件で製造を行った場合に、所定の品質試験の条件下で行った品質試験の品質試験値とからなる製造実績情報が格納されたデータベースを参照して、顧客から要求された仕様(製品に関する条件、材料に関する条件、製造に関する条件や品質試験の条件)に対して、実現可能な品質試験値の予測を行ったり、予測される品質試験値が要求範囲に入るように、製品に関する条件、材料に関する条件や製造に関する条件のパラメータを変更したりするものである。
これらの技術において、品質予測に当たっては、製品、材料及び製造に関する条件のパラメータを説明変数とした回帰式等と用いた数理的計算手法により、過去と一致はしなくても、類似又は近傍の製品、材料及び製造に関する条件のパラメータに対して、品質試験値を予測する。品質予測に当たっては、製品、材料及び製造に関する条件、品質試験値の関係が、回帰式などの数理モデルに当てはまるように、事例をグループ化して行う。事例のグループ化においては、特許文献1では同じ製造条件で製造された事例を抽出してグループ化し、特許文献2では複数の局所領域に分割して事例をグループ化している。
特開2010−191790号公報 特開2013−80458号公報
しかしながら、このような従来の技術では、引合い仕様と一致するまたは類似する過去の製造実績を検索したとしても、引合い仕様で要求される製品条件、材料条件及び製造条件をすべて満足ないし安定して製造するのは困難である場合に、それらの条件の中でも優先すべき条件があったり、また、過去の製造実績に見直す必要がある製造実績が含まれたりする場合に、どの製造実績が有用な製造実績であるかどうかの判断が、引合いの製造可否を検討する者(以下、「検討者」と称する。)の経験によって異なり、有用な過去の製造実績が検索できず、的確な製造可否の判断を行うことが難しいという問題が生じる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、受注に先立って顧客から要求される引合いに関して、要求される引合い仕様を検討して、引合いの製造可否を検討する際に、引合い仕様で要求される製品、材料及び製造に関する条件の中でも優先すべき条件があった場合に、優先すべき条件を反映して過去の有用な製造実績を検索する支援を行う引合い検討支援システム及び引合い検討支援方法、並びに引合い検討支援プログラムを提供するものである。
本発明に係る引合い検討支援システムは、演算部と、記憶部と、入力部と、出力部とを有する計算機において、引合いの製造可否を検討するための過去の製造実績を検索する引合い検討支援システムであって、製品、材料及び製造に関する条件と、その条件で製造した場合に品質試験で得られた品質試験値とを項目とした、過去の製造実績に関する製造実績情報を、製造実績データベースとして記憶部に登録する製造実績データベース登録部と、入力部により、前記製造実績情報の項目の一部又は全部に対して要求される値が入力された引合い仕様を記憶部に登録する引合い仕様入力部と、前記引合い仕様で要求される製造実績情報の各項目について、前記引合いを検討する上で優先する項目に対して重み付けをする優先度を予め記憶部に登録する優先度登録部と、前記製造実績データベースに基づいて、前記引合い仕様と一致または類似する検索製造実績を抽出する製造実績抽出部と、前記検索製造実績毎に、前記引合い仕様で要求される製造実績情報の各項目についての前記引合い仕様で要求される値と差である達成度を算出する達成度算出部と、前記製造実績情報の各項目の前記達成度を前記検索製造実績同士で一対比較し、前記検索製造実績毎に求めた他の前記検索製造実績より前記達成度が勝っている項目の前記優先度の和から、他の前記検索製造実績より前記達成度が劣っている項目の前記優先度の和を引いた値である優劣度を算出する優劣度算出部と、前記優先度を全て同じ値として、前記製造実績情報の各項目の前記達成度を前記検索製造実績同士で一対比較し、前記検索製造実績毎に求めた他の前記検索製造実績より前記達成度が勝っている項目の前記優先度の和から、他の前記検索製造実績より前記達成度が劣っている項目の前記優先度の和を引いた値である条件適合度を算出する条件適合度算出部と、前記優劣度と前記条件適合度とを二軸で表現した散布図上に前記検索製造実績を描画して出力部に表示する結果出力部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る引合い検討支援方法は、演算部と、記憶部と、入力部と、出力部とを有する計算機において、引合いの製造可否を検討するための過去の製造実績を検索する引合い検討支援方法であって、製品、材料及び製造に関する条件と、その条件で製造した場合に品質試験で得られた品質試験値とを項目とした、過去の製造実績に関する製造実績情報を、製造実績データベースとして記憶部に登録する製造実績データベース登録ステップと、入力部により、前記製造実績情報の項目の一部又は全部に対して要求される値が入力された引合い仕様を記憶部に登録する引合い仕様入力ステップと、前記引合い仕様で要求される製造実績情報の各項目について、前記引合いを検討する上で優先する項目に対して重み付けをする優先度を予め記憶部に登録する優先度登録ステップと、前記製造実績データベースに基づいて、前記引合い仕様と一致または類似する検索製造実績を抽出する製造実績抽出ステップと、前記検索製造実績毎に、前記引合い仕様で要求される製造実績情報の各項目についての前記引合い仕様で要求される値と差である達成度を算出する達成度算出ステップと、前記製造実績情報の各項目の前記達成度を前記検索製造実績同士で一対比較し、前記検索製造実績毎に求めた他の前記検索製造実績より前記達成度が勝っている項目の前記優先度の和から、他の前記検索製造実績より前記達成度が劣っている項目の前記優先度の和を引いた値である優劣度を算出する優劣度算出ステップと、前記優先度を全て同じ値として、前記製造実績情報の各項目の前記達成度を前記検索製造実績同士で一対比較し、前記検索製造実績毎に求めた他の前記検索製造実績より前記達成度が勝っている項目の前記優先度の和から、他の前記検索製造実績より前記達成度が劣っている項目の前記優先度の和を引いた値である条件適合度を算出する条件適合度算出ステップと、前記優劣度と前記条件適合度とを二軸で表現した散布図上に前記検索製造実績を描画して出力部に表示する結果出力ステップと、を備えることを特徴とする
本発明に係る引合い検討支援プログラムは、演算部と、記憶部と、入力部と、出力部とを有する計算機において、引合いの製造可否を検討するための過去の製造実績を検索する引合い検討支援プログラムであって、製品、材料及び製造に関する条件と、その条件で製造した場合に品質試験で得られた品質試験値とを項目とした、過去の製造実績に関する製造実績情報を、製造実績データベースとして記憶部に登録する製造実績データベース登録ステップと、入力部により、前記製造実績情報の項目の一部又は全部に対して要求される値が入力された引合い仕様を記憶部に登録する引合い仕様入力ステップと、前記引合い仕様で要求される製造実績情報の各項目について、前記引合いを検討する上で優先する項目に対して重み付けをする優先度を予め記憶部に登録する優先度登録ステップと、前記製造実績データベースに基づいて、前記引合い仕様と一致または類似する検索製造実績を抽出する製造実績抽出ステップと、前記検索製造実績毎に、前記引合い仕様で要求される製造実績情報の各項目についての前記引合い仕様で要求される値と差である達成度を算出する達成度算出ステップと、前記製造実績情報の各項目の前記達成度を前記検索製造実績同士で一対比較し、前記検索製造実績毎に求めた他の前記検索製造実績より前記達成度が勝っている項目の前記優先度の和から、他の前記検索製造実績より前記達成度が劣っている項目の前記優先度の和を引いた値である優劣度を算出する優劣度算出ステップと、前記優先度を全て同じ値として、前記製造実績情報の各項目の前記達成度を前記検索製造実績同士で一対比較し、前記検索製造実績毎に求めた他の前記検索製造実績より前記達成度が勝っている項目の前記優先度の和から、他の前記検索製造実績より前記達成度が劣っている項目の前記優先度の和を引いた値である条件適合度を算出する条件適合度算出ステップと、前記優劣度と前記条件適合度とを二軸で表現した散布図上に前記検索製造実績を描画して出力部に表示する結果出力ステップと、を備え、計算機において演算部により読み出して各ステップの処理を実行させることを特徴とする。
これによると、引合い仕様で要求される製造実績情報の各項目について、抽出した過去の製造実績(検索製造実績)に基づいて達成度を算出する。そして、達成度に基づいて、優先する項目に対して重み付けした優先度に基づく優劣度と、重み付けをしない条件適合度とを算出して、散布図上に表示する。これにより、優先すべき条件をより満足する有用な検索製造実績を、散布図に基づいて、検討者が視覚的に把握することができる。従って、優先すべき条件を反映して、過去の有用な製造実績を検索する支援を行うことができる。
尚、達成度について、勝っているとは達成度の値がより小さいことを意味し、劣っているとは達成度の値がより大きいことを意味する。
ここで、前記優劣度及び前記条件適合度は、前記検索製造実績を共通する項目でグループ化し、グループ化したグループ毎の平均値として算出し、前記散布図は、前記グループ毎に描画して良い。
これにより、検索製造実績をグループ毎にまとめて散布図上に描画することができる。即ち、優先すべき条件をより満足する有用な検索製造実績を、散布図に基づいて、検討者がグループ毎にまとめて把握することができる。従って、優先すべき条件を反映して、過去の有用な製造実績をより効率よく検索する支援を行うことができる。
また、前記結果出力部は、更に、前記散布図上に描画された前記グループに含まれる前記検索製造実績の前記製造実績情報を表示して良い。
これにより、散布図上に描画されたグループに含まれる検索製造実績の製造実績情報が表示される。即ち、表示されたグループに含まれる検索製造実績の製造実績情報に基づいて、検討者がグループに含まれる検索製造実績のばらつきを把握することができる。従って、優先すべき条件を反映しつつ、見直す必要のある製造実績かどうかを考慮して、より有用な過去の製造実績を検索する支援を行うことができる。
尚、本発明に係る引合い検討支援プログラムは、リムーバブル型記録媒体やハードディスクなどの固定型記録媒体に記録して配布可能である他、有線又は無線の電気通信手段によってインターネットなどの通信ネットワークを介して配布可能である。
本発明の引合い検討支援システム及び引合い検討支援方法、並びに引合い検討支援プログラムは、受注に先立って顧客から要求される引合いに関して、要求される引合い仕様を検討して、引合いの製造可否を検討する際に、引合い仕様で要求される製品条件、材料条件、製造条件の中でも優先すべき条件があった場合に、優先すべき条件を反映して過去の有用な過去の製造実績を検索する支援を行うことができる。
本実施形態に係る引合い検討支援システムのブロック図である。 本実施形態に係る引合い検討支援方法の処理の手順について説明したフローチャートである。 優劣度と条件適合度とを二軸で表現して検索製造実績を描画した散布図の一例である。 図3で示す一部の範囲について、優劣度と条件適合度とを二軸で表現した散布図である。 散布図上の検索製造実績の製造実績情報のリストを示す一例である。 優劣度と条件適合度とを二軸で表現して検索製造実績のグループを描画した散布図の一例であり、散布図上で指定したグループの製造実績情報の一部を示す図である。 本実施例に係る検索製造実績について描画した優劣度と条件適合度とを二軸とする散布図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る引合い検討支援システム及び引合い検討支援方法、並びに引合い検討支援プログラムを実施するための形態について、具体的な一例に即して説明する。
まず、本実施形態に係る引合い検討支援システムについて、図1に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る引合い検討支援システムのブロック図である。引合い検討支援システム1は、演算部と、記憶部と、入力部と、出力部と、から構成されて、計算機上に実装される。ここで、図1に示される引合い検討支援システム1の各部(演算部、記憶部、入力部、及び、出力部)は、例えば汎用のパーソナルコンピュータ等の計算機によって構成される。かかる計算機には、CPU、ROM、RAM、ハードディスク、CD−ROMの駆動装置などのハードウェアが収納されており、ハードディスクには、プログラム(このプログラムは、リムーバブルな記憶媒体に記録することにより、様々なコンピュータにインストールすることが可能である)を含む各種のソフトウェアが記録される。そして、これらのハードウェアおよびソフトウェアが組み合わされることによって、上述の各部が構築される。
図1に示すように、引合い検討システム1は、製造実績データベース11と、引合い仕様記憶部(引合い仕様)12と、検索製造実績記憶部(検索製造実績)13と、達成度記憶部(達成度)14と、優先度記憶部(優先度)15と、優劣度記憶部(優劣度)16と、条件適合度記憶部(条件適合度)17と、製造実績データベース登録部21と、引合い仕様入力部22と、製造実績抽出部23と、達成度算出部24と、優先度登録部25と、優劣度算出部26と、条件適合度算出部27と、結果出力部28と、から構成される。
製造実績データベース登録部21は、製品、材料及び製造に関する条件と、その条件で製造した場合に品質試験で得られた品質試験値とを項目とした、過去の製造実績に関する製造実績情報を、製造実績データベース1同じ値として、外部から記憶部に登録するためのものである。ここで、製品に関する条件は、例えば、鋼板に関する引合いである場合は、用途や材質性能などを定めた規格や、板厚等が該当する。また、材料に関する条件は、例えば、鋼板に関する引合いである場合は、強度や低温での靱性の度となるシャルピー試験などの材料に関する品質試験の条件(試験温度条件やサンプル材条件)等が該当する。また、製造に関する条件は、例えば、鋼板に関する引合いである場合は、成分条件(鋼種)、熱処理条件、圧延条件等が該当する。また、品質試験値とは、これらの条件で製造を行った場合に、所定の品質試験の条件下で行った品質試験の品質試験値である。そして、これらの条件及び品質試験値を項目とした、過去の製造実績の実績値に関する製造実績情報が、製造実績データベース1同じ値として登録される。尚、製造実績データベース登録部21において、外部から登録される過去の製造実績についての製造実績情報は、予め、図示しない入力部(キーボード等)から入力したり、リムーバブルな記憶媒体に記録されて与えたり、有線又は無線の電気通信手段によってインターネットなどの通信ネットワークを介して与えたりして、記憶装置や補助記憶装置等に記憶する。
引合い仕様入力部22は、入力部により、製造実績情報の項目の一部又は全部に対して要求される値が入力された引合い仕様を、引合い仕様12として、外部から記憶部に登録するためのものである。ここで、製造実績情報の項目とは、製品に関する条件、材料に関する条件、製造に関する条件、所定の品質試験の品質試験値(具体的には、品質試験値の上限値、下限値、または、範囲)である。尚、引合い仕様入力部22において、外部から入力される引合い仕様は、予め、図示しない入力部(キーボード等)から入力したり、リムーバブルな記憶媒体に記録されて与えたり、有線又は無線の電気通信手段によってインターネットなどの通信ネットワークを介して与えたりして、記憶装置や補助記憶装置等に記憶する。
製造実績抽出部23は、製造実績データベース11に基づいて、引合い仕様12を満足する製造実績を検索製造実績13として抽出して記憶部に登録するためのものである。即ち、製造実績抽出部23では、引合い仕様12で要求される製造実績情報の項目の一部又は全部に対する値と一致するまたは類似する過去の製造実績を抽出する。尚、製造実績抽出部23で抽出して登録した検索製造実績13は、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置にリストや散布図として出力されることが好ましい。散布図は、抽出された検索製造実績13に関して、製品、材料及び製造に関する条件とその条件で製造した場合に得られた品質試験値の中から入力部により選択された2つの項目を縦軸と横軸として、抽出された検索製造実績13を該当する位置にプロットして表示する。
達成度算出部24は、製造実績抽出部23で抽出された検索製造実績13毎に、引合い仕様12で要求される製造実績情報の各項目についての引合い仕様12で要求される値との差である達成度を算出するためのものである。そして、算出された達成度は、達成度14として記憶部に記憶される。ここで、達成度14は、引合い仕様12で要求される製造実績情報の各項目について、要求される値と検索製造実績の値との乖離度である。引合い仕様12で要求される製造実績情報のある項目について、範囲で要求されている場合は、次のように算出する。要求される範囲内であれば、乖離度は0となるものとする。要求される範囲より大きければ、要求される範囲の上限値から検索製造実績の値を引いた値とする。要求される範囲より小さければ、要求される範囲の下限から検索製造実績の値を引いた値とする。尚、引合い仕様12で要求される値が製造実績情報の一部の項目である場合は、引合い仕様12で要求されていない製造実績情報の項目については、達成度14は算出されない。
優先度登録部25は、引合い仕様12で要求される製造実績情報の各項目について、引合いを検討する上で優先する項目に対して重み付けをする優先度を、優先度15として、予め外部から記憶部に登録するためのものである。ここで、優先度とは、製造実績情報の項目である製品に関する条件、材料に関する条件、製造に関する条件、所定の品質試験の品質試験値(具体的には、品質試験値の上限値、下限値、または、範囲)について、引合いを検討する上で優先すべき条件について、より大きく重み付けするために大きい値とし、優先されない条件については、より小さく重み付けするために小さい値として設定する。尚、優先度登録部25において、外部から入力される優先度は、予め、図示しない入力部(キーボード等)から入力したり、リムーバブルな記憶媒体に記録されて与えたり、有線又は無線の電気通信手段によってインターネットなどの通信ネットワークを介して与えたりして、記憶装置や補助記憶装置等に記憶する。
優劣度算出部26は、製造実績情報の各項目の達成度24を検索製造実績13同士で一対比較し、検索製造実績13毎に求めた他の検索製造実績13より達成度24が勝っている項目の優先度15の和から、他の検索製造実績13より達成度24が劣っている項目の優先度15の和を引いた値である優劣度を算出するためのものである。達成度が勝っているかまたは劣っているかは、達成度の値を比較して、達成度の値が小さい方が勝っており、大きい方が劣っているものとする。そして、算出された優劣度は、優劣度16として記憶部に記憶される。
条件適合度算出部27は、優先度を全て同じ値として、製造実績情報の各項目の達成度24を検索製造実績13同士で一対比較し、検索製造実績13毎に求めた他の検索製造実績13より達成度24が勝っている項目の優先度15の和から、他の検索製造実績13より達成度24が劣っている項目の優先度15の和を引いた値である条件適合度を算出するためのものである。そして、算出された条件適合度は、条件適合度17として記憶部に記憶される。
結果出力部28は、優劣度算出部26で算出した優劣度16と条件適合度算出部27で算出した条件適合度17とを二軸で表現した散布図上に検索製造実績13を描画してディスプレイ、プリンタ等の出力装置に出力するためのものである。尚、結果出力部28では、散布図上の優劣度と条件適合度とを、特定の範囲に絞りこんで、検索製造実績13を表示するものであっても良い。ここで、当該特定の範囲は、入力部により入力されて決定されても良いし、検索製造実績13の数に応じて自動的に決定されても良い。
具体的には、例えば、結果出力部28において、図3に示すように多数の検索製造実績が描画された散布図が出力されると、検討する検索製造実績を選択するのに困難なため、例えば、図3の右上の枠で囲んだ特定の範囲に絞りこんで、図4に示すように特定の範囲のみを出力しても良い。図4の右上の検索製造実績は、優劣度も条件適合度のいずれも大きい。即ち、図4の右上の検索製造実績は、いずれの項目の条件にも適合しており、且つ、引合いを検討する上で優先すべき項目の条件により適合しているものである。図4の右下の検索製造実績は、優劣度よりも条件適合度が大きい。即ち、図4の右下の検索製造実績は、いずれの項目の条件にも適合しており、且つ、引合いを検討する上で優先すべき項目の条件にはあまり適合していない、即ち、不要な項目の条件に適合しているものである。図4の左上の検索製造実績は、条件適合度よりも優劣度が大きい。即ち、図4の左上の検索製造実績は、いずれの項目の条件にも適合しているわけではないが、引合いを検討する上で優先すべき項目の条件が突出して適合しているものである。図4の左下の検索製造実績は、優劣度も条件適合度のいずれも小さい。即ち、図4の左下の検索製造実績は、いずれの項目の条件にも適合せず、且つ、引合いを検討する上で優先すべき項目の条件にも適合していない、いわゆる検討対象とはならない製造実績である。
ここで、結果出力部28では、散布図を出力すると共に、散布図上に表示される検索製造実績13の1つまたは複数について、入力部で選択された場合に、選択された検索製造実績の引合い仕様12で要求される製造実績情報の各項目についてのリストを表示しても良い。これにより、検索製造実績が、見直す必要がある製造実績でないか、即ち、検討するのに有用な製造実績かどうかを判断することができる。
具体的には、例えば、図5に示すように、検索製造実績の各項目について表示したリストが出力されたとする。図5によると、検討者は、一番下に表示される検索製造実績が、彩色されている欄に示す通り、エネルギーの工程のばらつきが多く、信憑性の低い製造実績であることを判断することができる。
次に、本実施形態に係る引合い検討支援方法の処理の手順について、図2に基づいて、説明する。図2は、本実施形態に係る引合い検討支援方法の処理の手順について説明したフローチャートである。
尚、以下で説明する本実施形態に係る引合い検討支援方法の処理は、計算機においても同様に、引合い検討支援プログラムとしてCPUにより読み出して実行することができる。また、この引合い検討支援プログラムは、リムーバブルな記憶媒体に記録しておくことにより、様々な計算機の記憶装置にインストールすることが可能である。
まず、製品、材料及び製造に関する条件と、その条件で製造した場合に品質試験で得られた品質試験値とを項目とした、過去の製造実績に関する製造実績情報を、製造実績データベースとして、外部から記憶部に登録する(S1:製造実績データベース登録ステップ)。尚、本ステップは、上述した引合い検討支援システム1の製造実績データベース11及び製造実績データベース登録部21に相当し、詳細な説明を省略する。
そして、入力部により、製造実績情報の項目の一部又は全部に対して要求される値が入力された引合い仕様を、引合い仕様として、外部から記憶部に登録する(S2:引合い仕様入力ステップ)。尚、本ステップは、上述した引合い検討支援システム1の引合い仕様12及び引合い仕様入力部22に相当し、詳細な説明を省略する。
また、引合い仕様で要求される製造実績情報の各項目について、引合いを検討する上で優先する項目について重み付けをする優先度を、予め外部から記憶部に登録する(S2:優先度登録ステップ)。尚、本ステップは、上述した引合い検討支援システム1の優先度15及び優先度登録部25に相当し、詳細な説明を省略する。
次に、製造実績データベースに基づいて、引合い仕様に一致するまたは類似する製造実績を検索製造実績として抽出して記憶部に登録する(S3:製造実績抽出ステップ)。ここで抽出された検索製造実績は、出力部により出力装置に表示される。尚、本ステップは、上述した引合い検討支援システム1の検索製造実績13及び製造実績抽出部23に相当し、詳細な説明を省略する。
そして、検索製造実績毎に、引合い仕様で要求される製造実績情報の各項目についての引合い仕様で要求される値との差である達成度を算出する(S4:達成度算出ステップ)。尚、本ステップは、上述した引合い検討支援システム1の達成度14及び達成度算出部24に相当し、詳細な説明を省略する。
次に、製造実績情報の各項目の達成度を検索製造実績同士で一対比較し、検索製造実績毎に求めた他の検索製造実績より達成度が勝っている項目の優先度の和から、他の検索製造実績より達成度が劣っている項目の優先度の和を引いた値である優劣度を算出する(S5:優劣度算出ステップ)。尚、本ステップは、上述した引合い検討支援システム1の優劣度16及び優劣度算出部26に相当し、詳細な説明を省略する。
また、優先度を全て同じ値として、製造実績情報の各項目の達成度を検索製造実績同士で一対比較し、検索製造実績毎に求めた他の検索製造実績より達成度が勝っている項目の優先度の和から、他の検索製造実績より達成度が劣っている項目の優先度の和の総和を引いた値である条件適合度を算出する(S6:条件適合度算出ステップ)。尚、本ステップは、上述した引合い検討支援システム1の条件適合度17及び条件適合度算出部27に相当し、詳細な説明を省略する。
最後に、優劣度と条件適合度とを二軸で表現した散布図上に検索製造実績を描画してディスプレイ、プリンタ等の出力装置に出力する(S7:結果出力ステップ)。尚、本ステップは、上述した引合い検討支援システム1の結果出力部28に相当し、詳細な説明を省略する。
このように、本実施形態の引合い検討支援システム及び引合い検討支援方法、並びに引合い検討支援プログラムによれば、引合い仕様で要求される製造実績情報の各項目について、抽出した過去の製造実績(検索製造実績)に基づいて達成度を算出する。そして、達成度に基づいて、優先する項目に対して重み付けした優先度に基づく優劣度と、重み付けをしない条件適合度とを算出して、散布図上に表示する。これにより、優先すべき条件をより満足する有用な検索製造実績を、散布図に基づいて、検討者が視覚的に把握することができる。従って、優先すべき条件を反映して、過去の有用な製造実績を検索する支援を行うことができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいてさまざまな変更が可能なものである。
例えば、優劣度算出部26で算出する優劣度16、及び、条件適合度算出部27で算出する条件適合度17は、検索製造実績13を共通する項目でグループ化し、グループ化したグループ毎の平均値として算出しても良い。例えば、製造実績情報のある項目が同じ値である検索製造実績13を1つのグループとして、グループ化する。そして、グループ内の検索製造実績13の優劣度16及び条件適合度17の平均値を、当該グループの優劣度16及び条件適合度17として算出する。これにより、検索製造実績13をグループ毎にまとめて散布図上に描画することができる。即ち、優先すべき条件をより満足する有用な検索製造実績13を、散布図に基づいて、検討者がグループ毎にまとめて把握することができる。従って、優先すべき条件を反映して、過去の有用な製造実績をより効率よく検索する支援を行うことができる。
また、この場合、引合い検討支援システム1の結果出力部28において、散布図上に描画されたグループに含まれる検索製造実績13の製造実績情報を表示しても良い。これにより、表示されたグループに含まれる検索製造実績13の製造実績情報に基づいて、検討者がグループに含まれる検索製造実績13のばらつきを把握することができる。従って、優先すべき条件を反映しつつ、見直す必要のある製造実績かどうかを考慮して、より有用な過去の製造実績を検索する支援を行うことができる。
具体的には、例えば、結果出力部28において、図6に示すような散布図が出力されたとして、最も検討するのに適していると思われる右上の検索製造実績13のグループについて、グループ内の検索製造実績13のエネルギーの値を表示する(図6に示す吹き出し部)。図6に示す吹き出し部に表示されたグループ内の検索製造実績13によると、そのグループ内に含まれる3つの検索製造実績13のエネルギーの値が、310、35、315である。そして、3つの検索製造実績13のエネルギーの値のばらつきが大きいため、検討者は、そのグループには信憑性が低い製造実績が含まれていることが分かる。
次に、本実施形態の引合い検討支援システム及び引合い検討支援方法、並びに引合い検討支援プログラムに係る実施例について、以下で説明する。
本実施例について、図2に示す本実施形態に係る引合い検討支援方法の処理の手順に沿って説明する。本実施例では、鋼板に関する引合いを想定する。
まず、製品、材料及び製造に関する条件と、その条件で製造した場合に品質試験で得られた品質試験値とを項目とした、過去の製造実績に関する製造実績情報を、製造実績データベースとして、外部から記憶部に登録する(S1)。本実施例では、製品条件は、規格と板厚等である。材料条件は、鋼種、品質試験についての試験条件、試験片等である。製造条件は、熱処理条件、圧延条件等である。
また、入力部により、製造実績情報の項目の一部又は全部に対して要求される値が入力された引合い仕様を、引合い仕様として、外部から記憶部に登録する(S2)。本実施例では、引合い仕様として、試験温度、板厚、エネルギー、強度の項目に対して要求される値が入力される。
また、引合い仕様で要求される製造実績情報の各項目について、引合いを検討する上で優先する項目について重み付けをする優先度を、予め外部から記憶部に登録する(S2)。本実施例では、試験温度、板厚、エネルギー、強度についての優先度を、それぞれ、10、10、2、2として登録する。即ち、本実施例では、試験温度と板厚の条件が、エネルギーと強度の条件よりも優先されることになる。
次に、製造実績データベースに基づいて、引合い仕様を満足する製造実績を検索製造実績として抽出して記憶部に登録する(S3)。本実施例では、検索製造実績としてa〜dの4種類の製造実績が抽出されたものとする。
そして、検索製造実績毎に、引合い仕様で要求される製造実績情報の各項目についての引合い仕様で要求される値との差である達成度を算出する(S4)。本実施例では、次の表1に示すように、a〜dの検索製造実績毎に、試験温度、板厚、エネルギー、強度についての達成度が算出される。尚、表1に示す達成度では、引合い仕様で要求される値から検索製造実績の値を引いた値を示しているが、その絶対値で表すようにしても良い。
次に、製造実績情報の各項目の達成度を検索製造実績同士で一対比較し、検索製造実績毎に求めた他の検索製造実績より達成度が勝っている項目の優先度の和から、他の検索製造実績より達成度が劣っている項目の優先度の和を引いた値である優劣度を算出する(S5)。本実施例では、まず、検索製造実績毎に、次の表2に示すように、優先度の和が計算される。表2に示すように、検索製造実績について、項目ごとに一対比較をして、勝っている(達成度がより小さい)項目の優先度の和が求められる。
そして、本実施例では、次の表3に示すように、優劣度が算出される。表3に示す「行の和」は、その行に記載される検索製造実績が、列に記載される他の検索製造実績に対して勝っている項目の優先度の和の総和である。表3に示す「列の和」は、その列に記載される検索製造実績が、行に記載される他の検索製造実績に対して劣っている項目の優先度の和の総和である。そして、「優劣度」は、「列の和」から「行の和」を引いた値として算出されている。
表3に示すように、本実施例では、検索製造実績について、b>c>d>>aの順に優先したい項目の条件を満足しており、検討すべき製造実績として適していると考えられる。
そして、優先度を全て同じ値(本実施例では1)として、製造実績情報の各項目の達成度を検索製造実績同士で一対比較し、検索製造実績毎に求めた他の検索製造実績より達成度が勝っている項目の優先度の和から、他の検索製造実績より達成度が劣っている項目の優先度の和を引いた値である条件適合度を算出する(S6)。本実施例では、優先度を同じ値として、上記ステップS5で算出した優劣度と同様の処理を行い、表4に示すように、「条件適合度」が算出される。
表4に示すように、本実施例では、検索製造実績について、c>b=d>aの順に条件に適合していると考えられる。
最後に、優劣度と条件適合度とを二軸で表現した散布図上に検索製造実績を描画してディスプレイ、プリンタ等の出力装置に出力する(S7)。本実施例では、図7に示す散布図が表示される。
図7に示すように、本実施例では、優先する項目に対して重み付けした優先度に基づいた度である優劣度と、重み付けをしない条件適合度との両方が高い検索製造実績bまたはcが検討すべき製造実績であることが視覚的に把握することができる。
このように、本実施例では、引合い仕様で要求される製造実績情報の各項目について、抽出した過去の製造実績(検索製造実績)に基づいて達成度を算出する。そして、達成度に基づいて、優先する項目に対して重み付けした優先度に基づく優劣度と、重み付けをしない条件適合度とを算出して、散布図上に表示する。これにより、優先すべき条件をより満足する有用な検索製造実績を、散布図に基づいて、検討者が視覚的に把握することができる。従って、優先すべき条件を反映して、過去の有用な製造実績を検索する支援を行うことができることが分かる。
11 製造実績データベース
12 引合い仕様
13 検索製造実績
14 達成度
15 優先度
16 優劣度
17 条件適合度
21 製造実績データベース登録部
22 引合い仕様入力部
23 製造実績抽出部
24 達成度算出部
25 優先度登録部
26 優劣度算出部
27 条件適合度算出部
28 結果出力部
S1 製造実績データベース登録ステップ
S2 引合い仕様入力ステップ、優先度登録ステップ
S3 製造実績抽出ステップ
S4 達成度算出ステップ
S5 優劣度算出ステップ
S6 条件適合度算出ステップ
S7 検索結果出力ステップ

Claims (5)

  1. 演算部と、記憶部と、入力部と、出力部とを有する計算機において、引合いの製造可否を検討するための過去の製造実績を検索する引合い検討支援システムであって、
    製品、材料及び製造に関する条件と、その条件で製造した場合に品質試験で得られた品質試験値とを項目とした、過去の製造実績に関する製造実績情報を、製造実績データベースとして記憶部に登録する製造実績データベース登録部と、
    入力部により、前記製造実績情報の項目の一部又は全部に対して要求される値が入力された引合い仕様を記憶部に登録する引合い仕様入力部と、
    前記引合い仕様で要求される製造実績情報の各項目について、前記引合いを検討する上で優先する項目に対して重み付けをする優先度を予め記憶部に登録する優先度登録部と、
    前記製造実績データベースに基づいて、前記引合い仕様と一致または類似する検索製造実績を抽出する製造実績抽出部と、
    前記検索製造実績毎に、前記製造実績情報の各項目についての前記引合い仕様で要求される値と差である達成度を算出する達成度算出部と、
    前記製造実績情報の各項目の前記達成度を前記検索製造実績同士で一対比較し、前記検索製造実績毎に求めた他の前記検索製造実績より前記達成度が勝っている項目の前記優先度の和から、他の前記検索製造実績より前記達成度が劣っている項目の前記優先度の和を引いた値である優劣度を算出する優劣度算出部と、
    前記優先度を全て同じ値として、前記製造実績情報の各項目の前記達成度を前記検索製造実績同士で一対比較し、前記検索製造実績毎に求めた他の前記検索製造実績より前記達成度が勝っている項目の前記優先度の和から、他の前記検索製造実績より前記達成度が劣っている項目の前記優先度の和を引いた値である条件適合度を算出する条件適合度算出部と、
    前記優劣度と前記条件適合度とを二軸で表現した散布図上に前記検索製造実績を描画して出力部に表示する結果出力部と、
    を備えることを特徴とする引合い検討支援システム。
  2. 前記優劣度及び前記条件適合度は、前記検索製造実績を共通する項目でグループ化し、グループ化したグループ毎の平均値として算出し、
    前記散布図は、前記グループ毎に描画することを特徴とする請求項1に記載の引合い検討支援システム。
  3. 前記結果出力部は、更に、前記散布図上に描画された前記グループに含まれる前記検索製造実績の前記製造実績情報を表示することを特徴とする請求項2に記載の引合い検討支援システム。
  4. 演算部と、記憶部と、入力部と、出力部とを有する計算機において、引合いの製造可否を検討するための過去の製造実績を検索する引合い検討支援方法であって、
    製品、材料及び製造に関する条件と、その条件で製造した場合に品質試験で得られた品質試験値とを項目とした、過去の製造実績に関する製造実績情報を、製造実績データベースとして記憶部に登録する製造実績データベース登録ステップと、
    入力部により、前記製造実績情報の項目の一部又は全部に対して要求される値が入力された引合い仕様を記憶部に登録する引合い仕様入力ステップと、
    前記引合い仕様で要求される製造実績情報の各項目について、前記引合いを検討する上で優先する項目に対して重み付けをする優先度を予め記憶部に登録する優先度登録ステップと、
    前記製造実績データベースに基づいて、前記引合い仕様と一致または類似する検索製造実績を抽出する製造実績抽出ステップと、
    前記検索製造実績毎に、前記引合い仕様で要求される製造実績情報の各項目についての前記引合い仕様で要求される値と差である達成度を算出する達成度算出ステップと、
    前記製造実績情報の各項目の前記達成度を前記検索製造実績同士で一対比較し、前記検索製造実績毎に求めた他の前記検索製造実績より前記達成度が勝っている項目の前記優先度の和から、他の前記検索製造実績より前記達成度が劣っている項目の前記優先度の和を引いた値である優劣度を算出する優劣度算出ステップと、
    前記優先度を全て同じ値として、前記製造実績情報の各項目の前記達成度を前記検索製造実績同士で一対比較し、前記検索製造実績毎に求めた他の前記検索製造実績より前記達成度が勝っている項目の前記優先度の和から、他の前記検索製造実績より前記達成度が劣っている項目の前記優先度の和を引いた値である条件適合度を算出する条件適合度算出ステップと、
    前記優劣度と前記条件適合度とを二軸で表現した散布図上に前記検索製造実績を描画して出力部に表示する結果出力ステップと、
    を備えることを特徴とする引合い検討支援方法。
  5. 演算部と、記憶部と、入力部と、出力部とを有する計算機において、引合いの製造可否を検討するための過去の製造実績を検索する引合い検討支援プログラムであって、
    製品、材料及び製造に関する条件と、その条件で製造した場合に品質試験で得られた品質試験値とを項目とした、過去の製造実績に関する製造実績情報を、製造実績データベースとして記憶部に登録する製造実績データベース登録ステップと、
    入力部により、前記製造実績情報の項目の一部又は全部に対して要求される値が入力された引合い仕様を記憶部に登録する引合い仕様入力ステップと、
    前記引合い仕様で要求される製造実績情報の各項目について、前記引合いを検討する上で優先する項目に対して重み付けをする優先度を予め記憶部に登録する優先度登録ステップと、
    前記製造実績データベースに基づいて、前記引合い仕様と一致または類似する検索製造実績を抽出する製造実績抽出ステップと、
    前記検索製造実績毎に、前記引合い仕様で要求される製造実績情報の各項目についての前記引合い仕様で要求される値と差である達成度を算出する達成度算出ステップと、
    前記製造実績情報の各項目の前記達成度を前記検索製造実績同士で一対比較し、前記検索製造実績毎に求めた他の前記検索製造実績より前記達成度が勝っている項目の前記優先度の和から、他の前記検索製造実績より前記達成度が劣っている項目の前記優先度の和を引いた値である優劣度を算出する優劣度算出ステップと、
    前記優先度を全て同じ値として、前記製造実績情報の各項目の前記達成度を前記検索製造実績同士で一対比較し、前記検索製造実績毎に求めた他の前記検索製造実績より前記達成度が勝っている項目の前記優先度の和から、他の前記検索製造実績より前記達成度が劣っている項目の前記優先度の和を引いた値である条件適合度を算出する条件適合度算出ステップと、
    前記優劣度と前記条件適合度とを二軸で表現した散布図上に前記検索製造実績を描画して出力部に表示する結果出力ステップと、
    を備え、計算機において演算部により読み出して各ステップの処理を実行させることを特徴とする引合い検討支援プログラム。
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