JP6401632B2 - 色域包含率情報生成装置および色域包含率情報生成方法 - Google Patents

色域包含率情報生成装置および色域包含率情報生成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6401632B2
JP6401632B2 JP2015038489A JP2015038489A JP6401632B2 JP 6401632 B2 JP6401632 B2 JP 6401632B2 JP 2015038489 A JP2015038489 A JP 2015038489A JP 2015038489 A JP2015038489 A JP 2015038489A JP 6401632 B2 JP6401632 B2 JP 6401632B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coverage
color gamut
dimensional
area
predetermined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015038489A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016163129A (ja
Inventor
幸博 西田
幸博 西田
顕一郎 正岡
顕一郎 正岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Broadcasting Corp filed Critical Japan Broadcasting Corp
Priority to JP2015038489A priority Critical patent/JP6401632B2/ja
Publication of JP2016163129A publication Critical patent/JP2016163129A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6401632B2 publication Critical patent/JP6401632B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Description

テレビジョン等のカラー映像システムにおいて規定されているシステム表色系の色域に対する映像表示装置が再現可能な色域の割合を、本来、色域が定義される3次元の色空間における色域包含率(体積包含率)として簡単に表すことを可能とする色域包含率情報生成装置および色域包含率情報生成方法に関するものである。
表示装置の性能の一つの要素である色域を表示する際、概念的に理解しやすいこと、あるいは色域を求めるための演算処理が容易であること、等の理由から、xy色度図やu’v’色度図等の2次元座標で表すことが一般的である。
そして、このようなxy色度図やu’v’色度図等の2次元座標において、システム表色系で規定されているR、G、B三原色の各色度点を結んだ三角形状要素の面積を基準として、表示装置の色域が包含する面積の割合が、どの程度となるかを比較する手法が知られており、さらには、上述した2次元座標において、システム表色系とは無関係に、単に表示装置の表色系から求められる色域の面積とHDTV色域やNTSC色域の面積を単純に比較し、その割合を表す手法も知られている(例えば、非特許文献1を参照)。
デジタル画像における色再現技術と官能・定量評価pp89‐90(株式会社技術情報協会、2005年発行)
しかしながら、2次元座標に表現されたものは、本来の立体的に表現された色域(CIE
により規定されたもの)を明度方向に投影した色度図であり、良好に包含率を評価する必要のある場合には、色域を3次元座標上に表現することが求められているが、その一方で、色域を3次元座標上に表現することは、高度の専門的知識が必要となり、その処理に要するコストおよび労力が膨大なものとなる。
本発明は上記のような問題を解決するためになされたもので、3次元的な色域包含率(体積包含率)を簡単で良好に、かつコストおよび労力をかけることなく得ることができる色域包含率情報生成装置および色域包含率情報生成方法を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の色域包含率情報生成装置は、
所定のシステム表色系の色域を対象として、三原色の複数の組み合わせをサンプルとしてその各々について求めた、所定の2次元の色度図における色域包含率である面積包含率と所定の3次元の色空間における色域包含率である体積包含率の組み合わせに対し、前記面積包含率を所定の2次元座標の一方の座標とするとともに、前記体積包含率を該所定の2次元座標の他方の座標とし、前記面積包含率と前記体積包含率の組み合わせの各点を該2次元座標上にプロットし、該プロットされた各点の配列に基づき前記面積包含率と前記体積包含率の関係の近似式を求める近似式取得手段と、
前記所定の2次元の色度図上において、前記所定のシステム表色系の色域面積に対する、被評価表示装置の色域によって包含される面積の比率から2次元的な色域包含率である面積包含率を求める2次元色域包含率取得手段と、
前記近似式取得手段により求めた近似式を用い、該2次元色域包含率取得手段により求めた2次元的な色域包含率である面積包含率から3次元的な色域包含率である体積包含率を推定する3次元色域包含率推定手段と、
該3次元色域包含率推定手段により推定された3次元的な色域包含率である体積包含率に関する情報を出力する3次元色域包含率情報出力手段と、
を備えたことを特徴とするものである。
本発明の第2の色域包含率情報生成装置は、
所定の色集合の色域を対象として、三原色の複数の組み合わせをサンプルとしてその各々について求めた、所定の2次元の色度図における色域包含率である面積包含率と所定の3次元の色空間における色域包含率である体積包含率の組み合わせに対し、前記面積包含率を、所定の2次元座標の一方の座標とするとともに、前記体積包含率を該所定の2次元座標の他方の座標とし、前記面積包含率と前記体積包含率の組み合わせの各点を該2次元座標上にプロットし、該プロットされた各点の配列に基づき前記面積包含率と前記体積包含率の関係の近似式を求める近似式取得手段と、
前記所定の2次元の色度図上において、前記所定の色集合の色域面積に対する、被評価表示装置の色域によって包含される面積の比率から2次元的な色域包含率である面積包含率を求める2次元色域包含率取得手段と、
前記近似式取得手段により求めた近似式を用い、該2次元色域包含率取得手段により求めた2次元的な色域包含率である面積包含率から3次元的な色域包含率である体積包含率を推定する3次元色域包含率推定手段と、
該3次元色域包含率推定手段により推定された3次元的な色域包含率である体積包含率に関する情報を出力する3次元色域包含率情報出力手段と、
を備えたことを特徴とするものである。
また、この場合において、前記所定の色集合がポインターカラーであることが好ましい。
また、前記3次元色域包含率情報出力手段からの出力信号に係る情報が入力され、所定の表示部に該情報を表示する3次元色域包含率情報表示手段を備えることが好ましい。
ここで、「所定の表示部」との用語には印刷媒体を含み、「表示する」との用語には印刷することも含むものとする。
また、前記2次元的な色域包含率である面積包含率がxy色度図によって求められ、前記3次元的な色域包含率(体積包含率)がL*a*b*色空間によって求められるものであることが好ましい。
また、本発明の第1の色域包含率情報生成方法は、
所定のシステム表色系の色域を対象として、三原色の複数の組み合わせをサンプルとしてその各々について求めた、所定の2次元の色度図における色域包含率である面積包含率と所定の3次元の色空間における色域包含率である体積包含率の組み合わせに対し、前記面積包含率を所定の2次元座標の一方の座標とするとともに、前記体積包含率を該所定の2次元座標の他方の座標とし、前記面積包含率と前記体積包含率の組み合わせの各点を該2次元座標上にプロットし、該プロットされた各点の配列に基づき前記面積包含率と前記体積包含率の関係の近似式を求める近似式取得ステップと、
前記所定の2次元の色度図上において、前記所定のシステム表色系の色域面積に対する、被評価表示装置の色域によって包含される面積の比率から2次元的な色域包含率である面積包含率を求める2次元色域包含率取得ステップと、
前記近似式取得ステップにより求めた近似式を用い、該2次元色域包含率取得ステップにより求めた2次元的な色域包含率である面積包含率から3次元的な色域包含率である体積包含率を推定する3次元色域包含率推定ステップと、
該3次元色域包含率推定ステップにより推定された3次元的な色域包含率に関する情報を出力する3次元色域包含率情報出力ステップと、
をこの順に実行することを特徴とするものである。
また、本発明の第2の色域包含率情報生成方法は、
所定の色集合の色域を対象として、三原色の複数の組み合わせをサンプルとしてその各々について求めた、所定の2次元の色度図における色域包含率である面積包含率と所定の3次元の色空間における色域包含率である体積包含率の組み合わせに対し、前記面積包含率を所定の2次元座標の一方の座標とするとともに、前記体積包含率を該所定の2次元座標の他方の座標とし、前記面積包含率と前記体積包含率の組み合わせの各点を該2次元座標上にプロットし、該プロットされた各点の配列に基づき前記面積包含率と前記体積包含率の関係の近似式を求める近似式取得ステップと、
前記所定の2次元の色度図上において、前記所定の色集合の色域面積に対する、被評価表示装置の色域によって包含される面積の比率から2次元的な色域包含率である面積包含率を求める2次元色域包含率取得ステップと、
前記近似式取得ステップにより求めた近似式を用い、該2次元色域包含率取得ステップにより求めた2次元的な色域包含率である面積包含率から3次元的な色域包含率である体積包含率を推定する3次元色域包含率推定ステップと、
該3次元色域包含率推定ステップにより推定された3次元的な色域包含率である面積包含率に関する情報を出力する3次元色域包含率情報出力ステップと、
をこの順に実行することを特徴とするものである。
本発明の色域包含率情報生成装置および色域包含率情報生成方法によれば、2次元的な色域包含率である面積包含率と3次元的な色域包含率である体積包含率の関係を表す近似式を求め、この近似式を用いて、被評価表示装置の色域によって包含される2次元的な色域包含率である面積包含率から3次元的な色域包含率である体積包含率を求めるようにしている。これは本発明者により、2次元的な色域包含率である面積包含率と3次元的な色域包含率である体積包含率との間に、高い相関関係があることが見いだされたことによる。
従来は、3次元的な色域包含率である体積包含率を求めようとした場合、高度の専門的知識が必要となることから、その処理に要するコストおよび労力が膨大なものとなっていたが、このように所定の近似式を用いて、計算が容易な2次元的な色域包含率である面積包含率から、3次元的な色域包含率である体積包含率を推定することにより、色域包含率を簡単で良好に、かつ多大なコストおよび労力をかけることなく得ることができる。
本発明の実施形態に係る色域包含率情報生成装置を示すブロック図である。 図1に表された色域包含率情報生成装置の近似式取得手段を示すブロック図である(第1の実施形態)。 図1に表された色域包含率情報生成装置の2次元色域包含率取得手段を示すブロック図である(第1の実施形態)。 図1に表された色域包含率情報生成装置の3次元色域包含率推定手段を示すブロック図である(第1の実施形態)。 図1に表された色域包含率情報生成装置の近似式取得手段を示すブロック図である(第2の実施形態)。 図1に表された色域包含率情報生成装置の2次元色域包含率取得手段を示すブロック図である(第2の実施形態)。 2次元の色度図上において、(a)は映像システムの色域と表示装置の色域が重なり合う様子を示す概念図であり、(b)はポインターカラーの色域と表示装置の色域が重なり合う様子を示す概念図である。 本発明の第1の実施形態に係る色域包含率情報生成方法を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る色域包含率情報生成方法において、2次元的な色域包含率と3次元的な色域包含率の関係の近似式を求める手法を説明するためのグラフを示すものである。 本発明の第2の実施形態に係る色域包含率情報生成方法を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る色域包含率情報生成方法において、2次元的な色域包含率と3次元的な色域包含率の関係の近似式を求める手法を説明するためのグラフを示すものである。 L*a*b*色空間における3次元的な色域を示すものであり、(a)はBT.2020の色域とポインターカラーを示すものであり、(b)は、BT.709の色域とポインターカラーを示すものである。
以下、本発明の実施形態について、上記図面を参照しながら説明する。なお、本願明細書においては、2つの実施形態に係る色域包含率情報生成装置について説明するが、まず、図1を用いてその共通概念を説明し、その後、実施形態毎に詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る色域包含率情報生成装置10は、所定の映像システムの表色系の色域またはポインターカラーの色域を対象として、三原色の複数の組み合わせをサンプルとしてその各々について求めた、2次元的な色域包含率と3次元的な色域包含率の組み合わせに対して、2次元的な色域包含率を2次元座標の一方の座標とするとともに、3次元的な色域包含率を該所定の2次元座標の他方の座標とし、2次元的な色域包含率と3次元的な色域包含率の組み合わせの各点を該2次元座標上にプロットし、該プロットされた各点の配列に基づき2次元的な色域包含率と3次元的な色域包含率の組み合わせの関係を表す近似式を求める近似式取得手段11と、所定の2次元の色度図において、対象となる映像システムの色域面積またはポインターカラーの色域面積に対して、被評価表示装置の色域によって包含される面積の比率から2次元的な色域包含率を求める2次元色域包含率取得手段12と、近似式取得手段11により求めた近似式を用い、2次元色域包含率取得手段12により求めた2次元的な色域包含率から3次元的な色域包含率を推定する3次元色域包含率推定手段13と、3次元色域包含率推定手段13により推定された3次元的な色域包含率に関する情報を出力する3次元色域包含率情報出力手段14と、出力された3次元色域包含率情報を表示部に表示させる3次元色域包含率情報表示手段15と、を備えている。
なお、色域包含率情報生成装置10を構成する各部は、実際には、CPUや各種メモリを含むハード的な手段と、これらのメモリに格納されたプログラムからなるソフト的な手段とを組み合わせて構成される。
以下、第1の実施形態と第2の実施形態に分けて説明する。
(第1の実施形態)
<第1の色域包含率情報生成装置>
上述した近似式取得手段11において、2次元的な色域包含率と3次元的な色域包含率は、所定のシステム表色系の色域を対象として、所定の2次元の色度図上における三原色の複数の組み合わせの各々について2次元的な色域包含率と、所定の3次元の色空間における3次元的な色域包含率(この場合には従来の手法により求める)が求められる。
次に、2次元的な色域包含率を、所定の2次元座標の一方の座標とするとともに、3次元的な色域包含率を該所定の2次元座標の他方の座標とし、所定のシステム表色系の色域に対する、三原色の複数の組み合わせの各々に対応してプロットされる。ここで、三原色の組み合わせ毎に得られた2次元的な色域包含率と3次元的な色域包含率は、前者がx座標、後者がy座標とされ(前者と後者を入れ替えてもよい)て、図4に示すような2次元座標(詳しくは後述する)上にプロットされる。なお、図4に示す、横軸と縦軸の定義からもわかるように、2次元的な色域包含率は例えばxy色度図によって表されたものから得られたものであり、3次元的な色域包含率は例えばL*a*b*色空間によって表されたものから得られたものである。
この後、プロットされた点群の配列方向に沿うような近似曲線(例えば一次関数式:図示せず)が最小二乗法等の手法を用いて得られる。
このような近似曲線は、予め求めておき、3次元色域包含率推定手段13内のメモリ等に格納しておいて、色域包含率情報生成の処理の際には、このメモリから読み出してこの後の処理を行う。
また、上述した2次元色域包含率取得手段12は、図2(a)に示すように、xy色度図のスペクトル軌跡SL内において、映像システム(図2(a)ではBT. 2020に準拠する)の色域(S)の面積に対して、表示装置が再現し得る三角形状色域(D)との重なり合う領域の面積割合(包含率情報)を求め、出力するものである。
すなわち、所定の2次元の色度図上において、対象となる映像システム(図2(a)ではBT. 2020に準拠する)の三原色R、G、Bによって定まる色域(S)の面積に対する、被評価表示装置の三原色R、G、Bによって定まる色域(D)が包含する面積の比率から2次元的な色域包含率が出力される。これら2つの色域(SおよびD)の面積、および映像システムの色域(S)の面積のうち被評価表示装置の色域(D)が包含する面積は、幾何学的手法(たとえばSutherland-Hodgman algorithm)により求められる。
また、上述した3次元色域包含率推定手段13は、近似式取得手段11により求めた近似式を用い、2次元色域包含率取得手段12により求めた2次元的な色域包含率から3次元的な色域包含率を推定するものである。
また、上述した3次元色域包含率情報出力手段14は、3次元色域包含率推定手段13からの包含率に係る情報が入力され、所定の表示部に該情報を表示する3次元色域包含率情報表示手段15に包含率に係る情報を出力するものである。
また、上述した3次元色域包含率情報表示手段15は、3次元色域包含率情報を表示部に表示させるものであり、これにより、表示面上に表示された3次元色域包含率情報を視認することができ、2次元色域包含率情報よりも精度の高い3次元色域包含率(体積包含率)を簡単で良好に、かつコストおよび労力をかけることなく得ることができる。
ここで、「所定の表示部」との用語には印刷媒体を含み、「表示する」との用語には印刷することも含む。
<第1の色域包含率情報生成方法>
次に、本実施形態に係る第1の色域包含率情報生成方法を図3に示すフローチャートを用いて説明する。この図3は、第1の色域包含率情報生成方法の手順を示すものであり、例えば、上述した色域包含率情報生成装置10を用いてなされる。
まず、近似式取得ステップ (S11)では、BT.2020に準拠したシステム表色系の色域を対象として、所定の2次元の色度図上における三原色の複数の組み合わせをサンプルとし
てその各々によって包含される色域について2次元的な色域包含率と、所定の3次元の色空間における3次元的な色域包含率を求め、2次元的な色域包含率と3次元的な色域包含率のうちの一方を横軸にとり(x座標とし)、かつ他方を縦軸にとって(y座標として)
、これらの座標により規定される各点を該2次元座標上にプロットし、該プロットされた各点の分布に基づき近似式を求める。
すなわち、図4に示すように、システム表色系BT.2020の色域に対して、三原色の複数
の組み合わせをサンプルとしてその各々について、xy色度図上の面積包含率を横軸にとり、CIEのL*a*b*色空間における体積包含率を縦軸にとって、面積包含率と体積包含率の
関係を求める。
以下、第1の実施形態に係る色域包含率情報生成装置10で実行される近似式取得ステップ (S11)について図1Aを用いて説明する。近似式取得手段11については、対象
となる映像システムの三原色の各色度点を入力する手段111に入力された各色度点に基づき、システム色域特定手段112において、BT.2020に準拠したシステム表色系の色域
Sが2次元および3次元で特定され、このうち2次元の色域は、サンプル2次元色域包含率演算手段113に、他方、3次元の色域は、サンプル3次元色域包含率演算手段116に、各々入力される。
一方、近似式を得るためのサンプルとなる表示三原色の各色度点を入力する手段114に入力された各色度点に基づき、サンプル表示色域特定手段115において表示色域Dが2次元および3次元で特定され、このうち2次元の色域はサンプル2次元色域包含率演算手段113に、他方、3次元の色域はサンプル3次元色域包含率演算手段116に、各々入力される。
サンプル2次元色域包含率演算手段113においては、2次元のシステム表色系の色域Sに対する、2次元の表示色域Dによって包含される面積の割合を演算することにより2次元色域包含率を求め、その結果を2次元色域包含率対3次元色域包含率近似式生成手段117に出力する。これら2つの色域(SおよびD)の面積、および映像システムの色域(S)の面積のうちサンプル表示色域(D)が包含する面積は、幾何学的手法(たとえばSutherland-Hodgman algorithm)により求められる。他方、サンプル3次元色域包含率演算手段116においては、3次元のシステム表色系の色域Sに対する、3次元の表示色域Dによって包含される体積の割合を演算することにより3次元色域包含率を求め、その結果を2次元色域包含率対3次元色域包含率近似式生成手段117に出力する。この近似式生成手段117においては、入力された2次元色域包含率と3次元色域包含率に基づき、上述したように2次元座標を用いて近似式を求める。
図4からも明らかなように、xy面積包含率とL*a*b*体積包含率の間には高い相関が認められる。なお、面積包含率はxy色度図上のほか、u’v’色度図上で求められることもあるが、u’v’面積包含率よりもxy面積包含率の方がL*a*b*体積包含率とより高い相関があることが発明者によって確かめられており、面積包含率はxy色度図上で求めることが望ましい。
したがって、最小二乗法等を用いて近似式を求め、この近似式を用いてxy面積包含率からL*a*b*体積包含率を推定することが可能である。
この例の場合、xy面積包含率(Aratio)からL*a*b*体積包含率(Vratio)を推定する近似式は、例えば、下式(1)に示すような一次関数式として求めることができる。
ここで、α、βおよびγの具体的な数値は、例えば、図4から、55.8/47.1、-52.9 および44.2と求められる。したがって、下式(2)として表される。
次に、2次元色域包含率取得ステップ(S12)では、所定の2次元の色度図上における、対象となる映像システムの色域面積に対して、被評価表示装置の色域によって包含される面積の比率から2次元的な色域包含率を求める。
以下、第1の実施形態に係る色域包含率情報生成装置10で実行される2次元色域包含率取得ステップ(S12)について図1Bを用いて説明する。2次元色域包含率取得手段12については、対象となる映像システムの三原色の各色度点を入力する手段121に入力された各色度点は、システム色域特定手段122において、BT.2020に準拠した2次元の
システム表色系の色域Sが特定され、その色域Sが2次元色域包含率演算手段125に出力される。
他方、被評価表示装置の表示三原色の各色度点を入力する手段123に入力された各色度点は、表示装置表示色域特定手段124において、表示装置の表示色域Dが特定され、その色域Dが2次元色域包含率演算手段125に出力される。
2次元色域包含率演算手段125においては、2次元のシステム表色系の色域Sに対する2次元の表示色域Dによって包含される面積の比率から、2次元的な色域包含率を演算することになる。これら2つの色域(SおよびD)の面積、および映像システムの色域(S)の面積のうち被評価表示装置の表示色域(D)が包含する面積は、幾何学的手法(たとえばSutherland-Hodgman algorithm)により求められる。
また、3次元色域包含率推定ステップ(S13)では、近似式取得手段11により求めた近似式を用い、2次元色域包含率取得手段12により求めた被評価表示装置の2次元的な色域包含率から3次元的な色域包含率を推定する。すなわち、式(2)のAratioに2
次元的な色域包含率を代入することにより、3次元的な色域包含率Vratioを得ることが
できる。
以下、第1の実施形態に係る色域包含率情報生成装置10で実行される3次元色域包含率推定ステップ(S13)について図1Cを用いて説明する。3次元色域包含率推定手段13については、2次元色域包含率取得手段12の2次元色域包含率演算手段125からの2次元色域包含率が2次元色域包含率を入力する手段131に入力される。
この手段131に入力された2次元色域包含率は、近似値を求める手段132において、近似式取得手段11の2次元色域包含率対3次元色域包含率近似式生成手段117により生成された近似式に基づき3次元色域包含率が求められ、この求められた3次元色域包含率が3次元色域包含率を出力する手段133から出力されることになる。
次に、3次元色域包含率情報出力ステップ(S14)において、3次元色域包含率推定ステップ(S13)により推定された3次元的な色域包含率Vratioに関する情報を出力
し、所定の表示部に表示する。
なお、第1の実施形態では、システム表色系がBT.2020の場合を対象として記載したが
、システム表色系は、BT.709など任意の所定の映像システムを対象とすることができる。
(第2の実施形態)
<第2の色域包含率情報生成装置>
第2の色域包含率情報生成装置は、上記に説明した第1の色域包含率情報生成装置と共通していることも多いので、繁雑な説明を避けるため、第1の色域包含率情報生成装置と相違している部分についてのみ説明する。
この第2の色域包含率情報生成装置10は、第1の色域包含率情報生成装置10と同様に、近似式取得手段11、2次元色域包含率取得手段12、3次元色域包含率推定手段13、3次元色域包含率情報出力手段14および3次元色域包含率情報表示手段15を備えている。
そして、上記近似式取得手段11では、物体色の集合を表すポインターカラーの色域を対象として、所定の2次元の色度図上における三原色の複数の組み合わせをサンプルとしてその各々によって包含される色域について2次元的な色域包含率と、所定の3次元の色空間における3次元的な色域包含率(この場合には従来の手法を用いる)が求められる。次に、その一方を、所定の2次元座標の一方の座標とするとともに、他方を該所定の2次元座標の他方の座標とし、所定のシステム表色系の色域に対する、三原色の複数の組み合わせの各々に対応してプロットされる。ここで、複数の色度点の組み合わせ毎に得られた2次元的な色域包含率と3次元的な色域包含率は、前者がx座標、後者がy座標とされ(前者と後者を入れ替えてもよい)て、図6に示すような2次元座標(詳しくは後述する)上にプロットされる。なお、2次元的な色域包含率は例えば、xy色度図によって表されたものから得られたものであり、3次元的な色域包含率は例えばL*a*b*色空間によって表されたものから得られたものである。
この後、プロットされた点群の配列方向に沿うような近似曲線(例えばべき乗関数式:図示せず)が最小二乗法等の手法を用いて得られる。
このような近似曲線は、予め求めておき、3次元色域包含率推定手段13内のメモリ等に格納しておいて、色域包含率情報生成の処理の際には、このメモリから読み出してこの後の処理を行う。
また、上述した2次元色域包含率取得手段12は、図2(b)に示すように、xy色度図のスペクトル軌跡SL内において、ポインターカラーの色域(P)の面積に対して、被評価表示装置が再現し得る三角形状色域(D)との重なり合う領域の面積割合(包含率情報)を求め、出力するものである。なお、図2(b)では、被評価表示装置が再現し得る三角形状色域(D)の一例として、D709とD2020を示す。
すなわち、所定の2次元の色度図上において、対象となるポインターカラーの色域(P)の面積に対する、被評価表示装置の三原色R、G、Bによって定まる色域(D)が包含する面積の比率から2次元的な色域包含率が出力される。なお、図2(b)では、被評価表示装置の三原色R、G、Bの一例として、R709、G709、B709とR2020
、G2020、B2020を示す。
なお、第2の実施形態の、3次元色域包含率推定手段13、3次元色域包含率情報出力
手段14および3次元色域包含率情報表示手段15は、第1の実施形態と同様に構成されているので、説明は省略する。
<第2の色域包含率情報生成方法>
次に、本実施形態に係る第2の色域包含率情報生成方法を図5に示すフローチャートを用いて説明する。この図5は、第1の色域包含率情報生成方法の手順を示すものであり、例えば、上述した色域包含率情報生成装置10を用いてなされる。
第2の色域包含率情報生成方法は、上記に説明した第1の色域包含率情報生成方法と共通していることも多いので、繁雑な説明を避けるため、第1の色域包含率情報生成方法と相違している部分についてのみ説明する。すなわち、第2の色域包含率情報生成方法における図5に示すフローチャートのステップ21、ステップ22、ステップ23およびステップ24はそれぞれ、第1の色域包含率情報生成方法における図3に示すフローチャートのステップ11、ステップ12、ステップ13およびステップ14に対応するものであるが、図3のフローチャートのステップ23およびステップ24は、前述した図3に示すフローチャートのステップ13およびステップ14と略共通するので、説明は省略する。
したがって、以下に、図5のフローチャートのステップ21およびステップ22について説明する。
本実施形態における近似式取得ステップ (S21)では、ポインターカラーの色域を対
象として、所定の2次元の色度図上における三原色の複数の組み合わせをサンプルとしてその各々によって包含される色域について2次元的な色域包含率と、所定の3次元の色空間における3次元的な色域包含率を求め、2次元的な色域包含率と3次元的な色域包含率のうちの一方を横軸にとり(x座標とし)、かつ他方を縦軸にとって(y座標として)、
これらの座標により規定される各点を該2次元座標上にプロットし、該プロットされた各点の分布に基づき近似式を求める。
すなわち、図6に示すように、ポインターカラーの色域に対して、三原色の複数の組み合わせについて、xy色度図上の面積包含率を横軸にとり、CIEのL*a*b*体積包含率を縦
軸にとって、面積包含率と体積包含率の関係を求める。
以下、第2の実施形態に係る色域包含率情報生成装置10で実行される近似式取得ステップ(S21)について図1Dを用いて説明する。近似式取得手段11については、対象となる色集合の各色度点を入力する手段211に入力された各色度点に基づき、色集合色域特定手段212において、ポインターカラーの色域P(図2(b)を参照)に対して2次元および3次元で特定され、このうち2次元の色域は、サンプル2次元色域包含率演算手段213に、他方、3次元の色域は、サンプル3次元色域包含率演算手段216に、各々入力される。
一方、近似式を得るためのサンプルとなる表示三原色の各色度点を入力する手段214に入力された各色度点に基づき、サンプル表示色域特定手段215において表示色域Dが2次元および3次元で特定され、このうち2次元の色域はサンプル2次元色域包含率演算手段213に、他方、3次元の色域はサンプル3次元色域包含率演算手段216に、各々入力される。
サンプル2次元色域包含率演算手段213においては、2次元の色集合色域Pに対する、2次元の表示色域Dによって包含される面積の割合を演算することにより2次元色域包含率を求め、その結果を2次元色域包含率対3次元色域包含率近似式生成手段217に出力する。他方、サンプル3次元色域包含率演算手段216においては、3次元の色集合色域Pに対する、3次元の表示色域Dによって包含される体積の割合を演算することにより3次元色域包含率を求め、その結果を2次元色域包含率対3次元色域包含率近似式生成手段217に出力する。この近似式生成手段217においては、入力された2次元色域包含
率と3次元色域包含率に基づき、上述したように2次元座標を用いて近似式を求める。
図6からも明らかなように、xy面積包含率とL*a*b*体積包含率の間には比較的高い相関が認められる。なお、実施例1と同様に、u’v’面積包含率よりもxy面積包含率の方がL*a*b*体積包含率とより高い相関があることが発明者によって確かめられており、面積包含率はxy色度図上で求めることがより望ましい。
したがって、最小二乗法等を用いて近似式を求め、この近似式を用いてxy面積包含率からL*a*b*体積包含率を推定することが可能である。
この例の場合、xy面積包含率(Aratio)からL*a*b*体積包含率(Vratio)を推定する近似式は、例えば、下式(3)に示すようなべき乗関数式として求めることができる。
ここで、α、βおよびγの具体的な数値は、例えば、図6から、55.8/47.1、-52.9 および74.5と求められる。したがって、下式(4)として表される。
次に、2次元色域包含率取得ステップ(S22)では、所定の2次元の色度図上における、
ポインターカラーの色域面積に対して、被評価表示装置の色域によって包含される面積の比率から2次元的な色域包含率を求めることなる。色域面積は幾何学的な計算によって求めることができる。
以下、第2の実施形態に係る色域包含率情報生成装置10で実行される2次元色域包含率取得ステップ(S22)について図1Eを用いて説明する。2次元色域包含率取得手段12については、対象となる色集合の各色度点を入力する手段221に入力された各色度点は、色集合色域特定手段222において、ポインターカラーの色域P(図2(b)を参照)が特定され、その色域Pが2次元色域包含率演算手段225に出力される。
他方、被評価表示装置の表示三原色の各色度点を入力する手段223に入力された各色度点は、表示装置表示色域特定手段224において、表示装置の表示色域Dが特定され、その色域Dが2次元色域包含率演算手段225に出力される。
2次元色域包含率演算手段225においては、2次元のポインターカラーの色域Pに対する2次元の表示色域Dによって包含される面積の比率から、2次元的な色域包含率を演算することになる。
また、図7は、システム表色系又は表示装置の色域とポインターカラーをL*a*b*の3次元空間に表わしたものであり、(a)はBT.2020に準拠したシステム表色系又は表示装置
の色域とポインターカラーを示し、(b)は、BT.709に準拠したシステム表色系又は表示装置の色域とポインターカラーを示す。
(a)と(b)を比較すると明らかなように、BT.709に準拠した色域においてはポインターカラーを包含できていないのに対し、BT.2020に準拠した色域においてはポインター
カラーを略包含することができることを明確に把握することができ、3次元包含率を求め
ることにより良好な包含態様を取得可能であることが明らかである。
上述したように、本実施形態装置においては、3次元色域包含率を、幾何学的に簡易に算出することができる2次元色域包含率から容易に推定することができるので、3次元色域包含率を簡単で良好に、かつコストおよび労力を軽減して得ることができる。
なお、本発明の色域包含率情報生成装置および色域包含率情報生成方法においては、上記実施形態のものに限られるものではなく、その他の種々の変更の態様が可能である。
例えば、表示画面に替えて、印刷プリンタを用い印刷媒体(例えば紙面)上に3次元包含率情報を印刷してオペレータに知らしめてもよい。
また、本発明の色域包含率情報生成装置においては、色域包含率情報表示手段を省略する態様とすることも可能である。
また、第2の実施形態では、色集合が物体色の集合を表すポインターカラーの場合を対象として記載したが、色集合は、最明色や独自に収集された色集合など任意の色集合を対象とすることができる。
10 色域包含率情報生成装置
11 近似式取得手段
12 2次元色域包含率取得手段
13 3次元色域包含率推定手段
14 3次元色域包含率情報出力手段
15 3次元色域包含率情報表示手段
111、121 映像システムの三原色の各色度点を入力する手段
112、122 システム色域特定手段
113、213 サンプル2次元色域包含率演算手段
114、214 サンプルとなる表示三原色の各色度点を入力する手段
115、215 サンプル表示色域特定手段
116、216 サンプル3次元色域包含率演算手段
117、217 2次元色域包含率対3次元色域包含率近似式生成手段
123、223 被評価表示装置の表示三原色の各色度点を入力する手段
124、224 表示装置表示色域特定手段
125、225 2次元色域包含率演算手段
131 2次元色域包含率を入力する手段
132 近似値を求める手段
133 3次元色域包含率を出力する手段
211、221 色集合の各色度点を入力する手段
212、222 色集合色域特定手段
SL スペクトル軌跡
S Rec. ITU-R BT.2020に準拠する映像システムの2次元的な色域
D 表示装置の2次元的な色域
709 Rec. ITU-R BT.709に準拠する表示装置の2次元的な色域
2020 Rec. ITU-R BT.2020に準拠する表示装置の2次元的な色域
,G,B システム表色系の三原色
,G,B 表示装置の三原色
709,G709,B709 Rec. ITU-R BT.709に準拠する表示装置の三原色
2020,G2020,B2020 Rec. ITU-R BT.2020に準拠する表示装置の三原色
Ws 基準白色
P ポインターカラーの2次元的な色域
SV2020 Rec. ITU-R BT.2020に準拠する映像システム又は表示装置の3次元的な色

SV709 Rec. ITU-R BT.709に準拠する映像システム又は表示装置の3次元的な色域
PC ポインターカラーの3次元的な色域

Claims (7)

  1. 所定のシステム表色系の色域を対象として、三原色の複数の組み合わせをサンプルとしてその各々について求めた、所定の2次元の色度図における色域包含率である面積包含率と所定の3次元の色空間における色域包含率である体積包含率の組み合わせに対し、前記面積包含率を所定の2次元座標の一方の座標とするとともに、前記体積包含率を該所定の2次元座標の他方の座標とし、前記面積包含率と前記体積包含率の組み合わせの各点を該2次元座標上にプロットし、該プロットされた各点の配列に基づき前記面積包含率と前記体積包含率の関係の近似式を求める近似式取得手段と、
    前記所定の2次元の色度図上において、前記所定のシステム表色系の色域面積に対する、被評価表示装置の色域によって包含される面積の比率から2次元的な色域包含率である面積包含率を求める2次元色域包含率取得手段と、
    前記近似式取得手段により求めた近似式を用い、該2次元色域包含率取得手段により求めた2次元的な色域包含率である面積包含率から3次元的な色域包含率である体積包含率を推定する3次元色域包含率推定手段と、
    該3次元色域包含率推定手段により推定された3次元的な色域包含率である体積包含率に関する情報を出力する3次元色域包含率情報出力手段と、
    を備えたことを特徴とする色域包含率情報生成装置。
  2. 所定の色集合の色域を対象として、三原色の複数の組み合わせをサンプルとしてその各々について求めた、所定の2次元の色度図における色域包含率である面積包含率と所定の3次元の色空間における色域包含率である体積包含率の組み合わせに対し、前記面積包含率を、所定の2次元座標の一方の座標とするとともに、前記体積包含率を該所定の2次元座標の他方の座標とし、前記面積包含率と前記体積包含率の組み合わせの各点を該2次元座標上にプロットし、該プロットされた各点の配列に基づき前記面積包含率と前記体積包含率の関係の近似式を求める近似式取得手段と、
    所定の2次元の色度図上において、前記所定の色集合の色域面積に対する、被評価表示装置の色域によって包含される面積の比率から2次元的な色域包含率である面積包含率を求める2次元色域包含率取得手段と、
    前記近似式取得手段により求めた近似式を用い、該2次元色域包含率取得手段により求めた2次元的な色域包含率である面積包含率から3次元的な色域包含率である体積包含率を推定する3次元色域包含率推定手段と、
    該3次元色域包含率推定手段により推定された3次元的な色域包含率である体積包含率に関する情報を出力する3次元色域包含率情報出力手段と、
    を備えたことを特徴とする色域包含率情報生成装置。
  3. 前記所定の色集合がポインターカラーであることを特徴とする請求項2に記載の色域包含率情報生成装置。
  4. 前記3次元色域包含率情報出力手段からの出力信号に係る情報が入力され、所定の表示部に該情報を表示する3次元色域包含率情報表示手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の色域包含率情報生成装置。
  5. 前記2次元的な色域包含率である面積包含率がxy色度図によって求められ、前記3次元的な色域包含率である体積包含率がL*a*b*色空間によって求められるものであることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の色域包含率情報生成装置。
  6. 所定のシステム表色系の色域を対象として、三原色の複数の組み合わせをサンプルとしてその各々について求めた、所定の2次元の色度図における色域包含率である面積包含率と所定の3次元の色空間における色域包含率である体積包含率の組み合わせに対し、前記面積包含率を所定の2次元座標の一方の座標とするとともに、前記体積包含率を該所定の2次元座標の他方の座標とし、前記面積包含率と前記体積包含率の組み合わせの各点を該2次元座標上にプロットし、該プロットされた各点の配列に基づき前記面積包含率と前記体積包含率の関係の近似式を求める近似式取得ステップと、
    前記所定の2次元の色度図上において、前記所定のシステム表色系の色域面積に対する、被評価表示装置の色域によって包含される面積の比率から2次元的な色域包含率である面積包含率を求める2次元色域包含率取得ステップと、
    前記近似式取得ステップにより求めた近似式を用い、該2次元色域包含率取得ステップにより求めた2次元的な色域包含率である面積包含率から3次元的な色域包含率である体積包含率を推定する3次元色域包含率推定ステップと、
    該3次元色域包含率推定ステップにより推定された3次元的な色域包含率である体積包含率を出力する3次元色域包含率情報出力ステップと、
    をこの順に実行することを特徴とする色域包含率情報生成方法。
  7. 所定の色集合の色域を対象として、三原色の複数の組み合わせをサンプルとしてその各々について求めた、所定の2次元の色度図における色域包含率である面積包含率と所定の3次元の色空間における色域包含率である体積包含率の組み合わせに対し、前記面積包含率を所定の2次元座標の一方の座標とするとともに、前記体積包含率を該所定の2次元座標の他方の座標とし、前記面積包含率と前記体積包含率の組み合わせの各点を該2次元座標上にプロットし、該プロットされた各点の配列に基づき前記面積包含率と前記体積包含率の関係の近似式を求める近似式取得ステップと、
    前記所定の2次元の色度図上において、前記所定の色集合の色域面積に対する、被評価表示装置の色域によって包含される面積の比率から2次元的な色域包含率である面積包含率を求める2次元色域包含率取得ステップと、
    前記近似式取得ステップにより求めた近似式を用い、該2次元色域包含率取得ステップにより求めた2次元的な色域包含率である面積包含率から3次元的な色域包含率である体積包含率を推定する3次元色域包含率推定ステップと、
    該3次元色域包含率推定ステップにより推定された3次元的な色域包含率である面積包含率に関する情報を出力する3次元色域包含率情報出力ステップと、
    をこの順に実行することを特徴とする色域包含率情報生成方法。
JP2015038489A 2015-02-27 2015-02-27 色域包含率情報生成装置および色域包含率情報生成方法 Active JP6401632B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015038489A JP6401632B2 (ja) 2015-02-27 2015-02-27 色域包含率情報生成装置および色域包含率情報生成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015038489A JP6401632B2 (ja) 2015-02-27 2015-02-27 色域包含率情報生成装置および色域包含率情報生成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016163129A JP2016163129A (ja) 2016-09-05
JP6401632B2 true JP6401632B2 (ja) 2018-10-10

Family

ID=56845552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015038489A Active JP6401632B2 (ja) 2015-02-27 2015-02-27 色域包含率情報生成装置および色域包含率情報生成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6401632B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023111540A (ja) 2022-01-31 2023-08-10 ブラザー工業株式会社 印刷装置、その制御方法及びコンピュータプログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004166045A (ja) * 2002-11-14 2004-06-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd ディスプレイ原色設計装置及びディスプレイ原色設計方法
JP2005223666A (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置
JP2008104055A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Nippon Yunishisu Kk カラー画像入出力装置評価システム及びカラー画像入出力装置評価方法
JP4960932B2 (ja) * 2008-08-08 2012-06-27 株式会社リコー 色再現範囲評価法、色再現範囲評価装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016163129A (ja) 2016-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8711171B2 (en) Image processing apparatus, method, and storage medium for performing soft proof processing
JP4957676B2 (ja) 画像データ解析装置、画像データ解析方法、およびプログラム
JP2003078772A5 (ja)
KR101967416B1 (ko) 디스플레이 디바이스의 컬러 프로파일링을 위한 기법
EP1699035A1 (en) Display system
WO1999056088A1 (en) Method to estimate the white point on a display device
JP6229625B2 (ja) 色域変換装置、色域変換方法および色域変換プログラム
JP2019184308A (ja) 奥行推定装置およびそのプログラム、ならびに、仮想視点映像生成装置およびそのプログラム
JP2016178459A (ja) 色変換情報生成装置及びプログラム
JP6401632B2 (ja) 色域包含率情報生成装置および色域包含率情報生成方法
KR101279576B1 (ko) 디지털 영상 처리 장치에서의 파노라마 영상 생성 방법
US9293113B2 (en) Image processing apparatus and control method thereof
JP2009276391A (ja) 画像処理装置、画像表示システム、プログラム及び方法
KR20170139816A (ko) 실시간 영상 합성 방법
JP2019205104A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2019103008A (ja) プログラム、情報処理装置、および情報処理方法
JP7366689B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2019129525A (ja) 色域表示制御装置、色域表示情報生成装置、及びこれらのプログラム
JP2020088709A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
KR102465143B1 (ko) 사용자 편의를 위한 프로파일링 방법 및 장치
JP7427423B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP7125336B2 (ja) 色域表示制御装置、色域表示情報生成装置、及びこれらのプログラム
JP2006180063A (ja) 色処理方法および色処理装置
JP6320278B2 (ja) 色処理装置およびその方法
JP6560726B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171228

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20180427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180814

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6401632

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250