JP5900154B2 - 商品推薦方法及びサーバ装置 - Google Patents

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本発明は、購入する可能性の高い商品を精度良く提案する商品レコメンデーション装置に関する。
近年、インターネット上で商品を販売するショッピングサイトでは、大量の商品の中から利用者の求めるものを推定し、推薦するシステム(レコメンデーションシステム)が使われている。これにより、利用者は大量の商品を全部評価することなく、レコメンデーションシステムにより推薦された商品の中から、効率的に自分の欲しい商品を選ぶことができる。また、ショッピングサイト運営者は、レコメンデーションシステムで利用者と商品とを効率良くマッチングすることで販売機会を増やしている。このようなレコメンデーションシステムでは、利用者のある商品への評価値を推測し、その評価値に基づいて商品を推薦している。
各アイテムに対して各ユーザが与えた評価値などを用いて、注目ユーザの評価の傾向を示すユーザ統計量を計算して、そのユーザ統計量に基づいて、注目ユーザに対するアイテムに関する情報の提示を制御すること、ユーザが複数項目に与えた評価に基づいてユーザ間の類似性係数を計算し、あるユーザが評価をしていない項目に、類似性係数に基づく近傍ユーザが与えた評価を用いてそのユーザに複数の項目から1つの項目を推奨する等の技術が提案されている。
特開2009−157907号公報 特表平11−509019号公報
しかしながら、上記従来技術では、既に評価された商品の評価値に基づいて、評価されていない商品の評価値を推定する際に、推定値の確からしさが考慮されない。そのため、商品を推薦する際に、思いも寄らない商品を発見したいという利用者の欲求を満たすことができず、また、高評価が高確率で推定される堅実な商品の推薦と、ばらつきは大きいがもっと高評価の可能性を含んでいる冒険的な商品の推薦とをおりまぜて行うことができなかった。
よって、本発明の目的は、商品の評価値の推定値の誤差に基づいて、推薦する商品を決定することである。
開示の技術は、コンピュータによって実行される商品推薦方法であって、評価値推定部が、記憶部に記憶される類似度データベースに格納される商品間の類似度を参照して、利用者毎に、該利用者が未だ評価していない未評価商品に類似した商品のうち該利用者が評価済みの商品の評価値を用いて、該利用者の該未評価商品の評価値を推定した推定評価値と、該推定評価値の真の評価値に対する分散とを計算し、前記評価値推定部が、前記利用者毎に、前記計算された推定評価値と分散とを夫々、該未評価商品の商品名に対応付けて前記記憶部内の推定情報データベースに格納し、推薦商品決定部が、前記記憶部に記憶された前記推定情報データベースに格納される、ログインした利用者の前記評価済みの商品に係る購入確率と、前記未評価商品の商品名に対応づけられる前記推定評価値と、該推定評価値の分散とから、前記未評価商品の購入確率を計算し、前記推薦商品決定部が、前記計算した未評価商品の購入確率の大きい順で商品名を前記ログインした利用者の利用者端末に表示する。
また、上記課題を解決するための手段として、商品を推薦するサーバ装置、コンピュータに商品を推薦せるためのプログラム、及び、そのプログラムを記録した記録媒体とすることもできる。
開示の技術では、インターネット上でのショッピングサイト等で商品を推薦するレコメンデーションシステムにおいて、利用者の未評価の商品に対する評価値の推定値(推定評価値)の真の評価値に対するばらつき(分散)が考慮されるため、精度良い購入確度で商品を推薦することができる。
レコメンデーションシステムの構成例を示す図である。 Webサーバのハードウェア構成を示す図である。 評価値データベースのデータ構成例を示す図である。 類似度計算部による結果を示す類似度データベースのデータ構成例を示す図である。 推定情報データベースのデータ構成例を示す図である。 本実施例における推定評価値の分散を説明するための図である。 最頻値が一致する2つの商品から1つを推薦する第1の実施例を説明するための図である。 最頻値が異なる2つの商品から1つを推薦する第2の実施例を説明するための図である。 特定の利用者の商品を購入する傾向にある評価値に基づいて、特定の商品を購入する確率を計算する第1の購入確率計算方法を説明するための図である。 特定の利用者の購入確率に基づいて、特定の商品を購入する確率を計算する第2の購入確率計算方法を説明するための図である。 購入パターンテーブルのデータ構成例を示す図である。 評価値推定部での処理を説明するためのフローチャート図である。 推薦商品決定部での処理を説明するためのフローチャート図である。 推薦商品リストのデータ構成例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施例に係るレコメンデーションシステムでは、協調フィルタリングが用いられる。協調フィルタリングには、ユーザベースと、アイテムベースの2つの基本的な方法が存在する。本実施例では、アイテムベースの協調フィルタリングが適用される。
アイテムベースの協調フィルタリングを使った利用者uの商品cの評価値ra,bの推測方法について説明する。
まず、商品間の類似度sを式(1)によって計算する。類似度sはコサイン距離又はピアソンの相関係数が使われることが多い。以後は、ピアソンの相関係数を使った場合で説明する。
Figure 0005900154
:商品cを評価した利用者の集合
:商品cの評価値の平均
2つの商品1、2(図3)の類似度は、商品1、2の両方を評価している利用者(図3の「利用者1」、「利用者3」、「利用者4」、・・・、「利用者n」)の評価値の相関関係となる。
次に、別の評価済みの商品の評価値を使って評価値の推定値を式(2)によって計算する。
Figure 0005900154
Neighbor(b):商品cとの類似度が高く、利用者uが評価している商品K個の集合
上式(2)による評価値ra,bの推定値の計算では、利用者uが商品cと類似度の高い商品を評価している場合と、類似度の低い商品しか評価していない場合とで、その違いが表されない。
高い類似度(例えば、0.9)の商品c、c、cの3つから計算する場合、上式(2)から、
Figure 0005900154
この式(3)を得る。
低い類似度(例えば、0.2)の商品c、c、cの3つから計算する場合、同様に上式(2)から、
Figure 0005900154
この式(4)を得る。
式(3)と式(4)は同じになるため、推定値の誤差(分散又はばらつき)が計算されない。そのため商品を推薦する際に、指標として推定値は利用可能であるが、推定値の不確からしさを表す推定値の誤差を指標として利用できない。その弊害として、思いも寄らない商品を発見したいという利用者の欲求を満たせない場合や、高評価が高確率で推定される堅実な商品の推薦と、ばらつきは大きいがもっと高評価の可能性を含んでいる冒険的な推薦をおりまぜて行うことができない場合がある。
評価値ra,bの推定値の計算部分では、利用者uが商品cと類似度のあまり高くない商品しか評価していない場合、推定値の標準誤差(即ち、真の評価値と推定値との差分の分散の平方根)が大きくなってしまう。
説明の簡単化のため、商品cとの類似度が高い商品neihbor(b)は1つ(商品c)、類似度はピアソンの相関係数であるとする。また、真の評価値ra,bに対する推定値は、
Figure 0005900154
この式(5)で表されるので、標準誤差の2乗は、下記式(6)となる。
Figure 0005900154
ρb,jの値により、下記式(7)となるケースがある。
Figure 0005900154
即ち、単純に商品の推定値を平均値とした時よりその標準誤差は大きくなってしまう。
上述したように、評価値の推定値がどれくらい確からしいか(どれくらいばらつくのか)が分からない。推定値のばらつきの指標がない。また、類似度が低い商品しか評価していないときに、ばらつきが大きくなってしまう。
そこで、発明者等による、評価値の推定値の誤差の分散を小さくする方法が以下に説明される。
利用者uの商品cに対する評価値ra,bを、利用者uが評価済みである、商品cと類似度の高い方からK個の商品Cに対する利用者uの評価値の線形和で表すと、
Figure 0005900154
上記式(8)で示される。
評価値の推定値の誤差εの分散が小さくなるように線形和の係数mを決定する。誤差εの分散は、
Figure 0005900154
上記式(9)で表され、分散V[ε]を最小とするmの組を求める。具体的には、分散V[ε]を重みmで偏微分したものを0とした連立方程式(1次式)を解くことによって、重みmが求まる。
重みmが決まると、
Figure 0005900154
上記式(10)によって得られる評価値ra,bの推定値と、その分散の推定値V[ε]が決まる。
以下に、上述したように利用者uが未評価の商品cに対する評価値の推定値のばらつきを考慮した、利用者uへ商品を推薦するレコメンデーションシステムについて説明する。
図1は、レコメンデーションシステムの構成例を示す図である。図1において、レコメンデーションシステム100では、複数の利用者端末9と、Webサーバ4とが、ネットワーク2を介して接続される。Webサーバ4は、1つであっても複数であってもよい。
評価値記録部41は、利用者端末9から受信した利用者の商品に対する評価値を評価値データベース31に記録する。評価値データベース31は、利用者名毎に各商品の評価値を対応付けて記憶し管理するためのデータベースである。
類似度算出部42は、評価値データベース31から2つの商品の評価値を取得して、商品間の類似度を計算し、計算した類似度を類似度データベース32に記録する処理部である。類似度データベース32は、2つの商品の組み合せ毎に類似度を対応付けて記憶し管理するためのデータベースである。
評価値推定部43は、利用者が未だ評価していない商品(未評価商品)について、評価値の推定値(以下、推定評価値と言う。)を計算し、計算した推定評価値の分散(以下、推定分散と言う。)とを計算し、計算した夫々の推定値を推定情報データベース33に記憶し管理する処理部である。推定情報データベース33は、利用者名毎に、各商品に対応付けて、評価値推定部43によって計算された推定評価値と、推定分散とを夫々記憶し管理するためのデータベースである。
推定商品決定部44は、推定評価値と指定分散とを推定情報データベース33から取り出して、利用者に推薦する商品を決定する処理部である。推定商品決定部44によって決定された商品の商品名は、利用者端末9へ送信され、利用者端末9に表示される。
評価値記録部41から推薦商品決定部44による処理は、連続して行われることを意味していない。評価値記録部41での処理は、Webサーバ4が提供するネットショッピングのサイトの利用時になされた、利用者の商品に対する評価値の受信に応じて行われれば良い。類似度計算部42及び評価値推定部43での処理は、所定タイミングによるバッチ処理で行われれば良い。推薦商品決定部44は、Webサーバ4が提供するネットショッピングのサイトへの利用者のログイン後に行われる処理である。
図2は、Webサーバのハードウェア構成を示す図である。図2において、Webサーバ4は、コンピュータによって制御される端末であって、CPU(Central Processing Unit)11と、主記憶装置12と、補助記憶装置13と、入力装置14と、表示装置15と、出力装置16と、通信I/F(インターフェース)17と、ドライブ18とを有し、バスBに接続される。
CPU11は、主記憶装置12に格納されたプログラムに従ってWebサーバ4を制御する。主記憶装置12には、RAM(Random Access Memory)等が用いられ、CPU11にて実行されるプログラム、CPU11での処理に必要なデータ、CPU11での処理にて得られたデータ等を格納する。また、主記憶装置12の一部の領域が、CPU11での処理に利用されるワークエリアとして割り付けられている。
補助記憶装置13には、ハードディスクドライブが用いられ、各種処理を実行するためのプログラム等のデータを格納する。補助記憶装置13に格納されているプログラムの一部が主記憶装置12にロードされ、CPU11に実行されることによって、各種処理が実現される。記憶部130は、主記憶装置12及び/又は補助記憶装置13を有する。
記憶部130には、少なくとも、図1に示す、評価値データベース31、類似度データベース32、推定情報データベース33、及び図11に示す購入パターンテーブル34a又は34bが格納される。
入力装置14は、マウス、キーボード等を有し、ユーザがWebサーバ4による処理に必要な各種情報を入力するために用いられる。表示装置15は、CPU11の制御のもとに必要な各種情報を表示する。出力装置16は、プリンタ等を有し、ユーザからの指示に応じて各種情報を出力するために用いられる。通信I/F17は、例えばインターネット、LAN(Local Area Network)等に接続し、外部装置との間の通信制御をするための装置である。
Webサーバ4によって行われる後述される種々の処理を実現するプログラムは、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory)等の記憶媒体19によってWebサーバ4に提供される。即ち、プログラムが保存された記憶媒体19がドライブ18にセットされると、ドライブ18が記憶媒体19からプログラムを読み出し、その読み出されたプログラムがバスBを介して補助記憶装置13にインストールされる。そして、プログラムが起動されると、補助記憶装置13にインストールされたプログラムに従ってCPU11がその処理を開始する。尚、プログラムを格納する媒体としてCD−ROMに限定するものではなく、コンピュータが読み取り可能な媒体であればよい。コンピュータ読取可能な記憶媒体として、CD−ROMの他に、DVDディスク、USBメモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリであっても良い。
また、Webサーバ4によって行われる後述される種々の処理を実現するプログラムが、通信I/F17を介して外部装置から提供されてもよい。或いは、外部装置へ該プログラムを提供し、後述される各処理は外部装置で実現されるように構成してもよい。通信I/F17による通信は無線又は有線に限定されるものではない。
図3は、評価値データベースのデータ構成例を示す図である。図3において、評価値データベース31では、利用者名「利用者1」、「利用者2」、・・・、「利用者n」毎に商品名「商品1」、「商品2」、・・・、「商品m」が対応付けられ、利用者により評価済みの商品の評価値が記憶されている。
類似度計算部42は、商品1〜mのうち商品を2つずつ組み合わせ、同一利用者が組み合せた2商品の両方を評価している場合にそれら評価値を用いて、2商品の類似度を算出する。商品1と商品2との組み合わせの場合、商品1と商品2の両方を評価している利用者1、3、4、・・・、nの評価値を用いる。この場合、利用者2は、商品1と商品2の両方を評価していないため、評価値は採用されない。
図4は、類似度計算部42による結果を示す類似度データベース32のデータ構成例を示す図である。図4において、類似度データベース32では、2つの商品間の似ている度合いを表しており、類似度は−1から1の値をとる。値「1」に近いほど良く似ている商品と言え、値「−1」に近いほど似ていない商品と言える。対称行列となっているので、上三角もしくは下三角のどちらかだけでも良い。
図5は、推定情報データベースのデータ構成例を示す図である。図5において、推定情報データベース33は、推定評価値テーブル33aと、推定分散テーブル33bとを有する。
推定評価値テーブル33aでは、利用者名毎に、推定評価値が商品名に対応付けて記憶され管理される。利用者名「利用者1」では、商品名「商品1」に対応付けて推定評価値「3」が記憶され、商品名「商品2」に対応付けて推定評価値「4」が記憶され、・・・、商品名「商品m」に対応付けて推定評価値「1.2」が記憶されている。
各推定評価値は、評価値推定部43が類似度データベース32から取得した類似度を用いて推定した評価値である。
推定分散テーブル33bでは、利用者名毎に、推定分散が商品名に対応付けて記憶され管理される。利用者名「利用者1」では、商品名「商品1」に対応付けて推定分散「0」が記憶され、商品名「商品2」に対応付けて推定分散「0」が記憶され、・・・、商品名「商品m」に対応付けて推定分散「9.4」が記憶されている。推定評価値が推定分散「0」に近いほど真の評価値に近く確からしいことを示す。推定分散が大きい値を示すほど、推定評価値が真の評価値からかけ離れており、不確かであることを示す。
上述した本実施例における推定評価値の分散を、評価値の分散との違いで説明する。図6は、本実施例における推定評価値の分散を説明するための図である。図6(A)では、関連技術に相当し、本実施例が適用されていない例を示している。図6(A)において、既にショッピングサイトの複数の利用者uによってなされた、ある1つの商品に対する評価値のばらつきが示されている。評価値は、1点から5点までで示されるものとする。この商品に対して与えた評価値のうち最も利用者数の多かった最頻値は、4点であったことが分かる。
図6(B)では、特定の利用者(ここでは、「田中さん」とする。)が未だ評価していない商品への「田中さん」の評価値を推定した場合の、その推定値(推定評価値)の分布6b(ばらつき)を示している。図6(B)に例示される推定評価値の分布6bにより、未知の真の評価値7aに対する、「田中さん」の評価値を推定した際の推定評価値7bの誤差7cを得ることができる。
次に、推薦商品決定部44が、推定評価値の分布を示す推定分散テーブル33bを参照することによる商品の推薦例について概要を説明する。
図7は、最頻値が一致する2つの商品から1つを推薦する第1の実施例を説明するための図である。図7では、評価値推定部43での処理によって得られた「田中さん」の商品Aの推定評価値の分布61aの最頻値と、「田中さん」の商品Bの推定評価値の分布61bの最頻値とが、一致する例が示されている。最頻値は、分布の中央値、又は、平均値であっても良い。
異なる商品Aと商品Bとで同じ最頻値61cであっても、推定評価値の分布幅(ばらつきの広がり)が異なる場合がある。「田中さん」の商品Bの推定評価値の分布61bは、「田中さん」の商品Aの推定評価値の分布61aより分布幅が大きく、従って、ばらつきが広い。
「田中さん」が購入する確度が高くなる購入点61d以上の購入領域61pを見ると、商品Aの推定評価値の分布61aは、購入領域61pを含まない。一方、「田中さん」の商品Bの推定評価値の分布61bは、購入領域61pを含んでいる。従って、本実施例では、商品Bを推薦した方が、「田中さん」の購入に結びつき易いと判断できる。
しかしながら、図6(A)で示すような関連技術では、「田中さん」が未評価の商品に対する評価値毎の利用者数による分布からでは、商品Aと商品Bとで、最頻値が同じ「4点」の場合、商品Aと商品Bのどちらが「田中さん」の購入に結びつき易いかは判断できない。
図8は、最頻値が異なる2つの商品から1つを推薦する第2の実施例を説明するための図である。図8では、評価値推定部43での処理によって得られた「田中さん」の商品Aの推定評価値の分布63aの最頻値62aと、「田中さん」の商品Bの推定評価値の分布63bの最頻値62bとが、異なる例が示されている。最頻値62a及び62bは、夫々の分布63a及び63bの中央値、又は、平均値であっても良い。
この例では、分布63bの最頻値62bが分布63aの最頻値62aより評価値が高いことを示している。推定評価値の分散という指標が無い場合、推定評価値の大きい順で「田中さん」が購入する可能性が高いと判断する。つまり、商品Bより商品Aが推薦される。
本実施例では、購入点63d以上で「田中さん」が購入する領域となる場合、「田中さん」の分布63aの方が、分布63bより非選択領域63pが大きい(商品Aを選ばない確率が高い)ことが考慮される。従って、「田中さん」に関して、商品Aは少なからず選ばれない可能性が有ることが分かるため、商品Bの方が商品Aより確実であると判断する。商品Bの最頻値62bの方が商品Aの最頻値62aより低いのにも関わらず、商品Bが「田中さん」に推薦される。
次に、上述した第1の実施例及び第2の実施例を実現する、購入確率の計算方法について説明する。
特定の利用者「田中さん」の商品を購入する傾向にある評価値に基づいて、購入確率を計算する第1の購入確率計算方法について図9で説明する。図9は、特定の利用者の商品を購入する傾向にある評価値に基づいて、特定の商品を購入する確率を計算する第1の購入確率計算方法を説明するための図である。
図9では、「田中さん」の商品bの推定評価値の分布65bが例示されている。分布65bにおいて、横軸上で示される評価値が「田中さん」が商品bを購入する購入点65dのときの縦軸と、購入点65d以上の評価値を示す横軸と、分布65bとで囲まれた面積が「田中さん」が商品bを購入する購入領域65pとなる。
第1の購入確率計算方法では、この購入領域65pを以下のように算出する。
先ず、「田中さん」の商品bに対する推定評価値と、その推定評価値の分散と、評価値の確率モデル(例えば正規分布)とから、商品bに対する「田中さん」の推定される評価値の確率密度分布fa,b(x)を求める。
次に、「田中さん」の購入済の商品の評価値に基づく購入確率g(x)から、「田中さん」が未評価の商品bを買う確率Pa,bを求める。確率Pa,bは、
Figure 0005900154
で表される。
上記式(11)における確率密度分布fa,b(x)は、下記式(12)で表され、
Figure 0005900154
また、「田中さん」が評価値「4点」以上の場合に商品を購入する傾向にある場合には、
Figure 0005900154
のように式(13)を与えればよい。図9では、購入点65dが評価値「4点」となる場合に相当し、上記式(11)求めた確率Pa,bは、図9の購入領域61pで示される面積部分に相当する。
上述した第1の購入確率計算方法では、「田中さん」の購入確率として評価値「4点」以上の商品を買う例で説明したが、第2の購入確率計算方法では、より一般的に、特定の利用者「田中さん」の購入確率g(x)がより詳細にモデル化されている場合における、「田中さん」の商品bを買う確率を計算する方法について説明する。図10は、特定の利用者の購入確率に基づいて、特定の商品を購入する確率を計算する第2の購入確率計算方法を説明するための図である。
図10を参照すると、「田中さん」の商品bの推定評価値の分布fa,b(x)と、「田中さん」の購入確率分布g(x)とから、「田中さん」が、未評価の商品bを購入する確率Pa,bを計算する。図10では、分布fa,b(x)と購入確率分布g(x)とにおいて、評価値を横軸に同じにしている。確率Pa,bは、分布fa,b(x)と購入確率分布g(x)とが重複する部分である。
確率Pa,bは、式(14)で表される。
Figure 0005900154
購入確率分布g(x)は、利用者毎にその購入パターンを表す。購入パターンとは、評価値毎の、評価した商品を購入する確率を示し、購入確率分布g(x)において、xは評価値を示す。第2の購入確率計算方法では、購入確率分布g(x)を利用者毎に管理する、図11に例示されるような購入パターンテーブルを用いることによって実現可能である。
図11は、購入パターンテーブルのデータ構成例を示す図である。推薦商品決定部44で推薦する商品を決めるときには、評価値に対する購入確率が分かれば良く、購入確率分布g(x)の最大値は「1」にそろえてもよいことになるが、購入確率分布g(x)は、必ずしも評価値xの商品を利用者が買う確率でなく、その定数倍であっても良い。
図11(A)に例示する購入パターンテーブル34aでは、評価値を細かなビンに区切って、それぞれの範囲に入る商品をどの程度買うのかを利用者毎に記録してデータ構成例を有する。
また、図11(B)に例示する購入パターンテーブル34bのように、例えば、下記式(15)に示すようなロジステック曲線
Figure 0005900154
などで近似して、パラメータb、cを利用者毎に記憶したテーブルを用いてもよい。
次に、評価値推定部33での処理について図12で説明する。図12は、評価値推定部での処理を説明するためのフローチャート図である。図12において、評価値推定部33は、利用者iを「1」に初期化する(ステップS11)。評価値データベース31の先頭レコードから順に取り出すためである。
評価値推定部33は、利用者iの評価値を評価値データベース31から取り出す(ステップS12)。評価値データベース31から利用者iのレコードが取り出され記憶部130に格納される。取り出されたレコードは、商品名毎の利用者iによって付けられた評価値を含んでいる。また、取り出された利用者iのレコードでは、利用者iが未評価の商品に対しては、空欄で示しても良い。
利用者iが未評価の商品(商品j)を取り出す(ステップS13)。評価値データベース31から取り出された利用者iのレコードから未評価値に対応する商品名が取り出され、商品jに設定される。
そして、評価値推定部33は、類似度データベース32を参照し、商品jに類似した商品のうち利用者iが評価済みの商品の集合neighbor(j)を求める(ステップS14)。類似度データベース32を参照して、類似度が所定値(例えば、0.7)以上を示す商品jとの組み合せを検索し、商品jと組み合せられた商品が、集合neighbor(j)に含まれる。
利用者iの商品jへの評価値の推定値(推定評価値)とその分散(推定分散)とを計算し、計算した値を推定情報データベース33に記録する(ステップS15)。数8、数9、及び数10等によって、利用者iの商品jへの評価値の推定値(推定評価値)をその分散(推定分散)が最小となるように計算される。評価値の推定値(推定評価値)は推定評価値テーブル33aに記録され、評価値の推定値(推定評価値)の分散(推定分散)は推定分散テーブル33bに記録される。
評価値推定部33は、利用者iが未評価の商品全てについて処理したか否かを判断する(ステップS16)。利用者iが未評価の商品全てについて処理が終了していない場合、ステップS13へ戻り、上記同様の処理を繰り返す。
一方、利用者iが未評価の商品全てについて処理が終了した場合、評価値推定部33は、全ての利用者について処理したか否かを判断する(ステップS17)。全ての利用者について処理を終了していない場合、評価値推定部33は、評価値データベース31から次の利用者のレコードを取り出すために、利用者iを1インクリメント(ステップS18)して、ステップS12へと戻り、上述同様の処理を繰り返す。
一方、全ての利用者について処理を終了した場合、評価値推定部33は、この処理を終了する。上述した評価値推定部33による処理は、バッチ処理で行えば良い。
次に、推薦商品決定部44での処理について図13で説明する。図13は、推薦商品決定部での処理を説明するためのフローチャート図である。図13において、推薦商品決定部44での処理は、利用者aのショッピングサイトへのログインに応じて開示される。
推薦商品決定部44は、利用者aの評価値の推定値がしきい値v1以上となる商品のリストを作成する(ステップS31)。推定評価値テーブル33aを参照することによって、しきい値v1以上となる商品の商品名を一覧にした対象商品リスト35が、作成され記憶部130に格納される。
推薦商品決定部44は、対象商品リスト35から商品を1つ取り出す(ステップS32)。対象商品リスト35から順に商品名が取得され、商品iに設定される。
推薦商品決定部44は、購入パターンテーブル34a又は34bを参照することによって得られる利用者aの購入確率g(x)と、推定評価値テーブル33aを参照することによって得られる商品iの評価値の推定値(推定評価値)と、推定分散テーブル33bを参照することによって得られる推定分散テーブル33bとから、利用者aが商品iを買う確率を示す購入確率Pa,bを計算する(ステップS33)。
推薦商品決定部44は、購入確率Pa,bがしきい値v2以上となるか否かを判断する(ステップS34)。購入確率Pa,bがしきい値v2未満の場合、推薦商品決定部44は、ステップS35へと進む。一方、購入確率Pa,bがしきい値v2以上となる場合、推薦商品決定部44は、記憶部130に作成しておいた推薦商品リスト36に商品iを追加する(ステップS34−2)。推薦商品リスト36には、商品i(商品名)と購入確率Pa,bとが格納される。
推薦商品決定部44は、対象商品リスト35の全商品に対して処理を終了したか否かを判断する(ステップS35)。対象商品リスト35の全商品に対して処理を終了していない場合、推薦商品決定部44は、ステップS32へと戻り、上述同様の処理を繰り返す。対象商品リスト35の全商品に対して処理を終了した場合、推薦商品決定部44は、記憶部130に格納されている推薦商品リスト36に一覧された商品名を購入確率Pa,bの大きい順にソートする(ステップS36)。
そして、推薦商品決定部44は、ソートした推薦商品リスト36の順番で商品を利用者aに推薦する(ステップS37)。ソートした順番で商品名が利用者aの利用者端末9に表示される。推薦商品リスト36が空の場合、商品の推薦は行われない。
推薦商品決定部44が、商品を利用者aに推薦する際に参照する推薦商品リスト36は、例えば、図14に示すようなデータ構成例を有する。図14は、推薦商品リストのデータ構成例を示す図である。
図14において、推薦商品リスト36は、商品名、購入確率等の項目を有する。この例において、購入確率の大きい順にソートされた状態が示され、購入確率が高い順に、購入確率「0.98」の商品5、購入確率「0.95」の商品12、購入確率「0.90」の商品9、・・・等となることが分かる。
上述したように、本実施例では、ショッピングサイトにおいて、ユーザに商品を推薦するに際し、利用者の評価済み商品をある商品と類似する商品と類似する度合いが高い方から評価値の線形和をかけ、評価値の予測値の誤差の分散を最小にする係数及び分散の推定値を得ることで、商品毎の推定値及び評価値の分布から、利用者がより購入する可能性の高い商品を決定して利用者に推薦する。
従って、ショッピングサイトにログインした利用者毎に、過去に評価した商品と類似度の高い商品に対する評価値の推定値のばらつきを考慮した購入確率を取得することができるため、精度良く購入確度の高い商品を特定でき、利用者に推薦することができる。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
コンピュータによって実行される商品推薦方法であって、
評価値推定部が、記憶部に記憶される類似度データベースに格納される商品間の類似度を参照して、利用者毎に、該利用者が未だ評価していない未評価商品に類似した商品のうち該利用者が評価済みの商品の評価値を用いて、該利用者の該未評価商品の評価値を推定した推定評価値と、該推定評価値の真の評価値に対する分散とを計算し、
前記評価値推定部が、前記利用者毎に、前記計算された推定評価値と分散とを夫々、該未評価商品の商品名に対応付けて前記記憶部内の推定情報データベースに格納し、
推薦商品決定部が、前記記憶部に記憶された前記推定情報データベースに格納される、ログインした利用者の前記評価済みの商品に係る購入確率と、前記未評価商品の商品名に対応づけられる前記推定評価値と、該推定評価値の分散とから、前記未評価商品の購入確率を計算し、
前記推薦商品決定部が、前記計算した未評価商品の購入確率の大きい順で商品名を前記ログインした利用者の利用者端末に表示する
ことを特徴とする商品推薦方法。
(付記2)
前記評価値推定部が、前記利用者毎に、前記真の評価値を該利用者の該利用者が評価済みの商品と類似度の高い方から所定個の商品に対する該利用者の評価値の線形和で表し、該真の評価値に対する前記推定評価値の誤差の分散が小さくなるように該線形和の係数を算出する
ことを特徴とする付記1記載の商品推薦方法。
(付記3)
前記推薦商品決定部が、前記記憶部の前記推定情報データベースを参照して、前記ログインした利用者の未評価商品に対する推定評価値が第1所定値以上となる商品名を取得して、該商品名に対応づけられる、前記推定評価値と、該推定評価値の分散とから、前記未評価商品の購入確率を計算する
ことを特徴とする付記1又は2記載の商品推薦方法。
(付記4)
前記推薦商品決定部が、前記ログインした利用者の前記推定評価値と、該推定評価値の分布と、前記評価値の確率モデルとから、前記未評価商品に対する推定評価値の確率密度分布を求め、
前記推薦商品決定部が、前記確率密度分布と、前記利用者の前記評価済みの商品に係る購入確率とから、前記未評価商品の購入確率を計算する
ことを特徴とする付記3記載の商品推薦方法。
(付記5)
前記評価済みの商品に係る購入確率は、前記利用者が商品を買う所定評価値以上の確率を1とし、該所定評価値未満の確率を0とする
ことを特徴とする付記4記載の商品推薦方法。
(付記6)
商品間の類似度を格納した類似度データベースを記憶した記憶部と、
前記類似度データベースを参照して、利用者毎に、該利用者が未だ評価していない未評価商品に類似した商品のうち利用者が評価済みの商品の評価値を用いて、該利用者の未評価商品の評価値を推定した推定評価値と、該推定評価値の真の評価値に対する分散とを計算して、該利用者毎に、前記計算された推定評価値と分散とを夫々、該未評価商品の商品名に対応付けて前記記憶部内の推定情報データベースに格納する評価値推定部と、
前記記憶部に記憶された前記推定情報データベースに格納される、ログインした利用者の前記評価済みの商品に係る購入確率と、前記未評価商品の商品名に対応づけられる前記推定評価値と、該推定評価値の分散とから、前記未評価商品の購入確率を計算し、該計算した未評価商品の購入確率の大きい順で商品名を前記ログインした利用者の利用者端末に表示する推薦商品決定部と
を有することを特徴とするサーバ装置。
(付記7)
記憶部に記憶される類似度データベースに格納される商品間の類似度を参照して、利用者毎に、該利用者が未だ評価していない未評価商品に類似した商品のうち利用者が評価済みの商品の評価値を用いて、該利用者の未評価商品の評価値を推定した推定評価値と、該推定評価値の真の評価値に対する分散とを計算し、
前記利用者毎に、前記計算された推定評価値と分散とを夫々、該未評価商品の商品名に対応付けて前記記憶部内の推定情報データベースに格納し、
前記記憶部に記憶された前記推定情報データベースに格納される、ログインした利用者の前記評価済みの商品に係る購入確率と、前記未評価商品の商品名に対応づけられる前記推定評価値と、該推定評価値の分散とから、前記未評価商品の購入確率を計算し、
前記計算した未評価商品の購入確率の大きい順で商品名を前記ログインした利用者の利用者端末に表示する
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
2 ネットワーク
4 Webサーバ
9 利用者端末
11 CPU
12 主記憶装置
13 補助記憶装置
14 入力装置
15 表示装置
16 出力装置
17 通信I/F
18 ドライブ
19 記憶媒体
31 評価値データベース
32 類似度データベース
33 推定情報データベース
33a 推定評価値テーブル
33b 推定分散テーブル
41 評価値記録部
42 類似度計算部
43 評価値推定部
44 推薦商品決定部
100 レコメンデーションシステム
130 記憶部

Claims (5)

  1. コンピュータによって実行される商品推薦方法であって、
    評価値推定部が、記憶部に記憶される類似度データベースに格納される商品間の類似度を参照して、利用者毎に、該利用者が未だ評価していない未評価商品に類似した商品のうち該利用者が評価済みの商品の評価値を用いて、該利用者の該未評価商品の評価値を推定した推定評価値と、該推定評価値の真の評価値に対する分散とを計算し、
    前記評価値推定部が、前記利用者毎に、前記計算された推定評価値と分散とを夫々、該未評価商品の商品名に対応付けて前記記憶部内の推定情報データベースに格納し、
    推薦商品決定部が、前記記憶部に記憶された前記推定情報データベースに格納される、ログインした利用者の前記評価済みの商品に係る購入確率と、前記未評価商品の商品名に対応づけられる前記推定評価値と、該推定評価値の分散とから、前記未評価商品の購入確率を計算し、
    前記推薦商品決定部が、前記計算した未評価商品の購入確率の大きい順で商品名を前記ログインした利用者の利用者端末に表示する
    ことを特徴とする商品推薦方法。
  2. 前記評価値推定部が、前記利用者毎に、前記真の評価値を該利用者の評価済みの商品と類似度の高い方から所定個の商品に対する該利用者の評価値の線形和で表し、該真の評価値に対する前記推定評価値の誤差の分散が小さくなるように該線形和の係数を算出する
    ことを特徴とする請求項1記載の商品推薦方法。
  3. 前記推薦商品決定部が、前記記憶部の前記推定情報データベースを参照して、前記ログインした利用者の未評価商品に対する推定評価値が第1所定値以上となる商品名を取得して、該商品名に対応づけられる、前記推定評価値と、該推定評価値の分散とから、前記未評価商品の購入確率を計算する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の商品推薦方法。
  4. 前記推薦商品決定部が、前記ログインした利用者の前記推定評価値と、該推定評価値の分布と、前記評価値の確率モデルとから、前記未評価商品に対する推定評価値の確率密度分布を求め、
    前記推薦商品決定部が、前記確率密度分布と、前記利用者の前記評価済みの商品に係る購入確率とから、前記未評価商品の購入確率を計算する
    ことを特徴とする請求項3記載の商品推薦方法。
  5. 商品間の類似度を格納した類似度データベースを記憶した記憶部と、
    前記類似度データベースを参照して、利用者毎に、該利用者が未だ評価していない未評価商品に類似した商品のうち利用者が評価済みの商品の評価値を用いて、該利用者の未評価商品の評価値を推定した推定評価値と、該推定評価値の真の評価値に対する分散とを計算して、該利用者毎に、前記計算された推定評価値と分散とを夫々、該未評価商品の商品名に対応付けて前記記憶部内の推定情報データベースに格納する評価値推定部と、
    前記記憶部に記憶された前記推定情報データベースに格納される、ログインした利用者の前記評価済みの商品に係る購入確率と、前記未評価商品の商品名に対応づけられる前記推定評価値と、該推定評価値の分散とから、前記未評価商品の購入確率を計算し、該計算した未評価商品の購入確率の大きい順で商品名を前記ログインした利用者の利用者端末に表示する推薦商品決定部と
    を有することを特徴とするサーバ装置。
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